JP4169617B2 - 捻り開封式包装箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、捻ると開封でき、再封緘も可能な包装箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、下記非特許文献1には、図7に示すように、各一対の側壁53及び端壁54にジッパ形の切目線を入れて箱の全周に亘る引裂帯55を形成し、この引裂帯55の切り取りに伴い、身51と蓋52に分離して開封し、また、図8に示すように、端壁54に入れた斜めの罫線56沿いに身51の開口部を絞ると、身51に蓋52を被せて再封緘できるようにした包装箱が記載されている。
【0003】
【非特許文献1】
特許庁公報 周知・慣用技術集(包装産業)、昭和53年12月20日発行、p.294
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような包装箱では、引裂帯55を箱の全周に亘って切り取らなければ開封できず、再封緘した状態で、箱を持ち運ぼうとして蓋52を持ち上げると、身51から蓋52が抜けてしまうという問題がある。
【0005】
そこで、この発明は、開封が簡単で、確実に再封緘できる包装箱を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明に係る包装箱は、各一対の側壁及び端壁並びに底壁を備えた身と、各一対の蓋側板及び蓋端板並びに天壁を備えた蓋とから構成し、蓋側板の下縁から延出した折込板に、側壁の上縁から延出した係止片を切り込ませ、係止片と折込板との境界を繋部付きの切目線とし、折込板を係止片と共に側壁と蓋側板の間に折り込み、蓋側板及び蓋端板をそれぞれ側壁及び端壁の外側に重ねて身に蓋を被せたのである。
【0007】
この包装箱を最初に開封する際には、身に対して蓋を捻ると、係止片と折込板との境界をなす切目線の繋部が切れて、蓋を開くことができる。
【0008】
また、再封緘する際には、身の開口部を絞り、蓋を身に被せると、係止片が折込板の端縁に係合して、蓋が身にロックされ、確実に再封緘することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0010】
図1に示すように、この包装箱のブランクは、身1と蓋2の部分から成り、身1の部分では、各一対の側壁3及び端壁4が交互に連設され、一方の側壁3の外側縁には継代5が、側壁3の下縁には底板6が、端壁4の下縁には底片7がそれぞれ連設されている。
【0011】
蓋2の部分では、各一対の蓋側板8及び蓋端板9が交互に連設され、一方の蓋側板8の外側縁には継代10が、蓋側板8の上縁には蓋板11が、蓋端板9の上縁には蓋片12がそれぞれ連設されている。
【0012】
蓋側板8の下縁から延出した折込板13には、側壁3の上縁から延出した係止片14が切り込まれ、係止片14と折込板13との境界は、繋部15付きの切目線16とされている。
【0013】
端壁4の上部には、上方へかけて内側へ傾斜する罫線17と、その下端を繋ぐ弧状の罫線18とが入れられ、側壁3の上部には、上方へかけて内側へ傾斜する罫線19が入れられている。
【0014】
このようなブランクを組み立てるには、図2及び図3に示すように、折込板13を係止片14と共に側壁3と蓋側板8の間に折り込み、折込板13を蓋側板8の裏面に貼り合わせ、各一対の側壁3及び端壁4と、各一対の蓋側板8及び蓋端板9とを角筒状に折り曲げ、継代5,10を介して接合する。
【0015】
次いで、底片7を内側へ折り曲げ、底板6同士を貼り合わせて底壁20を形成し、箱内に商品を収納して、蓋片12を内側へ折り曲げ、蓋板11同士を貼り合わせて天壁21を形成する。
【0016】
このように商品を包装した状態では、蓋側板8及び蓋端板9がそれぞれ側壁3及び端壁4の外側に重なり、折込片13と係止片14とが繋がった状態で、身1に蓋2が被せられて封緘されているので、商品の抜き取り等が防止される。
【0017】
そして、この包装箱を開封する際には、身1に対して蓋2を捻ると、係止片14と折込板13との境界をなす切目線16の繋部15が切れて、図4に示すように、蓋2を開くことができる。
【0018】
一方、この包装箱を再封緘する際には、身1の開口部を罫線17,18,19沿いに絞り、蓋2を身1に被せると、折目の反発でやや外側に迫り出した係止片14が折込板13の端縁に係合して、図5及び図6に示すように、蓋2が身1にロックされ、確実に再封緘することができる。
【0019】
そしてまた、この再封緘状態から蓋2を開ける際には、最初の開封と同様に、身1に対して蓋2を捻るだけで、係止片14と折込板13の係合が外れるので、蓋2を簡単に開くことができる。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る包装箱は、身の側壁から延出した係止片と蓋の折込板との境界を、繋部付きの切目線としたので、身に対して蓋を捻るだけで、切目線の繋部が切れて、蓋を開くことができ、蓋を身に被せると、係止片が折込板の端縁に係合して、蓋が身にロックされ、確実に再封緘することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る包装箱のブランクを示す図
【図2】同上の初期封緘状態を示す斜視図
【図3】同上の縦断側面図
【図4】同上の開封状態を示す斜視図
【図5】同上の再封緘状態を示す斜視図
【図6】同上の縦断側面図
【図7】従来の包装箱を示す斜視図
【図8】同上の再封緘状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 身
2 蓋
3 側壁
4 端壁
8 蓋側板
9 蓋端板
13 折込板
14 係止片
15 繋部
16 切目線
20 底壁
21 天壁
Claims (1)
- 各一対の側壁3及び端壁4並びに底壁20を備えた身1と、各一対の蓋側板8及び蓋端板9並びに天壁21を備えた蓋2とから成り、蓋側板8の下縁から延出した折込板13に、側壁3の上縁から延出した係止片14を切り込ませ、係止片14と折込板13との境界を繋部15付きの切目線16とし、端壁4に、両側壁3との境界から上方へかけて内側へ傾斜する罫線17と、その下端を繋ぐ罫線18とを入れ、側壁3に、両端壁4との境界から上方へかけて内側へ傾斜する罫線19を入れて、折込板13を係止片14と共に側壁3と蓋側板8の間に折り込み、蓋側板8及び蓋端板9をそれぞれ側壁3及び端壁4の外側に重ねて身1に蓋2を被せた捻り開封式包装箱。
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JP2003077655A JP4169617B2 (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 捻り開封式包装箱 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003077655A JP4169617B2 (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 捻り開封式包装箱 |
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JP4169617B2 true JP4169617B2 (ja) | 2008-10-22 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2003077655A Expired - Fee Related JP4169617B2 (ja) | 2003-03-20 | 2003-03-20 | 捻り開封式包装箱 |
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JP (1) | JP4169617B2 (ja) |
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2003
- 2003-03-20 JP JP2003077655A patent/JP4169617B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2004284621A (ja) | 2004-10-14 |
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