JP4187922B2 - 液体注入針および液体注入装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体注入針および液体注入装置に関し、さらに詳しくは、例えば薬液などの液体を生体内に注入する際に用いられる液体注入針および液体注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、薬液を皮内、皮下、筋肉層などの生体内に注入する際に用いられる薬液注入針としては、例えば図17および図18に示す薬液注入針が知られている。
【0003】
図示のように、薬液注入針101は、針部102と、針部102を支持する基体部104とを備えている。針部102は、一定の外径を有する中空針から構成されており、基体部104に固着されている。この針部102の基端側には、刃先131が形成されている。また、基体部104の内面には、取り付け用の雌ねじ143が形成されている。
【0004】
薬液注入針101は、例えば市場に出回っているような、薬液が充填されている図示しない薬液容器の先端部に形成された薬液注入口に取り付けられる。薬液容器の薬液注入口には、雄ねじが形成されており、この雄ねじに、薬液注入針101の雌ねじ143が螺合されることにより、薬液注入針101の薬液容器への取り付けが行われる。
【0005】
ここで、薬液容器の薬液注入口は、図示しないゴム栓により封止されている。薬液注入針101の薬液容器への取り付け時に、針部102の基端側に形成された刃先131が上記ゴム栓を貫くことにより、針部102内と薬液容器内とが連通されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の薬液注入針101にあっては、針部102として、外径が0.25mmより大きい比較的太い中空針が一般的に使用されている。このため、針部102の生体内への穿刺、あるいは薬液の生体内への注入に伴って痛みが生じる。また、太い針を刺されることによって患者に与える恐怖感や、不安感が大きい。
【0007】
一方、患者に与える痛みを低減するために従来よりも細い針部を使用しようとしても、このような細い針部を図18に示したように針部の長手方向中程にて基体部に強固に固着して組み立てるのはきわめて困難であるという問題が生じる。
【0008】
また、上記のような細い針部は、強度的に弱くなる。したがって、薬液容器に薬液注入針を取り付けようとしても、針部を薬液容器の薬液注入口に設置されているゴム栓に貫通させることができずに、例えば折れてしまうおそれがある。
【0009】
さらに、上記のような細い針部は、必然的にその内径も小さくなり、しかもその長さが比較的長くなることから、薬液を生体内へ注入するときの流路抵抗(以下、「注入抵抗」という。)が非常に大きくなってしまう。このため、薬液注入時に薬液を押し出すための力がかなり必要になるという問題がある。
【0010】
より詳述すると、例えば糖尿病患者が自分の皮内にインスリン含有液を経皮的に自己投与するための現在市販されている薬液注入装置において用いられている薬液注入針の針部は、最も細いもので、外径0.254mm(31ゲージ(G))である。なお、「ゲージ」とは、B.W.G.(Birmingham Wire Gage)の規格に基づいた数字である。
【0011】
ところが、この外径0.254mm(31G)の針部を使用する場合、薬液を投与する際の注入抵抗がかなり高くなる。これは、理論上、針部における注入抵抗は、針部の直径の4乗に反比例して高くなるからである。このため、特に女性、子供、高齢者など、薬液注入装置のプランジャーを押す力の弱い患者が、外径0.254mm(31G)の針部を用いて自分の皮下に薬液を自己投与しようとしても、薬液がうまく皮下に入っていかない場合がある。このような場合、患者は、外径0.30mm(30G)などの、より太い、したがって、より強い痛みを感じさせる針部を使用しなければならない。
【0012】
また、外径0.254mm(31G)の針部を使用した場合、注射終了後にインスリン含有液が皮膚における穿刺口あるいは針部の先端から漏れ出してしまうことがある。このようなことが起こる原因の一つは、外径0.254mm(31G)のような細い針部では注入抵抗が高いため薬液の注入が終了するまでに時間を要し、所定の薬液量(所定のインスリン・ユニット)のすべてが皮下に完全に投与される前に患者が耐えきれずに針部を皮膚から抜いてしまうことにあると推察される。糖尿病治療においては、1回の注射で投与される薬液量(インスリン・ユニット)が患者に応じてあらかじめ定められており、注射のたびにこのあらかじめ決められた量の薬液が正確に投与されなければならない。したがって、注射終了後に薬液が漏れ出すということは、定められた量よりも少ない量しか患者に薬液が投与されておらず、よって十分な治療効果が得られないことを意味する。
【0013】
一方、別の分野では、例えば患者の歯髄内に麻酔薬(リドカイン)を注入するための歯科用薬液注入装置が用いられている。現在市販されている歯科用薬液注入装置の針部(デンタル針)は、最も細いもので、外径0.26mmである。この外径0.26mmの針部を用いて麻酔薬を歯茎等に注入する際にも、かなり高い注入抵抗が存在する。ここで、歯科用薬液注入装置の本体およびプランジャーは金属製であり、かつ健常人である医者が歯科用薬液注入装置を用いて麻酔薬を注入する。したがって、医者が思いきり強くプランジャーを押すことにより、上記のような細い針部でも麻酔薬の注入が可能となる。
【0014】
しかしながら、この歯科用薬液注入装置においても、より軽い力で麻酔薬を注入できるように注入抵抗を低減すること、さらに、より細い針部を用いることにより患者に与える苦痛等を和らげることが望ましい。また、注射器を金属製とすると重くなる。したがって、針部における注入抵抗を低減することができれば、プラスチック等のより軽量な材料を利用して注入装置を構成することが可能となり、より取り扱い易い歯科用薬液注入装置を提供できると考えられる。
【0015】
以上述べたように、患者に与える痛みを抑えるために単に針部の外径を小さくすることは、上記のような種々の問題が生じてしまうため、実際上、実現することができなかった。
【0016】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、患者に与える痛みを低減することができ、かつ製造が容易で、針部を例えばゴム栓に貫通できる強度を有し、しかも注入抵抗を低減することができる液体注入針および液体注入装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記する手段により達成される。
【0018】
(1) 内部に液体が収容される液体容器の先端部に形成された液体注入口に取り付けられる液体注入針であって、生体内に穿刺可能な穿刺部を備えた穿刺針部と、前記液体容器内に連通可能な液体導入針部と、前記穿刺針部および前記液体導入針部間を液体が流通可能な状態で当該両針部を支持する基体部とを有し、前記液体導入針部は、前記穿刺部の少なくとも先端近傍よりも外径が大きく、前記液体導入針部の端部に、前記液体容器の液体注入口を封止する弾性部材を貫くための刃先が形成されており、前記穿刺針部と前記液体導入針部とは、同じ一つの針体により形成されており、前記穿刺針部は、前記穿刺部と前記液体導入針部との間に形成され外径が連続的に変化して両者を滑らかに繋ぐ中間部を有し、前記中間部は、先端側に向かって漸減する内径を有し、前記穿刺部の外径は0.1mm以上0.254mm以下、前記穿刺部の内径は0.05mm以上0.15mm以下であり、前記液体導入針部の外径は0.3mm以上0.6mm以下、前記液体導入針部の内径は0.25mm以上0.5mm以下であることを特徴とする液体注入針。
【0019】
(2) 前記穿刺針部のうち基体部の底部壁から外方へ突出した部分の長さは、0.5mm以上10mm以下であることを特徴とする上記(1)に記載の液体注入針。
【0026】
) 前記穿刺部の外径は、0.1mm以上、0.25mm以下であることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の液体注入針。
【0027】
) 前記穿刺部の外径は、0.18mm以上、0.22mm以下であることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の液体注入針。
【0029】
) 前記液体は、生体に作用する薬剤を含むことを特徴とする上記(1)〜()のいずれか1つに記載の液体注入針。
【0030】
) 先端部に液体注入口が形成され内部に液体が収容される液体容器と、前記液体容器の液体注入口に取り付けられる上記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の液体注入針とを有することを特徴とする液体注入装置。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0032】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る薬液注入針が取り付けられた薬液注入装置の断面図、図2は、図1に示される注入器本体の断面図、図3は、図1に示される薬液注入針の側面図、図4は、図1に示される薬液注入針の断面図である。
【0033】
図1に示す薬液注入装置は、薬液注入針1と注入器本体5とから構成されており、プランジャー52が押されることにより、薬液60を薬液注入針1の先端から生体内に注入するものである。
【0034】
図2に示すように、注入器本体5は、内部に薬液60を収容する略円筒状の薬液容器51と、薬液容器51の内部で長手方向に往復動可能なプランジャー52とを備えている。
【0035】
薬液容器51の先端側(図中左側)のボス部53には、薬液注入口54が形成されており、この薬液注入口54は、例えばゴム栓などの弾性部材55により封止されている。弾性部材55は、ボス部53の内面に形成された溝56に嵌着されて保持される。また、ボス部53の外面には、薬液注入針1を取り付けるときに使用される雄ねじ57が形成されている。
【0036】
一方、薬液容器51の基端側(図中右側)には、開口58が形成されている。プランジャー52は、開口58から内部に挿入される。このプランジャー52の先端には、ガスケット59が取り付けられている。ガスケット59は、薬液容器51の内面に密着して薬液を後方に漏らさないようにシールし、先端側に移動することにより薬液60を前方に押し出す役目を果たす。
【0037】
弾性部材55とガスケット59との間には、薬液60が充填されている。この薬液注入装置で使用される薬液60は、薬剤を含有する溶液、ゲル、または懸濁液である。使用可能な薬剤は、経皮的な投与に適さない薬剤以外であるならば、実質的に制限されない。また、薬剤は、局所的に作用するものであっても、全身的に作用するものであってもよい。
【0038】
弾性部材55とガスケット59とは、例えばブチルゴム、シリコンゴム、あるいはエラストマー等の材料を使用して、成形加工により作られる。薬液容器51とプランジャー52とは、例えばポリプロピレン、ポリエチレンなどのプラスチック、あるいはガラス等の材料を使用して、成形加工により作られる。なお、薬液容器51は、その全部または一部が透明な材料より形成されており、内部に収容された薬液を目視で確認することができる。
【0039】
図3および図4に示すように、薬液注入針1は、生体内に穿刺可能な穿刺部21を備えた穿刺針部2と、薬液容器51内に連通可能な液体導入針部3と、これら穿刺針部2および液体導入針部3の間を薬液が流通可能な状態で当該両針部2、3を支持する基体部であるハウジング4とを備えている。第1の実施形態では、図示のように、穿刺針部2と液体導入針部3とは、同じ一つの針体により形成されている。
【0040】
ハウジング4は、円筒部41と、円筒部41の一端に形成された底部壁42とを備えている。円筒部41の内面には、薬液容器51のボス部53に形成された雄ねじ57に螺合される雌ねじ43が形成されている。
【0041】
穿刺針部2および液体導入針部3は、中空針から構成されている。穿刺針部2は、薬液注入針1の先端側に形成され、液体導入針部3は、穿刺針部2の基端側に形成される。そして、液体導入針部3は、穿刺針部2の穿刺部21よりも外径が大きく設定されている。
【0042】
本実施形態では特に、穿刺針部2の穿刺部21の外径は、好ましくは0.254mm(31G)以下、より好ましくは0.1mm以上、0.25mm以下、さらに好ましくは0.18mm以上、0.22mm以下に設定される。このように、穿刺部21の外径の上限は、患者に与える穿刺痛を低減する観点から、従来の31Gの針と同程度もしくは従来よりも小さく設定され、その下限は、所定の強度を確保し、注入抵抗の増大を抑える観点から設定される。これに伴って、穿刺部21の内径は、0.05mm以上、0.15mm以下が望ましい。なお、従来の外径0.254mm(31G)と同じに穿刺部21の外径を形成しても、液体導入部3の外径が大きいため、注入抵抗の低減の点で従来の31Gの針よりも優れた針を提供できる。
【0043】
また、穿刺針部2の穿刺部21の長さは、好ましくは0.2mm以上、15mm以下、より好ましくは0.5mm以上、10mm以下である。ここで、穿刺部21の長さは、穿刺針部2のうちハウジング4の底部壁42から外方へ突出した部分の長さに相当する。穿刺部21の長さは、従来、皮下・筋肉内投与では10〜40mmが一般的である。これに対し、本実施形態では、好ましくは、穿刺部21の長さの上限は、所定の強度を確保し、注入抵抗の増大を抑える観点から従来よりも短く設定され、その下限は、生体内への穿刺を所望どおり良好に行う観点から設定される。
【0044】
一方、薬液導入針部3の外径は、好ましくは0.3mm以上、0.6mm以下、より好ましくは0.35mm以上、0.5mm以下である。このように、薬液導入針部3の外径の下限は、後述する刃先31が形成される部分の強度を向上させるとともに、注入抵抗を積極的に低減する観点から、前述したように穿刺針部2よりも大きく設定され、その上限は、刃先31が薬液注入口54を封止する弾性部材55を容易に貫通可能とするとともに、製造容易性の観点から設定される。これに伴って、薬液導入針部3の内径は、0.25mm以上、0.5mm以下が望ましい。
【0045】
薬液導入針部3の基端側の端部には、薬液容器51の先端部に形成された薬液注入口54を封止する弾性部材55を貫くための刃先31が形成されている。刃先31は、例えば、薬液導入針部3の端部を斜めにカットすることにより形成される。この刃先31は、薬液注入針1の薬液容器51への取り付け時に、弾性部材55に突き刺されて貫通する。
【0046】
また、穿刺針部2は、穿刺部21と液体導入針部3との間に形成され外径が連続的に変化して両者を滑らかに繋ぐ中間部22を有している。薬液注入針1が皮内・皮下用の短針の場合、中間部22は、ハウジング4の底部壁42の中央部に挿通された状態で固着される。
【0047】
なお、薬液注入針1が皮下・筋肉内用の長針の場合、生体内に穿刺可能な部分のすべてが液体導入針部3よりも細くなる必要はない。例えば図5に示すように、外径が連続的に変化する中間部22もまた生体内に穿刺可能とされ、結果的に中間部22が穿刺部21のうちに含まれるように構成されていてもよい。この場合、中間部22よりも基端側の外径が一定で太い部分がハウジング4の底部壁42の中央部に挿通された状態で固着される。
【0048】
また、本発明では、例えば図6に示すように、穿刺部21からハウジング4の底部壁42に固着された部分にかけての形状は、必ずしも外径が一様な図4に示したような形状に限定されるものではなく、連続的に外径を変化させた形状としてもよい。
【0049】
中間部22は、先細の形状を呈しており、軸心に沿う平面で切断された断面の外形線は、直線状あるいは凹状を呈している。特に図4、図5および図6に示す中間部22は、先端側に向かってその内径が漸減するような形状(テーパ形状)をなしている。これにより、薬液は、液体導入部3から中間部22を経て穿刺部21へと流れる際にその流速が加速され、勢いよく流れる。
【0050】
ハウジング4は、例えばポリプロピレン、ポリエチレンなどのプラスチック、あるいはガラス等の材料を使用して、成形加工により作られる。穿刺針部2および液体導入針部3は、一般的にはステンレス鋼を使用して、例えば塑性加工により作られる。但し、例えばチタンなどの他の金属、あるいはプラスチック等の材料から針部2、3を作ることも可能である。
【0051】
穿刺針部2および液体導入針部3のハウジング4への固着は、例えば図4に示したような形で、インサート成形、あるいは接着により行われる。なお、針部2、3を単に一律に細くしたのでは針部2、3のハウジング4に対する接合力が小さくなってしまうため、針部2、3がハウジング4から先端側へ抜け落ちるおそれがある。これに対し、本実施形態では、針部2、3が、外径が滑らかに拡大している中間部あるいは中間部よりも基端側の太い外径の部分においてハウジング4と接合されているため、針部2、3が先端側へ脱落するおそれは無くなる。また、針部2、3とハウジング4との接合面積が増えるため針部2、3をハウジング4に強固に固着することが可能となる。したがって、穿刺針部2の穿刺部21が細くても、薬液注入針1を組立製造することが容易となる。
【0052】
次に、薬液注入針を薬液容器に取り付けて、薬液注入装置を使用する方法について説明する。
【0053】
まず、薬液注入針1のハウジング4を薬液容器51のボス部53に外挿し、液体導入針部3の端部に形成された刃先31を弾性部材55に刺通させる。これにより、針部2、3内と薬液容器51内とが連通される。つづいて、薬液容器51のボス部53に形成された雄ねじ57に、薬液注入針1のハウジング4の内面に形成された雌ねじ43を螺合させることにより、薬液注入針1を薬液容器51にねじ込む。
【0054】
ここで、薬液導入針部3の外径は、穿刺針部2の穿刺部21よりも大きく設定されているので、弾性部材55を貫くために必要な強度を十分確保することができる。したがって、例えば折れてしまって薬液導入針部3を弾性部材55に貫通させることができないといった事態を防止することができる。
【0055】
このようにして薬液注入針1が薬液容器51に取り付けられ、薬液注入装置の使用準備が完了する。次いで、薬液注入装置の薬液注入針1を、薬液注入対象となる患者の生体内に穿刺する。しかし、穿刺針部2の穿刺部21が従来よりも細いため、痛みに関係する神経網に対する針部の接触面積を低下させることができ、神経網への刺激が低下して、痛みの発生が低減される。
【0056】
そして、注入器本体5のプランジャー52を押すことにより、薬液容器51内の薬液60は、薬液注入針1の針部2、3を通って、患者の例えば皮内、皮下、筋肉、あるいは各種臓器等の生体内に注入される。
【0057】
ここで、薬液導入針部3の外径が比較的大きく設定されていることから、薬液導入針部3の内径も大きく設定することができ、針部における注入抵抗を低減することが可能となる。したがって、プランジャー52を押して薬液を押し出すための力が少なくて済み、薬液を生体内へ良好に注入することができる。
【0058】
このように本実施形態では、針部のうち患者に穿刺される部分を細く、針部のそれ以外の部分を比較的太くすることにより、痛みの無い、もしくは痛みのきわめて少ない細い薬液注入針でありながら、注入抵抗も少ない薬液注入針を提供することができる。特に、穿刺部21の外径を0.254mm(31G)以下、好ましくは0.1mm以上、0.25mm以下、より好ましくは0.18mm以上、0.22mm以下に構成することにより、現在市販されているいちばん細い針と同等もしくは現在市販されているいかなる薬液注入針よりも細い穿刺部を備えながら、注入抵抗も小さくすることができる。したがって、痛みが無いかもしくは痛みがきわめて少なく、かつ例えば、女性、子供、高齢者などの体力的あるいは精神的に虚弱な患者が薬液を自己投与する場合であっても、困難なく、しかも迅速に薬液を投与することができる薬液注入針および薬液注入装置を提供することができる。
【0059】
なお、図3〜図6に示す薬液注入針1は、1本の針体から構成される針部2、3のみを有しているが、本発明の薬液注入針はこれに限られず、1つのハウジング4に複数本の針体が取り付けられていてもよい。このようにすれば、薬液の注入量を増やすことができる。また、薬液が分散されて生体内に注入されるので、薬物の迅速な効果が期待できる。
【0060】
図7は、本発明の第2の実施形態に係る薬液注入針の側面図、図8は、図7に示される薬液注入針の断面図である。なお、以下においては、上記の第1の実施形態と相違する点を主に説明し、共通する点については適宜説明を省略する。
【0061】
本発明の第2の実施形態に係る薬液注入装置は、第1の実施形態に対し、薬液注入針の構成のみが相違しており、注入器本体5の構成は同じである。
【0062】
図7および図8に示すように、薬液注入針1aは、生体内に穿刺可能な穿刺部21aを備えた穿刺針部2aと、液体容器51内に連通可能な液体導入針部3aと、これら穿刺針部2aおよび液体導入針部3aの間を薬液が流通可能な状態で当該両針部2a、3aを支持するハウジング4aとを備えている。図示のように、第2の実施形態に係る薬液注入針1aは、穿刺針部2aと薬液導入針部3aとが別々の独立した針体により形成されている点で、穿刺針部2と液体導入針部3とが同じ一つの針体により形成されている第1の実施形態と相違している。
【0063】
ハウジング4aは、円筒部41aと、円筒部41aの一端に形成された底部壁42aとを備えている。円筒部41aの内面には、薬液容器51のボス部53に形成された雄ねじ57に螺合される雌ねじ43aが形成されている。
【0064】
穿刺針部2aは、上述した実施形態の穿刺針部2と同様な材料により作られる中空針から構成されている。この穿刺針部2aは、根元部22aがハウジング4aの底部壁42aの先端側に形成された取付用孔44aに挿入された状態で、ハウジング4aに固着される。
【0065】
液体導入針部3aもまた、上述した実施形態の液体導入針部3と同様な材料により作られる中空針から構成されている。この液体導入針部3aは、根元部32aがハウジング4aの底部壁42aの基端側に形成された取付用孔45aに挿入された状態で、ハウジング4aに固着される。そして、液体導入針部3aは、穿刺針部2aの穿刺部21aよりも外径が大きく設定される。
【0066】
ハウジング4aには、穿刺針部2aおよび液体導入針部3aの間を繋ぐための孔46aが形成されている。
【0067】
第2の実施形態では、薬液導入針部3aの外径は、好ましくは0.3mm以上、2mm以下、より好ましくは0.35mm以上、1.5mm以下である。これに伴って、薬液導入針部3aの内径は、0.25mm以上、1.2mm以下が望ましい。
【0068】
穿刺針部2aおよび液体導入針部3aのハウジング4aへの固着は、例えば図8に示したような形で、インサート成形、あるいは接着により行われる。ここで、図8に示すように、穿刺針部2aと薬液導入針部3aとは、別々の独立した針体により形成されているので、薬液注入針1aを特殊な製法を必要とせずに従来と同様な方法で簡便に作ることができる。しかも、針部2a、3aは、それぞれ取付用孔44a、45aに係合された状態となるので、ハウジング4aに強固に固着される。
【0069】
なお、薬液注入針1aが皮下・筋肉内用の長針の場合、生体内に穿刺可能な部分のすべてが液体導入針部3aよりも細くなる必要はない。例えば図9に示すように、外径が連続的に変化する部分もまた生体内に穿刺可能とされ、結果的に、基端側に位置する外径が一定で太い部分がハウジング4aの底部壁42aの中央部に挿入された状態で固着される。また、本発明では、穿刺部21aからハウジング4aの底部壁42aに固着された部分にかけての形状は、必ずしも外径が一様な図8に示したような形状に限定されるものではなく、連続的に外径を変化させた形状としてもよい。
【0070】
また、本発明では、例えば図10に示すように、穿刺針部2aの基端部が薬液導入針部3aの先端側の開口部に挿入されて両針部2a、3aがあらかじめ固着されてもよい。固着は、接着あるいは溶接などにより行うことができる。そして、あらかじめ相互に固着された穿刺針部2aおよび薬液導入針部3aは、例えば図10に示したような形で、インサート成形、あるいは接着によりハウジング4aに固着される。
【0071】
また、本発明では、例えば図11に示すように、穿刺針部2aの基端側の端面と薬液導入針部3aの先端側の端面とがあらかじめ固着されてもよい。固着は、接着あるいは溶接などにより行うことができる。この場合、穿刺針部2aと薬液導入針部3aとの接合面の近傍が、薬液導入針部3aから穿刺針部2aの穿刺部21aに向かってその内径が漸減するような形状(テーパ形状)をなすように構成してもよい。これにより、薬液は、液体導入部3aから穿刺部21aへと流れる際にその流速が加速され、勢いよく流れる。
【0072】
また、図7〜図11に示す薬液注入針は、1本の穿刺針部2aのみを有しているが、本発明の薬液注入針はこれに限られず、1本の薬液導入針部3aに対し、複数本の穿刺針部2aが対応して設けられていてもよい。また、穿刺針部2aおよび薬液導入針部3aの対が1つのハウジング4aに対し、複数対設けられていてもよい。
【0073】
図12は、本発明の第3の実施形態に係る薬液注入針の側面図、図13は、図12に示される薬液注入針の断面図である。なお、以下においては、上記の第1の実施形態と相違する点を主に説明し、共通する点については適宜説明を省略する。
【0074】
本発明の第3の実施形態に係る薬液注入装置は、第1の実施形態に対し、薬液注入針の構成のみが相違しており、注入器本体5の構成は同じである。
【0075】
図12および図13に示すように、薬液注入針1bは、生体内に穿刺可能な穿刺部21bを備えた穿刺針部2bと、液体容器51内に連通可能な液体導入針部3bと、これら穿刺針部2bおよび液体導入針部3bの間を薬液が流通可能な状態で当該両針部2b、3bを支持するハウジング4bとを備えている。
【0076】
図示のように、第3の実施形態に係る薬液注入針1bは、薬液導入針部3bとハウジング4bとが同じ材料により一体的に形成されている点で、穿刺針部2と液体導入針部3とが同じ一つの針体により形成されている第1の実施形態に係る薬液注入針1や、穿刺針部2aと薬液導入針部3aとが別々の独立した針体により形成されている第2の実施形態に係る薬液注入針1aと相違している。
【0077】
ハウジング4bは、円筒部41bと、円筒部41bの一端に形成された底部壁42bとを備えている。円筒部41bの内面には、薬液容器51のボス部53に形成された雄ねじ57に螺合される雌ねじ43bが形成されている。
【0078】
穿刺針部2bは、上述した実施形態の穿刺針部2、2aと同様な材料により作られる中空針から構成されている。この穿刺針部2bは、根元部22bがハウジング4bの底部壁42bの先端側に形成された取付用孔44bに挿入された状態で、ハウジング4bに固着される。
【0079】
液体導入針部3bは、前述したように、ハウジング4bと同じ材料により一体成形加工されることによって、底部壁42bの基端側に形成される。液体導入針部3bおよびハウジング4bの形成に使用される材料は、上述した実施形態のハウジング4、4aと同様な材料である。薬液導入針部3bの基端側の端部には、薬液容器51の先端部に形成された薬液注入口54を封止する弾性部材55を貫くための刃先31bが形成されている。刃先31bは、例えば、液体導入針部3bおよびハウジング4bの成形加工時に同時に形成される。なお、刃先31bは、薬液導入針部3aの端部を斜めにカットすることにより形成してもよい。また、刃先31bの形状は、弾性部材55を貫くために適した形状であればよく、例えば円錐状に尖った形状であってもよい。そして、液体導入針部3bは、穿刺針部2bの穿刺部21bよりも外径が大きく設定される。
【0080】
ハウジング4bには、穿刺針部2bおよび液体導入針部3bの間を繋ぐための孔46bが形成されている。
【0081】
第3の実施形態では、薬液導入針部3bの外径は、好ましくは0.3mm以上、2mm以下、より好ましくは0.35mm以上、1.5mm以下である。これに伴って、薬液導入針部3bの内径は、0.25mm以上、1.2mm以下が望ましい。
【0082】
穿刺針部2bのハウジング4bへの固着は、例えば図13に示したような形で、インサート成形、あるいは接着により行われる。ここで、図13に示すように、薬液導入針部3bがハウジング4bと同じ材料により一体成形加工されているので、薬液注入針1bを特殊な製法を必要とせずに従来と同様な方法で簡便に作ることができる。しかも、穿刺針部2bは、取付用孔44bに係合された状態となるので、ハウジング4bに強固に固着される。
【0083】
なお、薬液注入針1bが皮下・筋肉内用の長針の場合、生体内に穿刺可能な部分のすべてが液体導入針部3bよりも細くなる必要はない。例えば図14に示すように、外径が連続的に変化する部分もまた生体内に穿刺可能とされ、結果的に、基端側に位置する外径が一定で太い部分がハウジング4bの底部壁42bの中央部に挿入された状態で固着される。また、本発明では、穿刺部21bからハウジング4bの底部壁42bに固着された部分にかけての形状は、必ずしも外径が一様な図13に示したような形状に限定されるものではなく、連続的に外径を変化させた形状としてもよい。
【0084】
また、本発明では、例えば図15に示すように、薬液導入針部3bの内径を変えずに、外径を刃先31bに向かって漸減するような形状(テーパ形状)に連続的に変化させてもよい。これにより、薬液容器51の先端部に形成された薬液注入口54を封止する弾性部材55に薬液導入針部3bを刺し易くすることができる。
【0085】
また、本発明では、例えば図16に示すように、薬液導入針部3bの外径を変えずに、内径を刃先31bに向かって漸増するような形状(テーパ形状)に連続的に変化させてもよい。これにより、薬液は、液体導入部3bから穿刺部21bへと流れる際にその流速が加速され、勢いよく流れる。
【0086】
また、本発明では、図示はしないが、外径を刃先31bに向かって漸減するような形状(テーパ形状)に連続的に変化させるとともに、内径を刃先31bに向かって漸増するような形状(テーパ形状)に連続的に変化させてもよいことは勿論である。
【0087】
また、図12〜図16に示す薬液注入針は、1本の穿刺針部2bのみを有しているが、本発明の薬液注入針はこれに限られず、1本の薬液導入針部3bに対し、複数本の穿刺針部2bが対応して設けられていてもよい。また、穿刺針部2bおよび薬液導入針部3bの対が1つのハウジング4bに対し、複数対設けられていてもよい。
【0088】
なお、以上説明した実施形態は、本発明を限定するために記載されたものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、針部のうち生体内に穿刺可能な穿刺部を従来よりも細くすることができる。このため、痛みに関係する神経網に対する針部の接触面積を低下させることができ、神経網への刺激が低下して、患者に与える痛みを低減することができる。
【0090】
また、本発明の液体注入針は、細い一定の径の針部をその長手方向中程にて基体部に固着して組み立てるものではない。したがって、針部の穿刺部が細くても、薬液注入針を組立製造することが容易となる。
【0091】
また、比較的外径が大きい液体導入針部の端部に、液体容器の液体注入口を封止する弾性部材を貫くための刃先を形成できるので、弾性部材を貫くために必要な強度を十分確保することができる。したがって、例えば折れてしまって針部を弾性部材に貫通させることができないといった事態を防止することができる。
【0092】
さらに、薬液導入針部を太くできるので、針部における注入抵抗を低減することができる。したがって、薬液を押し出すための力が少なくて済み、薬液を生体内へ良好に注入することができる。
【0093】
このように本発明では、針部のうち患者に穿刺される部分を細く、針部のそれ以外の部分を比較的太くすることにより、痛みの無い、もしくは痛みのきわめて少ない細い薬液注入針でありながら、注入抵抗も少ない薬液注入針を提供することができる。特に、穿刺部の外径を好ましくは0.254mm以下、より好ましくは0.1mm以上、0.25mm以下、さらに好ましくは0.18mm以上、0.22mm以下に構成することにより、現在市販されているいちばん細い針と同等もしくは現在市販されているいかなる薬液注入針よりも細い穿刺部を備えながら、注入抵抗も小さくすることができる。したがって、痛みが無いかもしくは痛みがきわめて少なく、かつ例えば、女性、子供、高齢者などの体力的あるいは精神的に虚弱な患者が薬液を自己投与する場合であっても、困難なく、しかも迅速に薬液を投与することができる薬液注入針および薬液注入装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る薬液注入針が取り付けられた薬液注入装置の断面図である。
【図2】 図1に示される注入器本体の断面図である。
【図3】 図1に示される薬液注入針の側面図である。
【図4】 図1に示される薬液注入針の断面図である。
【図5】 第1の実施形態に係る薬液注入針の変形例の断面図である。
【図6】 第1の実施形態に係る薬液注入針の別の変形例の断面図である。
【図7】 本発明の第2の実施形態に係る薬液注入針の側面図である。
【図8】 図7に示される薬液注入針の断面図である。
【図9】 第2の実施形態に係る薬液注入針の変形例の断面図である。
【図10】 第2の実施形態に係る薬液注入針の別の変形例の断面図である。
【図11】 第2の実施形態に係る薬液注入針のさらに別の変形例の断面図である。
【図12】 本発明の第3の実施形態に係る薬液注入針の側面図である。
【図13】 図12に示される薬液注入針の断面図である。
【図14】 第3の実施形態に係る薬液注入針の変形例の断面図である。
【図15】 第3の実施形態に係る薬液注入針の別の変形例の断面図である。
【図16】 第3の実施形態に係る薬液注入針のさらに別の変形例の断面図である。
【図17】 従来の薬液注入針の側面図である。
【図18】 従来の薬液注入針の断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b…薬液注入針(液体注入針)、
2,2a,2b…穿刺針部、
21,21a,21b…穿刺部、
22…中間部、
3,3a,3b…薬液導入針部(液体導入針部)、
31,31a,31b…刃先、
4,4a,4b…ハウジング(基体部)、
5…注入器本体、
51…薬液容器(液体容器)、
54…薬液注入口(液体注入口)、
55…弾性部材、
60…薬液(液体)。

Claims (2)

  1. 内部に液体が収容される液体容器の先端部に形成された液体注入口に
    取り付けられる液体注入針であって、
    生体内に穿刺可能な穿刺部を備えた穿刺針部と、
    前記液体容器内に連通可能な液体導入針部と、
    前記穿刺針部および前記液体導入針部間を液体が流通可能な状態で当該両針部を支持する基体部とを有し、
    前記液体導入針部は、前記穿刺部の少なくとも先端近傍よりも外径が大きく、
    前記液体導入針部の端部に、前記液体容器の液体注入口を封止する弾性部材を貫くための刃先が形成されており、
    前記穿刺針部と前記液体導入針部とは、同じ一つの針体により形成されており、
    前記穿刺針部は、前記穿刺部と前記液体導入針部との間に形成され外径が連続的に変化して両者を滑らかに繋ぐ中間部を有し、
    前記中間部は、先端側に向かって漸減する内径を有し、
    前記穿刺部の外径は0.1mm以上0.254mm以下、前記穿刺部の内径は0.05mm以上0.15mm以下であり、
    前記液体導入針部の外径は0.3mm以上0.6mm以下、前記液体導入針部の内径は0.25mm以上0.5mm以下であり、
    前記穿刺針部のうち基体部の底部壁から外方へ突出した部分の長さは、0.5mm以上10mm以下であることを特徴とする液体注入針。
  2. 先端部に液体注入口が形成され内部に液体が収容される液体容器と、前記液体容器の液体注入口に取り付けられる請求項1に記載の液体注入針とを有することを特徴とする液体注入装置。
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