JP4176911B2 - 電気自動車のバッテリケース - Google Patents

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、動力源に使用するバッテリを収容する電気自動車のバッテリケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
バッテリを動力源とする電気自動車は、例えば特開平7−81432号公報に記載されているように、複数のバッテリを搭載したバッテリフレームを車体のフロア下面に取り付けることで、バッテリの搭載を行っている。
【0003】
図7は、上記したようなバッテリフレームをバッテリケースとして利用したバッテリ固定構造を示す分解斜視図である。バッテリフレーム1は、複数のバッテリ3を搭載可能であり、その上部開口に、カバー5が被せられた状態で、車体下面のフロアメンバに、ボルト・ナットなどを利用して固定される。このとき、バッテリフレーム1内への水の侵入を防止するために、バッテリフレーム1と車体側との間に、シール材が介装されている。
【0004】
また、バッテリフレーム1の矢印Fで示す車体前方側の端面には、吸気ダクト7,9が装着され、同矢印Rで示す車体後方側の端面には、排気ダクト11,13,15,17および排気用ファン19がそれぞれ装着されている。排気用ファン19の駆動により吸気ダクト7,9から吸入された空気は、バッテリフレーム1内に導入されてバッテリ3を冷却し、排気ダクト11,13,15,17から外部へ排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の電気自動車のバッテリ固定構造に使用するバッテリケースにあっては、バッテリフレーム1内に外気を導入することによってバッテリ3を冷却する構造であるため、バッテリフレーム1内への水の侵入が発生しないよう厳重な品質管理が必要となり、原価工数の増大を招く。また、この防水対策として、バッテリフレーム1と車体下面との間のシール材介装部や、吸気ダクト7,9および排気ダクト11,13,15,17の各接続部など、水密管理部が多い上、防水構造の検査を車両単位で行う必要があり、水漏れの確認はバッテリフレームを車体から外すという大がかりなものとなって、水密保証が極めて困難である。さらに、上記したバッテリフレーム1は、バッテリ3の使用個数が異なる車種間への対応については、特に考慮されておらず、例えば、バッテリ3の使用個数が図7のものより少ない車種に対応させる場合には、バッテリフレーム1内に、バッテリ3が収容されない無駄なスペースが生じ、非効率的なものとなってしまう。
【0006】
そこで、この発明は、バッテリが収容される部分に外気を導入することなくバッテリを冷却可能にするとともに、水密保証を容易にし、バッテリ使用個数の異なる車種間への対応も容易なものとすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、両端に端子を備えたバッテリセルを、その外表面が内面に密着した状態で収容する筒状のバッテリ収容空間を複数備えるとともに、少なくとも一方の端部に、前記バッテリセルの端子に導通可能な端子部を備えた端子カバーが密閉状に装着される開口部を備え、前記複数のバッテリ収容空間は、相互に重ね合わされる多段重ね形状で、各段相互が独立したケース単体を構成してこのケース単体相互が結合可能である電気自動車のバッテリケースであって、前記ケース単体相互間に冷却風導入空間が形成されている構成としてある。
【0008】
このような構成の電気自動車のバッテリケースによれば、バッテリセルをケース内に収容することで、バッテリセルの外表面がバッテリ収容空間の内面に密着した状態となり、さらにケース端部の開口部に端子カバーを装着することで、バッテリ収容空間が密閉される。また、ケース単体を単独で使用したり、あるいは相互に結合した状態で使用することで、車両に搭載するバッテリセルの個数の変更が可能となる。
また、冷却風導入空間に外気が導入されることで、バッテリセルはケースを介して冷却される。ケース内のバッテリ収容空間は、端子カバーによって密閉されているので、冷却風となる外気は、ケース内に入り込むことはない。
【0011】
請求項の発明は、請求項1の発明の構成において、ケース単体相互を結合する結合部は、所定間隔をおいて相互に対向する一対の側壁が一方のケース単体に設けられ、この側壁の先端側には、相互に対向する方向に突出する係止突起が設けられ、他方のケース単体には、前記係止突起より前記側壁の基端部側に位置して側壁相互間からの抜け止めとなる係止突起を両側部に備えた突片が設けられている。
【0012】
上記構成によれば、一方のケース単体に設けた突片の係止突起を、他方のケース単体に設けた側壁の係止突起より側壁の基部側の側壁相互間に挿入することで、ケース単体相互が結合される。
【0013】
請求項の発明は、請求項の発明の構成において、ケース単体には、相互に結合する相手側のケース単体の突片に結合する側壁と、同相手側のケース単体の側壁に結合する突片とがそれぞれ設けられ、前記二つのケース単体は互いに同一形状である。
【0014】
上記構成によれば、結合するケース単体相互を、異なる形状とする必要がなく、これにより製造コストが抑制される。
【0015】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、バッテリセルをケース内に収容することで、バッテリセルの外表面がバッテリ収容空間の内面に密着するとともに、ケース端部の開口部に端子カバーを装着することで、バッテリ収容空間が密閉されるので、外気の流れの中にケースを設置することで、バッテリセルは、発生する熱がケースを介して外気に放熱されて冷却され、このときバッテリ収容空間には外気の侵入が阻止されるので、バッテリ収容空間への水の侵入を防止できる。また、防水のためのシール部位については、ケース端部と端子カバーとの間だけであるうえ、防水構造の検査としては、バッテリセルを収容したケース単位で行え、車両単位で行う必要がないので、水密保証が容易なものとなる。さらに、ケース単体を単独で使用したり、あるいは相互に結合した状態で使用することで、車両に搭載するバッテリセルの個数の変更が可能となり、必要とするバッテリ容量の異なる車種間での対応が容易なものとなる。
また、冷却風となる外気は、冷却風導入空間に導入されてバッテリセルをケースを介して冷却し、バッテリ収容空間に入り込むことはないので、バッテリ収容空間への水の侵入を防止できる。
【0017】
請求項の発明によれば、一方のケース単体に設けた突片の係止突起を、他方のケース単体に設けた側壁の係止突起より側壁の基部側の側壁相互間に挿入することで、ケース単体相互を確実に結合することができる。
【0018】
請求項の発明によれば、ケース単体には、相手側のケース単体の突片に結合する側壁と、同相手側のケース単体の側壁に結合する突片とがそれぞれ設けられ、前記二つのケース単体は互いに同一形状である構成としたため、結合するケース単体相互を、異なる形状とする必要がなく、製造コストを抑制することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0020】
図1は、この発明の実施の一形態を示す電気自動車のバッテリ固定構造の分解斜視図であり、図2は、上記したバッテリ固定構造を備えた電気自動車の側面図である。バッテリを構成するバッテリセル23は、円柱状を呈して両端に端子23aを備えたものが複数使用される。このバッテリセル23を収容するケース25は、アルミニウム製の押し出し材で構成されて車幅方向に2個並列に配置され、内部には、車体前方側あるいは車体後方側からの拡大された正面図である図3に示すように、車体前後方向に貫通するバッテリ収容空間27が上下2段にそれぞれ4個ずつ全部で8個形成されている。
【0021】
これらの各バッテリ収容空間27には、絶縁材23bを周囲に巻き付けたバッテリセル23が3個直列に接続された状態で収容される。このため、8個のバッテリ収容空間27を備えた1個のケース25には、24個のバッテリセル23が収容されることになり、ここではケース25を2個を使用しているので、車両全体では48個のバッテリセル23を使用することになる。
【0022】
上記各バッテリ収容空間27の内径は、バッテリセル23の外径(絶縁材23bを含む)とほぼ同径としてあり、このため収容状態では、図3のA−A線に相当する断面図である図4に示すように、バッテリセル23の外周に設けられた絶縁材23bの外周面がバッテリ収容空間27の内周面に密着した状態となる。
【0023】
ケース25は、図3に示すように、上段側および下段側のそれぞれの4個のバッテリ収容空間27を有する2個のケース単体29を備え、これら各ケース単体29相互が2カ所の結合部31にて結合固定されている。結合部31は、1個のケース単体29における4個のバッテリ収容空間27の中央2個の、相手側のケース単体29に対向する位置に設けられている。上記した2個のケース単体29は、上下を逆に配置して使用しているだけで、互いに同一形状である。
【0024】
図5は、図3中で右側に位置する結合部31の拡大図であり、下部側のケース単体29に、上部側のケース単体29に向けて突出する一対の側壁33が、図5中で紙面に直交する方向にケース単体29の全長にわたり延長して形成されている。各側壁33の先端の相互に対向する位置には、係止突起35が形成され、係止突起35は、先端側の挿入傾斜面35aと基端側の係止面35bとを備えてほぼ三角形状を呈している。
【0025】
一方、上部側のケース単体29には、係止突起35に係止結合する突片37が、下部側のケース単体29に向けて突出して形成されている。この突片27も図5中で紙面に直交する方向に、ケース単体29の全長にわたり延長形成され、その左右両側部には係止突起39が形成されている。係止突起39は、突片37を側壁33相互間に挿入する際に、前記係止突起35の挿入傾斜面35aに摺接する傾斜面39aと、挿入後、前記係止面35bに対向配置されて突片37の抜け止めとなる係止面39bとを備えてほぼ三角形状を呈している。
【0026】
図3中で左側に位置する結合部31は、図5のものと同形状であるが、側壁33が上部側のケース単体29に、突片37が下部側のケース単体29にそれぞれ設けられている。なお、側壁33および突片37は、ケース単体29の全長にわたり設ける必要はなく、所定部位に複数設ける構成としてもよい。
【0027】
上部側のケース単体29の図3中で左右両側部には、下方に向けて突出する外壁41が、紙面に直交する方向のケース単体29の全長にわたり設けられ、下部側のケース単体29の同左右両側部にも、上方に向けて突出する外壁43が、紙面に直交する方向のケース単体29の全長にわたり設けられている。図3中で右側の外壁41は内側に屈曲形成されて外壁43の内面に密着した状態であり、同左側の外壁43は内側に屈曲形成されて外壁41の内面に密着した状態となる。
【0028】
この左右の外壁41,43と前記結合部31との間には、外気を車両前方から導入して同後方に排出する冷却風導入空間45,47が形成されている。また、二つの結合部31相互間にも、冷却風導入空間49が形成されている。
【0029】
上部側のケース単体29の図3中で左右両端の上部には、車体前後方向に貫通する空洞51が上方に向けて突出して形成され、この空洞51を形成する上壁51aには、天板53が、図1に示されるボルト挿入孔53aに挿入されるボルト55により固定されている。下部側のケース単体29の図3中で左右両端の下部にも、車体前後方向に貫通する空洞51が下方に向けて突出して形成され、この空洞51を形成する下壁51bには、底板57が、図1に示されるボルト挿入孔57aに挿入されるボルト59により固定されている。
【0030】
天板53および底板57は、図1に示すように、ケース25のほぼ全体を覆うものであり、天板53と上部側のケース単体29との間および、底板57と下部側のケース単体29との間には、冷却風導入空間61および63がそれぞれ形成されている。このうち下部側の冷却風導入空間63は、路面に対向する部位に形成されるものとなる。
【0031】
上部側のケース単体29の上部には、左右の空洞51の相互に対向する部位および、中央2個のバッテリ収容空間27相互間に、図1に示されている端子カバー65を、ケース25の車体前後方向両端に固定するためのねじ孔67が、同下部には、図3中で左側2個のバッテリ収容空間27相互間に位置する同様の機能を有するねじ孔69が、それぞれ形成されている。一方、下部側のケース単体29の下部には、左右の空洞51の相互に対向する部位および、中央2個のバッテリ収容空間27相互間に、上記と同様にして端子カバー65を固定するためのねじ孔71が、同上部には、図3中で右側2個のバッテリ収容空間27相互間に位置する同様の機能を有するねじ孔73がそれぞれ形成されている。
【0032】
端子カバー65は、ケース25の車体前後方向両端に、8個のバッテリ収容空間27を密閉状に閉塞して装着するもので、図6に図1の拡大した斜視図として示すように、この装着状態でケース25側の冷却風導入空間45のほぼ右半分、同冷却風導入空間47のほぼ左半分および、冷却風導入空間49の全体に、それぞれ整合する冷却風導入孔75,77,79が形成されている。
【0033】
また、上記端子カバー65には、ケース25側の前記ねじ孔67,69,71,73に整合するボルト挿入孔81が設けられている。このボルト挿入孔81に図示しないボルトを挿入し、前記ねじ孔67,69,71,73にねじ込むことで、端子カバー65がケース25に固定され、このとき、端子カバー65は、冷却風導入空間45のほぼ左半分、同冷却風導入空間47のほぼ右半分および、冷却風導入空間61,63を、それぞれ閉塞せず開放状態としている。
【0034】
端子カバー65は、図4に示すように、バッテリ収容空間27の内周面に近接あるいは密着した状態で入り込む環状の嵌入部83が形成されている。この嵌入部83とバッテリセル23との間には、バッテリセル23を固定するための円筒状のカラー85が介装されている。カラー85のバッテリセル23側の内周部には、段部85aが形成され、この段部85aによってバッテリセル23の角部が固定される。また、段部85aの外周側の薄肉部85bの先端は絶縁材23bの端部に当接している。
【0035】
上記嵌入部83の外周側部分において、端子カバー65とケース25の端面との間には、シール材87が介装されている。すなわち、このシール材87は、それぞれのバッテリ収容空間27の周囲を囲むように環状に形成された8個のものが、一体化されている。
【0036】
さらに、上記端子カバー65の内面には、隣接する(図4では上下に隣接する)バッテリセル23相互を電気的に導通させるための端子部としてのバスバー89が設けられている。バスバー89の図中で上部側のバッテリセル23に対応する位置には雄端子具91が、同下部側のバッテリセル23に対応する位置には雌端子具93が、それぞれ固定されている。一方、図中での上部側のバッテリセル23の端子23aには、前記雄端子具91が嵌入する雌端子具95が、同下部側のバッテリセル23の端子23aには、前記雌端子具93に嵌入する雄端子具97が、それぞれ固定されている。
【0037】
すなわち、端子カバー65をケース25に装着した状態で、図4中で上下のバッテリセル23は、バスバー89を介して相互に導通接続された状態となり、このようなバスバーおよび端子具により、1個のケース25内に設けられた24個のバッテリセル23相互が電気的に直列に接続されるようになっている。直列接続された両最端部のバッテリセル23の端子23aからは、図示していないが、リード線などによって外部に引き出される。
【0038】
並列配置された2個のケース25それぞれの車両後端部側には、排気ダクト99が装着される。排気ダクト99は、例えば、車両前方側の開口部に、天板53および底板57を装着した状態のケース25の端部が挿入された状態で、天板53および底板57を固定するためのボルト55および59により、天板53および底板57と共締めによりケース25に固定される。
【0039】
排気ダクト99の後面の開口部が形成された部位には排気用ファン101が装着される。排気用ファン101は、車両停止時に作動して外気を強制的にケース25内に導入する一方、車両走行時に停止して、ケース25内には走行風が導入されるものとするが、走行時であっても必要とあれば作動するような構成としてもよい。
【0040】
上記した天板53、底板57、端子カバー65、排気ダクト99および排気用ファン101が装着されたケース25は、図1に示すように、2本の支持ブラケット103によって、図2に示すように、車体105のフロア下面105aに装着される。支持ブラケット103は、板材を屈曲形成して車幅方向に延長配置するもので、ケース25の下部を支持する支持面107と、車体フロア105aに固定される両端の固定面109と、前記支持面107と固定面109との間にて傾斜して形成される連結面111とから構成されている。
【0041】
支持面107の車幅方向両端には、支持ブラケット103をケース25に固定するためのボルト113を挿入するボルト挿入孔107aが設けられ、固定面109には、支持ブラケット103を車体フロア下面105aに固定するためのボルト115を挿入するボルト挿入孔109aが設けられている。
【0042】
上記した構成の電気自動車のバッテリ固定構造によれば、図2のように、ケース25が車体105に装着された状態で、車両前方からの外気は、ケース25の前後両端に開口する冷却風導入空間45,47,49,61,63および空洞51を通る冷却風となってバッテリセル23を冷却し、排気ダクト99を経て外部へ排出される。バッテリセル23は、外周部の絶縁材23bがバッテリ収容空間27の内周面に密着しているので、発生した熱が絶縁材23bおよびケース25を介して効率よく外気に放熱され、バッテリセル23の温度上昇が抑制されてバッテリ寿命が向上する。
【0043】
このとき、バッテリセル23が収容されるバッテリ収容空間27は、前後両端の開口部が端子カバー65によって密閉状に閉塞されているので、外気の侵入が回避されており、したがってバッテリ収容空間27内への水の侵入も回避される。また、防水のためのシール部としては、端子23aからのリード線の引き出し部分を除けば、ケース25の前後両端における端子カバー65の装着部位のみであるうえ、バッテリ収容空間27の水密検査としては、ケース25を車体45に装着する前の、いわゆるバッテリパック単体として行えるので、水密保証が極めて容易なものとなる。
【0044】
ケース25の下部に形成してある冷却空気導入空間63は、車両走行時に路面からの縁石などによる突き上げに対し、バッテリセル23を保護する役目を果たし、信頼性向上に寄与する。
【0045】
また、ケース25は、2個のケース単体29を相互に結合する構成であるので、ケース単体29を単独で使用することもでき、これにより車両に搭載するバッテリセル23の個数の変更が可能となり、必要とするバッテリ容量の異なる車種間での対応が容易なものとなる。
【0046】
なお、上記実施の形態では、ケース25のバッテリ収容空間27は両端に開口部が形成されるものとしたが、一方は閉塞されたものとして、他方の開口部にのみ端子カバー65を装着する構成としてもよい。また、天板53および底板57は、ケース単体29に一体化してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す電気自動車のバッテリ固定構造の分解斜視図である。
【図2】図1のバッテリ固定構造を備えた電気自動車の側面図である。
【図3】図1のバッテリ固定構造におけるバッテリセルを収容するケースの正面図である。
【図4】図3における、バッテリセルを収容した状態でのA−A断面図である。
【図5】図3におけるケース単体相互の結合部の拡大図である。
【図6】図1のバッテリ固定構造における端子カバーの拡大された斜視図である。
【図7】従来例を示す電気自動車のバッテリ固定構造の分解斜視図である。
【符号の説明】
23 バッテリセル
23a 端子
25 ケース
27 バッテリ収容空間
29 ケース単体
31 結合部
33 側壁
35 係止突起
37 突片
39 係止突起
45,47,49 冷却風導入空間
65 端子カバー
89 バスバー(端子部)

Claims (3)

  1. 両端に端子を備えたバッテリセルを、その外表面が内面に密着した状態で収容する筒状のバッテリ収容空間を複数備えるとともに、少なくとも一方の端部に、前記バッテリセルの端子に導通可能な端子部を備えた端子カバーが密閉状に装着される開口部を備え、前記複数のバッテリ収容空間は、相互に重ね合わされる多段重ね形状で、各段相互が独立したケース単体を構成してこのケース単体相互が結合可能である電気自動車のバッテリケースであって、前記ケース単体相互間に冷却風導入空間が形成されていることを特徴とする電気自動車のバッテリケース。
  2. ケース単体相互を結合する結合部は、所定間隔をおいて相互に対向する一対の側壁が一方のケース単体に設けられ、この側壁の先端側には、相互に対向する方向に突出する係止突起が設けられ、他方のケース単体には、前記係止突起より前記側壁の基端部側に位置して側壁相互間からの抜け止めとなる係止突起を両側部に備えた突片が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電気自動車のバッテリケース。
  3. ケース単体には、相互に結合する相手側のケース単体の突片に結合する側壁と、同相手側のケース単体の側壁に結合する突片とがそれぞれ設けられ、前記二つのケース単体は互いに同一形状であることを特徴とする請求項記載の電気自動車のバッテリケース。
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