JP4179890B2 - 溝成形装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、2つの金属製管を突き合わせた状態で、これらを継手によって連結する際に、この継手が係合するための環状溝を前記金属製管に成形する溝成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
2つの金属製管を突き合わせた状態で連結する際、従来、例えば、図5及び図6に示すような継手が用いられている。この継手100は、両側から金属製管90がそれぞれ嵌挿される環状のシール部材101と、このシール部材101を収容し、各金属製管90に形成された環状溝91に係合してこれらを連結する環状の継手本体102とからなる。尚、図5は、継手の概略構成を示した斜視図であり、図6は、その断面図である。
【0003】
前記継手本体102は、第1部材105,第2部材106及び第3部材107の3つの部材からなり、これらが相互に揺動可能な状態で連結ピン108により連続的に連結された構造を有し、第1部材105の端部と第3部材107の端部とが固定ピン109によって接合されることにより、円筒状の内周面(収容部103)が形成される。また、この収容部103の両端部には、それぞれ周方向に環状の係合突起104が形成されている。
【0004】
斯くして、この継手100よると、前記シール部材101に、その両端からそれぞれ金属製管90を嵌挿した後、同シール部材101を巻回するように継手本体102を装着して、第1部材105の端部と第3部材107の端部とを固定ピン109によって接合することにより、シール部材101が金属製管90に圧接せしめられて、金属製管90同士の接合部がシール部材101によってシールされるとともに、各金属製管90に形成された環状溝91に前記係合突起104が係合して両者が連結される。
【0005】
そして、上記環状溝91を金属製管90に成形する装置としては、従来、図7及び図8に示すような構造のものが知られている。図7は、従来例に係る溝成形装置の概略構成を示した断面図であり、図8は、図7における矢示C方向の側面図である。
【0006】
同図7及び図8に示すように、前記溝成形装置80は、円筒状の部材から構成され、金属製管90に挿入された状態で、当該金属製管90の内周面を支持する支持ローラ81と、支持ローラ81をその軸中心に回転自在に支持する支持機構(図示せず)と、この支持ローラ81を軸中心に回転させる回転駆動装置(図示せず)と、前記支持ローラ81の上方に配設された押圧ローラ82と、この押圧ローラ82を回転自在に支持して上下方向に昇降させる昇降機構83とを備えて構成される。
【0007】
前記押圧ローラ82には、その外周面に周方向に沿って環状の凸条部82aが形成され、一方、支持ローラ81には、その外周面に周方向に沿って環状の凹溝81aが形成されている。そして、これら押圧ローラ82と支持ローラ81とは、その軸線が互いに平行且つ同一の垂直面内に位置するように、更に、前記軸線方向における前記凸条部82aと凹溝81aの位置が相互に一致するように配設されている。
【0008】
このように構成された溝成形装置80によれば、まず、環状溝91を成形すべき金属製管90内に支持ローラ81を相対的に挿入して、その内周面が支持ローラ81によって支持された状態とした後、昇降機構83により押圧ローラ82を下方に降下させる。これにより、押圧ローラ82の凸条部82aが金属製管90の外周面に当接し、当該金属製管90が前記押圧ローラ82と支持ローラ81とによって挟持,押圧された状態となる。
【0009】
次に、回転駆動装置(図示せず)により支持ローラ81をその軸中心に回転させると、押圧ローラ82と支持ローラ81とによって挟持,押圧された金属製管90が支持ローラ81と同方向に回転するとともに、金属製管90に圧接した押圧ローラ82がこれと逆方向に回転する。
【0010】
斯くして、金属製管90は、押圧ローラ82と支持ローラ81とによって挟持,押圧された状態で回転し、これにより、押圧ローラ82の凸条部82aと支持ローラ81の凹溝81aとの型作用を受けて、その外周部が内側に凹む塑性変形を生じ、最終的に、図7に示すような環状溝91がその端部に形成される。
【0011】
以上のようにして金属製管90の端部に環状溝91が形成される。尚、環状溝91が形成された後は、昇降機構83を作動させて押圧ローラ82を上方に上昇させ、この後、環状溝91の形成された金属製管90を支持ローラ81から取り外す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の溝成形装置80では、押圧ローラ82が支持ローラ81の直上に設けられているので、前記環状溝91の真円度など、その形状精度を高精度に仕上げることができないという問題があった。
【0013】
即ち、回転する金属製管90に押圧ローラ82が圧接すると、図8に示すように、金属製管90と押圧ローラ82との接触部で両者間に摩擦が生じ、このため、押圧ローラ82はこの回転接線方向の摩擦力によって、その位置が当該接線方向に変位し易い状態にあり、言い換えれば、逃げ勝手にあり、かかる逃げ変位により金属製管90への押圧力が不安定となって、形成される環状溝91の形状精度が悪化するのである。
【0014】
上述した如く、押圧ローラ82は回転自在に設けられているが、例え、軸受などによって押圧ローラ82が回転自在な状態にあるとしても、当該軸受内部の摩擦抵抗はこれを皆無にすることはできず、結局、金属製管90と押圧ローラ82との接触部における摩擦抵抗もこれを皆無にすることはできない。
【0015】
斯くして、このような形状精度の好ましくない環状溝91が金属製管90に形成されると、前記継手100を用いて2つの金属製管90を連結する際に、継手本体102の係合突起104と環状溝91と間の係合に不良を来たし、シール部材101の押圧が不十分となって、シール部材101が十分に金属製管90外周面に圧着されず、この結果、シール不良による液漏れを生じたり、継手本体102から金属製管90が抜けて外れるといった問題を生じる。
【0016】
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、高い形状精度の環状溝を金属製管に形成することができる溝成形装置の提供をその目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するための本発明は、金属製管の端部外周面に環状溝を成形する装置であって、
円筒状の部材から構成され、その外周面に周方向に沿って形成された環状の凹溝を備え、前記金属製管に挿入された状態で該金属製管の内周面を支持する支持ローラと、
前記支持ローラをその軸中心に回転自在に水平に支持する支持手段と、
前記支持ローラを軸中心に回転させる回転駆動手段と、
円筒状の部材から構成され、その外周面に周方向に沿って形成された環状の凸条部を備えるとともに、その軸線が前記支持ローラの軸線と平行となり且つ前記軸線方向における前記凸条部の位置と前記支持ローラの凹溝の位置とが一致するように前記支持ローラの上方に配設された押圧ローラと、
前記押圧ローラを回転自在に支持するとともに、該押圧ローラを上下方向に昇降させる昇降手段とを備えて構成され、
前記押圧ローラを下方に降下させて、前記金属製管を前記押圧ローラと支持ローラとによって挟持,押圧することにより、前記金属製管の端部外周面に環状溝を成形するように構成された溝成形装置において、
前記支持ローラの軸線を含む垂直面を基準として、前記支持ローラの回転方向と反対側にオフセットした位置に、前記押圧ローラを配設したことを特徴とする溝成形装置に係る。
【0018】
この発明によれば、まず、環状溝を成形すべき金属製管に支持ローラを相対的に挿入させて、その内周面が支持ローラによって支持された状態とした後、昇降手段により押圧ローラを下方に降下させる。これにより、押圧ローラの凸条部が金属製管の外周面に圧接し、当該金属製管が押圧ローラと支持ローラとによって挟持,押圧された状態となる。
【0019】
次に、回転駆動手段により支持ローラをその軸中心に回転させると、押圧ローラと支持ローラとによって挟持,押圧された金属製管が支持ローラと同方向に回転するとともに、金属製管に圧接した押圧ローラがこれと逆方向に回転する。
【0020】
斯くして、金属製管は、押圧ローラと支持ローラとによって挟持,押圧された状態で回転し、これにより、押圧ローラの凸条部と支持ローラの凹溝との型作用を受けて、その外周部が内側に凹む塑性変形を生じ、最終的に、環状溝がその端部に形成される。
【0021】
ところで、上述したように、押圧ローラが支持ローラの直上に設けられている場合、押圧ローラが金属製管に圧接した際に両者間に生じる回転接線方向の摩擦力によって、押圧ローラが前記接線方向に変位し易く、即ち、逃げ易く、このため、金属製管への押圧力が不安定となって、環状溝の形状精度が悪化するという問題がある。
【0022】
そこで、本発明に係る溝成形装置では、前記支持ローラの軸線を含む垂直面を基準として、前記支持ローラの回転方向と反対側にオフセットした位置に、前記押圧ローラを配設している。
【0023】
このようにすれば、押圧ローラが金属製管に圧接した際に、当該金属製管との摩擦により、押圧ローラは支持ローラの軸線を含む前記垂直面に近づくような方向の作用力を受け、同方向に変位する。即ち、押圧ローラは支持ローラに対して食い込む方向の摩擦力を受け、同方向に変位するのである。これにより、押圧ローラの金属製管への押圧力が増加し、且つ安定したものとなり、金属製管に形成される環状溝の形状精度が高精度なものとなる。
【0024】
また、本発明は、上記構成に加えて、前記支持ローラの下方位置に、その軸線と直交する方向に一定間隔を隔てて配設され、前記金属製管の外周面に当接して、該金属製管を下方から支持する一対の補助ローラを備えた溝成形装置に係る。
【0025】
支持ローラのみによって金属製管を支持すると、回転する金属製管を安定して支持することが困難であるが、支持ローラと一対の補助ローラとの3体で支持することで、回転する金属製管を安定して支持することができる。
【0026】
また、本発明は、上記構成に加えて、前記押圧ローラのオフセット位置を調節するする位置調節手段を備えた溝成形装置に係る。
【0027】
金属製管への押圧力を安定したものとするための前記オフセット量は、金属製管の外径によって異なるが、上記位置調節手段を設ければ、押圧ローラのオフセット位置を金属製管の外径に応じて適宜適切に調整することができ、押圧ローラの金属製管への押圧力をより安定したものとすることができる。
【0028】
更に、本発明は、上記構成に加えて、前記垂直面を基準として、前記押圧ローラより外側、且つ当該押圧ローラより前記金属製管の軸線方向中央寄りに配設され、前記金属製管の外周面に当接して、該金属製管の振れを抑制する振れ止め手段を備えた溝形成装置に係る。
【0029】
押圧ローラを上記のようにオフセットさせると、押圧ローラの金属製管に圧接する位置が、当該金属製管の内周面と支持ローラとが接触していない位置、即ち、金属製管と支持ローラとの間に空隙が生じている位置になり、金属製管の長さが長い場合には、押圧ローラが圧接した際に、その圧接点を中心として金属製管の他端(環状溝を形成する側と反対側の端部)が、押圧ローラのオフセット側に変位して、当該金属製管が支持ローラの軸線に対して触れた状態となり、このために、前記環状溝の管端からの位置精度が悪化するといったことが懸念される。
【0030】
そこで、上記振れ止め手段を設ければ、押圧ローラが圧接した際に、金属製管の前記他端が押圧ローラのオフセット側に変位するのを、当該振れ止め手段によって抑制することができ、押圧ローラの圧接に伴って当該金属製管に振れが生じるのを効果的に防止することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施形態について添付図面に基づき説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る溝成形装置の概略構成を示した断面図であり、図2は、図1における矢示A方向の正面図である。また、図3は、本実施形態に係る支持ローラ,押圧ローラ及び振れ止めローラと金属製管との間における支持,当接状態を示した説明図であり、図4は、図3における矢示B−B方向の断面図である。尚、本例では、上述した金属製管90に環状溝91を成形するものとする。
【0032】
図1乃至図4に示すように、本例の溝成形装置1は、金属製管90に挿入された状態でその内周面を支持する支持ローラ10と、支持ローラ10を回転自在に支持する軸受部17と、支持ローラ10を軸中心に回転させる駆動モータ20と、前記支持ローラ10の上方に配設された押圧ローラ30と、押圧ローラ30を回転自在に支持する軸受部35と、軸受部35を鉛直方向(矢示方向)に昇降させる油圧シリンダ38と、前記支持ローラ10の上方に配設された振れ止めローラ40と、前記支持ローラ10の下方に配設された一対の補助ローラ50,50と、前記支持ローラ10,駆動モータ20及び各補助ローラ50が配設される基台5と、この基台5上に固設され、前記油圧シリンダ38及び振れ止めローラ40が配設されるフレーム6などを備える。
【0033】
前記支持ローラ10は、小径部及び大径部から成る段付きの軸であって、前記軸受部17によって回転自在に支持される回転軸15と、この回転軸15の小径部に順次外嵌,キー止めされた面プレート11,第1ローラ12,スペーサ13及び第2ローラ14と、前記回転軸15の小径部側の端部に形成された螺子に螺合し、当該小径部に外嵌した前記面プレート11,第1ローラ12,スペーサ13及び第2ローラ14をその軸方向に締め付ける固定ボルト16などから構成される。
【0034】
前記面プレート11は、同径に設けられた第1ローラ12及び第2ローラ14の外径より大きな外径を有しており、前記金属製管90がこの第1ローラ12及び第2ローラ14に取り付けられたとき、その端面が当該面プレート11の端面に当接して、回転軸15の軸方向における位置が位置決めされる。
【0035】
また、前記第1ローラ12は、その外周面に周方向に沿って形成された環状の凹溝12aを備えている。
【0036】
また、前記回転軸15の大径部側の端部は、カップリング22を介して前記駆動モータ20の出力軸21に接続されており、当該駆動モータ20によって前記回転軸15がその軸中心に回転せしめられる。
【0037】
また、前記軸受部17は、適宜間隔を空けて配設された2つのベアリング17bと、このベアリング17bを保持するハウジング17aとからなる。
【0038】
前記押圧ローラ30は、前記軸受部35によって回転自在に支持された回転軸32と、この回転軸32に外嵌,キー止めされたローラ本体31とから成り、その軸線が前記支持ローラ10の軸線と平行になるように配設される。また、ローラ本体31は、その外周面に周方向に沿って形成された環状の凸条部31bを備え、この凸条部31bの前記軸線方向における位置が前記第1ローラ12の凹溝12aの位置と一致するように配設されている。
【0039】
そして、かかる構成の押圧ローラ30は、図2及び図4に示すように、前記支持ローラ10の軸線を含む垂直面を基準として、当該支持ローラ10の回転方向(図示例では左回転)と反対側(図示例では右側)にXだけオフセットした位置に配設される。
【0040】
尚、このオフセット量Xは、金属製管90の外径の大きさに応じて変えるのが好ましく、外径が大きくなるにしたがって大きくするのが好ましい。
【0041】
前記押圧ローラ30を支持する軸受部35は、前記回転軸32の両端部をそれぞれ支持するベアリング37,37と、このベアリング37,37を保持する保持部材36とからなる。そして、保持部材36は、自身に形成されたアリ部36aが、前記ハウジング17a上に固設された案内部材25のアリ溝26と係合することによって、昇降自在となっており、その上端部が前記油圧シリンダ38のピストンロッド38aに連結され、当該油圧シリンダ38によって鉛直方向に昇降せしめられる。
【0042】
斯くして、上記軸受部35,案内部材25及び油圧シリンダ38によって、前記押圧ローラ30を回転自在に支持して鉛直方向に昇降させる昇降機構が構成される。
【0043】
前記振れ止めローラ40は、軸中心に回転自在に且つその軸線が前記支持ローラ10の軸線と平行となるように軸受46により支持されるとともに、前記支持ローラ10の軸線を含む垂直面を基準として、前記押圧ローラ30より外側、且つ前記軸線方向における位置が前記第2ローラ14と一致するように配設され、更に、昇降機構41によって鉛直方向に昇降されるようになっている。
【0044】
この昇降機構41は、所定の間隔を隔てて上下に並設され、取付部材42を介して前記フレーム6に固設された一対の固定板43,43と、この固定板43,43間に固設されたナット44と、外周面にねじ溝45aを備え、前記各固定板43,43に形成された貫通穴43aに挿通され、且つ前記ねじ溝45aが前記ナット44に螺合せしめられた調整軸45と、下面に前記軸受46が固設された支持板47と、この支持板47上に固設され、前記調整軸45の下端部が連結される連結部材48と、前記各固定板43,43に形成された貫通穴43bに嵌挿され、下端部が前記支持板47に固設されたガイドロッド49などから成る。尚、前記連結部材48は、前記調整軸45に対して、その回転は許容するものの、軸方向の移動はこれを規制するように連結されている。
【0045】
斯くして、このように構成された昇降機構41によると、前記調整軸45をその軸中心に正逆に回転させることにより、前記ナット44との螺合関係から、当該調整軸45がその軸方向、即ち上下方向に移動し、その下端部に連結された支持板47,振れ止めローラ40などが当該調整軸45とともに昇降する。尚、支持板47には、上述したように、固定板43の貫通穴43bに嵌挿されガイドロッド49が固設されており、このガイドロッド49と貫通穴43bとの嵌合関係によって、支持板47が昇降する際のブレが抑制されるようになっている。
【0046】
前記補助ローラ50は、前記金属製管90の外周面に当接して、当該金属製管90を支持するものであり、軸中心に回転自在に且つその軸線が前記支持ローラ10の軸線と平行となるように配設されるとともに、昇降機構51によってその鉛直方向の位置が調整されるようになっている。
【0047】
そして、この昇降機構51は、前記支持ローラ10の軸方向に沿って所定の間隔を隔てて平行に設けられ、ベアリング52を介して前記各補助ローラ50,50を回転自在に支持する一対の支持板53,53と、この支持板53,53の下面を支持する支持軸54,54と、前記フレーム6の両側にそれぞれ配設されたガイドロッド56,56と、前記フレーム6の両側面にそれぞれ固設され、前記ガイドロッド56,56をそれぞれ支持する支持部材55,55と、前記支持板53の両側面にそれぞれ固設され、前記ガイドロッド56,56がそれぞれ嵌挿されるガイド管57,57と、前記支持軸54,54を上下方向に移動させる駆動部(図示せず)などから成る。
【0048】
斯くして、この昇降機構51によれば、前記駆動部(図示せず)により前記支持軸54,54を上下方向に移動させることによって、この支持軸54,54により支持される支持板53,53及び補助ローラ50,50が当該支持軸54,54とともに上下方向に移動し、これにより、金属製管90を支持する補助ローラ50,50の位置が適宜調整される。また、ガイドロッド56とガイド管57との嵌合関係により、支持板53が昇降する際のブレが抑制される。
【0049】
以上のように構成された本例の溝成形装置1によれば、まず、環状溝91を成形すべき金属製管90内に支持ローラ10を相対的に挿入し、その端部が面プレート11の端面に当接した状態とした後、前記昇降機構51により補助ローラ50,50の上下方向の位置を適宜調整して、内周面が支持ローラ10によって支持され、且つ外周面が当該補助ローラ50,50によって支持される前記金属製管90の軸線が支持ローラ10の軸線と平行となるようにする。
【0050】
ついで、前記上記昇降機構41により振れ止めローラ40を下方に降下させて、その外周面が前記金属製管90の外周面に当接した状態とする。尚、この際、振れ止めローラ40が金属製管90に軽く当接した状態にするのが好まし。あまりに強い力で圧接した状態にすると、金属製管90の軸が支持ローラ10の軸に対してブレるため、好ましくない。
【0051】
この後、油圧シリンダ38を駆動して、押圧ローラ30を下方に移動させ、当該押圧ローラ30を金属製管90の外周面に圧接させる。これにより、金属製管90が押圧ローラ30と第1ローラ12とによって挟持,押圧された状態となる。
【0052】
次に、駆動モータ20により支持ローラ10をその軸中心に回転させると、押圧ローラ30と第1ローラ12とによって挟持,押圧された金属製管90が支持ローラ10と同方向に回転するとともに、金属製管90に圧接した押圧ローラ30がこれと逆方向に回転する。
【0053】
斯くして、金属製管90は、押圧ローラ30と第1ローラ12とによって挟持,押圧された状態で回転し、これにより、押圧ローラ30の凸条部31bと第1ローラ12の凹溝12aとの型作用を受けて、その外周部が内側に凹む塑性変形を生じ、最終的に、環状溝91がその端部に形成される。
【0054】
そして、このようにして環状溝91を形成した後、駆動モータ20を停止させ、ついで、押圧ローラ30,振れ止めローラ40及び補助ローラ50を順次原位置に復帰させた後、金属製管90を支持ローラ10から取り外す。
【0055】
ところで、上述したように、押圧ローラ30が第1ローラ12の直上に設けられている場合、押圧ローラ30が金属製管90に圧接した際に両者間に生じる回転接線方向の摩擦力によって、押圧ローラ30が前記接線方向に変位して逃げ易く、このため、金属製管90への押圧力が不安定となって、環状溝91の形状精度が悪化するという問題を生じる。
【0056】
そこで、本例では、押圧ローラ30を、支持ローラ10の軸線を含む垂直面を基準として、当該支持ローラ10の回転方向と反対側にオフセットした位置に配設している。
【0057】
このようにすれば、押圧ローラ30が金属製管90に圧接した際に、当該金属製管90との摩擦によって、図4に示すように、押圧ローラ30は第1ローラ12の軸線含む垂直面に近づくような方向の作用力Fを受け、同方向に変位する。即ち、押圧ローラ30は第1ローラ12に対して食い込む方向の摩擦力を受け、同方向に変位する。これにより、押圧ローラ30の金属製管90への押圧力が増加し、且つ安定したものとなり、金属製管90に形成される環状溝91の形状精度が高精度なものとなる。
【0058】
一方、押圧ローラを上記のようにオフセットさせると、押圧ローラ30の金属製管90に圧接する位置が、当該金属製管90の内周面と第1ローラ12とが接触していない位置、即ち、金属製管90と第1ローラ12との間に空隙が生じている位置になり、金属製管90の長さが長い場合には、押圧ローラ30が圧接した際に、その圧接点を中心として金属製管90の他端(環状溝91を形成する側と反対側の端部)が、押圧ローラ30のオフセット側に変位して、当該金属製管90が支持ローラ10の軸線に対して触れた状態となり、このため、前記環状溝91の管端からの位置精度が悪化するといったことが懸念される。
【0059】
そこで、本例では、上記振れ止めローラ40を設けている。この振れ止めローラ40を設けることで、押圧ローラ30が圧接した際に、金属製管90の前記他端が押圧ローラ30のオフセット側に変位するのを、当該振れ止めローラ40によって抑制することができ、押圧ローラ30の圧接によって当該金属製管90に振れが生じるのを効果的に防止することができる。
【0060】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。
【0061】
例えば、前記押圧ローラ30のオフセット量を調節する手段を備えた構成とすることができる。この調節手段を設ければ、押圧ローラ30のオフセット位置を金属製管90の外径に応じて適宜適切に調節することができ、押圧ローラ30の金属製管90への押圧力をより安定したものとすることができる。
【0062】
尚、上記調節手段の構造としては、例えば、スライドガイドなどの移動案内機構によって前記フレーム6をオフセット方向に移動自在に支持し、ねじ機構によってフレーム6をオフセット方向に移動させるようにした構造をとることができる。但し、この場合、上例では軸受部17のハウジングに固設した前記案内部材25をフレーム6に固設する必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る溝成形装置の概略構成を示した断面図である。
【図2】図1における矢示A方向の正面図である。
【図3】本実施形態に係る支持ローラ,押圧ローラ及び振れ止めローラと金属製管との間における支持,当接状態を示した説明図である。
【図4】図3における矢示B−B方向の断面図である。
【図5】継手の概略構成を示した斜視図である。
【図6】継手の概略構を示した断面図である。
【図7】従来例に係る溝成形装置の概略構成を示した断面図である。
【図8】図7における矢示C方向の側面図である。
【符号の説明】
1 溝成形装置
5 基台
6 フレーム
10 支持ローラ
12 第1ローラ
12a 凹溝
13 スペーサ
14 第2ローラ
15 回転軸
20 駆動モータ
30 押圧ローラ
31 ローラ本体
31b 凸条部
35 軸受部
37 油圧シリンダ
40 振れ止めローラ
41 昇降機構
50 補助ローラ
51 昇降機構
90 金属製管
91 環状溝
Claims (4)
- 金属製管の端部外周面に環状溝を成形する装置であって、
円筒状の部材から構成され、その外周面に周方向に沿って形成された環状の凹溝を備え、前記金属製管に挿入された状態で該金属製管の内周面を支持する支持ローラと、
前記支持ローラをその軸中心に回転自在に水平に支持する支持手段と、
前記支持ローラを軸中心に回転させる回転駆動手段と、
円筒状の部材から構成され、その外周面に周方向に沿って形成された環状の凸条部を備えるとともに、その軸線が前記支持ローラの軸線と平行となり且つ前記軸線方向における前記凸条部の位置と前記支持ローラの凹溝の位置とが一致するように前記支持ローラの上方に配設された押圧ローラと、
前記押圧ローラを回転自在に支持するとともに、該押圧ローラを上下方向に昇降させる昇降手段とを備えて構成され、
前記押圧ローラを下方に降下させて、前記金属製管を前記押圧ローラと支持ローラとによって挟持,押圧することにより、前記金属製管の端部外周面に環状溝を成形するように構成された溝成形装置において、
前記支持ローラの軸線を含む垂直面を基準として、前記支持ローラの回転方向と反対側にオフセットした位置に、前記押圧ローラを配設したことを特徴とする溝成形装置。 - 前記支持ローラの下方位置に、その軸線と直交する方向に一定間隔を隔てて配設され、前記金属製管の外周面に当接して、該金属製管を下方から支持する一対の補助ローラを更に備えてなる請求項1記載の溝成形装置。
- 前記押圧ローラのオフセット位置を調節する位置調節手段を更に備えてなることを特徴とする請求項1又は2記載の溝成形装置。
- 前記垂直面を基準として、前記押圧ローラより外側、且つ該押圧ローラより前記金属製管の軸線方向中央寄りに配設され、前記金属製管の外周面に当接して、該金属製管の振れを抑制する振れ止め手段を更に備えてなることを特徴とする請求項1乃至3記載のいずれかの溝成形装置。
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