JP4188741B2 - 位置検出方法及び位置検出装置並びにこの装置を備えた電気接続装置 - Google Patents

位置検出方法及び位置検出装置並びにこの装置を備えた電気接続装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば自動車等のシートなどに適用されてシートのポジション等を検出する位置検出方法及び位置検出装置並びにこの装置を備えた電気接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、自動車等の乗り物のシートには、電動リクライニング機構やシートヒータなどの各種電装部品等の補機が多数搭載されるようになりつつあり、その中でも、例えばシートを電動モータにより前後にスライド移動及び上下にバーチカル移動させるパワーシートは普及の拡大が進展している。通常、パワーシートは、フロア材としてのフロアパネルに固定された固定側シートレール(ロアレール)と、シートの骨格を構成するシートフレームに連結された可動側シートレール(アッパレール)とを組み合わせてフロアパネルに設置され、シートフレームに搭載された電動モータにより可動側シートレールを固定側シートレールに対してスライド移動させると共にシートフレームを可動側シートレールに対してバーチカル移動させて、所望のシート位置を調節することができる構造となるように構成されている。このようなパワーシートにおいては、一般的に例えば可動側シートレールやシートフレームを駆動する電動モータは、モータ制御装置などに接続されており、マニュアル制御やオート制御等による電動モータの駆動制御ができるように構成されている。また、このようなパワーシートには、通常、可動側シートレールなどの可動部材の位置を検出してモータ制御装置にその位置を知らせるための位置検出装置が備えられており、代表的な位置検出装置としては、可動部材の動きを直接的に検出するいわゆる外測式位置検出装置と、電動モータに備えられたポテンショメータなどを用いるいわゆる内測式位置検出装置とが知られている。
【0003】
しかし、例えば磁石とホール素子とを組み合わせて電動モータの回転数を検出し、その数値からシートの位置を検出するタイプの内測式位置検出装置では、電動モータの出力パルス信号をカウントして電動モータの駆動量を可動部材の移動量として検出するに過ぎないため、例えば可動部材が可動始点及び可動終点間でスライド移動などを繰り返すとその誤差が蓄積されてしまい、可動始点や可動終点等の基点に対する絶対位置の検出が構造上困難であるという問題があった。一方、ポテンショメータを用いたタイプの内測式位置検出装置では、可動部材の絶対位置の検出は容易にできるが装置の構成が複雑化する傾向にあるという問題があった。
【0004】
これらの問題を解決するために、例えば可動部材の移動方向に所定間隔で複数のリードスイッチからなる一連のリードスイッチを配置したセンサユニットを可動部材に取り付け、固定側シートレールなどの固定部材に磁性体を取り付けて、磁性体の移動によるリードスイッチのON動作に基づく出力電圧を検出して可動部材の絶対位置を検出するようにした位置検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−164930号公報(第3−5頁、第1−5図)
【0006】
なお、近年では、エアバッグのインテリジェント展開(例えば、シート位置の違いによりエアバッグの爆発力を調整することなど)等の新たな方策により、パワーシートではない通常のシートにおいてもこのような位置検出装置を標準で搭載する要望が増えつつあるため、位置検出装置をできるだけ安価に提供することは市場命題となりつつある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の位置検出装置では、例えば複数のリードスイッチを所定間隔でプリント基板に配置したセンサユニットが開示されているが、このような構成であると部品点数が増えてセンサユニットのコストが上昇してしまい、如いては位置検出装置自体を安価に提供できなくなる場合がある。また、パワーシートにおいては各補機の配線と共にセンサユニットの配線も配索する必要があるため、配線回りが複雑になり配索作業が繁雑化するという問題を抱えている。
【0008】
この発明は、このような問題を解決するためになされたもので、簡単な構成で安価に可動部材の絶対位置を検出することができる位置検出方法及び位置検出装置並びにこの装置を備えた電気接続装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る位置検出方法は、一端が第1部材と接続され、他端が前記第1部材に対して相対的に移動する第2部材に接続される回路部材であって、少なくとも一部にフラットな可撓性の帯状部分を有し、前記帯状部分にその長手方向に沿ってそれぞれ異なる符号を表わす複数のビットパターンが形成された回路部材を、前記帯状部分の長手方向が前記第1部材及び第2部材の相対移動方向となるように配置すると共に、前記帯状部分を折り返して前記帯状部分の一端が前記第1部材及び第2部材の相対移動に伴って前記帯状部分のビットパターンに沿って移動するように形成し、前記帯状部分の一端にセンサ部を設け、このセンサ部で前記帯状部分に形成された複数のビットパターンを読み取り、読み取られたビットパターンが表わす符号から前記第1部材に対する前記第2部材の相対的な位置を検出するようにしたことを特徴とする。
【0010】
この発明に係る位置検出装置は、一端が第1部材と接続され、他端が前記第1部材に対して相対的に移動する第2部材に接続された回路部材であって、少なくとも一部にフラットな可撓性の帯状部分を有し、前記帯状部分にその長手方向に沿ってそれぞれ異なる符号を表わす複数のビットパターンが形成され、前記帯状部分の長手方向が前記第1部材及び第2部材の相対移動方向となるように配置されると共に、前記帯状部分が折り返されて前記帯状部分の一端が前記第1及び第2部材の相対移動に伴って前記帯状部分のビットパターンに沿って移動するように形成された回路部材と、前記帯状部分の一端に設けられて前記帯状部分に形成された複数のビットパターンを前記第1部材に対する前記第2部材の相対的な位置を示す符号として読み取るセンサ部とを備えたことを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、一端が第1部材と接続され、他端が第1部材に対して相対的に移動する第2部材に接続された回路部材が、その回路部材の帯状部分の長手方向に沿って形成されたそれぞれ異なる符号を表わす複数のビットパターンを有すると共に、その帯状部分の一端に設けられたセンサ部が複数のビットパターンを第1部材に対する第2部材の相対的な位置を示す符号として読み取る構造からなるので、第1及び第2部材の一方の部材に対する他方の部材の相対位置を絶対位置として検出することができる。このように、回路部材にビットパターンを形成してセンサ部でそれを読み取るという簡単な構造で、第1又は第2部材の絶対位置を検出することが可能となるため、従来よりも構成部品を少なくして安価に第1又は第2部材の絶対位置を検出することが可能となる。
【0012】
なお、複数のビットパターンは、例えば帯状部分の短手方向に沿って各ビットが並べられたビットパターンを長手方向に沿って所定間隔毎に配置して形成されたものである。
【0013】
また、回路部材としては、例えばフレキシブルプリント回路、フレキシブルフラット回路及びフレキシブルフラットケーブルのいずれか1つからなるもの、又はこれらのうちの少なくとも2つを重ね合わせて構成されたもの(例えば、フレキシブルプリント回路とフレキシブルフラット回路を重ね合わせたもの)を用いるか、複数のフレキシブルプリント回路、フレキシブルフラット回路及びフレキシブルフラットケーブルのいずれか1つからなるもの、又はこれらのうちの少なくとも2つを重ね合わせて構成されたもの(例えば、複数のフレキシブルプリント回路と複数のフレキシブルフラット回路を重ね合わせたもの)を用いることができる。重ね合わせて構成すれば、回路部材の短手方向幅(回路幅)を大きくすることなく回路数を増やすことが可能となる。
【0014】
また、複数のビットパターンは、例えば回路部材の回路形成部以外の部分に形成されているものである。
【0015】
なお、この発明の位置検出装置によれば、センサ部の信号線及び動力線は、例えば予め回路部材に備えられていると良い。そうすれば、新たにセンサ部のための回路を敷設する必要がなくなるからである。
【0016】
また、センサ部は、例えば回路部材を内側に挿通する挿通穴を備えたセンサケース部を有するものであると良い。
【0017】
また、センサ部としては、例えば透過型光電センサを備えたものや、反射型光電センサを備えたものが考えられ、透過型光電センサの場合は複数のビットパターンが回路部材を厚さ方向に貫通する複数の穴から構成されるものであると良く、反射型光電センサの場合は複数のビットパターンが回路部材に備えられた複数の反射材から構成されるものであると良い。
【0018】
また、センサ部のセンサケース部は、例えば回路部材の帯状部分を長手方向に沿って挿通し、センサ部の相対移動を回路部材の帯状部分に沿ってガイドするガイド部を備えて構成されたものである。
【0019】
この発明に係る電気接続装置は、所定部材に対して第1方向に相対的に移動する第1部材と、前記所定部材に対して第2方向に相対的に移動する第2部材との間を、電気的に接続する電気接続装置であって、一端が前記第1部材と接続され、他端が前記第1部材に対して相対的に移動する前記第2部材に接続された回路部材であって、少なくとも一部にフラットな可撓性の帯状部分を有し、前記帯状部分にその長手方向に沿ってそれぞれ異なる符号を表わす複数のビットパターンが形成され、前記帯状部分の長手方向が前記第1部材及び第2部材のいずれか一方の前記所定部材に対する相対移動方向となるように配置されると共に、前記帯状部分が折り返されて前記帯状部分の一端が前記第1及び第2部材のいずれか一方の相対移動に伴って前記帯状部分のビットパターンに沿って移動するように形成された回路部材と、前記帯状部分の一端に設けられて前記帯状部分に形成された複数のビットパターンを前記所定部材に対する前記第1及び第2部材のいずれか一方の相対的な位置を示す符号として読み取るセンサ部とから構成された位置検出装置と、この位置検出装置の回路部材の前記一端及び他端の少なくとも一方が前記所定部材に対して相対移動するように、前記回路部材の前記帯状部分の所定位置を固定して前記帯状部分の少なくとも一部を前記所定部材に対して固定状態にし、前記位置検出装置を支持する支持部材とを備えたことを特徴とする。
【0020】
この発明の電気接続装置によれば、上述した特徴を有する位置検出装置を備えるため、簡単な構成で所定部材に対する第1部材又は第2部材の相対位置を検出し、検出した相対位置を絶対位置として利用することができると共に、簡単な構造で安価に所定部材に対して相対移動する第1及び第2の部材間を電気的に接続することが可能となる。
【0021】
なお、この発明の電気接続装置における位置検出装置は、更に以下の点を備えると良い。即ち、例えば位置検出装置の回路部材は折返し部を備え、回路部材の一端及び他端のいずれか一方は、その端部の配索方向に引き出された場合、折返し部自身のバネ力により元の位置に戻る方向に付勢されていると良い。
【0022】
また、支持部材は、一端及び他端を除く位置検出装置全体を内部に収容するケース部であると良く、例えばケース部は、着脱可能な構造の複数のケース部材から構成され、位置検出装置の回路部材の一端及び他端がケース部の内部から外部に露出する部分にはそれぞれスリットが形成され、スリットは、一端及び他端の第1方向及び第2方向への移動を妨げない形状で形成されていると良い。
【0023】
なお、この電気接続装置の位置検出装置の一部を構成する回路部材としては、上記と同様に、例えばフレキシブルプリント回路、フレキシブルフラット回路及びフレキシブルフラットケーブルのいずれか1つからなるもの、又はこれらのうちの少なくとも2つを重ね合わせて構成されたものを用いるか、複数のフレキシブルプリント回路、フレキシブルフラット回路及びフレキシブルフラットケーブルのいずれか1つからなるもの、又はこれらのうちの少なくとも2つを重ね合わせて構成されたものを用いると良い。重ね合わせて構成すれば、回路部材の短手方向幅(回路幅)を大きくすることなく多数の回路間の電気的接続を行うことが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、この発明の好ましい実施の形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る電気接続装置を適用したシートの一例を示す透過斜視図、図2は、図1のI−I´一部断面図、図3は図1のシートが動いた場合のI−I´一部断面図である。なお、シート自体の構成は公知であるため、ここでは簡単に説明することとする。
図1に示すように、シート1は、例えば自動車等の乗り物に用いられる座席シートであり、主に背もたれ部2と着座部3とから構成されており、背もたれ部2にはヘッドレスト4が備えられ、着座部3は固定側シートレールとしての一組のロアレール6及び可動側シートレールとしての一組のアッパレール5からなるシートレール7の上に載置されている。背もたれ部2と着座部3は、シート1の骨格を構成する一対のシートフレーム8,9にクッション材等を取り付けて構成されており、両者を回動可能に連結する連結部10を介して背もたれ部2が着座部3に対して図中矢印A方向に回動することにより傾倒可能な構造となっている。
【0025】
なお、一組の連結部10は、背もたれ部2に内蔵された連結ロッド19により連結されており、背もたれ部2の傾倒は、背もたれ部2に内蔵されたリクライニングモータ20が連結ロッド19を動かすことにより実現される。また、背もたれ部2側の一対のシートフレーム8の一方には、ランバモータ21が取り付けられており、電動ランバサポート22を図中矢印C方向に動かして着座者に対する背もたれ部2の支持力を調節することができるようになっている。
【0026】
一方、着座部3側の一対のシートフレーム9は、アッパレール5に対して複数のリンク機構11を介して図中矢印B方向に上下に昇降移動(バーチカル移動)可能な構造となっている。これら複数のリンク機構11のうち、シート1のフロント側の一対のリンク機構11は、フロントバーチカルロッド12により連動可能に連結され、シート1のリア側の一対のリンク機構11は、リアバーチカルロッド13により連動可能に連結されている。フロントバーチカルロッド12は、ロッド用リンク機構14を介してフロントバーチカル用モータ15に連結され、リアバーチカルロッド13は、ロッド用リンク機構16を介してリアバーチカル用モータ17に連結されている。なお、フロントバーチカル用モータ15及びリアバーチカル用モータ17は、バーチカルモータサポートブラケット18によりアッパレール5と一体的に固定されている。
【0027】
アッパレール5には、スライドモータサポートブラケット23によりスライドモータ24が一体的に固定されており、このスライドモータ24はロッドスクリュ25やナット部材26などと共にアッパレール5をロアレール6に対して前後にスライド移動させるスライド機構を構成する。なお、スライド機構のナット部材26は、ロアレール6に固定されているため、スクリュ25が回転するとアッパレール5がスライドモータ24及びスクリュ25と共にロアレール6に対して図中矢印D方向にスライド移動する構造からなる。
【0028】
このように構成されたシート1に搭載された各種モータ等の補機は、図2及び図3に示すように、着座部3に配索されたシート配線27によりそれぞれ電気的に接続されており、更にフロア材としてのフロアパネル28側に配索された電気配線29と電気接続装置30の接続回路部材32を介して電気的に接続されることにより、電力供給などが行われている。また、この電気接続装置30には後述する絶対位置検出のための位置検出装置が備えられているため、例えばロアレール6に対するアッパレール5の正確なスライド位置を検出することができるようになっている。なお、シート1は、例えばロアレール6がフロアパネル28にブラケット31を介して取り付けられることにより固定されている。
【0029】
このシート1に適用された電気接続装置30は、可撓性を有するフラットの帯状の接続回路部材32とこの接続回路部材32の帯状部分の一端に配設されたセンサ部50とから構成された位置検出装置51と、アッパレール5に沿ったL字型のケース部33とから構成されている。電気接続装置30は、位置検出装置51の接続回路部材32の第1及び第2の端末部34,35以外の部分がケース部33の内部に収容され、ケース部33がアッパレール5に沿って取付固定されることにより、アッパレール5と一体的に移動する構造からなる。なお、図1及び図2は、シート1を前方にスライドさせた状態を示しており、図2においては更にシートフレーム9がバーチカル移動した状態を示している。また、図3は、シート1を後方にスライドさせた状態を示している。
【0030】
図4及び図5は、このシート1に適用された電気接続装置30の内部構造を説明するための一部切欠斜視図、図6は、電気接続装置30に備えられた位置検出装置の一部拡大透過斜視図、図7は、図6のII−II´断面図、図8は、図6のIII−III´断面図である。
図4及び図5に示すように、電気接続装置30は、接続回路部材32とセンサ部50とから構成される位置検出装置51と、この位置検出装置51をほぼ内部に収容するケース部33とから構成され、この例の電気接続装置30では、位置検出装置51の接続回路部材32が、シート配線27と接続される第1の端末部34の近傍位置において接続回路部材32の帯状部分のフラット面32aに沿って撓んだ状態で2回折り返して形成された第1折返し部36と、電気配線29と接続される第2の端末部35の近傍位置において接続回路部材32の帯状部分のフラット面32aに沿って撓んだ状態で1回折り返して形成された第2折返し部37とを備えて構成されている。なお、第1の端末部34とシート配線27とは、第1の端末部34に取り付けられたコネクタ47とシート配線27に取り付けられたコネクタ(図示せず)とを接続することにより接続され、第2の端末部35と電気配線29とは、それぞれに取り付けられたコネクタ48a,48b同士を接続することにより接続されている。
【0031】
また、位置検出装置51の接続回路部材32は、第1の端末部34の近傍位置における第1折返し部36よりも第1の端末部34側と反対側の部分において接続回路部材32の帯状部分の長手方向と交差するようにフラット面32aに沿って1回折り返して形成された第3折返し部38と、第2の端末部35の近傍位置における第2折返し部37よりも第2の端末部35側の部分において接続回路部材32の帯状部分の長手方向と交差するようにフラット面32aに沿って1回折り返して形成された第4折返し部39(図6参照)とを備えて構成されている。
【0032】
この位置検出装置51の接続回路部材32は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)及びポリイミド(PI)等の絶縁フィルム(図示せず)の上に、銅箔等の導電材をパターン形成してなる回路部(図示せず)を形成し、所望によりこれら絶縁フィルム及び回路部の上に合成樹脂等からなるカバーレイ(図示せず)を形成した構造からなるフレキシブルプリント回路(FPC)や上記回路部を打ち抜き形成したフレキシブルフラット回路(FFC)、導体の押出成形により回路部を形成しこの回路部を絶縁フィルムでラミネートした構造からなるフレキシブルフラットケーブル(FFC)等からなるもので、可撓性を備えている。
【0033】
なお、接続回路部材32は、これらフレキシブルプリント回路、フレキシブルフラット回路及びフレキシブルフラットケーブルのうちの少なくとも2つを重ね合わせて構成されていたり、それぞれを複数枚重ね合わせて構成されていたり、複数枚重ね合わせたうちの少なくとも2つを更に重ね合わせて構成されていたりしていても良い。重ね合わせて接続回路部材32を構成すれば、接続回路部材32の短手方向幅(回路幅)を増やすことなく接続回路数を増大させることが可能となる。
【0034】
また、この接続回路部材32は、上述したように例えば第1及び第2折返し部36,37間の部分に帯状部分を有し、その帯状部分のフラット面32aの長手方向に沿ってそれぞれ異なる数値を表す複数のビットパターンからなるビットパターン部52が形成されている。このビットパターン部52を構成する複数のビットパターンは、例えばフラット面32aの短手方向に沿って各ビットが並べられたビットパターンをフラット面32aの長手方向に沿って所定間隔毎に複数配置して形成されたものであり、例えば接続回路部材32の回路形成部以外の部分に形成されている。
【0035】
このように形成されたビットパターン部52では、いわゆる定規の目盛りのようにそれぞれのビットパターンが異なる符号を表わすことができるため、表わされた符号を数値化することにより、異なる数値を表わすことができる。例えば6ビットのビットパターンで各ビットパターン間の間隔Tを5mm(図6参照)とした場合、接続回路部材32のフラット面32aの長手方向に沿って5mm×26=320mm(誤差±5mm)の範囲で絶対位置を表わすことが可能となる。
【0036】
一方、位置検出装置51のセンサ部50は、接続回路部材32を内側に挿通する挿通穴53を備えた樹脂成型部材などからなる矩形状のセンサケース部54を有し、このセンサケース部54の内部に、例えば光電センサなどを備えて構成されている。なお、挿通穴53には、接続回路部材32と挿通穴53の開口部との擦れなどを防止するためのガイド緩衝材53a(図8参照)が取り付けられていると良い。
【0037】
この例のセンサ部50は、図6に示すように、着脱可能な第1センサケース54a及び第2センサケース54bから構成されるセンサケース部54を有し、このセンサケース部54の内部に、図7及び図8に示すように、6個の発光素子61及び6個の受光素子62から構成される透過型光電センサ60を備えて構成されている。なお、この例では、第1センサケース54a側に発光素子61が、第2センサケース54b側に受光素子62がそれぞれ取り付けられている。また、図6に示すように、接続回路部材32の第4折返し部39の近傍部分が第1センサケース54aの内側に、例えば粘着テープ55を介して貼着固定されており、第2の端末部35がセンサ部50と共に一体的に図中矢印D方向に相対移動することができる構造となっている。なお、第4折返し部39の近傍部分は、第1センサケース54aの内側に、上述した粘着テープ55の他にも図示しない接着剤で固定されていたり、第1センサケース54aの内側に形成された、後述する固定部40により固定されていたりしても良い。
【0038】
センサ部50には、透過型光電センサ60が備えられているため、接続回路部材32のビットパターン部52を構成する各ビットパターンのそれぞれのビット52aは、例えば接続回路部材32を厚さ方向に貫通する穴で形成されている。従って、この位置検出装置51では、接続回路部材32とセンサ部50とを組み合わせたことで、透過型光電センサ60の各発光素子61から出射された光がビットパターン部52の各ビット52aを通過して各受光素子62で受光されることにより、各ビットパターンが表わす符号を数値として読み取り、接続回路部材32の第1及び第2折返し部36,37間の帯状部分に対するセンサ部50の相対位置を絶対位置として検出することが可能となる。
【0039】
ここで、このような構成によると、電気接続装置30は、接続回路部材32の第1及び第2折返し部36,37間の帯状部分の所定位置が固定部40を介して電気接続装置30のケース部33に固定支持されたうえに電気接続装置30がアッパレール5に取付固定されており、更に接続回路部材32の第2の端末部35がロアレール6側の電気配線29と接続されているので、第2の端末部35が接続回路部材32の第1及び第2折返し部36,37間の帯状部分に対して相対的に移動する構造(第2の端末部35がロアレール6側に固定されているために実際に移動するのはケース部33である)となっていることが分かる。これにより、この電気接続装置30では、シート配線27及び電気配線29間の電気的接続のみならず、上述したようにロアレール6に対するアッパレール5のスライド移動の際のアッパレール5のスライド移動位置のロアレール6に対する相対位置を絶対位置として検出することが可能となる。なお、例えば検出された絶対位置は、エアバッグのシート1の位置による爆発力の調節等の制御に用いられたりするため、正確性が要求されるものである。
【0040】
なお、透過型光電センサ60を、図9に示すように、1個の発光素子61と6個の受光素子62とからなるものにすれば、透過型光電センサ60を構成する素子数を少なくすることができ、センサ部50の小型化や簡素化並びにコストダウンを図ることができる。
【0041】
また、センサ部50に備えられる光電センサとして6個の受光・発光統合型素子からなる反射型光電センサ63を用いた場合、図10に示すように、接続回路部材32のビットパターン部52を構成する各ビットパターンのそれぞれのビット52aは、接続回路部材32に備えられた反射材から構成されていると良い。この場合、上述した透過型光電センサ60を用いた場合よりもセンサを構成する素子数を更に少なくすることができ、センサ部50の小型化や簡素化並びにコストダウンを図ることができる。
【0042】
更に、反射型光電センサ63を、図11に示すように、1個の受光・発光統合型素子からなるものにすれば、反射型光電センサ63を構成する素子数を少なくすることができ、センサ部50の小型化や簡素化並びにコストダウンを図ることが可能となる。
【0043】
一方、図4及び図5に示すように、電気接続装置30のケース部33は、例えば樹脂成型部材等からなり、この例では着脱可能な構造からなる第1ケース33a及び第2ケース33bの複数のケース部材から構成され、これら第1及び第2ケース33a,33bを嵌合(結合)することでL字型のケース部33が形成される。これら第1及び第2ケース33a,33bで構成するケース内空間33cに、接続回路部材32の第1及び第2の端末部34,35を除く位置検出装置51の全体が収容されている。
【0044】
なお、第1及び第2ケース33a,33bのいずれか一方側(この例では第2ケース33b側)には、接続回路部材32の第1及び第2折返し部36,37間の帯状部分の所定位置を固定して位置検出装置51を支持するための固定部40が設けられており、この固定部40には接続回路部材32に形成された図示しない穴部を介して接続回路部材32が取付固定されることにより位置検出装置51が支持されている。
【0045】
なお、この例のケース部33には、ケース内空間33cに収容した位置検出装置51の接続回路部材32の第1及び第2の端末部34,35を、ケース内空間33cから外部に露出するための複数のスリット部41,42が形成されており、第1の端末部34は、スリット部41を介して図中矢印B方向にケース部33に対して所定の長さ分だけ移動可能となると共に、ケース内空間33c内に収容された第1折返し部36自身のバネ力により引き出された方向と反対方向に常に付勢されて自動的に戻る構造となっている。
【0046】
即ち、第1の端末部34は、第1折返し部36の第1の端末部34側において図中矢印B方向に伸縮可能な構造となる。例えば、第1の端末部34をスリット部41から引き出すように図中矢印B方向に動かすと、S字を描いた第1折返し部36の曲率半径が引き出す前の曲率半径よりも小さくなり、この小さくなった曲率半径を元の曲率半径に戻そうとする力が発生し、その力が第1の端末部34の引き出した部分を図中矢印B方向に引き戻そうとする力となり自己復帰動作が実現する。
【0047】
この場合、位置検出装置51がスライドする部分、即ち、接続回路部材32の第2折返し部37と第3折返し部38との間の帯状部分の少なくとも一部が固定部40によりケース部33に固定されているため、ビットパターン部52の各ビットパターンが示すケース部33に対する位置がずれることはない。また、これにより接続回路部材32の第2の端末部35は、スリット部42を介して図中矢印D方向にケース部33に対してスリット部42のスリット長の分だけ相対的に移動可能な構造(上述したように、実際に移動するのはケース部33である。以下同じ。)となっている。なお、この例のスリット部41,42には、第1及び第2の端末部34,35が移動の際にスリット部41,42の開口部と擦れたりしないように緩衝材49が備えられている。
【0048】
このように構成された電気接続装置30を適用したシート1では、図1、図2及び図4に示すように、電気接続装置30に備えられた位置検出装置51の接続回路部材32が、シート1のフロントバーチカル用モータ15、リアバーチカル用モータ17及びスライドモータ24を駆動してシートフレーム9をアッパレール5に対して図中矢印B方向にバーチカル移動させ、更にアッパレール5をロアレール6に対して図中矢印D方向にスライド移動させた場合においても、電気接続装置30の接続回路部材32の第1及び第2の端末部34,35が必要以上に露出することなくそれぞれの移動方向へ、余長部分などを吸収しながらバーチカル移動及びスライド移動に伴って移動することができるため、接続回路部材32のケース部33からの露出部分を最小限にすることが可能となると共に、ロアレール6に対するアッパレール5のスライド移動位置を絶対位置として検出することが可能となる。
【0049】
即ち、上記のようなバーチカル移動及びスライド移動を実行すると、第1の端末部34がケース部33に対して図中矢印B方向に伸縮移動し第1折返し部36が歪みの吸収体となり接続回路部材32の余長部分を吸収すると共に、第2の端末部35がケース部33に対して図中矢印D方向に、第2折返し部37が接続回路部材32の帯状部分を利用するようにして位置検出をしながら相対的に移動する。また、第2の端末部35と一体的にケース部33に対して相対移動するセンサ部50が、接続回路部材32のビットパターン部52が表わす絶対位置を検出する。
【0050】
このため、この電気接続装置30を適用したシート1によれば、従来のように多数のリードスイッチをアッパレール5の移動範囲にわたって所定間隔毎に配置したようなものに比べ、位置検出装置51自体の構成が簡単になると共に接続回路部材32及びセンサ部50からなる安価な位置検出装置51でシート位置の絶対位置を検出することが可能となる。また、従来の技術の欄には記載していないが、フロアパネルに長いスリットを形成して接続回路部材がシートの移動に伴って移動するようにしたものなどに比べ、接続回路部材が余計に露出することにより引き起こされる接続回路部材の噛み込みや振動などの不具合を極力少なくすることができると共に、フロアパネルに形成すべき長いスリットを不要とすることによりシート1及びその周辺におけるハーネス類の配索の見栄えを良くすることができる。また、電気接続装置30をアッパレール5側に取り付ける構造のため、電気接続装置30のシート1への組付性などを向上させることが可能となる。
【0051】
また、この電気接続装置30では、バーチカル移動における接続回路部材32の余長部分を余長吸収することができると共にスライド移動における接続回路部材32の帯状部分を利用して位置検出することができるため、1つの電気接続装置30で同時に余長吸収や位置検出などの異なる機能を実現することができるため、例えばシート1の異なる複数の方向への移動に対して柔軟に対応し余長吸収対策や位置検出対策のために係るコストを削減することが可能となる。更に、上述したように電気接続装置30がアッパレール5側に取り付けられる構造のため、従来の技術の欄には記載していないが、フロアパネル28の裏側にハーネスを配索していたものに比べ、フロアパネル28の裏側のスペースを少なくすることができるため、結果的に例えばフロアパネル28からルーフパネル(図示せず)までの車内空間高を高くすることができるようになり、シート1への着座者の頭上高などを高くして広く快適な車内空間を演出すること等ができるようになる。
【0052】
また、この電気接続装置30によれば、接続回路部材32とセンサ部50とを備える位置検出装置51が、従来の複数のリードスイッチを用いたものに比べて部品点数を少なくした簡単な構成からなると共に、接続回路部材32に形成したビットパターン部52の各ビットパターンを1つのセンサ部50がロアレール6に対するアッパレール5の動きに合わせて相対的に移動して読み取る構造のため、装置の小型化を実現し絶対位置の検出を簡単且つ安価に行うことが可能となる。
【0053】
また、この電気接続装置30によれば、上述したシート1の場合のように、所定部材(例えば、アッパレール5)に対してそれぞれ相対的に移動可能な部材(例えば、シートフレーム9及びロアレール6)間の電気的接続を一系統にまとめて接続回路部材32の配索作業の簡素化を図ることができると共にケース部33から露出する第1の端末部34が自動的にその長さを調整して余長部分を吸収したり、第2の端末部35が接続回路部材32の帯状部分を利用して位置検出したりするため、余分な配線長を極力少なくし、従来のワイヤハーネスを用いた場合の電気接続に比べて配線を隠すためのカバー類や配索のためのスペースを最小限にして、配線の露出を極力少なくすることが可能となる。これにより、簡単な構造で安価にアッパレール5に対して移動するシートフレーム9及びロアレール6間を電気的に接続することができると同時にロアレール6に対するアッパレール5のスライド移動位置の絶対位置を正確に検出することが可能となる。
【0054】
また、この電気接続装置30によれば、内蔵する位置検出装置51のセンサ部50の透過型光電センサ60や反射型光電センサ63の図示しない信号線や動力線は、図6及び図8に示すように、位置検出装置51の接続回路部材32に予め備えられている(接続回路部材32の図示しない回路形成部から信号線や動力線が分岐している)ため、別途センサ部50のための回路を位置検出装置51に設ける必要がなく、更に部品点数を削減することが可能となる。
【0055】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、一端が第1部材と接続され、他端が第1部材に対して相対的に移動する第2部材に接続された回路部材が、その回路部材の帯状部分の長手方向に沿って形成されたそれぞれ異なる符号を表わす複数のビットパターンを有すると共に、その帯状部分の一端に設けられたセンサ部が複数のビットパターンを第1部材に対する第2部材の相対的な位置を示す符号として読み取る構造からなるので、第1及び第2部材の一方の部材に対する他方の部材の相対位置を絶対位置として検出することができる。このように、回路部材にビットパターンを形成してセンサ部でそれを読み取るという簡単な構造で、第1又は第2部材の絶対位置を検出することが可能となるため、従来よりも構成部品を少なくして安価に第1又は第2部材の絶対位置を検出することが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る電気接続装置を適用したシートの一例を示す透過斜視図である。
【図2】 図1のI−I´一部断面図である。
【図3】 図1のシートが動いた場合のI−I´一部断面図である。
【図4】 同シートに適用された電気接続装置の内部構造を説明するための一部切欠斜視図である。
【図5】 同シートに適用された電気接続装置の内部構造を説明するための一部切欠斜視図である。
【図6】 同シートに適用された電気接続装置に備えられた位置検出装置の一部拡大透過斜視図である。
【図7】 図6のII−II´断面図である。
【図8】 図6のIII−III´断面図である。
【図9】 図7の発光素子を変更した様子を示す断面図である。
【図10】 他のセンサ部を有する位置検出装置の一部断面図である。
【図11】 図10の発光・受光統合型素子を変更した様子を示す断面図である。
【符号の説明】
1…シート、2…背もたれ部、3…着座部、4…ヘッドレスト、5…アッパレール、6…ロアレール、7…シートレール、8,9…シートフレーム、10…連結部、11…リンク機構、12…フロントバーチカルロッド、13…リアバーチカルロッド、14,16…ロッド用リンク機構、15…フロントバーチカル用モータ、17…リアバーチカル用モータ、18…バーチカルモータサポートブラケット、19…連結ロッド、20…リクライニングモータ、21…ランバモータ、22…電動ランバサポート、23…スライドモータサポートブラケット、24…スライドモータ、25…ロッドスクリュ、26…ナット部材、27…シート配線、28…フロアパネル、29…電気配線、30…電気接続装置、31…ブラケット、32…接続回路部材、32a…フラット面、33…ケース部、33a…第1ケース、33b…第2ケース、33c…ケース内空間、34…第1の端末部、35…第2の端末部、36…第1折返し部、37…第2折返し部、38…第3折返し部、39…第4折返し部、40…固定部、41,42…スリット部、47,48a,48b…コネクタ、49…緩衝材、50…センサ部、51…位置検出装置、52…ビットパターン部、52a…ビット、53…挿通穴、53a…ガイド緩衝材、54…センサケース部、54a…第1センサケース、54b…第2センサケース、55…粘着テープ、60…透過型光電センサ、61…発光素子、62…受光素子、63…反射型光電センサ。

Claims (29)

  1. 一端が第1部材と接続され、他端が前記第1部材に対して相対的に移動する第2部材に接続される回路部材であって、少なくとも一部にフラットな可撓性の帯状部分を有し、前記帯状部分にその長手方向に沿ってそれぞれ異なる符号を表わす複数のビットパターンが形成された回路部材を、前記帯状部分の長手方向が前記第1部材及び第2部材の相対移動方向となるように配置すると共に、前記帯状部分を折り返して前記帯状部分の一端が前記第1部材及び第2部材の相対移動に伴って前記帯状部分のビットパターンに沿って移動するように形成し、
    前記帯状部分の一端にセンサ部を設け、このセンサ部で前記帯状部分に形成された複数のビットパターンを読み取り、
    読み取られたビットパターンが表わす符号から前記第1部材に対する前記第2部材の相対的な位置を検出するようにした
    ことを特徴とする位置検出方法。
  2. 前記複数のビットパターンは、前記帯状部分の短手方向に沿って各ビットが並べられたビットパターンを前記長手方向に沿って所定間隔毎に配置して形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の位置検出方法。
  3. 一端が第1部材と接続され、他端が前記第1部材に対して相対的に移動する第2部材に接続された回路部材であって、少なくとも一部にフラットな可撓性の帯状部分を有し、前記帯状部分にその長手方向に沿ってそれぞれ異なる符号を表わす複数のビットパターンが形成され、前記帯状部分の長手方向が前記第1部材及び第2部材の相対移動方向となるように配置されると共に、前記帯状部分が折り返されて前記帯状部分の一端が前記第1及び第2部材の相対移動に伴って前記帯状部分のビットパターンに沿って移動するように形成された回路部材と、
    前記帯状部分の一端に設けられて前記帯状部分に形成された複数のビットパターンを前記第1部材に対する前記第2部材の相対的な位置を示す符号として読み取るセンサ部と
    を備えたことを特徴とする位置検出装置。
  4. 前記複数のビットパターンは、前記帯状部分の短手方向に沿って各ビットが並べられたビットパターンを前記長手方向に沿って所定間隔毎に配置して形成されたものである
    ことを特徴とする請求項3記載の位置検出装置。
  5. 前記回路部材は、フレキシブルプリント回路、フレキシブルフラット回路及びフレキシブルフラットケーブルのいずれか1つからなるもの、又はこれらのうちの少なくとも2つを重ね合わせて構成されたものであることを特徴とする請求項3又は4記載の位置検出装置。
  6. 前記回路部材は、複数のフレキシブルプリント回路、フレキシブルフラット回路及びフレキシブルフラットケーブルのいずれか1つからなるもの、又はこれらのうちの少なくとも2つを重ね合わせて構成されたものであることを特徴とする請求項3又は4記載の位置検出装置。
  7. 前記複数のビットパターンは、前記回路部材の回路形成部以外の部分に形成されていることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項記載の位置検出装置。
  8. 前記センサ部の信号線及び動力線は、前記回路部材に備えられていることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項記載の位置検出装置。
  9. 前記センサ部は、前記回路部材を内側に挿通する挿通穴を備えたセンサケース部を有するものであることを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項記載の位置検出装置。
  10. 前記センサ部は、透過型光電センサを備えたものであることを特徴とする請求項3〜9のいずれか1項記載の位置検出装置。
  11. 前記複数のビットパターンは、前記回路部材を厚さ方向に貫通する複数の穴から構成されるものであることを特徴とする請求項10記載の位置検出装置。
  12. 前記センサ部は、反射型光電センサを備えたものであることを特徴とする請求項3〜9のいずれか1項記載の位置検出装置。
  13. 前記複数のビットパターンは、前記回路部材に備えられた複数の反射材から構成されるものであることを特徴とする請求項12記載の位置検出装置。
  14. 前記挿通穴は、前記回路部材の前記帯状部分を前記長手方向に沿って挿通し、前記センサ部の相対移動を前記回路部材の前記帯状部分に沿ってガイドするよう構成されたものであることを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項記載の位置検出装置。
  15. シートに対して第1方向に相対的に移動する第1部材と、前記シートに対して第2方向に相対的に移動する第2部材との間を、電気的に接続する電気接続装置であって、
    一端が前記第1部材と接続され、他端が前記第1部材に対して相対的に移動する前記第2部材に接続された回路部材であって、少なくとも一部にフラットな可撓性の帯状部分を有し、前記帯状部分にその長手方向に沿ってそれぞれ異なる符号を表わす複数のビットパターンが形成され、前記帯状部分の長手方向が前記第1部材及び第2部材のいずれか一方の前記シートに対する相対移動方向となるように配置されると共に、前記帯状部分が折り返されて前記帯状部分の一端が前記第1及び第2部材のいずれか一方の相対移動に伴って前記帯状部分のビットパターンに沿って移動するように形成された回路部材と、前記帯状部分の一端に設けられて前記帯状部分に形成された複数のビットパターンを前記シートに対する前記第1及び第2部材のいずれか一方の相対的な位置を示す符号として読み取るセンサ部と
    から構成された位置検出装置と、
    この位置検出装置の回路部材の前記一端及び他端の少なくとも一方が前記シートに対して相対移動するように、前記回路部材の前記帯状部分の所定位置を固定して前記帯状部分の少なくとも一部を前記シートに対して固定状態にし、前記位置検出装置を支持する支持部材と
    を備えたことを特徴とする電気接続装置。
  16. 前記位置検出装置の回路部材に形成された前記複数のビットパターンは、前記帯状部分の短手方向に沿って各ビットが並べられたビットパターンを前記長手方向に沿って所定間隔毎に配置して形成されたものであることを特徴とする請求項15記載の電気接続装置。
  17. 前記位置検出装置の回路部材は、フレキシブルプリント回路、フレキシブルフラット回路及びフレキシブルフラットケーブルのいずれか1つからなるもの、又はこれらのうちの少なくとも2つを重ね合わせて構成されたものであることを特徴とする請求項15又は16記載の電気接続装置。
  18. 前記位置検出装置の回路部材は、複数のフレキシブルプリント回路、フレキシブルフラット回路及びフレキシブルフラットケーブルのいずれか1つからなるもの、又はこれらのうちの少なくとも2つを重ね合わせて構成されたものであることを特徴とする請求項15又は16記載の電気接続装置。
  19. 前記位置検出装置の回路部材に形成された前記複数のビットパターンは、前記回路部材の回路形成部以外の部分に形成されていることを特徴とする請求項15〜18のいずれか1項記載の電気接続装置。
  20. 前記位置検出装置のセンサ部の信号線及び動力線は、前記回路部材に備えられていることを特徴とする請求項15〜19のいずれか1項記載の電気接続装置。
  21. 前記位置検出装置のセンサ部は、前記回路部材を内側に挿通する挿通穴を備えたセンサケース部を有するものであることを特徴とする請求項15〜20のいずれか1項記載の電気接続装置。
  22. 前記位置検出装置のセンサ部は、透過型光電センサを備えたものであることを特徴とする請求項15〜21のいずれか1項記載の電気接続装置。
  23. 前記位置検出装置の回路部材に形成された前記複数のビットパターンは、前記回路部材を厚さ方向に貫通する複数の穴から構成されるものであることを特徴とする請求項22記載の電気接続装置。
  24. 前記位置検出装置のセンサ部は、反射型光電センサを備えたものであることを特徴とする請求項15〜21のいずれか1項記載の電気接続装置。
  25. 前記位置検出装置の回路部材に形成された前記複数のビットパターンは、前記回路部材に備えられた複数の反射材から構成されるものであることを特徴とする請求項24記載の電気接続装置。
  26. 前記挿通穴は、前記回路部材の前記帯状部分を前記長手方向に沿って挿通し、前記センサ部の相対移動を前記回路部材の前記帯状部分に沿ってガイドするよう構成されたものであることを特徴とする請求項21〜25のいずれか1項記載の電気接続装置。
  27. 前記位置検出装置の回路部材は折返し部を備え、前記回路部材の一端及び他端のいずれか一方は、その端部の配索方向に引き出された場合、前記折返し部自身のバネ力により元の位置に戻る方向に付勢されている
    ことを特徴とする請求項15〜26のいずれか1項記載の電気接続装置。
  28. 前記支持部材は、前記一端及び他端を除く前記位置検出装置全体を内部に収容するケース部である
    ことを特徴とする請求項15〜27のいずれか1項記載の電気接続装置。
  29. 前記ケース部は、着脱可能な構造の複数のケース部材から構成され、
    前記位置検出装置の回路部材の前記一端及び他端が前記ケース部の内部から外部に露出する部分にはそれぞれスリットが形成され、
    前記スリットは、前記一端及び他端の前記第1方向及び第2方向への移動を妨げない形状で形成されている
    ことを特徴とする請求項28記載の電気接続装置。
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