JP4167684B2 - 半導体集積回路装置とその製造方法及びそのテスト方法 - Google Patents

半導体集積回路装置とその製造方法及びそのテスト方法 Download PDF

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Description

この発明は半導体集積回路チップのパッド配置に関する。
半導体集積回路チップ内には集積回路が形成されており、その集積回路と外部とのやりとりは、チップ上に設けられたパッドと呼ばれる端子を介し、各種の電気信号により行われる。
現在の集積回路チップの設計においては、パッドが形成されるパッドエリアを特別に設け、パッドエリアを確保した後に、集積回路を構成する回路素子や回路ブロックが配置される回路エリア、および回路素子どうしや回路ブロック部分どうしを電気的に接続する配線が配置される配線エリアが確保されるようになっている。
近時、集積回路チップの機能の複雑化に伴って、回路エリアに比べて、チップ内に占める配線エリアの割合が増加してきた。その解決策として、配線の多層化が推進され、配線が数層にわたって形成されるようになってきた。これにより、配線エリアの増加に伴うチップ面積の増加は、抑制されている。
また、回路エリアにおいては、トランジスタなどの回路素子の微細化技術の進展、必要な回路素子数をより少なくする回路設計、より効率的な回路レイアウトの実現などにより、回路素子数の急速な伸びに比べ、回路エリアの増加は鈍化している。
また、パッドエリアにおいては、ボンディングマシンの高精度化が推進され、パッドサイズは、例えば100μm2 から60μm2 以下まで小さくなってきている。
図10(A)は、従来の半導体集積回路装置の平面図、図10(B)は図10(A)中のB−B線に沿う断面図である。
図10(A)に示すように、パッド110が配置されるパッドエリア102は、半導体基板(チップ)101の縁に沿って環状に設定され、回路エリア103は、環状のパッドエリア102の内側に設定されている。配線エリア(図示せず)は、パッドエリア102の中から回路エリア103の中にかけて設定される。
図10(B)に示すように、回路エリア103内の基板101には、集積回路を構成するための回路素子が形成される。同図では、回路素子として、PMOS121、NMOS122が示されている。PMOS121およびNMOS122は、第1層め層間絶縁膜131上に形成された、第1層配線141を介して互いに直列に接続され、CMOS型のインバータを構成している。このインバータは、出力回路である。第1層配線141は、第2層め層間絶縁膜132上に形成された、第2層配線142に接続されている。第2層配線142は、パッドエリア102まで延長され、ここで第3層め層間絶縁膜133上に形成された、第3層配線143に接続されている。第3層配線143は、基板101の端部に向かって延長されている。第3層配線143は、パッドエリア102において、第4層め層間絶縁膜134上に形成された、第4層配線144に接続されている。第4層配線144は、基板101の端部に向かって延長され、パッドエリア102において、第5層め層間絶縁膜145上に形成されたパッド110に接続されている。
このようにして、回路エリア103の基板101内に形成された出力回路は、パッドエリア102内の層間絶縁膜145上に形成されたパッド110に、チップ1の縁に向かって階段状に順次形成されたヴィアホール52〜55を介して接続されている。
しかし、パッド110のサイズが縮小されてきているとはいえ、近年の集積回路の高度機能化、各種機能集積の進展は加速度的である。現在、ボード上で構築されているようなコンピュータシステムまでもが、やがて1つの半導体チップの中に集積されようとしている(システムオンシリコン技術)。
このような状況では、1つの半導体チップに形成されるパッド110の数は、加速度に増加していく、と予想される。このため、パッド110のサイズの縮小のみによるパッドエリア102の面積の増加の抑制は、近く限界に達することが見込まれる。
公知文献としては、特許文献1〜5がある。
特開平 5−226404号公報 特開平 9−181184号公報 特開昭63− 79348号公報 特開平 5− 90328号公報 特開平 5− 29456号公報
上記のように、集積回路チップの高度機能化やシステムオンシリコン技術の進展により、パッドの数は、今後、加速度的に増加すると予想される。やがて、チップの面積を増加させる主たる要因が、回路エリアや配線エリアの面積増に代わり、パッドエリアの面積増となることが充分に考えられる。
この発明は、パッドの数が増加しても、チップ面積の増加を抑制し得る半導体集積回路装置とその製造方法及びそのテスト方法を提供する。
この発明の第1態様に係る半導体集積回路装置は、半導体集積回路装置を形成する表面の全面を集積回路の回路素子が形成される回路領域と隣接チップとの分離領域で形成し、前記回路領域の上方の全面をパッドの配置領域として使用可能とする構成とした半導体集積回路装置において、前記回路領域に入力回路を形成し、前記配置領域に前記入力回路と対応して電気信号を入力する入力パッドを配置し、前記入力回路上に、順次形成された複数の層間絶縁膜と、前記複数の層間絶縁膜に各々形成された内部配線層とで多層配線構造とし、前記回路領域に形成された入力回路と前記入力パッドを電気的に接続する内部配線層を具備し、前記複数の層間絶縁膜は、前記入力パッドと前記入力回路とを前記内部配線層各々を介して電気的に接続するための開孔部とを備え、最も上層の前記層間絶縁膜に形成される内部配線が、前記入力回路上の入力パッドに電気的に接続される事を特徴とする。
この発明の第2態様に係る半導体集積回路装置は、半導体集積回路装置を形成する表面の全面を集積回路の回路素子が形成される回路領域と隣接チップとの分離領域で形成し、前記回路領域の上方の全面をパッドの配置領域として使用可能とする構成とした半導体集積回路装置において、前記回路領域に出力回路を形成し、前記配置領域に前記出力回路と対応して電気信号を出力する出力パッドを配置し、前記出力回路上に、順次形成された複数の層間絶縁膜と、前記複数の層間絶縁膜に各々形成された内部配線層とで多層配線構造とし、前記回路領域に形成された出力回路と前記出力パッドを電気的に接続する内部配線層を具備し、前記複数の層間絶縁膜は、前記出力パッドと前記出力回路とを前記内部配線層各々を介して電気的に接続するための開孔部とを備え、最も上層の前記層間絶縁膜に形成される内部配線が、前記出力回路上の出力パッドに電気的に接続される事を特徴とする。
この発明の第3態様に係る半導体集積回路装置の製造方法は、半導体集積回路装置を形成する表面の全面を集積回路の回路素子が形成される回路領域と隣接チップとの分離領域で形成し、前記回路領域の上方の全面をパッドの配置領域として使用可能とする構成とした半導体集積回路装置の製造方法であって、前記回路領域に入力回路を形成し、前記配置領域に前記入力回路と対応して電気信号を入力する入力パッドを配置し、前記入力回路上に、順次形成された複数の層間絶縁膜と、前記複数の層間絶縁膜に各々形成された内部配線層とで多層配線構造とし、前記回路領域に形成された入力回路と前記入力パッドを電気的に接続する内部配線層を具備し、前記複数の層間絶縁膜は、前記入力パッドと前記入力回路とを前記内部配線層各々を介して電気的に接続するための開孔部とを備え、最も上層の前記層間絶縁膜に形成される内部配線が、前記入力回路上の入力パッドに電気的に接続される事を特徴とする。
この発明の第4態様に係るテスト方法は、第1、第2の態様に係る半導体集積回路装置をテストするテスト方法であって、CPUのテスト、DRAMのテスト、を同時に並列して行う。
この発明によれば、パッドの数が増加しても、チップ面積の増加を抑制し得る半導体集積回路装置とその製造方法及びそのテスト方法を提供できる。
また、この発明によれば、パッドの数が増加しても、チップ面積の増加を抑制し得る半導体集積回路装置の設計方法を提供できる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1(A)は、この発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路チップの平面図、図1(B)は、図1(A)に示すB−B線に沿う断面図である。
図1(A)、(B)に示すように、P型シリコン基板1の回路素子が形成される主要な表面は、全て回路エリア2とされている。基板1の主要な表面の上には、第1層め層間絶縁膜31〜第5層め層間絶縁膜35が順次形成されている。第1層め層間絶縁膜31と第2層め層間絶縁膜32との間には、第1層内部配線41-1が形成され、第2層め層間絶縁膜32と第3層め層間絶縁膜33との間には、第2層内部配線42-1が形成され、…、第4層め層間絶縁膜34と最も上層の第5層め層間絶縁膜35との間には第4層め内部配線44-1が形成されている。第5層め層間絶縁膜35の上には、感光性ポリイミド膜36を介してパッド10が形成されている。感光性ポリイミド膜36は、パッド10に図示せぬワイヤがボンディングされた時の衝撃を緩和する衝撃緩和材である。また、パッド10は、特に図1(A)に示すように、回路エリア2の上方にオーバーラップして形成されている。
図1(B)の断面には、回路素子として、PMOS21、NMOS22が示されている。第1層め層間絶縁膜31には、PMOS21のP型ドレイン領域に通じるコンタクトホール51-1、NMOS22のN型ドレイン領域に通じるコンタクトホール51-2が形成されている。PMOS21およびNMOS22のドレインは、これらコンタクトホール51-1、51-2を介し、第1層内部配線41-1によって互いに接続され、さらにPMOS21およびNMOS22のゲートは、図1(B)の断面には示されない箇所で互いに接続されて、CMOS型のインバータを構成している。このインバータは、出力回路である。図1(C)はこの出力回路の回路図である。第2層め層間絶縁膜32には、第1層内部配線41-1に通じるヴィアホール52-1が形成され、第2層内部配線42-1は、ヴィアホール52-1を介して第1層内部配線41-1に接続されている。第3層め層間絶縁膜33には、第2層内部配線42-1に通じるヴィアホール53-1が形成され、第3層内部配線43-1は、ヴィアホール53-1を介して第2層内部配線42-1に接続され、同様に、第4層め層間絶縁膜34には、第3層内部配線43-1に通じるヴィアホール54-1が形成され、第4層内部配線44-1は、ヴィアホール54-1を介して第3層内部配線43-1に接続されている。第5層め層間絶縁膜35および感光性ポリイミド膜36には、第4層内部配線44-1に通じるヴィアホール55-1が形成され、パッド10は、ヴィアホール55-1を介して第4層内部配線44-1に接続されている。このようにして、パッド10は、出力回路の出力ノード(第1層内部配線41-1)に電気的に接続される。
また、ヴィアホール52-1〜55-1は、出力回路内の回路素子、即ちPMOS21とNMOS22とを素子分離するために基板1に形成されたフィールド絶縁膜5の上方に、出力回路からパッド10に向かって垂直な方向に配置される。さらにパッド10は、PMOS21、NMOS22、出力回路の出力ノード(第1層内部配線41-1)の上方に、オーバーラップされる。これらにより、多層配線構造において、出力回路の出力ノード(第1層内部配線41-1)とパッド10とを最短距離で接続することができる。
さらに、ヴィアホール52-1〜55-1は、出力回路からパッド10に向かって垂直な方向に順次、互いに重なり合わないように千鳥状にずらされて形成されている。これにより、ヴィアホール53-1〜55-1を順次、内部配線42-1〜44-1それぞれの平坦な部分に形成でき、ヴィアホール53-1〜55-1内の埋め込み不良などの事情を解消でき、多層配線構造において、出力回路の出力ノード(第1層内部配線41-1)とパッド10との間の接続不良の発生を抑制することができる。
また、図1(B)、(C)には出力回路の例を示したが、入力回路においても、この発明は適用される。
図2(A)は入力回路の断面図である。
図2(A)に示すように、PMOS24、NMOS25が示されている。第1層め層間絶縁膜31にはPMOS24のゲートに通じるコンタクトホール51-3、NMOS25のゲートに通じるコンタクトホール51-4が形成されている。PMOS24およびNMOS25のゲートは、第1層め層間絶縁膜31に形成されたコンタクトホール51-1、51-2を介し、第1層内部配線41-2によって互いに接続されている。また、PMOS24およびNMOS25のドレインは、第1層め層間絶縁膜31に形成されたコンタクトホール51-5、51-6を介し、第1層内部配線41-3によって互いに接続されている。これにより、入力回路である、CMOS型のインバータを構成している。図2(C)はこの入力回路の回路図である。第2層め層間絶縁膜32には、第1層内部配線41-2に通じるヴィアホール52-2が形成され、第2層内部配線42-2は、ヴィアホール52-2を介して第1層内部配線41-2に接続されている。第3層め層間絶縁膜33には、第2層内部配線42-2に通じるヴィアホール53-2が形成され、第3層内部配線43-2は、ヴィアホール53-2を介して第2層内部配線42-2に接続され、同様に、第4層め層間絶縁膜34には、第3層内部配線43-2に通じるヴィアホール54-2が形成され、第4層内部配線44-2は、ヴィアホール54-2を介して第3層内部配線43-2に接続されている。第5層め層間絶縁膜35および感光性ポリイミド膜36には、第4層内部配線44-2に通じるヴィアホール55-2が形成され、パッド10は、ヴィアホール55-2を介して第4層内部配線44-2に接続されている。このようにして、パッド10は、入力回路の入力ノード(第1層内部配線41-2)に電気的に接続される。
また、ヴィアホール52- 2〜55- 2は、ヴィアホール52-1〜55-1と同様に、PMOS24とNMOS25とを素子分離するフィールド絶縁膜5の上方に、入力回路からパッド10に向かって垂直な方向に配置され、パッド10は、PMOS24、NMOS25、入力回路の入力ノード(第1層内部配線41-2)の上方に、オーバーラップされる。
また、ヴィアホール52-2〜55-2もまた、ヴィアホール52-1〜55-1と同様に、入力回路からパッド10に向かって垂直な方向に順次、千鳥状に形成される。
このような第1の実施形態によれば、パッド10を、回路エリア2の上方にオーバーラップさせるので、従来のように回路エリアの周囲に、パッドエリアがない。このため、図1(A)に示すように、この発明が適用されたチップ1は、回路エリア2に形成される回路を従来のチップ101と同じとした場合には、従来のチップ101に比べて、その面積を小さくすることができる。
また、多層配線構造の場合、従来では、図10(B)に示すように、出力回路とパッド110との電気的接続経路が、チップ101の縁に向かって斜め方向に傾いてしまう。このため、出力回路とパッド110とを接続する配線の長さが長くなる事情がある。
これに対して、第1の実施形態では、入力回路/出力回路の上方にパッド10を配置でき、これらの電気的接続経路を、入力回路/出力回路からパッド10に向かって垂直な方向に設けることができる。このため、入力回路/出力回路とパッド10とを接続する配線の長さを短くできる。
現在、半導体集積回路の電源電圧は、回路素子の微細化にしたがって低下する傾向にある。電源電圧を低くすることは、回路素子の微細化に有効である反面、配線長に起因した信号遅延を顕著化させるなど、好ましくない事情も招いている。このような好ましくない事情は、例えば集積回路の特性を十分でないものとし、製品の歩留りを落とす原因となる。
これに対して、第1の実施形態では、入力回路/出力回路とパッド10との間の配線長を短くできるので、電源電圧を低下させても、図10(B)に示したような装置に比べて、配線長に起因する信号遅延による事情を軽減でき、製品の歩留りの低下を抑制することができる。
また、回路エリアの周囲にパッドエリアを設ける従来の構成では、パッド数が多く、パッドエリアを縮小できなかった場合、回路エリア内の回路素子の微細化が達成されたとしても、チップの面積を小さくすることは不可能である。パッドエリアによって、チップの面積が律速されてしまうためである。
これに対して、第1の実施形態では、回路エリア2の上方の全てを、パッド10を配置するパッドエリアとすることができるので、チップの面積がパッドエリアによって律速される事情を、従来の構成よりも緩和することができる。よって、パッド数が多くなった場合でも、チップの面積を小さくすることが可能となる。
さらに、パッドを多数配置できるので、実使用時に使用されるパッドの他、工場内で使用されるようなパッド、例えばテスト時に使用されるテスト用パッド、あるい不良の解析などを目的として形成されるモニター用パッドなども、チップ面積を増加させずに付加することもできる。
また、CPU、SRAM、DRAM、FLASH-EEPROMなどを1チップ化してしまう、システムオンシリコン技術では、テスト時間の短縮を図るために、CPUのテスト、SRAMのテスト、DRAMのテスト、FLASH-EEPROMのテストを同時に並列して行うことも考えられる。このような場合には、実際に使用されるパッドの他、CPUテスト用、SRAMテスト用、DRAMテスト用、FLASH-EEPROMテスト用のパッドが別途必要である。これは、テスト用パッドの数を爆発的に増加させる。
このような場合に対しても、第1の実施形態では、回路エリア2の上方の全てを、パッド10を配置するパッドエリアにできるために、パッド数の増加に伴ったチップ面積の増加を抑制しつつ、対応することができる。
また、第1の実施形態では、パッド10の下に衝撃緩和材を設けているので、テスト時のプローブ針の針圧などによる機械的な衝撃を緩和でき、回路エリア2に形成された回路素子、配線等がダメージを被るおそれも軽減される。
図3、図4はそれぞれこの発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置の断面図である。図3、図4において、図1(B)と同一の部分に同じ参照符号を付す。
パッド10と配線44-1とのコンタクト抵抗を低減するために、層間絶縁膜35、ポリイミド膜36に形成されるヴィアホール55-1の数を、図3に示すように、55-1a 、55-1b の2つとしても良く、また、図4に示すように、55-1a 、55-1b 、55-1c の3つとしても良い。
図5(A)はこの発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路装置の平面図、図5(B)は比較例の平面図である。
第1の実施形態では、パッド10を、チップ1の主要な表面の上方に、チップ1の全ての辺に沿って配置した。
これを、図5(A)に示すように、パッド10をチップ1の互いに対向する2辺に沿って配置するようにしても良い。
このようにしても、図5(B)に示すように、従来では、パッド列に交差する方向のチップ101の幅が、“回路エリア102の幅a1+パッドエリア103の幅b1×2”となるが、この発明によれば、図5(A)に示すように、パッド列に交差する方向のチップ1の幅が“幅a1”だけで済み、チップの面積を縮小することができる。
図6(A)はこの発明の第4の実施形態に係る半導体集積回路装置の平面図、図6(B)は比較例の平面図である。
図6(A)に示すように、パッド10をチップ1の中心線に沿って配置するようにしても良い。
このようにしても、図6(B)に示すように、従来では、パッド列に交差する方向のチップ101の幅が、“回路エリア102の幅a2×2+パッドエリア103の幅b1”となるが、この発明によれば、図6(A)に示すように、パッド列に交差する方向のチップ1の幅が、“幅a2×2”だけで済む。
図7(A)はこの発明の第5の実施形態に係る半導体集積回路装置の平面図、図7(B)は比較例の平面図である。
図7(A)に示すように、パッド10をチップ1の全ての辺に配置する場合、複数の列となるように配置するようにしても良い。また、パッド10を複数の列で配置する場合には、図7(A)に示すように、千鳥状に配置されることが好ましい。
このようにしても、図7(B)に示すように、従来では、一つの辺に沿ったチップ101の幅が“回路エリア102の幅a3+パッドエリア103の幅b2×2”、これに交差する方向のチップ101の幅が“回路エリア102の幅a4+パッドエリア103の幅b2×2”となっていたが、この発明によれば、図7(A)に示すように、それぞれ“幅a3”、“幅a4”だけで済み、チップ面積を縮小させることができる。
図8(A)はこの発明の第6の実施形態に係る半導体集積回路装置の平面図、図8(B)は比較例の平面図である。
図8(A)に示すように、パッド10をチップ1の互いに対向する2辺に沿って、複数の列となるように配置するようにしても良い。そして、好ましくは、図8(A)に示すように、千鳥状に配置する。
このようにしても、図8(B)に示すように、従来では、パッド列に交差する方向のチップ101の幅が、“回路エリア102の幅a1+パッドエリア103の幅b2×2”となるが、この発明によれば、図8(A)に示すように、パッド列に交差する方向のチップ1の幅が“幅a1”だけで済み、チップの面積を縮小することができる。
図9(A)はこの発明の第7の実施形態に係る半導体集積回路装置の平面図、図9(B)は比較例の平面図である。
図9(A)に示すように、パッド10をチップ1の中心線に沿って、複数の列に配置するようにしても良い。そして、好ましくは、千鳥状に配置する。
このようにしても、図9(B)に示すように、従来では、パッド列に交差する方向のチップ101の幅が、“回路エリア102の幅a2×2+パッドエリア103の幅b3”となるが、この発明によれば、図9(A)に示すように、パッド列に交差する方向のチップ1の幅が、“幅a2×2”だけで済む。
また、第1〜第7の実施形態において、パッド10と図示せぬリードとは、ボンディングワイヤによって接続する他、パッド10の上に、導電性バンプ、例えばボール状ハンダなどを形成し、これを介してリードに接続されるようにしても良い。導電性バンプによりパッド10をリードに接続する方式は、例えば図7〜図9に示すように、パッド10が互いに近接して複数の列を為している場合、あるいはチップ1の主要な表面の全面上方にパッド10が配置される場合に、特に有効である。また、このようなパッド配置に有効な接続方式には、導電性バンプの他、多重(多列)ワイヤボンディング方式があり、これが用いられても良い。
また、リードとしては、通常の低抵抗金属薄板からなるリードフレームが使用される他、フレキシブル絶縁性テープ上に低抵抗金属箔からなるリードパターンを形成したTABテープが使用されても良い。リードフレームを用いる場合には、ボンディングワイヤによる接続が好ましく、TABテープを用いる場合には、導電性バンプが好ましい。
また、この発明に係る半導体集積回路装置のパッケージとしては、通常のモールディング樹脂を使用したパッケージの他、CSPやPGA、BGAなども好ましく用いることができる。
また、パッド10は、これに接続される入力回路や出力回路の上方にオーバーラップさせて配置されたが、他のパッドに接続される入力回路や出力回路の上方にオーバーラップさせても良い。また、パッド10は、回路エリア2内に形成される入力回路や出力回路以外の回路素子、あるいは回路ブロックにオーバーラップさせても良い。
図1(A)はこの発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路装置の平面図、図1(B)は図1(A)中のB−B線に沿う断面図、図1(C)は出力回路の回路図。 図2(A)は入力回路の断面図、図2(B)は入力回路の回路図。 図3はこの発明の第2の実施形態に係る半導体集積回路装置の断面図。 図4はこの発明の第2の実施形態の他の例に係る半導体集積回路装置の断面図。 図5(A)はこの発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路装置の平面図、図5(B)は比較例の平面図。 図6(A)はこの発明の第4の実施形態に係る半導体集積回路装置の平面図、図6(B)は比較例の平面図。 図7(A)はこの発明の第5の実施形態に係る半導体集積回路装置の平面図、図7(B)は比較例の平面図。 図8(A)はこの発明の第6の実施形態に係る半導体集積回路装置の平面図、図8(B)は比較例の平面図。 図9(A)はこの発明の第7の実施形態に係る半導体集積回路装置の平面図、図9(B)は比較例の平面図。 図10(A)は従来の半導体集積回路装置の平面図、図10(B)は図10(A)のB−B線に沿う断面図。
符号の説明
1…P型シリコン基板(半導体チップ)、2…回路エリア、10…パッド、21…PMOS、22…NMOS、24…PMOS、25…NMOS、31〜35…層間絶縁膜、41〜44…内部配線層、51〜55…ヴィアホール。

Claims (10)

  1. 半導体集積回路装置を形成する表面の全面を集積回路の回路素子が形成される回路領域と隣接チップとの分離領域で形成し、前記回路領域の上方の全面をパッドの配置領域として使用可能とする構成とした半導体集積回路装置において、
    前記回路領域に入力回路を形成し、
    前記配置領域に前記入力回路と対応して電気信号を入力する入力パッドを配置し、
    前記入力回路上に、順次形成された複数の層間絶縁膜と、前記複数の層間絶縁膜に各々形成された内部配線層とで多層配線構造とし、
    前記回路領域に形成された入力回路と前記入力パッドを電気的に接続する内部配線層を具備し、
    前記複数の層間絶縁膜は、前記入力パッドと前記入力回路とを前記内部配線層各々を介して電気的に接続するための開孔部とを備え、
    最も上層の前記層間絶縁膜に形成される内部配線が、前記入力回路上の入力パッドに電気的に接続される事を特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 半導体集積回路装置を形成する表面の全面を集積回路の回路素子が形成される回路領域と隣接チップとの分離領域で形成し、前記回路領域の上方の全面をパッドの配置領域として使用可能とする構成とした半導体集積回路装置において、
    前記回路領域に出力回路を形成し、
    前記配置領域に前記出力回路と対応して電気信号を出力する出力パッドを配置し、
    前記出力回路上に、順次形成された複数の層間絶縁膜と、前記複数の層間絶縁膜に各々形成された内部配線層とで多層配線構造とし、
    前記回路領域に形成された出力回路と前記出力パッドを電気的に接続する内部配線層を具備し、
    前記複数の層間絶縁膜は、前記出力パッドと前記出力回路とを前記内部配線層各々を介して電気的に接続するための開孔部とを備え、
    最も上層の前記層間絶縁膜に形成される内部配線が、前記出力回路上の出力パッドに電気的に接続される事を特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 前記入力回路、出力回路の夫々の回路素子をCMOS素子で構成した事を特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記開孔部は、前記パッドから前記回路領域に配置された各回路に向かって垂直に形成され、最も上層の前記層間絶縁膜に形成される内部配線が、夫々の前記パッドの周辺部に接続される事を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記開孔部は、前記パッドから前記回路領域に配置された各回路に向かって垂直に順次形成され、最も上層の前記層間絶縁膜に形成される内部配線が、夫々の前記パッドの中央部に接続される事を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記開孔部は、前記パッドから前記回路領域に配置された各回路に向かって垂直な方向に形成され、最も上層の前記層間絶縁膜に形成される内部配線が複数あることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記最も上層の前記層間絶縁膜の上に衝撃緩和材が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  8. 前記回路領域に配置されたCPU回路、メモリ回路、テスト回路と、前記層間絶縁膜の上に配置され、それぞれ前記回路領域の上方にオーバーラップするCPUテスト用のパッド、メモリテスト用のパッド、テスト用のパッドをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の半導体集積回路装置。
  9. 前記請求項8に記載の半導体集積回路装置をテストするテスト方法であって、
    CPUのテスト、メモリのテストを同時に並列して行うことを特徴とする半導体集積回路装置のテスト方法。
  10. 半導体集積回路装置を形成する表面の全面を集積回路の回路素子が形成される回路領域と隣接チップとの分離領域で形成し、前記回路領域の上方の全面をパッドの配置領域として使用可能とする構成とした半導体集積回路装置の製造方法であって、
    前記回路領域に入力回路を形成し、
    前記配置領域に前記入力回路と対応して電気信号を入力する入力パッドを配置し、
    前記入力回路上に、順次形成された複数の層間絶縁膜と、前記複数の層間絶縁膜に各々形成された内部配線層とで多層配線構造とし、
    前記回路領域に形成された入力回路と前記入力パッドを電気的に接続する内部配線層を具備し、
    前記複数の層間絶縁膜は、前記入力パッドと前記入力回路とを前記内部配線層各々を介して電気的に接続するための開孔部とを備え、
    最も上層の前記層間絶縁膜に形成される内部配線が、前記入力回路上の入力パッドに電気的に接続される事を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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