JP4170603B2 - 記録媒体再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、Compact Discなどの記録媒体から情報を読み出す記媒体再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、移動体としての自動車のインストルメントパネル(以下インパネと呼ぶ)には、記録媒体再生装置としてのCDプレーヤが取り付けられる。CDプレーヤは、Compact Disc(以下CDと呼ぶ)などの記録媒体が記録した情報を読み出す。
【0003】
前記CDプレーヤは、前記インパネに取り付けられる機器本体と、前記機器本体に開口した記録媒体挿入口と、搬送ユニットと、一対のセンタリングアームと、前記CDに記録された情報を読み出すための再生ユニット等を備えている。機器本体は、複数の板金などが互いに組み付けられて箱状に形成されている。記録媒体挿入口は、内側に前記CDが通される。
【0004】
搬送ユニットは、記録媒体挿入口内を通されたCDを所定の再生位置まで搬送したり、前記再生位置からCDを記録媒体挿入口まで搬送して該CDを機器本体内から排出する。搬送ユニットは、互いに接離自在に設けられた一対の挟持部材を備えている。
【0005】
これら一対の挟持部材のうち一方は、モータなどの駆動源によって回転駆動される搬送ローラを備えている。搬送ローラは、前記モータなどの駆動源によって回転駆動されることによって、CDを搬送する。他方の挟持部材は、摩擦係数の小さい滑り部材を備えている。滑り部材は、前記搬送ローラとの間に前記CDを挟んで、該CDの搬送方向を案内する。搬送ユニットは、一対の挟持部材間にCDを挟んで、前記CDを搬送する。
【0006】
一対のセンタリングアームは、前記記録媒体挿入口の近傍に配されている。一対のセンタリングアームは、機器本体の幅方向に沿って互いに間隔をあけて配されている。一対のセンタリングアームは、一端部が互いに近づいたり互いに離れたりするように、前記機器本体に回転自在に支持されたアーム本体と、このアーム本体の一端部から突出した突出ピンと、を備えている。
【0007】
これらのセンタリングアームは、リンク機構によって、アーム本体が互いに連動して機器本体に対し回転する。また、これらのセンタリングアームは、ばねなどの付勢手段によって、前記一端部即ち突出ピンが互いに近づく方向に付勢されている。
【0008】
再生ユニットは、前記CDを回転するために回転テーブルと、前記CDに記録された情報を読み出すための光ピックアップ等を備えている。再生ユニットは、前記CDを前記再生位置に位置決め(クランプ)して、回転テーブルがCDを回転して、光ピックアップが前記CDに記録された情報を読み出す。
【0009】
前記CDが記録媒体挿入口を通して機器本体内に挿入されると、まず、CDが突出ピンに接触する。そして、CDは、前記一対の挟持部材間に挟まれる。搬送ローラの回転によってCDが機器本体内に搬送されるのにしたがって、突出ピンが互いに離れる方向にアーム本体が徐々に回転する。一対のセンタリングアームの突出ピンは、前記再生位置にCDを案内する。こうして、記録媒体再生装置は、CDを機器本体外から再生位置に搬送してきた。
【0010】
そして、前記CDは再生ユニットにクランプされて、該再生ユニットによって情報を取り出される。記録媒体再生装置は、取り出された情報を音声として出力する。CDを機器本体外に搬出する際には、まず、回転テーブルの回転を止める。搬送ユニットの搬送ローラを先ほどとは逆方向に回転させて、CDを記録媒体挿入口内に通して機器本体内から機器本体外に徐々に搬送する。
【0011】
このとき、突出ピンがCDに接触する。一対のセンタリングアームの突出ピンは、CDの排出にしたがって、互いに離れたり近づいたり(接離)する。そして、一対のセンタリングアームの突出ピンは、前記CDの排出方向を案内する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
前述した記録媒体再生装置は、互いに外径の異なる複数種のCDに記録された情報を再生する。前述したセンタリングアームなどを備えた記録媒体再生装置では、比較的小径なCDが記録媒体挿入口の端寄りに挿入されると、一対のセンタリングアームのうち一方の突出ピンにしか接触せず、その為この小径なCDを前記再生位置に案内することができない場合があった。
【0013】
また、CDを機器本体から排出する際に、記録媒体挿入口の近傍に障害物がおかれていると、前記CDが前記障害物にぶつかる。このとき、特に、比較的小径なCDは、搬送力のバランスが崩れることにより記録媒体挿入口付近にて左右に逃げ、再度、機器本体内に挿入されることになる。すると、その小径なCDは、記録媒体挿入口から再生位置に至る搬送経路を外れてしまう。そのため、小径なCDは機器本体の奥に侵入されてしまう。このように、従来の記録媒体再生装置では、CDなどの記録媒体が記録媒体挿入口と前記再生位置とに至る搬送経路を外れる虞があった。
【0014】
したがって、本発明の目的は、記録媒体が搬送経路から外れることを防止できる記録媒体再生装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の記録媒体再生装置は、互いに外径の異なる大径ディスク形記録媒体と小径ディスク形記録媒体とを機器本体内の再生位置に位置させて、これらのディスク形記録媒体に記録された情報を読み出す記録媒体再生装置において、前記大径ディスク形記録媒体と前記小径ディスク形記録媒体とを前記機器本体に設けられた記録媒体挿入口から前記再生位置に至る搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記機器本体に変位自在に設けられ、前記ディスク形記録媒体を前記搬送経路に沿って前記再生位置に案内する案内手段と、前記機器本体に変位自在に設けられ、小径ディスク形記録媒体が前記搬送経路から外れることを阻止する阻止手段と、前記大径ディスク形記録媒体が搬送される際には前記搬送経路外に変位自在にするとともに、前記小径ディスク形記録媒体が搬送される際には前記搬送経路内に位置付けるように前記阻止手段の変位を規制する規制手段と、を備えているとともに、前記案内手段は、一対のセンタリングアームを備え、前記阻止手段は、前記一対のセンタリングアームのうちの一方のセンタリングアームに係脱自在であるとともに前記一方のセンタリングアームに係合した際に前記小径ディスク形記録媒体が前記搬送経路から外れることを阻止するストッパーアームを備え、前記規制手段は、前記大径ディスク形記録媒体が搬送されると前記一方のセンタリングアームと前記ストッパーアームとの係合を解除して前記ストッパーアームを前記搬送経路外に変位自在にするとともに、前記小径ディスク形記録媒体が搬送されると、前記一方のセンタリングアームと前記ストッパーアームとの係合を維持して前記ストッパーアームの変位を規制することを特徴としている。
【0017】
請求項2に記載の本発明の記録媒体再生装置は、請求項1に記載の記録媒体再生装置において、前記一対のセンタリングアームは、両端部が接離自在となるように前記機器本体に回転自在に支持されたアーム本体と、前記アーム本体の一端部に設けられ、前記機器本体に挿入される大径ディスク形記録媒体と小径ディスク形記録媒体との双方に接触可能な突出ピンと、を備え、前記一方のセンタリングアームは、前記アーム本体の他端部に設けられた係合突起を備え、前記ストッパーアームは、前記機器本体に回転自在に支持された第2アーム本体と、前記第2アーム本体に設けられた鉤部と、を備え、前記鉤部は、前記記録媒体挿入口から前記再生位置に向かうディスク形記録媒体の搬入方向に沿って前記係合突起に係合することを特徴としている。
【0018】
請求項3に記載の本発明の記録媒体再生装置は、請求項2に記載の記録媒体再生装置において、前記規制手段は、前記一対のセンタリングアームを連動させるリンクを備え、前記リンクは、前記一対のセンタリングアームのうちのいずれか一方のセンタリングアームの突出ピンが他方のセンタリングアームの突出ピンから離れる方向に押される際に、前記係合突起と前記鉤部との係合を維持して前記ストッパーアームの変位を規制するとともに、前記一対のセンタリングアームの両方の突出ピンが互いに離れる方向に押される際に、前記係合突起と前記鉤部との係合を解除して前記ストッパーアームの変位を許容することを特徴としている。
【0021】
請求項1に記載した本発明の記録媒体再生装置によれば、小径ディスク形記録媒体が機器本体内に搬送される際には、規制手段は阻止手段の変位を規制して搬送経路内に位置付ける。したがって、阻止手段は、小径ディスク形記録媒体が搬送経路から外れることを確実に防止する。
【0022】
小径ディスク形記録媒体が搬送される際にはストッパーアームが一方のセンタリングアームに係合したままその変位が規制される。このため、ストッパーアームは、小径ディスク形記録媒体が搬送経路から外れることを確実に防止する。また、大径ディスク形記録媒体を搬送する際にはストッパーアームと一方のセンタリングアームとの係合が解除される。したがって、ストッパーアームは、大径ディスク形記録媒体の搬送動作を妨げない。
【0023】
請求項2に記載した本発明の記録媒体再生装置によれば、ストッパーアームの鉤部は、ディスク形記録媒体の搬入方向に沿って、一方のセンタリングアームの係合突起に係合する。また、センタリングアームは、アーム本体の両端部が互いに接離するように機器本体に回転自在に支持されている。さらに、ディスク形記録媒体が機器本体内に挿入される際に、突出ピンが互いに離れる方向にセンタリングアームが回転される。
【0024】
まず、大径ディスク形記録媒体が機器本体内に挿入される際には、突出ピンが互いに離れる方向に、センタリングアームが回転される。そして、係合突起が機器本体の内側に向かって移動しながら他方のセンタリングアームに近づくこととなる。すると、係合突起が鉤部内から抜け出る。
【0025】
このため、大径ディスク形記録媒体が機器本体内に搬送される際に、ストッパーアームと一方のセンタリングアームとの係合を確実に解除できる。このため、ストッパーアームの機器本体に対する変位が確実に許容される。したがって、ストッパーアームは、大径ディスク形記録媒体の搬送動作を妨げることがない。
【0026】
請求項3に記載した本発明の記録媒体再生装置によれば、いずれか一方のセンタリングアームの突出ピンが他方のセンタリングアームから離れる方向に押されると、係合突起と鉤部とが係合したままとなる。このため、小径ディスク形記録媒体を搬送する際には、係合突起と鉤部とが係合したままとなる。このため、ストッパーアームの機器本体に対する変位が規制される。したがって、ストッパーアームは、小径ディスク形記録媒体が搬送経路から外れることをより確実に防止する。
【0027】
また、双方のセンタリングアームの突出ピンが互いに離れる方向に押されると、係合突起と鉤部との係合が解除される。このため、大径ディスク形記録媒体を機器本体内に挿入する際には、係合突起と鉤部との係合が解除される。このため、ストッパーアームの機器本体に対する変位が許容される。したがって、ストッパーアームは、大径ディスク形記録媒体の搬送動作をより確実に妨げることがない。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態にかかる記録媒体再生装置1を図1ないし図12を参照して説明する。図1などに示す記録媒体再生装置1は、例えば、移動体としての自動車のインストルメントパネル(以下インパネと呼ぶ)に装着される。
【0035】
記録媒体再生装置1は、外径が例えば12cmなどの比較的大径な大径ディスク形記録媒体としての大径CD2a(図12に示す)と、外径が例えば8cmなどの比較的小径な小径ディスク形記録媒体としての小径CD2b(図10および図11に示す)とを使用者が選択して、後述する機器本体3内に収容する。記録媒体再生装置1は、これらの互いに外径の異なるCD2a,2bを機器本体3内の後述する再生位置に位置させて、これらのCD2a,2bに記録された情報を取り出して(再生して)、音声として出力する。
【0036】
記録媒体再生装置1は、図1などに示すように、機器本体3と、搬送手段としての搬送ユニット4(図6ないし図8に示す)と、クランプ再生手段としてのクランプ再生ユニット5と、一対のロック部材44(図6ないし図8に一つ示す)と、ディスクセンタリング機構60(図9に示す)と、を備えている。
【0037】
機器本体3は、シャーシ8(図2及び図3などに示す)と、駆動源部6(図3に示す)と、一対のスライド部材7(図4に一つ示す)と、を備えている。シャーシ8は、図2及び図3に示すように、複数の板金などが互いに取り付けられて構成されている。前記板金などが折り曲げられて、シャーシ8は、扁平な箱状に形成されている。
【0038】
シャーシ8は、図2及び図3に示すように、略平坦な底壁9と、該底壁9に間隔をおいて相対する略平坦な天井壁10と、これらの底壁9と天井壁10とに連なる複数の周壁11と、を備えている。これらの壁9,10,11には、それぞれ、前記シャーシ8の軽量化と剛性の確保とのために、複数の開口部が設けられている。
【0039】
複数の周壁11のうち図1中の手前側に位置する一つの周壁11には、記録媒体挿入口12が形成されている。記録媒体挿入口12は、前記一つの周壁11を貫通している。記録媒体挿入口12は、図1中の矢印Kに沿って、内側に前記CD2a,2bを通すことができる。前記記録媒体挿入口12を通して、前記CD2a,2bは、機器本体3内に収容されたり、該機器本体3内から排出される。
【0040】
駆動源部6は、前記記録媒体挿入口12を形成した前記一つの周壁11に連なる他の周壁11(図3中奥側に位置する周壁11)の近傍に取り付けられている。駆動源部6は、図3に示すように、駆動源としてのモータ13と、複数の歯車14と、を備えている。モータ13は、シャーシ8に取り付けられている。モータ13は、本明細書に記した搬送ユニット4の駆動源をなしている。
【0041】
モータ13の出力軸には、図示しないピニオンが取り付けられている。複数の歯車14は、それぞれ、前記周壁11などに回転自在に支持されている。これらの歯車14は互いに噛み合っているとともに、これらの歯車14のうち一つの歯車14は、前記ピニオンと噛み合っている。
【0042】
一対のスライド部材7は、記録媒体挿入口12を形成した一つの周壁11に連なる一対の周壁11それぞれに取り付けられている。スライド部材7は、周壁11に、前記矢印Kに沿ってスライド自在に取り付けられている。即ち、スライド部材7は、CD2a,2bの挿入及び排出方向(以下併せて搬送方向と呼ぶ)に沿って、スライド自在となっている。
【0043】
一対のスライド部材7のうち図3中奥側に位置するスライド部材7には、ラック15が取り付けられている。ラック15は、記録媒体挿入口12を通して機器本体3内にCD2a,2bが挿入されると、図示しないシーソ部材によって、前記記録媒体挿入口12が形成された一つの周壁11に向かって押される。
【0044】
ラック15は、前記シーソ部材によって前記一つの周壁11に向かって押されると、一つの歯車14と噛み合う。また、一対のスライド部材7は、リンク100(図1などに示す)によって、同期して周壁11に対しスライド移動する。すなわち、一対のスライド部材7は、同時に記録媒体挿入口12に近づいたり離れたり(接離)する。
【0045】
図2中に奥側の周壁11に取り付けられたスライド部材7は、図4に示すように、板金部16と、合成樹脂部17と、を備えている。板金部16は、帯板状に形成されかつ前記周壁11に、図4中の矢印Kに沿って、スライド自在に支持されている。板金部16の長手方向は、前記周壁11の長手方向に沿っている。
【0046】
合成樹脂部17は、摩擦係数の小さな合成樹脂からなり略方体状に形成されている。合成樹脂部17は、板金部16に三つ取り付けられている。合成樹脂部17は、板金部16の長手方向の中央部と、板金部16の記録媒体挿入口12から離れた端部と、板金部16の前記中央部と前記端部との間に設けられている。
【0047】
板金部16には、一対のガイド孔18と、一対の孔19とが設けられている。これらの孔18,19は、板金部16を貫通している。前記一対のガイド孔18は、板金部16の記録媒体挿入口12寄りの端部に設けられている。これら一対のガイド孔18は、板金部16の長手方向に沿って互いに間隔をあけて配されている。
【0048】
ガイド孔18は、それぞれ、一対の水平延在部20a,20bと、一対の傾斜延在部21a,21bと、を備えている。ガイド孔18は、記録媒体挿入口12に近い側から順に、一方の水平延在部20aと一方の傾斜延在部21aと他方の傾斜延在部21bと他方の水平延在部20bとを配している。これらの一方の水平延在部20aと一方の傾斜延在部21aと他方の傾斜延在部21bと他方の水平延在部20bは、互いに直列に連なっている。
【0049】
両水平延在部20a,20bは、板金部16即ちスライド部材7のスライド方向(矢印K)に沿って延びている。一方の水平延在部20aが他方の水平延在部20bより図4中の下方に配されている。両傾斜延在部21a,21bは、板金部16即ちスライド部材7のスライド方向(矢印K)に対し交差する方向に沿って延びている。
【0050】
一方の傾斜延在部21aは、一方の水平延在部20aから離れるのにしたがって徐々に下方に向かうように延びている。他方の傾斜延在部21bは、前記一方の傾斜延在部21aから離れて他方の水平延在部20bに近づくのにしたがって徐々に上方に向かうように延びている。
【0051】
一方の孔19は、板金部16の長手方向に沿って、前記板金部16の中央部に設けられた合成樹脂部17と、前記中央部と前記端部との間に設けられた合成樹脂部17と、の間に設けられている。他方の孔19は、板金部16の長手方向に沿って、前記中央部と前記端部との間に設けられた合成樹脂部17と、前記板金部16の端部に設けられた合成樹脂部17と、の間に設けられている。
【0052】
また、板金部16の記録媒体挿入口12寄りの端部には、ガイド斜面22が設けられている。ガイド斜面22は、記録媒体挿入口12に向かうにしたがって徐々に上方に向かうように、スライド部材7のスライド方向に対し傾斜している。
【0053】
前記板金部16の中央部に設けられた合成樹脂部17には、第1ガイド溝23が設けられている。第1ガイド溝23は、合成樹脂部17の機器本体3の内側に位置する表面から凹に形成されている。第1ガイド溝23は、水平部24と上方傾斜部25と拡大部26と、を備えている。これらの水平部24と上方傾斜部25と拡大部26とは、スライド部材7のスライド方向に沿って、記録媒体挿入口12から離れるのにしたがって順に配されている。水平部24と上方傾斜部25と拡大部26とは、互いに連なっている。
【0054】
水平部24は、スライド部材7のスライド方向に沿って延びている。上方傾斜部25は、水平部24即ち記録媒体挿入口12から離れるのにしたがって徐々に上方に向かうように、スライド部材7のスライド方向に対し傾斜している。拡大部26は、上方傾斜部25即ち記録媒体挿入口12から離れるのにしたがって、スライド部材7のスライド方向に対し交差する方向の幅が徐々に大きくなるように形成されている。拡大部26の記録媒体挿入口12から離れた端部の幅は、前記孔19の幅と略等しい。
【0055】
板金部16の中央部と前記端部との間に設けられた合成樹脂部17には、第2ガイド溝27が設けられている。第2ガイド溝27は、合成樹脂部17の機器本体3の内側に位置する表面から凹に形成されている。第2ガイド溝27は、水平部27aと、下方傾斜部28と、拡大部29と、を備えている。水平部27aと下方傾斜部28と拡大部29とは、スライド部材7のスライド方向に沿って順に配されている。水平部27aと下方傾斜部28と拡大部29とは、互いに連なっている。
【0056】
水平部27aは、スライド部材7のスライド方向に沿って延びている。下方傾斜部28は、記録媒体挿入口12から離れるのにしたがって徐々に下方に向かうように、スライド部材7のスライド方向に対し傾斜している。拡大部29は、下方傾斜部28即ち記録媒体挿入口12から離れるのにしたがって、スライド部材7のスライド方向に対し交差する方向の幅が徐々に大きくなるように形成されている。拡大部29の記録媒体挿入口12から離れた端部の幅は、前記孔19の幅と略等しい。
【0057】
板金部16の前記端部に設けられた合成樹脂部17には、ロックガイド溝30とロック凹溝31とが設けられている。ロックガイド溝30とロック凹溝31とは、合成樹脂部17の機器本体3の内側に位置する表面から凹に形成されている。ロックガイド溝30は、ロック凹溝31の上方に設けられている。ロックガイド溝30は、スライド延在部32と交差延在部33とを備えている。
【0058】
スライド延在部32と交差延在部33とは、スライド部材7のスライド方向に沿って、記録媒体挿入口12から離れるのにしたがって順に配されている。スライド延在部32と交差延在部33とは、互いに連なっている。
【0059】
スライド延在部32は、スライド部材7のスライド方向に沿って延びている。交差延在部33は、スライド延在部32から上方に向かって延びている。こうして、交差延在部33は、スライド延在部32から前記スライド方向に対し交差する方向に沿って延びている。
【0060】
ロック凹溝31は、水平延在部35と、拡大部36と、を備えている。水平延在部35と拡大部36とは、スライド部材7のスライド方向に沿って、記録媒体挿入口12から離れるのにしたがって順に配されている。水平延在部35と拡大部36とは、互いに連なっている。
【0061】
水平延在部35は、スライド部材7のスライド方向に沿って延びている。拡大部36は、水平延在部35即ち記録媒体挿入口12から離れるのにしたがって、スライド部材7のスライド方向に対し交差する方向の幅が徐々に大きくなるように形成されている。
【0062】
板金部16に一対のガイド孔18と一対の孔19とガイド斜面22が設けられ、かつ合成樹脂部17に第1ガイド溝23と第2ガイド溝27とロックガイド溝30とロック凹溝31とが設けられている。このため、スライド部材7は、一対のガイド孔18と一対の孔19とガイド斜面22と第1ガイド溝23と第2ガイド溝27とロックガイド溝30とロック凹溝31とを備えている。
【0063】
搬送ユニット4は、図6ないし図8などに示すように、ローラアーム37と、ディスクガイド38と、を備えている。ローラアーム37は、前記記録媒体挿入口12の近傍に配されている。ローラアーム37は、板金などからなるアーム本体39と、ローラ40と、を備えている。
【0064】
アーム本体39は、長手方向がシャーシ8の幅方向に沿った帯状に形成されている。アーム本体39は、幅方向の一方の縁部を中心として底壁9に回転自在に支持されている。アーム本体39の回転中心は、シャーシ8の幅方向に沿っている。アーム本体39は、幅方向の他方の縁部が底壁9から離れる方向に、図示しないコイルばねによって付勢されている。
【0065】
ローラ40は、アーム本体39の前記他方の縁部に回転自在に支持されている。ローラ40の回転中心は、シャーシ8の幅方向に沿っている。ローラ40の一端部には、図示しない歯車が取り付けられている。アーム本体39の前記他方の縁部が底壁9から離れた状態において、ローラ40の歯車は、駆動源部6の歯車14の一つに噛み合う。ローラ40は、前記歯車14などを介して、モータ13の回転駆動力によって回転される。
【0066】
ディスクガイド38は、板金などからなるガイド本体41と、該ガイド本体に取り付けられた滑り部材42と、を備えている。ガイド本体41は、長手方向がシャーシ8の幅方向に沿った帯状に形成されている。ガイド本体41は、後述するピン43と、該ピン43が侵入するガイド孔18と、によって、鉛直方向に沿ってスライド自在にシャーシ8に支持されている。滑り部材42は、摩擦係数の小さい合成樹脂からなる。滑り部材42は、薄い板状に形成されている。滑り部材42は、ガイド本体41のシャーシ8の内側に位置する表面に取り付けられている。
【0067】
前記ローラアーム37とディスクガイド38は、それぞれ、ピン43を備えている。ローラアーム37のピン43は、アーム本体39の図1及び図2中の奥側に位置する幅方向の端部から前記スライド部材7を取り付けた周壁11に向かって突出している。ローラアーム37のピン43は、アーム本体39が図示しないコイルばねに付勢されることによって、スライド部材7のガイド斜面22に接触する。
【0068】
ディスクガイド38のピン43は、ガイド本体41の図1及び図2中の奥側に位置する幅方向の端部に一対設けられ、ガイド本体41の図1及び図2中の手前側に位置する幅方向の端部に一つ設けられている。これらのピン43は、ガイド本体41から周壁11に向かって突出している。ガイド本体41の図1及び図2中の奥側に位置する幅方向の端部に一対設けられたディスクガイド38のピン43は、それぞれ、前記ガイド孔18内を通る。
【0069】
前述した構成のローラアーム37とディスクガイド38は、挟持手段をなしている。このため、搬送ユニット4は、一対の挟持手段を備えていることとなる。
【0070】
クランプ再生ユニット5は、キャリッジシャーシ45と、クランプアーム46と、を備えている。キャリッジシャーシ45は、板金などからなるシャーシ本体47と、該シャーシ本体47に取付られた回転テーブル48と、前記シャーシ本体47に取り付けられた図示しない光ピックアップ部と、を備えている。シャーシ本体47は、略平板状に形成されている。
【0071】
回転テーブル48は、シャーシ本体47に回転自在に支持されている。回転テーブル48は、CD2a,2bの中央孔内に侵入する。回転テーブル48は、モータなどの駆動力によってCD2a,2bを回転させる。光ピックアップ部は、前記CD2a,2bに記録された情報を読みとるための光ピックアップと、該光ピックアップを回転テーブル48に対し接離させる駆動機構などを備えている。
【0072】
クランプアーム46は、板金などからなるアーム本体49と、クランパ50と、を備えている。アーム本体49は、略平板状に形成されている。キャリッジシャーシ45のシャーシ本体47に、記録媒体挿入口12から離れた端部を中心として回転自在に支持されている。アーム本体49の回転中心は、シャーシ8の幅方向に沿っている。アーム本体49がシャーシ本体47に近づいた状態では、シャーシ本体47とアーム本体49とが略平行になる。
【0073】
クランパ50は、回転テーブル48に相対する位置に配されている。クランパ50は、円板状に形成されているとともに、アーム本体49に回転自在に支持されている。クランパ50は、アーム本体49がシャーシ本体47と略平行な状態となると、回転テーブル48との間にCD2a,2bを挟むことができる。なお、本明細書では、CD2a,2bが回転テーブル48とクランパ50との間に挟まれる位置を再生位置とする。また、記録媒体挿入口12と前記再生位置との間は、本明細書に記した搬送経路をなしている。
【0074】
また、前述した構成のクランプ再生ユニット5は、図示しないゴムなどの弾性体からなるダンパと、コイルばねなどによって、前記機器本体3に対し移動自在にシャーシ8内に支持される。クランプ再生ユニット5は、回転テーブル48とクランパ50との間にCD2a,2bを挟んで、回転テーブル48でCD2a,2bを回転させ光ピックアップ部で該CD2a,2b内の情報を読み出す。
【0075】
そして、クランプ再生ユニット5は、前記自動車の走行中の振動によって機器本体3が振動しても、前記ダンパとコイルばねとによってシャーシ8に対し移動する。このように、前記ダンパとコイルばねなどは、前記自動車の走行中の振動などが前記CD2a,2bの情報を読み出す作業に悪影響を与えることを防止する。また、クランプ再生ユニット5は、後述する鉤部54のロックピン52に対する係止が徐々に解除されるのにしたがって、前記機器本体3に対し移動自在となる範囲が徐々に拡大する。
【0076】
また、前記キャリッジシャーシ45とクランプアーム46は、それぞれ、第2ピン51を備えている。キャリッジシャーシ45の第2ピン51は、シャーシ本体47の図1及び図2中の奥側及び手前側に位置する幅方向の両端部から周壁11に向かって突出している。キャリッジシャーシ45の第2ピン51は、ロック部材44が後述するロック位置に位置すると、前記第1ガイド溝23内に侵入する。キャリッジシャーシ45の第2ピン51は、ロック部材44が後述するロック解除位置に位置すると、前記第1ガイド溝23から抜け出る。
【0077】
クランプアーム46の第2ピン51は、アーム本体49の図1及び図2中の奥側に位置する幅方向の端部から前述したスライド部材7を取り付けた周壁11に向かって突出している。クランプアーム46の第2ピン51は、ロック部材44がロック位置に位置すると、前記第2ガイド溝27内に侵入する。クランプアーム46の第2ピン51は、ロック部材44がロック解除位置に位置すると、前記第2ガイド溝27から抜け出る。
【0078】
前記キャリッジシャーシ45は、さらに、ロックピン52を備えている。ロックピン52は、キャリッジシャーシ45のシャーシ本体47の両端部からスライド部材7を取り付けた周壁11に向かって突出している。ロックピン52は、アーム本体49とシャーシ本体47との相対的な回転運動の回転中心に設けられている。ロックピン52は、ロック部材44がロック位置に位置すると、前記ロック凹溝31内に侵入する。キャリッジシャーシ45のロックピン52は、ロック部材44がロック解除位置に位置すると、前記ロック凹溝31から抜け出る。
【0079】
前述した構成のキャリッジシャーシ45とクランプアーム46は、第2挟持手段をなしている。このため、クランプ再生ユニット5は、一対の第2挟持手段を備えていることとなる。さらに、ロックピン52は、一方の第2挟持手段から突出していることとなる。
【0080】
ロック部材44は、前記スライド部材7を取りつけた周壁11それぞれの近傍に配されている。これらのロック部材44は、記録媒体挿入口12を形成した周壁11と相対する周壁11の近傍に配されている。
【0081】
ロック部材44は、それぞれ、薄い板金などからなり、かつ平面形状が略矩形状のロック本体53と鉤状の鉤部54と第3ピン59とを一体に備えている。鉤部54は、ロック本体53の一つの外縁部から離れる方向に延びた後、前記一つの外縁部に沿って延びている。
【0082】
ロック部材44は、前記ロック本体53の鉤部54から離れた端部58を中心として、底壁9に回転自在に支持されている。ロック部材44は、前記端部58を中心として回転することで、図6に示す鉤部54でロックピン52を係止するロック位置と、図8に示す鉤部54でのロックピン52の係止を解除するロック解除位置と、に亘って変位する。
【0083】
第3ピン59は、ロック本体53からスライド部材7に向かって突出している。第3ピン59は、前記ロック位置とロック解除位置とに亘って、ロックガイド溝30内に侵入する。
【0084】
なお、前述したスライド部材7と、ピン43と、第2ピン51と、第3ピン59とは、連動手段を構成している。後述するように搬送ユニット4のローラアーム37とディスクガイド38が搬送してきたCD2a,2bを、クランプ再生ユニット5のキャリッジシャーシ45とクランプアーム46とで挟む。
【0085】
すると、これらで構成される連動手段は、前記CD2a,2bがローラアーム37とディスクガイド38などに接触できないように、ローラアーム37とディスクガイド38をCD2a,2bから徐々に離させるとともに、ロック部材44をロック位置からロック解除位置に向かって徐々に移動させる。
【0086】
また、前記ロックピン52と、ロック部材44と、ロック凹溝31とは、ロック手段をなしている。これらで構成されるロック手段は、前記クランプ再生ユニット5を機器本体3に対し固定するロック位置と、クランプ再生ユニット5を機器本体3に対し移動自在とするロック解除位置と、に亘って変位自在である。
【0087】
ディスクセンタリング機構60は、図9に示すように、リンクガイド孔61と、本明細書に記した案内手段を構成する一対のセンタリングアーム62と、本明細書に記した規制手段を構成するリンク63と、本明細書に記した阻止手段を構成するストッパーアーム64と、を備えている。リンクガイド孔61は、シャーシ8の底壁9を貫通している。リンクガイド孔61は、記録媒体挿入口12の近傍でかつシャーシ8の幅方向の中央に設けられている。リンクガイド孔61は、直線部65と、円弧部66と、を備えている。
【0088】
直線部65は、前記CD2a,2bの搬送方向Kに沿って略直線状である。円弧部66は、直線部65の長手方向の中央に設けられている。円弧部66は、直線部65のシャーシ8の幅方向に沿った幅を拡大するように、直線部65の縁部からスライド部材7を取りつけた周壁11に向かって凹に形成されている。円弧部66は、平面形状が略円弧状である。
【0089】
一対のセンタリングアーム62は、それぞれ、記録媒体挿入口12の近傍に配されている。一対のセンタリングアーム62は、互いの間にリンクガイド孔61を位置させている。一対のセンタリングアーム62は、シャーシ8の幅方向に沿って互いに間隔をあけて配されている。
【0090】
一対のセンタリングアーム62は、それぞれ、帯状のアーム本体67と、突出ピン68と、を備えている。一対のセンタリングアーム62のアーム本体67は、両端部67a,67bが互いに近づいたり離れたり(接離)するように、回転自在にシャーシ8の底壁9に支持されている。アーム本体67の一端部67aは、他端部67bより前記記録媒体挿入口12寄りに配されている。アーム本体67は、図9に示す長手方向が前記搬送方向Kに沿う係合位置と、この係合位置から一端部67aが互いに離れた図12に示す解除位置とに亘って、変位可能に底壁9に回転自在に支持されている。
【0091】
突出ピン68は、アーム本体67の一端部67aから天井壁10即ち記録媒体挿入口12の内側に向かって突出している。また、一対のセンタリングアーム62のうち一方のセンタリングアーム62は、係合突起69を備えている。係合突起69は、一方のセンタリングアーム62のアーム本体67の他端部67bから天井壁10即ち記録媒体挿入口12の内側に向かって突出している。係合突起69は、アーム本体67のシャーシ8の幅方向に沿って外側に位置する縁部に設けられている。
【0092】
前述した構成によって、一方のセンタリングアーム62のアーム本体67は、図9に示す係合位置では係合突起69に後述する鉤部73が係合する。一方のセンタリングアーム62のアーム本体67は、図12に示す解除位置では係合突起69と鉤部73との係合が解除される。
【0093】
リンク63は、一対のリンクアーム70と、これらのリンクアーム70を互いに連結する連結ピン71と、を備えている。リンクアーム70は、それぞれ、一端部がセンタリングアーム62のアーム本体67の他端部67bと、回転自在に連結している。連結ピン71は、円柱状に形成されている。連結ピン71は、一対のリンクアーム70の他端部を相互に回転自在に連結しているとともに、リンクガイド孔61内に侵入している。連結ピン71の外径は、リンクガイド孔61の直線部65の幅より若干小さい。また、リンク63は、図示しないコイルばねなどの付勢手段によって、センタリングアーム62が前述した係合位置に位置するように付勢されている。
【0094】
前述した構成によって、リンク63は、一端部67aが互いに離れる際には他端部67bが互いに近づき、一端部67aが互いに近づく際には他端部67bが互いに離れるように、アーム本体67を同期させて回転させる。こうして、リンク63は、アーム本体67を同期させて回転させて、一対のセンタリングアーム62を前記係合位置と解除位置とに亘って変位させる。
【0095】
また、一対のセンタリングアーム62のうちいずれかのセンタリングアーム62の突出ピン68が他方のセンタリングアーム62の突出ピン68から離れる方向に押されると、リンク63の連結ピン71が円弧部66内に侵入する。そして、リンク63は、連結ピン71が円弧部66内に侵入した状態から、一対のセンタリングアーム62の突出ピン68が互いに離れることを防止する。すなわち、リンク63は、連結ピン71が円弧部66内に侵入した状態からアーム本体67の回転を規制する。
【0096】
さらに、一対のセンタリングアーム62の双方の突出ピン68が互いに離れる方向に押されると、連結ピン71が円弧部66内に侵入することなく直線部65内を移動する。こうして、リンク63は、いずれかのセンタリングアーム62の突出ピン68が他方のセンタリングアーム62の突出ピン68から離れる方向に押された場合には、連結ピン71が円弧部66内に侵入した状態からアーム本体67が回転することを規制する。そして、リンク63は、双方の突出ピン68が互いに離れる方向に押された場合には、センタリンクアーム62のアーム本体67が前記係合位置から解除位置に向かって変位することを許容する。
【0097】
また、連結ピン71が円弧部66内に侵入した状態では、双方の突出ピン68に大径CD2aが接触可能である。連結ピン71が円弧部66内に侵入した状態では、小径CD2bはいずれか一方の突出ピン68にしか接触できなく、双方の突出ピン68に同時に接触できない。
【0098】
ストッパーアーム64は、係合突起69を備えた一方のセンタリングアーム62よりシャーシ8の幅方向に沿って機器本体3の外側に配されている。このため、ストッパーアーム64は、前記一方のセンタリングアーム62と、この一方のセンタリングアーム62寄りのスライド部材7を取りつけた周壁11との間に配されている。
【0099】
ストッパーアーム64は、シャーシ8の底壁9に回転自在に支持される第2アーム本体72と、鉤部73と、ストッパ突起74とを備えている。第2アーム本体72は、図9中に実線で示す鉤部73が係合突起69に係合する位置と、図9中に点線で示す位置とに亘って回転自在である。第2アーム本体72は、図示しないねじりばねなどの付勢手段によって、前記鉤部73が係合突起69に係合する位置に向かって付勢されている。
【0100】
鉤部73は、第2アーム本体72から一方のセンタリングアーム62に向かって延びた突出部75と、該突出部75から搬送方向Kに沿って機器本体3の奥に向かって延びた延在部76と、を備えている。鉤部73は、突出部75が搬送方向Kに沿って係合突起69より機器本体3の外側(即ち記録媒体挿入口12寄り)に位置した状態で、延在部76と第2アーム本体72との間に係合突起69を挟んで、係合突起69に係合可能である。
【0101】
ストッパ突起74は、搬送経路内に位置し、その搬送経路内を搬送される大径CD2a又は小径CD2bに接触可能とされる。
【0102】
前述した構成のストッパーアーム64では、鉤部73と係合突起69が係合することで第2アーム本体72の回転が規制される。すなわち、このストッパーアーム64は、一方のセンタリングアーム62のアーム本体67の回転が規制されている状態にあるとき鉤部73と係合突起69との係合状態を維持して第2アーム本体72を回転させない。よって、ストッパ突起74は、搬送経路内に位置した状態に保たれる。これにより小径CD2bが搬送経路を外れようとしても、そのストッパ突起74が小径CD2bに接触して、搬送経路から外れることを防止する。
【0103】
また、ストッパーアーム64は、一方のセンタリングアーム62のアーム本体67が解除位置に変位されると鉤部73と係合突起69との係合状態が解除され第2アーム本体72が回転可能とされる。よって、搬送経路内を搬送している大径CD2aにストッパ突起74が接触しても、第2アーム本体72が回転してストッパ突起74を搬送経路外に退避させる。これによりストッパ突起74が大径CD2aの搬送を阻害しない。
【0104】
次に、前述した構成の記録媒体再生装置1の作用(動作)について説明する。まず、CD2a,2bが機器本体3内に挿入されていない状態では、図6に示すように、スライド部材7は、前記記録媒体挿入口12から最も離れている。ローラアーム37のピン43は、ガイド斜面22の記録媒体挿入口12寄りの端部に接触している。ディスクガイド38のピン43は、水平延在部20a内に位置している。こうして、ローラアーム37とディスクガイド38とは互いに近づいている。ローラアーム37のローラ40の端部に取りつけられた歯車は、駆動源部6の歯車14と噛み合っている。
【0105】
また、CD2a,2bが機器本体3内に挿入されていない状態では、図6に示すように、キャリッジシャーシ45の第2ピン51は、第1ガイド溝23の水平部24の記録媒体挿入口12寄りの端部に位置している。クランプアーム46の第2ピン51は、第2ガイド溝27の水平部27aの記録媒体挿入口12寄りの端部に位置している。こうして、キャリッジシャーシ45とクランプアーム46とは互いに離れた状態となっている。
【0106】
さらに、CD2a,2bが機器本体3内に挿入されていない状態では、図6に示すように、ロックピン52は、ロック凹溝31の水平延在部35の記録媒体挿入口12寄りの端部に位置している。ロック部材44の鉤部54は、ロックピン52に係止しているとともに、ロック部材44の第3ピン59は、ロックガイド溝30のスライド延在部32の記録媒体挿入口12寄りに端部に位置している。こうして、鉤部54がロックピン52に係止して、ロック部材44は、クランプ再生ユニット5を機器本体3に対し固定している。また、ディスクセンタリング機構60は、図9に示す状態になっている。
【0107】
まず、記録媒体再生装置1の使用者が記録媒体挿入口12内にCD2a,2bを挿入する。大径CD2aを記録媒体挿入口12内に挿入した場合では、まず、大径CD2aが双方の突出ピン68に接触する。突出ピン68が互いに離れる方向にセンタリングアーム62が回転される。一方のセンタリングアーム62のアーム本体67が、前記解除位置に向かって回転する。
【0108】
また、図6に示す状態で、大径CD2aを記録媒体挿入口12内に挿入すると、モータ13が例えば正転方向に回転するとともに、ローラ40が回転する。モータ13の駆動力によって回転されたローラ40とディスクガイド38の滑り部材42との間に大径CD2aが挟まれる。ローラ40が回転しているため、大径CD2aは、キャリッジシャーシ45とクランプアーム46との間即ち再生位置に向かって搬送される。
【0109】
すると、係合突起69が突出部75から徐々に離れていき鉤部73内から抜け出ようとする。大径CD2aが前記解除位置でも双方の突出ピン68に接触するので、連結ピン71が円弧部66内に侵入することなく、前記一方のセンタリングアーム62のアーム本体67が解除位置に変位する。鉤部73内から係合突起69が抜け出て、図12に示すように、鉤部73と係合突起69との係合が解除される。
【0110】
さらに、ローラ40の回転などによって、前記再生位置に向かって搬送されていくと、大径CD2aは、ストッパーアーム64のストッパ突起74と接触する。鉤部73と係合突起69との係合が解除されているため、ストッパーアーム64の第2アーム本体72が回転自在となっている。このため、大径CD2aの搬送動作に伴って、図9中に点線で示す位置に向かって、ストッパーアーム64は徐々に回転する。
【0111】
すると、大径CD2aがシーソ部材に接触し、該シーソ部材がラック15を記録媒体挿入口12に向かって押す。ラック15が一つの歯車14と噛み合って、スライド部材7が徐々に記録媒体挿入口12に向かってスライドし始める。
【0112】
ローラアーム37のピン43はガイド斜面22に沿って移動して徐々に底壁9に近づく。ディスクガイド38のピン43は、水平延在部20aから傾斜延在部21a内に侵入する。ディスクガイド38のピン43は、傾斜延在部21aに沿って移動して徐々に底壁9に近づく。こうして、ディスクガイド38とローラアーム37とは、まず、底壁9に徐々に近づく。
【0113】
また、キャリッジシャーシ45の第2ピン51は、水平部24を経て上方傾斜部25内に侵入する。そして、キャリッジシャーシ45の第2ピン51は、上方傾斜部25に沿って徐々に天井壁10に近づく。クランプアーム46の第2ピン51は、水平部27aを経て下方傾斜部28に沿って徐々に底壁9に近づく。こうして、キャリッジシャーシ45とクランプアーム46とは、徐々に近づく。
【0114】
さらに、ロックピン52は水平延在部35に沿って、スライド部材7に対し相対的に移動する。ロック部材44の第3ピン59は、ロックガイド溝30のスライド延在部32に沿って、スライド部材7に対し相対的に移動する。ロック部材44は、ロックピン52に係止した状態を維持する。
【0115】
大径CD2aが、機器本体3内に搬送されていき、該大径CD2aの中央孔が回転テーブル48とクランパ50との間に位置する。すると、ローラアーム37のピン43はガイド斜面22に沿って移動して徐々に底壁9に近づく。ディスクガイド38のピン43は、傾斜延在部21aから傾斜延在部21b内に侵入する。ディスクガイド38のピン43は、傾斜延在部21bに沿って移動して徐々に天井壁10に近づく。こうして、ディスクガイド38とローラアーム37とは、互いに離れる。
【0116】
また、キャリッジシャーシ45の第2ピン51は、上方傾斜部25に沿って徐々に天井壁10に近づく。クランプアーム46の第2ピン51は、下方傾斜部28に沿って徐々に底壁9に近づく。こうして、キャリッジシャーシ45とクランプアーム46とは、さらに徐々に近づく。
【0117】
すると、前記キャリッジシャーシ45とクランプアーム46とが互いに近づいて、回転テーブル48とクランパ50との間に大径CD2aを挟むと同時に、該大径CD2aからローラアーム37のローラ40とディスクガイド38とが離れる。こうして、搬送ユニット4が大径CD2aを離すと同時に、クランプ再生ユニット5が大径CD2aを挟持(クランプ)して、大径CD2aは再生位置に位置決めされる。
【0118】
クランプ再生ユニット5が大径CD2aを挟持(クランプ)した状態では、図7に示すように、ローラアーム37のピン43は、ガイド斜面22の中央部に接触している。ディスクガイド38のピン43は、傾斜延在部21bの上端部に位置している。こうして、ローラアーム37とディスクガイド38とは徐々に離れている。
【0119】
また、クランプ再生ユニット5が大径CD2aを挟持(クランプ)した状態では、図7に示すように、キャリッジシャーシ45の第2ピン51は、第1ガイド溝23の上方傾斜部25の記録媒体挿入口12から離れた端部に位置している。クランプアーム46の第2ピン51は、第2ガイド溝27の拡大部29内に位置している。こうして、キャリッジシャーシ45とクランプアーム46とは互いに近づいた状態となっている。
【0120】
さらに、クランプ再生ユニット5が大径CD2aを挟持(クランプ)した状態では、図7に示すように、ロックピン52は、ロック凹溝31の拡大部36内に位置している。ロック部材44の第3ピン59は、ロックガイド溝30のスライド延在部32と交差延在部33とが互いに交わる交差部に位置している。このため、鉤部54のロックピン52への係止が若干解除される方向に、ロック部材44が前記ロック位置から若干回転されている。こうして、ロック部材44は、前記ロック位置からロック解除位置に向かって若干変位されている。
【0121】
さらに、前記モータ13が正転駆動して、スライド部材7が記録媒体挿入口12に向かって移動されると、ローラアーム37のピン43はガイド斜面22に沿って移動して徐々に底壁9に近づく。ディスクガイド38のピン43は、傾斜延在部21bに沿って移動して徐々に天井壁10に近づいた後、水平延在部20a内に侵入する。こうして、ディスクガイド38とローラアーム37とは、さらに互いに離れる。
【0122】
また、キャリッジシャーシ45の第2ピン51は、上方傾斜部25から拡大部26に侵入した後、第1ガイド溝23内から抜け出る。クランプアーム46の第2ピン51は、第2ガイド溝27内から抜け出る。こうして、キャリッジシャーシ45とクランプアーム46とは、互いに近づいた状態を維持される。
【0123】
さらに、ロックピン52はロック凹溝31から抜け出る。ロック部材44の第3ピン59は、ロックガイド溝30の交差延在部33内に侵入しているため、スライド部材7の記録媒体挿入口12に向かう移動によって、前記端部58を中心として回転される。そして、鉤部54からロックピン52が完全に抜け出て、鉤部54のロックピン52に対する係止が解除される。こうして、ロック部材44によるロックピン52の係止が解除されて、前記ロック部材44が図8に示すロック解除位置に変位する。
【0124】
ロック解除位置では、図8に示すように、ローラアーム37のピン43は、ガイド斜面22の記録媒体挿入口12から離れた端部に接触している。ディスクガイド38のピン43は、水平延在部20bの記録媒体挿入口12から離れた端部に位置している。こうして、ローラアーム37とディスクガイド38とは互いに離れる。アーム本体39が底壁9に平行となるとともに、ローラアーム37は底壁9の近傍に位置する。ガイド本体41が天井壁10と平行となるとともに、ディスクガイド38は天井壁10の近傍に位置する。また、図9中に点線で示す位置に回転されたストッパーアーム64は、ローラアーム37が底壁9の近傍に位置するとそのローラアーム37のアーム本体39に設けられた図示せぬ突出ピンにより係止される。すなわち、ストッパ突起74を搬送経路から退避した状態に保つ。そして、ストッパ突起74と大径CD2aとは接触しない状態になる。また、大径CD2aとセンタリングアーム62の突出ピン68とが接触しない状態になり、上記した解除位置に回転されたセンタリングアーム62は、コイルばねの付勢力により係合位置に変位される。このとき、鉤部73と係合突起69とは係合していない。
【0125】
また、ロック解除位置では、図8に示すように、キャリッジシャーシ45の第2ピン51は第1ガイド溝23から抜け出ている。クランプアーム46の第2ピン51は、第2ガイド溝27から抜け出ている。ロックピン52は、ロック凹溝31から抜け出ている。ロック部材44の第3ピン59は、ロックガイド溝30の交差延在部33に位置している。
【0126】
ロック部材44のロックピン52への係止が解除されているため、クランプ再生ユニット5は前述した図示しないダンパとコイルばねによって、機器本体3に対し移動自在となっている。この状態で、前記記録媒体再生装置1は、大径CD2aに記録された情報を取り出して、該情報を音声として出力する。
【0127】
図7に示すクランプ再生ユニット5が大径CD2aをクランプした状態から図8に示すロック解除位置に変位する際に、ロック部材44は端部58を中心として徐々に回転する。そして、ロックピン52が徐々にロック凹溝31内から徐々に抜け出るとともに、ロック部材44のロックピン52に対する係止が徐々に解除される。さらに、ローラアーム37とディスクガイド38とが大径CD2aから徐々に離れる。
【0128】
また、前記ロック部材44がロック位置からロック解除位置に向かって変位する最中には、ロックピン52は、拡大部36と鉤部54等で囲まれた領域内を移動自在となる。前記ロック部材44がロック位置からロック解除位置に向かって変位する最中には、ロック部材44が端部58を中心として回転するので、拡大部36と鉤部54等で囲まれた領域が徐々に拡大する。
【0129】
さらに、前記ロック部材44がロック位置からロック解除位置に向かって変位する最中には、スライド部材7が記録媒体挿入口12に向かって移動するため、第2ピンは、第1および第2ガイド溝23,27から徐々に抜け出る。第1および第2ガイド溝23,27から抜け出る最中には、第2ピン51は、拡大部26,29内を移動自在となる。このため、第1および第2ガイド溝23,27から抜け出る最中には、第2ピン51の移動自在となる領域が徐々に拡大する。
【0130】
このため、前記ロック部材44がロック位置からロック解除位置に向かって変位する最中には、機器本体3に対するクランプ再生ユニット5が移動自在となる領域が徐々に拡大する。しかしながら、前述したスライド部材7などは、前記ロック部材44などの変位によって移動自在となったクランプ再生ユニット5にクランプされた大径CD2aが搬送ユニット4のローラアーム37とディスクガイド38などに接触できないように、ロック部材44を変位させる。
【0131】
こうして、本実施形態の記録媒体再生装置1は、クランプ再生ユニット5が大径CD2aをクランプすると、搬送ユニット4のローラアーム37とディスクガイド38とが大径CD2aから徐々に離れるとともに、ロック部材44のロックが徐々に解除される。ロック部材44がロック解除位置に変位すると、クランプ再生ユニット5が大径CD2aに記録された情報を読み出すことが可能となる。
【0132】
前記記録媒体再生装置1は、大径CD2aの再生などが終了して、該大径CD2aを機器本体3内から排出する際には、モータ13が、先ほどとは逆方向に例えば逆転駆動して、スライド部材7を記録媒体挿入口12から離す方向に移動させる。
【0133】
すると、ロック部材44が、ロック解除位置からロック位置に向かって徐々に回転して、クランプ再生ユニット5が機器本体3に対し移動できる範囲が徐々に狭くなる。ローラアーム37とディスクガイド38とが徐々に互いに近づく。ローラアーム37のローラ40とディスクガイド38との間に大径CD2aを挟むと、キャリッジシャーシ45とクランプアーム46とが大径CD2aから離れる。クランプ再生ユニット5のクランプが解除される。ローラ40の回転によって、大径CD2aが記録媒体挿入口12を通して機器本体3外に排出される。
【0134】
ローラアーム37のローラ40が大径CD2aを挟む位置に移動すると、ストッパーアーム64の係止状態が解除され、そのストッパーアーム64は、ねじりばねの付勢力により図9中の実線で示す位置に向かって回転する。すると、ローラ40の回転により機器本体3外に向かって搬送されている大径CD2aにストッパ突起74が接触する。大径CD2aが更に機器本体3外に向って搬送されると、センタリングアーム62の突出ピン68に接触して、センタリングアーム62を解除位置に変位させる。このとき、鉤部73と係合突起69とは係合されていないので、センタリングアーム62は解除位置に変位可能となる。そして、大径CD2aが機器本体3外に完全に排出されると、突出ピン68と大径CD2aとの接触状態が解除され、センタリングアーム62がコイルばねの付勢力により係合位置に変位されるとともに、ストッパーアーム64が図9中の実線で示す位置に変位され、鉤部73内に係合突起69が侵入する。こうして、再び、鉤部73と係合突起69とが係合する。
【0135】
このように、大径CD2aを機器本体3外に排出するときも、ストッパーアーム64のストッパ突起74を搬送経路から退避した状態としているので、大径CD2aの排出を妨げない。
【0136】
前記記録媒体挿入口12を通して機器本体3内に小径CD2bを挿入すると、まず、小径CD2bは双方の突出ピン68に接触する。突出ピン68が互いに離れる方向にセンタリングアーム62が回転される。すると、リンク63の連結ピン71が円弧部66内に侵入した状態では、小径CD2bが双方の突出ピン68に同時に接触できないため、一方のセンタリングアーム62のアーム本体67が、前記解除位置に向かって回転されても、連結ピン71が円弧部66内に侵入したままとなる。このため、係合突起69と鉤部73との係合が解除されない。そして、前記小径CD2bは、前述した大径CD2aの場合と同様にして再生位置に向って搬送される。
【0137】
また、前記小径CD2bは、記録媒体挿入口12内において、図10に示すように、ストッパーアーム64寄りに挿入されることがある。このとき、小径CD2bは前記一方のセンタリングアーム62の突出ピン68のみに接触する。前記一方のセンタリングアーム62のアーム本体67が、前記解除位置に向かって回転されても、連結ピン71が円弧部66内に侵入した状態では小径CD2bが双方の突出ピン68に同時に接触できないため、連結ピン71が円弧部66内に侵入する。そして、係合突起69と鉤部73との係合が解除されない。
【0138】
このため、小径CD2bを再生位置に向かって搬送する際に、前記一方のセンタリングアーム62のアーム本体67が係合位置に保たれることとなる。そして、図11に示すように、小径CD2bがストッパ突起74に接触しても、ストッパーアーム64の回転が規制されているため、小径CD2bが搬送経路から外れることなく、再生位置に向かって搬送される。
【0139】
前記小径CD2bを機器本体3内から排出する際には、前述した大径CD2aと同様に排出する。また、排出される際に記録媒体挿入口12の近傍に障害物がおかれていたとしても、前記係合突起69と鉤部73との係合が解除されていないため、小径CD2bは、図11に示すように、一方のセンタリングアーム62の突出ピン68とストッパ突起74とに支持される。そして、小径CD2bは、前記搬送経路を外れて機器本体3の奥に侵入することが防止される。
【0140】
このように、一対のセンタリングアーム62は、CD2a,2bを記録媒体挿入口12から前記再生位置に案内するとともに、前記再生位置から記録媒体挿入口12に案内する。また、リンク63は、一対のセンタリングアーム62のうちいずれか一方のセンタリングアーム62の突出ピン68が他方のセンタリングアーム62の突出ピン68から離れる方向に押されると、係合突起69と鉤部73との係合が解除させないように前記一対のセンタリングアーム62が前記機器本体3に対し変位することを規制する。
【0141】
さらに、リンク63は、前記一対のセンタリングアーム62の両方の突出ピン68が互いに離れる方向に押されると、前記係合突起69と前記鉤部73との係合が解除するまで前記一対のセンタリングアーム62が前記機器本体3に対し変位することを許容する。すなわち、係合突起69と鉤部73との係合が解除することを許容する。
【0142】
本実施形態によれば、小径CD2bを搬送する際に、リンク63はストッパーアーム64を搬送経路内に位置付ける。また、ストッパーアーム64が一方のセンタリングアーム62に係合したままとなる。このため、ストッパーアーム64の機器本体3に対する変位が規制される。したがって、ストッパーアーム64が、小径CD2bが搬送経路から外れることを確実に防止する。したがって、CD2a,2bが搬送経路から外れることを確実に防止できる。
【0143】
また、大径CD2aを搬送する際には、ストッパーアーム64と一方のセンタリングアーム62との係合が解除される。このため、ストッパーアーム64の機器本体3に対する変位が許容される。したがって、ストッパーアーム64は、大径CD2aの搬送動作を妨げることがない。
【0144】
ストッパーアーム64の鉤部73は、搬入方向に沿って一方のセンタリングアーム62の係合突起69に係合する。また、センタリングアーム62は、アーム本体67の両端部67a,67bが互いに接離するように機器本体3に回転自在に支持されている。さらに、CD2a,2bが機器本体3内に挿入される際に、突出ピン68が互いに離れる方向にセンタリングアーム62が回転される。
【0145】
まず、大径CD2aが機器本体3内に挿入される際には、突出ピン68が互いに離れる方向に、センタリングアーム62が回転される。そして、係合突起69が機器本体3の内側に向かって移動しながら他方のセンタリングアーム62に近づくこととなる。すると、係合突起69が鉤部73内から抜け出る。
【0146】
このため、大径CD2aが機器本体3内に搬送される際に、ストッパーアーム64と一方のセンタリングアーム62との係合を確実に解除できる。このため、ストッパーアーム64を機器本体3に対し確実に回転自在にできる。したがって、大径CD2aの搬送動作を、ストッパーアーム64などが妨げることがない。
【0147】
いずれか一方のセンタリングアーム62の突出ピン68が他方のセンタリングアーム62から離れる方向に押されると、連結ピン71が円弧部66内に侵入して、係合突起69と鉤部73とが係合したままとなる。このため、小径CD2bを搬送する際には、係合突起69と鉤部73とが係合したままとなる。このため、ストッパーアーム64の機器本体3に対する変位を確実に規制できる。したがって、ストッパーアーム64は、小径CD2bが搬送経路から外れることをより確実に防止できる。したがって、CD2a,2bが搬送経路から外れることを確実に防止できる。
【0148】
また、双方のセンタリングアーム62の突出ピン68が互いに離れる方向に押されると、係合突起69と鉤部73との係合が解除される。このため、大径CD2aを搬送する際には、係合突起69と鉤部73との係合が確実に解除される。このため、大径CD2aを挿入する際には、ストッパーアーム64を機器本体3に対し確実に回転自在にできる。したがって、ストッパーアーム64は、大径CD2aの搬送動作をより確実に妨げることがない。
【0149】
搬送ユニット4のローラアーム37とディスクガイド38がCD2a,2bから離れる間に、ロック部材44などがロック位置からロック解除位置に向かって徐々に移動する。したがって、機器本体3内にCD2a,2bを挿入してから該CD2a,2bに記録された情報を読み出すまでにかかる時間を短縮できる。
【0150】
次に、本発明の第2の実施形態にかかる記録媒体再生装置1を図13ないし図16を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。本実施形態では、ディスクセンタリング機構60は、一方のセンタリングアーム62に係合突起69を設けていないとともに、ストッパーアーム64に鉤部73を設けていない。このため、本実施形態では、センタリングアーム62とストッパーアーム64とは係合していない。
【0151】
また、本実施形態では、ストッパーアーム64は、図13に示すように、棒状に形成されかつクランプアーム46のアーム本体49に回転自在に支持されている。ストッパーアーム64は、クランプアーム46に回転自在に支持されることで、シャーシ8即ち機器本体3に対し回転自在に支持されている。
【0152】
ストッパーアーム64は、周壁11寄りのクランプアーム46のアーム本体49の端部に設けられている。ストッパーアーム64は、図13に示す一端部80が前記搬送経路内の位置と、図16に示す前記一端部80が搬送経路外の位置とに亘って、他端部81が回転自在(変位自在)に支持されている。ストッパーアーム64は、付勢手段としてのねじりばね82によって、図13に示すように一端部80が搬送経路内に位置するように付勢されている。
【0153】
小径CD2bが機器本体3内に挿入される際に、この小径CD2bが記録媒体挿入口12のストッパーアーム64寄りに挿入されると、小径CD2bがストッパーアーム64の一端部80に接触する。このとき、図14に示すように、小径CD2bとストッパーアーム64との接触箇所Sbにおいて、ストッパーアーム64の一端部80と他端部81とを結んで形成される線分L(図14中に一点鎖線で示す)が、小径CD2bの法線Mb(図14中に二点鎖線で示す)より、搬送方向Kに沿って機器本体3の奥側に位置する。
【0154】
小径CD2bが機器本体3内に搬送される際に、ストッパーアーム64に与える力は、前記法線Mbに沿う。このため、ストッパーアーム64は、他端部81を中心として図14中の矢印Nbに沿って回転されようとして、一端部80が搬送経路内に位置したままとなる。そして、小径CD2bは、搬送経路から外れることなく、再生位置に搬送される。
【0155】
また、大径CD2aが機器本体3内に挿入される際に、この大径CD2aが記録媒体挿入口12のストッパーアーム64の一端部80に接触する。このとき、図15に示すように、大径CD2aとストッパーアーム64との接触箇所Saにおいて、ストッパーアーム64の一端部80と他端部81とを結んで形成される線分L(図15中に一点鎖線で示す)が、大径CD2aの法線Ma(図15中に二点鎖線で示す)より、搬送方向Kに沿って記録媒体挿入口12寄りに位置する。
【0156】
大径CD2aが機器本体3内に搬送される際に、ストッパーアーム64に与える力は、前記法線Maに沿う。このため、ストッパーアーム64は、他端部81を中心として図14中の矢印Naに沿って回転されようとして、一端部80が搬送経路から外れる方向に回転される。そして、ストッパーアーム64によって妨げられることなく、大径CD2aは、図16に示すように、再生位置に搬送される。
【0157】
このように、本実施形態のストッパーアーム64は、小径CD2bが機器本体3内に搬送される際には、一端部80が搬送経路に位置した状態に保たれる。また、本実施形態のストッパーアーム64は、大径CD2aが機器本体3内に搬送される際には、一端部80が搬送経路から外れる方向に回転され、その一端部80は、搬送経路外に位置付けられる。
【0158】
本実施形態によれば、小径CD2bを搬送する際には、一端部80が搬送経路内に位置した状態でストッパーアーム64の変位が規制される。したがって、ストッパーアーム64の一端部80は、搬送経路内に位置付けられる。ストッパーアーム64は、小径CD2bが搬送経路から外れることを確実に防止する。したがって、CD2a,2bが搬送経路から外れることを確実に防止できる。
【0159】
また、大径CD2aを搬送する際には、ストッパーアーム64の回転が許容されて、一端部80が搬送経路外に位置付けられる。したがって、ストッパーアーム64は、大径CD2aの搬送動作を妨げることがない。
【0160】
大径CD2aが機器本体3内に挿入される際に、線分Lが前記大径CD2aの法線Maより記録媒体挿入口12寄りに位置している。このため、大径CD2aが機器本体3内に搬送される動作に伴って、一端部80が大径CD2aによって押されると、一端部80が搬送経路から外れる方向に、ストッパーアーム64が確実に回転する。したがって、大径CD2aが機器本体3内に搬送される際には、一端部80が搬送経路から外れる。したがって、ストッパーアーム64は、大径CD2aの搬送動作を妨げることがない。
【0161】
さらに、小径CD2bが機器本体3内に挿入される際に、線分Lが、小径CD2bの法線Mbより機器本体3の奥側に位置している。このため、小径CD2bが機器本体3内に搬送される動作に伴って、一端部80が小径CD2bによって押されても、一端部80が搬送経路から外れる方向にストッパーアーム64が回転しない。
【0162】
したがって、小径CD2bが機器本体3内に搬送される際には、ストッパーアーム64の一端部80が搬送経路内に位置付けられる。したがって、ストッパーアーム64は、小径CD2bが搬送経路から外れることを確実に防止する。したがって、CD2a,2bが搬送経路から外れることを確実に防止できる。
【0163】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、小径ディスク形記録媒体を搬送する際には、規制手段は阻止手段の変位を規制して搬送経路内に位置付ける。したがって、阻止手段は、小径ディスク形記録媒体が搬送経路から外れることを確実に防止する。したがって、記録媒体が搬送経路から外れることを確実に防止できる。
【0164】
小径ディスク形記録媒体を搬送する際には、ストッパーアームが一方のセンタリングアームに係合したままその変位が規制される。このため、ストッパーアームは、小径ディスク形記録媒体が搬送経路から外れることを確実に防止する。また、大径ディスク形記録媒体を搬送する際には、ストッパーアームと一方のセンタリングアームとの係合が解除される。したがって、ストッパーアームは、小径ディスク形記録媒体が搬送経路から外れることを確実に防止することにくわえ、大径ディスク形記録媒体の搬送動作を妨げない。
【0165】
請求項2に記載の本発明は、ストッパーアームの鉤部は、ディスク形記録媒体の搬入方向に沿って、一方のセンタリングアームの係合突起に係合する。また、センタリングアームは、アーム本体の両端部が互いに接離するように機器本体に回転自在に支持されている。さらに、ディスク形記録媒体が機器本体内に挿入される際に、突出ピンが互いに離れる方向にセンタリングアームが回転される。
【0166】
まず、大径ディスク形記録媒体が機器本体内に挿入される際には、突出ピンが互いに離れる方向に、センタリングアームが回転される。そして、係合突起が機器本体の内側に向かって移動しながら他方のセンタリングアームに近づくこととなる。すると、係合突起が鉤部内から抜け出る。
【0167】
このため、大径ディスク形記録媒体を搬送する際に、ストッパーアームと一方のセンタリングアームとの係合を確実に解除できる。このため、ストッパーアームの機器本体に対する変位を確実に許容できる。したがって、記録媒体が搬送経路から外れることを防止できることにくわえ、大径ディスク形記録媒体の搬送動作を妨げない。
【0168】
請求項3に記載の本発明は、いずれか一方のセンタリングアームの突出ピンが他方のセンタリングアームから離れる方向に押されると、係合突起と鉤部とが係合したままとなる。このため、小径ディスク形記録媒体を搬送する際には、係合突起と鉤部とが係合したままとなる。このため、ストッパーアームの機器本体に対する変位を確実に規制できる。したがって、ストッパーアームによって小径ディスク形記録媒体が搬送経路から外れることをより確実に防止できる。したがって、記録媒体が搬送経路から外れることを確実に防止できる。
【0169】
また、双方のセンタリングアームの突出ピンが互いに離れる方向に押されると、係合突起と鉤部との係合が解除される。このため、大径ディスク形記録媒体を機器本体内に挿入する際には、係合突起と鉤部との係合が解除される。このため、ストッパーアームの機器本体に対する変位が許容される。したがって、ストッパーアームは、大径ディスク形記録媒体の搬送動作をより確実に妨げない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる記録媒体再生装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示された記録媒体再生装置の機器本体を示す斜視図である。
【図3】図1に示された記録媒体再生装置の機器本体を他の方向からみた斜視図である。
【図4】図1に示された記録媒体再生装置のスライド部材などを示す正面図である。
【図5】図1に示された記録媒体再生装置のクランプ再生ユニットの側面図である。
【図6】図1に示された記録媒体再生装置のCDが挿入されていない状態を側方からみた説明図である。
【図7】図1に示された記録媒体再生装置のクランプ再生ユニットがCDをクランプした状態を側方からみた説明図である。
【図8】図1に示された記録媒体再生装置のロック部材などがロック解除位置に変位した状態を側方からみた説明図である。
【図9】図1に示された記録媒体再生装置のディスクセンタリング機構などを示す平面図である。
【図10】図9に示されたディスクセンタリング機構の一対のセンタリングアーム間に小径CDが挿入された状態を示す平面図である。
【図11】図10に示された一対のセンタリングアーム間に挿入された小径CDがストッパーアームのストッパ突起に接触した状態を示す平面図である。
【図12】図9に示されたディスクセンタリング機構の一対のセンタリングアーム間に大径CDが挿入された状態を示す平面図である。
【図13】本発明の第2の実施形態にかかる記録媒体再生装置のディスクセンタリング機構などを示す平面図である。
【図14】図13に示されたディスクセンタリング機構の一対のセンタリングアーム間に小径CDが挿入された状態を示す平面図である。
【図15】図13に示されたディスクセンタリング機構の一対のセンタリングアーム間に大径CDが挿入された状態を示す平面図である。
【図16】図13に示された記録媒体再生装置内に大径CDが収容された状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 記録媒体再生装置
2a 大径CD(大径ディスク形記録媒体)
2b 小径CD(小径ディスク形記録媒体)
3 機器本体
4 搬送ユニット(搬送手段)
62 センタリングアーム(案内手段)
63 リンク(規制手段)
64 ストッパーアーム(阻止手段)
67 アーム本体
67a 一端部
67b 他端部
68 突出ピン
69 係合突起
72 第2アーム本体
73 鉤部
75 突出部
76 延在部
80 一端部
81 他端部
L 一端部と他端部とを結ぶ線分
Ma 大径CDの法線(大径ディスク形記録媒体の法線)
Mb 小径CDの法線(小径ディスク形記録媒体の法線)
Claims (3)
- 互いに外径の異なる大径ディスク形記録媒体と小径ディスク形記録媒体とを機器本体内の再生位置に位置させて、これらのディスク形記録媒体に記録された情報を読み出す記録媒体再生装置において、
前記大径ディスク形記録媒体と前記小径ディスク形記録媒体とを前記機器本体に設けられた記録媒体挿入口から前記再生位置に至る搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
前記機器本体に変位自在に設けられ、前記ディスク形記録媒体を前記搬送経路に沿って前記再生位置に案内する案内手段と、
前記機器本体に変位自在に設けられ、小径ディスク形記録媒体が前記搬送経路から外れることを阻止する阻止手段と、
前記大径ディスク形記録媒体が搬送される際には前記搬送経路外に変位自在にするとともに、前記小径ディスク形記録媒体が搬送される際には前記搬送経路内に位置付けるように前記阻止手段の変位を規制する規制手段と、を備えているとともに、
前記案内手段は、一対のセンタリングアームを備え、
前記阻止手段は、前記一対のセンタリングアームのうちの一方のセンタリングアームに係脱自在であるとともに前記一方のセンタリングアームに係合した際に前記小径ディスク形記録媒体が前記搬送経路から外れることを阻止するストッパーアームを備え、
前記規制手段は、前記大径ディスク形記録媒体が搬送されると前記一方のセンタリングアームと前記ストッパーアームとの係合を解除して前記ストッパーアームを前記搬送経路外に変位自在にするとともに、前記小径ディスク形記録媒体が搬送されると、前記一方のセンタリングアームと前記ストッパーアームとの係合を維持して前記ストッパーアームの変位を規制することを特徴とする記録媒体再生装置。 - 前記一対のセンタリングアームは、
両端部が接離自在となるように前記機器本体に回転自在に支持されたアーム本体と、
前記アーム本体の一端部に設けられ、前記機器本体に挿入される大径ディスク形記録媒体と小径ディスク形記録媒体との双方に接触可能な突出ピンと、を備え、
前記一方のセンタリングアームは、
前記アーム本体の他端部に設けられた係合突起を備え、
前記ストッパーアームは、
前記機器本体に回転自在に支持された第2アーム本体と、
前記第2アーム本体に設けられた鉤部と、を備え、
前記鉤部は、前記記録媒体挿入口から前記再生位置に向かうディスク形記録媒体の搬入方向に沿って前記係合突起に係合することを特徴とする請求項1記載の記録媒体再生装置。 - 前記規制手段は、
前記一対のセンタリングアームを連動させるリンクを備え、
前記リンクは、
前記一対のセンタリングアームのうちのいずれか一方のセンタリングアームの突出ピンが他方のセンタリングアームの突出ピンから離れる方向に押される際に、前記係合突起と前記鉤部との係合を維持して前記ストッパーアームの変位を規制するとともに、
前記一対のセンタリングアームの両方の突出ピンが互いに離れる方向に押される際に、前記係合突起と前記鉤部との係合を解除して前記ストッパーアームの変位を許容することを特徴とする請求項2記載の記録媒体再生装置。
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