以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明に係る統合管理システム1は、図1に示すように、該統合管理システム1と同一の運営機関(ここではカード会社)により運営される会員管理システム(第1システム)を導入している第1遊技場(A,B,…)内に設置される第1遊技用装置(第1カードユニット110)及び第1会員管理装置130と、該統合管理システム1とは異なる運営機関(ここでは図示しない他社)により運営される会員管理システム(第2システム)を導入している第2遊技場(X,Y,…)内に設置される第2遊技用装置(第2カードユニット210)と、遊技場外(ここではカード会社)に設置される統合管理装置20と、からなり、カード会社において、第1遊技場の会員遊技者の電子メールアドレスを含む属性情報や使用価値の大きさ(使用金額)だけでなく、第2遊技場の会員遊技者の電子メールアドレスを含む属性情報や使用価値の大きさ(使用金額)も管理することができることを特徴とするものである。
以下、本発明の統合管理システム1について説明する。なお、以下においては、リーダ/ライタを「R/W」,データベースを「DB」と略記する。
まず、図1〜図12を参照して、統合管理システム1の構成について説明する。この統合管理システム1は、前述の如く、第1遊技場(A,B,…)においてパチンコ機10に対応して設けられる第1カードユニット110と、第1遊技場内に設置され、該第1カードユニット110及び第1システム管理装置120と通信可能な第1会員管理装置130と、第2遊技場(X,Y,…)においてパチンコ機10に対応して設けられる第2カードユニット210と、遊技場外のカード会社に設置され、各第1遊技場の第1システム管理装置120,各第2遊技場の第2システム管理装置220と、それぞれ第1情報転送装置140,第2情報転送装置240を介して通信可能な統合管理装置20と、からなる。
また統合管理装置20は、モバイルセンタに設置されるウェブサーバ30,及び会員カードエンコード機構に設置されるエンコード情報管理装置40とも通信可能に接続されている。なお第2遊技場内には、第2カードユニット20と通信可能な第2会員管理装置230が設置されている。
統合管理システム1を運営するカード会社は、遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさを特定可能な有価価値特定情報(第1会員カードID,カード残額,第2会員カードID,カード残額)が記録された記録媒体(第1会員カード4,第2会員カード5)を管理する機関である。該統合管理システム1の運営機関であるカード会社は、当該カード会社が運営する会員管理システム(第1システム)の会員として第1遊技場(A,B,…)において会員登録した第1会員遊技者に対して発行され、該カード会社において当該第1会員遊技者を個々に特定するための第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と、前記有価価値特定情報(第1会員カードID,カード残額)とが記録された第1記録媒体(第1会員カード4)、及び、該統合管理システム1とは異なる運営機関(他社)により運営される他の会員管理システム(第2システム)の会員として第2遊技場において会員登録した第2会員遊技者に対して発行され、該他の会員管理システムの運営機関において当該第2会員遊技者を個々に特定するための他システム会員遊技者特定情報(他システム会員ID)と、前記統合管理システム1の運営機関において当該第2記録媒体(第2会員カード5)を個々に識別するための情報であると共に、前記有価価値特定情報である第2記録媒体識別情報(第2会員カードID,カード残額)とが記録された第2記録媒体を管理する統合管理システム1を運営する機関である。
ここで、第1遊技場に設置される第1カードユニット110,第1システム管理装置120,及び第1会員管理装置130と、第1管理センタに設置される第1情報転送装置140と、第2遊技場に設置される第2カードユニット210,及び第2システム管理装置220と、第2管理センタに設置される第2情報転送装置240とは、統合管理システム1及び会員管理システム(第1システム)を運営する運営機関であるカード会社が設置・管理するものであり、第2遊技場に設置される第2会員管理装置230は、統合管理システム1とは異なる会員管理システム(第2システム)を運営する運営機関である他社(図示外)が設置・管理するものである。また、モバイルセンタに設置されるウェブサーバ30と、会員カードエンコード機構に設置されるエンコード情報管理装置40もカード会社が設置・管理するものである。なお、ここでは図1に示すように、第1遊技場は遊技場A,遊技場B,…と複数存在し、第2遊技場は遊技場X,遊技場Y,…と複数存在する。これら第1遊技場及び第2遊技場の数は特に限定されない。
この統合管理システム1では、図2,図3,及び図4に示すように、紙幣2,硬貨3,第1会員カード4,及び第2会員カード5が使用される。紙幣2は貨幣の一例であって、ここでは図2(b)に示すように、1000円紙幣,2000円紙幣,5000円紙幣,及び10000円紙幣の4種類が使用される。硬貨3も貨幣の一例であって、ここでは500円硬貨,及び100円硬貨の2種類が使用される。ただし第1カードユニット110において第1会員カード4が受け付けられているとき又は第2カードユニット210において第2会員カード5が受け付けられているとき(後述する入金処理が行われるとき)には、すべての金種の貨幣を使用できるが、第1カードユニット110において第1会員カード4が受け付けられていないとき又は第2カードユニット210において第2会員カード5が受け付けられていないとき(後述するビジタ玉貸処理が行われるとき)には、1000円紙幣,500円硬貨,及び100円硬貨のみを使用できる。
第1会員カード4は第1記録媒体の一例であって、図2(b)及び図3に示すように、統合管理システム1と同一の運営機関(ここではカード会社)により運営される会員管理システム(ここでは第1システム)の会員として第1遊技場(A,B,…)において会員登録した第1会員遊技者に対して発行され、該統合管理システム1の運営機関において当該第1会員遊技者を個々に特定するための第1会員遊技者特定情報(第1会員ID,第1会員カードID)と、遊技機での遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさ(ここではカード残額)を特定可能な有価価値特定情報(ここでは第1会員カードID,カード残額)とが記録されたものである。
この第1会員カード4は、長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に、第1会員ID,第1会員カードID,及びカード残額等が記録される記録領域(図示外)が形成されてなるものであり、ここでは該記録領域として不揮発性のEEPROMを備える非接触式の集積回路を搭載したICカードである。なお、第1会員IDは、第1会員カード4の表面又は裏面に表示されている。
ここで第1会員IDは、後述する図7(a1)(a2)及び図9(a)に示すように、カード会社が運営する会員管理システム(第1システム)を導入している第1遊技場を個々に識別するための記号(ここでは各第1遊技場に割り当てられるアルファベットであり、A,B,…)と、該記号に対応する第1遊技場において会員登録した第1会員遊技者を個々に識別するための記号(ここでは該第1遊技場の各第1会員遊技者に対して割り当てられる5桁の数値であり、00001,00002,…)の組み合わせからなるIDである。第1遊技場及びカード会社では、この第1会員IDによって第1会員遊技者を個々に特定可能である。
また、第1会員カードIDは、後述する図7(a1)(a2)及び図9(a)に示すように、当該カードが、カード会社が運営する会員管理システム(第1システム)を導入している第1遊技場に対して発行されたことを示す記号(ここではV)と、当該カードが使用される第1遊技場を個々に識別するための記号(ここでは各第1遊技場に割り当てられる3桁の数値であり、001,002,…)と、該記号に対応する第1遊技場で使用される第1会員カード4を個々に識別するための記号(ここでは該第1遊技場で使用される各第1会員カード4に対して割り当てられる5桁の数値であり、00001,00002,…)の組み合わせからなるIDである。この第1会員カードIDは、後述する第1システム管理装置120の第1会員カードDBにおいて、遊技用有価価値の大きさであるカード残額と対応付けて管理されるため、遊技用有価価値の大きさを特定可能な有価価値特定情報として作用する。また第1会員カードIDと前記第1会員IDは、第1システム管理装置120及び統合管理装置20において1対1に対応付けて管理されているので、カード会社においては第1会員カードIDから第1会員IDが特定可能であり、第1会員カードIDが第1会員遊技者特定情報としても作用する。
なお、第1会員カード4に記録されているカード残額は、遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさであり、該カード残額自体を特定可能な有価価値特定情報でもある。即ち、第1会員カード4に記憶されている上記第1会員カードID,及びカード残額はいずれも有価価値特定情報である。
この第1会員カード4は、以下のようにして発行される。まず第1会員管理装置130において、遊技者の属性情報(ここでは暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,及び電子メールアドレス)が受け付けられて会員登録が行われると、カード会社から第1遊技場に納入されている第1会員カード4のうちの1枚から、当該第1会員カード4に予め記録されている第1会員ID及び第1会員カードIDが読み取られ、該読み取った第1会員ID及び第1会員カードIDと前記受け付けられた属性情報が、後述する図7(b1)に示す第1会員情報DBに対応付けて記憶されると共に、統合管理装置20に対して送信される。次に統合管理装置20においては、該送信されてきた第1会員ID及び第1会員カードIDと属性情報が、統合管理装置20側の第1会員情報DB(図7(b2))に対応付けて記憶されて、記憶完了通知が第1会員管理装置130に対して返信される。そして第1会員管理装置130においては、前記第1会員カード4が遊技者に対して発行される。この第1会員カード4は、図2(b)に示すように、第1カードユニット110外部から挿入されて使用される。
第2会員カード5は第2記録媒体の一例であって、図2(b)及び図4に示すように、統合管理システム1とは異なる運営機関(ここでは他社)により運営される他の会員管理システム(第2システム)の会員として第2遊技場(遊技場X,Y,…)において会員登録した第2会員遊技者に対して発行され、該他の会員管理システムの運営機関において当該第2会員遊技者を個々に特定するための他システム会員遊技者特定情報(他システム会員ID)と、統合管理システム1の運営機関において当該第2記録媒体を個々に識別するための情報であると共に、前記有価価値特定情報である第2記録媒体識別情報(第2会員カードID,カード残額)とが記録されたものである。
この第2会員カード5は、長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に、他システム会員ID,第2会員カードID,及びカード残額等が記録される記録領域(図示外)が形成されてなるものであり、ここでは該記録領域として不揮発性のEEPROMを備える非接触式の集積回路を搭載したICカードである。なお他システム会員IDと第2会員カードIDは、第2会員カード5の表面又は裏面に視認可能に表示されている。
ここで他システム会員IDは、後述する図8(b)に示すように、カード会社とは異なる他社が運営する会員管理システム(第2システム)を導入している第2遊技場を個々に識別するための記号(ここでは各第2遊技場に割り当てられるアルファベットであり、X,Y,…)と、該記号に対応する第2遊技場において会員登録した第2会員遊技者を個々に識別するための記号(ここでは該第2遊技場の各第2会員遊技者に対して割り当てられる5桁の数値であり、00001,00002,…)の組み合わせからなるIDである。第2遊技場及び前記他社では、この他システム会員IDによって第2会員遊技者を個々に特定可能である。
また、第2会員カードIDは、後述する図8(a1),(a2)に示すように、当該カードが、他社が運営する会員管理システム(第2システム)を導入している第2遊技場に対して発行されたことを示す記号(ここではD)と、当該カードが使用される第2遊技場を個々に識別するための記号(ここでは各第2遊技場に割り当てる3桁の数値であり、001,002,…)と、該記号に対応する第2遊技場で使用される第2会員カード5を個々に識別するための記号(ここでは該第2遊技場で使用される各第2会員カード5に対して割り当てられる5桁の数値であり、00001,00002,…)の組み合わせからなるIDである。この第2会員カードIDは、統合管理システム1の運営機関であるカード会社において、当該第2記録媒体(第2会員カード5)を個々に識別するための情報として作用する。また第2会員カードIDは、後述する第2システム管理装置220の第2会員カードDBにおいて、遊技用有価価値の大きさであるカード残額と対応付けて管理されるため、遊技用有価価値の大きさを特定可能な有価価値特定情報として作用する。即ち、第2会員カードIDは、統合管理システム1の運営機関であるカード会社において当該第2会員カード5を個々に識別するための情報であると共に、有価価値特定情報である第2記録媒体識別情報として作用する。
なお、第2会員カード5に記録されているカード残額は、遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさであり、該カード残額自体を特定可能な有価価値特定情報でもある。即ち、第2会員カード5に記憶されている上記第2会員カードID,及びカード残額はいずれも有価価値特定情報であることから、これら第2会員カードID及びカード残額の両方の情報を以て、前記第2記録媒体識別情報としても良い。
この第2会員カード5は、以下のようにして発行される。まず第2会員管理装置230において、遊技者の属性情報(ここでは暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,及び電子メールアドレス)が受け付けられて会員登録が行われると、カード会社から第2遊技場に納入されている第2会員カード5のうちの1枚から、当該第2会員カード5に予め記録されている他システム会員IDが読み取られ、該読み取った他システム会員IDと前記受け付けられた属性情報が、後述する図8(b)に示す第2会員情報DBに対応付けて記憶される。そして、第2会員管理装置230においては、前記第2会員カード5が遊技者に対して発行される。この第2会員カード5は、図2(b)に示すように、第2カードユニット210外部から挿入されて使用される。
図1に戻り、前記パチンコ機10は遊技機の一例であって、第1遊技場では第1カードユニット110,第2遊技場では第2カードユニット210に対応して設けられ、遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域に打ち込むことにより遊技を行うものであり、ここでは対応する第1カードユニット110又は第2カードユニット210との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて玉貸処理(後述するビジタ玉貸処理及び会員カード玉貸処理)が行われる、いわゆるCR式のパチンコ機である。このパチンコ機10は、第1遊技場又は第2遊技場内に配置された遊技島(図示外)において該パチンコ機10の機種等に従って設置されている。
このパチンコ機10は、図2(a)に示すように、その前面に遊技領域,上皿,下皿,及び発射ハンドル等を備えると共に、残度数表示器14,玉貸ボタン15,及びカード返却ボタン16を備え、図3及び図4に示すように、その内部に遊技制御基板11,払出制御基板12,及び玉払出装置13等を備えており、これらの各構成要素は図3及び図4に示すように接続されている。
遊技制御基板11は、パチンコ機10における遊技状態を制御するものである。払出制御基板12は、後述する第1カードユニット110又は第2カードユニット210の玉貸通信部111b又は211bと通信可能に接続され、パチンコ機10と第1カードユニット110又は第2カードユニット210との間における通信を司るものである。これにより、玉貸処理が行われる場合に、パチンコ機10と第1カードユニット110又は第2カードユニット210との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われる。また払出制御基板12は、玉払出装置13と接続され、該玉払出装置13を制御するものである。さらに払出制御基板12は、残度数表示器14,玉貸ボタン15,及びカード返却ボタン16とも接続されている。玉払出装置13は、玉貸処理が行われて遊技者に貸し出されたパチンコ玉や、遊技の結果として遊技者に付与されるパチンコ玉(いわゆる賞球)を払い出すものである。
残度数表示器14は、会員カードR/W115又は215にて受け付けている第1会員カード4又は第2会員カード5に記録されているカード残額に相当する残度数を表示するための表示器である。ここで残度数は、カード残額が所定の比率で変換されたもの(例えば100円=1度数)である。図3及び図4に示すように、残度数表示器14に玉貸通信部111b又は211bから残度数を示す度数表示信号が入力されることにより、残度数が表示される。
玉貸ボタン15は、会員カードR/W115又は215にて受け付けている第1会員カード4又は第2会員カード5に記録されているカード残額を使用するための玉貸操作を受け付けるボタンである。図3及び図4に示すように、玉貸ボタン15が操作されたことにより、玉貸通信部111b又は211bに貸出入力信号が入力され、該入力の検出によってユニット制御部112又はユニット制御部212が玉貸ボタン15が操作された旨を認識する。
カード返却ボタン16は、会員カードR/W115又は215にて受け付けている第1会員カード4又は第2会員カード5を遊技用装置外部に排出するための排出操作を受け付けるものである。図3及び図4に示すように、カード返却ボタン16が操作されたことにより、玉貸通信部21bに返却入力信号が入力され、該入力の検出によってユニット制御部112又は212がカード返却ボタン16が操作された旨を認識し、カードR/W制御部116又は216により会員カードR/W115又は215にて受け付けているカードの排出制御が行われ、第1会員カード4又は第2会員カード5が会員カード挿入口115a又215aから排出されて遊技者に返却される。
以下、統合管理システム1の各構成要素について説明するが、まず第1遊技場に関する構成要素である第1カードユニット110,第1システム管理装置120,第1情報転送装置140,及び第1会員管理装置130について説明し、次に第2遊技場に関する第2カードユニット210,第2システム管理装置220,第2情報転送装置240,及び第2会員管理装置230について説明し、最後にエンコード情報管理装置40,統合管理装置20,及びウェブサーバ30について説明する。
第1カードユニット110は、ハブ(図示外),中継器(図示外),及び通信ケーブル等を介して、第1システム管理装置120及び第1会員管理装置130と双方向のデータ通信可能に接続されており、各接続機器にはそれぞれローカルIPアドレスが付与されてローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されている。また、前記第1システム管理装置120と第1会員管理装置130とは、個別の通信ケーブルを介して、比較的高速のデータ通信を実施可能に接続されている。また、前記第1システム管理装置120は、通信回線(ここでは専用線)を介して、第1管理センタに設置された第1情報転送装置140と双方向のデータ通信を実施できるように接続されていて、第1管理センタでは、該第1情報転送装置140によって、各第1遊技場の第1会員カード4による売上や、第1システム管理装置120及び第1カードユニット110のエラー状況等を把握できるようになっている。
この第1カードユニット110は第1遊技用装置の一例であって、図1及び図2(a)に示すように、第1遊技場においてパチンコ機10に対応して(ここではパチンコ機10の左側に隣接して)設けられ、後述する玉貸処理(ビジタ玉貸処理,会員カード玉貸処理)を行うものである。この第1カードユニット110は、装置IDにより該第1カードユニット110を個々に識別可能とされている。この第1カードユニット110は、縦長の箱型の形状を呈するものであり、図2(a)に示すように、その前面に紙幣挿入口113a,硬貨挿入口114a,硬貨返却ボタン114e,硬貨返却口114f,及び会員カード挿入口115a等を備え、図2(b)に示すように、その内部に紙幣識別機113,ユニット制御部112,会員管理装置用通信部111a,玉貸通信部111b,硬貨識別機114,会員カードR/W115,及びカードR/W制御部116等を備えており、これらの各構成要素は図3に示すように接続されている。この第1カードユニット110から第1システム管理装置120に対して、第1会員カードIDと対応付けて使用金額が送信されることで、第1システム管理装置120において、各第1会員遊技者の使用金額や来店回数等の遊技情報を管理することができる。
会員管理装置用通信部111aは、ハブ(図示外),中継器(図示外),及び通信ケーブル等を介して、第1会員管理装置130の後述するユニット用通信部131aと通信可能に接続されており、第1カードユニット110と第1会員管理装置130との間における通信を司るものである。
玉貸通信部111bは、前述の如くパチンコ機10の払出制御基板12と接続されている。図3に示すように、この玉貸通信部111bには、払出制御基板12からEXS信号,PRDY信号,前記貸出入力信号,及び前記返却入力信号が入力される。また、玉貸通信部111bから払出制御基板12に対して、BRDY信号,BRQ信号,及び前記度数表示信号が出力される。なお、EXS信号,PRDY信号,BRDY信号,BRQ信号はパチンコ玉の払出を行う際の制御信号であり、各々EXS,PRDY,BRDY,BRQとも呼ぶ。
ユニット制御部112は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROM(あるいはEEPROM)に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、第1カードユニット110に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものであるが、その機能の詳細については後述する。なおROMには、前記装置IDが記憶されている。
紙幣識別機113は貨幣受付手段の一例であって、貨幣を受け付けるものであり、ここでは図2(b)に示すように、会員カードR/W115が第1会員カード4を受け付けていない状態,及び会員カードR/W115で受け付けている第1会員カード4に記録されているカード残額が零である状態(即ちここでは会員カード玉貸可能状態ではない状態)で、紙幣挿入口113aから挿入され搬送されてきた紙幣2を受け付けて、該受け付けた紙幣2が前記4種類の紙幣のうちのいずれの紙幣であるかを識別する(いずれの紙幣でもなければ正規の紙幣ではないと識別する)識別機である。この識別により、受付けた紙幣が正規の紙幣2(1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣)であれば、識別結果(識別された紙幣2に応じた入金金額)をユニット制御部112に出力する。なお識別が完了した正規の紙幣2は、紙幣通路113bを通じて第1カードユニット110の背面から外部に排出され、遊技島に設けられた紙幣搬送機構(図示外)により搬送されて、金庫(図示外)に回収される。なお、正規の紙幣ではないと識別した場合には、受け付けた紙幣2を紙幣挿入口113aから返却する。
硬貨識別機114も貨幣受付手段の一例であって、貨幣を受け付けるものであり、ここでは図2(b)に示すように、会員カードR/W115が第1会員カード4を受け付けていない状態,及び会員カードR/W115で受け付けている第1会員カード4に記録されているカード残額が零である状態(即ちここでは会員カード玉貸可能状態ではない状態)で、硬貨挿入口114aから投入され、硬貨通路114bを通じて搬送された硬貨3を受け付けて、該受け付けた硬貨3が前記2種類の硬貨のうちのいずれの硬貨であるかを識別する(いずれの硬貨でもなければ正規の硬貨ではないと識別する)識別機である。この識別により、受付けた硬貨が正規の硬貨3(100円硬貨、500円硬貨)であれば、識別結果(識別された硬貨3に応じた入金金額)をユニット制御部112に出力する。なお識別が完了した正規の硬貨3は、硬貨通路114cを通じて第1カードユニット110の背面から外部に排出され、遊技島に設けられた硬貨搬送機構(図示外)により搬送されて、金庫(図示外)に回収される。硬貨返却ボタン114eは、硬貨通路114bや硬貨識別機114において詰まった硬貨3の返却操作を受け付けるためのボタンであり、遊技者により硬貨返却ボタン114eが操作されると、該詰まった硬貨3が硬貨通路114dを通じて硬貨返却口114fに戻る。なお、正規の硬貨ではないと識別した場合には、受け付けた硬貨3を硬貨通路114dを通じて硬貨返却口114fから返却する。
会員カードR/W115は第1記録媒体受付手段の一例であって、第1会員カード4を受け付けるものであり、ここでは図2(b)に示すように、会員カード挿入口115aから挿入された第1会員カード4を受け付けて、該第1会員カード4の記録情報である第1会員ID,第1会員カードID,及びカード残額を読み取ると共に、会員カード玉貸処理が行われたことに基づいて、該会員カード玉貸処理に使用された使用金額を減算した後のカード残額を第1会員カード4に記録する(書き込む)ものである。この会員カードR/W115は、前記ICカードである第1会員カード4に対応したICカードR/Wを備えている。
カードR/W制御部116は、会員カードR/W115が受け付けた第1会員カード4とのデータ送受を行う通信部や、会員カードR/W115の制御を行うコントローラ等を備えている。このカードR/W制御部116は、図3に示すように、ユニット制御部112に接続されており、該ユニット制御部112との各種データの送受が実施可能とされている。
またカードR/W制御部116は、システム管理装置用通信部116aを備えている。このシステム管理装置用通信部116aは、ハブ,中継器,及び通信ケーブル等を介して、第1システム管理装置120のユニット用通信部121aに接続され、第1カードユニット110と第1システム管理装置120とのデータ通信を実施可能とされている。なおカードR/W制御部116から送信する情報には、該情報の送信元を特定可能なように、ユニット制御部112のROMに記憶されている装置IDが含まれる。
ここで前記システム管理装置用通信部116aは、会員カードR/W115により第1会員カード4から第1会員ID,第1会員カードID,及びカード残額が読み取られたときに、後述する図14に示すように、該読み取った第1会員カードID及びカード残額を含む使用許諾要求を、第1システム管理装置120に対して送信し(S132を参照)、該第1システム管理装置120から、第1会員カードIDとカード残額の照合結果を受信するものである。
またシステム管理装置用通信部116aは、ユニット制御部112によりビジタ玉貸処理が行われたときに、図示しないが、該ビジタ玉貸処理に使用された金額(即ちここでは入金金額)を、第1システム管理装置120に対して送信するものである。ここで送信された金額(ビジタ玉貸処理に使用された金額)は、各装置IDと対応付けて第1システム管理装置120で管理される。
またシステム管理装置用通信部116aは第1送信手段の一例であって、会員カードR/W115により受け付けた第1会員カード4の第1会員遊技者特定情報(ここでは第1会員カードID)と、当該第1会員カード4の有価価値特定情報(第1会員カードID,カード残額)から特定される遊技用有価価値の大きさ(カード残額)のうちの第1使用処理手段(ユニット制御部112)により遊技に使用される使用価値の大きさ(使用金額)を特定可能な使用価値特定情報(使用金額)とを送信するものである。具体的には、システム管理装置用通信部116aは、ユニット制御部112により会員カード玉貸処理が行われたときに、後述する図14に示すように、前記読み取った第1会員カードIDと該会員カード玉貸処理に使用された使用金額を、第1システム管理装置120に対して送信するものである(S152)。
またシステム管理装置用通信部116aは、ユニット制御部112により入金処理が行われたときに、後述する図13に示すように、前記読み取った第1会員カードIDと該入金処理に供された入金金額を、装置IDと共に第1システム管理装置120に対して送信するものである(S112)。
また前記ユニット制御部112は、前記入金金額を使用したビジタ玉貸処理を行うものである。具体的には、会員カードR/W115により第1会員カード4が受け付けられていない状態で紙幣識別機113又は硬貨識別機114により紙幣2又は硬貨3が受け付けられて、該受け付けられて識別された貨幣の金額が所定額(ここでは1000円とする)以下であれば、該入金金額が入金残額としてユニット制御部112のRAMに記憶されて、パチンコ機10との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りを行って、該入金残額に相当する度数分のパチンコ玉をパチンコ機10から払い出す処理を行う。これにより、第1会員カード4を所有しないビジタ遊技者であっても、パチンコ玉の貸出を受けてパチンコ機10による遊技をすることができる。
またユニット制御部112は第1使用処理手段の一例であって、会員カードR/W115により受け付けた第1会員カード4の有価価値特定情報から特定される遊技用有価価値の大きさであるカード残額を対応するパチンコ機10での遊技に使用させるための処理を行うものであり、ここでは該カード残額を使用した会員カード玉貸処理を行うものである。具体的には、会員カード使用許諾情報を受信したことにより会員カード玉貸可能状態となり、玉貸ボタン15が操作されて貸出入力信号が入力されたときに、第1会員カード4に記録されたカード残額と予め設定された玉貸設定金額(例えば500円)とを比較して、カード残額≧玉貸設定金額であれば該玉貸設定金額に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示し、払出制御基板12が指示された度数分のパチンコ玉の払出を玉払出装置13により行う。一方、カード残額<玉貸設定金額であれば該カード残額に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示し、払出制御基板12が該指示された度数分のパチンコ玉の払出を玉払出装置13により行う。
さらにユニット制御部112は、第1会員カード4に対する入金処理を行うものである。具体的には、会員カードR/W115によりカード残額が零である第1会員カード4が受け付けられている状態で紙幣識別機113又は硬貨識別機114により紙幣2又は硬貨3が受け付けられたときに、該受け付けられて識別された貨幣の金額をカード残額としてカードR/W制御部116及び会員カードR/W115により第1会員カード4に記録する処理を行う。
ここで、ビジタ玉貸処理,会員カード玉貸処理等の玉貸処理における制御状況を図6に基づき説明する。前記パチンコ機10の払出制御基板12は、前記第1カードユニット110のユニット制御部112(即ち玉貸通信部111b)と接続されて通信が可能な状態であるとスタンバイ状態となり、前記PRDYをLowとする(S1)。
このようにPRDYがLowである状態において、ユニット制御部112がパチンコ玉の払出を払出制御基板12に指示するにあたり、BRDYをLowとし(S2)、この状態において、更にBRQをLowとする(S3)。
次いで、前記払出制御基板12は、前記BRDYのLowを検出した状態においてBRQのLowを検出すると、パチンコ玉の払出が可能であるか確認し、可能である場合には、前記EXSをLowとする(S4)。
該EXSのLowを検出したユニット制御部112は、前記BRQをHighとし(S5)、該BRQのHighを検出した払出制御基板12は、玉払出装置13に玉払出信号を出力し、これに基づき1度数に該当するパチンコ玉数(例えば消費税を考慮しないのであれば25個、消費税を考慮するのであれば消費税率に応じて24個,23個…等の、具体的な玉数であり、予め第1システム管理装置120等により設定され、第1カードユニット110に配信されている)の払出が実施されるとともに、該払出の終了に基づき、前記EXSをHighとする(S6)。
該EXSのHighを検出したユニット制御部112は、入金残額又はカード残額から1度数に相当する金額を減算するとともに、前記残度数表示器14に表示されている残度数から1度を減算して表示更新する。
これら(S3)〜(S6)の信号制御並びに減算更新は、ユニット制御部112から払出制御基板12に対して指示される度数分繰返し実施され、これら制御が終了した後、BRDYをHighとして(S7)、貸与処理を終了する。
このように第1カードユニット110のユニット制御部112から出力されるBRQのHighの検出回数に基づき、前記払出制御基板12は指示された度数に該当する数量のパチンコ玉の払出を実施するようになっている。
尚、本実施例においては、前記S6が終了した段階で1度数分の金額を減算するようにしているが、前記S3〜S6の処理をユニット制御部112の指示度数分(例えば5度分の貸出であれば5回)繰返し実施した後、すなわち、貸出度数分のパチンコ玉が払い出された後、該貸し出された度数(例えば5度分の貸出であれば5度)分の金額を減算するようにしても良い。残度数の表示更新についても同様である。
パチンコ機10において、玉払出装置13から払い出されたパチンコ玉は、上皿に供給され、発射ハンドルの操作により遊技領域の内部に打ち込まれて、遊技が行われる。そして該打ち込まれたパチンコ玉が、遊技領域に形成された入賞口に入賞すると、払出制御基板12から発せられる払出信号に基づいて、賞球として玉払出装置13からパチンコ玉が払い出されて、上皿又は下皿に供給される。
次に、第1システム管理装置120について説明する。第1システム管理装置120は遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられるものであり、図3に示すように接続されるユニット用通信部121a,会員管理装置用通信部121b,場外通信部121c,制御部122,ハードディスク123,ディスプレイ124,及び入力装置125等を備えているコンピュータである。
ユニット用通信部121aは、前述の如く第1カードユニット110のシステム管理装置用通信部116aと通信可能に接続されており、第1システム管理装置120と第1カードユニット110との間における通信を司るものである。
会員管理装置用通信部121bは、第1会員管理装置130のシステム管理装置用通信部131bと通信可能に接続されており、第1システム管理装置120と第1会員管理装置130との間における通信を司るものである。
場外通信部121cは、専用線を通じて遊技場外の通信機器とのデータ通信を可能とするためのデジタルサービスユニット(DSU)等を備え、第1管理センタに設けられた第1情報転送装置140と通信可能に接続されており、第1システム管理装置120と第1情報転送装置140との間における通信を司るものである。
この場外通信部121cからは、第1遊技場の営業終了後において、第1システム管理装置120にて管理されている第1会員カードDB(図7(a1))の記憶内容が、第1情報転送装置140を介して統合管理装置20に対して送信される。
制御部122は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク123に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、第1システム管理装置120に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
この制御部122は、会員カード玉貸処理が行われた第1カードユニット110から送信されてくる第1会員カードIDと使用金額を受信したときに、該受信した第1会員カードIDに対応する本日使用金額に該受信した使用金額を加算更新することにより、各第1会員カードIDと対応付けて本日使用金額を集計する。
記憶装置であるハードディスク123は、図7(a1)に示す第1会員カードDBを記憶している。この第1会員カードDBでは、当該第1遊技場で使用される第1会員カード4に記録されている第1会員ID及び第1会員カードIDと対応付けて、遊技用有価価値の大きさであるカード残額と、該第1会員IDの会員遊技者の本日(当該第1遊技場の営業当日)の使用有価価値の大きさである本日使用金額を記憶している。第1会員カードDBの記憶内容である第1会員ID,第1会員カードID,カード残額,及び本日使用金額は、第1遊技場の営業終了後に第1情報転送装置140に対して送信される。
ディスプレイ124は、各種の情報を表示するための表示デバイスであり、例えば液晶ディスプレイである。このディスプレイ124には、後述する図27〜図30に示すように、定型レポートの表示,電子メール送信,アンケート結果の表示,及びイベントデータの表示を行うための画面が表示される。
入力装置125は第1システム管理装置120に各種の情報を入力するためのデバイスであり、例えばキーボードやマウスである。
第1情報転送装置140は第1管理センタに設置され、カード会社に属するものである。この第1情報転送装置140では、図7(a2)に示す第1会員カードDBを記憶している。この第1会員カードDBは、前述したように、各第1遊技場から営業終了後に送信されてきた第1会員カードDB(図7(a1))の記憶内容を記憶しているDBであり、各第1遊技場(A,B,…)に対応する第1会員カードDB(図7(a1))の記憶内容を管理するDBである。なお、この例では各第1遊技場から送信されてきた情報を1つのデータテーブルにまとめて記憶しているが、各第1遊技場毎に別のデータテーブルに記憶するようにしても良い。
また第1情報転送装置140は、各第1遊技場の第1システム管理装置120及びカード会社の統合管理装置20と通信を行うためのインターフェイスを備えており、第1システム管理装置120と統合管理装置20との間の通信を中継する。ここでは、図7(a2)に示す第1会員カードDBの記憶内容が更新されると、該更新後の記憶内容を統合管理装置20に対して送信する。
次に、第1会員管理装置130について説明する。第1会員管理装置130は会員管理装置の一例であって、第1遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられるものであり、図3に示すように接続されるユニット用通信部131a,システム管理装置用通信部131b,制御部132,ハードディスク133等を備えている。
ユニット用通信部131aは、前述の如く第1カードユニット110の会員管理装置用通信部111aと通信可能に接続されており、第1会員管理装置130と第1カードユニット110との間における通信を司るものである。
システム管理装置用通信部131bは、第1システム管理装置120の会員管理装置用通信部121bと通信可能に接続されており、第1会員管理装置130と第1システム管理装置120との間における通信を司るものである。
制御部132は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク133に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、第1会員管理装置130に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
この制御部132は会員管理装置側属性情報更新手段の一例であって、後述する更新情報送信手段(転送装置用通信部21b)から送信された第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と対応付けて属性情報管理手段(第1会員情報DB)により管理している属性情報(ここでは氏名,住所,電子メールアドレス)を、該更新情報送信手段から送信された属性情報に更新するものである。ここでは、更新情報送信手段である転送装置用通信部21bから第1情報転送装置140及び第1システム管理装置120を介して受信した第1会員ID及び属性情報(即ち更新後の属性情報)に基づいて、該受信した第1会員IDに対応付けて第1会員情報DBに記憶されている属性情報を、該受信した属性情報に更新する。
記憶装置であるハードディスク133は図7(b1)に示す第1会員情報DBを記憶している。この第1会員情報DBは属性情報管理手段の一例であって、第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と対応付けて、当該第1会員遊技者特定情報から特定される第1会員遊技者の属性情報(暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレス)を管理するものであり、第1遊技場の会員として会員登録を行った第1会員遊技者の「第1会員ID」に対応付けて、該第1会員遊技者が有する第1会員カード4の「第1会員カードID」と、該第1会員遊技者の「暗証番号」と、同「氏名」と、同「住所」と、同「性別」と、同「生年月日」と、同「電子メールアドレス」が記憶されている。
ここで前記システム管理装置用通信部131bは管理情報送信手段の一例であって、属性情報管理手段(第1会員情報DB)により管理されている第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と属性情報(暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレス)とを送信するものであり、第1会員情報DBへの会員IDと属性情報の登録や登録情報の変更が行われた場合に、更新後の第1会員情報DBの記憶内容を、第1システム管理装置120及び第1情報転送装置140を介して統合管理装置20に対して送信する。統合管理装置20のハードディスク23では、各第1遊技場から送信された第1会員情報DBの記憶内容(図7(b1))が、統合管理装置側の第1会員情報DB(図7(b2))に記憶され、統合管理装置側の第1会員情報DBが更新される。なお、この第1会員情報DBへ登録する情報の入力は、第1会員管理装置130が備える図示しないディスプレイや入力装置を使用して行われる。
第2カードユニット210は、ハブ(図示外),中継器(図示外),及び通信ケーブル等を介して、第2システム管理装置220及び第2会員管理装置230と双方向のデータ通信可能に接続されており、各接続機器にはそれぞれローカルIPアドレスが付与されてローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されている。また、前記第2システム管理装置220と第2会員管理装置230とは、個別の通信ケーブルを介して、比較的高速のデータ通信を実施可能に接続されている。また、前記第2システム管理装置220は、通信回線(ここでは専用線)を介して、第2管理センタに設置された第2情報転送装置240と双方向のデータ通信を実施できるように接続されていて、第2管理センタでは、該第2情報転送装置240によって、各第2遊技場の第2会員カード5による売上や、第2システム管理装置220及び第2カードユニット210のエラー状況等を把握できるようになっている。
この第2カードユニット210は第2遊技用装置の一例であって、図1及び図2(a)に示すように、第2遊技場においてパチンコ機10に対応して(ここではパチンコ機10の左側に隣接して)設けられ、後述する玉貸処理(ビジタ玉貸処理,会員カード玉貸処理)を行うものである。この第2カードユニット210は、装置IDにより該第2カードユニット210を個々に識別可能とされている。この第2カードユニット210は、縦長の箱型の形状を呈するものであり、図2(a)に示すように、その前面に紙幣挿入口213a,硬貨挿入口214a,硬貨返却ボタン214e,硬貨返却口214f,及び会員カード挿入口215a等を備え、図2(b)に示すように、その内部に紙幣識別機213,ユニット制御部212,会員管理装置用通信部211a,玉貸通信部211b,硬貨識別機214,会員カードR/W215,及びカードR/W制御部216等を備えており、これらの各構成要素は図4に示すように接続されている。
会員管理装置用通信部211aは、ハブ(図示外),中継器(図示外),及び通信ケーブル等を介して、第2会員管理装置230の後述するユニット用通信部231aと通信可能に接続されており、第2カードユニット210と第2会員管理装置230との間における通信を司るものである。この会員管理装置用通信部211aから第2会員管理装置230に対して、他システム会員IDと対応付けて使用金額が送信されることで、第2会員管理装置230において、各第2会員遊技者の使用金額や来店回数等の遊技情報を管理することができる。
玉貸通信部211bは、前述の如くパチンコ機10の払出制御基板12と接続されている。図4に示すように、この玉貸通信部211bには、払出制御基板12からEXS信号,PRDY信号,前記貸出入力信号,及び前記返却入力信号が入力される。また、玉貸通信部211bから払出制御基板12に対して、BRDY信号,BRQ信号,及び前記度数表示信号が出力される。なお、EXS信号,PRDY信号,BRDY信号,BRQ信号はパチンコ玉の払出を行う際の制御信号であり、各々EXS,PRDY,BRDY,BRQとも呼ぶ。
ユニット制御部212は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROM(あるいはEEPROM)に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、第2カードユニット210に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものであるが、その機能の詳細については後述する。なおROMには、前記装置IDが記憶されている。
紙幣識別機213は貨幣受付手段の一例であって、貨幣を受け付けるものであり、ここでは図2(b)に示すように、会員カードR/W215が第2会員カード5を受け付けていない状態,及び会員カードR/W215で受け付けている第2会員カード5に記録されているカード残額が零である状態(即ちここでは会員カード玉貸可能状態ではない状態)で、紙幣挿入口213aから挿入され搬送されてきた紙幣2を受け付けて、該受け付けた紙幣2が前記4種類の紙幣のうちのいずれの紙幣であるかを識別する(いずれの紙幣でもなければ正規の紙幣ではないと識別する)識別機である。この識別により、受付けた紙幣が正規の紙幣2(1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣)であれば、識別結果(識別された紙幣2に応じた入金金額)をユニット制御部212に出力する。なお識別が完了した正規の紙幣2は、紙幣通路213bを通じて第2カードユニット210の背面から外部に排出され、遊技島に設けられた紙幣搬送機構(図示外)により搬送されて、金庫(図示外)に回収される。なお、正規の紙幣ではないと識別した場合には、受け付けた紙幣2を紙幣挿入口213aから返却する。
硬貨識別機214も貨幣受付手段の一例であって、貨幣を受け付けるものであり、ここでは図2(b)に示すように、会員カードR/W215が第2会員カード5を受け付けていない状態,及び会員カードR/W215で受け付けている第2会員カード5に記録されているカード残額が零である状態(即ちここでは会員カード玉貸可能状態ではない状態)で、硬貨挿入口214aから投入され、硬貨通路214bを通じて搬送された硬貨3を受け付けて、該受け付けた硬貨3が前記2種類の硬貨のうちのいずれの硬貨であるかを識別する(いずれの硬貨でもなければ正規の硬貨ではないと識別する)識別機である。この識別により、受付けた硬貨が正規の硬貨3(100円硬貨、500円硬貨)であれば、識別結果(識別された硬貨3に応じた入金金額)をユニット制御部212に出力する。なお識別が完了した正規の硬貨3は、硬貨通路214cを通じて第2カードユニット210の背面から外部に排出され、遊技島に設けられた硬貨搬送機構(図示外)により搬送されて、金庫(図示外)に回収される。硬貨返却ボタン214eは、硬貨通路214bや硬貨識別機214において詰まった硬貨3の返却操作を受け付けるためのボタンであり、遊技者により硬貨返却ボタン214eが操作されると、該詰まった硬貨3が硬貨通路214dを通じて硬貨返却口214fに戻る。なお、正規の硬貨ではないと識別した場合には、受け付けた硬貨3を硬貨通路214dを通じて硬貨返却口214fから返却する。
会員カードR/W215は第2記録媒体受付手段の一例であって、第2会員カード5を受け付けるものであり、ここでは図2(b)に示すように、会員カード挿入口215aから挿入された第2会員カード5を受け付けて、該第2会員カード5の記録情報である他システム会員ID,第2会員カードID,及びカード残額を読み取ると共に、会員カード玉貸処理が行われたことに基づいて、該会員カード玉貸処理に使用された使用金額を減算した後のカード残額を第2会員カード5に記録する(書き込む)ものである。この会員カードR/W215は、前記ICカードである第2会員カード5に対応したICカードR/Wを備えている。
カードR/W制御部216は、会員カードR/W215が受け付けた第2会員カード5とのデータ送受を行う通信部や、会員カードR/W215の制御を行うコントローラ等を備えている。このカードR/W制御部216は、図4に示すように、ユニット制御部212に接続されており、該ユニット制御部212との各種データの送受が実施可能とされている。
またカードR/W制御部216は、システム管理装置用通信部216aを備えている。このシステム管理装置用通信部216aは、ハブ,中継器,及び通信ケーブル等を介して、第2システム管理装置220のユニット用通信部221aに接続され、カードR/W制御部216と第2システム管理装置120とのデータ通信を実施可能とされている。なおカードR/W制御部216から送信する情報には、該情報の送信元を特定可能なように、ユニット制御部212のROMに記憶されている装置IDが含まれる。
ここで前記システム管理装置用通信部216aは、会員カードR/W215により第2会員カード5から他システム会員ID,第2会員カードID,及びカード残額が読み取られたときに、後述する図17に示すように、該読み取った第2会員カードID及びカード残額を含む使用許諾要求を、第2システム管理装置220に対して送信し(S232を参照)、該第2システム管理装置220から、第2会員カードIDとカード残額の照合結果を受信するものである。
またシステム管理装置用通信部216aは、ユニット制御部212によりビジタ玉貸処理が行われたときに、図示しないが、該ビジタ玉貸処理に使用された金額(即ちここでは入金金額)を、装置IDと共に第2システム管理装置220に対して送信するものである。ここで送信された金額(ビジタ玉貸処理に使用された金額)は、各装置IDと対応付けて第2システム管理装置220で管理される。
またシステム管理装置用通信部216aは第2送信手段の一例であって、会員カードR/W215により受け付けた第2会員カード5の第2記録媒体識別情報(第2会員カードID)と、当該第2記録媒体識別情報から特定される遊技用有価価値の大きさ(カード残額)のうちの前記第2使用処理手段(ユニット制御部212)により遊技に使用される使用価値の大きさ(使用金額)を特定可能な使用価値特定情報(使用金額)とを送信するものである。具体的には、システム管理装置用通信部216aは、ユニット制御部212により会員カード玉貸処理が行われたときに、後述する図17に示すように、前記読み取った第2会員カードIDと該会員カード玉貸処理に使用された使用金額を、第2システム管理装置220に対して送信するものである(S252)。
またシステム管理装置用通信部216aは、ユニット制御部212により入金処理が行われたときに、後述する図16に示すように、前記読み取った第2会員カードIDと該入金処理に供された入金金額を、第2システム管理装置220に対して送信するものである(S212)。
また前記ユニット制御部212は、前記入金金額を使用したビジタ玉貸処理を行うものである。具体的には、会員カードR/W215により第2会員カード5が受け付けられていない状態で紙幣識別機213又は硬貨識別機214により紙幣2又は硬貨3が受け付けられて、該受け付けられて識別された貨幣の金額が所定額(ここでは1000円とする)以下であれば、該入金金額が入金残額としてユニット制御部212のRAMに記憶されて、パチンコ機10との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りを行って、該入金残額に相当する度数分のパチンコ玉をパチンコ機10から払い出す処理を行う。これにより、第2会員カード5を所有しないビジタ遊技者であっても、パチンコ玉の貸出を受けてパチンコ機10による遊技をすることができる。
またユニット制御部212は第2使用処理手段の一例であって、会員カードR/W215により受け付けた第2会員カード5の第2記録媒体識別情報から特定される遊技用有価価値の大きさであるカード残額を対応するパチンコ機10での遊技に使用させるための処理を行うものであり、ここでは該カード残額を使用した会員カード玉貸処理を行うものである。具体的には、会員カード使用許諾情報を受信したことにより会員カード玉貸可能状態となり、玉貸ボタン15が操作されて貸出入力信号が入力されたときに、第2会員カード5に記録されたカード残額と予め設定された玉貸設定金額(例えば500円)とを比較して、カード残額≧玉貸設定金額であれば該玉貸設定金額に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示し、払出制御基板12が指示された度数分のパチンコ玉の払出を玉払出装置13により行う。一方、カード残額<玉貸設定金額であれば該カード残額に相当する度数のパチンコ玉の払出を払出制御基板12に対して指示し、払出制御基板12が該指示された度数分のパチンコ玉の払出を玉払出装置13により行う。
さらにユニット制御部212は、第2会員カード5に対する入金処理を行うものである。具体的には、会員カードR/W215によりカード残額が零である第2会員カード5が受け付けられている状態で紙幣識別機213又は硬貨識別機214により紙幣2又は硬貨3が受け付けられたときに、該受け付けられて識別された貨幣の金額をカード残額としてカードR/W制御部216及び会員カードR/W215により第2会員カード5に記録する処理を行う。
ここで、ビジタ玉貸処理,会員カード玉貸処理等の玉貸処理における制御状況は、前述した第1カードユニット110と同様である。
次に、第2システム管理装置220について説明する。第2システム管理装置220は遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられるものであり、図4に示すように接続されるユニット用通信部221a,場外通信部221c,制御部222,ハードディスク223,ディスプレイ224,及び入力装置225等を備えているコンピュータである。
ユニット用通信部221aは、前述の如く第2カードユニット210のシステム管理装置用通信部216aと通信可能に接続されており、第2システム管理装置220と第2カードユニット210との間における通信を司るものである。
場外通信部221cは、専用線を通じて遊技場外の通信機器とのデータ通信を可能とするためのデジタルサービスユニット(DSU)等を備え、第2管理センタに設けられた第2情報転送装置240と通信可能に接続されており、第2システム管理装置220と第2情報転送装置240との間における通信を司るものである。
この場外通信部221cからは、第2遊技場の営業終了後において、第2システム管理装置220にて管理されている第2会員カードDB(図8(a1))の記憶内容である第2会員カードID,カード残額,及び本日使用金額が、第2情報転送装置240を介して統合管理装置20に対して送信される。
制御部222は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク223に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、第2システム管理装置220に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
この制御部222は、会員カード玉貸処理が行われた第2カードユニット210から送信されてくる第2会員カードIDと使用金額を受信したときに、該受信した第2会員カードIDに対応する本日使用金額に該受信した使用金額を加算更新することにより、各第2会員カードIDと対応付けて本日使用金額を集計する。
記憶装置であるハードディスク223は、図8(a1)に示す第2会員カードDBを記憶している。この第2会員カードDBでは、当該第2遊技場で使用される第2会員カード5に記録されている第2会員カードIDと対応付けて、遊技用有価価値の大きさであるカード残額と、当該第2会員カード5を所有する第2会員遊技者の本日(当該第2遊技場の営業当日)の使用有価価値の大きさである本日使用金額を記憶している。第2会員カードDBの記憶内容である第2会員カードID,カード残額,及び本日使用金額は、第2遊技場の営業終了後に第2情報転送装置240に対して送信される。
ディスプレイ224は、各種の情報を表示するための表示デバイスであり、例えば液晶ディスプレイである。このディスプレイ224には、図示しないが、第1システム管理装置120と同様に、定型レポートの表示,電子メール送信,アンケート結果の表示,及びイベントデータの表示を行うための画面が表示される。
入力装置225は第2システム管理装置220に各種の情報を入力するためのデバイスであり、例えばキーボードやマウスである。
第2情報転送装置240は第2管理センタに設置され、カード会社に属するものである。この第2情報転送装置240では、図8(a2)に示す第2会員カードDBを記憶している。この第2会員カードDBは、前述したように、各第2遊技場から営業終了後に送信されてきた第2会員カードDB(図8(a1))の記憶内容を記憶しているDBであり、各第2遊技場(X,Y,…)に対応する第2会員カードDB(図8(a1))の記憶内容を管理するDBである。なお、この例では各第2遊技場から送信されてきた情報を1つのデータテーブルにまとめて記憶しているが、各第2遊技場毎に別のデータテーブルに記憶するようにしても良い。
また第2情報転送装置240は、各第2遊技場の第2システム管理装置220及びカード会社の統合管理装置20と通信を行うためのインターフェイスを備えており、第2システム管理装置220と統合管理装置20との間の通信を中継する。ここでは、図8(a2)に示す第2会員カードDBの記憶内容が更新されると、該更新後の記憶内容を統合管理装置20に対して送信する。
次に、第2会員管理装置230について説明する。第2会員管理装置230は第2遊技場内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられるものであり、図4に示すように接続されるユニット用通信部231a,制御部232,ハードディスク233等を備えている。
ユニット用通信部231aは、前述の如く第2カードユニット210の会員管理装置用通信部211aと通信可能に接続されており、第2会員管理装置230と第2カードユニット210との間における通信を司るものである。
制御部232は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク233に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、第2会員管理装置230に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
記憶装置であるハードディスク233は図8(b)に示す第2会員情報DBを記憶している。この第2会員情報DBは、第2遊技場の会員として会員登録を行った第2会員遊技者の「他システム会員ID」に対応付けて、該第2会員遊技者の「暗証番号」と、同「氏名」と、同「住所」と、同「性別」と、同「生年月日」と、同「電子メールアドレス」が記憶されている。なお、この第2会員情報DBへ登録する情報の入力は、第2会員管理装置230が備える図示しないディスプレイや入力装置を使用して行われる。
次にエンコード情報管理装置40について説明する。エンコード情報管理装置40は会員カードエンコード機構に設置され、図9(c)に示すように、各第2会員カード5にエンコード(記録)された他システム会員IDと第2会員カードIDを対応付けるためのエンコード情報DBを記憶している。このエンコード情報管理装置40は、カード会社の統合管理装置20と通信を行うためのインターフェイス(例えば専用線に接続するための機器等)を備えている。ここでは、統合管理装置20からの要求に応じてエンコード情報DBの記憶内容を送信する。
統合管理装置20は、カード会社内の所定箇所(例えば管理事務所等)に設置されるものであり、図5に示すように接続されるエンコード情報管理装置用通信部21a,転送装置用通信部21b,ウェブサーバ用通信部21c,外部通信部21d,制御部22,ハードディスク23,ディスプレイ24,及び入力装置25等を備えているコンピュータである。この統合管理装置20は、外部通信部21dを介してインターネットに接続され、ウェブサーバ用通信部21cを介して後述するウェブサーバ30に接続されている。従って、メール会員の情報端末と通信を行うにあたり、電子メールを送信する場合には、外部通信部21dからインターネットを介して電子メールを送信する。一方、情報端末のインターネットブラウザから受け付けた情報は、ウェブサーバ30を介して受信するようになっている。
エンコード情報管理装置用通信部21aは、図1及び図5に示すように、会員カードエンコード機構に設置されるエンコード情報管理装置40と通信可能に接続されており、統合管理装置20とエンコード情報管理装置40との間における通信を司るものである。
このエンコード情報管理装置用通信部21aは対応情報受付手段の一例であって、第2会員カード5に記録される第2記録媒体識別情報(ここでは第2会員カードID)と他システム会員遊技者特定情報(他システム会員ID)との対応付けを特定可能な対応情報を受け付けるものであり、ここではエンコード情報管理装置40からエンコード情報DBの記憶内容(図9(c))を受信する。
転送装置用通信部21bは、図1及び図5に示すように、第1管理センタに設置される第1情報転送装置140及び第2管理センタに設置される第2情報転送装置240と通信可能に接続されており、統合管理装置20と第1情報転送装置140及び第2情報転送装置240との間における通信を司るものである。
この転送装置用通信部21bは出力手段の一例であって、後述する演算手段(制御部22)により演算された値を出力するものである。ここでは、出力手段である転送装置用通信部21bは、該演算手段により演算されたメール送信遊技者来店比率を出力する。また、出力手段である転送装置用通信部21bは、該演算手段により演算されたアクセス遊技者来店比率を出力する。具体的には、イベント情報DB(図11(b))において、各イベントIDと対応付けて記憶されている開催遊技場の第1システム管理装置120及び/又は第2システム管理装置220に対して、当該イベントIDに対応付けられている情報(当該イベントID,メール送信遊技者来店比率,及びアクセス遊技者来店比率等を含む)を送信する。該送信された情報は、第1情報転送装置140及び/又は第2情報転送装置240を介して、開催遊技場の第1システム管理装置120及び/又は第2システム管理装置220に配信されて、ハードディスク123,223等の記憶装置に記憶される。この配信は、イベント情報DBが更新されることにより(例えば、図19,図20の処理の後に)実施される。従って、第1システム管理装置120や第2システム管理装置220では、図30のD51に示すように、当該遊技場にて開催されている各イベントのイベントデータ(イベント情報DBで管理されている最新の情報)がディスプレイ124,224等に表示される。
また転送装置用通信部21bは属性情報受付手段の一例であって、後述する電子メール送信手段(外部通信部21d)による電子メール(イベントメール)の送信対象とする前記第1会員遊技者及び/又は前記第2会員遊技者の属性情報(性別,年代)を受け付けるものである。具体的には、図28のD40に示すように、第1システム管理装置120及び/又は第2システム管理装置220において、遊技場メール送信画面にて受け付けた送信対象とする1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の属性情報(ここでは性別,年代)を、第1情報転送装置140及び/又は第2情報転送装置240を介して受信するものである。
また転送装置用通信部21bは平均使用価値出力手段の一例であって、後述する平均使用価値算出処理(制御部22が実施する)により算出された属性情報別の使用価値の大きさの平均値を出力するものであり、ここでは、図27のD35に示すように各属性情報別(性別,年代別)の平均使用金額を棒グラフ形式の定型レポートとして出力する。該出力された定型レポートは、第1情報転送装置140を介して各第1遊技場の第1システム管理装置120に配信されてハードディスク123等に記憶されると共に、第2情報転送装置240を介して各第2遊技場の第2システム管理装置220に配信されてハードディスク223等に記憶される。
また転送装置用通信部21bはアンケート結果出力手段の一例であって、後述するアンケート集計手段(制御部22)により集計されたアンケート結果を出力するものであり、ここでは、アンケートの各選択肢の選択数を棒グラフ形式のレポートとして出力する。該出力されたレポートは、第1情報転送装置140を介して各第1遊技場(あるいは当該アンケートの要求元の第1遊技場)の第1システム管理装置120に配信されてハードディスク123等に記憶されると共に、第2情報転送装置240を介して各第2遊技場(あるいは当該アンケートの要求元の第2遊技場)の第2システム管理装置220に配信されてハードディスク223等に記憶される。
さらに転送装置用通信部21bは更新情報送信手段の一例であって、後述する第1属性情報更新手段(制御部22)により更新される属性情報(ここでは氏名,住所,電子メールアドレス)を、当該属性情報と対応付けて第1管理手段(第1メール会員情報DB)により管理される第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と共に、会員管理装置(第1会員管理装置130)に対して送信するものである。具体的には、第1属性情報更新手段である制御部22により第1メール会員情報DBの更新が実施されると、該更新が行われた後の属性情報(ここでは氏名,住所,電子メールアドレス),及び該属性情報と対応付けて第1メール会員情報DBに記憶されている第1会員IDが転送装置用通信部21bから出力される。該出力された情報は、第1情報転送装置140,及び該第1会員ID(又は第1会員カードID)から特定される第1遊技場の第1システム管理装置120を介して、第1会員管理装置130に送信される。
ウェブサーバ用通信部21cは、図1及び図5に示すように、モバイルセンタに設置されるウェブサーバ30と通信可能に接続されており、統合管理装置20とウェブサーバ30との間における通信を司るものである。
このウェブサーバ用通信部21cはアンケート返信内容受信手段の一例であって、アンケート情報に基づいて提供されるアンケート内容に対しての返信内容を受信するものである。具体的には、ウェブサーバ30によって公開されているアンケート(図25のD21)に対しての返信が行われると、その返信データ(ここでは電子メールアドレスと各選択肢に対応するチェックボックスがチェックされたか否かを示すデータ)がウェブサーバ30に一時的に記憶され、所定期間分(例えば1日分)の返信データが返信内容として統合管理装置20に対して送信され、ウェブサーバ用通信部21cがこの返信内容を受信する。
またウェブサーバ用通信部21cは会員情報受付手段の一例であって、第2会員遊技者が操作可能な情報端末(PC,携帯電話)から、当該第2会員遊技者に対して発行された第2記録媒体(第2会員カード5)に記録されている第2記録媒体識別情報(第2会員カードID)及び他システム会員遊技者特定情報(他システム会員ID)と、当該第2会員遊技者の属性情報(暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレス)とを通信回線を介して受け付けるものである。具体的には、図21のD06に示すように第2会員遊技者が操作可能なPCや携帯電話等の情報端末のブラウザに入力された第2会員カードID,他システム会員ID,及び属性情報(暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレス)を、インターネット及びウェブサーバ30を介して受信する。
またウェブサーバ用通信部21cは第1更新情報受付手段の一例であって、第1会員遊技者が操作可能な情報端末(PC,携帯電話)から、第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と、当該第1会員遊技者の属性情報を更新するための第1更新情報(氏名,住所,電子メールアドレス)とを受け付けるものである。具体的には、図31のD60に示すように、第1会員遊技者が操作するPCや携帯電話等の情報端末に表示されるログイン画面において第1会員IDとして入力された第1会員IDと、図31のD63に示すように登録情報の変更を行う画面で入力された更新後の登録情報(ここでは氏名,住所,電子メールアドレス)とを、インターネット及びウェブサーバ30を介して受信する。
さらにウェブサーバ用通信部21cは第2更新情報受付手段の一例であって、第2会員遊技者が操作可能な情報端末(PC,携帯電話)から、第2記録媒体識別情報(第2会員カードID)と、当該第2会員遊技者の属性情報を更新するための第2更新情報(氏名,住所,電子メールアドレス)とを受け付けるものである。具体的には、図31のD60に示す例と同様に、第2会員遊技者が操作するPCや携帯電話等の情報端末に表示されるログイン画面において入力された第2会員カードIDと、図31のD63に示す例と同様に登録情報の変更を行う画面で入力された更新後の登録情報(ここでは氏名,住所,電子メールアドレス)とを、インターネット及びウェブサーバ30を介して受信する。
外部通信部21dは、図1及び図5に示すように、インターネットと通信可能に接続されており、統合管理装置20とインターネットを介して接続される情報端末との間における通信を司るものである。統合管理装置20から電子メールを送信する場合には、この外部通信部21dからインターネットを介して送信する。
この外部通信部21dは電子メール送信手段の一例であって、第1遊技場及び/又は第2遊技場への来店を促すための電子メール(イベントメール)を、第1管理手段(第1メール会員情報DB)にて管理されている電子メールアドレス及び/又は第2管理手段(第2メール会員情報DB)にて管理されている電子メールアドレスのうちの来店を促す第1遊技場及び/又は第2遊技場において会員登録した第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の電子メールアドレス宛に送信するものである。具体的には、図23のD13に示すように、統合管理装置20のイベントメール送信画面において受け付けた来店を促す情報(ここではカード会社主催のイベント情報を提供するURL)を含むイベントメールを、同画面により受け付けた送信対象となる遊技者の電子メールアドレス宛に送信する。また、図28のD40に示すように、第1システム管理装置120又は第2システム管理装置220の遊技場メール送信画面において受け付けた来店を促す情報(ここでは当該遊技場で開催されるイベントの情報)を含むイベントメールを、同画面により受け付けた送信対象となる遊技者の電子メールアドレス宛に送信する。このように、来店を促す電子メールとは、統合管理システム1を運営するカード会社が主催するイベントや、第1遊技場及び/又は第2遊技場において開催されるイベント等を告知する電子メールであり、これらのイベントに関する情報を提供するウェブサイトのURLも含まれる。また、来店を促す電子メールとは、「×月×日、レディースデーを開催致しますのでホールにお越し下さい。」というような、直接的に遊技場への来店を促すものに限らず、上記図28のD40に示すように、イベントを告知することにより間接的に遊技場への来店を促すものも含まれる。
ここで、電子メール送信手段として機能する外部通信部21dは、来店を促す情報を提供するウェブサイトにアクセスするためのアドレス情報(URL)を含む電子メール(イベントメール)を送信するものであり、ここでは図23のD13に示すように、イベントメール送信画面において受け付けたURLを、同画面により受け付けた送信対象となる属性の遊技者の電子メールアドレス宛に送信する。なお、図示しないが、図28のD40に示す第1システム管理装置120又は第2システム管理装置220の遊技場メール送信画面において、アドレス情報(URL)を受け付けて、該受け付けたアドレス情報を含む電子メールを、同画面により受け付けた送信対象となる遊技者の電子メールアドレス宛に、当該外部通信部21dから送信することも可能である。
また電子メール送信手段として機能する外部通信部21dは、第1遊技場及び/又は第2遊技場のうちの複数の遊技場の第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の電子メールアドレス宛に、当該遊技場への来店を促すための共通内容の電子メール(イベントメール)を送信する際に、同一会員特定手段(制御部22)により特定された第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)及び/又は第2会員遊技者特定情報(第2会員ID)と対応付けて第1管理手段(第1メール会員情報DB)及び/又は第2管理手段(第2メール会員情報DB)にて管理されている電子メールアドレスのうちの1つに、共通内容の電子メールを一通のみ送信するものである。具体的には、図23のSE11〜SE13に示すように、イベントメール送信画面において受け付けた情報を電子メールにより送信するにあたり、制御部22が、まず送信対象となる遊技者の会員ID(第1会員ID及び/又は第2会員ID)と、該会員IDと対応付けて記憶されている他の会員ID及び電子メールアドレスを、第1メール会員情報DB及び第2メール会員情報DBから全て抽出し、該抽出された情報のうち、該他の会員IDと同一の会員IDを特定し、該特定した会員IDと対応付けて記憶されている情報(他の会員ID,電子メールアドレス)を順次削除して、残った電子メールアドレス宛に外部通信部21dから一通の電子メールを送信する。
なお、本実施例においては、図22のSE01〜SE03に示すように、アンケートメール送信画面において受け付けた情報を電子メールにより送信するときにも、制御部22が、まず送信対象となる遊技者の会員ID(第1会員ID及び/又は第2会員ID)と、該会員IDと対応付けて記憶されている他の会員ID及び電子メールアドレスを、第1メール会員情報DB及び第2メール会員情報DBから全て抽出し、該抽出された情報のうち、他の会員IDと同一の会員IDを特定し、該特定した会員IDと対応付けて記憶されている情報(他の会員ID,電子メールアドレス)を順次削除して、残った電子メールアドレス宛に外部通信部21dから一通の電子メールを送信する。
さらに電子メール送信手段として機能する外部通信部21dは、属性情報受付手段(前記転送装置用通信部21b,又は後述するディスプレイ24及び入力装置25)により受け付けた属性情報に合致する第1会員遊技者及び第2会員遊技者の電子メールアドレスを、前記第1管理手段(第1メール会員情報DB)にて管理されている電子メールアドレス及び前記第2管理手段(第2メール会員情報DB)にて管理されている電子メールアドレスの中から特定し、該特定した電子メールアドレス宛に前記電子メールを送信するものである。具体的には、図23のD13に示すイベントメール送信画面にて受け付けた遊技場及び属性情報に合致する第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の電子メールアドレスを、第1メール会員情報DB及び/又は第2メール会員情報DBの記憶内容から特定し、該特定した電子メールアドレス宛にイベントメールを送信する。また、図28のD40に示す遊技場メール送信画面にて受け付けた属性情報(ここでは性別,年代)に合致する第1会員遊技者又は第2会員遊技者の電子メールアドレスを、第1メール会員情報DB又は第2メール会員情報DBにおける当該遊技場の第1会員ID又は第2会員IDに対応する記憶内容から特定し、該特定した電子メールアドレス宛にイベントメールを送信する。
制御部22は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク23に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、統合管理装置20に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。
ここで制御部22は受付情報判定手段の一例であって、会員情報受付手段(ウェブサーバ用通信部21c)により受け付けた第2記録媒体識別情報(第2会員カードID)及び他システム会員遊技者特定情報(他システム会員ID)と、前記対応情報受付手段(エンコード情報管理装置用通信部21a)により受け付けた対応情報(エンコード情報DBの記憶内容)から特定される第2記録媒体識別情報及び他システム会員遊技者特定情報とが一致するか否かを判定するものである。具体的には、図21のD06に示すようにして第2会員遊技者が操作可能な情報端末に入力された情報(他システム会員ID,第2会員カードID,暗証番号,生年月日,住所,性別,電子メールアドレス)を、インターネット及びウェブサーバ30を介してウェブサーバ用通信部21cが受け付けると、該受け付けた情報のうちの第2会員カードID及び他システム会員IDが、エンコード情報管理装置40から取得したエンコード情報DBに記憶されている第2カードID及び他システム会員IDと一致するか否かの照合を実施する。この制御部22の他の機能については後述する。
記憶装置であるハードディスク23は、各第1会員管理装置130の管理情報送信手段(システム管理装置用通信部131b)から、第1システム管理装置120及び第1情報転送装置140を介して送信されてきた第1会員情報DBの記憶内容(図7(b1))を、統合管理装置側の第1会員情報DB(図7(b2))に記憶している。
またハードディスク23は図9(a)に示す第1メール会員情報DBを記憶している。そして、図10(a)に示すように、第1使用金額DBを記憶している。
この第1メール会員情報DB及び第1使用金額DBは第1管理手段の一例であって、管理情報送信手段(システム管理装置用通信部131b)から送信された第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と属性情報(暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレス)とを対応付けて管理すると共に、前記第1送信手段(システム管理装置用通信部116a)から送信された第1会員遊技者特定情報(第1会員カードID)及び使用価値特定情報(使用金額)に基づいて、当該第1会員遊技者特定情報と対応付けて、当該第1会員遊技者特定情報から特定される第1会員遊技者が前記遊技に使用した使用価値の大きさ(累計使用金額,営業日別使用金額)を管理するものである。
ここで第1管理手段(ここでは第1メール会員情報DB)は、第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と対応付けて、後述するポイント付与処理により当該第1会員遊技者特定情報から特定される第1会員遊技者に付与されたポイント(第1ポイント数)を管理するものである。
具体的には、第1メール会員情報DBにおいて、メール会員としての登録(後述する図21に示す情報端末からの登録)を行った第1会員遊技者についての第1会員ID,第1会員カードID,及び属性情報(暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレス)を対応付けて管理すると共に、該第1会員遊技者の使用金額の累計値である累計使用金額と、該使用金額に応じて第1会員遊技者に付与される第1ポイントの累計値である第1ポイント数が管理される。また第1使用金額DBにおいては、第1会員遊技者の第1会員ID(ここでは統合管理装置側の第1会員情報DBで記憶している各第1会員ID)と対応付けて、該第1会員IDの第1会員遊技者が当日の遊技に使用した使用価値の大きさである使用金額を、営業日別使用金額として営業日別に記憶している。ここで、第1使用金額DBの営業日別使用金額,及び第1メール会員情報DBの累計使用金額は、第1カードユニット110のシステム管理装置用通信部116aから送信された第1会員カードID及び使用金額(後述する図14のS152)に基づくものである。つまり、第1システム管理装置120では、システム管理装置用通信部116aから送信された第1会員カードIDと対応付けて第1会員カードDBに記憶されている本日使用金額に、同送信された使用金額を加算更新することにより、第1会員カードDBで各第1会員遊技者の本日使用金額を管理する。そして、当該第1遊技場の営業終了後に、第1会員カードDBの記憶内容を第1情報転送装置140に送信し(後述する図19のSA01)、第1情報転送装置140は、各第1遊技場からの第1会員カードDBの記憶内容を統合管理装置20に送信する(後述する図19のSA03)。統合管理装置20では、第1使用金額DBにおいて、受信した第1会員IDと対応付けて、同受信した本日使用金額を記憶すると共に、第1メール会員情報DBにおいて、受信した第1会員IDと対応付けて記憶している累計使用金額に、同受信した本日使用金額(第1使用金額DBに記憶した本日使用金額)を加算更新する。
また、上記第1メール会員情報DBでは、前記第1会員IDの第1会員遊技者が、当該遊技場(第1会員ID又は第1会員カードIDから特定される)とは別の遊技場の第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者でもあり、該他の遊技場の第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者としてメール会員の登録を行っている場合には、該他の遊技場における第1会員ID及び/又は第2会員IDを、他の遊技場の会員IDとして記憶している。例えば、図9(a)における第1会員IDがA00001の第1会員遊技者は、当該遊技場(遊技場A)とは別の遊技場(第2遊技場である遊技場X)の第2会員遊技者でもあり、該第2会員遊技者としてメール会員の登録を行っているので(図9(b)を参照)、該別の遊技場(ここでは遊技場X)における第2会員IDであるD001-00003が、他の遊技場の会員IDとして記憶されている。この他の遊技場の会員IDは複数記憶することが可能である。なお第1メール会員情報DBへの登録処理及び更新処理については、後述する図21において説明する。
またハードディスク23は図9(b)に示す第2メール会員情報DBを記憶している。そして、図10(b)に示すように、第2使用金額DBを記憶している。
この第2メール会員情報DB及び第2使用金額DBは第2管理手段の一例であって、前記受付情報判定手段(制御部22)により一致すると判定されたことを条件として、会員情報受付手段(ウェブサーバ用通信部21c)により受け付けた第2記録媒体識別情報(第2会員カードID)を、統合管理システム1の運営機関において第2会員遊技者を個々に特定するための第2会員遊技者特定情報(第2会員ID)として、該会員情報受付手段により受け付けた属性情報(暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレス)と対応付けて管理すると共に、前記第2送信手段(システム管理装置用通信部216a)から送信された第2記録媒体識別情報(第2会員カードID)及び使用価値特定情報(使用金額)に基づいて、当該第2会員遊技者特定情報と対応付けて、当該第2会員遊技者特定情報から特定される第2会員遊技者が前記遊技に使用した使用価値の大きさ(累計使用金額,営業日別使用金額)を管理するものである。
ここで第2管理手段(ここでは第2メール会員情報DB)は、第2会員遊技者特定情報(第2会員ID)と対応付けて、後述するポイント付与処理により当該第2会員遊技者特定情報から特定される第2会員遊技者に付与されたポイント(第2ポイント数)を管理するものである。
具体的には、この第2メール会員情報DBにおいて、メール会員としての登録(後述する図21に示す情報端末からの登録)を行った第2会員遊技者についての第2会員ID(第2会員カードIDと同一),及び属性情報(暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレス)を対応付けて管理すると共に、該第2会員遊技者の使用金額の累計値である累計使用金額と、該使用金額に応じて付与される第2ポイントの累計値である第2ポイント数が管理される。また第2使用金額DBにおいては、第2会員遊技者の第2会員ID(ここではエンコード情報DBで記憶している各第2会員カードID)と対応付けて、該第2会員IDの第2会員遊技者が当日の遊技に使用した使用価値の大きさである使用金額を、営業日別使用金額として営業日別に記憶している。ここで、第2使用金額DBの営業日別使用金額,及び第2メール会員情報DBの累計使用金額は、第2カードユニット210のシステム管理装置用通信部216aから送信された第2会員カードID及び使用金額(後述する図17のS252)に基づくものである。つまり、第2システム管理装置220では、システム管理装置用通信部216aから送信された第2会員カードIDと対応付けて第2会員カードDBに記憶されている本日使用金額に、同送信された使用金額を加算更新することにより、第2会員カードDBで各第2会員遊技者の本日使用金額を管理する。そして、当該第2遊技場の営業終了後に、第2会員カードDBの記憶内容を第2情報転送装置240に送信し(後述する図20のSB01)、第2情報転送装置240は、各第2遊技場からの第2会員カードDBの記憶内容を統合管理装置20に送信する(後述する図20のSB03)。統合管理装置20では、第2使用金額DBにおいて、受信した第2会員カードIDと対応付けて、同受信した本日使用金額を記憶すると共に、第2メール会員情報DBにおいて、受信した第2会員カードID(第2会員ID)と対応付けて記憶している累計使用金額に、同受信した本日使用金額(第2使用金額DBに記憶した本日使用金額)を加算更新する。
また、上記第2メール会員情報DBでは、前記第2会員IDの第2会員遊技者が、当該遊技場(第2会員IDから特定される)とは別の遊技場の第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者でもあり、該他の遊技場の第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者としてメール会員の登録を行っている場合には、該他の遊技場における第1会員ID及び/又は第2会員IDを、他の遊技場の会員IDとして記憶している。この他の遊技場の会員IDは複数記憶することが可能である。なお第2メール会員情報DBへの登録処理及び更新処理については、後述する図21において説明する。
またハードディスク23は図9(c)に示すように、エンコード情報管理装置40から取得したエンコード情報DBを記憶している。
またハードディスク23は図10(c)に示すように、抽選情報DBを記憶している。この抽選情報DBでは、各抽選を識別可能な抽選IDに対応付けて、該抽選への応募を受け付ける期間である応募期間と、該抽選にあたり用意される各賞の賞名と、各賞の当選者数と、各賞へ応募するために必要なポイント数である必要ポイントと、各賞の説明と、各賞に応募した第1会員遊技者又は第2会員遊技者の第1会員ID又は第2会員IDが記憶される。
またハードディスク23は図11(a)に示す来店人数DBを記憶している。この来店人数DBには、各第1遊技場及び各第2遊技場名(あるいは各第1遊技場及び各第2遊技場を個々に特定可能な遊技場識別情報)と対応付けて、各営業日に当該遊技場に来店した会員遊技者の人数を、営業日別来店人数として記憶している。このDBによって各遊技場の営業日別の来店人数を管理することができる。
またハードディスク23は図11(b)に示すイベント情報DBを記憶している。このイベント情報DBには、第1遊技場及び/又は第2遊技場において開催されるイベントを個々に識別可能な「イベントID」と対応付けて、該イベントIDから特定されるイベントの「イベント名」と、当該イベントが開催される遊技場を特定可能な「開催遊技場」(例えば開催遊技場が「全遊技場」であれば、全ての第1遊技場及び全ての第2遊技場で当該イベントが開催される旨であり、開催遊技場が「A」であれば、遊技場Aで当該イベントが開催される旨である。)と、当該イベントの開催期間である「イベント期間」と、当該イベントの概要である「イベント概要」とを記憶している。
また、当該イベントが開催される遊技場に来店した第1遊技者及び/又は第2遊技者の延べ人数である「延べ来店人数」と、当該イベントが開催される遊技場に来店した第1遊技者及び/又は第2遊技者の実人数であり、当該イベントの期間中において、同一の会員ID(第1会員ID,第2会員ID)の遊技者が複数回来店しても、これを一人として集計した「実来店人数」と、当該イベントを告知する(即ち当該イベントが開催される遊技場への来店を促す)電子メールを送信した遊技者の数である「メール送信遊技者数」と、該電子メールを送信した遊技者のうち当該イベントが開催されている遊技場に来店した遊技者の数である「メール送信遊技者来店人数」と、[100×メール送信遊技者来店人数/メール送信遊技者数]で算出される「メール送信遊技者来店比率」と、当該イベントの情報を提供する(即ち来店を促す情報を提供する)ウェブサイトにアクセスした遊技者の数である「アクセス遊技者数」と、該アクセスした遊技者のうち当該イベントが開催されている遊技場に来店した遊技者の数である「アクセス遊技者来店人数」と、[100×アクセス遊技者来店人数/アクセス遊技者数]で算出される「アクセス遊技者来店比率」を記憶している。
さらにハードディスク23は図12に示す会員履歴を記憶している。この会員履歴は送信記憶手段の一例であって、第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と対応付けて、該第1会員遊技者特定情報から特定される第1会員遊技者に対して前記電子メール(イベントメール)が送信された旨(イベントメール送信フラグの1)を記憶すると共に、第2会員遊技者特定情報(第2会員ID)と対応付けて、該第2会員遊技者特定情報から特定される第2会員遊技者に対して前記電子メール(イベントメール)が送信された旨(イベントメール送信フラグの1)を記憶するものである。
具体的には、会員履歴において、統合管理装置側の第1会員情報DB(図7(b2))で管理されている第1会員ID,及びエンコード情報DB(図9(c))で管理されている第2会員カードIDを「会員ID」として、図11(b)のイベント情報DBに登録されている「イベントID」に対応付けて、各会員IDから特定される遊技者(第1会員遊技者又は第2会員遊技者)の電子メールアドレス宛に当該イベントIDのイベントを告知するイベントメールを送信したか否かを識別可能な「イベントメール送信フラグ」を記憶している。このイベントメール送信フラグが0であれば、当該イベントIDのイベントを告知するイベントメールを当該会員IDの遊技者に送信していない旨を示し、イベントメール送信フラグが1であれば、当該イベントIDのイベントを告知するイベントメールを当該会員IDの遊技者に送信済みである旨を示す。
また会員履歴はアクセス記憶手段の一例であって、第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と対応付けて、該第1会員遊技者特定情報から特定される第1会員遊技者がアドレス情報(URL)に基づいてウェブサイトにアクセスした旨(アクセスフラグの1)を記憶すると共に、第2会員遊技者特定情報(第2会員ID)と対応付けて、該第2会員遊技者特定情報から特定される第2会員遊技者がアドレス情報に基づいて前記ウェブサイトにアクセスした旨(アクセスフラグの1)を記憶するものである。
具体的には、会員履歴において、各会員IDから特定される第1会員遊技者又は第2会員遊技者が、当該イベントIDのイベントに関する情報を提供するウェブサイトにアクセスしたか否かを識別可能な「アクセスフラグ」を記憶している。このアクセスフラグが0であれば、当該イベントIDのイベントに関する情報を提供するウェブサイトに当該会員IDの遊技者がアクセスしていない旨を示し、アクセスフラグが1であれば、当該イベントIDのイベントに関する情報を提供するウェブサイトに当該会員IDの遊技者がアクセス済みである旨を示す。
また、会員履歴では、各会員IDから特定される第1会員遊技者又は第2会員遊技者が、当該イベントIDのイベントが開催されている遊技場に来店したか否かを識別可能な「来店フラグ」も記憶している。この来店フラグが0であれば、当該イベントIDのイベントが開催されている遊技場に当該会員IDの遊技者が来店していない旨を示し、来店フラグが1であれば、当該イベントIDのイベントが開催されている遊技場に当該会員IDの遊技者が来店済みである旨を示す。ここで、上記「イベントメール送信フラグ」,「アクセスフラグ」,及び「来店フラグ」の初期値(即ちイベントIDが会員履歴に登録されたときの値)はいずれも0であり、それぞれ、後述する図23や図28に示すイベントメールの送信処理,図26に示すイベント情報を提供するホームページへのアクセス検出,及び図19や図20に示すイベントの対象となる会員IDの抽出に基づいて、1と設定される。
ディスプレイ24は各種の情報を表示するもの(例えば液晶ディスプレイ)であり、入力装置25は各種の入力を受け付けるもの(例えばキーボードやマウス)である。統合管理装置20のオペレータは、これらディスプレイ24の表示及び入力装置25からの入力受付によって、図22のD11に示すウェブコンテンツ作成ソフトの操作や図22のD12に示すアンケートメール送信画面での操作を行うことが可能である。
このディスプレイ24は出力手段の一例であって、後述する演算手段(制御部22)により演算された値を出力するものである。ここでは、出力手段であるディスプレイ24は、該演算手段により演算されたメール送信遊技者来店比率を出力する。また、出力手段であるディスプレイ24は、該演算手段により演算されたアクセス遊技者来店比率を出力する。具体的には、イベント情報DB(図11(b))において、各イベントIDに対応付けられている情報(メール送信遊技者来店比率,及びアクセス遊技者来店比率を含む)を、図24のD15に示すように表示する。
これらディスプレイ24及び入力装置25はアンケート情報受付手段の一例であって、アンケート内容と、当該アンケートの対象とする第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の属性情報(性別,年代)を受け付けるものである。具体的には、図22のD11に示すように、統合管理装置20のオペレータが、ウェブに公開するアンケートを作成するためのウェブコンテンツ作成ソフト(ハードディスク23に記憶されており、入力装置25による操作で実行される)を実行させて、情報端末のブラウザソフトで閲覧可能な形式(例えばhtml形式)でアンケートを作成する。なお、アンケートの内容は、遊技場から依頼された内容,他企業から依頼された内容,あるいはカード会社で独自に作成した内容等である。作成されたアンケートのデータはウェブサーバ30に送信されて、所定の記憶領域に記憶されて公開され、情報端末のブラウザソフトで閲覧可能となる。また、図22のD12に示すように、アンケートメール送信画面では、前記ウェブコンテンツ作成ソフトにより作成したアンケートのURLを送信する対象となる(即ち当該アンケートの対象となる)第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の属性を受け付ける。ここでは、性別,生年月日を属性として、10代男性,10代女性,20代男性,20代女性,30代男性,30代女性,40代男性,40代女性,50代男性,50代女性,60代男性,60代女性,70代以上男性,70代以上女性の14のグループに分類されていて、対応するチェックボックスのチェックによって前記アンケートのURLの送信対象(即ちアンケートの対象)とするグループを選択可能である。
またディスプレイ24及び入力装置25は属性情報受付手段の一例であって、前記電子メール送信手段(外部通信部21d)による電子メール(イベントメール)の送信対象とする前記第1会員遊技者及び/又は前記第2会員遊技者の属性情報(性別,年代)を受け付けるものである。具体的には、図23のD13,D13a,D13bに示すように、統合管理装置20において、イベントメール送信画面にて送信対象とする第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の属性情報(ここでは性別,年代)を受け付けるものである。
ここで前記制御部22は来店人数集計手段の一例であって、所定の集計期間(イベント期間)中に第1送信手段(システム管理装置用通信部116a)から送信された第1会員遊技者特定情報(第1会員カードID)に基づいて、該第1会員遊技者特定情報から特定される第1会員遊技者が前記来店を促した第1遊技場に来店したことを認識すると共に、該所定の集計期間中に第2送信手段(システム管理装置用通信部216a)から送信された第2記録媒体識別情報(第2会員カードID,カード残額)に基づいて、第2会員遊技者特定情報(第2会員ID)としての当該第2記録媒体識別情報(第2会員カードID)から特定される第2会員遊技者が前記来店を促した第2遊技場に来店したことを認識することにより、前記第1遊技場及び/又は第2遊技場における第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の来店人数を集計するものである。
具体的には、第1情報転送装置140から送信される第1会員カードDBの記憶内容(図7(a2)に示す第1会員ID,第1会員カードID,カード残額,本日使用金額)を受信したことに基づいて、現在開催中のイベントを特定すると共に、該特定したイベントの対象となる第1会員遊技者の第1会員IDを前記受信した記憶内容から特定する。この特定は、受信した記憶内容に含まれる各第1会員IDから特定される遊技場が前記特定したイベントが開催されている遊技場であるか否かの判定,及び各第1会員IDと対応付けて第1メール会員情報DBに記憶されている属性情報が前記特定したイベントの対象者属性に合致するか否かの判定により行われる。そして、前記特定したイベントの対象となる第1会員IDの中から、対応する本日使用金額が0ではない(即ち会員カード玉貸処理を行った)第1会員IDをさらに特定し、該特定した第1会員IDを、前記特定したイベントが開催されている第1遊技場に来店した第1会員遊技者の第1会員IDとして認識する。
また、第2情報転送装置240から送信される第2会員カードDBの記憶内容(図8(a2)に示す第2会員カードID,カード残額,本日使用金額)を受信したことに基づいて、現在開催中のイベントを特定すると共に、該特定したイベントの対象となる第2会員遊技者の第2会員カードIDを前記受信した記憶内容から特定する。この特定は、受信した記憶内容に含まれる各第2会員カードIDから特定される遊技場が前記特定したイベントが開催されている遊技場であるか否かの判定,及び各第2会員カードID(第2会員IDと同一)と対応付けて第2メール会員情報DBに記憶されている属性情報が前記特定したイベントの対象者属性に合致するか否かの判定により行われる。そして、前記特定したイベントの対象となる第2会員カードIDの中から、対応する本日使用金額が0ではない(即ち会員カード玉貸処理を行った)第2会員カードIDをさらに特定し、該特定した第2会員カードIDを、前記特定したイベントが開催されている第2遊技場に来店した第2会員遊技者の第2会員IDとして認識する。
このようにして、イベントが開催されている第1遊技場に来店した第1会員遊技者の第1会員IDを特定し、該特定した第1会員ID数をカウントし、該カウントした値を当該イベントのイベントIDに対応付けてイベント情報DBで記憶されている延べ来店人数に加算更新すると共に、当該イベントが開催されている第2遊技場に来店した第2会員遊技者の第2会員IDを特定し、該特定した第2会員ID数をカウントし、該カウントした値を当該イベントのイベントIDに対応付けてイベント情報DBで記憶されている延べ来店人数に加算更新することにより、当該イベントが開催される第1遊技場及び/又は第2遊技場における第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の来店人数(イベントの対象となる遊技者の来店人数)を集計する。また、来店人数集計手段である制御部22は、会員履歴を参照して、以下の実来店人数,メール送信遊技者来店人数,及びアクセス遊技者来店人数等の集計を行う。
前記来店人数集計手段として機能する制御部22は、一のイベントの期間中において、同一の会員ID(第1会員ID,第2会員ID)の遊技者が複数回来店しても、これを一人として集計した「実来店人数」を集計するにあたり、図19のSA14cや図20のSB14cに示すように、会員履歴を参照して、来店フラグが1である会員IDを、当該イベントIDのイベントが開催されている遊技場に来店した遊技者の会員IDとして認識すると共に、該認識がなされた会員IDの数をカウントし、該カウント結果を、当該イベントIDと対応付けて、イベント情報DBに「実来店人数」として記憶する。
また前記来店人数集計手段として機能する制御部22は、前記第1送信手段(システム管理装置用通信部116a)から送信された第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と対応付けて前記送信記憶手段(会員履歴)で前記電子メールが送信された旨(イベントメール送信フラグの1)が記憶されていることを条件として、該第1会員遊技者特定情報から特定される第1会員遊技者が来店したことを認識すると共に、前記第2送信手段(システム管理装置用通信部216a)から送信された第2記録媒体識別情報(第2会員カードID)である第2会員遊技者特定情報(第2会員ID)と対応付けて前記送信記憶手段で前記電子メールが送信された旨が記憶されていることを条件として、該第2会員遊技者特定情報から特定される第2会員遊技者が来店したことを認識することにより、前記電子メールが送信された第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の来店人数(メール送信遊技者来店人数)を集計するものである。
具体的には、図19のSA14dや図20のSB14dに示すように、会員履歴を参照して、イベントメール送信フラグが1であり、かつ来店フラグが1である会員IDを、当該イベントIDのイベントを告知するイベントメールを受信し、かつ該イベントが開催されている遊技場に来店した遊技者の会員IDとして認識すると共に、該認識がなされた会員IDの数をカウントし、該カウント結果を、当該イベントIDと対応付けて、イベント情報DBに「メール送信遊技者来店人数」として記憶する。
また前記来店人数集計手段として機能する制御部22は、前記第1送信手段(システム管理装置用通信部116a)から送信された第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と対応付けて前記アクセス記憶手段(会員履歴)で前記ウェブサイトにアクセスした旨(アクセスフラグの1)が記憶されていることを条件として、該第1会員遊技者特定情報から特定される第1会員遊技者が来店したことを認識すると共に、前記第2送信手段(システム管理装置用通信部216a)から送信された第2記録媒体識別情報(第2会員カードID)である第2会員遊技者特定情報(第2会員ID)と対応付けて前記アクセス記憶手段で前記ウェブサイトにアクセスした旨が記憶されていることを条件として、該第2会員遊技者特定情報から特定される第2会員遊技者が来店したことを認識することにより、前記ウェブサイトにアクセスした第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の来店人数(アクセス遊技者来店人数)を集計するものである。
具体的には、図19のSA14eや図20のSB14eに示すように、会員履歴を参照して、アクセスフラグが1であり、かつ来店フラグが1である会員IDを、当該イベントIDのイベントに関する情報を提供するウェブサイトにアクセスし、かつ該イベントが開催されている遊技場に来店した遊技者の会員IDとして認識すると共に、該認識がなされた会員IDの数をカウントし、該カウント結果を、当該イベントIDと対応付けて、イベント情報DBに「アクセス遊技者来店人数」として記憶する。
ここで制御部22は演算手段の一例であって、前記来店人数集計手段(制御部22)により集計された来店人数に基づいて、前記電子メール送信手段(外部通信部21d)による電子メールの送信と該来店人数との関係を示す値を演算するものである。
ここでは、演算手段として機能する制御部22は、前記来店人数集計手段(制御部22)により集計された第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の来店人数(ここではメール送信遊技者来店人数)と、前記送信記憶手段(会員履歴)に前記電子メールが送信された旨(イベントメール送信フラグの1)が記憶されている第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の数(ここではメール送信遊技者数)との比率であるメール送信遊技者来店比率を演算するものである。具体的には、イベント情報DBを参照して、[100×メール送信遊技者来店人数/メール送信遊技者数]で算出される「メール送信遊技者来店比率」を演算する。
また演算手段として機能する制御部22は、前記来店人数集計手段(制御部22)により集計された第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の来店人数(ここではアクセス遊技者来店人数)と、前記アクセス記憶手段(会員履歴)に前記ウェブサイトにアクセスした旨(アクセスフラグの1)が記憶されている第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の数(ここではアクセス遊技者数)との比率であるアクセス遊技者来店比率を演算するものである。具体的には、イベント情報DBを参照して、[100×アクセス遊技者来店人数/アクセス遊技者数]で算出される「アクセス遊技者来店比率」を演算する。
また制御部22は管理情報処理手段の一例であって、第1管理手段(第1メール会員情報DB,第1使用金額DB)により第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と対応付けて管理されている属性情報及び/又は使用価値の大きさ(累計使用金額,営業日別使用金額)と、第2管理手段(第2メール会員情報DB,第2使用金額DB)により第2会員特定情報(第2会員ID)と対応付けて管理されている属性情報及び/又は使用価値の大きさ(累計使用金額,営業日別使用金額)に基づく処理を行うものである。
ここで管理情報処理手段として機能する制御部22は、第1管理手段(第1メール会員情報DB,第1使用金額DB)及び前記第2管理手段(第2メール会員情報DB,第2使用金額DB)にて管理されている前記使用価値の大きさ(累計使用金額,営業日別使用金額)に応じたポイント(第1ポイント,第2ポイント)を付与するポイント付与処理を行うものである。具体的には、第1情報転送装置140から第1会員カードDBの記憶内容(図7(a2))を受信すると、該受信した第1会員ID又は第1会員カードIDに対応付けて第1メール会員情報DBにて管理されている第1ポイント数に、該受信した本日使用金額,即ち第1使用金額DBに営業日別使用金額として記憶される金額に応じた第1ポイント(例えば1000円で1ポイント)を加算更新する。また、第2情報転送装置240から第2会員カードDBの記憶内容(図8(a2))を受信すると、該受信した第2会員IDに対応付けて第2メール会員情報DBにて管理されている第2ポイント数に、該受信した本日使用金額,即ち第2使用金額DBに営業日別使用金額として記憶される金額に応じた第2ポイント(例えば1000円で1ポイント)を加算更新する。
また管理情報処理手段として機能する制御部22は、属性情報別(性別,年代別)に前記使用価値の大きさの平均値(平均使用金額)を算出する平均使用価値算出処理を行うものである。具体的には、第1メール会員情報DB及び/又は第2メール会員情報DBにて管理される第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の性別,生年月日と、第1使用金額DB及び/又は第2使用金額DBにて管理される営業日別の第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の使用金額に基づいて、性別,年代別の平均使用金額を算出する。ここでは第1メール会員情報DB及び第2メール会員情報DBにて管理される第1会員遊技者及び第2会員遊技者を、10代男性,10代女性,20代男性,20代女性,30代男性,30代女性,40代男性,40代女性,50代男性,50代女性,60代男性,60代女性,70代以上男性,70代以上女性の14のグループに分類し、それぞれのグループにおける1日あたりの平均使用金額を、1日分のデータ,1週間分のデータ,1ヶ月分のデータに基づいて各々算出する。ここで算出されたデータは図27に示すように、棒グラフ形式の定型レポートとして、平均使用価値出力手段である転送装置用通信部21bから、第1情報転送装置140を介して各第1遊技場の第1システム管理装置120に配信され、ハードディスク123等に記憶されると共に、第2情報転送装置240を介して各第2遊技場の第2システム管理装置220に配信され、ハードディスク223等に記憶される。
また管理情報処理手段として機能する制御部22は、前記アンケート受付手段により受け付けた属性情報に合致する第1会員遊技者及び第2会員遊技者の電子メールアドレスを、前記第1管理手段にて管理されている電子メールアドレス及び前記第2管理手段にて管理されている電子メールアドレスの中から特定し、該特定した電子メールアドレス宛に、前記アンケート受付手段により受け付けたアンケート内容を提供するためのアンケート情報(URL)を送信する処理を行うものである。
具体的には、図22のD12に示すアンケートメール送信画面において、選択されたグループの属性情報(性別,年代)に合致する第1会員遊技者及び第2会員遊技者を、第1管理手段にて管理されている属性情報(性別,生年月日)及び第2管理手段にて管理されている属性情報(性別,生年月日)に基づいて特定し、該特定した第1会員遊技者及び第2会員遊技者の電子メールアドレスを抽出して、該抽出した電子メールアドレス宛に、前記ウェブコンテンツ作成ソフトにより作成したアンケートが公開されるURLを含む電子メールを、外部通信部21dから送信する制御を行う。なお、前記第1管理手段にて管理されている電子メールアドレス及び前記第2管理手段にて管理されている電子メールアドレスのうち、重複して登録されているものについては、そのうち一つのみを抽出する。この重複特定は、他の会員IDに基づいて行うと良い。
ここで制御部22はアンケート集計手段の一例であって、前記アンケート返信内容受信手段(ウェブサーバ用通信部21c)により受信した返信内容に基づいて、アンケート結果を集計するものである。具体的には、ウェブサーバ30によって公開されているアンケート(図25のD21)に対しての返信が行われると、その返信データ(ここでは電子メールアドレスと各選択肢に対応するチェックボックスがチェックされたか否かを示すデータ)がウェブサーバ30のハードディスク等に一時的に記憶され、所定期間分(例えば1日分)の返信データを返信内容として統合管理装置20に対して送信する。ウェブサーバ用通信部21cが返信内容を受信すると、制御部22が返信内容に基づいて、各選択肢の選択数を集計する。該集計はアンケート期間中実施される。
また制御部22はポイント使用処理手段の一例であって、第1会員遊技者が操作可能な情報端末(PC,携帯電話)からの要求に応じて、第1管理手段(ここでは第1メール会員情報DB)にて当該第1会員遊技者の第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と対応付けて管理されているポイント(第1ポイント数)を使用させるための処理(抽選への応募)を行うと共に、第2会員遊技者が操作可能な情報端末(PC,携帯電話)からの要求に応じて、第2管理手段(ここでは第2メール会員情報DB)にて当該第2会員遊技者の第2会員遊技者特定情報(第2会員ID)と対応付けて管理されているポイント(第2ポイント数)を使用させるための処理(抽選への応募)を行うものである。具体的には、図31のD62に示すように、第1会員遊技者又は第2会員遊技者が操作可能な情報端末のブラウザから、インターネット及びウェブサーバ30を介して抽選への応募を受け付けて、第1会員ID又は第2会員IDを抽選情報DBに記憶して、所定のポイント数を第1ポイント及び/又は第2ポイントから減算する処理を行う。
また制御部22は同一会員特定手段の一例であって、第1管理手段(第1メール会員情報DB)にて前記第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と対応付けて管理されている属性情報(氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレス)と、前記第2管理手段(第2メール会員情報DB)にて前記第2会員遊技者特定情報(第2会員ID)と対応付けて管理されている属性情報(氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレス)とに基づいて、該属性情報が一致する第1会員遊技者特定情報及び/又は第2会員遊技者特定情報を特定するものである。
具体的には、第1会員遊技者がメール会員としての登録(後述する図21に示す情報端末からの登録)を行う際に、情報端末から受け付けた第1会員ID及び暗証番号の照合がOKであれば、該受け付けた第1会員IDに対応付けて第1メール会員情報DBに記憶している属性情報(ここで用いられる属性情報は、例えば電子メールアドレスや住所等の個人を特定可能な属性情報)と同一の属性情報が、第1メール会員情報DB中及び第2メール会員情報DB中に記憶されているか否かの照合を実施して、記憶されているならば、該属性情報と対応付けて第1メール会員情報DB及び/又は第2メール会員情報に記憶されている第1会員ID及び/又は第2会員IDを特定する。そして該特定された第1会員ID及び/又は第2会員IDは、前記受け付けた第1会員IDと対応付けて、他の会員IDとして第1メール会員情報DBに記憶する。また、第2会員遊技者がメール会員としての登録(後述する図21に示す情報端末からの登録)を行う際には、情報端末から受け付けた他システム会員ID及び第2会員カードIDの照合がOKであれば、該受け付けた属性情報(ここで用いられる属性情報は、例えば電子メールアドレスや住所等の個人を特定可能な属性情報)と同一の属性情報が、第1メール会員情報DB及び第2メール会員情報DB中に記憶されているか否かの照合を実施して、記憶されているならば、該属性情報と対応付けて第1メール会員情報DB及び/又は第2メール会員情報DBに記憶されている第1会員ID及び/又は第2会員IDを特定する。そして、前記受け付けた第2会員IDに対応付けて、前記受け付けた属性情報を第2メール会員情報DBに記憶すると共に、前記特定した第1会員ID及び/又は第2会員IDを、前記受け付けた第2会員IDに対応付けて、他の会員IDとして記憶する。
なお属性情報が一致する第1会員ID及び/又は第2会員IDの特定は、属性情報の全データ(即ち氏名,住所,性別,生年月日,及び電子メールアドレス)が一致する第1会員ID及び/又は第2会員IDを特定するようにしても良く、また属性情報の一部データ(例えば住所や電子メールアドレス)が一致する第1会員ID及び/又は第2会員IDを特定するようにしても良く、いずれの特定方法によるかは任意に設定可能である。以上のようにして、複数の遊技場に重複して会員登録している会員遊技者が特定される。
ここでポイント使用処理手段である制御部22は、前記同一会員特定手段(制御部22)により特定された第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と対応付けて前記第1管理手段(ここでは第1メール会員情報DB)で管理されているポイント(第1ポイント数)及び/又は該同一会員特定手段により特定された第2会員遊技者特定情報と対応付けて前記第2管理手段(ここでは第2メール会員情報DB)で管理されているポイント(第2ポイント数)を合算したポイントを使用させるための処理を行うものである。
具体的には、図31のD62に示すように、第1会員遊技者の情報端末からポイントの確認・使用の要求があった場合に、該第1会員遊技者の第1会員IDに対応付けて第1メール会員情報DBに記憶されている第1ポイント数を特定する。そして、前記第1会員IDに対応付けて第1メール会員情報DBに記憶されている他の遊技場の会員IDと同一の会員IDを、第1メール会員情報DBの第1会員ID及び第2メール会員情報DBの第2会員IDの中から特定し、該特定した第1会員ID及び/又は第2会員IDに対応付けて記憶されている第1ポイント数及び/又は第2ポイント数を特定する。次いで、該特定した第1ポイント数及び/又は第2ポイント数と、上記特定した第1ポイント数を合算したポイント数を、現在のポイント数として情報端末に送信すると共に、該合算したポイント数を使用した抽選への応募を受け付けて、第1会員IDを抽選情報DBに記憶すると共に、使用されたポイントを現在のポイント数から減算する。この際に、第1ポイント数から優先して減算され、第1ポイント数が不足するようであれば、不足分が第2ポイント数から減算されるようになっている。
一方、第2会員遊技者の情報端末からポイントの確認・使用の要求があった場合に、該第2会員遊技者の第2会員IDに対応付けて第2メール会員情報DBに記憶されている第2ポイント数を特定する。そして、前記第2会員IDに対応付けて第2メール会員情報DBに記憶されている他の遊技場の会員IDと同一の会員IDを、第1メール会員情報DBの第1会員ID及び第2メール会員情報DBの第2会員IDの中から特定し、該特定した第1会員ID及び/又は第2会員IDに対応付けて記憶されている第1ポイント数及び/又は第2ポイント数を特定する。次いで、該特定した第1ポイント数及び/又は第2ポイント数と、上記特定した第2ポイント数を合算したポイント数を、現在のポイント数として情報端末に送信すると共に、該合算したポイント数を使用した抽選への応募を受け付けて、第2会員IDを抽選情報DBに記憶すると共に、使用されたポイントを現在のポイント数から減算する。この際に、第1ポイント数から優先して減算され、第1ポイント数が不足するようであれば、不足分が第2ポイント数から減算されるようになっている。
ここで、ポイントの減算を第1ポイント数から優先して行うか又は第2ポイントから優先して行うかをメール会員が選択できるようにしても良い。また、例えば、第1ポイント数から50ポイント減算,第2ポイント数から50ポイント減算,というような割り振りをメール会員が任意に行えるようにしても良い。
また制御部22は第1属性情報更新手段の一例であって、第1更新情報受付手段(ウェブサーバ用通信部21c)により受け付けた第1会員遊技者特定情報(第1会員ID)と対応付けて第1管理手段(第1メール会員情報DB)にて管理されている属性情報(氏名,住所,電子メールアドレス)を、前記第1更新情報に基づいて更新するものである。具体的には、ウェブサーバ用通信部21cが第1会員ID及び更新情報としての属性情報(氏名,住所,電子メールアドレス)を受信すると、該受信した第1会員IDに対応付けて第1メール会員情報DBに記憶されている属性情報(氏名,住所,電子メールアドレス)を、該受信した属性情報に更新する。また、統合管理装置側の第1会員情報DBにおいても、前記受信した第1会員IDと対応付けて管理されている属性情報を、受信した属性情報に更新する。
また制御部22は第2属性情報更新手段の一例であって、第2更新情報受付手段(ウェブサーバ用通信部21c)により受け付けた第2記録媒体識別情報(第2会員遊技者特定情報でもある第2会員カードID)と対応付けて第2管理手段(第2メール会員情報DB)にて管理されている属性情報(氏名,住所,電子メールアドレス)を、前記第2更新情報に基づいて更新するものである。具体的には、ウェブサーバ用通信部21cが第2会員カードID及び更新情報としての属性情報(氏名,住所,電子メールアドレス)を受信すると、該受信した第2会員カードIDに対応付けて第2メール会員情報DBに記憶されている属性情報(氏名,住所,電子メールアドレス)を、該受信した属性情報に更新する。
最後にウェブサーバ30について説明する。ウェブサーバ30はモバイルセンタに設置され、統合管理装置20が第1メール会員情報DB,第2メール会員情報DB,抽選情報DBを更新する毎に、これらのDB記憶内容を取得して、ハードディスク等の記憶装置に記憶している。またウェブサーバ30は、図12の会員履歴を記憶しているが、該会員履歴は当該ウェブサーバ30自体で更新可能であり、ここではイベント情報を提供するウェブサイトへのアクセスを検出して、対応するアクセスフラグを1とする。その結果は、統合管理装置20に送信されて、統合管理装置20の対応するアクセスフラグが1となる。また、統合管理装置20において、イベントメール送信フラグや来店フラグが1となると、その結果がウェブサーバ30に送信され、ウェブサーバ30側の対応するイベントメール送信フラグや来店フラグも1となる。このウェブサーバ30は、所定の記憶領域にウェブに公開するデータ(例えばhtml形式のデータ)を記憶しておくことで、情報端末のブラウザソフトによって該データを閲覧可能としている。このウェブサーバ30は、インターネットに接続するためのインターフェイスを備えていると共に、カード会社の統合管理装置20と通信を行うためのインターフェイス(例えば専用線に接続するための機器等)も備えている。
このウェブサーバ30は、前述したように、ウェブに公開しているアンケート(図25のD21)に対しての返信が行われると、その返信データ(ここでは電子メールアドレスと各選択肢に対応するチェックボックスがチェックされたか否かを示すデータ)を一時的に(例えば1日分)記憶して、統合管理装置20に転送する。
次に、図13〜図32を参照して、本発明の統合管理システム1の作用について説明する。以下においては、ステップSを単に「S」と略記する。
図13〜図15は、統合管理システム1における第1遊技場に関する作用の一例を表す図である。まず、図13を用いて第1カードユニット110への入金に際しての処理について説明する。第1遊技場の営業中に、第1会員カードユニット110への貨幣の入金が行われると、該入金された貨幣が紙幣識別機113又は硬貨識別機114によって受け付けられて、貨幣の識別が行われる(S100)。その結果、正規の貨幣であると識別されると、次いで第1会員カード4を受け付けているか否かの判定が実施される(S101)。該S101で第1会員カード4を受付中である(Y)と判定されると、次いで該受け付けている第1会員カード4にカード残額が残存しているか否かの判定が実施される(S110)。該S110でカード残額が残存している(Y)と判定されると、受け付けられた貨幣が返却される(S00)。一方、S110でカード残額が残存していない(N)と判定されると、S111〜S115の入金処理が実施される。
まず、前記識別された貨幣の金額である入金金額を受付中の第1会員カード4にカード残額として記録して(S111)、該入金金額と、該第1会員カード4から読み取られる第1会員カードIDとを、当該第1カードユニット110の装置IDと共に第1システム管理装置120に対して送信する(S112)。該S112で送信された情報を受信した第1システム管理装置120においては、受信した入金金額をカード残額として、受信した第1会員カードIDと対応付けて第1会員カードDBに記憶する(S113)。次いで、前記装置IDの送信元である第1カードユニット110に対してカード残額の記憶がなされた旨を示す入金処理終了通知を送信する(S114)。該入金処理終了通知を受信した第1カードユニット110では、第1会員カード4のカード残額に相当する度数を残度数として残度数表示器14に表示して、玉貸ボタン15の操作により会員カード玉貸処理を行う状態(以下「会員カード玉貸可能状態」と呼ぶ)となる(S115)。
ここで、S101に戻り、該S101で第1会員カード4を受付中でない(N)と判定されると、入金金額が入金残額としてユニット制御部112のRAMに記憶されると共に、該入金残額が所定額(ここでは1000円とする)以下であるか否かの判定が実施される(S120)。該S120の判定で、所定額以下であると判定されたときには(Y)、入金残額分のビジタ玉貸処理が実施される(S121)。一方、S120の判定で所定額以下でない(1000円より大きい金額)と判定されると(N)、入金された貨幣が返却される(S00)。
次に、図14を用いて第1会員カード4の挿入時の処理,玉貸ボタン操作時の処理、及び会員カード玉貸処理について説明する。第1遊技場の営業中に、第1会員カードユニット110に第1会員カード4が挿入されると(S130)、会員カードR/W115により該受け付けた第1会員カード4から記録情報である第1会員ID,第1会員カードID,及びカード残額を読み取って(S131)、該読み取った第1会員カードID及びカード残額を含む使用許諾要求を当該第1カードユニット110の装置IDと共に第1システム管理装置120に対して送信する(S132)。使用許諾要求を受信した第1システム管理装置120では、該受信したカード残額が、該受信した第1会員カードIDに対応付けて第1会員カードDBに記憶しているカード残額以下であるか否か(受信したカード残額≦受信した第1会員カードIDに対応付けて第1会員カードDBに記憶しているカード残額?)の照合を実施する(S133)。
このS133の照合が照合OK(即ち、受信したカード残額≦受信した第1会員カードIDに対応付けて第1会員カードDBに記憶しているカード残額)である場合には、該照合OKの旨を示す会員カード使用許諾情報を前記S132で送信されてきた装置IDの第1カードユニット110に対して送信する(S134)。なお、第1カードユニット110と第1システム管理装置120との間の通信状態がオフラインであるときに、第1カードユニット110にてカード残額が使用されると、受信したカード残額<受信した第1会員カードIDに対応付けて第1会員カードDBに記憶しているカード残額となるが、この場合には、受信した第1会員カードIDに対応付けて第1会員カードDBに記憶しているカード残額を、受信したカード残額に更新しておく。会員カード使用許諾情報を受信した第1カードユニット110では、受け付けた第1会員カード4のカード残額が残存しているか否かの判定を実施する(S136)。このS136の判定で残額有りと判定された場合には(Y)、第1会員カード4のカード残額に相当する度数を残度数として残度数表示器14に表示して、会員カード玉貸可能状態となる(S137)、一方、S136の判定で残額無しと判定された場合には(N)、該第1会員カード4のカード残額に相当する度数(0度数)を残度数として残度数表示器14に表示して、会員カード玉貸可能状態とはならない(S138)。
ここで、S133に戻り、該S133で照合NG(即ち、受信したカード残額>受信した第1会員カードIDに対応付けて第1会員カードDBに記憶しているカード残額)である場合には、該照合NGの旨を示す会員カード使用不可情報を前記S132で送信されてきた装置IDの第1カードユニット110に対して送信する(S135)。会員カード使用不可情報を受信した第1カードユニット110では、受け付けた第1会員カード4を返却する。
次に、玉貸ボタン15が操作される場合の処理について説明する。玉貸ボタン15が操作されると(S140)、該操作を検出したユニット制御部112によって、会員カード玉貸可能状態であるか否かの判定が実施される(S141)。S141の判定で、会員カード玉貸可能状態でないと判定された場合には(N)、処理を終了する。一方、S141の判定で、会員カード玉貸可能状態であると判定された場合には(Y)、S150〜に示す会員カード玉貸処理を行う。
まず、玉貸設定金額(又はカード残額)分の玉貸処理がユニット制御部112により実施され(S150)、受け付けている第1会員カード4のカード残額から該玉貸処理に使用した使用金額を減算すると共に、残度数の表示も更新する(S151)。次いで、受け付けている第1会員カード4の第1会員カードID,及び前記使用金額を、装置IDと共に第1システム管理装置120に対して送信する(S152)。第1システム管理装置120では、受信した第1会員カードIDと対応付けて第1会員カードDBに記憶しているカード残額から、受信した使用金額を減算更新する(S153)と共に、受信した第1会員カードIDと対応付けて第1会員カードDBに記憶している本日使用金額に、受信した使用金額を加算更新する(S154)。次いで、カード残額の減算が完了した旨を示す減算完了通知をS152で送信されてきた装置IDの第1カードユニット110に対して送信する(S155)。S155の減算完了通知を受信した第1カードユニット110では、第1会員カード4のカード残額が0であるか否かの判定が実施され(S156)、カード残額が0でないと判定されると(N)、会員カード玉貸可能状態が継続する(S157)。S156の判定でカード残額が0と判定されると(Y)、会員カード玉貸可能状態が解除される(S158)。
次に、図15を用いてカード返却ボタン16が操作される場合の第1カードユニット110の処理について説明する。カード返却ボタン16が操作されると(S160)、第1会員カード4を受け付けているか否かの判定がカードR/W制御部116により実施され(S161)、受付中でないと判定されると(N)、処理を終了する。一方、S161の判定において受付中と判定されると(Y)、会員カード玉貸可能状態が解除されると共に、残度数の表示が停止する(S162)。そして、第1会員カード4が返却される(S163)。
図16〜図18は、統合管理システム1における第2遊技場に関する作用の一例を表す図である。まず、図16を用いて第2カードユニット210への入金に際しての処理について説明する。第2遊技場の営業中に、第2会員カードユニット210への貨幣の入金が行われると、該入金された貨幣が紙幣識別機213又は硬貨識別機214によって受け付けられて、貨幣の識別が行われる(S200)。その結果、正規の貨幣であると識別されると、次いで第2会員カード5を受け付けているか否かの判定が実施される(S201)。該S201で第2会員カード5を受付中である(Y)と判定されると、次いで該受け付けている第2会員カード5にカード残額が残存しているか否かの判定が実施される(S210)。該S210でカード残額が残存している(Y)と判定されると、受け付けられた貨幣が返却される(S00)。一方、S210でカード残額が残存していない(N)と判定されると、S211〜S215の入金処理が実施される。
まず、前記識別された貨幣の金額である入金金額を受付中の第2会員カード5にカード残額として記録して(S211)、該入金金額と、該第2会員カード5から読み取られる第2会員カードIDとを、当該第2カードユニット210の装置IDと共に第2システム管理装置220に対して送信する(S212)。該S212で送信された情報を受信した第2システム管理装置220においては、受信した入金金額をカード残額として、受信した第2会員カードIDと対応付けて第2会員カードDBに記憶する(S213)。次いで、前記装置IDの送信元である第2カードユニット210に対してカード残額の記憶がなされた旨を示す入金処理終了通知を送信する(S214)。該入金処理終了通知を受信した第2カードユニット210では、第2会員カード5のカード残額に相当する度数を残度数として残度数表示器14に表示して、玉貸ボタン15の操作により会員カード玉貸処理を行う状態(以下「会員カード玉貸可能状態」と呼ぶ)となる(S215)。
ここで、S201に戻り、該S201で第2会員カード5を受付中でない(N)と判定されると、入金金額が入金残額としてユニット制御部212のRAMに記憶されると共に、該入金残額が所定額(ここでは1000円とする)以下であるか否かの判定が実施される(S220)。該S220の判定で、所定額以下であると判定されたときには(Y)、入金残額分のビジタ玉貸処理が実施される(S221)。一方、S220の判定で所定額以下でない(1000円より大きい金額)と判定されると(N)、入金された貨幣が返却される(S00)。
次に、図17を用いて第2会員カード5の挿入時の処理,玉貸ボタン操作時の処理、及び会員カード玉貸処理について説明する。第2遊技場の営業中に、第2会員カードユニット210に第2会員カード5が挿入されると(S230)、会員カードR/W215により該受け付けた第2会員カード5から記録情報である他システム会員ID,第2会員カードID,及びカード残額を読み取って(S231)、該読み取った第2会員カードID及びカード残額を含む使用許諾要求を当該第2カードユニット210の装置IDと共に第2システム管理装置220に対して送信する(S232)。使用許諾要求を受信した第2システム管理装置220では、該受信したカード残額が、該受信した第2会員カードIDに対応付けて第2会員カードDBに記憶しているカード残額以下であるか否か(受信したカード残額≦受信した第2会員カードIDに対応付けて第2会員カードDBに記憶しているカード残額?)の照合を実施する(S233)。
このS233の照合が照合OK(即ち、受信したカード残額≦受信した第2会員カードIDに対応付けて第2会員カードDBに記憶しているカード残額)である場合には、該照合OKの旨を示す会員カード使用許諾情報を前記S232で送信されてきた装置IDの第2カードユニット210に対して送信する(S234)。なお、第2カードユニット210と第2システム管理装置220との間の通信状態がオフラインであるときに、第2カードユニット210にてカード残額が使用されると、受信したカード残額<受信した第2会員カードIDに対応付けて第2会員カードDBに記憶しているカード残額となるが、この場合には、受信した第2会員カードIDに対応付けて第2会員カードDBに記憶しているカード残額を、受信したカード残額に更新しておく。会員カード使用許諾情報を受信した第2カードユニット210では、受け付けた第2会員カード5のカード残額が残存しているか否かの判定を実施する(S236)。このS236の判定で残額有りと判定された場合には(Y)、第2会員カード5のカード残額に相当する度数を残度数として残度数表示器14に表示して、会員カード玉貸可能状態となる(S237)、一方、S236の判定で残額無しと判定された場合には(N)、該第2会員カード5のカード残額に相当する度数(0度数)を残度数として残度数表示器14に表示して、会員カード玉貸可能状態とはならない(S238)。
ここで、S233に戻り、該S233で照合NG(即ち、受信したカード残額>受信した第2会員カードIDに対応付けて第2会員カードDBに記憶しているカード残額)である場合には、該照合NGの旨を示す会員カード使用不可情報を前記S232で送信されてきた装置IDの第2カードユニット210に対して送信する(S235)。会員カード使用不可情報を受信した第2カードユニット210では、受け付けた第2会員カード5を返却する。
次に、玉貸ボタン15が操作される場合の処理について説明する。玉貸ボタン15が操作されると(S240)、該操作を検出したユニット制御部212によって、会員カード玉貸可能状態であるか否かの判定が実施される(S241)。S241の判定で、会員カード玉貸可能状態でないと判定された場合には(N)、処理を終了する。一方、S241の判定で、会員カード玉貸可能状態であると判定された場合には(Y)、S250〜に示す会員カード玉貸処理を行う。
まず、玉貸設定金額(又はカード残額)分の玉貸処理がユニット制御部212により実施され(S250)、受け付けている第2会員カード5のカード残額から該玉貸処理に使用した使用金額を減算すると共に、残度数の表示も更新する(S251)。次いで、受け付けている第2会員カード5の第2会員カードID,及び前記使用金額を、装置IDと共に第2システム管理装置220に対して送信する(S252)。第2システム管理装置220では、受信した第2会員カードIDと対応付けて第2会員カードDBに記憶しているカード残額から、受信した使用金額を減算更新する(S253)と共に、受信した第2会員カードIDと対応付けて第2会員カードDBに記憶している本日使用金額に、受信した使用金額を加算更新する(S254)。次いで、カード残額の減算が完了した旨を示す減算完了通知をS252で送信されてきた装置IDの第2カードユニット210に対して送信する(S255)。S255の減算完了通知を受信した第2カードユニット210では、第2会員カード5のカード残額が0であるか否かの判定が実施され(S256)、カード残額が0でないと判定されると(N)、会員カード玉貸可能状態が継続する(S257)。S256の判定でカード残額が0と判定されると(Y)、会員カード玉貸可能状態が解除される(S258)。
次に、図18を用いてカード返却ボタン16が操作される場合の第2カードユニット210の処理について説明する。カード返却ボタン16が操作されると(S260)、第2会員カード5を受け付けているか否かの判定がカードR/W制御部216により実施され(S261)、受付中でないと判定されると(N)、処理を終了する。一方、S261の判定において受付中と判定されると(Y)、会員カード玉貸可能状態が解除されると共に、残度数の表示が停止する(S262)。そして、第2会員カード5が返却される(S263)。
次に、図19を用いて、第1遊技場の営業終了後における第1システム管理装置120,第1情報転送装置140,及び統合管理装置20の作用について説明する。第1遊技場の営業終了時刻(SA00)を経過すると、第1システム管理装置120が、第1会員カードDBの記憶内容(図7(a1))を第1情報転送装置140に対して送信し(SA01)、これを各第1遊技場から受信した第1情報転送装置140においては、第1会員カードDBの記憶内容(図7(a2))を更新し(SA02)、該更新後の第1会員カードDBの記憶内容を統合管理装置20に送信して(SA03)、これを受信した統合管理装置20が、受信した情報(第1会員ID,第1会員カードID,カード残額,本日使用金額)に基づいてSA04〜SA06の処理を実施する。まずSA04では、第1使用金額DBにおいて、受信した第1会員IDと対応付けて、受信した本日使用金額を営業日別使用金額として、当該営業日に対応する記憶領域(当日の日付に対応する記憶領域)に記憶する。これにより各第1会員遊技者の使用金額を日単位で管理することができる。次いで、SA05では、第1メール会員情報DBにおいて、受信した第1会員IDと対応付けて管理されている累計使用金額に、受信した本日使用金額を加算して更新する。これに基づき、SA06では、該本日使用金額(第1使用金額DBに記憶した当日の営業日別使用金額)に応じた第1ポイントを前記第1会員IDと対応付けて管理されている第1ポイント数に加算更新する。これにより各第1会員遊技者の累計使用金額が更新され、第1ポイント数も更新される。なお、ポイントが2倍付与されるポイント2倍キャンペーン期間中である場合には、通常付与される割合の2倍の割合で(例えば1000円で2ポイントの割合で)第1ポイントが付与されるようになっている。
次いで、統合管理装置20では、SA07〜SA14の集計処理が実施される。まず、SA07では、図11(a)の来店人数DBの記憶内容が更新される。この更新は、SA03で送信された第1会員カードDBの記憶内容(図7(a2))のうち、第1会員ID(又は第1会員カードID)及び本日使用金額に基づいて、該本日使用金額が零でない第1会員IDの数を該第1会員IDから特定される各遊技場別にカウントし、該各遊技場別にカウントした第1会員IDの数を、来店人数DBにおいて営業日別来店人数として記憶する。次いで、SA08では、現在開催中のイベントをイベント情報DBの記憶内容から特定する。そして、SA08で特定したイベントについて、SA09以降の処理を実施する(L1S)。まず、特定したイベントの対象となる第1会員遊技者の第1会員IDを前記第1会員カードDBの記憶内容から全て抽出する。このSA09での抽出にあたっては、第1会員IDから特定される遊技場が、当該イベントが開催されている遊技場であり(イベント情報DBの開催遊技場を参照)、かつ第1会員IDと対応付けて第1メール会員情報DB(又は第1会員情報DB)に記憶されている属性情報が、当該イベントの対象者属性と合致することに基づいて行われる。なお、イベント情報DBにおいて、対象者属性が指定されていない(例えばイベントIDが4076のポイント2倍キャンペーン)場合には、開催遊技場の第1会員遊技者全員が対象となる。
次いで、SA10では、SA09で抽出された第1会員IDの中から、対応する本日使用金額が0ではないもの(即ち会員カード玉貸処理を行った第1会員遊技者の第1会員ID)をさらに特定し、該特定した第1会員IDを、当該イベントが開催されている第1遊技場に来店した第1会員遊技者の第1会員IDとして認識する。そして、該認識した第1会員IDの数をカウントし、該カウントした値を、当該イベントのイベントIDに対応付けてイベント情報DBで記憶されている延べ来店人数に加算更新する(SA11)。次いで、SA10で特定した各第1会員IDについて、SA12以降の処理を実施する(L2S)。
まずSA12では、当該第1会員IDに対応付けて会員履歴で記憶されている来店フラグが0であるか否かの判定を実施する。この判定で来店フラグが0と判定された場合には(Y)、該会員履歴の来店フラグを1として(SA13)、次の第1会員IDについて、SA12以降の処理を実施する(L2E)。一方、SA12の判定で、来店フラグが1と判定された場合には(N)、SA13の処理を行わずに、次の第1会員IDについて、SA12以降の処理を実施する(L2E)。SA10で特定した全第1会員IDについて、SA12以降の処理が実施されるとL2S〜L2Eの繰り返し処理を終了して、次のイベントに対して、SA09以降の処理を実施する(L1E)。SA08で特定した全てのイベントについて、SA09以降の処理が実施されると、L1S〜L1Eの繰り返し処理を終了して、イベント情報DBの更新処理を実施する(SA14)。
このイベント情報DBの更新処理はSA14a〜SA14fの6つのステップからなる。まず、SA14aでは、イベント情報DBで管理されている各イベントIDについて、会員履歴を参照して、当該イベントIDに対応付けられているイベントメール送信フラグが1である数をカウントして、その結果をメール送信遊技者数として当該イベントIDと対応付けてイベント情報DBに記憶する。次いで、SA14bでは、イベント情報DBで管理されている各イベントIDについて、会員履歴を参照して、当該イベントIDに対応付けられているアクセスフラグが1である数をカウントして、その結果をアクセス遊技者数として当該イベントIDと対応付けてイベント情報DBに記憶する。次いで、SA14cでは、イベント情報DBで管理されている各イベントIDについて、会員履歴を参照して、当該イベントIDに対応付けられている来店フラグが1である数をカウントして、その結果を実来店人数として当該イベントIDと対応付けてイベント情報DBに記憶する。
次に、SA14dでは、イベント情報DBで管理されている各イベントIDについて、会員履歴を参照して、当該イベントIDに対応付けられているイベントメール送信フラグが1であり、かつ来店フラグが1である数をカウントして、その結果をメール送信遊技者来店人数として当該イベントIDと対応付けてイベント情報DBに記憶する。次に、SA14eでは、イベント情報DBで管理されている各イベントIDについて、会員履歴を参照して、当該イベントIDに対応付けられているアクセスフラグが1であり、かつ来店フラグが1である数をカウントして、その結果をアクセス遊技者来店人数として当該イベントIDと対応付けてイベント情報DBに記憶する。そして、SA14fでは、イベント情報DBで管理されている各イベントIDについて、メール会員遊技者来店比率,アクセス遊技者来店比率を演算して記憶した後に、処理を終了する。
次に、図20を用いて、第2遊技場の営業終了後における第2システム管理装置220,第2情報転送装置240,及び統合管理装置20の作用について説明する。第2遊技場の営業終了時刻(SB00)を経過すると、第2システム管理装置220が、第2会員カードDBの記憶内容(図8(a1))を、第2情報転送装置240に対して送信し(SB01)、これを各第2遊技場から受信した第2情報転送装置240においては、第2会員カードDBの記憶内容(図8(a2))を更新し(SB02)、該更新後の第2会員カードDBの記憶内容を統合管理装置20に送信して(SB03)、これを受信した統合管理装置20が、受信した情報(第2会員カードID,カード残額,本日使用金額)に基づいてSB04〜SB06の処理を実施する。まずSB04では、第2使用金額DBにおいて、受信した第2会員カードIDと対応付けて、受信した本日使用金額を営業日別使用金額として、当該営業日に対応する記憶領域(当日の日付に対応する記憶領域)に記憶する。これにより各第2会員遊技者の使用金額を日単位で管理することができる。次いで、SB05では、第2メール会員情報DBにおいて、受信した第2会員カードID(第2メール会員情報DBにおける第2会員IDに相当)と対応付けて管理されている累計使用金額に、受信した本日使用金額を加算して更新する。これに基づき、SB06では、該本日使用金額(第2使用金額DBに記憶した当日の営業日別使用金額)に応じた第2ポイントを前記第2会員IDと対応付けて管理されている第2ポイント数に加算更新する。これにより各第2会員遊技者の累計使用金額が更新され、第2ポイント数も更新される。なお、ポイントが2倍付与されるポイント2倍キャンペーン期間中である場合には、通常付与される割合の2倍の割合で(例えば1000円で2ポイントの割合で)第2ポイントが付与されるようになっている。
このように、管理情報処理手段である制御部22が、第1会員遊技者の使用金額分に対してポイントを付与すると共に、第2会員遊技者の使用金額に対してもポイントを付与するようにしているので、第1会員遊技者及び第2会員遊技者に対して公平にポイントを付与することができる。また、ポイントの付与及び使用という付加価値によって、第2会員遊技者に対してメール会員への登録を促すことができる。
次いで、統合管理装置20では、SB07〜SB14の集計処理が実施される。まず、SB07では、図11(a)の来店人数DBの記憶内容が更新される。この更新は、SB03で送信された第2会員カードDBの記憶内容(図8(a2))のうち、第2会員カードID及び本日使用金額に基づいて、該本日使用金額が零でない第2会員カードIDの数を該第2会員カードIDから特定される各遊技場別にカウントし、該各遊技場別にカウントした第2会員カードIDの数を、来店人数DBにおいて営業日別来店人数として記憶する。次いで、SB08では、現在開催中のイベントをイベント情報DBの記憶内容から特定する。そして、SB08で特定したイベントについて、SB09以降の処理を実施する(L3S)。まず、特定したイベントの対象となる第2会員遊技者の第2会員ID(第2会員カードDBにおける第2会員カードIDに相当)を前記第2会員カードDBの記憶内容から全て抽出する。このSB09での抽出にあたっては、第2会員IDから特定される遊技場が、当該イベントが開催されている遊技場であり(イベント情報DBの開催遊技場を参照)、かつ第2会員IDと対応付けて第2メール会員情報DBに記憶されている属性情報が、当該イベントの対象者属性と合致することに基づいて行われる。なお、イベント情報DBにおいて、対象者属性が指定されていない(例えばイベントIDが4076のポイント2倍キャンペーン)場合には、開催遊技場の第2会員遊技者全員が対象となる。ここで、メール会員としての登録をしていない第2会員遊技者については、第2会員ID及び属性情報が第2メール会員情報DBでは管理されておらず、この場合、SB09において、当該第2会員IDの抽出を行わないものとする。但し、上記のように当該イベントの対象者属性が指定されていない場合には、前記第2メール会員情報DBで管理されていない第2会員IDであっても抽出するようにしても良い。
次いで、SB10では、SB09で抽出された第2会員IDの中から、対応する本日使用金額が0ではないもの(即ち会員カード玉貸処理を行った第2会員遊技者の第2会員ID)をさらに特定し、該特定した第2会員IDを、当該イベントが開催されている第2遊技場に来店した第2会員遊技者の第2会員IDとして認識する。そして、該認識した第2会員IDの数をカウントし、該カウントした値を、当該イベントのイベントIDに対応付けてイベント情報DBで記憶されている延べ来店人数に加算更新する(SB11)。次いで、SB10で特定した各第2会員IDについて、SB12以降の処理を実施する(L4S)。
まずSB12では、当該第2会員IDに対応付けて会員履歴で記憶されている来店フラグが0であるか否かの判定を実施する。この判定で来店フラグが0と判定された場合には(Y)、該会員履歴の来店フラグを1として(SB13)、次の第2会員IDについて、SB12以降の処理を実施する(L4E)。一方、SB12の判定で、来店フラグが1と判定された場合には(N)、SB13の処理を行わずに、次の第2会員IDについて、SB12以降の処理を実施する(L4E)。SB10で特定した全第2会員IDについて、SB12以降の処理が実施されるとL4S〜L4Eの繰り返し処理を終了して、次のイベントに対して、SB09以降の処理を実施する(L3E)。SB08で特定した全てのイベントについて、SB09以降の処理が実施されると、L3S〜L3Eの繰り返し処理を終了して、イベント情報DBの更新処理を実施する(SB14)。
このイベント情報DBの更新処理はSB14a〜SB14fの6つのステップからなる。まず、SB14aでは、イベント情報DBで管理されている各イベントIDについて、会員履歴を参照して、当該イベントIDに対応付けられているイベントメール送信フラグが1である数をカウントして、その結果をメール送信遊技者数として当該イベントIDと対応付けてイベント情報DBに記憶する。次いで、SB14bでは、イベント情報DBで管理されている各イベントIDについて、会員履歴を参照して、当該イベントIDに対応付けられているアクセスフラグが1である数をカウントして、その結果をアクセス遊技者数として当該イベントIDと対応付けてイベント情報DBに記憶する。次いで、SB14cでは、イベント情報DBで管理されている各イベントIDについて、会員履歴を参照して、当該イベントIDに対応付けられている来店フラグが1である数をカウントして、その結果を実来店人数として当該イベントIDと対応付けてイベント情報DBに記憶する。
次に、SB14dでは、イベント情報DBで管理されている各イベントIDについて、会員履歴を参照して、当該イベントIDに対応付けられているイベントメール送信フラグが1であり、かつ来店フラグが1である数をカウントして、その結果をメール送信遊技者来店人数として当該イベントIDと対応付けてイベント情報DBに記憶する。次に、SB14eでは、イベント情報DBで管理されている各イベントIDについて、会員履歴を参照して、当該イベントIDに対応付けられているアクセスフラグが1であり、かつ来店フラグが1である数をカウントして、その結果をアクセス遊技者来店人数として当該イベントIDと対応付けてイベント情報DBに記憶する。そして、SB14fでは、イベント情報DBで管理されている各イベントIDについて、メール会員遊技者来店比率,アクセス遊技者来店比率を演算して記憶した後に、処理を終了する。
次に、図21を用いて、第1会員遊技者及び第2会員遊技者が情報端末から行うメール会員登録について説明する。このメール会員登録によって、統合管理装置の第1メール会員情報DB又は第2メール会員情報DBに属性情報が登録され、第1ポイント又は第2ポイントが付与されるようになる。
第1会員遊技者又は第2会員遊技者は、各第1遊技場や第2遊技場等でメール会員の登録に関する告知ポスターを見て(D01)、指定された電子メールアドレス宛に情報端末のメールソフトから電子メール(タイトルや内容等は不要の空メール)を送信すると(D02)、該電子メールがインターネットを介して統合管理装置20に送信され、これを受信した統合管理装置20からはメール会員としての登録を行うURLを含む電子メールを送信元の電子メールアドレスに返信する。D03に示すように、該URLを含む電子メールを受信した第1会員遊技者又は第2会員遊技者が、該URLを選択又は入力してインターネットブラウザからアクセスすると、D04に示すように、「第1システム会員様用登録画面」と示されたボタン,及び「第2システム会員様用登録画面」と示されたボタンが選択可能に表示され、ここで第1会員遊技者用の登録画面又は第2会員遊技者用の登録画面を選択可能である。D04の画面で「第1システム会員様用登録画面」と示されたボタンを選択すると、D05に示すように、第1会員遊技者用の登録画面が表示され、D04の画面で「第2システム会員様用登録画面」と示されたボタンを選択すると、D06に示すように、第2会員遊技者用の登録画面が表示される。
D05に示す第1会員遊技者用の登録画面においては、第1会員IDと暗証番号の入力欄が設けられている。対応する入力欄に、第1会員カード4に表示されている第1会員IDと、第1会員遊技者としての登録を行った際の暗証番号とを入力して、「登録」ボタンを選択すると、該入力された第1会員ID及び暗証番号がウェブサーバ30を介して統合管理装置20に送信される。そして、該統合管理装置20において、受け付けた第1会員ID及び暗証番号が、第1会員情報DBの第1会員ID及び暗証番号と一致するか否かの照合が実施される(SC01)。この照合が一致する(照合OKである)場合には、第1会員情報DBにおいて、該第1会員IDに対応付けて記憶されている情報を特定し(SC02)、該特定した情報を該第1会員IDに対応付けて第1メール会員情報DBに記憶する。
また、この第1メール会員情報DBへの登録に際し、第1使用金額DBを参照して、前記受け付けた第1会員IDと対応付けて記憶されている営業日別使用金額からこれまでの累計使用金額を算出し、これを該第1会員IDと対応付けて記憶する。このとき累計使用金額に応じたポイントを第1ポイントとして記憶しても良く、登録時の第1ポイントを0としても良い。そして、前述したように、前記受け付けた第1会員IDに対応付けて第1メール会員情報DBに記憶している属性情報(ここで用いられる属性情報は、例えば電子メールアドレスや住所等の個人を特定可能な属性情報)と同一の属性情報が、第1メール会員情報DB中及び第2メール会員情報DB中に記憶されているか否かの照合を実施して、記憶されているならば、該属性情報と対応付けて第1メール会員情報DB及び/又は第2メール会員情報に記憶されている第1会員ID又は第2会員IDを特定する。そして該特定された第1会員ID及び/又は第2会員IDは、前記受け付けた第1会員IDと対応付けて、他の遊技場の会員IDとして第1メール会員情報DBに記憶する。このようにして第1メール会員情報DBへの登録処理が行われ、登録を完了した第1会員遊技者には、登録完了を通知する電子メールが送信される(SC03)。
一方、D06に示す第2会員遊技者用の登録画面においては、他システム会員ID,第2会員カードID,暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレスの各入力欄が設けられている。対応する入力欄に、第2会員カード5に表示されている他システム会員ID及び第2会員カードIDと、登録する情報としての暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレスを各々入力し、「登録」ボタンを選択すると、これら入力された情報がウェブサーバ30を介して統合管理装置20に送信される。そして、該統合管理装置20において、受け付けた他システム会員ID及び第2会員カードIDが、エンコード情報DBの他システム会員ID及び第2会員カードIDと一致するか否かの照合が実施される(SD01)。この照合が一致する(照合OKである)場合には、該第2会員カードIDを第2会員IDとして第2メール会員情報DBに記憶すると共に、該第2会員IDに対応付けて前記受け付けた属性情報(暗証番号,氏名,住所,性別,生年月日,電子メールアドレス)を記憶する。なお、SD01の照合は、入力ミスによる誤った情報の登録を防止するための照合であり、該照合が一致しない場合には、第2メール会員情報DBへの登録が行われないこととなる。
また、この第2メール会員情報DBへの登録に際し、第2使用金額DBを参照して、第2会員IDと対応付けて記憶されている営業日別使用金額からこれまでの累計使用金額を算出し、これを該第2会員IDと対応付けて記憶する。このとき累計使用金額に応じたポイントを第2ポイントとして記憶しても良く、登録時の第2ポイントを0としても良い。そして、前述したように、前記受け付けた第2会員カードIDに相当する第2会員IDに対応付けて第2メール会員情報DBに記憶している属性情報(ここで用いられる属性情報は、例えば電子メールアドレスや住所等の個人を特定可能な属性情報)と同一の属性情報が、第1メール会員情報DB中及び第2メール会員情報DB中に記憶されているか否かの照合を実施して、記憶されているならば、該属性情報と対応付けて第1メール会員情報DB及び/又は第2メール会員情報に記憶されている第1会員ID又は第2会員IDを特定する。そして該特定された第1会員ID及び/又は第2会員IDは、前記受け付けた第2会員カードIDに相当する第2会員IDと対応付けて、他の遊技場の会員IDとして第2メール会員情報DBに記憶する。このようにして第2メール会員情報DBへの登録処理が行われ、登録を完了した第2会員遊技者には、登録完了を通知する電子メールが送信される(SD02)。
このように、第2会員遊技者が操作可能な情報端末から、第2会員カードID及び他システム会員IDと、属性情報とを受け付けることで、該第2会員カードIDを当該第2会員遊技者を個々に特定するための第2会員IDとして、該第2会員IDと対応付けて当該第2会員遊技者の属性情報と使用金額(累計使用金額,営業日別使用金額)を管理することができると共に、カード会社とは別の他社により運営される第2システムの会員として第2遊技場において会員登録した第2会員遊技者の属性情報及び/又は使用金額に基づく処理を行うことができる。
次に図22〜図26を用いて統合管理装置20におけるウェブコンテンツの作成,及びアンケートメールの送信について説明する。図22のD10に示すように、統合管理装置20のディスプレイ25には、統合管理装置メニュー画面が表示され、この画面では「ウェブコンテンツ作成」ボタンと、「アンケートメール送信」ボタンと、「イベントデータ」ボタンと、「イベントメール送信ボタン」が表示される。ここで、「ウェブコンテンツ作成」ボタンを選択すると、D11に示すように、ウェブコンテンツ作成ソフトが起動して、html形式でウェブに公開するアンケートを作成するための編集画面によって、アンケート内容を作成することができる。ここで、アンケートを作成して、「公開」ボタンを選択すると、該作成されたアンケートのデータをウェブサーバ30に送信し(SF01)、ウェブサーバ30において、受信したアンケートのデータを所定の領域に記憶することで、作成されたアンケートがウェブに公開され、情報端末のブラウザで閲覧可能となる。ここで、公開されるアンケートのURLは、統合管理装置20に対して返信される(SF02)。
一方、図22のD10で、「アンケートメール送信」ボタンを選択すると、D12に示すように、メールソフトが起動して、アンケートメール送信画面が表示される。この画面では、送信する電子メールのタイトルと、送信情報の入力欄が設けられる他、送信対象となるメール会員の属性を指定するためのチェックボックスが設けられており、性別,生年月日を属性として、10代男性,10代女性,20代男性,20代女性,30代男性,30代女性,40代男性,40代女性,50代男性,50代女性,60代男性,60代女性,70代以上男性,70代以上女性の14のグループに分類されていて、前記アンケートのURLの送信対象(即ちアンケートの対象)とするグループを選択可能である。
この画面で、タイトルを入力し(ここでは「懸賞アンケート」)、チェックボックスをチェックすることにより送信対象グループを選択し(ここでは「30代男性」)、送信内容を入力して(ここでは上記アンケートのURL及び回答者に抽選でデジタルカメラが当たる旨)、「送信」ボタンを選択すると、該選択されたグループの属性(ここでは30代男性)に合致するメール会員を第1メール会員情報DB及び第2メール会員情報DBで管理されている性別及び生年月日から特定し、該特定したメール会員の会員ID(第1会員ID,第2会員ID),他の会員ID,及び電子メールアドレスを第1メール会員情報DB及び第2メール会員情報DBから全て抽出する(SE01)。次いで、「他の会員ID」として抽出したものと同一のIDを、「会員ID」として抽出した中から特定し、該特定した会員IDに対応する情報(該会員IDと共に抽出された他会員ID及び電子メールアドレス)を順次削除する(SE02)。そして残った電子メールアドレス宛に、上記入力されたタイトル,送信情報の電子メールを一通のみ送信する(SE03)。
このように、属性情報が一致する第1会員ID及び/又は第2会員IDを特定して、他の会員IDとして記憶しておき、複数の遊技場の第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の電子メールアドレス宛に、アンケートメールを送信する際に、他の会員IDと対応付けられている情報を順次削除することにより、前記特定された第1会員ID及び/又は第2会員IDと対応付けて管理されている電子メールアドレスのうちの1つだけが残り、前記アンケートメールを一通のみ送信することになるので、共通内容のアンケートメールを同一遊技者に重複して送信するという無駄な処理を省くことができる。
このSE03にて送信された電子メールを受信したメール会員の情報端末には、図25のD20のように、アンケートのURLが表示される。メール会員は、該URLの入力又は選択によって情報端末が備えるインターネットブラウザ機能を使用し、D21に示すように、ウェブサーバ30によって公開されているアンケートを閲覧することが可能である。ここでメール会員がアンケートの内容に応じた選択肢(ここでは好きな景品の選択肢)に対応するチェックボックスをチェックして、画面左下の「あなたのメールアドレス」と示される入力欄に自分の電子メールアドレスを入力し、「応募」ボタンを選択することで、前述したように返信データ(ここでは電子メールアドレスと各選択肢に対応するチェックボックスがチェックされたか否かを示すデータ)と電子メールアドレスがウェブサーバ30に一時的に記憶され、所定期間分(例えば1日分)の返信データ及び電子メールアドレスを返信内容として統合管理装置20に対して送信する。
統合管理装置20では、受信した返信内容に基づいて各選択肢の選択数を集計する(SG02)。該集計はアンケート期間中実施され、その集計結果は、各第1遊技場の第1システム管理装置120及び各第2遊技場の第2システム管理装置220に対して配信される。また、前記返信内容と共に受信した電子メールアドレスから特定される会員ID(該電子メールアドレスと対応付けて第1メール会員情報DB又は第2メール会員情報DBに記憶されている第1会員ID又は第2会員ID)を、当該アンケートの回答者に対して行われる抽選の抽選ID(図10(c)に示す抽選IDであり、ここでは4035)に対応付けて、抽選情報DBに記憶される。ここで、前記アンケートの集計結果は、アンケートの依頼元が他の企業であれば、インターネットやウェブサーバ30等を介して当該他の企業に配信され、カード会社独自のアンケートであれば統合管理装置20に記憶されてディスプレイ24等に表示される。
図22のD10に戻り、統合管理装置メニュー画面において、「ウェブコンテンツ作成」ボタンを選択すると、前述したように、ウェブコンテンツ作成ソフトが起動する。このウェブコンテンツ作成ソフトでは、アンケートだけでなく、html形式でウェブに公開するイベント情報を作成するための編集画面によって、第1遊技場及び/又は第2遊技場において開催されるイベントの情報を提供するホームページを作成することができる(図23のD14)。ここで、イベント情報を提供するホームページを作成して、「公開」ボタンを選択すると、該作成されたホームページのデータをウェブサーバ30に送信し(SF11)、ウェブサーバ30において、受信したデータを所定の領域に記憶することで、前記作成されたイベント情報のホームページがウェブに公開され、情報端末のブラウザで閲覧可能となる。ここで、公開されるホームページのURLは、統合管理装置20に対して返信される(SF12)。
図22のD10で、「イベントメール送信」ボタンを選択すると、図23のD13に示すように、メールソフトが起動して、イベントメール送信画面が表示される。この画面では、送信する電子メールのタイトルと、当該電子メールによって告知するイベントのイベントIDと、送信情報の入力欄が設けられる他、送信対象となるメール会員を設定するためのラジオボタンが設けられている。ここでは「全メール会員」の表示に対応するラジオボタンと、「遊技場,属性を指定」の表示に対応するラジオボタンが設けられている。「全メール会員」に対応するラジオボタンが選択された場合には、「送信」ボタンの選択時に、第1メール会員情報DB及び第2メール会員情報DBにて管理されている全電子メールアドレスが送信先として抽出される。一方、「遊技場,属性を指定」の表示に対応するラジオボタンが選択された場合には、その右側の「遊技場の指定」ボタンと、「属性の指定」ボタンが選択可能となる。D13で「遊技場の指定」ボタンを選択すると、D13aに示すように、各第1遊技場名,各第2遊技場名と共に、各々に対応するチェックボックスが表示される。ここで、送信対象としたい遊技場があれば、該遊技場に対応するチェックボックスをチェックすることで、「送信」ボタン選択時に、該チェックされた遊技場の遊技者の電子メールアドレスが第1メール会員情報DB及び第2メール会員情報DBから抽出される。また、D13で「属性の指定」ボタンを選択すると、D13bに示すように、性別,生年月日を属性として、10代男性,10代女性,20代男性,20代女性,30代男性,30代女性,40代男性,40代女性,50代男性,50代女性,60代男性,60代女性,70代以上男性,70代以上女性の14のグループと共に、各々に対応するチェックボックスが表示される。ここで、送信対象としたいグループがあれば、該グループに対応するチェックボックスをチェックすることで、「送信」ボタン選択時に、該チェックされたグループの属性に合致する遊技者の電子メールアドレスが第1メール会員情報DB及び第2メール会員情報DBから抽出される。
この画面で、タイトルを入力し(ここでは「ポイント2倍キャンペーン」)、当該電子メールにより告知するイベントのイベントID(図24のD15に示すように、イベント情報DBの記憶内容をディスプレイ24等に表示させることで特定可能であり、ここでは4076)を入力して、ラジオボタンを選択することにより送信対象を設定し(ここでは「全メール会員」)、送信内容を入力して(ここではカード会社主催のポイント2倍キャンペーンが実施される旨と、その情報を提供するURL)、「送信」ボタンを選択すると、該設定された送信対象に合致するメール会員(ここでは全メール会員)の会員ID(第1会員ID,第2会員ID),他の会員ID,及び電子メールアドレスを第1メール会員情報DB及び第2メール会員情報DBから全て抽出する(SE11)。次いで、「他の会員ID」として抽出したものと同一のIDを、「会員ID」として抽出した中から特定し、該特定した会員IDに対応する情報(該会員IDと共に抽出された他会員ID及び電子メールアドレス)を順次削除する(SE12)。そして残った電子メールアドレス宛に、上記入力されたタイトル,送信情報のイベントメールを一通のみ送信する(SE13)。
ここで、イベントメールの送信に伴い、会員履歴において、前記イベントメール送信画面にて入力されたイベントID(ここでは4076)と、当該イベントメールが送信された遊技者の会員IDに対応するイベントメール送信フラグが1と設定される。ここで、イベントメール送信フラグが1となる会員ID(第1会員ID,第2会員ID)について、該会員IDと対応付けて第1メール会員情報DB又は第2メール会員情報DBに記憶されている他の会員IDについて、該他の会員IDと同一の会員IDを第1メール会員情報DB及び第2メール会員情報DBの会員IDから全て特定して、該特定した会員ID(第1会員ID,第2会員ID)から特定される遊技場が、前記イベントIDと対応付けてイベント情報DBに記憶されている開催遊技場に含まれる場合には、該特定した会員IDに対応するイベントメール送信フラグを全て1と設定するようにしても良い。
このように、属性情報が一致する第1会員ID及び/又は第2会員IDを特定して、他の会員IDとして記憶しておき、複数の遊技場の第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の電子メールアドレス宛に、来店を促すためのイベント情報を告知するイベントメールを送信する際に、他の会員IDと対応付けられている情報を順次削除することにより、前記特定された第1会員ID及び/又は第2会員IDと対応付けて管理されている電子メールアドレスのうちの1つだけが残り、前記イベントメールを一通のみ送信することになるので、共通内容のイベントメールを同一遊技者に重複して送信するという無駄な処理を省くことができる。
また、イベントメール送信画面にて、D13a,D13bのように送信対象となる遊技場又は属性(性別,年代)を受け付け可能であり、該受け付けた属性情報に合致する第1会員遊技者及び第2会員遊技者の電子メールアドレスを、第1メール会員情報DBにて管理されている電子メールアドレス及び第2メール会員情報DBにて管理されている電子メールアドレスの中から特定し、該特定した電子メールアドレス宛にイベントメールを送信するので、対象となる遊技者に絞って来店を促すことができると共に、イベントメールの送信効果を把握することができる。
ここで、前記SE13にて送信された電子メールを受信したメール会員の情報端末には、図26のD22のように、カード会社主催のポイント2倍キャンペーンが実施される旨と、該イベントに関する情報を提供するウェブサイトのURLが表示される。メール会員は、該URLの入力又は選択によって情報端末が備えるインターネットブラウザ機能を使用して、該URLの情報にアクセスすると、一旦アクセス確認用のページを経由して(D23)、イベント情報を提供するウェブサイトへとジャンプする(D24)。このウェブサイトでは、カード会社主催のポイント2倍キャンペーンに関して、その開催遊技場と,ホール一覧へのリンクと,開催期間と,概要が提供される。
ここでD23に示すアクセス確認用のページは、イベント別,遊技者別(各第1会員ID別,各第2会員ID別)に予め設けられたデータであり、ウェブサーバ30が各データへのアクセスの有無を確認することにより、イベントメールを受信した遊技者がイベント情報を提供するウェブサイトにアクセスしたか否かを特定可能となっている。そしてこのD23におけるイベント別,遊技者別データへのアクセスが、アクセスログの確認等により確認された場合には、該データに対応するイベントID,及び会員ID(第1会員ID又は第2会員ID)を特定すると共に、会員履歴において、特定したイベントID,及び特定した会員IDに対応付けて記憶されているアクセスフラグを1と設定する。ここで、アクセスフラグが1となる会員ID(第1会員ID,第2会員ID)について、該会員IDと対応付けて第1メール会員情報DB又は第2メール会員情報DBに記憶されている他の会員IDについて、該他の会員IDと同一の会員IDを第1メール会員情報DB及び第2メール会員情報DBの会員IDから全て特定して、該特定した会員ID(第1会員ID,第2会員ID)から特定される遊技場が、前記イベントIDと対応付けてイベント情報DBに記憶されている開催遊技場に含まれる場合には、該特定した会員IDに対応するアクセスフラグを全て1と設定するようにしても良い。
図22のD10に戻り、統合管理装置メニュー画面において、「イベントデータ」ボタンを選択すると、図24のD15に示すように、ディスプレイ24には、イベント情報DBの記憶内容が表示される。ここではカード会社主催のイベントであるポイント2倍キャンペーンについての情報のみを表示しているが、イベント情報DBの記憶内容は全てディスプレイ24に表示可能である。このように、第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の来店人数を集計し、該電子メールの送信と該来店人数との関係を示す値を演算して、該演算された値をディスプレイ24に出力するので、電子メールの送信による効果を把握することができると共に、次回以降の電子メールの送信について、その内容等を検討して集客活動に役立てることができる。
また、メール送信遊技者来店人数とメール送信遊技者数の比率であるメール送信遊技者来店比率を演算して、出力するので、イベントメールにより来店を促された第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者のうちの、実際に来店した第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の来店人数の比率によって、電子メールの送信効果を正確に把握することができる。
さらにアクセス遊技者来店人数とアクセス遊技者数の比率であるアクセス遊技者来店比率を演算して、出力するので、イベント情報を提供するウェブサイトのURLが含まれるイベントメールにより来店を促された第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者であって、該ウェブサイトにアクセスした第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者のうちの、実際に来店した第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の来店人数の比率によって、電子メールの送信効果をより正確に把握することができる。
ここで、送信対象となった遊技者の属性別(例えば、性別,年代別)に上記メール送信遊技者来店比率やアクセス遊技者来店比率等を算出して表示するようにしても良い。来店履歴,第1メール会員情報DB,第2メール会員情報DBを参照して、来店履歴の各会員IDに対応する属性を特定することが可能であるため、属性別の延べ来店人数,実来店人数,メール送信遊技者数,メール送信遊技者来店人数,メール送信遊技者来店比率,アクセス遊技者数,アクセス遊技者来店人数,アクセス遊技者来店比率を集計・算出することができる。このようにして、属性別にイベントメールの送信による効果を把握することができると共に、次回以降のイベントメールの送信について、その内容等を検討して各属性の遊技者の集客活動に役立てることができる。
次に、第1システム管理装置120及び第2システム管理装置220において実施可能な定型レポートの表示,遊技場メールの送信,及びアンケート結果の表示について説明する。ここでは、図27〜図30を用いて第1システム管理装置120における定型レポートの表示,遊技場メールの送信,及びアンケート結果の表示について説明するが、同様の処理が第2遊技場の第2システム管理装置220でも可能である。図27のD30に示すように、第1システム管理装置120のディスプレイ125には、第1遊技場用のメニュー画面が表示され、この画面では「定型レポート」ボタンと、「メール送信」ボタンと、「アンケート結果」ボタンが表示される。ここで、「定型レポート」ボタンを選択すると、D31に示すように、「月別」ボタン,「週別」ボタン,及び「日別」ボタンが表示される。このD31の画面で「月別」ボタンを選択すると、D32に示すように、定型レポートが作成・配信済みの月が選択可能に表示される。ここで、所望の月を選択することで、該選択された月の使用金額に基づいて算出された各グループ毎(ここでは性別,年代別)の平均使用金額が棒グラフにより示される(D35)。なおD32の画面右下に表示される「前年」ボタンを操作すると、前年度に対応する月を選択可能であり、D32の画面右下に表示される「次年」ボタンを操作すると、次年度に対応する月を選択可能となる。
また、D31において、「週別」ボタンを選択すると、D33に示すように、定型レポートが作成・配信済みの週が選択可能に表示される。ここで、所望の週を選択することで、D35に示した例と同様に、該選択された週の使用金額に基づいて算出された各グループ毎(ここでは性別,年代別)の平均使用金額が棒グラフにより示される。なおD33の画面右下に表示される「前年」ボタンを操作すると、前年度に対応する週を選択可能であり、D33の画面右下に表示される「次年」ボタンを操作すると、次年度に対応する週を選択可能となる。
さらに、D31において、「日別」ボタンを選択すると、D34に示すように、定型レポートが作成・配信済みの日が選択可能に表示される。ここで、所望の日を選択することで、D35に示した例と同様に、該選択された日の使用金額に基づいて算出された各グループ毎(ここでは性別,年代別)の平均使用金額が棒グラフにより示される。なおD34の画面右下に表示される「前月」ボタンを操作すると、前月に対応する日を選択可能であり、D34の画面右下に表示される「次月」ボタンを操作すると、次月に対応する日を選択可能となる。
このように管理情報処理手段である制御部22が、属性情報別(ここでは性別,年代別)に平均使用金額を算出して、各第1遊技場に配信するので、第1遊技場では顧客の属性に応じた平均使用金額を把握して、各属性の顧客に対しての集客活動を検討することができる。例えば、D35の平均使用金額のグラフを参照して、30代男性の平均使用金額が大きいこと(つまり、優良顧客であること)を把握し、30代男性の電子メールアドレスに対して好きな景品のアンケートを行って、30台男性に人気の高い景品(例えばタバコ)の種類を増やす等の集客活動を行ったり、設定の甘い遊技機の情報提供等の優遇サービスを行うことができる。また、女性の平均使用金額が小さいことを把握して、女性会員専用の推奨台で遊技可能なイベント等の優遇策を実施し、売上げ増加を見込むといったサービスを行ったり、女性会員が好む景品(例えばブランド品等)を増やすといった集客活動を行うことができる。なお、前述したように、第2遊技場においても同様の処理が可能であるため、第2遊技場でも顧客の属性に応じた平均使用金額を把握して、各属性の顧客に対しての集客活動を検討することができる。
次に、図27のD30に戻り、ここで「メール送信」ボタンを選択すると、図28のD40に示すようにメールソフトが起動して、ディスプレイ125に遊技場メール送信画面が表示される。この画面では、送信する電子メールのタイトルと、当該電子メールによって告知するイベントのイベントIDと、送信情報の入力欄が設けられる他、送信対象となるメール会員の属性を指定するためのチェックボックスが設けられおり、性別,生年月日を属性として、10代男性,10代女性,20代男性,20代女性,30代男性,30代女性,40代男性,40代女性,50代男性,50代女性,60代男性,60代女性,70代以上男性,70代以上女性の14のグループに分類されていて、当該電子メールの送信対象とするグループを選択可能である。
この画面で、タイトルを入力し(ここでは「レディースデー」)、当該電子メールにより告知するイベントのイベントID(前述したように、当該イベントに関する情報が統合管理装置20から配信されているので、図30のD51に示すように、第1システム管理装置120のディスプレイ124や、第2システム管理装置220のディスプレイ224等に配信されてきた情報を表示させることで特定可能であり、ここでは4077)を入力して、チェックボックスをチェックすることにより送信対象グループを選択して(ここでは10代女性,20代女性,30代女性,40代女性,50代女性,60代女性,及び70代女性)、送信内容を入力して(ここでは当該遊技場Aで開催されるイベントであるレディースデーについての告知)、「送信」ボタンを選択すると、該遊技場メール送信画面に入力・選択された情報が統合管理装置20に送信されて(SH01)、前記選択されたグループの属性(ここではここでは10代女性,20代女性,30代女性,40代女性,50代女性,60代女性,及び70代女性)に合致するメール会員を第1メール会員情報DBで管理されている性別及び生年月日から特定し(SH02)、該特定したメール会員の電子メールアドレスを抽出する(SH03)。次いで、該抽出した電子メールアドレス宛に上記入力されたタイトル,送信情報の電子メールを送信する(SH04)。
ここで、イベントメールの送信に伴い、会員履歴において、前記イベントメール送信画面にて入力されたイベントID(ここでは4077)と、当該イベントメールが送信された遊技者の会員IDに対応するイベントメール送信フラグが1と設定される。
このように、遊技場メール送信画面にて受け付けた属性情報に合致する第1会員遊技者及び第2会員遊技者の電子メールアドレスを、第1メール会員情報DBにて管理されている電子メールアドレス及び第2メール会員情報DBにて管理されている電子メールアドレスの中から特定し、該特定した電子メールアドレス宛にイベントメールを送信するので、対象となる遊技者に絞って来店を促すことができると共に、イベントメールの送信効果を把握することができる。また、送信対象となった属性(ここでは10代〜70代の女性)の遊技者について、イベントメールの送信による効果を把握することができると共に、次回以降のイベントメールの送信について、その内容等を検討して各属性の遊技者の集客活動に役立てることができる。
次に、図27のD30に戻り、ここで「アンケート結果」ボタンを選択すると、図29のD50に示すように統合管理装置20にて集計され、配信されたアンケート結果がディスプレイ125に棒グラフ形式で表示される。
このように管理情報処理手段である制御部22が、アンケートメール送信画面(図22のD12)にて受け付けた属性情報に合致する第1会員遊技者及び第2会員遊技者の電子メールアドレスを、第1メール会員情報にて管理されている電子メールアドレス及び第2メール会員情報DBにて管理されている電子メールアドレスの中から特定し、該特定した電子メールアドレス宛にアンケートのURLを送信する処理を行うので、統合管理装置で管理されている第1会員遊技者及び第2会員遊技者の属性情報を、遊技場や他の企業から依頼されたアンケート調査に利用することができる。また、遊技場においては、統合管理装置20からアンケート結果を受信し、第1会員遊技者及び第2会員遊技者を対象としたアンケートついての結果を得ることができるので、送信対象となった属性の顧客に対しての集客活動を検討することができる。例えば、各属性の顧客の好きな景品を把握して、ターゲットとなる客層に応じた景品を揃えることで、集客を図ることができる。
図27のD30に戻り、メニュー画面において、「イベントデータ」ボタンを選択すると、図30のD51に示すように、ディスプレイ124には、イベント情報DBの記憶内容のうち、開催遊技場に当該遊技場を含むイベントの情報が表示される。この情報は前述したように統合管理装置20から各遊技場の第1システム管理装置120,第2システム管理装置220に配信される。ここでは遊技場Aで開催されるイベントであるレディースデーについての情報のみを表示しているが、イベント情報DBの記憶内容であって、当該遊技場を対象としたイベントの情報は全てディスプレイ124に表示可能である。このように、第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の来店人数を集計し、該電子メールの送信と該来店人数との関係を示す値を演算して、該演算された値を転送装置用通信部21bから各第1システム管理装置120及び/又は第2システム管理装置220に配信するので、電子メールの送信による効果を把握することができると共に、次回以降の電子メールの送信について、その内容等を検討して集客活動に役立てることができる。
また、メール送信遊技者来店人数とメール送信遊技者数の比率であるメール送信遊技者来店比率が統合管理装置20から各遊技場(第1遊技場,第2遊技場)に配信されるので、遊技場において、イベントメールにより来店を促された第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者のうちの、実際に来店した第1会員遊技者及び/又は第2会員遊技者の来店人数の比率によって、電子メールの送信効果を正確に把握することができる。
ここで、送信対象となった遊技者の属性別(例えば、女性の中でさらに年代別)に上記メール送信遊技者来店比率等を算出して統合管理装置20から各遊技場の第1システム管理装置120,第2システム管理装置220に配信するようにしても良い。統合管理装置20では、来店履歴,第1メール会員情報DB,第2メール会員情報DBを参照して、来店履歴の各会員IDに対応する属性を特定することが可能であるため、属性別の延べ来店人数,実来店人数,メール送信遊技者数,メール送信遊技者来店人数,メール送信遊技者来店比率を集計・算出することができる(イベント情報を提供するURLを送信した場合には、アクセス遊技者数,アクセス遊技者来店人数,アクセス遊技者来店比率も集計・算出可能)。このようにして、属性別にイベントメールの送信による効果を把握することができると共に、次回以降のイベントメールの送信について、その内容等を検討して各属性の遊技者の集客活動に役立てることができる。
次に図31及び図32を用いてメール会員が操作する情報端末からのポイントの確認・使用及び登録情報の更新について説明する。D60に示すように、メール会員が、PCや携帯電話等の情報端末によってウェブサーバ30により提供されるメール会員用ホームページにアクセスすると、会員IDと暗証番号を入力する旨と、各々の対応する入力欄がブラウザに表示される。会員ID及び暗証番号の各入力欄には、第1会員遊技者であれば第1会員ID及び暗証番号を入力し、第2会員遊技者であれば第2会員ID(即ち第2会員カードID)及び暗証番号を入力する。該入力後に「ログイン」ボタンを選択すると、該入力された情報がウェブサーバ30の第1メール会員情報DB及び第2メール会員情報DBに記憶されている情報と一致するか否かの照合を実施して、一致する(照合OK)と判定されると、D61に示すように、メール会員用のメニュー画面を表示する。D61の画面では「ポイント確認・使用」ボタンと、「登録情報の更新」ボタンが選択可能である。
ここで「ポイント確認・使用」ボタンを選択すると、前記受け付けた会員IDに対応付けて第1メール会員情報DB又は第2メール会員情報DBにて管理されている当該メール会員の第1ポイント数又は第2ポイント数が特定されると共に,当該メール会員の他の会員IDに対応付けて第1メール会員情報DB及び/又は第2メール会員情報DBにて管理されている当該メール会員の第1ポイント数及び/又は第2ポイント数が特定される。そして、これら特定された第1ポイント数及び/又は第2ポイント数の合算値が、D62に示すように、現在のポイント数として表示されると共に、その内訳である第1ポイント数と、第2ポイント数が表示される。また、D62には、現在のポイントで応募可能な賞名と、各賞の必要ポイント、及び当選者数が、ウェブサーバ30の抽選情報DBに基づいて表示される。
このD62において応募する賞に対応するチェックボックスにチェックをして、「応募」ボタンを選択すると、当該抽選の抽選ID,選択された賞名,及び当該メール会員の会員ID(D60で受け付けた会員ID)が、ウェブサーバ30から統合管理装置20に送信され、抽選情報DBにおいて、前記送信されてきた抽選ID及び賞名に対応付けて、送信されてきた会員IDを記憶する。そして、前記受け付けた会員ID及び他の会員IDから特定された第1ポイント数及び/又は第2ポイント数から使用ポイント(ここでは応募された賞に応じた必要ポイント)を減算する。ここでは第1ポイント数から優先的に減算され、不足分を第2ポイント数から減算するようにしている。そして、減算完了に伴い、ウェブサーバ30に応募完了の旨を通知し、ウェブサーバ30は、D64に示すように、減算後のポイントを現在のポイントとして表示し、その内訳である第1ポイント数と、第2ポイント数を表示すると共に、応募が完了した旨を通知する(D64)。
このように、同一会員特定手段である制御部22が、属性情報が一致する第1会員ID及び/又は第2会員IDを特定して、他の会員IDとして第1メール会員情報DB又は第2メール会員情報DBに記憶しておき、ポイントを使用するにあたり、他の会員IDに対応付けられているポイントを合計したポイントを使用可能であるので、複数の遊技場で会員登録している遊技者は、各遊技場での遊技において付与されたポイントを合計したものを使用することができ、該遊技者の利便性が向上する。
なお、図32に示すように各抽選IDから特定される抽選の応募期間の終了に伴い(SK01)、統合管理装置20において抽選が実施される(SK02)。この抽選方法としては、当該抽選の抽選IDと対応付けて抽選情報DBに記憶されている会員ID(第1会員ID又は第2会員ID)から当選者数分の会員IDをランダムに抽出する(例えば乱数を発生させて該乱数に応じて会員IDを抽出する)方法により行われる。そして該抽出された会員IDと対応付けられている電子メールアドレスを第1メール会員情報DB又は第2メール会員情報DBから特定して(SK03)、該特定した電子メールアドレス宛に当選通知を送信する(SK04)。当選通知を受信したメール会員の情報端末ではD70に示すように、賞に当選した旨が表示される。
次に、図31のD61に戻り、ここで「登録情報の更新」ボタンを選択すると、前記受け付けた会員IDに対応付けて第1メール会員情報DB又は第2メール会員情報DBにて管理されている当該メール会員の氏名,住所,電子メールアドレスが抽出されてD63に示すように現在の登録情報として表示されると共に、更新後の登録情報として、更新後の当該メール会員の氏名,住所,電子メールアドレスを入力するための入力欄が対応して設けられている。ここで各入力欄に更新する情報を入力して(更新しない情報については現在の登録情報を入力するようにする)、「更新」ボタンを選択すると、該入力欄に入力された属性情報(氏名,住所,電子メールアドレス)が、D60で受け付けた会員ID(第1会員ID又は第2会員ID)と共にウェブサーバ30から統合管理装置20に対して送信され、統合管理装置20においては、該送信されてきた会員IDと対応付けて第1メール会員情報DB又は第2メール会員情報DBに記憶されている属性情報(氏名,住所,電子メールアドレス)が、送信されてきた属性情報(氏名,住所,電子メールアドレス)に更新される(SJ01)。ここで、前記送信されてきた会員IDが第1会員IDであって、該第1会員IDと対応付けて第1メール会員情報DBに記憶されている属性情報が、受信した属性情報に更新される場合には、該第1会員IDに対応する第1遊技場の第1システム管理装置120に対して、当該第1会員ID及び更新後の属性情報を送信し(SJ02)、これを受信した第1システム管理装置120は、さらに該受信した第1会員ID及び更新後の属性情報を第1会員管理装置130に送信する。第1会員管理装置130では、受信した第1会員IDに対応付けて第1会員情報DB記憶している属性情報を、受信した属性情報に更新する(SJ03)。
このように、第1属性情報更新手段である制御部22が、情報端末から受け付けた第1会員IDと更新後の属性情報に基づいて、該第1会員IDと対応付けて第1メール会員情報DBにて管理されている属性情報を更新し、第2属性情報更新手段である制御部22が、情報端末から受け付けた第2会員IDと更新後の属性情報に基づいて、該第2会員IDと対応付けて第2メール会員情報DBにて管理されている属性情報を更新するので、統合管理装置20にて管理されている第1会員遊技者の属性情報及び第2会員遊技者の属性情報の変更や修正に対応して、最新の属性情報を管理することができる。さらに、会員管理装置130において、更新情報送信手段である転送装置用通信部21bから送信された第1会員IDと対応付けて第1会員情報DBにより管理している属性情報(ここでは氏名,住所,電子メールアドレス)を、該更新情報送信手段から送信された属性情報に更新するので、第1遊技場においても、変更作業の手間なく、最新の属性情報を管理することができる。
[本発明の変形例]
最後に、本発明の変形例について説明する。
上記の実施形態では、図1に示すように、貨幣として、紙幣2及び硬貨3の双方を使用可能である例について説明したが、これに限らず、紙幣2又は硬貨3のいずれか一方のみを使用可能としても良い。また使用可能な貨幣の種類は、上記のものには限定されない。
上記の実施形態では、遊技用有価価値の大きさや使用価値の大きさが、カード残額や使用金額自体である例について説明したが、これに限らず、遊技用有価価値の大きさや使用価値の大きさは、金額が所定の比率で換算された残度数や点数等であっても良い。
上記の実施形態では、第1記録媒体(第1会員カード4)及び第2記録媒体(第2会員カード5)が非接触式のICカードである例について説明したが、これに限らず、該第1記録媒体及び第2記録媒体は、接触式の集積回路,磁気,二次元コード(例えばバーコード),三次元コード,又は光干渉(例えばホログラム)等により情報を記録するものでも良い。また第1記録媒体及び第2記録媒体の形状はカード型には限られず、コイン型であっても良い。
上記の実施形態では、遊技用有価価値の大きさを特定可能な有価価値特定情報として、第1記録媒体(第1会員カード4)には第1会員カードID及びカード残額が記録され、第2記録媒体(第2会員カード5)には第2会員カードID及びカード残額が記録されている例について説明したが、これに限らず、第1記録媒体には、有価価値特定情報として、第1会員カードID又はカード残額のいずれか一方のみが記録されるようにしても良く、第2記録媒体には、有価価値特定情報として、第2会員カードID又はカード残額のいずれか一方のみが記録されるようにしても良い。また、有価価値特定情報は、第1記録媒体及び第2記録媒体への入金処理に伴い第1システム管理装置120及び第2システム管理装置220において生成される入金IDであっても良く、該入金IDとカード残額とを対応付けて管理することで遊技用有価価値の大きさを特定可能としても良い。さらに第1記録媒体に記録される有価価値特定情報は、第1会員IDであっても良く、第1システム管理装置120において、第1会員IDに対応付けてカード残額を記憶しておくことにより(例えば上記実施形態における図7(a1)の第1会員カードDB)、第1会員IDからカード残額を特定可能となり、該第1会員IDが有価価値特定情報として作用する。この場合には、第1会員カード4の受付時に、第1カードユニット110から、第1システム管理装置120に対して、第1会員IDとカード残額を含む使用許諾要求を送信し、照合OKであれば、第1システム管理装置120から会員カード使用許諾情報を送信するようにすると良い。
上記の実施形態では、第1会員ID,第1会員カードIDの両方が第1会員遊技者特定情報であり、第1カードユニット110が第1会員カード4を受け付けた際や、会員カード玉貸処理時には、第1会員カードIDを第1システム管理装置120に送信する例について説明したが、これに限らず、第1会員IDを第1システム管理装置120に送信するようにしても良く、第1会員カードID及び第1会員IDの両方を第1システム管理装置120に送信するようにしても良い。また、第1会員遊技者特定情報は第1会員ID又は第1会員カードIDのいずれか一方のみであっても良く、第1カードユニット110からは、第1会員カードID又は第1会員IDの一方のみを第1システム管理装置120に送信するようにしても良い。
上記の実施形態では、第2会員カード5に第2会員カードID及びカード残額が記録されており、第2会員カードIDが、カード会社において当該第2会員カード5を個々に識別するための情報であると共に、有価価値特定情報である第2記録媒体識別情報として作用するとともに、第2会員カードID及びカード残額の両情報を含む情報が、前記第2記録媒体識別情報として作用する例について説明したが、これに限らず、第2会員カード5にカード残額を記録することなく、第2システム管理装置220において、第2会員カードIDと対応付けてカード残額を記憶することで、第2会員カードIDからカード残額を特定可能として、第2会員カードIDが第2記録媒体識別情報として作用するようにしても良い。また、第2会員カード5に第2会員カードID及びカード残額を記録し、第2システム管理装置220において、第2会員カードIDとカード残額が対応付けて記憶されないようにしても良く、この場合には、第2会員カード5に記録されている第2会員カードIDが当該第2会員カード5を個々に識別するための情報であり、同記録されているカード残額が有価価値特定情報となる。つまり、これら第2会員カードID及びカード残額の両情報を含む情報が、第2記録媒体識別情報となる。
上記の実施形態では、図1に示すように、遊技機がパチンコ機10である例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、例えば遊技媒体としてメダルを使用するスロットマシン,遊技媒体としてパチンコ玉を使用するスロットマシンであるパチロット,遊技媒体であるパチンコ玉が指触不能に封入された封入式のパチンコ機,パチンコ玉やメダルを用いることなく得点データを使用して遊技可能なパチンコ機やスロットマシン,遊技領域やパチンコ玉が画像にて表示される画像式のパチンコ機,リールが画像にて表示される画像式のスロットマシン等であっても良い。
上記の実施形態では、貨幣の金額又は遊技用有価価値の大きさを遊技に使用させるための処理が玉貸処理(ビジタ玉貸処理又は会員カード玉貸処理)である例について説明したが、これに限らず、該処理は、前記メダルを貸与するメダル貸出処理や、前記画像式のパチンコ機やスロットマシンにおいて有価価値の大きさを遊技媒体としての得点に変換して遊技に使用させる処理等でも良い。
上記の実施形態では、玉貸処理が行われた場合に、第1遊技用装置(第1カードユニット110)又は第2遊技用装置(第2カードユニット210)と遊技機(パチンコ機10)との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて、該遊技機に設けられた玉払出装置13からパチンコ玉が払い出されて貸与される例について説明したが、これに限らず、第1遊技用装置又は第2遊技用装置に設けられた図示しない玉払出装置からパチンコ玉が払い出されて貸与されるようにしても良い。
上記の実施形態では、図2に示すように、第1遊技用装置(第1カードユニット110)や第2遊技用装置(第2カードユニット210)のユニット制御部112,212のRAMに入金残額を記憶する例について説明したが、これに限らず、遊技用装置は、ユニット制御部がEEPROMを備えているものであれば、該EEPROMに入金残額を記憶するようにしても良い。また、遊技用装置は、ビジタ遊技者用の記録媒体を外部から受け付けるタイプのものであっても良く、封入カードに入金残額を記憶するものであっても良い。
上記の実施形態では、対応情報受付手段(エンコード情報管理装置用通信部21a)が受け付ける対応情報が、通信可能に接続されたエンコード情報管理装置40から送信されるエンコード情報DBの記憶内容である例について説明したが、これに限らず、対応情報受付手段は、メディアに記録された対応情報を読み取る読み取り装置であっても良く、紙に記録された対応情報を読み取るOCRであっても良い。また、統合管理装置20のオペレータが、ディスプレイ25等に表示される対応情報入力画面によって対応情報を入力するようにしても良く、例えば1000枚分の第2会員カード5にエンコードされた対応情報を入力する場合には、最初の1枚のカードについてのみ他システム会員IDと第2会員カードIDを入力し、その状態でエンコードされた第2会員カードが1000枚である旨を入力すると、最初に入力された他システム会員IDと第2会員カードIDを基準として、その後所定のルールに従って(例えば、他システム会員IDと第2会員カードIDをいずれも1ずつ増加させる等)連続的に1000枚分の対応付けが行われるようにすると良い。
上記の実施形態では、第1記録媒体(第1会員カード4)の第1会員IDや、第2記録媒体(第2会員カード5)の他システム会員IDと第2会員カードIDが、各記録媒体の表面又は裏面に表示されていて、第1会員遊技者や第2会員遊技者が視認可能となっている例について説明したが、これに限らず、第1会員IDや、他システム会員IDや第2会員カードIDはバーコードで記録されていて、バーコードリーダにより読み取り可能であっても良い。また、第1会員IDや、他システム会員IDや第2会員カードIDはICカード内部の記憶領域に記憶されており、ICカード用のカードR/Wにて読み取り可能となっていても良い。
上記の実施形態では、管理情報処理手段(制御部22)が、使用価値の大きさ(使用金額)に応じたポイント(第1ポイント,第2ポイント)を付与するポイント付与処理を行う例について説明したが、付与するポイントに上限を設けるようにしても良い。例えば、1日10ポイントを上限として、それ以上は付与しないようにしても良い。さらに、使用金額によらず来店した遊技者に対して来店ポイントを付与するようにしても良い。
上記の実施形態では、第1ポイント及び第2ポイントのいずれもポイントも使用金額1000円毎に1ポイント付与される例について説明したが、これに限らず、第1ポイントと第2ポイントで異なる金額比率でポイントが付与されるようにしても良い。例えば第1会員遊技者には使用金額1000円につき第1ポイントを1ポイント付与し、第2会員遊技者には使用金額2000円につき第2ポイントを1ポイント付与するようにしても良い。また、上記の実施形態では、第1会員遊技者に付与する第1ポイント,第2会員遊技者に対して付与する第2ポイントというように、ポイントを分けて管理する例について説明したが、これに限らず、第1会員遊技者にも第2会員遊技者にも共通のポイントを付与するようにしても良い。
上記の実施形態では、ポイント使用処理手段が、第1会員遊技者又は第2会員遊技者が操作可能な情報端末からの要求に応じて、抽選への応募を受け付けることによってポイントを使用させる例について説明したが、これに限らず、ポイントを使用させる処理が、商品や他のサービスとの交換であっても良い。
上記の実施形態では、第1会員遊技者のうち、メール会員として登録を行ったメール会員についてのみポイントが付与される例について説明したが、これに限らず、第1会員遊技者であれば、メール会員としての登録を行わなくとも使用金額に応じたポイントが付与されるようにしても良い。同様に、アンケート情報の送信対象や、属性情報別の平均使用金額の算出対象等、管理情報処理手段による処理対象とする第1会員遊技者の属性情報や使用金額は、メール会員のみではなく、第1会員情報DBで管理されている全ての第1会員遊技者のものであっても良い。
上記の実施形態では、管理情報処理手段(制御部22)が送信するアンケート情報が、アンケートにアクセスするためのURLである例について説明したが、これに限らず、アンケート情報がアンケートの内容自体であっても良く、この場合には、インターネットに接続される外部通信部21dから該アンケートの内容自体を含む電子メールが送信される。このとき、アンケート返信内容受信手段は、電子メールによって返信された返信内容を受信するものであり、例えば外部通信部21dである。
上記の実施形態では、アンケート集計手段により集計されたアンケート結果を出力するアンケート結果出力手段が、転送装置用通信部21bであり、アンケート結果を第1遊技場の第1システム管理装置120及び第2遊技場の第2システム管理装置220に配信する例について説明したが、これに限らず、アンケート結果出力手段をディスプレイ25として、アンケート結果を統合管理装置20のディスプレイ25に出力するようにしても良い。またアンケート結果出力手段をウェブサーバ用通信部21cとして、アンケート結果をウェブサーバ30に送信し、ウェブ経由でアンケート結果を配信するようにしても良い。
上記の実施形態では、第1システム管理装置120が、第1会員カードDBによって該第1会員遊技者の本日使用金額を管理する例について説明したが、これに限らず、第1会員遊技者の本日使用金額を第1会員管理装置130によって管理するようにしても良く、例えば第1会員情報DBの第1会員IDに対応付けて本日使用金額を管理するようにしても良い。この場合には、第1カードユニット110の会員管理装置用通信部111aから使用金額が出力されて、第1会員管理装置130に送信されるようにしても良く、システム管理装置用通信部116aから使用金額が出力されて、第1システム管理装置120を経由して第1会員管理装置130に送信されるようにしても良い。このとき、第1会員管理装置130にて管理されている第1会員ID及び本日使用金額が、第1システム管理装置120を介して、統合管理装置20に送信される。
上記の実施形態では、図1に示すように、第1システム管理装置120が第1会員カードDBを管理し、第1会員管理装置130が第1会員情報DBを管理する例について説明したが、これに限らず、第1システム管理装置120と第1会員管理装置130の両方の機能を備えるコンピュータで、第1会員カードDBと第1会員情報DBの両方を管理するようにしても良い。
上記の実施形態では、図19のSA01,及び図20のSB01に示すように、第1会員カードDBの記憶内容及び第2会員カードDBの記憶内容が、遊技場の営業終了後に第1情報転送装置140及び第2情報転送装置240に送信される例について説明したが、これに限らず、これらの情報は、予め定められた所定時刻又は所定間隔で送信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、第1遊技用装置(第1カードユニット110)と第2遊技用装置(第2カードユニット210)とが同様の構成である例について説明したが、これに限らず、第1遊技用装置と第2遊技用装置とで構成が異なっていても良い。例えば、いずれか一方が封入カードを備えており、該封入カードに入金残額が記憶されるようになっていても良く、精算カードを使用して入金残額を返却することができるようになっていても良い。
上記の実施形態において、統合管理装置20が行う処理の一部をウェブサーバ30で行うようにしても良く、例えば、アンケート結果の集計,ポイントの使用処理,抽選等をウェブサーバ30で行い、その結果を統合管理装置20に送信するようにしても良い。また、電子メールの送信処理をウェブサーバ30で行うようにしても良い。この場合には、統合管理装置20とウェブサーバ30とで本発明の統合管理装置が構成される。
上記の実施形態では、統合管理装置20とウェブサーバ30が別のコンピュータである例について説明したが、これに限らず、統合管理装置20とウェブサーバ30の両方の機能を有する一台のコンピュータであっても良い。また、統合管理装置20やウェブサーバ30は、複数台のコンピュータや記憶装置等からなるコンピュータシステムであっても良い。
上記の実施形態では、第1カードユニット110から送信される第1会員カードID及び使用金額が、第1システム管理装置120,及び第1情報転送装置140を介して統合管理装置20に送信される例について説明したが、これに限らず、第1システム管理装置120,第1情報転送装置140を介さずに統合管理装置20に送信されるようにしても良く、いずれか一方のみを介して統合管理装置20に送信されるようにしても良い。あるいは、第1カードユニット110から送信される第1会員カードID及び使用金額が、一時的に所定の記憶装置に記憶されて、該記憶装置の記憶内容がインターネットを介して統合管理装置20に送信されるようにしても良い。同様に、第2カードユニット210から送信される第2会員カードID及び使用金額が、第2システム管理装置220,及び第2情報転送装置240を介して統合管理装置20に送信される例について説明したが、これに限らず、第2システム管理装置220,第2情報転送装置240を介さずに統合管理装置20に送信されるようにしても良く、いずれか一方のみを介して統合管理装置20に送信されるようにしても良い。あるいは、第2カードユニット210から送信される第2会員カードID及び使用金額が、一時的に所定の記憶装置に記憶されて、該記憶装置の記憶内容がインターネットを介して統合管理装置20に送信されるようにしても良い。
上記の実施形態では、第1会員カードDBや、第2会員カードDBにおいて、本日使用金額が0でない遊技者を、来店した遊技者として集計対象とする例について説明したが、これに限らず、本日使用金額が0であっても遊技場に来店した遊技者を集計対象としても良い。例えば、図14のS132に示すように、第1カードユニット110が第1会員カード4を受け付けたことにより送信された使用許諾要求を第1システム管理装置120が受信したことに基づいて、該使用許諾要求に含まれる第1会員カードIDから特定される第1会員遊技者が来店したとして、第1システム管理装置120において当該第1会員遊技者の来店フラグを1としても良い。同様に、図17のS232に示すように、第2カードユニット210が第2会員カード5を受け付けたことにより送信された使用許諾要求を第2システム管理装置220が受信したことに基づいて、該使用許諾要求に含まれる第2会員カードIDから特定される第2会員遊技者が来店したとして、第2システム管理装置220において当該第2会員遊技者の来店フラグを1としても良い。そして、第1遊技場,第2遊技場の営業終了後に、各第1会員遊技者,第2会員遊技者の来店フラグの値を統合管理装置20に送信することで、統合管理装置20において、来店人数を集計するようにしても良い。
上記の実施形態では、図11(b)に示すように、イベント毎に、延べ来店人数,実来店人数,メール送信遊技者数,メール送信遊技者来店人数,アクセス遊技者数,アクセス遊技者来店人数の各人数を集計する例について説明したが、さらにイベントが開催される遊技場毎に上記各人数を集計することが可能である。例えば、図19のSA14dにおいて、イベントメール送信フラグが1,かつ来店フラグが1である遊技者の第1会員IDから当該遊技者が来店した第1遊技場を特定し、該特定した第1遊技場のメール送信遊技者来店人数を加算更新することで、各第1遊技場毎のメール送信遊技者来店人数を集計するようにしても良い。また、図19のSA14eにおいて、アクセスフラグが1,かつ来店フラグが1である遊技者の第1会員IDから当該遊技者が来店した第1遊技場を特定し、該特定した第1遊技場のアクセス遊技者来店人数を加算更新することで、各第1遊技場毎のアクセス遊技者来店人数を集計するようにしても良い。
上記の実施形態では、図23のD13や、図28のD40に示すように、統合管理装置20,第1システム管理装置120,及び第2システム管理装置220からイベントを告知する電子メールを送信した際、当該イベントのイベントIDを入力することにより、該入力されたイベントIDと、送信対象となった遊技者の会員IDに対応するイベントメール送信フラグを1とする例について説明したが、これに限らず、イベントIDを入力せずに、電子メールのタイトルや送信情報等からイベントIDを自動的に特定するようにしても良い。例えば、統合管理装置20では、イベント情報DBの記憶情報と、前記イベントメール送信画面に入力されたタイトルや送信情報との照合を実施してイベントIDを特定するようにしても良く、第1システム管理装置120や第2システム管理装置220では、統合管理装置20から配信されてきた当該遊技場で開催されるイベントの情報と、前記遊技場メール送信画面に入力されたタイトルや送信情報との照合を実施してイベントIDを特定するようにしても良い。