JP4186876B2 - チェンジャー型情報記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル放送信号に含まれるEPGデータの番組表である番組データを用いたキーワード検索記録が可能なチェンジャー型情報記録装置に関する。
従来より、デジタル放送信号に含まれるEPGデータの番組表である番組データを用いたキーワード検索記録が可能な情報記録装置が種々提案されている。
このような情報記録装置では、種々のジャンルのキーワードを複数設定した場合には、1枚のディスクに多ジャンルの番組がランダムに記録されてしまうため、その後に編集に手間がかかるといった問題が発生する。
一方、このような問題を解決する方法として、デジタルTV放送により伝送されてくる番組データよりジャンルを決定し、記録ジャンルが割り当てられた複数の記録装置の中からジャンルが一致する記録装置を選択し、選択した記録装置に番組を記録させる記録制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−10208号公報
上記従来の記録制御装置によれば、記録装置ごとにジャンル分けされた番組を記録することができる。
しかしながら、上記従来の記録制御装置では、デジタルTV放送により伝送されてくる番組データよりジャンルを決定するため、例えばスポーツのジャンルでも野球だけ、サッカーだけといった特定のスポーツのみを記録したくても、スポーツのジャンルに含まれるあらゆるスポーツが1台の記録装置に混在して記録されてしまうといった問題があった。そのため、例えばサッカーだけを記録したい場合には、ジャンルによる記録を一旦解除し、改めて「サッカー」というキーワードを設定する必要があった。
また、ある記録装置が例えばお笑いのジャンルに設定されている場合には、全てのお笑い番組が記録されることになるが、お笑いの中でも特にユーザがひいきにしているお笑いグループ(例えば、「ドランクドラゴン」、「笑い飯」といったお笑いグループ)のみを記録したい場合も同様に、ジャンルによる記録を一旦解除し、改めて「ドランクドラゴン」、「笑い飯」という複数のキーワードをその都度設定する必要があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、上記従来の番組データによって与えられる一義的なジャンルという概念を、ユーザによってさらに詳細に定義できるように構成することにより、ユーザの好みに合ったジャンルごとのディスクを作製することのできるチェンジャー型情報記録装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のチェンジャー型情報記録装置は、複数枚のディスクをそれぞれトレイ上に載置して交換可能に保持するディスク保持手段と、番組のタイトルなどの番組データを含む放送信号を受信する受信手段と、前記保持手段の各トレイに保持している複数枚のディスクの中から任意のディスクを選択し、前記受信手段にて受信した放送信号を記録する記録制御手段とを備え、前記番組データを用いたキーワード検索記録が可能なチェンジャー型情報記録装置において、前記キーワードをグループ単位で管理するキーワードグループ管理手段と、各キーワードグループで管理される1または複数のキーワードをユーザが入力する入力手段とをさらに備えており、前記記録制御手段は、前記入力手段にて入力され、前記キーワードグループ管理手段にて管理されている各グループのキーワードにて前記番組データを検索し、該当するキーワードが含まれる番組の放送信号を、そのキーワードが含まれるキーワードグループに対応付けられている前記いずれかのディスクに記録することを特徴としている。
すなわち、本発明によれば、ユーザが入力したキーワードをキーワードグループとしてグループ単位で管理し、任意のディスクに記録するときには、このキーワードグループ単位で記録することで、ディスクごとにユーザの好みに合ったキーワード群(キーワードグループ)の番組を記録することが可能となる。例えば、キーワードグループとして「お笑い」を設定し、そのグループに含まれるキーワードとして例えば「ドランクドラゴン」、「笑い飯」を設定することにより、このキーワードグループが設定されたディスクには、お笑いの中でも、「ドランクドラゴン」と「笑い飯」の出演している番組のみが記録されることになり、ユーザの好みに合った内容のディスクを作製することが可能となる。
この場合、前記キーワードグループを前記トレイごとに設定し、前記トレイ上に載置されたディスクに、当該キーワードグループに属するキーワードが含まれる番組の放送信号が記録されるように構成してもよい。
このように、キーワードグループをトレイごとに設定すれば、そのトレイに載置されていたディスクへの記録が満杯になった場合でも、別のディスクをそのトレイに載置するだけで、同じキーワードグループの番組を引き続き別のディスクに記録することが可能となる。
また、前記キーワードグループをディスクの情報領域に記録し、前記ディスクが任意のトレイ上に載置されて装填されることにより、前記記録制御手段が装填された前記ディスクの情報領域からキーワードグループを読み込み、そのトレイ上に載置されたディスクに、前記読み込んだキーワードグループに属するキーワードが含まれる番組の放送信号を記録するように構成してもよい。
このように、キーワードグループをディスクの情報領域に記録すれば、そのディスクがどのトレイに載置されても、ディスクには、そのディスクに設定されたキーワードグループに属するキーワードを含む番組を確実に記録することが可能となる。つまり、ディスクに間違って別の番組を記録してしまうといった不具合を確実に防止することができる。
さらに、前記キーワードグループを前記任意のトレイとそのトレイに載置される任意のディスクの両方に関連付けて設定し、前記記録制御手段は、前記トレイに設定されたキーワードグループと前記ディスクに設定されたキーワードグループとが一致する場合には、前記トレイ上に載置されたディスクに、当該キーワードグループに属するキーワードが含まれる番組の放送信号を記録し、前記トレイに設定されたキーワードグループと前記ディスクに設定されたキーワードグループとが異なる場合には、ユーザに対して警告を発するように構成してもよい。
このように、キーワードグループを任意のトレイとそのトレイに載置される任意のディスクの両方に関連付けて設定すれば、例えばキーワードグループとして「お笑い」が設定されているトレイに、キーワードグループとして「ゲーム」が設定されているディスクが載置されている場合には、ユーザに対してトレイとディスクの設定が異なっていることを警告することができる。
なお、本発明では、キーワードグループのグループ名として、「お笑い」や「スポーツ」といったいわゆる番組のジャンルに限定されるものではなく、例えば固有のユーザ名(「父」、「母」、「姉」、「弟」等)であってもよい。このようにグループ名を固有のユーザ名に設定することで、各個人ごとのディスクを作製することが可能となる。
本発明のチェンジャー型情報記録装置によれば、ユーザが入力したキーワードをキーワードグループとしてグループ単位で管理し、任意のディスクに記録するときには、このキーワードグループ単位で記録することで、ディスクごとにユーザの好みに合わせて設定したキーワード群(キーワードグループ)の番組を記録することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施の形態のチェンジャー型情報記録再生装置は、複数枚(例えば、5枚)の光ディスクを収納保持し、その中から任意の光ディスクを選択して記録できるようになっている。
そのため、本実施の形態のチェンジャー型情報記録再生装置は、図2に示すように、5枚の光ディスクを一度に載置可能なトレイ本体21を備えており、光ディスクを載置または交換するときには、装置本体20に設けられた図示しない開閉ボタンを操作することにより、装置本体20からこのトレイ本体21の一部を前方に引き出すようになっている。
また、前方に引き出したときには、図2(b)に示すように、トレイ本体21の2つのトレイ21a,21bが前方に露出するようになっている。つまり、この2つのトレイ21a,21bに載置されている2枚の光ディスクが同時に交換可能となる。
また、他のトレイ21c〜21eに載置されている光ディスクを交換したい場合には、装置本体20に設けられている図示しないディスクチェンジボタンを1回操作することにより、一部が露出した状態でトレイ本体21が右周りに1/5回転し、次の1つのトレイ21cが新たに露出するようになっている。すなわち、トレイ21aが装置本体20内に入るため、露出しているトレイはトレイ21b,21cとなる。同様に、ディスクチェンジボタンをさらに1回操作すると、トレイ本体21が右周りにさらに1/5回転し、トレイ21c,21aが露出することになる。
このようなディスクチェンジボタンの操作により、全てのトレイ21a〜21eに光ディスクを載置し、または既に載置されている光ディスクを新たな光ディスク1に交換することができるようになっている。
また、トレイ本体21は、装置本体20内でも回転するようになっている。つまり、記録または再生したい光ディスク(トレイ)が選択(図示しないリモコン等により選択)された場合には、その光ディスクを載置しているトレイが記録または再生位置(例えば、図2(a)のトレイ21bの位置)にくるように、トレイ本体21が回転する。
図1は、上記構成のチェンジャー型情報記録再生装置のシステム構成を示している。
上記したように、本実施の形態のチェンジャー型情報記録再生装置は、5枚の光ディスク1を載置可能なトレイ本体21を備えている。そのため、このトレイ本体21自体を回転駆動するトレイ駆動機構部25と、記録動作時(または再生動作時)に記録位置(または再生位置)にあるトレイ(例えば、図2(a)に示すトレイ21b)に載置されている光ディスク1をチャッキングして回転駆動するディスク駆動機構部26とを備えている。
また、装填された光ディスク1にデータを書き込むとともに光ディスク1からデータを読み込む光ピックアップ3の出力は、RFアンプ5を介してデジタル信号処理回路7に接続されており、デジタル信号処理回路7の出力は、光ピックアップ3によるデータの書き込み時や読み込み時のレーザ出力を制御するレーザドライバ8に接続されている。また、サーボ処理回路9の出力は、光ピックアップ3を光ディスク1の半径方向に移動させるためのフィードモータ4と光ディスク1を回転駆動するスピンドルモータ2とに接続されており、これらデジタル信号処理回路7及びサーボ処理回路9は、装置全体の動作制御を行うシステムコントローラ10と双方向に接続されている。
デジタル信号処理回路7には、記録動作時や再生動作時にデータを一時的に蓄積するバッファとしてのDRAM6が双方向に接続されているとともに、デジタルデータをアナログデータに変換してCRT等の表示装置18に出力するD/A変換回路12が接続されている。また、デジタル信号処理回路7には、デジタルのテレビジョン放送信号を受信するチューナ回路(BSチューナ,CSチューナ等)15が接続されている。
システムコントローラ10には、光ディスク1のパラメータやレーザパワーのパラメータ等の固有情報を格納しておくためのEEPROM11が双方向に接続されているとともに、リモコン31からの赤外線信号を受信する受信部14が接続されている。
デジタル信号処理回路7は、EFM復調や、ACIRC(Advanced Cross Interleaved Reed-Solomon Code)による誤り訂正方式に従って、16ビットの信号を8ビットづつに区切り、その8ビットを14ビットに変換するといった処理等を行う。また、デジタル信号処理回路7は、復調したオーディオデータを音声伸長処理してD/A変換回路12に出力する。D/A変換回路12は、音声伸長処理されたオーディオデータをアナログ信号に変換して出力する。また、デジタル信号処理回路7は、チューナ回路15によって受信されたデジタルのテレビジョン放送信号を、光ディスク1に書き込むためのデータ圧縮等の処理を行う。
システムコントローラ10は、装置全体の動作制御を行うものであって、光ディスク1をトレイ本体21に載置し、または交換するときにはトレイ駆動機構部25を制御し、記録位置にある光ディスク1に記録を行うときにはディスク駆動機構部26を制御する。
上記構成において、本実施形態では、デジタル放送信号に含まれる電子番組ガイドであるEPGデータ(番組データ)を用いたキーワード検索記録が可能な構成となっている。EPGデータを用いたキーワード検索自体は従来周知の技術であるので、ここではEPGデータを用いたキーワード検索自体の説明は省略する。
本実施形態では、検索キーワードを、ユーザが例えばリモコン31を使用して設定したグループ単位で管理するようになっている。管理場所としては、例えばEEPROM11にファイル形式で格納される。以下、本発明の特徴である検索キーワードをグループ単位で管理する具体的実施例について詳細に説明する。
図3は、検索キーワードをグループごとに管理する管理ファイルの構成例を示している。この管理ファイルは、管理番号、グループ名、キーワード、リンク情報の各項目からなっている。グループ名の欄には、ユーザが設定したグループ名が書き込まれる。ここで、グループ名は、ユーザ自身が内容を把握し易い名前に設定すればよく、必ずしもEPGデータのキーワードに対応している必要はない。この例では、管理番号1のグループ名欄に「お笑い」、管理番号2のグループ名欄に「ゲーム」、管理番号3のグループ名欄に「サッカー」が設定されている。
また、管理番号1のキーワード欄には、「お笑い」のより詳細な内容としてユーザにより「ドランクドラゴン」と「笑い飯」の2つのキーワードが設定されており、管理番号2のキーワード欄には、「ゲーム」のより詳細な内容としてユーザにより「戦国無双」、「信長の野望」の2つのキーワードが設定されており、管理番号3のキーワード欄には、「サッカー」のより詳細な内容としてユーザにより「W杯」、「U−23」の2つのキーワードが設定されている。
このように、ユーザの希望する1または複数のキーワードを1つのキーワードグループというグループ名で管理することで、1つの光ディスクに複数のキーワードを設定する場合に、いちいち複数のキーワードを入力して設定しなくても、グループ名を設定するだけで、そのグループ名に含まれる全てのキーワードを設定することが可能となる。
すなわち、ユーザは、任意のグループ名を入力設定することで、システムコントローラ10は、そのグループ名に属するキーワードを含む番組をEPGデータから検索して抽出し、その抽出した番組のみを光ディスク1に順次記録するようになっている。
ここで、リンク情報欄には、設定したキーワードを含む番組をどのトレイまたは光ディスクに記録させるのかを関連付けるための情報が書き込まれる。この例では、管理番号1のリンク情報欄にトレイ番号2が書き込まれており、管理番号2のリンク情報欄にトレイ番号4が書き込まれており、管理番号3のリンク情報欄にトレイ番号5が書き込まれている。どのキーワードグループをどのトレイに設定するかはユーザが自由に決定すればよい。ここで、トレイ番号1は図2に示すトレイ21aに相当し、トレイ番号2はトレイ21bに相当し、トレイ番号3はトレイ21cに相当し、トレイ番号4はトレイ21dに相当し、トレイ番号5はトレイ21dに相当しているものとする。
つまり、本実施例1は、キーワードグループをトレイごとに設定する実施例となっている。具体的には、例えばトレイ番号2のトレイ21bに載置された光ディスク1には、キーワードグループとして「お笑い」が設定されているので、システムコントローラ10は、この「お笑い」に含まれる検索キーワード「ドランクドラゴン」と「笑い飯」を管理ファイルから抽出し、これらキーワードを含む番組のみをトレイ番号2のトレイ21bに載置されている光ディスク1に順次記録する。
また、図3に示す管理ファイルには、管理番号mのキーワード欄のみにキーワードとして例えば「エースを狙え」が設定されており、そのリンク情報欄にトレイ番号3が書き込まれている。また、管理番号nのキーワード欄のみにキーワードとして例えば「ロード・オブ・ザ・リング」が設定されており、そのリンク情報欄にトレイ番号1が書き込まれている。このように、グループ名を設定することなくキーワード欄のみにキーワードを設定した場合には、従来通りのキーワード検索が行われ、そのキーワードに関連する番組がリンク情報欄に書き込まれたトレイ番号のトレイに載置された光ディスクに記録されることになる。
因みに、図4は、図3に示す管理ファイルの内容に従い、各トレイに設定されたキーワードまたはキーワードグループとそのグループに含まれるキーワードを対応づけて示した説明図である。
また、本実施例1では、キーワードグループ及びキーワードを管理ファイルによって装置本体側で一元管理しているので、例えば任意のトレイにキーワードを追加する場合でも、この管理ファイルの該当するキーワードグループのキーワード欄に所望のキーワードを追加するだけで、リンク情報欄に書き込まれているトレイ番号のトレイに新たなキーワードを追加したことになる。例えば、キーワードグループ「お笑い」のキーワード欄に「中川家」を追加するだけで、トレイ番号2のトレイ21bに新たなキーワード「中川家」が追加されることになる。すなわち、本実施例1では、新たなキーワードの追加や削除、変更等の処理を、トレイごとではなく、管理ファイルで一元的に行うことができるといった利点がある。
上記実施例1では、キーワードグループをトレイごとに設定しているが、本実施例2では、キーワードグループを光ディスクごとに設定する。そのため、本実施例2では、図3に示す管理ファイルのリンク情報欄にトレイ番号ではなく、光ディスク1に固有のIDコードを書き込むことになる。すなわち、本実施例2では、図3に示す管理ファイルを利用する実施例となっている。そのため、管理ファイルには、ユーザによってキーワードグループとそのグループに属するキーワードが、図3に示すように予め設定されているものとする。
また、本実施例2では、管理ファイルで管理されているキーワードグループを、光ディスク1のリードインエリアにある情報領域に記録する。そして、この光ディスク1が任意のトレイ上に載置されて装置本体内に装填されると、システムコントローラ10が装填された光ディスク1の情報領域からキーワードグループを読み込み、そのトレイ上に載置された光ディスク1に、読み込んだキーワードグループに属するキーワードが含まれる番組の放送信号を記録するようになっている。
具体的に説明すると、例えば光ディスク1aの情報領域にキーワードグループとして「お笑い」が記録されているものとすると、この光ディスク1aが任意のトレイに載置されて装置本体内に装填されたとき、システムコントローラ10は、装填された光ディスク1aの情報領域からキーワードグループとして「お笑い」を読み込み、この「お笑い」をキーとして管理ファイルを検索し、該当するキーワードグループのリンク情報欄に光ディスク1aの固有のIDコード(例えば、「aaaa」)を書き込む。図5はこの状態の管理ファイルを示している。また、光ディスク1bの情報領域にキーワードとして「エースを狙え」が記載されているものとすると、この光ディスク1bが任意のトレイに載置されて装置本体内に装填されたとき、システムコントローラ10は、装填された光ディスク1bの情報領域からキーワードとして「エースを狙え」を読み込み、この「エースを狙え」をキーとして管理ファイルを検索する。この場合、管理ファイルのキーワードグループの欄には該当するキーワードが無いことから、システムコントローラ10は次にキーワード欄を検索する。そして、該当するキーワードが存在する管理番号mのリンク情報欄に、図5に示すように、光ディスク1bの固有のIDコード(例えば、「bbbb」)を書き込む。なお、キーワード欄を検索しても該当するキーワードが存在しない場合には、空欄となっている任意の管理番号のキーワード欄に「エースを狙え」を設定し、リンク情報欄に光ディスク1bの固有のIDコード「bbbb」を書き込むことになる。
これにより、任意のトレイに載置されている例えば光ディスク1aには、キーワードグループとして「お笑い」が設定されているので、システムコントローラ10は、この「お笑い」に含まれる検索キーワードである「ドランクドラゴン」と「笑い飯」を図5に示す管理ファイルから抽出し、これらキーワードを含む番組のみを任意のトレイに載置されている光ディスク1aに順次記録する。また、任意のトレイに載置されている例えば光ディスク1bには、キーワードグループは設定されておらず、キーワードとして「エースを狙え」が設定されているので、システムコントローラ10は、この「エースを狙え」のキーワードを含む番組のみを任意のトレイに載置されている光ディスク1bに順次記録する。
このように、本実施例2では、キーワードグループまたはキーワードを光ディスク1の情報領域に記録しているので、その光ディスク1がどのトレイに載置されても、光ディスク1には、その光ディスク1に設定されたキーワードグループに属するキーワードまたは単に設定されたキーワードを含む番組を確実に記録することが可能となる。
なお、上記実施例2では、キーワードグループを光ディスクごとに設定するに際し、光ディスクにはキーワードグループのみを記録し、そのキーワードグループに属する1または複数のキーワードについては、図5に示す管理ファイルを利用する構成としているが、キーワードグループのみならずこのグループに属するキーワードも光ディスクの情報領域に記録し、図5に示す管理ファイルは使用しない構成とすることができる。この場合には、光ディスク1から読み込んだキーワードグループ及びキーワードを、光ディスク1の固有のIDコード及び載置されているトレイ番号とともに例えばDRAM6に格納しておく。そして、キーワード検索記録時、システムコントローラ10は、このDRAM6に格納されているキーワードに基づき、これらキーワードを含む番組のみを任意のトレイに載置されている該当する光ディスク1に順次記録する
本実施例3は、キーワードグループを任意のトレイとそのトレイに載置される任意の光ディスクの両方に関連付けて設定する実施例である。
すなわち、キーワードグループをトレイごとに設定する構成は、上記実施例1と全く同様であり、図3に示す管理ファイルを用いて行う。また、キーワードグループを光ディスクごとに設定する構成は、上記実施例2と全く同様である。
システムコントローラ10は、トレイに設定されたキーワードグループと光ディスクに設定されたキーワードグループとが一致する場合には、そのトレイ上に載置されたその光ディスクに、当該キーワードグループに属するキーワードが含まれる番組の放送信号を記録する。具体的に説明すると、例えば光ディスク1aの情報領域にキーワードグループとして「お笑い」が記録されているものとし、この光ディスク1aがトレイ番号2のトレイ21bに載置されている場合には、トレイ番号2のトレイ21bに設定されたキーワードグループ「お笑い」と光ディスク1aに記録されているキーワードグループ「お笑い」とが一致することから、システムコントローラ10は、トレイ21bに載置されている光ディスク1aに、キーワードグループ「お笑い」に属する「ドランクドラゴン」と「笑い飯」のキーワードを含む番組のみを記録する。
一方、システムコントローラ10は、トレイに設定されたキーワードグループと光ディスクに設定されたキーワードグループとが異なる場合には、ユーザに対して警告を発する。具体的に説明すると、上記の光ディスク1aが例えばトレイ番号5のトレイ21eに載置されている場合には、トレイ番号5のトレイ21eに設定されたキーワードグループ「サッカー」と光ディスク1aに記録されているキーワードグループ「お笑い」とが異なることから、システムコントローラ10は、例えば表示装置18に不一致である旨のメッセージを表示して、ユーザに警告する。これにより、ユーザは、光ディスク1aを間違ったトレイに載置したことが分かるので、この時点で光ディスク1aを正しいトレイに載置し直すことができる。
一方、ユーザは、「お笑い」を記録していた光ディスク1aに続けて「サッカー」を記録したい場合には、この警告に対し、例えばリモコン31の図示しない「決定」ボタンを押す。これにより、システムコントローラ10は、この「決定」ボタンの操作に基づき、光ディスク1aに記録されているキーワードを無効とし、トレイ21eに設定されているキーワードを有効として扱い、光ディスク1aにキーワードグループ「サッカー」に属する「W杯」と「U−23」のキーワードを含む番組のみを続けて記録する。ただし、「決定」ボタンの操作によりトレイ21eに設定されているキーワードを無効とし、光ディスク1aに記録されているキーワードを有効として扱うように構成してもよい。また、どちらを有効とするかを選択する「選択」ボタンをリモコン31に設けておき、ユーザによって自由に選択できるように構成してもよい。
なお、上記各実施例では、キーワードグループのグループ名として、「お笑い」や「スポーツ」といったいわゆる番組のジャンルを設定するように構成しているが、例えば、固有のユーザ名(「父」、「母」、「姉」、「弟」等)を設定するようにしてもよい。このようにグループ名を固有のユーザ名に設定することで、各個人ごとの専用の光ディスクを作製することが可能となる。
本発明のチェンジャー型情報記録再生装置のシステム構成を示すブロック図である。 本発明のチェンジャー型情報記録再生装置のチェンジャー部分を上から見た概略平面図である。 検索キーワードをグループごとに管理する管理ファイルの構成例を示す説明図である。 図3に示す管理ファイルの内容に従い、各トレイに設定されたキーワードまたはキーワードグループとそのグループに含まれるキーワードを対応づけて示した説明図である。 検索キーワードをグループごとに管理する管理ファイルの構成例を示す説明図である。
符号の説明
1 光ディスク
2 スピンドルモータ
3 光ピックアップ
4 フィードモータ
5 RFアンプ
6 DRAM(メモリバッファ)
7 デジタル信号処理回路
8 レーザドライバ
9 サーボ処理回路
10 システムコントローラ
11 EEPROM(メモリ)
12 D/A変換回路
15 チューナ回路
16 受信回路
18 表示装置
20 装置本体
21 トレイ本体
21a〜21e トレイ
25 トレイ駆動機構部
26 ディスク駆動機構部
31 リモコン

Claims (5)

  1. 複数枚のディスクをそれぞれトレイ上に載置して交換可能に保持するディスク保持手段と、番組のタイトルなどの番組データを含む放送信号を受信する受信手段と、前記保持手段の各トレイに保持している複数枚のディスクの中から任意のディスクを選択し、前記受信手段にて受信した放送信号を記録する記録制御手段とを備え、前記番組データを用いたキーワード検索記録が可能なチェンジャー型情報記録装置において、
    前記キーワードをグループ単位で管理するキーワードグループ管理手段と、
    各キーワードグループで管理される1または複数のキーワードをユーザが入力する入力手段とをさらに備えており、
    前記キーワードグループが前記任意のトレイとそのトレイに載置される任意のディスクの両方に関連付けて設定されており、
    前記記録制御手段は、前記トレイに設定されたキーワードグループと前記ディスクに設定されたキーワードグループとが一致する場合には、前記トレイ上に載置されたディスクに、当該キーワードグループに属するキーワードが含まれる番組の放送信号を記録し、前記トレイに設定されたキーワードグループと前記ディスクに設定されたキーワードグループとが異なる場合には、ユーザに対して警告を発することを特徴とするチェンジャー型情報処理装置。
  2. 複数枚のディスクをそれぞれトレイ上に載置して交換可能に保持するディスク保持手段と、番組のタイトルなどの番組データを含む放送信号を受信する受信手段と、前記保持手段の各トレイに保持している複数枚のディスクの中から任意のディスクを選択し、前記受信手段にて受信した放送信号を記録する記録制御手段とを備え、前記番組データを用いたキーワード検索記録が可能なチェンジャー型情報記録装置において、
    前記キーワードをグループ単位で管理するキーワードグループ管理手段と、
    各キーワードグループで管理される1または複数のキーワードをユーザが入力する入力手段とをさらに備えており、
    前記記録制御手段は、前記入力手段にて入力され、前記キーワードグループ管理手段にて管理されている各グループのキーワードにて前記番組データを検索し、該当するキーワードが含まれる番組の放送信号を、そのキーワードが含まれるキーワードグループに対応付けられている前記いずれかのディスクに記録することを特徴とするチェンジャー型情報記録装置。
  3. 前記キーワードグループが前記トレイごとに設定されており、前記トレイ上に載置されたディスクに、当該キーワードグループに属するキーワードが含まれる番組の放送信号が記録されることを特徴とする請求項2に記載のチェンジャー型情報処理装置。
  4. 前記キーワードグループがディスクの情報領域に記録されており、前記ディスクが任意のトレイ上に載置されて装填されることにより、前記記録制御手段が装填された前記ディスクの情報領域からキーワードグループを読み込み、そのトレイ上に載置されたディスクに、前記読み込んだキーワードグループに属するキーワードが含まれる番組の放送信号を記録することを特徴とする請求項2に記載のチェンジャー型情報処理装置。
  5. 前記キーワードグループのグループ名が固有のユーザ名であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のチェンジャー型情報処理装置。
JP2004164031A 2004-06-02 2004-06-02 チェンジャー型情報記録装置 Expired - Fee Related JP4186876B2 (ja)

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