JP3753867B2 - 袋容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、袋容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、日用品関係では、パウチと称される詰め替え用の袋容器等が盛んに使用されるようになってきている。この種の袋容器は、用済み後に、巻き、曲げ、折り畳み等により小さくして廃棄することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、収容物に相応した物性、機械的強度等を確保する必要から、ラミネート・シート等で形成されているため、多くのものは曲げ、折り等に対してかなりの弾性復元力を有している。
したがって、折角、巻き、曲げ、折り畳み等しても、その状態を維持させることが難しく、未だ多くのものが元のままの姿で廃棄されている現状である。
そこで、本発明は、用済み後に、巻き、曲げ、折り畳み等して小さくした状態を簡単に維持確保できるようにして、そのような問題点を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、袋容器に係る請求項1の発明は、長方形状の2枚のシート6を重ねて周縁部2で接合して袋容器本体1を形成し、その周縁部2のうち上記長方形の一辺に対応する部分を、切り離し可能な帯片3に形成し、該帯片にスリット4を設けた袋容器において、上記スリット4を帯片3の両端部にそれぞれ穿設して、該帯片3を切離した袋容器本体1を棒状に巻き或いは折り畳んだものの両端部を、上記スリット4内へ差し込むことが可能に設けた。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1の袋容器にあって、上記帯片3を、袋容器本体1の周縁部2のうち、切り離すことで注出口5を開口させる閉口部分2aにて形成して成る。
【0006】
請求項3の発明は、請求項1の袋容器にあって、上記帯片3を、袋容器本体1の周縁部2のうちの側縁部分2bに、該側縁長手方向に延びる破断線7を穿設することにより切り離し可能に設けた。
【0008】
【発明の実施の形態】
その1.
図1、図2は、袋容器の発明に係る第 1 の実施の形態を示している。図1に示すように、この袋容器は、ラミネート・シート等の2枚の縦長長方形のシート6を重ね、かつ、周縁部2で超音波溶着その他の適宜接合手段により接合一体化させて密閉状に形成した袋容器本体1において、その周縁部2のうち、切り離すことで注出口5(袋容器本体1の上部)を開口させる閉口部分2a(上縁部分)にて切り離し可能な帯片3を形成し、該帯片の両端部にそれぞれ帯片方向の適長のスリット4を形成している。なお、周縁部2の一部は内容物を充填した後に接合させるものとする。
【0009】
かかる構成であるから、内容物を注出するときは、従来同様、周縁部2のうちの注出口閉口部分2aすなわち帯片3を切り離して、注出口5を開口させ、内容物を注出すればよい。
注出後には、その袋容器本体1をゴミとして廃棄することとなるが、この際は、例えば、図2に示すように、袋容器本体1を巻き、曲げ、折り畳み等して、両端部を帯片3の両スリット4に各々差し込みする。これにより、その巻き、曲げ、折り畳み等して小さくした状態を維持確保できるので、その状態でゴミとして廃棄すればよい。
【0010】
その2.
図3、図4は、袋容器の発明に係る第2の実施の形態を示している。図3に示すように、この袋容器は、ラミネート・シート等の2枚の縦長長方形のシート6を重ね、かつ、周縁部2で超音波溶着その他の適宜接合手段により接合一体化させて密閉状に形成した袋容器本体1において、その周縁部2のうちの一側縁部分2bに切り離し可能に帯片3を付設し、該帯片の上端部と下端部に帯片方向の適長のスリット4を形成している。図3において、7の点線は、帯片3を鋏等で切り離す切断線を示しているが、破断が容易に可能であればミシン目等の破断線であってもよい。なお、周縁部2の一部を内容物充填後に接合させることは、その1.の場合と同じである。
【0011】
如上の構成であり、内容物を注出するときは、袋容器本体1の周縁部2における閉口部分2a(上縁部分)を切り除くことで注出口5(袋容器本体1の上部)を開口させ、該注出口から内容物を注出すればよい。
注出後の廃棄に当たっては、帯片3を袋容器本体1から切り離し、その1.の場合と同様、図4に示すように、袋容器本体1を巻き、曲げ、折り畳み等して、両端部を帯片3の両スリット4に各々差し込みする。これにより、その巻き、曲げ、折り畳み等して小さくした状態を維持確保できるので、その状態でゴミとして廃棄すればよい。
【0012】
その3.
図5、図6は、袋容器の発明に係る第3の実施の形態を示している。図5に示すように、この袋容器は、縦長長方形で、上辺から更に小さな突片を突出したラミネート・シート等の2枚のシート6を重ね、かつ、周縁部2で超音波溶着その他の適宜接合手段により接合一体化させて密閉状に形成した袋容器本体1において、袋容器本体1の周縁部2のうち、切り離ししない一側上隅の隅角近傍部分2cに上下方向にスリット4を形成して成る。なお、スリット4は、上記隅角近傍部分2cに限るものではなく、隅角部分であってもよい。
【0013】
如上の構成であり、内容物を注出するときは、袋容器本体1の周縁部2における上方へ小さく突出する閉口部分2aを切り除くことで袋容器本体1の上端に小さな注出口5を開口させ、該注出口から内容物を注出すればよい。
注出後の廃棄に当たっては、そのままで図6−Aに示すように、スリット4の部分(一側上隅の隅角近傍部分2c)だけを残してその袋容器本体1を巻き、曲げ、折り畳み等して、スリットと反対側の末端部を、図6−Bに示すよに、スリット中に差し込みする。これにより、その巻き、曲げ、折り畳み等して小さくした状態を維持確保できるので、その状態でゴミとして廃棄すればよい。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、用済み後に、巻き、曲げ、折り畳み等した袋容器本体1を、該袋容器本体1から切り離した帯片3のスリット4又は切り離ししない周縁部2適所のスリット4へ挿入することにより、袋容器本体1に曲げ、折り等に対する弾性復元力があってもその巻き、曲げ、折り畳み等して小さくした状態を維持確保でき、この小さくした状態で廃棄することができる。また、構造並びに製作が簡単で、安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第 1 実施形態に係る袋容器の斜視図である。
【図2】 同実施の形態における廃棄時の状態を示す斜視図である。
【図3】 本発明の第 2 実施形態に係る袋容器の斜視図である。
【図4】 同実施の形態における廃棄時の状態を示す斜視図である。
【図5】 本発明の第3実施形態に係る袋容器の斜視図である。
【図6】 同実施の形態における廃棄時の状態(B)をこの状態に至る手順説明(A〜B)を含めて示す斜視図である。
【符号の説明】
1…袋容器本体 2…周縁部
2a…閉口部分 2b…側縁部分
2c…隅角近傍部分 3…帯片
4…スリット 5…注出口
6…シート 7…切断線
Claims (3)
- 長方形状の2枚のシート6を重ねて周縁部2で接合して袋容器本体1を形成し、その周縁部2のうち上記長方形の一辺に対応する部分を、切り離し可能な帯片3に形成し、該帯片にスリット4を設けた袋容器において、上記スリット4を帯片3の両端部にそれぞれ穿設して、該帯片3を切離した袋容器本体1を棒状に巻き或いは折り畳んだものの両端部を、上記スリット4内へ差し込むことが可能に設けたことを特徴とする、袋容器。
- 上記帯片3を、袋容器本体1の周縁部2のうち、切り離すことで注出口5を開口させる閉口部分2aにて形成した請求項1記載の袋容器。
- 上記帯片3を、袋容器本体1の周縁部2のうちの側縁部分2bに、該側縁長手方向に延びる破断線7を穿設することにより切り離し可能に設けた、請求項1記載の袋容器。
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Family Applications (1)
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JP21855998A Expired - Fee Related JP3753867B2 (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 袋容器 |
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- 1998-07-15 JP JP21855998A patent/JP3753867B2/ja not_active Expired - Fee Related
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