JP2001225893A - 輸送コンテナ - Google Patents

輸送コンテナ

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JP2001225893A JP2000039475A JP2000039475A JP2001225893A JP 2001225893 A JP2001225893 A JP 2001225893A JP 2000039475 A JP2000039475 A JP 2000039475A JP 2000039475 A JP2000039475 A JP 2000039475A JP 2001225893 A JP2001225893 A JP 2001225893A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋体に貨物が充填された状態において、積み
卸し口の扉をあけても、袋体が積み卸し口から外側へ膨
出するのを規制する輸送コンテナを提供する。 【解決手段】 略直方体形状の箱形のコンテナ本体10
と、このコンテナ本体に内蔵され貨物を充填するための
袋体とを備えた輸送コンテナにおいて、コンテナ本体の
長手方向に沿った側面には積み卸し口13,14が設け
られ、この積み卸し口には扉23〜26が開閉可能に設
けられているとともに、その扉が開放されたときに袋体
が積み卸し口から外へ膨出するのを規制するベルト51
が着脱可能に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸送コンテナに関
する。詳しくは、樹脂ペレット等のバルク荷、飼料等の
粉粒体等の貨物の輸送に用いる輸送コンテナに関する。
【0002】
【背景技術】従来より、貨物を効率よく輸送するために
輸送コンテナが用いられている。輸送コンテナは、通
常、略直方体の箱状に形成され、その長手方向端面に貨
物の積み卸しをするための積み卸し口を備えている。こ
のようなコンテナを用いて樹脂ペレット等のバルク荷や
粉粒体等の貨物を輸送する場合には、コンテナ内に直方
体形状の袋体を収納し、この袋体に貨物を充填して輸送
している。
【0003】袋体への貨物の充填は、通常、積み卸し口
の扉を開放した状態で行われていた。具体的には、コン
テナ内に懸吊した袋体を膨らませて、その形状を緊縮手
段等によりコンテナに対応した形状に保持しながら、袋
体の頂面の積み卸し口側の端部に設けた投入口から粉粒
体等を注入していた。また、荷卸しの際には、積み卸し
口の扉を開放して、伸長度規制手段等により袋体の姿勢
を保持しながら袋体の端部を積み卸し口から引き出し、
袋体の底面に設けた排出口から粉粒体等を排出していた
(特開昭63−294387号公報)。
【0004】しかし、上述した方法では、積み卸し口の
扉を開放した状態で貨物の投入および排出を行うので、
積み卸し口から荷崩れが生じるのを防ぐために緊結手段
や伸長度規制手段等を設けて袋体の形状を保持しなけれ
ばならないため、輸送コンテナの構造が複雑になるとい
う問題があった。また、従来のコンテナでは、その長手
方向端面に積み卸し口が設けられているため、定形性を
有する貨物、例えば各種荷姿のバラ荷等を積み卸す場合
に、コンテナ内の奥の部分、つまり積み卸し口と反対側
の部分への貨物の積み卸しに手間がかかっていた。
【0005】そこで、本出願人は、先に、これらの課題
を解消した輸送コンテナを提案した(特開平10−19
1583号公報)。これは、略直方体形状の箱形のコン
テナ本体と、このコンテナ本体の長手方向端面の上部に
設けられた貨物投入口と、前記コンテナ本体の長手方向
端面の下部に設けられた貨物排出口と、前記コンテナ本
体の長手方向に沿った側面の略全面に亘って設けられた
積み卸し口と、前記コンテナ本体に内蔵され貨物を充填
するための袋体とを備えた構造である。
【0006】これによれば、次の作用効果が期待でき
る。 (1)コンテナ本体の長手方向端面の上部に貨物投入口
が設けられているので、樹脂ペレット等のバルク荷、飼
料等の粉粒体等、各種の定形性を有しない貨物を積み込
む場合には、貨物をこの貨物投入口から投入すれば、積
み卸し口を閉塞したままでもコンテナ本体の上部まで貨
物を充填できる。また、コンテナ本体の長手方向端面の
下部に貨物排出口が設けられているので、この貨物排出
口から貨物を排出すれば、積み卸し口を閉塞したままで
もコンテナ本体内部の貨物を排出できる。このように積
み卸し口を閉塞した状態で貨物の投入および排出を行え
るため、投入および排出の際に荷崩れが生じることがな
くなる。従って、荷崩れを防止するための従来の緊結手
段等を省略できるから、輸送コンテナの構造を簡略化で
きる。
【0007】(2)コンテナ本体の側面に積み卸し口が
設けられているので、この積み卸し口からバラ荷等の定
形性を有する貨物を積み卸しできるから、定形性を有す
る貨物を積載するコンテナにも兼用できる。さらに、積
み卸し口はコンテナ本体の長手方向に沿った側面に設け
られているので、貨物の積み卸しにあたっても、貨物を
積み卸し口からコンテナ本体内の所定位置まで移動させ
る際の貨物の移動距離を短くできるから、コンテナ本体
内の如何なる部分に対しても貨物を容易に積み卸しでき
る。
【0008】(3)コンテナ本体内には、貨物を充填す
るための袋体が内蔵されているから、樹脂ペレット等の
バルク荷や粉粒体等の貨物によるコンテナ本体内部の汚
染を防止できるので、コンテナ本体の洗浄の手間を簡略
化できる。また、種類の異なる貨物を充填する場合には
袋体を取り替えるだけでよいから、貨物の切り替えを簡
単かつ低コストに行える。
【0009】(4)袋体は、コンテナ本体の内面に沿う
略直方体形状に形成されるとともに、貨物投入口からコ
ンテナ本体の外部に突出可能な充填口および貨物排出口
からコンテナ本体の外部に突出可能な吐出口を備え、充
填口は、袋体の長手方向端面の上部に突出して設けら
れ、吐出口は、袋体の長手方向端面に突出して設けら
れ、かつその底面が袋体の底面と面一に形成されている
から、つまり、コンテナ本体の外部に突出可能な充填口
および吐出口を有して袋体を構成することで、貨物投入
口からの貨物の投入および貨物排出口からの貨物の排出
を円滑に行えるうえに、コンテナ本体と袋体との間に貨
物が漏れるのを防止できる。また、吐出口の底面を袋体
の底面と面一にすることで、コンテナ本体を傾けて貨物
を排出するときに、袋体の底面上に堆積した貨物を吐出
口から効率よく排出できるうえに、吐出口の底面と袋体
の底面との境界部分に貨物が溜まることがないから袋体
内部に残留する貨物を低減できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した輸
送コンテナの場合、コンテナ本体に内蔵された袋体に樹
脂ペレット等のバルク荷や粉粒体等の貨物を充填した
後、輸送或いは保管するが、その輸送或いは保管時にお
いて、貨物の点検等のために、積み卸し口の扉を開く必
要がある。このような場合、コンテナ本体の長手方向に
沿って設けられた積み卸し口の扉をあけると、今まで扉
で規制されていた袋体が積み卸し口から外側へ膨出し、
荷崩れを起こしたり、時として、袋体の破損を招く場合
があった。
【0011】本発明の目的は、袋体に樹脂ペレット等の
バルク荷や粉粒体等の貨物が充填された状態において、
積み卸し口の扉をあけても、袋体が積み卸し口から外側
へ膨出するのを規制して荷崩れを防止できるとともに、
袋体の破損を回避できる輸送コンテナを提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の輸送コンテナ
は、上記目的を達成するために、次の構成を採用する。
請求項1に記載の輸送コンテナは、略直方体形状の箱形
のコンテナ本体と、このコンテナ本体に内蔵され貨物を
充填するための袋体とを備えた輸送コンテナにおいて、
前記コンテナ本体の長手方向に沿った側面には積み卸し
口が設けられ、この積み卸し口には扉が開閉可能に設け
られているとともに、その扉が開放されたときに前記袋
体が積み卸し口から外へ膨出するのを規制する規制部材
が着脱可能に設けられていることを特徴とする。
【0013】この輸送コンテナによれば、上記(2)お
よび(3)の作用効果に加え、次の作用効果を奏するこ
とができる。すなわち、積み卸し口には扉が開閉可能に
設けられているとともに、袋体が積み卸し口から膨出す
るのを規制する規制部材が着脱可能に設けられているか
ら、規制部材をコンテナ本体から取り外しておけば、貨
物の積み込み時の支障となることがなく、貨物の積み込
み後に規制部材をコンテナ本体に装着しておけば、輸送
コンテナを搬送後に積み卸し口の扉をあけても、袋体が
積み卸し口から外側へ膨出するのを規制部材によって規
制できるから、荷崩れを防止できるとともに、袋体の破
損も回避できる。
【0014】請求項2に記載の輸送コンテナは、請求項
1に記載した輸送コンテナにおいて、前記コンテナ本体
には、その長手方向端面の上部および下部に貨物投入口
および貨物排出口がそれぞれ設けられていることを特徴
とする。この輸送コンテナによれば、上記(1)の作用
効果を奏することができる。
【0015】請求項3に記載の輸送コンテナは、請求項
1または請求項2に記載した輸送コンテナにおいて、前
記積み卸し口は前記コンテナ本体の側面の略全面に亘っ
て設けられていることを特徴とする。ここで、積み卸し
口は、一つをコンテナ本体の側面の略全面に亘る大きさ
に形成してもよく、複数をコンテナ本体の側面の略全面
に並設してもよい。このようにすると、貨物のコンテナ
本体内での移動距離を一層短くできるので、貨物の積み
卸し作業を一層容易化できる。また、積み卸し口を大き
く形成した場合には、形状の複雑な貨物や大型の貨物で
も簡単に積み卸しできるうえに、フォークリフトによる
荷役を容易化できる。
【0016】請求項4に記載の輸送コンテナは、請求項
3に記載した輸送コンテナにおいて、前記規制部材は、
前記積み卸し口において、前記コンテナ本体の天井面と
床面との間にかつコンテナ本体の長手方向に間隔を隔て
て複数本設けられていることを特徴とする。通常、袋体
の内部に樹脂ペレット等のバルク荷や粉粒体等の貨物を
充填すると、袋体の上部が崩れやすいが、コンテナ本体
の天井面と床面との間に規制部材が跨って設けられてい
るから、この荷崩れを効果的に規制できる。しかも、規
制部材は、コンテナ本体の長手方向に間隔を隔てて複数
本設けられているから、規制部材の間隔を調整すること
により、規制部材間の間からの膨出も効果的に規制でき
る。
【0017】請求項5に記載の輸送コンテナは、請求項
1ないし請求項4のいずれかに記載した輸送コンテナに
おいて、前記規制部材は、前記積み卸し口において、前
記コンテナ本体の天井面と床面との間に着脱可能に装着
された帯状のベルトによって構成されていることを特徴
とする。このようにすると、比較的安価に構成できると
ともに、袋体とは帯状の面で接するから、袋体に傷をつ
けることが少ない。
【0018】請求項6に記載の輸送コンテナは、請求項
5に記載した輸送コンテナにおいて、前記ベルトは、長
さ調整可能で、かつ、上下端が前記コンテナ本体の天井
面と床面とにフックを介して着脱可能に装着されている
ことを特徴とする。このようにすると、ベルトの緊張度
合いを調整できるとともに、ベルトの装着、取り外しを
ワンタッチで簡易に行うことができるから、コンテナへ
の荷積み作業や荷下ろし作業を迅速に行うことができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1および図2には、本実施形態
の輸送コンテナ1が示されている。輸送コンテナ1は、
炭素鋼からなる略直方体形状の箱形のコンテナ本体10
と、このコンテナ本体10の一方の長手方向端面の上部
および下部に設けられた貨物投入口11および貨物排出
口12と、コンテナ本体10の長手方向に沿った側面に
設けられた一対の積み卸し口13,14と、コンテナ本
体10に着脱自在に内蔵され樹脂ペレット等のバルク
荷、飼料および穀粉等の粉粒体等の貨物を充填するため
の袋体15(図1では図示省略)とを備えている。
【0020】貨物投入口11および貨物排出口12には
それぞれ扉21,22が取り付けられ、これらの貨物投
入口11および貨物排出口12を開閉できるようになっ
ている。貨物投入口11の頂面11Aは、コンテナ本体
10の天井面10Aと面一になるように形成され、貨物
排出口12の底面12Bは、コンテナ本体10の床面1
0Bと面一に形成されている。積み卸し口13,14は
コンテナ本体10の側面の略全面に亘って形成され、こ
れらの積み卸し口13,14を開閉するために、各一組
の観音開き式の扉23,24,25,26が取り付けら
れている。これらの扉23〜26にはそれぞれ扉23〜
26の回動を規制するためのかんぬき27が着脱自在に
装着され、閉塞状態を維持できるようになっている。
【0021】積み卸し口13,14において、前記コン
テナ本体10の天井面10Aと床面10Bとの間には、
規制部材としての帯状のベルト51が着脱可能に装着さ
れている。つまり、ベルト51がコンテナ本体10の長
手方向に間隔を隔てて2本設けられている。ベルト51
は、1本の帯状部材52をバックル53によって長さ調
整可能に構成したもので、上下端にはコンテナ本体10
の天井面10Aと床面10Bとに設けられた係止リング
55に係脱可能なフック54を備えている。
【0022】また、コンテナ本体10の内部には、前述
した袋体15を係止するための複数のフック28が取り
付けられている。これらのフック28は、コンテナ本体
10の各上角隅部と、コンテナ本体10の貨物排出口1
2とは反対側の二つの下角隅部と、これらの下角隅部の
間の隅部と、コンテナ本体10の床面10Bと、貨物投
入口11の頂面11Aと、貨物排出口12の各角隅部と
に取り付けられ、これらのフック28に袋体15の各部
を係止することにより、袋体15のずれを防止できるよ
うになっている。
【0023】袋体15は、図3に示すように、定形性を
備えていない貨物、例えば、樹脂ペレット等のバルク
荷、飼料および穀粉等の粉粒体等を充填するためのもの
であり、ポリエチレン等の樹脂を筒状に成形して両端部
をそれぞれ接着等により塞いだ構造を備えている。な
お、袋体15は布により形成してもよい。この袋体15
は、コンテナ本体10の内面に沿う略直方体形状に形成
され、貨物投入口11に接続される充填口16と、貨物
排出口12に接続される吐出口17とを有して構成され
ている。
【0024】充填口16は、袋体15の一方の長手方向
端面の上部に突設された円筒状の充填部18からなり、
この充填部18はコンテナ本体10の貨物投入口11に
挿通される。充填部18の中間部分には充填口16を開
閉するための開閉紐41が取り付けられている。吐出口
17は、袋体15の一方の長手方向端面の下部に突設さ
れて貨物排出口12に挿通される吐出部19からなる。
この吐出部19は断面半円形の筒状に形成され、面状に
形成された吐出部19の底部、つまり吐出口17の底面
17Bが袋体15の底面15Bと面一になるように取り
付けられている。吐出部19の中間部分には、吐出口1
7を開閉するための開閉紐42が取り付けられている。
【0025】吐出部19と袋体15の一方の長手方向端
面との接続部下縁から、略矩形状の蓋部61および袴部
64が一体的に延出されている。蓋部61は、吐出口1
7が開閉紐42によって閉じられ、かつ、折り畳まれた
状態において、それを上から覆うためのもので、先端縁
に沿ってワンタッチで係脱する一方の係脱部材62が取
り付けられている。これと対をなす他方の係脱部材63
が袋体15の対応する長手方向端面に設けられている。
袴部64は、コンテナ本体10を傾けて荷卸する際、コ
ンテナ本体10の床面10Bにある塵やゴミが荷と一緒
に排出されるのを防ぐためのもので、蓋部61と略同じ
幅で、長さが短い矩形状に形成されている。
【0026】袋体15の一方の長手方向端面には、吐出
部19を囲むように補強材としての補強シート43が外
側から取り付けられ、袋体15の他方の長手方向端面に
は、袋体15の下角隅部を含む隅部に跨る補強材である
補強シート44および帯状補強材45が外側から取り付
けられている。また、袋体15の底面全体にも補強シー
ト46が取り付けられている。これらの補強シート4
3,44および帯状補強材45,46により、貨物の荷
重による袋体15の伸びや破損を防止できるようになっ
ている。
【0027】このような袋体15の外表面には、コンテ
ナ本体10内部のフック28に対応した位置に係止ロー
プ47が取り付けられている。この係止ロープ47をフ
ック28に係止して袋体15の各部をコンテナ本体10
内の各部に固定することにより、袋体15を正しい姿勢
で保持できるようになっている。
【0028】このように構成された本実施形態において
は、次のような手順で各種貨物の積み卸しを行う。貨物
を輸送コンテナ1に積み込む場合、予め袋体15をコン
テナ本体10内に取り付けておく。すなわち、積み卸し
口13,14の扉23〜26を開放した状態で、コンテ
ナ本体10内に袋体15を搬入し、その係止ロープ47
をそれぞれコンテナ本体10の各フック28に係止す
る。また、吐出部19の開閉紐42を締め付けて吐出口
17を閉塞しておき、充填部18を貨物投入口11に挿
通してその開閉紐41を解いて充填口16を開放してお
く。なお、貨物排出口12の扉22は閉じておく。
【0029】袋体15をコンテナ本体10に固定した
後、各積み卸し口13,14の中央にベルト51を装着
し、バックル53の調整によりベルト51を緊張した状
態に張る。続いて、積み卸し口13,14の扉23〜2
6を閉じて、貨物投入口11より引き出された充填口1
6から貨物を注入する。この際、充填口16から袋体1
5内に空気を注入して膨らませた後に貨物を充填しても
よい。貨物を袋体15の上部まで充填したら、充填部1
8の開閉紐41を締めて充填口16を閉塞し、充填部1
8を貨物投入口11からコンテナ本体10内に押し込
み、貨物投入口11の扉21を閉めてから、輸送或いは
保管する。
【0030】この輸送或いは保管時において、貨物の点
検等のために、積み卸し口13,14の扉23〜26を
開く必要がある。このような場合でも、図4に示すよう
に、各積み卸し口13,14の中央にベルト51が緊張
した状態で張られているから、袋体15が積み卸し口1
3,14から外側へ膨出するのを規制できる。従って、
荷崩れを防止できるとともに、袋体15の破損も回避で
きる。
【0031】また、貨物を輸送コンテナ1から卸す場
合、貨物排出口12の扉22を開けて吐出部19を貨物
排出口12から引き出し、開閉紐42を弛めて吐出口1
7から袋体15内の貨物を排出する。例えば、図5に示
すように、コンテナ本体10の貨物排出口12に貨物搬
出用アタッチメント71を取り付けるとともに、コンテ
ナ本体10の貨物排出口12側とは反対側を持ち上げ
て、例えば、輸送してきたトラックの荷台81を傾斜さ
せ、コンテナ本体10を貨物排出口12が下方になるよ
うに傾けた状態で貨物を排出する。この際、袋体15の
袴部64を貨物搬出用アタッチメント71の排出口71
Aから外に出しておくと、コンテナ本体10の床面10
Bの塵やゴミが貨物搬出用アタッチメント71に入るの
を防ぐことができる。
【0032】コンテナ本体10を貨物排出口12が下方
になるように傾けると、吐出口17の底面は袋体15の
底面15Bと面一であるため、その境界部分に貨物が溜
まることなく排出される。また、袋体15は、係止ロー
プ47を介してコンテナ本体10の各部に固定されてい
るため、コンテナ本体10を傾けても袋体15はそのま
まの姿勢でコンテナ本体10からずれることなく保持さ
れる。このため、袋体15にはほとんど皺が発生しない
から、皺による貨物の滞留を防止できる。
【0033】一方、各種荷姿のバラ荷等の定形性を有す
る貨物を輸送コンテナ1に積み卸しする場合には、コン
テナ本体10の積み卸し口13,14から行う。この
際、ベルト51をコンテナ本体10から取り外しておけ
ば、貨物の積み込み時の支障となることがない。また、
貨物のコンテナ本体10内における配置に応じて積み卸
し口13,14を選択して貨物の搬入および搬出を行
う。なお、定形性を有する貨物の積み卸しにはフォーク
リフトを用いてもよい。
【0034】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。すなわち、積み卸し口13,14には
扉23〜26が開閉可能に設けられているとともに、袋
体15が積み卸し口13,14から外へ膨出するのを規
制するベルト51が着脱可能に設けられているから、ベ
ルト51をコンテナ本体10から取り外しておけば、貨
物の積み込み時の支障となることがなく、貨物の積み込
み後にベルト51をコンテナ本体10に装着しておけ
ば、輸送コンテナを搬送後に積み卸し口13,14の扉
23〜26をあけても、袋体15が積み卸し口13,1
4から外側へ膨出するのをベルト51によって規制でき
るから、荷崩れを防止できるとともに、袋体15の破損
も回避できる。
【0035】また、積み卸し口13,14はコンテナ本
体10の側面の略全面に亘って設けられているから、貨
物のコンテナ本体10内での移動距離を一層短くできる
ので、貨物の積み卸し作業を一層容易化できる。また、
積み卸し口13,14を大きく形成した場合には、形状
の複雑な貨物や大型の貨物でも簡単に積み卸しできるう
えに、フォークリフトによる荷役を容易化できる。
【0036】また、通常、袋体15の内部に樹脂ペレッ
ト等のバルク荷や粉粒体等の貨物を充填すると、袋体1
5の上部が崩れやすいが、コンテナ本体10の天井面1
0Aと床面10Bとの間にベルト51が跨って設けられ
ているから、この荷崩れを効果的に規制できる。しか
も、ベルト51は、コンテナ本体10の長手方向に間隔
を隔てて複数本設けられているから、ベルト51の間隔
を調整することにより、ベルト51の間からの膨出も効
果的に規制できる。
【0037】また、ベルト51は、積み卸し口13,1
4において、コンテナ本体10の天井面10Aと床面1
0Bとの間に着脱可能に装着された帯状部材52によっ
て構成されているから、比較的安価に構成できるととも
に、袋体15とは帯状の面で接するから、袋体15に傷
をつけることが少ない。
【0038】また、ベルト51は、長さ調整可能で、か
つ、上下端がコンテナ本体10の天井面10Aと床面1
0Bに設けられた係止リング55にフック54を介して
着脱可能に装着されているから、ベルト51の緊張度合
いを調整することができるとともに、ベルト51の装
着、取り外しをワンタッチで簡易に行うことができるか
ら、コンテナへの荷積み作業が荷下ろし作業を迅速に行
うことができる。
【0039】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を
含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
すなわち、前記実施形態では、規制部材としてベルト5
1を用いたが、これに限られない。例えば、1本の棒状
部材をコンテナ本体10に対して着脱可能に取り付ける
ようにしてもよく、あるいは、梯子状の部材をコンテナ
本体10に対して着脱可能に取り付けるようにしてもよ
い。
【0040】また、規制部材の取り付け方も、上記実施
形態のように、コンテナ本体10の天井面10Aと床面
10Bとの間に掛け渡す構造に限らず、水平方向に掛け
渡してもよく、あるいは、水平および垂直に掛け渡して
もよい。また、規制部材をコンテナ本体10に対して着
脱可能とする手段としては、上記実施形態の構造に限ら
す、他の構造でもよい。
【0041】また、前記実施形態では、コンテナ本体1
0の長手方向に沿った側面の略全面に亘って積み卸し口
13,14を設けたが、例えば、図6に示すように、コ
ンテナ本体10の長手方向に沿った側面の一部に積み卸
し口113、その積み卸し口を開閉する扉123を設け
るようにしてもよい。このようにすれば、より安価に構
成できる。
【0042】その際、図7に示すように、扉123を開
放したときに、その扉123と貨物排出口12に設けら
れた扉22とをチェーン124などで連結できるように
すれば、風などで開放された扉123が強く閉まるよう
な不具合も回避できる。
【0043】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
袋体に樹脂ペレット等のバルク荷や粉粒体等の貨物が充
填された状態において、積み卸し口の扉をあけても、袋
体が積み卸し口から外側へ膨出するのを規制して荷崩れ
を防止できるとともに、袋体の破損も回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】前記実施形態の輸送コンテナを示す断面図。
【図3】前記実施形態の袋体を示す斜視図。
【図4】前記実施形態の輸送コンテナにおいて、扉をあ
けた状態を示す斜視図。
【図5】前記実施形態の輸送コンテナから貨物を排出す
る状態を示す図。
【図6】本発明の他の実施形態の輸送コンテナを示す斜
視図。
【図7】図6に示す実施形態の輸送コンテナの扉ロック
機構を示す図。
【符号の説明】
1 輸送コンテナ 10 コンテナ本体 10A 天井面 10B 床面 11 貨物投入口 12 貨物排出口 13,14 積み卸し口 15 袋体 23〜26 扉 51 ベルト(規制部材) 52 帯状部材 53 バックル 54 フック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略直方体形状の箱形のコンテナ本体と、
    このコンテナ本体に内蔵され貨物を充填するための袋体
    とを備えた輸送コンテナにおいて、 前記コンテナ本体の長手方向に沿った側面には積み卸し
    口が設けられ、 この積み卸し口には扉が開閉可能に設けられているとと
    もに、その扉が開放されたときに前記袋体が積み卸し口
    から外へ膨出するのを規制する規制部材が着脱可能に設
    けられていることを特徴とする輸送コンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した輸送コンテナにおい
    て、 前記コンテナ本体には、その長手方向端面の上部および
    下部に貨物投入口および貨物排出口がそれぞれ設けられ
    ていることを特徴とする輸送コンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した輸送
    コンテナにおいて、 前記積み卸し口は前記コンテナ本体の側面の略全面に亘
    って設けられていることを特徴とする輸送コンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した輸送コンテナにおい
    て、 前記規制部材は、前記積み卸し口において、前記コンテ
    ナ本体の天井面と床面との間にかつコンテナ本体の長手
    方向に間隔を隔てて複数本設けられていることを特徴と
    する輸送コンテナ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載した輸送コンテナにおいて、 前記規制部材は、前記積み卸し口において、前記コンテ
    ナ本体の天井面と床面との間に着脱可能に装着された帯
    状のベルトによって構成されていることを特徴とする輸
    送コンテナ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載した輸送コンテナにおい
    て、 前記ベルトは、長さ調整可能で、かつ、上下端が前記コ
    ンテナ本体の天井面と床面とにフックを介して着脱可能
    に装着されていることを特徴とする輸送コンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008515745A (ja) * 2004-10-12 2008-05-15 フランケル,ネイサン 輸送コンテナのための荷積みアッセンブリー
US7469800B2 (en) * 2003-03-03 2008-12-30 Elstone Sr Paul J Fuel bladder container
CN104309955A (zh) * 2014-11-12 2015-01-28 常熟市威腾进出口有限公司 一种用于服装卸载的卸载机
CN109279210A (zh) * 2018-08-21 2019-01-29 天集装箱科技(深圳)有限公司 液体运输方法及液体运输设备

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