JP3331157B2 - コンデンサマイクロホン - Google Patents

コンデンサマイクロホン

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JP3331157B2
JP3331157B2 JP23348697A JP23348697A JP3331157B2 JP 3331157 B2 JP3331157 B2 JP 3331157B2 JP 23348697 A JP23348697 A JP 23348697A JP 23348697 A JP23348697 A JP 23348697A JP 3331157 B2 JP3331157 B2 JP 3331157B2
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雅幸 池富
章 本間
義一 林
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Rion Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/22Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only 
    • H04R1/222Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only  for microphones

Landscapes

  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動膜の固定構造
を改善したコンデンサマイクロホンに関する。
【0002】
【従来の技術】コンデンサマイクロホンは、原理的に構
造が簡単で、平坦で安定な周波数応答特性が得られるの
で、標準マイクロホンとして、また精密測定用マイクロ
ホンとして広く用いられている。コンデンサマイクロホ
ンでは、構造上、振動膜に安定した張力を与えておく必
要があるため、この部分には特に注意が払われている。
【0003】従来、図4に示すように、振動膜100は
ハウジング部材101の振動膜支持部101aに当接し
て張りわたされている。振動膜100は、予めリング部
材102の一端に張り渡された状態で、リング部材10
2と保持部材103との間に挟み込まれている。リング
部材102の内周に形成されたネジ部をハウジング部材
101の外周に形成されたネジ部に螺合し、ねじ込み深
さを調整することにより、振動膜100に所望の張力が
作用するようにしている。
【0004】そして、ナット部材104は、ハウジング
部材101とリング部材102との螺合の緩みを防止す
るためにハウジング部材101に螺合するものである。
従って、リング部材102の取付けに先立ちナット部材
104をハウジング部材101に螺合しておく。次に、
所定の張力が振動膜100に加わるように、リング部材
102をハウジング部材101に螺合する。そして、ナ
ット部材104を矢印方向に移動させて、リング部材1
02を押し上げた状態にする。これにより、リング部材
102とハウジング部材101との結合関係は安定確実
なものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコンデ
ンサマイクロホンでは、リング部材102のねじ込み深
さを調整して振動膜100に所定の張力を与えるもの
の、ナット部材104でリング部材102を押し上げて
しまうため、振動膜100の張力が変化してしまうとい
う問題がある。このような問題を解決するため、ナット
部材104による張力の変化を見越して、リング部材1
02のねじ込み深さを深めにしている。このような作業
では作業者の勘に頼る部分が多いので、作業の標準化が
困難で多くの工数が掛かるという問題が生じている。
【0006】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、組立が簡単で、振動膜に安定した所望の張力を
容易に与えることのできるコンデンサマイクロホンを提
供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、外周面にネジ部を形成したハウジング部材に、
内周面にネジ部を形成すると共に開口端部に振動膜を固
定したリング部材を螺合し、前記ハウジング部材の振動
膜支持部が前記振動膜と当接して所定の張力を前記振動
膜に与えるコンデンサマイクロホンにおいて、前記ハウ
ジング部材の端面と前記リング部材の下端面との間に、
ばね座金を設けるものである。
【0008】前記ばね座金は、周方向に等分に凸部と凹
部を備える波形ワッシャであるとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る
コンデンサマイクロホンの一部断面図の正面図、図2は
ばね座金の斜視図、図3はその他のばね座金の斜視図で
ある。
【0010】図1に示すように、本発明に係るコンデン
サマイクロホンは、ハウジング部材1、リング部材2、
振動膜3、保持部材4、背極部材5、絶縁部材6、ワッ
シャ7、バックリング8、電極9及びばね座金10など
から成る。ばね座金10は、ハウジング部材1とリング
部材2との螺合の緩みを防止するために設けるものであ
る。
【0011】ハウジング部材1は、略円筒形状をなし、
外周部にばね座金10を挟持する段部1aを有してい
る。また、ハウジング部材1の上端には、振動膜3を支
持するためのエッジ(振動膜支持部)1bが形成されて
いる。また、上端から所定部位までの外周面には、雄ね
じ1cが形成されている。
【0012】リング部材2は、円筒形状をなし、ハウジ
ング部材1に螺合すると下端面2aがハウジング部材1
の段部1aと対向する。また、リング部材2の内周面に
は、ハウジング部材1の雄ねじ1cと螺合する雌ねじ2
bが形成されている。
【0013】振動膜3は、例えば、チタニウムやステン
レス鋼などの箔によって形成されている。保持部材4
は、一端が閉じた扁平な円筒状部材の、その閉じた部分
に孔を開けて形成したものである。なお、リング部材2
及び保持部材4は、金属製である。
【0014】振動膜3の組付けは、先ずリング部材2の
上端開口部を振動膜3で被い、その上に保持部材4を載
せ、リング部材2と保持部材4で振動膜3を挟み込んで
振動膜3を保持している。必要に応じて、リング部材2
と保持部材4との間に接着剤を充填してもよい。
【0015】ばね座金10は、図2に示すように、円板
の中心に大径孔を形成した部材を周方向に沿って波形に
形成したもの(以下、波形ワッシャと呼ぶ)である。こ
の場合は、周方向に等分に凸部10aを3箇所、凹部1
0bを3箇所備えるように形成している。なお、凸部1
0a、凹部10bの数については、その他の数であって
もよい。
【0016】以上のように構成したコンデンサマイクロ
ホンの作用について説明する。予め背極部材5、絶縁部
材6、ワッシャ7、バックリング8及び電極9などが組
付けられたハウジング部材1の段部1aに波形ワッシャ
10を載置し、次いで振動膜3を保持部材4などで上端
開口部に固定したリング部材2を螺合する。ここで、ハ
ウジング部材1に対するリング部材2のねじ込み深さが
深いほど、振動膜3は、ハウジング部材1の振動膜支持
部1bによって押し上げられるので、振動膜3に作用す
る張力は大きくなる。
【0017】ねじ込み深さをどの程度にするか、即ち、
振動膜3にどの程度の張力を作用させるかは、外部の直
流電源(図示せず)によって振動膜3とハウジング部材
1との間に直流電圧を印加した状態下で、マイクロホン
に周波数と音圧レベルが既知の音圧を与えて、マイクロ
ホンの感度の周波数特性をモニターすることにより行
う。具体的には、振動膜3の共振によって起きる感度の
周波数特性のピークが所定の周波数範囲に入っているか
否かをモニターすることにより、振動膜3に与えている
張力が適性であるか否かを判断する。
【0018】図2に示す波形ワッシャ10の高さHは、
振動膜3を固定したリング部材2をハウジング部材1に
螺合し、振動膜3に所望の張力を与えたときのハウジン
グ部材1の段部1aとリング部材2の下端面2aとの距
離Dより僅かに高く設定している。
【0019】従って、振動膜3を固定したリング部材2
をハウジング部材1にねじ込むと、リング部材2の下端
面2aが波形ワッシャ10の3つの凸部10aに当接す
る。これにより、波形ワッシャ10の反発力がリング部
材2の下端面2aに、リング部材2を傾けることなく作
用するので、ハウジング部材1とリング部材2との螺合
結合を安定なものとする。
【0020】なお、上述の実施の形態においては、ばね
座金として波形ワッシャ10を使用した場合について説
明した。しかし、本発明はこれに限らず、振動膜3に所
定の張力が作用するように、リング部材2をハウジング
部材1にねじ込んだ場合に、リング部材2に反発力を作
用させるものであれば、その他の形状のばね座金を使用
してもよいことはいうまでもない。
【0021】この種のばね座金としては、例えば、さら
ばね座金(JIS)に準ずる形状を有するものでもよ
い。また、図3に示すように、さらばね座金(JIS)
に準ずる形状を有し、その径方向に複数のスリット15
aを形成したワッシャ15でもよい。
【0022】また、上述の実施の形態においては、直流
バイアス電圧を外部から供給する方式のコンデンサマイ
クロホンに本発明を適用した場合について述べた。しか
し、本発明はこれに限らず、背極部材の振動板と対向す
る面上にエレクトレットフィルムを配置した、いわゆる
エレクトレット型コンデンサマイクロホンにも適用でき
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、リ
ング部材をハウジング部材にねじ込むだけで、ばね座金
がハウジング部材とリング部材との螺合の緩みを防止し
て振動膜の張力調整を一段と容易に行うことができる。
【0024】また、ばね座金として周方向に等分に凸部
と凹部を備える波形ワッシャを用いると、リング部材と
ハウジング部材との螺合結合を一段と安定に保つことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンデンサマイクロホンの一部断
面図の正面図
【図2】ばね座金の斜視図
【図3】その他のばね座金の斜視図
【図4】従来のコンデンサマイクロホンの一部断面図の
正面図
【符号の説明】
1…ハウジング部材、1a…段部、1b…エッジ(振動
膜支持部)、1c…雄ねじ、2…リング部材、2a…下
端部、2b…雌ねじ、3…振動膜、4…保持部材、5…
背極部材、10…波形ワッシャ(ばね座金)、10a…
凸部、10b…凹部、15…ワッシャ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 松澤 福三郎 (56)参考文献 特開 昭58−207799(JP,A) 特開 昭61−63193(JP,A) 特公 昭46−39311(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 19/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面にネジ部を形成したハウジング部
    材に、内周面にネジ部を形成すると共に開口端部に振動
    膜を固定したリング部材を螺合し、前記ハウジング部材
    の振動膜支持部が前記振動膜と当接して所定の張力を前
    記振動膜に与えるコンデンサマイクロホンにおいて、前
    記ハウジング部材の段部と前記リング部材の下端面との
    間に、ばね座金を設けることを特徴とするコンデンサマ
    イクロホン。
  2. 【請求項2】 前記ばね座金は、周方向に等分に凸部と
    凹部を備える波形ワッシャである請求項1記載のコンデ
    ンサマイクロホン。
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JP5535975B2 (ja) * 2011-03-29 2014-07-02 株式会社オーディオテクニカ コンデンサマイクロホンユニット

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