JPH10338357A - 貨物投入方法および貨物投入装置 - Google Patents

貨物投入方法および貨物投入装置

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JPH10338357A
JPH10338357A JP9150825A JP15082597A JPH10338357A JP H10338357 A JPH10338357 A JP H10338357A JP 9150825 A JP9150825 A JP 9150825A JP 15082597 A JP15082597 A JP 15082597A JP H10338357 A JPH10338357 A JP H10338357A
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謙三 菅
Yoshikatsu Nakanishi
芳勝 中西
Masanobu Yamada
正信 山田
Setsuo Kuwabara
節夫 桑原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンテナ内の袋体に貨物を簡単に投入できる貨
物投入方法を提供する。コンテナ周囲の汚染および不純
物の混入を防止できる貨物投入装置を提供する。 【解決手段】コンテナ本体10に内蔵された袋体15内
に貨物を充填するための貨物投入方法において、袋体1
5の一方の長手方向端面の上部に設けられてコンテナ本
体10の外部に引き出された充填口16から貨物投入装
置2を用いて貨物を袋体15内へ空気により圧送する。
この装置2は、貨物を袋体15内に送り込む内管51と
この内管51に外挿されかつ袋体15に密着して接続さ
れる外管52とを含む投入ノズル3を備え、外管52お
よび内管51の間から袋体15内の空気を回収可能に構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨物投入方法およ
び貨物投入装置に関し、詳しくは、箱状のコンテナ本体
に内蔵された袋体内にバルク荷や粉粒体等の貨物を充填
するための貨物投入方法および貨物投入装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、貨物を効率よく輸送するために
略直方体の箱状のコンテナが用いられている。このコン
テナを用いて樹脂ペレットや飼料等の貨物を輸送する場
合には、一般に、コンテナ内に略直方体形状の袋体を収
納し、この袋体に貨物を充填して輸送している。この場
合、袋体にできる限り多くの貨物を投入するために、袋
体に設けた充填口をコンテナのドアから引き出して、こ
の充填口から投入ホースを袋体の最奥部まで挿入し、こ
の投入ホースを順次充填口側に引き寄せながら貨物を充
填する方法が用いられていた(特開昭63−29438
7号公報)。この袋体には、充填口とは別に空気排出口
が設けられ、貨物の充填により袋体内から押し出された
空気をこの空気排出口から排出するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方法では、貨物の
充填状態を確認しながら投入ホースを引き寄せなければ
ならないため、貨物の投入に熟練を要するうえに手間が
かかっていた。一方、貨物の充填によって袋体内から押
し出された空気は空気排出口から屋外に排出されるの
で、排気に含まれる貨物を回収することができず、コン
テナ周囲が汚染されるという問題があった。また、空気
排出口を介して袋体内が屋外に開放されるので、袋体内
に不純物が混入して貨物が汚染されるおそれがあった。
【0004】本発明の第一の目的は、コンテナに内蔵さ
れた袋体に貨物を簡単に投入できる貨物投入方法を提供
することにある。本発明の第二の目的は、貨物の投入に
よるコンテナ周囲の汚染および貨物への不純物の混入を
防止できる貨物投入装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、箱状のコンテ
ナ本体に内蔵された略直方体形状の袋体内に貨物を充填
するための貨物投入方法であって、袋体は、一方の長手
方向端面の上部にコンテナ本体の外部に引き出された充
填口を備え、この充填口から前記貨物を前記袋体内へ圧
送することを特徴とする。ここで、貨物は、樹脂ペレッ
ト等のバルク荷、穀物や飼料等の粉粒体を含み、定形性
を備えていない貨物全般を含む。また、貨物の袋体内へ
の圧送は、各種ガス、例えば、空気、窒素等により行う
ことができる。
【0006】本発明では、貨物を袋体内へ圧送するの
で、圧送速度や圧送圧力を変えるだけで、袋体内におけ
る貨物の移動距離、つまり貨物の投入位置を調節できる
ようになる。従って、貨物の充填状態に応じて圧送速度
を調節して貨物の投入位置を調節すれば、袋体内に平均
的に貨物を堆積させることができるので、袋体内の空間
を無駄にすることなく貨物を簡単に充填できる。
【0007】この場合、袋体の頂面は、その頂面のレベ
ルまで貨物が堆積するまで、つまり貨物によって覆われ
るまで露出したままにされるので、この頂面に向けて貨
物を圧送すると、長期にわたって貨物が頂面に直接衝突
するようになり、この衝撃によって袋体が伸びたり破損
したりするおそれが生じる。このような貨物の衝撃によ
る袋体の破損を防止するためには、前述した貨物は袋体
の頂面を除く面に向けて圧送することが望ましい。
【0008】さらには、貨物を袋体の他方の長手方向端
面に向けてその長手方向端面に直接衝突しない圧送速度
で圧送を開始し、袋体の他方の長手方向端面が貨物によ
り覆われた後、貨物の圧送速度を圧送開始時よりも高速
にすることが好ましい。このようにすると、圧送開始時
には貨物が袋体の長手方向端面に直接衝突することがな
いうえに、圧送速度を高速にしてからは、貨物は袋体内
に堆積した貨物に衝突するので、圧送による衝撃が直接
袋体に加わることがないから袋体の破損や伸びを確実に
防止できる。また、圧送速度を高速にすることによって
充填速度を速くできるから、貨物の投入にかかる時間を
短縮できる。
【0009】一方、本発明は、箱状のコンテナ本体に内
蔵された略直方体形状の袋体内に貨物を充填するための
貨物投入方法であって、袋体は、一方の長手方向端面の
上部にコンテナ本体の外部に引き出された充填口を備
え、コンテナ本体の充填口側の長手方向端部が上方にな
るようにコンテナ本体を傾けた状態で、貨物を充填口か
ら袋体内へ注入することを特徴とする。
【0010】本発明では、コンテナ本体をその充填口側
の長手方向端部が上方になるように傾けるので、コンテ
ナ本体を傾けた状態においては、充填口がコンテナ本体
の最上部、つまり袋体の最上部に位置するようになる。
従って、充填口から貨物を注入すると、貨物は、袋体の
最下部となる他方の長手方向端部から順に袋体の最上部
となる充填口に向かって充填されるので、袋体内に平均
的に貨物を堆積させることができるから、袋体内の空間
を無駄にすることなく貨物を効率よく簡単に充填でき
る。
【0011】一方、本発明は、箱状のコンテナ本体に内
蔵された袋体内に貨物を充填するための貨物投入装置で
あって、袋体に接続されて貨物を袋体内に送り込む投入
ノズルを備え、この投入ノズルは、一端が袋体内に挿入
されかつ貨物を袋体内に送り込む内管と、この内管に外
挿されかつ袋体に密着して接続される外管とを備え、こ
れらの外管および内管の間から袋体内の空気を回収可能
に構成されていることを特徴とする。
【0012】本発明においては、投入ノズルが内管およ
び外管からなる二重管構造を有し、袋体内の空気を外管
および内管の間から回収するように構成されているの
で、内管を通じて袋体内に貨物を投入すると、この貨物
の投入により袋体内から押し出された空気やこの押し出
された空気中に含まれる貨物が、外管および内管の間の
空間を通じて回収されるようになるから、排気によるコ
ンテナ本体の周囲の汚染を確実に防止できる。また、外
管は袋体に密着して接続されているため、袋体内部と外
部とが確実に遮断されるから、外部の不純物が貨物に混
入するのを確実に防止できるうえに、排気を漏れなく回
収できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
〔第一実施形態〕以下、本発明の第一実施形態を図面に
基づいて説明する。図1および図2には、本実施形態の
輸送コンテナ1が示されている。輸送コンテナ1は、炭
素鋼からなる略直方体形状の箱形のコンテナ本体10
と、このコンテナ本体10の一方の長手方向端面の上部
に設けられた貨物投入口11と、コンテナ本体10の一
方の長手方向端面の下部に設けられた貨物排出口12
と、コンテナ本体10の長手方向に沿った側面に設けら
れた一対の積み卸し口13,14と、コンテナ本体10
に着脱自在に内蔵された袋体15(図1では図示省略)
とを備えている。本実施形態のコンテナ本体10は、例
えば、20ft海上コンテナを改造することにより形成
でき、これによると、20ft海上コンテナの規格を満
足できるので、20ft海上コンテナ標準品と同様の取
扱いが可能になり、海上輸送および陸上輸送の両方に用
いることができる。
【0014】貨物投入口11および貨物排出口12には
それぞれ扉21,22が取り付けられ、これらの扉2
1,22を回動させることにより、貨物投入口11およ
び貨物排出口12を開閉できるようになっている。この
貨物投入口11の頂面11Aは、コンテナ本体10の天
井面10Aと面一になるように形成され、貨物排出口1
2の底面12Bは、コンテナ本体10の底面10Bと面
一に形成されている。積み卸し口13,14はコンテナ
本体10の側面の略全面に亘って形成され、これらの積
み卸し口13,14を開閉するために、各一組の観音開
き式の扉23,24,25,26が取り付けられてい
る。これらの扉23〜26にはそれぞれ扉23〜26の
回動を規制するためのかんぬき27が着脱自在に装着さ
れ、閉塞状態を維持できるようになっている。
【0015】図3に示すように、コンテナ本体10の貨
物排出口12側の下角隅部10C,10Dにはそれぞれ
スペーサ30が設置され、このスペーサ30によって各
下角隅部10C,10Dが内側から覆われている。スペ
ーサ30は、図4にも示すように、三角形板状に形成さ
れ、その各辺縁31,32,33がそれぞれコンテナ本
体10の底面10B、一方の長手方向端面10Eおよび
側面10Fに接するように傾斜配置されている。コンテ
ナ本体10の底面10Bに接する底面側辺縁31および
コンテナ本体10の一方の長手方向端面10Eに接する
端面側辺縁32からなる角部34は、貨物排出口12の
開口端に接続されている。具体的には、スペーサ30
は、その角部34が貨物排出口12の底面12B側の角
隅部に当接するように設置されている。
【0016】スペーサ30の端面側辺縁32は丁番35
を介してコンテナ本体10の長手方向端面10Eに固定
され、スペーサ30を、端面側辺縁32を軸にしてその
表面がコンテナ本体10の長手方向端面10Eに当接す
るまで回動させることで折り畳めるようになっている。
また、スペーサ30の各辺縁31,32,33にはアー
ル加工が施され、袋体15を破損しないようになってい
る。
【0017】図2および図3に戻って、このようなコン
テナ本体10の内部には、前述した袋体15を係止する
ための複数のフック28が取り付けられている。これら
のフック28は、コンテナ本体10の各上角隅部と、コ
ンテナ本体10の貨物排出口12とは反対側の二つの下
角隅部と、これらの下角隅部の間の隅部と、コンテナ本
体10の底面10Bのスペーサ30近傍(図4参照)
と、貨物投入口11の頂面11Aと、貨物排出口12の
各角隅部とに取り付けられ、これらのフック28に袋体
15の各部を係止することにより、袋体15のずれを防
止できるようになっている。
【0018】袋体15は、図5に示すように、樹脂ペレ
ット等のバルク荷、穀粉や飼料等の粉粒体を充填するた
めのものであり、ポリエチレン等の樹脂を筒状に成形し
て両端部をそれぞれ接着等により塞いだ構造を備えてい
る。なお、袋体15は布により形成してもよい。この袋
体15は、コンテナ本体10の内面に沿う略直方体形状
に形成され、貨物投入口11に接続される充填口16
と、貨物排出口12に接続される吐出口17とを有して
構成されている。
【0019】充填口16は、袋体15の一方の長手方向
端面の上部に突設された円筒状の充填部18からなり、
この充填部18はコンテナ本体10の貨物投入口11に
挿通される。充填部18の中間部分には充填口16を開
閉するための開閉紐41が取り付けられている。吐出口
17は、袋体15の一方の長手方向端面の下部に突設さ
れて貨物排出口12に挿通される吐出部19からなる。
この吐出部19は断面半円形の筒状に形成され、面状に
形成された吐出部19の底部、つまり吐出口17の底面
17Bが袋体15の底面15Bと面一になるように取り
付けられている。吐出部19の中間部分には、吐出口1
7を開閉するための開閉紐42が取り付けられている。
【0020】袋体15の一方の長手方向端面には、吐出
部19を囲むように補強シート43が取り付けられ、袋
体15の他方の長手方向端面には、袋体15の下角隅部
を含む隅部に跨る補強シート44および帯状の補強材4
5が外側から取り付けられている。また、袋体15のス
ペーサ30の底面側辺縁31が当接される部分にも帯状
の補強材46が取り付けられている。これらの補強シー
ト43,44および補強材45,46により、貨物の荷
重による袋体15の伸びや破損を防止できるようになっ
ている。
【0021】このような袋体15の外表面には、コンテ
ナ本体10内部のフック28に対応した位置に係止ロー
プ47が取り付けられている。この係止ロープ47をフ
ック28に係止して袋体15の各部をコンテナ本体10
内の各部に固定することにより、袋体15を正しい姿勢
で保持できるようになっている。
【0022】このような輸送コンテナ1の袋体15内に
バルク荷等の貨物を充填する際には、図6に示すような
貨物投入装置2を用いる。この貨物投入装置2は、袋体
15の充填部18に接続される二重管構造の投入ノズル
3を有して構成されている。投入ノズル3は、一端が充
填口16から袋体15内に挿入される内管51と、この
内管51に外挿された外管52とを備えている。内管5
1は、内部に貨物を流通させて袋体15内に送り込むた
めのものであり、その他端はロータリーバルブ(図示省
略)を介して貨物を入れたサイロやホッパー等(図示省
略)に接続されている。これにより、貨物をサイロ等か
ら内管51を通じて袋体15内まで空気輸送できるよう
になっている。
【0023】外管52は、内管51の袋体15側(一端
側)の端部に、内管51の一端が外管52から突出する
ように外挿されている。この外管52の袋体15側の端
部は、外管52内部と袋体15内とが連通するように充
填口16に密着して挿入されている。一方、外管52の
袋体15側とは反対側の端面は内管51を除いた部分が
塞がれ、これにより外管52と内管51との間の空間は
外部と遮断されている。この外管52には排気管53が
接続され、袋体15内の空気を外管52と内管51との
間の空間を通じて排気管53から回収できるようになっ
ている。また、外管52は、図7にも示すように、楕円
形の断面形状を備え、これにより、外管52の内部空間
を十分に確保しつつ、断面形状円形にした場合よりも袋
体15への充填量を多くすることができる。つまり、投
入ノズル3を用いて貨物を充填した場合、貨物は外管5
2の下端の高さレベルまでしか充填できないから、外筒
52を楕円筒状に形成して外筒52の下端の高さレベル
を高くすることで袋体15への充填量を多くできる。
【0024】このように構成された本実施形態において
は、次のような手順で各種貨物の積み卸しを行う。バル
ク荷等の貨物を輸送コンテナ1に積み込む場合、予め袋
体15をコンテナ本体10内に取り付けておく。すなわ
ち、積み卸し口13,14の扉23〜26を開放した状
態で、コンテナ本体10のスペーサ30を回動させて各
辺縁31,33をコンテナ本体10の底面10Bおよび
側面10Fに当接させ、コンテナ本体10の下角隅部1
0C,10Dを覆う。このコンテナ本体10内に袋体1
5を搬入し、その係止ロープ47をそれぞれコンテナ本
体10の各フック28に係止し、袋体15の吐出部19
側の下角隅部をスペーサ30の表面に沿わせる。
【0025】また、吐出部19の開閉紐42を締め付け
て吐出口17を閉塞しておき、充填部18を貨物投入口
11に挿通してその開閉紐41を解いて充填口16を開
放しておく。そして、図8に示すように、貨物投入装置
2の投入ノズル3を袋体15の充填口16に挿入してそ
の外管52の外表面を充填部18に密着させて固定す
る。この際、内管51の一端の開口が袋体15の他方の
長手方向端面に向くように投入ノズル3を固定する。
【0026】次いで、貨物排出口12の扉22および積
み卸し口13,14の扉23〜26を閉じた状態で、貨
物投入装置2により貨物を充填口16から注入する。す
なわち、貨物投入装置2のロータリーバルブ(図示省
略)を運転させて貨物を空気によって圧送する。これに
より、サイロ等の貨物は、内管51を介して充填口16
から袋体15内へ空気輸送される。すると、内管51の
開口は袋体15の他方の長手方向端面に向いているた
め、貨物は袋体15の他方の長手方向端面に向けて圧送
される。この際、貨物の圧送は、貨物が袋体15の他方
の長手方向端面に直接衝突しない圧送速度で開始し、袋
体15の他方の長手方向端面が貨物により覆われてから
圧送開始時よりも高速にする。また、貨物を袋体15内
に空気輸送すると、袋体15内の空気が一部の貨物とと
もに押し出され、外管52および内管51の間を通じて
排気管53に導入されて回収される。
【0027】圧送の際には、前述した圧送速度の調節に
加えて、貨物が袋体15内に平均的に堆積するように圧
送速度を変える。すなわち、圧送速度を上げると貨物は
袋体15内の奥の部分、つまり他方の長手方向端面側の
部分に堆積するようになり、圧送速度を下げると、貨物
は袋体15内の手前側の部分、つまり一方の長手方向端
面側の部分(充填口16側の部分)に堆積するようにな
る。この貨物の圧送速度はロータリーバルブのロータの
回転速度等を変えることにより調節できる。
【0028】例えば、貨物として、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチレン等の樹脂ペレット(直径およ
び長さ数mmの円柱形状,密度約1g/cm3 )を充填
する場合、樹脂ペレットの飛距離と空送空気の流速(圧
送速度)とは、図9に示すように、比例する。従って、
コンテナ本体10を前述した20ftコンテナを用いて
構成した場合には、コンテナ本体10の長手方向寸法が
約6mになるので、空送空気の流速を25m/秒程度と
することで、樹脂ペレットの飛距離は6m前後になり、
樹脂ペレットを効率よく充填できる。このとき、排気空
気の流速は、6m/秒程度になる。なお、貨物を圧送す
る前に、投入ノズル3の内管51や外管52を通じて袋
体15内に空気を注入して袋体15を膨らませておいて
もよい。
【0029】このようにして貨物を袋体15の上部ま
で、具体的には、貨物を投入ノズル3と略同高さレベル
まで充填したら、充填部18の開閉紐41を締めて充填
口16を閉塞し、充填部18を貨物投入口11からコン
テナ本体10内に押し込んで、貨物投入口11の扉21
を閉める。
【0030】また、貨物を輸送コンテナ1から卸す場
合、図10に示すように、貨物排出口12の扉22を開
けて吐出部19を貨物排出口12から引き出し、開閉紐
42を弛めて吐出口17から袋体10内の貨物を排出す
る。この際、コンテナ本体10の貨物排出口12側とは
反対側をジャッキ等の加力手段39により持ち上げて、
コンテナ本体10を貨物排出口12が下方になるように
傾けた状態で貨物を排出する。すると、吐出口17の底
面は袋体15の底面15Bと面一であるため、その境界
部分に貨物が溜まることなく排出される。また、袋体1
5の吐出口17側の下角隅部はスペーサ30に沿わされ
ているので、貨物はスペーサ30の表面に沿って吐出口
17に導かれ、その下角隅部に滞留することなく排出さ
れる。さらに、袋体15は、係止ロープ47を介してコ
ンテナ本体10の各部に固定されているため、コンテナ
本体10を傾けても袋体15はそのままの姿勢でコンテ
ナ本体10からずれることなく保持される。このため、
袋体15にはほとんど皺が発生しないから、皺による貨
物の滞留を防止できる。
【0031】一方、各種荷姿のバラ荷等の定形性を有す
る貨物を輸送コンテナ1に積み卸しする場合には、スペ
ーサ30を回動させてその表面がコンテナ本体10の底
面10Bに沿うように倒しておく。バラ荷等の貨物の積
み卸しはコンテナ本体10の積み卸し口13,14から
行う。この際、貨物のコンテナ本体10内における配置
に応じて積み卸し口13,14を選択して貨物の搬入お
よび搬出を行う。また、コンテナ本体10の下角隅部や
スペーサ30上にも貨物を配置してコンテナ本体10内
の空間を有効に利用する。なお、定形性を有する貨物の
積み卸しにはフォークリフトを用いてもよい。
【0032】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。すなわち、貨物を空気によって袋体1
5内へ圧送するので、圧送速度を変えるだけで、袋体1
5内における貨物の移動距離、つまり貨物の投入位置を
調節できるようになる。従って、貨物の充填状態に応じ
て圧送速度を調節して貨物の投入位置を調節すれば、袋
体15内に平均的に貨物を堆積させることができるの
で、袋体15内の空間を無駄にすることなく貨物を簡単
に充填できる。
【0033】また、貨物を袋体15の他方の長手方向端
面に向けて圧送するため、袋体15のうち、貨物によっ
て覆われにくい頂面に圧送された貨物が直接衝突するこ
とがなくなるから、袋体15の伸びや破損を防止でき
る。
【0034】さらに、貨物を袋体15の他方の長手方向
端面に直接衝突しない圧送速度で圧送を開始し、袋体1
5の他方の長手方向端面が貨物により覆われた後、貨物
の圧送速度を圧送開始時よりも高速にするため、圧送開
始時には貨物が袋体15の長手方向端面に直接衝突する
ことがないうえに、圧送速度を高速にしてからは、貨物
は袋体15内に堆積した貨物に衝突するので、圧送によ
る衝撃が直接袋体15に加わることがないから袋体15
の破損や伸びを確実に防止できる。また、圧送速度を高
速にすることによって充填速度を速くできるから、貨物
の投入にかかる時間を短縮できる。
【0035】そして、貨物投入装置2の投入ノズル3は
内管51および外管52からなる二重管構造を有し、袋
体15内の空気を外管52および内管51の間から回収
するように構成されているので、貨物の投入により袋体
15内から押し出された空気およびこの空気中に含まれ
る貨物を外管52および内管51の間の空間を通じて回
収できるから、排気による輸送コンテナ1の周囲の汚染
を確実に防止できる。また、外管52は袋体15に密着
して接続されているため、袋体15内部と外部とが確実
に遮断されるから、外部の不純物が貨物に混入するのを
確実に防止できるうえに、排気を漏れなく確実に回収で
きる。
【0036】そして、コンテナ本体10の長手方向端面
の上部に貨物投入口11が設けられているので、この貨
物投入口11から貨物を投入することで、積み卸し口1
3,14を閉塞したままの状態でコンテナ本体10の上
部まで貨物を充填できる。また、コンテナ本体10の長
手方向端面の下部に貨物排出口12が設けられているの
で、この貨物排出口12から貨物を排出することで、積
み卸し口13,14を閉塞したままコンテナ本体10内
部の貨物を排出できる。このように積み卸し口13,1
4を閉塞した状態で貨物の投入および排出を行えるた
め、投入および排出の際に積み卸し口13,14から荷
崩れが生じることがなくなる。従って、荷崩れを防止す
るための緊結手段等を省略できるから、輸送コンテナ1
の構造を簡略化できる。
【0037】また、コンテナ本体10の側面に積み卸し
口13,14が設けられているので、この積み卸し口1
3,14からバラ荷等の定形性を有する貨物を積み卸し
できるから、定形性を有する貨物を積載するコンテナに
兼用できる。さらに、積み卸し口13,14はコンテナ
本体10の長手方向に沿った側面に設けられているの
で、貨物の積み卸しにあたっても、貨物を積み卸し口1
3,14からコンテナ本体10内の所定位置まで移動さ
せる際の貨物の移動距離を短くできるから、コンテナ本
体10内の如何なる部分に対しても貨物を容易に積み卸
しできる。
【0038】さらに、積み卸し口13,14はコンテナ
本体10の側面の略全面に設けられているため、貨物の
コンテナ本体10内での移動距離をより短くできるの
で、貨物の積み卸し作業を一層容易化できる。また、二
つの積み卸し口13,14をコンテナ本体10の側面の
略全面に設け、各積み卸し口13,14を大きく形成し
たので、形状の複雑な貨物や大型の貨物でも簡単に積み
卸しできるうえに、フォークリフトによる荷役を容易に
行うことができる。
【0039】そして、貨物排出口12の底面12Bをコ
ンテナ本体10の底面10Bと面一にして段差が生じな
いようにしたので、コンテナ本体10を傾けて貨物を排
出する場合に、コンテナ本体10の底面10B上に堆積
した貨物を貨物排出口12から効率よく円滑に排出でき
るうえに、貨物排出口12の底面12Bとコンテナ本体
10の底面10Bとの境界部分等に貨物が溜まることが
ないからコンテナ本体10内部に残留する貨物を少なく
できる。また、コンテナ本体10の貨物排出口12側の
下角隅部10C,10Dにはスペーサ30が設置されて
いるので、これらの下角隅部10C,10Dはスペーサ
30によって覆われるようになる。従って、排出時に貨
物がそれらの下角隅部10C,10Dに溜まることなく
貨物排出口12から確実に排出されるから、コンテナ本
体10内に残留する貨物の量を低減できる。
【0040】さらに、スペーサ30を三角形板状に形成
したため、ブロック状にした場合よりも少ない材料で簡
単にスペーサ30を形成できる。そして、スペーサ30
の底面側辺縁31および端面側辺縁32からなる角部3
4は貨物排出口12の開口端に接続されているため、コ
ンテナ本体10を傾けたときに、コンテナ本体10の底
面10Bにおいてスペーサ30の角部34と貨物排出口
12との間に段差が生じることがなくなるから、貨物の
滞留を防止できる。従って、コンテナ本体10の底面1
0B上の貨物をスペーサ30の表面に沿って貨物排出口
12まで確実に導くことができるため、貨物の残留を一
層低減できる。
【0041】そして、スペーサ30は、コンテナ本体1
0の長手方向端面10Eに接する端面側辺縁32を軸に
回動可能に設けられているので、折り畳むことができる
から、定形性を有する貨物を積む場合等にスペーサ30
を折り畳むようにすれば、コンテナ本体10内のスペー
スをスペーサ30を設置した下角隅部まで有効利用でき
る。また、スペーサ30を折り畳んだときに、コンテナ
本体10の底面10Eに段差が形成されないので、貨物
を確実かつ円滑に排出できる。
【0042】さらに、コンテナ本体10内に袋体15を
収納したので、貨物によるコンテナ本体10内部の汚染
を防止できるので、コンテナ本体10の洗浄の手間を簡
略化できる。また、種類の異なる貨物を充填する場合に
は袋体15を取り替えるだけでよいから、貨物の切り替
えを簡単かつ低コストに行える。さらに、袋体15は貨
物投入口11および貨物排出口12にそれぞれ接続され
る充填口16および吐出口17を有するので、貨物投入
口11からの貨物の投入および貨物排出口12からの貨
物の排出を円滑に行える。
【0043】そして、吐出口17の底面17Bは袋体1
5の底面15Bと面一に形成されているので、コンテナ
本体10を傾けて貨物を排出するときに、袋体15の底
面15B上に堆積した貨物を吐出口17から効率よく排
出できるうえに、吐出口17の底面17Bと袋体15の
底面15Bとの境界部分に貨物が溜まることがないから
袋体15内部に残留する貨物の量を低減できる。
【0044】〔第二実施形態〕本実施形態の輸送コンテ
ナおよび貨物投入装置は、前記第一実施形態の輸送コン
テナおよび貨物投入装置と略同様な構成を備え、貨物の
投入方法が異なるのみであるので、同一部分には同一符
号を付して詳しい説明は省略し、以下には異なる部分の
みを詳述する。バルク荷等の貨物を輸送コンテナ1に積
み込む場合、図11に示すように、前記第一実施形態と
同様にして予め袋体15をコンテナ本体10内に取り付
けておく。
【0045】そして、輸送コンテナ1を、図12に示す
ように、貨物の入ったサイロ61の下方に配置し、図1
1にも示すように、コンテナ本体10の充填口16側の
長手方向端部が上方になるようにコンテナ本体10を傾
ける。この際、コンテナ本体10は、その充填口16側
の端部をジャッキ等によって持ち上げることにより傾け
てもよく、或いは、充填口16側の端部をクレーン等に
よって吊り上げて傾けてもよい。このようにコンテナ本
体10を傾けても、袋体15は、係止ロープ47(図5
参照)を介して各部でコンテナ本体10のフック28
(図3参照)に固定されているので、ほとんどずれるこ
とはない。この後、投入ノズル3を袋体15の充填口1
6に挿入し、内管51の一端の開口が袋体15の他方の
長手方向端面の下端、つまり下隅部に向くように投入ノ
ズル3を固定する。
【0046】そして、この内管51の他端とサイロ61
とを、輸送管62等を介して連結する。この輸送管62
の中間部分には、輸送管62を流通する貨物の流量を一
定に維持するための定量バルブ63が設けられ、充填す
る貨物の量をバルブ63を開放する時間で制御できるよ
うになっている。本実施形態では、予め、定量バルブ6
3により制御される貨物の流量と、袋体15に充填する
貨物の量とから、定量バルブ63を開放する時間を求め
ておく。
【0047】次いで、投入ノズル3の内管51或いは外
管52を通じて袋体15内に空気を注入して膨らませ
る。この空気の吹き込み速度は、袋体15の膨らましが
1分〜5分で完了するように設定する。続いて、定量バ
ルブ63を開き、サイロ61に入った貨物を、輸送管6
2および内管51を通じて充填口16から袋体15内
に、一定の流量で注入する。本実施形態では、前記第一
実施形態のロータリーバルブ(図示省略)を用いない
で、貨物を自然落下により袋体15内に充填する。する
と、貨物は、最下部となる袋体15の他方の長手方向端
面側の下隅部から順に堆積し、最上部となる充填口16
近傍まで均一に充填される。
【0048】バルブ63の開放時間が予め求めておいた
所定の時間に達し、貨物が袋体15の最上部となる充填
口16の手前まで充填されたら、定量バルブ63を閉状
態とし、輸送管62を閉塞して貨物の充填を終了する。
次いで、充填口16から投入ノズル3を取り外し、充填
部18の開閉紐41(図5参照)を締めて充填口16を
閉塞し、充填部18を貨物投入口11からコンテナ本体
10内に押し込んで、貨物投入口11の扉21を閉め
る。そして、コンテナ本体10を元の水平な状態に戻
し、そのまま輸送或いは保管する。
【0049】このような本実施形態によれば、前記第一
実施形態と同様な作用、効果を奏することができる他、
以下のような効果がある。すなわち、コンテナ本体10
をその充填口16側の長手方向端部が上方になるように
傾けるので、コンテナ本体10を傾けた状態において
は、充填口16がコンテナ本体10の最上部、つまり袋
体15の最上部に位置するようになる。従って、充填口
16から貨物を注入すると、貨物は、袋体の最下部とな
る他方の長手方向端部から順に袋体の最上部となる充填
口に向かって充填されるので、袋体15内に平均的に貨
物を堆積させることができるから、袋体15内の空間を
無駄にすることなく貨物を効率よく簡単に充填できる。
また、サイロ61および投入ノズル3の間に定量バルブ
63を設け、貨物の注入量を時間で制御するようにした
ので、貨物の充填量を容易かつ正確に制御できる。
【0050】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を
含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
すなわち、貨物の充填による袋体の破損を防止するため
に、コンテナ本体の内面に緩衝用パッドを取り付けても
よく、或いは、袋体を二重構造にしてもよい。また、輸
送コンテナを傾斜させて貨物を投入する場合には、コン
テナ本体の他方の長手方向端面が底部になるため、この
部分を厚板化して補強してもよい。
【0051】そして、前記各実施形態では、吐出口17
の底面17Bを平坦にするために吐出部19を半円形断
面の筒状に形成したが、例えば、矩形等の多角形断面の
筒状に形成してもよく、その形状はとくに限定されな
い。しかし、貨物を円滑に排出するためには、吐出口の
底面が袋体の底面と面一になるように面状に形成されて
いることが好ましく、吐出口の底面の幅は広い方が好ま
しい。
【0052】前記各実施形態では、スペーサ30を三角
形の板状に形成したが、これに限定されず、例えば、コ
ンテナ本体の下角隅部に対応した三角錐ブロック状に形
成してもよい。また、スペーサ30の角部34は貨物排
出口12の開口端に接続されていたが、スペーサの角部
は貨物排出口の開口端に達していなくてもよい。さら
に、スペーサはコンテナ本体に対して着脱自在に設置し
てもよい。
【0053】前記第二実施形態では、輸送管62に定量
バルブ63を設けて貨物の充填量を制御するようにした
が、貨物の充填量を制御する構成は、定量バルブ63を
用いた構成に限定されない。例えば、図13に示すよう
に、輸送管62に開閉手段71およびこの開閉手段71
の開閉操作を行う油圧シリンダ等のアクチュエータ72
を設けるとともに、輸送コンテナ1の重量を計測するた
めの計量計73を設置し、計量計73の重量センサ73
Aとアクチュエータ72とを接続して、輸送コンテナ1
の重量に応じて開閉手段71を開閉するようにしてもよ
い。この場合、重量センサ73Aの測定値が、輸送コン
テナ1単独の重量に対して充填する貨物の重量を加えた
値になると、アクチュエータ72が作動し、開閉手段7
1により輸送管62が閉塞される。
【0054】或いは、図14に示すように、サイロ61
の内部の貨物の重量を測定するための計量計74を設置
し、その重量センサ74Aとアクチュエータ72とを接
続して、サイロ61の貨物の重量に応じて開閉手段71
を開閉するようにしてもよい。この場合、重量センサ7
4Aの測定値が、貨物の充填を開始してから、充填する
貨物の重量分減少すると、重量センサ74Aからの信号
によってアクチュエータ72が作動し、開閉手段71に
よって輸送管62が閉塞される。
【0055】さらには、図15に示すように、袋体15
内の貨物の上面の高さレベルを測定するレベル計75を
設置し、このレベル計75とアクチュエータ72とを接
続して、堆積した貨物の高さレベルに応じて開閉手段7
1を開閉するようにしてもよい。この場合、所定の高さ
レベルまで貨物が充填されると、レベル計75からの信
号によりアクチュエータ72が作動して、開閉手段71
が閉状態とされて輸送管62が閉塞される。
【0056】また、図16に示すように、アクチュエー
タ72を自動的に制御する機構は省略してもよく、貨物
の充填状態を観察してアクチュエータ72を作動させる
ことで、開閉手段71により輸送管62を閉塞するよう
にしてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
貨物を空気によって袋体内へ圧送するので、圧送速度を
変えるだけで、袋体内における貨物の移動距離、つまり
貨物の投入位置を調節できるようになる。従って、貨物
の充填状態に応じて圧送速度を調節して貨物の投入位置
を調節すれば、袋体内に平均的に貨物を堆積させること
ができるので、袋体内の空間を無駄にすることなく貨物
を簡単に充填できる。
【0058】また、本発明によると、コンテナ本体をそ
の充填口側の長手方向端部が上方になるように傾けるの
で、コンテナ本体を傾けた状態においては、充填口がコ
ンテナ本体の最上部、つまり袋体の最上部に位置するよ
うになる。従って、充填口から貨物を注入すると、貨物
は袋体の最下部から順に最上部に向かって充填されるの
で、袋体内に平均的に貨物を堆積させることができるか
ら、袋体内の空間を無駄にすることなく貨物を簡単に充
填できる。
【0059】さらに、本発明によれば、貨物投入装置の
投入ノズルが内管および外管からなる二重管構造を有
し、袋体内の空気を外管および内管の間から回収するよ
うに構成されているので、貨物の投入により袋体内から
押し出された空気およびこの空気中に含まれる貨物を外
管および内管の間の空間を通じて回収できるから、排気
によるコンテナ本体の周囲の汚染を確実に防止できる。
また、外管は袋体に密着して接続されているため、袋体
内部と外部とが確実に遮断されるから、外部の不純物が
貨物に混入するのを確実に防止できるうえに、排気を漏
れなく確実に回収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態を示す斜視図。
【図2】前記第一実施形態の輸送コンテナを示す断面
図。
【図3】前記第一実施形態のコンテナ本体を示す斜視
図。
【図4】前記第一実施形態のスペーサを示す図。
【図5】前記第一実施形態の袋体を示す斜視図。
【図6】前記第一実施形態の投入ノズルを輸送コンテナ
に装着した状態を示す斜視図。
【図7】前記第一実施形態の投入ノズルを示す断面図。
【図8】前記第一実施形態の輸送コンテナに貨物を投入
する状態を示す断面図。
【図9】前記第一実施形態の樹脂ペレットの飛距離と空
送空気の流速との関係を示すグラフ。
【図10】前記第一実施形態の輸送コンテナから貨物を
排出する状態を示す斜視図。
【図11】本発明の第二実施形態の輸送コンテナに貨物
を充填する状態を示す断面図。
【図12】前記第二実施形態の輸送コンテナに貨物を充
填する状態を示す模式図。
【図13】本発明の輸送コンテナに貨物を充填する他の
状態を示す模式図。
【図14】本発明の輸送コンテナに貨物を充填するさら
に他の状態を示す模式図。
【図15】本発明の輸送コンテナに貨物を充填する別の
状態を示す模式図。
【図16】本発明の輸送コンテナに貨物を充填するさら
に別の状態を示す模式図。
【符号の説明】
1 輸送コンテナ 2 貨物投入装置 3 投入ノズル 10 コンテナ本体 11 貨物投入口 12 貨物排出口 13,14 積み卸し口 15 袋体 16 充填口 17 吐出口 30 スペーサ 51 内管 52 外管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状のコンテナ本体に内蔵された略直方
    体形状の袋体内に貨物を充填するための貨物投入方法で
    あって、 前記袋体は、一方の長手方向端面の上部に前記コンテナ
    本体の外部に引き出された充填口を備え、 この充填口から前記貨物を前記袋体内へ圧送することを
    特徴とする貨物投入方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した貨物投入方法におい
    て、前記貨物は前記袋体の頂面を除く面に向けて圧送す
    ることを特徴とする貨物投入方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した貨物投入方法におい
    て、前記貨物を前記袋体の他方の長手方向端面に向けて
    その長手方向端面に直接衝突しない圧送速度で圧送を開
    始し、 前記袋体の他方の長手方向端面が前記貨物により覆われ
    た後、前記貨物の圧送速度を圧送開始時よりも高速にす
    ることを特徴とする貨物投入方法。
  4. 【請求項4】 箱状のコンテナ本体に内蔵された略直方
    体形状の袋体内に貨物を充填するための貨物投入方法で
    あって、 前記袋体は、一方の長手方向端面の上部に前記コンテナ
    本体の外部に引き出された充填口を備え、 前記コンテナ本体の前記充填口側の長手方向端部が上方
    になるように前記コンテナ本体を傾けた状態で、前記貨
    物を前記充填口から前記袋体内へ注入することを特徴と
    する貨物投入方法。
  5. 【請求項5】 箱状のコンテナ本体に内蔵された袋体内
    に貨物を充填するための貨物投入装置であって、 前記袋体に接続される投入ノズルを備え、 この投入ノズルは、一端が前記袋体内に挿入されかつ前
    記貨物を前記袋体内に送り込む内管と、この内管に外挿
    されかつ前記袋体に密着して接続される外管とを備え、 これらの外管および内管の間から前記袋体内の空気を回
    収可能に構成されていることを特徴とする貨物投入装
    置。
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