JP4187022B2 - 半導体装置、半導体集積回路およびバンプ抵抗測定方法 - Google Patents
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Description
一方で、システムはアナログ回路部、ディジタル回路部といった扱う信号が異なる回路ブロックを複数有し、さらに、高速、低速、高周波あるいは低周波といった要求性能が回路ブロック間で異なる。このため、これらの性能を全て高いレベルで満足し、かつ、共通のプロセスを用いて低コストで製造することが一般には困難である。しかし、回路ブロックごとにパッケージ化するのでは、電子機器の小型化の要求に応えることができない。そのため、複数のチップを1パッケージまたは1モジュールに搭載し、そのチップ間を直接接続する必要が生じている。
バンプ接続にはSiPの外部にまで配線されずチップ間でのみ配線されるケースが有り、また、パッケージの外形を小型化するため複数のチップを積層させるCoC(chip on chip)の接続形態がある。このチップ間接続のためのバンプは、パッケージ外部接続のためのバンプと区別する意味で、一般に、“インターナルバンプ”と称される。
例えば、主信号処理LSIはロジック回路とDRAMが一つのチップに混載されている。ロジック回路は処理スピードが速く、先端プロセスを使う必要が有るものの、DRAMはそれ程の処理速度は必要なく、高価な先端プロセスを使わなくとも問題はない。つまりDRAMとロジック回路を混載したチップで生産するよりも別々のチップで別の生産プロセスを使った方が安価に生産することができる。
つまりDRAMを古い安価なプロセスで生産し、ロジック回路のみ先端プロセスを使う。完成したロジックチップ(第1チップ)の上にDRAMチップ(第2チップ)をバンプで接続してCoC構造にする方がトータルでコストダウンできる。
あるいは逆に、上に乗せる第2チップは高性能な特別なプロセスで製造し高価な場合もあり、この場合、第2チップの集積度を出来るだけ高くして小型化が図られる。
ベースとなる第1チップに予め数百〜数千個のバンプアレイを形成し、その上に第2チップの接続面を位置合わせして加熱し圧着する。しかし、このときバンプが第2チップのパッドとずれて接続され、あるいは、条件のバラツキ等でバンプ内に空洞が生じることがある。よって同じ製造装置で大量に製品を生産している間に、1パッケージ当たり数百〜数千個ものバンプに、このような信頼性が低いバンプ接続箇所が混じって生産されることがある。
CoCでインターナルバンプの接続が不完全でも、ある程度繋がっていれば正常に機能し動作する。しかし、実際こうした接続が悪い製品は市場に出てから機械的ストレス等を受け接続が完全に外れ動作しなくなる可能性がある。よってこれをスクリーニングするには接続の完全さを診断する必要がある。そのためにはバンプの接続抵抗を測定し、ある値以上の抵抗の製品をスクリーニングする必要がある。
しかし、上述したように僅かな接続不良がスクリーニングできないと市場不良の可能性が払拭できない。また、上記特許文献1の方法では接続不良が検出できる場合でも不良箇所のバンプを特定することができない。バンプの不良箇所に分布がある場合、それを解析すれば原因が分かることもあり対策がとりやすいが、上記特許文献1の方法では、そのような不良箇所の位置を特定することが不可能である。
そのため、例えば図1に示すような方法を取らざるを得ないと考えられる。
図解する1パッケージ化されたシステム(SiP、以下、単に半導体デバイスという)100は2つの半導体チップ、すなわちチップA(101)とチップB(102)を有し、その間がバンプBxによって接続されている。チップA(101)とチップB(102)のそれぞれに内部回路、すなわち回路101Aまたは回路102Aと、3つの遮断制御のためのスイッチSa,Sb,Scが形成されている。
これら構成は、入力と出力の関係が上記とは逆であるが、同様にチップB(102)にも設けられている。すなわち、回路101Bの出力とバンプBxとの間にスイッチSbが接続され、回路101Bの入力と半導体デバイス100の入力端子104との間にスイッチScが接続されている。また、回路101BをバイパスしてバンプBxに入力端子104を接続させるためのスイッチSaが設けられている。
スイッチSaはテスト信号TSにより制御され、その反転信号である反転テスト信号TS_によりスイッチSbとScが制御される。各スイッチが“1”でオンすると仮定すると、通常動作モード時に反転テスト信号TS_が“1”で活性化してオンし、そのため入力端子104、回路102A、バンプBx、回路101Aおよび出力端子103が直列接続される。このときテスト信号TSは“0”なのでスイッチSaがオフしている。
一方、テストモード時にはテスト信号TSが“1”で活性化し、そのため入力端子104と出力端子103間に、2つのスイッチSaを介してバンプBxが直接接続される。このとき反転テスト信号TS_は“0”なのでスイッチSbとScは共にオフしている。
この間接的な測定方法は、生産ラインの安定化に寄与できるものの、実際の製品を直接試験するものでないため[ppm]オーダの不良をスクリーニングできない。また、製品を高温と低温に繰り返しストレスを加える温度サイクル試験を行い、接続の不完全なバンプを完全に破壊し、その後の機能試験でスクリーニングできる状態を作って試験することも考えられるが、いずれの場合も試験に掛かるコストが高くで且つスクリーニング精度は悪い。
しかし、LSIテスタとバンプの間に試験回路を構成し接触抵抗を測定できる様に考慮した場合でも、図1に示すようなスイッチ等を構成するトランジスタのオン抵抗によって抵抗測定精度が非常に悪くなる。しかも、図1とは異なり、3チップを積層した場合など、中間のチップは外部との接続端子を持たないことがあり、その場合は、図1に示す方法すら適用できない。
本発明では好適に、前記複数の測定・制御入力バンプは、電流経路バンプ、測定経路バンプ、および、複数の制御入力バンプを含み、前記複数の測定・制御端子は、前記電流経路スイッチをオンするテスト信号を入力するテスト信号入力端子と、前記第1および第2半導体チップの各々の側でオン状態の前記電流経路スイッチに前記電流経路バンプを介して定電流を供給する2つの電流供給端子と、前記第1および第2半導体チップの各々に設けられている2つの前記制御回路を動作させる前記制御信号の入力端子と、前記定電流が供給されるメインバンプ両端の電圧を、前記測定経路バンプを介して測定するための2つの電圧測定端子と、を含む。
本発明の他のより具体的な実施形態では、好適に、前記第1および第2半導体チップの各々の内部で、2つを除く残り全ての前記電流経路スイッチが、隣接する前記接続点間を1つ置きに繋ぐことによって全ての前記メインバンプを直列接続可能に接続され、かつ、前記測定経路スイッチの前記接続点と反対側のノードが共通接続され、前記第2半導体チップ内で、前記2つの電流経路スイッチの1つが、前記メインバンプの直列接続経路の一方端に位置する前記接続点と前記電流経路バンプとの間に接続され、かつ、前記測定経路スイッチの共通接続ノードが前記測定経路バンプに接続され、前記第1半導体チップ内で、前記電流経路バンプが前記2つの電流経路端子の一方に接続され、他方の前記電流経路端子に、前記メインバンプの直列接続経路の他方端に位置する前記接続点が、前記2つの電流経路スイッチのうち残る1つを介して接続され、前記測定経路バンプが前記2つの測定経路端子の1つに接続され、かつ、前記測定経路スイッチの前記共通接続点が、前記2つの測定経路端子の残る1つに接続されている。
本発明では好適に、前記第1および第2半導体チップに各々設けられている前記制御回路は、測定対象のメインバンプに並列接続されている前記測定経路スイッチをオンするデータを同一のクロック信号に同期して転送する転送レジスタから形成され、前記複数の測定・制御バンプは、前記クロック信号を前記第1半導体チップから前記第2半導体チップに送るクロック信号バンプを含み、前記複数の測定・制御端子は、前記クロック信号の入力端子を含む。
後者の実施形態において、更に好適に、前記複数の測定・制御バンプは、前記複数の電流経路スイッチをオンするテスト信号を前記第1半導体チップから前記第2半導体チップに送るテスト信号バンプを含み、前記複数の測定・制御端子は、前記テスト信号の入力端子を含む。
更に好適に、前記第1および第2半導体チップに各々設けられている前記制御回路は、測定対象のメインバンプに並列接続されている前記電流経路スイッチと前記測定経路スイッチのうち少なくとも測定経路スイッチをオンするデータを同一のクロック信号に同期して転送する転送レジスタから形成され、前記第1および第2半導体チップの各々は、内部回路と、前記内部回路と各メインバンプとをテスト時に切り離す複数の遮断制御スイッチと、前記テスト信号の反転信号を発生して前記複数の遮断制御スイッチの制御ノードに与えるインバータと、を更に有する。
本実施形態では、バンプ抵抗の測定にケルビン法を利用し電流経路と電圧測定経路を別にすることで測定精度を上げる。また、この電流経路と電圧測定経路を全てのバンプに対し確保する。さらに、接続抵抗の不良バンプ箇所の特定を容易にする。
この特定方法に関し、測定するバンプのロケーションにアドレスを割り振った場合、例えば4000個のバンプに割り振るには13ビットバスとデコーダが必要になり測定のため付加する回路の占有面積が大きくなる。
そこで本実施形態では、シフトレジスタによるアドレス変化方式によって測定対象バンプの特定が可能で、しかも、シフトレジスタであるため、そのバンプアドレスを順送りするための配線(以下、データ入力配線という)を1ビットバスで構成し、測定のためのチップ面積の増大を出来るだけ抑制する。
図2は、第1実施形態に関わる半導体デバイス1Aの概略構成図である。
図解する半導体デバイス1Aは、ベースとなるメインチップ(MAIN chip)2と、その上にバンプ接続されるサブチップ(SUB chip)3とを有する。この2つのチップはCoCで配置されている。
メインチップ2とサブチップ3の各々は、そのチップの機能を実行するための内部回路を有しているが、これらは図2では省略している。図2において、チップ間に設けられ符号“Ba”,“Bb”,…により示すバンプがチップ間動作に必要なバンプ(メインバンプ)であり、その他の4つのバンプB1〜B4が測定・制御のために本発明の適用に伴って付加されるバンプ(測定・制御バンプ)である。メインバンプBa,Bb,…は図では2つ示しているが、実際のデバイスでは数百〜数千設けられている。
このうち端子TaとTbが電流経路に接続され、外部のLSIテスタ105(図1参照)の定電流源に接続される端子である。図では、LSIテスタ105内の電流計106と定電圧源107を示している。端子Taがテスタ内のグランドに接続され、グランドと端子Tbとの間に定電圧源107と電流計106が接続されている。
端子TcとTdが電圧測定経路に接続されている測定経路端子である。端子TcとTd間に、LSIテスタ105内の電圧計108が接続されている。
端子TeはバンプB3に接続されており、アドレス変化を与えるデータ入力端子である。端子Tfはクロック入力端子である。データおよびクロック信号はLSIテスタ105から供給される。
以上の端子の配置から明らかなように、本実施形態の半導体装置が外部との接続を行う全ての端子はメインチップ2側に設けられており、サブチップ3から基板への端子による接続は行われていない。サブチップ3が基板に接続されていてもよいが、このようにサブチップ3が基板と接続されない場合でも本発明を適用してバンプ抵抗を個々に測定可能なことを示すため、本実施形態では、端子を全てメインチップ2側に設けている。
メインチップ2のシフトレジスタ42は、バンプBaの測定時に活性論理レベル、例えば“1”を出力するフリップフロップ回路42aを有する。このとき他のフリップフロップ回路は全て非活性論理レベル“0”を出力する。次段のフリップフロップ回路42bは、バンプBbの測定時に活性論理、例えば“1”を出力する。このときフリップフロップ回路42aを含め他の全てのフリップフロップ回路(FF)は非活性論理レベル“0”を出力する。
この動作は、フリップフロップ回路FFを直列接続しているシフトレジスタ42の入力に1ビットのみ“1”のデータを入力し、クロック入力に応じて“1”を順次シフトさせ、シフトごとに測定を行う。なお、そのようなデータ入力では、図示のバンプBbが最後から2番目の測定サイクル、バンプBaが最後の測定サイクルで測定される。
繰り返し説明はしないが、サブチップ3側のシフトレジスタ43も同様に構成されている。ただし、データはバンプB3を介して、クロック信号はバンプB4を介して、個別にメインチップ2側から供給されるようにシフトレジスタ43とバンプB3およびB4とが接続されている。
具体的にメインチップ2において、グランド電位に保持されている端子Taと、バンプBa,Bb,…の各バンプとの間に電流経路スイッチT22a,T22b,…が接続されている。電流経路スイッチT22aとバンプBaとの接続点Na2と、端子Tcとの間に測定経路スイッチT12aが接続されている。同様に、電流経路スイッチT22bとバンプBbとの接続点Nb2と、端子Tcとの間に測定経路スイッチT12aが接続されている。この接続関係は、不図示の他のメインバンプに対応しても同様に繰り返されている。
バンプBaの抵抗を測定する場合、図示のようにフリップフロップ回路42aと43aの出力が“1”であるため、その出力により制御される4つのトランジスタ・スイッチ、すなわち測定経路スイッチT12aとT13a、ならびに、電流経路スイッチT22aとT23aが全てオンする。これにより端子Tbから一定電流が、バンプB1、オン状態の電流経路スイッチT23a、接続点Na3、バンプBa、接続点Na2、オン状態の電流経路スイッチT22aを経由して端子Taに流れ、これにより電流経路が形成される。このとき前段のフリップフロップ回路(FF)の出力が“0”であるため、他のバンプBbに対応する4つのトランジスタ・スイッチは全てオフしている。
この状態で端子TcとTd間の電圧を測定する。その電圧測定経路は、オン状態の測定経路スイッチT12a、接続点Na2、バンプBa、接続点Na3、オン状態の電流経路スイッチT13a、バンプB2を通り端子Tdに至るループである。
したがって、バンプBaの接続抵抗を、電流経路の電圧ドロップの影響を排除可能なケルビン接続法により精度よく測定できる。
この動作を繰り返し、全てのメインバンプ両端の電圧を測定し、その結果から、LSIテスタ105が当該半導体デバイス1Aに対しバンプ接続不良の有無、その不良の位置特定を行う。
なお、3段以上チップを縦積みする場合は、クロック信号は2段目のチップを経由して3段目のチップにも受け渡し、データ入力経路を分離するか選択するスイッチを設けることで2段目のチップのシフトレジスタを動作させないで3段目のチップのシフトレジスタのみ動作させるための手段が必要となる。
図3に、第2実施形態に関わる半導体デバイス1Bの概略構成図を示す。
この半導体デバイス1Bが第1実施形態に関わる図2に示す半導体デバイス1Aと異なる点は、電圧測定経路に関する部分であり、以下、その点を中心に説明する。図3において図2と同じ構成、接続は同一符号を付して説明を省略する。
それらのスイッチ制御のために、図3ではシフトレジスタ42と43は、5段目までのフリップフロップ回路(FF)を示している。ここでバンプBcに対応する2つのトランジスタ・スイッチがオン、他の全てのトランスタ・スイッチがオフの場合を図示している。
より具体的には、電流経路スイッチTabはバンプBaとBbを接続し、電流経路スイッチTbcはバンプBbとBcを接続し、電流経路スイッチTcdはバンプBcとBdを接続し、電流経路スイッチTdeはバンプBdとBeを接続している。電流経路スイッチT1,Tbc,Tdeがサブチップ3に設けられ、電流経路スイッチTab,Tcd,T2がメインチップ2に設けられ、それぞれのチップで1つ置きのバンプ間接続となっており、両チップで見れば互い違いの接続となっている。これにより電流経路スイッチT1,Tab,Tbc,Tcd,Tde,T2が全てオンのときに、この6つの電流経路スイッチと5つのメインバンプによってチェーン接続される1本の電流経路が形成される。
この1本の電流経路の一方端に位置する電流経路スイッチT1のソースとドレインの一方がバンプBaの接続点Na3に接続され、他方がバンプB1に接続されている。また、1本の電流経路の他方端に位置する電流経路スイッチT2のソースとドレインの一方がバンプBeの接続点Ne2に接続され、他方が端子Taに接続されている。その結果、端子TaとTb間で定電流を流すことが可能となっている。
テスト信号TSの入力のためにメインチップ2に、端子Ttが設けられ、メインチップ2とサブチップ3との間でテスト信号TSを送るための測定・制御バンプの1つとしてバンプBt(テスト信号バンプ)が設けられている。なお、インバータはメインチップ2側に1つ設け、テスト信号TSと反転テスト信号TS_をそれぞれサブチップ3に送るためのバンプを2つ設けてもよい。
一方、データ信号に応じたシフトレジスタ42と43のパラレル出力によって特定される測定対象のバンプが1つ(図示例ではバンプBc)に限定される。この測定対象のバンプに上記チェーン接続による1本の電流経路を介して定電流を流す際、その途中に高抵抗箇所があっても、定電流源によるドライブ能力が十分高ければ一定電流を流すことができる。このため、電流経路に存在する測定対象以外のメインバンプの接続状態や電流経路スイッチのオン抵抗のばらつきが電流駆動に悪影響を与えない。また、第1実施形態と同様に、測定対象バンプの両端の電圧を測定するため、他のメインバンプの接続抵抗にばらつきがあっても測定精度に影響しない。
また、第2実施形態では、トランジスタ・スイッチ数がメインバンプ当たり3個と、第1実施形態より削減されている。
ただし、図2の場合は、図示する全てのトランジスタ・スイッチを通常動作時にオフする制御を行えば、図2に示す回路(図4の回路2Bと3B)は、それぞれ内部回路2Dと3Dとから非接続状態となり、特にスイッチT2xとT3xを設ける必要は必ずしもない。ただし、遮断を確実にするため、これらのスイッチを設けてもよい。スイッチT2xとT3xは、インバータINV1またはINV2から出力される反転テスト信号TS_により制御される。
また、図3の場合は、電流経路スイッチT1,Tab,Tbc,Tcd,Tde,T2を、無信号のときは常時オフするノーマリーオフのトランジスタから形成すると、スイッチT2xとT3xを特に設けなくともよい。ただし、遮断を確実にするため、これらのスイッチを設けてもよい。
本バンプ抵抗測定方法は、2つの半導体チップ間を接続するメインバンプに定電流を流す電流経路を、メインバンプとは別の電流経路バンプを介して形成し、定電流が流れない電圧測定経路を、メインバンプとは別の測定経路バンプを介して2つの半導体チップに形成し、電流経路と電圧測定経路のうち少なくとも電圧測定経路をメインバンプごとに選択可能な制御回路を各チップに予め設けておき、電流経路に前記定電流を一方のチップから前記電流経路バンプを介して供給し、定電流が流れている測定対象のメインバンプ両端に現出する電圧を、電圧測定経路を介して前記一方のチップ側から測定し、測定した電圧の値と定電流の値から測定対象のメインバンプの接続抵抗を測定する。
Claims (10)
- 第1半導体チップと、
チップ間動作に必要な数のメインバンプに加えて所定数の測定・制御入力バンプを含む複数のバンプにより、前記第1半導体チップと接続される第2半導体チップと、
を備え、
前記第1および第2半導体チップのそれぞれに、
前記メインバンプごとに接続されている複数の測定経路スイッチと、
前記メインバンプと前記測定経路スイッチの各接続点に接続されている複数の電流経路スイッチと、
前記測定経路スイッチの制御回路と、
を有し、
前記第1半導体チップは、更に、前記制御回路の制御信号を入力し、前記電流経路スイッチに流す定電流を供給し、前記接続点の電圧を測定するための複数の測定・制御端子を有する
半導体装置。 - 前記複数の測定・制御入力バンプは、
電流経路バンプ、
測定経路バンプ、および、
複数の制御入力バンプを含み、
前記複数の測定・制御端子は、
前記電流経路スイッチをオンするテスト信号を入力するテスト信号入力端子と、
前記第1および第2半導体チップの各々の側でオン状態の前記電流経路スイッチに前記電流経路バンプを介して定電流を供給する2つの電流供給端子と、
前記第1および第2半導体チップの各々に設けられている2つの前記制御回路を動作させる前記制御信号の入力端子と、
前記定電流が供給されるメインバンプ両端の電圧を、前記測定経路バンプを介して測定するための2つの電圧測定端子と、
を含む請求項1に記載の半導体装置。 - 前記第1および第2半導体チップの各々において、前記電流経路スイッチが、前記メインバンプと前記測定経路スイッチとの接続点ごとに設けられ、前記測定経路スイッチの前記接続点と反対側のノードが共通接続され、
前記第2半導体チップ内で、前記測定経路スイッチの共通接続ノードが1つの前記測定経路バンプに接続され、
前記第1半導体チップ内で、前記第2半導体チップ内で前記測定経路スイッチを共通接続している前記測定経路バンプが少なくとも1つの前記電圧測定端子に接続され、かつ、残りの前記電圧測定端子に前記測定経路スイッチの共通接続ノードが接続されている
請求項2に記載の半導体装置。 - 前記第1および第2半導体チップの各々の内部で、
2つを除く残り全ての前記電流経路スイッチが、隣接する前記接続点間を1つ置きに繋ぐことによって全ての前記メインバンプを直列接続可能に接続され、かつ、
前記測定経路スイッチの前記接続点と反対側のノードが共通接続され、
前記第2半導体チップ内で、
前記2つの電流経路スイッチの1つが、前記メインバンプの直列接続経路の一方端に位置する前記接続点と前記電流経路バンプとの間に接続され、かつ、
前記測定経路スイッチの共通接続ノードが前記測定経路バンプに接続され、
前記第1半導体チップ内で、
前記電流経路バンプが前記2つの電流経路端子の一方に接続され、
他方の前記電流経路端子に、前記メインバンプの直列接続経路の他方端に位置する前記接続点が、前記2つの電流経路スイッチのうち残る1つを介して接続され、
前記測定経路バンプが前記2つの測定経路端子の1つに接続され、かつ、
前記測定経路スイッチの前記共通接続点が、前記2つの測定経路端子の残る1つに接続されている
請求項2に記載の半導体装置。 - 前記第1および第2半導体チップに各々設けられている前記制御回路は、測定対象のメインバンプに並列接続されている前記測定経路スイッチをオンするデータを同一のクロック信号に同期して転送する転送レジスタから形成され、
前記複数の測定・制御バンプは、前記クロック信号を前記第1半導体チップから前記第2半導体チップに送るクロック信号バンプを含み、
前記複数の測定・制御端子は、前記クロック信号の入力端子を含む
請求項3または4に記載の半導体装置。 - 前記複数の測定・制御バンプは、前記複数の電流経路スイッチをオンするテスト信号を前記第1半導体チップから前記第2半導体チップに送るテスト信号バンプを含み、
前記複数の測定・制御端子は、前記テスト信号の入力端子を含む
請求項4に記載の半導体装置。 - 前記第1および第2半導体チップに各々設けられている前記制御回路は、測定対象のメインバンプに並列接続されている前記電流経路スイッチと前記測定経路スイッチのうち少なくとも測定経路スイッチをオンするデータを同一のクロック信号に同期して転送する転送レジスタから形成され、
前記第1および第2半導体チップの各々は、
内部回路と、
前記内部回路と各メインバンプとをテスト時に切り離す複数の遮断制御スイッチと、
前記テスト信号の反転信号を発生して前記複数の遮断制御スイッチの制御ノードに与えるインバータと、
を更に有する
請求項6に記載の半導体装置。 - 内部回路と、
複数の遮断制御スイッチと、
前記複数の遮断制御スイッチを介して前記内部回路との接続、非接続が制御される他の半導体集積回路を接続するための複数のメインバンプと、
前記メインバンプごとに接続されている複数の測定経路スイッチと、
前記メインバンプと前記測定経路スイッチの各接続点に接続されている複数の電流経路スイッチと、
前記測定経路スイッチの制御回路と、
前記制御回路の制御信号を入力し、前記電流経路スイッチに流す定電流を供給し、前記接続点の電圧を測定するための複数の測定・制御端子と、
前記制御信号、前記定電流および前記接続点の測定のための複数の測定・制御バンプと、
を有する半導体集積回路。 - 内部回路と、
複数の遮断制御スイッチと、
前記複数の遮断制御スイッチを介して前記内部回路との接続、非接続が制御される他の半導体集積回路を接続するための複数のメインバンプと、
前記メインバンプごとに接続されている複数の測定経路スイッチと、
前記メインバンプと前記測定経路スイッチの各接続点に接続されている複数の電流経路スイッチと、
前記測定経路スイッチの制御回路と、
前記制御信号、前記定電流および前記接続点の測定を前記他の半導体集積回路から供給または実行するための複数の測定・制御バンプと、
を有する半導体集積回路。 - 2つの半導体チップ間を接続するメインバンプに定電流を流す電流経路を、前記メインバンプとは別の電流経路バンプを介して形成し、
前記定電流が流れない電圧測定経路を、前記メインバンプとは別の測定経路バンプを介して前記2つの半導体チップに形成し、
前記電流経路と前記電圧測定経路のうち少なくとも電圧測定経路をメインバンプごとに選択可能な制御回路を各チップに予め設けておき、
前記電流経路に前記定電流を一方のチップから前記電流経路バンプを介して供給し、
前記定電流が流れている測定対象のメインバンプ両端に現出する電圧を、前記電圧測定経路を介して前記一方のチップ側から測定し、
前記測定した電圧の値と前記定電流の値から前記測定対象のメインバンプの接続抵抗を測定する
バンプ抵抗測定方法。
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