JP4170664B2 - ドアサッシュ組立体 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、軽合金でなり、ドアガラスを支えるドアサッシュと、軽合金でなり、一方の端部が前記ドアサッシュの下部前部側に、他方の端部が前記ドアサッシュの下部後部側にそれぞれ溶接で取り付けられるベルトラインリィンフォースとからなるドアサッシュ組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のドアサッシュ組立体の一例を示す図7、図7のA部を裏から見た図である図8を用いて説明する。
【0003】
これらの図において、ドアガラスを支えるドアサッシュ1の下部には、ドアサッシュ1を補強するためにベルトラインリィンフォース3が取り付けられる。本従来例では、ドアサッシュ1の下方前部には、ドアサッシュ1をドアパネルに取り付けるためのフロントブラケット5が、ドアサッシュ1の下方後部には、同じくドアサッシュ1をドアパネルに取り付けるためのリアブラケット7が取り付けられている。そして、フロントブラケット5と、リアブラケット7とにベルトラインリィンフォース3が取り付けられている。
【0004】
図8に示すように、リアブラケット7の裏面には、ベルトラインリィンフォース3に当接可能な爪7aが設けられている。そして、図示しない治具を用いてベルトラインリィンフォース3とリアブラケット7との相対位置決めを行ない、ベルトラインリィンフォース3とリアブラケット7とを溶接でもって固着している。
【0005】
尚、フロントブラケット5とベルトラインリィンフォース3とはボルト9を用いて取り付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成のドアサッシュ組立体においては、ベルトラインリィンフォース3とリアブラケット7との取付けは治具が必要である。また、治具を用いることにより組立工数も増加する。更に、治具が必要なこと、組立工数数が増加することによりコストも高くなる。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、組付けの際に治具が不要で、組立工数を削減でき、コストダウンを図れるドアサッシュ組立体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、軽合金でなり、ドアガラスを支えるドアサッシュと、軽合金でなり、一方の端部が前記ドアサッシュの下部前部側に、他方の端部が前記ドアサッシュの下部後部側にそれぞれ溶接で取り付けられるベルトラインリィンフォースとからなるドアサッシュ組立体において、前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの一方に、断面形状が四角形の穴を形成し、前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの他方に、前記穴に嵌合固定され、且つ、一部が前記穴の断面四角形の隣り合う2辺全体に当接し、前記穴との嵌合時に前記穴とで閉空間を形成する突部を形成し、前記ベルトラインリィンフォースが座屈した場合、曲がりが発生する前記ベルトラインリィンフォースの側面に沿って延出し、前記側面のみに当接する補強突部を前記ドアサッシュ側に設けたことを特徴とするドアサッシュ組立体である。
【0009】
前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの一方に、断面形状が四角形の穴を形成し、前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの他方に、前記穴に嵌合固定され、且つ、一部が前記穴の断面四角形の隣り合う2辺全体に当接し、前記穴との嵌合時に前記穴とで閉空間を形成する突部を形成したことにより、ドアサッシュ側とベルトラインリィンフォース側との相対位置決めを行なう治具が不要となる。また、治具をセットする必要がなくなるので組立工数も削減できる。更に、治具が不要なこと、組立工数が削減できることによりコストダウンを図れる。
前記ベルトラインリィンフォースが座屈した場合、曲がりが発生する前記ベルトラインリィンフォースの側面に沿って延出し、前記側面のみに当接する補強突部を前記ドアサッシュ側に設けたことにより、前記ベルトラインリィンフォースの座屈による曲がり変形を少なくすることができる。
また、ベルトラインリィンフォースを薄くすることが可能となり、更なる軽量化を図ることができる。更に、ベルトラインリィンフォースを薄くすることができるので、ドア内蔵部品のレイアウトの自由度が広がる。
【0010】
尚、本発明において、「軽合金」とは、比重4以下の金属、例えば、アルミニウム、マグネシウム等を主成分とする比重の軽い合金をいう。例としては、アルミニウム合金がある。
【0011】
請求項2記載の発明は、軽合金でなり、ドアガラスを支えるドアサッシュと、軽合金でなり、一方の端部が前記ドアサッシュの下部前部側に、他方の端部が前記ドアサッシュの下部後部側にそれぞれ溶接で取り付けられるベルトラインリィンフォースとからなるドアサッシュ組立体において、前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの一方に、断面形状が四角形の穴を複数形成し、前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの他方に、前記複数の穴に対応して嵌合固定される複数の突部を形成し、前記複数の穴と複数の突部とは、嵌合時に前記穴内に閉空間を形成し、前記ベルトラインリィンフォースが座屈した場合、曲がりが発生する前記ベルトラインリィンフォースの側面に沿って延出し、前記側面のみに当接する補強突部を前記ドアサッシュ側に設けたことを特徴とするドアサッシュ組立体である。
【0012】
前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの一方に、断面形状が四角形の穴を複数形成し、前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの他方に、前記複数の穴に対応して嵌合固定される複数の突部を形成し、前記複数の穴と複数の突部とは、嵌合時に前記穴内に閉空間を形成することにより、ベルトラインリィンフォースの長手方向と直交する平面内での交差する2つの軸方向の位置決めと、前記平面内での回転が規制される。
前記ベルトラインリィンフォースが座屈した場合、曲がりが発生する前記ベルトラインリィンフォースの側面に沿って延出し、前記側面のみに当接する補強突部を前記ドアサッシュ側に設けたことにより、前記ベルトラインリィンフォースの座屈による曲がり変形を少なくすることができる。
また、ベルトラインリィンフォースを薄くすることが可能となり、更なる軽量化を図ることができる。更に、ベルトラインリィンフォースを薄くすることができるので、ドア内蔵部品のレイアウトの自由度が広がる。
【0013】
突部の断面形状は、三角形やL字形でもよい。また、突部の面は、穴の内面の一部に当接すれば足りる。
【0014】
よって、突部の断面形状を小さく設定することができ、ドアサッシュ組立体の軽量化を計ることができる。
【0015】
請求項3記載の発明は、前記突部の先端側に、先端部に行くにしたがって、断面形状が徐々に小さくなる徐変部を形成したことを特徴とする請求項1または2記載のドアサッシュ組立体である。
【0016】
前記突部の先端側に、先端部に行くにしたがって、断面形状が徐々に小さくなる徐変部を形成したことにより、突部と穴との嵌合が容易となる。
請求項4記載の発明は、前記ベルトラインリィンフォースに前記穴を設け、前記ドアサッシュに、前記穴に嵌合固定される突部を有するブラケットを取り付け、前記ベルトラインリィンフォースは押し出し成形法で成形され、前記ブラケットは軽合金の型成法で成形されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のドアサッシュ組立体である。
【0017】
前記ベルトラインリィンフォースは押し出し成形法で成形されることにより、低コストに製造できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に図面を用いて本発明の実施の形態例を説明する。
最初に、図2を用いて、本実施の形態例のドアサッシュ組立体100の全体構成を説明する。図において、ドアガラスを支えるドアサッシュ101の下部には、ドアサッシュ101を補強するためにベルトラインリィンフォース103が取り付けられる。本実施の形態例では、ドアサッシュ101の下方前部には、ドアサッシュ101をドアパネルに取り付けるためのフロントブラケット105が、ドアサッシュ101の下方後部には、同じくドアサッシュ101をドアパネルに取り付けるためのリアブラケット107が取り付けられている。そして、フロントブラケット105と、リアブラケット107とにベルトラインリィンフォース103が取り付けられている。
【0020】
尚、本実施の形態例のドアサッシュ101、ベルトラインリィンフォース103はアルミニウム合金を押し出し成形することにより製造され、フロントブラケット105、リアブラケット107はアルミニウム合金を型成形することにより製造されている。
【0021】
このようなドアサッシュ組立体100は図4に示すようなドアに設けられる。図において、201はドアサッシュ101によって支持されるドアガラス、203はドアアウタパネル、205はモジュールプレート(ドアインナパネル)である。ドアアウタパネル203とモジュールプレート205との間に、モジュールプレート205に取り付けられたレギュレータレール207が設けられている。
【0022】
次に、フロントブラケット105とベルトラインリィンフォース103との取付構造、リアブラケット107とベルトラインリィンフォース103との取付け構造を説明する。尚、本実施の形態例では、フロントブラケット105とベルトラインリィンフォース103との取付構造と、リアブラケット107とベルトラインリィンフォース103との取付け構造とは同一構造なので、フロントブラケット105とベルトラインリィンフォース103との取付構造を示す図1を用いて説明し、リアブラケット107とベルトラインリィンフォース103との取付け構造は省略する。
【0023】
図1において、ベルトラインリィンフォース103は、ドアパネル上端から外部に露出する露出部111と、ドアパネル内に位置し、露出部111より狭幅の隠蔽部113とからなっている。隠蔽部113には、ベルトラインリィンフォース103の長手方向に沿って、第1穴115,第2穴117が設けられている。第1穴115,第2穴117は上下方向に配置され、断面形状はそれぞれ長方形となっている。
【0024】
一方、フロントブラケット105のベルトラインリィンフォース103との当接面121には、ベルトラインリィンフォース103の第1穴115に挿入される第1突部123と、ベルトラインリィンフォース103の第2穴117に挿入される第2突部125とが形成されている。第1突部123、第2突部125は三角柱状である。
【0025】
そして、図3に示すように、第1突部123は、第1穴115の内面の隣り合う第1内面115a、第2内面115bに当接する第1面123a、第2面123bを有している。第2突部125は、第2穴117の内面のうち、第1穴115の第1内面115aと対向する第3内面117a、第1穴115の第2内面115bと対向する第4内面117bに当接する第3面125a、第4面125bを有している。
【0026】
また、図1に戻って、フロントブラケット105には、ベルトラインリィンフォース103に沿って延出する補強突部131が形成されている。本実施の形態例では、この補強突部131は、ベルトラインリィンフォース103が長手方向の圧縮荷重を受け座屈した場合、曲がりが発生するベルトラインリィンフォース103の側面に沿って延出するように形成されている。
【0027】
上記構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ベルトラインリィンフォース103に、第1穴115、第2穴117を形成し、ドアサッシュ101(フロントブラケット105)に、第1穴115、第2穴117に嵌合固定される第1突部123、第2突部125を形成したことにより、ドアサッシュ101とベルトラインリィンフォース103との相対位置決めを行なう治具が不要となる。また、治具をセットする必要がなくなるので組立工数も削減できる。更に、治具が不要なこと、組立工数が削減できることによりコストダウンを図れる。
【0028】
(2)第1突部123は、第1穴115の内面の隣り合う第1内面115a、第2内面115bに当接する第1面123a、第2面123bを有し、第2突部125は、第2穴117の内面のうち、第1穴115の第1内面115aと対向する第3内面117a、第1穴115の第2内面115bと対向する第4内面117bに当接する第3面125a、第4面125bを有することにより、フロントブラケット105とベルトラインリィンフォース103とのベルトラインリィンフォース103の長手方向と直交する平面内での交差する2つの軸方向の位置決めと、平面内での回転規制とがされる。
【0029】
(3)第1突部123は、第1穴115の内面の隣り合う第1内面115a、第2内面115bに当接する2つの面(第1面123a、第2面123b)を有すればよく、第2突部125は第2穴117の第1内面115aと対向する第3内面117a、第2内面115bと対向する第4内面117bに当接する2つの面(第3面125a、第4面125b)を有すればよい。即ち、第1突部123、第2突部125の断面形状は、三角形やL字形でもよい。また、第1突部123、第2突部125は、第1穴115、第2穴117の内面の一部に当接すれば足りる。
【0030】
よって、第1突部123、第2突部125の断面形状を小さく設定することができ、ドアサッシュ組立体100の軽量化を計ることができる。
(4)ベルトラインリィンフォース103が座屈した場合、曲がりが発生するベルトラインリィンフォース103の側面に沿って延出する補強突部131をフロントブラケット105,リアブラケット107に設けたことにより、ベルトラインリィンフォース103の座屈による曲がり変形を少なくすることができる。
【0031】
また、ベルトラインリィンフォース103を薄くすることが可能となり、更なる軽量化を図ることができる。更に、ベルトラインリィンフォース103を薄くすることができるので、ドア内蔵部品のレイアウトの自由度が広がる。
【0032】
(5)ベルトラインリィンフォース103は押し出し成形法で成形されることにより、低コストに製造できる。
尚、リアブラケット107とベルトラインリィンフォース103との取付構造もフロントブラケット105とベルトラインリィンフォース103との取付構造と同一なので、(1)〜(4)の効果に関しては、リアブラケット107とベルトラインリィンフォース103との取付構造でも同様に得られる。
【0033】
更に、本発明は上記実施の形態例に限定するものではない。上記実施の形態例では、ベルトラインリィンフォース103に穴を形成し、ドアサッシュ101側に突起を形成したが、逆に、ベルトラインリィンフォース103に突起を形成し、ドアサッシュ101側に穴を形成してもよい。
【0034】
また、第1突部123、第2突部125の断面形状は、図5(a)〜(g)に示すような形状であってもよい。
更に、図6に示すように、フロントブラケット105の第1突部123、第2突部125の先端側に、先端部に行くにしたがって、断面形状が徐々に小さくなる徐変部123d、125dを形成してもよい。この場合、第1突部123においては、基端側に第1面123a、第2面123bが形成された嵌合部123eが形成される。第2突部125においては、基端側に第3面125a、第4面125bが形成された嵌合部125eが形成される。
【0035】
このような徐変部123d、125dを形成することにより、第1突部123とベルトラインリィンフォース103の第1穴115との嵌合、第2突部125とベルトラインリィンフォース103の第2穴117との嵌合が容易になる。また、作業環境、嵌合強度に応じて、徐変部123d(125d)の長さxと嵌合部123e(125e)の長さyとの比を変える事がのぞましい。
【0036】
【発明の効果】
以上述べたように請求項1記載の発明によれば、前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの一方に、断面形状が四角形の穴を形成し、前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの他方に、前記穴に嵌合固定され、且つ、一部が前記穴の断面四角形の隣り合う2辺全体に当接し、前記穴との嵌合時に前記穴とで閉空間を形成する突部を形成したことにより、ドアサッシュ側とベルトラインリィンフォース側との相対位置決めを行なう治具が不要となる。また、治具をセットする必要がなくなるので組立工数も削減できる。更に、治具が不要なこと、組立工数が削減できることによりコストダウンを図れる。
前記ベルトラインリィンフォースが座屈した場合、曲がりが発生する前記ベルトラインリィンフォースの側面に沿って延出し、前記側面のみに当接する補強突部を前記ドアサッシュ側に設けたことにより、前記ベルトラインリィンフォースの座屈による曲がり変形を少なくすることができる。
また、ベルトラインリィンフォースを薄くすることが可能となり、更なる軽量化を図ることができる。更に、ベルトラインリィンフォースを薄くすることができるので、ドア内蔵部品のレイアウトの自由度が広がる。
【0037】
請求項2記載の発明によれば、前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの一方に、断面形状が四角形の穴を複数形成し、前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの他方に、前記複数の穴に対応して嵌合固定される複数の突部を形成し、前記複数の穴と複数の突部とは、嵌合時に前記穴内に閉空間を形成することにより、ベルトラインリィンフォースの長手方向と直交する平面内での交差する2つの軸方向の位置決めと、前記平面内での回転が規制される。
【0038】
突部の断面形状は、三角形やL字形でもよい。また、突部の面は、穴の内面の一部に当接すれば足りる。
【0039】
よって、突部の断面形状を小さく設定することができ、ドアサッシュ組立体の軽量化を計ることができる。
前記ベルトラインリィンフォースが座屈した場合、曲がりが発生する前記ベルトラインリィンフォースの側面に沿って延出し、前記側面のみに当接する補強突部を前記ドアサッシュ側に設けたことにより、前記ベルトラインリィンフォースの座屈による曲がり変形を少なくすることができる。
また、ベルトラインリィンフォースを薄くすることが可能となり、更なる軽量化を図ることができる。更に、ベルトラインリィンフォースを薄くすることができるので、ドア内蔵部品のレイアウトの自由度が広がる。
【0040】
請求項3記載の発明によれば、前記突部の先端側に、先端部に行くにしたがって、断面形状が徐々に小さくなる徐変部を形成したことにより、突部と穴との嵌合が容易となる。
請求項4記載の発明によれば、前記ベルトラインリィンフォースは押し出し成形法で成形されることにより、低コストに製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例の発明部分を説明する分解斜視図である。
【図2】本実施の形態例のドアサッシュ組立体の全体構成を説明する図である。
【図3】図1のフロントブラケットの第1突部、第2突部とベルトラインリィンフォース103の第1穴、第2穴との嵌合を説明する図である。
【図4】図2に示すドアサッシュ組立体が取り付けられるドアの断面図である。
【図5】第1突部、第2突部の他の例を説明する図である。
【図6】第1突部、第2突部の他の例を説明する図である。
【図7】従来のドアサッシュ組立体の一例を示す図である。
【図8】図7のA部を裏から見た図である。
【符号の説明】
103 ベルトラインリィンフォース
105 フロントブラケット
115 第1穴
117 第2穴
123 第1突部
125 第2突部
Claims (4)
- 軽合金でなり、ドアガラスを支えるドアサッシュと、
軽合金でなり、一方の端部が前記ドアサッシュの下部前部側に、他方の端部が前記ドアサッシュの下部後部側にそれぞれ溶接で取り付けられるベルトラインリィンフォースとからなるドアサッシュ組立体において、
前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの一方に、断面形状が四角形の穴を形成し、
前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの他方に、前記穴に嵌合固定され、且つ、一部が前記穴の断面四角形の隣り合う2辺全体に当接し、前記穴との嵌合時に前記穴とで閉空間を形成する突部を形成し、
前記ベルトラインリィンフォースが座屈した場合、曲がりが発生する前記ベルトラインリィンフォースの側面に沿って延出し、前記側面のみに当接する補強突部を前記ドアサッシュ側に設けたことを特徴とするドアサッシュ組立体。 - 軽合金でなり、ドアガラスを支えるドアサッシュと、
軽合金でなり、一方の端部が前記ドアサッシュの下部前部側に、他方の端部が前記ドアサッシュの下部後部側にそれぞれ溶接で取り付けられるベルトラインリィンフォースとからなるドアサッシュ組立体において、
前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの一方に、断面形状が四角形の穴を複数形成し、
前記ドアサッシュ側、前記ベルトラインリィンフォース側のうちの他方に、前記複数の穴に対応して嵌合固定される複数の突部を形成し、
前記複数の穴と複数の突部とは、嵌合時に前記穴内に閉空間を形成し、
前記ベルトラインリィンフォースが座屈した場合、曲がりが発生する前記ベルトラインリィンフォースの側面に沿って延出し、前記側面のみに当接する補強突部を前記ドアサッシュ側に設けたことを特徴とするドアサッシュ組立体。 - 前記突部の先端側に、先端部に行くにしたがって、断面形状が徐々に小さくなる徐変部を形成したことを特徴とする請求項1または2記載のドアサッシュ組立体。
- 前記ベルトラインリィンフォースに前記穴を設け、
前記ドアサッシュに、前記穴に嵌合固定される突部を有するブラケットを取り付け、
前記ベルトラインリィンフォースは押し出し成形法で成形され、前記ブラケットは軽合金の型成法で成形されたことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のドアサッシュ組立体。
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