JP4187289B2 - X線管電流を変調させる方法及びシステム並びに計算機式断層写真イメージング・システムの少なくとも1つの構成要素を動的に調節するシステム - Google Patents
X線管電流を変調させる方法及びシステム並びに計算機式断層写真イメージング・システムの少なくとも1つの構成要素を動的に調節するシステム Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、一般的には計算機式断層写真法(CT)のイメージングに関し、より具体的には、CTイメージング・システムのX線源に供給されるX線管電流を変調させることに関する。
【0002】
【従来の技術】
少なくとも1つの公知のCTシステム構成では、X線源はファン形状のビームを投射し、このビームは、デカルト座標系のX−Y平面であって、一般的に「イメージング平面」と呼ばれる平面内に位置するようにコリメートされる。X線ビームは、患者等のイメージングされるべき物体を通過する。ビームは、物体によって減衰された後に、放射線検出器の配列に入射する。検出器配列において受け取られる減衰したビーム放射線の強度は、物体によるX線ビームの減衰量に依存している。配列内の各々の検出器素子は、検出器の位置におけるビームの減衰量の測定値である個別の電気信号を発生する。すべての検出器からの減衰測定値を個別に収集して、透過プロファイル(断面)を形成する。
【0003】
公知の第3世代CTシステムでは、X線源及び検出器配列は、X線ビームが物体と交差する角度が定常的に変化するように、イメージング平面内でイメージングされるべき物体の周りをガントリと共に回転する。1つのガントリ角度における検出器配列からの1群のX線減衰測定値、即ち、投影データを「ビュー」と呼ぶ。物体の1回の走査は、X線源及び検出器の1回転の間に様々なガントリ角度で形成された1組のビューで構成されている。軸方向走査の場合には、投影データを処理して、物体から切り取られた2次元スライスに対応する画像を構成する。1組の投影データから画像を再構成する1つの方法は、当業界でフィルタ補正逆投影(filtered backprojection)法と呼ばれている。この方法は、ある走査からの減衰測定値を、「CT数」又は「ハンスフィールド(Hounsfield)単位」と呼ばれる整数に変換し、これらの整数を用いて、陰極線管表示装置上の対応するピクセルの輝度を制御する。
【0004】
多数のスライスを取得するのに要求される全走査時間を短縮するために、「螺旋(ヘリカル)」走査を実行することができる。「螺旋」走査を実行するためには、所定の数のスライスについてのデータが取得されている間に、患者を移動させる。このようなシステムは、1回のファン・ビーム螺旋走査から単一の螺旋を発生する。ファン・ビームによって精密に撮像された螺旋から投影データが取得され、この投影データから各々の所定のスライスの画像を再構成することができる。螺旋走査において取得されたデータから画像を再構成するのに利用可能な画像再構成アルゴリズムは、1995年5月9日に出願され、本出願と共通の譲受人に譲渡された米国特許出願第08/436,176号に記載されている。
【0005】
X線管電流(「mA」)、X線管供給電圧(「kV」)、スライス厚さ、走査時間及び螺旋ピッチ等のいくつかの走査パラメータは、画質に影響を与えることが知られている。加えて、X線管電流は典型的には、患者へのX線の照射線量に直接的に関係する。X線管電流がより高ければ、例えば画質を改善することができるが、患者への照射線量は増大する可能性がある。従来、X線管電流は、許容可能な画質と患者への低照射線量とを提供するように固定されている。
【0006】
画質に関しては、上述したように、X線管電流レベルがより高ければ、典型的にはノイズのより少ない画像が形成される。逆に、X線管電流レベルがより低ければ、画像内に著しいストリーキング(縞)・アーティファクトが発生することが知られている。このストリーキングは典型的には、X線光子不足に起因している。
【0007】
X線管電流レベルがより高ければ、より低ノイズの画像が得られるが、このようなより高いX線管電流レベルによって、患者はより高いX線照射線量にさらされると共に、CTシステムの構成要素に過負荷が与えられる可能性がある。具体的には、X線管電流の設定は、X線管によって送出されるX線束の量に影響を及ぼす。X線管は典型的には、X線管が発熱を起こさずに固定された時間内に送出するX線束の量に関して制限されている。このような制限を超えると、X線管を冷却して、管の損傷を回避しなければならない。従って、より高いX線管電流が用いられるならば、X線管が冷却し得るように走査を中断させなければならないことがある。又、X線管電流レベルがより高いと、CTシステムのデータ収集システム(DAS)がオーバレンジ(レンジ超過)する結果、著しいシェーディング(暗影)・アーティファクトが発生することも知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
患者への照射線量を減少させるために、システム・オペレータは、X線照射線量を手動で変化させることができる。X線照射線量は、スライス位置と、投影角度との両者の関数として変化させられることができる。この投影角度は即ち、X線源とX線を照射されている物体との相対的な角度位置である。典型的には、X線照射線量の選択は、オペレータの経験に大きく依存している。スライス位置の関数としてのX線照射線量の手動選択は、しばしば不正確であり、経験を積んだオペレータの場合であっても、患者への過剰な照射及び患者への不十分な照射の両方が起こり得る。更に、類似した物体の走査が、このような走査を行う相異なる各オペレータの間で一致しないこともある。
【0009】
より一貫して患者への照射線量を減少させるために、走査中にX線管電流を投影角度の関数として自動的に変化させることが知られている。このような1つの方法が、例えば、本出願と共通の譲受人に譲渡された米国特許第5,379,333号「CT走査中のX線管電流の変調による可変的な照射線量の投与」("Variable Dose Application By Modulation of X-Ray Tube Current During CT Scanning")に記載されている。この方法は、データ収集よりも前に、2つのスカウト画像を取得することをオペレータに要求する。2つのスカウト画像は、互いに直交する方向で取得されて、これらのスカウト画像の減衰値の比に基づいて、最終のX線管電流の波形が導き出される。走査中には、X線管電流は、所定の電流波形に適合するように制御される。
【0010】
この方法は、全体的な管の使用量を減少させるのには効果的であるが、追加のスカウト画像を取得しなければならない。追加のスカウト画像の取得は、時間がかかり、厄介であることに加えて、追加のX線照射線量で患者を照射するものである。更に、投影角度の関数としてのみX線管電流を変化させることにより、1回の走査の範囲内で、相異なるスライス位置における同一の投影角度において、過剰な照射線量をもたらす可能性がある。例えば、人間の胴体を走査している際には、肩領域及び肺領域の両方がX線照射線量にさらされる。X線管と検出器とが2つの肩甲骨の配向に整列しているような投影角度及びスライス位置においては、患者の減衰特性が大幅に高くなるので、高品質の画像を形成するためには、高いX線照射線量が要求される。しかしながら、肺領域を走査しているとき、即ち、同じ投影角度であるが新たなスライス位置を走査しているときには、肺領域は、肩甲骨の減衰特性と比較して小さな減衰特性を有しているので、このような高いX線照射線量は過剰である可能性がある。
【0011】
高品質の画像を形成し、且つ患者への照射線量を低減させることが望ましい。又、追加のスカウト画像の必要性をなくすと共に、各々の投影角度及び各々の走査位置について、患者への不十分な照射及び/又は患者への過剰な照射を回避することも望ましい。
【0012】
【課題を解決するための手段】
これらの目的及びその他の目的は、以下のシステムで達成されることができる。即ちこのシステムは、一実施例では、類似したビュー角度であったとしても、相異なるスライスとスライスとの間で相異なる減衰特性に対してよりよく適合するように、X線管電流と、走査の持続時間にわたっての結果として得られるX線束とを変化させるものである。具体的には、一実施例では、X線管電流は、形成される画像における所望のノイズ・レベルに従って、スライス位置及び投影角度の両者の関数として変化させられる、即ち変調される。この実施例では、X線管電流は、以下の式で定義される換算係数(スケーリング・ファクタ)sを用いて変調される。
【0013】
s=(ξ/ωi )f(ε/ηi )
ここで、
x≦1の場合には、f(x)=1、
x≧1の場合には、f(x)=xであり、
ξは、所望の平均光子読み取り値、
ωi は、実際の平均光子読み取り値、
εは、所望の最小光子読み取り値、
ηi は、実際の最小光子読み取り値である。
【0014】
走査を実行するよりも前に、オペレータは、形成される画像について所望の(又は許容可能な)ノイズ・レベルを選択する。次いで、選択されたノイズ・レベルを用いて、システムによって、所望の平均光子読み取り値ξ、及び所望の最小光子読み取り値εが決定される。走査中に、実際の光子読み取り値、即ち、走査中に受け取られる信号強度が、所望の光子読み取り値と比較されて、換算係数sが発生される。換算係数sにX線管電流を乗じて新たな電流が求められ、X線管電流は、この新たな電流の大きさと等しい大きさを有するように調節される。
【0015】
上述のようにして、画像において所望のノイズ・レベルに従ってX線管電流を変調させることにより、画質を維持しながら、画像を取得するための照射線量を減少させることができる。更に、相異なるスライスについての同一の投影角度においても、より低い減衰特性と互いに関連している投影についてはX線管電流を減少させることにより、患者への照射線量が減少されるか、又は少なくとも過剰ではなくなる。加えて、このような変調は、追加のスカウト画像を全く要求しない。
【0016】
【実施例】
図1及び図2を参照すると、計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム10が、「第3世代」CTスキャナにおいて典型的なガントリ12を含んでいるものとして示されている。ガントリ12は、X線源、即ちX線管14を有しており、X線管14は、X線ビーム16をガントリ12の反対側にある検出器配列18に向かってX−Y平面に沿って投射する。検出器配列18は、検出器素子20によって形成されており、これらの検出器素子20は一括で、患者22を通過する投射されたX線を検知する。各々の検出器素子20は、入射するX線ビームの強度を表す、従って患者22を通過する際のビームの減衰量を表すある信号レベルを有している電気信号を発生する。X線投影データを収集するための1回の走査中に、ガントリ12及びガントリ12に装着された構成部品は、回転中心24の周りを回転する。
【0017】
ガントリ12の回転及びX線源14の動作は、CTシステム10の制御機構26によって制御されている。制御機構26は、X線制御装置28と、ガントリ・モータ制御装置30とを含んでいる。X線制御装置28は、X線源14に対して電力信号及びタイミング信号を供給し、ガントリ・モータ制御装置30は、ガントリ12の回転速度及び位置を制御する。制御機構26内に設けられたデータ収集システム(DAS)32は、検出器素子20からのアナログ・データをサンプリングして、後続処理のためにこのデータをディジタル信号に変換する。画像再構成装置34は、サンプリングされてディジタル化されたX線データをDAS32から受け取って、高速画像再構成を行う。再構成された画像は、計算機36への入力として印加され、計算機36は、大容量記憶装置38に画像を記憶させる。
【0018】
計算機36は又、キーボードを有しているコンソール40を介して、オペレータからの命令(コマンド)及び走査パラメータを受け取る。付設された陰極線管表示装置42によって、オペレータは、再構成された画像、及び計算機36からのその他のデータを観測することができる。オペレータが供給した命令及びパラメータは、計算機36によって用いられて、DAS32、X線制御装置28及びガントリ・モータ制御装置30に制御信号及び情報を供給する。加えて、計算機36はテーブル・モータ制御装置44を動作させ、テーブル・モータ制御装置44は、モータ式テーブル46を制御して、ガントリ12内で患者22を位置決めする。具体的には、テーブル46は、患者22の部分をガントリ開口48内で移動させる。
【0019】
本発明のX線管電流変調は、いかなる特定のCTシステムにおける実行にも限定されず、又、このような変調は、いかなる特定の画像再構成アルゴリズムにも限定されない。同様に、本発明のX線管電流変調は、螺旋走査及び軸方向走査等の特定の走査形式と関連付けての使用に一切限定されない。更に、この電流変調アルゴリズムは、例えば、X線管14(図2)に対して所望の電流を供給するようにX線制御装置28を制御するために、計算機36内で実行され得ることを理解されたい。
【0020】
本発明の一実施例によれば、X線管電流は、信号強度と、選択されたノイズ・レベルとに基づいて変調される。ノイズ・レベルに関しては、公知のように、検出器素子読み取り値の分散は、量子ノイズによって支配されているときには、検出器素子20における測定された信号に比例している。具体的には、
σ2 =α (1)
であり、ここで、
αは、測定された信号であり、
σは、信号の標準偏差である。
【0021】
1次近似にまでにおいては、断層像の再構成過程は実質的に線形であるので、最終の画像における分散は、測定された信号における分散に比例して決まる。従って、最終の画像における所望のノイズ・レベルを達成するためには、投影の際の信号レベルを同定すればよい。上述のように、信号レベルは、ビームが患者を通過する際のビームの減衰量に比例して関連付けられる。従って、患者の減衰特性が既知であるならば、所望の信号レベルとX線電流とを用いて、最終の画像における所望のノイズ・レベルを発生することができる。しかしながら、患者の減衰特性は、走査の前には一般的に既知ではない。公知の方法によれば、患者の減衰特性はシステム・オペレータによって「推測」されるか、又はオペレータがスカウト走査を実行して患者の減衰特性を決定する。
【0022】
螺旋走査においては、X線管及び検出器は、患者の周りを実質的に一定の速度で回転している。ガントリは、各々のガントリ回転において1つの螺旋ピッチ分、並進する。螺旋ピッチは、X線源が1回転する際のテーブルの移動量の、X線源コリメータによって定義されるスライス幅に対する比である。一般的には、1:1の螺旋ピッチを用いているときには、患者の解剖学的構造は、回転と回転との間で、即ちスライスとスライスとの間で実質的に一定に留まっている。具体的には、第1の回転、即ち第1のスライスにおける減衰特性は、第2の後続の回転、即ち第2の後続のスライスにおける減衰特性と実質的に類似している。同様に、患者の減衰特性は、投影角度の関数として急激に変化することはない。具体的には、第1の投影角度における減衰特性は、第1の投影角度の近くの第2の投影角度における減衰特性と、実質的に類似している。
【0023】
本発明の一実施例によれば、X線管電流は、測定された減衰特性に従って動的に修正される。具体的には、この実施例では、測定された減衰特性、即ちX線光子読み取り値を用いてX線管電流換算係数sを発生し、換算係数sを用いてX線管電流を変調させる。より具体的には、平均X線光子読み取り値及び最小X線光子読み取り値のようなX線束データが、検出器18から取得されると共に、これらのX線束データを用いて換算係数sが発生され、このようにしてX線管電流が変調される。
【0024】
図3は、X線管電流を変調させるために本発明の一実施例に従って実行される一連の工程を示している。具体的には、走査を初期化(工程50)した後に、関心のある物体の境界が位置決めされる(工程52)。境界の位置は、検出器18のチャンネル20にわたっての物体の平均光子読み取り値の精度に影響を及ぼす。例えば、境界が位置決めされず、且つ被走査物体がy次元において狭く、x次元において広ければ、X線管14及び検出器18がx−y平面のx軸と整列するときには、僅かの検出器素子20、即ち僅かのチャンネルしか減衰された信号を受け取ることができない。逆に、チャンネル20の大部分は、物体による減衰なしにX線源14で直接的に照射される。従って、すべての検出器チャンネル20の平均光子読み取り値は高くなり、このようにして過大見積り(オーバエスティメーション)が起こる。従って、境界は、このような過大見積りを減少させるように同定され利用されなければならない。境界は、例えば単純閾値法等の公知の手段によって、位置決めされ得る。
【0025】
一旦境界が位置決めされたら、X線束値が決定される。この実施例では、物体の境界内での最小X線光子値と平均X線光子値とが決定される(工程54)。公知のように、単純箱形(ボックス・カー)平滑化フィルタリングを利用して、光子ノイズの影響を減少させることができる。最小光子値及び平均光子値は、位置決めされた境界内のチャンネル20のうちの一部のみを参考にして決定されてもよい。例えば、最小光子値及び平均光子値は、検出器配列18のチャンネル20を2つごと、3つごと、4つごと又は更にはn個ごとに用いて算出することができる。
【0026】
次いで、上述のX線束値を用いて、所望のX線管電流が決定される(工程56)。具体的には、マッピング関数を利用して、所望のX線管電流読み取り値を同定する。一実施例では、マッピング関数を用いて、所望の(又は許容可能な)ノイズ・レベルに従って、所望のX線管電流読み取り値を発生する。ノイズ・レベルは、検査の特定の形式、推奨されるパラメータの組、システム・オペレータの選択又は任意の他の入力について既定の画質指標であり得る。所望のノイズ・レベルは、X線照射線量の基本値を確定する。具体的には、所望のノイズ・レベルについて、その画質を取得するのに必要とされる所望の平均X線光子読み取り値ξは、式(1)に従って算出され得る。同様に、所望の最小X線光子読み取り値εは、所定のノイズ・レベルを有しているストリーク(縞)のない画像を保証するものであり、これも式(1)に従って算出され得る。最小X線光子読み取り値ε、及び平均X線光子読み取り値ξは、計算機36のメモリに記憶され得る。
【0027】
所望の平均光子読み取り値ξ及び所望の最小光子読み取り値εを、実際の取得された平均光子読み取り値ωi 及び実際の最小光子読み取り値ηi と比較することにより、マッピング関数を用いて換算係数sが発生される。実際のX線束が所望のX線束に一層近付いて対応するように、換算係数sを用いてX線管電流を変調させると共に、X線管電流を新たなX線管電流となるように調節する。例えば、換算係数を以下のように表現することができる。
【0028】
s=(ξ/ωi )f(ε/ηi ) (2)
ここで、
x≦1の場合には、f(x)=1、
x≧1の場合には、f(x)=xであり、 (3)
ξは、所望の平均光子読み取り値、
ωi は、実際の平均光子読み取り値、
εは、所望の最小光子読み取り値、
ηi は、実際の最小光子読み取り値である。
修正後のX線管電流は、以下の式を用いて決定され得る。
【0029】
修正後のX線管電流=s×供給されているX線管電流 (4)
ここで、供給されているX線管電流は、X線制御装置28によってX線源14へ供給されている電流である。このような変調を達成するためには、計算機36は、X線制御装置28に対してX線管電流調節命令を出力すればよい。これに応じて、X線管電流は、スライス位置及びガントリ角度の関数として走査中に変調される。
【0030】
換算係数sは、各々の測定後に発生されて、計算機36のメモリに記憶されてもよい。しかしながら、換算係数sは、より少ない頻度で、即ち、N個のスライスごとに1回、又はガントリ回転のx度ごとに1回の頻度で発生されてもよい。加えて、X線管電流の調節に対する厳しいタイミング上の要求を少なくするために、前回のスライスから導き出された換算係数を今回のスライスと関連付けて電流調節に用いることができる。従って、システムは、所望の調節量を決定すると共に実行するために、1秒よりも長い猶予を有している。
【0031】
X線管電流は又、DASのオーバレンジを最小化するために変調されている。具体的には、公知のように、DAS32は、これを超過すると、形成される画像に著しいシェーディング・アーティファクトを発生させるようなあるダイナミック・レンジを有している。DASのダイナミック・レンジは、X線管電流によって発生される線束に直接的に関連付けられる。DASのオーバレンジを同定するために、検出器18全体の最大光子読み取り値が決定される。換算係数sに最大光子読み取り値を乗じて、換算されたDAS最大値が発生される。換算されたDAS最大値がDAS32のダイナミック・レンジを超過していたら、換算係数sを減少させて、修正されたX線管電流がDASのオーバレンジをもたらさないようにする。具体的には、換算係数sは、式(4)に従ってX線管電流を変調させる前に減少される。
【0032】
同様に、オーバレンジ状態にあるチャンネル20の数を同定することができる。多数のチャンネル20がオーバレンジ状態にあるならば、再構成された画像は、オーバレンジに関連するシェーディング・アーティファクトを有している可能性がある。従って、換算係数sを減少させて、チャンネルのオーバレンジを減少させる。
【0033】
多くの場合、同一のビュー内でDASのオーバレンジ及びアンダレンジ(レンジ過小)が生じ得る。例えば、大柄の患者22が患者の中心をはずした状態で肩領域について走査されるならば、X線源14で直接的に照射されるいくつかのチャンネル20は、オーバレンジを経験する一方で、患者の肩甲骨によって遮断されているその他のチャンネル20は、アンダレンジを経験する。この条件下では、全体として最高の画質を保証するように妥協を図るとよい。例えば、オーバレンジの要件を緩和させることができる。オーバレンジしているチャンネルをなくすのではなく、オーバレンジの要件を緩和させるためには、m個のオーバレンジしたチャンネルを許容すればよい。オーバレンジしたチャンネルの数が少なければ、画像のアーティファクトは著しくならないものと考えられる。従って、換算係数sは、投影ビュー内にm個以下のオーバレンジしたチャンネルを発生するような最大の値を有するように選択され得る。
【0034】
前述の変調は、全体の画質を維持しながらX線照射線量を大幅に減少させ得るものと考えられる。更に、X線管電流は、スライス及び投影角度の関数として動的に修正される。加えて、オペレータの経験への依存が減少し、従って、より一貫した画質が得られる。更に又、X線管電流を変調するために追加のスカウト画像が要求されることがない。
【0035】
前述のように、X線束パラメータである平均X線光子値及び最小X線光子値が、X線管変調と関連付けて用いられている。X線束波形の形状又はX線束の標準偏差等の他のX線束パラメータも又、このような変調のために同様に利用され得る。加えて、X線管電流を変調させるのではなく、X線束を用いて、X線源コリメータのコリメータ開口寸法を制御すると共にX線管電圧を制御することもできる。例えば、オペレータが薄過ぎるスライス厚さを選択して、X線光子不足をもたらすことがあるかもしれない。上述のような線束情報を用いれば、システムはオペレータに対して警告を発することもできるし、又は走査中に必要に応じてコリメータ開口を動的に変化させることもできる。
【0036】
本発明の様々な実施例に関する以上の記述から、本発明の目的が達成されたことは明らかである。本発明を詳細にわたって記述すると共に説明したが、これらは説明及び例示のみのためのものであり、限定のためのものであると解釈してはならないことを明瞭に理解されたい。例えば、ここに記載したCTシステムは、X線源と検出器との両者がガントリと共に回転するような「第3世代」システムである。しかしながら、検出器が全環状(フル・リング)の静止式検出器であって、X線源のみがガントリと共に回転するような「第4世代」システムを含めて他の多くのCTシステムが用いられ得る。従って、本発明の要旨は、特許請求の範囲によってのみ限定されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】CTイメージング・システムの見取り図である。
【図2】図1に示すシステムのブロック概略図である。
【図3】本発明の一実施例に従って1回の走査中に実行される一連の工程を示す図である。
【符号の説明】
10 CTシステム
12 ガントリ
14 X線源
16 X線ビーム
18 検出器配列
20 検出器素子
22 患者
24 回転中心
26 制御機構
28 X線制御装置
30 ガントリ・モータ制御装置
32 データ収集システム(DAS)
34 画像再構成装置
36 計算機
38 大容量記憶装置
40 コンソール
42 陰極線管表示装置
44 テーブル・モータ制御装置
46 モータ式テーブル
48 ガントリ開口
Claims (12)
- イメージング・システムのX線源に供給されるX線管電流を変調させる方法であって、前記イメージング・システムは、検出器セルにより受け取られた減衰データを用いて、該イメージング・システムにより走査された物体の画像を再構成しており、
前記X線管電流を変調させる方法は、
少なくとも1つのX線管線束パラメータを前記イメージング・システムが監視する工程と、
監視された前記X線管線束パラメータに基づいてX線管電流換算係数を前記イメージング・システムが発生する工程と、
発生された前記X線管電流換算係数を用いて前記X線管電流を前記イメージング・システムが変調する工程と
を備え、
前記発生されたX線管電流換算係数sは、
s=(ξ/ωi)f(ε/ηi)
であり、ここで、
x≦1の場合には、f(x)=1、
x≧1の場合には、f(x)=xであり、
ξは、所望の平均光子読み取り値、
ωiは、実際の平均光子読み取り値、
εは、所望の最小光子読み取り値、
ηiは、実際の最小光子読み取り値である、
X線管電流を変調させる方法。 - 前記イメージング・システムは、データ収集システムを更に含んでおり、前記方法は、データ収集システムのオーバレンジを前記イメージング・システムが同定する工程と、同定された前記データ収集システムのオーバレンジを用いて前記X線管電流を前記イメージング・システムが変調させる工程とを更に含んでいる請求項1に記載のX線管電流を変調させる方法。
- 前記イメージング・システムは、メモリを有している計算機を更に含んでおり、前記方法は、前記イメージング・システムが前記所望の最小X線光子読み取り値と、前記所望の平均X線光子読み取り値とを前記計算機のメモリに記憶させる工程を更に含んでいる請求項1に記載のX線管電流を変調させる方法。
- 前記X線管電流換算係数を前記イメージング・システムが前記計算機のメモリに記憶させる工程を更に含んでいる請求項4に記載のX線管電流を変調させる方法。
- イメージング・システムのX線源に供給されるX線管電流を変調させるシステムであって、
少なくとも1つのX線管線束パラメータを監視し、監視された前記X線管線束パラメータに基づいてX線管電流換算係数を発生し、発生された前記X線管電流換算係数を用いて前記X線管電流を変調するように構成されており、
前記発生されたX線管電流換算係数sは、
s=(ξ/ωi)f(ε/ηi)
であり、ここで、
x≦1の場合には、f(x)=1、
x≧1の場合には、f(x)=xであり、
ξは、所望の平均光子読み取り値、
ωiは、実際の平均光子読み取り値、
εは、所望の最小光子読み取り値、
ηiは、実際の最小光子読み取り値である、
X線管電流を変調させるシステム。 - 前記イメージング・システムは、データ収集システムを更に含んでおり、前記システムは更に、データ収集システムのオーバレンジを同定し、同定された前記データ収集システムのオーバレンジを用いて前記X線管電流を変調させるように構成されている請求項5に記載のX線管電流を変調させるシステム。
- 前記イメージング・システムは、メモリを有している計算機を更に含んでおり、前記システムは更に、前記所望の最小X線光子読み取り値と、前記所望の平均X線光子読み取り値とを前記計算機のメモリに記憶させるように構成されている請求項5に記載のX線管電流を変調させるシステム。
- 前記X線管電流換算係数を前記計算機のメモリに記憶させるように更に構成されている請求項7に記載のX線管電流を変調させるシステム。
- 計算機式断層写真イメージング・システムの構成要素であって、該システムにおいて物体へのX線照射線量を減少させることのできる少なくとも1つの構成要素を動的に調節するシステムであって、前記イメージング・システムは、開口を備えたコリメータを有しているX線源を含んでおり、
イメージングを行う前記物体の境界を位置決めし、
前記境界内における最小X線光子値及び平均X線光子値を含むX線管線束パラメータを監視し、
監視された前記X線管線束パラメータに基づいて前記イメージング・システムの前記構成要素に対して適用される調節値を同定し、同定された前記調節値に基づいて前記構成要素の動作パラメータが調節されて、前記物体へのX線照射線量を減少させるように構成されている計算機式断層写真イメージング・システムの少なくとも1つの構成要素を動的に調節するシステム。 - 動的に調節される前記構成要素は、前記X線源のコリメータの開口である請求項9に記載の計算機式断層写真イメージング・システムの少なくとも1つの構成要素を動的に調節するシステム。
- 動的に調節される前記構成要素は、前記X線源に供給される電圧である請求項9に記載の計算機式断層写真イメージング・システムの少なくとも1つの構成要素を動的に調節するシステム。
- 動的に調節される前記構成要素は、前記X線源の電流である請求項9に記載の計算機式断層写真イメージング・システムの少なくとも1つの構成要素を動的に調節するシステム。
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