JP4183989B2 - 光学フィルムマーキング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学フィルムを巻き取ったロールから光学フィルムを連続的に繰り出していくにあたり、光学フィルムのフィルム面にマーキングを行うための光学フィルムマーキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
偏光フィルム等の光学フィルムを液晶セルに貼合して液晶ディスプレイを製造するに際し、表裏を間違えて張り合わせないようにする必要がある。そのため、光学フィルムの表裏面のいずれかにマーキングを行うマーキング装置が知られている。貼り合わせの際には、マーキングがされている面を確認することで、貼り合わせミスを防ぐことができる。
【0003】
かかるマーキング装置として、本出願人は、ロールから繰り出された光学フィルムのフィルム搬送経路の上側にマーキング部を設け、フィルム面に連続的にラインをマーキングする機構を考えた。この機構は、フィルム支持部に支持させたロール状のフィルムが繰り出されるに伴って、フィルムの幅方向端部にフィルムの長手方向に沿うマークを付与するマーキング部を備えている。そして、フィルム搬送経路の上側を向いているフィルム面に、マーキングを行うように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかるマーキング装置の課題は以下の通りである。すなわち、 光学フィルムのフィルム面にマーキングを行う場合は、光学フィルムの貼り合わせ作業を行うユーザーの都合上、表面にする必要があったり裏面にする必要があったりする。したがって、マーキング装置としては、いずれの面にもマーキングできるように対応しておく必要がある。光学フィルムが繰り出された後の搬送経路にマーキング装置を設ける場合は、光学フィルムの表面(上面)側はマーキングをしやすいが、裏面(下面)側はマーキングをしにくい。また、光学フィルムの両面にマーキングが要望されることもある。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、光学フィルムの特に裏面側に対してマーキングが可能な光学フィルムマーキング装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係る光学フィルムマーキング装置は、
光学フィルムを巻き取ったロールから光学フィルムを連続的に繰り出していくにあたり、光学フィルムのフィルム面にマーキングを行うための光学フィルムマーキング装置であって、
所定の軸芯周りに回転可能な支持体と、
この支持体の先端側に取り付けられ、前記ロールの外表面に当接するガイドローラと、
前記支持体の適宜の位置に装着されるラインマーカーとを備え、
前記光学フィルムが連続的に繰り出されるのに伴って外径が小さくなる前記ロールの外表面に、前記ガイドローラが自重により常に当接することを特徴とするものである。
【0006】
この構成によるマーキング装置の作用・効果は、以下の通りである。光学フィルムは、ロールに巻き取られた状態から連続的に繰り出されていく。そして、所定の軸芯周りに回転可能な支持体が設けられており、この支持体にはラインマーカーが装着されると共に、その先端側にはガイドローラが取り付けられる。このガイドローラがロールの外表面に当接する。したがって、ロールから繰り出された状態の光学フィルムに対してマーキングするのではなく、ロールの状態となっている光学フィルムに対してマーキングを行う。ラインマーカーが装着される支持体は、ガイドローラにより、ロール径の変動に対しても追従することができる。また、ロールに対してのマーキングであるから、繰り出される光学フィルムの裏面側がロールの外表面になるようにロールを支持することで、光学フィルムの裏面側にマーキングすることができる。また、光学フィルムの表面側にもマーキングしたい場合は、ロールから繰り出された状態の光学フィルムの上側からマーキングすることができる。その結果、光学フィルムの特に裏面側に対してマーキングが可能な光学フィルムマーキング装置を提供することができる。
【0008】
ガイドローラは、常時、ロールの外表面に当接させておく必要があるが、自重により当接するように構成すれば、ばね部材を設けなくてすむので、構成を簡素化することができる。
【0009】
本発明の別の好適な実施形態として、前記支持体には、光学フィルムの幅方向に対応する方向に沿って、前記ラインマーカーを装着するための多数の装着部が形成され、適宜の前記装着部に前記ラインマーカーを装着することができるものがあげられる。
これにより、ユーザーの要望に応じた位置にラインマーキングをすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る光学フィルムマーキング装置の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、マーキング装置を有する光学機能性フィルム製造設備の一部を示す平面図、図2は、図1に示すフィルム製造設備の側面図、図3はマーキング装置を詳細に示す側面図である。このフィルム製造設備は、偏光フィルムと位相差フィルム(これらは、光学フィルムに相当) との貼り合わせを行うための設備である。
【0011】
図示されているフィルム製造設備は、大きく分けて、マーキング装置1、フィルム供給装置2、フィルム切り出し装置3とから構成される。フィルム切り出し装置3の更に下流側には、フィルム貼合装置が設けられているが、図示が省略されている。マーキング装置1は、偏光フィルムの表面又は裏面にラインを引くためのラインマーカー(マジックやペン等) を備えている。なお、偏光フィルムの表面、裏面については、偏光フィルムがロールから繰り出された後において、上側を表面とし下側を裏面と定義する。本実施形態においては、偏光フィルムの表面及び/又は裏面にマーキングを施すことができるようにしている。
【0012】
図3に詳しく示すように、マーキング装置1は、スタンド10と、スタンド10の上端部に設けられた回転軸芯10a周りに回転可能な支持体11と、この支持体11の先端側に回転自在に取り付けられたガイドローラ12と、偏光フィルムの裏面に連続的なラインをマーキングするラインマーカー13と、このラインマーカー13を装着して保持するホルダー14とを備えている。
【0013】
図1に示すように、ホルダー14には、多数の装着穴14aが形成されており、ラインマーカー13を適宜の箇所に装着することができる。図1の例では、偏光フィルムの幅方向の両端部に2つ装着されている。図3において、支持体11は、自分自身の自重及びガイドローラ12等の自重により、回転軸芯10aの時計方向に回転するように構成されている。これにより、ガイドローラ12は、常に偏光フィルムのロールRの外表面に当接した状態に保持される。したがって、ラインマーカー13の先端もロールRの外表面に常に接触するようになる。
【0014】
次に、フィルム供給装置2について説明する。まず、偏光フィルムFは、巻芯20に巻き取られた状態のロールR(原反ロール) となっており、このロールRをロール支持部21に回転自在に支持する。ロールRから繰り出された偏光フィルムFは、ガイドローラ24により下流側へ案内され、挟持搬送ローラ機構22により、更に下流側のフィルム切り出し装置3へと送られる。挟持搬送ローラ機構22は、電動モータ23により駆動される。
【0015】
フィルム切り出し装置3は、偏光フィルムFを幅方向にカットする機能を有する。そのために、カッター31とカッターホルダ30とを備えている。幅方向にカットする場合の角度については、フィルムの仕様に応じて適宜設定することができる。所定の大きさにカットされた偏光フィルムFは、更に下流側のフィルム貼合装置に送られて、位相差フィルムと貼り合わせされる。
【0016】
以上の構成において、偏光フィルムの裏面にマーキングをする場合には、図3のようにマーキング装置1をセットし、ガイドローラ12をロールRの外表面に当接させればよい。ロールRから偏光フィルムを順次繰り出すにつれて、偏光フィルムの裏面に連続的にラインをマーキングすることができる。偏光フィルムを順次繰り出していくと、ロールRの外径が小さくなるが、自重によりガイドローラ12は常にロールRの外表面に当接するように作用する。したがって、ラインマーカー13の先端もロールRの外径の大きさに関わらず追従することができる(図3(b)参照) 。
【0017】
また、偏光フィルムFの表面にマーキングを行いたいときは、図3(a)の想像線で示す位置に支持体11’と、ガイドローラ12’と、ラインマーカー13’をセットすればよい。これは、スタンド10を移動させるだけであるから、表面か裏面かの選択は簡単に変更することができる。また、偏光フィルムFの表面と裏面の両方にマーキングをしたい場合には、図3に示すマーキング装置1を2台用意すればよい。
【0018】
以上のような構成によれば、光学フィルムの表面と裏面のいずれにマーキングを行う場合であっても、簡単に対応することができる。また、マーキング装置1の構成自体も簡素化されている。
【0019】
<別実施形態>
本発明において対象となる光学フィルムは、偏光フィルムや位相差フィルムに限定されるものではなく、その他の種類の光学フィルムに対しても応用することができる。
マーキングを行うラインマーカーについては、特定の種類のものに限定されるものではない。マジック、ペン等種々のものを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マーキング装置を有する光学機能性フィルム製造設備の一部を示す平面図
【図2】図1に示すフィルム製造設備の側面図
【図3】 マーキング装置を詳細に示す側面図
【符号の説明】
1 光学フィルムマーキング装置
2 フィルム供給装置
3 フィルム切り出し装置
10 スタンド
10a 回転軸芯
11 支持体
12 ガイドローラ
13 ラインマーカー
14 ホルダー
F 偏光フィルム
R ロール
Claims (2)
- 光学フィルムを巻き取ったロールから光学フィルムを連続的に繰り出していくにあたり、光学フィルムのフィルム面にマーキングを行うための光学フィルムマーキング装置であって、
所定の軸芯周りに回転可能な支持体と、
この支持体の先端側に取り付けられ、前記ロールの外表面に当接するガイドローラと、
前記支持体の適宜の位置に装着されるラインマーカーとを備え、
前記光学フィルムが連続的に繰り出されるのに伴って外径が小さくなる前記ロールの外表面に、前記ガイドローラが自重により常に当接することを特徴とする光学フィルムマーキング装置。 - 前記支持体には、光学フィルムの幅方向に対応する方向に沿って、前記ラインマーカーを装着するための多数の装着部が形成され、適宜の前記装着部に前記ラインマーカーを装着することができることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルムマーキング装置。
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JP2002202652A JP4183989B2 (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | 光学フィルムマーキング装置 |
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JP2004045721A JP2004045721A (ja) | 2004-02-12 |
JP4183989B2 true JP4183989B2 (ja) | 2008-11-19 |
Family
ID=31708780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2002
- 2002-07-11 JP JP2002202652A patent/JP4183989B2/ja not_active Expired - Fee Related
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