JP2007078467A - 薄膜型圧力センサ - Google Patents

薄膜型圧力センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2007078467A
JP2007078467A JP2005265473A JP2005265473A JP2007078467A JP 2007078467 A JP2007078467 A JP 2007078467A JP 2005265473 A JP2005265473 A JP 2005265473A JP 2005265473 A JP2005265473 A JP 2005265473A JP 2007078467 A JP2007078467 A JP 2007078467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
diaphragm
receiving hole
type pressure
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005265473A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Iwamoto
貴宏 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP2005265473A priority Critical patent/JP2007078467A/ja
Publication of JP2007078467A publication Critical patent/JP2007078467A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 センサハウジングの締結時に生じる出力特性のバラツキを抑えられる薄膜型圧力センサを提供する。
【解決手段】 被取付部材に螺合するネジ部11を有するセンサハウジング10と、このネジ部11の内側に形成されるセンサ部収装穴16と、このセンサ部収装穴16に収められ圧力に応じて撓む金属製ダイヤフラム30と、このセンサ部収装穴16とこのダイヤフラム30の間に介装される絶縁材からなる隙間フィルム51と、このダイヤフラム30の歪みを検出する検出回路とを備える薄膜型圧力センサ1において、センサ部収装穴16の内径Dを、ダイヤフラム30のフランジ部33の外径に隙間フィルム51の2倍の厚さを加えた外径dより所定の隙間分だけ大きく形成し、センサハウジング10を締結するネジ部11の締め付け荷重によってダイヤフラム30のダイヤフラム部31に歪みが生じることを回避する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、流体圧力を測定する薄膜型圧力センサの改良に関するものである。
特許文献1には、被取付部材に螺合するネジ部を有する金属製センサハウジングと、このネジ部の内側に形成されるセンサ部収装穴と、このセンサ部収装穴に収められ圧力に応じて撓む金属製ダイヤフラムと、このセンサ部収装穴とこのダイヤフラムの間に介装される絶縁材からなる隙間フィルムと、このダイヤフラムの歪みを検出する検出回路とを備えるものが開示されている。
この場合、金属製センサハウジングと金属製ダイヤフラムの間が隙間フィルム等を介して絶縁され、金属製ダイヤフラムを検出回路のグランドに接続することにより、金属ダイヤフラムを経由して侵入してくる高周波ノイズが検出回路に侵入することが防止され、センサの出力特性が安定化する。
特開2001−27571号公報
このような従来の薄膜型圧力センサにあっては、図4に示すように、センサ部収装穴16の内径を、ダイヤフラム30のフランジ部33に介装された隙間フィルム51の外径より小さく形成していた。
しかしながら、この場合、ダイヤフラム30のフランジ部33がセンサ部収装穴16によって隙間フィルム51を介して圧縮されるため、センサハウジング10を締結するネジ部の締め付け荷重によってセンサハウジング10に歪みが生じると、ダイヤフラム30に歪みが生じ、センサ1の出力特性にバラツキが生じる可能性がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、センサハウジングの締結時に生じる出力特性のバラツキを抑えられる薄膜型圧力センサを提供することを目的とする。
本発明は、被取付部材に螺合するネジ部を有する金属製センサハウジングと、このネジ部の内側に形成されるセンサ部収装穴と、このセンサ部収装穴に収められ圧力に応じて撓む金属製ダイヤフラムと、このセンサ部収装穴とこのダイヤフラムの間に介装される絶縁材からなる隙間フィルムと、このダイヤフラムの歪みを検出する検出回路とを備える薄膜型圧力センサにおいて、センサ部収装穴の内径Dを、ダイヤフラムの外径に隙間フィルムの2倍の厚さを加えた外径dより所定の隙間分だけ大きく形成したことを特徴とするものとした。
本発明によると、このダイヤフラムの歪みを検出する検出回路とを備える薄膜型圧力センサにおいて、センサ部収装穴の内径Dを、ダイヤフラムに介装された隙間フィルムの外径dより大きく形成したことにより、センサハウジングを被取付部材に締結するネジ部の締め付け荷重によってダイヤフラムに歪みが生じることを回避し、センサの出力特性にバラツキが生じることを抑えられる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、薄膜型圧力センサ1は、流体圧力が作用するセンサ部20と、このセンサ部20を駆動してセンサ信号を出力するセンサ駆動部40と、このセンサ部20とセンサ駆動部40が収められるセンサハウジング10と、センサハウジング10の取付部を密封するOリング9とを備える。
センサハウジング10は中空の本体部15とネジ部11を有し、この本体部15にセンサ駆動部40とコネクタ8が収められ、このネジ部11にセンサ部20が収められる。
センサ駆動部40はセンサ出力を調整するキャリブレーション基板などの回路が設けられている。
センサハウジング10は流体管路などの図示しない被取付部材に取り付けられる。センサハウジング10はそのネジ部11が被取付部材のネジ穴に螺合し、本体部15の座面13が被取付部材に着座することにより、被取付部材に対して締結される。
ネジ部11の基端側に首部12が形成され、この首部12にOリング9が嵌められる。Oリング9は首部12と座面13の環状隅部と、被取付部材のネジ穴の開口端部に形成されるテーパ部との間に挟持され、センサハウジング10の取付部が密封される。
図2にも示すように、センサ部20は有底円筒状をした金属製ダイヤフラム30を備え、このダイヤフラム30は、流体圧力に応じて撓む薄肉円盤状のダイヤフラム部31と、このダイヤフラム部31の外周端部から円筒状に延びる円筒部32と、この円筒部32の外周面から環状に突出する環状フランジ部33を有する。
センサハウジング10のネジ部11の内側にはセンサ部収装穴16が形成され、このセンサ部収装穴16とダイヤフラム30との間に絶縁リング41と隙間フィルム51とバックアップリング45とOリング46と、円盤状のチョーク47がそれぞれ介装される。チョーク47の外周端部がセンサハウジング10のカシメ部18によってカシメ固定される。
Oリング46はバックアップリング45を介してフランジ部33に着座し、センサ部収装穴16と円筒部32との間を密封する。
チョーク47に開口したオリフィス48からダイヤフラム30内に流体圧力が導かれ、この流体圧力に応じてダイヤフラム部31が撓む変形をする。
ダイヤフラム部31の表面に絶縁層5を介してセンサ回路21が配設される。センサ回路21は複数の歪ゲージでブリッジ回路を組んだもので、流体圧力に応じてダイヤフラム部31が撓むと、これに応じて歪ゲージの抵抗が変化し、センサ回路21の出力電圧が変化するもので、これらにより流体圧力に応じた出力を取り出せる。
センサ部20は流体圧力に応じて撓むダイヤフラム部31の表面に図示しない絶縁層を介して歪ゲージおよび図示しない電極層等で構成されるセンサ回路21が設けられる。ダイヤフラム30はステンレス材を用い、研磨仕上げされたダイヤフラム部31の表面に絶縁層を構成する二酸化珪素(SiO2)膜を形成し、その上に歪ゲージを構成する珪素(Si)膜、電極層を構成するアルミニウム膜等を順次蒸着して形成し、微細加工を繰り返して膜を積み上げた構造となっている。
金属製ダイヤフラム30が金属製センサハウジング10に対して電気的に絶縁され、ダイヤフラム30をセンサ回路21のグランド側端子に接続する。これにより、センサ回路21をセンサハウジング10からの高周波ノイズに対して静電シールし、ダイヤフラム30を経由して侵入してくる高周波ノイズが検出回路に侵入することが防止され、センサ1の出力特性が安定化する。
絶縁リング41は例えばセラミック材などの絶縁材によって形成される。絶縁リング41はセンサ部収装穴16の段部17とダイヤフラム30のフランジ部33の間に介装される。絶縁リング41の内周面とダイヤフラム30の円筒部32の外周面の間には環状隙間43が形成される。
隙間フィルム51は例えばアラミド紙などの絶縁材によって形成される。隙間フィルム51はL字形断面をした環状に形成され、絶縁リング41とダイヤフラム30のフランジ部33の上側面の間に介在するフランジ部52と、センサ部収装穴16とダイヤフラム30のフランジ部33の外周面の間に介在する筒部53を有する。
絶縁リング45は例えばセラミック材などの絶縁材によって形成される。絶縁リング45はセンサ部収装穴16とダイヤフラム30のフランジ部33とOリング46との間に介装される。
そして本発明の要旨とするところであるが、図3に示すように、センサ部収装穴16の内径Dを、ダイヤフラム30のフランジ部33の外径に隙間フィルム51の2倍の厚さを加えた外径dより所定の隙間分だけ大きく形成する。
すなわち、ダイヤフラム30がセンサハウジング10のセンサ部収装穴16に隙間フィルム51を介して収められた組み付け状態において、ダイヤフラム30のフランジ部33がセンサ部収装穴16から隙間フィルム51を介して圧縮されないように構成する。
隙間フィルム51の厚さを例えば0.1mmとすると、センサ部収装穴16とダイヤフラム30のフランジ部33の間に例えば0.15mmの間隙が形成され、に0.5mmの隙間が空くようにする。
薄膜型圧力センサ1は以上のように構成されて、次に作用及び効果について説明する。
薄膜型圧力センサ1はセンサハウジング10のネジ部11が被取付部材のネジ穴に螺合し、本体部15の座面13が被取付部材に着座することにより、被取付部材に対して締結される。この締結時にセンサハウジング10に付与される締め付けトルクによってネジ部11に歪みが生じる。
本発明は、図3に示すように、センサ部収装穴16の内径Dを、ダイヤフラム30のフランジ部33に介装された隙間フィルム51の外径dより所定の隙間分だけ大きく形成しているため、ダイヤフラム30のフランジ部33がセンサ部収装穴16によって隙間フィルム51を介して圧縮されることが回避される。これにより、センサハウジング10を締結するネジ部11の締め付け荷重によってセンサハウジング10に歪みが生じても、ダイヤフラム30のダイヤフラム部31に歪みが生じることがなく、センサ1の出力特性にバラツキが生じることを抑えられる。
ダイヤフラム30は、流体圧力に応じて撓む薄肉円盤状のダイヤフラム部31と、このダイヤフラム部31の外周端部から円筒状に延びる円筒部32と、この円筒部32の外周面から環状に突出する環状のフランジ部33を有し、隙間フィルム51をこのフランジ部33の外周面とセンサ部収装穴16の間に介装し、センサ部収装穴16にはフランジ部33を挟持する絶縁リング41とバックアップリング45と、このバックアップリング45に着座するOリング46とをそれぞれ介装したため、センサハウジング10とダイヤフラム30間の絶縁と密封が両立して行える。
なお、隙間フィルム51はアラミド紙に限らず、他の紙やガラス繊維織物等を用いても良い。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の高圧対応圧力センサは、例えば油圧機械に取り付けられるもの、さらに他の機械、設備等に利用できる。
本発明の実施の形態を示す薄膜型圧力センサの断面図。 同じく薄膜型圧力センサの一部を拡大した断面図。 同じくセンサ部収装穴等の断面図。 従来例を示すセンサ部収装穴等の断面図。
符号の説明
1 薄膜型圧力センサ
10 センサハウジング
11 ネジ部
16 センサ部収装穴
20 センサ部
30 ダイヤフラム
31 ダイヤフラム部
32 円筒部
33 フランジ部
41 絶縁リング
45 バックアップリング
46 Oリング
51 隙間フィルム

Claims (2)

  1. 被取付部材に螺合するネジ部を有する金属製センサハウジングと、このネジ部の内側に形成されるセンサ部収装穴と、このセンサ部収装穴に収められ圧力に応じて撓む金属製ダイヤフラムと、このセンサ部収装穴とこのダイヤフラムの間に介装される絶縁材からなる隙間フィルムと、このダイヤフラムの歪みを検出する検出回路とを備える薄膜型圧力センサにおいて、
    前記センサ部収装穴の内径Dを、前記ダイヤフラムの外径に前記隙間フィルムの2倍の厚さを加えた外径dより所定の隙間分だけ大きく形成したことを特徴とする薄膜型圧力センサ。
  2. 前記ダイヤフラムは、流体圧力に応じて撓む薄肉円盤状のダイヤフラム部と、このダイヤフラム部の外周端部から円筒状に延びる円筒部と、この円筒部の外周面から環状に突出する環状のフランジ部を有し、
    前記隙間フィルムをこのフランジ部の外周面と前記センサ部収装穴の間に介装し、
    前記センサ部収装穴には前記フランジ部を挟持する絶縁リングとバックアップリングと、このバックアップリングに着座するOリングとをそれぞれ介装したことを特徴とする請求項1に記載の薄膜型圧力センサ。
JP2005265473A 2005-09-13 2005-09-13 薄膜型圧力センサ Pending JP2007078467A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005265473A JP2007078467A (ja) 2005-09-13 2005-09-13 薄膜型圧力センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005265473A JP2007078467A (ja) 2005-09-13 2005-09-13 薄膜型圧力センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007078467A true JP2007078467A (ja) 2007-03-29

Family

ID=37938953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005265473A Pending JP2007078467A (ja) 2005-09-13 2005-09-13 薄膜型圧力センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007078467A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168537A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Kayaba Ind Co Ltd 圧力センサ
CN107367257A (zh) * 2016-04-25 2017-11-21 Asm自动化传感器测量技术有限公司 传感器壳体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6148336A (ja) * 1984-08-16 1986-03-10 キヤノン株式会社 角膜形状測定装置
JP2001027571A (ja) * 1999-07-13 2001-01-30 Kayaba Ind Co Ltd 薄膜型センサ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6148336A (ja) * 1984-08-16 1986-03-10 キヤノン株式会社 角膜形状測定装置
JP2001027571A (ja) * 1999-07-13 2001-01-30 Kayaba Ind Co Ltd 薄膜型センサ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168537A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Kayaba Ind Co Ltd 圧力センサ
CN107367257A (zh) * 2016-04-25 2017-11-21 Asm自动化传感器测量技术有限公司 传感器壳体
CN107367257B (zh) * 2016-04-25 2021-01-15 Asm自动化传感器测量技术有限公司 传感器壳体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5712428A (en) Pressure sensor with a solid to minimize temperature-related measurement error
US10473546B2 (en) Hermetic pressure sensor having a bending part
US4617607A (en) High pressure capacitive transducer
JP3431603B2 (ja) 圧力センサ
US8443676B2 (en) Pressure sensor for hydraulic media in motor vehicle brake systems
US8365615B2 (en) Piezoelectric vibration type force sensor
JP2005221453A (ja) 圧力センサ
JP4909284B2 (ja) 加速度又は圧力測定用の接地絶縁された圧電型センサ
JP3325879B2 (ja) 相対圧センサ
JP3728438B2 (ja) 圧力測定装置
JP2007078467A (ja) 薄膜型圧力センサ
US20140102207A1 (en) Torque insensitive header assembly
US7428844B2 (en) Pressure sensor
CN106546376B (zh) 压力传感器
JP5276375B2 (ja) 圧力センサ
JP5689578B2 (ja) センサアセンブリおよびセンサアセンブリの使用
JP4414746B2 (ja) 静電容量型圧力センサ
WO2012063477A1 (ja) 圧力センサ
US9651440B2 (en) Passive pressure sensing using sensor with diaphragm separator
WO2019208127A1 (ja) 半導体装置及び電子機器
JP2001027571A (ja) 薄膜型センサ
GB2128806A (en) Pressure transducer
WO2019123853A1 (ja) 圧力センサ
JP2008116287A (ja) 圧力センサ
EP1552260B1 (en) Pressure sensor and production thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110830