JP4170707B2 - サーボトラック書込装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ディスク装置にサーボフレームを含むフォーマットパターンを記録するサーボトラック書込装置及び方法に関し、特に、非接触センサによりディスクのスケールからクロック信号を生成してサーボフレームを含むフォーマットパターンを記録するサーボトラック書込装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、サーボトラックライター(STW)として知られた装置を使用して製造段階でハードディスクドライブの磁気ディスクにサーボフレームパターンを記録する場合、ディスク媒体面上の円周方向の書込位置と書込信号との同期をとるためのクロック信号となるリファレンスクロックが必要となる。
【0003】
通常は、専用の磁気ヘッドであるリファレンスヘッドを用いて、ディスク媒体へ直接クロック信号を書き込み、この信号を基準として読み出してリファレンスクロックを生成する。
【0004】
この方式では、組み立てが完了したディスクエンクロージャのケースにリファレンスヘッドを挿入するための穴が必要となり、塵埃対策のためクリーンルーム内でしかサーボフレーム信号の書き込みを行ことができない。
【0005】
またリファレンスヘッドは消耗により交換作業がたびたび必要とし、生産能率が低いという問題もあった。これらの問題を解決するため、非接触センサを用いてクロックを生成する装置が考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、非接触センサを用いてクロックを生成する場合、ディスク面に例えばシールとして貼り付けたエンコーダスケールとディスクの回転数によりリファレンスクロックの周波数が固定され、通常の周波数変換のための回路処理を行っても、リファレンスクロックの整数逓倍または整数分周した周波数のクロックしか得ることができず、サーボフレームパターンの書込みに要求される任意のクロック周波数(フォーマット周波数)が自由に設定できない不具合がある。
【0007】
また、エンコーダスケールに形成しているクロックパターンの疎密やディスクの回転変動等が原因でクロック自身が変動し、更にディスクエンクロージャが振動し、これによってクロックジッタが発生し、ディスク面における物理的なセクタ開始位置が半径方向で不揃いとなり、各セクタの時間が回転変動や振動がなかった場合に比べ大きくばらつく問題があった。
【0008】
本発明は、非接触センサによるクロック検出で生ずるクロックジッタや周波数変動を抑制して高精度の書込みを可能とするサーボトラック書込装置及び方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(装置)
図1は本発明の原理説明図である。
【0010】
本発明は、ディスク媒体面の各トラックを複数セクタに分割し、各セクタ毎にサーボフレーム信号を含むフォーマットパターン信号を書込むサーボトラック書込装置を対象とする。
【0011】
このようなサーボトラック書込み装置として本発明は、一定速度で回転されるディスク上に形成されたクロックパターンを非接触で検出して所定周波数のクロック信号を出力する非接触センサ26と、非接触センサ30からのクロック信号に基づいて、予め設定した任意のフォーマット周波数のクロック信号を生成するクロック生成部32と、ディスクの1回転の同期信号とフォーマット周波数のクロック信号に基づいてディスク媒体面にフォーマットパターン信号をトラック単位に書き込む書込処理部とを少なくとも備えたことを特徴とする。
【0012】
また本発明のサーボトラック書込装置は、更に、非接触センサ26のクロック信号から回転に同期した変動成分を抽出して補正する振動抽出処理部30を設けたことを特徴とする。
【0013】
また本発明のサーボトラック書込装置は、更に、ディスクの各セクタ毎に、予め定めた書込開始位置に対する回転に同期した周波数変動による誤差を、フォーマット周波数クロック信号のクロック数として測定し、メモリに格納されたサーボフレーム信号を含む各セクタ毎のフォーマットパターン信号の開始位置を測定誤差(誤差クロック数)により補正するセクタ補正処理部34を設けたことを特徴とする。
【0014】
このため非接触センサで検出したクロックに含まれるディスク回転に同期したがクロックジッタが振動成分の抽出により補正され、非接触センサで検出したクロックの整数逓倍や整数分周以外のクロック周波数についても任意にフォーマット周波数を設定してクロック信号を発生することができ、更に、回転に同期した周波数変動による各セクタの書込み開始位置の誤差を測定してメモリのフォーマットパターンの書込タイミングを予め補正しておくことで、ディスク円周方向での高精度の位置書込みができる。
【0015】
(非接触センサの数と配置)
本発明のサーボトラック書込装置は、非接触センサをディスクに対し複数配置し、この場合、振動抽出処理部は、複数の非接触センサからのクロック信号により書込ヘッドの位置での回転に同期した変動成分を抽出して補正したクロック信号を出力する。
【0016】
これにより非接触センサ1台の場合の書込ヘッド位置とセンサ検出点が一致しなくなることによるクロック精度の低下を防ぎ、書込ヘッド位置に対応した高精度のクロックを生成する。
【0017】
具体的には、例えば2個の非接触センサをディスク回転中心に対して同一半径上に配置し、振動抽出処理部は、2個の非接触センサから出力された各クロック信号の周波数変動を利用して振動成分を抽出して補正することにより、書込ヘッドの位置に合わせたクロック信号を生成する。
【0018】
また2個の非接触センサをディスク回転中心に対して同一半径上で且つディスク回転中心に対し対称な位置に配置し、振動抽出処理部は、2個の非接触センサから出力された各クロック信号の周波数変動を利用して振動成分を抽出して補正することにより、書込ヘッドの位置に合わせたクロック信号を生成する。
【0019】
このように2個の非接触センサをディスク回転中心に対して同一半径上で且つディスク回転中心に対し対称な位置に配置した場合には、スピンドル軸の傾きによるディスクの並進による変動成分は、2個の非接触センサで方向が逆で大きさが同じになることから、相殺により除去することができる。
【0020】
振動抽出処理部は、具体的には、2個の非接触センサから出力されたクロック信号を乗算する乗算部と、乗算部の出力信号の高域成分を振動成分として抽出するハイパスフィルタと、ハイパスフィルタの抽出信号により書込ヘッドに近い側の非接触センサからのクロック信号を補正して出力する補正部とを備える。
【0021】
また書込ヘッド位置に対し異なるディスク面の位置に複数の非接触センサを配置し、この場合、振動抽出処理部は、複数の非接触センサの各クロック信号からクロックジッタを利用して各位置に固有な振動成分を抽出し、複数位置の振動成分の平均又は重み付けにより書込ヘッド位置の振動成分を求めて特定の非接触センサからのクロック信号を補正して出力する。
【0022】
またディスクに対する書込ヘッドの移動軌跡上の異なる位置にセンサ検出点を複数設定し、複数のセンサ検出点毎に非接触センサを配置し、書込みヘッドに近い位置の非接触センサのクロック信号を選択する。これにより書込ヘッド位置とセンサ検出点が一致しなくなることによるクロック精度の低下を防ぎ、書込ヘッド位置に対応した高精度のクロックを生成する。
【0023】
またディスクに対する書込ヘッドの移動軌跡に沿って前記非接触センサのセンサ検出点を移動させるようにしてもよい。
【0024】
更に、スタックされた媒体アッセンブリィの少なくとも2面以上における書込ヘッドの移動軌跡上に検出点が位置するように複数の非接触センサを配置し、振動成分を補正する。
【0025】
(クロック生成)
クロック生成部は、入力したクロック信号を分周するDDS(ダイレクト・デジタル・シンセサイザ)と、DDSからのクロック信号を逓倍するPLL回路と、DDSをディスク1回転毎に得られるインデックス信号によりリセットすると共に、DDSのリセット中及び直後の出力波形が乱れている間、PLL回路自身の出力するクロック波形をフィードバックさせてホールドさせる制御回路部とを備えたことを特徴とする。
【0026】
これによりDDSの分周とPLL回路の逓倍を組み合わせることで、非接触センサからのクロック信号を書込みに必要な任意のフォーマットクロック周波数を生成できる。またDDSの分解能より小さいフォーマット周波数のクロック信号を生成する場合には、設定できない周波数の差分を、ディスク1回転毎に得られるインデックス信号によるDDSのリセットで切り捨てる。この際のDDSのリセットで出力波形が乱れるが、PLL回路をホールドすることで、最終的に出力するクロック信号への影響を防止する。
【0027】
またクロック生成部は、入力したクロック信号を並列的に分周する2台のDDS(ダイレクト・デジタル・シンセサイザ)と、2台のDDSの出力を切替えるスイッチ回路部と、スイッチ回路部で切替られたDDSからのクロック信号を逓倍するPLL回路と、2つのDDSをディスク1回転毎に得られるインデックス信号により交互にリセットすると共に、一方のDDSのリセット中及び直後の出力波形が乱れている間、スイッチ回路部を他方のDDSに切り替えてPLL回路をリセットすることにより波形に乱れのないクロック信号を入力させる制御回路部とを備えても良い。これによっても、DDSのリセットによる出力波形の乱れるが、最終的に出力するクロック信号へ影響しないようにする。
【0028】
更に、クロック生成部は、更に、DDS(ダイレクト・デジタル・シンセサイザ)の入力段に1次逓倍回路を構成するPLL回路を設けてもよい。
【0029】
(セクタ補正量測定)
セクタ補正処理部は、基準クロック信号をディスクに書込んだ後に読み出す書込読出部と、基準クロック信号と同一周波数の高精度クロック信号を発振する高精度発振器と、書込読出部から出力された読出クロック信号と高精度発振器からの高精度クロック信号との差分により各セクタの誤差を示す補正クロック数を測定して保持する差分処理部とを備えたことを特徴とする。
【0030】
またセクタ補正部の別の形態として、基準クロック信号と同一周波数の高精度クロック信号を発振する高精度発振器と、クロック生成部から出力されたフォーマット周波数のクロック信号と高精度発振器からの高精度クロック信号との差分により各セクタの誤差を示す補正クロック数を測定して保持する差分処理部とを備えるものであっても良い。
【0031】
セクタ補正処理部は、ディスクの回転変動成分を相殺するように非接触センサを半径方向および円周方向に直接駆動する駆動制御部を備えたものとしても良い。
【0032】
更にセクタ補正部は、PLL回路を備え、PLL回路内の位相誤差信号からディスク回転に同期した周波数変動成分の補正信号を生成して固定クロック信号を補正するようにしても良い。
【0033】
具体的には、セクタ補正部は、測定時に、PLL回路内のループフィルタの位相誤差信号をディスクのインデックス信号に同期して1回転分メモリに記憶し、補正時にはメモリに記憶した位相誤差信号をディスク回転に同期して読み出して、ループフィルタの出力信号を補正する。
【0034】
(書込対象ディスクの形態)
本発明のサーボトラック書込装置の対象となるディスクは、スピンドルモータの回転軸に書き込み対象となる複数枚のディスクを積層したディスクスタックと、このディスクスタックの一方に同軸に固定された表面にクロックパターンを形成したスケールを設けたターゲットディスクで構成される。
【0035】
またサーボトラック書込装置の対象となる別のディスクは、組み立てが完了したディスクエンクロージャに密封内蔵されたディスクであり、内蔵ディスクのクランパの表面にクロックパターンを生成したスケールを装着し、このスケールを外部から透視するケース位置に透明部材で密閉されたセンサ窓を形成して非接触センサを配置させる。
【0036】
(方法)
本発明は、ディスク媒体面の各トラックを複数セクタに分割し、各セクタ毎にサーボフレーム信号を含むフォーマットパターン信号を書込むサーボトラック書込方法を提供する。このサーボトラック書込方法は、
一定速度で回転されるディスク上に形成されたクロックパターンを非接触センサで検出して出力するクロック検出ステップと、
クロック生成部により、非接触センサからの所定周波数のクロック信号に基づいて、予め設定した任意のフォーマット周波数の固定クロック信号を生成するクロック生成ステップと、
書込処理部により、メモリの補正されたフォーマットパターン信号を、ディスクの1回転の同期信号とフォーマット周波数のクロック信号に基づいて読出してディスクのデータ面にトラック単位に書き込む書込ステップと、
を備えたことを特徴とする。
【0037】
また本発明のサーボトラック書込方法は、振動抽出処理部により、非接触センサのクロック信号から回転に同期した変動成分を抽出して補正する振動抽出ステップを設けたことを特徴とする。
【0038】
また本発明のサーボトラック書込方法は、セクタ補正処理部により、ディスクの各セクタ毎に、予め定めた書込開始位置に対する回転に同期した周波数変動による誤差を、フォーマット周波数のクロック信号のクロック数として測定し、メモリに格納されたサーボフレーム信号を含む各セクタ毎のフォーマットパターン信号の開始位置を測定誤差により補正するセクタ補正ステップを設けたことを特徴とする。尚、このサーボトラック書込方法の詳細は、基本的に装置の場合と同じになる。
【0039】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明によるサーボトラック書込装置を備えた設備構成の説明図である。
【0040】
図2において、サーボトラック書込みのための設備は、作業ベッド10、本発明のサーボトラック書込装置12及び上位装置14で構成される。作業ベッド10にはサーボトラック書込対象となるディスクアッセンブリィ11が設置される。
【0041】
ディスクアッセンブリィ11は、スピンドルモータ16のスピンドル軸18に複数枚のディスクを積層したディスクスタック20を備えており、このディスクスタック20の最上部はターゲットディスク22となり、ターゲットディスク22の表面にエンコーダスケール24を形成している。エンコーダスケール24は、スケールパターンの貼付けあるいはターゲットディスク22に対する書込みで形成される。
【0042】
ターゲットディスク22のエンコーダスケール24に対しては、この実施形態にあっては2個の非接触センサ26−1,26−2を配置している。非接触センサ26−1,26−2は、レーザの照射によりエンコーダスケール24を読み取って、所定周波数のクロック信号をサーボトラック書込装置12に出力し、このクロック信号からディスクスタック20における各媒体面の円周方向の書込位置と書込信号との同期をとるためのフォーマット周波数のクロック信号を生成する。
【0043】
なお、この実施形態にあっては、非接触センサ26−1,26−2として、レーザによりエンコーダスケール24を読み取る方式を例にとっているが、これ以外にカー効果を使用したもの、ドップラーセンサ、更には静電容量を利用したセンサなど、適宜の非接触センサを適用することができる。
【0044】
ディスクアッセンブリィ11にはポジショナ25が設けられており、ディスクスタック20の各媒体面に対し、ヘッドを位置決め移動して、信号の書込みと読出しができるようにしている。このポジショナ25の位置はアクチュエータ位置センサ15で検出されており、ディスクスタック20における媒体面の半径方向の正確な位置を検出できるようにしている。このアクチュエータ位置センサ15についてもクロック検出の場合と同様、非接触センサを用いる。
【0045】
ターゲットディスク22に対する非接触センサ26−1,26−2の配置は、この実施形態にあっては、同一半径上で且つディスク回転中心に対し対称位置に配置している。
【0046】
図3は、図2における本発明のサーボトラック書込装置12の実施形態を示したブロック図である。
【0047】
図3において、サーボトラック書込装置12には、非接触センサ26−1,26−2のセンサヘッド制御部28−1,28−2、振動抽出処理部30、クロック生成部32、セクタ補正処理部34、フォーマットパターン発生部36、フォーマット信号生成部38及びアクチュエータ位置制御部44が設けられる。
【0048】
なお非接触センサ26−1は、作業ベッド10側に設けているセンサヘッド26−11,26−12と装置側に設けているセンサヘッド制御部28−1,28−2で構成され、それぞれターゲットディスク22に形成されたエンコーダスケール24の読取りによる固定周波数信号E1,E2を出力する。
【0049】
振動抽出処理部30は、非接触センサ26−1,26−2の固定周波数信号E1,E2からディスク回転に同期した変動成分を抽出して、クロックジッタを補正した固定周波数クロック信号E3を出力する。
【0050】
クロック生成部32は、振動抽出処理部30からの固定周波数クロック信号E3に基づいた逓倍及び又は分周により、予め設定した任意の周波数、即ちフォーマットパターンの書込みに必要とされるフォーマット周波数に変換したフォーマット周波数クロック信号E4を出力する。
【0051】
セクタ補正処理部34は、予め定められたディスクにおける1トラックの各セクタ書込開始位置に対する回転に同期した周波数変動による誤差を、フォーマット周波数クロック信号のクロック数として測定し、この測定誤差(補正クロック数)によりメモリに格納されているサーボフレーム信号を含む各セクタごとのフォーマットパターン信号の書込み開始位置を補正する。
【0052】
フォーマットパターン発生部36は、ディスク1回転毎に得られるインデックス信号とクロック生成部32から得られるフォーマット周波数クロック信号E4に基づき、セクタ補正処理部34により書込開始位置が補正されたフォーマットパターン信号をメモリから読み出してディスクスタック20のヘッド群42に、円周方向の正確な書込位置の制御をもってフォーマットパターンを書き込む。
【0053】
アクチュエータ位置制御部44は、アクチュエータ位置センサ15からの検出信号に基づき、ディスクスタック20の媒体面における半径方向の書込位置を正確に検出して制御する。
【0054】
このような図3のサーボトラック書込装置12にあっては、非接触センサ26−1,26−2からサーボ書込制御部40に至る系統は、書込クロックのサーボシステムとして設けられ、一方、アクチュエータ位置センサ15からアクチュエータ位置制御部44の系統はアクチュエータ位置制御のサブシステムとして、設けられている。
【0055】
図4は、本発明のサーボトラック書込装置12を用いた設備における作業処理の手順である。まずステップS1で、図2のように作業ベッド10にディスクアッセンブリィ11をセットし、続いてステップS2で上位装置14よりサーボトラック書込装置12のフォーマットパターン発生部36に設けているフォーマットパターンメモリに、ディスクに書き込む全トラック分のフォーマットパターンを書き込む。
【0056】
続いてステップS3で、図3のセクタ補正処理部34によりディスクの回転変動に起因したフォーマット周波数クロック信号によるフォーマットパターンの各セクタにおける書込開始位置の誤差を測定し、この測定誤差分だけ、ステップS2で書き込んだフォーマットパターンメモリの開始位置を補正するセクタ補正処理を行う。
【0057】
フォーマットパターンメモリのセクタ補正処理が済むと、ステップS4でアクチュエータ位置制御部44によるディスク半径方向の位置決め制御との連携を取りながら、ディスクの各トラック方向に非接触センサ26−1,26−2からの検出信号に基づいたフォーマット周波数クロック信号を書込クロック信号として使用したフォーマットパターンの書込処理を行う。
【0058】
ステップS4で全トラックについてフォーマットパターンの書込みが終了すると、ステップS5で作業ベッド10からディスクアッセンブリィ11を取り外し、ステップS6で作業終了でなければ、再びステップS1に戻り、次のディスクアッセンブリィ11を作業ベッド10にセットして同様な作業を繰り返す。
【0059】
図5は、図3の振動抽出処理部30の実施形態のブロック図である。この振動抽出処理部30は、図2のディスクアッセンブリィ11に対し設けている2台の非接触センサ26−1,26−2からの固定周波数信号E1,E2を入力し、この入力信号からディスクの振動成分を抽出してクロックジッタを補正する。
【0060】
ここで本発明における非接触センサの配置を説明する。図2のような非接触センサ26−1によるセンサ検出点は、フォーマットを行う書込ヘッド位置に一致することが望ましい。しかしながら、非接触センサ26−1は固定であり、これに対しポジショナ25によって書込ヘッドはディスク媒体面の半径方向に移動することから、両者は必ずしも一致しない。
【0061】
このように非接触センサを1台設けた場合、クロック生成は可能であるが、センサ検出点と書込ヘッド位置とを完全に一致させることは物理的に困難であり、これによってクロックの精度低下を招く。そこで本発明にあっては、複数の非接触センサを配置し、各非接触センサから得られた検出信号またはセンサ検出信号から生成されたクロックを振動抽出処理部30に入力し、振動成分を抽出してジッタを補正する処理を行う。
【0062】
このような複数の非接触センサを用いる本発明の基本的な考え方に基づき、図2の実施形態にあっては、非接触センサ26−1,26−2の2台を配置している。そして2台の非接触センサ26−1,26−2のセンサ検出点をディスクの同一半径上に配置し、且つディスク回転中心に対し対称位置に配置している。
【0063】
このような配置を持つ2台の非接触センサ26−1,26−2を用いた振動抽出の原理は次のようになる。いま、図5における非接触センサ26−1からの固定周波数信号E1をVa(t)とし、また非接触センサ26−2からの固定周波数信号E2をVb(t)とすると、この2つの信号を乗算器45で乗算すると次式が得られる。
【0064】
【数1】
Figure 0004170707
【0065】
この(1)式の右辺の第1項は高周波数成分であり、第2項は低周波数成分であるため、フィルタなどによって各項を容易に分別することができる。ここで、回転変動のうちクロックジッタに影響するのは高周波数成分であることから、乗算器45に続いて設けたハイパスフィルタ46により第2項の項周波数成分を抽出する。
【0066】
このハイパスフィルタ46で抽出された高周波数成分信号V0(t)を加算器48で非接触センサ26−1からの固定周波数信号E1から差し引いてクロックジッタを補正する。
【0067】
なお図2のような非接触センサ26−1,26−2を同一半径上でディスク回転中心に対し対称位置に設けた場合、スピンドル軸18の倒れによるディスクの並進運動は両者の和(ΔωPA +ΔωPB )となるが、この周波数変動成分はそれぞれ大きさが同じで方向が逆となるため、相殺により除去され、並進運動による周波数変動は含まれないことになる。
【0068】
更に、図2におけるスピンドルモータ16の振動による外乱を防ぐため、非接触センサ26−1,26−2は十分に高い剛性を保って作業ベッド10に配置する。更に非接触センサ26−1,26−2のディスクの軸方向の対向精度は、抽出するディスク回転振動の方向成分の精度に大きな影響を及ぼすため、非接触センサ26−1,26−2のセンサヘッドは調整機構により精密に位置決めされている。
【0069】
図6は、図5の振動抽出処理部30によるクロックジッタの補正を従来方式と対比して示している。図6(A)は従来のリファレンスヘッドを用いた場合の相対ジッタのヒストグラム128であり、ジッタσ値は681.25psとなっている。これに対し図6(B)は、図5の振動抽出処理部30を用いた場合の本発明における相対ジッタのヒストグラム130であり、ジッタσ値が481.00psであり、従来のリファレンスヘッドの場合に対し約30%低減されていることが分かる。
【0070】
図7は、図3におけるクロック生成部32の実施形態のブロック図である。この実施形態のクロック生成部32は、1次逓倍回路82、高分解能分周回路84及び2次逓倍回路86で構成される。
【0071】
1次逓倍回路82は、PLL回路88とその分周器90を備える。高分解能分周回路84は、DDS92、ローパスフィルタ94、コンパレータ96を備える。2次逓倍回路86は、PLL回路100,102とそれぞれの分周器101,104を備える。
【0072】
このようなクロック生成回路32により、入力した固定周波数クロック信号E3は、PLL回路88による逓倍、DDS92による分周、更に2段のPLL回路100,102による逓倍を経て、入力周波数finが出力周波数foutとなるフォーマット周波数クロック信号E4に変換されて出力される。即ち、フォーマット周波数となる出力周波数fout
【0073】
【数2】
Figure 0004170707
【0074】
となる。
【0075】
例えば、固定周波数クロック信号E3の周波数finは例えば27MHzであり、逓倍及び分周により出力されるフォーマット周波数fout は所望の分周比の設定により例えば50MHz〜320MHzの範囲で任意に設定できる。
【0076】
更に図7のクロック生成部32にあっては、制御回路部105により、ディスク回転に伴うインデックスパルスE6に同期してDDS92のリセットとPLL回路100に対するホールドを行うようにしている。
【0077】
PLL回路100のホールドを行うため、コンパレータ96との間に切替回路98を設け、通常時は図示のように接点b側に切り替えているが、DDS92に対するリセット信号E11の出力でリセットした際のDDS92の出力波形の変動による影響を防ぐため、ホールド信号E12により切替回路98を接点a側に切り替え、PLL回路100に出力クロックをフィードバックし、これによって、PLL回路100の出力を一定状態に保つ。
【0078】
ここで図7のクロック生成部32における任意のフォーマット周波数の設定方法と問題、及びその解決法を詳細に説明する。本発明のサーボトラック書込装置にあっては、あらゆるフォーマットパターン及びディスク回転数に対応するためには、非接触センサに基づいて検出した固定クロック信号から任意のフォーマット周波数のクロック信号に変換する機能が必要である。
【0079】
この周波数の変更には通常、図7のようにDDS92が使用される。DDS92は所定分解能の角度をアドレスデータとして正弦値を格納した一種のルックアップテーブルであり、アドレスの指定間隔(角度間隔)を変えることでデジタル的にサイン波形の時間周期が変わり、これによって周波数を任意に設定できる。しかしながら、アドレス分解能で決まる周波数の設定分解能以下の周波数に対応することはできない。
【0080】
図8は、フォーマット周波数とDDS92を用いた場合の設定周波数との間に周波数の差分が生じない場合と差分が生じた場合を対比して示している。図8(A)(B)はフォーマット周波数と設定周波数に差分が生じない場合であり、図8(A)のn周目と図8(B)の(n+1)周目について、図8(E)のインデックスパルス112のタイミングで見ると、両者に位相差は生じていない。
【0081】
これに対し図8(C)(D)は、フォーマット周波数とDDS92を用いた場合の設定周波数との間に差分を生じた場合である。即ち、図8(C)のn周目と図8(E)の(n+1)周目について、インデックスパルス112のタイミングで周波数の差分による位相差Δθを生じている。
【0082】
このようにフォーマット周波数に対し設定周波数が相違して差分が起き、これによって図8(C)(D)のように位相差が生ずる場合の問題を回避するため、本発明にあっては次の2つの手法を取っている。
【0083】
(1)固定周波数クロック信号の周波数finからフォーマット周波数foutに最も 近い周波数を出力させるように、DDS92の分周値設定95を行う。
(2)DDS92で設定できない差分の周波数は、インデックスごとにDDS9
2をリセットして差分を切り捨てる。
【0084】
更にDDS92のリセットについて詳細に説明すると、フォーマット周波数が例えば2000.6Hzに対し設定周波数が2000Hzであった場合、差分の周波数は0.6Hzとなるが、これをインデックスごとにDDS92のリセットで切り捨てる。これにより、DDS92の設定分解能以下の周波数についても適切に対応できる。
【0085】
一方、差分の周波数を切り捨てるためにDDS92をリセットすると、このときDDS92の出力信号が乱れる。
【0086】
図9は、DDS92をリセットしたときの出力波形の乱れを表わしている。図9(A)はDDS出力信号114であり、この波形は図7のローパスフィルタ94を通った正弦波形を示している。このDDS出力信号114は次段のコンパレータ96に入力され、図9(B)のような矩形波形となるコンパレータ出力信号116となる。
【0087】
図9(C)はインデックスパルス118であり、インデックスパルス118の立ち下がりがインデックスタイミングt1を表わしている。このインデックスパルス118が得られると、これに同期して図9(D)のようにリセット信号120が出力され、DDS92がリセットされる。このリセットにより、図9(A)のDDS出力信号114の中に波形の乱れ122が生ずる。
【0088】
このようなDDS92の差分周波数の切捨てのためのリセットで生じた波形の乱れに対しては、次段のPLL回路100をホールドすることで波形の乱れの影響を受けないようにする。即ち制御回路105は、DDS92にリセット信号E11を出力した後、リセット信号の出力中から波形の乱れが収まる一定時間に亘り、ホールド信号信号E12を切替回路98に出力し、PLL回路100に対する入力をクロック出力の帰還入力に切り替え、これによってPLL回路100の出力状態を波形が乱れている間、一定状態にホールドする。
【0089】
図10は、図3におけるセクタ補正処理部34の実施形態のブロック図である。このセクタ補正処理部34は、クロック書込部52、クロック読出部54、高精度発振器56、差分処理部58、補正情報テーブル60で構成され、差分処理部58にはセクタアドレステーブル68が格納されている。
【0090】
セクタ補正処理部34は、図4の処理手順のステップS3におけるフォーマットパターンの書込処理の前段階で動作して、補正情報テーブル60を作成する。
【0091】
ここで、ディスク回転に同期した周波数変動成分の除去を目的とするセクタ補正処理の原理を説明する。従来、リファレンスヘッドを利用してフォーマットを行う場合には、ディスク媒体の回転変動による回転に同期した周波数変動の問題は発生しない。これは、回転変動と同期してフォーマットパターンの書込みが行われるためであり、必然的に、回転に同期した周波数変動成分が相殺されるためである。
【0092】
これに対し本発明のように、非接触センサにより検出したフォーマット周波数クロック信号を用いる場合には、回転に同期した周波数変動の補正が必ず必要となる。この回転に同期した周波数変動の発生要因としては次のものが挙げられる。
(1)エンコーダスケールの貼付け時に発生する偏心
(2)エンコーダスケール面の垂直方向の変動
(3)ディスクの回転変動
(4)エンコーダスケールのパターンの疎密
このような周波数変動の発生要因を持つフォーマット周波数クロック信号については、周波数変動成分の補正を行わなければならない。
【0093】
図18のグラフにおける特性106は、周波数変動の補正を行わなかった場合の特性である。この図18のグラフは、横軸をセクタ番号、縦軸をセクタ長に対応したセクタ時間としており、理想時間108を目標値としている。この場合、周波数変動を補正しなかった場合の特性106は、理想時間108に対し大きくかけ離れており、周波数変動の補正を行わない限り、非接触センサに基づいて生成したフォーマット周波数クロック信号をフォーマットパターンの書込みに適用することはできない。
【0094】
そこで図10のセクタ補正処理部34にあっては、まずクロック書込部52により、ヘッド50によりディスク20−1の媒体面に補正に使用するための基準信号を書き込み、この書込み後にクロック読出部54でヘッド50で基準信号E7を読み出す。クロック読出部54で読み出したディスク20−1からの読出基準信号は、差分処理部58で高精度発振器56からの高精度クロック信号E8と比較され、差分を取得し、この差分に基づき各セクタの書込開始位置に対する誤差を、生成されたフォーマット周波数クロック信号のクロック数、具体的にはクロック数で決まるアドレス数として、補正情報テーブル60に格納する。
【0095】
図11は、図10の差分処理部58におけるクロック読出部54で得られた基準信号E7と高精度発振器56からのクロック信号E8を、インデックスパルスを基準に表わしている。即ち、インデックスパルス62−0に同期して高精度クロック66−1,66−2,…66−95が得られ、これに対しディスクから読み出された基準クロック64−0,64−1…64−95が得られている。
【0096】
これに対し差分処理部58にあっては、両者の差を求め、その差をフォーマットパターンの書込みに使用するフォーマット周波数クロック信号のクロック数で表わし、更にフォーマット周波数クロック信号はフォーマットパターンメモリのアドレスに対応することから、差分のパルス数を補正アドレス数ΔA1,ΔA2,…ΔA95としている。
【0097】
具体的には、インデックスパルス62−0を含む高精度クロック66−1〜66−95の書込開始アドレスA0〜A95が図12のセクタアドレステーブル68のように予め決まっていることから、ディスク読出しで得られた基準クロック64−0〜64−95との差のクロック数を補正アドレス数として求め、図13のような補正情報テーブル60を作成する。
【0098】
図14は、図3におけるフォーマットパターン発生部36の実施形態である。このフォーマットパターン発生部36はメモリ補正部70、アドレスカウンタ72及びフォーマットパターンメモリ74で構成される。フォーマットパターンメモリ74には上位装置14より、予め定められたディスク書込用のフォーマットパターンが転送書込される。
【0099】
このフォーマットパターンは例えば図15におけるメモリマップのようになる。図15のフォーマットパターンメモリ74は、あるトラックのフォーマットパターンであり、1トラック分のセクタ番号0〜95に対応して、フォーマットパターンが格納されている。
【0100】
フォーマットパターンメモリ74は、メモリの横幅をセクタサイズ76として表しており、先頭にサーボセクタ領域78が設けられ、これに続いてデータ領域80が設けられている。例えばセクタ番号0を例にとるとフォーマットパターンはサーボセクタ78−0とデータセクタ80−0で構成されている。
【0101】
このサーボセクタ78−0には、サーボマーク、グレーコードを用いたトラック番号、インデックス、例えば位相サーボであればポジションA,B,C,Dに対応したサーボパターンが設けられている。またデータセクタ80−0についても予め定めたデータセクタのフォーマットパターンが設けられている。
【0102】
尚、図15は、ある1トラックの0〜95セクタを例にとっているが、他のトラックについてはセクタサーボ領域におけるトラック番号が相違する以外は同じフォーマットパターンを格納している。
【0103】
図15のような上位装置によるフォーマットパターンの書込を受けたフォーマットパターンメモリ74は、続いてメモリ補正部70により図10のセクタ補正処理部34での補正情報テーブル60、例えば図13のような補正情報テーブル60に格納している補正アドレス数データΔA0〜ΔA95を使用して、各セクタにおけるフォーマットパターンの書込開始位置のアドレスをシフトする補正を行う。
【0104】
図16は、メモリ補正部70により補正アドレス数だけ、例えば本来の書込位置より遅れる方向に補正した後のフォーマットパターンメモリ74の格納内容である。例えばセクタ番号0のファーマットパターンについて、図15の補正前の位置に対し、補正アドレス数ΔA0だけ遅れる方向にサーボセクタ78−0及びデータセクタ80−0をずらしている。同様に残りのセクタ番号1〜95についても補正アドレスΔA1〜A95による書込開始位置の補正を行っている。
【0105】
図17は、図15の補正前の書込開始位置を前方にずらす補正を行った場合のフォーマットパターンメモリ74の説明図である。例えばセクタ番号1について、前方にずらす補正アドレスΔA1であった場合には、サーボセクタ78−1の先頭を、ひとつ前のセクタ番号0番のデータセクタ80−0の後ろに入るようにシフトし位置を補正する。
【0106】
図18は、周波数変動成分を補正したファーマットパターンメモリ74に本発明の特性107を補正前の特性106と対比して示しており、特性107から明らかなように、理想時間108に対し本発明による特性107の変動量が十分に抑えられ、これによって非接触センサによって検出されたファーマット周波数クロック信号によるフォーマットパターンの円周方向での書込みが十分な高精度を持って可能であることが確認される。
【0107】
図19は、本発明のサーボトラック書込装置が適用される他のディスクアッセンブリの例であり、この例にあっては組立済みのディスクエンクロージャを対象としている。
【0108】
図19において、ディスクエンクロージャ132はケース内に密封してスピンドルモータ134、ディスク136−1〜136−3、ポジショナ138、ヘッド142を組み込んでいる。スピンドルモータ134に対するディスク136−1〜136−3はクランパ144の締め付けで固定されている。
【0109】
このようなディスクエンクロージャ132に対し、本発明における非接触センサ26−1,26−2の配置によりクロック呼び出しを可能とするため、クランパ144が見える位置にガラス部材などで密閉して透明窓140を設けている。クランパ144の上にはエンコーダスケール146が貼り付けられており、このエンコーダスケール146に対し、非接触センサ26−1,26−2のセンサ検出点が設定されている。
【0110】
またポジショナ138によるヘッド142の動きを図2の実施形態と同様、アクチュエータ位置センサ15で非接触で検出する場合には、ポジショナ138を見える位置に透明窓140と同様にガラス部材などで密閉した透明窓を設け、ここに位置センサを非接触で設けるようにしても良い。
【0111】
次に図3のサーボトラック書込装置12における非接触センサの配置、振動抽出処理部30、クロック生成部32及びセクタ補正処理部34に対する他の実施形態を説明する。
【0112】
図20は,本発明による非接触センサの配置の他の実施形態である。本発明における非接触センサのセンサ検出点は、フォーマットを行う書込ヘッドの位置と同じであることが望ましい。そこで図20の実施形態にあってはヘッドアーム154のピボットポイント152を中心とする書込ヘッド150の移動軌跡158の上に複数のセンサ検出点156−1,156−2を設定している。このセンサ検出点156−1,156−2に対しては、例えば非接触センサ26−1,26−2が配置されている。
【0113】
この場合、書込ヘッド150が現在フォーマットの書込を行うヘッド位置にもっとも近いセンサ検出点の非接触センサを選択して、クロック信号を発生させる。
【0114】
図21は、非接触センサのセンサ検出点と書込ヘッド位置を一致させるための他の実施形態であり、この実施形態にあってはピボットポイント152を中心としたヘッドアーム154による書込ヘッド150の移動軌跡158に沿って非接触センサ26のセンサ検出点156を移動するようにしたことを特徴とする。
【0115】
このため非接触センサ26はヘッドアーム154と同様、適宜の駆動機構によりピボットポイント152を中心に非接触センサ26を旋回駆動し、センサ検出点156が移動軌跡158に沿って動く事ができるようにしている。
【0116】
図22は、図21の非接触センサ26の移動を可能とするサーボトラック書込装置12のブロック図であり、作業べッド10の部分に非接触センサ26のセンサヘッド26−11の部分を、図21の移動軌跡158に沿って移動させるセンサヘッド駆動部160を設けている。
【0117】
このセンサヘッド駆動部160はヘッドアーム154の先端の書込ヘッド150と同じ動きをすればよいことから、ポジショナ25に対するアクチュエータ位置制御部44からの書込制御信号で駆動すれば良い。
【0118】
図23は、本発明における非接触センサ26の配置の他の実施形態であり、ディスクアッセンブリィ11に取り付けているディスクスタック20の両側のターゲットディスク22−1,22−2の2面に対し、上下に非接触センサ26−1,26−2を配置している。
【0119】
このようにディスクスタック22の軸方向となる上下に非接触センサ26−1,26−2を配置した場合は、スピンドル軸18の倒れなどによって、上側のターゲットディスク22−1と下側のターゲットディスク22−2の振動モードが異なる場合に適している。
【0120】
即ち、非接触センサ26−1により上側のターゲットディスク22−1の振動成分を抽出し、一方、非接触センサ26−2で下側のターゲットディスク22−2における振動成分を抽出し、その間に位置するディスクスタック22の各ディスクについては、上下の振動成分の平均値、或いは、予め測定された成分から求めた係数を算出して、振動成分を補正し、これを例えば、一方の非接触センサ26−1から得られている固定周波数信号に対し、図5の振動抽出処理部30の加算器48のように加算してクロックジッタを補正する。
【0121】
次に本発明において非接触センサを複数配置する場合の実施形態を説明する。非接触センサ1個によってもクロックの生成は可能であるが、センサ検出点と書込ヘッドの位置を完全に一致させることは物理的に困難であり、クロックの精度低下を招くことから本発明の望ましい実施形態にあっては、複数の非接触センサを配置する。
【0122】
図24の実施形態は、非接触センサ26−1〜26−nのn個の場合を配置した一般的な実施形態であり、このうち図2,図3に示した実施形態は非接触センサを2台とした場合である。
【0123】
このように複数の非接触センサ26−1〜26−nを配置した場合には、振動抽出処理部30−1において、各センサからの固定周波数信号E1〜Enに基づいて、振動成分を抽出して、基本的には平均化処理を行うことで書込ヘッド位置における高精度なクロック、即ち書込ヘッド位置においてクロックジッタが除かれた高精度なクロック信号を生成することができる。
【0124】
図25は、図24の複数の非接触センサを用いた場合の具体例として3台の非接触センサ26−1〜26−3を用いて、振動抽出に基づくクロックジッタの補正を行うためのセンサ配置図である。
【0125】
図25にあっては、まずピボットポイント152を中心にヘッドアーム154により駆動される書込ヘッド150の近くにセンサ検出点162−1を持つ非接触センサ26−1を固定配置する。この非接触センサ26−1に対し、ほぼ90度異なったセンサ検出点162−2の位置に非接触センサ26−2を配置し、更にほぼ180度異なったディスク回転中心161の反対側のセンサ検出点162−3の位置に非接触センサ26−3を固定配置する。
【0126】
このようにディスク148に対し、3つの非接触センサ26−1〜26−3を配置した場合、回転変動によるクロックジッタの内、回転ジッタはセンサ検出点162−1〜162−3の位置に依存せず常に一致する。これに対し例えばスピンドル軸の傾きなどによるディスク並進運動によるジッタは、センサ検出点162−1〜162−3の配置条件によって検出半径や検出方向の角度差などの相違が生じる。
【0127】
そこで例えばn個の非接触センサを用いた場合について、各センサから生成されるクロックは次式で表される。
【0128】
【数3】
Figure 0004170707
【0129】
そして各センサについて、基本信号と各センサ信号から生成されるクロック信号を演算してジッタ成分を抽出すると次のようになる。
【0130】
【数4】
Figure 0004170707
【0131】
そして各非接触センサの配置条件、即ち検出半径や検出方向などと書込ヘッドの特性を考慮した重み関数を用いることにより、書込ヘッド位置におけるクロックを抽出することができる。
【0132】
ここで重み関数ki(t)を
Σ{ki(t)}=1
となるように定めると、書込ヘッド位置におけるクロックジッタは次式で与えられる。
【0133】
【数5】
Figure 0004170707
【0134】
これによって任意の時間において、書込ヘッド位置における高精度なクロックを生成することが可能となる。
【0135】
図26は、本発明の振動抽出処理の他の実施形態におけるセンサ配置であり、2個の非接触センサ26−1,26−2で検出したセンサ信号の周波数変動を利用して、ヘッド書込位置におけるディスク振動によるジッタを抽出し、これを補正して高精度なクロックを生成する。
【0136】
図26において、非接触センサ26−1は書込ヘッド150に対応したセンサ検出点162−1に対し固定設置される。非接触センサ26−2はそのセンサ検出点162−2がセンサ検出点162−1と同じ半径上でディスク回転中心160のほぼ反対側となる位置となるように設置され、且つ、非接触センサ26−2はディスク回転中心161に対し、矢印164のように円周方向に一時調整可能としている。
【0137】
ここで非接触センサ26−1,26−2の各センサ信号から周波数変動を利用して振動成分を抽出するためには2つのセンサ信号を乗算した信号V(t)を求め、これは次のようになる。
【0138】
【数6】
Figure 0004170707
【0139】
これは図5の振動抽出処理部30の実施形態について示したと同じ関係式である。ここで上式の右辺第1項は高周波成分、第2項は低周波成分であり、フィルタなどによって各項を容易に分別可能であり、第1項の高周波成分をディスク振動などによるジッタとして抽出する。
【0140】
更に図26の実施形態にあっては非接触センサ26−2の位置調整が可能であることから、この位置調整によって非接触センサ26−1,26−2が検出するディスク並進振動による周波数成分の和(ΔωPA+ΔωPB)を任意に調整することが可能である。図5の実施形態にあっては非接触センサ26−2の位置をディスク回転中心161に対し対象となる同一半径上に調整して固定した場合の実施例となる。
【0141】
図27は、図3におけるクロック生成部32の他の実施形態のブロック図である。このクロック生成部32の実施形態にあっては、図9のタイムチャートに示したフォーマット周波数と設定周波数の差分の周波数を切り捨てるためのDDSのリセットに伴って生じる波形変動に対し、2台のDDS166,168を設け、これを切り替えて波形変動の影響をなくすようにしたことを特徴とする。
【0142】
図27において、クロック生成部32はDDS166,168、スイッチ部170,PPL回路172及び制御回路部174で構成されている。DDS166,168には固定周波数クロック信号E3が並列的に入力されている。またDDS166,168の出力はスイッチ部170でいずれか一方が選択されてPLL回路172に入力されている。
【0143】
制御回路部174はインデックスパルスE6に同期してDDS166,168のうち現在スイッチ部170で出力を選択している側をリセットする。スイッチ部170は制御回路部174におけるDDS166またはDDS168のリセットに対し、リセットしていない反対側のDDSの出力を選択するように切り替える。
【0144】
例えば、現在、スイッチ部170がDDS166の出力を選択していた場合、インデックスパルスE6によって制御回路部174はリセット信号E13でDDS166をリセットすると、切替信号E15によりスイッチ部170をリセットが行われないDDS168側に切り替える。
【0145】
このようにDDS166,168を交互にリセットして差分の周波数を切り捨て、リセットに伴う波形変動については、リセットを行っていない側のDDSの出力に切り替えることで、フォーマット周波数クロック信号の出力の乱れを防止する。
【0146】
図28は、図3におけるセクタ補正処理部34の他の実施形態である。このセクタ補正処理部34の実施形態にあっては、前段のクロック生成部32より出力されるフォーマット周波数クロック信号E4を差分処理部58に入力して高精度発振器56からの高精度クロック信号E8と比較して、各センサ書込開始位置における誤差を求め、これを補正アドレス量として補正情報テーブル60に格納し、フォーマットパターンメモリを補正するようにしている。
【0147】
この実施形態によればディスクに実際に基準信号を書き込んで、読み出して高精度クロックとの比較により、補正量を検出する場合に比べ処理が簡単にできる。
【0148】
図29は、ディスク回転に同期した周波数変動成分を非接触センサの直接駆動で除去する他の実施形態であり、エンコーダスケール24に対する非接触センサ26の駆動関係を表している。即ち、ディスク側に設けたエンコーダスケール24に対し、非接触センサ26を配置すると同時に非接触センサ26を矢印で示す半径方向163及び円周方向165の2つの方向において移動自在に設ける。
【0149】
この場合の非接触センサ26の駆動はディスク回転速度の変動により非接触センサ26を円周方向165に移動して速度変動による相対的な動きを打ち消す。同時にディスクの半径方向への動きに対してはこの半径方向の動くに追従して、非接触センサ26を半径方向163に駆動し、半径方向の動きを打ち消す。
【0150】
図30は、図3のセクタ補正部34の代わりにPLLの偏差信号を利用してクロックの周波数変動成分を補正するクロック補正部340を備えた本発明のサーボトラック書込装置12の他の実施形態である。このクロック補正部340は図31の構成を備える。
【0151】
図31において、クロック補正部340は分周器176、位相比較器178、ループフィルター180及びVCO184によりPLL回路を構成している。このPLL回路に対し、更に加算器182、ADコンバータ186、メモリ188、DAコンバータ190及びカウンタ192を設けている。
【0152】
クロック補正部340には前段のパルス生成部32で生成されたフォーマット周波数クロック信号E4が入力され、分周器176からVCO184に至るPLL回路でクロックの変動に対し追従する制御が行われ、この場合ループフィルター180、この実施形態にあってはインデックスパルスE6に同期して1回転分の各セクタの書込開始位置におけるループフィルター180からの指示電圧をADコンバータ186でデジタルデータに変換して記憶する測定処理を行う。
【0153】
即ちインデックスパルスE6でカウンタ192をリセットし、ファーマット周波数クロック信号E4を検出して、各セクタの書込開始位置ごとにカウンタ192より書込パルスを出力して、このタイミングでメモリ188にループフィルター180からの位相誤差に対応した指示電圧をADコンバータでデジタルデータに変換して記憶する。これによって1回転分の各セクタの書込開始位置におけるクロック変動分がメモリ188に補正量として記憶される。
【0154】
このような測定処理が済むと、次のファーマットパターンの書込処理において、インデックスパルスE6に同期したカウンタ192からのセクタ書込位置が示すカウンタ出力によりメモリ188から各セクタごとに順次変動補正データを読出し、DAコンバータ190でアナログ電圧に戻した後、加算器182でループフィルター180の出力電圧から差し引くことで、変動成分を除去してVCO184の発振周波数を制御し、これによって回転に同期した周波数変動が除去された高精度の補正クロック信号E10を出力することができる。
【0155】
このクロック補正部340からの補正クロック信号E10によれば、クロック信号そのものの変動が除去されているため、補正クロック信号E10に基づいて図15に示した上位装置から直接書き込まれたフォーマットパターンを各セクタごとにそのまま読み出して書き込むことで、ディスクに対し、円周方向における高精度の書込位置が得られる。この図31のクロック補正部340による補正は、回転に同期した周波数変動分の補正に有効である。
【0156】
尚、本発明の他の実施形態として、図3の実施形態における振動抽出処理部30とセクタ補正処理部34のいずれか一方、若しくは両方を除いた構成としても良い。また、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含む。更に、本発明の上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
【0157】
次に本発明の特徴を列挙すると次の付記のようになる。
(付記)
(付記1)
ディスク媒体面の各トラックを複数セクタに分割し、各セクタ毎にサーボフレーム信号を含むフォーマットパターン信号を書込むサーボトラック書込装置に於いて、
一定速度で回転されるディスク上に形成されたクロックパターンを非接触で検出して所定周波数のクロック信号を出力する非接触センサと、
前記非接触センサからのクロック信号に基づいて、予め設定した任意のフォーマット周波数のクロック信号を生成するクロック生成部と、
前記ディスクの1回転の同期信号と前記フォーマット周波数のクロック信号に基づいて前記ディスク媒体面にフォーマットパターン信号をトラック単位に書き込む書込処理部と、
を少なくとも備えたことを特徴とするサーボトラック書込装置。(1)
【0158】
(付記2)
付記1記載のサーボトラック書込装置に於いて、更に、前記非接触センサのクロック信号から回転に同期した振動成分を抽出してクロックジッタを補正する振動抽出処理部を設けたことを特徴とするサーボトラック書込装置。(2)
【0159】
(付記3)
付記1記載のサーボトラック書込装置に於いて、更に、前記ディスクの各セクタ毎に、予め定めた書込開始位置に対する回転に同期した周波数変動による誤差を前記フォーマット周波数クロック信号のクロック数として測定し、メモリに格納されたサーボフレーム信号を含む各セクタ毎のフォーマットパターン信号の書込開始位置を前記測定誤差により補正するセクタ補正処理部を設けたことを特徴とするサーボトラック書込装置。(3)
【0160】
(付記4)
付記2記載のサーボトラック書込装置に於いて、
前記非接触センサをディスクに対し複数配置し、
前記振動抽出処理部は、前記複数の非接触センサからのクロック信号により書込ヘッドの位置での回転に同期した振動成分を抽出して補正したクロック信号を出力することを特徴とするサーボトラック書込装置。(4)
【0161】
(付記5)
付記4記載のサーボトラック書込装置に於いて、
2個の非接触センサをディスク回転中心に対して同一半径上に配置し、
前記振動抽出処理部は、前記2個の非接触センサから出力された各クロック信号の周波数変動を利用して振動成分を抽出して補正することにより、書込ヘッドの位置に合わせたクロック信号を生成することを特徴とするサーボトラック書込装置。
【0162】
(付記6)
付記4記載のサーボトラック書込装置に於いて、
2個の非接触センサをディスク回転中心に対して同一半径上で且つディスク回転中心に対し対称な位置に配置し、
前記振動抽出処理部は、前記2個の非接触センサから出力された各クロック信号の周波数変動を利用して振動成分を抽出して補正することにより、書込ヘッドの位置に合わせたクロック信号を生成することを特徴とするサーボトラック書込装置。(5)
【0163】
(付記7)
付記5又は6記載のサーボトラック書込装置に於いて、前記振動抽出処理部は、
前記2個の非接触センサから出力されたクロック信号を乗算する乗算部と、
前記乗算部の出力信号の高域成分を振動成分として抽出するハイパスフィルタと、
前記ハイパスフィルタの抽出信号により書込ヘッドに近い側の前記非接触センサからのクロック信号を補正して出力する補正部と、
を備えたことを特徴とするサーボトラック書込装置。
【0164】
(付記8)
付記4記載のサーボトラック書込装置に於いて、
書込ヘッド位置に対し異なるディスク媒体面の位置に複数の非接触センサを配置し、
前記振動抽出処理部は、前記複数の非接触センサの各クロック信号からクロックジッタを利用した各位置に固有な振動成分を抽出し、前記複数位置の振動成分の平均又は重み付けにより前記書込ヘッド位置の振動成分を求めて特定の非接触センサからのクロック信号を補正して出力することを特徴とするサーボトラック書込装置。
【0165】
(付記9)
付記1記載のサーボトラック書込装置に於いて、前記ディスクに対する書込ヘッドの移動軌跡上の異なる位置にセンサ検出点を複数設定し、前記複数のセンサ検出点毎に非接触センサを配置し、前記書込みヘッドに近い位置の非接触センサのクロック信号を選択することを特徴とするサーボトラック書込装置。
【0166】
(付記10)
付記1記載のサーボトラック書込装置に於いて、前記ディスクに対する書込ヘッドの移動軌跡に沿って前記非接触センサのセンサ検出点を移動させることを特徴とするサーボトラック書込装置。
【0167】
(付記11)
付記1記載のサーボトラック書込装置に於いて、スタックされた媒体アッセンブリィの少なくとも2面以上における書込ヘッドの移動軌跡上に検出点が位置するように複数の非接触センサを配置することを特徴とするサーボトラック書込装置。
【0168】
(付記12)
付記1記載のサーボトラック書込装置に於いて、前記クロック生成部は、
入力したクロック信号を分周するDDS(ダイレクト・デジタル・シンセサイザ)と、
前記DDSからのクロック信号を逓倍するPLL回路と、
前記DDSをディスク1回転毎に得られるインデックス信号によりリセットすると共に、前記DDSのリセット中及び直後の出力波形が乱れている間、前記PLL回路自身の出力するクロック波形をフィ−ドバックさせてホールドさせる制御回路部と、
を備えたことを特徴とするサーボトラック書込装置。(6)
【0169】
(付記13)
付記1記載のサーボトラック書込装置に於いて、前記クロック生成部は、
入力したクロック信号を並列的に分周する2台のDDS(ダイレクト・デジタル・シンセサイザ)と、
前記2台のDDSの出力を切替えるスイッチ回路部と、
前記スイッチ回路部で切替られたDDSからのクロック信号を逓倍するPLL回路と、
前記2つのDDSをディスク1回転毎に得られるインデックス信号により交互にリセットすると共に、前記一方のDDSのリセット中及び直後の出力波形が乱れている間、前記スイッチ回路部を他方のDDSに切り替えて前記PLL回路にリセットによる波形に乱れのないクロック信号を入力させる制御回路部と、
を備えたことを特徴とするサーボトラック書込装置。
【0170】
(付記14)
付記12又は13記載のサーボトラック書込装置に於いて、前記クロック生成部は、更に、
前記DDS(ダイレクト・デジタル・シンセサイザ)の入力段に1次逓倍回路を構成するPLL回路を設けたことを特徴とするサーボトラック書込装置。
【0171】
(付記15)
付記3記載のサーボトラック書込装置に於いて、前記セクタ補正処理部は、
基準クロック信号をディスクに書込んだ後に読み出す書込読出部と、
前記基準クロック信号と同一周波数の高精度クロック信号を発振する高精度発振器と、
前記書込読出部から出力された読出クロック信号を高精度発振器からの高精度クロック信号との差分により各セクタ書込み開始位置の誤差を示す補正クロック数を測定して保持する差分処理部と、
を備えたことを特徴とするサーボトラック書込装置。(7)
【0172】
(付記16)
付記3記載のサーボトラック書込装置に於いて、前記セクタ補正処理部は、
前記基準クロック信号と同一周波数の高精度クロック信号を発振する高精度発振器と、
前記クロック生成部から出力されたクロック信号と高精度発振器からの高精度クロック信号との差分により各セクタ書込み開始位置の誤差を示す補正クロック数を測定して保持する差分処理部と、
を備えたことを特徴とするサーボトラック書込装置。
【0173】
(付記17)
付記3記載のサーボトラック書込装置に於いて、前記セクタ補正処理部は、前記ディスクの回転変動成分を相殺するように前記非接触センサを半径方向および円周方向に直接駆動する駆動制御部を備えたことを特徴とするサーボトラック書込装置。
【0174】
(付記18)
付記3記載のサーボトラック書込装置に於いて、前記セクタ補正処理部は、PLL回路を備え、前記PLL回路内の位相誤差信号からディスク回転に同期した周波数変動成分の補正信号を生成してフォーマット周波数のクロック信号を補正することを特徴とするサーボトラック書込装置。
【0175】
(付記19)
付記18記載のサーボトラック書込装置に於いて、前記セクタ補正処理部は、測定時に、前記PLL回路内のループフィルタの位相誤差信号をディスクのインデックス信号に同期して1回転分メモリに記憶し、補正時には、前記メモリに記憶した位相誤差信号をディスク回転に同期して読み出して、前記ループフィルタの出力信号を補正することを特徴とするサーボトラック書込装置。
【0176】
(付記20)
付記1記載のサーボトラック書込装置に於いて、前記ディスクは、スピンドルモータの回転軸に書込み対象となる複数枚のディスクを積層したディスクスタックと、前記ディスクスタックの一方に同軸に固定された表面に前記クロックパターンを形成したスケールを設けたターゲットディスクで構成されたことを特徴とするサーボトラック書込装置。(8)
【0177】
(付記21)
付記1記載のサーボトラック書込装置に於いて、前記ディスクは、組み立てが完了したディスクエンクロージャに密封内蔵されたディスクであり、前記内蔵ディスクのクランパの表面に前記クロックパターンを生成したスケールを装着し、前記スケールを外部から透視するケース位置に透明部材で密閉されたセンサ窓を形成して前記非接触センサを配置させることを特徴とするサーボトラック書込装置。(9)
【0178】
(付記22)
ディスク媒体面の各トラックを複数セクタに分割し、各セクタ毎にサーボフレーム信号を含むフォーマットパターン信号を書込むサーボトラック書込方法に於いて、
一定速度で回転されるディスク上に形成されたクロックパターンを非接触センサで検出して出力するクロック検出ステップと、
クロック生成部により、前記非接触センサからの所定周波数のクロック信号に基づいて、予め設定した任意のフォーマット周波数のクロック信号を生成するクロック生成ステップと、
書込処理部により、前記ディスクの1回転の同期信号と前記フォーマット周波数のクロック信号に基づいて前記ディスク媒体面にフォーマットパターン信号をトラック単位に書き込む書込ステップと、
を備えたことを特徴とするサーボトラック書込方法。(10)
【0179】
(付記23)
付記22記載のサーボトラック書込方法に於いて、更に、前記非接触センサのクロック信号から回転に同期した振動成分を抽出してクロックジッタを補正する振動抽出ステップを設けたことを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0180】
(付記24)
付記22記載のサーボトラック書込方法に於いて、更に、セクタ補正処理部により、前記ディスクの各セクタ毎に、予め定めた書込開始位置に対する回転に同期した周波数変動による誤差を、前記フォーマット周波数のクロック数として測定し、メモリに格納されたサーボフレーム信号を含む各セクタ毎のフォーマットパターン信号の開始位置を前記測定誤差により補正するセクタ補正ステップを設けたことを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0181】
(付記25)
付記23記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記振動抽出ステップは、前記ディスクに対し配置された複数の非接触センサからのクロック信号により書込ヘッド位置での回転に同期した変動成分を抽出して補正したクロック信号を出力することを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0182】
(付記26)
付記25記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記振動抽出ステップは、ディスク回転中心に対して同一半径上に配置された2個の非接触センサから出力された各クロック信号の周波数変動を利用して振動成分を抽出して補正することにより、書込ヘッドの位置に合わせたクロック信号を生成することを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0183】
(付記27)
付記25記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記振動抽出ステップは、ディスク回転中心に対して同一半径上で且つディスク回転中心に対し対称な位置に配置された2個の非接触センサから出力された各クロック信号の周波数変動を利用して振動成分を抽出してクロックジッタを補正することにより、書込ヘッドの位置に合わせたクロック信号を生成することを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0184】
(付記28)
付記26又は27記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記振動抽出ステップは、
前記2個のセンサ非接触センサから出力されたクロック信号を乗算する乗算ステップと、
前記乗算部の出力信号の高域成分を振動成分として抽出するステップと、
前記高域抽出信号により書込ヘッドに近い側の前記非接触センサからのクロック信号を補正して出力する補正ステップと、
を備えたことを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0185】
(付記29)
付記23記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記振動抽出ステップは、書込ヘッド位置に対しディスク面の異なる位置に配置された複数の非接触センサの各クロック信号からクロックジッタを利用した各位置に固有な振動成分を抽出し、前記複数位置の振動成分の平均又は重み付けにより前記書込ヘッド位置の振動成分を求めて特定の非接触センサからのクロック信号を補正して出力することを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0186】
(付記30)
付記22記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記ディスクに対する書込ヘッドの移動軌跡上の異なる位置にセンサ検出点を複数設定し、前記複数のセンサ検出点毎に非接触センサを配置し、前記書込みヘッドに近い位置の非接触センサのクロック信号を選択することを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0187】
(付記31)
付記22記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記ディスクに対する書込ヘッドの移動軌跡に沿って前記非接触センサのセンサ検出点を移動させることを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0188】
(付記32)
付記23記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記振動抽出ステップは、スタックされた媒体アッセンブリィの少なくとも2面以上における書込ヘッドの移動軌跡上に検出点が位置するように複数の非接触センサを配置することを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0189】
(付記33)
付記22記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記クロック生成ステップは、
DDS(ダイレクト・デジタル・シンセサイザ)により、入力したクロック信号を分周する分周ステップと、
PLL回路により、前記DDSからのクロック信号を逓倍する逓倍ステップと、前記DDSをディスク1回転毎に得られるインデックス信号によりリセットすると共に、前記DDSのリセット中及び直後の出力波形が乱れている間、前記PLL回路自身の出力するクロック波形をフィ−ドバックさせてホールドさせる制御ステップと、
を備えたことを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0190】
(付記34)
付記22記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記クロック生成ステップは、
2台のDDS(ダイレクト・デジタル・シンセサイザ)により、入力したクロック信号を並列的に分周する分周ステップと、
前記2台のDDSの出力を切替える切替ステップと、
PLL回路により、切替ステップで切替られた一方のDDSからのクロック信号を逓倍する逓倍ステップと、
前記2つのDDSをディスク1回転毎に得られるインデックス信号により交互にリセットすると共に、前記一方のDDSのリセット中及び直後の出力波形が乱れている間、前記スイッチ回路部を他方のDDSに切り替えて前記PLL回路にリセットによる波形に乱れのないクロック信号を入力させる制御ステップと、
を備えたことを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0191】
(付記35)
付記33又は34記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記クロック生成ステップは、更に、前記DDS(ダイレクト・デジタル・シンセサイザ)による分周ステップの前段にPLL回路により1次逓倍するステップを設けたことを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0192】
(付記36)
付記23記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記セクタ補正ステップは、
基準クロック信号をディスクに書込んだ後に読み出す書込読出ステップと、
高精度発振器により、前記基準クロック信号と同一周波数の高精度クロック信号を発振する高精度発振ステップと、
前記書込読出ステップで出力された読出クロック信号と高精度発振ステップで発振された高精度クロック信号との差分により各セクタの誤差を示す補正クロック数を測定して保持する差分処理ステップと、
を備えたことを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0193】
(付記37)
付記23記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記セクタ補正ステップは、
高精度発振器により、前記基準クロック信号と同一周波数の高精度クロック信号を発振する高精度発振ステップと、
前記クロック生成ステップから出力されたフォーマット周波数のクロック信号と高精度発振ステップで発振された高精度クロックとの差分により各セクタの誤差を示す補正クロック数を測定して保持する差分処理ステップと、
を備えたことを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0194】
(付記38)
付記23記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記セクタ補正ステップは、前記ディスクの回転変動成分を相殺するように前記非接触センサを半径方向および円周方向に直接駆動する駆動制御ステップを備えたことを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0195】
(付記39)
付記23記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記セクタ補正ステップは、前記PLL回路内の位相誤差信号からディスク回転に同期した周波数変動成分の補正信号を生成して固定クロック信号を補正することを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0196】
(付記40)
付記38記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記セクタ補正ステップは、測定時に、前記PLL回路内のループフィルタの位相誤差信号をディスクのインデックス信号に同期して1回転分メモリに記憶し、補正時には、前記メモリに記憶した位相誤差信号をディスク回転に同期して読み出して、前記ループフィルタの出力信号を補正することを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0197】
(付記41)
付記21記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記ディスクは、スピンドルモータの回転軸に書込み対象となる複数枚のディスクを積層したディスクスタックと、前記ディスクスタックの一方に同軸に固定された表面に前記クロックパターンを形成したスケールを設けたターゲットディスクで構成されたことを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0198】
(付記42)
付記22記載のサーボトラック書込方法に於いて、前記ディスクは、組み立てが完了したディスクエンクロージャに密封内蔵されたディスクであり、前記内蔵ディスクのクランパの表面に前記クロックパターンを生成したスケールを装着し、前記スケールを外部から透視するケース位置に透明部材で密閉されたセンサ窓を形成して前記非接触センサを配置させることを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0199】
(付記43)
ディスク媒体面の各トラックを複数セクタに分割し、各セクタ毎にサーボフレーム信号を含むセクタフォーマット信号を書込むサーボトラック書込装置に於いて、
一定速度で回転されるディスク上に形成されたクロックパターンを非接触で検出してクロック信号を出力する非接触センサと、
前記非接触センサのクロック信号から回転に同期した変動成分を抽出してクロックジッタを補正する振動抽出処理部と、
前記振動抽出処理部からのクロック信号に基づいて、予め設定した任意のフォーマット周波数の固定クロック信号を生成するクロック生成部と、
前記ディスクの各セクタ毎に、予め定めた書込開始位置に対する回転に同期した周波数変動による誤差を前記フォーマット周波数クロック信号のクロック数として測定し、メモリに格納されたサーボフレーム信号を含む各セクタ毎のフォーマットパターン信号の書込開始位置を前記測定誤差により補正するセクタ補正処理部と、
前記メモリの補正されたフォーマットパターン信号を、前記ディスクの1回転の同期信号と前記フォーマット周波数のクロック信号に基づいて読出して前記ディスク媒体面にトラック単位に書き込む書込処理部と、
を備えたことを特徴とするサーボトラック書込装置。
【0200】
(付記44)
ディスク媒体面の各トラックを複数セクタに分割し、各セクタ毎にサーボフレーム信号を含むセクタフォーマット信号を書込むサーボトラック書込方法に於いて、
振動抽出処理部により、一定速度で回転されるディスク上に形成されたクロックパターンを非接触で検出して出力された所定周波数のクロック信号から回転に同期した変動成分を抽出してクロックジッタを補正する振動抽出ステップと、
クロック生成部により、前記振動抽出ステップからのクロック信号に基づいて、予め設定した任意のフォーマット周波数のクロック信号を生成するクロック生成ステップと、
セクタ補正処理部により、前記ディスクの各セクタ毎に、予め定めた書込開始位置に対する回転に同期した周波数変動による誤差を、前記フォーマット周波数のクロック数として測定し、メモリに格納されたサーボフレーム信号を含む各セクタ毎のフォーマットパターン信号の開始位置を前記測定誤差により補正するセクタ補正ステップと、
書込処理部により、前記メモリの補正されたフォーマットパターン信号を、前記ディスクの1回転の同期信号と前記フォーへマット周波数のクロック信号に基づいて読出して前記ディスク媒体面にトラック単位に書き込む書込ステップと、を備えたことを特徴とするサーボトラック書込方法。
【0201】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、非接触センサの検出信号から得られるクロック信号の周波数を任意のフォーマット周波数に変更することで、サーボトラック書込に要求されるディスク回転数とフォーマットパターンに依存した各種の書込要求に適切に対応できる。
【0202】
また非接触センサの検出信号から振動成分を抽出して、クロックジッタを補正しているため、円周方向の書込位置がクロックジッタの影響を受けず、高精度に位置決めすることができる。
【0203】
更にディスクの回転に同期した周波数変動成分を検出して、非接触センサの検出信号に基づいて生成したフォーマット周波数クロック信号による円周方向の書込位置のずれを除去し、回転に同期した周波数があっても円周方向で正確に書込位置を設定して、ディスク上で物理的に揃った高精度なフォーマットパターンの書込ができる。
【0204】
特にディスク回転に同期した周波数変動を検出し、検出した変動を補正する補正パルス数に基づいて上位装置から検出されたフォーマットパターンにおける書込開始位置をシフトさせる補正をフォーマットパターンメモリ上で行っておくことで、その後の書込用補正済みのフォーマットパターンを使用して効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明のサーボトラック書込装置を備えた設備構成の説明図
【図3】本発明のサーボトラック書込装置の実施形態のブロック図
【図4】本発明のサーボトラック書込装置を用いた処理手順のフローチャート
【図5】図3における振動抽出処理部の実施形態のブロック図
【図6】従来のリファレンスヘッドと本発明の非接触センサによるクロックの相対ジッタのヒストグラムのグラフ図
【図7】図3におけるクロック生成部の実施形態のブロック図
【図8】図7のDDSで処理できない周波数差分のタイムチャート
【図9】図7のDDSリセットで生ずる波形変動のタイムチャート
【図10】図3におけるセクタ補正処理部の実施形態のブロック図
【図11】図10のセクタ補正処理で補正アドレス値を求める際の高精度クロックと固定クロックのタイムチャート
【図12】セクタ書込開始アドレスを格納したセクタアドレステーブルの説明図
【図13】図10のセクタ補正処理で求めた補正アドレス数を格納した補正情報テーブルの説明図
【図14】図3におけるフォーマットパターン発生部の実施形態のブロック図
【図15】補正前のフォーマットパターンメモリの説明図
【図16】タイミングの遅れを示す補正アドレス数により補正されたフォーマットパターンテーブルの説明図
【図17】タイミングの進みを示す補正アドレス数により補正されたフォーマットパターンテーブルの説明図
【図18】セクタ補正前とセクタ補正後の各セクタにおけるセクタ長時間の測定結果のグラフ図
【図19】本発明が適用されるディスクエンクロージャの説明図
【図20】書込ヘッドの移動軌跡上に複数のセンサ検出点を設定する本発明における非接触センサの配置の説明図
【図21】書込ヘッドの移動軌跡上でセンサ検出点を移動させる本発明における非接触センサの配置の説明図
【図22】図21のセンサ駆動機能を備えた本発明のサーボトラック書込装置の実施形態のブロック図
【図23】非接触センサをディスクスタックの上下に配置して振動成分を抽出補正するセンサ配置の説明図
【図24】複数の非接触センサを使用した本発明によるサーボクロック書込装置の実施形態のブロック図
【図25】非接触センサを3個配置して振動成分を抽出補正するセンサ配置の説明図
【図26】2台の非接触センサの一方を固定し他方を可動として振動成分を抽出補正するセンサ配置の説明図
【図27】図3におけるクロック生成部の他の実施形態のブロック図
【図28】図3におけるセクタ補正処理部の他の実施形態のブロック図
【図29】非接触センサを振動成分を相殺する方向に直接駆動してクロックを補正する実施形態におけるスケールに対するセンサ移動方向の説明図
【図30】PLLの偏差信号を利用してクロックの変動成分を補正するクロック補正部を備えた本発明の実施形態のブロック図
【図31】図30におけるクロック補正部の実施形態のブロック図
【符号の説明】
10:作業ベッド
11:ディスクアッセンブリィ
12:サーボトラック書込装置
14:上位装置
15:アクチュエータ位置センサ
16,134:スピンドルモータ
18:スピンドル軸
20:ディスクスタック
22:ターゲットディスク
24,146:エンコーダスケール
25,138:ポジショナ
26、26−1〜26−n:非接触センサ
26−11〜26−1n:センサヘッド
28−1〜28−n:センサヘッド制御部
30:振動抽出処理部
32:クロック生成部
34:セクタ補正処理部
36:フォーマットパターン発生部
38:フォーマット信号生成部
42:ヘッド群
44:アクチュエータ位置制御部
45:乗算器
46:ハイパスフィルタ
48,182:加算器
50,142:ヘッド
52:クロック書込部
54:クロック読出部
56:高精度発振器
58:差分処理部
60:補正情報テーブル
68:セクタアドレステーブル
70:メモリ補正部
72:アドレスカウンタ
74:フォーマットパターンメモリ
76:セクタサイズ
78:サーボセクタ領域
78−0,78−1:サーボセクタ
80:データセクタ領域
80−0,80−1:データセクタ
82:1次逓倍回路
84:高分解能分周回路
86:2次逓倍回路
88,100,102:PLL回路
90,101,104:分周器
92,166,168:DDS(ダイレクト・デジタル・シンセサイザー)
94:ローパスフィルタ
96:コンパレータ
98:切替回路
105:制御回路部
132:ディスクエンクロージャ
140:透明窓
144:クランパ
148:ディスク
150:書込ヘッド
152:ピボットポイント
154:ヘッドアーム
156−1,156−2,162−1〜162−3:センサ検出点
158:移動軌跡
160:センサヘッド駆動部
340:クロック補正部

Claims (8)

  1. ディスク媒体面の各トラックを複数セクタに分割し、各セクタ毎にサーボフレーム信号を含むフォーマットパターン信号を書込むサーボトラック書込装置に於いて、
    一定速度で回転されるディスク上に形成されたクロックパターンを非接触で検出して所定周波数のクロック信号を出力する非接触センサと、
    前記非接触センサからのクロック信号に基づいて、予め設定した任意のフォーマット周波数のクロック信号を生成するクロック生成部と、
    前記ディスクの1回転の同期信号と前記フォーマット周波数のクロック信号に基づいて読出して前記ディスク媒体面にフォーマットパターン信号をトラック単位に書き込む書込処理部と、
    前記非接触センサのクロック信号から回転に同期した振動成分を抽出してクロックジッタを補正する振動抽出処理部と、
    前記ディスクの各セクタから得られる読出信号が予め定めた書込開始位置からずれるずれ量をフォーマット周波数クロック信号のクロック数として測定し、メモリに格納されたサーボフレーム信号を含む各セクタ毎のフォーマットパターン信号の書込開始位置を前記クロック数により補正するセクタ補正処理部を設け、
    前記クロック生成部は、
    入力したクロック信号を分周するDDS(ダイレクト・デジタル・シンセサイザ)と、
    前記DDSからのクロック信号を逓倍するPLL回路と、
    前記DDSをディスク1回転毎に得られるインデックス信号によりリセットすると共に、前記DDSのリセット中及び直後の出力波形が乱れている間、前記PLL回路自身の出力するクロック波形をフィードバックさせてホールドさせる制御回路部と、
    を備えたことを特徴とするサーボトラック書込装置。
  2. ディスク媒体面の各トラックを複数セクタに分割し、各セクタ毎にサーボフレーム信号を含むフォーマットパターン信号を書込むサーボトラック書込装置に於いて、
    一定速度で回転されるディスク上に形成されたクロックパターンを非接触で検出して所定周波数のクロック信号を出力する非接触センサと、
    前記非接触センサからのクロック信号に基づいて、予め設定した任意のフォーマット周波数のクロック信号を生成するクロック生成部と、
    前記ディスクの1回転の同期信号と前記フォーマット周波数のクロック信号に基づいて読出して前記ディスク媒体面にフォーマットパターン信号をトラック単位に書き込む書込処理部と、
    前記非接触センサのクロック信号から回転に同期した振動成分を抽出してクロックジッタを補正する振動抽出処理部と、
    前記ディスクの各セクタから得られる読出信号が予め定めた書込開始位置からずれるずれ量をフォーマット周波数クロック信号のクロック数として測定し、メモリに格納されたサーボフレーム信号を含む各セクタ毎のフォーマットパターン信号の書込開始位置を前記クロック数により補正するセクタ補正処理部を設け、
    前記セクタ補正処理部は、
    基準クロック信号をディスクに書込んだ後に読み出す書込読出部と、
    前記基準クロック信号と同一周波数の高精度クロック信号を発振する高精度発振器と、
    前記書込読出部から出力された読出クロック信号を高精度発振器からの高精度クロック信号との差分により各セクタ書込み開始位置の誤差を示す補正クロック数を測定して保持する差分処理部と、
    を備えたことを特徴とするサーボトラック書込装置。
  3. 請求項1または2に記載のサーボトラック書込装置に於いて、
    前記非接触センサをディスクに対し複数配置し、
    前記振動抽出処理部は、前記複数の非接触センサからのクロック信号により書込ヘッドの位置での回転に同期した振動成分を抽出して補正したクロック信号を出力することを特徴とするサーボトラック書込装置
  4. 請求項記載のサーボトラック書込装置に於いて、
    2個の非接触センサをディスク回転中心に対して同一半径上で且つディスク回転中心に対し対称な位置に配置し、
    前記振動抽出処理部は、前記2個の非接触センサから出力された各クロック信号の周波数変動を利用して振動成分を抽出して補正することにより、書込ヘッドの位置に合わせたクロック信号を生成することを特徴とするサーボトラック書込装置。
  5. 請求項1または2に記載のサーボトラック書込装置に於いて、
    前記ディスクは、スピンドルモータの回転軸に書込み対象となる複数枚のディスクを積層したディスクスタックと、前記ディスクスタックの一方に同軸に固定された表面に前記クロックパターンを形成したスケールを設けたターゲットディスクで構成されたことを特徴とするサーボトラック書込装置。
  6. 請求項1または2に記載のサーボトラック書込装置に於いて、
    前記ディスクは、組み立てが完了したディスクエンクロージャに密封内蔵されたディスクであり、前記内蔵ディスクのクランパの表面に前記クロックパターンを生成したスケールを装着し、前記スケールを外部から透視するケース位置に透明部材で密閉されたセンサ窓を形成して前記非接触センサを配置させることを特徴とするサーボトラック書込装置。
  7. ディスク媒体面の各トラックを複数セクタに分割し、各セクタ毎にサーボフレーム信号を含むフォーマットパターン信号を書込むサーボトラック書込方法に於いて、
    一定速度で回転されるディスク上に形成されたクロックパターンを非接触センサで検出して出力するクロック検出ステップと、
    入力したクロック信号を分周するDDS(ダイレクト・デジタル・シンセサイザ)と、
    前記DDSからのクロック信号を逓倍するPLL回路と、前記DDSをディスク1回転毎に得られるインデックス信号によりリセットすると共に、前記DDSのリセット中及び直後の出力波形が乱れている間、前記PLL回路自身の出力するクロック波形をフィードバックさせてホールドさせる制御回路部とを備えたクロック生成部により、前記クロック検出ステップからのクロック信号に基づいて、予め設定した任意のフォーマット周波数のクロック信号を生成するクロック生成ステップと、
    書込処理部により、前記ディスクの1回転の同期信号と前記フォーマット周波数のクロック信号に基づいて前記ディスク媒体面にフォーマットパターン信号を、トラック単位に書き込む書込ステップと、
    前記ディスクの各セクタから得られる読出信号が予め定めた書込開始位置からずれるずれ量をフォーマット周波数クロック信号のクロック数として測定し、メモリに格納されたサーボフレーム信号を含む各セクタ毎のフォーマットパターン信号の書込開始位置を前記クロック数により補正するセクタ補正処理ステップを設けたことを特するサーボトラック書込方法。
  8. ディスク媒体面の各トラックを複数セクタに分割し、各セクタ毎にサーボフレーム信号を含むフォーマットパターン信号を書込むサーボトラック書込方法に於いて、
    一定速度で回転されるディスク上に形成されたクロックパターンを非接触センサで検出して出力するクロック検出ステップと、
    クロック生成部により、前記クロック検出ステップからのクロック信号に基づいて、予め設定した任意のフォーマット周波数のクロック信号を生成するクロック生成ステップと、
    書込処理部により、前記ディスクの1回転の同期信号と前記フォーマット周波数のクロック信号に基づいて前記ディスク媒体面にフォーマットパターン信号を、トラック単位に書き込む書込ステップと、
    基準クロック信号をディスクに書込んだ後に読み出す書込読出部と、前記基準クロック信号と同一周波数の高精度クロック信号を発振する高精度発振器と、前記書込読出部から出力された読出クロック信号を高精度発振器からの高精度クロック信号との差分により各セクタ書込み開始位置の誤差を示す補正クロック数を測定して保持する差分処理部と、
    を備えたセクタ補正処理部により、前記ディスクの各セクタから得られる読出信号が予め定めた書込開始位置からずれるずれ量をフォーマット周波数クロック信号のクロック数として測定し、メモリに格納されたサーボフレーム信号を含む各セクタ毎のフォーマットパターン信号の書込開始位置を前記クロック数により補正するセクタ補正処理ステップを設けたことを特するサーボトラック書込方法。
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