JP4180633B2 - 炭化バナジウム粉末およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、ICプリント用基板の穴開けドリル、磁気テープ切断用切断刃等に用いられる超硬合金の作製に用いられる炭化バナジウム粉末とその製造方法に関する。
近年、ICプリント用基板の穴開けドリル、磁気テープ切断用切断刃等に用いられる超硬合金には高硬度、高強度であることが要求される。このような要求を満たす超硬合金は、原料に超微粒炭化タングステン粉末を用い、焼結中の粒成長を抑制するために主として、炭化バナジウム粉末、炭化クロム粉末、炭化タンタル粉末等が少量添加される。これらのなかで、炭化バナジウム粉末は最も効果的である。
従来の炭化バナジウム粉末の製造方法として以下の方法がある。
まず、第1に,金属バナジウム粉末と炭素粉末の原料混合粉末、または、酸化バナジウム粉末と炭素粉末の原料混合粉末を水素気流中、1500℃以上の温度域にて、プッシャータイプの連続炉やバッチタイプの真空炉中で炭化処理を行う方法である。
第2には、バナジウムのハロゲン化物又はアルコキシドと炭水化物との反応生成物を焼成し炭化バナジウム粉末を得る方法である(特許文献1、参照)。
特公昭58−50928号公報
上記第1の方法は、炭化処理にプッシャータイプの連続炉やバッチタイプの炉を使用するので、均一に熱が伝わりにくく、炭素量、酸素量等の品質のバラツキが大きいという欠点がある。また、高温で長時間処理されるため、炭化バナジウム粉末の粒成長が著しい。よって粉砕に長時間要し鉄等の不純物の混入を招いたり、粉砕時に粉末が酸化したり、生産性が悪いという欠点がある。
ここで,粒成長抑制剤である炭化バナジウム粉末は粗粒のものが多いと,合金作製時に均一に分散されにくく、粒成長抑制効果が十分に得られないことがある。また合金中に第三相として析出し、合金強度の低下を招く。
上記第2の方法は微粒かつ不純物の少ない炭化バナジウム粉末が得られるが収率が悪く量産化しがたく、酸素量も多いという欠点がある。またハロゲン化物が高価であるのと多量の薬品を消費するのでコスト的に不利であるという欠点がある。
そこで、本発明の一般的な技術的課題は、超微粒超硬合金の特性改善のために、合金での分散性のよい均粒で微粒な高純度の炭化バナジウム粉末及びその製造方法を提供することにある。
また、本発明の特殊な一つの技術的課題は、コスト面で有利になるばかりでなく、量産化にも適している炭化バナジウム粉末及びその製造方法を提供することにある。
さらに、本発明の特殊なもう一つの技術的課題は、WCの粒成長の少ない超硬合金を再現性良く得られる炭化バナジウム粉末及びその製造方法を提供することにある。
本発明によれば、結合炭素量が15.0wt%以上、酸素量が0.5wt%以下で、水素気流中で処理された炭化バナジウム粉末において、Fsss平均粒径が0.49〜0.98μm、比表面積BET値が2.45〜3.95m/gであることを特徴とする炭化バナジウム粉末が得られる。
また、本発明によれば、結合炭素量が15.0wt%以上、酸素量が0.5wt%以下で、水素気流中で処理された炭化バナジウム粉末を製造する方法であって、バナジウム源となる酸化バナジウム粉末と炭素源となる炭素粉末を出発原料として混合し、この原料混合粉末を直径1.0〜4.0mm、長さ2〜10mmの円柱状または直径2.0〜6.0mmの球状に成型し、乾燥後、これらの原料成型体を1300〜1800℃の水素気流中で還元炭化処理することを特徴とする炭化バナジウム粉末の製造方法が得られる。
また、本発明によれば、前記炭化バナジウム粉末の製造方法において、前記バナジウム源となる酸化バナジウム粉末は平均粒径2.0μm以下を、また前記炭素源となる炭素粉末の原料は平均粒径1.0μm以下を用いることを特徴とする炭化バナジウム粉末の製造方法が得られる。
また、本発明によれば、前記いずれか一つの炭化バナジウム粉末の製造方法において、前記水素気流中での還元炭化処理において、中心部に円柱型ヒーターが設置されそのヒーターを包み込むように黒鉛製の二重の円筒が設置されており、外側の円筒は固定され、内側の円筒は回転し、内側の円筒内を処理物が連続的に流れていく回転炉を用いて加熱処理することを特徴とする炭化バナジウム粉末の製造方法が得られる。
本発明に係る炭化バナジウム粉末の製造方法によって製造された炭化バナジウム粉末は、高純度(結合炭素量15wt%以上、酸素含有量0.5wt%以下)かつ微粒(平均粒径0.49〜0.98μm)で均粒である。
また、本発明による炭化バナジウム粉末を用いた超硬含金は、WC粒子の粒成長の少ない超硬合金が再現性良く得られた。
さらに、本発明の製造方法ではコスト面で有利になるばかりでなく、量産化にも適している。
また、本発明によれば、平均粒径2.0μm以下(望ましくは,1.0μm以下)の酸化バナジウム粉末と平均粒径1.0μm以下の炭素粉末を原料に用いることにより、酸化バナジウム粉末と炭素粉末の接触面積を増大させる。還元炭化処理として回転炉を使用することにより反応ガスを炉外ヘすばやく排出させ、かつ効率よく均一に加熱処理することにより迅速に還元、炭化反応させる。これらによって、平均粒径1.0μm以下、結合炭素量15wt%以上、酸素含有量0.5wt%以下の均粒で微粒な高純度炭化バナジウム粉末が得られる。
具体的に本発明を説明する。
本発明の炭化バナジウム粉末は、結合炭素量が15.0wt%以上、酸素量が0.5wt%以下で、水素気流中で処理された炭化バナジウム粉末において、Fsss平均粒径が0.49〜0.98μm、比表面積BET値が2.45〜3.95m/gである構成である。
また、本発明の炭化バナジウム粉末を製造するには、バナジウム源となる酸化バナジウム粉末と炭素源となる炭素粉末を出発原料として混合し、この原料混合粉末を直径1.0〜4.0mm、長さ2〜10mmの円柱状または直径2.0〜6.0mmの球状に成型し、乾燥後、これらの原料成型体を1300〜1800℃の水素気流中で還元炭化処理する。
ここで、本発明の炭化バナジウム粉末の製造方法において、前記バナジウム源となる酸化バナジウム粉末は平均粒径2.0μm以下を、また前記炭素源となる炭素粉末の原料は平均粒径1.0μm以下を用いる。
また、本発明の炭化バナジウム粉末の製造方法は、前記水素気流中での還元炭化処理において、中心部に円柱型ヒーターが設置されそのヒーターを包み込むように黒鉛製の二重の円筒が設置されており、外側の円筒は固定され、内側の円筒は回転し、内側の円筒内を処理物が連続的に流れていく回転炉を用いて加熱処理することを含む。
本発明では、原料に平均粒径2.0μm以下(望ましくは1.0μm以下)の酸化バナジウム粉末と平均粒径1.0μm以下の炭素粉末を用い、これらを十分に乾式混合した後、各種溶剤で混練し、直径1.0〜4.0mm、長さ2〜10mmの円柱状または直径2.0〜6.0mmの球状に成型し、乾燥する。
この原料成型体を水素気流中1300〜1800℃の温度域において、生成ガスの迅速な除去および均等な熱の供給が可能な回転炉を用いて処理物を攪拌しながら還元炭化処理を行う。
その結果、Fsss平均粒径が0.49〜0.98μm、結含炭素量が15wt%以上、酸素含有量が0.5wt%以下であることを特徴とする均粒で微粒の炭化バナジウム粉末が得られる。
本発明品の炭化バナジウム粉末を超硬合金に用いると、従来のものに比べ粒成長抑制効果が大きく合金強度の高い超硬合金が再現性よく得られる。
次に,本発明における製造条件を前述のように限定した理由について説明する。超硬合金に用いられる炭化バナジウム粉末の平均粒径を0.49〜0.98μm以下としたのは、0.98μmを越えた炭化バナジウム粉末を添加すると、強度低下を招く第三相が析出し合金強度が低下するためである。
また、炭化バナジウム粉末の結合炭素量を15wt%以上としたのは、15wt%未満では合金炭素量の制御が難しくなるためである。
さらに、炭化バナジウム粉末の酸素量を0.5wt%以下としたのは、0.5wt%を越えた炭化バナジウム粉末を添加すると、超硬合金には反応ガスによるポアが残留したり、合金炭素量の抑制が難しくなるためである。
また、本発明において、平均粒径2.0μm以下の酸化バナジウム粉末と平均粒径1.0μm以下の炭素粉末を使用したのは、酸化バナジウム粉末と炭素粉末の接触面積を増大させ迅速に還元、炭化反応せしめ微粒の炭化バナジウム粉末を得るために上記のように限定した。直径1.0〜4.0mm、長さ2〜10mmの円柱状または直径2.0〜6.0mmの球状に成型したのは、原料成型体が撹拌され、還元炭化反応を迅速かつ充分に進行させるために上記のように限定した。これより大きいと、原料成型体の中心部に未反応部分が発生する。また、これより小さいと、回転炉内に原料が詰まるなどの不具合が発生するからである。
また、本発明において、還元炭化処理に回転炉を用いたのは、原料成型体を撹拌することにより処理物に効率良く熱を伝えることで、固相(酸化バナジウム粒子)、固相(炭素粒子)の反応性を高め、反応生成ガス(CO,CO)の除去を迅速にすることにより原料成型体を素速く還元、炭化反応させ、生成炭化物の粒成長を抑制させるためである。
また、本発明において,還元炭化処理温度を1300〜1800℃としたのは、1300℃未満の温度では酸素が0.5wt%より多く残り未反応の酸化バナジウムが残存し、1800℃より高い温度では酸素は十分に除去されるが、炭化バナジウム粉末が粒成長を起こし生成炭化物が粗くなる欠点があるからである。
それでは、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態による炭化バナジウム製造装置の要部を示す断面図である。図1を参照すると、回転炉10は、中心軸の位置に配置された円柱型ヒータ3と、円柱型ヒータ3の周囲を包み込むように2重に配置された黒鉛製の第1及び第2の円筒1、2と、第2の円筒2の下流端部に配置されたギア6と,駆動用モータ4と、駆動用モータ4に設けられたギア5と、それらの周囲を覆う断熱材料からなる外郭部11を備えている。第1の円筒1は、炉内に固定されており、第2の円筒2は、ギア5及びギア6を介して、駆動用モータ4によって、回転する構成となっている。
回転炉10は、その中心軸が、図では、右側が下がるように構成されており、炉内には水素気流が導入されている。原料は、図では、左側の上方から供給され、第2の円筒2の回転及び中心軸の傾斜によって、図の右側に移動して取り出される。
次に、本発明の炭化バナジウムの具体的な製造方法について説明する。
(実施例1)
平均粒径2.0μmの酸化バナジウム粉末と平均粒径1.0μmの炭素粉末を所定の結合炭素量になるよう配合し、高速回転混合機にて混合し、原料混合粉末を作製した。この原料混合粉末に成型を容易にするための各種溶剤を添加し、直径1.0mm、長さ2mmの円柱状に成型、乾燥を行い、原料成型体を作製した。この原料成型体を、図1の回転炉10を用いて水素気流中1300℃で反応せしめた。この時、回転炉10は、内径85mm,長さ2400mmの黒鉛製円筒内に、外径40mm、長さ2620mmの黒鉛製円柱型ヒーター3を設置したものであり、黒鉛製円筒を1rpmで回転させ、水平に対し約6度傾けて使用した。回転炉10内は、水素が1.8m/h流れ、かつ、黒鉛製円柱型ヒーター3を通電加熱することにより黒鉛製円筒内を1300℃に保った。この状態で、回転炉10上部より原料成型体を6kg/hの割合で投入した。この原料成型体の炉内滞在時間は約30分であった。このようにして得られた本発明品の製造条件、分析値を表1の本発明粉末試料番号1に示す。
上記使用原料成型体を1.8m/hの水素気流中1800℃の回転炉で処理した粉末の分析値を表1の本発明粉末試料番号2に示す。上記使用原料混合粉末を直径1.0mm、長さ10mmの円柱状,直径4.0mm、長さ2mmの円柱状、直径4.0mm、長さ10mmの円柱状,直径2.0mmの球状および直径6.0mmの球状に成型し、各々1.8m/hの水素気流中1300℃,1800℃の回転炉で処理した粉末の分析値を表1の本発明粉末試料番号3,4,5,6,7,8,9,10,11,12に示す。
平均粒径2.0μmの酸化バナジウム粉末と平均粒径0.5μmの炭素粉末、
平均粒径1.0μmの酸化バナジウム粉末と平均粒径1.0μmの炭素粉末および平均粒径1.0μmの酸化バナジウム粉末と平均粒径0.5μmの炭素粉末を各々直径1.0mm、長さ2mmの円柱状に成型し、1.8m/hの水素気流中1300℃の回転炉で処理した粉末の分析値を表1の本発明粉末試料番号13,14および15に示す。
本発明品の製造条件の比較例を以下に示す。
表1の本発明粉末試料番号1に使用した原料成型体を1.8m/hの水素気流中1200℃および1900℃の回転炉で処理した。これらの粉末の分析値を表1の比較粉末試料番号1および2に示す。
また、表1の本発明粉末試料番号1に使用した原料混合粉末を直径1.0mm、長さ1mmの円柱状,直径1.0mm、長さ15mmの円柱状,直径0.5mm、長さ2mmの円柱状,直径8.0mm、長さ2mmの円柱状,直径1.0mmの球状および直径8.0mmの球状に成型し、各々1.8m/hの水素気流中1300℃の回転炉で処理した。これらの粉末の分析値を表1の比較粉末試料番号3,4,5,6,7および8に示す。
この他、平均粒径2.0μmの酸化バナジウム粉末と平均粒径2.0μmの炭素粉末および平均粒径3.0μmの酸化バナジウム粉末と平均粒径1.0μmの炭素粉末を各々直径1.0mm,長さ2mmの円柱状に成型し、1.8m/hの水素気流中1300℃の回転炉で処理した。その粉末の分析値を表1の比較粉末試料番号9及び10に示す。従来法による比較例を以下に示す。
表1の本発明粉末試料番号1に使用した原料成型体を従来法のプッシャータイプの連続炉にて、1300℃および1800℃で処理した。炉内に水素ガスを1.2m/h流し、原料成型体を入れた長さ300mmの黒鉛製ボートを60分間隔で炉へ挿入した。このようにして得られた粉末の分析値を表1の比較粉末試料番号11および12に示す。
Figure 0004180633
(実施例2)
次に、第1の実施の形態で得た炭化バナジウム粉末のうち、本発明粉末試料番号1,2と比較粉末試料番号1,2を使用した超硬合金の例について述べる。
原料粉末として、平均粒径0.2μmの超微粒炭化タングステン粉末、平均粒径1.2μmのコバルト粉末、そして上記炭化バナジウム粉末を用意した。
これらの原料粉末を用い、炭化タングステン粉末を89.5wt%、炭化バナジウム粉末を0.5wt%,そしてコバルト粉末を10.0wt%の割合に配合し、アルコール中で8時間湿式混合した。混合後、減圧乾燥し、1000kg/cmの圧力でプレス成型した。その後、1380℃で1時間真空焼結した。続いて1350℃で1時間アルゴン雰囲気下において1000kg/cmのHIP処理を行った。これらの焼結体をダイヤモンド砥石で4mm×8mm×25mmのJIS片に作製し、ロックウェル硬さ(HRA)、抗折力、抗磁力について測定した。その結果を表2に示した。
Figure 0004180633
上記表2から明らかなように、本発明粉末の炭化バナジウム粉末を用いた合金は、比較粉末を用いた合金に比べ高硬度、高強度で、本発明粉末の炭化バナジウム粉末が優れていることが判る。
以上の説明の通り、本発明に係る炭化バナジウム粉末は、超硬合金の原料に用いられる。
本発明の実施の形態による炭化バナジウム粉末の製造装置の要部を示す図である。
符号の説明
1 第1の円筒
2 第2の円筒
3 円柱型ヒータ
4 モータ
5、6 ギア
10 回転炉
11 外郭

Claims (4)

  1. 結合炭素量が15.0wt%以上、酸素量が0.5wt%以下で、水素気流中で処理された炭化バナジウム粉末において、Fsss平均粒径が0.49〜0.98μm、比表面積BET値が2.45〜3.95m/gであることを特徴とする炭化バナジウム粉末。
  2. 結合炭素量が15.0wt%以上、酸素量が0.5wt%以下で、水素気流中で処理された炭化バナジウム粉末を製造する方法であって、バナジウム源となる酸化バナジウム粉末と炭素源となる炭素粉末を出発原料として混合し、この原料混合粉末を直径1.0〜4.0mm、長さ2〜10mmの円柱状または直径2.0〜6.0mmの球状に成型し、乾燥後、これらの原料成型体を1300〜1800℃の水素気流中で還元炭化処理することを特徴とする炭化バナジウム粉末の製造方法。
  3. 請求項2に記載の炭化バナジウム粉末の製造方法において、前記バナジウム源となる酸化バナジウム粉末は平均粒径2.0μm以下を、また前記炭素源となる炭素粉末の原料は平均粒径1.0μm以下を用いることを特徴とする炭化バナジウム粉末の製造方法。
  4. 請求項2又は3に記載の炭化バナジウム粉末の製造方法において、前記水素気流中での還元炭化処理において、中心部に円柱型ヒーターが設置されそのヒーターを包み込むように黒鉛製の二重の円筒が設置されており、外側の円筒は固定され、内側の円筒は回転し、内側の円筒内を処理物が連続的に流れていく回転炉を用いて加熱処理することを特徴とする炭化バナジウム粉末の製造方法。
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