JP4173661B2 - 門型洗車機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体と車体を跨ぐ門型フレームとを相対移動させて得られる車形データに基づいて、洗浄や乾燥等の洗車処理用ノズルの位置制御を行うように構成した門型洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の門型洗車機におけるノズルの動作に関して概略的に示した動作説明図である。車体1に対してノズル2からの噴射流を吹付けて洗浄処理等を実施するに際しては、光電センサ等からなる車形検出手段を用いて車体1の車形を検出し、その高さ成分に所定間隔αを加えた値を目標値としてノズル2の位置制御が行われている。図中、点線で示した線Aは、そのノズル2の位置制御における目標値を示したものである。ところで、図6のようにノズル2が傾斜角の大きい急斜面や階段状に変化する段差面などのように形状変化の大きい形状急変部3に差掛かった場合に、その形状急変部3の形状変化に追従するためには急激な動作が要求される。しかしながら、ノズル2の動作速度には限界があるため、図示のように前半の形状急変部3に差掛かった場合には、上昇動作の遅れによってノズル2が車体1と接触する可能性がある。また、後半の形状急変部4に差掛かった場合には、逆に下降動作の開始が早いことに起因してノズル2が車体1と接触する可能性がある。そこで、図7に示したように、ノズル2の上昇動作の開始時点を早めたり、下降動作の開始時点を遅らせたりする制御形態は、車体1との接触を回避するために有効である。しかしながら、ノズルの動作の開始時点をずらすと、車形に対する追従性が損われ、ノズル2と車体1との距離が部分的に変動するため、処理効果の弱い部分を生じて処理ムラの原因になるという技術的な問題があった。そこで、実開平1−180354号公報に開示されたように、被処理面の形状変化に応じて車体とノズルが設置された門型フレームとの相対移動を減速したり、あるいは一時的に停止することにより、ノズルが形状急変部に差掛かる際の追従性を確保する方法もあり得るが、車体と門型フレームとの相対速度を制御可能に構成するためには、複雑かつ大がかりな装置が必要とされる。しかも、車体と門型フレームとの相対速度が変化すると、その速度変化により当該処理工程における処理ムラだけでなく、同時並行的に実行される他の車体面に対する処理工程における処理ムラを派生するという厄介な技術的問題を伴うことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような従来の技術的状況に鑑みて開発したものであり、ノズルが形状変化の大きい被処理部に差掛か場合にも、車体と門型フレームとの相対速度を変化させることなく、より簡単な構成によって、車体との接触を回避しながら処理ムラの発生を防ぐことが可能な門型洗車機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、車体と該車体を跨いだ門型フレームを一定の速度で相対移動させながら前記門型フレームに設置した車形検出手段により車形を検出し、その検出された車形に対して所定の高さを保持しながら前記車形に沿うように洗浄や乾燥等の洗車処理を施すノズルの高さ位置制御するように構成した門型洗車機において、ノズルが前記ノズルの高さ位置制御では車体との接触が避けられないおそれのある車形の急変部に差掛か際には、その車形急変部に差掛かるノズルの高さ位置制御におけるノズルの上昇動作の開始時点を当該車形急変部に対して早めたり下降動作の開始時点を当該車形急変部に対して遅らせることによりノズルと車体の接触を回避し得るように構成するとともに、前記ノズルと車体との距離に応じて該ノズルより噴射する洗車媒体の吐出圧力を制御するという技術手段を採用した。なお、洗車媒体の吐出圧力制御は、例えば噴射された洗車媒体の車体表面での圧力が予め設定した所定の圧力になるように行われる。本発明によれば、ノズルと車体との距離に応じて該ノズルより噴射する洗車媒体の吐出圧力を制御するという技術手段を採用したので、ノズルが急斜面や段差面などの形状変化の大きい被処理面に差掛かる際に、その被処理面の形状変化に厳密に追従することなく動作の開始時点を早めたり遅らせたりしても、ノズルと車体との距離に応じて該ノズルより噴射する洗車媒体の吐出圧力が制御されることから、ノズルの動作の開始時点に関する変化に伴う車体との間の間隔の変動は、洗車媒体の吐出圧力の制御により補完され、従来の処理ムラは解消される。したがって、洗車媒体の吐出圧力の制御という、車体と門型フレームとの相対速度に関する制御と比べものにならないほど簡便な構成によって処理ムラの解消が可能であり、しかも車体と門型フレームとの相対速度は一定の速度でよいことから、当該処理工程と同時並行的に実行される他の車体表面に対する他方の処理工程を害することもなく、処理ムラのない均一の仕上りが可能である。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明は、ノズルを車形に沿うように位置制御しながら洗浄や乾燥等の洗車処理を施す形態の門型洗車機に広く適用することができる。ノズルの種類に関しては、洗浄処理用ノズルのように液体を噴射するタイプのものであってもよいし、乾燥処理用ノズルのように気体を噴射するタイプのものであってもよい。洗浄処理用ノズルの場合に、当該処理工程に使用される液体の種類によって限定されることはない。例えば、洗浄水だけを使用する洗浄工程に適用してもよいし、洗浄水に洗剤を加えた洗浄液を使用する洗浄工程に適用してもよい。さらに、ワックスを加えた液体を使用する処理工程にも適用が可能である。要するに、ノズルを車形に沿うように位置制御しながら車体に対して適宜の流体を吹付けて洗車処理を施す場合には、広く適用することができる。また、ノズルを車形に沿うように制御するための位置制御に関する具体的な制御形態や、ノズルから噴射する洗車媒体の吐出圧力に関する具体的な制御形態のいかんは問わない。要は、処理工程に伴うノズルと車体との間の間隔の変動を補完して処理ムラは解消できる形態のものであればよく、それらの具体的な制御形態に限定されるものではない。
【0006】
【実施例】
以下、図面を用いて本発明の実施例に関して説明する。図1は本発明の実施例に係る門型フレームの内部に設置した洗浄用ノズルに関する駆動機構の要部を示した概略正面図であり、図2はその概略側面図である。また、図3は前記門型フレームの内部に設置した乾燥用ノズルに関する駆動機構の要部を示した概略正面図である。先ず、図1及び図2を用いて洗浄用ノズルの駆動機構に関して説明する。図中、10は門型フレームであり、図1に示したようにモータ11によって車輪12を駆動して図示しない案内レール上を移動し、車体に対して相対移動するように構成されている。門型フレーム10の移動量は、ロータリエンコーダ13によりスリップ等による誤差の少ないフリー状態の車輪12の回転量を検出して制御装置14により演算し、さらにその門型フレーム10の移動量に基づいてノズルの現在位置が演算されるように構成されている。なお、本実施例ではモータ11の動作はインバータ15を介して制御するように構成している。
【0007】
図1に示したように、本実施例では、洗浄用ノズルとして、車体の上面に対して洗浄液を吹付ける上方洗浄ノズル16と車体の側面に対して洗浄液を吹付ける側方洗浄ノズル17,18を設けた。上方洗浄ノズル16は、支持フレーム19上に、モータ20により走行するチェーン等からなる無端状伝動帯21によって車幅方向に移動可能に設置し、上方洗浄時に車幅方向に所定速度で往復動作を繰返すように構成した。また、上方洗浄ノズル16は、モータ22により車体の全長方向に沿った傾斜状態を調整し得るように構成した。前記支持フレーム19は、一方の端部をモータ23により中間輪24を介して駆動されるスプロケット等からなる駆動輪25と従動輪26との間に張設されたチェーン等の無端状伝動帯27に支持し、他方の端部を連結軸28を介して前記従動輪26に連結した駆動輪29と従動輪30との間に張設された無端状伝動帯31に支持した。なお、連結軸28の回転量、すなわち該連結軸28の両端の従動輪26及び駆動輪29の回転量をロータリエンコーダ32で検出し、制御装置14に入力して支持フレーム19の高さ、すなわち上方洗浄ノズル16の高さを演算するように構成した。制御装置14では、後述のように車体との相対的な位置関係から決る上方洗浄ノズル16の目標高さを達成するように、インバータ33を介してモータ23を制御する。なお、一方の側方洗浄ノズル17は、モータ34が連結された駆動輪35と従動輪36との間に張設された無端状伝動帯37に支持し、他方の側方洗浄ノズル18は、連結軸38を介して前記駆動輪35に連結された駆動輪39と従動輪40との間に張設された無端状伝動帯41に支持した。双方の側方洗浄ノズル17,18は、共に所定速度で昇降動作を繰返すことになる。なお、この側方洗浄ノズル17,18に関する昇降動作の繰返し制御は、連結軸38の回転量をロータリエンコーダにより検出して、その連結軸38の回転量すなわち駆動輪35,39の回転量に基づいて制御装置14により側方洗浄ノズル17,18の位置を演算し、さらにその位置データに基づいてモータ34を駆動制御することにより行われる。
【0008】
図2に示したように、前記上方洗浄ノズル16は、供給管42を介してタンク43に接続され、ポンプ44により圧送されるタンク43中の洗車媒体を噴射する。タンク43は、本実施例では仕切り壁45により洗浄水槽46と洗剤槽47に仕切り、切換弁48,49によりその組合せから洗車媒体を設定するように構成した。ポンプ44はモータ50により駆動するように構成し、前記制御装置14に接続されたインバータ51によるモータ50の制御を介して上方洗浄ノズル16から噴射される洗車媒体の吐出圧力を制御するように構成した。同様に、側方洗浄ノズル17,18は、供給管52を介して前記タンク43に接続し、ポンプ53による圧送によって、切換弁54,55により洗浄水槽46と洗剤槽47の組合せから設定される洗車媒体を噴射するように構成した。ポンプ53はモータ56により駆動するように構成し、前記制御装置14に接続されたインバータ57によるモータ56の制御を介して側方洗浄ノズル17,18から噴射される洗車媒体の吐出圧力を制御するように構成した。なお、タンク43のほかにワックスを混入したタンクを設けて、同様の構成により上方洗浄ノズル16ないし側方洗浄ノズル17,18から噴射することも勿論可能である。
【0009】
しかして、洗浄作業に際しては、本実施例では門型フレーム10を移動し、図2に示したように該門型フレーム10に設置した、例えば多数の発光素子と受光素子の対からなる投受光式の車形検出手段58を用いて車形を予め検出し、あるいは検出しながら所定の洗浄処理を実行することになる。因みに、車形検出手段58では、発光素子からのビームが車体によって遮断された最も上方の位置から車形を認識することになる。当該洗浄処理は、制御装置14において、前記ロータリエンコーダ32によって検出される連結軸28の回転量すなわち従動輪26及び駆動輪29の回転量に基づいて前記上方洗浄ノズル16の現在の高さを演算するとともに、車形検出手段58から得た車形データに基づいて現在位置における車高を求め、インバータ33によるモータ23の制御を介して上方洗浄ノズル16の高さを車形に沿うように位置制御しながら実行することになる。この場合、上方洗浄ノズル16の動作軌跡は、車体との接触を回避するため、図7に関して述べたように、車形の急変部に差掛か際には、上昇動作の開始時点を早めたり下降動作の開始時点を遅らせたりすることになる。なお、側方洗浄ノズル17,18は、車形に応じた範囲を所定速度でジグザグ状に昇降動作を繰返すことになる。
【0010】
図2及び図3に示したように、本実施例では、車形検出手段58の前方に乾燥処理用の上方乾燥ノズル59と左右の側方乾燥ノズル60,61を設置した。これらの上方乾燥ノズル59及び側方乾燥ノズル60,61は、図3に示したようにモータ62,63により駆動される左右のブロア64,65に接続し、乾燥用エアを噴射するように構成した。それらの噴射状態の調整は、インバータ66,67を介して制御装置14によりモータ62,63を制御することにより行う。なお、上方乾燥ノズル59は変形可能な接続管68,69を介してブロア64,65に接続して昇降し得るように構成し、側方乾燥ノズル60,61は固定式とした。上方乾燥ノズル59は、一方の端部をモータ70により中間輪71を介して駆動されるスプロケット等からなる駆動輪72と従動輪73との間に張設されたチェーン等の無端状伝動帯74に支持し、他方の端部を連結軸75を介して前記従動輪73に連結した駆動輪76と従動輪77との間に張設された無端状伝動帯78に支持した。
【0011】
しかして、乾燥作業に際しては、前記洗浄作業の場合と同様に、車形検出手段58を用いて車形を予め検出し、あるいは検出しながら所定の乾燥処理を実行することになる。すなわち、制御装置14において、ロータリエンコーダ79により検出される連結軸75の回転量すなわち従動輪73及び駆動輪76の回転量に基づいて前記上方乾燥ノズル59の現在の高さを演算するとともに、車形検出手段58から得た車形データに基づいて現在位置における車高を求め、インバータ80によるモータ70の制御を介して上方乾燥ノズル59の高さを車形に沿うように位置制御しながら当該乾燥処理を実行することになる。この場合、上方乾燥ノズル59の動作軌跡は、車体との接触を回避するため、図7に関して述べたように、車形の急変部に差掛か際には、上昇動作の開始時点を早めたり下降動作の開始時点を遅らせたりすることになる。
【0012】
次に、本発明の特徴部分に関して説明する。本発明は、前述のように車形検出手段58により得られた車形に沿うように、前記実施例でみれば、上方洗浄ノズル16や上方乾燥ノズル59の位置制御を行うと同時に、それらのノズル16,59と車体との距離に応じて当該ノズルより噴射する洗車媒体の吐出圧力を制御するようにした点に特徴を有する。これにより、図7に示したように、車体との接触を回避するためにノズル16,59の動作の開始時点を早めたり遅らせて設定し、ノズルと車体との距離が変動する場合にも、洗車媒体の吐出圧力制御により補完されることから、処理ムラは防ぐことが可能である。
【0013】
図4はノズルから噴射される洗車媒体の吐出圧力に関する概略的な制御フローを示したものである。図示のように、ステップS01では、ノズルと車体との距離を演算する。具体的には、先ずロータリエンコーダ13により検出されるフリー状態の車輪12の回転量に基づいて門型フレーム10の移動量を演算し、この門型フレーム10の移動量に基づいて上方洗浄ノズル16や上方乾燥ノズル59と車体との相対的な位置関係を演算する。また、ロータリエンコーダ32,79により検出される連結軸28,75の回転量に基づいて上方洗浄ノズル16や上方乾燥ノズル59の現在の高さを演算する。さらに、先に求めた上方洗浄ノズル16や上方乾燥ノズル59と車体との相対的な位置関係における車高、すなわち当該時点における上方洗浄ノズル16や上方乾燥ノズル59に対応した被処理面の高さを車形検出手段58から得た車形データに基づいて求め、先に求めた上方洗浄ノズル16や上方乾燥ノズル59の高さから差引くことにより、現時点におけるノズルと車体との距離を演算することができる。
【0014】
ステップS02では、ノズルからの噴射流の被処理面における表面圧力を演算する。具体的には、予め上方洗浄ノズル16や上方乾燥ノズル59と被処理面との距離及びポンプ44やブロア64,65の回転数を変数とする噴射流の被処理面における表面圧力をノズル特性として実験的に求めて制御装置14に記憶しておく。そして、その予め実験的に求めて記憶したノズル特性を用いて、ステップS01で求めたノズルと車体との距離及び現在のポンプ44やブロア64,65の回転数から、現時点の噴射流の被処理面における表面圧力を求める。ステップS03では、ステップS02で求めた噴射流の被処理面における表面圧力をその噴射流の被処理面における表面圧力として予め設定した設定値と比較する。その結果、ステップS02で求めた噴射流の被処理面における表面圧力が設定値と等しい場合には、そのままステップS01に戻る。ステップS02で求めた噴射流の被処理面における表面圧力が設定値より小さい場合には、ステップS04へ進んでポンプの回転数を上げた上、ステップS01に戻る。ステップS02で求めた噴射流の被処理面における表面圧力が設定値より大きい場合には、ステップS05へ進んでポンプの回転数を下げた上、ステップS01に戻る。以上の制御動作を繰返すことにより、ノズルから噴射される噴射流の被処理面における表面圧力が常時設定値を維持するように制御することができる。したがって、車体との接触を回避するため、上方洗浄ノズル16や上方乾燥ノズル59等のノズルの動作開始時点を早めたり遅らせて設定した結果、ノズルと車体との距離に変動が生じた場合にも、ムラのない均一な処理が可能である。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、ノズルと車体との距離に応じて該ノズルより噴射する洗車媒体の吐出圧力を制御して被処理面における表面圧力を設定値に維持するという技術手段を採用したので、ノズルが急斜面や段差面などの形状変化の大きい車形の急変部に差掛かる際の車体との接触を回避するため、ノズルの動作開始時点を早めたり遅らせて設定し、ノズルと車体との距離に関する変動を伴う場合にも、洗車媒体の吐出圧力の制御によって補完されることから、ノズルと車体との接触を回避できるとともにそれに伴う処理ムラも解消できる。したがって、洗車媒体の吐出圧力の制御という、車体と門型フレームとの相対速度に関する制御と比べものにならないほど簡便な構成によって処理ムラの解消が可能であり、しかも車体と門型フレームとの相対速度は一定の速度でよいことから、当該処理工程と同時並行的に実行される他の車体表面に対する他方の処理工程においても、処理ムラを派生することなく均一の仕上りが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る門型フレームの内部に設置した洗浄用ノズルに関する駆動機構の要部を示した概略正面図である。
【図2】 同実施例の概略側面図である。
【図3】 同実施例における乾燥用ノズルに関する駆動機構の要部を示した概略正面図である。
【図4】 ノズルから噴射される洗車媒体の吐出圧力に関する概略的な制御フローを示した制御フロー図である。
【図5】 従来の門型洗車機におけるノズルの動作に関して概略的に示した動作説明図である。
【図6】 形状変化の大きい形状急変部に差掛かった場合のノズルの動作状態を示した動作説明図である。
【図7】 ノズルに関する他の動作形態を概略的に示した動作説明図である。
【符号の説明】
10…門型フレーム、11…モータ、12…車輪、13…ロータリエンコーダ、14…制御装置、15…インバータ、16…上方洗浄ノズル、17,18…側方洗浄ノズル、19…支持フレーム、20…モータ、21…無端状伝動帯、22,23…モータ、24…中間輪、25…駆動輪、26…従動輪、27…無端状伝動帯、28…連結軸、29…駆動輪、30…従動輪、31…無端状伝動帯、32…ロータリエンコーダ、33…インバータ、34…モータ、35…駆動輪、36…従動輪、37…無端状伝動帯、38…連結軸、39…駆動輪、40…従動輪、41…無端状伝動帯、42…供給管、43…タンク、44…ポンプ、45…仕切り壁、46…洗浄水槽、47…洗剤槽、48,49…切換弁、50…モータ、51…インバータ、52…供給管、53…ポンプ、54,55…切換弁、56…モータ、57…インバータ、58…車形検出手段、59…上方乾燥ノズル、60,61…側方乾燥ノズル、62,63…モータ、64,65…ブロア、66,67…インバータ、68,69…接続管、70…モータ、71…中間輪、72…駆動輪、73…従動輪、74…無端状伝動帯、75…連結軸、76…駆動輪、77…従動輪、78…無端状伝動帯、79…ロータリエンコーダ、80…インバータ

Claims (4)

  1. 車体と該車体を跨いだ門型フレームを一定の速度で相対移動させながら前記門型フレームに設置した車形検出手段により車形を検出し、その検出された車形に対して所定の高さを保持しながら前記車形に沿うように洗浄や乾燥等の洗車処理を施すノズルの高さ位置制御するように構成した門型洗車機において、ノズルが前記ノズルの高さ位置制御では車体との接触が避けられないおそれのある車形の急変部に差掛か際には、その車形急変部に差掛かるノズルの高さ位置制御におけるノズルの上昇動作の開始時点を当該車形急変部に対して早めたり下降動作の開始時点を当該車形急変部に対して遅らせることによりノズルと車体の接触を回避し得るように構成するとともに、前記ノズルと車体との距離に応じて該ノズルより噴射する洗車媒体の吐出圧力を制御するように構成したことを特徴とする門型洗車機。
  2. 噴射された洗車媒体の車体表面での圧力が予め設定した所定の圧力になるように、洗車媒体の吐出圧力を制御する請求項1に記載の門型洗車機。
  3. 前記洗車処理は洗浄液の噴射による洗浄処理である請求項1又は2に記載の門型洗車機。
  4. 前記洗車処理はエアの吹付けによる乾燥処理である請求項1又は2に記載の門型洗車機。
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