JP4173101B2 - 新規のフレーム構造材料の存在下での有機化合物のアルコキシル化法 - Google Patents

新規のフレーム構造材料の存在下での有機化合物のアルコキシル化法 Download PDF

Info

Publication number
JP4173101B2
JP4173101B2 JP2003538229A JP2003538229A JP4173101B2 JP 4173101 B2 JP4173101 B2 JP 4173101B2 JP 2003538229 A JP2003538229 A JP 2003538229A JP 2003538229 A JP2003538229 A JP 2003538229A JP 4173101 B2 JP4173101 B2 JP 4173101B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkoxylation
organic compound
polyurethane
organic
polyether alcohol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003538229A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005506421A (ja
JP2005506421A5 (ja
Inventor
ミュラー ウルリッヒ
シュテーサー ミヒャエル
ルッペル ライムント
バウム エヴァ
ボーレス エドワード
ジーグル マルクス
ロブリー リサ
エム ヤグヒ オマル
エダウディ モハメド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
University of Michigan
Original Assignee
BASF SE
University of Michigan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE, University of Michigan filed Critical BASF SE
Publication of JP2005506421A publication Critical patent/JP2005506421A/ja
Publication of JP2005506421A5 publication Critical patent/JP2005506421A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4173101B2 publication Critical patent/JP4173101B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G65/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G65/02Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring
    • C08G65/26Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring from cyclic ethers and other compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G65/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G65/02Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring
    • C08G65/26Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring from cyclic ethers and other compounds
    • C08G65/2642Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring from cyclic ethers and other compounds characterised by the catalyst used
    • C08G65/2645Metals or compounds thereof, e.g. salts
    • C08G65/266Metallic elements not covered by group C08G65/2648 - C08G65/2645, or compounds thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/48Polyethers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Description

本発明は、細孔を有し、かつ金属イオンおよび少なくとも金属イオンと配位結合している二座の有機化合物を含有する有機金属フレーム構造材料からなる触媒系の存在下での有機化合物のアルコキシル化法に関する。本発明はさらに、本発明によるアルコキシル化法を使用して得られる、イソシアネートおよびポリエーテルアルコールまたは変性ポリエーテルアルコールからポリウレタンを製造する統合された方法を含む。さらに本発明は本発明による方法により得られるポリウレタンならびに本発明により製造されるポリウレタンからなる成形体に関する。
本発明により製造されるポリウレタンは特にポリウレタン発泡体、ポリウレタン注型スキンおよびエラストマーを製造するために有用である。
ポリウレタンの特性、たとえば機械的特性およびにおいは特に該ポリウレタンを製造するためにそのつど使用されるイソシアネートおよびポリエーテルアルコールに強く依存し、かつ場合により使用されるドライブ剤(driving agents)に依存する。特にポリエーテルアルコールの構造は得られるポリウレタンの特性に著しい影響を与える。反対に、ポリエーテルアルコールの特性はその製造方法により、および特に出発材料の特性および製造方法により著しい影響を受ける。この現象の詳細な議論は本出願のWO01/7186およびDE10143195.3に見ることができる。ポリエーテルアルコールを製造するためのその他の従来技術としてはWO01/16209およびWO00/78837が挙げられる。
ポリエーテルアルコールおよび/またはポリウレタンの製造における不純物の低減は、種々の適用にとって興味深いものである。自動車工業および家具工業はできるだけ放出およびにおい物質のないポリウレタンの量を増大することが要求されている。ダイムラー・クライスラーの2001年1月11日のPB VWL 709により示されるガイドラインによれば、車の内部で使用される部品はそれぞれ、揮発性物質の放出が最大で100ppmであり、かつ考慮すべき物質が250ppmであることを要求している。
ポリウレタン中に存在する不純物もまたその機械的特性に否定的な影響を与える。該不純物および副反応は多くの場合、一官能性生成物につながる。ポリエーテロールの官能性およびポリウレタンの機械的特性、たとえば伸び率、引裂強さおよび硬度は一般に低下する。
ポリエーテルアルコールはたとえば塩基性または酸性触媒反応によるアルカリ金属酸化物の、多官能性有機化合物(スターター)への重付加により製造することができる。適切なスターターはたとえば水、アルコール、酸またはアミンまたはこれらの2種以上の混合物である。これらの製造方法は特に、触媒残留物を反応生成物から分離するために、複数の精密な精製(elaborate purifying)が必要であるという欠点を有する。さらに製造されるポリエーテルポリオールの鎖長が増大すると共に、一官能性生成物および強力なにおいを有する物質の含有率は増大するが、これはポリウレタンの製造において望ましくない。
官能価の低下は特にエラストマーにとって不利である。というのも、使用されるポリエーテルアルコールは一般に二官能性であるべきだからである。ポリエーテルアルコール中の一官能性不純物により、官能化は2より低くなり、その結果、ポリウレタンの機械的特性、特に引裂強さおよび伸び率が著しく低下する。
さらに塩基性または酸性の触媒反応中に副反応により生成する副生物はにおいを有する不純物として部分的にポリウレタン中に含有されている。特にここではアルデヒド、たとえばプロピオン酸アルデヒド、シクロアセタール、アリルアルコールおよびこれらの反応生成物が挙げられる。自動車工業および家具工業はにおいが少ない、またはにおいのないポリエーテロールおよびポリウレタンの量を増大することを要求している。
従って本発明の対象は、ポリエーテルアルコールおよびポリウレタンをそれぞれ製造し、それぞれ不純物、特に著しいにおいを有する低分子量の物質の量が少ないポリエーテルアルコールおよびポリウレタンが得られ、出発材料および/または中間体生成物の精密な精製を有していない方法を提供することである。
上記課題はアルコキシル化することができる少なくとも1種の有機化合物を、触媒系の存在下に少なくとも1種のアルコキシル化剤と反応させ、その際、ポリエーテルアルコールが得られる有機化合物のアルコキシル化法により解決される。この方法は、細孔を有し、かつ金属イオン少なくとも1種および該金属イオンと配位結合している少なくとも二座の有機化合物少なくとも1種を含有する有機金属フレーム構造材料からなる触媒系を特徴とする。上記課題はさらに、少なくとも次の
(2)アルコキシル化することができる少なくとも1種の有機化合物を上記の方法により少なくとも1種のアルコキシル化剤と反応させ、その際、ポリエーテルアルコールが得られる工程、
(3)工程(2)のポリエーテルアルコールを少なくとも1種のイソシアネートと反応させる工程
を有する、ポリウレタンを製造するための統合された方法により解決される。
工程(2)におけるアルコキシル化剤として、2〜30個の炭素原子を有する一官能性または多官能性エポキシドまたは600g/モルを上回るモル質量を有する一官能性または多官能性ポリエステルポリオールまたはこれらの2種以上の混合物を使用する。特に2〜24個の炭素原子を有する置換された、または非置換のアルキレンオキシド、たとえばハロゲン、ヒドロキシ、非環式エーテルを有するか、またはアンモニウム置換されたアルキレンオキシドを使用する。
適切な化合物の例として次のものが挙げられる:エチレンオキシド、1,2−エポキシプロパン、1,2−メチル−2−メチルプロパン、1,2−エポキシブタン、2,3−エポキシブタン、1,2−メチル−3−メチルブタン、1,2−エポキシペンタン、1,2−メチル−3−メチルペンタン、1,2−エポキシヘキサン、1,2−エポキシヘプタン、1,2−エポキシオクタン、1,2−エポキシノナン、1,2−エポキシデカン、1,2−エポキシウンデカン、1,2−エポキシドデカン、1,2−エポキシシクロペンタン、1,2−エポキシシクロヘキサン、(2,3−エポキシプロピル)ベンゼン、ビニルオキシラン、3−フェノキシ−1,2−エポキシプロパン、2,3−エポキシメチルエーテル、2,3−エポキシエチルエーテル、2,3−エポキシイソプロピルエーテル、2,3−エポキシ−1−プロパノール、(3,4−エポキシブチル)ステアレート、4,5−エポキシペンチルアセテート、2,3−エポキシプロパンメタクリレート、2,3−エポキシプロパンアクリレート、グリシジルブチレート、メチルグリシデート、エチル−2,3−エポキシブタノエート、4−(トリメチルシリル)ブタン−1,2−エポキシド、4−(トリエチルシリル)ブタン−1,2−エポキシド、3−(ペルフルオロメチル)プロパンオキシド、3−(ペルフルオロエチル)プロパンオキシド、3−(ペルフルオロブチル)プロパンオキシド、4−(2,3−エポキシプロピル)モルホリン、1−(オキシラン−2−イルメチル)ピロリジン−2−オンおよびこれらの2種類以上の混合物。
特に次のものが挙げられる:2〜4個の炭素原子を有する脂肪族1,2−アルキレンオキシド、たとえばエチレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、2,3−ブチレンオキシドまたはイソブチレンオキシド、5〜24個の炭素原子を有する脂肪族1,2−アルキレンオキシド、脂環式アルキレンオキシド、たとえばシクロペンタンオキシド、シクロヘキサンオキシドまたはシクロドデカトリアン−(1,5,9)−モノオキシド、芳香族脂肪族アルキレンオキシド、たとえばスチレンオキシド。
本発明の範囲で特に有利にはエチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−エポキシブタン、2,3−エポキシブタン、スチレンオキシド、ビニルオキシランおよびこれら相互の2種類以上の任意の混合物、特にエチレンオキシド、プロピレンオキシドおよびエチレンオキシド、1,2−エポキシプロパンの混合物である。
ポリエーテルアルコールとして、本発明の範囲では、特にポリエステルポリオールおよび変性ポリエーテロールを使用するが、これらは工程(1)により、有利には以下に記載する実施態様により製造することができるエチレンオキシドまたはプロピレンオキシドを使用して得られる。引き続き例としてプロピレンオキシドを使用することにより本発明の工程(1)を詳細に説明する。
一般にプロピレンオキシドはプロピレンと酸素;水素および酸素;過酸化水素;有機ヒドロペルオキシド;またはハロヒドリンとを反応させることにより、有利にはプロピレンと過酸化水素とを反応させることにより、さらに有利にはプロピレンと過酸化水素とをゼオライト材料からなる触媒の存在下に反応させることにより、特にプロピレンと過酸化水素とをCS−1構造を有するチタン含有ゼオライト材料からなる触媒の存在下に反応させることにより得られる。
工程(1)によるエポキシ化のために特に適切なヒドロペルオキシドとして過酸化水素が挙げられる。これはそのつど(1)による反応の外部で、または水素と酸素とから出発して(1)による反応中で製造することができる。
従って本発明はそれぞれ、有機化合物のアルコキシル化のための方法およびポリウレタンを製造するための統合された方法の有利な実施態様にも関し、その際、工程(1)で使用されるヒドロペルオキシドは過酸化水素である。
工程(1)によるエポキシ化は原則としてたとえばDE10055652.3および本出願のさらなる特許出願、たとえばDE10032885.7、DE10032884.9、DE10015246.5、DE19936547.4、DE19926725.1、DE19847629.9、DE19835907.1、DE19723950.1から公知であり、これらはそのそれぞれの内容に関して本出願の範囲内に全て包含される。工程(1)によるエポキシ化によりプロピレンオキシドが高純度で得られる。特に得られたプロピレンオキシドは<1ppmのC−化合物の含有率を有する。
本発明の範囲内で、たとえば次の化合物をC−化合物と理解する:2−メチルペンタン、4−メチルペンテン−1、n−ヘキサン、ヘキセン、たとえば1−ヘキセンおよび6個の炭素原子およびこれらに加えてアルデヒド、カルボン酸、アルコール、ケトンおよびエーテルの群から選択される1つ以上の官能基を有する化合物。さらに不所望の不純物はプロパン誘導体、特に塩素化プロパン誘導体、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、アセトン、ジオキソラン、アリルアルコール、ペンタン、メチルペンタン、フラン、ヘキサン、ヘキセン、メトキシプロパンおよびメタノールであると理解する。
工程(1)で得られるプロピレンオキシドはさらに、別の副成分として、100ppmまで、特に40ppmまでのメタノールおよび10ppmまで、有利には4ppmまでのアセトアルデヒドを含有していてもよい。
本出願から排除されず、かつたとえばWeissermel, Arpe "Industrielle Organische Chemie", VCH, Weinheim、第4版、第288〜318頁に記載されている、プロピレンオキシドを製造するためのその他の公知の方法と比較して、本発明による工程(1)の有利な実施態様によれば、少量のC−化合物の不純物を含有するのみの、有機塩素不純物を含有しないプロピレンオキシドが得られる。
上記の従来技術およびプロピレンオキシドから出発するポリエーテルアルコールを製造する際の手順の概要はDE10143195.3に記載されている。
アルコキシル化剤として作用することができ、かつアルコキシル化することができる有機化合物のアルコキシル化のための方法を実施する前に製造することもできるエチレンオキシドの製造に関して、たとえばU. Onken, Anton Behr, "Chemische Prozesskunde",、第3巻、Thieme、1996年、第303〜305頁およびWeissermel, Arpe "Industrial Organic Chemistry"、第5版、Wiley、1998年、第159〜181頁に広く開示されている。
ポリエーテルアルコールが得られる反応において、工程(1)により得られるアルコキシル化剤、特にプロピレンオキシドは直接工程(2)による反応において使用することができる。しかし本発明の範囲では工程(1)で得られるアルコキシル化剤、特にプロピレンオキシドを、予め処理、たとえば精製することも可能である。精製法として精製蒸留が挙げられる。適切な方法はたとえばEP−B0557116に記載されている。
工程(1)により得られるアルコキシル化剤、特にプロピレンオキシドは、本発明の範囲では単独で、または少なくとも1種の別のアルコキシル化剤と一緒に、特に少なくとも1種の別のアルキレンオキシドと一緒に使用することができる。
工程(2)によるポリエーテルアルコールを製造するために、本発明の範囲ではプロピレンオキシドの代わりに、またはプロピレンオキシド以外に、当業者に公知の全てのアルコキシル化剤、特にアルキレンオキシド、とりわけ上記の化合物を使用することが可能である。
工程(1)により得られるアルコキシル化剤、特にプロピレンオキシド以外に、少なくとも1種の別のアルコキシル化剤、特に別のアルキレンオキシドを使用する場合、本発明の範囲では工程(1)により得られるアルコキシル化剤、特にプロピレンオキシドおよび少なくとも1種の別のアルコキシル化剤、特にアルキレンオキシドからなる混合物を使用することが可能である。しかし、本発明の範囲はまた、工程(1)により得られるアルコキシル化剤、特にプロピレンオキシドおよび少なくとも1種の別のアルコキシル化剤、特にアルキレンオキシドを引き続き添加する。
工程(2)により得られるポリエーテルアルコールはたとえばブロック構造を有していてもよい。ポリエーテルアルコールの構造は適切な反応条件により広い範囲で制御することができる。工程(2)による反応のために適切な反応条件はたとえばWO99/16775に記載されている。
工程(2)により得られるポリエーテルアルコールは工程(3)による反応のために変性されていてもよい。これらの変性ポリエーテルアルコールに関して、特にグラフトポリエーテルポリオール、特にスチレンとアクリルニトリルとをポリエーテロールの存在下に重合させることにより製造されるもの;ジイソシアネートとジアミンとをポリエーテロールの存在下に反応させることにより製造されるポリ尿素分散液(PHD−ポリオール);およびジイソシアネートとアミノアルコールとをポリエーテロールの存在下に反応させることにより製造されるポリイソシアネート重付加ポリオール(PIPAポリオール)が挙げられる。
工程(2)による反応は触媒系の存在下に実施する。
工程(2)で本発明により使用される触媒系は細孔を有し、交互に金属イオンおよび少なくとも二座の有機化合物を有するフレーム構造材料からなる有機金属であり、その際、二座の有機化合物は金属イオンに配位結合している。このような触媒系は自体公知であり、かつたとえばUS5,648,508、EP−A−0709253、J. Sol., State Chem.、152(2000)、第3〜20頁、Nature 402(1999)、第276頁以降、Topics in Catalysis 9(1999)、第105〜111頁、Science 291(2001)、第1021〜23頁に記載されている。これらを製造するための安価な方法はDE10111230.0に記載されている。上記の文献の内容をここに引用し、本出願の内容に完全に取り入れる。
本発明において使用される有機金属フレーム構造材料は、細孔、特にミクロ細孔および/またはメソ細孔を有し、その際、Pure Applied Chem. 45、第71頁以降、特に第79頁(1976)の定義によればそれぞれミクロ細孔は2nm以下の直径を有する細孔であり、かつメソ細孔は2nm〜50nmの範囲の直径を有する細孔であると定義される。ミクロ細孔および/またはメソ細孔の存在はDIN66131、66134により77Kで窒素を吸収する有機金属フレーム構造材料の容量を決定するための吸着測定により監視することができる。等温曲線のI型はミクロ細孔の存在を示している。有利な実施態様では、ラングミュアモデルにより計算される比表面積(DIN66131、66134)は有利には5m/g以上、さらに有利には50m/g以上、特に500m/g以上であり、かつ2000m/g以上の範囲に増加することもできる。
本発明により使用されるフレーム構造材料中の金属成分として特に挙げられるものは、元素の周期表の第Ia、IIa、IIIa、IVa〜VIIIaおよびIb〜VIbの元素の金属イオンである。これらの中で特にMg、Ca、Sr、Ba、Sc、Y、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Re、Fe、Ru、Os、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Hg、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、As、SbおよびBi、さらに有利にはZn、Cu、Ni、Pd、Pt、Ru、RhおよびCoが挙げられる。これらの元素の金属イオンとして特に次のものが挙げられる:Mg2+、Ca2+、Sr2+、Ba2+、Sc3+、Y3+、Ti4+、Zr4+、Hf4+、V4+、V3+、V2+、Nb3+、Ta3+、Cr3+、Mo3+、W3+、Mn3+、Mn3+、Mn2+、Re3+、Re2+、Fe3+、Fe2+、Ru3+、Ru2+、Os3+、Os2+、Co3+、Co2+、Rh2+、Rh、Ir2+、Ir、Ni2+、Ni、Pd2+、Pd、Pt2+、Pt、Cu2+、Cu、Ag、Au、Zn2+、Cd2+、Hg2+、Al3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Si4+、Si2+、Ge4+、Ge2+、Sn4+、Sn2+、Pb4+、Pb2+、As5+、As3+As、Sb5+、Sb3+、SbおよびBi5+、Bi3+、Biである。
有利な金属イオンおよび該金属イオンに関するさらなる詳細に関して、特にEP−A0790253、特に第10頁、第8〜30行目の、"The Metal Ions"の段落を参照し、該段落をここで参照することにより取り入れる。
金属イオンと配位することができる少なくとも二座の有機化合物として、この目的のために適切であり、かつ上記の要求を満足する少なくとも二座の全ての化合物を使用することができる。有機化合物は金属塩の金属イオンと、特に上記の群の金属と配位することができる少なくとも2つの中心を有していなくてはならない。少なくとも二座の有機化合物に関して特に
i)1〜10個の炭素原子を有するアルキル基部分構造、
ii)1〜5個のフェニル環を有するアリール基部分構造、
iii)1〜10個の炭素原子を有するアルキル基または1〜5個のフェニル環を有するアリール基からなるアルキルもしくはアリールアミン部分構造
を有する化合物が挙げられ、その際、前記の部分構造はこれらに結合して少なくとも二座の官能基「X」を少なくとも1つ有し、該基は前記化合物の部分構造に共有結合し、かつその際、XはCOH、CSH、NO、SOH、Si(OH)、Ge(OH)、Sn(OH)、Si(SH)、Ge(SH)、Sn(SH)、POH、AsOH、AsOH、P(SH)、As(SH)、CH(RSH)、C(RSH)、CH(RNH、C(RNH、CH(ROH)、C(ROH)、CH(RCN)、C(RCN)からなる群から選択されており、その際、Rは1〜5個の炭素原子を有するアルキル基であるか、または1〜2つのフェニル環からなるアリール基であり、かつCH(SH)、C(SH)、CH(NH、C(NH、CH(OH)、C(OH)、CH(CN)およびC(CN)である。
特に置換または非置換の、単環式または多環式芳香族ジカルボン酸、トリカルボン酸およびテトラカルボン酸および置換または非置換の芳香族の、1つまたは複数の環を有し、少なくとも1つのヘテロ原子を有する芳香族ジカルボン酸、トリカルボン酸およびテトラカルボン酸が挙げられる。
有利なリガンドは1,3,5−ベンゼントリカルボン酸(BCT)、特に有利な金属イオンはCo2+およびZn2+である。
少なくとも二座の化合物以外に、本発明により使用されるフレーム構造材料は、有利には次の単座物質から誘導される単座リガンドを1種またはそれ以上含有していてもよい:
a.1〜20個の炭素原子を有する直鎖状、分枝鎖状または環式脂肪族基を有するアルキルアミンおよびこれらに相応するアルキルアンモニウム塩(およびこれらの相応するアンモニウム塩);
b.1〜5個のフェニル環を有するアリールアミンおよびこれらの相応するアリールアンモニウム塩;
c.1〜20個の炭素原子を有する直鎖状、分枝鎖状または脂環式基を有するアルキルホスホニウム塩;
d.1〜5個のフェニル環を有するアリールホスホニウム塩;
e.直鎖状、分枝鎖状または脂環式基を有し、1〜20個の炭素原子を有するアルキル有機酸および相応するアルキル有機アニオン(および塩);
f.1〜5つのフェニル環を有するアリール有機酸およびこれらの相応するアリール有機アニオンおよび塩;
g.直鎖状、分枝鎖状または脂環式基を有し、1〜20個の炭素原子を有する脂肪族アルコール;
h.1〜5個のフェニル環を有するアリールアルコール;
i.次の群からなる無機アニオン:
硫酸イオン、硝酸イオン、亜硝酸イオン、亜硫酸イオン、重亜硫酸水素イオン、リン酸イオン、リン酸水素イオン、リン酸ニ水素イオン、二リン酸イオン、三リン酸イオン、リン酸イオン、亜リン酸イオン、塩化物イオン、塩素酸イオン、臭化物イオン、臭素酸イオン、ヨウ化物イオン、ヨウ素酸イオン、炭酸イオン、重炭酸イオン、および前記の無機アニオンの相応する酸および塩、
j.アンモニア、二酸化炭素、メタン、酸素、エチレン、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ニトロベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ピリジン、アセトン、1,2−ジクロロエタン、メチレンクロリド、テトラヒドロフラン、エタノールアミン、トリエチルアミンおよびトリフルオロメチルスルホン酸。
本出願において使用されるフレーム構造材料のリガンドが誘導される少なくとも二座の有機化合物および単座の物質に関するさらなる詳細はEP−A0790253から推論することができ、そのそれぞれの内容を引用することにより本出願に取り入れる。
本出願の範囲では、ここに記載した種類の、金属イオンとしてZn2+および二座の化合物として、テレフタル酸から誘導されるリガンドからなり、MOF−5として文献で公知のフレーム構造材料が特に有利である。
さらなる金属イオンおよびそれぞれ本発明ならびに製造のための方法において使用されるフレーム構造材料を製造するために有用な、少なくとも二座の有機化合物および単座の物質は特にEP−A0790253、US5,648,508およびDE10111230.0に開示されている。
MOF−5を製造するために特に有用な溶剤として、上記の文献に開示されている溶剤に加えて、ジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミドおよびN−メチルピロリドンを単独で、または相互に組み合わせて、またはその他の溶剤と組み合わせて使用することができる。フレーム構造材料の製造において、特にMOF−5の製造において、溶剤および母液を結晶化の後に返送してコストおよび材料を節約する。
結晶化の母液からのフレーム構造材料、特にMOF−5の分離は従来技術において公知の手順、たとえば固-液分離、たとえば遠心分離、抽出、濾過、膜濾過、直交流式濾過、凝集助剤(非イオン性、カチオン性およびアニオン性添加剤)を用いた凝集により、またはpH調節剤、たとえば塩、酸または塩基の添加により、浮選、噴霧乾燥または噴霧造粒により、ならびに高めた温度および/または真空での母液の蒸発および固体の濃縮により行うことができる。
分離されたフレーム構造材料、特にMOF−5はそのつどプラスチックの製造において公知の方法で配合、溶融、押し出し、同時押し出し、圧縮、紡糸、発泡および造粒することができる。
本発明による工程(2)において、アルコキシル化剤、特に工程(1)からのプロピレンオキシドまたは工程(1)のプロピレンオキシドの混合物および少なくとも1種の別のアルキレンオキシドをアルコキシル化可能な有機化合物(有機化合物)と反応させる。
本発明の範囲で原則としてアルコキシル化することができる全ての有機化合物を使用することができる。特に好適な有機化合物として、次のものが挙げられる:
水、有機モノカルボン酸またはジカルボン酸、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、コハク酸、アジピン酸、フタル酸およびテレフタル酸、アルキル基中に1〜4個の炭素原子を有する、脂肪族および芳香族の、場合によりN−モノ−、N,N−およびN,N′−ジアルキル置換されたジアミン、たとえば場合によりモノアルキル置換またはジアルキル置換されたエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、1,3−プロピレンジアミン、1,3−または1,4−ブチレンジアミン、1,2−、1,3−、1,4−、1,5−および1,6−ヘキサメチレンジアミン、フェニレンジアミン、2,3−、2,4−および2,6−トルイレンジアミンおよび4,4′−、2,4′−および2,2′−ジアミノ−ジ−フェニルメタン、アルカノールアミン、たとえばエタノールアミン、N−メチル−およびN−エチル−エタノールアミン、ジアルカノールアミン、たとえばジエタノールアミン、N−メチル−およびN−エチル−ジエタノールアミンおよびトリアルカノールアミン、たとえばトリエタノールアミン、およびアンモニアおよび多価アルコール、たとえばモノエチレングリコール、プロパンジオール−1,2および−1,3、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール−1,4、ヘキサンジオール−1,6、グリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリット、ソルビットおよびサッカロースである。有利なポリエーテルポリアルコールとして、付加生成物エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドおよび水、モノエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロパンジオール−1,2、ジプロピレングリコール、グリセロール、トリメチロールプロパン、エチレンジアミン、トリエタノールアミン、ペンタエリトリット、ソルビットおよび/またはサッカロースを単独で、または相互の混合物として使用する。
有機化合物はアルコキシレートの形で、特に62〜15000g/モルの範囲の分子量Mwを有する形で使用することもできる。
さらに活性水素原子を有する官能基、たとえばヒドロキシル基を有する高分子、特にWO01/16209で言及されている高分子もまた使用することができる。
工程(2)で得られるポリエーテルアルコールを工程(3)でイソシアネートと反応させることができる。工程(3)は工程(2)の後で直接実施することができる。付加的な工程、特に精製工程を工程(2)および(3)の間で実施することができる。
本発明では1種または数種のイソシアネートを使用することができる。工程(2)で得られるポリエーテルアルコール以外に、工程(3)による反応においてイソシアネートに対して反応性の基を有する別の成分、特にヒドロキシル基を有する成分を付加的に使用することができる。
別のOH成分としてたとえばポリエステル、別のポリエーテル、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリエステルエーテルおよび類似の化合物を使用することができる。
適切なポリエステルポリオールは、2〜23個の炭素原子を有する有機ジカルボン酸、有利には4〜6個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸と、そのつど2〜12個の炭素原子、有利には2〜6個の炭素原子を有する多価アルコール、有利にはジオールとを反応させることにより製造することができる。ジカルボン酸として次のものを有利に使用することができる:
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、イソフタル酸およびテレフタル酸。ジカルボン酸は単独で、または相互の混合物として使用することもできる。遊離ジカルボン酸の代わりに相応するジカルボン酸誘導体、たとえば1〜4個の炭素原子を有するアルコールのジカルボン酸エステルまたは無水ジカルボン酸を使用することができる。多価アルコールの例は次のものである:
エタンジオール、ジエチレングリコール、1,2−および1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、グリセロールおよびトリメチルプロパン。有利にはエタンジオール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセロールおよび/またはトリメチロールプロパンを使用する。さらにラクトンからなるポリエステルポリオール、たとえばカプロラクトンまたはヒドロキシカルボン酸、たとえばα−ヒドロキシカプロン酸を使用することができる。ポリエステルポリオールの製造のために、有機、たとえば芳香族または有利には脂肪族のポリカルボン酸および/またはその誘導体を、触媒の非存在下に、または有利にはエステル化触媒の存在下に多価アルコールと反応させることができる。有利には反応を不活性雰囲気下で、たとえば窒素、一酸化炭素、ヘリウム、アルゴンなどの雰囲気下で実施する。全反応は溶融液中、150〜250℃、有利には180〜220℃の温度で、場合により減圧下で、有利には10より低く、さらに有利には2より低い所望の酸価が得られるまで実施する。縮合反応の有利な実施態様によればエステル化すべき混合物をまず、80〜30、有利には40〜30の酸価が得られるまで標準圧力および上記の温度で反応させ、かつ引き続き500mbarより低い圧力、有利には50〜150mbarで重縮合させる。エステル化触媒として、たとえば金属、金属酸化物または金属塩の形でのFe、Cd、Co、Pb、Zn、Sb、Mg、TiおよびSn触媒が挙げられる。しかし重縮合は液相中、希釈剤および/または共留剤、たとえばベンゼン、トルエン、キシレンまたはクロロベンゼンの存在下で実施して、縮合の際に生じる水を共沸蒸留する。ポリエステルポリオール、有機ポリカルボン酸および/または酸の誘導体および多価アルコールを製造するために、有利には1:1.8、好ましくは1:1.05〜1:1.2のモル比で重縮合させる。得られるポリエステルポリオールは有利には2〜4、好ましくは2〜3の官能化および有利には22〜100mgKOH/gのヒドロキシル価を有する。さらにイソシアネートに対して反応性の化合物、たとえば60〜<400の分子量を有するジオール、トリオールおよび/またはポリオール、たとえば2〜14個、有利には4〜10個の炭素原子を有する脂肪族、脂環式および/または芳香族脂肪族ジオール、たとえばエチレングリコール、プロパンジオール−1,3、デカンジオール−1.10、o−、m−、p−ジヒドロキシシクロヘキサン、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコールおよび有利にはブタンジオール−1,4、ヘキサンジオール−1,6およびビス−(2−ヒドロキシエチル)−ヒドロキノン;トリオール、たとえば1,2,4−、1,3,5−トリヒドロキシシクロヘキサン、グリコールおよびトリメチロールプロパン;およびヒドロキシル基を有する低分子ポリアルキレンオキシド、たとえばエチレンオキシドおよび/または1,2−プロピレンオキシドと、H官能性化合物としての上記のジオールおよび/またはトリオールとを反応させることにより得られるものを使用することができる。
本発明によれば工程(2)のポリエーテルアルコールを少なくとも1種のイソシアネートと反応させる。原則として当業者に公知の全てのイソシアネートを本発明の範囲で使用することができる。特に次のものが挙げられる:
芳香族、芳香族脂肪族、脂肪族および/または脂環式有機イソシアネート、有利にはジイソシアネート。
次の個々の化合物が特に挙げられる:
アルキレン基中に4〜12個の炭素原子を有するアルキレンジイソシアネート、たとえば1,12−ドデカンジイソシアネート、2−エチル−テトラメチレンジイソシアネート−1,4、2−メチルペンタメチレンジイソシアネート−1,5、テトラメチレンジイソシアネート−1,4、リシン−タージイソシアネート(LDI)および/またはヘキサメチレンジイソシアネート−1,6(HDI);脂環式ジイソシアネート、たとえばシクロヘキサン−1,3−および1,4−ジイソシアネートおよびこれらの異性体の任意の混合物、2,4−および2,6−ヘキサヒドロトルイレンジイソシアネートおよび異性体のそれぞれの混合物、4,4′−、2,2′−および2,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートおよび異性体のそれぞれの混合物および/または1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチルシクロヘキサン(IPDI)。
さらに次のイソシアネートが例として挙げられる:
2,4−および2,6−トルイレンジイソシアネートおよび異性体のそれぞれの混合物、4,4′−、2,4′−および2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネートおよび異性体のそれぞれの混合物、4,4′−および2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネートの混合物、ポリフェニルポリメチレンポリイソシアネート、4,4′−、2,4′−および2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネートおよびポリフェニルポリメチレン−ポリイソシアネートの混合物(粗製MDI)および粗製MDIとトルイレンジイソシアネートとの混合物。さらに上記のイソシアネートの少なくとも2種類からなる混合物も使用することができる。さらにイソシアヌレート、ビウレット、エステル、尿素、アロファネート、カルボジイミド、ウレトジオンおよび/またはウレタン基を有し、ジ−および/またはポリイソシアネートを含有する変性されたイソシアネート(以下ではウレタン基変性ともよぶ)を使用することができる。
これらの中で、次の個々の化合物が挙げられる:
全質量に対してNCO含有率50〜10質量%、有利には35〜15質量%を有し、ウレタン基を有する有機ポリイソシアネート、たとえば4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4′−および2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート混合物、粗製MDIまたは2,4−および2,6−トルイレンジイソシアネート(これらはそれぞれ、たとえば低分子ジオール、トリオール、ジアルキレングリコール、トリアルキレングリコールまたはポリオキシアルキレングリコールにより変性されており、6000までの分子量、特に1500までの分子量を有する)を単独で、または相互の混合物として使用することができる。代わりに単独で、または相互の混合物としても使用することができるジオキシアルキレングリコールまたはポリオキシアルキレングリコールとして次のものが挙げられる:
ジエチレングリコールおよびジプロピレングリコール、ポリオキシエチレン−、ポリオキシプロピレン−およびポリオキシプロピレンポリオキシエテングリコール、−トリオールおよび/またはテトロール。さらにNCO基を有し、かつそのつど全質量に対して25〜3.5質量%、有利には21〜14質量%のNCO含有率を有するプレポリマーもまた使用することができる。これらの化合物は上記のポリエステル−および/または有利にはポリエーテルポリオールおよび4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートの混合物、2,4′−および4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−および/または2,6−トルイレンジイソシアネートまたは粗製MDIから製造される。さらに、たとえば4,4′−、2,4′−および/または2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネートおよび/または2,4−および/または2,6−トルイレンジイソシアネートをベースとし、全質量に対して36.6〜15質量%、有利には31〜21質量%のNCO含有率を有するカルボジイミド基を有する液状のポリイソシアネートを使用することもできる。変性ポリイソシアネートは相互に混合することもできるし、または非変性有機ポリイソシアネート、たとえば2,4′−、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、粗製MDI、2,4−または2,6−トルイレンジイソシアネートと混合することもできる。変性イソシアネートとして、有利にはイソシアヌレート、ビウレットおよび/またはウレタン基変性脂肪族および/または脂環式ジイソシアネート、たとえばすでに記載した、公知の方法によりビウレットおよび/またはシアヌレート基を用いて得られ、それぞれ少なくとも1つ、有利には少なくとも2つおよびさらに有利には少なくとも3つの遊離イソシアネートを有するジイソシアネートを使用する。イソシアヌレート基を有するイソシアネートを製造するためのイソシアネートの三量化は一般的な温度で公知の触媒、たとえばホスフィンおよび/またはホスホリン誘導体、アミン、アルカリ金属塩、金属化合物および/またはマンニッヒ塩基の存在下で実施することができる。さらにイソシアヌレート基を有するイソシアネートの三量体はさらに市販されている。ビウレット基を有するイソシアネートは一般に公知の方法によって、たとえば上記のジイソシアネートを水またはジアミンと反応させることによっても製造することができるが、その際、中間生成物、つまり尿素誘導体が形成される。ビウレット基を有するイソシアネートもまた市販されている。
工程(3)による反応を当業者に公知の条件下で実施する。適切な反応条件はたとえばBecker, Braun, "Polyurethanes", Kunststoffhandbuch、第7巻、Carl Hanser、ミュンヘン、第3版、1993年、第139〜193頁に記載されている。
場合により工程(3)による反応においてさらに低分子化合物を添加剤として添加することもできる。このような化合物は連鎖延長剤または連鎖停止剤である。この目的のために特にたとえば2〜20個、たとえば2〜12個の炭素原子を有する第一アミノ化合物が有用である。例として次のものが挙げられる:
エチルアミン、n−プロピルアミン、i−プロピルアミン、n−プロピルアミン、s−プロピルアミン、t−ブチルアミン、1−アミノイソブタン、2〜約20個の炭素原子を有する置換アミン、たとえば2−(N,N−ジメチルアミノ)−1−アミノエタン、アミノメルカプタン、たとえば1−アミノ−2−メルカプトエタン、ジアミン、2〜約20個、有利には2〜約12個の炭素原子を有する脂肪族アミノアルコール、たとえばメタノールアミン、1−アミノ−3,3−ジメチル−ペンタン−5−オール、2−アミノヘキサン−2′,2″−ジエタノールアミン、1−アミノ−2,5−ジメチルシクロヘキサン−4−オール、2−アミノプロパノール、2−アミノブタノール、3−アミノプロパノール、1−アミノ−2−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、5−アミノペンタノール、3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサノール、1−アミノ−1−シクロペンタン−メタノール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、6〜約20個の炭素原子を有する芳香族−脂肪族または芳香族または芳香族−脂環式アミノアルコール、その際、芳香族構造として複素環式環構造または有利には同素環式環構造、たとえばナフタレンまたは特にベンゼン誘導体、たとえば2−アミノベンジルアルコール、3−(ヒドロキシメチル)アニリン、2−アミノ−3−フェニル−1−プロパノール、2−アミノ−1−フェニルエタノール、2−フェニルグリシノールまたは2−アミノ−1−フェニル−1,3−プロパンジオールおよびこれらの化合物2種類以上の混合物。
工程(3)による反応は場合により触媒の存在下に実施してもよい。触媒として適切に使用される化合物は原則としてイソシアネートと、イソシアネートに対して反応性の化合物との反応を著しく促進する全ての化合物であってよく、その際、有利にはイソシアネートに対して反応性の化合物の全質量に対して、0.001〜15質量%、特に0.05〜6質量%の触媒の全量を使用する。以下に使用することができる触媒の例を挙げる:
第三アミン、たとえばトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジメチルベンジルアミン、ジシクロヘキシルメチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルジアミノジエチルエーテル、ビス(ジメチルアミノプロピル)ウレア、N−メチル−およびN−エチルモルホリン、N−シクロヘキシルモルホリン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルブタンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルヘキサンジアミン−1,6、ペンタメチルジエチレントリアミン、ジメチルピペラジン、N−ジメチルアミノエチルピペリジン、1,8−ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデセン−7,1,2−ジメチルイミダゾール、1−アザビシクロ−(2.2.0)オクタン、1,4−ジアザビシクロ(2.2.2)オクタン(DABCO)、アルカノールアミン化合物、たとえばトリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N−メチル−およびN−エチルジエタノールアミン、ジメチルアミノエタノール、2−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)エタノール、N,N,N′,N′−トリス(ジアルキルアミノアルキル)ヘキサヒドロトリアジン、たとえばN,N′,N″−トリス(ジメチルアミノプロピル)−s−ヘキサヒドロトリアジン、有利にはトリエチレンジアミン、ペンタメチレンジエチレントリアミンおよび/またはビス(ジメチルアミノ)エーテル;金属のそれぞれの一般的な酸化状態の金属塩、たとえばFe、Pb、Znおよび/またはSnの無機および/または有機化合物、たとえば塩化Fe(II)、塩化Zn、オクタン酸Pbおよび有利にはSn化合物、たとえばSn(II)化合物、特にジオクタン酸Sn、ジエチルヘキシルマレイン酸Snおよび/またはSn(IV)化合物、たとえばジアルキル−Sn−ジ(イソオクチルメルカプトアセテート)、ジアルキル−Sn−ジ(2−エチルヘキシルマレエート)、ジアルキル−Sn−ジ(2−エチルヘキシルメルカプトアセテート)、ジアルキル−Sn−ジ(イソオクチルメルカプトアセテート)、ジアルキル−Sn−ジラウレート、ジアルキル−Sn−ジマレエート、ジアルキル−Sn−ジ(メルカプトアセテート)。さらにアミジン、たとえば2,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロピリミジン、水酸化テトラアルキルアンモニウム、たとえば水酸化テトラメチルアンモニウム、アルカリ金属水酸化物、たとえば水酸化ナトリウムおよびアルカリ金属アルコラート、たとえばナトリウムメチレートおよびカリウムイソプロピレートおよび10〜20個の炭素原子を有し、かつ場合により側基としてOH基を有する長鎖脂肪酸のアルカリ金属塩をそれぞれ触媒として使用することができる。例として挙げた触媒は単独で、または上記の触媒の少なくとも2種類の混合物として使用することができる。
場合により助剤および/または添加剤として一般的な物質を本発明による方法で使用することができる。たとえば界面活性剤、内部分離剤(internal separating agents)、充填剤、着色剤、顔料、難燃剤、加水分解に対する保護剤、殺菌剤および/または殺生物剤、紫外線安定剤および酸化防止剤が挙げられる。調色(toned)または着色された成形粒子を得るために顔料および/または着色剤を使用することもできる。
一般に溶剤または希釈剤の使用は一般に工程(3)による反応のためには必要とされない。しかし、前記の反応の有利な実施態様では溶剤または溶剤2種類以上の混合物を使用する。適切な溶剤はたとえば炭化水素、特にトルエン、キシレンまたはシクロヘキサン、エステル、特にエチルグリコールアセテート、エチルアセテートまたはブチルアセテート、アミド、特にジメチルホルムアミドまたはN−メチルピロリドン、スルホキシド、特にジメチルスルホキシド、エーテル、特にジイソプロピルエーテルまたはメチル−t−ブチルエーテルまたは有利な環式エーテル、特にTHFまたはジオキサンである。
さらに本発明は少なくとも次の
(2)少なくとも1種の有機化合物を上記の方法により少なくとも1種のアルコキシル化剤と反応させ、その際、ポリエーテルアルコールが得られる工程、
(3)工程(2)のポリエーテルアルコールを少なくとも1種のイソシアネートと反応させる工程
を有する統合された方法により得られるポリウレタンに関する。
工程(2)により得られ、ポリウレタンを製造するために使用されるポリエーテルアルコールは、有利には少なくとも1つのエチレンオキシド−プロピレンオキシド単位の混合ブロックまたは末端プロピレンオキシドブロックまたは両者の組合せを有する。
さらに本発明は本発明において定義されるポリウレタンから出発してポリウレタン発泡体を製造するための方法に関し、該方法は、少なくとも次の
(4)出発材料として使用されるポリウレタンを発泡させる工程
を有する。
従って本発明は、工程(3)による反応によって得られるポリウレタンを発泡させることにより得られるポリウレタン発泡体自体も含む。
本発明によるポリウレタンは主として不純物、たとえばC6−化合物の含有率が低いことにより特徴付けられる。このことにより本発明によるポリウレタンは特にポリウレタン発泡体、ポリウレタン注型スキンおよ工業および家具工業において使用されるポリウレタン発泡体、たとえば半硬質発泡体、硬質および軟質の一体成形品またはRIM(reaction injection moulding)材料を製造する。
ポリウレタン発泡体を製造するための方法はBecker, Braun, "Polyurethanes", Kunststoffhandbuch、第7巻、Carl Hanser、ミュンヘン、第3版、1993年、第193〜265頁に記載されている。
有利な実施態様では本発明は工程(2)で得られる、ポリエーテルアルコールから誘導され、エチレンオキシド−プロピレンオキシド単位の混合ブロックを少なくとも1つ有するポリウレタンに関する。
本発明はまた、工程(2)により得られ、ポリエーテルアルコールから誘導され、末端のプロピレンオキシドブロックを有するポリウレタンに関する。
本発明によるポリウレタン、特に上記のポリウレタンは、ポリウレタンをベースとする成形体、特に軟質スラブ材発泡体からなる成形体を製造するために適切である。特にこの観点で不純物の量が低いことは有利であり、このことによって軟質発泡体から製造される成形体から生じる不快なにおいが生じない。
このことに加えて一官能性の副化合物の量が少ないことに基づいて分子量分布が狭いことは、発泡の間の改善された加工につながる。
従って本発明はまたそれぞれ本発明の統合された方法により得られるポリウレタンまたはポリウレタン発泡体からなる成形体にも関する。
本発明による成形体はたとえばマットレス、枕、自動車工業および布張り家具のための成形体である。
本発明により以下の成形体が挙げられる:
− 軟質発泡体、特にマットレス、車の内部のための成形体、たとえば座席シート、吸音成形体、たとえば絨毯および/または布張材料、スポンジ、クッション、枕、シート用家具、事務所用家具、特にシート、背もたれ、整形用品;
− 熱可塑性ポリウレタン、特にケーブルの使用のためのポリウレタン、ホース、動物標識、レール支持体、フィルム、靴底およびアクセサリー、スキーチップおよびロール包帯;
− 常温注型エラストマー、特にベルトの持ち上げおよび搬送の外装のためのエラストマー、衝撃保護部材、工業用エッジ保護部材、歯形ベルト、研磨バルク材料のためのスクリーン、刃、ローラー、ローラーのための被覆、重建築装置に対する汚れ防止シート、ハウジングの部材、ハウジング、ばり取りドラムのための被覆、ポンプ部材およびポンプハウジング、チューブの外側部材のための被覆、コンテナの内壁のための被覆、車のためのマットレス、サイクロン、重荷重のための滑車、溝付プーリー、ガイドプーリー、ブロックプーリー、コンベアベルトのための被覆、チャネルのための被覆(その際、該被覆は加水分解および摩耗に対して抵抗性がある)、トラックの荷台、衝撃保護材、クラッチ部材、ブイのための被覆、インラインスケートローラ、特殊なローラ、耐衝撃性ポンプ部材;
− 軟質一体成形体、特にハンドル、空気フィルターのためのシール、操舵ノブ、ワイヤーの発泡体、コンテナのケーシング、アームレスト、ポリウレタンからなる靴底;
− ポリウレタン被覆、特に床被覆材、ウール、皮革または金属シートのような材料の加工;
− ポリウレタンスキン、特に成形体、たとえばダッシュボードのためのインサートとして使用するためのもの、自動車ドアのための被覆、トラックおよび車のシート、フロアリング;
− 硬質ポリウレタン発泡体、特に防振材料または建築材料として使用するための発泡体;
− 一体成形体、特に建築物の内部および外部領域での部材として使用するための発泡体、コンプレックス家具、車の内装品のための部材、スキーおよびスノーボードならびに技術的機能部材;
− RIM発泡体、特に自動車工業における外部部品において使用するためのプレハブユニットを製造するための発泡体、たとえば大規模フェーシング(extensive facing)、フェンダーおよびバンパー;
− 熱成形発泡体、特に自動車の製造において使用するための超軽量複合材構造を製造するための発泡体、たとえば屋根材料のための部材;
− 半硬質発泡体、特にフィルム、スキンまたは皮革または繊維強化建築部材のアンダーフォーム(underfoaming)のための発泡体。
本発明をさらに以下の実施例により記載するが、しかしこれらの実施例は本出願の範囲を制限するものではない。
実施例
図1は例1により製造されたMOF−5触媒のX線粉末回折パターンを示している(縦座標YはLin/Countsを示しており、かつ横座標Xは2θを示している)。
図2は前記触媒の吸収等温線を示している(縦座標VAはcm/gSTPで吸収された体積を示しており、かつ横座標RPは相対圧力(P/PO)を示している)。
Figure 0004173101
上記の出発材料の量を、ジエチルホルムアミド、テレフタル酸および亜鉛窒化物の順でビーカー中で溶解させた。得られる溶液を、それぞれテフロン(登録商標)で被覆された内壁を有する2つのオートクレーブ(250ml)中に導入した。
結晶化は105℃で20時間以内に生じた。引き続き、オレンジ色の溶剤を黄色の結晶からデカントし、該結晶をふたたびジメチルホルムアミド20mlで被覆し、該ジメチルホルムアミドをふたたびデカントした。この手順を3回繰り返した。引き続き、クロロホルム20mlを固体に注ぎ、これを洗浄し、かつ前記の溶剤により2回、デカントした。
まだ湿っている結晶(14.4g)を真空装置に導入し、まず真空(10−4ミリバール)下に室温で、後に120℃で乾燥させた。
引き続き得られた生成物をX線粉末回折およびミクロ細孔の吸着測定により特徴付けた。得られる生成物はMOF−5と一致する図1によるX線回折パターンを示す。
図2に示したアルゴンによる吸収等温の測定(87K;Micromeritics ASAP 2010)は、I型の等温線を示し、その際、これはミクロ細孔を有する材料にとって典型的であり、かつラングミュアにより計算して3020m/gの比表面積、および0.97ml/gのミクロ細孔体積(相対圧力pp0=0.4)を有する。
例2(プロピレンオキシドによるジプロピレングリコールのアルコキシル化)
ジプロピレングリコール(33.5g、0.25モルに相応)および例1により製造した触媒0.75gをオートクレーブに導入した。引き続き該オートクレーブをプロピレンオキシド116g(2モル)で充填した。反応を135℃および最大圧力12.1バールで実施し、かつ合計してプロピレンオキシド2.44モル/モル出発材料を反応させてポリオールが得られた。
例3(エチレンオキシドによるメチルジプロピレングリコールのアルコキシル化)
メチルジプロピレングリコール(30g、0.25モルに相応)および例1により製造した触媒0.59gをオートクレーブに導入した。次いで該オートクレーブをエチレンオキシド88g(2モル)で充填した。反応を135℃および最大圧力21.1バールで実施した。合計してエチレンオキシド2.45モル/モル出発化合物を反応させてポリオールが得られた。
例4(エチレンオキシドによるアクリル酸のアルコキシル化)
アクリル酸(2,2′,6,6′−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン−N−
オキシドおよびフェノチアジンにより安定化)33.2gおよび例1の触媒0.5gを窒素雰囲気下に300mlの撹拌オートクレーブ中に秤量した。オートクレーブを閉鎖し、かつ窒素10バールで加圧した。撹拌下にエチレンオキシド20gを引き続きスクリュー押出機により導入した。50℃で5時間後に触媒を濾別し、かつ粗生成物をガスクロマトグラフィーにより分析した。面積パーセントに基づいて溶液の次の組成が判明した(残留エチレンオキシドは考慮しない):
アクリル酸76%、モノエチレングリコールアクリレート10%、ジエチレングリコールアクリレート9%、その他の副生成物5%。
本発明による触媒のX線粉末回折パターンを示す図 本発明による触媒の吸収等温線を示している

Claims (3)

  1. アルコキシル化することができる少なくとも1種の有機化合物と、少なくとも1種のアルコキシル化剤とを触媒の存在下に反応させ、その際、ポリエーテルアルコールが得られる、有機化合物のアルコキシル化法において、該触媒が細孔を有し、かつ金属イオン少なくとも1種および該金属イオンと配位結合している少なくとも二座の有機化合物少なくとも1種とを含有する有機金属フレーム構造材料からなり、その際、金属イオンが、Zn、FeおよびCuのイオンから選択されており、かつその際、二座の有機化合物が、単環式または多環式芳香族ジカルボン酸、トリカルボン酸、およびテトラカルボン酸から選択されており、かつその際、有機金属フレーム構造材料が、吸着により測定して20m /gより大きい比表面積(DIN66131によるBET)を有する細孔を有し、かつその際、アルコキシル化剤がアルキレンオキシドであることを特徴とする、有機化合物のアルコキシル化法。
  2. 少なくとも次の
    (2)アルコキシル化することができる少なくとも1種の有機化合物を請求項記載の方法により少なくとも1種のアルコキシル化剤と反応させ、その際、ポリエーテルアルコールが得られる工程、
    (3)工程(2)のポリエーテルアルコールを少なくとも1種のイソシアネートと反応させる工程
    を有する、ポリウレタンを製造するための統合された方法。
  3. アルコキシル化剤が、工程(1)でプロピレンと酸素、水素および酸素;過酸化水素;有機ヒドロペルオキシド;またはハロヒドリンと反応させることにより得られるプロピレンオキシドである、請求項記載の統合された方法。
JP2003538229A 2001-10-19 2002-10-18 新規のフレーム構造材料の存在下での有機化合物のアルコキシル化法 Expired - Fee Related JP4173101B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/039,733 US20030078311A1 (en) 2001-10-19 2001-10-19 Process for the alkoxylation of organic compounds in the presence of novel framework materials
PCT/EP2002/011700 WO2003035717A1 (en) 2001-10-19 2002-10-18 Process for the alkoxylation of organic compounds in the presence of novel framework materials

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005506421A JP2005506421A (ja) 2005-03-03
JP2005506421A5 JP2005506421A5 (ja) 2005-12-08
JP4173101B2 true JP4173101B2 (ja) 2008-10-29

Family

ID=21907076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003538229A Expired - Fee Related JP4173101B2 (ja) 2001-10-19 2002-10-18 新規のフレーム構造材料の存在下での有機化合物のアルコキシル化法

Country Status (13)

Country Link
US (2) US20030078311A1 (ja)
EP (1) EP1440106B1 (ja)
JP (1) JP4173101B2 (ja)
KR (1) KR100940290B1 (ja)
CN (1) CN100424115C (ja)
AT (1) ATE535560T1 (ja)
CA (1) CA2464352A1 (ja)
ES (1) ES2376050T3 (ja)
MX (1) MXPA04003467A (ja)
PL (1) PL370429A1 (ja)
RU (1) RU2308465C2 (ja)
TW (1) TWI300072B (ja)
WO (1) WO2003035717A1 (ja)

Families Citing this family (77)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002088148A1 (en) * 2001-04-30 2002-11-07 The Regents Of The University Of Michigan Isoreticular metal-organic frameworks, process for forming the same, and systematic design of pore size and functionality therein,with application for gas storage
US6893564B2 (en) * 2002-05-30 2005-05-17 Basf Aktiengesellschaft Shaped bodies containing metal-organic frameworks
US7008607B2 (en) * 2002-10-25 2006-03-07 Basf Aktiengesellschaft Process for preparing hydrogen peroxide from the elements
WO2004101575A2 (en) * 2003-05-09 2004-11-25 The Regents Of The University Of Michigan Implementation of a strategy for achieving extraordinary levels of surface and porosity in crystals
US7309380B2 (en) * 2003-06-30 2007-12-18 Basf Aktiengesellschaft Gas storage system
US20050004404A1 (en) * 2003-07-03 2005-01-06 Basf Akiengesellschaft Process for the alkoxylation of monools in the presence of metallo-organic framework materials
DE10355087A1 (de) * 2003-11-24 2005-06-09 Basf Ag Verfahren zur elektrochemischen Herstellung eines kristallinen porösen metallorganischen Gerüstmaterials
KR20060126692A (ko) * 2003-12-05 2006-12-08 더 리젠츠 오브 더 유니버시티 오브 미시간 금속-유기물 다면체들
JP4659356B2 (ja) * 2003-12-26 2011-03-30 株式会社イノアックコーポレーション 再生ポリウレタンフォームの製造方法
WO2006047423A2 (en) 2004-10-22 2006-05-04 The Regents Of The University Of Michigan Covalently linked organic frameworks and polyhedra
US7524444B2 (en) * 2004-11-09 2009-04-28 Basf Aktiengesellschaft Shaped bodies containing metal-organic frameworks
US7343747B2 (en) * 2005-02-23 2008-03-18 Basf Aktiengesellschaft Metal-organic framework materials for gaseous hydrocarbon storage
PT1874459E (pt) 2005-04-07 2016-02-08 Univ Michigan Alta adsorção de gás numa estrutura microporosa organometálica com locais metálicos abertos
US8628055B2 (en) * 2005-07-27 2014-01-14 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois Bi-direction rapid action electrostatically actuated microvalve
WO2007038508A2 (en) * 2005-09-26 2007-04-05 The Regents Of The University Of Michigan Metal-organic frameworks with exceptionally high capacity for storage of carbon dioxide at room-temperature
US8123834B2 (en) * 2005-10-06 2012-02-28 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois High gain selective metal organic framework preconcentrators
DE102005054523A1 (de) 2005-11-14 2007-05-16 Basf Ag Poröses metallorganisches Gerüstmaterial enthaltend ein weiteres Polymer
KR20090004891A (ko) * 2006-02-28 2009-01-12 더 리젠츠 오브 더 유니버시티 오브 캘리포니아 관능화된 제올라이트 골격들의 제조
US7880026B2 (en) * 2006-04-14 2011-02-01 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois MOF synthesis method
KR101493529B1 (ko) 2006-04-18 2015-02-13 바스프 에스이 유기금속성 알루미늄 푸마레이트 골격재
US7441574B2 (en) * 2006-08-17 2008-10-28 The Goodyear Tire & Rubber Company Pneumatic tire
US9017584B2 (en) * 2006-10-30 2015-04-28 Alan M. Gilbert Flame-retardant materials and systems
US9719019B1 (en) 2006-10-30 2017-08-01 Alan M. Gilbert Flame-retardant materials and systems
US20080111114A1 (en) * 2006-10-30 2008-05-15 Gilbert Alan M Flame-retardant materials and systems
EP2089153B1 (de) 2006-10-30 2012-05-02 Basf Se Aluminium-naphthalindicarboxylat als poröses metallorganisches gerüstmaterial
KR101474579B1 (ko) * 2007-01-24 2014-12-18 더 리전트 오브 더 유니버시티 오브 캘리포니아 결정형 3d- 및 2d-공유결합성 유기 골격의 합성, 특성분석 및 디자인
ES2397231T3 (es) 2007-04-24 2013-03-05 Basf Se Materiales estructurales organometálicos, con una estructura hexagonal y trigonal, basados en aluminio, hierro o cromo, así como un ácido dicarboxílico
WO2008140788A1 (en) * 2007-05-11 2008-11-20 The Regents Of The University Of California Adsorptive gas separation of multi-component gases
US8480792B2 (en) * 2007-07-17 2013-07-09 The Regents Of The University Of California Preparation of functionalized zeolitic frameworks
US9132411B2 (en) 2007-08-30 2015-09-15 The Regents Of The University Of Michigan Strategies, linkers and coordination polymers for high-performance sorbents
US8222179B2 (en) * 2007-08-30 2012-07-17 The Regents Of The University Of Michigan Porous coordination copolymers and methods for their production
US8383545B2 (en) * 2007-08-30 2013-02-26 The Regents Of The University Of Michigan Strategies, linkers and coordination polymers for high-performance sorbents
EP2190662B1 (en) * 2007-09-25 2018-12-26 The Regents of The University of California Edible and biocompatible metal-organic frameworks
DE112008002440T5 (de) * 2007-09-28 2010-08-19 Ifp Verfahren zur Herstellung von Alkoholestern aus Triglyceriden und Alkoholen mittels heterogener Katalysatoren auf der Basis eines hybriden Feststoffs mit organisch-anorganischer Mischmatrix
FR2921660B1 (fr) 2007-10-01 2015-09-25 Centre Nat Rech Scient Nanoparticules hybrides organiques inorganiques a base de carboxylates de fer.
FR2921661B1 (fr) * 2007-10-01 2013-05-31 Centre Nat Rech Scient Solide hybride organique inorganique a surface modifiee.
US8034952B2 (en) * 2007-11-15 2011-10-11 University Of South Florida Supramolecular assemblies and building blocks
US8123841B2 (en) * 2008-01-16 2012-02-28 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois Column design for micro gas chromatograph
US8142746B2 (en) * 2008-02-21 2012-03-27 Exxonmobil Research And Engineering Company Separation of carbon dioxide from methane utilizing zeolitic imidazolate framework materials
US8142745B2 (en) * 2008-02-21 2012-03-27 Exxonmobil Research And Engineering Company Separation of carbon dioxide from nitrogen utilizing zeolitic imidazolate framework materials
US8192709B2 (en) * 2008-02-21 2012-06-05 Exxonmobil Research And Engineering Company Separation of methane from higher carbon number hydrocarbons utilizing zeolitic imidazolate framework materials
FR2929278A1 (fr) * 2008-04-01 2009-10-02 Centre Nat Rech Scient Solide hybride cristallin poreux pour l'adsorption et la liberation de gaz a interet biologique.
US8269029B2 (en) * 2008-04-08 2012-09-18 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois Water repellent metal-organic frameworks, process for making and uses regarding same
WO2009149381A2 (en) * 2008-06-05 2009-12-10 The Regents Of University Of California Chemical framework compositions and methods of use
WO2010080618A2 (en) 2008-12-18 2010-07-15 The Regents Of The University Of California Porous reactive frameworks
WO2010078337A1 (en) 2008-12-29 2010-07-08 The Regents Of The University Of California A gas sensor incorporating a porous framework
US8674128B2 (en) 2009-01-15 2014-03-18 The Regents Of The University Of California Conductive organometallic framework
US8709134B2 (en) 2009-02-02 2014-04-29 The Regents Of The University Of California Reversible ethylene oxide capture in porous frameworks
FR2942229B1 (fr) 2009-02-18 2011-02-25 Univ Paris Curie Materiau solide hybride inorganique-organique polycarboxylate a base de titane, son procede de preparation et utilisations
US8876953B2 (en) 2009-06-19 2014-11-04 The Regents Of The University Of California Carbon dioxide capture and storage using open frameworks
WO2010148296A2 (en) 2009-06-19 2010-12-23 The Regents Of The University Of California Complex mixed ligand open framework materials
JP5648054B2 (ja) 2009-07-27 2015-01-07 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア 高効率不均一系触媒として多孔性銅金属−有機骨格を用いるアリールボロン酸の酸化的ホモカップリング反応
EP2467388A4 (en) 2009-09-25 2014-12-17 Univ California OPEN METAL ORGANIC STRUCTURES WITH EXCEPTIONAL SURFACE AREA AND LARGE GAS STORAGE CAPACITY
US9688700B2 (en) 2009-11-30 2017-06-27 Basf Se Metal-organic frameworks based on on 2,5-furandicarboxylic acid or 2,5-thiophenedicarboxylic acid
US8716359B2 (en) * 2010-03-18 2014-05-06 Vanderbilt Chemicals, Llc Polyurethane foam scorch inhibitor
US8425662B2 (en) 2010-04-02 2013-04-23 Battelle Memorial Institute Methods for associating or dissociating guest materials with a metal organic framework, systems for associating or dissociating guest materials within a series of metal organic frameworks, and gas separation assemblies
US9102609B2 (en) 2010-07-20 2015-08-11 The Regents Of The University Of California Functionalization of organic molecules using metal-organic frameworks (MOFS) as catalysts
JP2013540760A (ja) 2010-09-27 2013-11-07 ザ レジェンツ オブ ザ ユニヴァースティ オブ カリフォルニア 伝導性の開骨格
CA2824158A1 (en) 2011-01-21 2012-07-26 Omar M. Yaghi Preparation of metal-triazolate frameworks
WO2012106451A2 (en) 2011-02-04 2012-08-09 The Regents Of The University Of California Preparation of metal-catecholate frameworks
US9078922B2 (en) 2011-10-13 2015-07-14 The Regents Of The University Of California Metal-organic frameworks with exceptionally large pore aperatures
US9853270B2 (en) 2012-04-18 2017-12-26 King Abdullah University Of Science And Technology Nanostructured metal organic material electrode separators and methods therefor
CN103333182A (zh) * 2013-06-04 2013-10-02 中南大学 一种制备mof-5的方法
WO2015066693A1 (en) 2013-11-04 2015-05-07 The Regents Of Thd University Of California Metal-organic frameworks with a high density of highly charged exposed metal cation sites
JP6717749B2 (ja) 2014-02-19 2020-07-01 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア 耐酸性、耐溶剤性、及び耐熱性金属−有機骨格
EP3074405A2 (en) 2014-03-18 2016-10-05 The Regents of the University of California Mesoscopic materials comprised of ordered superlattices of microporous metal-organic frameworks
KR102295598B1 (ko) 2014-03-27 2021-08-30 바스프 에스이 금속-유기 골격 물질을 포함하는 다공성 필름
WO2015195179A2 (en) 2014-03-28 2015-12-23 The Regents Of The University Of California Metal organic frameworks comprising a plurality of sbus with different metal ions and/or a plurality of organic linking ligands with different functional groups.
EP2985075A1 (en) 2014-08-15 2016-02-17 Basf Se Shaped body made of a porous material
US10118877B2 (en) 2014-12-03 2018-11-06 The Regents Of The University Of California Metal-organic frameworks for aromatic hydrocarbon separations
US10058855B2 (en) 2015-05-14 2018-08-28 The Regents Of The University Of California Redox-active metal-organic frameworks for the catalytic oxidation of hydrocarbons
KR20180088422A (ko) 2015-11-27 2018-08-03 더 리젠츠 오브 더 유니버시티 오브 캘리포니아 직조된 공유결합성 유기 골격체
WO2017091779A1 (en) 2015-11-27 2017-06-01 The Regents Of The University Of California Zeolitic imidazolate frameworks
CN108290134A (zh) 2015-11-27 2018-07-17 巴斯夫欧洲公司 金属-有机骨架的超快高空时产率合成
WO2019036140A1 (en) 2017-07-17 2019-02-21 Zymergen Inc. METALLO-ORGANIC STRESS MATERIALS
US20230178848A1 (en) 2020-04-28 2023-06-08 King Abdullah University Of Science And Technology Electrode separators
CN113828281B (zh) * 2021-09-18 2023-07-14 集美大学 一种聚氨酯复合材料的制备方法、产品及应用

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3144418A (en) * 1959-08-17 1964-08-11 Union Carbide Corp Polymerization of epoxides
DE4408772B4 (de) * 1993-03-16 2006-09-07 Mitsubishi Chemical Corp. Verfahren zur Herstellung eines Polyoxyalkylenglykols und neues Metallaluminosilikat
US5601437A (en) 1994-10-17 1997-02-11 Methode Electronics, Inc. Clockspring with centering display device
US5648508A (en) 1995-11-22 1997-07-15 Nalco Chemical Company Crystalline metal-organic microporous materials
DE19928156A1 (de) 1999-06-19 2000-12-28 Bayer Ag Aus Polyetherpolyolen hergestellte Polyurethan-Weichschäume
ATE418410T1 (de) 1999-07-21 2009-01-15 Black & Decker Inc Angetriebenes futter
DE19941242A1 (de) * 1999-08-31 2001-03-08 Basf Ag Polyetheralkohole
DE19949092A1 (de) 1999-10-12 2001-04-19 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Polyetheralkoholen
DE10111230A1 (de) 2001-03-08 2002-09-19 Basf Ag Metallorganische Gerüstmaterialien und Verfahren zu deren Herstellung
DE10143195A1 (de) 2001-09-04 2003-03-20 Basf Ag Integriertes Verfahren zur Herstellung von Polyurethan-Schäumen

Also Published As

Publication number Publication date
KR100940290B1 (ko) 2010-02-05
TWI300072B (en) 2008-08-21
ATE535560T1 (de) 2011-12-15
ES2376050T3 (es) 2012-03-08
PL370429A1 (en) 2005-05-30
KR20040083413A (ko) 2004-10-01
JP2005506421A (ja) 2005-03-03
WO2003035717A9 (en) 2004-12-29
RU2308465C2 (ru) 2007-10-20
EP1440106A1 (en) 2004-07-28
US20040249189A1 (en) 2004-12-09
MXPA04003467A (es) 2004-07-30
RU2004115338A (ru) 2005-10-27
CN1571803A (zh) 2005-01-26
CN100424115C (zh) 2008-10-08
US7279517B2 (en) 2007-10-09
WO2003035717A1 (en) 2003-05-01
US20030078311A1 (en) 2003-04-24
CA2464352A1 (en) 2003-05-01
EP1440106B1 (en) 2011-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4173101B2 (ja) 新規のフレーム構造材料の存在下での有機化合物のアルコキシル化法
CA2161064C (en) Production of low-fogging polyurethane foams, and specific polyoxyalkylene-polyols which can be used for this purpose
JP6957526B2 (ja) アルデヒド放出が低減されたポリウレタン
ES2319973T3 (es) Procedimiento integrado para la obtencion de espumas de poliuretano.
US6060531A (en) Production of low-fogging polyurethane foams, and specific polyoxyalkylene-polyols which can be used for this purpose
KR20120095338A (ko) 1급 히드록실 말단 기를 포함하는 폴리에테르 폴리올의 제조 방법
CN112867744B (zh) 具有降低的芳族胺含量的聚氨酯泡沫
US10590231B2 (en) Polyurethanes with reduced aldehyde emission
KR20010051398A (ko) 폴리우레탄 발포제품의 제조방법
US20240067771A1 (en) New catalyst for producing polyurethanes
JPH05305629A (ja) ポリウレタンフォーム成形品の製造方法
Yagci Synthesis of Polyols for the preparation of biodegradable polyurethanes
MXPA97005467A (en) Production of flexible polyurethane foams

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070105

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070327

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080723

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees