JP3974352B2 - 遊技用管理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、遊技者の遊技に関する遊技関連情報を収集、管理する遊技用管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、遊技場においては、遊技客へのサービス向上とともに、売上向上を目的として、各種の催事(イベント)が多く開始されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらイベントの例としては、新装開店や、通常は大当り後の連続遊技が不可な遊技台であっても連続遊技を可能とする「無制限」サービス等を開始する感謝祭のようなものや、特定の客層、例えば女性や高齢者の顧客を開拓することを目的として粗品進呈や前記無制限サービスの提供などがあるが、これら催事(イベント)を開始した場合には、これらイベントの効果を検証することが重要であるが、これらイベント効果を検証するためには、催事(イベント)の実施期間における売上や来場者数等の情報が集計された日報等のデータを、イベント前の日報のデータを探し出して比較する必要があり、これら比較対象となる日報のデータを探し出すことが面倒であるばかりか、イベントが複数営業日に渡る場合等においては、イベント前後の各日報を集計する必要が生じて面倒であることから、これらイベントの効果を簡便に確認することのできる遊技用管理装置が切望されていた。
【0004】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、イベントの効果を簡便に確認することのできる遊技用管理装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技用管理装置は、
遊技者の遊技に関する遊技関連情報を収集する収集手段と、
複数の催事について、少なくとも催事の実施期間を含む催事に関する催事情報を受付けて登録する催事情報登録手段と、
該催事情報登録手段にて登録された催事情報に該当する催事の開始以前における所定の集計対象期間に前記収集手段にて収集した前記遊技関連情報を集計するとともに、前記登録された催事情報に該当する催事の開始以降における所定の集計対象期間に前記収集手段にて収集した前記遊技関連情報を集計する集計手段と、
該集計手段にて集計した催事開始以前の集計結果と催事開始以降の集計結果とを対比可能に出力する出力手段と、
前記催事の開始以前における集計対象期間および催事の開始以降における集計対象期間の少なくとも一方を各催事毎に設定変更する集計対象期間設定手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、少なくとも前記催事の実施期間を含む催事に関する催事情報を入力することで、該入力した催事の催事前後の前記遊技関連情報が集計されて対比可能に出力されるようになるため、これら催事(イベント)の効果を簡便に確認することができる。また、各催事毎に集計対象期間を設定することで、各催事について所望する集計対象期間での集計結果による比較を実施できるようになる。
【0014】
本発明の遊技用管理装置は、前記収集手段にて収集する遊技関連情報は、遊技者が遊技を行った遊技機を特定可能な情報を含み、予め定められた所定の遊技機のグループ単位毎に前記遊技関連情報を集計することが好ましい。
このようにすれば、前記遊技機のグループ毎に催事(イベント)の効果を確認できる。
【0015】
本発明の遊技用管理装置は、前記収集手段にて収集する遊技関連情報は、遊技者が遊技を行った遊技機または遊技機に対応して設けられる前記遊技用装置を特定可能な情報を含み、前記遊技関連情報の集計を各遊技機毎または前記遊技用装置毎に実施することが好ましい。
このようにすれば、前記遊技機毎に催事(イベント)の効果を確認できる。
【0019】
【発明の開始の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。尚、以下の実施例においては、遊技機として遊技媒体であるパチンコ玉が払い出される通常のパチンコ機を用いた例を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の遊技機、例えばパチンコ玉が指触不能に封入された封入式パチンコ機や、遊技媒体としてコインやパチンコ玉を使用するスロットマシンやパチロット、更には完全クレジット式のスロットマシン等の遊技機においても適用可能である。
【0020】
(実施例)
図1は本実施例における遊技用管理装置である会員管理コンピュータ(CP)120並びにシステムコントローラ100とを有する遊技用システムの構成を示す図であり、この遊技用システムは、遊技場において複数配置された遊技島に並設される遊技機としてのカードリーダ式パチンコ機(以下パチンコ機)2と、該パチンコ機2に対して1対1に対応設置される遊技用装置としてのカードユニット3並びに各種情報を文字情報として表示する情報表示部としての情報表示装置5と、遊技場内の所定箇所に設置され、前記カードユニット3にて使用される後述の会員カード37に対し、投入された現金に該当する遊技用有価価値である度数を付与する入金処理を行う入金装置21と、該会員カードに残存する遊技用有価価値である度数を現金に精算する精算処理を行う精算装置22と、前記カードユニット3が不良となった際に、該不良のカードユニット3と交換するための予備のカードユニット3を収納されたカードユニットストッカ20と、前記カードユニット3にて使用される後述の会員カード37並びにビジターカード38の管理等を行う前記システムコントローラ100と、前記会員カード37を所持する会員遊技者の情報を管理する会員管理コンピュータ120と、から主に構成されており、前記システムコントローラ100、会員管理コンピュータ120、カードユニット3、カードユニットストッカ20、入金装置21並びに精算装置22とはハブ(HUB)7並びに中継器6並びに通信ケーブル8を介して双方向のデータ通信可能に接続されていて、各接続機器にはそれぞれローカルIPアドレスが付与されてローカルエリアネットワーク(LAN)が形成されている。また、前記システムコントローラ100と会員管理コンピュータ120とは個別の通信ケーブル10を介して比較的高速のデータ通信が可能に接続されている。尚、前記システムコントローラ100は、通信回線11を介して図示しないカード管理会社に設置された管理サーバと双方向のデータ通信を実施できるように接続されている。
【0021】
初めに、本実施例にて前記会員カード並びにビジターカードに用いた記録媒体について説明すると、本実施例では図2(a)(b)に示すように、予め会員登録をした会員遊技者に対して発行される会員カード37と、前記カードユニット3に装備されているビジターカード38と、の2種類のICカードを用いている。
【0022】
まず、本実施例に用いた会員カード37について説明すると、該会員カード37には、図2(a)に示すように、略長方形のカード型に形成されているとともに、その中央位置に、該会員カード37をCD−RWドライブに挿入した際に、該CD−RWドライブの回転子に装着可能な装着孔81が形成され、該装着孔81の外周部には光学的にデータの記録並びに読み取りが可能な光記録部82が設けられたCD−RWカードを用いており、これら会員カード37の光記録部82に店舗情報等の会員向けの種々の情報を記録できるようになっている。
【0023】
また、前記装着孔81の外周部には、非接触にて記録データの入出力(送受信)を行うためのアンテナコイル83と、記録データを電気的に書き換え可能に記憶する集積回路(IC)84とが、前記装着孔81と同心円状に設けられており、これら会員カード37は、前記カードユニット3内に設けられている後述するカードリーダライタ327に挿入されることで、該カードリーダライタ327から出力される電磁波が前記アンテナコイル83に誘導起電力を生じさせて前記集積回路84が動作可能に付勢されるとともに、前記アンテナコイル83を介して前記カードリーダライタ327との各種のデータ送受を電磁波により非接触にて実施可能とされている。
【0024】
また、これら会員カード37における集積回路84の内部メモリには、各会員カード37を個別に識別可能な遊技者特定情報としての会員IDや会員番号、当該会員カード37が発行された発行店、前記カードユニット3とシステムコントローラ100との通信がオフライン状態の場合に使用されるセキュリティー情報等が書き換え不可に記録されているとともに、前記カードリーダライタ327とのデータ通信により、後述する追加入金処理の際に付与される入金IDや遊技用有価価値としての度数、最後に追加入金処理がなされたカードユニット3(入金装置)の装置ID、当該会員カード37を所持する会員の氏名(名字及び名前)や性別、年齢、誕生日、職業等、当該会員カードを所持する会員遊技者に関する会員情報等の情報が書き換え可能に記録されている。
【0025】
このように、会員カード37として前記光記録部82が設けられたCD−RWカードを使用することは、比較的大容量の情報を記録して会員遊技者に情報提供できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0026】
次いで、本実施例にて用いたビジターカード38について説明すると、該ビジターカード38には、図2(b)に示すように、各辺の長さが前記会員カード37の各辺の長さより若干短い略長方形のカード状とされており、その略中央部には、前記会員カード37におけるアンテナコイル83並びに集積回路84と同一構成とされたアンテナコイル91並びに集積回路92が設けられた非接触ICカードを使用しており、前記会員カード37同様にカードリーダライタ327との各種のデータ送受を電磁波により非接触にて実施可能とされている。
【0027】
また、これらビジターカード38における集積回路92の内部メモリには、各ビジターカード38を個別に識別可能なカードIDや当該ビジターカード38が使用される使用店等が書き換え不可に記録されているとともに、前記カードリーダライタ327とのデータ通信により、会員カード37の未挿入時にカードユニット3に投入される金額に該当する大きさの遊技用有価価値である度数並びに装備されているカードユニット3の装置ID並びに書き換え回数情報等の情報が書き換え可能に記録される。
【0028】
尚、本実施例では、前述のように会員カードとして光記録部82が設けられた非接触ICカード37を用い、ビジターカード38として光記録部82を有しない非接触ICカード38を使用するように、会員カードとビジターカードとで異なる形態の非接触ICカードを使用するようにしているが、前記カードユニット3においては、前記ビジターカード38と同一構成の非接触ICカードを会員カードとして用いることも可能である。
【0029】
次いで、本実施例に用いた遊技機であるパチンコ機2について簡単に説明すると、該パチンコ機2は、図3に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠202を有し、該ガラス扉枠202の下部表面には打球供給皿203がある。打球供給皿203の上面所定箇所には、操作部14が設けられているとともに、打球供給皿203の下部には、打球供給皿203から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿204と打球を発射する打球操作ハンドル(以下操作ノブ)205とが設けられている。
【0030】
このパチンコ機2が設置される遊技島内には、該遊技島の下部位置に各パチンコ機2より排出されたパチンコ球を収集可能となるように遊技島を横断するように配置された下部タンク(図示略)と、遊技島上部位置に該遊技島に並設された各パチンコ機2へパチンコ球を供給可能となるように遊技島を横断するように配置された供給樋(図示略)と、前記下部タンクに収集、貯留されているパチンコ球を下部タンクより供給樋へと揚送する揚送装置(図示略)と、が設けられているとともに、図3に示すように、遊技島の前記パチンコ機2の上方位置には、パチンコ機2の裏面上部位置に設けられている上部タンク(図示略)に前記供給樋により供給されたパチンコ球を補給するための分流樋23が設けられ、且つ前記遊技島内の該パチンコ機2の下方位置には、該パチンコ機2にて遊技に使用されたパチンコ球が排出され、該排出されたパチンコ球が前記下部タンクへと排出されるアウト球タンク25が設けられていて、前記分流樋23よりパチンコ球が供給されてパチンコ機2において賞球や貸出球に使用されるとともに、遊技に使用されたパチンコ球が前記アウト球タンク25を通じて下部タンクに排出されて収集され、再度遊技島上部の前記供給樋に揚送されて循環使用されるようになっている。
【0031】
前記分流樋23にはパチンコ機2に補給されるパチンコ球(補給球数)を計数するための補給球計数器24が設けられているとともに、前記アウト球タンク25から下部タンクへの排出流路にはパチンコ機より排出されたアウト球を計数するためのアウト球計数器26が設けられていて、これら補給球計数器24並びにアウト球計数器26は、前記カードユニット3内に内蔵されている後述する制御ユニット328に接続されており、補給球計数器24並びにアウト球計数器26より出力された計数信号が前記制御ユニット328に入力することで、制御ユニット328にて対応するパチンコ機2への補給球数並びに遊技に使用されたアウト球数を計数することができるようになっている。
【0032】
前記操作部14の上面には、図4に示すように、前記カードユニット3において前記会員カード37或いはビジターカード38より読み出された度数が表示される度数表示部17と、遊技の開始または前記打球供給皿203に持玉が少なくなったか或いは無くなった際に押圧操作されることで、前記度数表示部17に度数が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出がパチンコ機2より実施される貸出ボタン16と、遊技の終了時にて前記カードユニット3に受付中の会員カード37を返却させるための返却ボタン15と、が設けられており、これら各部は操作部14内部に設けられている操作基板18上に実装されている。
【0033】
前記ガラス扉枠202の後方には、図3に示すように、遊技盤206が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤206の前面には遊技領域207が設けられている。この遊技領域207の中央付近には、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される可変表示部209と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される可変表示装置210とが設けられている。また遊技盤206には、複数の入賞口224や通過ゲート211、始動入賞口214、可変入賞球装置216が設けられているとともに、遊技領域207の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口226が形成されている。
【0034】
前記打球操作ノブ205の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域207に入り、その後、遊技領域207を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて前記遊技領域207に達しなかったパチンコ玉は、環流経路(図示略)を通じて前記余剰玉受皿204に環流されるようになっている。
【0035】
また、前記遊技領域207に打ち込まれた打込玉が通過ゲート211を通過すると、可変表示装置210に停止表示されている普通図柄が可変開始する。
【0036】
可変表示装置210の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)となった場合に、始動入賞口214に設けられた可動片215が所定時間開成して遊技者にとって有利な状態となる。
【0037】
また、始動入賞口214にパチンコ玉が入賞すると、可変表示部209において全特別図柄が可変表示(変動表示)を開始する。そして、その後、左、中、右の特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば777)となった場合に、特定遊技状態(大当り状態)が発生する。このように大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置216に設けられた開閉板220が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)の経過または打玉の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態となる。第1の状態となっている可変入賞球装置216の大入賞口内に進入した打玉が特定入賞領域(Vポケット)に入賞して図示しないVカウントスイッチにより検出されれば、その回の第1の状態の終了を待って前記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
【0038】
また、前記可変表示部209で可変表示された左、中、右の特別図柄が同じ図柄の種類に一致した大当り図柄の組合せで停止表示されたときには前述したように大当りが発生するが、これら大当り図柄に停止表示される以前の状態において、リーチ状態が発生する場合がある。ここで、「リーチ状態」とは、可変表示部209が可変開始された後、表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、特定の表示態様となる表示条件から外れていない表示態様をいう。例えば、前記特定の表示態様の組合せが揃った状態を維持しながら複数の前記可変表示部209による可変表示を行う状態もリーチ表示状態に含まれる。更にリーチの中には、それが出現すると、通常のリーチ(ノーマルリーチ)に比べて、大当りが発生しやすいものがある。このようなリーチをスーパーリーチという。更にリーチの中には、相当な低確率ではあるが、それが出現すると、ほぼ確実に大当りが発生するものがある。このようなリーチをプレミアムリーチといい、これらプレミアムリーチの発生に伴って該発生が後述するように外部に出力される。
【0039】
これらパチンコ機2の構成を図7に基づいて説明すると、該パチンコ機2には、前記可変表示部209の表示制御を行う表示制御基板280と、図示しない玉タンクに供給されたパチンコ玉の払出を実施する玉払出装置297に接続され、後述の遊技制御基板231から出力される賞球信号並びにカードユニット3より入出力される各種信号に基づきパチンコ玉の払出制御を行う賞球制御基板237と、遊技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基板235と、スピーカから出力される音声の制御を行う音声制御基板270と、前記打球操作ハンドル205の操作に基づき打球供給皿203に払い出されたパチンコ玉を遊技領域207に発射する打球発射装置の制御を行う発射制御基板291と、これら各部の制御を実施する遊技制御基板231と、が設けられており、これらは図7に示すように接続され、前述の打球供給皿203に払い出されたパチンコ玉を使用して遊技を実施できるようになっている。
【0040】
また、前記賞球制御基板237は、前記カードユニット3の制御ユニット328(図7参照)に信号ケーブル9を介して接続されており、後述の台端末貸出完了信号(EXS)や台READY信号(PRDY)が前記カードユニット3の制御ユニット328に出力されるようになっているとともに、前記カードユニット3の制御ユニット328より出力される後述のカードユニットREADY信号(BRDY)や台端末貸出要求完了確認信号(BRQ)が入力されるようになっている。
【0041】
また、前記遊技制御基板231は、パチンコ機2における遊技情報を外部出力するための情報出力部298に接続されており、該遊技制御基板231より出力された大当り信号や始動信号、前述したプレミアムリーチが発生した場合に出力されるプレミアムリーチ発生信号等の入力に基づく大当り情報や始動情報、プレミアム発生情報等の各種遊技情報を、前記情報出力部298を介して前記カードユニット3や情報表示装置5に出力するようになっている。
【0042】
また、前記操作基板18は、前述の賞球制御基板237並びに信号ケーブル9を介してカードユニット3に接続されており、前記貸出ボタン16が操作されて遊技者による玉貸し操作がなされた場合に出力される貸出入力信号や、返却ボタン15が操作された場合に出力される返却入力信号が、前記カードユニット3の制御ユニット328に出力されるようになっているとともに、該制御ユニット328より出力される前記度数表示部17の度数表示信号が入力されることで該度数表示部17に該度数表示信号に基づく度数が表示されるようになっている。
【0043】
次に、本実施例の遊技用装置としてのカードユニット3について説明すると、該カードユニット3の前面には、図3に示すように、その最上部位置にはカードユニット3の動作やシステムコントローラ100並びに会員管理コンピュータ120との通信状態を報知する動作ランプ301が設けられており、遊技場の係員等がカードユニット3内部やシステムコントローラ100並びに会員管理コンピュータ120との通信状態の不具合の発生を知覚できるようになっている。
【0044】
この動作ランプ301の下方位置には、紙幣を挿入可能とされた紙幣挿入口302と、硬貨が投入可能とされた硬貨投入口303と、投入した硬貨の返却を実施する硬貨返却ボタン304とが設けられていて、遊技者は貨幣として硬貨並びに紙幣を投入できるようになっている。
【0045】
これら各投入口302,303並びに返却ボタン304の下方位置には、後述する貸出処理における貸出単位(1回の貸出操作で使用される度数の大きさ)の変更が可能である場合に点灯される変更可能ランプ305と、該変更可能ランプ305が点灯中に操作されることで前記貸出単位を変更する貸出単位変更ボタン306と、前記貸出単位等が表示される貸出単位表示部307と、後述の度数表示部309の表示内容を度数の端数表示等に変更表示させるための端数ボタン308と、前記会員カード37やビジターカード38から読み出された度数等が表示される度数表示部309と、対応する遊技機の機種を点灯により示す機種設定ランプ310と、対応する遊技機の連結方向を示す方向指示ランプ311と、後述するカードリーダライタ327に会員カード37が挿入中である旨を示す挿入中ランプ312と、当該カードユニット3に対応するパチンコ機2がイベント対象範囲に該当する旨を点灯により報知するイベント対象台ランプ337と、挿入された会員カード37を所持する会員がイベント対象者である旨を点灯により報知するイベント対象者ランプ335と、を有する操作パネルが設けられており、遊技者が各種操作を実施可能とされている。
【0046】
この操作パネルの下部位置には、前記硬貨返却ボタン304が操作された場合等に硬貨が返却される硬貨返却口313並びに該硬貨返却口313を下方から覆うように突設形成され、該硬貨返却口313より排出された硬貨の落下を防止する受部313’が設けられている。
【0047】
この硬貨返却口313の更に下方位置には、受付中の会員カード37から特定される貯蓄玉数に基づく再プレイ可能回数等が表示される会員カード用表示部314と、暗証番号等の入力を行うテンキー315と、該テンキー315にて入力した暗証番号を決定する場合や前記貯蓄玉数のうちの所定の玉数払戻を実施するためのエンターキー317と、会員カード37を受付け時において該会員カードに記録された度数を用いて遊技を実施するか、若しくは該会員カード37の会員IDにより特定される貯蓄玉数を用いて遊技を実施するかを選択するプレイ選択ボタン316とが設けられた会員操作パネルが設けられており、会員遊技者が会員カード37を挿入することで操作を実施できるようになっている。
【0048】
また、図5に示すように、前記会員カード挿入口319とビジターカード装着口318とは、遊技者から見て左右に並んで配置されているとともに、前記ビジターカード装着口318は、前記会員カード挿入口319が設けられたカードユニット3の前面よりも装置の内方に入り込むように形成された段部340に設けられている。
【0049】
前記会員カード挿入口319は、カードリーダライタ327の会員カードスロット(図示略)に連設されており、該会員カード挿入口319を介して会員カード37を会員カードスロットに挿入可能とされている。また、前記段部340に設けられたビジターカード装着口318も、カードリーダライタ327のビジターカード収容室(図示略)に連設されており、このビジターカード装着口318を介してビジターカードを前記ビジターカード収容室に装着可能とされている。
【0050】
また、前記ビジターカード収容室にビジターカード38が装着された際には、該装着されたビジターカード38の先端がビジターカード装着口318から突出する態様にて装着される。また、このビジターカード装着口318が設けられた段部340には、この段部340全体を被覆する透明カバー部材318’が着脱可能に取付けられており、これにより前記カードリーダライタ327に装着されたビジターカード38が、前記透明カバー部材318’を通して視認できるとともに、該透明カバー部材318’により挿入されたビジターカード38の抜き取りができない状態とされている。
【0051】
このように、段部340の全面を透明カバー部材318’にて覆うようにすることは、これらビジターカード38が装着されている装置内部に、異物等の侵入による不具合を回避できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0052】
また、この透明カバー部材318’は、図5に示すように、該透明カバー部材318’の前面側端に設けられた係止突起341を、段部340の側面に設けられた係止孔342に係止させ、透明カバー部材318’の側面後端に設けられた係止爪343を、段部340の底面に設けられた係止孔344に係合させることで取付けられるようになっており、前記係止爪343と係止孔344との係合を、カードユニット3の施錠を解除して全面に引き出す等により前記係合部を露出させて解除することで、透明カバー部材318’の取外しが可能とされている。これにより、前記施錠を解除できる遊技場の係員等は、ビジターカード38の交換作業が容易に行えるようになるとともに、通常時カードユニット3はパチンコ機2と並設されて前記係合部が露出されない状態にて使用されるため、通常使用時において透明カバー部材318’は取り外せない状態、すなわち装着されたビジターカード38の抜き取りができない状態で使用できるようになる。
【0053】
また、前記ビジターカード装着口318が設けられた段部340の上下面において前記透明カバー部材318’の上下端面が当接する位置には、緑色に発光するLEDモジュール346が設けられている。これらLEDモジュール346は、カードリーダライタ327に装着されているビジターカード38に対する処理が実施されている場合に発光するように制御されており、前記透明カバー部材318’がその端面より入光したLEDモジュール346の緑色光にて点灯されることでビジターカード38が処理中である旨が遊技者に報知される。
【0054】
また、図5に示すように、前記会員カード挿入口319の周囲には、高周波電圧の印加により赤色に発光するEL(エレクトリックルミネッセンス)部材にて構成される会員カード受付中表示部345が設けられている。これら会員カード受付中表示部345は、会員カードが受付中の場合に赤色に点灯されることで、会員カード37が受付中である旨が遊技者や遊技場係員に報知される。
【0055】
この本実施例に用いたカードユニット3の構成を図6並びに図7に基づいて説明すると、該カードユニット3には、最上部前面位置に設けられている前記動作ランプ301が接続されるとともに、前記変更可能ランプ305や貸出単位変更ボタン306、貸出単位表示部307、端数ボタン308、度数表示部309、機種設定ランプ310、方向指示ランプ311、挿入中ランプ312、イベント対象台ランプ337、イベント対象者ランプ335、前記貸出単位表示部307や度数表示部309の表示ドライバ(図示略)等が実装され、これら各部と後述する制御ユニット328との制御信号の入出力等が行われる第1操作基板320と、会員カード受付中表示部345並びにLEDモジュール346が接続されるとともに、前記会員カード用表示部314やテンキー315、プレイ選択ボタン316、エンターキー317、前記会員カード用表示部314の表示ドライバ(図示略)等が実装され、これら各部と前記制御ユニット328との制御信号の入出力等が行われる第2操作基板321とが、設けられており、これら第1操作基板320並びに第2操作基板321は、カードユニット3の前面パネルに沿って配置されている。
【0056】
また、装置内の上部位置には、前記紙幣挿入口302に連設され、該紙幣挿入口302に投入された紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を実施し、その識別結果を装置中央部に設けられている後述の制御ユニット328に出力する紙幣識別ユニット322が設けられているとともに、その下方位置には、前記硬貨投入口303に硬貨投入路323を介して連設され、該硬貨投入口303より投入された硬貨(本実施例では100円硬貨と500円硬貨)の真贋並びに硬貨種別の識別を実施し、その識別結果を後述の制御ユニット328に出力する硬貨識別ユニット324とが設けられており、これら両識別ユニット322、424を内在することにより、各種紙幣(1万円、5千円、2千円、千円の各紙幣)並びに各種硬貨(100円硬貨、500円硬貨)の受付が可能とされている。
【0057】
また、カードユニット3の下方位置には、前記会員カード挿入口319並びにビジターカード装着口318の双方に連設するように配置され、これら会員カード挿入口319に挿入されて受付けた会員カード37の前記集積回路(IC)84に記録されている記録情報や、ビジターカード装着口318に装着されているビジターカード38の前記集積回路92に記憶されている記録情報の読み出し並びに書き込み等を行うカードリーダライタ327が設けられている。
【0058】
このカードリーダライタ327の内部には、前記ビジターカードスロットに挿入された会員カード37並びに前記ビジターカード収容室に装着されているビジターカード38とのデータ送受を行う通信基板327aと、該カードリーダライタ327の制御を行うコントローラ等が実装された制御基板327bと、が設けられており、図7に示すように、前記制御基板327bは、ハブ7並びに通信ケーブル8を介して前記システムコントローラ100に接続され、システムコントローラ100とのデータ通信を実施可能とされている。また、前記制御基板327bは、カードリーダライタ327が搭載されたカードユニット3の制御ユニット328にも接続されており、該制御ユニット328との各種データの送受が実施可能とされている。
【0059】
また、カードユニット3の略中央部位置には、前記紙幣識別ユニット322や硬貨識別ユニット324、カードリーダライタ327に接続され、これら紙幣識別ユニット322並びに硬貨識別ユニット324との各種信号の入出力を行うI/Oポート332aや、前記カードリーダライタ327に接続され、該カードユニット3との各種データの送受を行うためのI/Oポート332d、前記第1操作基板320並びに前記第2操作基板321に接続されて各種信号の入出力を行うI/Oポート332b、前記パチンコ機2の賞球制御基板237や操作基板18との各種信号の入出力を行うI/Oポート332c、前記ハブ7並びに通信ケーブル8を介して会員管理コンピュータ120とのデータ通信を行うための通信部334、前記情報表示装置5並びに対応するパチンコ機2の上方位置に設置された外部機器としての呼出ランプ4(図3参照)に接続され、前記情報表示装置5に対して該情報表示装置5に表示させる表示データや、前記呼出ランプ4に対して該呼出ランプ4を点灯させるための点灯指示信号を出力するとともに、前記補給球計数器24並びにアウト球計数器26より出力された計数信号や前記パチンコ機2の情報出力部298から出力される大当り情報やプレミアム発生情報等の各種遊技情報(オプション情報)の出力を受け付けるデータ入出力部336、これらカードユニット3を構成する各部の制御や前記操作基板18に実装された度数表示部17の制御等を実施するMPU329、ワークメモリ等として使用されるRAM330、前記MPU329が実行する制御内容が記述された制御プログラム等が記憶されたROM331等が設けられた制御ユニット328を内蔵しており、これら各部は図7に示すように接続されていて、前記MPU329が実行する制御プログラムにより、カードユニット3を構成する各部の動作が制御される。
【0060】
本実施例のカードユニット3は、図6に示すように、カードユニット3本体とその上下位置に形成されたユニットホルダ31’にて係合し、該カードユニット3本体を前面方向に引き出し可能に保持するユニットホルダ31を介して遊技島に設置されており、カードユニット3の前面下部位置には、シリンダ錠(図示略)が設けられていて、係員等が所持する解錠キーにより施錠を解除することでカードユニット3が引き出しできるようになっている。また、該ユニットホルダ31には、各種接続ケーブルを中継するためのコネクタが設けられており、前記カードリーダライタ327とシステムコントローラ100とを接続するケーブルや、前記制御ユニット328と会員管理コンピュータ120とを接続するケーブルも、該ユニットホルダ31を介して中継接続されていて、これらケーブルが前記カードユニット3本体の引き出し時に絡まって、カードユニット3本体が引き出せなくなってしまうことがないように工夫されている。
【0061】
また、本実施例に用いた紙幣識別ユニット322は、その後端側(紙幣挿入先端側)が紙幣回収路(図示略)を介して遊技島内を横断するように架設された紙幣搬送路(図示略)に連結されている。該紙幣識別ユニット322は、会員カード37が受付中であって、読み出された度数が残存しない場合(0度の場合)において、紙幣の挿入を受付け、該受付けた紙幣を識別するように前記制御ユニット328にて制御される。この識別により受付けた紙幣が正規の紙幣(1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣)であると識別した場合には、該識別結果を前記制御ユニット328に出力するとともに、該識別した紙幣を前記紙幣搬送路に送り出すとともに、正規の紙幣ではないと識別した場合には受付けた紙幣を返却するようになっている。また、本実施例において前記紙幣識別ユニット322は、カードユニット3(カードリーダライタ327)とシステムコントローラ100とが通信接続されていない(通信障害時を含む)場合や会員カード37が受付中ではない場合において、1000円紙幣のみを受付け、それ以外の紙幣を返却して受付けないように前記制御ユニット328にて制御されているとともに、会員カード37が受付中であって、該会員カード37により特定される度数が残存する場合には、いずれの紙幣も受付けないように制御ユニット328にて制御されている。
【0062】
また、本実施例に用いた前記硬貨識別ユニット324は、図6に示すように、硬貨返却路325を介して前記硬貨返却口313に連設されているとともに、硬貨回収路326並びに硬貨回収樋(図示略)を介して遊技島内を横断するように架設されたコイン搬送路(図示略)に連結されている。該硬貨識別ユニット324は、会員カード37が受付中であって、読み出された度数が残存しない場合(0度の場合)或いは会員カード37が受付中ではない場合において、硬貨の投入を受付け、該受付けた硬貨を識別するように前記制御ユニット328にて制御される。この識別により受付けた硬貨が正規の硬貨(100円硬貨、500円硬貨)であると識別した場合には、該識別結果を制御ユニット328に出力するとともに、該識別した硬貨を前記コイン搬送路に排出し、正規の硬貨ではないと識別した場合には硬貨返却口313より返却する。また、前記硬貨識別ユニット324は、会員カード37が受付中であって、該会員カード37より読み出された度数が残存する場合には、前記紙幣の場合と同様に硬貨を受付けないように制御ユニット328にて制御されている。
【0063】
また、前記RAM330内の所定アドレスには、挿入されている会員カードの会員IDが記憶される会員IDレジスタや、貯蓄球数が記憶される貯蓄球数レジスタや、暗証番号レジスタや、度数が記憶される度数レジスタに加えて、制御ユニット328に接続されている前記補給球計数器24並びにアウト球計数器26からの計数信号の入力に基づく営業開始時点からの補給球総数並びにアウト球総数が記憶される補給球総数レジスタやアウト球総数レジスタと、会員カードが挿入中における補給球計数器24並びにアウト球計数器26からの計数信号に基づく会員遊技者の遊技における補給球総数並びにアウト球総数が記憶される会員補給球数(IN)レジスタや会員アウト球数(OUT)レジスタ、前記情報出力部298から出力される大当り情報に基づく大当り回数が加算記憶される特賞回数レジスタと、会員カード挿入中における大当り回数が加算記憶される会員特賞回数レジスタと、が設けられており、前記補給球総数レジスタやアウト球総数レジスタの営業開始時点からの補給球総数とアウト球総数が前記会員管理コンピュータ120へ送信されるとともに、会員カードの返却時において該会員カード挿入時からの前記会員補給球数(IN)レジスタ並びに会員アウト球数(OUT)レジスタに記憶されている会員遊技者の遊技に伴う補給球数(IN)とアウト球数(OUT)と会員特賞回数レジスタに記憶されている会員特賞回数とが前記会員管理コンピュータ120へ送信されることで、パチンコ機2の営業開始時点からの収支とともに、各会員遊技者の収支を会員管理コンピュータ120が把握できるようになっている。
【0064】
また、前記特賞回数レジスタのデータは、営業終了時の締め処理において会員管理コンピュータ120へ送信されることで、各パチンコ機2にて営業中に発生した大当り総回数を管理コンピュータ120が把握することができるようになっているとともに、会員カードの返却時に該会員カード挿入時からの前記会員特賞回数レジスタに記憶されている会員特賞回数が会員管理コンピュータ120へ送信されることで、各会員の遊技中に発生した大当り回数も管理コンピュータ120が把握することができるようになっている。
【0065】
次いで、本実施例の情報表示装置5を図8〜図11に基づき説明すると、この情報表示装置5は、図8に示すように、前記パチンコ機2の上部を覆う幕板30に取付けられる表示ユニット351と、該表示ユニット351と別体とされ、接続ケーブル366にて表示ユニット351と接続された制御基板371を内在する制御ユニット370と、から構成されている。
【0066】
このように、情報表示装置5を別筐体とされた表示機能を担う表示ユニット351と、該表示ユニット351の制御等を行う制御ユニット370とで構成することは、前記幕板30の前面に露出して配置される表示ユニット351内から制御基板371を除くことで表示ユニット351の厚みを低減でき、これら表示ユニット351の設置性を向上できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら制御基板371を表示ユニット351内に設けて表示ユニット351と制御ユニット370とを同一の筐体内に形成するようにしても良い。
【0067】
前記表示ユニット351は、図9に示すように、基体352と該基体352の上部を覆うカバー体353とから成る筐体内に、表示基板357が収容された構成とされており、前記カバー体353は、基体352の両側端部位置に立設された係合爪部354が、カバー体353の側面に形成された係合孔355と係合することにより一体化されるようになっている。尚、図中の356は、前記表示基板357の四隅をねじ固定するための支持突起である。
【0068】
前記カバー体353の前面には、前記表示基板357上に実装されたLED表示モジュール358にて形成される表示エリア367全面が外部より目視可能なように開口359が形成されており、該開口359はLED表示モジュール358にて発光される赤色光を優先的に透過可能なカバー材360にて閉塞されている。また、該開口359近傍の下方位置には、遊技者が操作可能とされたデータボタン361並びに表示切替ボタン362が形成され、前記表示基板357の上面には、前記データボタン361並びに表示切替ボタン362に対応するデータスイッチ363並びに表示切替スイッチ364が実装されている。
【0069】
前記表示基板357の上面には、前述のように、所定数(本実施例では縦16、横16)の独立して点灯可能な赤色LED素子がマトリックス状に配列された3個のLED表示モジュール358を、横一列に配列して縦16×横48ドット(画素)のドットマトリックスLEDパネルを形成し、該表示基板357の下面に実装されている表示ドライバ368が、これら各画素の点灯制御を実施することにより、図11(a)に示すように、文字(記号)等が表示可能とされているとともに、これら点灯されるLED素子を所定の方向に順次ずらす制御を表示ドライバ368が実施することにより、図11(b)に示すように、長文の文章をスクロールにより表示できるようになっている。尚、本発明においてスクロ−ル表示とは、1つの連続するメッセージ文や図形等を移動させながら表示したり所定の表示区分を切替表示することを示し、該表示を移動させる際の移動方向は縦方向であっても横方向であっても良い。更には、本実施例では前記LED素子を赤色としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらLED素子を緑色と赤色とを発行可能なコンビネーションLED素子や、緑色と赤色と青色とを発行可能なコンビネーションLED素子であって、これら緑色と赤色と青色の発光を適宜に調節して種々の色を発光可能とされたものであっても良い。
【0070】
また、前記表示ドライバ368および前記データスイッチ363並びに表示切替スイッチ364は、表示基板357の下面より導出され、前記基体352の略中央部に形成された開口365を通じて外部に引き出された接続ケーブル366により前記制御基板371に接続されている。
【0071】
次いで前記情報表示装置5の構成について、図10に基づき説明すると、情報表示装置5の制御ユニット370に収納された制御基板371には、前記表示ユニット350に設けられたデータスイッチ363並びに表示切替スイッチ364における検出信号が入力されるとともに前記表示ドライバ368に対する表示制御信号が出力されるI/Oポート、対応するカードユニット3から出力される表示データを入力するための第1データ入力部373、対応するパチンコ機2から出力される各種遊技情報を入力するための第2データ入力部374、前記第2データ入力部374から入力された各種遊技情報に基づく対応するパチンコ機2の遊技データを記憶するとともに、後述のMPU377が実施する処理プログラム等が記憶された不揮発性のEEPROM375、前記MPU377のワークメモリとして使用されるRAM376、これら各部の制御並びに前記表示ユニット351における表示制御を実施するMPU377と、が設けられており、これら各部は図10に示すように接続されている。
【0072】
前記情報表示装置5では、対応するパチンコ機2から出力されて前記第2データ入力部374から入力された各種遊技情報に基づき前記EEPROM375に記憶されている遊技データを逐次最新の情報に更新するとともに、前記データスイッチ363並びに表示切替スイッチ364の入力検出に基づいて、これらEEPROM375に記憶された遊技データを前記LEDモジュール358からなる表示エリア367に表示するようになっている。
【0073】
また、前記情報表示装置5では、対応するカードユニット3から出力された表示データが前記第1データ入力部373から入力されることで、前記表示エリア367に前記入力された表示データに基づくメッセージを表示するようになっている。
【0074】
次いで、本実施例の前記カードストッカ20について簡潔に説明すると、該カードストッカ20は、その内部に所定台数(本実施例では最大5台)の予備のカードユニット3が収納可能な箱状の装置であって、該カードストッカ20内部に収納されている予備のカードユニット3も、遊技島に設置されて使用されているカードユニット3と同様に前記LANを介してシステムコントローラ100とデータ通信可能に接続されており、これら予備のカードユニット3の存在や状態をシステムコントローラ100が通信により把握できるようになっているとともに、カードユニット3交換が実施された場合には、台番号に対応するカードユニットの装置IDに該当する装置テーブル等の更新処理を実施するとともに、これら交換の履歴を登録、管理するようになっている。
【0075】
また、本実施例では、前述のように、会員カードへの入金を実施するための入金装置21を遊技場内の所定位置に設けている。この入金装置21には、前記カードユニット3に設けられている硬貨識別ユニット324や紙幣識別ユニット322並びに前記カードリーダライタ327とほぼ同様の硬貨識別ユニットや紙幣識別ユニット並びに前記カードリーダライタや各種操作ボタン等が設けられており、会員遊技者は、自分が所有する会員カード37に残存する度数が「0」である場合において、該会員カードに1万円を上限として入金を実施し、該入金した会員カードを前記カードユニット3に挿入することで、該入金に相当する度数を遊技に使用することができるようになっている。
【0076】
これら会員カード37への入金においては、前記システムコントローラ100に対し、会員カードに記録されている会員IDと入金金種と数量とが送信されることで、該システムコントローラ100にて新たに入金ID(プリペイドID)が生成され、該入金ID(プリペイドID)と入金額とが対応付けて登録されるとともに、該入金ID(プリペイドID)が入金装置21に返信され、これら入金IDと入金額に相当する度数とが会員カード37に記録されて返却される。
【0077】
また、この入金処理された会員カードをカードユニット3にて使用する場合には、前記にて会員カードに記録された入金IDと度数とがカードリーダライタ327により読み出され、該カードリーダライタ327の制御基板327bからシステムコントローラ100に送信されて前記登録情報との比較、照合が実施され、これら照合が一致した場合においてのみ、該度数の大きさが制御ユニット328を通じて前記操作基板18上の度数表示部17に表示されることで、遊技に使用することができるようになっていて、該度数が使用された場合には、該使用度数が前記システムコントローラ100に送信されて該当する入金IDに対応して登録されている度数の大きさが更新されるようになっている。(図12参照)
【0078】
また、本実施例においては会員カード37に度数が残存している場合において、これら度数を現金に交換できるようにするための精算装置22を設けており、該精算装置22には、前記カードリーダライタ327とほぼ同様のカードリーダライタ、並びに現金を払い出すための紙幣払出ユニットや硬貨払出ユニットが設けられており、精算装置22に会員カード37を挿入することで、該会員カード37に記録されている入金IDと度数とがカードリーダライタにより読み出されてシステムコントローラ100に送信され、前記登録情報との比較、照合が実施されてこれら照合が一致した場合においてのみ、その精算が実施されるように制御される。これら精算が実施された場合には、該精算された度数の入金IDと度数の登録が削除されるとともに、これら精算金額と会員IDとが精算履歴として前記システムコントローラ100に登録、管理される。
【0079】
次いで、本実施例における遊技用管理装置を構成するシステムコントローラ100について説明すると、該システムコントローラ100は、図11に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス101に、該システムコントローラ100が実施する各種処理や後述のカード管理DBの更新処理等を行うCPU102、ワークメモリ等として使用されるRAM103、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC104、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置105、キーボードやマウス等の入力装置106、各種情報を表示出力する表示装置107、各種情報をプリント出力するプリンタ108、前記会員管理コンピュータ120とのデータ通信を行う第1通信部109、前記カードユニット3(カードリーダライタ327)とのデータ通信を行う第2通信部110、前記カード会社に設けられた管理サーバと電話回線を通じてデータ通信を可能とするためのデジタルサービスユニット(DSU)111が接続された通常のコンピュータである。
【0080】
また、前記記憶装置105には、該システムコントローラ100の処理を実施するための処理プログラムに加えて、図12(a)〜(c)に示すような各種テーブル(データベース)が登録されている。
【0081】
まず、図12(a)の会員属性情報テーブル(会員データベース)は、会員カード37の会員ID毎に、当該会員カード37を所持する会員遊技者の氏名(名字並びに名前)、性別、年齢、誕生日、職業、住所からなる会員遊技者の会員情報と、当該会員カード37に記録されている会員情報の更新の有無(会員カード37に記録されている会員情報が最新のものに更新されている場合には「更新済」が登録され、会員情報が記録されていない場合や最新のものに更新されていない場合には未更新が登録される)と、が対応付けて登録されており、これら会員属性情報テーブル(会員データベース)の登録情報は会員管理コンピュータに登録されている会員情報テーブル(図16参照)の登録内容と同一となるように起動時や変更発生時において逐次更新される。
【0082】
また、図12(b)に示す会員カードマスターテーブルには、前記入金装置21の入金処理やカードユニット3における後述の追加入金処理が実施される毎に付与される入金ID毎に、入金IDに該当する追加入金処理が実施された会員カード37の会員IDと、入金IDに該当する追加入金処理が実施された入金装置21或いはカードユニット3の装置IDと、追加入金処理に供された入金額に相当する入金度数と、該入金度数から後述の貸出処理に使用された使用度数と、前記入金度数のうち未だ貸出処理に使用されていない残存度数と、が対応付けて登録されており、これら会員カードマスターテーブルに登録されている残存度数と対応する会員カードに記録されている残存度数とが一致するように登録、管理されている。
【0083】
また、図12(c)に示すカード管理データベース(DB)には、前記カードユニット3の装置ID毎に、当該カードユニット3が設置されている遊技島の島番号と、その通信状況(オンラインかオフラインか)と、対応するパチンコ機2の機種名である対応機種と、装着されているビジターカード38のカードIDである装着カードIDと、後述の貸出処理に使用された度数の累計である総使用度数と、該総使用度数のうちビジターカード38から使用された度数であるVカード使用度数と、会員カード37から使用された度数である会員カード使用度数と、当該カードユニット3にて入金された入金総額である会員カード入金金額並びに該入金のために受け付けた現金の各金種毎の数量である万券、5000券、2000券、1000券、500円、100円とが登録されており、これらカード管理DBにおける登録データ並びに前記会員カードマスターテーブルに登録されている残存度数等の各種データは、前記カードユニット3からその都度送信される各種情報に基づき更新されるようになっている。
【0084】
このシステムコントローラ100においては、図13に示すように、前記各テーブル並びにデータベースに基づき、各種カード管理、カードユニット管理並びに売り上げに関する種々の情報を、本日並びに前日以前の過去のデータも出力可能とされている。
【0085】
具体的には、出力させたい日付を選択或いは入力することで、図13の項目(1)〜(7)に示すように、(1)日計表、(2)島別売上表、(3)個別売上、(4)個別詳細情報、(5)時間別売上、(6)帳票管理、(7)機器交換履歴の各項目を図14に示す前記(3)個別売上のように表示或いはプリント出力することができるようになっている。
【0086】
本実施例のシステムコントローラ100では、前記(1)日計表として、選択された日付の店舗全体の会員並びにビジターの各売上や総売上金額や会員カードへの入金総額、会員カードの精算総額等の情報が表示される店舗日計表や、選択された日付の前記カードユニット毎の会員並びにビジターの各売上や総売上金額や会員カードへの入金総額等の情報が表示されるサンド日計表や、選択された日付の前記入金装置21による入金回数や入金総額等が表示される入金機日計表や、選択された日付の前記精算装置22における精算回数や精算金額が表示される精算機日計表と、が表示されるようになっている。
【0087】
また、前記(2)島別売上表を選択した場合には、選択された日付の前記島毎の会員並びにビジターの各売上や総売上金額や会員カードへの入金総額等の情報が表示され、(3)個別売上を選択した場合には、図14に示すように、選択された日付の各カードユニット(CU)3毎の会員並びにビジターの売上(消費)や会員カードへの入金総額等の各情報が表示され、前記(4)個別詳細情報を選択すると、選択された日付の各機器の売上、受付金種別の受付数、通信状態や会員カード挿入の有無等の各機器の詳細情報が表示され、前記(5)時間別売上を選択した場合には、選択された日付の各時間帯における店舗全体の会員並びにビジターの各売上や総売上金額や会員カードへの入金総額や精算総額等の情報が表示される。
【0088】
また、前記(6)帳票管理を選択した場合には、選択した帳票を印刷することができ、前記(7)機器交換履歴を選択した場合には、選択した日付において前記カードユニットストッカ20内の予備用カードユニットとの交換があった場合に、その交換された時間や交換された機器の情報が表示されるようになっている。
【0089】
また、前記(1)〜(7)の日付選択する項目以外に、項目(8)〜13の日付選択を必要としない表示項目(メニュー)が設けられており、項目(8)の仮締め情報を選択することで、通信がオフライン状態或いは何らかの障害により正規の締め処理がなされずに仮締め処理がなされたカードユニット3のとその売上等の情報が表示され、項目(9)のエラー情報管理を選択すると、各接続機器のエラー発見日時、復旧日時、エラー名などのエラー情報が検索して表示され、項目(10)の操作履歴を選択すると、各カードユニット3や前記入金装置21並びに精算装置22が操作された日時や時間内容などの操作履歴(通信履歴)が表示され、項目(11)の営業状態を選択した場合には、各接続機器の通信接続や会員カードの受付状況等の状態が表示され、項目(12)の営業定数を選択すると、締め処理において自動印刷される帳票の種別設定を行う画面が表示され、項目(13)のビジターカード情報を選択することで、各カードユニット3に装着されているビジターカードの書き込み回数情報や、交換履歴(交換日付)等の情報が表示されるようになっていて、該システムコントローラ100において、各カード並びにカードユニット3や入金装置21や精算装置22の管理が実施されるようになっている。
【0090】
また、これら売上(消費)に関する情報や入金に関する情報は、前記図14に示す個別売上のように、各カードユニット3毎の消費金額や入金金額等の情報並びに店舗全体の消費総額や入金総額の情報として、営業の終了時に実施される締め処理にて前記会員管理コンピュータ120へ出力されることで、会員の遊技関連情報の管理やイベント効果等のデータとして活用されるとともに、会員カードの返却が前記カードユニット3にて発生した場合においては、その返却時において会員管理コンピュータ120からの当該会員カードの会員ID並びにカードユニットの装置IDの送信に基づき、該当する会員IDの会員遊技者がそのカードユニット3にて遊技に使用した消費金額が売上金額として会員管理コンピュータ120に返信されることで、該会員管理コンピュータ120では、図17(d)に示すように、その会員遊技者の来店履歴の売上金額として登録される。
【0091】
次いで、本実施例において前記システムコントローラ100とともに遊技用管理装置を構成する会員管理コンピュータ120について説明すると、該会員管理コンピュータ120は、図15に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス121に、該会員管理コンピュータ120が実施する各種処理や後述の会員管理DBの更新処理並びにイベント評価に伴う各種データの集計処理等を行う集計手段としてのCPU122、ワークメモリ等として使用されるRAM123、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC124、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置125、イベント期間等の催事に関する情報を受け付けるための催事情報受付け手段としてのキーボードやマウス等の入力装置126、イベント前後の各集計結果を対比可能に出力するための出力手段としての表示装置127並びにプリンタ128、前記システムコントローラ100とのデータ通信を行う収集手段としての第1通信部129や前記カードユニット3(制御ユニット328)とのデータ通信を行う収集手段としての第2通信部130、が接続された通常のコンピュータである。
【0092】
また、前記記憶装置125には、該会員管理コンピュータ120が処理を実施するための各種処理プログラムに加えて、図16(a)に示すように、会員カード37の会員ID毎に、当該会員カード37を所持する会員遊技者が本日イベント対象者であるか否かを示すイベント対象者フラグ(本日のイベント対象者である場合には「Yes」が登録され、イベント対象者ではない場合には「No」が登録される)と、対象となるイベントのイベントNo.と、その時点の貯蓄玉数と、本人確認のための暗証番号と、来店回数と、来店ポイントと、最後の来店日と、これら来店回数や収支金額等に基づく会員ランクと、会員登録日、並びに当該会員カード37を所持する会員遊技者の氏名(名字並びに名前)、性別、年齢、誕生日、職業、郵便番号、住所、電話番号、携帯電話番号等の個人情報や、交通手段、趣味、記念日、電子メールアドレス並びにダイレクトメールの送付の可否等からなる会員遊技者の会員情報と、後述する会員登録/変更画面において新規登録または登録変更が実施された場合に登録される更新状況(新規登録または登録変更が実施された場合には「Yes」が登録され、これら新規登録または登録変更に基づく登録内容が、前記システムコントローラ100の前記会員属性情報テーブルに反映された時点で「No」が登録される)と、が登録される会員情報テーブル(会員データベース)と、図16(b)に示すように、後述する図38に示すイベント登録画面にて登録された登録内容であるイベント名と、実施期間と、実施時間と、対象条件(全会員、女性会員、来店回数50回以上の会員等)と、対象となるカードユニット3の範囲(全ユニット、〜番島、対象となるカードユニット3の個別の装置ID等)と、対象者に対する特典(無制限、粗品進呈、等価交換等)と、対象となるカードユニット3において対象者である旨を報知する際の報知条件(遊技開始時、使用額〜円以上、遊技開始〜分後等)と、対象となるカードユニット3での事前報知の実施の有無(実施する場合には「Yes」が登録され、実施しない場合には「No」が登録される)と、イベント効果の比較において比較データとして用いるデータの集計期間(日数)と、が各イベント毎に付与されたイベントNo.毎に登録されるイベントテーブルと、前記カードユニット3の装置ID毎に、当該カードユニット3が設置
されている遊技島の島番号と、当該カードユニット3が本日イベント対象台であるか否かを示すイベント対象台フラグ(本日のイベント対象台である場合には「Yes」が登録され、イベント対象台ではない場合には「No」が登録される)と、対象となるイベントのイベントNo.と、が登録されるイベント対象範囲テーブル(遊技用装置データベース)と、各表示データ毎に付与された表示No.毎に、前記情報表示装置5において表示される歓迎表示の元となる表示内容(文案)と、当該表示内容に基づく歓迎表示の表示条件(表示対象となる会員遊技者の条件、例えば本日誕生日の会員や、本日誕生日以外の会員等)と、からなるベース表示データと、当該ベース表示データの適用の有無(適用する場合には「Yes」が登録され、適用しない場合には「No」が登録される)と、が登録される歓迎表示テーブル(図示略)等から構成される会員管理データベース(DB)が登録されており、これら各テーブルは、前記カードユニット3から送信される各種情報や後述する会員登録/変更画面や歓迎表示データ設定画面において入力された情報等に基づいて逐次最新のデータに更新されるようになっている。
【0093】
また、前記記憶装置125には、図17(d)に示すように、各会員遊技者の遊技履歴として、遊技(来店)日、遊技した台番号、遊技開始時間並びに終了時間と特賞回数と遊技時間、会員遊技者が遊技に消費した金額である売上金額、会員遊技者が遊技にて獲得することで遊技場が該会員遊技者に対して提供する景品と等価な金額である支出金額(最小数は100円単位)、これら売上金額から支出金額を差し引いた収支金額と遊技場の勝敗、とが各会員遊技者毎に登録されている会員来店履歴データベース(DB)が記憶されている。
【0094】
また、前記記憶装置125には、図17(e)に示すように、前記締め処理に基づきシステムコントローラ100から出力される各カードユニット3毎の会員並びにビジターの各売上並びに総売上情報とともに、前記カードユニット3から出力される前記補給球総数レジスタやアウト球総数レジスタに記憶されている営業開始時点からの補給球総数とアウト球総数の差球に基づき算出されるパチンコ機2の支出金額や、収支金額、並びに前記アウト球総数をパチンコ機2において単位時間(1分間)に打ち出させる平均打出数で除することで得られる稼働時間(分)や営業時間に占める稼働時間(分)の割合である稼働率とが、各台番号とその台タイプ並びに機種と島番号とともに登録される台別履歴データベース(DB)が記憶されており、これら各データベースに登録されている情報に基づいて、後述する各種情報の出力やイベント効果の集計が実施されるようになっている。尚、本実施例において支出金額の算出方法としては、前記補給球総数(補給球数(IN))からアウト球総数(アウト球数(OUT))を差し引いた差球数に特殊景品との交換率を乗じて支出金額を算出している。
【0095】
また、本実施例の会員管理コンピュータ120の表示装置127には、図36に示すように、その上部位置に帯状とされ、会員管理処理プログラムのバージョンや表示内容のタイトル並びに現在の日付と時間や「営業中」や「営業前」或いは「営業後」といった状態が表示されるタイトル域501や、その下部位置において種々の表示内容が表示される表示領域502や、該表示領域502の右位置に形成され、前記表示領域502に表示される内容を選択するためのサブメニュー表示域503と、前記表示領域の下部位置に形成され、「削除」や「登録」、「印刷」、「変更」等といった各種機能ボタンが表示される機能ボタン域505とを有する表示形態による表示が実施されるようになっており、前記サブメニュー表示域503の表示領域502側の辺には、「入力」、「報告」、「分析」、「ABC」、「イベント」、「検索」、「出力」、「設定」、「保守」、「戻る」或いは「初期設定」の各種メニュー分類に対応する10種類のメニュータブ504が設けられており、これら各メニュータブ504を画面上にて選択することにより、該選択されたメニュー分類に該当するサブメニューが前記サブメニュー表示域503に表示され、該サブメニュー表示域503に表示されたサブメニューから所望の項目を選択することで、選択内容に該当する内容の表示が前記表示領域502に表示され、必要に応じて前記機能ボタン域505に表示される「印刷」の機能ボタンを選択することで、該表示内容を前記プリンタ108にて印刷することができるようになっている。
【0096】
以下、本実施例の遊技用システムにおける各部の処理状況並びにデータの授受について説明する。
【0097】
本実施例のカードユニット3は、前記会員カード挿入口319に挿入された会員カード37の使用の可/不可を判別する受付処理と、この受付処理において受付けられた会員カード37より読み出された度数をパチンコ玉の貸出に使用するための貸出処理と、前記会員カード37が受付中でかつ残存する度数が0度の場合であって、紙幣(1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣)または硬貨(100円硬貨、500円硬貨)が挿入または投入されて識別された場合に、該識別された金額に相当する度数(識別金額を100で除算した値)を、受付けられている会員カード37より読み出された度数に加算する追加入金処理と、前記会員カード37が受付けられていない場合に低額紙幣(1000円紙幣)または硬貨(100円硬貨、500円硬貨)が挿入または投入されて識別された場合に、該識別された金額に相当する度数を前記ビジターカード装着口318に挿入されたビジターカード38に記録した後、該記録した度数の全てをパチンコ玉の貸出に使用する発行貸出処理と、以前の遊技にて貯蓄した貯蓄玉数を再度遊技に使用することのできる払戻処理と、を行うようになっている。また、本実施例のカードユニット3においては、上述の処理に加えて、対応する情報表示装置5において表示される歓迎表示やイベント対象台表示、イベント対象者表示の表示制御等を実施するようになっている。
【0098】
この本実施例のカードユニット3の起動時(電源投入時)においては、図21に示すように前記会員管理コンピュータ120との接続処理が実施される。この接続処理にあっては、電源投入に伴い、まず前記カードリーダライタ327の制御基板327bとシステムコントローラ100との接続処理が実施され、該処理の完了を受けて制御基板327bから接続処理の動作指示が前記制御ユニット328へ出力される。
【0099】
該制御基板327b(カードリーダライタ327)からの動作開始指示通知の出力に基づき制御ユニット328は、前記会員管理コンピュータ120に対して接続要求を行うとともに、前記補給球総数レジスタやアウト球総数レジスタ並びに特賞回数レジスタへの加算更新を開始する。
【0100】
前記接続要求を受信した会員管理コンピュータ120は、暗号用キーの作成に必要となる機器情報要求を制御ユニット328へ送信し、該制御ユニット328から機器情報応答を入手して暗号用キーを作成する。
【0101】
次いで会員管理コンピュータ120は、制御ユニット328が保持している最終トレースデータ番号の出力要求を送信して最終トレースデータ番号を入手し、前日の締め処理にて会員管理コンピュータ120に登録されている最終トレースデータ番号と入手した最終トレースデータ番号とを比較して、未取得のトレースデータが残存する場合には該未取得のトレースデータの出力要求を制御ユニット328に対して送信し、該未取得のトレースデータを入手する。
【0102】
これら未取得データの確認を実施した後、制御ユニット328に対して初期情報の設定要求を送信することで、制御ユニット328は、補給球総数レジスタやアウト球総数レジスタ並びに会員補給球数(IN)レジスタや会員アウト球数(OUT)レジスタをリセットするとともに、特賞回数レジスタもリセットし、各レジスタのカウントを再開し、これら初期設定の処理が終了した段階にて設定通知を前記会員管理コンピュータ120に送信して通常処理状態へ移行し、現金の受付け待ち或いは会員カードの挿入待ち状態となる。
【0103】
まず、前記受付処理を図18に基づき説明すると、前記カードユニット3の会員カード挿入口319に会員カード37が挿入されると、カードリーダライタ327は、該挿入された会員カード37から会員IDと入金IDと度数とを読み出して、使用許諾要求と読み出した入金IDと度数とを各カードユニット3に個別に付与された装置IDとともに前記システムコントローラ100に送信する。
【0104】
これら使用許諾要求並びに入金ID、度数、装置IDを受信したシステムコントローラ100は、前記会員カードマスターテーブルにおいて受信した入金IDに対応して登録されている残存度数を抽出し、前記カードユニット3より受信した度数と前記抽出した残存度数とを照合し、照合が一致した場合において、使用許諾を送信元のカードユニット3(カードリーダライタ327)に返信する。また、前記照合において照合が一致しない場合には、カードユニット3(カードリーダライタ327)から受信した度数が、前記会員カードマスターテーブルに登録されている残存度数未満であるかを判別し、残存度数未満である場合には、該会員カードマスターテーブルの残存度数を前記受信した度数に更新するとともに、使用許諾を送信元のカードユニット3(カードリーダライタ327)に返信する。また、前記会員カードマスターテーブルに該当する入金IDが存在しない場合や受信した度数が会員カードマスターテーブルの残存度数を超える場合には、使用不可を送信元のカードユニット3(カードリーダライタ327)に返信する。
【0105】
前記カードユニット3(カードリーダライタ327)が使用許諾を受信した場合には、挿入された会員カード37を使用可能とし、前記読み出した会員IDと度数とをカード取込通知とともに制御ユニット328に出力する。尚、システムコントローラ100から使用不可を受信した場合には、挿入された会員カード37は使用不可として返却する。
【0106】
該出力を受けて制御ユニット328は、会員カード受付中表示部345を点灯し、前記出力された会員IDデータと度数データとを、会員IDレジスタ並びに度数レジスタに記憶するととともに、図22に示すように、会員管理コンピュータ120に対して会員IDと装置IDとを含む会員カード取込要求を送信する。
【0107】
該送信を受けて会員管理コンピュータ120は、送信されてきた会員IDから会員を特定し、前記会員来店履歴データベース(DB)の該会員の来店履歴に遊技開始時刻並びに受信した装置IDに対応する遊技機の台番号を登録するとともに、受信した会員IDに対応して登録されている来店日の日付が本日の日付であるかを判別し、来店日が本日の日付でない場合には、来店日の項目を本日の日付に更新するとともに、前記会員情報テーブルの来店回数に1を加算する。また、会員ポイント並びに貯蓄球数と暗証番号とを前記会員情報テーブルから抽出して該会員ポイントに来店ポイント100を付与加算更新し、新たな会員ポイントと貯蓄球数と暗証番号とを含む会員カード取込応答を送信元の制御ユニット328に返信する。
【0108】
該会員カード取込応答の返信に基づき、制御ユニット328は、受信した貯蓄球数と暗証番号とを貯蓄球数レジスタ並びに暗証番号レジスタに記憶するとともに、前記貯蓄球数が存在する場合であって該球数が所定の払出数に達している場合において、その再プレイ可能回数を前記会員カード用表示部314し、プレイ選択ボタン316又はエンターキー317からの入力待ち状態となる。
【0109】
この段階で、エンターキー317が選択された場合には1回の再プレイに相当する数のパチンコ球の払出指示がパチンコ機2へ出力されて、パチンコ機2の玉払出装置297からパチンコ球が払い出され、前記再プレイ可能回数から1が減算されて前記会員管理コンピュータ120へ使用通知が送信されて貯蓄球数のデータが減算更新される。また、プレイ選択ボタン316が選択された場合には、前記度数レジスタに記憶されている度数を前記度数表示部309並びにパチンコ機2の度数表示部17に表示し、貸出処理を行なうことで会員遊技者は前記度数を使用して遊技を実施できるようになる。
【0110】
また、本実施例のカードユニット3は、システムコントローラ100との通信ができない状態(オフライン状態)であっても前記会員カード37を受付け可能とされている。このオフライン状態のカードユニット3における受付処理について説明すると、まず、前記カードユニット3の会員カード挿入口319に会員カード37が挿入されると、カードリーダライタ327は、該挿入された会員カード37から会員IDと入金IDと度数とセキュリティー情報とを読み出す。
【0111】
次いで、読み出したセキュリティー情報と予め登録されているセキュリティー情報とを照合し、該照合が一致した場合には、挿入された会員カード37を使用可能とし、前記読み出した会員IDと度数とを制御ユニット328に送信する。尚、読み出したセキュリティー情報と予め登録されているセキュリティー情報が異なる場合には、挿入された会員カード37は使用不可として返却する。
【0112】
前記カードリーダライタ327(制御基板327b)より会員IDと度数とを受信した制御ユニット328では、受信した会員IDと度数とをRAM330の各レジスタに記憶するとともに、該記憶した度数を前記度数表示部309並びにパチンコ機2の度数表示部17に表示し、前記会員カード受付中表示部345を点灯する。
【0113】
このように、システムコントローラ100と通信できない状態(オフライン状態)でも会員カード37を使用可能とすることは、通信障害等でシステムコントローラ100との通信が不可となった場合でも、会員遊技者は遊技を実施できるようになり、遊技場の損害を最小限に抑えることが可能となることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0114】
また、前記カードユニット3においては、前記会員カード37が受付けられ、前記RAM330に記憶されている度数が残存する場合、すなわち前記度数表示部309並びにパチンコ機2の度数表示部17に度数が残存する場合に前記貸出ボタン16が入力されることで、該度数を使用してオンライン時と同様の貸出処理が実施される。
【0115】
この貸出処理の制御状況を図19に基づき説明すると、前記パチンコ機2の賞球制御基板237は、前記カードユニット3の制御ユニット328と接続されて通信が可能な状態であるとスタンバイ状態となり、前記PRDYをLOWとする(S1)。
【0116】
このようにPRDYが出力されている状態において前記貸出ボタン16が操作されると、制御ユニット328は、前記BRDYをLOWとし(S2)、この状態において、更に前記BRQをLOWとする(S3)。
【0117】
次いで、前記賞球制御基板237は、前記BRDYのLOWを検出した状態においてBRQのLOWを検出すると、パチンコ玉の払い出しが可能であるか確認し、可能である場合には、前記EXSをLOWとする(S4)。
【0118】
該EXSのLOWを検出した制御ユニット328は、前記BRQをHIGHとし(S5)、該BRQのHIGHを検出した賞球制御基板237は、玉払出装置297に玉払出信号を出力し、これに基づき1度数に該当する玉数(本実施例では25玉)の払出が実施されるとともに、該払出の終了に基づき、前記EXSをHIGHとする(S6)。
【0119】
該EXSのHIGHを検出した制御ユニット328は、前記度数レジスタに記憶している度数から1度を減算するとともに、前記度数表示部17に表示されている度数から1度を減算して表示更新する。
【0120】
制御ユニット328は、これら(S3)〜(S6)の信号制御並びに度数の減算更新制御、前記貸出単位変更ボタン306にて設置された貸出度数分繰返し実施し、これら制御が終了した後、BRDYをHIGHとして(S7)、貸出処理を終了する。
【0121】
このようにカードユニット3の制御ユニット328から出力されるBRQのHIGHの検出回数に基づき、前記賞球制御基板237は1度分に該当する数量(25玉)のパチンコ玉の貸出を実施するようになっており、このようにして貸出されたパチンコ玉を使用して遊技者はパチンコ機2における遊技を実施できるようになっている。
【0122】
尚、本実施例においては、前記S6が終了した段階で1度を減算するようにしているが、前記S3〜S6の処理を貸出度数分(例えば5度分の貸出であれば5回)繰返し実施した後、すなわち、貸出度数分のパチンコ玉が払い出された後、該貸し出された度数(例えば5度分の貸出であれば5度)を減算するようにしても良い。
【0123】
この会員カード37による貸出処理の終了時に制御ユニット328は、カードリーダライタ327に、玉貸通知と該貸出処理により使用された使用度数を出力する。これに基づきカードリーダライタ327は、受付中の会員カード37に記録されている度数を、前記制御ユニット328より受信した使用度数分減算した度数に更新記録するとともに、図18に示すように、会員カードによる貸出処理がなされたことを示す会員貸出完了通知と挿入されている会員カード37の入金IDと前記制御ユニット328より受信した使用度数並びに装置IDとをシステムコントローラ100に対して送信するようになっている。
【0124】
また、これら会員貸出完了通知並びに入金ID、使用度数、装置IDを受信したシステムコントローラ100では、カード管理DBの会員カードマスターテーブルにおいて該当する入金IDの残存度数から前記受信した使用度数を減算更新し、使用度数に対して前記受信した使用度数を加算更新するとともに、前記カードユニット別データテーブルの前記受信した装置IDに該当する総使用度数並びに会員カードの使用度数に対して前記受信した使用度数を加算更新するようになっている。
【0125】
また、本実施例のカードユニット3においては、前記度数を使用しての遊技を選択した後において、前記エンターキー317を選択することで、該受付中の会員カード37の会員IDにより特定される貯蓄玉数の払戻を行う払戻処理を実施できるようになっている。
【0126】
この払戻処理を図18に基づき説明すると、前記会員カード37が受付けられ、制御ユニット328の会員IDレジスタに前記受付中の会員カード37から読み出された会員IDと度数レジスタに度数とが記憶されている場合に、プレイ選択ボタン316の選択操作により「貯蓄」が選択されると、暗証番号の入力待ちの状態となる。
【0127】
この状態で暗証番号が入力されると、制御ユニット328は、前述のように、会員カード挿入時に会員管理コンピュータ120より受信した会員カード取込応答に基づき暗証番号レジスタに記憶されている暗証番号と入力された暗証番号とを照合する。この照合において暗証番号が一致した場合には、前記貯蓄球数レジスタに記憶されている貯蓄玉数に基づいて算出した再プレイ可能回数を会員カード用表示部314に表示し、これら表示されている再プレイ可能回数が残存する場合において貯蓄玉数の払戻が可能な状態となる。
【0128】
この状態において、エンターキー317が入力されると、前述の貸出処理とほぼ同様の要領でパチンコ機2における所定玉数の払出が実施される。
【0129】
この際、前記制御ユニット328は、記憶されている貯蓄玉数から払い出された玉数を減算更新し、会員カード用表示部314に表示されている再プレイ可能回数を1回分減算更新する。また、図18に示すように、前記制御ユニット328は、貯蓄玉数の払戻がなされた旨を示す払戻完了通知と払戻玉数と受付中の会員カード37の会員IDと装置IDとを会員管理コンピュータ120に対して送信するようになっている。
【0130】
また、これら払戻完了通知並びに払戻玉数、会員ID、装置IDを受信した会員管理コンピュータ120では、会員管理DBの会員情報テーブルにおいて前記受信した会員IDに該当する貯蓄玉数から、前記受信した払出玉数を減算更新するようになっている。
【0131】
次いで、前記追加入金処理を図18に基づき説明すると、会員カード37が受付中で、該会員カード37より読み出された度数が残存しない場合(0度の場合)に、紙幣(1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣)または硬貨(100円硬貨、500円硬貨)が挿入または投入されると、紙幣識別ユニット322または硬貨識別ユニット324において挿入された紙幣または投入された硬貨の金額が識別され、識別金額が前記制御ユニット328に出力される。
【0132】
該出力を受けた制御ユニット328は出力された識別金額を度数(識別金額を100で除算した値)に変換し、該変換した度数(入金度数)と入金金種と数量とを入金金種情報としてカードリーダライタ327に出力する。
【0133】
入金度数の出力を受けたカードリーダライタ327は、追加入金がなされた旨を示す入金通知と前記入金金種情報と入金度数と受付中の会員カード37の会員IDと装置IDとをシステムコントローラ100に送信する。
【0134】
これら入金通知並びに入金金種情報、入金度数、会員ID、装置IDを受信したシステムコントローラ100では、入金IDを生成し、該生成した入金IDと、前記受信した会員IDと、前記受信した入金装置(カードユニット3)の装置IDと、前記受信した入金度数と、残存度数と、を対応付けて会員カードマスターテーブルに登録するとともに、前記生成した入金IDを送信元のカードユニット3(カードリーダライタ327)に返信する。この際、システムコントローラ100は、前記カードユニット別データテーブルの会員カード入金金額に、該入金度数に対応する金額を加算更新登録するとともに、前記入金金種情報に基づく入金金種を該カードユニット別データテーブルの該当金種への加算登録を実施する。
【0135】
システムコントローラ100より入金IDの返信を受けたカードリーダライタ327においては、受付中の会員カード37に記録されている入金ID並びに度数、入金装置の装置IDを、前記システムコントローラ100より受信した入金ID並びに入金度数、当該カードユニット3の装置IDに各々更新記録するとともに、更新完了を制御ユニット328に送信する。
【0136】
カードリーダライタ327より更新完了を受信した制御ユニット328では、前記RAM330に記憶されている度数を前記変換した入金度数に更新し、該更新した度数を前記度数表示部309並びに度数表示部17に表示することで、遊技者は更新された度数に基づく前記貸出処理の実施が行えるようになる。
【0137】
尚、本実施例に用いた前記入金装置における入金処理も前記したカードユニット3における入金処理と同様に処理され、前記システムコントローラ100に新たに発行された入金IDに対応付けて入金金額に相当する度数が登録されるようになっている。但し、この場合において入金された装置には、入金装置21を示す固有のIDが登録されるようになっている。
【0138】
また、これら入金による度数が余ってしまった場合には、入金後の所定期間(本実施例では3日間以内)であれば、前記精算装置22に会員カードを挿入することで、該会員カードに記録されている会員ID並びに度数とが、該会員IDにより前記会員カードマスターテーブルにて特定される大きさの遊技用有価価値である度数が一致する場合に、該度数の現金への精算が実施され、該精算金額が精算を実施した会員IDとともに精算履歴としてシステムコントローラ100に登録、管理される。
【0139】
また、前記入金された度数を使用して会員遊技者が遊技を実施している場合においてパチンコ機2にて大当りやプレミアムリーチが発生した場合には、前記情報出力部298より前述のように大当り情報やプレミアム発生情報が出力され、該出力情報に基づき、制御ユニット328は図23に示すように、これら大当りやプレミアムリーチが発生したことを、識別可能な形態でオプション信号情報通知として会員管理コンピュータ120へ送信して通知し、該大当りやプレミアムリーチの終了時にも大当りやプレミアムリーチが終了したことを、オプション信号情報通知にて会員管理コンピュータ120へ通知することで、該会員管理コンピュータ120は、今どの遊技機にて大当り或いはプレミアムリーチが発生しているかを把握できるようになっており、これら大当り或いはプレミアムリーチの発生に伴ってボーナスポイント等を付与できるようになっているとともに、これら大当り或いはプレミアムリーチの発生に伴って、図24に示すように、予め登録されている文字情報(メッセージ)を情報データ通知として送信することで、該送信されたメッセージが前記カードユニット3に接続されている情報表示装置5に表示される。
【0140】
尚、本実施例のカードユニット3では、システムコントローラ100との通信状態がオフライン状態の場合であっても、会員カード37が受付中で、該会員カード37より読み出された度数が残存しない場合(0度の場合)であれば、1000円以下の追加入金処理が実施できる。また、オフライン状態のカードユニット3による追加入金処理で加算された度数は当該カードユニット3においてのみ貸出処理に使用できるようになっている。
【0141】
また、本実施例のカードユニット3においては、前記返却ボタン15が入力されると、該操作が前記制御ユニット328により検出され、該制御ユニット328は前記カードリーダライタ327へカード排出指示を出力するとともに前記会員カード受付中表示部345を所定時間点滅後に消灯し、カードリーダライタ327による会員カード挿入口319からの会員カードの排出を実施させて会員カードを遊技者に返却するようになっている。
【0142】
また、この返却時においては図22に示すように、前記制御ユニット328は会員管理コンピュータ120へ、前記会員補給球数(IN)レジスタ並びに会員アウト球数(OUT)レジスタの情報並びに前記会員特賞回数レジスタに記憶されている該会員遊技者に関する情報としての補給球数(IN)と打ち込み球数(OUT)と大当り回数の各データと、返却される会員カードの会員ID並びに装置IDとを含む会員カード抜き取り通知を送信する。この会員カード抜き取り通知を受信することにより、会員管理コンピュータ120は、該会員カードの挿入時において前記会員来店履歴データベース(DB)に登録した前記遊技開始時刻に対応する遊技終了時刻にその時点の時間を登録してこれら開始並びに終了時間から遊技時間を算出して登録するとともに、前記受信した大当り回数を登録する。
【0143】
また、前記にて受信した前記補給球数(IN)と打ち込み球数(OUT)との差数から該会員遊技者の遊技における遊技場側の支出を算出し、前記会員来店履歴データベース(DB)に登録した後、その会員遊技者が該遊技にて使用した消費(売上)金額を前記システムコントローラ100より入手して前記会員来店履歴データベース(DB)の売上金額に登録し、この売上金額と前記の支出金額より収支金額を算出登録するとともに、その遊技場から見た勝ち負けを登録することで、各会員遊技者の遊技履歴の情報が収集されて前記会員来店履歴データベース(DB)に登録、管理される。
【0144】
次いで、会員カードが挿入されていない場合に実施される前記発行貸出処理を図20に基づき説明すると、前記会員カード37が受付中ではない場合に、低額紙幣(1000円紙幣)または硬貨(100円硬貨、500円硬貨)が挿入または投入されると、紙幣識別ユニット322または硬貨識別ユニット324において挿入された紙幣または投入された硬貨の金額が識別され、識別金額が前記制御ユニット328に出力される。これに基づき制御ユニット328は、前記LEDモジュール346を発光させ、透明カバー部材318’を点灯させるとともに、前記出力された識別金額を度数(識別金額を100で除算した値)に変換し、該変換した度数(発行度数)をカードリーダライタ327に送信する。
【0145】
この発行度数を受信したカードリーダライタ327では、装着されているビジターカード38に前記受信した発行度数を記録することで、ビジターカード38を遊技者に対して発行する形態をとるとともに、該ビジターカード38に記録した発行度数を再度読み取り、制御ユニット328に送信する。
【0146】
カードリーダライタ327より発行度数を受信した制御ユニット328では、受信した発行度数をRAM330内の前記度数レジスタに記憶するとともに、度数表示部309並びに度数表示部17に表示した後、読み出した全ての度数を前記貸出処理に使用し、パチンコ機2にパチンコ玉を払い出させる制御を実施するとともに、これら全ての度数の貸出処理が終了した後、制御ユニット328は貸出処理の終了をカードリーダライタ327に出力する。
【0147】
これに基づきカードリーダライタ327は、前記ビジターカード38に記録した度数を0度に更新した後、更新完了を制御ユニット328に出力する。
【0148】
カードリーダライタ327より更新完了の出力を受けた制御ユニット328では、LEDモジュール346の発光を停止する。このようにして貸出されたパチンコ玉を使用して遊技者はパチンコ機2における遊技を実施できるようになっている。
【0149】
また、この発行貸出処理の終了時にカードリーダライタ327は、図20に示すように、前記ビジターカード38による発行貸出処理がなされたことを示す発行貸出完了通知とその際使用された使用度数(1度または5度または10度)と装置IDとをシステムコントローラ100に対して送信するようになっており、該システムコントローラ100では、これらビジターカードによる売上(=入金)を前記カードユニット別データテーブルのVカード使用度数に加算更新するとともに、使用度数が1度の場合は100円に1を加算、使用度数が5度の場合は500円に1を加算、使用度数が10度の場合は1000円に1を加算することで、投入金種を管理するようになっている。
【0150】
また、これら発行貸出完了通知並びに使用度数、装置IDを受信したシステムコントローラ100では、カード管理DBのカードユニット別データテーブルにおいて前記受信した装置IDに該当する総使用度数並びにビジターカードの使用度数に、前記受信した使用度数を加算更新するようになっている。
【0151】
次いで、前記営業中における処理ではなく営業が終了した後の締め処理の流れについて図25を用いて説明すると、まず、締め処理の起動は前記システムコントローラ100にて実施され、該システムコントローラ100からカードリーダライタ327に対して動作停止要求が送信されことにより、カードリーダライタ327は新たな会員カードの挿入等の受け付けを禁止した後、システムコントローラ100に対して動作停止状態に移行した旨の動作停止応答を返信するとともに、前記制御ユニット328へ動作停止指示を出力する。この動作停止指示の出力した後に、前記システムコントローラ100へ動作停止状態に移行する旨の動作停止通知を送信した後、カードリーダライタ327は動作停止状態に移行する。
【0152】
また、前記カードリーダライタ327から動作停止指示の出力を受けた制御ユニット328は、前記営業開示時点からの加算を実施している補給球総数レジスタやアウト球総数レジスタや特賞回数レジスタのカウントを停止し、前記会員管理コンピュータ120からの送信待ち状態へ移行する。
【0153】
前記動作停止通知を受信したシステムコントローラ100は、会員管理コンピュータ120に対し、会員カードやビジターカードの各処理が完了していることを示す営業終了通知を送信することで、会員管理コンピュータ120は営業終了を検知して各カードユニット3の制御ユニット328へ動作停止要求を送信する。
【0154】
該動作停止要求を受信した制御ユニット328は、前記にてカウントの停止を実施した補給球総数レジスタやアウト球総数レジスタや特賞回数レジスタの各記憶データを装置IDとともに動作停止応答として返信した後、これらの各レジスタを含む全てのレジスタの記憶データをリセットしてクリアする。
【0155】
前記動作停止応答を受信した会員管理コンピュータ120は、該動作停止応答に含まれる前記補給球総数レジスタやアウト球総数レジスタや特賞回数レジスタの各記憶データから、該カードユニット3が対応するパチンコ機2の営業中における総支出(補給球総数−アウト球総数)とアウト球総数から単位時間における発射可能球数に基づき稼働時間とを算出して、前記台別履歴データベース(DB)の支出金額と稼働時間に登録し、該稼働時間を営業延べ時間(分)により除して稼働率を算出して登録する。
【0156】
これら台別履歴データベース(DB)への前記各データの登録に際して、会員管理コンピュータ120は、前記システムコントローラ100に対し、図14に示すように、各カードユニット3毎の会員売上や入金金額、ビジターによる使用金額等のデータを初めとする締めデータ要求を送信して締めデータを入手し、該締めデータの入手に基づき、前記台別履歴データベース(DB)の会員売上やビジター売上や総売上の項目のデータを登録するとともに、前記にて既に登録されている支出金額を総売上より差し引いて収支金額を算出登録して各営業日毎の台別履歴データベース(DB)を完成して確定する。
【0157】
つまり、本実施例においては、図26に示すように、システムコントローラ100には前記入金装置21や精算装置22並びにカードユニット3より各種カードに関する情報(使用度数、入金度数、精算金額)等の情報が収集管理されるとともに、会員管理コンピュータ120には、各カードユニット3より該カードユニット3が対応する遊技機の補給球総数並びにアウト球総数と総特賞回数とともに、会員カードの挿入中における会員補給球数(IN)や会員アウト球数(OUT)と会員遊技者の大当り回数とが収集されるとともに、大当りやプレミアムリーチの発生状況をその発生を把握できるようになっており、前記補給球数(IN)とアウト球数(OUT)とから、各パチンコ機2における支出や各会員の遊技における支出を会員管理コンピュータ120が把握できるようになっており、これら支出金額を前記システムコントローラ100から随時或いは締め時に入手する会員売上(消費)金額や総売上(消費)金額から差し引くことにより、各会員遊技者の収支や各パチンコ機2の収支を把握できるようになっている。
【0158】
このようにして会員管理コンピュータ120に収集された各種遊技関連情報に基づき、前記した表示装置127に表示される各種メニュータブ504を選択した場合において、どのような内容の情報(集計結果)表示がなされるのかについて、図27から図35のツリー図並びに図40以降の帳票を用いて以下に説明する。
【0159】
まず、起動時において何も選択されていない状態においては、前記表示部にはその日に予め設定されているイベント(催事)がある場合には、その催事の内容等が前記表示領域502に表示されている。
【0160】
この状態から前記「入力」タブを選択すると、図27に示すように、前記サブメニュー表示域503には、「会員登録」、「会員整理」、「カード更新」、「イベント登録」の4項目が表示される。このサブメニューが未選択の段階においては前記表示領域502の表示は変化しない。
【0161】
これらサブメニューから例えば「会員登録」を選択した場合には、図37に示すような会員登録画面が表示され、発行した会員カードの会員番号を入力し、該画面より新たな会員の氏名(名字及び名前)や性別、年齢、誕生日、職業、住所、電話番号等の各種の項目を入力した後、前記機能ボタン域505に表示されている「保存」の機能ボタンを選択入力することで、前記16(a)に示す会員情報テーブルに登録されるとともに、更新状況の項目に「Yes」が登録されるようになっている。
【0162】
また、サブメニューから「会員整理」のサブメニューを選択した場合には、前記会員情報テーブルに登録されている会員の一覧が前記表示領域502に表示され、該一覧からの選択或いは会員番号や氏名等からの検索により整理を希望する会員を選択して削除等による整理を実行することができるようになっている。
【0163】
また、カードの紛失や盗難等によりカードを再発行する等の必要がある場合には、「カード更新」のサブメニューを選択して、古いカードの会員番号或いは会員IDを入力し、新たな会員番号或いは会員IDを付与し、これら変更した内容並びに古い会員番号とが前記会員情報テーブルの登録入力内容として更新登録される。これら会員情報テーブルの登録内容に変更が生じた場合には、前述のように更新のフラグが「Yes」に変更され、該新たな会員カードがカードユニット3や入金装置21に挿入されると、前記フラグの内容に基づいて新たな会員カードに対し、会員情報等の各種情報が記録されるようになっている。
【0164】
また、新たなイベント(催事)を登録したい場合には、前記サブメニューの項目から「イベント登録」を選択することで、図38に示すイベント登録画面が前記表示領域502に表示される。
【0165】
このイベント設定画面においては、図38に示すように、前記イベントテーブルに現在登録されているイベントデータが各イベントNo.毎に表示されるイベントテーブル表示エリアと、既存のイベントデータの変更、新規イベントデータの設定を実施可能とされたイベント設定エリアと、が設けられている。このイベント設定画面において「新規作成」を入力し、イベント設定エリアにおいて、新規に登録するイベント名と、当該イベントの実施期間と、実施時間と、イベント対象者となる遊技者の条件と、イベント対象となるカードユニット3の範囲と、当該イベントにより提供される特典と、イベント対象者である旨の報知を実施する際の報知条件と、事前報知の実施の有無と、イベント効果の比較対象とするデータの収集期間(日数)と、からなるイベントデータを入力した後、「登録」を入力することで、新規イベントNo.が発行されるとともに、該イベントNo.に対応して、これらイベント設定エリアに入力されたイベントデータが前記イベントテーブルに登録され、前記イベントテーブル表示エリアに該登録されたイベントデータが追加表示されるようになっている。尚、これらサブメニューを選択した段階にて前記入力タブ或いは他のメニュータブを選択すると、サブメニューの未選択状態に戻り、他のサブメニューを選択できるようになっている。尚、本実施例では、前記のイベント効果の比較対象とするデータの収集期間(日数)である集計対象期間を設けており、この期間としては最大20日まで、イベント前後の日数を指定することができ、これら集計対象期間を個々のイベントで変更することができるようになっていて、後述するイベント効果分析やイベント効果把握の個別効果におけるイベント前並びにイベント後の比較データとしては、該指定された期間(日数)のデータが集計されて使用される。
【0166】
また、前記イベントテーブル表示エリアに表示された任意のイベントNo.を指定し、「変更」を入力し、イベント設定エリアにおいて、イベントデータを変更入力した後、「登録」を入力することで、イベントテーブルにおいて登録されている前記指定されたイベントNo.のイベントデータが、前記変更入力されたイベントデータに更新されるとともに、前記イベントテーブル表示エリアに表示されている当該イベントNo.のイベントデータも更新されるようになっている。また、前記イベントテーブル表示エリアに表示された任意のイベントNo.を指定し、「削除」を入力することで、イベントテーブルにおいて登録されている前記指定されたイベントNo.並びに当該イベントNo.のイベントデータが削除されるとともに、前記イベントテーブル表示エリアに表示されている当該イベントNo.並びに当該イベントNo.のイベントデータも削除されるようになっている。
【0167】
次いで、前記「報告」のメニュータブを選択した場合は、図28に示すように、前記サブメニュー表示域503には、「日報」、「月報」、「期間報」、「年報」の4項目が表示される。ここで、これら4種類のサブメニューから所望する1項目、例えば日報を選択すると、前記表示領域502には出力日付の選択を行うポップアップウインドウと、出力種別を選択するためのポップアップウインドウとが表示され、前記出力日付の選択を行うポップアップウインドウにはデフォルトで本日が表示されており、出力種別から所定の出力種別を選択することで、営業開始時点からその時点までの集計内容が選択した各出力種別に対応する形態にて表示されるようになっており、前記出力日付の選択を行うポップアップウインドウにて前日以前の日を選択した場合には、その選択した日の集計情報が、前記出力種別を選択するためのポップアップウインドウにて選択した出力種別に対応する形態にて表示されるようになっており、本実施例では前記出力種別として、図28に示すように、会員遊技者を所定の来店回数別に分類し、その来店回数別に分類された会員遊技者毎の売上や支出や収支平均や来店者数等の集計情報が表示される「来店回数別」の項目や、予め郵便番号等にて最大7つの地域が設定可能とされており、これら設定された各地域に該当する会員の売上や支出や収支平均や来店者数等の集計情報が表示される「地域別」の項目や、20代や30代・・・のように各世代毎に集計情報が表示される「世代別」の項目や、性別毎に集計情報が表示される「男女別」の項目、会社員や主婦・・・のように各職業毎に集計情報が表示される「職業別」の項目や、予め設定された遊技機のタイプ(本実施例では任意に3部門それぞれ5タイプとして最大15タイプを設定可能)毎に集計情報が表示される「タイプ別」の項目が設けられており、所望の種別を選択して前記「日報」、「月報」、「期間報」、「年報」を表示させることができるようになっている。
【0168】
次いで、前記「客層分析」のメニュータブを選択した場合は、図29に示すように、前記サブメニュー表示域503には、「時間推移」、「日単位」、「月単位」、「年単位」の4項目が表示される。ここで、これら4種類のサブメニューから所望する1項目、例えば日単位を選択すると、前記表示領域502には前記報告タブの場合と同様に、出力日付の選択を行うポップアップウインドウと、出力種別を選択するためのポップアップウインドウとが表示され、前記出力日付の選択を行うポップアップウインドウにはデフォルトで本日が表示されており、出力種別から所定の出力種別を選択することで、営業開始時点からその時点までの集計内容が選択した各出力種別に対応する形態にて表示されるようになっており、前記出力日付の選択を行うポップアップウインドウにて前日以前の日を選択した場合には、その選択した日の集計情報が、前記出力種別を選択するためのポップアップウインドウにて選択した出力種別に対応する形態にて表示されるようになっていて、本実施例では前記出力種別として、図29に示すように、報告タブの場合と同様に来店回数別に分類された会員遊技者毎の来店人数売上、収支等の集計情報が表示される「来店回数別」の項目や、これら来店人数等の集計情報が予め設定された地域別に表示される「地域別」の項目や、20代や30代・・・のように各世代毎に集計情報が表示される「世代別」の項目や、性別毎に集計情報が表示される「男女別」の項目、会社員や主婦・・・のように各職業毎に集計情報が表示される「職業別」の項目や、前述のように予め設定された遊技機のタイプ毎に遊技者数等の集計情報が表示される「タイプ別」の項目が設けられており、これら所望の種別を選択して前記「時間推移」、「日単位」、「月単位」、「年単位」を表示させることができるようになっている。
【0169】
次いで、前記「ABC分析」のメニュータブを選択した場合は、図30に示すように、前記サブメニュー表示域503には、「時間推移」、「日単位」、「月単位」、の3項目が表示されるとともに、前記表示領域502には、「時間推移」の選択した際に入力を行うための日付指定項目と、前記「日単位」或いは「月単位」の項目を選択した際に入力を行うための期間指定項目とが表示される。尚、本実施例において前記「時間推移」並びに「日単位」指定できる日付としては過去3ヶ月以内の日付とされている。ここで、これら3種類のサブメニューから所望する1項目、例えば「時間推移」を選択するとともに、前記日付指定項目に分析を所望する日、例えばデフォルトにて表示されている営業前日を指定して機能ボタン域505に表示されている「表示」ボタンを選択することで、予め来店回数、消費金額、収支金額のレベル毎にA〜Gに分類された会員遊技者の来店者数が、予め設定された各時間帯に集計され、積木、折線、円グラフ等のグラフにて表示される。また、前記「日単位」或いは「月単位」の項目を選択した際には、指定された期間において前記A〜Gに分類された会員遊技者の来店者数が一日単位或いは月単位にて集計されて前述の時間推移の場合と同様に積木、折線、円グラフ等のグラフにて表示される。
【0170】
次いで、前記「イベント」のメニュータブを選択した場合は、図31に示すように、前記サブメニュー表示域503には、「イベント効果分析」、「イベント効果把握」、の2項目がまず表示される。ここで、詳細なイベント効果の分析を実施したい場合には「イベント効果分析」を選択し、イベント効果の概要を把握したい場合には、効果の一覧等が表示可能な「イベント効果把握」の項目を選択する。
【0171】
まず、「イベント効果分析」の項目を選択した場合には、前記表示領域502に、予め設定されている出力種別の項目を選択可能とされた出力種別選択ポップアップウインドウと登録されているイベントを選択可能とされたイベント選択ポップアップウインドウとが表示され、これら各ポップアップウインドウにて分析を行いたいイベント並びに出力種別とを選択した後、前記機能ボタン域505に表示されている「表示」の機能ボタンを選択入力することで、選択されたイベントの前記選択された出力種別に基づく効果分析画面が表示される。
【0172】
本実施例においては、これらイベント分析の出力種別として図31に示すように、「世代別」、「男女別」、「曜日別」、「構成比別」、「タイプ別」、「機種別」、「島別」、「台別」の8種類の種別を設けている。この種別において前記「世代別」を選択すると、図41に示すように、20代、30代・・・等の各年代毎に会員数や一日平均の来店者数、来店当たりの平均売上(消費)金額、来店当たりの平均支出金額、来店当たりの平均収支金額、前記ABC分析におけるAランク会員の平均売上(消費)金額、Bランク会員の平均売上(消費)金額並びにCランク会員の平均売上(消費)金額の各項目が、イベント前並びにイベント中後に分けて集計されるとともに、図41に示すように、これらイベント前並びにイベント中後の各データを対比できるように、並べて表示されるようになっている。また、イベント中後には、会員数の増減の項目が設けられており、イベント前に対して各世代の会員が増加或いは減少したかを簡便に確認できるようになっている。尚、これら世代別における世代の年齢幅の設定は、後述する設定メニュータブの選択により表示される「世代区分」にて変更できる。
【0173】
また、前記種別選択において前記「男女別」を選択すると、図42に示すように、前記「世代別」の場合と同様に男女毎の平均支出金額、来店当たりの平均収支金額、前記ABC分析におけるAランク会員の平均売上(消費)金額、Bランク会員の平均売上(消費)金額並びにCランク会員の平均売上(消費)金額の各項目が、イベント前並びにイベント中後に分けて集計され、これらイベント前並びにイベント中後の各データを対比できるように、並べて表示されるようになっている。また、イベント中後には、会員数の増減の項目が設けられており、イベント前に対して各性別の会員が増加或いは減少したかを簡便に確認できるようになっている。
【0174】
また、前記種別選択において前記「曜日別」を選択すると、図43に示すように、イベントが例えば1週間に及ぶような場合において、該イベント実施中の各曜日の収支状況が、イベント前の比較対象設定期間における該当曜日の該当項目に対する比率並びに該比率に基づく評価として表示されるとともに、売上(消費)や支出、並びに収支の金額がどのレベルにあるかを把握する参考とするために、前年度の各曜日の売上(消費)や支出、並びに収支の金額平均が表示されるようになっている。
【0175】
また、前記種別選択において前記「構成比別」を選択すると、図44に示すように、イベント前とイベント中並びにイベント後における売上に占める会員とビジターの各割合と、その割合の変化が集計、表示されるようになっている。
【0176】
また、前記種別選択において前記「タイプ別」を選択すると、図45に示すように、各遊技機タイプ別に売上(消費)、収支、稼働時間平均、稼働率とがイベント前とイベント中並びにイベント後において集計されて対比可能に並べて表示される。
【0177】
また、前記種別選択において前記「機種別」を選択すると、図46に示すように、各遊技機の機種毎に売上(消費)、収支、平均稼働時間、稼働率とがイベント前とイベント中並びにイベント後において集計されて対比可能に並べて表示される。
【0178】
また、前記種別選択において前記「島別」を選択すると、図47に示すように、遊技場内に設置されている各島毎に売上(消費)、収支、平均稼働時間、稼働率とがイベント前とイベント中並びにイベント後において集計されて対比可能に並べて表示される。
【0179】
また、前記種別選択において前記「台別」を選択すると、図48に示すように、パチンコ機2毎の売上(消費)、収支、会員遊技者数、稼働率、特賞数とがイベント前とイベント中並びにイベント後において集計されて対比可能に並べて表示される。
【0180】
次いで、前記「イベント効果分析」に代えて「イベント効果把握」の項目を選択した場合には、前記前記表示領域502に、「イベント効果一覧」の選択項目と「イベント選択」の選択項目並びに該「イベント選択」を選択した場合にイベントを選択可能となるイベント選択ポップアップウインドウが表示される。
【0181】
この「イベント効果一覧」を選択して前記機能ボタン域505に表示されている「表示」の機能ボタンを選択入力した場合には、図49に示すように、設定されているイベントの内、既に実施されたもの或いは実施中の各イベント別に、その期間と、来店会員数、売上推移、支出推移並びに収支推移の各項目がイベント前、イベント中、イベント後、イベント中後の平均の各項目毎に集計されて表示されることで、実施したイベントによる効果を個々のイベントにて対比して評価できるようになっている。
【0182】
また、前記「イベント効果一覧」に代えて「イベント選択」の選択項目を選択した場合には、イベント選択ポップアップウインドウから効果確認を実施したいイベントを選択した後、前記機能ボタン域505に表示されている「表示」の機能ボタンを選択入力することで、図50に示すように、選択したイベントの効果が表示される個別イベント効果画面が表示される。この個別イベント効果画面には、売上(消費)、支出、収支、会員来店数の4つの項目が、イベント前、イベント中、イベント後について集計されているとともに、イベント中の集計結果については、イベント前の集計結果に対する増減値並びに比率が算出されて表示されるとともに該算出された比率に基づく評価が判定されて表示される。また、イベント後の集計結果については、イベント前の集計結果に対する増減値と比率とともに、イベント中の集計結果に対する増減値(差分)と比率とが算出されて表示される。このようにイベント前やイベント中との増減値や比率を算出して表示することで、前記4項目のイベント実施による推移を簡便に把握できるようになるとともに、これらイベントによる効果の持続性も把握することが数値的に把握できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、本実施例では、前記比率に基づく評価として、比率が151%以上の場合の評価は「A」、比率が126〜150%は評価は「B」、101〜125%までは評価「C」、100%以下は評価「D」と表示されるように設定されている。
【0183】
また、これら個別イベント効果画面の表示形態としては、図50に示す帳票形態に限定されるものではなく、これら前記4項目のイベント実施による推移(比較)を直感的に認識可能とするために、例えば図53に示すような棒状グラフにより表示するようにしても良く、この際、これら棒状グラフの表示色を、前記評価結果のランクに合致した色として、評価状況を認識し易くしても良い。
【0184】
次いで、前記「検索」のメニュータブを選択した場合は、図32に示すように、前記サブメニュー表示域503には、「会員詳細」、「個人情報」、の2項目が表示される。まず、「会員詳細」は、登録されている会員の中から所定の条件に合致した全ての会員を抽出したい場合に選択され、該「会員詳細」を選択すると前記表示領域502には、検索条件の各項目属性と検索条件がマトリックス状に表示された検索条件選択画面が表示される。このマトリックス状に表示された各検索項目から目的の検索内容に該当するものを選択して条件を指定していく。例えば20代男性で、会社員であり、ランクがAランクである会員を検索したい場合には、世代の項目を選択して20代を指定し、性別の項目で男性を指定し、職業を選択して会社員を指定し、ランクを選択してAランクを指定した後、検索を実行することで、前記条件に合致する会員の一覧が前記表示領域502に表示され、これら表示された会員一覧から特定の会員を選択して該会員の個人情報や図40に示すような個人履歴を表示させることができるようになっている。
【0185】
また、前記「会員詳細」に代えてサブメニューから「個人情報」を選択した場合には、前記表示領域502に抽出条件である会員個人を特定可能な情報の入力画面が表示され、該入力画面には、会員番号或いは会員ID或いは氏、名、住所、電話番号、暗証番号等の会員個人を特定可能な情報の入力項目が設けられており、これらの中から判明している項目を入力した後、検索を実行することで、該当する会員の個人情報或いは個人履歴が表示されるようになっており、会員が会員カードを紛失したり、会員が会員カードを取り忘れた場合等において、これら会員の情報を検索する際に好適に使用できるようになっている。
【0186】
次いで、前記「出力」のメニュータブを選択した場合は、図33に示すように、前記サブメニュー表示域503には、「DM出力」、「外部I/F出力」、の2項目が表示される。この「DM出力」を選択した場合には、図33に示すように、ダイレクトメールを送りたい会員の条件を適宜入力して、該当する会員を一覧表示させた後、前記機能ボタン域505に表示されている「印刷」の機能ボタンを選択入力することで、抽出された会員の宛名が葉書或いはラベル印刷される。また、前記「外部I/F出力」を選択した場合には、前記会員情報テーブルに登録されている会員データが外部機器に対して所定のフォーマットにてデータ出力される。
【0187】
次いで、前記「設定」のメニュータブを選択した場合は、図34に示すように、前記サブメニュー表示域503には、「共通情報」、「台情報」、「来店数区分」、「地域区分」、「世代区分」、「職業区分」、「タイプ情報」、「ABC分析区分」、「報告出力項目」、「締め動作条件」、「カレンダー」、「設定情報印刷」、「表示メッセージ」、の13項目が表示される。
【0188】
まず、「共通情報」のサブメニューを選択した場合には、システム全体において使用される基本内容の設定が実施できるようになっており、各項目が前記表示領域に表示される。これら項目の中から「システム情報」を選択することで店舗名や店舗コード、会員管理コンピュータ120に個別に付与されたID、端数処理の内容等から成るシステム情報を表示或いは設定できる。また、「運用情報」の項目を選択することで、自動運転の実施/非実施や電源投入時刻や、電源切断時刻や、自動締めの実施/非実施や、締め処理時刻設定や、締め処理リトライ時間や、締め電源切断連動の実施/非実施や、年報初回月の設定、等の設定内容表示や設定の変更を実施できる。また、「遊技台」の項目を選択することで、前記カードユニット3が補給球計数器24からの信号出力を球数へ変換する際の変換比率を設定するIN信号比率や、アウト球計数器26からの信号出力により球数への変換比率を設定するOUT信号比率や、玉を換金する場合の金額の比率を、玉数と金額で設定可能な玉交換比や、端数処理設定、等の設定内容表示や設定の変更を実施できる。また、「通信」の項目を選択することで、コネクションタイムアウト時間や、会員管理コンピュータタイムアウト時間や、再接続待ち時間や、カードユニット3への会員データを表示の表示/非表示の設定や、カードユニット3の表示機に台情報の表示/非表示の設定、等の設定内容表示や設定の変更を実施できる。また、「台情報」を選択した場合には、システムコントローラ100から出力されるカードユニット番号(装置ID)や、ホール内で固有な物理番号であるJB番号や、島番号、部門(パチンコかパチスロかゲーム機か)、タイプ(本実施例ではCR1種、現金1種、2種、3種の4種)が台番号に対応付けて一覧表示され、該一覧の下部には、前記一覧から台番号を選択することで、該選択台の詳細が表示されるとともにその台の機種を入力可能な入力域が表示されることで、各台の設定情報を確認できるとともに、その機種設定を確認、変更することができる。
【0189】
また、「来店数区分」を選択した場合には、前記報告タブメニューの日報や月報等の情報出力等において使用される来店数区分の各区分の来店数設定を確認、変更できるようになっている。
【0190】
また、「地域区分」を選択した場合には、郵便番号に基づいて最大7つの地域に地域分類を設定することができ、これら分類を報告タブメニューの日報や月報等の情報出力等において使用することができる。
【0191】
また、「世代区分」を選択した場合には、前記イベント効果や日報や月報等の情報出力等において使用されている各世代の年齢幅設定を確認、変更することができる。
【0192】
また、「職業区分」を選択した場合には、日報や月報等の情報出力等において使用されている職業種別の設定を確認、変更することができる。
【0193】
また、「タイプ情報」を選択した場合には、遊技機の部門としてパチンコ、パチスロ、ゲームの3部門が選択可能に表示領域502に表示され、各部門毎に5つのタイプを設定することができ、本実施例ではパチンコの部門において、図45に示すような前記タイプ別の集計に使用されているように、CR1種、現金1種、2種、3種の4種類に設定されている。
【0194】
また、「ABC分析区分」を選択した場合には、ランクAからランクGの7段階に分類される各ランクの来店回数や来店当たりの消費(売上)金額、収支の設定を確認、変更することができる。
【0195】
また、「報告出力項目」を選択した場合には、前記報告タブを選択した際の日報や月報、期間報、年報において選択できる出力種別の設定を確認、変更することができる。
【0196】
また、「締め動作条件」を選択した場合には、締め処理において自動的に印刷出力される帳票並びに該帳票内の項目の設定を確認、変更することができる。
【0197】
また、「カレンダー」を選択した場合には、現在の年月日、時刻設定を確認、変更することができる。
【0198】
また、「設定情報印刷」を選択した場合には、これら「設定」のタブメニューにて設定されている設定内容が所定のフォーマットにてプリント出力される。
【0199】
また、「表示メッセージ」を選択した場合には、図39に示すように、表示メッセージの入力画面が前記表示領域502に表示される。この表示メッセージの入力画面においては、前記歓迎表示テーブルに現在登録されているベース表示データが各表示No.毎に表示されるとともに、これら各表示No.のベース表示データの適用の有無を設定可能とされた歓迎表示テーブル表示エリアと、既存のベース表示データの変更、新規にベース表示データの作成を実施可能とされた文案作成エリアと、が設けられている。
【0200】
この歓迎表示データ設定画面において「新規作成」を入力し、文案作成エリアにおいて、新規に登録する歓迎表示の表示内容(文案)と、表示条件(表示対象となる会員遊技者の条件)と、を入力した後、「登録」を入力することで、新規表示No.が発行されるとともに、該表示No.に対応して、これら文案作成エリアにて入力された表示内容並びに表示条件からなるベース表示データが前記歓迎表示テーブルに登録されるとともに、前記歓迎表示テーブル表示エリアに、該登録されたベース表示データが追加表示されるようになっている。また、前記表示内容中には、会員情報に含まれる情報(名字、名前、性別、職業等)を表示させるためのパラメータを挿入可能とされており、これらパラメータを挿入することで当該表示内容が表示される際に、これらパラメータ部分に会員カード37にて特定される会員情報に含まれる情報が表示されるように設定可能とされている。
【0201】
また、前記歓迎表示テーブル表示エリアに表示された各表示No.に対応する適用の項目をチェック入力することで、前記歓迎表示テーブルの該当する表示No.の適用の有無の項目が「Yes」に更新されるとともに、これら適用の項目のチェックを解除することで、前記歓迎表示テーブルの該当する表示No.の適用の有無の項目が「No」に更新されるようになっている。
【0202】
また、前記歓迎表示テーブル表示エリアに表示された任意の表示No.を指定し、「変更」を入力し、文案作成エリアにおいて、表示内容並びに表示条件を変更入力した後、「登録」を入力することで、歓迎表示テーブルにおいて登録されている前記指定された表示No.のベース表示データが、前記変更入力された表示内容並びに表示条件からなるベース表示データに更新されるとともに、前記歓迎表示テーブル表示エリアに表示されている当該表示No.のベース表示データも更新されるようになっている。また、前記イベントテーブル表示エリアに表示された任意の表示No.を指定し、「削除」を入力することで、歓迎表示テーブルにおいて登録されている前記指定された表示No.並びに当該表示No.のベース表示データ、適用の有無の項目が削除されるとともに、前記歓迎表示テーブル表示エリアに表示されている当該表示No.のベース表示データ、適用の有無の項目も削除されるようになっている。
【0203】
次いで、最後のメニュータブである前記「保守」のメニュータブを選択した場合は、図35に示すように、前記サブメニュー表示域503には、「パスワード設定」、「システム終了」、「設定バックアップ」の3項目が表示される。この「パスワード設定」を選択すると、前記表示領域502に旧パスワードの入力部と新規パスワードの入力部とが表示され、既にパスワードの設定がなされている場合には旧パスワードが一致した場合において新規パスワードへの変更が実施される。
また、「システム終了」を選択すると、前記表示領域502にパスワードの入力部が表示され、該パスワードの入力部に正規のパスワードを入力することで、手動によるシステム終了を実施できるようになっている。また、「設定バックアップ」を選択すると、前記設定メニュータブにて設定された各種設定内容のデータを、記録メディアであるフロッピーディスク等に記録してバックアップできるようになっており、ハードディスク障害等の不慮の障害においても、再度煩雑な設定操作を実施せずに迅速に設定を実施してシステムを再度起動できるようになっている。
【0204】
次いで、本実施例のカードユニット3に対応して設けられた情報表示部としての情報表示装置5の表示制御に係るカードユニット3並びにシステムコントローラ100、会員管理コンピュータ120の処理状況について詳述する。
【0205】
まず、前記会員管理コンピュータ120は、開店処理時において会員管理DBの会員情報テーブルより更新状況に「Yes」が登録されている会員ID並びに当該会員IDの会員情報を抽出し、これら抽出した会員ID並びに当該会員IDの会員情報と更新要求とをシステムコントローラ100に対して送信する。
【0206】
これに基づきシステムコントローラ100では、更新要求とともに受信した会員ID並びに当該会員IDの会員情報に基づいて、前記カード管理DBの会員属性情報テーブルの登録データを最新のデータに更新するとともに、新規に登録された会員ID並びにその会員情報を追加登録する。この際、会員情報が更新された会員ID並びに新規に登録された会員IDの会員情報の更新有無の項目に「未更新」を登録する。
【0207】
また、会員管理コンピュータ120は、前記会員管理DBのイベントテーブルより本日実施されるイベントデータ(イベント名、実施期間、実施時間、対象条件、対象範囲、特典、報知条件、事前報知の有無)を抽出する。また、これら抽出したイベントデータに含まれる対象条件に該当する会員遊技者の会員IDを前記会員情報テーブルから抽出し、該抽出した会員IDのイベント対象者フラグの項目に「Yes」を登録するとともに、対象となるイベントのイベントNo.を登録する。それ以外の会員IDのイベント対象者フラグの項目には「No」を登録する。また、これら抽出したイベントデータに含まれる対象範囲に該当するカードユニット3の装置IDを前記イベント対象範囲テーブルから抽出し、該抽出した装置IDのイベント対象台フラグの項目に「Yes」を登録するとともに、対象となるイベントのイベントNo.を登録する。尚、それ以外の装置IDのイベント対象台フラグの項目には「No」を登録する。
【0208】
次いで、会員管理コンピュータ120は、前記イベント対象範囲テーブルにおいてイベント対象台フラグが登録されている装置ID(「Yes」が登録されている装置ID)を抽出するとともに、該抽出した装置IDに対応して登録されているイベントNo.に該当するイベントデータを前記イベントテーブルより抽出し、前記イベント対象台フラグが登録されている装置IDのカードユニット3(制御ユニット328)に対して該カードユニット3において本日実施されるイベントのイベントデータ(前記抽出したイベントデータ)を送信する。
【0209】
これら会員管理コンピュータ120より送信されたイベントデータを受信したカードユニット3の制御ユニット328は、受信したイベントデータを記憶するとともに、イベント内容の事前報知が必要であるかを前記記憶したイベントデータに含まれる事前報知の有無に基づき判別する。
【0210】
この判別において事前報知が必要であると判別した場合には、前記イベント対象台ランプ337を点灯するとともに、前記記憶したイベントデータに基づき当台が本日のイベント対象台である旨と、イベント名と、イベント対象者と、イベント特典と、からなるメッセージを表示するためのイベント対象台表示データを生成し、定期的に情報表示装置5に出力することで、これら生成したイベント対象台表示データに基づくメッセージを情報表示装置5にスクロール表示させる。例えば、記憶されているイベントデータが前記イベントテーブルにおけるイベントNo.65のイベントに関するものであれば「当台は本日のイベント対象台です。イベント名:新台入替 イベント対象者:全会員 イベント特典:無制限」というメッセージを表示するためのイベント対象台表示データを生成し、定期的に情報表示装置5に出力することで、これら生成したメッセージが情報表示装置5にスクロール表示されることとなる。
【0211】
また、前記会員管理コンピュータ120は、開店処理時において、前記歓迎表示テーブルより適用の項目に「Yes」が登録されている表示No.のベース表示データを抽出し、これら抽出したベース表示データを各カードユニット3(制御ユニット328)に送信する。
【0212】
これら会員管理コンピュータ120より送信されたベース表示データを受信したカードユニット3の制御ユニット328は、受信したベース表示データを記憶して、会員カード37の受付け待ちの状態となる。
【0213】
次いで、図23に示すように、カードユニット3が会員カード37を受付けると、前述した受付処理に際して、前記カードリーダライタ327は、受付けた会員カード37より会員IDと会員情報を読み出して、該読み出した会員IDと更新判定要求とをシステムコントローラ100に送信する。
【0214】
これに基づきシステムコントローラ100では、カードユニット3(カードリーダライタ327)より更新判定要求とともに受信した会員IDを前記カード管理DBの会員属性情報テーブルより抽出し、該抽出した会員IDに対応する更新状況に基づき前記カードユニット3(カードリーダライタ327)にて受付けられた会員カード37に記録されている会員情報が更新されているか否かを判定する。この判定において会員情報が更新されていない場合(前記抽出した会員IDに対応する更新状況の項目に「更新済」が登録されている場合)には、更新無と判定し、更新無通知を送信元のカードユニット3(カードリーダライタ327)に返信する。
【0215】
システムコントローラ100より更新無通知の返信を受けたカードリーダライタ327では前記会員カード37より読み出した会員IDと会員情報とを制御ユニット328に送信する。
【0216】
例えば、制御ユニット328に、表示条件が本日誕生日の会員とされているベース表示データと、本日誕生日の会員以外とされているベース表示データと、が記憶されており、前記カードリーダライタ327より送信された会員情報に含まれる会員遊技者の誕生日が本日の場合であれば、表示条件が本日誕生日の会員とされているベース表示データを抽出し、該抽出したベース表示データの表示内容を元にしたメッセージを表示するための歓迎表示データを生成し、情報表示装置5に出力することで、これら生成した歓迎表示データに基づくメッセージが情報表示装置5に表示されることとなる。
【0217】
また、前記抽出したベース表示データの表示内容中に前述した会員情報に含まれる情報を表示させるためのパラメータが挿入されている場合には、前記カードリーダライタ327より送信された会員情報に含まれる該当情報を前記パラメータ部分に挿入したメッセージを表示するための歓迎表示データを生成する。例えば、表示内容中に会員遊技者の名字を表示させるためのパラメータ「(”名字”)」が含まれている場合には、このパラメータ部分に前記カードリーダライタ327より送信された会員情報に含まれる会員遊技者の名字が挿入されたメッセージ(ベース表示データにおける表示内容が「いらっしゃいませ。(”名字”)様」とされている場合で、会員カード37より読み出した会員情報に含まれる会員遊技者の名字が「○○」であれば、「いらっしゃいませ。○○様」というメッセージとなる)を表示するための歓迎表示データが生成されるようになる。
【0218】
また、前記システムコントローラ100による会員情報が更新されているか否かの判定において、前記カードユニット3(カードリーダライタ327)にて受付けられた会員カード37の会員情報が更新されている場合(前記抽出した会員IDに対応する更新状況の項目に「未更新」が登録されている場合、すなわち会員属性情報テーブルの内容が変更され、その変更内容が未だ該当する会員カード37の記録情報に反映されていない場合)には、更新有と判定し、この判定に基づき更新要求と前記抽出した会員IDに対応して会員属性情報テーブルに登録されている会員情報とを送信元のカードユニット3(カードリーダライタ327)に返信するとともに、前記抽出した会員IDに対応する更新状況の項目を「更新済」に更新する。
【0219】
システムコントローラ100より更新要求と会員情報との返信を受けたカードリーダライタ327では受付中の会員カード37に記録されている会員情報をシステムコントローラ100より返信された会員情報に更新記録するとともに、前記読み出した会員IDと、前記システムコントローラ100より返信された会員情報と、を制御ユニット328に送信する。
【0220】
これに基づいて制御ユニット328は、前述と同様に開店処理時に会員管理コンピュータ120より受信して記憶されているベース表示データから、前記カードリーダライタ327より送信された会員情報に適合する表示条件のベース表示データを抽出し、該抽出したベース表示データの表示内容と前記カードリーダライタ327より送信された会員情報とに基づいて歓迎表示データを生成し、情報表示装置5に出力することで、これら生成した歓迎表示データに基づくメッセージを情報表示装置5にスクロール表示させる。
【0221】
また、カードユニット3が会員カード37を受付けて、制御ユニット328が、カードリーダライタ327から会員IDと会員情報とを受信すると、該制御ユニット328は、イベント対象判定要求と前記カードリーダライタ327から受信した会員IDと当該カードユニット3の装置IDとを会員管理コンピュータ120に送信する。
【0222】
これに基づき会員管理コンピュータ120では、カードユニット3(制御ユニット328)よりイベント対象判定要求とともに受信した会員IDを前記会員管理DBの会員情報テーブルより抽出し、該抽出した会員IDに対応するイベント対象者フラグの登録状況に基づき前記カードユニット3にて受付けられた会員カード37を所持する会員遊技者がイベント対象者であるか否かを判定する。この判定においてイベント対象者であると判定した場合(前記抽出した会員IDに対応するイベント対象者フラグに「Yes」が登録されている場合)には、前記受信した装置IDを前記イベント対象範囲テーブルより抽出し、該抽出した装置IDに対応するイベント対象台フラグの登録状況に基づき当該装置IDのカードユニット3がイベント対象台であるか否かを判定する。この判定において前記受信した装置IDがイベント対象台であると判定した場合(前記抽出した装置IDに対応するイベント対象台フラグに「Yes」が登録されている場合)には、イベント対象者通知を送信元のカードユニット3(制御ユニット328)に返信する。尚、前記イベント対象者であるか否かの判定においてイベント対象者ではないと判定した場合や、前記受信した装置IDがイベント対象台であるか否かの判定においてイベント対象台ではないと判定した場合にはイベント対象外通知を送信元のカードユニット3(制御ユニット328)に対して返信するようになっている。
【0223】
会員管理コンピュータ120よりイベント対象者通知の返信を受けた制御ユニット328では、開店処理時に会員管理コンピュータ120より受信して記憶されているイベントデータに含まれる報知条件に基づくタイミング(例えば、遊技開始時、使用額5000円以上(使用度数50度以上)、遊技開始後10分後等)に基づいてイベント対象者ランプ335を点灯するとともに、点灯指示信号を呼出ランプ4に出力して呼出ランプ4を点灯させることで、会員遊技者や遊技場の係員に対してイベント対象者である旨を報知する。また、これらに加えて前記記憶されているイベントデータに基づき、本日のイベント対象者である旨と、イベント名と、イベント対象者と、イベント特典と、からなるメッセージを表示するためのイベント対象者表示データを生成し、該生成したイベント対象者表示データを情報表示装置5に出力することで、これら生成したイベント対象者表示データに基づくメッセージを情報表示装置5にスクロール表示させる。
【0224】
例えば、記憶されているイベントデータが前記イベントテーブルにおけるイベントNo.65のイベントに関するものであれば、報知条件が遊技開始時とされているので、前記イベント対象者通知の返信を受けてすぐに、前記イベント対象者ランプ335を点灯するとともに、点灯指示信号を呼出ランプ4に出力して呼出ランプ4を点灯させることで、会員遊技者や遊技場の係員に対してイベント対象者である旨を報知する。更に、「あなたは本日のイベント対象者です。イベント名:新台入替 イベント対象者:全会員 イベント特典:無制限」というメッセージを表示するためのイベント対象者表示データを生成し、該生成したイベント対象者表示データを情報表示装置5に出力することで、これら生成したイベント対象者データに基づくメッセージが情報表示装置5にスクロール表示されることとなる。
【0225】
また、例えば対象となるイベントデータの報知条件が使用額5000円以上とされている場合には、対象となる会員遊技者が前述の貸出処理により5000円以上(50度以上)使用された時点で、前記イベント対象者ランプ335を点灯するとともに、点灯指示信号を呼出ランプ4に出力して呼出ランプ4を点灯させることで、会員遊技者や遊技場の係員に対してイベント対象者である旨を報知する。更に、前記イベント対象者表示データを生成し、情報表示装置5に出力することで、これら生成したイベント対象者データに基づくメッセージが情報表示装置5にスクロール表示されることとなる。
【0226】
また、例えば対象となるイベントデータの報知条件が遊技開始後10分後とされている場合には、対象となる会員遊技者が遊技を初めてから10分が経過した時点、すなわちイベント対象となる会員カード37が受付けられてから10分が経過した時点で、前記イベント対象者ランプ335を点灯するとともに、点灯指示信号を呼出ランプ4に出力して呼出ランプ4を点灯させることで、会員遊技者や遊技場の係員に対してイベント対象者である旨を報知する。更に、前記イベント対象者表示データを生成し、情報表示装置5に出力することで、これら生成したイベント対象者データに基づくメッセージが情報表示装置5にスクロール表示されることとなる。
【0227】
また、対応するパチンコ機2において前述したプレミアムリーチが発生し、制御ユニット328が対応するパチンコ機2から出力されるプレミアム発生情報の入力を検出した場合には、前述のようにプレミアムリーチが発生した旨を示すオプション信号情報通知と受付中の会員カード37から読み出された会員IDと当該カードユニット3の装置IDとを会員管理コンピュータ120に送信する。
【0228】
これに基づき会員管理コンピュータ120では、カードユニット3(制御ユニット328)よりオプション信号情報通知とともに受信した会員IDを前記会員管理DBの会員情報テーブルより抽出し、該抽出した会員IDに対応する会員情報に基づいて当該会員IDの会員カード37を所持する会員遊技者がプレミアムリーチ発生時におけるイベント対象者であるか否かを判定する。この判定においてプレミアムリーチ発生時におけるイベント対象者であると判定した場合(前記抽出した会員IDに対応する会員情報が、予め設定されているプレミアムリーチ発生時におけるイベント対象条件、例えば、来店回数5回以上、来店ポイント500Pt以上等に該当する場合には、前記情報表示装置5にプレミアムリーチが発生した旨とそれに伴う特典内容とからなるメッセージを表示させるためのプレミアム発生表示データを生成し、送信元のカードユニット3(制御ユニット328)に返信する。尚、プレミアムリーチ発生時におけるイベント対象者であるか否かの判定においてイベント対象者ではないと判定した場合にはイベント対象外通知を送信元のカードユニット3(制御ユニット328)に対して返信するようになっている。
【0229】
会員管理コンピュータ120よりプレミアム発生表示データの返信を受けた制御ユニット328では、イベント対象者ランプ335を点灯するとともに、点灯指示信号を呼出ランプ4に出力して呼出ランプ4を点灯させることで、会員遊技者や遊技場の係員に対してプレミアムリーチの発生に伴うイベント対象者である旨を報知する。また、前記会員管理コンピュータ120より受信したプレミアム発生表示データを情報表示装置5に出力することで、これら会員管理コンピュータ120より受信したプレミアム発生表示データに基づくメッセージ(例えば、「おめでとうございます。プレミアムリーチによる大当り発生です。カウンターにて粗品を進呈致しますのでお立ち寄りください。」等)を情報表示装置5にスクロール表示させる。
【0230】
このように本実施例では、対応するパチンコ機2においてプレミアムリーチが発生した際に、会員管理コンピュータ120により、遊技中の会員遊技者がプレミアムリーチの発生に伴うイベント対象者であると判定されると、前記イベント対象者ランプ335が点灯され、呼出ランプ4が点灯されるとともに、前記情報表示装置5に、プレミアムリーチが発生した旨とそれに伴う特典内容とからなるメッセージが表示されるようになっており、これにより、会員遊技者や遊技場の係員は、プレミアムリーチの発生に伴うイベント対象者であることと、これに伴いどのような特典が付与されているかを把握できるようになっている。
【0231】
尚、本実施例では、対応するパチンコ機2においてプレミアムリーチが発生した場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、対応するパチンコ機2においてめったに出現することがない特定遊技状態(プレミアム大当り)が発生した場合や、大当り状態が連続して多数回発生した場合等において、会員管理コンピュータ120が、これらプレミアム大当りの発生や大当り状態の連続発生に伴うイベント対象者であるか否かの判定を行い、この判定によりプレミアム大当りの発生や大当り状態の連続発生に伴うイベント対象者であると判定した場合において、前記イベント対象者ランプ335の点灯や、呼出ランプ4の点灯、情報表示装置5における表示を実施するようにしても良く、これにより、会員遊技者や遊技場の係員は、これらプレミアム大当りの発生や大当り状態の連続発生に伴うイベント対象者であることと、これに伴いどのような特典が付与されているかを把握できるようになっている。
【0232】
また、本実施例では、プレミアムリーチが発生した場合に、遊技中の遊技者が該プレミアムリーチの発生に伴うイベント対象者であるか否かの判定を会員管理コンピュータ120が実施し、この判定において遊技中の遊技者がプレミアムリーチの発生に伴うイベント対象者であると判定された場合にのみ、情報表示装置5にその旨の表示が実施されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、プレミアムリーチが発生した時点で、一義的にプレミアムリーチが発生した旨を情報表示装置5に表示させるようにしても良い。
【0233】
以上説明したように、本実施例の前記会員管理コンピュータにおいては、イベント(催事)の実施期間を含む催事に関する各種情報を入力することで、該入力したイベント(催事)の催事前後(前中後)の売上や支出等の遊技関連情報が集計されて、前記表示装置127に表示或いはプリンタ128に、対比可能に例えば並べて出力されるようになるため、これら催事(イベント)の効果を簡便に確認することができる。
【0234】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1は、
遊技者の遊技に関する遊技関連情報(カード挿入(来店)、消費(売上)、入金、会員補給球数(IN)、会員アウト球数、特賞回数、プレミアムリーチ、補給球総数、アウト球総数等)を収集する収集手段(第1通信部109,129、第2通信部110,130)と、
複数の催事について、少なくとも催事の実施期間を含む催事に関する催事情報を受付けて登録する催事情報登録手段(入力装置126;イベント登録画面)と、
該催事情報登録手段にて登録された催事情報に該当する催事の開始以前における所定の集計対象期間に前記収集手段にて収集した前記遊技関連情報を集計するとともに、前記登録された催事情報に該当する催事の開始以降における所定の集計対象期間に前記収集手段にて収集した前記遊技関連情報を集計する集計手段(CPU122)と、
該集計手段にて集計した催事開始以前の集計結果と催事開始以降の集計結果とを対比可能に出力する出力手段(表示装置127、プリンタ128)と、
前記催事の開始以前における集計対象期間および催事の開始以降における集計対象期間の少なくとも一方を各催事毎に設定変更する集計対象期間設定手段(入力装置126;イベント登録画面)と、
を備える。
【0243】
本発明の請求項は、前記収集手段(第1通信部109,129、第2通信部110,130)にて収集する遊技関連情報は、遊技者が遊技を行った遊技機を特定可能な情報(装置ID)を含み、予め定められた所定の遊技機のグループ単位(図46;遊技機種別、図47;遊技島別)毎に前記遊技関連情報を集計する。
【0244】
本発明の請求項は、前記収集手段(第1通信部109,129、第2通信部110,130)にて収集する遊技関連情報は、遊技者が遊技を行った遊技機または遊技機に対応して設けられる前記遊技用装置を特定可能な情報(装置ID)を含み、前記遊技関連情報の集計を各遊技機毎または前記遊技用装置毎(図48;遊技機別)に実施する。
【0248】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0249】
例えば、前記実施例においては、遊技用管理装置を主に会員の情報を収集して管理を実施する会員管理コンピュータ120と、主にカードの各種情報を収集することでカードの管理を実施するとともに店舗の売上等の管理を実施するシステムコントローラ100とから構成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら双方のコンピュータを1つのコンピュータとして遊技用管理装置を形成するようにしても良い。
【0250】
また、前記実施例においては出力手段として表示装置127やプリンタ128を使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示内容や印刷内容の各データを対比可能に外部の装置へ出力するものも本発明の出力装置に含まれる。
【0251】
また、前記実施例においてはイベント登録時において全てのイベントについて集計条件として集計対象期間を設定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、特定のイベントに関しては予め集計対象期間が固定とされていても良い。また、これら集計条件としては前記集計対象期間に限定されるものではなく、他の集計条件、例えば天候等により集計対象を限定できるようにしても良し、更には、前記集計期間をイベントの前後において個別に設定可能としても良く、これら集計条件は適宜に選定すれば良い。
【0252】
また、前記実施例において、イベント前後或いはイベント前中後の差分情報として、増減値や比率等を算出、表示するようにしており、このようにすることは、これら差分の内容を容易にかつ迅速、正確に把握することが可能となることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。また、これら差分情報としては、前記増減値や比率以外の形態の数値を適用しても良い。
【0253】
また、前記実施例では図43に示すように、曜日別の比較を実施できるようにしており、このようにすることは、店舗によっては曜日により売上や収支が大きく異なることから、同一曜日による集計を実施して比較するようにすることで、よりイベント効果を正確に把握できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0254】
また、前記実施例では、イベントの効果把握として、売上や会員遊技者の来場者数のみでななく、各カードユニット3から遊技場の収支に関する情報として対応するパチンコ機2の補給球数やアウト球数の情報を収集するようにしており、このようにすることは、これら補給球数とアウト球数から、各台の支出を把握することができ、よって遊技場の総支出を算出することで、該支出と前記売上とから遊技場の収支を把握できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0255】
また、前記実施例では、図44のように、会員とビジター(非会員)の遊技者種別毎に集計を実施して、集計結果に示める各遊技者種別の構成比率(割合)を認識できるようにしており、このようにすることは、売上に占める構成比率がイベントの実施によりどのように変化したかを容易に且つ正確に把握できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、支出、収支に関する情報も会員・ビジターの遊技者別に集計して、構成比率を算出してもよい。
【0256】
また、前記実施例では、多くの集計結果において、イベント開始後の集計結果をイベント中とイベント後に分けて集計しており、このようにすることは、イベントの効果の持続性を各集計項目にて把握できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0257】
また、前記実施例では、遊技機であるパチンコ機2とカードユニット3とが1対1に対応しているために、図48に示すようにパチンコ機毎の集計結果を台番号に対応して表示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示をカードユニット3の番号等、または両方に対応付けて表示するようにしても良い。
【0258】
また、前記実施例では、各会員遊技者の属性情報として、図41並びに図42に示すように、世代と性別にて集計を実施して表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら属性情報としては、前記日報や月報において実施されている出力種別と同様に、図51に示すように地域別に集計したり、図52に示すように職業別に集計するようにしても良く、これら属性情報は適宜に設定すれば良い。
【0259】
また、前記実施例では図41並びに図42に示すように、イベント前とイベント中後の該当会員数の増減を識別可能とするために、会員数増減の項目を個別に設けているが、本発明はこれに限定されるものではない。また、本実施例では、イベント前とイベント中後の会員数増減を示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、イベント中とイベント後の会員数増減を示すようにしても良い。
【0260】
また、前記実施例では図41並びに図42に示すように、予め来場回数や収支等からレベルA〜レベルGに分類された会員の種別毎(レベルA〜レベルCまで)に集計を実施しており、このようにすることは、階層別のイベント効果を把握できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0261】
また、前記実施例の遊技用システムでは、入金装置21や精算装置22を設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらを適宜に省略しても良い。
【0262】
また、前記実施例では、会員管理コンピュータ120が会員の貯蓄球数を管理し、前記カードユニット3にてプレイ選択ボタンを選択することで、貯蓄球数による遊技を実施できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら貯蓄球数による遊技を実施できないものであっても良い。
【0263】
また、前記実施例の遊技用システムでは、システムコントローラ100並びに会員管理コンピュータ120と各カードユニット3とを有線のLANにて接続しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの通信形態は無線でも赤外線であっても電源ケーブルを用いたものであっても良く、双方向のデータ通信が可能なものであれば適用可能なことは言うまでもない。
【0264】
また、前記実施例の遊技用システムでは、システムコントローラ100並びに会員管理コンピュータ120を各カードユニット3に接続して各種の遊技関連情報を該カードユニット3を介して入手するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばパチンコ機2とシステムコントローラ100並びに会員管理コンピュータ120を接続して、該パチンコ機2を通じて前記カードユニット3における情報を入手するようにしても良い。また、適宜パチンコ機、カードユニットそれぞれから情報を入手してもよい。
【0265】
また、前記実施例においては、会員カードに入金(プリペイド)ID及び度数が記憶されることで、会員カードを用いて遊技を実施可能とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら会員カードとしては、例えば、会員IDは記録されているが、度数等の遊技用有価価値が記録されない会員特定用の会員カードを受付けて、これに基づき会員を特定して該会員の遊技関連情報を収集してもよい。
【0266】
また、前記実施例では、遊技用装置として挿入された会員カード37や装着されているビジターカード38の度数を使用してカードリーダ式パチンコ機2にパチンコ玉の払出を実施させるカードユニット3を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも会員カード37やビジターカード38の度数を使用して対応する遊技機での遊技が実施可能とされていれば良く、例えば、これら遊技用装置として、会員カード37やビジターカード38の度数を使用して、自らパチンコ玉の払出を実施するカード式玉貸ユニット3aやメダルの払出を実施するカード式メダル貸ユニット(図示略)等を用いても良い。また更には、前記度数が記録されていない会員特定用の会員カードを受け付け、現金を使用して、玉貸(CR、現金両方)を行なう玉貸装置であっても良い。
【0267】
また、前記実施例のカードユニット3では、会員カード37により特定される貯蓄玉数を再プレイに使用する際に、暗証番号の入力を受付けて本人確認を実施するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、特に暗証番号を受付けずに貯蓄玉数を再プレイに使用できるようにしても良いし、会員カード37を受付けた際に暗証番号を受付けるようにしても良い。
【0268】
また、前記実施例のカードユニット3では、1000円紙幣、2000円紙幣、5000円紙幣、10000円紙幣、100円硬貨、500円硬貨を受付け、会員カード37への追加入金処理が実施できるとともに、1000円紙幣、100円硬貨、500円硬貨を受付け、ビジターカード38の発行貸出処理が実施できるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、紙幣のみまたは硬貨のみを受付けてこれら追加入金処理や発行貸出処理ができるようになっていても良いし、単一金種の硬貨または紙幣を受付けて追加入金処理や発行貸出処理ができるようになっていても良い。尚、本発明における遊技用装置としては、これら会員カード37への追加入金機能やビジターカード38の発行機能が付与されていない構成のものも含まれる。
【0269】
また、前記実施例のカードユニット3では、会員カード37が受付中でない場合において、貨幣が投入されるとビジターカード38の発行貸出処理が実施され、投入された貨幣の金額分の度数がビジターカード38に記録されるとともに、記録された度数が全て自動的に貸出処理に使用されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、所定の度数分の貸出を自動で貸出を実施し、貸出ボタン16の操作により所定度数分の貸出を実施するようにしても良いし、自動での貸出を実施せず、貸出ボタン16の操作に基づいて貸出を実施するようにしても良い。
【0270】
また、前記実施例のカードユニット3では、会員カード37が受付中でない場合において、貨幣が投入されるとビジターカード38の発行貸出処理が実施され、投入された貨幣の金額分の度数をビジターカード38に記録する処理をビジターカード38の発行としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明における発行は、ビジターカード38に対して遊技に使用可能な遊技用有価価値を記録し、該記録された遊技用有価価値を遊技に使用可能な状態とすることであり、例えば、内部に収容されたビジターカード38に度数を記録した後、外部に向かって搬送するようにしても良い。
【0271】
また、前記実施例のカードユニット3では、会員カード37を受付けた際に、該会員カード37の度数等の各情報を前記RAM330に記憶し、該記憶した情報を前記貸出処理や追加入金処理に基づき更新するとともに、前記カードリーダライタ327に受付中の会員カード37に記録された度数等の情報についても更新するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、前記貸出処理や追加入金に基づき度数等の情報が更新された場合には、RAM330に記憶された情報のみを更新し、返却操作がされた場合において、前記更新した情報を会員カード37に記録されている情報に対して更新記録するようにしても良い。
【0272】
また、前記実施例のカードユニット3では、ビジターカード38がカードリーダライタ327のビジターカード収容室に抜き取り不可に装着されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、カード発行機等で発行されたビジターカード38を、該ビジターカード38を受付け可能なカードスロット(会員カードスロットと共用しても可)に挿入することで、該ビジターカード38に基づく度数を遊技に使用できるようにしても良い。
【0273】
また、前記実施例におけるカードユニット3では、イベント対象者である旨の報知をイベント対象者ランプ335の点灯、情報表示装置5によるイベント対象者表示、呼出ランプ4の点灯により実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのうちいずれか1つ、または2つの組み合わせでイベント対象者である旨の報知を実施するようにしても良いし、その他の手段、例えば、音声による報知を実施するようにしても良い。
【0274】
また、前記実施例におけるカードユニット3では、イベント対象者である旨の報知を、該当するイベントデータに含まれる報知条件が成立した場合に実施するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらイベント対象者である旨の報知を、遊技開始時等に一義的に実施するようにしても良い。
【0275】
また、前記実施例では、これら報知条件として、遊技開始時、遊技開始〜分後、使用額〜円以上とした例を挙げているが、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの報知条件をその他の条件、例えば、追加入金額〜円以上や稼働時間(対応する遊技機が稼働している時間)〜分以上、大当りの発生時、始動回数〜回以上、来店ポイント〜Pt以上等としても良い。
【0276】
また、前記実施例におけるカードユニット3では、イベント対象者である旨の報知を実施する際に、外部機器に対して外部出力信号(前記実施例では呼出ランプ4の点灯指示信号)を出力し、これら外部機器を動作させることができるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら外部機器に対する外部出力信号が出力されない構成としても良い。
【0277】
また、前記実施例におけるカードユニット3には、情報表示装置5が接続されており、歓迎表示やイベント対象者表示、イベント対象台表示等を文字情報として表示できるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら情報表示装置5を特に設けない構成としても良い。
【0278】
また、前記実施例におけるカードユニット3では、情報表示部である情報表示装置が該カードユニット3と別体にて形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記情報表示部としての表示装置をカードユニット3の前面等に設けるようにしても良い。
【0279】
また、前記実施例における情報表示装置5では、表示される内容をスクロール表示できるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示情報を一括して表示するようにしても良いし、時分割して表示することで、容量の大きい表示内容を表示できるようにしても良い。
【0280】
また、前記実施例における情報表示装置5では、表示内容をマトリックス状に配置したLEDモジュールの点灯により表示するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら表示内容をその他の表示器、例えば、LCDパネル等にて表示するようにしても良い。
【0281】
また、前記実施例では、情報表示装置5に表示される表示内容として、イベント対象台表示や、イベント対象者表示、プレミアムリーチ等の発生に伴うイベント対象者表示、歓迎表示、大当り発生回数や始動回数等の遊技データ等が表示される例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、これらの表示内容に加えて、大当りが発生した旨の表示や、遊技中の遊技者の現在の来店ポイント、来店ポイントが所定ポイントに到達した旨のメッセージ等を表示するようにしても良い。
【0282】
また、前記実施例では、会員管理コンピュータ120において表示されるイベント設定画面において、イベント対象となるカードユニット3の対象範囲を設定可能とされており、該イベント設定画面において対象範囲に設定されたカードユニット3において、イベント対象者となる遊技者が会員カード37を使用した場合にイベント対象者である旨の報知が実施されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらイベント対象となるカードユニット3の対象範囲を特に設定できない構成としても良い。
【0283】
また、前記実施例では、会員管理コンピュータ120において表示されるイベント設定画面で設定されたイベント対象となるカードユニット3において、当該カードユニット3がイベント対象台である旨を事前に報知できるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらイベント対象台である旨の事前報知が特になされない構成としても良い。
【0284】
また、前記実施例におけるカードユニット3では、前記イベント対象台である旨の事前報知を、イベント対象台ランプ337の点灯、情報表示装置5によるイベント対象台表示により実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのうちいずれか1つにてイベント対象台である旨の事前報知を実施するようにしても良いし、その他の手段、例えば、音声による事前報知を実施するようにしても良い。
【0285】
また、前記実施例におけるカードユニット3では、受付けた会員カード37に記録されている会員情報に基づく歓迎表示を前記情報表示装置5に表示させるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら歓迎表示が表示されない構成とされていても良い。
【0286】
また、前記実施例におけるカードユニット3では、前記情報表示装置5に表示させる歓迎表示を生成するための会員情報を、主に会員カード37から読み出すことで特定するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、これら会員カード37に記録されている会員IDに基づき、会員管理コンピュータ120やシステムコントローラ100に登録されている会員情報を特定するようにしても良い。
【0287】
また、前記実施例におけるカードユニット3では、前記情報表示装置5に表示させる歓迎表示、イベント対象台表示、イベント対象者表示を、カードユニット3自身が生成し、情報表示装置5に出力して表示させるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの表示情報を会員管理コンピュータ120等が生成して、配信するとともに、カードユニット3が、これら配信された表示情報を前記情報表示装置5に出力して表示させるようにしても良い。
【0288】
また、前記実施例では、プレミアムリーチの発生に伴うイベント対象者表示データを会員管理コンピュータ120が生成するとともに、該当するカードユニット3に送信し、これに基づきカードユニット3が、受信した表示データを情報表示装置5に出力して表示させるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの表示データをカードユニット3が生成して、情報表示装置5に表示させるようにしても良い。
【0289】
また、前記実施例の遊技用システムでは、会員カード37により特定される遊技用有価価値としての度数が該会員カード37とシステムコントローラ100との双方に記録または登録され、どちらの情報からも度数を特定できるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、会員カード37のみに度数を記録するようにしても良いし、システムコントローラ100または第三者機関の管理サーバ等にのみ度数を登録し、前記会員カード37の会員ID等の識別符号を読み出すことにより、前記登録されている度数を特定するようにしても良い。
【0290】
また、前記実施例では、会員カード37により特定される遊技用有価価値としての度数が追加入金処理毎に付与される入金IDに対応付けて度数を登録し、管理されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、これら遊技用有価価値としての度数が、会員カード37の会員IDに対応付けてシステムコントローラ100に登録され、管理されるようになっていても良い。
【0291】
また、前記実施例では、ビジターカード38により特定される遊技用有価価値としての度数が該ビジターカード38に記録され、この記録された度数が読み出されることで度数が特定されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、システムコントローラ100または第三者機関のカード管理サーバ等にのみ度数を登録し、前記ビジターカード38のカードID等の識別符号を読み出すことにより、前記登録されている度数を特定するようにしても良い。
【0292】
また、前記実施例では、記録媒体(会員カード37、ビジターカード38)として非接触型のICカードを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これを磁気カードや接触型のICカードとしても良いし、更には識別符号を用いて記録情報を特定できる場合等には、遊技用記録媒体を特定可能な識別符号等の情報を少なくとも読み取り可能に記録できるものであれば良く、例えばバーコード等の所定の情報記録シンボル等が読み取り可能にプリントされた記録媒体等であっても良い。
【0293】
また、前記実施例に用いた記録媒体(会員カード37、ビジターカード38)の形状はカード状とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば円盤形状や球状、チップ状等その他の形状とされていても良い。
【0294】
また、前記実施例に用いた会員カード37は、所定の遊技場内においてのみ使用可能とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の遊技場において使用可能とされた共通会員カードとして使用するようにしても良い。
【0295】
また前記実施例では、遊技機であるパチンコ機2において使用される遊技用有価価値の形態として度数や該度数に相当する金額を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技用有価価値を所定のポイントや相当するパチンコ玉数やコイン数としても良く、その形態は任意に選択すれば良い。
【0296】
また前記実施例では、遊技機であるパチンコ機2に使用される遊技媒体としてパチンコ玉を用いているが、これら遊技媒体をコインや点数、更には後述する画像式のパチンコ機やスロットマシン等における画像にて形成されたパチンコ玉やコイン等としても良く、これら遊技媒体は遊技において使用される媒体であれば、本発明の遊技媒体に含まれるものであり、その形態が限定されるものではない。
【0297】
また前記実施例においては、遊技機として、カードユニット3のカードを使用して自らパチンコ玉の払出を実施するカードリーダ式パチンコ機2を用いているが、本発明はこれらカードリーダ式パチンコ機2のみならず、図27に示すように、前述のカード式玉貸ユニット3a等からパチンコ玉の供給を受けて遊技を実施可能なパチンコ機2aや、コインを用いて遊技を行うスロットマシン2cやパチンコ玉を用いて遊技を行うパチロット2d、パチンコ玉やコインが外部に排出されることなく遊技可能な封入式のパチンコ機2bや完全クレジット式のスロットマシン2e、さらにはこれら遊技媒体を用いずにデータ等により遊技可能な遊技機や、遊技盤やパチンコ玉が画像にて表示される画像式のパチンコ機や、リールが画像にて表示される画像式のスロットマシンやパチロットにも適用可能であることはいうまでもなく、これら遊技機が限定されるものではない。
【0298】
また前記実施例においては、貯蓄玉数を使用する場合の暗証番号の照合を、カードユニット3への会員カード挿入時において前記会員管理コンピュータ120から予め送信されてきて、前記暗証番号レジスタに登録している暗証番号と入力された暗証番号とをカードユニット3が比較照合することで、迅速な照合をできるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら入力された暗証番号をカードユニット3が前記会員管理コンピュータ120へ送信して該会員管理コンピュータ120が照合を実施するようにしても良い。
【0299】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
(a)請求項1の発明によれば、少なくとも前記催事の実施期間を含む催事に関する催事情報を入力することで、該入力した催事の催事前後の前記遊技関連情報が集計されて対比可能に出力されるようになるため、これら催事(イベント)の効果を簡便に確認することができる。また、各催事毎に集計対象期間を設定することで、各催事について所望する集計対象期間での集計結果による比較を実施できるようになる。
【0308】
)請求項の発明によれば、前記遊技機のグループ毎に催事(イベント)の効果を確認できる。
【0309】
)請求項の発明によれば、前記遊技機毎に催事(イベント)の効果を確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における遊技用システムの構成を示す図である。
【図2】(a)は、本発明の実施例に用いた会員カードを示す正面図であり、(b)は、ビジターカードを示す正面図である。
【図3】本発明の実施例において用いたパチンコ機並びにカードユニットの正面図である。
【図4】本発明の実施例におけるパチンコ機の操作部を示す平面図である。
【図5】本発明の実施例におけるカードユニットの前面構造を示す斜視図である。
【図6】(a)は、本発明の実施例におけるカードユニットの一部破断側面図並びに背面図である。
【図7】本発明の実施例におけるカードユニット並びにパチンコ機の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施例における情報表示装置を構成する表示ユニット並びに制御ユニットの断面図である。
【図9】本発明の実施例における情報表示装置を構成する表示ユニットの分解斜視図である。
【図10】本発明の実施例における情報表示装置の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施例におけるシステムコントローラの構成を示すブロック図である。
【図12】(a)(b)(c)は、本発明の実施例に用いたシステムコントローラにおけるカード管理DBを構成する会員属性情報テーブル、会員カードマスターテーブル、カードユニット別データテーブルの登録状況を示す図である。
【図13】本発明の実施例におけるシステムコントローラにおける各種機能の説明図である。
【図14】本発明の実施例におけるシステムコントローラにおける出力例である各カードユニット毎の個別売上画面である。
【図15】本発明の実施例における会員管理コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図16】(a)〜(c)は、本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータにおける会員管理DBを構成する会員情報テーブル、イベントテーブル、歓迎表示テーブルの登録状況を示す図である。
【図17】(d)は、本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータにおける来店履歴データベースを、(e)は、本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータにおける台別履歴データベースの構成を示す図である。
【図18】本発明の実施例に用いた遊技用システムを構成する各機器の処理状況(会員カード受付け時)を示す図である。
【図19】本発明の実施例におけるパチンコ機の賞球制御基板とカードユニットとから出力される各信号の出力状況を示す図である。
【図20】本発明の実施例に用いた遊技用システムを構成する各機器の処理状況(会員カード受付け時以外)を示す図である。
【図21】カードユニットの電源投入時(営業前処理)における会員管理コンピュータとの接続確立の処理状況の説明図である。
【図22】カード挿入とカード排出におけるカードリーダライタと制御ユニット並びに会員管理コンピュータとの情報の授受状況を示す図である。
【図23】大当り発生時或いはプレミアムリーチの発生時における制御ユニット(カードユニット)と会員管理コンピュータとの情報の授受状況を示す図である。
【図24】イベント発生時等や特賞(大当り)発生時において会員管理コンピュータから制御ユニット(カードユニット)へのメッセージ(文字情報)の送信状況を説明する図である。
【図25】本発明の実施例に用いた遊技用システムにおける締め処理の流れの説明図である。
【図26】本発明の実施例に用いた遊技用システムにおける各種情報の流れを説明する図である。
【図27】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される「入力」のメニュータブ選択において表示される表示内容を示す図である。
【図28】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される「報告」のメニュータブ選択において表示される表示内容を示す図である。
【図29】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される「客層分析」のメニュータブ選択において表示される表示内容を示す図である。
【図30】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される「ABC分析」のメニュータブ選択において表示される表示内容を示す図である。
【図31】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される「イベント」のメニュータブ選択において表示される表示内容を示す図である。
【図32】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される「検索」のメニュータブ選択において表示される表示内容を示す図である。
【図33】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される「出力」のメニュータブ選択において表示される表示内容を示す図である。
【図34】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される「設定」のメニュータブ選択において表示される表示内容を示す図である。
【図35】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される「保守」のメニュータブ選択において表示される表示内容を示す図である。
【図36】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される表示画面の構成を示す図である。
【図37】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される会員登録画面を示す図である。
【図38】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるイベント登録画面を示す図である。
【図39】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される表示メッセージデータ設定画面を示す図である。
【図40】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示される個人履歴画面を示す図である。
【図41】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるイベント効果分析(世代別)を示す図である。
【図42】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるイベント分析(男女別)を示す図である。
【図43】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるイベント効果分析(曜日別)を示す図である。
【図44】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるイベント効果分析(構成比別)を示す図である。
【図45】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるイベント効果分析(タイプ別)を示す図である。
【図46】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるイベント効果分析(機種別)を示す図である。
【図47】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるイベント効果分析(遊技島別)を示す図である。
【図48】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるイベント効果分析(遊技機別)を示す図である。
【図49】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるイベント効果把握(効果一覧)を示す図である。
【図50】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるイベント効果把握(イベント選択)を示す図である。
【図51】その他のイベント効果把握の例(地域)を示す図である。
【図52】その他のイベント効果把握の例(職業別)を示す図である。
【図53】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるイベント効果把握(イベント選択)のその他の表示形態(棒状グラフ)を示す図である。
【符号の説明】
2 カードリーダ式パチンコ機(遊技機)
2a パチンコ機(遊技機)
2b 封入式パチンコ機(遊技機)
2c スロットマシン(遊技機)
2d パチロット(遊技機)
2e 完全クレジット式スロットマシン(遊技機)
3 カードユニット(遊技用装置)
3’ カードユニット(遊技用装置)
3a カード式玉貸ユニット(遊技用装置)
4 呼出ランプ(外部機器)
5 情報表示装置
6 中継器
7 ハブ
8 通信ケーブル
9 信号ケーブル
10 通信ケーブル
11 通信回線網
14 操作部
15 返却ボタン
16 貸出ボタン
17 度数表示部
18 操作基板
20 カードユニットストッカ
21 入金装置
22 精算装置
23 分流樋
24 補給球計数器
25 アウト球タンク
26 アウト球計数器
30 幕板
31 ユニットホルダ
31’ スライドレール
37 会員カード(記録媒体、遊技用記録媒体)
38 ビジターカード(遊技用記録媒体)
81 装着孔
82 光記録部
83 アンテナコイル
84 集積回路
91 アンテナコイル
92 集積回路(IC)
100 システムコントローラ
101 データバス
102 CPU
103 RAM
104 RTC
105 記憶装置
106 入力装置
107 表示装置
108 プリンタ
109 第1通信部
110 第2通信部
111 デジタルサービスユニット(DSU)
120 会員管理コンピュータ(管理コンピュータ)
121 データバス
122 CPU
123 RAM
124 RTC
125 記憶装置
126 入力装置
127 表示装置
128 プリンタ
129 第1通信部
130 第2通信部
202 ガラス扉枠
203 打球供給皿
204 余剰玉受皿
205 打球操作ハンドル(操作ノブ)
206 遊技盤
207 遊技領域
209 可変表示部
210 可変表示装置
211 通過ゲート
214 始動入賞口
215 可動片
216 可変入賞球装置
220 開閉板
224 入賞口
226 アウト口
298 情報出力部
231 遊技制御基板
235 ランプ制御基板
237 賞球制御基板
270 音声制御基板
280 表示制御基板
291 発射制御基板
297 玉払出装置
301 動作ランプ
302 紙幣挿入口
303 硬貨投入口
304 硬貨返却ボタン
305 変更可能ランプ
306 貸出単位変更ボタン
307 貸出単位表示部
308 端数ボタン
309 度数表示部
310 機種設定ランプ
311 方向指示ランプ
312 挿入中ランプ
313 硬貨返却口
313’ 受部
314 会員カード用表示部
315 テンキー
316 プレイ選択ボタン
317 エンターキー
318 ビジターカード装着口
318’ 透明カバー部材
319 会員カード挿入口
320 第1操作基板
321 第2操作基板
322 紙幣識別ユニット
323 硬貨投入路
324 硬貨識別ユニット
325 硬貨返却路
326 硬貨回収路
327 カードリーダライタ
327a 通信基板
327b 制御基板
328 制御ユニット
329 MPU
330 RAM
331 ROM
332a I/Oポート
332b I/Oポート
332c I/Oポート
332d I/Oポート
334 通信部
335 イベント対象者ランプ
336 データ入出力部
337 イベント対象台ランプ
340 段部
341 係止突起
342 係止孔
343 係止爪
344 係止孔
345 受付中表示部
346 LEDモジュール
351 表示ユニット
352 基体
353 カバー体
354 係合爪部
355 係合孔
357 表示基板
358 LED表示モジュール
359 開口
360 カバー材
361 データボタン
362 表示切替ボタン
363 データスイッチ
364 表示切替スイッチ
365 開口
366 接続ケーブル
367 表示エリア
368 表示ドライバ
370 制御ユニット
371 制御基板
373 第1データ入力部
374 第2データ入力部
375 EEPROM
376 RAM
377 MPU
501 タイトル域
502 表示領域
503 サブメニュー表示域
504 メニュータブ
505 機能ボタン域

Claims (3)

  1. 遊技者の遊技に関する遊技関連情報を収集する収集手段と、
    複数の催事について、少なくとも催事の実施期間を含む催事に関する催事情報を受付けて登録する催事情報登録手段と、
    該催事情報登録手段にて登録された催事情報に該当する催事の開始以前における所定の集計対象期間に前記収集手段にて収集した前記遊技関連情報を集計するとともに、前記登録された催事情報に該当する催事の開始以降における所定の集計対象期間に前記収集手段にて収集した前記遊技関連情報を集計する集計手段と、
    該集計手段にて集計した催事開始以前の集計結果と催事開始以降の集計結果とを対比可能に出力する出力手段と、
    前記催事の開始以前における集計対象期間および催事の開始以降における集計対象期間の少なくとも一方を各催事毎に設定変更する集計対象期間設定手段と、
    を備えることを特徴とする遊技用管理装置。
  2. 前記収集手段にて収集する遊技関連情報は、遊技者が遊技を行った遊技機を特定可能な情報を含み、予め定められた所定の遊技機のグループ単位毎に前記遊技関連情報を集計する請求項1に記載の遊技用管理装置。
  3. 前記収集手段にて収集する遊技関連情報は、遊技者が遊技を行った遊技機または遊技機に対応して設けられる前記遊技用装置を特定可能な情報を含み、前記遊技関連情報の集計を各遊技機毎または前記遊技用装置毎に実施する請求項1または2に記載の遊技用管理装置。
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