JP4171030B2 - アスベスト処理方法 - Google Patents
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本願の請求項2に係る発明は、アスベスト処理剤を上記の天井躯体のアスベスト層に対して噴射すると共に天井板上面にも散布することを特徴とする請求項1記載のアスベスト処理方法を提供する。
本願の請求項3に係る発明は、ノズル挿入孔から注入用ノズルを天井裏空間に挿入し、上記の天井躯体のアスベスト層内に注入用ノズルの先端を挿入する工程と、挿入した注入用ノズルからアスベスト処理剤を上記の天井躯体のアスベスト層内に注入する工程とを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のアスベスト処理方法を提供する。
本願の請求項4に係る発明は、噴射ノズルは、先端に設けられた噴射ノズル本体と、この噴射ノズル本体より基端側であってノズル挿入孔から天井裏空間内に挿入可能な挿入部とを備え、この挿入部は少なくとも一部が可撓性を有するものであり、この可撓性を有する部分を変形させた状態で挿入部をノズル挿入孔から天井裏空間内に配位してアスベスト処理剤を噴射することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアスベスト処理方法を提供する。
本願の請求項5に係る発明は、噴射ノズルは、先端に設けられた噴射ノズル本体と、この噴射ノズル本体より基端側であってノズル挿入孔から天井裏空間内に挿入可能な挿入部とを備え、挿入部に上下に位置変更可能且つ固定可能な当接部を備え、この当接部をノズル挿入孔の周辺の天井板下面に当接した状態でアスベスト処理剤を噴射することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアスベスト処理方法を提供する。
本願の請求項6に係る発明は、当接部は、少なくともその上面に弾性部材を備え、この弾性部材をノズル挿入孔の周辺の天井板下面に当接させた状態で、ノズル挿入孔を中心に操作棒を傾けて、噴射ノズル先端を天井裏空間で傾けつつアスベスト処理剤を噴射することを特徴とする請求項5記載のアスベスト処理方法を提供する。
上記の効果に加えて、アスベスト処理剤を上記の天井躯体のアスベスト層に対して噴射すると共に天井板上面にも散布することによって、天井板上面に飛散していたアスベスト粉塵をも処理することができ、安全性をさらに向上させることができる。
ノズル挿入孔から注入用ノズルを天井裏空間に挿入し、上記の天井躯体のアスベスト層内に注入用ノズルの先端を挿入する工程と、挿入した注入用ノズルからアスベスト処理剤を上記の天井躯体のアスベスト層内に注入する工程とを実施することによって、天井躯体から浮き上がったアスベスト層や厚みの大きなアスベスト層に対しても、有効な処理を行うことができる。
噴射ノズルに可撓性を有する部分を設けることによって、より広範囲に噴射することができると共に、天井躯体の凹凸などによる噴射の死角を無くすのに効果がある。
当接部をノズル挿入孔の周辺の天井板下面に当接した状態でアスベスト処理剤を噴射することによって、噴射ノズルから天井躯体までの距離を所定の間隔に保った状態で処理剤の噴射を行うことができ、ひいてはアスベストの噴射領域を各挿入孔において適正に維持することができるものであり、噴射作業のミスによるアスベストの未処理部分を残すおそれを低減させることができる。
さらに、噴射ノズル先端を天井裏空間で傾けつつアスベスト処理剤を噴射することによって、天井躯体の形状に凹凸がある場合にも、ムラの少ない噴射塗布を行うことができる。
図1は本願発明の実施の形態に係るアスベスト処理方法を示す正面図であり、図2は同処理方法における天井板の底面図であり、図3は図1の要部拡大図であり、図4は同処理方法に用いる噴射ノズル本体の断面図であり、図6は同処理方法に用いる閉止具の斜視図である。
このように、可撓性を有する部分fを設けることによって、この部分fを変形させた状態で挿入部61をノズル挿入孔5から天井裏空間3内に配位してアスベスト処理剤を噴射することができる。これにより、天井躯体1に大きな凹凸があっても、ムラなく処理剤を噴射することができる。また、可撓性を有する部分fを少し湾曲させたり、全体的に弓状に湾曲させたりするなど、種々の形状に湾曲させることにより、先端の噴射ノズル本体62を傾けた状態で噴射でき、さらに、噴射機63を360度回しながら噴射することによって、処理剤の噴射範囲が大きな円を描くようにすることができる。
また、図5に示すように、他のノズル挿入孔5からCCDカメラcなどを挿入して、天井躯体1の形状や噴射状態をモニターmで確認しながら、噴射作業を行うようにしてもよい。その際、施工の前後や施工中の状況を、動画又は静止画で電子データやフィルムなどの適宜記録媒体によって記録しておくことにより、施工の記録を残すこともできる。
2 アスベスト層
3 天井裏空間
4 天井板
5 ノズル挿入孔
6 噴射ノズル
61 挿入部
62 噴射ノズル本体
63 噴射機
67 当接部
68 位置決め部
69 弾性部材
Claims (6)
- アスベスト層を有する天井躯体と、この天井躯体の下方に天井裏空間を介して設けられた天井板とを備えた建造物に対するアスベスト処理方法において、
天井板にノズル挿入孔を明ける工程と、
ノズル挿入孔から噴射ノズルを天井裏空間に挿入する工程と、
挿入した噴射ノズルからアスベスト処理剤を上記の天井躯体のアスベスト層に対して噴射する工程と、
噴射後に挿入孔を封止する工程とを備え、
天井板を全面撤去することなくアスベストの処理を行うことを特徴とするアスベスト処理方法。 - アスベスト処理剤を上記の天井躯体のアスベスト層に対して噴射すると共に天井板上面にも散布することを特徴とする請求項1記載のアスベスト処理方法。
- ノズル挿入孔から注入用ノズルを天井裏空間に挿入し、上記の天井躯体のアスベスト層内に注入用ノズルの先端を挿入する工程と、
挿入した注入用ノズルからアスベスト処理剤を上記の天井躯体のアスベスト層内に注入する工程とを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のアスベスト処理方法。 - 噴射ノズルは、先端に設けられた噴射ノズル本体と、この噴射ノズル本体より基端側であってノズル挿入孔から天井裏空間内に挿入可能な挿入部とを備え、この挿入部は少なくとも一部が可撓性を有するものであり、この可撓性を有する部分を変形させた状態で挿入部をノズル挿入孔から天井裏空間内に配位してアスベスト処理剤を噴射することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアスベスト処理方法。
- 噴射ノズルは、先端に設けられた噴射ノズル本体と、この噴射ノズル本体より基端側であってノズル挿入孔から天井裏空間内に挿入可能な挿入部とを備え、挿入部に上下に位置変更可能且つ固定可能な当接部を備え、この当接部をノズル挿入孔の周辺の天井板下面に当接した状態でアスベスト処理剤を噴射することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアスベスト処理方法。
- 当接部は、少なくともその上面に弾性部材を備え、この弾性部材をノズル挿入孔の周辺の天井板下面に当接させた状態で、ノズル挿入孔を中心に操作棒を傾けて、噴射ノズル先端を天井裏空間で傾けつつアスベスト処理剤を噴射することを特徴とする請求項5記載のアスベスト処理方法。
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