JP4613784B2 - 乗員検知装置 - Google Patents

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本発明は、センサ電極及びシールド電極を有する乗員検知装置に関するものである。
従来、例えば自動車などの車両のシートの乗員を保護するためにエアバッグが備えられている場合において、その対象シートの各種状態(例えば、乗員の有無等)を判定するために、シートには乗員検知装置が設けられている。
例えば、特許文献1では、シートの状態に応じて変化する静電容量を生じさせるセンサ電極(11)と、センサ電極と同電位のシールド電極(13)とを有するものが提案されている。この乗員検知装置では、センサ電極と同電位のシールド電極を設けることで、センサ電極に対する外乱の影響が抑制されている。
特開平5−188154号公報(第2−3頁、第5図)
ところで、特許文献1では、センサ電極とシールド電極とが別体で配設されており、これらセンサ電極及びシールド電極間にスラブウレタン(15)が介在されている。従って、シートを所要温度に加熱するためのヒータ装置を備える構成において、例えばシールド電極の下側にヒータ装置の電熱線が設置される場合には、スラブウレタンを含めたセンサ電極及びシールド電極の厚さ分だけ、電熱線がシートの表面から離隔されることになり、シートの加熱性能を低下させてしまう。また、スラブウレタンの変形により、センサ電極及びシールド電極が平面視において互いにずれる可能性がある。
本発明の目的は、センサ電極及びシールド電極間のずれを抑制することができ、且つ、シートの加熱性能の低下を抑制することができる乗員検知装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、シートに設けられたアンテナを有する乗員検知装置において、前記アンテナは、前記シートの状態に応じて変化する静電容量を生じさせるセンサ電極と、前記センサ電極と同電位とされるシールド電極と、絶縁性フィルムからなるベース部材とを備え、前記センサ電極及び前記シールド電極は、前記ベース部材の一側面及び他側面にそれぞれ形成され、前記アンテナは、前記シートに設けられたヒータ装置の電熱線の位置に合わせて複数の領域に分割されており、前記分割された複数の領域を弾性を持たせて一体に連結する弾性部を有することを要旨とする。
同構成によれば、前記センサ電極及び前記シールド電極は、前記ベース部材を挟んで一体に形成されているため、例えばシートに荷重が加わっても、これらセンサ電極及びシールド電極間のずれが抑制される。また、シートを所要温度に加熱するためのヒータ装置を備える構成において、例えばシールド電極の下側にヒータ装置の電熱線が設置される場合には、シールド電極がセンサ電極に近接する分、当該電熱線はシートの表面により近付けて配置可能であり、シートの加熱性能の低下が抑制される。
また、前記アンテナは、前記電熱線の位置に合わせて分割された複数の領域により効率的に配置され、且つ、各領域間の位置ずれは前記弾性部により吸収される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の乗員検知装置において、前記センサ電極の表面積は、前記シールド電極の表面積よりも小さく設定されていることを要旨とする。
同構成によれば、例えば製造ばらつき等により、前記センサ電極及び前記シールド電極間にずれが生じたとしても、このずれはこれらセンサ電極及びシールド電極間の表面積の偏差分で吸収され、前記センサ電極に対する外乱の影響がより確実に抑えられる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の乗員検知装置において、前記センサ電極及び前記シールド電極は、前記ベース部材の一側面及び他側面にそれぞれ印刷成形されており、前記センサ電極及び前記シールド電極を絶縁コーティング材にて被覆したことを要旨とする。
同構成によれば、前記センサ電極及び前記シールド電極を、例えば絶縁性フィルムで被覆する場合に比べて、前記アンテナの剛性の増加が抑制される。これにより、前記アンテナの設けられたシートの座り心地の悪化が抑制される。
請求項1乃至に記載の発明では、センサ電極及びシールド電極間のずれを抑制することができ、且つ、シートの加熱性能の低下を抑制することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の乗員検知装置を示す模式図である。同図に示されるように、車両には、人1の着座可能なシート2が搭載されている。このシート2の着座部を形成するシートクッション3には、平板状のアンテナ11が着座部に沿って拡がる態様で埋設されている。なお、シート2の表面側に配置されたアンテナ11のセンサ電極12とシートクッション3上の導電体(乗員としての人1など)との間でコンデンサC1が、当該導電体と車体及びシート骨格により構成されたアース電極GNDとの間でコンデンサC2がそれぞれ形成される。従って、各コンデンサC1,C2の形成する静電容量は、人1の有無に応じて変化を生じる。また、センサ電極12の下側には、センサ電極12と同電位とされるアンテナ11のシールド電極13が配置されている。
さらに、上記シートクッション3には、電熱線からなるクッションヒータ14が着座部全体に行き渡るように蛇行する態様で埋設されている。このクッションヒータ14は、シートクッション3を所要温度に加熱するためのもので、図示しないコントロールリレーとともにヒータ装置を構成する。クッションヒータ14の一端及び他端は、コントロールリレーを介して電源のプラス電極及びアース電極GNDに電気的に接続可能となっている。なお、上記シールド電極13は、クッションヒータ14よりもシートクッション3の表面側、即ち人1側に配置されている。
なお、図1に示したように、上記クッションヒータ14は、寄生容量Cpにてシートクッション3上の導電体と容量結合する。従って、前記コンデンサC1,C2及び寄生容量Cpを合成した静電容量は、人1の有無に応じて変化を生じる。つまり、前記センサ電極12は、アース電極GNDとの間でシート2の状態、即ち人1の有無に応じて変化する静電容量を生じさせるものである。
図2は、前記アンテナ11を有する乗員検知装置5の電気的構成を示すブロック図である。以下、図1及び図2を併せ参照して説明する。
図2に示したように、前記アンテナ11には、乗員検知装置5の制御部を構成する乗員検知ECU(Electronic Control Unit )20が電気的に接続されている。すなわち、図1に示したように、この乗員検知ECU20のパルス発生器21は、抵抗22を介してアンテナ11のセンサ電極12と電気的に接続されている。なお、抵抗22は、前記センサ電極12及びアース電極GND間に形成されるコンデンサC1,C2及び寄生容量Cpの合成容量とで遅延回路を構成しており、パルス発生器21からパルス信号が出力されると、抵抗22及びセンサ電極12の接続点T1からは、上記合成容量及び抵抗22の抵抗によって決まるCR時定数に応じて立ち上がり・立ち下がりの遅れた信号が出力される。
また、上記接続点T1は、前記乗員検知ECU20のバッファ回路15を介して前記シールド電極13に電気的に接続されている。このバッファ回路15は、オペアンプを有してボルテージフォロアを構成しており、前記センサ電極12及びシールド電極13を同電位とする。前記センサ電極12及びクッションヒータ14の間に介在されるシールド電極13は、前記クッションヒータ14とセンサ電極12との容量結合を抑え、センサ電極12が生じる静電容量の変化、即ちコンデンサC1,C2及び寄生容量Cpの合成容量の変化をより顕在化させるためのものである。
上記接続点T1は、乗員検知ECU20のCR時定数検知回路23に接続されており、CR時定数検知回路23は、このCR時定数に応じた検知信号を乗員検知ECU20の判定器24に出力する。判定器24では、CR時定数検知回路23からの検知信号に基づいて、当該CR時定数(コンデンサC1,C2及び寄生容量Cpの合成容量)が人1の存在に相当するか否かが判定される。
図2に示したように、乗員検知ECU20は、エアバッグ装置7のエアバッグECU30に接続されており、判定器24における判定結果に応じた判定信号を出力する。エアバッグECU30は、上記判定信号に基づいてエアバッグ31を駆動制御する。例えば、エアバッグECU30は、上記判定信号が人1の存在に相当する場合には、所定の条件の下、エアバッグ31の作動を許可する。一方、エアバッグECU30は、上記判定信号が人1の無存在(子供用拘束装置の装着状態など)に相当する場合には、エアバッグ31の作動を禁止する。
図3は、前記アンテナ11の構造を示す平面図であり、図4は、図3のA−A線に沿った断面図である。また、図5は、前記アンテナ11の外形に合わせて、その下側に配置される前記クッションヒータ14の構造を示す平面図であり、図6は、図5のB−B線に沿った断面図である。図3に示されるように、上記アンテナ11は、シート幅方向及び前後方向でそれぞれ2分された4つの領域11a〜11dに分割されている。そして、シート前後方向で隣り合う領域11a,11b及び領域11c,11dは、それぞれの間においてシート幅方向外側に配置された、弾性部としての湾状の第1弾性部41により弾性を持たせて一体に連結されている。
また、シート幅方向で隣り合う領域11a,11d及び領域11b,11cは、それぞれの間においてシート前後方向両側に配置された、弾性部としての第2弾性部42,43により弾性を持たせて一体に連結されている。各第2弾性部42,43は、互いに相反するシート前後方向に突出する湾状の撓み部42a,43aと、互いに対向するシート前後方向に突出する湾状の撓み部42b,43bとで対をなす形状を呈している。
これら第1弾性部41及び第2弾性部42,43は、例えば前記シートクッション3の弾性変形に伴う各領域11a〜11d間の位置ずれを吸収するためのものである。
図4に示されるように、アンテナ11の厚さ方向中央部は、絶縁性フィルムとしてのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムからなるベース部材51にて構成されている。このベース部材51は、アンテナ11の平面視における外形を形成するものである。そして、ベース部材51の一側面51aには、銀ペーストにて成形部52が印刷されており、更に成形部52を被覆するように酸化防止用のカーボンにて被覆部53が印刷されている。なお、ベース部材51の一側面51aは、シートクッション3の表面側、即ち人1側の面に相当する。これら成形部52及び被覆部53は、前記センサ電極12を構成するもので、前記各領域11a〜11dに平面状に拡がるとともに、前記第1弾性部41及び第2弾性部42,43の一方の撓み部42a,43aに沿って伸びて各隣り合う領域間で繋がっている。
また、ベース部材51の他側面51bには、銀ペーストにて成形部54が印刷されており、更に成形部54を被覆するように酸化防止用のカーボンにて被覆部55が印刷されている。なお、ベース部材51の他側面51bは、シートクッション3の表面側とは反対側の面に相当する。これら成形部54及び被覆部55は、前記シールド電極13を構成するもので、前記各領域11a〜11dに平面状に拡がるとともに、前記第1弾性部41及び第2弾性部42,43の一方の撓み部42a,43aに沿って伸びて各隣り合う領域間で繋がっている。つまり、上記センサ電極12及びシールド電極13は、平面視において概ね同等の外形を有している。ただし、平面視において、シールド電極13の占有範囲がセンサ電極12の占有範囲を包含し得るように、センサ電極12の表面積はシールド電極13の表面積よりも小さく設定されている。
そして、ベース部材51に印刷成形されたセンサ電極12及びシールド電極13は、例えばポリエステルからなる絶縁コーティング材56にて全体が被覆されている。
なお、上記センサ電極12は、図3に示したセンサ側電線57を介して前記乗員検知ECU20に電気的に接続されており、シールド電極13は、一対のシールド側電線58,59を介して前記乗員検知ECU20に電気的に接続されている。これらセンサ側電線57及びシールド側電線58,59は、前記領域11aのシート幅方向外側から延出する延出部11eにおいて前記アンテナ11のセンサ電極12及びシールド電極13にそれぞれ電気的に接続されており、アンテナ11及び乗員検知ECU20間でより合わされて、これら電線57〜59に対する環境ノイズの影響の抑制が図られている。なお、一対のシールド側電線58,59は、前記シールド電極13の給電を冗長構成とするものである。
図5に示されるように、前記アンテナ11の下側において、前記クッションヒータ14の配線は、前記延出部11eに沿って領域11a側に導入され、領域11a内をシート幅方向に蛇行した後に前記第1弾性部41の近傍でシート前後方向に沿って領域11b側に導入される。そして、領域11b側に導入されたクッションヒータ14の配線は、領域11b内をシート幅方向に蛇行した後に前記撓み部43aの近傍でシート幅方向に沿って領域11c側に導入される。また、領域11c側に導入されたクッションヒータ14の配線は、領域11c内をシート幅方向に蛇行した後に前記第1弾性部41の近傍でシート前後方向に沿って領域11d側に導入される。さらに、領域11d側に導入されたクッションヒータ14の配線は、領域11d内をシート幅方向に蛇行した後に前記撓み部42aの近傍でシート幅方向に沿って領域11a側に導入され、そのまま前記延出部11eに沿って領域11aから導出される。つまり、上記クッションヒータ14は、前記アンテナ11の下側において、各領域11a〜11d間で橋渡しされる態様で、各領域11a〜11dに順次行き渡るように配線されている。このようにクッションヒータ14が配線されているのは、シートクッション3の意匠上の制約を回避しつつ、全体に行き渡るようするためである。換言すれば、前記アンテナ11は、このように配線されたクッションヒータ14の位置に合わせてその上側を覆うべく、4つの領域11a〜11dに分割された形状を有している。そして、アンテナ11のシールド電極13により、センサ電極12とクッションヒータ14との容量結合が好適に抑制されている。
図6に示されるように、前記アンテナ11と、その下側に配置されたクッションヒータ14との間には、ウレタン材や不織布からなる薄板状の基材60が介在されている。そして、各領域11a〜11dにおいてシート幅方向(図6において紙面に直交する方向)に伸びるクッションヒータ14の各配線部14aは、縫い糸61により上記基材60に縫い付けられている。つまり、上述の態様で配線されたクッションヒータ14の姿勢は、基材60に縫い付けられることで維持されている。そして、アンテナ11は、その下面とクッションヒータ14の縫い付けられた基材60の上面とが接着剤にて接着されることでクッションヒータ14と一体化されている(図6では、便宜的にアンテナ11及び基材60の間隔を空けて図示)。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記センサ電極12及び前記シールド電極13は、前記ベース部材51を挟んで一体に形成されているため、初期的に位置関係寸法が確定しており、例えばシート2に荷重が加わっても、これらセンサ電極12及びシールド電極13間のずれを抑制することができる。そして、シールド電極13により、前記センサ電極12に対する外乱の影響、即ちセンサ電極12とクッションヒータ14との容量結合をより確実に抑えることができ、センサ電極12が生じる静電容量の変化がより顕在化されて、静電容量に基づく乗員検知装置5によるシート2の状態の検知精度、即ち人1の有無の検知精度を向上することができる。
また、薄型となるアンテナ11において、シールド電極13がセンサ電極12に近接する分、シールド電極13の下側に設置されるクッションヒータ14はシート2の表面により近付けて配置可能であり、シート2の加熱性能の低下を抑制することができる。
(2)本実施形態では、前記センサ電極12の表面積を、前記シールド電極13の表面積よりも小さく設定したことで、例えば印刷ずれなどの製造ばらつき等により、前記センサ電極12及び前記シールド電極13間にずれが生じたとしても、このずれはこれらセンサ電極12及びシールド電極13間の表面積の偏差分で吸収することができ、即ちセンサ電極12の印刷範囲がシールド電極13の印刷範囲からはみ出ることを防止することができ、前記センサ電極12に対する外乱の影響をより確実に抑えることができる。
(3)本実施形態では、前記センサ電極12及び前記シールド電極13を絶縁コーティング材56にて被覆したことで、例えば絶縁性フィルムでこれらを被覆する場合に比べて、前記アンテナ11の剛性の増加を抑制することができる。これにより、前記アンテナ11の設けられたシート2の座り心地の悪化を抑制することができる。
また、前記センサ電極12及び前記シールド電極13を、例えば絶縁性フィルムで被覆する場合に比べて、製造工数を低減することができ、ひいてはコストを削減することができる。
(4)本実施形態では、シート2に設けられたクッションヒータ14の位置に合わせて分割された複数の領域11a〜11dにより、前記アンテナ11を効率的に配置することができ、且つ、各領域11a〜11d間の位置ずれを第1弾性部41及び第2弾性部42,43により吸収することができる。
(5)本実施形態では、前記センサ側電線57及び前記シールド側電線58,59はより合わされていることで、高価なシールド電線を採用しなくても、これら電線57〜59に対する環境ノイズの影響を抑制することができ、ひいては乗員検知装置によるシートの状態の検知精度を向上することができる。
(6)本実施形態では、ベース部材51をPETフィルムで形成したことで、例えばPI(ポリイミド)やPEN(ポリエチレンナフタレート)からなる高価な絶縁性フィルムで形成する場合に比べて製造コストを低減することができる。また、PETは、ヤング率が低く変形しやすいことから、アンテナ11の設置に伴うシート2の座り心地の悪化を抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、アンテナ11の領域の分割数は、4つに限定されるものではない。シートクッション3の意匠上の制約に応じたクッションヒータ14の位置に合わせてアンテナ11を適宜の数・位置で分割すればよい。また、シート2への設置に制約を受けないのであれば、アンテナ11を複数の領域に分割しなくてもよい。
・前記実施形態において、十分な強度を確保し得るのであれば、各隣り合う領域間でのセンサ電極12及びシールド電極13の接続に関与しない第2弾性部42,43の他方の撓み部42b,43bを割愛してもよい。
・前記実施形態において、成形部52及び被覆部53、即ちセンサ電極12は、前記第1弾性部41、第2弾性部42,43の一方の撓み部42a,43a及び他方の撓み部42b,43bに沿って伸びて各隣り合う領域間で繋がっていてもよい。あるいは、センサ電極12は、前記第1弾性部41及び第2弾性部42,43の他方の撓み部42b,43bに沿って伸びて各隣り合う領域間で繋がっていてもよい。
同様に、成形部54及び被覆部55、即ちシールド電極13は、前記第1弾性部41、第2弾性部42,43の一方の撓み部42a,43a及び他方の撓み部42b,43bに沿って伸びて各隣り合う領域間で繋がっていてもよい。あるいは、シールド電極13は、前記第1弾性部41及び第2弾性部42,43の他方の撓み部42b,43bに沿って伸びて各隣り合う領域間で繋がっていてもよい。これらのいずれの場合であっても、センサ電極12の印刷範囲がシールド電極13の印刷範囲からはみ出ることがないように、これらセンサ電極12及びシールド電極13が平面視において概ね同等の外形を有するように設定することが好ましい。
・前記実施形態において、ベース部材51は、PIフィルムやPENフィルムなどの絶縁性フィルムからなっていてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
・前記センサ電極に接続されたセンサ側電線及び前記シールド電極に接続されたシールド側電線は、より合わされていることを特徴とする。同構成によれば、前記センサ側電線及び前記シールド側電線はより合わされていることで、高価なシールド電線を採用しなくても、これら両電線に対する環境ノイズの影響を抑制することができ、ひいては乗員検知装置によるシートの状態の検知精度を向上することができる。
本発明の一実施形態を示す模式図。 同実施形態の電気的構成を示すブロック図。 アンテナを示す平面図。 図3のA−A線に沿った断面図。 クッションヒータの配線を示す平面図。 図5のB−B線に沿った断面図。
符号の説明
2…シート、3…シートクッション、5…乗員検知装置、11…アンテナ、11a〜11d…領域、12…センサ電極、13…シールド電極、14…電熱線としてのクッションヒータ、15…バッファ回路、41…弾性部としての第1弾性部、42,43…弾性部としての第2弾性部、51…ベース部材、51a…一側面、51b…他側面、52…センサ電極を構成する成形部、53…センサ電極を構成する被覆部、54…シールド電極を構成する成形部、55…シールド電極を構成する被覆部、56…絶縁コーティング材、57…センサ側電線、58,59…シールド側電線。

Claims (3)

  1. シートに設けられたアンテナを有する乗員検知装置において、
    前記アンテナは、
    前記シートの状態に応じて変化する静電容量を生じさせるセンサ電極と、
    前記センサ電極と同電位とされるシールド電極と、
    絶縁性フィルムからなるベース部材とを備え、
    前記センサ電極及び前記シールド電極は、前記ベース部材の一側面及び他側面にそれぞれ形成され
    前記アンテナは、
    前記シートに設けられたヒータ装置の電熱線の位置に合わせて複数の領域に分割されており、
    前記分割された複数の領域を弾性を持たせて一体に連結する弾性部を有することを特徴とする乗員検知装置。
  2. 請求項1に記載の乗員検知装置において、
    前記センサ電極の表面積は、前記シールド電極の表面積よりも小さく設定されていることを特徴とする乗員検知装置。
  3. 請求項1又は2に記載の乗員検知装置において、
    前記センサ電極及び前記シールド電極は、前記ベース部材の一側面及び他側面にそれぞれ印刷成形されており、
    前記センサ電極及び前記シールド電極を絶縁コーティング材にて被覆したことを特徴とする乗員検知装置。
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