JP4173101B2 - 新規のフレーム構造材料の存在下での有機化合物のアルコキシル化法 - Google Patents
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Description
(2)アルコキシル化することができる少なくとも1種の有機化合物を上記の方法により少なくとも1種のアルコキシル化剤と反応させ、その際、ポリエーテルアルコールが得られる工程、
(3)工程(2)のポリエーテルアルコールを少なくとも1種のイソシアネートと反応させる工程
を有する、ポリウレタンを製造するための統合された方法により解決される。
i)1〜10個の炭素原子を有するアルキル基部分構造、
ii)1〜5個のフェニル環を有するアリール基部分構造、
iii)1〜10個の炭素原子を有するアルキル基または1〜5個のフェニル環を有するアリール基からなるアルキルもしくはアリールアミン部分構造
を有する化合物が挙げられ、その際、前記の部分構造はこれらに結合して少なくとも二座の官能基「X」を少なくとも1つ有し、該基は前記化合物の部分構造に共有結合し、かつその際、XはCO2H、CS2H、NO2、SO3H、Si(OH)3、Ge(OH)3、Sn(OH)3、Si(SH)4、Ge(SH)4、Sn(SH)3、PO3H、AsO3H、AsO4H、P(SH)3、As(SH)3、CH(RSH)2、C(RSH)3、CH(RNH2)2、C(RNH2)3、CH(ROH)2、C(ROH)3、CH(RCN)2、C(RCN)3からなる群から選択されており、その際、Rは1〜5個の炭素原子を有するアルキル基であるか、または1〜2つのフェニル環からなるアリール基であり、かつCH(SH)2、C(SH)3、CH(NH2)2、C(NH2)2、CH(OH)2、C(OH)3、CH(CN)2およびC(CN)3である。
a.1〜20個の炭素原子を有する直鎖状、分枝鎖状または環式脂肪族基を有するアルキルアミンおよびこれらに相応するアルキルアンモニウム塩(およびこれらの相応するアンモニウム塩);
b.1〜5個のフェニル環を有するアリールアミンおよびこれらの相応するアリールアンモニウム塩;
c.1〜20個の炭素原子を有する直鎖状、分枝鎖状または脂環式基を有するアルキルホスホニウム塩;
d.1〜5個のフェニル環を有するアリールホスホニウム塩;
e.直鎖状、分枝鎖状または脂環式基を有し、1〜20個の炭素原子を有するアルキル有機酸および相応するアルキル有機アニオン(および塩);
f.1〜5つのフェニル環を有するアリール有機酸およびこれらの相応するアリール有機アニオンおよび塩;
g.直鎖状、分枝鎖状または脂環式基を有し、1〜20個の炭素原子を有する脂肪族アルコール;
h.1〜5個のフェニル環を有するアリールアルコール;
i.次の群からなる無機アニオン:
硫酸イオン、硝酸イオン、亜硝酸イオン、亜硫酸イオン、重亜硫酸水素イオン、リン酸イオン、リン酸水素イオン、リン酸ニ水素イオン、二リン酸イオン、三リン酸イオン、リン酸イオン、亜リン酸イオン、塩化物イオン、塩素酸イオン、臭化物イオン、臭素酸イオン、ヨウ化物イオン、ヨウ素酸イオン、炭酸イオン、重炭酸イオン、および前記の無機アニオンの相応する酸および塩、
j.アンモニア、二酸化炭素、メタン、酸素、エチレン、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ニトロベンゼン、ナフタレン、チオフェン、ピリジン、アセトン、1,2−ジクロロエタン、メチレンクロリド、テトラヒドロフラン、エタノールアミン、トリエチルアミンおよびトリフルオロメチルスルホン酸。
水、有機モノカルボン酸またはジカルボン酸、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、コハク酸、アジピン酸、フタル酸およびテレフタル酸、アルキル基中に1〜4個の炭素原子を有する、脂肪族および芳香族の、場合によりN−モノ−、N,N−およびN,N′−ジアルキル置換されたジアミン、たとえば場合によりモノアルキル置換またはジアルキル置換されたエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、1,3−プロピレンジアミン、1,3−または1,4−ブチレンジアミン、1,2−、1,3−、1,4−、1,5−および1,6−ヘキサメチレンジアミン、フェニレンジアミン、2,3−、2,4−および2,6−トルイレンジアミンおよび4,4′−、2,4′−および2,2′−ジアミノ−ジ−フェニルメタン、アルカノールアミン、たとえばエタノールアミン、N−メチル−およびN−エチル−エタノールアミン、ジアルカノールアミン、たとえばジエタノールアミン、N−メチル−およびN−エチル−ジエタノールアミンおよびトリアルカノールアミン、たとえばトリエタノールアミン、およびアンモニアおよび多価アルコール、たとえばモノエチレングリコール、プロパンジオール−1,2および−1,3、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール−1,4、ヘキサンジオール−1,6、グリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリット、ソルビットおよびサッカロースである。有利なポリエーテルポリアルコールとして、付加生成物エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドおよび水、モノエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロパンジオール−1,2、ジプロピレングリコール、グリセロール、トリメチロールプロパン、エチレンジアミン、トリエタノールアミン、ペンタエリトリット、ソルビットおよび/またはサッカロースを単独で、または相互の混合物として使用する。
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、イソフタル酸およびテレフタル酸。ジカルボン酸は単独で、または相互の混合物として使用することもできる。遊離ジカルボン酸の代わりに相応するジカルボン酸誘導体、たとえば1〜4個の炭素原子を有するアルコールのジカルボン酸エステルまたは無水ジカルボン酸を使用することができる。多価アルコールの例は次のものである:
エタンジオール、ジエチレングリコール、1,2−および1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、グリセロールおよびトリメチルプロパン。有利にはエタンジオール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセロールおよび/またはトリメチロールプロパンを使用する。さらにラクトンからなるポリエステルポリオール、たとえばカプロラクトンまたはヒドロキシカルボン酸、たとえばα−ヒドロキシカプロン酸を使用することができる。ポリエステルポリオールの製造のために、有機、たとえば芳香族または有利には脂肪族のポリカルボン酸および/またはその誘導体を、触媒の非存在下に、または有利にはエステル化触媒の存在下に多価アルコールと反応させることができる。有利には反応を不活性雰囲気下で、たとえば窒素、一酸化炭素、ヘリウム、アルゴンなどの雰囲気下で実施する。全反応は溶融液中、150〜250℃、有利には180〜220℃の温度で、場合により減圧下で、有利には10より低く、さらに有利には2より低い所望の酸価が得られるまで実施する。縮合反応の有利な実施態様によればエステル化すべき混合物をまず、80〜30、有利には40〜30の酸価が得られるまで標準圧力および上記の温度で反応させ、かつ引き続き500mbarより低い圧力、有利には50〜150mbarで重縮合させる。エステル化触媒として、たとえば金属、金属酸化物または金属塩の形でのFe、Cd、Co、Pb、Zn、Sb、Mg、TiおよびSn触媒が挙げられる。しかし重縮合は液相中、希釈剤および/または共留剤、たとえばベンゼン、トルエン、キシレンまたはクロロベンゼンの存在下で実施して、縮合の際に生じる水を共沸蒸留する。ポリエステルポリオール、有機ポリカルボン酸および/または酸の誘導体および多価アルコールを製造するために、有利には1:1.8、好ましくは1:1.05〜1:1.2のモル比で重縮合させる。得られるポリエステルポリオールは有利には2〜4、好ましくは2〜3の官能化および有利には22〜100mgKOH/gのヒドロキシル価を有する。さらにイソシアネートに対して反応性の化合物、たとえば60〜<400の分子量を有するジオール、トリオールおよび/またはポリオール、たとえば2〜14個、有利には4〜10個の炭素原子を有する脂肪族、脂環式および/または芳香族脂肪族ジオール、たとえばエチレングリコール、プロパンジオール−1,3、デカンジオール−1.10、o−、m−、p−ジヒドロキシシクロヘキサン、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコールおよび有利にはブタンジオール−1,4、ヘキサンジオール−1,6およびビス−(2−ヒドロキシエチル)−ヒドロキノン;トリオール、たとえば1,2,4−、1,3,5−トリヒドロキシシクロヘキサン、グリコールおよびトリメチロールプロパン;およびヒドロキシル基を有する低分子ポリアルキレンオキシド、たとえばエチレンオキシドおよび/または1,2−プロピレンオキシドと、H官能性化合物としての上記のジオールおよび/またはトリオールとを反応させることにより得られるものを使用することができる。
芳香族、芳香族脂肪族、脂肪族および/または脂環式有機イソシアネート、有利にはジイソシアネート。
アルキレン基中に4〜12個の炭素原子を有するアルキレンジイソシアネート、たとえば1,12−ドデカンジイソシアネート、2−エチル−テトラメチレンジイソシアネート−1,4、2−メチルペンタメチレンジイソシアネート−1,5、テトラメチレンジイソシアネート−1,4、リシン−タージイソシアネート(LDI)および/またはヘキサメチレンジイソシアネート−1,6(HDI);脂環式ジイソシアネート、たとえばシクロヘキサン−1,3−および1,4−ジイソシアネートおよびこれらの異性体の任意の混合物、2,4−および2,6−ヘキサヒドロトルイレンジイソシアネートおよび異性体のそれぞれの混合物、4,4′−、2,2′−および2,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートおよび異性体のそれぞれの混合物および/または1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチルシクロヘキサン(IPDI)。
2,4−および2,6−トルイレンジイソシアネートおよび異性体のそれぞれの混合物、4,4′−、2,4′−および2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネートおよび異性体のそれぞれの混合物、4,4′−および2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネートの混合物、ポリフェニルポリメチレンポリイソシアネート、4,4′−、2,4′−および2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネートおよびポリフェニルポリメチレン−ポリイソシアネートの混合物(粗製MDI)および粗製MDIとトルイレンジイソシアネートとの混合物。さらに上記のイソシアネートの少なくとも2種類からなる混合物も使用することができる。さらにイソシアヌレート、ビウレット、エステル、尿素、アロファネート、カルボジイミド、ウレトジオンおよび/またはウレタン基を有し、ジ−および/またはポリイソシアネートを含有する変性されたイソシアネート(以下ではウレタン基変性ともよぶ)を使用することができる。
全質量に対してNCO含有率50〜10質量%、有利には35〜15質量%を有し、ウレタン基を有する有機ポリイソシアネート、たとえば4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4′−および2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート混合物、粗製MDIまたは2,4−および2,6−トルイレンジイソシアネート(これらはそれぞれ、たとえば低分子ジオール、トリオール、ジアルキレングリコール、トリアルキレングリコールまたはポリオキシアルキレングリコールにより変性されており、6000までの分子量、特に1500までの分子量を有する)を単独で、または相互の混合物として使用することができる。代わりに単独で、または相互の混合物としても使用することができるジオキシアルキレングリコールまたはポリオキシアルキレングリコールとして次のものが挙げられる:
ジエチレングリコールおよびジプロピレングリコール、ポリオキシエチレン−、ポリオキシプロピレン−およびポリオキシプロピレンポリオキシエテングリコール、−トリオールおよび/またはテトロール。さらにNCO基を有し、かつそのつど全質量に対して25〜3.5質量%、有利には21〜14質量%のNCO含有率を有するプレポリマーもまた使用することができる。これらの化合物は上記のポリエステル−および/または有利にはポリエーテルポリオールおよび4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートの混合物、2,4′−および4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−および/または2,6−トルイレンジイソシアネートまたは粗製MDIから製造される。さらに、たとえば4,4′−、2,4′−および/または2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネートおよび/または2,4−および/または2,6−トルイレンジイソシアネートをベースとし、全質量に対して36.6〜15質量%、有利には31〜21質量%のNCO含有率を有するカルボジイミド基を有する液状のポリイソシアネートを使用することもできる。変性ポリイソシアネートは相互に混合することもできるし、または非変性有機ポリイソシアネート、たとえば2,4′−、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、粗製MDI、2,4−または2,6−トルイレンジイソシアネートと混合することもできる。変性イソシアネートとして、有利にはイソシアヌレート、ビウレットおよび/またはウレタン基変性脂肪族および/または脂環式ジイソシアネート、たとえばすでに記載した、公知の方法によりビウレットおよび/またはシアヌレート基を用いて得られ、それぞれ少なくとも1つ、有利には少なくとも2つおよびさらに有利には少なくとも3つの遊離イソシアネートを有するジイソシアネートを使用する。イソシアヌレート基を有するイソシアネートを製造するためのイソシアネートの三量化は一般的な温度で公知の触媒、たとえばホスフィンおよび/またはホスホリン誘導体、アミン、アルカリ金属塩、金属化合物および/またはマンニッヒ塩基の存在下で実施することができる。さらにイソシアヌレート基を有するイソシアネートの三量体はさらに市販されている。ビウレット基を有するイソシアネートは一般に公知の方法によって、たとえば上記のジイソシアネートを水またはジアミンと反応させることによっても製造することができるが、その際、中間生成物、つまり尿素誘導体が形成される。ビウレット基を有するイソシアネートもまた市販されている。
エチルアミン、n−プロピルアミン、i−プロピルアミン、n−プロピルアミン、s−プロピルアミン、t−ブチルアミン、1−アミノイソブタン、2〜約20個の炭素原子を有する置換アミン、たとえば2−(N,N−ジメチルアミノ)−1−アミノエタン、アミノメルカプタン、たとえば1−アミノ−2−メルカプトエタン、ジアミン、2〜約20個、有利には2〜約12個の炭素原子を有する脂肪族アミノアルコール、たとえばメタノールアミン、1−アミノ−3,3−ジメチル−ペンタン−5−オール、2−アミノヘキサン−2′,2″−ジエタノールアミン、1−アミノ−2,5−ジメチルシクロヘキサン−4−オール、2−アミノプロパノール、2−アミノブタノール、3−アミノプロパノール、1−アミノ−2−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、5−アミノペンタノール、3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサノール、1−アミノ−1−シクロペンタン−メタノール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、6〜約20個の炭素原子を有する芳香族−脂肪族または芳香族または芳香族−脂環式アミノアルコール、その際、芳香族構造として複素環式環構造または有利には同素環式環構造、たとえばナフタレンまたは特にベンゼン誘導体、たとえば2−アミノベンジルアルコール、3−(ヒドロキシメチル)アニリン、2−アミノ−3−フェニル−1−プロパノール、2−アミノ−1−フェニルエタノール、2−フェニルグリシノールまたは2−アミノ−1−フェニル−1,3−プロパンジオールおよびこれらの化合物2種類以上の混合物。
第三アミン、たとえばトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジメチルベンジルアミン、ジシクロヘキシルメチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルジアミノジエチルエーテル、ビス(ジメチルアミノプロピル)ウレア、N−メチル−およびN−エチルモルホリン、N−シクロヘキシルモルホリン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルブタンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルヘキサンジアミン−1,6、ペンタメチルジエチレントリアミン、ジメチルピペラジン、N−ジメチルアミノエチルピペリジン、1,8−ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデセン−7,1,2−ジメチルイミダゾール、1−アザビシクロ−(2.2.0)オクタン、1,4−ジアザビシクロ(2.2.2)オクタン(DABCO)、アルカノールアミン化合物、たとえばトリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N−メチル−およびN−エチルジエタノールアミン、ジメチルアミノエタノール、2−(N,N−ジメチルアミノエトキシ)エタノール、N,N,N′,N′−トリス(ジアルキルアミノアルキル)ヘキサヒドロトリアジン、たとえばN,N′,N″−トリス(ジメチルアミノプロピル)−s−ヘキサヒドロトリアジン、有利にはトリエチレンジアミン、ペンタメチレンジエチレントリアミンおよび/またはビス(ジメチルアミノ)エーテル;金属のそれぞれの一般的な酸化状態の金属塩、たとえばFe、Pb、Znおよび/またはSnの無機および/または有機化合物、たとえば塩化Fe(II)、塩化Zn、オクタン酸Pbおよび有利にはSn化合物、たとえばSn(II)化合物、特にジオクタン酸Sn、ジエチルヘキシルマレイン酸Snおよび/またはSn(IV)化合物、たとえばジアルキル−Sn−ジ(イソオクチルメルカプトアセテート)、ジアルキル−Sn−ジ(2−エチルヘキシルマレエート)、ジアルキル−Sn−ジ(2−エチルヘキシルメルカプトアセテート)、ジアルキル−Sn−ジ(イソオクチルメルカプトアセテート)、ジアルキル−Sn−ジラウレート、ジアルキル−Sn−ジマレエート、ジアルキル−Sn−ジ(メルカプトアセテート)。さらにアミジン、たとえば2,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロピリミジン、水酸化テトラアルキルアンモニウム、たとえば水酸化テトラメチルアンモニウム、アルカリ金属水酸化物、たとえば水酸化ナトリウムおよびアルカリ金属アルコラート、たとえばナトリウムメチレートおよびカリウムイソプロピレートおよび10〜20個の炭素原子を有し、かつ場合により側基としてOH基を有する長鎖脂肪酸のアルカリ金属塩をそれぞれ触媒として使用することができる。例として挙げた触媒は単独で、または上記の触媒の少なくとも2種類の混合物として使用することができる。
(2)少なくとも1種の有機化合物を上記の方法により少なくとも1種のアルコキシル化剤と反応させ、その際、ポリエーテルアルコールが得られる工程、
(3)工程(2)のポリエーテルアルコールを少なくとも1種のイソシアネートと反応させる工程
を有する統合された方法により得られるポリウレタンに関する。
(4)出発材料として使用されるポリウレタンを発泡させる工程
を有する。
− 軟質発泡体、特にマットレス、車の内部のための成形体、たとえば座席シート、吸音成形体、たとえば絨毯および/または布張材料、スポンジ、クッション、枕、シート用家具、事務所用家具、特にシート、背もたれ、整形用品;
− 熱可塑性ポリウレタン、特にケーブルの使用のためのポリウレタン、ホース、動物標識、レール支持体、フィルム、靴底およびアクセサリー、スキーチップおよびロール包帯;
− 常温注型エラストマー、特にベルトの持ち上げおよび搬送の外装のためのエラストマー、衝撃保護部材、工業用エッジ保護部材、歯形ベルト、研磨バルク材料のためのスクリーン、刃、ローラー、ローラーのための被覆、重建築装置に対する汚れ防止シート、ハウジングの部材、ハウジング、ばり取りドラムのための被覆、ポンプ部材およびポンプハウジング、チューブの外側部材のための被覆、コンテナの内壁のための被覆、車のためのマットレス、サイクロン、重荷重のための滑車、溝付プーリー、ガイドプーリー、ブロックプーリー、コンベアベルトのための被覆、チャネルのための被覆(その際、該被覆は加水分解および摩耗に対して抵抗性がある)、トラックの荷台、衝撃保護材、クラッチ部材、ブイのための被覆、インラインスケートローラ、特殊なローラ、耐衝撃性ポンプ部材;
− 軟質一体成形体、特にハンドル、空気フィルターのためのシール、操舵ノブ、ワイヤーの発泡体、コンテナのケーシング、アームレスト、ポリウレタンからなる靴底;
− ポリウレタン被覆、特に床被覆材、ウール、皮革または金属シートのような材料の加工;
− ポリウレタンスキン、特に成形体、たとえばダッシュボードのためのインサートとして使用するためのもの、自動車ドアのための被覆、トラックおよび車のシート、フロアリング;
− 硬質ポリウレタン発泡体、特に防振材料または建築材料として使用するための発泡体;
− 一体成形体、特に建築物の内部および外部領域での部材として使用するための発泡体、コンプレックス家具、車の内装品のための部材、スキーおよびスノーボードならびに技術的機能部材;
− RIM発泡体、特に自動車工業における外部部品において使用するためのプレハブユニットを製造するための発泡体、たとえば大規模フェーシング(extensive facing)、フェンダーおよびバンパー;
− 熱成形発泡体、特に自動車の製造において使用するための超軽量複合材構造を製造するための発泡体、たとえば屋根材料のための部材;
− 半硬質発泡体、特にフィルム、スキンまたは皮革または繊維強化建築部材のアンダーフォーム(underfoaming)のための発泡体。
図1は例1により製造されたMOF−5触媒のX線粉末回折パターンを示している(縦座標YはLin/Countsを示しており、かつ横座標Xは2θを示している)。
ジプロピレングリコール(33.5g、0.25モルに相応)および例1により製造した触媒0.75gをオートクレーブに導入した。引き続き該オートクレーブをプロピレンオキシド116g(2モル)で充填した。反応を135℃および最大圧力12.1バールで実施し、かつ合計してプロピレンオキシド2.44モル/モル出発材料を反応させてポリオールが得られた。
メチルジプロピレングリコール(30g、0.25モルに相応)および例1により製造した触媒0.59gをオートクレーブに導入した。次いで該オートクレーブをエチレンオキシド88g(2モル)で充填した。反応を135℃および最大圧力21.1バールで実施した。合計してエチレンオキシド2.45モル/モル出発化合物を反応させてポリオールが得られた。
アクリル酸(2,2′,6,6′−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン−N−
オキシドおよびフェノチアジンにより安定化)33.2gおよび例1の触媒0.5gを窒素雰囲気下に300mlの撹拌オートクレーブ中に秤量した。オートクレーブを閉鎖し、かつ窒素10バールで加圧した。撹拌下にエチレンオキシド20gを引き続きスクリュー押出機により導入した。50℃で5時間後に触媒を濾別し、かつ粗生成物をガスクロマトグラフィーにより分析した。面積パーセントに基づいて溶液の次の組成が判明した(残留エチレンオキシドは考慮しない):
アクリル酸76%、モノエチレングリコールアクリレート10%、ジエチレングリコールアクリレート9%、その他の副生成物5%。
Claims (3)
- アルコキシル化することができる少なくとも1種の有機化合物と、少なくとも1種のアルコキシル化剤とを触媒の存在下に反応させ、その際、ポリエーテルアルコールが得られる、有機化合物のアルコキシル化法において、該触媒が細孔を有し、かつ金属イオン少なくとも1種および該金属イオンと配位結合している少なくとも二座の有機化合物少なくとも1種とを含有する有機金属フレーム構造材料からなり、その際、金属イオンが、Zn、FeおよびCuのイオンから選択されており、かつその際、二座の有機化合物が、単環式または多環式芳香族ジカルボン酸、トリカルボン酸、およびテトラカルボン酸から選択されており、かつその際、有機金属フレーム構造材料が、吸着により測定して20m 2 /gより大きい比表面積(DIN66131によるBET)を有する細孔を有し、かつその際、アルコキシル化剤がアルキレンオキシドであることを特徴とする、有機化合物のアルコキシル化法。
- 少なくとも次の
(2)アルコキシル化することができる少なくとも1種の有機化合物を請求項1記載の方法により少なくとも1種のアルコキシル化剤と反応させ、その際、ポリエーテルアルコールが得られる工程、
(3)工程(2)のポリエーテルアルコールを少なくとも1種のイソシアネートと反応させる工程
を有する、ポリウレタンを製造するための統合された方法。 - アルコキシル化剤が、工程(1)でプロピレンと酸素、水素および酸素;過酸化水素;有機ヒドロペルオキシド;またはハロヒドリンと反応させることにより得られるプロピレンオキシドである、請求項2記載の統合された方法。
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