JP4190672B2 - 電池用電解液および非水電解質二次電池 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池の電解質に用いることのできる電池用電解液、および電気自動車や携帯用電子機器のバッテリーとして用いることのできる非水電解質二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
エネルギー問題及び環境問題を背景に、電力をより有効に活用する技術が求められている。そのためには、多量の電気を蓄え、かつ効率的にその蓄えた電気を取り出すことができる電気貯蔵手段が必要である。こうした電気の貯蔵手段としては、大きな放電容量と高い放電電圧をもち、かつ繰り返し充放電を行うことができる二次電池が最適である。
【0003】
このような二次電池として、充電時にはリチウムイオンが正極から放出されて負極に吸蔵される充電反応が生じ、放電時には負極から放出されて正極に吸蔵される放電反応が生じるリチウム二次電池がある。リチウム二次電池では、そのエネルギー密度および出力密度がいずれも高いため、大きな放電容量と高い放電電圧とが得られる。また特に、負極に炭素材料からなる負極活物質が用いられているリチウムイオン二次電池は、高寿命で安全性が高いため、実用的に優れているとして携帯用電子機器や電気自動車などのバッテリーなどへの利用が期待されている。
【0004】
リチウムイオン二次電池では、有機溶媒に支持塩を溶解させてなる電解液が電解質として用いられている。このような非水電解質二次電池の電解液には、エチレンカーボネートやプロピレンカーボネートなどの環状カーボネート化合物の有機溶媒に、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)などの支持塩を溶解させたものがある。環状カーボネート化合物は、その誘電率が高いため、電池のエネルギー密度および出力密度を極めて高いものとすることができる。
【0005】
しかし、環状カーボネート化合物では、その粘度が高いためリチウムイオンの移動性が低い。そのため、これらの環状カーボネート化合物に、ジメチルカーボネートや、ジエチルカーボネートなどの低粘度の鎖状カーボネート化合物を混入した有機溶媒が広く用いられている。しかし、これらの鎖状カーボネート化合物には、低分子化合物であるがゆえに揮発しやすいという欠点がある。
【0006】
そこで、特開平7−262849号公報に記載されているように、アルキレンビスカーボネート化合物を電解液に含有させることにより、揮発性を少なくし、かつ保存性およびサイクル特性を向上させることがなされている。しかし、アルキレンビスカーボネート化合物を単に含有させただけでは、電解液の難燃性を十分に高くすることが難しい。従って、この電解液は、必要な安全性を有するものの、その安全性は十分に満足させるものではなかった。
【0007】
一方、特開平4−184870号公報や特開平8−111238号公報などで開示されているように、鎖状アルキルホスフェートや環状ホスフェートのようなリン酸エステルや、ハロゲン化合物などの有機溶媒を用いることにより、安全性を向上させることがなされている。
【0008】
しかしながら、リン酸エステルを主溶媒として用いると、充電時において、負極界面で副反応が起こり、リチウムイオンの吸蔵が効率良く行われなくなる。その結果、エネルギー密度や充放電効率、サイクル特性などの電池性能が大幅に低下してしまうことがあった。
【0009】
逆に、エチレンカーボネートを主溶媒に用い、リン酸エステルを少量添加した電解液では、電池性能に影響が出ないものの、必要な安全性の範囲内ではあるが、その安全性が低下してしまうという問題があった。
【0010】
また、リン酸エステルやハロゲン化合物などを主溶媒としたものにおいては、室温以外の温度域においても優れた電池性能が得られるものがなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、エネルギー密度や出力密度などの電池性能を優れたものとすることができ、かつその電池性能を室温以外の温度域においても高く維持することができる上に、極めて難燃性に優れた電池用電解液を提供する。
【0012】
また、エネルギー密度や出力密度、充放電効率、サイクル特性などの電池性能に優れ、かつその電池性能が室温以外の環境下でも高く維持される上、極めて安全性に優れた非水電解質二次電池を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の電池用電解液は、有機溶媒に支持塩を溶解させてなる電池用電解液であって、前記有機溶媒は、環状カーボネート化合物と、化学式1で表されるアルキルモノカーボネート化合物および化学式2で表されるアルキレンビスカーボネート化合物の少なくなくとも一種と、リン含有有機化合物とを含有し、
前記有機溶媒が環状カーボネート化合物、前記アルキルモノカーボネート化合物、前記アルキレンビスカーボネート化合物、およびリン含有有機化合物を含有しており、
前記アルキルモノカーボネート化合物、前記アルキレンビスカーボネート化合物、およびリン含有有機化合物は、それぞれ少なくとも1種含有されていることを特徴とする。
【0014】
環状カーボネート化合物は、電解液の誘電率などを高くすることができる。そのため、電池のエネルギー密度を大きくすることができるなど、電池特性を優れたものとすることができる。
【0015】
化学式1で表されるアルキルモノカーボネート化合物は、電解液の粘度を低くすることができる。そのため、電解質イオンの移動性を高いものにすることができるなど、エネルギー密度や出力密度などの電池特性を優れたものとすることができる。特に、低温においても電池のエネルギー密度を高く維持させるなど、低温での電解液の性能を高いものとすることができる。
【0016】
化学式2で表されるアルキレンビスカーボネート化合物は、電解液の保存特性を優れたものとすることができる。このアルキレンビスカーボネート化合物は、特に高温での保存特性を優れたものとすることができるなど、高温での電解液の性能を高いものとすることができる。
【0017】
リン含有有機化合物は電解液の難燃性を高くすることができる。そのため、電解液の安全性を高いものとすることができる。
【0018】
以上の各化合物は、他の化合物の機能を阻害することなく、自らの機能を効率的に発揮することができる。そのため、本発明の電池用電解液は、エネルギー密度や出力密度などの電池性能を優れたものとすることができ、かつその電池性能を室温以外の温度域においても高く維持することができる上、極めて難燃性に優れる。特に、化学式2で表されるアルキレンビスカーボネート化合物を含有する電池用電解液は、揮発性および保存特性に優れる。
【0019】
従って、本発明の電池用電解液によれば、優れた電池性能を有し、かつその電池性能が室温以外の温度域においても高く維持され、かつ極めて安全性に優れた電池を得ることができるようになる。
【0020】
また、前記課題を解決する本発明の非水電解質二次電池は、リチウムイオンの放出および吸蔵が可能な正極並びに負極と、該正極および該負極の間に介在し、かつ有機溶媒に支持塩を溶解させてなる電解液とを備える非水電解質二次電池であって、前記有機溶媒は、環状カーボネート化合物と、化学式1で表されるアルキルモノカーボネート化合物および化学式2で表されるアルキレンビスカーボネート化合物の少なくなくとも一種と、リン含有有機化合物とを含有することを特徴とする。
【0021】
本発明の非水電解質二次電池では、使用される電解液が高い誘電率を有するため、エネルギー密度や出力密度、充放電効率、サイクル特性などの電池性能に極めて優れる。また、その電解液は、その電解液性能が室温以外の温度域においても高く維持されるため、電池が室温以外の温度環境下で使用されてもその電池性能を高く維持することができる上、難燃性に極めて優れるため、電池の安全性を極めて優れたものとすることができる。
【0022】
そのため、本発明の非水電解質二次電池は、エネルギー密度や出力密度、充放電効率、サイクル特性などの電池性能に優れ、かつその電池性能が室温だけでなく低温および高温の少なくとも一方の環境下でも高く維持することができる上、極めて安全性に優れる。特に、化学式2で表されるアルキレンビスカーボネート化合物を含有する電解液が用いられている非水電解質二次電池は、電解液が揮発性および保存特性に優れるため、長期間にわたって使用されてもその電池性能を高く維持することができる。
【0023】
従って、本発明の非水電解質二次電池によれば、携帯用電子機器や自動車などを高機能で駆動させることができるようになる上、環境の温度に関係なく安心して使用できるようになるなど電池の信頼性が極めて高いものとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(電池用電解液)
本発明の電池用電解液は、用いられる電池の種類で特に限定されるものではなく、公知の種類の電池に用いることができる。また、その電池は一次電池であっても二次電池であってもよい。
【0025】
本発明の電池用電解液では、環状カーボネート化合物の種類は特に限定されるものではないが、エチレンカーボネートや、プロピレンカーボネートなどを用いることができる。
【0026】
アルキルモノカーボネート化合物の種類も特に限定されるものではないが、エチル−n−ブチルカーボネートや、メチル−t−ブチルカーボネート、ジ−i−プロピルカーボネート、t−ブチル−i−プロピルカーボネートなどを単独もしくは2種類以上組み合わせて用いることができる。
【0027】
アルキレンビスカーボネート化合物の種類も特に限定されるものではないが、1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)エタンや、1,2−ビス(エトキシカルボニルオキシ)エタン、1,2−ビス(エトキシカルボニルオキシ)プロパンなどを単独もしくは2種類以上組み合わせて用いることができる。
【0028】
リン含有有機化合物の種類も特に限定されるものではないが、トリメチルホスフェートや、トリエチルホスフェート、トリクレジルホスフェート、エチレンメチルホスフェート、エチレンエチルホスフェートなどの鎖状または環状リン酸エステル類を単独もしくは2種類以上組み合わせて用いることができる。
【0029】
本発明の電池用電解液では、アルキルモノカーボネート化合物およびアルキレンビスカーボネート化合物の両方を含有する。この電池用電解液は、室温だけでなく、低温および高温のいずれの温度域においても優れた電池性能を高く維持することができる。その結果、優れた電池性能が得られる温度範囲が広くなり、さらに電池を実用的なものとすることができる。
【0030】
また、本発明の電池用電解液では、化学式1で表されるアルキルモノカーボネート化合物および化学式2で表されるアルキレンビスカーボネート化合物の少なくとも一種の含有量は特に限定されるものではないが、有機溶媒の全体量を100体積%とすると、好ましくは5〜50体積%、さらに好ましくは30〜50体積%含有されていることが好ましい。
【0031】
この電池用電解液は、電池性能をさらに優れたものとすることができ、かつその電池性能を室温以外の温度域においてもさらに高く維持することができる上に、極めて難燃性に優れる。その理由としては、化学式1で表されるアルキルモノカーボネート化合物および化学式2で表されるアルキレンビスカーボネート化合物の少なくとも一種の含有量が、環状カーボネート化合物およびリン含有有機化合物との含有量に対して適切なバランスが取れて、その機能を効率的に発揮できることが考えられる。
【0032】
また、リン含有有機化合物の種類およびその含有量は特に限定されるものではないが、鎖状および環状リン酸エステル化合物の少なくとも1種であり、かつ有機溶媒の全体量を100体積%とすると、好ましくは5〜35体積%、さらに好ましくは25〜35体積%含有されていることが好ましい。
【0033】
この電池用電解液も、電池性能をさらに優れたものとすることができ、かつその電池性能を室温以外の温度域においてもさらに高く維持することができる上に、極めて難燃性に優れる。その理由としては、その種類のリン含有有機化合物の含有量が、環状カーボネート化合物、並びに化学式1で表されるアルキルモノカーボネート化合物および化学式2で表されるアルキレンビスカーボネート化合物の少なくとも一種の含有量に対して適切なバランスが取れて、その機能を効率的に発揮できることが考えられる。
【0034】
さらに、支持塩の種類は特に限定されるものではないが、LiPF6、LiBF4、LiClO4及びLiAsF6から選ばれる無機塩、該無機塩の誘導体、LiSO3CF3、LiC(SO3CF3)2およびLiN(SO3CF3)3から選ばれる有機塩、並びに該有機塩の誘導体の少なくとも1種であることが好ましい。
【0035】
この電池用電解液も、電池性能をさらに優れたものとすることができ、かつその電池性能を室温以外の温度域においてもさらに高く維持することができる上に、極めて難燃性に優れる。
【0036】
支持塩の濃度についても特に限定されるものではなく、用途に応じ、支持塩および有機溶媒の種類を考慮して適切に選択することが好ましい。
(非水電解質二次電池)
本発明の非水電解液二次電池は、その形状には特に制限を受けず、コイン型、円筒型、角型等、種々の形状の電池として使用できる。図1は、本発明の非水電解液二次電池のコイン型の例を、図2は本発明の非水電解液二次電池の円筒型の例を示したものである。
【0037】
正極については、リチウムイオンを充電時には放出し、かつ放電時には吸蔵することができれば、その材料構成で特に限定されるものではなく、公知の材料構成のものを用いることができる。特に、正極活物質、導電材および結着剤を混合して得られた合剤が集電体に塗布されてなるものを用いることが好ましい。
【0038】
正極活物質には、その活物質の種類で特に限定されるものではなく、公知の活物質を用いることができる。中でも、LiCoO2や、LiNiO2、LiMn2O4などのリチウムおよび遷移金属の複合酸化物は、電子とリチウムイオンの拡散性能に優れるなど活物質の性能に優れる。そのため、このようなリチウムおよび遷移金属の複合酸化物を正極活物質に用いれば、高い充放電効率と良好なサイクル特性とが得られる。特に、LiMn2O4を用いれば、そのマンガンの資源が豊富であることから低コスト化を図ることができる。
【0039】
また、負極については、リチウムイオンを充電時には吸蔵し、かつ放電時には放出することができれば、その材料構成で特に限定されるものではなく、公知の材料構成のものを用いることができる。特に、負極活物質、導電材および結着剤を混合して得られた合剤が集電体に塗布されてなるものを用いることが好ましい。
【0040】
負極活物質には、その活物質の種類で特に限定されるものではなく、公知の負極活物質を用いることができる。中でも、結晶性の高い天然黒鉛や人造黒鉛などの炭素材料は、リチウムイオンの吸蔵性能および拡散性能に優れるなど活物質の性能に優れる。そのため、このような炭素材料を負極活物質に用いれば、高い充放電効率と良好なサイクル特性とが得られる。
【0041】
電解液には、本発明の電池用電解液と同じ形態の電解液を使用することができる。
【0042】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
(参考例1)
エチレンカーボネートとジイソプロピルカーボネートとトリエチルホスフェートとを等体積比でそれぞれ混合して有機溶媒を先ず調製した。この有機溶媒にLiPF6を1モル/リットルの濃度で溶解して電池用電解液を得た。
(参考例2)
エチレンカーボネートとエチル−n−ブチルカーボネートとトリエチルホスフェートとを等体積比でそれぞれ混合して有機溶媒を先ず調製した。この有機溶媒にLiPF6を1モル/リットルの濃度で溶解して電池用電解液を得た。
(参考例3)
エチレンカーボネートと1,2−ビス(エトキシカルボニルオキシ)エタンとトリエチルホスフェートとを等体積比でそれぞれ混合して有機溶媒を先ず調製した。この有機溶媒にLiPF6を1モル/リットルの濃度で溶解して電池用電解液を得た。
(参考例4)
エチレンカーボネートと1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロパンとトリエチルホスフェートとを等体積比でそれぞれ混合して有機溶媒を先ず調製した。この有機溶媒にLiPF6を1モル/リットルの濃度で溶解して電池用電解液を得た。
(比較例1)
エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを等体積比でそれぞれ混合して有機溶媒を先ず調製した。この有機溶媒にLiPF6を1モル/リットルの濃度で溶解して電池用電解液を得た。
(比較例2)
エチレンカーボネートとジイソプロピルカーボネートとを等体積比でそれぞれ混合して有機溶媒を先ず調製した。この有機溶媒にLiPF6を1モル/リットルの濃度で溶解して電池用電解液を得た。
(比較例3)
エチレンカーボネートと1,2−ビス(エトキシカルボニルオキシ)エタンとを等体積比でそれぞれ混合して有機溶媒を先ず調製した。この有機溶媒に、LiPF6を1モル/リットルの濃度で溶解して電池用電解液を得た。
(比較例4)
エチレンカーボネートとトリエチルホスフェートとを等体積比でそれぞれ混合して有機溶媒を先ず調製した。この有機溶媒にLiPF6を1モル/リットルの濃度で溶解して電池用電解液を得た。
(比較例5)
先ず、エチレンカーボネートとジイソプロピルカーボネートと1,2−ビス(エトキシカルボニルオキシ)エタンとを等体積比でそれぞれ混合して有機溶媒を調製した。この有機溶媒にLiPF6を1モル/リットルの濃度で溶解して電池用電解液を得た。
(比較例6)
ジイソプロピルカーボネートと1,2−ビス(エトキシカルボニルオキシ)エタンとトリエチルホスフェートとを等体積比でそれぞれ混合して有機溶媒を調製した。この有機溶媒にLiPF6を1モル/リットルの濃度で溶解して電池用電解液を得た。
(実施例1)
先ず、エチレンカーボネートを33体積%、ジイソプロピルカーボネートを17体積%、1,2−ビス(エトキシカルボニルオキシ)エタンを17体積%、トリエチルホスフェートを33体積%とする体積比でそれぞれ混合して有機溶媒を調製した。この有機溶媒にLiPF6を1モル/リットルの濃度で溶解して電池用電解液を得た。
(実施例2)
先ず、エチレンカーボネートを30体積%、ジイソプロピルカーボネートを20体積%、1,2−ビス(エトキシカルボニルオキシ)エタンを20体積%、トリエチルホスフェートを30体積%とする体積比でそれぞれ混合して有機溶媒を調製した。この有機溶媒にLiPF6を1モル/リットルの濃度で溶解して電解液を得た。
(実施例3)
エチレンカーボネートとジイソプロピルカーボネートと1,2−ビス(エトキシカルボニルオキシ)エタンとトリエチルホスフェートとを等体積比でそれぞれ混合して有機溶媒を先ず調製した。この有機溶媒にLiPF6を1モル/リットルの濃度で溶解して電池用電解液を得た。
(実施例4)
先ず、エチレンカーボネートを33体積%、エチル−n−ブチルカーボネートを17体積%、1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロパンを17体積%、トリエチルホスフェートを33体積%とする体積比でそれぞれ混合して有機溶媒を調製した。この有機溶媒にLiPF6を1モル/リットルの濃度で溶解して電池用電解液を得た。
(実施例5)
先ず、エチレンカーボネートを33体積%、エチル−n−ブチルカーボネートを17体積%、1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)プロパンを17体積%、エチレンエチルホスフェートを33体積%とする体積比でそれぞれ混合して有機溶媒を調製した。この有機溶媒にLiPF6を1モル/リットルの濃度で溶解して電池用電解液を得た。
【0043】
以上で得られた各電池用電解液の有機溶媒の組成を表1にまとめた。
【0044】
【表1】
【0045】
[電解液の難燃性の評価方法]
以上の実施例及び比較例で得られた各電池用電解液の難燃性を調べるために、次のような燃焼速度試験を実施した。
【0046】
先ず、各電池用電解液に、幅15mm、長さ320mmに裁断した厚さ0.04mmのセパレータ用マニラ紙をそれぞれ浸漬し、マニラ紙に電解液を含浸させた。その後、各電解液からマニラ紙をそれぞれ引き上げて大気中で3分間垂直につり下げ、マニラ紙に余分に付いた電池用電解液を滴下させて除いた。
【0047】
次に、支持針を有してマニラ紙を刺し並べることができるサンプル台を用意し、先に電池用電解液を含浸させた各マニラ紙を25mm間隔でサンプル台の支持針に刺して水平に固定した。このサンプル台を250mm×250mm×500mmの金属製の箱に入れ、その一端にライターで着火した。
【0048】
このとき、マニラ紙の長手方向に燃焼が移っていく速度(以下、単に燃焼速度と呼ぶことにする)を測定し、電池用電解液の難燃性を評価した。
[粘度の評価方法]
20℃において、各電池用電解液の粘度を回転粘度計にて測定した。
[高温における保存特性の評価方法]
各電池用電解液にリチウム金属体を浸漬し、それぞれ60℃で50時間保持した。この高温保持試験を行う前と行った後とでの電解液の色の変化を観察した。[非水電解質二次電池の作製]
次いで、先述のようにして得られた各電池用電解液を用いて、図1に概略的に示すコイン型の非水電解質二次電池をそれぞれ作製した。この非水電解質二次電池は、リチウムイオンの放出および吸蔵の可能な正極1並びに負極2と、正極1および負極2の間に介在する電解液3とを備える。
【0049】
この電池では、正極1、負極2及び電解液3がステンレスよりそれぞれなる正極ケース4および負極ケース5内にポリプロピレンよりなるガスケット6、6を介して密封されている。正極1と負極2との間にはポリエチレン製のフィルムよりなるセパレータ7が介在している。この電池は以下のようにして作製したものである。
【0050】
正極1は、次のようにして形成した。
【0051】
90重量部のLiMn2O4と10重量部のポリフッ化ビニリデンとの混合物にN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を加えて混練し、スラリーを得た。このスラリーをアルミニウムよりなる正極集電体1aに塗布して乾燥させ、さらにプレス成形を行って正極1を得た。
【0052】
負極2は次のようにして形成した。
【0053】
90重量部の炭素粉末と10重量部のポリフッ化ビニリデンとの混合物にNMPを加えて混練し、スラリーを得た。このスラリーを銅よりなる負極集電体2aに塗布して乾燥させ、さらにプレス成形を行って負極2を得た。
【0054】
以上のようにして得られた正極1および負極2を、それぞれ正極ケース4および負極ケース5に溶接し、これらの溶接体の間にセパレータ7を挟んで重ね合わせた。続いて電解液3を所定の場所に注入した後、ガスケット6、6で密封して図1に示される非水電解液二次電池を完成した。
【0055】
なお、本発明の電池は、実施例で使用するコイン型のみに限定されるものでなく、例えば図2に示す円筒型電池でも同様な結果が得られる。
【0056】
図2は、本発明の非水電解液二次電池の円筒型の概念図であり、図2aは電池の断面斜視模式図であり、図2bは電極部分を示す説明模式図を示す。
【0057】
円筒型非水電解液二次電池10は、コイン型で製造したのと同じ正極および負極を、シート形状として、両者をセパレータを介して積層し、渦巻き型に多数回巻き回して巻回体として、所定の円筒状のケース内に収納したものである。
【0058】
すなわち、電極の構成は、図2bに示すように負極集電体12に形成された負極合剤11と、正極集電体14に形成された正極合剤13とが合剤面が相対するように配置され、その間にセパレータ16と電解液15が介在して巻き回して巻回体とし絶縁板を介して図2aに示す電池缶の中に収納されて構成される。
【0059】
この巻回体の負極集電体12端部には負極リード12’が溶接され端部にニッケル製の負極端子18が電流遮断用薄板22を介してを介してケース21に溶接される。一方、正極集電体14に溶接された正極リード14’には端部にアルミニウム製の正極端子17が取り付けられ、電流遮断用薄板22を介して電池蓋として固定される。その結果、ケース21の底部が負極端子部18となり、ケースの蓋部分が正極の端子部17となる。ケース21に収納された巻回体には、上記の非水電解液15が注入されガスケット23で密封され安全蓋24を配備され、大きさが直径18mm、高さ65mmの円筒型非水電解液二次電池が形成できる。
【0060】
なお、円筒型電池の作製方法は、上述と同様の方法で、正極、負極、電解液を作製し、厚さ25μmの微孔ポリエチレン製フィルムをセパレータとし、前述の正極および負極を順々積層してから渦巻き型に多数回巻回すことにより巻回体を形成する。次に電池缶の底部に絶縁体を挿入し、上記巻回体を収納した。そして、負極、正極の端子を電池缶の底および蓋に接続させ上述の非水電解液を、上述のようにして作製した電池缶に注入し、密封することで円筒型非水電解液二次電池を作製できる。
【0061】
本実施例ではコイン型に作製した二次電池で評価を行った。
[非水電解質二次電池の放電容量の測定]
参考例1〜4、実施例1〜5、及び比較例1〜6の電池用電解液を用いた各非水電解液二次電池について、20℃、60℃においてそれぞれ次の充放電条件で50回充放電を行った。充放電サイクルの初期と50サイクル終了後とにおける放電容量をそれぞれ測定した。そして、初期の放電容量に対する50サイクル充放電後の容量維持率を計算した。また、さらに20℃における試験では、50サイクルの充放電前後に各電池の内部抵抗を測定した。
【0062】
また、0℃においても同じ充放電条件で充放電試験を行い充放電サイクルの初期に放電容量を測定した。
【0063】
充放電条件:正極1の単位面積当たりの電流密度を1.1mA/cm2の定電流で、かつ4.2V(CC)の終止電圧で充電した後、1.1mA/cm2の定電流で終止電圧を3.0V(CC)の終止電圧で放電を行った。
[結果]
前述の各試験の結果を表2に示す。
【0064】
【表2】
【0065】
[各電池用電解液の評価、および各非水電解質二次電池の評価]
参考例1〜4及び実施例1〜5の電池用電解液では、燃焼速度がいずれも0.1m/s以下であり、火はマニラ紙を全く燃え広がることがなかった。従って、これら参考例及び実施例の電解液は、難燃性に極めて優れ、安全性が高いことがわかる。
【0066】
また、参考例3、4、及び実施例1〜5の電池用電解液は、高温保持試験の後においても色の変化が見られなかった。また、その揮発量も少ないものであった。従って、これら実施例の電解液は、高温での揮発性および保存特性に優れることがわかる。
【0067】
一方、参考例1〜4及び実施例1〜5の電池用電解液をそれぞれ用いた各非水電解質二次電池は、いずれも20℃において高い放電容量を有することがわかった。また、50サイクル後の容量維持率も高かった。従って、これら実施例の電解液を用いた電池は、室温において高い電池性能を有することがわかる。
【0068】
そして、参考例3、4、及び実施例1〜5の電池用電解液をそれぞれ用いた各非水電解質二次電池は、高温での50サイクル容量維持率の低下も少なかった。
【0069】
また、参考例1、参考例2、及び実施例1〜5の電池用電解液をそれぞれ用いた各非水電解質二次電池は、いずれも0℃において高い放電容量を維持していることがわかる。従って、これら参考例及び実施例の電解液を用いた電池は、低温においても高い電池性能を維持できることがわかる。
【0070】
一方、比較例1〜3、および比較例5の電解液では、燃焼速度がいずれも2.0mm/s以上であることがわかった。その難燃性は、いずれも安全許容内にあるものの必ずしも高いとは言えない。このような結果が得られた理由としては、ジエチルカーボネート、ジイソプロピルカーボネートおよび1,2−ビス(メトキシカルボニルオキシ)エタンのいずれも、難燃性を高める効果をもたないことが考えられる。
【0071】
これらの比較例の電解液に対し、比較例4および比較例6の電解液は、燃焼速度が0mm/sおよび0.3mm/sと難燃性に優れ、安全性が高いことがわかる。
【0072】
しかし、比較例4の電池用電解液(アルキルモノカーボネート化合物およびアルキレンビスカーボネート化合物のいずれも含有しない系)を用いた非水電解質二次電池では、放電容量、容量維持率でそれほど高い値が得られていないことがわかる。また、50サイクル後の内部抵抗も初期値に比べて大幅に増加している。このような結果が得られた理由としては、エチレンカーボネートよりもトリエチルホスフェートの方がドナー数が高いために、トリエチルホスフェートが選択的にリチウムイオンに溶媒和することが考えられる。そのため、負極界面で副反応が生じやすくなり、リチウムイオンの消耗が大きくなることが考えられる。
【0073】
また、比較例6の電池用電解液(環状カーボネート化合物を含有しない系)を用いた非水電解質二次電池でも、放電容量でそれほど高い値が得られていないことがわかる。このような結果が得られた理由としては、電解液の導電率が低いことが挙げられる。
【0074】
さらに、比較例1、2ではアルキレンビスカーボネート化合物を含有しないので高温保持試験において電解液が変色している。そして、比較例3では、アルキルモノカーボネート化合物を含有しないので粘度が高く、内部抵抗が高くなっている。
【0075】
従って、本比較例の電池用電解液では、放電容量を優れたものとすることと、極めて優れた安全性を得ることとを両立させることができないことがわかる。
【0076】
以上の結果より、本実施例の電池用電解液では、いずれも電池性能を優れたものとすることができ、かつその電池性能を室温以外の温度域においても高く維持することができる上、極めて優れた安全性を得ることができることがわかる。
【0077】
また、参考例1〜4の電池用電解液では、有機溶媒の全体量を100体積%とすると、いずれにおいても、化学式1で表されるアルキルモノカーボネート化合物および化学式2で表されるアルキレンビスカーボネート化合物のいずれか一方が、30〜50体積%含有されている。また、実施例1〜5の電池用電解液では、いずれにおいても、化学式1で表されるアルキルモノカーボネート化合物および化学式2で表されるアルキレンビスカーボネート化合物が、両方で30〜50体積%含有されている。
【0078】
さらに、参考例1〜4及び実施例1〜5の電池用電解液では、いずれにおいても、リン含有有機化合物が、鎖状および環状リン酸エステル化合物の少なくとも1種であり、かつ25〜35体積%含有されている。また、いずれの電解液も支持塩にLiPF6が用いられている。
【0079】
参考例1〜4及び実施例1〜5の電池用電解液では、これらのことも重なって、いずれも電池性能を極めて優れたものとすることができ、かつその電池性能を室温以外の温度域においても極めて高く維持することができる上、極めて優れた安全性を得ることができるものと考えられる。
【0080】
中でも、実施例1〜5の電池用電解液は、低温および高温のいずれの温度域においても、優れた電池性能を高く維持することができる。このような結果が得られた理由としては、いずれの電解液も、化学式1で表される化学式を有するアルキルモノカーボネート化合物と、化学式2で表されるアルキレンビスカーボネート化合物との両方を含有することが考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の非水電解質二次電池を概略的に示す電池の縦断面図である。
【図2】本実施例の非水電解質二次電池の概略を示す円筒型電池の説明図であり、2aは筒型電池の断面斜視図であり、2bは電極部分を説明する説明模式図である。
【符号の説明】
1:正極 2:負極 3:非水電解液 4:正極ケース 5:負極ケース 6:ガスケット 7:セパレータ
10:円筒型電池、11:負極合剤、12:負極集電体、12’:負極リード、13:正極合剤、14:正極集電体、14’:正極リード、15:電解液、16:セパレータ、17:正極端子、18:負極端子部
Claims (5)
- 前記アルキルモノカーボネート化合物および前記アルキレンビスカーボネート化合物の少なくとも一種は、前記有機溶媒の全体量を100体積%とすると、5〜50体積%含有されている請求項1に記載の電池用電解液。
- 前記リン含有有機化合物は、鎖状および環状リン酸エステル化合物の少なくとも1種であり、前記有機溶媒の全体量を100体積%とすると、5〜35体積%含有されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電池用電解液。
- 前記支持塩は、LiPF6、LiBF4、LiClO4及びLiAsF6から選ばれる無機塩、該無機塩の誘導体、LiSO3CF3、LiC(SO3CF3)2およびLiN(SO3CF3)3から選ばれる有機塩、並びに該有機塩の誘導体の少なくとも1種である請求項1〜3のいずれかに記載の電池用電解液。
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