JP3105397B2 - 注射器組立体 - Google Patents

注射器組立体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬、栄養剤などを人
体、動物体に投与するための注射器組立体に関し、更に
詳しくは注射器内に注射器を充填して保存する容器兼注
射器組立体であって、容器としては注射液を衛生的に保
存することができ、また注射液の投与に際しては、簡単
な方法で正確且つ衛生的に投与できるコンパクトな注射
器として有利な注射器組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の注射薬の注射は、バイアル瓶内に
薬液を充填した後栓を嵌合して密封し、投与時に該栓を
注射針にて貫通して薬液を注射筒内に吸引し、次に注射
筒内の滑栓(ピストン)を押し込むことにより注射筒か
ら注射針を経由して薬液を流出させるという手段で行っ
ていた。近年、バイアル瓶より注射筒内に薬液を移動さ
せる手数やこの間の衛生的な問題をなくすために、容器
兼注射器(カートリッジ式注射器とも呼ばれる)が研究
され、多くの提案がなされている。例えば実公昭49−
4791号、同49−4794号、同51−21594
号、同51−22560号、同53−4717号、同5
4−14478号、実開昭59−30244号、特公昭
50−21792号、特開昭49−127494号、同
60−176662号、同63−183072号、同6
3−501481号、同64−70070号、特公平2
−12997号、同5−26511号、同5−6899
5号等各号公報がある。これらの公報に記載されるもの
は、いずれも注射筒の先端を含む構造体に関するもので
ある。また、本発明者らは注射筒兼容器の開口部を螺合
又はフック嵌合して密封する構造体を実開平5−745
44号公報にて提案している。以上のような従来の容器
兼注射器の代表的な例を、図6に示す。同図において、
注射筒35内に薬液36を充填し、滑栓37にて封じて
ある。なお、薬液36の投与の際は、滑栓37に押し棒
38を取り付け、注射筒35先端に圧入することによ
り、投与針43と筒内とを通じることによっている。注
射筒35の先端部39は細く突出し、薬液の通路42は
ゴム栓などの密封部材40を注射針の装着用筒41にて
固定しておく。密封部材40を貫通する金属針46は接
続部47に固定しており、該接続部47の先端の針ハブ
44に連結した金属製の投与針44を設けている。投与
針44で密封栓40を貫通して薬液を通路45の中に流
し込み、投与する注射器である。該注射器組立体は、こ
のように2本の金属針を使用する方式である。また、針
に両刃を付けた両頭針を付けた組立体も知られている。
しかし、いずれも金属針の使用は危険が高く、廃棄にも
充分な処理手法を要する。また従来、器具類の注射器組
立体には不必要な部品があったり、薬液の密封性が不十
分であったり、使用後に筒内に残留する薬液量が多く、
高価な薬品の場合コスト面で無駄が多いという問題もあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等はは上記の
問題点に鑑み、従来品の欠点を解消し、薬液を注射筒内
に安定かつ密封性良好に保存し、人体への投与に際して
は規定量の薬液を正確,迅速な投与が簡単に行えると共
に注射筒内やその付属部品内に薬液を残存させない注射
器組立体を意図してなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として本発明は、注射筒、針部、薬液保存時は注射筒の
後端部を閉塞し注射筒内を摺動可能である滑栓及び該滑
栓用の押棒とを有してなる注射器組立体において、(a)
上記針部は支持基部の中央を貫通する液通路を有し一方
の側には穿刺針として突出し、反対側には投与針を接続
し、さらに該投与針はキャップで覆われており、(b) 上
記注射筒はその先端に細長く突出し内部が上記穿刺針形
状に合致したルアーテーパー形状の薬液通路であるルア
ーテーパー部を有し、且つ該薬液通路先端は針刺し部分
の厚さを薄くされた栓で密閉されており、(c) 上記滑栓
はその先端が上記穿刺針先端に対応した窪部を有し、
(d)薬液保存時にはルアーテーパー部に係合した円筒体
上部と、針部の支持基部の外周において穿刺針側に管状
に突出して設けられた管状保持部に係合した円筒体下部
とを嵌合して一体の円筒体とすることにより上記薬液通
路を有するルアーテーパー部と穿刺針部分を該円筒体内
部に固定、収納し、(e) 薬液投与時に上記穿刺針は栓の
針刺し部分を貫通して薬液通路内に収納され、一方上記
滑栓の後部に押棒を取り付けて該滑栓を注射筒内に押し
込むとき該穿刺針先端は該滑栓の先端窪部内に収納され
ることにより、(f) 投与後に注射筒内に残留する薬液量
を最小限の量としたことを特徴とする注射器組立体を提
供する。また本発明は、注射筒、針部、薬液保存時は注
射筒の後端部を閉塞し注射筒内を摺動可能である滑栓及
び該滑栓用の押棒とを有してなる注射器組立体におい
て、(a) 上記針部は支持基部の中央を貫通する液通路を
有し一方の側には穿刺針として突出し、反対側には管状
に突出した投与針接続部であり、(b) 上記注射筒はその
先端に細長く突出し内部が上記穿刺針形状に合致したル
アーテーパー形状の薬液通路であるルアーテーパー部を
有し、且つ該薬液通路先端は針刺し部分の厚さを薄くさ
れた栓で密閉されており、(c) 上記滑栓はその先端が上
記穿刺針先端に対応した窪部を有し、(d) 薬液保存時に
はルアーテーパー部に係合した円筒体上部と、針部の支
持基部の外周において穿刺針側に管状に突出して設けら
れた管状保持部に係合した円筒体下部とを嵌合して一体
の円筒体とすることにより上記薬液通路を有するルアー
テーパー部と穿刺針部分を該円筒体内部に固定、収納
し、(e) 薬液投与時には上記投与針接続部に投与針の針
ハブを嵌合することにより投与針を接続し、上記穿刺針
は栓の針刺し部分を貫通して薬液通路内に収納され、一
方上記滑栓の後部に押棒を取り付けて該滑栓を注射筒内
に押し込むとき該穿刺針先端は該滑栓の先端窪部内に収
納されることにより、(f) 投与後に注射筒内に残留する
薬液量を最小限の量としたことを特徴とする注射器組立
体を提供する。上記した2種の本発明の注射器組立体に
おける特に好ましい実施態様として、上記押棒のピスト
ン部が中空に形成されて投与針のキャップを兼ねるもの
であることを特徴とする注射器組立体が挙げられる。ま
た本発明の注射器組立体は、上記投与針以外が合成樹脂
体及びゴム体からなることが特に好ましい実施態様とし
て挙げられる。
【0005】
【作用および実施例】本発明の注射器組立体は、人体に
投与する抗生物質、酵素、ワクチンなどの変質しやすく
少量でも高価な医薬品薬液を長期間品質保証して保管で
きる素材からなり、充填された薬液を保存する容器とし
ての密封性が充分であり、しかも少量の場合でも規定量
を正確に、簡単な操作で敏速に衛生的に無駄なく投与で
きるという多くの要望を満足する注射器である点を以下
に図面を参照して説明する。
【0006】図1は本発明の注射器組立体の一実施態様
を示す断面図、図2は図1の注射器組立体を構成する各
部品を示した概略断面図である。図1において円筒形を
した注射筒(以下「筒」と略称する)1は細く突出して
先端4の口部6に至るルアーテーパー部5を有し、その
内部は注射筒1内部と連通した薬液通路15となってい
る。該口部6は栓7にて被い密封されている。該栓7の
厚さは2〜5mm程度とし、栓7の頭部中心には針刺し
の目印になると共に針の貫通を容易にするよう厚さを薄
くしてあり、図示の例では窪みを設けてある。該栓7は
該口部6の樹脂に溶着してもよいし、又該栓7の内面に
突起を設けてこれを口部と係合させてもよい。さらに該
栓7の薬液接触面側にオレフィン系樹脂フィルムを積層
被覆すると薬液の汚染を防止できるので好ましい。筒1
の他の端部の開口部8には滑栓3を設け、該滑栓3の外
側、筒末端のフランジ部に例えばイソプレン・イソブチ
レン共重合系ゴム弾性体(IIRと略す)等の軟質ゴム
からなるパッキング9を設け、該パッキングの外側から
フランジ部までを巻き込む形で釣針型のキャップ10に
て巻き締め、開口部8を密封する。
【0007】滑栓3は筒1内面との摺動面に2〜5個の
突起と浅い凹形を設けてあり、滑栓3の頭壁面13は筒
1の先端の内壁面14と相似形状とすると共に、滑栓3
の頭部中心には穿刺針の先端部が入るように凹形の窪1
2が設けられている。
【0008】なお、更に滑栓3の薬液との接触面と筒内
壁との摺動面を、オレフィン系樹脂フィルム又はフッ素
系の樹脂フィルム11でラミネートすることにより、薬
液がゴム栓により汚染されるのを防止できると共に滑栓
3の筒内の摺動性が良好になる効果が得られる。
【0009】針部分は、支持基部18の中心に設けられ
た穿刺針16と支持基部18の外周に設けられ円筒状で
穿刺針16より短い長さの管状保持体19、該支持基部
18の穿刺針16とは反対側に取り付けられた投与針2
7、該投与針のキャップと滑栓押棒を兼ねる押棒兼キャ
ップ30からなり、針部分と注射筒のルアーテーパー部
5は円筒体23で繋合されている。円筒体23は穿刺針
16の管状保持体19に取り付ける円筒体下部24とル
アーテーパー部5に取り付ける円筒体上部25とに分割
され、それぞれを針部分、注射筒に取り付けておき、最
終的に下部24と上部25を嵌合部26で嵌合させて一
体の円筒体23とすると、注射筒(容器)部分と針部分
が結合され注射器組立体になる。
【0010】円筒体23の下部24、上部25とルアー
テーパー部5、管状保持体19との係合は例えば図示の
ように円筒体の下部24には小突起を設け管状保持体1
9の浅い環状溝に係合し、上部25には大きな突起を設
けルアーテーパー部5の環状溝に係合させる。
【0011】本発明においては穿刺針16のサイズは、
ルアーテーパー部5の内部の薬液通路15と同じ太さ
で、長さは図1、図4に示すように使用時に筒1の口部
6の栓7を貫通して注射筒内に穿刺し、滑栓を筒1内に
一杯に押し込んだときに、針先端が滑栓3の頭部の窪1
2内に収まるような長さに設計する。
【0012】また、支持基部18の中央で穿刺針16と
は反対の側に突出した接続部20は投与針27の基部の
針ハブ28の空間29と深く係合し、投与針27は針ハ
ブ28の外周に取り付けられたキャップ30で包まれて
いる。本発明においては、該キャップ30先端に螺旋形
突起31を設けて、薬液2の投与の際に滑栓3の後部の
螺旋形状溝に取り付ける押棒を兼ねるので、組立体全体
の形状がコンパクトになっている。
【0013】なお、図3には支持基部の穿刺針とは反対
側に投与針用の接続部20を設け、該接続部20に栓2
1を設けて中心の孔17を封じたタイプの本発明の注射
器組立体の実施例を示す。本例の場合には投与の際には
該接続部に投与針の針ハブを嵌合させて投与針を取り付
ける。
【0014】本発明の注射器組立体を用いて薬液を投与
するには円筒体23をルアーテーパの上部26にて分離
し、また支持基部18からも分離して24部分をはず
し、図4に示すように管状保持体19に保持された穿刺
針16の鋭刃で栓7の中央を穿刺、貫通した後に、筒1
の滑栓3にキャップ30を連結して滑栓3を圧入し薬液
を投与針先端から流出させる。図4では投与針27から
人体への薬液投与が終わった状態を示しているが、前記
のように穿刺針のサイズを設計してありため、筒1、滑
栓3および穿刺針16の間の間隙が小さいので、筒1
内、ルアーテーパー部5の薬液通路15内には殆ど薬液
が残留しない。
【0015】この穿刺針16の先端と滑栓3の頭部の窪
12の形状の種々の組合せ例を図5のA、B、Cに示
す。Aは先端口の穿刺針、B,Cは側口の穿刺針であ
る。上記のように投与終了後に残留する薬液は、実質的
には穿刺針、投与針内の孔17内部に残留するもののみ
である。孔17の内径は樹脂成形技術にもよるが、4m
m以下にすることが好ましく、特に好ましくは2mm以
下である。このようにすると始めに充填した薬液の殆ど
全量を投与し得る注射器組立体になり、薬液は穿刺針1
6と投与針27を貫通する孔17内に残留するのみとな
る。
【0016】本発明の注射器組立体の注射筒部分に用い
る素材としては、この種の技術分野で一般に使用される
樹脂素材が使用できる。すなわち、オレフィン系化合物
を重合体とする樹脂又は該重合体を主成分とする樹脂及
び/または合成ゴム類との混合物、更に合成樹脂体又は
その混合物に有機過酸化物を加える又は電子線を照射す
る等の手段により一部を架橋したものでもよい。更に該
樹脂組成物に対して、エチレンビニルアルコール、エチ
レン酢酸ビニル共重合体又は該共重合体のケン化物、ナ
イロン及びアモルファスナイロンなどを混合又は積層し
たもの、また更にアニミニウム等や酸化ケイ素などの軽
金属類を蒸着した樹脂フィルムを積層した部品を使用す
ることもできる。本発明用素材として、環状オレフィン
系化合物又は架橋多環式炭化水素化合物を重合体とする
樹脂は特に好ましい樹脂であり、該樹脂体の超高分子体
の水素添加物、更には有機過酸化物架橋剤又は電子線を
用いて架橋したものは耐熱性と共に衛生性が非常に高く
とりわけ好適である。
【0017】本発明の注射器組立体の開口部を密封する
栓、パッキング等の素材としては、イソプレン・イソブ
チレン共重合体及びそのハロゲン化物類(例えばII
R,BIIR,CIIR,DVIIR等)、ポリブタジ
エン(BR)、エチレン・プロピレンターポリマー(E
PDM)などの架橋体が、耐熱性、衛生性などの点で好
ましい。
【0018】本発明の穿刺針の材質としては、ポリカー
ボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリメチ
ルペンテン(TPX)、環状オレフィン系化合物又は架
橋多環式炭化水素化合物を重合体主成分とする樹脂でロ
ックウエル硬度(M法)55以上である樹脂体等が好ま
しい。
【0019】本発明の注射器組立体の各部品の成形・加
工方法としては、この種分野で公知の樹脂成形技術、例
えば射出成形、プレス架橋等を適用することができ、成
形された各部品を組立てて注射器組立体とする。
【0020】
【発明の効果】本発明の注射器組立体は、注射筒内に薬
液を保存できる容器兼注射器であり、下記の効果を奏す
る。 1) 容易な操作で、緊急時に衛生的に使用できる。 2) 簡単かつ確実に正確な分量の薬液を投与できる。 3) 投与後に注射筒内に残留する薬液量が極めて少な
い。 4) 薬液保存容器として非常に小型化されている。 5) 上記3),4)により、小型で保存の場所をとらない点
や、また残留薬液が少なくてすむので、特に高価な医薬
品の場合経済的なメリットも大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の注射器組立体の一実施例を示す概略
断面図である。
【図2】は図1の注射器組立体の各部品を分離して示し
た図である。
【図3】は本発明の注射器組立体の他の実施例を示す概
略断面図である。
【図4】は本発明の注射器組立体を用いて薬液を投与す
る一実施態様の概略説明図である。
【図5】は本発明の注射器組立体の穿刺針と滑栓の種々
の実施態様を示した概略説明図である。
【図6】は従来の注射器組立体を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 注射筒、 2 薬液、
3 滑栓、4 先端、 5 ルアーテーパ
ー部、 6 口部、7 栓、 8 開
口部、 9 パッキング、10 キャッ
プ、 11 樹脂フィルム 12 窪、1
3 頭壁面、 14 内壁面、 1
5 薬液通路、16 穿刺針、 17 孔、
18 支持基部、19 管状保持体、
20 接続部、 21 栓、23 円筒
体、 24 円筒体上部、25 円筒体下
部、 26 嵌合部、 27 投与針、
28 針ハブ、 29 空間、
30 押棒兼キャップ、35 注射筒、 36
薬液、 37 滑栓、38 押棒、
39 先端部、 40 密封部、4
1 装着用筒、 42 通路、 4
3 投与針、44 針ハブ、 45 通路、
46 金属針、47 接着部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注射筒、針部、薬液保存時は注射筒の後
    端部を閉塞し注射筒内を摺動可能である滑栓及び該滑栓
    用の押棒とを有してなる注射器組立体において、(a) 上
    記針部は支持基部の中央を貫通する液通路を有し一方の
    側には穿刺針として突出し、反対側には投与針を接続
    し、さらに該投与針はキャップで覆われており、(b) 上
    記注射筒はその先端に細長く突出し内部が上記穿刺針形
    状に合致したルアーテーパー形状の薬液通路であるルア
    ーテーパー部を有し、且つ該薬液通路先端は針刺し部分
    の厚さを薄くされた栓で密閉されており、(c) 上記滑栓
    はその先端が上記穿刺針先端に対応した窪部を有し、
    (d) 薬液保存時にはルアーテーパー部に係合した円筒体
    上部と、針部の支持基部の外周において穿刺針側に管状
    に突出して設けられた管状保持部に係合した円筒体下部
    とを嵌合して一体の円筒体とすることにより上記薬液通
    路を有するルアーテーパー部と穿刺針部分を円筒体の
    内部に固定、収納し、(e) 薬液投与時に上記穿刺針は栓
    の針刺し部分を貫通して薬液通路内に収納され、一方上
    記滑栓の後部に押棒を取り付けて該滑栓を注射筒内に押
    し込むとき該穿刺針先端は該滑栓の先端窪部内に収納さ
    れることにより、(f) 投与後に注射筒内に残留する薬液
    量を最小限の量としたことを特徴とする注射器組立体。
  2. 【請求項2】 注射筒、針部、薬液保存時は注射筒の後
    端部を閉塞し注射筒内を摺動可能である滑栓及び該滑栓
    用の押棒とを有してなる注射器組立体において、(a) 上
    記針部は支持基部の中央を貫通する液通路を有し一方の
    側には穿刺針として突出し、反対側には管状に突出した
    投与針接続部であり、(b) 上記注射筒はその先端に細長
    く突出し内部が上記穿刺針形状に合致したルアーテーパ
    ー形状の薬液通路であるルアーテーパー部を有し、且つ
    該薬液通路先端は針刺し部分の厚さを薄くされた栓で密
    閉されており、(c) 上記滑栓はその先端が上記穿刺針先
    端に対応した窪部を有し、(d) 薬液保存時にはルアーテ
    ーパー部に係合した円筒体上部と、針部の支持基部の外
    周において穿刺針側に管状に突出して設けられた管状保
    持部に係合した円筒体下部とを嵌合して一体の円筒体と
    することにより上記薬液通路を有するルアーテーパー部
    と穿刺針部分を該円筒体の内部に固定、収納し、(e) 薬
    液投与時には上記投与針接続部に投与針の針ハブを嵌合
    することにより投与針を接続し、上記穿刺針は栓の針刺
    し部分を貫通して薬液通路内に収納され、一方上記滑栓
    の後部に押棒を取り付けて該滑栓を注射筒内に押し込む
    とき該穿刺針先端は該滑栓の先端窪部内に収納されるこ
    とにより、(f) 投与後に注射筒内に残留する薬液量を最
    小限の量としたことを特徴とする注射器組立体。
  3. 【請求項3】 上記押棒のピストン部が中空に形成され
    て投与針のキャップを兼ねるものであることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の注射器組立体。
  4. 【請求項4】 上記投与針以外が合成樹脂体及びゴム体
    からなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
    ずれかに記載の注射器組立体。
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