JP4179685B2 - マスキング用感圧性接着フィルム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、酸やアルカリ溶液中においてメッキ、エッチング、脱脂などの表面処理を行うに際し、非処理部をマスクするためのマスキング用感圧性接着フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
酸やアルカリ溶液中での各種の表面処理を行う際、非処理部を感圧性の接着フィルムでマスクする方法が知られている。この感圧性接着フィルムの機能は、被着体表面と接着剤層との強固な相互作用によりマスク部への処理液の浸入を効果的に阻止するものである。ところで、表面処理終了後、この接着フィルムは剥離される。この際、フィルムを剥離した後の被着体表面は清浄である必要があり、接着剤層を構成する接着剤はすべて除去されなければならない。
しかしながら、従来の感圧性接着フィルムでは、剥離時において、接着剤が被着体に転着してしまう場合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、酸やアルカリ溶液中で表面処理する場合において、被処理物のマスク部への処理液の浸入を防止でき、しかも、表面処理後には、接着剤が被着体に転着しない良好な剥離性を有するマスキング用感圧性接着フィルムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意検討した結果、特定の厚みのプラスチックフィルム上に感圧性接着剤層を2層以上設けると、メッキなどの表面処理において、マスキング機能が十分に発揮されると共に、剥離性を著しく向上できることを見いだし、本発明を完成した。
【0005】
すなわち本発明は、厚さ6〜250μmのプラスチックフィルム上に少なくとも2層の感圧性接着剤層が設けられているマスキング用感圧性接着フィルムであって、前記プラスチックフィルム上に、膨潤度が1〜3倍である感圧性接着剤で構成された感圧性接着剤層Aと、膨潤度が4〜20倍である感圧性接着剤で構成された接着剤層Bとが、この順に設けられているマスキング用感圧性接着フィルムを提供する(但し、前記膨潤度とは、重量W 0 の感圧性接着剤を1N水酸化ナトリウム水溶液中に常温で3日間浸漬した後、取り出したときの湿重量をW 2 としたとき、W 2 /W 0 として算出される値を意味する)。
【0006】
この感圧性接着フィルムにおいて、感圧性接着剤層が重量平均分子量15万〜200万のアクリル系ポリマーの架橋体からなる感圧性接着剤で構成されていると共に、前記感圧性接着剤のゲル分率が30〜100%であってもよい。但し、ゲル分率とは、重量W0(乾燥重量)の感圧性接着剤を1N水酸化ナトリウム水溶液中に常温(例えば20℃)で3日間浸漬した後、取り出して乾燥したときの重量をW1としたとき、(W1/W0)×100として算出される値を意味する。
【0007】
感圧性接着剤層Aの厚みは1〜100μm程度、感圧性接着剤層Bの厚みは1〜10μm程度である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、図1は本発明のマスキング用感圧性接着フィルムの一例の断面を模式的に示した図である。
【0009】
前記プラスチックフィルムとしては、支持体として機能し得る種々のプラスチックフィルム、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどのオレフィン系フィルム;ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルフィルムなどが挙げられる。プラスチックフィルムは2種以上のポリマーの混合物で構成されていてもよく、また2層以上の積層体であってもよい。プラスチックフィルムは、表面処理に用いる処理液の種類に応じ、該処理液により分解、劣化しにくいものを適宜選択して使用できる。
【0010】
プラスチックフィルムの厚みは6〜250μmであり、好ましくは12〜100μm程度である。プラスチックフィルムの厚みが6μm未満では、支持体としての機能を充分果たすことができず、250μmを超えると接着フィルムとしたときの取扱性などが低下する。
【0011】
感圧性接着剤層は少なくとも2層設けられていればよく、3層以上設けられていてもよい。感圧性接着剤層の総厚みは、例えば1〜200μm程度である。
【0012】
感圧性接着剤層を構成する感圧性接着剤としては、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤などの何れであってもよいが、好ましくはアクリル系ポリマー、特に(メタ)アクリル酸エステル系ポリマーを主体とするアクリル系粘着剤である。
【0013】
前記アクリル系ポリマーは、例えば、主成分である(メタ)アクリル酸アルキルエステルと官能基含有モノマーとを含むモノマー混合物を、重合開始剤を用いて常法よりラジカル重合させることにより得られる。
【0014】
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシルなどのアルキル基の炭素数が1〜12個程度のアクリル酸アルキルエステル又はメタクリル酸アルキルエステルなどが挙げられる。これらの(メタ)アクリル酸アルキルエステルは単独で又は2種以上混合して用いることができる。なお、この(メタ)アクリル酸アルキルエステルの一部を、必要に応じて、スチレンや酢酸ビニルなど他の共重合性モノマーに置き換えてもよい。
【0015】
前記官能基含有モノマーは、被着体表面に対する活性度や濡れ性を改良する成分として寄与するほか、架橋点としても作用して凝集力の向上に好結果を与えるものである。このようなモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸などのカルボキシル基又は酸無水物基含有モノマー;アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシルプロピル、2−ヒドロキシエチルビニルエーテルなどの水酸基含有モノマー;アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチルなどのアミノ基含有モノマー;アクリル酸アミド、メタクリル酸アミドなどのアミド基含有モノマーなどが挙げられ、その他エポキシ基、ホスフィン基、スルホン基などを有するポリマーも用いることができる。
【0016】
このような官能基含有モノマーの使用量は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル100重量部に対して、通常0.5〜20重量部程度である。官能基含有モノマーの使用量が過小では被着体に対する活性や濡れ性が不十分となったり、架橋が不十分となって凝集力が低下しやすい。また、過多となると、接着力の低下を生じたり、アクリル系ポリマーを生成する際の重合反応が不安定となる。
【0017】
前記アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、例えば15万〜200万の範囲であり、特に好ましくは20万〜150万の範囲である。アクリル系ポリマーの分子量が低すぎると接着剤の凝集力が低下するとともに、酸やアルカリなどに対する耐薬品性が低下して、接着剤の分解溶出が大きくなりやすい。また、アクリル系ポリマーの分子量が高すぎると初期の接着特性が悪くなり、作業性が低下しやすい。
【0018】
本発明において用いられるマスキング用感圧性接着剤は、上記アクリル系ポリマーなどのポリマー成分を必須成分として含有し、これに必要に応じて、可塑剤、界面活性剤、撥水剤、着色剤、充填剤、粘着付与樹脂などの各種の添加剤を適量加えることができる。
【0019】
このような構成成分を含むマスキング用感圧性接着剤は、マスク材として使用するにあたり、適宜の方法で架橋処理することにより、アクリル系ポリマーなどのポリマー成分の架橋度や水に対する膨潤性を適当に調整できる。そして、2以上の感圧性接着剤層を構成する各感圧性接着剤の架橋度や膨潤性を、各層の位置関係を考慮しつつ適正範囲に設定することにより、感圧性接着フィルムのマスキング性と剥離性とを両立させることができる。
【0020】
例えば、支持体としてのプラスチックフィルムに隣接する感圧性接着剤層を構成する接着剤として、架橋度が高く膨潤性の小さいポリマーを選択すると、この接着剤層が支持体側に強固に密着するため、接着フィルムを被着体から剥離する際、接着剤層が被着体側に転着するのを抑制できる。また、被着体に接触する最外層の感圧性接着剤層を構成する接着剤として、架橋度が比較的低く膨潤性の大きいポリマーを用いると、被着体表面との相互作用により、表面処理に用いる処理液がマスク部に浸入するのを効果的に防止できる。
【0021】
なお、前記ポリマー成分の架橋度や膨潤性は、ポリマーを構成するコモノマー成分の種類及び割合、架橋処理法(例えば、架橋剤の種類や使用量)などを適宜選択することにより調整できる。
【0022】
架橋処理の方法は、任意であり、特に限定されない。例えば、感圧性接着剤に、予め、前記官能基含有モノマーの種類に応じて、適宜の架橋剤、例えば、多官能性イソシアネート、メチロール化合物、酸触媒などを添加しておき、接着フィルムを作成するに際し、これを支持体としてのプラスチックフィルム上に塗設した後、あるいは一旦セパレータ上に塗設しこれを上記支持体上に転写した後、常温又は加温下に放置して架橋処理すればよい。
【0023】
本発明のマスキング用感圧性接着フィルムにおいて、感圧性接着剤層を構成する感圧性接着剤の前記ゲル分率は、例えば30〜100%程度の範囲が好ましく、特に60〜100%程度の範囲が好ましい。このゲル分率は前記ポリマー成分の架橋度と相関している。すなわち、ポリマー成分の架橋度が大きいほど前記ゲル分率が高くなる。
【0024】
また、感圧性接着剤層を構成する感圧性接着剤の前記膨潤度は、好ましくは1〜20倍程度である。
上記ゲル分率及び膨潤度が上記の範囲外となると、被着体に対する密着性の向上効果が乏しくなって、シール性が低下したり、接着剤の溶解、溶出が大きくなって、処理液が汚染されるおそれが生じる。
【0025】
本発明の好ましい態様では、図1に示されるように、支持体としてのプラスチックフィルム上に、前記膨潤度が1〜3倍である感圧性接着剤で構成された感圧性接着剤層Aと、前記膨潤度が4〜20倍(好ましくは4.5〜15倍)である感圧性接着剤で構成された感圧接着剤層Bとをこの順序で設ける。感圧性接着剤層Aの厚みは、例えば1〜100μm、好ましくは1.5〜60μm程度であり、感圧性接着剤層Bの厚みは、例えば1〜10μm、好ましくは1.5〜7μm程度である。このような接着フィルムを酸やアルカリ溶液中での各種表面処理における非処理部のマスキングフィルムとして用いると、感圧性接着剤層Bによりマスク部への処理液の浸入を極めて効果的に防止できるとともに、接着フィルムを剥離する際には、感圧性接着剤層Aにより、接着剤の被着体への転着を顕著に抑制できる。
本発明のマスキング用感圧性接着フィルムは、適当な幅を有するテープとして使用できる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、支持体となるプラスチックフィルム上に少なくとも2層の感圧性接着剤層が設けられているので、例えば、各接着剤層を構成するポリマーの架橋度や膨潤性を調整することにより、酸やアルカリ溶液中で表面処理するに際して、被処理物のマスク部への処理液の浸入を効果的に防止できるとともに、処理後には、接着剤を被処理物に転着させることなく円滑に剥離できる。
【0027】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいてより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。なお、以下の例において、「部」とあるのは「重量部」を意味する。
【0028】
実施例1
アクリル酸ブチル100部、アクリル酸3部の単量体混合物を重合することにより、重量平均分子量100万のアクリル系ポリマーを得た。このポリマーに架橋剤としてイソシアネート系架橋剤4部を混合して、感圧性接着剤の溶液を得た。この接着剤溶液を、厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、乾燥後の厚さが2μmとなるように塗布し、130℃で3分間乾燥して、感圧性接着剤層A1を形成した。この感圧性接着剤層A1を構成する接着剤(架橋したアクリル系ポリマー)のゲル分率は99%、膨潤度は1.5倍であった。
一方、アクリル酸エチル50部、アクリル酸ブチル50部、アクリル酸6部の単量体混合物を重合することにより、重量平均分子量80万のアクリル系ポリマーを得た。このポリマーに架橋剤としてイソシアネート系架橋剤2部を混合して、感圧性接着剤の溶液を得た。この接着剤溶液をセパレータに乾燥後の厚さが6μmとなるように塗布し、130℃で3分間乾燥して感圧性接着剤層B1を形成した。この感圧性接着剤層B1を上記の感圧性接着剤層A1上に転写し、2層の感圧性接着剤層を有する接着フィルムを得た。なお、感圧性接着剤層B1を構成する接着剤(架橋したアクリル系ポリマー)のゲル分率は70%、膨潤度は5倍であった。
【0029】
実施例2
アクリル酸ブチル100部、アクリロニトリル35部、アクリル酸3部の単量体混合物を重合することにより、重量平均分子量100万のアクリル系ポリマーを得た。このポリマーに架橋剤としてイソシアネート系架橋剤4部を混合して、感圧性接着剤の溶液を得た。この接着剤溶液を、厚さ24μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、乾燥後の厚さが10μmとなるように塗布し、130℃で3分間乾燥して、感圧性接着剤層A2を形成した。この感圧性接着剤層A2を構成する接着剤(架橋したアクリル系ポリマー)のゲル分率は99%、膨潤度は1倍であった。
一方、アクリル酸メチル50部、アクリル酸ブチル50部、アクリル酸6部の単量体混合物を重合することにより、重量平均分子量80万のアクリル系ポリマーを得た。このポリマーに架橋剤としてイソシアネート系架橋剤2部を混合して感圧性接着剤の溶液を得た。この接着剤溶液をセパレータに乾燥後の厚さが2μmとなるように塗布し、130℃で3分間乾燥して感圧性接着剤層B2を形成した。この感圧性接着剤層B2を上記の感圧性接着剤層A2上に転写し、2層の感圧性接着剤層を有する接着フィルムを得た。なお、感圧性接着剤層B2を構成する接着剤(架橋したアクリル系ポリマー)のゲル分率は70%、膨潤度は10倍であった。
【0030】
比較例1
アクリル酸ブチル100部、アクリル酸3部の単量体混合物を重合することにより、重量平均分子量100万のアクリル系ポリマーを得た。このポリマーに架橋剤としてイソシアネート系架橋剤4部を混合して、感圧性接着剤の溶液を得た。この接着剤溶液を、厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、乾燥後の厚さが2μmとなるように塗布し、130℃で3分間乾燥して、感圧性接着剤層を形成し、接着フィルムを得た。このフィルムにおいて、感圧性接着剤層を構成する接着剤(架橋したアクリル系ポリマー)のゲル分率は99%、膨潤度は1.5倍であった。
【0031】
比較例2
アクリル酸メチル50部、アクリル酸ブチル50部、アクリル酸6部の単量体混合物を重合することにより、重量平均分子量80万のアクリル系ポリマーを得た。このポリマーに架橋剤としてイソシアネート系架橋2部を混合して、感圧性接着剤の溶液を得た。この接着剤溶液を、厚さ24μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、乾燥後の厚さが10μmとなるように塗布し、130℃で3分間乾燥して、感圧性接着剤層を形成し、接着フィルムを得た。このフィルムにおいて、感圧性接着剤層を構成する接着剤(架橋したアクリル系ポリマー)のゲル分率は70%、膨潤度は10倍であった。
【0032】
評価試験
防錆剤としてベンゾトリアゾールが塗布されている銅板の表面の一部に、実施例及び比較例で得られた各接着フィルムをハンドローラで仮圧着し、次いで5kgf/cm2×1m/分の条件でラミネータロールにより圧着することで、表面の一部を接着フィルムでマスクした試料を作成した。この試料を用いて以下の処理試験を行った。その結果を表1に示す。
【0033】
(アルカリ電解脱脂処理)
液組成を、水酸化ナトリウム30g/リットル、炭酸ナトリウム15g/リットル、リン酸三ナトリウム20g/リットルとし、浴温を60℃に調整したビーカ中に上記試料を浸漬し、陰極側における電流密度8A/dm2の条件で3分間、アルカリ電解脱脂処理を行った。処理後の試料について、接着フィルムによるマスク部への処理液の浸入防止効果を調べ、処理液の浸入の程度がマスク部の周縁部から0.5mm未満である場合には「○」、0.5mm以上である場合には「×」と評価した。
【0034】
(剥離試験)
銅板上に貼着した各接着フィルムを10m/分の速度で剥離し、銅板への接着剤の転着状況を調べた。銅板への接着剤の転着がある場合には「×」、ない場合には「○」と評価した。
【0035】
【表1】
表1より明らかなように、実施例の接着フィルムによれば、マスク部への処理液の浸入を防止でき、しかも剥離時における被着体への接着剤の転着をも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマスキング用感圧性接着フィルムの一例の断面を模式的に示した図である。
【符号の説明】
1 マスキング用感圧性接着フィルム
2 プラスチックフィルム(支持体)
3 感圧性接着剤層A
4 感圧性接着剤層B
Claims (3)
- 厚み6〜250μmのプラスチックフィルム上に少なくとも2層の感圧性接着剤層が設けられているマスキング用感圧性接着フィルムであって、前記プラスチックフィルム上に、膨潤度が1〜3倍である感圧性接着剤で構成された感圧性接着剤層Aと、膨潤度が4〜20倍である感圧性接着剤で構成された接着剤層Bとが、この順に設けられているマスキング用感圧性接着フィルム(但し、前記膨潤度とは、重量W 0 の感圧性接着剤を1N水酸化ナトリウム水溶液中に常温で3日間浸漬した後、取り出したときの湿重量をW 2 としたとき、W 2 /W 0 として算出される値を意味する)。
- 感圧性接着剤層が重量平均分子量15万〜200万のアクリル系ポリマーの架橋体からなる感圧性接着剤で構成されていると共に、前記感圧性接着剤のゲル分率が30〜100%である請求項1記載のマスキング用感圧性接着フィルム(但し、前記ゲル分率とは、重量W0の感圧性接着剤を1N水酸化ナトリウム水溶液中に常温で3日間浸漬した後、取り出して乾燥したときの重量をW1としたとき、(W1/W0)×100として算出される値を意味する)。
- 感圧性接着剤層Aの厚みが1〜100μm、感圧性接着剤層Bの厚みが1〜10μmである請求項1記載のマスキング用感圧性接着フィルム。
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