JP5189554B2 - コンテナー用内装バッグ - Google Patents
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従来、この問題を解決する方法として後部開口部に複数本の支持バーを間隔を置いて水平に渡し、膨出する内装バッグの後面部を受け止めてその飛び出しを防止し、開閉扉の閉塞の妨げとならないようにしているが、このときシート製の内装バッグの後面部の膨出を止めるためには出来るだけ多くの支持バーを使って支持バー相互の間隔を詰めて膨みを小さくする必要があり、このため従来は4乃至5,6本の支持バーを渡して支持バー相互の間隔を狭め、後面部の膨みを分散させて小さく抑え、開閉扉の閉塞に当っての妨げとならないよう配慮していた。
また、これに加えてこの内装バッグを使用したコンテナーによって穀物類を輸送する場合、目的地において荷降しする際は、扉を開放したのち、露出するバッグの後面部の適所を横方向にカッターで切断し、貨物の放出口を造り、この状態でコンテナーの前端部を持ち上げて傾斜を付け、内装バッグ内の貨物を傾斜を利用して一気に放出する方法が採られるが、この際、前記の如く多数の支持バーによって後面部を支える方法によると、この支持バーが放出口の拡張を妨げて放出量を落し、短時間での荷降しができなくなると言った問題があった。
この大型のコンテナーを利用した場合、穀物類においては大体25,6トン積み込まれるものとなるが、コンテナーを水平に保持してホッパーからの吹き込み方法によって満杯にするためには2,30分前後の時間を要するものとなっている。
そこで、この積み込み時間を短縮する方法として、前述したように積み込み時にコンテナーの後部を持ち上げて貨物の流し込み方法が採られるようになったのである。
この流し込み方法によれば、大型コンテナーにおいて25,6トンの貨物を2,3分前後で積み込むことが可能でり、積み込み作業の大幅な時間短縮に貢献するものとなったのである。
コンテナーに対して内装バッグは、コンテナー内部のコーナー部分等の適所に設ける係止環にこれに対応して設ける掛け紐や吊りフックで止め付け、コンテナーの内壁面に沿って張り付ける状態でセットするが、コンテナーが水平姿勢にある場合には比較的安定した状態にあり、コンテナーの四面に沿って吊り下り、コンテナーの形状に適合した立体的な姿にあるが、コンテナーの後部が持ち上って斜めになると、シート製の内装バッグは四面が垂直面から斜めに垂れることから全体的にコンテナーの前面部側に移動し、これに伴って正常姿勢から変形姿勢へと変化し引きつれを起すことになる。
この引きつれは、前記特許文献記載の内装バッグにあっては支持バーによって支持される緊張用補助シートとバッグの後面部との間に大きく現われ、支持バーによって固定される緊張用補助シートに対して引きつれによって移動する後面部に大きな負荷がかゝって変形し、バッグ主体を形成するシート材の接合部の切断や、この後面部に形成する貨物投入口の位置をずらしてホッパーからの投入漏れを生じたり、緊張用補助シートを引っ張って支持バーを折り曲げ変形させ、再使用を不能にする等の問題を発生させることになったのである。
止着位置に予め止め付けておかれ、使用に当ってバッグ主体をコンテナーに装着するときその後面部と共に、これに寄り添わせた状態でコンテナーの開口部に持ち込まれることになる。
穀物等、粒状の貨物の投入は、コンテナーの後部をクレーン等適宜の昇降装置を使って持ち上げ、傾斜を付けてコンテナーの後部開口部が上向きになったところで、この開口部に臨むバッグ主体の貨物投入口から貨物積み込み用ホッパーを使って流し込む如く投入することになる。
本発明に係る内装バッグ1は、バッグ主体2を図1に示したように使用する汎用型のコンテナー3の内部形状に合せた前後方向に長さを有する直方体形に形成してあり、天井となる長方形をなす上面部2aの4つの隅部と、この前後の隅部の間の左右の側縁部4,4の適所にバッグ主体2をコンテナー3の内部に吊設するための複数の吊りフック5‥‥を備え、また底になる底面部2bの左右の側縁部6,6にも各適所にこの底面部2bを固定し、位置ずれを防ぐ連結用結び紐7‥‥が設けてある。
上記バッグ主体1の後面部2dには図示するように上半部分に穀物等の貨物を投入するための開口部9が形成してあり、この開口部9には下縁部を基点にして外に向けて開放する蓋片10が設けられ、この蓋片10の開放端縁部とこれに対応する上記開口部9の縁部にはスライダー11によって開閉止されるファスナー12,12が止着してあり、自由に蓋片10を開閉操作できるようにしてある。
要するに、この連結用紐は、バッグ主体2の後面部2dに止着し連結される前記補強用シート14が一定位置に一体的に、且つ固定的に止着されるのを回避し、連結された状態において止着位置が予め許される範囲で自由に移動できること、つまり連結が維持される中で補強用シート14の止着位置を自由にするものであればよく、従ってその素材に付いては紐自体に伸縮性がなくとも、又上述のゴム製の如く伸縮性を有するものであってもよく、一つに特定されるものではない。
このとき、後面部2dは吊りフック5をコンテナーの開口部8に臨む天井3aの後部隅部に設ける係止環22に掛け止めることによって開口部8を塞ぐ状態で吊設され、補強用シート14はその背面に沿って垂れ下ることになる。
ここに示されるように、2本の第1、第2の支持バー15,15は、補強用シート14に設けた筒形のバー装着部16,17にそれぞれ貫通状に挿通してその両端を開口部8の左右の内側壁面部3cに縦に設ける係合条溝23に突き入れ、併せて上方の支持バー、つまり第1の支持バー15の両端をこの条溝23に沿って天井3aから吊り下げる吊りベルト24の環25に掛け止めて一定位置に吊設した状態に支持する。この上方の支持バーの支持によって補強用シート14を支え、更にこの補強用シート14の吊設を利用して下方の支持バー15を吊り下げ支持することにしてある。
ここに示されるように、内装バッグ1内に詰め込まれた穀物等の貨物27は、バッグ主体2の底面部2bから前面部2c、左右の側面部2e,2fへと順次内圧を掛けるようにして各面部をコンテナー3の内壁面に押付け、この押付けを通して上記底面部2bの下に差し入れてコンテナーの床3bとの間に割り込ませた前記補強用シートの下端部14aを押圧し、これを引抜き不能な状態に固定することになる。
2 バッグ主体
2a バッグ主体の上面部
2b バッグ主体の底面部
2c バッグ主体の前面部
2d バッグ主体の後面部
2e,2f バッグ主体の側面部
3 コンテナー
3a コンテナーの天井
3b コンテナーの床
5 吊りフック
7 連結用紐
8 コンテナーの後部開口部
9 貨物の投入口
10 貨物投入口の蓋片
13 連結用係止片
14 補強用シート
15 支持バー
16,17 支持バーのバー装着部
18,20 連結用紐を通す透孔を形成する鳩目
19,21 連結用紐
26 開閉扉
27 穀物等の粒状の貨物
Claims (9)
- 後部開口部に開閉扉を備えてなるコンテナーの内部形状に適合させたバッグ主体の後面部の略中段位置に補強用シートの上端部を止着して垂下延設し、該補強用シートの上端部近傍を前記コンテナーの後部開口部に横架する支持バーに吊設支持させ、また垂下する下端部を前記バッグ主体の底面部とコンテナーの床との間に差し入れてその後において前記後面部の上半部分に開設する貨物投入口を通して投入される貨物の重量により該補強用シートの下端部を圧接固定する一方、前記投入される貨物の重量を受けて前記開閉扉側に膨出する前記バッグ主体の後面部を、この膨出を受けて前記支持バーと前記バッグ主体の底面部下面とで固定されて緊張した状態に維持される当該補強用シートで支え、これにより前記後面部の膨出を抑えるようにしたコンテナー用内装バッグにおいて、
前記補強用シートは前記バッグ主体の後面部の前記中段部の止着位置において該バック主体の後面部と前記支持バーによって支持固定される上端部とを所要の範囲で相互間の位置の移動が自由となるよう繋ぎ止めて連結し、前記貨物の投入によって前記バッグ主体の後面部が位置ずれを生じたとき、該補強用シートの前記連結位置の移動によってバック主体の後面部と補強用シートの上端部との間に生ずる前記位置ずれによる引きつれなどの歪を吸収するようにしたことを特徴とするコンテナー用内装バッグ。 - バッグ主体の後面部の止着位置と補強用シートの上端部とは連結用紐を介して所要の範囲で移動自由となるよう連結することを特徴とした請求項1に記載のコンテナー用内装バッグ。
- バッグ主体の後面部の止着位置と補強用シートの上端部との間には横幅方向に沿って所要の間隔を置いて複数本の連結用紐を渡し、複数個所で連結することを特徴とした請求項2に記載のコンテナー用内装バッグ。
- バッグ主体の後面部の止着位置と補強用シートの上端部の双方に相対応させて結び付け透孔を設け、該対応する透孔間に連結用紐を渡して繋ぎ止め連結することを特徴とした請求項1に記載のコンテナー用内装バック。
- バッグ主体の後面部の止着位置と補強用シートの上端部のいずれか一方に連結用紐を備え、他方に上記連結用紐に対応させて結び付け透孔を設けて該透孔に前記連結用紐を通して繋ぎ止め連結することを特徴とした請求項1乃至3に記載のコンテナー用内装バッグ。
- バッグ主体の後面部の止着位置と補強用シートの上端部とを連結する連結用紐は所要の長さを有する強靭な結び紐であることを特徴とした請求項1乃至4に記載のコンテナー用内装バッグ。
- バッグ主体の後面部の止着位置と補強用シートの上端部とを連結する連結用紐は伸縮性を有する強靭な弾性素材製の紐であることを特徴とした請求項1乃至4に記載のコンテナー用内装バッグ。
- バッグ主体の後面部の止着位置には幅方向に沿って襞状の連結用係止片を一体に設け、該連結用係止片に連結用紐若しくは該連結用紐を通す結び付け透孔を設けて補強用シートの上端部と繋ぎ止め連結することを特徴とした請求項1乃至7に記載のコンテナー用内装バッグ。
- バッグ主体の後面部の止着位置若しくは補強用シートの上端部間に渡る連結用紐は前記止着位置若しくは補強用シートの上端部に対して熱融着により固定することを特徴とした請求項2,3,6又は7に記載のコンテナー用内装バッグ。
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