JP4852170B1 - 木部塗装改修工法 - Google Patents

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【課題】旧塗膜除去作業と塗装作業とを組み合わせ、環境にも影響を及ぼすことなく耐久性に優れた塗装に改修することができる木部塗装改修工法を提供する。
【解決手段】木部塗装改修工法は、噴き出しノズル口がスリット状に開口するとともに基端から噴き出しノズル口に向けて拡大した平面略台形状の平ノズルを備えたエアーブラスト装置を用いて、噴き出しノズルからの噴き出しエアー圧を0.29〜0.39MPa及びエアー消費量を4.8〜6.2m/分に設定して、ブラストメディアとして平均粒径が0.2〜0.3mm及びモース硬度が2.5〜3.5に調製された重曹又はクルミ殻等の自然由来物を直線状にエアー噴射し、この直線状のエアー噴射を略垂直方向に相対移動させて木部塗装の旧塗膜を除去する旧塗膜除去工程を行い、旧塗膜を除去した木部表面に植物油脂を塗膜形成成分とした木材用塗料を塗装する塗装工程を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、木部塗装を新規の塗装に改修する木部塗装改修工法に関する。
建築物の木部には、外観上、保護上等のために表面に塗装が施されているが、長年にわたって日光、風雨等に晒されると塗装が部分的に剥がれ落ちる等するため、木部塗装を塗り替える改修作業が行われる。この木部塗装の改修においては、塗装前処理として木部塗装の旧塗膜を除去する作業が行われる。旧塗膜の除去は、サンドペーパーで擦って削り取る手研磨法、剥離剤により除去する薬品処理法、高圧水を噴き付ける高圧水洗浄法、また、石灰岩や熱硬化性樹脂等からなるメディアを噴き付けるブラスト処理法(特許文献1、特許文献2)などが知られている。
特開2006−326821号公報 特開2002−224960号公報
ところで、従来の木部塗装改修においては、旧塗膜除去作業と塗装作業とが切り離されてそれぞれ単独作業工程となっているため、旧塗膜を除去した木部生地の状態が必ずしも塗装に適した状態になっていない場合があった。上記旧塗膜除去工程として、サンドペーパーで削り取る手研磨法では木部生地の凹部表面に旧塗膜が残り、高圧水洗浄法でも木部表面に頑固に塗着した旧塗膜が部分的に残存していることがあった。そのため、この木部生地に再塗装すると、残存していた旧塗膜によって木部生地と新たな塗装との密着性が阻害され、塗装面が部分的に膨れ等を起こして、結果的に耐久性、耐候性に優れた塗装を施すことが困難となることがあった。また、薬品処理法では木部に含浸した剥離剤が完全に除去されず残存していることがあり、この剥離剤によって新たな塗料が変質等して木部生地と新たな塗装との密着性が阻害され、耐久性、耐候性に優れた塗装を施すことが困難となることがあった。しかも、剥離剤等の薬品によっては人体や自然環境に悪影響を及ぼすおそれもあった。さらに、ブラスト処理法では、特許文献1のように石灰岩からなるメディアを高圧で噴射するものは必要以上に木部生地を削り取って損傷させるおそれがあり、また、特許文献2のようにメディアを熱硬化性樹脂とするものでは、屋外の建築物に対して周辺に飛び散った熱硬化性樹脂が自然環境に悪影響を及ぼすおそれがある等、塗装以前に問題があった。しかも、これらブラスト処理法では、メディアを円形状に噴射させるため円周部と中心部との噴き付け圧力差が生じて木部生地表面に仕上げムラができ易く、そのため、塗装の外観上の仕上りや木部生地と新たな塗装との密着性にも影響を及ぼすおそれがあった。一方、旧塗膜の除去法を確立して木部生地の状態を把握できるようにすれば、木部生地の状態に合わせて適切な塗料を用意することも可能となり得る。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、旧塗膜除去作業と塗装作業とを組み合わせ、環境にも影響を及ぼすことなく耐久性に優れた塗装に改修することができる木部塗装改修工法を提供することを課題とする。
本願発明に係る木部塗装改修工法は、
木部塗装を新規の塗装に改修する木部塗装改修工法であって、
噴き出しノズル口がスリット状に開口するとともに基端から噴き出しノズル口に向けて拡大した平面略台形状の平ノズルを備えたエアーブラスト装置を用いて、噴き出しノズルからの噴き出しエアー圧を0.29〜0.39MPa及びエアー消費量を4.8〜6.2m3/分に設定して、ブラストメディアとして平均粒径が0.2〜0.3mm及びモース硬度が2.5〜3.5に調製された重曹又は植物種子殻を直線状にエアー噴射し、この直線状のエアー噴射を略垂直方向に相対移動させて木部塗装の旧塗膜を除去する旧塗膜除去工程を行い、
旧塗膜を除去した木部表面に植物油脂を塗膜形成成分とした木材用塗料であって塗料全量に対して30〜90重量%の植物油脂と、1〜25重量%の顔料とを含む木材用塗料を塗装する塗装工程を行う。
上記旧塗膜除去工程に際してブラストメディアに重曹を用いる場合は、エアーブラスト装置の平ノズルの両平面に取り付けた水ノズルから水道水圧により水道水をも噴射するのが好ましい。
本発明によれば、木部生地に安定して新規の塗装が施され、木部塗装の良好な塗装改修が可能となり、長期にわたって塗装が定着して木部を保護することができる。また、ブラストメディアとして用いる重曹又はクルミ殻等の植物種子殻は、自然由来であるので、環境に影響を及ぼさない。
エアーブラスト装置の構成を示す模式図である。 実施例と比較例の塗装改修直後に得られた各試験板の表面の写真である。
以下に、本発明の実施形態を説明する。
実施形態による木部塗装改修工法は、木部塗装を新規の塗装に改修するに際して、木部塗装の旧塗膜を除去する旧塗膜除去工程と、旧塗膜を除去した木部表面に専用の木材用塗料を塗装する塗装工程とを行うものである。
旧塗膜除去工程は、塗装改修を行う木部塗装面に向けてブラストメディアをエアー噴射するエアーブラスト装置が用いられる。図1に示すように、エアーブラスト装置10は、圧縮空気を生成するコンプレッサー1と、ブラストメディアを貯留するタンク2と、ブラストメディアを直線状にエアー噴射させる噴き出しノズル口31を有する平ノズル3とを備える。コンプレッサー1と平ノズル3とは、エアーホース7を介して接続され、また、タンク2の配管は、エアーホース7の途中に設けた混合部4に接続されている。混合部4では、コンプレッサー1よりエアーホース7に圧縮空気が圧送されると、タンク2側の配管に負圧作用が生じてタンク2からブラストメディアが混合部4に導入される。
平ノズル3の噴き出しノズル口31は、スリット状に開口されており、この噴き出しノズル口31の口径は、例えば、2mm×50mmの大きさに設定される。これにより、ブラストメディアが直線状にエアー噴射される。また、平ノズル3は、基端から噴き出しノズル口31に向けて拡大した平面略台形状の扁平な形状に形成されている。この平ノズル3の基端から噴き出しノズル口31までの長さは、例えば、10〜15cmに設定される。これにより、噴き出しノズル口31から直線状にエアー噴射されるブラストメディアを噴き出しノズル口31の全長にわたって略均等な量、圧力となってエアー噴射することができる。従って、このブラストメディアの直線状のエアー噴射をその略垂直方向に相対移動させることで、木部塗装に対して万遍にブラストメディアを当てることができ、仕上げムラが生じないようにすることができる。
また、平ノズル3の両平面には、それぞれ水ノズル5が取り付けられている。そして、この水ノズル5に水道蛇口6に取り付けた水道用ホース8を接続することで、左右の各水ノズル5から水道水圧により水道水が噴射される。なお、図1中、V1〜V3は開閉バルブであり、9はゲージである。
ブラストメディアは、重曹や、クルミ殻・桃の種等の植物種子殻が使用される。これら重曹、クルミ殻・桃の種等の植物種子殻は、自然由来であるので、自然環境や人体に影響を及ぼさない。
そして、旧塗膜除去工程は、上記エアーブラスト装置10を用いて、コンプレッサー1より圧縮空気をエアーホース7に送り込み、混合部4で導入されたブラストメディアを平ノズル3の噴き出しノズル口31から直線状にエアー噴射させ、このブラストメディアの直線状のエアー噴射をその略垂直方向に相対移動させて木部塗装に向けて噴射させることで旧塗膜を除去する。この旧塗膜除去工程において、重曹をブラストメディアとして用いる場合は、水ノズル5から水道水圧により水道水をも噴射させ、湿式処理とする。これにより、この水道水の噴射よりエアー噴射された重曹の飛散を防止することができ、木部塗装に対してブラストメディアである重曹を効率的に当てることができる。また、重曹は水溶性であるから水道水により木部表面の重曹が洗い流され、木部表面における重曹の残存を抑制することができ、塗装工程において木部表面の重曹の付着による影響を防止することができる。一方、クルミ殻等の植物種子殻をブラストメディアとして用いる場合は、水道水を噴射させない乾式処理とする。
また、上記旧塗膜除去工程において、ブラストメディアは、平均粒径が0.2〜0.3mm、モース硬度が2.5〜3.5に調製されたものが使用される。例えば、重曹は、平均粒径0.3mm、モース硬度2.5〜3.0に調整されたものが使用され、クルミ殻は、平均粒径0.2〜0.3mm、モース硬度3.0に調整されたものが使用される。また、コンプレッサー1は、そのゲージ9において、平ノズル3の噴き出しエアー圧が0.29〜0.39MPa、エアー消費量が4.8〜6.2m/分に設定される。以上より、木部表面の微細な凹部内の旧塗膜をも良好に除去することができ、且つ木部生地を傷めることなく木部表面の凹凸部表面を均一に研削処理することができる。従って、仕上げムラを生じさせることもなく旧塗膜及び木部の劣化表面をきれいに除去することができる。
次に、塗装工程は、旧塗膜を除去した木部生地の状態に適合し且つ環境に影響を与えない専用の木材用塗料を塗装することにより行う。なお、旧塗膜除去工程を湿式処理にて行った場合は、木部を乾燥させてからこの塗装工程を行うのが好ましい。
このような木材用塗料として、専用に開発した天然植物油脂を主成分とした自然系塗料を使用する。また、この木材用塗料は、新木材に対して使用される場合とは異なり、塗料全量に対して植物油脂系成分が30〜90重量%配合(新木材に対する塗料は、通常、植物油脂系成分が25重量%未満)されており、また、耐候性の高い有機・無機顔料を1〜25重量%配合する事でその浸透強化効果により木部表面保護層を形成する。上記旧塗膜除去工程により旧塗膜を除去した木部生地の状態は、ミクロ的に木材繊維が毛羽立った状態となっている。従って、上記の様に植物油脂系成分配合量を30〜90重量%に調整することで、旧塗膜及び木部劣化表面が除去された木部生地との馴染みが向上される。その結果、旧塗膜を除去した木部生地に対して密着性に優れた塗装を施工することができ、木部生地に安定して新規の塗装が施され、木部塗装の良好な塗装改修が可能となり、長期にわたって塗装が定着して木部を保護することができる。なお、塗装方法としては、刷毛塗り、ローラー塗りなど公知の方法で行うことができる。
上記木材用塗料は、溶媒、塗膜形成成分、顔料、添加剤等の成分を含み、水を溶媒とする水性塗料や、アルコールやアセトン及び石油系溶媒等の有機物を溶媒とする油性塗料として使用される。
塗膜形成成分は、塗料の主成分である天然植物油脂が使用される。この天然植物油脂としては、例えば、亜麻仁油、えの油、桐油、サフラワー油、大豆油、パーム油、ひまし油、やし油等が挙げられる。
顔料は、耐候性の高い無機顔料、有機顔料が使用される。無機顔料としては、例えば、弁柄、群青、鉱物を粉砕した天然鉱物顔料、酸化鉄、酸化チタン等が挙げられる。有機顔料としては、例えば、アゾ顔料、多環系顔料、レーキ顔料などが挙げられる。
添加剤は、例えば、界面活性剤、防腐剤、消泡剤、レベリング剤、乾燥剤等が挙げられる。なお、この木材用塗料では、新木材を塗装するものよりも植物油脂の配合量を多くしている。木材用塗料の粘度が低すぎて塗工性を阻害しないように、適正粘度化に寄与する粘度調整剤を塗料全量に対して0.1〜10.0重量%の割合で混合するのが好ましい。この粘度調整剤は、有機系、無機系の物質が使用され、例えば、有機系ではアマイドワックス、ポリエチレンワックスなど、無機系ではシリカ、ベントナイト、ヘクトライトなどが使用される。
次に、本発明の実施例を説明する。
(実施例1)
(1)旧塗膜除去工程
木板に木工用塗料(日本エンバイロケミカルズ株式会社の商品名「キシラデコール」)を刷毛塗りで2回塗装したものを、3年間放置した旧塗膜除去用の塗装木板に対して、上記エアーブラスト装置10を用いて、重曹をブラストメディアとして使用して平ノズル3からエアー噴射させるとともに水ノズル5から水道水を水道水圧で噴射させる湿式処理により、木部塗装の旧塗装を除去した。この際、重曹の直線状のエアー噴射をその略垂直方向に相対移動させて木部塗装に向けて噴射させることで旧塗膜を除去した。また、エアーブラスト装置10において、ノズル長さ15cm、噴き出しノズル口31の口径2mm×50mmの平ノズル3を用い、コンプレッサー1のゲージ9で噴き出しエアー圧0.35MPa、エアー消費量6.0m/分に設定した。また、ブラストメディアとしての重曹は、平均粒径0.3mm、モース硬度2.5に調整されたものを用いた。
(2)塗装工程
旧塗膜を除去した木部生地を20℃で一週間、乾燥させた後、この木部生地に対して、木材用塗料として、専用油性塗料(配合例1、2、3、4)及び専用水性塗料(配合例5、6、7、8)を、刷毛塗りにて塗布し、塗装改修した木部を得た。
なお、植物油脂としては、亜麻仁油、大豆油を使用した。顔料としては、酸化鉄を使用した。また、粘度調整剤として、シリカを塗料全量に対して0.3重量%、及びベントナイトを塗料全量に対して0.1重量%添加した。配合例を以下の表1に示す。
(実施例2)
旧塗膜除去工程では、平均粒径0.3mm、モース硬度3.0に調整されクルミ殻をブラストメディアとして使用し、水道水を噴射させない乾式処理を行ったこと以外は、上記実施例1と同様にして木部塗装の旧塗装除去を行った。
塗装工程では、旧塗膜を除去した木部生地に対して乾燥は行わないこと以外は、この木部生地に対して上記実施例1と同様にして塗料(実施例1で示した配合例と同様)の塗布を行い、塗装改修した木部を得た。
(比較例1)
旧塗膜除去工程では、実施例1に示した旧塗膜除去用の塗装木板に対して、旧塗膜を#240サンドペーパーで研磨除去することにより旧塗膜を除去した木部生地とした。
塗装工程では、この旧塗膜を除去した木部生地に対して乾燥は行わず、この木部生地に対して上記実施例1と同様にして塗料(実施例1で示した配合例と同様)の塗布を行い、塗装改修した木部を得た。
(比較例2)
旧塗膜除去工程では、上記実施例2と同様にして旧塗膜を除去した木部生地とした。
塗装工程では、この旧塗膜を除去した木部生地に対して乾燥は行わず、この木部生地に対して新木材用塗料(植物油脂系成分が20重量%、顔料が5重量%、粘度調整剤が0.2重量%)を刷毛塗りにて塗布し、塗装改修した木部を得た。
<試験及び結果>
上記実施例及び比較例で得られた塗装改修後の木部を、一週間、自然乾燥させ、70mm×150mmに切り出した木板を試験板として、以下の試験を行った。
(1)初期密着性
得られた試験板について、JIS K5600に準じて塗装の密着性を評価した。評価は、塗装の剥離無しを◎、塗装の剥離面積が10%以内を○、塗装の剥離面積が10%超えを×とした。
(2)耐候性
得られた試験板について、キセノンウェザー耐候促進装置にて紫外線を500時間、照射した後、JIS K5600に準じて塗装の密着性を評価した。評価は、塗装の剥離無しを◎、塗装の剥離面積が10%以内を○、塗装の剥離面積が10%超えを×とした。
以上の初期密着性及び耐候性について結果を表2,3に示す。
表2,3より、比較例1,2では、初期密着性及び耐候性の各試験において塗装の剥離面積が10%を超えており、木部生地と塗膜との密着性に劣ることが分かった。これに対して、実施例1,2では、初期密着性においては塗装の膨れや剥がれが全く見られず、耐候性の試験後においても塗装の剥離面積が10%以内であり、木部生地と塗膜との密着性に優れることが分かった。
(3)意匠性
実施例1(配合例1)と比較例1(配合例1)の塗装改修直後に得られた各試験板について、目視で意匠性の評価を行った。
その結果、図2の左側に示したブラスト後塗装した木板(実施例1)は、図2の右側に示したサンドペーパーで研磨後塗装した木板(比較例1)に比べて、早材部分の着色がよく、晩材部分がくっきりと浮かび上がり、木目がはっきりと出ており、また塗料の吸い込みムラによる色ムラも少ないため意匠性が向上し、木材としての付加価値が高まったといえる。
1 コンプレッサー
2 タンク
3 平ノズル
5 水ノズル
6 水道蛇口
31 噴き出しノズル口

Claims (2)

  1. 木部塗装を新規の塗装に改修する木部塗装改修工法であって、
    噴き出しノズル口がスリット状に開口するとともに基端から噴き出しノズル口に向けて拡大した平面略台形状の平ノズルを備えたエアーブラスト装置を用いて、噴き出しノズルからの噴き出しエアー圧を0.29〜0.39MPa及びエアー消費量を4.8〜6.2m3/分に設定して、ブラストメディアとして平均粒径が0.2〜0.3mm及びモース硬度が2.5〜3.5に調製された重曹又は植物種子殻を直線状にエアー噴射し、この直線状のエアー噴射を略垂直方向に相対移動させて木部塗装の旧塗膜を除去する旧塗膜除去工程を行い、
    旧塗膜を除去した木部表面に植物油脂を塗膜形成成分とした木材用塗料であって塗料全量に対して30〜90重量%の植物油脂と、1〜25重量%の顔料とを含む木材用塗料を塗装する塗装工程を行う木部塗装改修工法。
  2. 請求項1に記載の木部塗装改修工法において、
    上記旧塗膜除去工程に際してブラストメディアに重曹を用いる場合は、エアーブラスト装置の平ノズルの両平面に取り付けた水ノズルから水道水圧により水道水をも噴射する木部塗装改修工法。
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