JP4177089B2 - 取付具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば取付対象物であるギターに、ストラップなどの帯状部材を取り付けるための取付具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7に示すように、帯状部材を取り付ける取付対象物の1つであるギター1は、その本体の前後両端に被取付部2が固定されている。そして、演奏者は、ギターを立った状態で演奏する場合、前記被取付部2に対して帯状部材であるストラップ3を取り付け、このストラップ3を肩に引っ掛けることによりギター1を所定位置に保持するようにしている。
【0003】
図8(A),(B)に示すように、前記被取付部2は、断面円形状の軸部2aの先端に外向きに突出する膨出部2bを設けた断面略T字形状のものである。なお、図8(A)に示す被取付部2Aと図8(B)に示す被取付部2Bとは、被取付部2Aの軸部2aの直径および膨出部2bの直径が、被取付部2Bより若干大きい点でのみ相違する。
【0004】
また、前記ストラップ3には、その両端に前記軸部2aより若干大きい直径の貫通孔3aと、該貫通孔に連通するスリット3bとが設けられている。そして、これら貫通孔3aからスリット3bにかけた切断部分に、前記被取付部2A,2Bの膨出部2bを貫通させ、貫通孔3aに軸部2aを位置させることにより、膨出部2bによって抜け止めを図り、取付状態を維持する構成としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記取付構造では、帯状部材が硬質の材料からなる場合、取付状態を維持する維持力は強くなるが、取り付けおよび取り外しに係る作業性が悪くなるという問題がある。また、帯状部材が軟質の材料からなる場合、取り付けおよび取り外しに係る作業性は良くなるが、取付状態を維持する力が弱くなるという問題がある。このように取付状態の維持力が弱い場合、ステージ上で激しい動きをすると、ストラップ3が被取付部2から外れ、高価なギター1が脱落する可能性がある。
【0006】
なお、この種の被取付部2に対して帯状部材を取り付ける構造としては、互いに連通した大孔と小孔とからなるいわゆる瓢箪形状の取付溝と、前記帯状部材を挿通して装着する装着部とを有する取付部材が知られている。この取付部材は、自動車のシートベルトなどに用いられており、大孔に前記被取付部2の膨出部2bを貫通させ、大孔と小孔との間の係止片を弾性的に撓ませながら軸部2aを小孔に位置させることにより、取付状態を維持するものである。
【0007】
しかし、前記取付部材では、前記係止部の突出量や材質により、やはり取付作業性が悪くなったり、取付状態を維持する維持力が弱くなったりするという問題がある。
【0008】
そこで、本発明では、帯状部材や線状部材を被取付物に取り付けたり取り外したりする取付作業性を向上するとともに、取付状態を確実に維持できる取付具を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の取付具は、取付対象物に、断面円形状の軸部の先端に外向きに突出する膨出部を設けた略T字形状の被取付部を配設し、該被取付部を介して前記取付対象物に帯状部材または線状部材を取り付けるための取付具であって、前記帯状部材または線状部材を挿通して装着する装着部と、前記被取付部の膨出部を貫通可能な貫通孔と、該貫通孔に連通するとともに該貫通孔から前記装着部と反対側に延び前記被取付部の軸部を挿通する挿通溝とを備えた本体と、前記本体に回動可能に軸着され、前記挿通溝の内部に突出し該挿通溝の先端部とで前記軸部より大きく前記膨出部より小さい小孔を形成する係止部と、前記本体から外方に突出する操作部とを備えた一対の係止部材と、前記係止部材の係止部が本体の挿通溝内に突出した状態を維持するように前記係止部材を付勢する付勢部材とからなり、前記本体に、前記係止部材を回動可能に軸着する軸受部を、前記貫通孔と装着部との間に位置し、前記挿通溝の先端部とで2等辺三角形状をなすように形成した構成としている。
【0010】
前記取付具によれば、例えば装着部を設けた側を保持し、前記被取付部を貫通孔に貫通させた後、挿通溝の延び方向に沿って引っ張る。これにより、被取付部の軸部が係止部材の係止部に当接し、係止部材が付勢部材の付勢力に抗して回動し、被取付部の軸部が挿通溝内に挿通される。そして、軸部が係止部材の係止部の先端位置を越えると、係止部材の係止部が付勢部材の付勢力によって内向きに回動し、該係止部が挿通溝内に突出した状態に復帰する。
【0011】
一方、前記被取付部から取付具を取り外す場合には、ユーザである演奏者は、前記係止部材の操作部を内向きに押圧し、付勢部材の付勢力に抗して係止部材を回動させる。これにより、挿通溝内に突出した係止部が外向きに移動し、挿通溝と貫通孔とが連通した状態になる。この状態で、取付具を挿通溝の延び方向に沿って取付時とは逆向きにスライドさせることにより、被取付部の軸部が貫通孔内に位置し、被取付部から取付具を簡単に取り外すことができる。
【0012】
このように、本発明の取付具は、被取付部を介して取付対象物に対して簡単に取り付けおよび取り外しが可能である。また、この取付状態は、係止部と挿通溝の端部とで形成される小孔が前記被取付部の軸部より大きく膨出部より小さいため、確実に維持することができる。
【0013】
前記取付具では、前記係止部材の係止部は、前記本体の挿通溝内に突出した状態で、前記貫通孔とで前記膨出部より大きい大孔を形成することが好ましい。このようにすれば、取付作業性をより向上することができる。
【0014】
また、前記本体は一対の板状体からなり、これらの間に前記係止部材および付勢部材を挟持するように配設することが好ましい。このようにすれば、係止部材が被取付部と干渉することにより不用意に取付状態が解除されることを確実に防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1(A),(B)および図2は、本発明の実施形態に係る取付具を示す。この取付具は、大略、本体10と、該本体10に回動可能に軸着する一対の係止部材23と、該係止部材23を付勢する付勢部材29とからなる。
【0016】
前記本体10は、一対の板状体11A,11Bからなり、これらの間に前記係止部材23および付勢部材29を挟持して配設するものである。具体的には、これら板状体11A,11Bは、帯状部材であるストラップ3を装着する幅広の装着部12と、該装着部12から略三角形状をなすように突出する細幅の取付部14とからなる略T字形状のものである。これら板状体11A,11Bは、互いに対向させた組立状態で、その肉厚が被取付部2の全高Tより薄くなるように形成されている。ここで、被取付部2の全高Tとは、図8(A)に示すように、軸部2aの基端から膨出部2bの先端までの寸法である。
【0017】
前記各板状体11A,11Bの装着部12には、帯状部材であるストラップ3を挿通して折り返し、その端部と重畳した部分とを縫着することにより装着する装着孔13がそれぞれ設けられている。
【0018】
前記各板状体11A,11Bの取付部14には、略円形状の貫通孔15と、該貫通孔15に連通する挿通溝16とが設けられている。前記貫通孔15は、その直径が被取付部2の膨出部2bの外径より若干大きいものである。前記挿通溝16は、前記貫通孔15から装着孔13と反対側に延びる略長楕円形状のものである。この挿通溝16の溝幅は、前記被取付部2の軸部2aの直径より大きく、前記貫通孔15の直径より小さく形成されている。なお、本実施形態の挿通溝16の内周縁には、図4(A),(B)に示すように、組立状態で、本体10の肉厚の中央に向けて傾斜する凸部17が設けられている。この凸部17,17間の幅は、図8(A)に示す大きい被取付部2Aにおける軸部2aの直径より若干大きく、また、図8(B)に示す小さい被取付部2Bの膨出部2bの直径より小さくなるように構成されている。
【0019】
また、各取付部14には、後述する係止部材23および付勢部材29を配設するための凹部18が互いの対向面に設けられている。これら凹部18は、板状体11A,11Bの組立状態で形成される空間が、係止部材23の肉厚より若干大きくなるように形成されている。なお、この凹部18において、前記挿通溝16の先端両側に位置する段部18aは、付勢部材29によって内向きに付勢された係止部材23の先端23cが当接し、付勢部材29の付勢力による回動を停止するストッパの役割をなすように、その傾斜角度が設定されている。
【0020】
さらに、図2中、上側に位置する一方の板状体11Aには、前記装着孔13を囲繞するように装着溝19aが形成され、下側に位置する他方の板状体11Bには、前記装着孔13を囲繞するように前記装着溝19aに圧入される装着突部20aが設けられている。また、板状体11Aには、凹部18が形成されていない前記挿通溝16の先端側に円弧状の装着溝19bが形成され、板状体11Bには前記装着溝19bに圧入される装着突部20bが設けられている。
【0021】
さらにまた、板状体11Aの凹部18には、前記貫通孔15と装着孔13との間に位置するように係止突部21が設けられ、板状体11Bの凹部18には、係止部材23を回動可能に軸着するとともに前記係止突部21が圧入される軸受部22が設けられている。これら係止突部21および軸受部22は、前記挿通溝16の先端位置とで2等辺三角形状をなすように形成されている。
【0022】
前記係止部材23は、前記本体10の貫通孔15から挿通溝16にかけた形状に一致する内辺23aと、前記本体10における取付部14の外側縁の形状に一致する外辺23bとを有する板状のものである。この係止部材23には、前記軸受部22と対応する位置に、該軸受部22を貫通させて回動可能に軸着するための軸孔24が設けられている。また、この係止部材23の先端23cは、前記本体10の段部18aの傾斜角度と一致し、該段部18aに当接することにより内向きの回動が停止するように構成されている。
【0023】
前記係止部材23の内辺23aの側には、前記挿通溝16の内部に突出し、その先端が他方の係止部材23に当接する係止部25が設けられている。この係止部25は、本体10の挿通溝16内に突出した状態で、貫通孔15とで前記膨出部2bより若干大きい直径の大孔Aを形成するとともに、前記挿通溝16の端部とで前記軸部2aより若干大きい直径の小孔Bを形成する形状とされている。また、貫通孔15の側に位置する角部は、取付作業時の開放性を向上するために円弧状の面取部26が設けられている。さらに、この係止部材23の内辺23aの側には、前記係止部25と反対側の端部に、後述する付勢部材29を位置決めする略L字形状の位置決め溝27が設けられている。
【0024】
前記係止部材23の外辺23bの側には、前記係止部25と反対側の端部に位置するように、前記本体10から外方に突出する操作部28が設けられている。この操作部28の外端は、前記本体10の装着部12の外端より内側に位置し、また、その端部が本体10内に押し込まれた状態で前記係止部25が挿通溝16から後退して、該係止部25の先端が完全に凹部18内に収容される寸法に設定されている。
【0025】
前記付勢部材29は、略V字形状に屈曲された線条体からなり、前記係止部材23における係止部25を内向きに付勢するもので、その両端には、前記位置決め溝27に挿通して位置決め保持される略L字形状の位置決め部30が設けられている。この付勢部材29は、前記係止部材23における係止部25と反対側の端部を外向きに付勢することにより、該係止部25が本体10の挿通溝16内に突出した状態を維持する。
【0026】
前記構成の取付具は、例えば下側の板状体11Bの凹部18に一対の係止部材23を配設した後、各係止部材23の位置決め溝27に位置決め部30が位置するように付勢部材29を配設した状態で、上側から板状体11Aを被せる。そして、各板状体11A,11Bの装着溝19a,19bを装着突部20a,20bに圧入するとともに、係止突部21を軸受部22に圧入することにより、組み立てが完了する。なお、接着剤により互いの対向面を接着してもよい。
【0027】
そして、この取付具には、前記装着孔13にストラップ3が略U字形状に折り返すようにして挿通され、そのストラップ3の端部と重畳した部分とを縫着することにより、帯状部材であるストラップ3に装着される。即ち、本発明の取付具を適用する場合には、帯状部材であるストラップ3には、従来例に示す貫通孔3aやスリット3bは設ける必要はない。
【0028】
前記構成の取付具を被取付部2に取り付ける場合、まず、ユーザは、装着孔13を設けた側を保持し、図3(A)に示すように、前記被取付部2を大孔Aを構成する貫通孔15に貫通させる。これにより、被取付部2の膨出部2bが貫通孔15を通って本体10の上面から突出する。
【0029】
ついで、図中矢印に示すように、挿通溝16の延び方向に沿って、その延び方向と逆向きに引っ張る。そうすると、まず、被取付部2の軸部2aが係止部材23の係止部25に当接する。その後、係止部材23を軸着する軸受部22の位置と移動方向の関係、および、各係止部材23に設けた面取部26により、図3(B)に示すように、前記軸部2aによる押圧力が係止部材23を外向きに広げるように作用し、該係止部材23が付勢部材29の付勢力に抗して外向きに回動する。これにより、本体10の貫通孔15と挿通溝16とが連通し、被取付部2の軸部2aが挿通溝16内に挿通される。
【0030】
ついで、前記軸部2aが係止部材23の係止部25の先端位置を越えると、該係止部材23が付勢部材29の付勢力によって回動し、図3(C)に示すように、該係止部25が挿通溝16内に突出した状態に復帰する。なお、前記係止部材23の内向きの回動は、その先端23cが段部18aに当接するとともに、互いの係止部25の先端が当接した状態で停止する。そして、その際、これらの当接により、「カチッ」という音を発する。そのため、暗い場所で手探りにより取付操作をしたり、弱視のユーザであっても耳でその取付確認を行うことができる。
【0031】
この取付状態では、被取付部2の軸部2aが取付具において挿通溝16と係止部25とで構成する小孔B内に位置し、また、小孔Bより大径の膨出部2bが本体10の上面に位置している。そして、前記小孔Bの直径である挿通溝16の溝幅は、図8(A)に示す大きい被取付部2Aにおける軸部2aの直径より若干大きく、また、図8(B)に示す小さい被取付部2Bの膨出部2bの直径より小さくなるように形成しているため、図4(A),(B)に示すように、いずれの被取付部2A,2Bであっても小孔Bから離脱することはない。
【0032】
また、この取付状態において、図中波線の矢印で示すように、被取付部2に貫通孔15の方向に移動する力が加わった場合、該被取付部2の軸部2aが係止部材23の係止部25に当接する。この際、本実施形態では、軸受部22と挿通溝16の先端位置とで2等辺三角形状をなすように構成しているため、前記軸部2aによる押圧力は、各係止部材23の係止部25が互いに当接する方向に集中するように作用する。その結果、各係止部材23の係止部25が開き、これらの間を通って軸部2aが貫通孔15内に位置し、離脱可能な状態になることはない。
【0033】
一方、前記被取付部2から取付具を取り外す場合には、ユーザである演奏者は、図1(B)に示すように、前記係止部材23の操作部28を内向きに押圧し、付勢部材29の付勢力に抗して係止部材23を回動させる。これにより、挿通溝16内に突出した係止部25が外向きに移動し、該係止部25が本体10の凹部18内に完全に収容された状態になる。その結果、挿通溝16の先端部分と貫通孔15とが連通した状態になる。
【0034】
この状態で、取付具を挿通溝16の延び方向に沿って図3に示す矢印とは逆方向にスライドさせる。これにより、被取付部2の軸部2aが貫通孔15内に位置する。そして、ユーザは、被取付部2の突出方向に沿って取付具を移動させることにより、被取付部2から簡単に取り外すことができる。
【0035】
なお、ユーザによる取付具の操作部28の押圧動作は、取付具を被取付部2から取り外すまで行ってもよく、また、被取付部2の軸部2aが貫通孔15内に位置した時点で止めてもよい。
【0036】
このように、本発明の取付具を被取付部2を介して取付対象物であるギター1に取り付ける際には、その貫通孔15に被取付部2を貫通させて引っ張るだけで簡単に取り付けることができる。また、取付具を被取付部2から取り外す際には、操作部28を押圧操作することにより、簡単に取り外すことができる。そのため、取り付けおよび取り外しに係る作業性に優れており、一方の手でギター1を保持した状態で、他方の手のみで着脱作業を行うことができる。その結果、何等かの理由でステージ上でストラップ3を交換する必要が生じた場合に、迅速に交換することができる。
【0037】
また、取付状態は、内向きに付勢された係止部材23の係止部25によって確実に維持することができる。しかも、被取付部2の軸部2aが係止部25に当接しても係止部材23が開く方向に押圧力が作用することはない。そのため、取付状態を維持する維持力にも非常に優れている。その結果、ステージ上で激しい動きをした際に、ストラップ3が外れ、高価なギター1が脱落する恐れもない。
【0038】
さらに、本実施形態では、本体10を一対の板状体11A,11Bにより構成し、これらの間に係止部材23および付勢部材29を挟持した構成としているため、係止部材23が取付対象物であるギター1や自身の身体に干渉することにより、該係止部材23が不用意に回動して取付状態が解除されることを確実に防止できる。
【0039】
さらにまた、本実施形態の挿通溝16の内周縁には、内向きに傾斜する凸部17を設けているため、図8(B)に示すように、軸部2aが湾曲した曲面により形成されていても、安定した取付状態を維持できる。
【0040】
なお、本発明の取付具は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
【0041】
例えば、前記実施形態では、一対の板状体11A,11Bからなる本体10に係止部材23を配設し、板状をなすように取付具を形成したが、図5に示すように、挿通溝16の先端部分が最下端に位置するように階段状に段差が設けられるように形成してもよい。
【0042】
また、前記実施形態では、挿通溝16は、貫通孔15より細幅に形成したが、図6に示すように、該貫通孔15と同一幅に形成してもよい。言い換えれば、貫通孔15と挿通溝16とを、1つの長楕円形状の溝により構成してもよい。この場合、係止部材23は、図示のように、小孔Bの大部分が2つの係止部25により形成されるように構成する。
【0043】
さらに、前記実施形態では、凹部18の先端の段部18aにより係止部材23の回動を停止するストッパを構成したが、挿通溝16または貫通孔15の縁などに突片からなる専用のストッパを設けてもよい。
【0045】
また、前記実施形態では、取付対象物としてギター1を適用し、該ギター1に設けた被取付部2に着脱可能に取り付けるようにしたが、自動車のシートベルトを内装パネルに引っ掛けて取り付けるための構造としても適用可能である。また、取付具を取り付ける部材は、ストラップ3やシートベルトなどの帯状部材に限られず、ロープなどの線状部材であってもよい。
【0046】
即ち、本発明の取付具は、帯状部材や線状部材を、略T字形状の被取付部2を配設した取付対象物に着脱可能に取り付けるものであれば、いずれの構造体にも多目的に適用できるものであり、いずれに適用しても前記と同様の作用および効果を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の取付具では、被取付部を貫通孔に貫通させた後、挿通溝の延び方向に沿って引っ張るだけで簡単に取り付けることができる一方、係止部材の操作部を内向きに押圧するだけで簡単に取り外し可能な状態になる。そのため、一方の手だけで取付具を操作して簡単に取り付けおよび取り外しの作業を行うことができる。
【0048】
また、取付操作時には、係止部材が付勢部材によって付勢されることにより、音を発するため、暗い場所で手探りにより取付操作をしたり、弱視のユーザであっても耳でその取付確認を行うことができる。
【0049】
また、被取付部に対する取付具の取付状態では、挿通溝の端部と係止部とで軸部より大きく膨出部より小さい小孔を形成し、この小孔内に軸部を挿通するため、この取付状態を確実に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A),(B)は本発明の実施形態に係る取付具を示す斜視図である。
【図2】 取付具の分解斜視図である。
【図3】 (A),(B),(C)は取付具を取付対象物の被取付部に取り付ける際の動作を示す平面図である。
【図4】 (A),(B)は取付具を異なる大きさの被取付部に取り付けた状態を示す断面図である。
【図5】 取付具の変形例を示す斜視図である。
【図6】 取付具の他の変形例を示す平面図である。
【図7】 取付対象物であるギターに帯状部材であるストラップを取り付けた状態を示す正面図である。
【図8】 (A),(B)は従来の被取付部に対する帯状部材の取付構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ギター(取付対象物)、2…被取付部、2a…軸部、2b…膨出部、3…ストラップ(帯状部材)、10…本体、11A,11B…板状体、13…装着孔、15…貫通孔、16…挿通溝、22…軸受部、23…係止部材、24…軸孔、25…係止部、28…操作部、29…付勢部材、A…大孔、B…小孔。

Claims (3)

  1. 取付対象物に、断面円形状の軸部の先端に外向きに突出する膨出部を設けた略T字形状の被取付部を配設し、該被取付部を介して前記取付対象物に帯状部材または線状部材を取り付けるための取付具であって、
    前記帯状部材または線状部材を挿通して装着する装着部と、前記被取付部の膨出部を貫通可能な貫通孔と、該貫通孔に連通するとともに該貫通孔から前記装着部と反対側に延び前記被取付部の軸部を挿通する挿通溝とを備えた本体と、
    前記本体に回動可能に軸着され、前記挿通溝の内部に突出し該挿通溝の先端部とで前記軸部より大きく前記膨出部より小さい小孔を形成する係止部と、前記本体から外方に突出する操作部とを備えた一対の係止部材と、
    前記係止部材の係止部が本体の挿通溝内に突出した状態を維持するように前記係止部材を付勢する付勢部材とからなり、
    前記本体に、前記係止部材を回動可能に軸着する軸受部を、前記貫通孔と装着部との間に位置し、前記挿通溝の先端部とで2等辺三角形状をなすように形成したことを特徴とする取付具。
  2. 前記係止部材の係止部は、前記本体の挿通溝内に突出した状態で、前記貫通孔とで前記膨出部より大きい大孔を形成することを特徴とする請求項1に記載の取付具。
  3. 前記本体は一対の板状体からなり、これらの間に前記係止部材および付勢部材を挟持するように配設したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の取付具。
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