JP4173268B2 - 移動体位置確認システムおよび方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、GPSなどの位置検出手段を備えた携帯端末を位置確認の対象者に携帯または確認対象物に付帯させ、携帯端末装置から発信された位置情報を受信して当該確認対象者や確認検知対象物の位置情報を確認する移動体位置確認システムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯端末にGPS(Global Positioning System:全世界測位システム)の端末を搭載し、位置情報を得、その位置情報を送信するシステムが提案されている。
また、特開平8−190698には、「車両輸送における盗難防止システム」なる技術が記載されている。この盗難防止システムでは、走行記録手段に予定走行路を予め記憶しておき、車両に搭載したGPS端末で車両の位置を検出し、車両位置が予定走行路から逸脱したときに、報知器で警報を発するとともに、無線送信機で本部に警報信号を送信する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述のGPS機能を搭載した携帯端末を所持してその位置情報を監視するシステムでは、単に現在位置情報を地図上に表示するものであり、このような従来の携帯端末を携帯していたとしても、その携帯端末を所持している人の行動が適切なものかを容易に判断することができなかった。すなわち、ある時間に滞留していなければならない場所にいなかったり、禁止されている場所に滞留している場合、有効に警告等を行うことができなかった。
また、特開平8−190698に記載の盗難防止システムでは、車両に積載した紙幣などの物の盗難を防止する技術は開示されているが、簡易に携帯できる携帯型の装置でないから、歩行者が予定経路から逸脱しても安全確認はできない。また、この盗難防止システムでは、急に倒れて一個所に停止してしまったとき、自宅などの目的地に予定時間を経過しても到着しないとき、或いは携帯端末が壊されたりして電波が途切れてしまったとき等においては、警報を発生できない。
そこで、本発明の目的は、位置確認の対象者等に非常事態が発生したとき、或いは一個所に停止してしまったとき、目的地に予定時間を経過しても到着しないとき、滞留することを禁止している場所に滞留または接近したとき等においても警報を発し、対象者に警告をすることができる移動体位置確認システムおよび方法の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明による移動体位置確認システムは、無線送信機能付の携帯端末を移動体に所持又は付帯させ、前記携帯端末が位置確認要請信号を送信してから位置確認終了信号を送信するまでの間、自己の位置を検知し、該位置情報を無線で送信し、該携帯端末から送信される位置信号を受信し、受信信号に基づき該移動体の位置を確認する移動体位置確認システムにおいて、予め時間帯ごとに対応して行動が許容される位置の情報を含む行動パターンを記憶するプロファイル手段と、前記プロファイル手段から現在の時間帯における行動パターンを呼び出して現在の時間帯における移動体の位置確認情報を作成する確認情報作成手段と、前記移動体の現在位置と前記現在の時間帯における位置確認情報とを比較して前記移動体の行動の適否を判断する判断手段を具備した。
【0005】
また、本発明の移動体位置確認システムにおいて、前記プロファイル手段は、前記行動パターンとして時間帯に対応する通過許可ルートの位置情報と該通過許可ルートを移動するのに要する時間情報を記憶し、前記判断手段は、前記移動体の現在位置が現在の時間帯に対応する前記通過許可ルート外であれば、又は前記通過許可ルート内の移動時間が該通過許可ルートの時間情報を超過すると、前記移動体の行動が要警報状態と判断する。
【0006】
また、本発明の移動体位置確認システムにおいて、前記プロファイル手段は、前記行動パターンとして時間帯に対応する通過禁止ルートの位置情報を記憶し、前記判断手段は、前記移動体の現在位置が現在の時間帯に対応する通過禁止ルート内であれば、前記移動体の行動が要警報状態と判断する。
【0007】
また、本発明の移動体位置確認システムにおいて、前記プロファイル手段は、前記行動パターンとして時間帯に対応する滞留禁止エリアの位置情報を記憶し、前記判断手段は、前記移動体の現在位置が現在の時間帯に対応する滞留禁止エリア内であれば該滞留禁止エリアでの滞留時間をカウントし、所定時間を超過すると前記移動体の行動が要警報状態と判断する。
【0008】
また、本発明の移動体位置確認システムにおいて、前記プロファイル手段は、前記行動パターンとして時間帯に対応する滞留許可エリアの位置情報を記憶し、前記判断手段は、前記移動体の現在位置が現在の時間帯に対応する滞留許可エリア外であれば、前記移動体の行動が要警報状態と判断する。
【0009】
また、本発明の移動体位置確認システムは、前記判断手段が要警報状態と判断した場合に、前記携帯端末装置に警報を送信する。
【0010】
また、本発明の移動体位置確認システムは、前記プロファイル手段に携帯端末に対応して移動体の行動パターンを予め複数記録し、前記携帯端末からの設定により前記複数のプロファイルのいずれかを選択する。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を挙げ、本発明を一層詳しく説明する。
図1は本発明による移動体位置確認システムを構成する位置確認センターの一実施の形態を示すブロック図である。図2は、移動体位置確認システムを構成する携帯端末の一実施の形態を示すブロック図である。図3は図1の位置確認センターにおける制御部1の動作を示す流れ図である。図7は図2の携帯端末の正面図である。
【0020】
図1の位置確認センターは、マイクロプロセッサ(MPU)、半導体メモリおよびインタフェース回路でなるコンピュータで構成される制御部1、半導体メモリ内の記憶領域である記憶部2、マウス及びキ−ボードでなる操作部3、CRT(ブラウン管)でなる表示部4、送信機および受信機である通信部5から構成される。通信部5は、位置確認要請信号、キャンセル信号、位置信号および画像信号を図2の携帯端末から受信し、警報信号を図2の携帯端末へ送信する。
図1の位置確認センターは、複数の携帯端末(図2)から情報を得て、その携帯端末を所持する位置確認対象者の位置を確認するセンターである。図1の位置確認センターは、警備保障会社など、複数の対象者に位置確認のサービスを提供する組織により管理運営される。
【0021】
図2の携帯端末は、マイクロプロセッサ、半導体メモリ及びインターフェース回路でなるコンピュータで構成される制御部11、GPS端末12、テンキーなどのタッチ式のスイッチでなる操作部13、液晶ディスプレイでなる表示部14、送信機および受信機でなる通信部15、通常の携帯電話機における送話および受話のための機能を果たす通話部16、通信部15および通話部16に共通なアンテナ17、テレビカメラでなる撮像部18、押下することにより位置確認要請を制御部11に入力する位置確認要請ボタン19、押下することにより非常事態の発生を制御部11に入力する非常通報ボタン20および電源21でなる。
携帯端末は、更に位置検知機能を付加した携帯端末である。通信部15は、位置確認を要請する信号、非常事態の発生を通報する信号、位置信号および画像信号を送信し、図1の位置確認センターから送られる警告信号、音送信指令および画像送信指令を受信する。また、通信部15は、通話部16とアンテナ17を共有するが、通話部16とは異なる周波数で送受信する。通話部16は、通常の携帯電話機における送話および受話の機能を有する。
【0021】
図2の携帯端末は、通話部16により通常の携帯電話の作用をする。そこで、図1の位置確認センターにより、対象者の位置を確認する者(確認者)、および必要に応じて位置確認の要請をするために、図2の携帯端末を所持する者(対象者)は、相手に電話を掛けることにより、それぞれ任意のときに通話により情報の授受が相互にできる。図2の携帯端末の外観は図7に示す如くであり、通常の携帯電話機に類似している。しかし、この携帯端末の機能は、通常の携帯電話機の機能の他に前述の位置検知機能等を備え、図1の位置確認センターに安全確認に必要な情報を送信し、またその位置確認センターからの指令を受信し、その指令に応じて近傍の音や画像を送信する。
【0022】
次に図1位置確認センターおよび図2の携帯端末の動作を詳しく説明する。図1の記憶部2には次の情報が記憶される。即ち、図4で示すテーブル(A)〜テーブル(F)は例えば対象者として小学生Aのプロファイルである。
(A)安全確認をする対象者の氏名、住所、携帯端末の携帯電話機能における電話番号、緊急連絡先電話番号などのデータ。
(B)対象者の曜日毎の行動パターン
本実施例の場合、月曜日の08:00までは自宅に居る。08:00に登校し14:00に下校する。15:30から塾へ行き18:00に帰宅する。
(C)滞留場所、その位置座標、滞留エリアの範囲
自宅の位置情報(地図上の座標)、学校の位置情報、塾の位置情報とその周囲の滞留が許可されるエリアの範囲。
(D)移動ルート等のルート位置情報。
登下校ルート、自宅と塾の間のルートの位置情報およびルートを通過するの必要な所要時間情報。
(E)滞留禁止エリア情報
対象者が繁華街等の長時間滞留することが好ましくないエリアの位置情報。
(F)通過禁止ルート情報
危険箇所等が有り、通過することを禁止しているルートに関する情報。
以上の(A)〜(F)の情報をプロファイルとして予め登録記憶させておく。
更に記憶部2には、(G)予定移動経路を含む領域の地図情報。(H)制御部1で認識した対象者の現在位置。(I)該現在位置を入力順(経時順)に記録することにより形成される対象者の実際移動経路。が記憶されており、(H)および(I)の情報は適宜更新される。
【0023】
図5は対象者の行動パターンの一例を地図上に示したものである。自宅およびその周囲100mはエリアAと定義されてテーブルCに記憶されている。○○小学校およびその周囲200mはエリアBと定義されて同様にテーブルCに記憶されている。△△塾およびその周囲150mはエリアCとしてテーブルCに記憶されている。自宅より○○小学校までの道はルートAとしてテーブルDに記憶されている。自宅から△△塾までの道はルートBとしてテーブルDに記憶されている。
また、長時間滞留することが好ましくない場所として、繁華街は滞留禁止エリアDとしてその禁止時間30分と共にテーブルEに記憶されている。
更に、危険な交差点等があり、通過するのを禁止するルートの情報がテーブルFに記憶されている。
【0024】
制御部1のプログラムに従って図3の流れ図の動作をする。制御部1の確認情報作成手段1Aでは、ステップS1で作動を開始し、ステップS1記憶部2から対象者のプロファイル情報を読み出し、現時点の曜日・時間情報に基づき該対象者のその時間帯における行動パターンが読み出され、確認情報が作成される。例えばその時刻が月曜日の08:20である場合には、自宅から○○小学校へ登校途中でありルートA上である。
ステップS3で、図2の携帯端末から送信される位置情報を含んだ信号を受信する。位置の信号が通信部5経由で入力されると、その位置信号から該携帯端末の位置、即ちそれを保持する該識別コードの対象者の位置を識別し、記憶部2へ経時順(通信部5から入力する順)に記憶するとともに、記憶部2からそれら位置情報を読み出し、表示部4へ送り、表示部4には地図および予定移動経路と共に実際移動経路として表示する。実際移動経路は、記憶部2に記憶されている現在位置を連ねてなるデータであり、現在位置の軌跡である。予定移動経路および実際移動経路は地図に位置合せされ、地図に重ねて、互いに色彩を異にして表示部4に表示される。(ステップS4)
【0025】
ステップS5では、現在位置が滞留許可エリア外か否かを判断する。滞留許可エリア外のときはステップS13に進み警報を表示部4に表示する。表示部4に表示されている該対象者の前記実際移動経路を点滅させ、該識別コードの対象者に関する前記氏名、住所、携帯端末の電話番号、緊急連絡先電話番号などのデータを表示部4へ表示する。08:20時点の監視情報ではいずれの滞留許可エリアにも属さないのでこのステップS5はスキップする。
ステップS6では現在位置情報で受信した携帯端末の位置情報が許可されたルート上にあるか否かを判断する。この場合、携帯端末の現在位置がルートA上にあればステップS7へ進む。ルートA上を逸脱していれば、ステップS13に進み警報を表示部に表示する。
ステップS8では、現在位置の変化を監視し、何らかの原因で対象者が所定時間以上にわたって一定の狭い領域に滞留していないかを判断する。対象者が所定時間以上にわたって現在位置が変化しないとき、ステップS13へ進み表示部4に警報を表示する。所定時間内における現在位置の変化したときはステップS8へ進む。
ステップS8では、移動体が滞留禁止エリア内にあるか否かを判断する。滞留禁止エリア内にある場合はその滞留禁止エリアに滞留している時間をカウントし、例えば30分を経過するとステップS13に進み表示部4に警報を表示する。
ステップS9では、移動体が通過禁止ルート上にあるか否かを判断する。通過禁止ルート上にあるときはステップS13に進み、表示部4に警報を表示する。通過禁止ルート上にない場合はステップS10に進む。
ステップS10では位置の信号の入力が途絶えたか否かを判断し、位置信号の入力が途絶えたときステップS13へ進む。位置信号の入力が途絶えた事態は、携帯端末が送信する電波が外界へ放射されない車内へいきなり閉じ込められたとか、暴力により携帯端末を破壊されたとかいった事態を予測させる。位置信号の入力が確認されたときは、ステップS11へ進む。
ステップS11では、位置確認キャンセル信号(位置確認終了指示の信号)を受信したか否かを判断し、位置確認キャンセル信号を受信したときは、当該対象者に関する位置確認サービスを終了し、その対象者に関する予定移動経路および実際移動経路を表示部4から消去する。位置確認キャンセル信号を受信しないときは、ステップS2へ戻り、位置確認を継続する。
【0026】
次に、図2の携帯端末の動作を図6の流れ図に従って説明する。制御部11は、位置確認要請ボタン19が押下されたか否かを常時監視しており、位置確認要請ボタン19が押下されると(Q1)、作動モードを位置確認状態に設定するとともに、位置確認要請信号を生成し、通信部15へ送る(Q2)。制御部11は位置確認状態に設定されると、GPS端末12から送られる位置の信号を通信部15へ送る(Q3)。対象者が位置確認サービスを終了したいときは、操作部13のテンキーで所定のキャンセルコード(位置確認終了コード)を入力する(Q4)。制御部11は、キャンセルコードを認識すると、キャンセル信号(位置確認終了信号)を通信部15へ出力する(Q5)。通信部15は、内部の送信機において、位置確認要請信号、位置信号、キャンセル信号を搬送波に載せる。アンテナ17は、それらの信号で変調された搬送波を電波として送信する。なお、位置確認終了を制御部11へ入力する手段は、位置確認要請ボタン19と同様に単純な押しボタンスイッチでも実現できるが、余りに簡単な操作で入力できる構造であると、悪意のある者によって、対象者の意思に反して携帯端末が操作され、位置確認終了のモードへ携帯端末が容易に設定される事態も想定される。このような事態を避けるために、この実施の形態では操作部13のテンキーで所定のキャンセルコードを入力することにより、制御部11が位置確認終了のモードに設定されるように構成してある。
【0027】
また、非常通報ボタン20を押下することにより、非常事態の発生を制御部11に入力すれば、制御部11は非常信号を通信部15へ送る。非常信号は、他の信号と同様にアンテナ17から送信される。非常信号を受けた位置確認センターは図3のステップS13へ直ちに移る。図3の流れ図では、非常信号を受信したときの制御部1の動作は示していないが、ステップS5からステップS10の間に、非常信号受信の有無を判断するステップを挿入すればよい。
制御部1の動作の流れを図3に示したが、警報表示のステップS13に続いて携帯端末に警告信号や音送信指令信号、画像送信指令信号を携帯端末に送信するようにしてもよい。
【0028】
音送信指令をするとき、制御部1は対象者の携帯電話番号を記憶部2のプロファイル記憶手段から読み出し、通信部5の電話機能を利用し、その携帯電話番号を送信し、図2の携帯端末の通信部16を介して、制御部11に音送信指令を送る。制御部11は、携帯電話機能における送話器をマイクロフォンとして周辺の音を検知し、通話部15の通話機能でその音を送信し、位置確認センター1へその音を送る。移動体位置確認をしている確認者は、対象者と通話をし、或いは図2の携帯端末の周辺の音を聴取して状況を把握できる。
画像送信指令は、制御部1から通信部5を経てアンテナ7から送信され、携帯端末におけるアンテナ17、通信部15を経て制御部11へ与えられ、制御部11はその画像送信指令を認識すると、撮像部18から画像信号を受け、通信部15、アンテナ17を経て送信し、位置確認センター1の通信部5を経て制御部1へ画像信号を送る。制御部1は、その画像信号を表示部4へ送り、画像として表示させる。位置確認センターにより安全確認をしている確認者は、対象者周辺の画像を観ることにより、対象者について起こっている事態を一層正確に認識できる。
【0029】
なお、記憶部2に記憶してある対象者の情報を表示部4へ表示し、表示された対象者の氏名を操作部3のマウスによりクリックすることにより、当該対象者の電話番号が通信部5から自動的に送信され、携帯端末の通話部16との間で通話回線が自動的に形成されるように制御部1に自動電話機能を持たせる構成を採用すれば、確認者(オペレータ)と対象者との通話が一層容易にできる。
【0030】
また、図2の携帯端末では、GPS端末12で位置検知をしたが、携帯端末にPHS形式の携帯電話機能を持たせ、PHS電話システムにおける位置特定サービスを利用して、位置を検知するようにしても差し支えない。
さらに、前述の実施の形態では、位置確認要請信号の受信があると、自動的に当該対象者の予定移動経路を表示部4へ表示するようにしたが、多数の位置確認対象者リストを表示部4に表示し、そのリストの対象者の中から確認者が操作部3のマウスで順次にクリックして選択した者の予定移動経路だけを表示部4に表示するようにしても差し支えない。実際移動経路についても、同様に確認者が選択した対象者の実際の移動経路だけを表示するようにしても差し支えない。
また、位置確認センターの記憶部2に前記携帯端末に対応して移動体の行動パターンを予め複数記録したプロファイル手段を有し、携帯端末2の操作部により複数のプロファイルよりいずれかのプロファイルを選択するようにし、その選択信号を携帯端末より位置確認センターに送信し、複数のプロファイルのうち一のプロファイル情報により位置確認を行うようにしてもよい。これにより、携帯端末を複数人で共同利用することができる。
以上に説明したように、図1に示した実施の形態の位置確認センターによれば、位置確認の対象者が歩行者などの移動者であるときに、非常通報スイッチを操作できないほどに急な非常事態が発生しても、或いは一個所に停止してしまったとき、目的地に予定時間を経過しても到着しないとき、滞留することを禁止されている場所に滞留したとき等において警報を発し得る。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、以上の実施の形態を挙げ詳しく説明したように、歩行者などの移動者について、移動途中の暴行を受けるなどの異常な事態が発生し、非常通報スイッチを操作できない程に急な非常事態に至っても、或いは一個所に停止することが余儀なくされてしまったとき、目的地に予定時間を経過しても到着しないとき、滞留が禁止されている場所に接近してしまったとき等においても警報を発し得る移動体位置確認システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動体位置確認システムを構成する位置確認センターの一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明による移動体位置確認システムの一構成要素である携帯端末の一実施例の形態を示すブロック図である。
【図3】図1の位置確認センターにおける制御部1の動作を示す流れ図である。
【図4】図1の位置確認センターの記憶部2に記憶しているプロファイルの一例を示す表である。
【図5】プロファイルに記憶されている情報を地図上に表示したイメージ図である
【図6】図2の携帯端末の動作を示す流れ図である。
【図7】図2の携帯端末の正面図である。
【符号の説明】
1…制御部
2…記憶部
3…操作部
4…表示部
5…通信部
10…携帯端末
11…制御部
12…GPS端末
13…操作部
14…表示部
15…通信部
16…通話部
17…アンテナ
18…撮像部
19…位置確認要請ボタン
20…非常通報ボタン
21…電源

Claims (7)

  1. 無線送信機能付の携帯端末を移動体に所持又は付帯させ、前記携帯端末が位置確認要請信号を送信してから位置確認終了信号を送信するまでの間、自己の位置を検知し、該位置情報を無線で送信し、該携帯端末から送信される位置信号を受信し、受信信号に基づき該移動体の位置を確認する移動体位置確認システムにおいて、
    予め時間帯ごとに対応して行動が許容される位置の情報を含む行動パターンを記憶するプロファイル手段と、
    前記プロファイル手段から現在の時間帯における行動パターンを呼び出して現在の時間帯における移動体の位置確認情報を作成する確認情報作成手段と、
    前記移動体の現在位置と前記現在の時間帯における位置確認情報とを比較して前記移動体の行動の適否を判断する判断手段を具備したことを特徴とする移動体位置確認システム。
  2. 前記プロファイル手段は、前記行動パターンとして時間帯に対応する通過許可ルートの位置情報と該通過許可ルートを移動するのに要する時間情報を記憶し、
    前記判断手段は、前記移動体の現在位置が現在の時間帯に対応する前記通過許可ルート外であれば、又は前記通過許可ルート内の移動時間が該通過許可ルートの時間情報を超過すると、前記移動体の行動が要警報状態と判断する請求項1記載の移動体位置確認システム。
  3. 前記プロファイル手段は、前記行動パターンとして時間帯に対応する通過禁止ルートの位置情報を記憶し、
    前記判断手段は、前記移動体の現在位置が現在の時間帯に対応する通過禁止ルート内であれば、前記移動体の行動が要警報状態と判断する請求項1に記載の移動体位置確認システム。
  4. 前記プロファイル手段は、前記行動パターンとして時間帯に対応する滞留禁止エリアの位置情報を記憶し、
    前記判断手段は、前記移動体の現在位置が現在の時間帯に対応する滞留禁止エリア内であれば該滞留禁止エリアでの滞留時間をカウントし、所定時間を超過すると前記移動体の行動が要警報状態と判断する請求項1から3の何れかに記載の移動体位置確認システム。
  5. 前記プロファイル手段は、前記行動パターンとして時間帯に対応する滞留許可エリアの位置情報を記憶し、
    前記判断手段は、前記移動体の現在位置が現在の時間帯に対応する滞留許可エリア外であれば、前記移動体の行動が要警報状態と判断する請求項1から4の何れかに記載の移動体位置確認システム。
  6. 前記判断手段が要警報状態と判断した場合に、前記携帯端末装置に警報を送信する請求項1から5の何れかに記載の移動体位置確認システム。
  7. 前記プロファイル手段に携帯端末に対応して移動体の行動パターンを予め複数記録し、 前記携帯端末からの設定により前記複数のプロファイルのいずれかを選択する請求項1から6の何れかに記載の移動体位置確認システム。
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