JP4190792B2 - バルクコンテナおよびバルク荷卸し方法 - Google Patents

バルクコンテナおよびバルク荷卸し方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルクコンテナおよびバルク荷卸し方法に関し、詳しくは、一定の酸素濃度下で着火源が有ると爆発を生じる性質を有する可燃性固体、例えば、BPA(ビスフェノールAの略)を貨物として搬送するためのバルクコンテナ、およびバルク荷卸し方法に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、貨物を効率よく輸送するために輸送用コンテナが用いられている。輸送コンテナは、通常、略直方体の箱状に形成され、その長手方向端面に貨物の積み卸しをするための積み卸し口を備えている。
このようなコンテナを用いて樹脂ペレット等のバルク荷や粉粒体等の貨物を輸送する場合には、コンテナ内に直方体形状の袋体を収納し、この袋体に貨物を充填して輸送している。
【0003】
袋体への貨物の充填は、通常、積み卸し口の扉を開放した状態で行われていた。具体的には、コンテナ内に懸吊した袋体を膨らませて、その形状を緊縮手段等によりコンテナに対応した形状に保持しながら、袋体の頂面の積み卸し口側の端部に設けた投入口から粉粒体等を注入していた。また、荷卸しの際には、積み卸し口の扉を開放して、伸長度規制手段等により袋体の姿勢を保持しながら袋体の端部を積み卸し口から引き出し、袋体の底面に設けた排出口から粉粒体等を排出していた(特開昭63−294387号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記公報の技術は、貨物を容易に積み卸しできるという効果があるため、いかなる種類の貨物にも適用できれば好ましい。しかしながら、一定の酸素濃度下で着火源が有ると爆発を生じる危険で有害な物質をバルク収納・輸送として使用する場合には、外気に開放した状態もしくは、酸素と接触しやすい状態で、物質の収納・排出が行われるので、保存性・安全性の面で不具合がある。
【0005】
本発明の目的は、可燃性固体を収納する際に、保存性・安全性に優れたバルクコンテナ、およびバルク荷卸し方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達するために、本発明のバルクコンテナは、一定の酸素濃度下で着火源が有ると爆発を生じる性質を有する可燃性固体を搬送するバルクコンテナであって、箱形のコンテナ本体と、前記コンテナ本体に内蔵され前記可燃性固体が収納される袋体とを備え、前記袋体には、筒状の吐出部および袋体内部に不活性な気体を注入するための注入チューブが設けられ、前記コンテナ本体の内部には、前記注入チューブを収納する収納部が設けられ、前記収納部は、前記コンテナ本体の角隅部に上下方向に沿って形成されているとともに、上部に前記コンテナ本体の内面側に開口する収納口が、下部にかつ前記コンテナ本体の外壁側に外部に開口する取り出し口がそれぞれ設けられている、ことを特徴とする。
【0007】
ここで、袋体の材質は、成形性がよく、強度のあるものならば、任意の材質のものを採用できる。具体的には、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等である。袋体の形状は、特に制限はないが、スペースの有効利用という観点から、略直方体状が好ましい。
【0008】
不活性な気体とは、化学反応が、起こりにくい気体をいい、具体的には、例えば、窒素、二酸化炭素等、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン等の希ガスがある。安価であり、安全性の面から、窒素がより好ましい。
【0009】
このような本発明によれば、袋体にその内部に、不活性な気体を注入するための注入チューブが設けられていることにより、袋体内部へ不活性な気体を注入することができるから、袋体内部で、包装する物質が、変質したり、爆発することがないので、保存性・安全性を高めることができる。
【0010】
また、コンテナ本体に袋体を内蔵していることにより、外部からの衝撃等からバルク包装体および包装される可燃性固体を確実に保護することができる。
【0011】
また、コンテナ本体の内部には、注入チューブを収納する収納部が設けられていることにより、注入チューブの収納位置が確保されるから、チューブが押し潰されたりしないので、注入チューブが途中で塞がれることがない。
【0012】
本発明のバルクコンテナでは、前記コンテナ本体の内部角隅部にプレートが設けられていることが好ましい。
ここで、プレートの材質は、木材、金属、プラスチック等を採用でき、その形状は、ブロック状等を採用できる。
【0013】
これによれば、前記コンテナ本体の内部角隅部にプレートが設けられていることにより、排出時に収納物がその下角隅部に溜まることなく貨物排出口から確実に排出されるから、コンテナ本体内に残留する収納物の量を低減できる。
【0014】
本発明のバルクコンテナでは、三角形板状に形成され、かつその各辺縁がそれぞれ前記コンテナ本体の内部の底面、長手方向端面および側面に接するように傾斜配置されることが好ましい。
これによれば、このようにプレートを三角形板状に形成すると、三角錐のブロック状にした場合よりも少ない材料で簡単にプレートを形成できる。
【0015】
本発明のバルクコンテナでは、前記プレートは、いずれか一つの辺縁を軸に回動可能に取り付けられていることが好ましい。
これによれば、その表面がコンテナ本体の底面、長手方向端面および側面のいずれかに当接するまで回動させることによって折り畳むことができるため、バラ荷等の定形性を有する貨物を積む場合等にプレートを折り畳むようにすれば、コンテナ本体内のスペースを下角隅部まで有効利用できる。
【0016】
本発明のバルクコンテナでは、前記プレートの回動可能な軸が取り付けられていない二つの辺縁には、パッキンが設けられていることが好ましい。
ここで、パッキンの材質は、温度、腐食性など使用環境により材質は種々であるが、軟質金属、ゴム、コルク、フェルトなど軟らかい材質のものを採用できる。
【0017】
これによれば、前記プレートの辺縁に、パッキンが設けられていることにより、パッキンは、軟質の材料から構成されているので、袋体が、プレートに挟まっても噛み込まれて破れることがない。
【0018】
本発明のバルク荷卸し方法は、上述のバルクコンテナに、不活性な気体とともに荷積みされた可燃性固体を荷卸しするバルク荷卸し方法であって、前記袋体の吐出部を、投入ホッパ口の内面側に設けられた押さえ輪の内側を通して外側へ折り返し、この吐出部の折り返し屈曲部を押さえ輪と前記投入ホッパ口の内面側に設けられた係止部とで挟み込んで前記袋体の吐出部を、抜出装置に気密性を持たせて接続し、前記袋体内部から前記抜出装置を経て、受入設備ないしは貯蔵設備まで、不活性な気体の雰囲気下で前記可燃性固体をコンテナ本体外部に排出することを特徴とする。
【0019】
このような本発明によれば、前記袋体の排出口を抜出装置で受入設備ないしは貯蔵設備に気密性を持たせて接続し、前記袋体内部から前記抜出装置を経て、受入設備ないしは貯蔵設備まで、不活性な気体の雰囲気下で前記可燃性固体をコンテナ本体外部に排出することにより、酸素や人体に接触せずに排出、荷卸しをすることができるので、安全性に優れるバルク荷卸し方法とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1、2には、本発明の第1実施形態に係るバルクコンテナ10が示されている。バルクコンテナ10は、図1、2に示すように、炭素鋼からなる略直方体形状の箱形のコンテナ本体100と、コンテナ本体100に着脱自在に内蔵されたバルク包装体109とを備えている。
コンテナ本体100は、このコンテナ本体100の一方の長手方向端面の上部に設けられた貨物投入口101と、コンテナ本体100の一方の長手方向端面の下部に設けられた貨物排出口102と、コンテナ本体100の長手方向に沿った側面に設けられた一対の積み卸し口103、104とを備えている。
【0021】
貨物投入口101および貨物排出口102にはそれぞれ扉161、162が取り付けられ、これらの貨物投入口101および貨物排出口102を開閉できるようになっている。この貨物投入口101の頂面101Aは、コンテナ本体100の天井面100Aと面一になるように形成され、貨物排出口102の底面102Bは、コンテナ本体100の底面100Bと面一に形成されている。
【0022】
積み卸し口103、104はコンテナ本体100の側面の略全面に亘って形成され、これらの積み卸し口103、104を開閉するために、各一組の観音開き式の扉163、164、165、166が取り付けられている。これらの扉163〜166にはそれぞれ扉163〜166の回動を規制するためのかんぬき167が着脱自在に装着され、閉塞状態を維持できるようになっている。また、扉163、166には、ドアロック169も取り付けられており、扉163、166を固定することができる。
【0023】
コンテナ本体100の概略を示す図3に示すように、コンテナ本体100の貨物排出口102側の下角隅部100C、100Dにはそれぞれプレート200が設置され、このプレート200によって各下角隅部100C、100Dが内側から覆われている。
【0024】
プレート200は、図4にも示すように、三角形板状に形成され、その各辺縁201、202、203がそれぞれコンテナ本体100の底面100B、一方の長手方向端面100Eおよび側面100Fに接するように傾斜配置されている。コンテナ本体100の底面100Bに接する底面側辺縁201およびコンテナ本体100の一方の長手方向端面100Eに接する端面側辺縁202からなる角部204は、底面側辺縁201に垂直な三角形状に切り取られている。
【0025】
プレート200の端面側辺縁202は蝶番205を介してコンテナ本体100の長手方向端面100Eに回動可能に取り付けられ、プレート200を、端面側辺縁202を軸にしてその表面がコンテナ本体100の長手方向端面100Eに当接するまで回動させることで折り畳めるようになっている。また、プレート200の側面側辺縁203には、パッキン210が取り付けられ、袋体110を破損しないようになっている。ゴム製のパッキン210は、図5に示すように、中空の断面ハート形のクッション部211と、断面四角形とコ字形の連続した形状であり、側面側辺縁203に取り付けるための取り付け部212と、から構成されている。
【0026】
図2および図3に戻って、このようなコンテナ本体100の内部には、前述した袋体110を係止するための複数のフック168が取り付けられている。これらのフック168は、コンテナ本体100の各上角隅部と、コンテナ本体100の貨物排出口102とは反対側の二つの下角隅部と、これらの下角隅部の間の隅部と、コンテナ本体100の底面100Bのプレート200の角部204近傍(図4参照)と、貨物投入口101の頂面101Aと、貨物排出口102の各角隅部とに取り付けられ、これらのフック168に袋体110の各部を係止することにより、袋体110のずれを防止できるようになっている。
【0027】
また、図2では、図示を略したが、図3に示すように、収納部400が、コンテナ本体100の貨物投入口101および貨物排出口102が設けられている端面に対向する端面の角隅部に取り付けられている。収納部400は、図6に示すように、四角形の筒状の収納本体401と、コンテナ本体100の内面側を向いて、収納本体401の上部に形成されている収納口402と、収納本体401の下側にかつコンテナ本体100の外壁側に形成され、外部に開口する取り出し口403と、から構成されている。
【0028】
の取り出し口403は、上下もしくは水平方向に回動可能なハッチ404(図7参照)が取り付けられている。
【0029】
この収納部400は、後述する袋体110に設けられている注入チューブ170を収納するために用いられる。具体的には、注入チューブ170を収納口402に入れ、収納本体401の中を通して、取出口403から取り出し、図に示すようにハッチ404から注入チューブ170を外部に引き出すようにする。
【0030】
バルク包装体109は、図に示されるように、一定の酸素濃度下で着火源が有ると爆発を生じる性質を有する可燃性固体が収納される袋体110を備えている。袋体110にはその内部に、不活性な気体を注入するための注入チューブ170が設けられている。袋体110は、ポリエチレン製であり、折り畳みが自在であり、コンテナ本体100の内面に沿う略直方体形状に形成されている。袋体110は、貨物投入口101に接続される充填口120と、貨物排出口102に接続される吐出口130とを備えている。
【0031】
充填口120は、袋体110の一方の長手方向端面の上部に突設された円筒状部材である充填部140からなり、その先端部はコンテナ本体100の貨物投入口101に挿通される。充填口120の中間部分には、充填口120を開閉するための開閉紐301が取り付けられている。
【0032】
排出口である吐出口130は、袋体110の一方の長手方向端面の下部に突設されて貨物排出口102に挿通される略筒状部材である吐出部150からなる。この吐出部150は断面半円形の筒状に形成され、面状に形成された吐出部150の底部、つまり吐出口130の底面130Bが袋体110の底面110Bと面一になるように取り付けられている。吐出部150の中間部分には、吐出口130を開閉するための開閉紐302が取り付けられている。
【0033】
注入チューブ170は、袋体110と同じ材質で構成され、折り曲げ自在である。
【0034】
袋体110の一方の長手方向端面には、吐出部150を囲むように補強材としての補強シート303が外側から取り付けられ、吐出部150の袋体110側の一部分も囲んで覆っている。袋体110の他方の長手方向端面には、袋体110の床面部分を含む隅部に跨る帯状補強材305が外側から取り付けられている。また、袋体110のプレート200の底面側辺縁201が当接される部分にも補強材としての帯状補強材306が外側から取り付けられている。
【0035】
さらに、注入チューブ170は、実際は、袋体110に形成された孔(図示略)に対応するように、接続されている。注入チューブ170に対応する部分には、逆流防止シート314が、前述した袋体110に形成された孔の袋体110の内面側にヒートシールにより取り付けられ、これによって、注入チューブ170を用いて、袋体110外側より、不活性ガスを注入すると、逆流防止シート314が折れ曲がり、袋体110に注入することができ、逆に、粉体等が、この注入チューブ170から袋体110外側に流出されそうになると、逆流防止シート314が、孔を塞いであるので、袋体110外側に粉体等が、流出することはない。また、これらの補強シート303,帯状補強材305、306により、貨物の荷重による袋体110の伸びや破損を防止できるようになっている。
【0036】
このような袋体110の外表面には、コンテナ本体100内部のフック168に対応した位置に係止ロープ307が取り付けられている。この係止ロープ307をフック168に係止して袋体110の各部をコンテナ本体100内の各部に固定することにより、袋体110を正しい姿勢で保持できるようになっている。
【0037】
前述の構成のバルクコンテナ10は、排出設備を用いて内容物が排出される。内容物の排出の際には、本実施形態において、排出設備を構成するロータリ−バルブ装置500が用いられ、このロータリ−バルブ装置500は、図(側面図)および図10(正面図)に示すように、円筒状のケース本体501と、軸502と、インペラ503と、モータ504と、チェーン505と、供給管506と、換気ノズル507と、軸受ケース508と、を備えて構成される。
【0038】
ケース本体501上面には、投入ホッパ509が取り付けられている。この投入ホッパ509は、正面から見て約30度ほど傾斜し、ケース本体501に近づくにしたがって縮径する円形のテーパ状の部材である。詳しくは、図12に示されるように、投入ホッパ509は、上側を向いた投入ホッパ口509Aが、開口部側に外側に張り出すようにして形成されている。
【0039】
また、図9、10では省略していたが、図12に示されるように、投入ホッパ口509Aの内面に断面コ字形の押さえ輪510がコ字形の開口側が外側を向くように配置されている。押さえ輪510は、アルミニウム性またはステンレス製等の金属製の部材からなる。押さえ輪510の下面側の部分には、ゴムパッキン511が取り付けられ、袋体110の吐出部150が傷つかないように接触するようにしている。投入ホッパ口509Aの張り出した部分の内側面には、断面円形状でかつ、平面円環状の係止部512が設けられている。袋体110の吐出部150を投入ホッパ509に装着時には、ゴムパッキン511および係止部512で上下から挟み込むようにして、吐出部150を気密性を持たせて接続する。この係止部512は、丸棒を円環状に折り曲げ、投入ホッパ口509Aの内径と略同じ径を有するように構成されている。
【0040】
投入ホッパ口509Aの外面側には、数カ所、例えば7箇所に蝶番構造のクランプ513が設けられている。このクランプ513は投入ホッパ口509Aの外面側に固定されており、クランプ513の上側のフックを押さえ輪510の上側外周部に設けられた耳部510Aに掛けて緊縮する。
【0041】
また、図9、10に戻って、ケース本体501の円筒状の部分の中心部に、軸502が設けられている。軸502は、図10に示すように、ケース本体501を貫通して、両側に延びている。インペラ503は、軸502の周囲に等間隔に10枚取り付けられており、ケース本体501の円筒状の部分に収まる大きさである。インペラ503は、一枚一枚が、矩形状であり、ロータリーバルブ装置500の上下間の気体の流通を防止ないしは軽減しつつ、ロータリーバルブ装置500内に投入された内容物を供給管506に送り込む。
【0042】
モータ504は、一般的な工場用の電動のモータである。チェーン505は、一般的なチェーンであり、モータ504の回転を軸502に伝導する。供給管506は、ケース本体501の円筒状の部分の下側に設けられ、円筒状の部材の両端にフランジが設けられている。図示すように、供給管506は、ケース本体501の円筒状の部分に対応する部分は、インペラ503が回転可能なように、切り欠かれている。この供給管506により、両端のフランジにそれぞれ、ホース等が接続され、どちらかの圧力を高くすることによって、ロータリーバルブ装置500内に投入された内容物を移動させる。
【0043】
換気ノズル507は、図に示すように、ケース本体501の周面部に取り付けられ、ケース本体501の円筒状の部分の中心軸を通る水平線に対して、所定の角度に傾き、本実施形態では、約15度傾いている。換気ノズル507により、ロータリーバルブ装置500内に流入する気体の内圧が、調整される。さらに、軸502がケース本体501を貫通して、延びている部分には、図10に示すように、それぞれ軸受ケース508が設けられている。軸受ケース508は、軸受を内蔵し軸502を保持する。
【0044】
受入及び貯蔵設備5は、バルクコンテナ10およびフレキシブルコンテナバッグ540のいずれからでもサイロ590への受入ができるように構成されたものである。
【0045】
受入及び貯蔵設備5は、図11に示すように、バルクコンテナ10後部に取り付けもしくは地上に設けられたロータリーバルブ装置500と、調節弁521、521と、窒素源520と、受入流路を構成する輸送管530と、フレキシブル管531と、バグフィルタ561及びサイロ590と、フィルタ560と、ブロアー570と、冷却器580と、フレキシブルコンテナバッグ540と、ホッパ550と、ロータリーバルブ522、522とを備えて構成される。
【0046】
受入及び貯蔵設備5では、図11に示すように、調節弁521は、片方は、窒素源520とバルクコンテナ10との間に接続され、もう一つは、ロータリ−バルブ装置500と窒素源520との間に接続されている。フレキシブル管531は、ロータリーバルブ装置500と二箇所で接続され、その両端が、輸送管530の二箇所で接続されている。また、ホッパ550、ロータリーバルブ522、522の順に接続され、ロータリーバルブ522側が、輸送管530とフレキシブル管531とが接続されている二箇所の間の輸送管530に接続されている。さらに、輸送管530は、バグフィルタ561及びサイロ590、フィルタ560、ブロアー570、冷却器580の順に接続されている。
【0047】
調節弁521は、バルクコンテナ10内の圧力調整及びロータリ−バルブ装置500の軸受部加圧に用いられる。窒素源520は、窒素発生装置や窒素ボンベ等である。輸送管530は、ステンレス製やアルミニウム合金製の円筒状の配管である。フレキシブル管531は、ステンレス製及び樹脂製の可撓性を有する筒状の部材である。フレキシブルコンテナバッグ540は、不織布でできた頑丈な袋であり、一定の酸素濃度下で着火源が有ると爆発を生じる性質を有する可燃性固体としてのBPAの包装、開放が容易にできるものである。ホッパ550は、フレキシブルコンテナバッグ540内のBPAを投入するためのものである。
【0048】
ロータリーバルブ522は、ホッパ550に分けられた粒状のBPAを流量調節して、輸送管530に投入するためのものである。バグフィルタ561は、輸送管530内のBPAをサイロ590に投入後,排気中に同伴しないように分離し、フィルタ560は、未分離の同伴物がブロアー570に流入しないように取り除く働きをする。ブロアー570は、輸送管530内の窒素を循環させるために圧力を発生させる。冷却器580は、ブロアー570による圧縮で上昇した輸送管530内の窒素温度を低下させる。
【0049】
〈BPAの荷卸し〉
輸送されたBPAをバルクコンテナ10から卸す場合を図11を用いて説明する。バルクコンテナ10を輸送しているトラック等の後部にロータリーバルブ装置500を取り付ける。もしくは、トラック等を受入及び貯蔵設備5内のロータリーバルブ装置500の近くに隣接させる。貨物排出口102の扉162を開けて吐出部150を貨物排出口102から引き出す。
【0050】
吐出部150とロータリ−バルブ装置500の固定は、図12に示すように、袋体110の吐出部150をゴムパッキン511および係止部512で上下から挟み込んだ後、クランプ513のフックを耳部510Aに掛けて、押さえ輪510を押圧して、吐出部150を気密性を持たせて固定する。
【0051】
その後、開閉紐302を弛めて吐出部150の結束を解除する。この際、コンテナ本体100の貨物排出口102側とは反対側をジャッキ等の加力手段により持ち上げて、コンテナ本体100を貨物排出口102が下方になるように傾けた状態で吐出口130からBPAを排出する。
【0052】
具体的には、図2、12に示すように、吐出口130をロータリ−バルブ装置500に装着後、開閉紐302を弛めて結束を解除する。このロータリ−バルブ装置500は、フレキシブル管531が予め、供給管506の両端にそれぞれ接続されている。そして、フレキシブル管531を輸送管530に接続し、ハッチ404を開放し、注入チューブ170を取り出し、窒素源520に接続する。輸送管530内に窒素ガス供給後、バルクコンテナ10を約40度傾斜させる。窒素ガスの循環を開始し、輸送管530内の窒素ガス安定後、ロータリ−バルブ装置500を起動させる。
【0053】
この起動の際、図9、10に示すように、このロータリ−バルブ装置500内では、投入ホッパ509から投入されたBPAが、ケース本体501内で回転するインペラ503によって上下のガスの流通を防止ないしは軽減しつつ供給管506側まで、落下され、供給管506内のBPAは、フレキシブル管531、輸送管530内で循環する窒素ガスによって搬送され、輸送管530、バグフィルタ561を通って、サイロ590に貯蔵される。窒素ガスは、輸送管530をさらに循環し、フィルタ560でゴミやBPAが取り除かれ、ブロアー570、冷却器580によって、循環、調整される。
【0054】
BPAの排出・荷卸し完了後、窒素源520からの窒素ガス供給・循環停止し、ロータリ−バルブ装置500も停止させる。バルクコンテナ10を元の位置に戻し、注入チューブ170を結束し、窒素源520との接続を解除する。
【0055】
吐出部150を開閉紐302を締めて結束し、ロータリ−バルブ装置500のクランプ513を取り外し、吐出部150を投入ホッパ509から取り外す。吐出部150をバルクコンテナ10内に収納し、貨物排出口102を閉止、出車する。
【0056】
〈袋体110の後処理〉
BPA荷卸し後のバルクコンテナ10内の袋体110の後処理は、図13に示すような後処理設備7で行う。後処理設備7は、吸引ノズル601と、バグフィルタ561と、排気部602と、廃棄バッグ603と、除電棒604と、除電マット605と、作業台606と、ダンパ610と、逆止弁611とを含んで構成される。
【0057】
吸引ノズル601は、袋体110内の窒素ガス及びBPAを吸引し、その吸引速度はダンパ610により自在に変更が可能である。バグフィルタ561は、吸引ノズル601によって吸引された窒素ガス及びBPAを選別する。排気部602は、バグフィルタ561によって選別された窒素ガスを人体に影響がない安全な場所で排気する。
【0058】
廃棄バッグ603は、バグフィルタ561によって選別されたBPAを収容する。バグフィルタ561及び廃棄バッグ603から構成される設備に設けられた除電棒604及び除電マット605は、作業者自体の静電気を取り除き、BPAに静電気による着火がないようにする。作業台606は、無理な姿勢での作業をしないために、吸引ノズル601の取り付け・取り外し作業時の高さを調節する。
【0059】
実際の後処理作業は、以下のような手順で行う。まず、バルクコンテナ10をフォークリフトやトレーラ後進にて、後処理設備7に搬入する。バルクコンテナ10の貨物排出口102を開放し、吐出部150を引き出す。吐出部150を吸引ノズル601にゴムバンド等で固定し、取り付ける。バルクコンテナ10のハッチ404より操作して貨物排出口102と反対側の天井部のフック168を二箇所だけ結束を解除する。
【0060】
吐出部150の結束を解き、吐出部150の弛みを修正した後、吸引ブロア561Aを起動し、ダンパ610を開放し、袋体110内の窒素ガス及びBPAの吸引を開始する。吸引により収縮し始めた袋体110は、自重により、バルクコンテナ10の底面に落下する。袋体110が収縮しきったところで、吸引ブロア561Aを停止し、バルクコンテナ10の側面の扉を全開にし、バルクコンテナ10の前方から貨物排出口102に向けてたたみ込む。
【0061】
ダンパ610を閉止し、吐出部150を結束して吸引ノズル601より取り外し、袋体110を廃棄する。なお、袋体110及びBPAを収容した廃棄バッグ603は、産業廃棄物処理業者にて焼却処分する。
【0062】
上述のような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)袋体110内部に、注入チューブ170が設けられていることにより、袋体110内部へ窒素ガスを注入することができるから、袋体110内部で、包装するBPAが、酸素等と接触して爆発することがないので、保存性・安全性の優れるバルクコンテナ10とすることができる。
(2)コンテナ本体100の内部には、注入チューブ170を収納する収納部400が設けられていることにより、注入チューブ170の収納位置が確保されるから、チューブ170が押し潰されたりしないので、注入チューブ170が途中で塞がれることがない。
【0063】
(3)コンテナ本体100の内部角隅部100C、100Dにプレート200が設けられていることにより、排出時に収納物がその下角隅部100C、100Dに溜まることなく貨物排出口102から確実に排出されるから、コンテナ本体100内に残留する収納物の量を低減できる。
(4)プレート200を三角形板状に形成すると、ブロック状にした場合よりも少ない材料で簡単にプレート200を形成できる。
(5)プレート200の表面がコンテナ本体100の端面100Eに当接するまで回動させることによって折り畳むことができるため、バラ荷等の定形性を有する貨物を積む場合等にプレート200を折り畳むようにすれば、コンテナ本体100内のスペースを下角隅部100C、100Dまで有効利用できる。
【0064】
(6)プレート200の周囲に、パッキン210が設けられていることにより、パッキン210は、軟質の材料から構成されているので、袋体110が、プレート200に挟まっても噛み込まれて破れることがない。
(7)袋体110は、排出口である吐出口130を備え、この吐出口130をロータリーバルブ装置500に気密性を持たせて接続し、ロータリーバルブ装置500を受入及び貯蔵設備5に接続し、袋体110内部からロータリーバルブ装置500を経て、受入及び貯蔵設備5まで不活性な気体の雰囲気下で可燃性固体であるBPAを排出、搬送することができるから、酸素や人体に接触せずに排出、荷卸しをすることができるので、安全性に優れるバルク荷卸し方法とすることができる。
【0065】
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態を説明する。なお、以下の説明では既に説明した部分、部材と同一のものは同一符号を付してその説明を簡略する。
【0066】
本発明の第2実施形態に係る客先での受入及び貯蔵設備6は、図14に示すように、第1実施形態に係る図11の受入及び貯蔵設備5とは、フレキシブル管531及びロータリ−バルブ装置500を用いずに、チョークバルブ装置630を用いている点、窒素源520、調節弁521、521をバルクコンテナ10にのみ接続している点、ホッパ550、ロータリーバルブ522、522が地下に設けられて輸送管530に接続されている点、が異なる。
【0067】
チョークバルブ装置630は、ロープ、スリーブ弁等を用いて同心円状に全閉、全開をするバルブであり、通常の他のバルブよりも密閉性を確保できるという利点もある。本実施形態では、公知のチョークバルブを採用している。
チョークバルブ装置630は、下側にチョークバルブ管631を備えている。チョークバルブ管631は、地面に対して垂直な方向に向いているが、チョークバルブ装置630は、バルクコンテナ10の傾斜角度に合わせて垂直方向に対して所定角度、バルクコンテナ10の方向に傾斜している。チョークバルブ管631の外径は、約300mmである。なお、チョークバルブ装置630とチョークバルブ管631が接続している面のチョークバルブ装置630の外径は約350mmである。
【0068】
ホッパ550は、本実施形態では、排出したBPAを輸送管530に投入するために用いている。ホッパ550の上面に、ホッパ口551が設けられている。ホッパ口551は上面側が開口している。ホッパ口551は、ホッパ550の平面中心部からずれた部分を中心としている。チョークバルブ管631の外径は、ホッパ口551の内径よりも小さい。さらにホッパ口551には、ホッパ口551の閉塞およびチョークバルブ管631との接続のためのホッパチューブ552が設けられている。ホッパチューブ552は、可撓性のある部材である。
荷卸しの際には、このホッパ口551およびホッパチューブ552にチョークバルブ管631を差し込む。荷卸し以外の貯蔵等している場合には、ホッパチューブ552は、袋等で閉塞されている。
【0069】
受入及び貯蔵設備6の構成が異なるために、第1実施形態とは、〈袋体110の後処理〉は同様であるが、〈BPAの荷卸し〉の手順が異なる。以下、図14を主に用いて、〈BPAの荷卸し〉の手順を説明する。
【0070】
〈BPAの荷卸し〉
バルクコンテナ10を輸送しているトラック等を、受入及び貯蔵設備6内に停車し、貨物排出口102の扉162を開けて吐出部150を貨物排出口102から引き出し、貨物排出口102にチョークバルブ装置610を取り付ける。
【0071】
吐出部150をチョークバルブ装置630と接続する。その後、開閉紐302を弛めて吐出部150の結束を解除する。さらに、チョークバルブ装置630は閉じたままで、袋等で閉塞されているチョークバルブ管631の閉塞を解除する。その後、閉塞を解除したチョークバルブ管631にホッパチューブ552をかぶせるようにして、接続し、チョークバルブ管631とホッパチューブ552との気密性を保つようにする。そして、チョークバルブ管631とホッパチューブ552との気密性を確認した後、チョークバルブ装置630を解放する。この際、コンテナ本体100の貨物排出口102側とは反対側をジャッキ等の加力手段により持ち上げて、コンテナ本体100を貨物排出口102が下方になるように傾けた状態(地面に対して約35度)でチョークバルブ装置630を開放し、吐出口130からBPAを排出する。このコンテナ本体100の傾斜角度を上げていき、ほとんどのBPAの排出が終わるまでに、コンテナ本体100の傾斜は、地面に対して約45度になる。
【0072】
ハッチ404を開放し、注入チューブ170を取り出し、窒素源520に接続する。輸送管530内に窒素ガス供給後、バルクコンテナ10を約40度傾斜させる。窒素ガスの循環を開始し、輸送管530内の窒素ガス安定させる。
【0073】
バルクコンテナ10から排出されたBPAは、チョークバルブ装置630を解放後、ホッパ550、ロータリーバルブ522、522を通り、窒素ガスが循環している輸送管530、さらにバグフィルタ561を通って、サイロ590に貯蔵される。窒素ガスは、輸送管530をさらに循環し、フィルタ560でゴミやBPAが取り除かれ、ブロアー570、冷却器580によって、循環、調整される。
【0074】
BPAの排出・荷卸し完了後、窒素源520からの窒素ガス供給・循環停止し、チョークバルブ装置630を閉止する。吐出部150を開閉紐302を締めて結束し、吐出部150とチョークバルブ装置630の接続を解除した後、バルクコンテナ10を元の位置に戻し、注入チューブ170を結束し、窒素源520との接続を解除する。吐出部150をバルクコンテナ10内に収納し、チョークバルブ装置630を取り外し、貨物排出口102を閉止、出車する。
【0075】
上述のような本実施形態によれば、前述の第1実施形態の効果に加えて次のような効果がある。
(8)吐出部150をチョークバルブ装置630と接続していることにより、排出開始時、排出中に停止する場合、排出終了時等に、チョークバルブ装置630の閉止により袋体110内部の気密保持や、排出の中断が確実に行える。
(9)地下に、吐出部150とチョークバルブ装置630を用いて接続するホッパ550があることにより、BPAの自重による落下で、BPAを排出できるので、より一層、バルクコンテナ10内のBPAの残留物を少なくすることができる。
【0076】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
前記実施形態では、プレート200を三角形の板状に形成したが、これに限定されず、例えば、コンテナ本体の下角隅部に対応した三角錐ブロック状に形成してもよい。
【0077】
また、プレートは、コンテナ本体の底面側の辺縁を軸に回動可能に取り付けてもよく、側面側辺縁を軸に回動可能に取り付けてもよく、さらには、コンテナ本体に対して着脱自在に設置してもよい。
さらに、プレート200の角部204は貨物排出口102の開口端に接続されていたが、プレートの角部は貨物排出口の開口端に達していなくてもよい。
そして、可燃性固体として、BPAを包装・荷卸し、をしたが、これに限られず、他の危険・有害な物質も本実施形態に適用できる。
【0078】
また、不活性な気体として、窒素を用いていたが、これに限られず、二酸化炭素等、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン等を使用することもできる。
【0079】
さらに、吐出部150を前記各実施形態では、図12に示したような構成で、投入ホッパ509を用いて、固定したが、これに限られず、図15に示されるように、直接、円形状の投入口515よりも内側に吐出部150が回り込むようにしてのロータリ−バルブ装置500の投入口515とアタッチメント516によって挟み込むことによって固定してもよい(第1の変形例)。
【0080】
また、図12に示されるように、クランプ513は、蝶番構造のものであったが、これに限られず、図16に示されるように、上下を締め付ける構造のクランプ623にしてもよい。この場合、このクランプ623は、投入ホッパ口509Aの外面側に固定されており、投入ホッパ口509A外面側を上下から締め付けている(第2の変形例)。
その他、本発明を実施する際の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲内で他の構造等としてもよい。
【0081】
【発明の効果】
本発明のバルクコンテナでは、袋体内部へ不活性な気体を注入することができるから、袋体内部で、包装する物質が、変質したり、爆発することがないので、保存性・安全性の優れるバルクコンテナとすることができる。また、コンテナ本体に袋体を内蔵していることにより、外部からの衝撃等からバルク包装体および包装される可燃性固体を確実に保護することができる。
【0082】
本発明のバルク荷卸し方法では、袋体の排出口を排出流路で貯蔵設備に接続し、排出流路に不活性な気体を流通させて可燃性固体をコンテナ本体外部に排出することにより、排出流路に可燃性固体を排出するだけで、貯蔵設備まで可燃性固体を搬送することができるから人体に接触せずに排出、荷卸しをすることができるので、安全性に優れるバルク荷卸し方法とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のバルクコンテナを示す斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施形態のバルクコンテナを示す断面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態のコンテナ本体を示す斜視図である。
【図4】 本発明の第1実施形態のプレートを示す斜視図である。
【図5】 本発明の第1実施形態のパッキンを示す斜視図である。
【図6】 本発明の第1実施形態の収納部を示す斜視図である。
【図7】 本発明の第1実施形態のハッチを示す図である。
【図8】 本発明の第1実施形態の袋体を示す斜視図である。
【図9】 本発明の第1実施形態のロータリーバルブ装置を示す側面図である。
【図10】 本発明の第1実施形態のロータリーバルブ装置を示す正面図である。
【図11】 本発明の第1実施形態の受入及び貯蔵設備を示す図である。
【図12】 本発明の第1実施形態のロータリーバルブ装置取付部分を示す断面図である。
【図13】 本発明の第1実施形態の後処理設備を示す概略図である。
【図14】 本発明の第2実施形態の受入及び貯蔵設備を示す概略図である。
【図15】 本発明のロータリーバルブ装置取付部分の第1の変形例を示す断面図である。
【図16】 本発明のロータリーバルブ装置取付部分の第2の変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
5,6 受入及び貯蔵設備
7 後処理設備
10 バルクコンテナ
100 コンテナ本体
100C 下角隅部
100D 下角隅部
100E 長手方向端面
100F 側面
109 バルク包装体
110 袋体
130 吐出口
170 注入チューブ
200 プレート
201 底面側辺縁
202 端面側辺縁
203 側面側辺縁
210 パッキン
400 収納部
404 ハッチ
500 ロータリーバルブ装置
530 輸送管
590 サイロ

Claims (6)

  1. 一定の酸素濃度下で着火源が有ると爆発を生じる性質を有する可燃性固体を搬送するバルクコンテナであって、
    箱形のコンテナ本体と、前記コンテナ本体に内蔵され前記可燃性固体が収納される袋体とを備え、
    前記袋体には、筒状の吐出部および袋体内部に不活性な気体を注入するための注入チューブが設けられ、
    前記コンテナ本体の内部には、前記注入チューブを収納する収納部が設けられ、
    前記収納部は、前記コンテナ本体の角隅部に上下方向に沿って形成されているとともに、上部に前記コンテナ本体の内面側に開口する収納口が、下部にかつ前記コンテナ本体の外壁側に外部に開口する取り出し口がそれぞれ設けられている、ことを特徴とするバルクコンテナ。
  2. 請求項1に記載のバルクコンテナにおいて、
    前記コンテナ本体の内部角隅部にプレートが設けられていることを特徴とするバルクコンテナ。
  3. 請求項2に記載のバルクコンテナにおいて、
    前記プレートは、三角形板状に形成され、かつその各辺縁がそれぞれ前記コンテナ本体の内部の底面、長手方向端面および側面に接するように傾斜配置されることを特徴とするバルクコンテナ。
  4. 請求項3または請求項4に記載したバルクコンテナにおいて、
    前記プレートは、いずれか一つの辺縁を軸に回動可能に取り付けられていることを特徴とするバルクコンテナ。
  5. 請求項4に記載のバルクコンテナにおいて、
    前記プレートの回動可能な軸が取り付けられていない一つの辺縁には、パッキンが設けられていることを特徴とするバルクコンテナ。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のバルクコンテナに、不活性な気体とともに荷積みされた可燃性固体を荷卸しするバルク荷卸し方法であって、
    前記袋体の吐出部を、投入ホッパ口の内面側に設けられた押さえ輪の内側を通して外側へ折り返し、この吐出部の折り返し屈曲部を押さえ輪と前記投入ホッパ口の内面側に設けられた係止部とで挟み込んで前記袋体の吐出部を、抜出装置に気密性を持たせて接続し、
    前記袋体内部から前記抜出装置を経て、受入設備ないしは貯蔵設備まで、不活性な気体の雰囲気下で前記可燃性固体をコンテナ本体外部に排出することを特徴とするバルク荷卸し方法。
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