JP4183501B2 - ワイヤ式ウィンドレギュレータ - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、ワイヤ式ウィンドレギュレータに関し、特に開閉窓ガラスを固定するスライダベースをガイドレールに摺動自在に支持する支持構造に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
ワイヤ式ウィンドレギュレータは一般に、開閉窓ガラスをスライダベースに固定し、このスライダベースに、ガイドレールに摺動自在に嵌まる摺動部を有するスライダを固定している。スライダベースは駆動ワイヤに結合され、駆動ワイヤを正逆に移動させることで窓ガラスの開閉が行われる。
【0003】
このレギュレータでは、スライダベースの表裏の一方に窓ガラスを、他方にスライダを固定するのが普通である。従って、スライダベースに対するスライダの固定位置と、駆動ワイヤの結合位置とが、ドア厚み方向に異ならざるを得ない。このため、駆動ワイヤを介して窓ガラスを昇降させる際、ガイドレールに案内されているスライダにスライダベースから離れようとする力(モーメント)が加わり、長期の使用によりスライダがスライダベースから脱落するおそれがある。
【0004】
【特許文献】
特開平3‐228987号公報
【0005】
【発明の目的】
本発明は、以上の問題意識に基づき、スライダベースの表裏に窓ガラスとスライダを固定するワイヤ式ウィンドレギュレータにおいて、長期の使用によってもスライダがスライダベースから脱落するおそれのないレギュレータを得ることを目的とする。
【0006】
【発明の概要】
本発明は、車両用ドア内に上下方向に向けて固定したガイドレール;表裏の一方に、該ドアの開閉窓ガラスを固定し、他方に、上記ガイドレールに嵌まる摺動部を有し、かつ全体が合成樹脂の成形品からなるスライダを固定したスライダベース;及び上記スライダベースを昇降させる駆動ワイヤ;を有するワイヤ式ウィンドレギュレータにおいて、上記スライダの上下端部の少なくとも一方に、上記スライダベースの上端部と下端部の少なくとも一方の表裏両面に当接可能に掛け止めるフック部を形成し、上記スライダを、上記フック部と、上記摺動部の略中心を上記スライダベースに固定するかしめピンと、によって上記スライダベースに固定したことを特徴としている。
【0008】
スライダには、摺動部のスライダベース側に、チャンネル材からなるガイドレールの幅狭開口部内に位置するネック部を形成するのがよい。また、摺動部とフック部とを接続する、スライダベースの表裏平面に直交する方向の補強リブを設けることで、容易にその強度を高めることができる。
【0009】
本発明によれば、スライダベースに形成するスライダ支持面と、該スライダベースに対する駆動ワイヤの結合位置とをドアの厚み方向に大きく異ならせて設ける態様でも充分な強度でスライダをスライダベースに保持することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図示実施形態は、本発明をバックドア用のワイヤ式ウィンドレギュレータに適用した実施形態である。このワイヤ式ウインドレギュレータは、車両後部の左右いずれかの枢軸を中心に開閉されるバックドア(車両ドア)内に、図1に示すように、ドア幅方向に離隔させて固定した上下方向(縦方向)の一対のガイドレール10を有し、この一対のガイドレール10にはそれぞれ、その長手方向に摺動自在にしてスライダベース20が案内されている。この左右のスライダベース20には、その表裏の一方に窓ガラスWが固定されており(図6、図7、図10参照)、他方にガイドレール10に摺動自在に嵌まるスライダ30が固定されている。
【0011】
左右のガイドレール10の上下にはそれぞれ、上ブラケット11と下ブラケット12が溶接固定されている。上ブラケット11にはそれぞれ、固定位置に軸13aでガイドプーリ(ワイヤガイド部材)13が回転自在に支持されており、下ブラケット12にはそれぞれ、固定位置に軸14aでガイドプーリ(ワイヤガイド部材)14が回転自在に支持されている。ガイドプーリ13と14はそれぞれ、左右のガイドレール10の内側位置に位置している。
【0012】
左右のガイドレール10の一方には、駆動ユニットブラケット15が溶接固定されており、この駆動ユニットブラケット15に、巻取ドラム16aとその駆動モータ16bを有する正逆巻取駆動ユニット16が固定されている。巻取ドラム16aには、巻取駆動ワイヤ(以下単に駆動ワイヤ)17が巻回されており、巻取ドラム16aから出た駆動ワイヤ17の一端部は、図1の左方のガイドレール10の下方のガイドプーリ14を経て左方のスライダベース20に結合され、同じく巻取ドラム16aから出た駆動ワイヤ17の他端部は右方のガイドレール10の上方のガイドプーリ13を経て右方のスライダベース20に結合されている。また、別の接続駆動ワイヤ(以下単に駆動ワイヤ)18の一端部は、図1の左方のガイドレール10の上方のガイドプーリ13を経て左方のスライダベース20に結合され、他端部は右方のガイドレール10の下方のガイドプーリ14を経て右方のスライダベース20に結合されている。すなわちこの実施形態では、駆動ワイヤ17と18が左右のガイドレール10の間でX字状に交差している。
【0013】
従って、駆動モータ16bにより巻取ドラム16aが正逆に回転駆動されると、駆動ワイヤ17が一方で巻取ドラム16aに巻き取られ、他方で巻取ドラム16aから繰り出される。その結果、左右のガイドレール10に摺動自在に支持され、駆動ワイヤ17と18に結合されているスライダベース20が同時に同方向に移動し、左右のスライダベース20に固定されている窓ガラスWが昇降する。なお、駆動ワイヤ17は、一方のスライダベース20から巻取ドラム16aに至る一本と、他方のスライダベース20から巻取ドラム16aに至る一本との二本から構成するのが普通である。
【0014】
駆動ワイヤ17(18)は、図8、図9、図10に最もよく見られるように、そのスライダベース20との接続端部に、駆動ワイヤ17(18)の延長方向と直交する金属又は金属と同等の材料からなる円柱状ニップル19を有しており、円柱状ニップル19にはその基部に、駆動ワイヤ17(18)の外囲を覆うワイヤ端部保護部19aが一体に形成されている。円柱状ニップル19とワイヤ端部保護部19aは鋳込みにより一体に成形され、このワイヤ保護端部内に駆動ワイヤ17(18)を挿入し、該保護端部19aをかしめることで駆動ワイヤと一体化している。駆動ワイヤ17(18)は、左右の上ブラケット11と下ブラケット12の間においてはアウタケーシング(シース)17a(18a)に覆われており、このアウタケーシング17a(18a)の両端部には、上ブラケット11(下ブラケット12)(または駆動ユニットブラケット15)に固定されるエンドブラケット17b(18b)が固定されている。すなわち、駆動ワイヤ17(18)は、スライダベース20から上下の上ブラケット11(下ブラケット12)のエンドブラケット17b(18b)に至る部分のみが露出している。
【0015】
左右のスライダベース20は、実質的に同一(対称)形状である。このスライダベース20は金属材料のプレス成形品からなるもので、図2、図10に最もよく見られるように、ガイドレール10を挟む左右方向の両端部に一対のガラス支持面21を有している。この左右のガラス支持面21には、窓ガラスWを固定するためのボルト穴21aが形成されている。また、この左右のガラス支持面21の間に位置させて、ガイドレール10に向けて(窓ガラスWの反対側に)突出させたスライダ支持面22と、駆動ワイヤ17(18)に対応させて、スライダ支持面22よりさらに窓ガラスWの反対側に突出させたワイヤ支持部23とが曲折形成されている。
【0016】
ワイヤ支持部23には、その上方から順に、上側ワイヤエンド保持部24、樹脂ピース保持部25及び下側ワイヤエンド保持部26が形成されている。上側ワイヤエンド保持部24は、図5、図10に明らかなように、スライダベース20をコ字状に曲折成形した一対の平行部分24a、24bを有し、平行部分24aには、円柱状ニップル19の端部を挿入する完全支持穴24cが形成され、平行部分24bには、円柱状ニップル19の端部を軸線と直交する横方向から挿入可能な開放支持穴24dが形成されている。この上側ワイヤエンド保持部24の完全支持穴24cと開放支持穴24dとの間には、下方からスライダベース20に導かれる駆動ワイヤ17または18の先端の円柱状ニップル19が支持される。
【0017】
同様に、下側ワイヤエンド保持部26は、スライダベース20をコ字状に曲折成形した一対の平行部分26a、26bを有し、平行部分26aには、円柱状ニップル19の端部を挿入する完全支持穴26cが形成され、平行部分26bには、円柱状ニップル19の端部を軸線と直交する方向から挿入可能な開放支持穴26dが形成されている。この下側ワイヤエンド保持部26の完全支持穴26cと開放支持穴26dとの間には、上方からスライダベース20に導かれる駆動ワイヤ17または18の先端の円柱状ニップル19が支持される。つまり、駆動ワイヤ17と18は、ドアの厚み方向から見たとき、スライダベース20部分(上側と下側のワイヤエンド保持部24と26の間)で交差する。上側ワイヤエンド保持部24と下側ワイヤエンド保持部26は、駆動ワイヤ17と18とが互いに接触することなく交差するように、窓ガラスWの表裏平面と直交する方向に位置が異なっている。
【0018】
スライダ支持面22には、ガイドレール10に摺動自在に嵌まるスライダ30の固定穴22aが形成されている。スライダ30は、図10に最もよく示されるように、チャンネル材からなるガイドレール10の幅狭開口部10a(図7)に対応するネック部31と、上端部にスライダ支持面22の上端部に掛け止めるフック部32を有しスライダ支持面22に沿う延長部33と、ガイドレール10内に摺動自在に嵌まる摺動部34とを一体に有する合成樹脂材料の成形品からなっている。摺動部34は、そのガイドレール10の内面との摺接部を一対の一部円筒面34aとしており、この一部円筒面34aが弾性変形してガイドレール10との円滑な摺動を確保する。また、この摺動部34の中心部には、ネック部31に至るかしめピン穴35が穿設されている。
【0019】
このスライダ30のかしめピン穴35(かしめピン36)とフック部32とは上下方向に離隔していて、フック部32がスライダベースの上端部に掛け止められ、かしめピン穴35から固定穴22aに挿通したかしめピン36がスライダベース20にかしめられる。つまり、スライダ30はフック部32とかしめピン36との上下方向に離間した2箇所でスライダベース20に固定される。また、延長部33は、摺動部34とフック部32を接続するもので、スライダベース20の表裏平面と直交する方向の一対の補強リブとして形成されている。この一対の補強リブ33は、左右方向の接続リブ33aで接続されている。これらの補強リブ(延長部)33は、スライダ30がスライダベース20から脱落するのを確実に防ぐ作用をする。すなわち、スライダベース20の表裏に窓ガラスWとスライダ30を固定するこの種(実施形態)のワイヤ式ウィンドレギュレータでは、スライダベース支持面22(摺動部34)とワイヤエンド保持部24(26)(及び摺動部34と窓ガラスW)がオフセットしている結果、スライダ30がスライダベース20から離れようとする力が加わるため、長期の使用によりかしめピン36にガタが生じてスライダ30が脱落するおそれがあるが、フック部32と延長部(補強リブ)33は、この力に抗し、長期に渡りスライダ30を安定させて支持する作用をする。スライダベース支持面22とワイヤエンド保持部24(26)(駆動ワイヤ17(18)とのオフセット量OS1、OS2を図6に示した。
【0020】
スライダベース20の樹脂ピース保持部25は、切り起こし片からなるもので、スライダ支持面22に直交する部分25aと、平行をなす部分25bとを有するL字形状をなしている。
【0021】
この樹脂ピース保持部25に支持されるワイヤガイドピース40は、駆動ワイヤ17と18をスライダベース20のどの部分にも接触させることなく保持する作用をするもので、表裏平面平行部分25bを嵌合させる嵌合溝41(図3、図5)と、表裏平面直交部分25aに当接する当付面42(図3)とを有している。また、その外面には、軸線が窓ガラスWの表裏平面と直交する方向の円筒状ワイヤ支持面43が形成されており、この円筒状ワイヤ支持面43の両端部に、外れ防止突起44と傾斜保護面45とが形成されている。傾斜保護面45は、ガラス支持面21からワイヤ支持部23に至るスライダベース20の傾斜面に沿って位置する。円筒状ワイヤ支持面43と当付面42(表裏平面直交部分25a)との位置関係は、駆動ワイヤ17と18が円筒状ワイヤ支持面43に当接する結果ワイヤガイドピース40に与えられる力を表裏平面直交部分25a(当付面42)が受ける関係、つまり駆動ワイヤ17、18と表裏平面直交部分25aとの間にワイヤガイドピース40が挟着される位置関係である。そして、表裏平面平行部分25bは嵌合溝41に嵌まっているため、ワイヤガイドピース40が樹脂ピース保持部25(スライダベース20)から外れることはない。また、ワイヤガイドピース40自体のスライダベース20上の位置は、上側ワイヤエンド保持部24から円筒状ワイヤ支持面43を経て下方のガイドプーリ14に至る駆動ワイヤ17または18が下側ワイヤエンド保持部26を含むスライダベース20のいずれの部分にも接触することがなく、同様に、下側ワイヤエンド保持部26から円筒状ワイヤ支持面43を経て上方のガイドプーリ13に至る駆動ワイヤ17または18が上側ワイヤエンド保持部24を含むスライダベース20のいずれの部分にも接触することがないように定められている。
【0022】
上記構成の本ワイヤ式ウィンドレギュレータは従って、組立にあたっては、スライダベース20の上端部にスライダ30のフック部32を掛け止めた状態で、かしめピン穴35から固定穴22aにかしめピン36を挿入してかしめて、該スライダ30を固定する。そしてそのネック部31をガイドレール10の幅狭開口部10aに位置させ、摺動部34をガイドレール10に摺動自在に嵌める。スライダベース20のガラス支持面21には窓ガラスWを固定する。
【0023】
また、樹脂ピース保持部25の表裏平面平行部分25bをワイヤガイドピース40の嵌合溝41に嵌め、表裏平面直交部分25aを当付面42に当接させた状態で、スライダベース20の下方から導かれる駆動ワイヤ17または18の先端の円柱状ニップル19をスライダベース20の上側ワイヤエンド保持部24に支持し、上方から導かれる駆動ワイヤ17または18の先端の円柱状ニップル19を下側ワイヤエンド保持部26に支持する。すなわち、円柱状ニップル19の一端部を開放支持穴24d(25d)から完全支持穴24c(26c)に挿入し、その後、該支持穴を中心に上又は下に回動させる。すると、上下の円柱状ニップル19から出る駆動ワイヤ17と18がワイヤガイドピース40部分で交差し、円筒状ワイヤ支持面43に押し付けられる。この力により、当付面42が表裏平面直交部分25aに当接する。このとき嵌合溝41と表裏平面平行部分25bとの嵌合関係で、ワイヤガイドピース40の窓ガラスWの表裏平面と直交する方向の抜けが防止される。
【0024】
上側と下側のワイヤエンド保持部24と26は、窓ガラスWの表裏平面と直交する方向に離隔しているので、この状態では、駆動ワイヤ17と18は円筒状ワイヤ支持面43上の異なる位置に接触して互いに当接することがない。また、円柱状ニップル19を上側と下側のワイヤエンド保持部24と26に係止する際には、ワイヤ端部保護部19aがスライダベース20のいずれかの部分に当接するが、駆動ワイヤ17(18)が当接することはない。よって、露出している駆動ワイヤ17(18)に組立時に傷がつくことを防止でき、長期の使用によっても駆動ワイヤ17(18)が発錆して弱化することがない。
【0025】
そして、図1の組立完了状態で正逆巻取駆動ユニット16を正逆に駆動すると、駆動ワイヤ17の一方が巻取ドラム16aから繰り出され、他方が巻き取られ、左右のガイドレール10に摺動自在に支持されたスライダ30(摺動部34)を有するスライダベース20(窓ガラスW)が同時に同方向に移動し、窓ガラスWが開閉される。このとき、スライダベース支持面22とワイヤエンド保持部24(26)(駆動ワイヤ17(18))との間にはオフセットが存在するため、スライダ30にはスライダベース20(ガラス支持面21)から離れようとする力が加わるが、スライダ30はスライダ支持面22に沿う延長部33と、スライダ支持面22の上端部に係止されるフック部32とを有するため、この力によく抵抗する。
【0026】
以上の実施形態では、スライダ30のフック部32を、かしめピン穴35の上方のみに設けたが、同様のフック部を上下にあるいは下方のみに設けてもよい。また、フック部32をかしめピンに代えてもよいが、フック部を設ける方が組立作業性がよいという利点がある。
【0027】
また、以上の実施形態では、本発明を車両のバックドアに適用したが、本発明は車両の左右の開閉ドアにも同様に適用できる。左右ドアへ適用した態様では、一対のガイドレール10は車両の前後方向に位置することになるが、ガイドレールをドアの幅方向に離隔して設けるという概念では一致する。また、図示例では、スライダベース20に直接窓ガラスWを固定しているが、ブラケットを介在させてもよいことは勿論である。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、スライダのスライダベースに対する固定強度を高めることができ、長期の使用によっても、スライダがスライダベースに対してがたつき、あるいは脱落するおそれのないワイヤ式ウィンドレギュレータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワイヤ式ウィンドレギュレータの一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1のワイヤ式ウィンドレギュレータのスライダベース部分の拡大断面図である。
【図3】図2のIII‐III線に沿う断面図である。
【図4】図2のIV‐IV線に沿う断面図である。
【図5】図2のV‐V線に沿う断面図である。
【図6】図2のVI矢視図である。
【図7】図1、図2のVII矢視拡大平面図である。
【図8】ワイヤエンドの平面図である。
【図9】図8のIX‐IX線に沿う断面図である。
【図10】本発明によるワイヤ式ウィンドレギュレータの要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 ガイドレール
11 上ブラケット
12 下ブラケット
13 14 ガイドプーリ(ワイヤガイド部材)
15 駆動ユニットブラケット
17 18 駆動ワイヤ
17a 18a アウタケーシング
17b 18b エンドブラケット
19 円柱状ニップル
19a ワイヤ端部保護部
20 スライダベース
21 ガラス支持面
22 スライダ支持面
23 ワイヤ支持部
24 上側ワイヤエンド保持部
26 下側ワイヤエンド保持部
24a 24b 26a 26b 平行部分
24c 26c 完全支持穴
24d 26d 開放支持穴
25 樹脂ピース保持部
25a 表裏平面直交部分
25b 表裏平面平行部分
25c 切起し片形成穴
30 スライダ
31 ネック部
32 フック部
33 延長部(補強リブ)
34 摺動部
35 かしめピン穴
36 かしめピン
40 ワイヤガイドピース
41 嵌合溝
42 当付面
43 円筒状ワイヤ支持面
44 外れ防止突起
45 傾斜保護面
46 挿入溝
47 抜け止め爪
W 窓ガラス

Claims (2)

  1. 車両用ドア内に上下方向に向けて固定したガイドレール;
    表裏の一方に、該ドアの開閉窓ガラスを固定し、他方に、上記ガイドレールに嵌まる摺動部を有し、かつ全体が合成樹脂の成形品からなるスライダを固定したスライダベース;及び
    上記スライダベースを昇降させる駆動ワイヤ;
    を有するワイヤ式ウィンドレギュレータにおいて、
    上記スライダの上下端部の少なくとも一方に、上記スライダベースの上端部と下端部の少なくとも一方の表裏両面に当接可能に掛け止めるフック部を形成し、
    上記スライダを、上記フック部と、上記摺動部の略中心を上記スライダベースに固定するかしめピンと、によって上記スライダベースに固定したことを特徴とするワイヤ式ウィンドレギュレータ。
  2. 請求項1記載のワイヤ式ウィンドレギュレータにおいて、上記スライダは、上記摺動部とフック部とを接続する、スライダベースの表裏平面に直交する方向の補強リブを有しているワイヤ式ウィンドレギュレータ。
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