JP4174924B2 - 情報信号表示装置及び情報信号表示方法並びに動作状態表示装置 - Google Patents

情報信号表示装置及び情報信号表示方法並びに動作状態表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報信号表示装置及び情報信号表示方法並びに動作状態表示装置に関するものであり、特に、属性が異なる信号が混在する記録媒体において、その信号を容易に再生/記録又は編集することができる情報信号表示装置に関する
【0002】
【従来の技術】
従来技術において、テレビ放送等を記録する家庭用のビデオテープレコーダ(以下、VTRと云う)では、8mm方式やVHS(Video Home System)方式等のアナログ記録方式のVTRが一般に広く普及している。
テレビ放送も従来のアナログ放送の他に広くデジタル放送が行われようとしており、これらの放送を記録するために家庭用VTRもデジタル記録方式のVTRが普及し始めようとしている。
【0003】
デジタル記録方式のVTRの普及に伴い、広く普及しているアナログ記録方式VTRで使用する磁気テープの有効活用が考えられた。そこで、従来の磁気テープに、アナログ信号の他にデジタル信号が記録できるD−VHS方式やデジタルハイ8方式等を用いたデジタル記録方式のVTRが開発された。これらのデジタル記録方式VTRは、従来のアナログ記録方式VTRとテープ走行等を行う機構系が共通に使用できることや、磁気テープの性能改善等により、従来の8mm方式やVHS方式等で使用する磁気テープで記録再生が可能である。従って、従来からの磁気テープにアナログ信号とデジタル信号の両方が記録できるため、一つの磁気テープに属性の異なる信号が混在して記録可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アナログ信号とデジタル信号とが混在して記録された磁気テープを、従来の8mm方式やVHS方式等のアナログ記録方式で記録された磁気テープだけに対応するVTRで再生する場合、例えば、アナログ記録信号再生の途中でデジタル記録信号部分になった時、その部分は再生できないので再生画像や音声が途中で途切れてしまうという問題がある。
【0005】
このように、1つの記録媒体に属性の異なる信号が混在して記録してあると、再生が頻繁に行われず、ユーザは大変に煩わしさを感じることになる。その為、記録媒体を記録信号の属性別に分けて使用している場合などは、その種類が増えて管理が面倒であり、しかも誤って別の種類の信号を記録してしまうことも考えられる。
【0006】
又、コピー記録や編集記録の際には、様々な記録再生方式が存在するので、その方式を考えながら作業を行なうことになる。このような場合に、従来の装置では、現在の記録再生動作の状態や、これまでの記録再生動作の過程を効果的にモニタすることができないため大変煩雑な作業となる。
【0007】
従って、複数の属性が混在して記録しうる記録媒体を記録再生する様な場合に、その動作状況をその属性に応じてユーザが容易に知ることができるようにすることに解決しなければならない課題を有する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明に係る情報信号表示装置は、第1の属性を有する信号と第2の属性を有する信号が混在して記録してある第1の記録媒体の内容を第2の記録媒体にコピー又は編集する情報信号表示装置であって、前記第1の記録媒体に記録されている信号が第1の属性を有することを判別する判別手段と、前記判別手段で判別された第1の属性に対応して、前記第1の記録媒体から信号を再生する再生手段と、前記判別手段で判別された第1の属性に対応した前記再生手段の再生状況を表示する第1の表示手段と、
前記判別手段で判別された第1の属性であるときに、前記再生手段からの所定区間の信号を、第2の属性にして前記第2の記録媒体における所定の区間に記録すると共に、第2の属性に変更したことを識別する識別信号を記録する記録手段と、前記第2の属性に対応した記録状況を表示する第2の表示手段と、を備えたことを特徴とする情報信号表示装置。
【0012】
このように、例えば、アナログ記録方式とデジタル記録方式等のように属性が異なる信号が混在する磁気テープ等の記録媒体で、記録された映像や音声信号を再生する場合や、別の記録媒体にコピー記録又は編集記録を行う場合に、再生又は記録の状態をユーザが容易に知ることができ、動作状態を把握した操作ができると共に、効率の良い動作を実現できるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る情報信号表示装置の実施の形態について図面を参照して、以下の項目に従って説明する。
【0014】
[1]本発明の全体構成を示すブロック構成例
[2]本発明の動作フローチャートによる全体構成の動作説明
[3]記録方式の判別構成例
[4]各種編集記録方法
[5]表示方法
[6]本発明の第1の変形実施例
[7]本発明の第2の変形実施例
[8]本発明の第3の変形実施例
[9]本発明の第4の変形実施例
【0015】
[1] 本発明の全体構成を示すブロック構成例
本発明に係る情報信号表示装置は、図1に示すように、磁気テープを再生する再生部10と、その再生された信号を磁気テープに記録するための記録部80と、外部からの入出力及び各部の制御を行うシステムコントロール部40と、各種設定を指示するユーザ入力部30と、各部の警報を検出する警告部60と、各部の動作状況等を表示する表示部70とにより構成されている。
【0016】
再生部10は、装着された磁気テープの記録方式を検出し、システムコントロール部40に伝えるカセット検出部11と、システムコントロール部40の指示により磁気テープのフォワード及びリワインドを行うリールモータ部12と、システムコントロール部40の指示により磁気テープの走行調整を行うキャプスタン部13と、磁気テープのコントロール信号を抽出するためのCTL部14と、磁気テープに信号を記録及びその信号を再生するテープ/ヘッド部15と、再生信号を所定のレベルまで増幅する再生アンプ部16と、増幅された再生信号の属性等を判別して、その結果をシステムコントロール部40へ伝える判別部17と、増幅された再生信号をシステムコントロール部40の指示に従い、所定の属性の処理部に送るための切換えを行う切換スイッチSW18と、アナログ再生信号からビデオ信号の所定のY/C信号処理や所定のAFM音声信号処理等を行うアナログ再生処理部19と、デジタル再生信号の再生等化処理、誤り訂正処理、MPEGデコード等の所定の処理が行うデジタル再生処理部20から構成されている。
【0017】
ユーザ入力部30は、コピー記録/編集記録の記録方式やその優先順位、記録する信号属性の指示等の設定情報を入力する。
【0018】
システムコントロール部40は、カセット検出部11や判別部17からの情報やユーザ入力部30の設定情報に応じて、表示部70や各切換スイッチ18、51、52に所定の指示を行ったり、リールモーター部12及びキャプスタン部13をコントロールして、テープ走行の制御を行う。
【0019】
切換SW51及び52は、再生処理された信号をシステムコントロール部40の指示に従い、所定の属性の処理部81、82に送るための切換えを行う。
【0020】
警告部60は、システムコントロール部40を介して、装置の各部の警告を検出する。
【0021】
表示部70は、システムコントロール部40を介して、設定情報や装置各部の動作状況及び警報等を表示する。
【0022】
記録部80は、再生処理された信号から、アナログ記録方式で記録するためにビデオ信号と音声信号を所定のY/C信号処理及びAFM音声記録信号処理等を行うアナログ記録処理部81と、再生処理された信号からデジタル記録方式で記録するために、映像音声信号のMPEGエンコードや誤り訂正符号付加等の所定の信号処理が行うデジタル記録処理部82と、記録処理された信号をシステムコントロール部40の指示に従い、記録アンプ部84へ送るために切換えを行う切換SW83と、切換SW83を介して送られてきた記録処理された信号を所定の記録電流にする処理や記録等化処理等を行う記録アンプ部84と、記録アンプ部84で処理された信号を所定の記録モード、記録方式によりコピー記録/編集記録するテープ/ヘッド部85と、装着された磁気テープの記録方式を検出してシステムコントロール部40に伝えるカセット検出部86と、システムコントロール部40の指示により、磁気テープのフォワード及びリワインドを行うリールモーター部87と、システムコントロール部40の指示により磁気テープの走行調整を行うキャプスタン部88とから構成されている。
【0023】
[2]本発明の動作フローチャートによる全体構成の動作説明
前記説明した構成からなる情報信号表示装置において、記録媒体はアナログ記録方式によるデータとデジタル記録方式によるデータとが混在している磁気テープであってもどちらかの属性を優先させて編集記録を行うことができる。以下、図2に示すフローチャートを参照してその動作を説明する。
【0024】
先ず、処理ループの回数を管理するためにカウンタの初期値nをゼロに設定する(ステップST11)。
【0025】
次に、記録部80は磁気テープの特性を検出し、記録部80の磁気テープがデジタル記録方式で記録できる特性であるか否かを判別する。デジタル記録方式で記録できる磁気テープの場合は次の処理へ移行する(ステップST12、ST13)。
【0026】
デジタル記録方式で記録できない磁気テープの場合は、表示部70に”ワーニング”を表示してユーザにアナログ記録方式でしか記録できないことを知らせる(ステップST13、ST14)。ユーザがその磁気テープを交換するか否かを判断する。交換しない場合は、次の処理へ移行する。交換した場合は、前記同様に磁気テープの特性検出の処理を繰り返す(ステップST15)。
【0027】
次の処理では、再生部10と記録部80の磁気テープをテープエンドまでフォワードさせる(ステップST16、ST17)。
【0028】
続いて、再生部10と記録部80の磁気テープをテープエンドからテープトップまでリワインド走行させて、その磁気テープが何分の記録用テープであるかを計測して、その計測結果を表示する(ステップST18、ST19、ST20)。
【0029】
次に、再生部10は磁気テープの再生を始める(ステップST21)。続いて、ユーザ設定情報からの記録方式を検出し、表示部70は、その動作モード等を表示し、続いて、ユーザが予め設定した優先記録方式を判別する(ステップST22、ST23)。
【0030】
デジタル記録方式が優先であると判定された場合、逐次再生される再生信号の属性を検出する(ステップST24)。
【0031】
再生信号がデジタル記録方式の記録であると判別された場合、デジタル再生処理を行い、表示部70にその動作状態を表示する(ステップST25、ST26)。
【0032】
記録部80は、以前に検出した記録部80の磁気テープの記録方式の特性に従い、デジタル記録方式による記録若しくはアナログ記録方式による記録を行い、表示部70にその動作状況を表示する(ステップST27、ST28、ST29)。
【0033】
再生信号がアナログ記録方式による記録であると判別された場合、再生部10は磁気テープをデジタル記録区間が検出するまでフォワードする。これらの処理をテープエンドになるまで繰り返す(ステップST30、ST31)。
【0034】
テープエンドが検出されたら、処理ループのカウンタnを1つ増加させ、その処理回数を判別する。n=1であれば、再生部10の磁気テープのデジタル記録されている区間の処理が終了したことを示しており、次にその磁気テープのアナログ記録されている区間の処理に移行し、アナログ記録区間でも同様の処理を行う。n=2であれば、再生部10の磁気テープのデジタル/アナログ記録両区間の編集記録がすべて完了となる(ステップST32、ST33)。
【0035】
アナログ記録方式が優先であると判定された場合、逐次再生される再生信号の属性を検出する(ステップST34)。
【0036】
再生信号がアナログ記録方式の記録であると判別された場合、アナログ再生処理を行い、表示部70はその動作状態を表示する(ステップST35、ST36)。
【0037】
記録部80は、以前に検出した記録部80の磁気テープの記録方式の特性に従い、アナログ記録を行い、表示部70にその動作状況を表示する(ステップST37)。
【0038】
再生信号がデジタル記録方式の記録であると判別された場合、再生部10は磁気テープをアナログ記録区間が検出するまでフォワードする。これらの処理をテープエンドになるまで繰り返す(ステップST38、ST39)。
【0039】
テープエンドが検出されたら、処理ループのカウンタnを1つ増加させ、その処理回数を判別する。n=1であれば、再生部10の磁気テープのアナログ記録方式で記録されている区間の処理が終了したことを示しており、次にその磁気テープのデジタル記録されている区間の処理に移行し、デジタル記録区間でも同様の処理を行う。n=2であれば、再生部10の磁気テープのデジタル/アナログ両区間の編集記録がすべて完了となる。最後に、表示部70に編集記録が完了したことを表示する(ステップST40、ST41)。
【0040】
このように属性が混在して記録されている磁気テープの場合、例えば、アナログ記録区間を続けて再生するように設定されていた時は、所定のアナログ記録区間が再生されたら、次のアナログ記録区間の先頭までリールモーター部12又はキャプスタン部13をシステムコントロール部40からの制御により、再生側磁気テープをフォワード走行する。そして、所定の先頭まできたら再生の始めから正しく記録できるようにキャプスタン部13をわずかながら逆走行させるように制御する。一方、記録部80の磁気テープは、次の再生部10が再生区間をサーチ中の間、記録部80のキャプスタン部88のキャプスタンをシステムコントロール部40の指示により一時停止させている。
【0041】
信号の属性を判別するために、システムコントロール部40では、例えば、信号がデジタル記録方式の記録の場合には、デジタル再生処理部20からの再生信号より、その信号のヘッダ部にある識別データからプログラム番号等を検出して、所定再生及び記録区間の区切りを認識する。CTL信号に識別データが埋め込まれている場合は、その信号を検出することで、アナログ記録信号/デジタル記録信号共に所定記録区間の区切りを認識して検出することができる。もし、再生信号中の識別信号を検出し、コピーライトが不可の時には、デジタル記録処理部81をアナログ記録処理部82に変更してコピー記録や編集記録が行うように、切換スイッチSW51、SW52に切換え指示を出すと共に表示部70へ警告を出すように指示する。
【0042】
ここで、デジタル記録方式による記録を行う場合、デジタル記録処理部82による映像音声信号処理を、同じVTR方式の時(D−VHS同士、デジタルハイ8同士)は、再生時における所定の誤り訂正信号処理だけを行い、MPEG等のエンコードやデコード処理をバイパスしてコピー記録/編集記録を行うこともできる。また、所定の識別データ領域にデジタル記録の回数を記録することで、その回数制限や不正なデジタル記録の防止等を行うことができ、再生側磁気テープから記録順序を変えてコピー記録/編集記録を行った場合は、その情報データ等を記録しても良い。
【0043】
前記のような記録再生過程において、表示部70は、システムコントロール部40からの信号により、記録方式の判別結果に応じて、例えば、記録方式により表示色を変えたり、動作状態を点灯/点滅で表示したり、また、動作モード表示、記録および再生等の動作過程の時間表示、再生/記録をどちらの磁気テープが行っているか等も表示してユーザが容易に判別できるようにする。
【0044】
[3]記録方式の判別構成例
次に、上述した構成からなる情報信号表示装置における記録方式の判別方法について説明する。
【0045】
まず、磁気テープの種類の判別方法について、VHS方式の場合を例として説明する。尚、8mm方式等のVTRでも同様に行うことができることは勿論のことである。
【0046】
VHSの各種類の判別方法は、図3に示すように、磁気テープ本体に設けられている識別用のホール(穴)によって判別することができる。VHS方式磁気テープの種類別による許容記録モードは下記の表1に示す通りである。ここで、S−VHSもデジタル記録を行えるが、通常VHSテープはアナログ記録だけを行うことにする。
【0047】
【表1】
Figure 0004174924
【0048】
これらの判別結果により、S−VHSテープを使用した場合、デジタル放送等のデジタル信号を記録する時は、D−VHSテープと同様に自動的にデジタル記録方式による記録を行うようにしても良い。
【0049】
次に、これらの磁気テープに記録されている信号の属性を判別する判別手段について説明する。
前記のように、記録した信号の属性がアナログ記録方式又はデジタル記録方式かを判別する場合、各々の信号の属性では周波数帯域が異なること、又は、VTRのテープスピードがアナログ記録方式(VHS)とデジタル記録方式(D−VHS)では異なることからCTL信号の周期を計測する等の手法で判別できる。
【0050】
又、テープスピードが同じ場合でも信号の属性を判別する方法として、D−VHS方式を例として説明する。ここでD−VTR方式の各記録モードの概要を下記の表2に示す。
【0051】
【表2】
Figure 0004174924
【0052】
前記表から、D−VHSのHSモードでのスピードと、VHS方式対応速度モードのSPモードとのスピードが同じとなるが、SPモードのトラック幅は58μmなのでCTL信号の周期を計測することで判別ができる。同様に、D−VHSのSTDモードについては、VHS方式対応速度モードのLPモードと同じスピードとなるが、基本的にNTSC方式の放送信号ではSPとEPが規定されているので、この場合もCTL信号を計測することで判別できる。例えば、特開平8−2497583号公報には、SPモード、EPモードの場合アナログ記録方式の可能性が高く、LPモードの場合はデジタル記録方式の可能性が高いこと等の技術が開示されている。
【0053】
また、VHS方式のオーディオAFM記録方式による記録とD−VHS記録方式による記録は共にアジマス±30度のへッドで行なうが、再生信号の周波数スペクトルは、図4に示すように、1.3MHz近傍から上昇し、4.78MHz近傍を頂点とするなだらかなカーブを描き、9.58MHz近傍で終結する。このような特性を有する再生信号は、バンドパスフィルタ(BPF)又はローパスフィルタ(LPF)及びハイパスフィルタ(HPF)によって、その属性を判別することができる。
【0054】
具体的なフィルタによる判別部の構成は、図5に示すように、アナログ信号のAFMヘッド再生信号は、第1のフィルタ(バンドパスフィルタBPF)を介して、第1の検波器で検出した信号を、基準電圧と比較する第1のコンパレータに入力し、その出力信号をシステムコントロール部40に送る。ビデオヘッド再生信号は、第2のフィルタ(バンドパスフィルタBPF)を介して、第2の検波器で検出した信号を、基準電圧と比較する第2のコンパレータに入力し、その出力信号をシステムコントロール部40に送る。D−VHSヘッド信号は、第3のフィルタ(バンドパスフィルタBPF)を介して、第3の検波器で検出した信号を、基準電圧と比較する第3のコンパレータに入力し、その出力信号をシステムコントロール部40に送る。
【0055】
このように、アナログ記録方式の磁気テープでも映像信号とAFM音声信号が共に記録されているとは限らないので、映像信号とAFM音声信号の両方を検出するようになっている。
【0056】
次に、このような構成からなる判別部の動作について説明する。再生信号の周波数スペクトルは、図4に示すようにAFM信号は1.3MHzと1.7MHzにキャリア信号がある。従って、第1のフィルタの通過帯域は、おおよそ0.5〜2.5MHz程度のバンドパスフィルタ(BPF)、若しくは、2.5MHz程度のローパスフィルタ(LPF)により信号をフィルタ処理し、第1の検波器で検波処理して第1のコンパレータで所定基準値以上の信号が検出できる。
【0057】
もし、デジタル記録方式による記録がなされていた場合は、図4に示す帯域にはデジタル記録方式によるスペクトルが存在するので、デジタル信号のパワースペクトルが最も大きいと思われる通過帯域4〜5MHzのバンドパスフィルタ(BPF)若しくはおおよそ4MHz以上のハイパスフィルタ(HPF)の第3のフィルタにより信号を検出できる。
【0058】
同様に第2のフィルタにより映像信号を検出できるが、映像信号の場合はオーディオ信号のAFM信号やD−VHSデジタル信号とはアジマス角が異なる±6度の磁気へッドにより記録されているのでデジタル記録されていたとしても、このへッドで再生されることによる検出成分はあまり大きくない。以上、3つの第1〜第3のフィルタからの検出出力により、再生信号の属性を判別することができる。
【0059】
[4]各種編集記録方法
次に、本発明を適用して、デジタル記録方式による記録とアナログ記録方式による記録の混在等のように、異なる記録方式が混在した記録媒体を編集/コピー記録する場合の編集記録方法を、図を用いて説明する。
【0060】
先ず始めに、VHSとVHSのダブルデッキや8mmと8mmのダブルデッキ等のように、同種のVTR方式を磁気テープの編集/コピー記録に適用した場合は、下記に示す表3の組合せ例がある。
【0061】
【表3】
Figure 0004174924
【0062】
又、VHS方式と8mm方式のダブルデッキのように、異なるVTR方式でコピー記録/編集記録を行う場合がある。例えば、アナログ記録方式として、VHS方式(又はS−VHS)又は8mm(標準又はハイ8)方式記録があり、デジタル記録方式は、D−VHS方式又はデジタルハイ8方式がある。このように異なったVTR方式で編集記録/コピー記録を行う場合には、下表に示す表4の組合せが考えられる。
【0063】
【表4】
Figure 0004174924
【0064】
例えば、図6に示すように、VHS方式で記録したアナログ記録部A、CとD−VHS方式で記録したデジタル記録部B、Eや無記録部分D、Fが煩雑に混在した磁気テープの編集方法として、従来技術では、図7に示すように、アナログ記録部A、Cのみしか記録できない。これに対して、図8に示すように、アナログとデジタルとに振り分けてアナログ記録部分とデジタル記録部分にしたカテゴリーの第1の具体例の編集は、自動的にアナログ記録部A、Cは連続してコピー記録し、自動的にデジタル記録部B、Eも連続してコピー記録する。このように編集記録を行うと、仮にD−VHS対応でない装置でこの磁気テープを再生した場合には、図6に示す磁気テープのように再生される部分と再生されない部分が混交して頻繁に現れることがなくなり見やすくなる。又は、第2の具体例の編集は、図9に示すように、デジタル記録部B、Eの記録順序を変えたものである。第3の具体例の編集は、図10に示すように、アナログ記録部A、Cをデジタル記録部B、Eより後に編集記録したものである。これらの編集記録を行った磁気テープを更に編集記録する場合等は同一記録方式の記録データをまとめてあるため、効率良く作業ができる。又、表示部70(図1参照)でこれらを表示させることで、再生側磁気テープの記録方式が混在しているか判別できる。そして、混在している場合は、再生側磁気テープ及び記録側磁気テープ共に、どの記録方式がどこの区間に記録時間が何分くらいを占めているか等の情報を容易に知ることができる。
【0065】
更に、第4の具体例の編集は、図11に示すように、アナログ記録部A、Cとデジタル記録部B,Eの間に無音記録部や所定信号を記録して、例えば、アナログ記録部Cの後はデジタル記録方式の記録であることをアナログ記録方式で映像又は音声等により、警告信号のように記録してユーザに知らせるようにする。又、再生側磁気テープの記録されている部分の記録方式を判別して、順序を入替えて編集記録を行うこともできる。
【0066】
第5の具体例の編集は、図12に示すように、図8で示したデジタル記録部B、Eの順序を逆にしたものである。第6の具体例の編集は、図13に示すように、図10に示すアナログ記録部A、Cの順序を逆にしたものである。
【0067】
このように種々の具体例に示したような編集をすれば、D−VHS方式に対応していない装置で再生している場合に、アナログ記録部Cが終了した後にデジタル記録部B、Eが再生されなくても、この警告信号の再生により、突然再生画像や音声が出カされなくなり無記録部分と思って、ユーザが誤って重ね記録することを防止できる。
【0068】
尚、これらに限らず、他の実施例のアナログ記録部とデジタル記録部の間に記録するようにしても良く、またアナログ記録部とアナログ記録部や、デジタル記録部とデジタル記録部の間にその記録領域の境界であることをユーザに知らせる映像、音声信号を自動的に記録するようにしても良い。このようにすると、各記録部分A、C、B、Eは一つのプログラム領域として、容易に判別ができるようになる。又、このような領域をリピート再生する場合も操作が行いやすく、効率的な再生が行える。
【0069】
更に、種々の具体例の内、デジタル記録部のみを抽出して編集するカテゴリーの第7の具体例の編集は、図14に示すように、再生側磁気テープのデジタル記録部B、Eのみを検出し編集記録するものである。
【0070】
第8の具体例の編集は、図15に示すように、図14に示したデジタル記録部B、Eの順序を変えて編集記録したものである。
【0071】
第9の具体例の編集は、図16に示すように、デジタル記録部B,Eの間に所定記録部分の境界であることをユーザに知らせるような識別信号、即ち、映像や音声の信号を自動的に記録するものである。
【0072】
ここでは、アナログ記録部とデジタル記録部が混在した磁気テープからデジタル記録部だけを検出し編集記録したが、アナログ記録部だけを検出し、上述説明した図14〜16に示したものと同様の編集記録を行っても良い。
【0073】
また、著作権(コピーライト)の問題により、デジタル記録できない場合等における全てをアナログ記録するカテゴリーの第10の具体例の編集は、、図17に示すように、磁気テープの所定の部分に記録されている識別信号を検出し、デジタル記録できない場合は自動的に編集記録したデジタル記録部B、Eはアナログ記録にしている。
【0074】
第11の具体例の編集は、図18に示すように、図17に示すデジタル記録をアナログ記録にしたアナログ記録部B、Eの記録順序を変えて編集記録した場合である。
【0075】
第12の具体例の編集は、図19に示すように、図17に示すデジタル記録をアナログ記録にしたデジタル記録部B、Eをアナログ記録部A、Cより前にすると共にアナログ記録部Bを先にして編集記録した場合である。
【0076】
第13の具体例の編集は、図20に示すように、アナログ記録部A、Cはそのままコピー記録し、デジタル記録方式による記録に当たるB、Eをアナログ記録部B、Eにして、アナログ記録部とデジタル記録部に相当する境界のCの最後とBの最初の間に、コピーライトによりデジタル記録部B、Eをアナログ記録に変えて編集記録を行ったことを示す警告信号のような識別信号、例えば、映像や音声信号等をアナログ記録方式の記録を行う。
【0077】
第14の具体例の編集は、図21に示すように、図17に示したアナログ記録部A、Cの順序を変えると共に、デジタル記録部に相当するアナログ部B、Eの順序も変えて編集記録したものである。
【0078】
第15の具体例の編集は、図22に示すように、図19に示すアナログ記録部A、Cのデジタル記録方式により記録をアナログ記録方式の記録にしたアナログ記録部B、Eの後に順序を変えて編集記録したものである。
【0079】
このようにデジタル記録部分をアナログ記録編集することで、編集記録した磁気テープでデジタル記録部がなくなってしまってもユーザが認識できるので管理がしやすい。又、コピーライトを自動判別して、デジタル記録方式により記録ができない場合はデジタル記録部をアナログ記録に変えて編集記録が自動的に行えるので、編集記録が効率よく、かつ、効果的に行うことができる。更に、装着した磁気テープがデジタル記録方式による記録が行えない特性である場合は、再生側でデジタル記録区間が検出された場合に、ユーザに警告をする共に、自動的にすべての区間を、前記で説明した図17〜図22のようにアナログ記録方式の記録に変換してコピー記録/編集記録を行うようにしても良い。
【0080】
[5]動作状態表示方法
次に、本発明の動作状態表示装置における表示方法の一例を、ダブルデッキを備えたVTRを参照して説明する。
【0081】
動作状態表示装置であるVTRは、図23に示すように、2個のVTRであるVTR−A、VTR−Bを備えた構成となっており、VTR−Aの状態を表示する表示部Aと、VTR−Bの状態を表示する表示部Bと、両者の動作状態などを表す動作表示部Cを有する。尚、図23は表示系のみをあらわしており、操作ボタン等は省略してある。
【0082】
図23に示すVTRにおいて、VTR−A及びVTR−Bのカセット挿入口A1、B1の下側に、それぞれ磁気テープの最大記録時間を表示する動作時間表示部A2、B2と、この動作時間表示部A2、B2の下側に磁気テープの動作経過時間に対応する現在の磁気テープ動作位置を表示する動作位置表示部A3、B3と、この動作位置表示部A3、B3の下側に、磁気テープの信号属性などを表示する記録信号表示部A4,B4とを設けた構成となっている。
【0083】
動作時間表示部A2、B2には、図3に示すように、磁気テープカセットに設けられた磁気テープ厚みを識別する識別穴等からテープ厚みを検出する、或いは、磁気テープカセット挿入後、テープトップからテープエンドまでを高速でテープ走行させて回転数を計測する等によって最大記録時間が判別され、その最大記録時間から30分間隔で時間が液晶表示(LCD)等に表示する。
【0084】
動作位置表示部A3、B3は、磁気テープが走行した時間に応じ、LEDやLCD等を点灯させて、その動作経過時間を表示することで現在の磁気テープ動作位置を知ることができる。
【0085】
記録信号表示部A4,B4は、例えば、図23のB4拡大図のように、アナログ/デジタル記録方式を判別して点灯又は点滅表示したり、その表示中に記録方式を識別できる表示文字やそのプログラム番号等を表示しても良い。
【0086】
動作表示部Cは、一方を再生側、他方を記録側としてコピー記録や編集記録を行う場合、再生側を点灯表示とし、記録側を点滅表示にするなどにより、表示方法や表示形式を変えて再生/記録の区別を容易に認識できるようにする。また、その際にユーザが設定した記録方法や記録モード等を表示する。
【0087】
具体的な構成は、記録/再生の文字「REC」、「PB」を表示する記録再生表示部C1、C2と、VTR−A及びVTR−Bのどちらかが再生/記録かによるデータの流れ方向を示すデータ表示部C3と、デジタルとアナログとで色の変化点滅により視認し易くした視認判別表示部C4と、アナログ記録とデジタル記録とを文字表示(「ANALOG」、「DIGITAL」)する文字識別表示部C5と、記録か再生か等の動作モードを表示する動作モード表示部C6とから構成されている。
【0088】
このような構成からなる表示系における表示は、例えば、図23に示すように、VTR−Aが再生側、VTR−Bが記録側の場合には、記録再生表示部C1は[PB]、記録再生表示部C2は[REC]と表示され、データ表示部C3の矢印表示はVTR−A→VTR−B(右向きの矢印)にデータが流れていると表示される。
【0089】
ここで、VTR−AとVTR−Bで再生/記録を逆にした時、記録再生表示部C1は[REC]、記録再生表示部C2は[PB]と表示され、データ表示部C3の矢印表示はVTR−B→VTR−A(左向きの矢印)にデータが流れていると表示される。
【0090】
又、ユーザが設定した記録順序を容易に区別できるように、視認判別表示部C4の各属性部分毎に分割されて表示され、アナログ記録方式を優先記録する場合は視認判別表示部C4の最左側は、緑色に点灯又は点滅すると共に、その上部の文字識別表示部C5の左側に文字[ANALOG]を表示する。
【0091】
視認判別表示部C4の最右側は、デジタル記録を示す橙色に点灯又は点滅しその上部の文字識別表示部C5の右側に文字[DlGlTAL]の表示を行う。
【0092】
このようにして、例えば、コピー、編集元の再生部10(図1参照)のデジタル記録部は橙色、アナログ記録部は緑色というように表示色を変えるとユーザにとってはわかりやすくなる。同時に、記録側は既にコピー記録、編集記録されたテープの領域を、デジタル記録方式とアナログ記録方式で色を変えて点滅又は点灯させる。又、再生側と記録側で点滅と点灯を変えても良く、この動作例をまとめると下記の表5に示すようになる。
【0093】
【表5】
Figure 0004174924
【0094】
[6]本発明の第1の変形実施例
上述した実施例においては、例えば、コピーライトが可の場合においてデジタル記録方式による記録、不可の場合はアナログ記録方式による記録を行うようにしたが、ユーザが予めアナログ記録方式による記録に統一させてコピー記録、編集記録するようにしても良い。このようにコピー記録、編集記録しようとする元の磁気テープが記録方式の混在したテープである場合は、図1の判別部17などにより信号の属性記録方式を判別し、アナログ記録方式に統一させてコピー記録、編集記録を行えば、記録された磁気テープはデジタル再生対応していない一般に普及している従来方式のVTRでも問題なく再生できる。この時、例えば図23の視認判別表示部C4の全面が緑色で点滅する等で表示すれば、ユーザがアナログ記録であることを容易に認識できる。このようにアナログ記録方式の記録に統一して編集/コピー記録する場合のVTR方式は、下記に示す表6、表7のような組合せがある。
【0095】
【表6】
Figure 0004174924
【0096】
【表7】
Figure 0004174924
【0097】
[7]本発明の第2の変形実施例
第2の変形実施例としては、信号の属性が、再生側、記録側の音声信号のモノラルやステレオといったチャンネル数、デジタル音声信号のサンプリング数、量子化ビット数等が考えられる。例えば、ステレオ音声とアナログ音声信号が混在して記録されている記録媒体をコピー記録/編集記録する場合は、ステレオ音声信号同士、アナログ音声信号同士を所定の区間にまとめて自動的に記録する。このように記録することで、再生時に違和感なく音声出力を楽しむことができ、磁気テープ等の分類、整理、管理等も効率良く行うことができる。以下の表8に示すものは、音声信号チャンネル数によるコピー、編集記録の方式の例であり、再生側の信号属性に基づいて編集、コピー側の信号属性にしている。
【0098】
【表8】
Figure 0004174924
【0099】
このような信号属性の場合には、図23に示す文字識別表示部C5は文字[MONAURAL]表示又は文字[STEREO]が表示されると共に、視認判別表示部C4は、モノラルモードで青色、ステレオモードは赤色で点灯又は点滅表示する。
【0100】
又、音声信号がデジタル音声信号の場合で、サンプリング周波数が例えば、48KHz、32KHzが混在している時や、量子化ビット数が16ビット、12ビットが混在している時などは、その属性毎にまとめてコピー記録/編集記録を遂行する。このように属性毎にまとめて記録することで、民生用デジタルVCR規格(DV規格)のVTR等に適用した場合に、DV規格では48kHz、16ビットでなく、32kHz、12ビットの音声信号記録では、アフレコ(アフターレコーディング)が行えるので、そのような属性が混在した磁気テープの場合は、コピー記録、編集記録テープは効率よくアフレコを行うことができるのである。
【0101】
サンプリング周波数、量子化ビット数等の判別は、記録信号のへッダにおける所定の識別データを、例えば、図1のデジタル再生処理部20において検出することで容易に行うことができる。これらをまとめると下記に示す表9及び表10のようになる。
【0102】
【表9】
Figure 0004174924
【0103】
この場合、文字識別表示部C5は、文字[48KHz]と表示、又は[32KHz]と表示され、視認判別表示部C4は、例えば、48KHzモードで青色、32KHzモードで赤色で点灯又は点滅表示する。
【0104】
【表10】
Figure 0004174924
【0105】
この場合、図23に示す文字識別表示部C5は、文字[16BlT]と表示、又は文字[12BlT]と表示され、視認判別表示部C4は、例えば、16ビットモードでは青色、12ビットモードでは赤色で点灯又は点滅表示する。
【0106】
[8]本発明の第3の変形実施例
第3の変形実施例として、信号の属性の判別は、例えば、デジタル記録方式による記録の伝送レートを判別してコピー記録、編集記録を遂行することも考えられる。例えば、上記した表2からD−VHS方式VTRは伝送レートが複数存在し、それら伝送レートが混在した磁気テープのコピー記録、編集記録を行う場合に、記録側で同じレートの信号を規則正しく所定の区間にまとめて記録することで、後で更に編集を行う場合などでは効率良く作業を行うことができる。伝送レートの検出は、記録データのヘッダの所定位置に記録されている識別データを検出して容易に行うことができる。又、D−VHS方式については、上記の表2に示すように、各記録モードによってテープスピードが異なることから、CTL信号を観測することでモード判別ができ、判別結果から記録されているデータのレートを判別することもできる。下記の表11は伝送レートによるコピー/編集記録方式の例を一覧表示したものである。
【0107】
【表11】
Figure 0004174924
【0108】
ここで、例えば、STDモードとLSモードが混在記録されている磁気テープがあった場合に、標準記録モードであるSTDモードに統一して自動的に記録するようにしても良い。このように、統一して自動的にコピー記録、編集記録することで、記録された磁気テープは、LSモードに対応していない装置でも何ら問題なく全ての区間を再生できる。この場合、図23に示す文字識別表示部C5は文字[HS]、[STD]、[LS2]〜[LS7]の何れかが表示され、視認判別表示部C4は、HSモードは赤色、STDモードは青色、LSモードは黄色のように点滅又は点灯表示する。
【0109】
[9]本発明の第4の変形実施例
第4の変形実施例は、図24に示すように、コピー記録、編集記録装置等の編集装置100から、例えば、RS232C等のケーブル110で、その再生及び記録の動作状態を示す信号が出力されている。このケーブルは、例えばパーソナルコンピュータ(以下、PCと云う)等に接続されており、PC120のディスプレイ130に前記したようなコピー記録元、編集記録元である再生側の動作状態と、記録側の動作状態を表示させる。又、このPC120によりコピー記録、編集記録の動作モードや再生記録の動作制御を行っても良い。
【0110】
又、ケーブル110はRS232C等以外に、例えば、PC120のプリンタケーブル等が記録再生装置に接続されるようにしても良く、更にPC120以外にケーブルからの信号を検出して表示する系であっても良い。
【0111】
このようなケーブルからのデータ仕様は、図25に示すように、「W0」はVTR−A、VTR−Bの情報で何れかのカセットが装着され動作が行えるかを示し、そのカセットはデジタル記録方式による記録が行える特性のものか、又は、そのカセットは何分テープかを表示するモードを設定する。具体的には、VTR−Aの情報は0〜3ビット、VTR−Bの情報は4〜7ビットを使用して表現し、0ビットと4ビットは磁気テープ動作状態 (0:OK、1:NG)、1ビットと5ビットはスペア、2ビットと6ビットは時間表示(0:記録時間表示、1:動作時間表示)、3ビットと7ビットはデジタル記録(0:OK、1:NG)を表すようになっている。
【0112】
「W1」はコピー記録、編集記録の動作モードを設定するデータであり、例えば、図6〜図22の何れかの動作モードで編集記録を行うかを示すものである。
【0113】
「W2」、「W3」はVTR−A側の動作時間を示し、「W4」、「W5」はVTR−B側の動作時間を示す。
【0114】
「W6」は装置のVTR−A側及びVTR−B側のシステムとしての動作状態を示すもので、停止、再生、記録、フォワード走行、バックワード走行などの動作を示す。具体的には、VTR−Aの情報は0〜3ビット、VTR−Bの情報は4〜7ビットを使用して表現する。即ち、0ビットと4ビットは、”0”で停止、”1”は未使用、1ビットと5ビットは”0”で再生、”1”で録音、2ビットと6ビットは”0”でフォワード、”1”でリワインド、3ビットと7ビットは”0”でテープトップ、”1”でテープエンドであることを示すようにする。
【0115】
【発明の効果】
上記説明したように、本願発明の情報信号表示装置は、記録方式等の属性が混在した記録媒体を再生する場合に、今まで再生した信号の属性の過程、例えば、磁気テープ等の記録媒体のどの位置がアナログ記録方式、デジタル記録方式で、又、何分位記録されている0..とか、その記録されているテープが属性の異なる信号が混在しているものであると知ることができ、テープなどの記録媒体の整理や管理が効率よくまた効果的に行うことができる。
【0116】
又、上記のような記録方式が混在した記録媒体の信号のコピー記録や編集記録を行う場合に、コピー元の再生側及びコピー記録、編集記録側の再生過程と記録過程を容易に知ることができるので、例えば、記録側でアナログ記録方式とデジタル記録方式の記録区間を分割してコピー記録、編集記録を行う場合などでは、各々の方式の信号が、どの区間にどのくらいの時間記録されているかを容易に知ることができ、例えば、従来方式のアナログ記録方式の信号のみに対応している装置で再生する場合などの時に、どのくらいの時間再生を楽しむことができるか等も容易に知ることができ、再生を効率良く行うことができる。
【0117】
更に、以上のように記録方式が混在した記録媒体を容易に扱うことができるようになると、装置の動作状態を効果的にモニタすることができ、装置の操作や動作過程を楽しむこともできると共に記録媒体の管理や整理が行いやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動作状態表示装置のブロック図である。
【図2】同動作状態表示装置のフローチャートである。
【図3】同動作状態表示装置に使用するテープの概念図である。
【図4】同動作状態表示装置における再生信号のパワースペクトル概念図である。
【図5】同動作状態表示装置の判別部を示したブロック図である。
【図6】記録方式が混在して記録されているテープの概念図である。
【図7】図6における記録方式が混在しているテープを従来方式で編集記録した概念図である。
【図8】図6における記録方式が混在して記録しているテープを編集記録した第1の具体例である。
【図9】図6における記録方式が混在して記録しているテープを編集記録した第2の具体例である。
【図10】図6における記録方式が混在して記録しているテープを編集記録した第3の具体例である。
【図11】図6における記録方式が混在して記録しているテープを編集記録した第4の具体例である。
【図12】図6における記録方式が混在して記録しているテープを編集記録した第5の具体例である。
【図13】図6における記録方式が混在して記録しているテープを編集記録した第6の具体例である。
【図14】図6における記録方式が混在して記録しているテープを編集記録した第7の具体例である。
【図15】図6における記録方式が混在して記録しているテープを編集記録した第8の具体例である。
【図16】図6における記録方式が混在して記録しているテープを編集記録した第9の具体例である。
【図17】図6における記録方式が混在して記録しているテープを編集記録した第10の具体例である。
【図18】図6における記録方式が混在して記録しているテープを編集記録した第11の具体例である。
【図19】図6における記録方式が混在して記録しているテープを編集記録した第12の具体例である。
【図20】図6における記録方式が混在して記録しているテープを編集記録した第13の具体例である。
【図21】図6における記録方式が混在して記録しているテープを編集記録した第14の具体例である。
【図22】図6における記録方式が混在して記録しているテープを編集記録した第15の具体例である。
【図23】本発明に係る動作状態表示装置の表示パネル部分を示した説明図である。
【図24】本発明に係る動作状態表示装置の変形例を略示的に示した説明図である。
【図25】図24に示す変形例の装置に使用されるデータ仕様の一例を示したものである。
【符号の説明】
10;再生部、11;カセット検出部、12;リールモータ部、13;キャプスタン部、14;CTL部、15;再生側テープ/ヘッド部、16;再生アンプ部、17;判定部、18;切換SW、19;アナログ再生処理部、20;デジタル再生処理部、30;ユーザ入力部、40;システムコントロール部、51;切換SW換、52;切換SW、60;警告部、70;表示部、80;記録部、81;アナログ記録処理部、82;デジタル記録処理部、83;切換SW、84;記録アンプ部、85;記録側テープ/ヘッド部、86;カセット検出部、87;リールモータ部、88;キャプスタン部、A1;カセット挿入口、A2;動作時間表示部、A3;動作位置表示部、B1;カセット挿入口、B2;動作時間表示部、B3;動作位置表示部、A4;記録信号表示部、B4;記録信号表示部、C1;記録再生表示部、C2;記録再生表示部、C3;データ表示部、C4;視認判定表示部、C5;文字識別表示部、C6;動作モード表示部、100;編集装置、110;ケーブル、120;パーソナルコンピュータ(PC)、130;ディスプレイ

Claims (7)

  1. 第1の属性を有する信号と第2の属性を有する信号が混在して記録してある第1の記録媒体の内容を第2の記録媒体にコピー又は編集する情報信号表示装置であって、
    前記第1の記録媒体に記録されている信号が第1の属性を有することを判別する判別手段と、
    前記判別手段で判別された第1の属性に対応して、前記第1の記録媒体から信号を再生する再生手段と、
    前記判別手段で判別された第1の属性に対応した前記再生手段の再生状況を表示する第1の表示手段と、
    前記判別手段で判別された第1の属性であるときに、前記再生手段からの所定区間の信号を、第2の属性にして前記第2の記録媒体における所定の区間に記録すると共に、第2の属性に変更したことを識別する識別信号を記録する記録手段と、
    前記第2の属性に対応した記録状況を表示する第2の表示手段と、
    を備えたことを特徴とする情報信号表示装置。
  2. 前記第1又は第2の記録媒体は、テープ状磁気記録媒体であること
    を特徴とする請求項1に記載の情報信号表示装置。
  3. 前記第1の属性はデジタル記録方式で前記第2の属性はアナログ記録方式であること
    を特徴とする請求項1に記載の情報信号表示装置。
  4. 前記第1の属性又は前記第2の属性の判別は、デジタル記録方式である場合に、音声記録信号のチャンネル数又はサンプリング周波数又は量子化ビット数に基づいて遂行すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報信号表示装置。
  5. 前記第1の属性又は前記第2の属性の判別は、デジタル記録方式である場合に、記録変調方式に基づいて遂行すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報信号表示装置。
  6. 前記第1の属性又は前記第2の属性の判別は、前記第1の記録媒体又は前記第2の記録媒体に記録されている信号の記録レート又は伝送レートに基づいて遂行すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報信号表示装置。
  7. 前記第1の属性又は前記第2の属性の判別は、前記第1の記録媒体又は前記第2の記録媒体に記録されている信号の所定区間の区切りを識別して遂行すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報信号表示装置。
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