JP4188269B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の遊技機に関するものである。
現在、遊技場に設置されるパチンコ機は、本体枠、支持枠、遊技盤ユニット等の複数の構造体を備えており、本体枠に支持枠を係止し、この支持枠に遊技盤ユニットを係止している。遊技盤ユニットは、遊技盤と、ガイドレール枠と、図柄可変表示装置や制御回路基板が組み付けられた支持体とを備え、ガイドレール枠には鏃状の突出部が、遊技盤には貫通孔が、支持体には貫通孔と係止部とがそれぞれ形成されている。ガイドレール枠の突出部を、遊技盤の貫通孔、支持体の貫通孔の順に挿通すると、ガイドレール枠の突出部が支持体の係止部により係止される。これにより、ガイドレール枠は、遊技盤を挟持した状態で支持体に係止される。また、遊技盤の遊技領域には、各種入賞口や役物などが設けられており、これら各種入賞口や役物に形成された鏃状の突出部を、遊技盤に形成された貫通孔に挿通すると、各種入賞口や役物の突出部が遊技盤に形成された係止部により係止され、各種入賞口や役物は遊技盤に係止される。近年では、パチンコ機の機種変更を行う場合に、本体枠、支持枠、ガイドレール枠、支持体等を複数の機種で共通部品として使用し、遊技盤を新たなものに交換することでパチンコ機の機種交換を行うことがあり、この場合には、ガイドレール枠と支持体との係止を解除して遊技盤を遊技盤ユニットから取り外し、新たな遊技盤を遊技盤ユニットに組み付ける。
しかしながら、ガイドレール枠と支持体とは、ガイドレール枠の突出部を、遊技盤の貫通孔、支持体の貫通孔の順に挿通し、支持体の係止部によりガイドレール枠の突出部を係止することで、遊技盤を挟持した状態で係止されており、遊技盤を新たなものに交換するためには、ガイドレール枠と支持体との係止を解除する必要があり、ガイドレール枠の突出部、または、支持体の係止部を壊してガイドレール枠と支持体との係止を解除していた。突出部が壊されたガイドレール枠、または、係止部が壊された支持体は、共通部品として再度遊技機に使用することができなくなるため、新たなものに交換する必要があり、リサイクル性が悪いという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、リサイクル性を高めることができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技機を構成する第1構造体と第2構造体とを備え、前記第1構造体と前記第2構造体とが一体的に組み付けられる遊技機であって、前記第1構造体は、当該第1構造体の外方に突出した突出部を有し、前記第2構造体は、前記突出部が挿通される貫通孔と、形状記憶合金から構成され、前記貫通孔を挿通した前記突出部を引き抜き不能に係止する係止部とを有し、前記突出部は、他の部分よりも外径が大きい大径部を備え、前記係止部は、前記貫通孔の内方に突出する複数の板状部材を備え、前記複数の板状部材は、記憶された形状に復帰する復帰温度以上の温度において、それぞれ前記引き抜き方向に折り曲げられて前記貫通孔を挿通した前記突出部を引き抜き方向に移動可能にする形状で記憶されるとともに、前記復帰温度よりも低い温度において、それぞれ前記突出部の挿通方向に、且つ前記貫通穴の径方向に対して鋭角に折り曲げられて前記突出部が挿通するときに前記大径部に当接し、前記突出部を前記貫通孔に挿通可能で且つ前記貫通孔を挿通した前記大径部を係止して、前記突出部を前記引き抜き方向に移動不能にする形状に加工されていることを特徴とする。
本発明の遊技機によれば、遊技機を構成する第1構造体と第2構造体とを備え、第1構造体と第2構造体とが一体的に組み付けられ、第1構造体は、当該第1構造体の外方に突出した突出部を有し、第2構造体は、突出部が挿通される貫通孔と、貫通孔を挿通した突出部を引き抜き不能に係止する係止部とを有し、係止部は、形状記憶合金から構成され、記憶された形状に復帰する復帰温度以上の温度において、貫通孔を挿通した突出部を引き抜き方向に移動可能にする形状に記憶されるとともに、復帰温度よりも低い温度において、突出部を貫通孔に挿通可能で且つ貫通孔を挿通した突出部を引き抜き方向に移動不能にする形状に加工されているから、係止部を復帰温度以上の温度に加熱するだけで、係止部を貫通孔を挿通した突出部を引き抜き方向に移動可能にする形状に復帰させることができるため、係止部と突出部とを壊すことなく、一体的に組み付けられた第1構造体と第2構造体とを分離することができ、さらには、第1構造体と第2構造体とを分離した後に、復帰温度よりも低い温度において、係止部を、突出部を貫通孔に挿通可能で且つ貫通孔を挿通した突出部を引き抜き方向に移動不能にする形状に加工すると、再度第1構造体と第2構造体とを一体的に組み付けることができるため、突出部を有する第1構造体、係止部を有する第2構造体を再利用することができ、第1構造体、第2構造体のリサイクル性を高めることができる。
また、突出部は、他の部分よりも外径が大きい大径部を備え、係止部は、貫通孔の内方に突出する複数の板状部材を備え、複数の板状部材は、それぞれ復帰温度以上の温度において、引き抜き方向に折り曲げられた形状で記憶されるとともに、それぞれ復帰温度よりも低い温度において、突出部の挿通方向に、且つ貫通穴の径方向に対して鋭角に折り曲げられて突出部が挿通するときに大径部に当接するように加工されているから、複数の板状部材を復帰温度以上の温度に加熱するだけで、複数の板状部材を引き抜き方向に折り曲げられた形状に復帰させることができるため、複数の板状部材と突出部とを壊すことなく、一体的に組み付けられた第1構造体と第2構造体とを分離することができ、より一層容易に、複数の板状部材を備える係止部と、突出部とを壊すことなく、一体的に組み付けられた第1構造体と第2構造体とを分離することができる。さらに、第1構造体と第2構造体とを分離した後に、復帰温度よりも低い温度において、複数の板状部材を、突出部の挿通方向に、且つ貫通穴の径方向に対して鋭角に折り曲げられて突出部が挿通するときに大径部に当接するように加工すると、再度第1構造体と第2構造体とを一体的に組み付けることができるため、突出部を有する第1構造体、複数の板状部材を備える係止部を有する第2構造体を再利用することができ、より一層容易に、第1構造体、第2構造体のリサイクル性を高めることができる。
図1に示すように、遊技機の1実施例であるパチンコ機2は、本体枠3の内部に遊技盤4が配設されており、本体枠3の前面には前面扉5が開閉自在に取り付けられている。前面扉5の下方には、打球供給用の供給皿6及びパチンコ球7の打ち出し強さを調節する操作ハンドル8が設けられている。遊技盤4のパチンコ球7が打ち出される遊技領域4aの略中央には、予め定められた入賞口へパチンコ球7を入賞させるなどの所定入賞条件に基づいて遊技中に様々な図柄を液晶画面に所定時間内において変動表示させた後に停止表示させる図柄可変表示装置9が設けられている。図柄可変表示装置9の周りには、始動入賞口10、通常入賞口11、アタッカ12、アウト口13が設けられており、始動入賞口10、通常入賞口11、アタッカ12は、遊技盤4に一体的に組み付けられている。また、遊技盤4の略中央には、センター役物14が一体的に組み付けられており、センター役物14に形成された開口14aを介して、後述する支持体20に組み付けられた図柄可変表示装置9を視認することができる。遊技者は、供給皿6にパチンコ球7を投入してパチンコ球7を供給皿6内に設けられた誘導路を介して球発射装置へと導き、回動式の操作ハンドル8を所定量回動して球発射装置の駆動を制御することで、遊技盤4の遊技領域4aの上方に向けてパチンコ球7を打ち出す。打ち出されたパチンコ球7は遊技領域4aの上方から流下する途中で各入賞口10〜12のいずれかに入るか、あるいはアウト口13から回収される。なお、パチンコ機2の遊技領域4aに設けられている複数の釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。
図2に示すように、前面扉5は、本体枠3の前面に開閉自在に取り付けられている。前面扉5の内側には、可視可能なガラス15が取り付けられている。なお、前面扉5が閉じているロック状態であるときには、遊技者や遊技場の作業者は、ガラス15を通して遊技盤4の遊技領域4aを流下していくパチンコ球7を見ることはできるが、遊技盤4にはもちろんのこと本体枠3の内部にも触れることができないようになっている。
図3に示すように、前面扉5は、遊技盤4を備えた遊技盤ユニット16を支持する支持枠17に開閉自在に取り付けられている。遊技盤ユニット16は、支持枠17の遊技盤ユニット係止部17aに交換可能で且つ一体的に組み付けられており、支持枠17は本体枠3の支持枠係止部3aに交換可能に係止されている。支持枠係止部3aの右側端部の上側端部及び下側端部には、支持枠17を係止するための支持枠係止部材18が設けられている。支持枠17の遊技盤ユニット係止部17aの右側端部の上側端部及び下側端部には、遊技盤ユニット16を係止するための遊技盤ユニット係止部材19が設けられており、さらに、支持枠17の前面の右側端部の上側端部及び下側端部には、固定部材取付孔17bが形成されている。なお、支持枠係止部材18と遊技盤ユニット係止部材19とには、それぞれ回動可能な係止部18a,19aが軸支されている。
支持枠係止部材18及び遊技盤ユニット係止部材19は同じ構造の部材により構成されているため、本体枠3に支持枠17を係止するための支持枠係止部材18のみを例に説明し、遊技盤ユニット係止部材19の説明は簡略化する。図4に示すように、固定部材取付孔17bは、支持枠係止部材18が挿通可能な大きさで、支持枠係止部材18の係止部18aと係止可能となるように形成されている。係止部18aは、支持枠係止部材18に回転自在に軸支されており、支持枠17が取り付けられていない状態では、係止部18aは長手方向が垂直に向けられた取り外し位置にセットされている。支持枠17が本体枠3の支持枠取付部3aに取り付けられると、支持枠係止部材18が固定部材取付孔17bに挿通され、係止部18aが回転自在となるように固定部材取付孔17bから突出する。
図5に示すように、係止部18aが固定部材取付孔17bから突出した状態でその長手方向が水平となるように90度回転されると、支持枠係止部材18は固定位置にセットされる。固定位置への回動によって、係止部18aが固定部材取付孔17bから挿脱不能となり、支持枠17を係止する。これにより、支持枠17が本体枠3に係止され、本体枠3と支持枠17とが一体的に組み付けられた状態となる。
図6に示すように、遊技盤ユニット16は、遊技盤4、支持体(第2構造体)20及びガイドレール枠(第1構造体)21を備え、支持体20とガイドレール枠21とは、詳しくは後述するように、遊技盤4を挟持した状態で係止されている。遊技盤4の右側端部の上側端部及び下側端部には、遊技盤ユニット係止部材19(図3参照)を挿通するための固定部材挿通孔4bが形成されている。遊技盤4の四隅には、後述するガイドレール枠21の突出部33を挿通するための突出部貫通孔4cが形成されている。
支持体(第2構造体)20は略板状に形成されており、支持体20の前面には複数のリブ20aが設けられ、これらリブ20aにより球通路20bが形成される。遊技を行った際に各入賞口10〜12及びアウト口13に入ったパチンコ球7は、リブ20aにより形成された球通路20bを通過して所定の受け部に誘導される。支持体20の四隅には、形状記憶合金から構成される板状の形状記憶板(係止部)22が一体的に形成されており、この形状記憶板22には、後述するガイドレール枠21の突出部33を挿通するための突出部貫通孔(貫通孔)22aと、突出部33に当接してこの突出部33を係止するための板状の形状記憶係止片(板状部材)22bとが形成されている。形状記憶係止片22bは、突出部貫通孔22aの内側の位置に90°のピッチで4個形成されている(図7(A)参照)。支持体20の後面側には、図柄可変表示装置9、主制御回路装置及び副制御回路装置などが組み付けられている。主制御回路装置及び副制御回路装置は、球発射装置、賞球払い出し装置、電源回路、ランプ、スピーカー、図柄可変表示装置9等の各種装置の駆動を制御する。主制御回路装置及び副制御回路装置は、基板収納ケースに収納され、基板収納ケースには、主制御回路装置及び副制御回路装置を不正に操作されないための不正防止蓋が一体的に組み付けられている。
ガイドレール枠(第1構造体)21は、板状に形成され前面の外周にリブが形成された枠本体25に、外レール26、第1内レール27、第2内レール28が取り付けられた構成となっている。枠本体25、外レール26、第1内レール27及び第2内レール28は例えばポリアセタール等の摺動性、耐摩耗性に優れた樹脂材から形成されている。なお、外レール26と第1内レール27との間は、打ち出されたパチンコ球7を遊技領域4aに向けて誘導するためのガイド部25aとなる。また、枠本体25の中央には、遊技におけるパチンコ球7の移動を規制(形成)するための開口25bが形成され、その下方に各入賞口10〜12のいずれにも入賞しなかったパチンコ球7を所定の受け部に導くためのアウト口31の前面装飾31aが形成されている。なお、外レール26、第1内レール27及び第2内レール28は、それぞれ図示しないビス等により枠本体25に組み付け固定される。枠本体25の裏面の四隅には、遊技盤4の突出部貫通孔4c、形状記憶板22の突出部貫通孔22aの順に挿通して、遊技盤4を挟持した状態でガイドレール枠21を支持体20に係止するための凸状の突出部33が設けられている。突出部33は、略円柱状であり、中心部が両端部よりも径が大きく膨らんだ形状で形成された挿通部(大径部)33aと、挿通部33aの後端面に一体的に形成された円柱状の軸部33bとから構成され、挿通部33aは、その外径が軸部33bの外径よりも大きく形成されている。枠本体25の右側端部の上側端部及び下側端部には、遊技盤ユニット係止部材19の係止部19aを挿通するための固定部材取付孔25cが形成されている。なお、突出部33の形状は、略円柱状に限定されることなく、四角柱状など適宜の形状に変更してもよい。
図7(A)は、形状記憶板22を示す正面図であり、図7(B)は、形状記憶板22を示す右側面断面図である。図7(A)に示すように、形状記憶係止片(板状部材)22bは、突出部貫通孔22aの内側の位置に互いに対向するように90°のピッチで4個形成され、弾性変形可能な形状で形成されている。4 個の形状記憶係止片22bは、先端が円周の一部を構成する円弧状に形成されており、先端同士を結ぶと円TCが形成されるようになっている。図7(B)に示すように、4個の形状記憶係止片22bは、突出部貫通孔22aよりも突出部挿通方向(挿通方向)A側に折り曲げられるとともに、突出部貫通孔22aの径方向に対して鋭角に折り曲げられて挿通部33aが挿通するときに挿通部33aに当接する(図9(B)参照)ような係止形状に加工されており、4個の形状記憶係止片22bの先端同士を結んで形成される円TC(図7(A)参照)の面積が、突出部33の挿通部33aの後端面の面積よりも小さくなるようにされている。これにより、挿通部33aを突出部貫通孔22aに挿通することが可能になっている。なお、4個の形状記憶係止片22bのうちの互いに対向する2個の形状記憶係止片22bの先端同士の距離は、挿通部33aの最大径よりも小さければよく、すなわち、4個の形状記憶係止片22bの先端同士を結んで形成される円TC(図7(A)参照)の面積は、挿通部33aの最大径部分の面積よりも小さければよい。
形状記憶板22を製造する際には、使用される形状記憶合金の種類に応じて異なる記憶された形状に変形(変態)する変態温度(復帰温度)以上の温度で、図8に示すように、形状記憶係止片22bを突出部貫通孔22aよりも突出部引抜方向(引き抜き方向)B側に折り曲げ加工した記憶形状に加工する。これにより、形状記憶係止片22bは、記憶形状で記憶された状態となる。なお、図8(A)は、右側面断面図であり、図8(B)は、斜視図である。そして、変態温度よりも低い温度で、形状記憶係止片22bを突出部貫通孔22aよりも突出部挿通方向A側に折り曲げ加工した係止形状(図7(B)参照)に加工する。形状記憶板22は、形状記憶合金としての特性により、通常時(変態温度よりも温度が低い温度環境)では係止形状であり、例えば、ドライヤなどで変態温度(復帰温度)以上の温度まで加熱された場合には、係止形状から記憶された記憶形状に変形(復帰)する。すなわち、形状記憶板22の形状記憶係止片22bは、変態温度以上になると、記憶形状へと変形するものである。なお、パチンコ機2の内部には、電源回路や各種装置などが組み付けられており、主電源をオンして電気回路や各種装置を駆動した際には、これらから発せられる熱により、パチンコ機2の内部の温度が外気の温度よりも高くなる。そのため、形状記憶板22を構成する形状記憶合金としては、可焼性を有し、形状記憶係止片22bが係止形状から記憶された記憶形状に変形する変態温度が、パチンコ機2の主電源をオンし、上記した電気回路や各種装置を駆動しているときに到達するパチンコ機2内部の最高温度よりも高い温度であるものが用いられる。
遊技盤ユニット16を組み立てる場合には、記憶形状(図8参照)で形状が記憶され、変態温度よりも低い温度で係止形状(図7(B)参照)に加工した形状記憶係止片22bを備えた形状記憶板22を、支持体20の四隅にそれぞれ一体的に形成する。そして、図9(A)に示すように、遊技盤4の突出部貫通孔4cと形状記憶板22の突出部貫通孔22aとを位置合わせし、図9(B)に示すように、ガイドレール枠21の突出部33を突出部挿通方向Aに移動して突出部貫通孔4c、突出部貫通孔22aの順に挿通し、挿通部33aの先端面を形状記憶板22の形状記憶係止片22bに当接させる。4個の形状記憶係止片22bは、突出部貫通孔22aよりも突出部挿通方向A側に折り曲げられるとともに、4個の形状記憶係止片22bの先端同士を結んで形成される円TC(図7(A)参照)の面積が、突出部33の挿通部33aの後端面の面積よりも小さくなるように折り曲げられた係止形状に加工されており、突出部33を突出部挿通方向Aに移動すると、4個の形状記憶係止片22bは、外側方向に押し広げられて4個の形状記憶係止片22bの先端同士を結んで形成される円TCの面積が、突出部33の挿通部33aの後端面の面積よりも大きくなり、挿通部33aが挿通可能になり、挿通部33aが挿通された後に形状記憶係止片22bが弾性変形して係止形状に戻り、図9(C)に示すように、挿通部33aが形状記憶係止片22bに係止され、突出部33は、突出部引抜方向(引き抜き方向)Bに移動不能な状態となる。これにより、ガイドレール枠21は、支持体20に係止されて支持体20から抜けなくなり、支持体20とガイドレール枠21とは一体的に組み付けられた状態となる。
上記のように構成されたパチンコ機2の作用について説明する。パチンコ機2の機種交換を行う際に、遊技盤4を新たなものに交換する場合には、支持体20とガイドレール枠21との係止を解除して、一体的に組み付けられた支持体20とガイドレール枠21とを分離する必要がある。支持体20とガイドレール枠21との係止を解除する場合には、先ず、ドライヤで形状記憶板22の形状記憶係止片22bを加熱する。形状記憶係止片22bは、変態温度以上の温度まで加熱されると、図10(A)に示すように、係止形状(図7及び図9参照)から記憶された記憶形状に変形する。この状態で、図10(B)に示すように、ガイドレール枠21の突出部33を突出部引抜方向Bに移動して、挿通部33aの後端面を形状記憶係止片22bに当接させる。形状記憶係止片22bは、突出部貫通孔22aよりも突出部引抜方向B側に折り曲げ加工された記憶形状に変形されており、突出部33を突出部引抜方向Bに移動すると、4個の形状記憶係止片22bは、外側方向に押し広げられて4個の形状記憶係止片22bの先端同士を結んで形成される円TCの面積が、突出部33の挿通部33aの後端面の面積よりも大きくなり、挿通部33aが引き抜き可能になり、挿通部33aが引き抜かれた後に形状記憶係止片22bが弾性変形して記憶形状に戻り、図10(C)に示すように、形状記憶係止片22bによる挿通部33aの係止が解除される。これにより、支持体20とガイドレール枠21との係止が解除されて、支持体20とガイドレール枠21とが分離し、遊技盤4を取り外すことができる。さらに、形状記憶係止片22bへのドライヤによる加熱を止め、変態温度よりも低い温度になった後で、形状記憶係止片22bを係止形状(図7及び図9参照)に加工すると、再度、ガイドレール枠21を支持体20に係止することができるようになる。
このように、遊技盤ユニット16を組み立てる場合には、突出部貫通孔22aよりも突出部引抜方向B側に折り曲げ加工した記憶形状で形状が記憶され、変態温度よりも低い温度で突出部貫通孔22aよりも突出部挿通方向A側に折り曲げ加工した係止形状に加工した形状記憶係止片22bを備えた形状記憶板22を、支持体20の四隅それぞれに一体的に形成し、形状記憶係止片22bで突出部33の挿通部33aを係止することにより、遊技盤4を挟持した状態でガイドレール枠21を支持体20に係止して、支持体20とガイドレール枠21とを一体的に組み付け、遊技盤4を新たなものに交換するために支持体20とガイドレール枠21との係止を解除する場合には、ドライヤで形状記憶係止片22bを変態温度以上の温度まで加熱し、形状記憶係止片22bを記憶形状に変形させ、形状記憶係止片22bによる挿通部33aの係止を解除させて、支持体20とガイドレール枠21との係止を解除するから、ドライヤで形状記憶係止片22bを変態温度以上の温度まで加熱するだけで、容易に支持体20とガイドレール枠21との係止を解除することができる。また、ドライヤで形状記憶係止片22bを変態温度以上の温度まで加熱するだけで、形状記憶係止片22b及び突出部33を壊すことなく、支持体20とガイドレール枠21との係止を解除することができ、形状記憶係止片22bへのドライヤによる加熱を止め、変態温度よりも低い温度になった後で、形状記憶係止片22bを係止形状に加工すると、再度、ガイドレール枠21を支持体20に係止することができるようになるから、形状記憶係止片22bが設けられた形状記憶板22、形状記憶板22が一体的に形成された支持体20、突出部33が設けられたガイドレール枠21を再度利用することができるため、支持体20、ガイドレール枠21のリサイクル性を高めることができる。
なお、上記実施形態では、支持体20の四隅に、形状記憶合金から構成される形状記憶板22を一体的に形成し、この形状記憶板22に、突出部貫通孔22a、形状記憶係止片22bを形成したが、これに限定されることなく、支持体20を形状記憶合金から構成し、支持体20に、突出部貫通孔、形状記憶係止片を形成するようにしてもよく、適宜変更されるものである。
また、上記実施形態では、支持体20とガイドレール枠21との一体的な組み付けに、本発明を用いたが、これに限定されることなく、一体的に組み付けられる第1構造体と第2構造体との組み付けであれば用いることができ、例えば、本体枠3と支持枠17との組み付けや、遊技盤ユニット16と支持枠17との組み付けや、遊技盤4とセンター役物14との組み付けや、基板収納ケースと不正防止蓋との組み付けなどに用いることができ、適宜変更されるものである。
さらに、上記実施形態では、形状記憶係止片22bを、互いに対向するように90°のピッチで4個形成したが、これに限定されることなく、突出部貫通孔22aを挿通した突出部33の挿通部33aを突出部引抜方向(引き抜き方向)Bに移動不能にすることができればよく、例えば、形状記憶係止片22bを、120°のピッチで3個または60°のピッチで6個形成してもよく、形状記憶係止片22bの個数は適宜変更されるものである。
また、上記実施形態では、形状記憶係止片22bを、突出部貫通孔22aの内側の位置に互いに対向するように90°のピッチで4個形成し、先端を円周の一部を構成する円弧状に形成するとともに、突出部貫通孔22aよりも突出部挿通方向A側に、且つ突出部貫通孔22aの径方向に対して鋭角に折り曲げられて挿通部33aが挿通するときに挿通部33aに当接するように加工し、4個の形状記憶係止片22bの先端同士を結んで形成される円TCの面積が、挿通部33aの後端面の面積よりも小さくなるようにしたが、これに限定されることなく、形状記憶係止片22bは、突出部貫通孔22aを挿通した突出部33の挿通部33aを突出部引抜方向(引き抜き方向)Bに移動不能にすることができればよく、4個の形状記憶係止片22bを、その先端を直線状に形成するとともに、突出部貫通孔22aの径方向に対して鋭角に折り曲げられて挿通部33aが挿通するときに挿通部33aに当接するように加工してもよい。
本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。 前面扉を開けた状態のパチンコ機を示す斜視図である。 本体枠と支持枠と前面扉と遊技盤ユニットとを示す分解斜視図である。 支持枠固定部材が取り付け位置にセットされた状態を示す正面図である。 支持枠固定部材が固定位置にセットされた状態を示す正面図である。 ガイドレール枠と遊技盤と支持体とを示す分解斜視図である。 形状記憶係止片が係止形状に加工された形状記憶板を示す正面図と右側面断面図である。 形状記憶係止片が記憶形状に加工された形状記憶板を示す斜視図と右側面断面図である。 ガイドレール枠を支持体に係止する際の突出部と遊技盤と形状記憶板とを示す右側面断面図である。 ガイドレール枠と支持体との係止を解除する際の突出部と遊技盤と形状記憶板とを示す右側面断面図である。
符号の説明
2 パチンコ機(遊技機)
3 本体枠
4 遊技盤
5 前面扉
16 遊技盤ユニット
17 支持枠
20 支持体(第2構造体)
22 形状記憶板(係止部)
21 ガイドレール枠(第1構造体)
22a 突出部貫通孔(貫通孔)
22b 形状記憶係止片(板状部材)
25 枠本体
33 突出部
33a 挿通部(大径部)
33b 軸部

Claims (1)

  1. 遊技機を構成する第1構造体と第2構造体とを備え、前記第1構造体と前記第2構造体とが一体的に組み付けられる遊技機であって、
    前記第1構造体は、当該第1構造体の外方に突出した突出部を有し、
    前記第2構造体は、前記突出部が挿通される貫通孔と、形状記憶合金から構成され、前記貫通孔を挿通した前記突出部を引き抜き不能に係止する係止部とを有し、
    前記突出部は、他の部分よりも外径が大きい大径部を備え、
    前記係止部は、前記貫通孔の内方に突出する複数の板状部材を備え、
    前記複数の板状部材は、記憶された形状に復帰する復帰温度以上の温度において、それぞれ前記引き抜き方向に折り曲げられて前記貫通孔を挿通した前記突出部を引き抜き方向に移動可能にする形状で記憶されるとともに、前記復帰温度よりも低い温度において、それぞれ前記突出部の挿通方向に、且つ前記貫通穴の径方向に対して鋭角に折り曲げられて前記突出部が挿通するときに前記大径部に当接し、前記突出部を前記貫通孔に挿通可能で且つ前記貫通孔を挿通した前記大径部を係止して、前記突出部を前記引き抜き方向に移動不能にする形状に加工されていることを特徴とする遊技機。
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