JP4613784B2 - 乗員検知装置 - Google Patents
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また、前記アンテナは、前記電熱線の位置に合わせて分割された複数の領域により効率的に配置され、且つ、各領域間の位置ずれは前記弾性部により吸収される。
同構成によれば、例えば製造ばらつき等により、前記センサ電極及び前記シールド電極間にずれが生じたとしても、このずれはこれらセンサ電極及びシールド電極間の表面積の偏差分で吸収され、前記センサ電極に対する外乱の影響がより確実に抑えられる。
図1は、本実施形態の乗員検知装置を示す模式図である。同図に示されるように、車両には、人1の着座可能なシート2が搭載されている。このシート2の着座部を形成するシートクッション3には、平板状のアンテナ11が着座部に沿って拡がる態様で埋設されている。なお、シート2の表面側に配置されたアンテナ11のセンサ電極12とシートクッション3上の導電体(乗員としての人1など)との間でコンデンサC1が、当該導電体と車体及びシート骨格により構成されたアース電極GNDとの間でコンデンサC2がそれぞれ形成される。従って、各コンデンサC1,C2の形成する静電容量は、人1の有無に応じて変化を生じる。また、センサ電極12の下側には、センサ電極12と同電位とされるアンテナ11のシールド電極13が配置されている。
図2に示したように、前記アンテナ11には、乗員検知装置5の制御部を構成する乗員検知ECU(Electronic Control Unit )20が電気的に接続されている。すなわち、図1に示したように、この乗員検知ECU20のパルス発生器21は、抵抗22を介してアンテナ11のセンサ電極12と電気的に接続されている。なお、抵抗22は、前記センサ電極12及びアース電極GND間に形成されるコンデンサC1,C2及び寄生容量Cpの合成容量とで遅延回路を構成しており、パルス発生器21からパルス信号が出力されると、抵抗22及びセンサ電極12の接続点T1からは、上記合成容量及び抵抗22の抵抗によって決まるCR時定数に応じて立ち上がり・立ち下がりの遅れた信号が出力される。
図4に示されるように、アンテナ11の厚さ方向中央部は、絶縁性フィルムとしてのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムからなるベース部材51にて構成されている。このベース部材51は、アンテナ11の平面視における外形を形成するものである。そして、ベース部材51の一側面51aには、銀ペーストにて成形部52が印刷されており、更に成形部52を被覆するように酸化防止用のカーボンにて被覆部53が印刷されている。なお、ベース部材51の一側面51aは、シートクッション3の表面側、即ち人1側の面に相当する。これら成形部52及び被覆部53は、前記センサ電極12を構成するもので、前記各領域11a〜11dに平面状に拡がるとともに、前記第1弾性部41及び第2弾性部42,43の一方の撓み部42a,43aに沿って伸びて各隣り合う領域間で繋がっている。
なお、上記センサ電極12は、図3に示したセンサ側電線57を介して前記乗員検知ECU20に電気的に接続されており、シールド電極13は、一対のシールド側電線58,59を介して前記乗員検知ECU20に電気的に接続されている。これらセンサ側電線57及びシールド側電線58,59は、前記領域11aのシート幅方向外側から延出する延出部11eにおいて前記アンテナ11のセンサ電極12及びシールド電極13にそれぞれ電気的に接続されており、アンテナ11及び乗員検知ECU20間でより合わされて、これら電線57〜59に対する環境ノイズの影響の抑制が図られている。なお、一対のシールド側電線58,59は、前記シールド電極13の給電を冗長構成とするものである。
(1)本実施形態では、前記センサ電極12及び前記シールド電極13は、前記ベース部材51を挟んで一体に形成されているため、初期的に位置関係寸法が確定しており、例えばシート2に荷重が加わっても、これらセンサ電極12及びシールド電極13間のずれを抑制することができる。そして、シールド電極13により、前記センサ電極12に対する外乱の影響、即ちセンサ電極12とクッションヒータ14との容量結合をより確実に抑えることができ、センサ電極12が生じる静電容量の変化がより顕在化されて、静電容量に基づく乗員検知装置5によるシート2の状態の検知精度、即ち人1の有無の検知精度を向上することができる。
・前記実施形態において、アンテナ11の領域の分割数は、4つに限定されるものではない。シートクッション3の意匠上の制約に応じたクッションヒータ14の位置に合わせてアンテナ11を適宜の数・位置で分割すればよい。また、シート2への設置に制約を受けないのであれば、アンテナ11を複数の領域に分割しなくてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
Claims (3)
- シートに設けられたアンテナを有する乗員検知装置において、
前記アンテナは、
前記シートの状態に応じて変化する静電容量を生じさせるセンサ電極と、
前記センサ電極と同電位とされるシールド電極と、
絶縁性フィルムからなるベース部材とを備え、
前記センサ電極及び前記シールド電極は、前記ベース部材の一側面及び他側面にそれぞれ形成され、
前記アンテナは、
前記シートに設けられたヒータ装置の電熱線の位置に合わせて複数の領域に分割されており、
前記分割された複数の領域を弾性を持たせて一体に連結する弾性部を有することを特徴とする乗員検知装置。 - 請求項1に記載の乗員検知装置において、
前記センサ電極の表面積は、前記シールド電極の表面積よりも小さく設定されていることを特徴とする乗員検知装置。 - 請求項1又は2に記載の乗員検知装置において、
前記センサ電極及び前記シールド電極は、前記ベース部材の一側面及び他側面にそれぞれ印刷成形されており、
前記センサ電極及び前記シールド電極を絶縁コーティング材にて被覆したことを特徴とする乗員検知装置。
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