JP4166154B2 - 流体充填具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体を容器に充填する際に用いる流体充填具に関し、特には、重機等の油タンク内の廃油をドラム缶に充填する際に用いる流体充填具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、重機の油タンク内の廃油をドラム缶に移す場合には、重機の油タンクの排出口から廃油を容器に移し、つぎに、ポンプにより容器に移された廃油をホースを介してドラム缶内に送出して行っていた。
この場合、油タンクの容量及びドラム缶の容量にもよるが、重機からの廃油の量がドラム缶の容量に対して非常に多くなることがあり、この廃油を充填するのに複数本のドラム缶が必要となる場合があった。
【0003】
この場合において、これらドラム缶に廃油を充填するには、まず、1本目のドラム缶に廃油を送出し、この廃油によりドラム缶の容量が一杯になった場合に、ホースの他方の端部をつぎのドラム缶の流体注入口に差し替えて廃油を充填していた。
そして、上記差し替えの作業は、油タンク内の廃油がなくなるまで繰り返されていた。
【0004】
しかしながら、上記廃油をドラム缶に充填する際のホースの差し替え作業は、非常に手間であるとともに、作業者等の不注意により廃油がドラム缶から溢れるおそれがあった。
これにより、容器であるドラム缶はもとより、床や地面、さらには作業者の衣服が廃油で汚れるおそれがあり、また、溢れた廃油の清掃は非常に手間であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、流体を容器に充填する際に、簡便で、かつ容器から溢れるおそれがなく、かつ作業者の衣服等が汚れるおそれがない流体充填具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、容器の流体注入口に着脱自在に装着され、該容器の流体注入口に装着された状態で、容器外部の流体を容器内に導いて充填する流体充填具であって、筒体と、前記筒体の内部に上下方向に可動自在に挿嵌された管状部材とを備え、管状部材は、上端に流体導出口を有し、下端に容器の内部に開口する開口端を有し、管状部材の内部が流体導出路を構成しており、筒体は、外周壁面に流体導入口が突設されており、筒体の下端に容器の内部に開口する開口端を有し、筒体の内部に、流体導出路とは別個の流体導入路が形成されていて、筒体の上部と管状部材との間に、筒体と管状部材との気密を保つためのパッキンが設けられていることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の流体充填具において、管状部材が、筒体に対して着脱可能に設けられているとともに、管状部材の流体導出口を筒体の流体導入口に連結するためのホースを備えていることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の流体充填具において、管状部材が、筒体よりも長く、筒体の内部に挿嵌された状態で、筒体の下端から所定長さ突き出ていることを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明の流体充填具において、管状部材が、筒体の下端から突き出て、流体充填具を容器に取り付けたときに、容器の底に届く長さを有しており、流体導入口が、ホースを介してコンプレッサに接続され、流体導入口を通じて容器内に気体を供給することにより、管状部材を介して容器内部の液体を容器外部に排出するようにした構成を特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明の流体充填具において、管状部材が、筒体の下端から突き出て、流体充填具を容器に取り付けたときに、容器の底に届く長さを有しており、流体導出口が、ホースを介してポンプに接続され、管状部材を介して容器内部の液体を容器外部に吸い出すようにした構成を特徴とする。
【0011】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、容器の流体注入口に着脱自在に装着され、該容器の流体注入口に装着された状態で、容器外部の流体を容器内に導いて充填する流体充填具であって、筒体と、前記筒体の内部に上下方向に可動自在に挿嵌された管状部材とを備え、管状部材は、上端に流体導出口を有し、下端に容器の内部に開口する開口端を有し、管状部材の内部が流体導出路を構成しており、筒体は、外周壁面に流体導入口が突設されており、筒体の下端に容器の内部に開口する開口端を有し、筒体の内部に、流体導出路とは別個の流体導入路が形成されていて、筒体の上部と管状部材との間に、筒体と管状部材との気密を保つためのパッキンが設けられているので、管状部材を上下方向に動かして容器内での高さ位 置を調節することにより、容器内に充填する流体の充填量を調節することができる。したがって、簡易に、また、容器から流体が溢れるおそれがなく、流体を容器内に充填することができ、作業者の衣服が汚れるおそれもない。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の流体充填具において、管状部材が、筒体に対して着脱可能に設けられているとともに、管状部材の流体導出口を筒体の流体導入口に連結するためのホースを備えているので、不使用時には、筒体の内部に管状部材を挿嵌した状態で、コンパクトに収納できる上、使用時には、筒体の内部から管状部材を引き出し、別の流体充填具の筒体の内部に挿通するだけで、複数の流体充填具を容易に連結することができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の流体充填具において、管状部材が、筒体よりも長く、筒体の内部に挿嵌された状態で、筒体の下端から所定長さ突き出ているので、容器内に流体を充填した後、筒体から管状部材が突き出している所定長さ分だけ、さらに容器内の隙間に充填することができる。その結果、流体充填具を容器から外す際に、ホース内に残った流体をさらに容器内に充填でき、ホース内の流体がこぼれるのを防ぐことができる。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明の流体充填具において、管状部材が、筒体の下端から突き出て、流体充填具を容器に取り付けたときに、容器の底に届く長さを有しており、流体導入口が、ホースを介してコンプレッサに接続され、流体導入口を通じて容器内に気体を供給することにより、管状部材を介して容器内部の液体を容器外部に排出するようにした構成であるので、容器内に流体が充填されている場合に、管状部材の流体導出路を介して、容器内部の液体を容器外部に排出することができる。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明の流体充填具において、管状部材が、筒体の下端から突き出て、流体充填具を容器に取り付けたときに、容器の底に届く長さを有しており、流体導出口が、ホースを介してポンプに接続され、管状部材を介して容器内部の液体を容器外部に吸い出すようにした構成であるので、容器内に流体が充填されている場合に、管状部材の流体導出路を介して、容器内部の液体を容器の外部に吸い出すことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる流体充填具の一実施形態について、図1〜図5を用いて説明する。
図1は、本発明の流体充填具が容器の流体注入口に装着された状態を示す使用状態図であり、本実施形態においては、容器としてドラム管が用いられている。
なお、以下の説明においては、重機の油タンク内の廃油をドラム缶に充填する場合について説明することとする。
【0017】
同図に示すように、本発明の流体充填具Aは、容器であるドラム缶Bの流体注入口B1に装着された状態で使用される。
図2及び図3は、上記流体充填具Aの外観図と断面図をそれぞれ示している。
まず、図3に示すように、本発明の流体充填具Aは、ドラム缶Bの流体注入口B1に装着された状態でドラム缶Bの内部空間と連通する連通部10aを備えた筒体10の中空の内部空間が、外部から廃油をドラム缶B内に導入する流体導入部10bと、ドラム缶B内に充填した廃油をドラム缶B外部に導出する流体導出部10cとに区切られており、流体導入部10bと連通して容器外部の流体の注ぎ口から流体を導入する流体導入口11と、上記流体導出部10cと連通して容器内部に充填した流体を容器外部に導出する流体導出口12とを備えて構成されている。
【0018】
筒体10は、本実施形態においては、略円筒形状に形成されたスチール製で、その上面及び下面が開口した形状に形成されており、ドラム缶Bの流体注入口B1に装着された状態で、下面側の開口端がドラム缶Bの内部空間と連通する構成となっている。
上記筒体10の下面側の開口端付近の外周壁面には、ドラム缶Bの流体注入口B1の内周壁面に設けられたネジ山にねじ込むためのネジ溝10dが刻設されており、このネジ溝10dをドラム缶Bの流体注入口B1のネジ山にねじ込んで装着した際に、その開口端がドラム缶B内部まで押し込められ、これら2つの空間が連通する構成となっている。
なお、本実施形態においては、上記下面側の開口端が連通部10aに該当する。
【0019】
また、上記ネジ溝10dの上端部で、筒体10の外周壁面には、このネジ溝10dをドラム缶Bの流体注入口B1のネジ山にねじ込んで装着した際に、該流体注入口B1の上端縁と接触して、流体注入口B1と筒体10との間を気密に保つパッキン10eが配設されている。
【0020】
上記のように構成された筒体10の中空の内部空間は、外部から廃油をドラム缶B内に導入する流体導入部10bと、ドラム缶B内に充填した廃油をドラム缶B外部に導出する流体導出部10cとに区切られており、本実施形態においては、この内部空間は区切り壁13により流体導入部10bと流体導出部10cとに区切られている。
【0021】
上記区切り壁13は、所定の厚みを有する略長方形の板状に形成されており、その幅方向の寸法が、略円筒形状に形成された筒体10の直径と略同寸法に形成されるとともに、その長手方向の寸法は、筒体10の高さ寸法と略同寸法に形成されている。
上記のように形成された区切り壁13は、筒体10の上面から下面である連通部10aにかけて、その中空の内部空間を軸方向に略2等分して配設されている。
この場合において、上記区切り壁13は、その幅方向及び長手方向の寸法が筒体10の直径及び高さ寸法と略同じ寸法に形成されているため、内部空間を流体導入部10b及び流体導出部10cの互いに独立した2つの空間に分割している。
【0022】
上記流体導入部10bは、ドラム缶B内に流体を導入するためのもので、上記区切り壁13により形成される一方の筒体10の内部空間である。
この流体導入部10bは、本実施形態においては、区切り壁13が筒体10の上面から連通部10aまでの内部空間を区切っているため、上述した連通部10aと連通している。
【0023】
また、流体導出部10cは、ドラム缶B内に流体が充填した場合に、流体をドラム缶B外部へ導出するもので、区切り壁13により形成される筒体10の他方の内部空間である。この流体導出部10cも、上記流体導入部10bと同様に、筒体10の連通部10aと連通して構成されている。
【0024】
上記のように構成された筒体10の前記流体導入部10bには、容器外部の流体の注ぎ口から流体を導入する流体導入口11が連通して設けられている。
この流体導入口11は、ドラム缶B外部の流体の注ぎ口から流体を導入するためのもので、本実施形態においては、筒体10の上面側に着脱自在に装着される漏斗形状の漏斗部材11a及び筒体10の外周壁面に突設される略円筒形状の流体導入部材11bより構成されている。
【0025】
この漏斗部材11aは、その上面側の円径が下面側のそれよりも大きい円径の漏斗形状に形成され、その小径側の筒口は、筒体10の上面側に形成された開口端の円径と略同寸法に形成されているとともに、筒口の外周壁面には、筒体10の上面側の開口端の内周壁面に刻設されたネジ山にねじ込むためのネジ溝が形成されている。
これにより、この漏斗部材11aは、その筒口を筒体10の上面側にねじ込むことにより、着脱自在に筒体10に装着することができる構成となっている。
【0026】
また、この漏斗部材11aを筒体10の上面側の開口端に取り付けない場合は、図4に示すように、漏斗部材11aの代わりに蓋20を装着することができる構成となっている。
この場合において、上述した流体導入部材11bが流体導入口11となる。この流体導入部材11bは、内部が中空の略円筒形状に形成されており、その一端側が筒体10の内部空間である流体導入部10bと連通して筒体10の外周壁面から突設されており、さらに、その筒体10との接続部は区切り壁13の壁面に対向して設けられている。
なお、この流体導入部材11bは、上記漏斗部材11aを流体導入口11として用いる際には、その先端部に蓋21が装着される。
【0027】
すなわち、漏斗部材11aを流体導入口11として用いる場合は、流体導入部材11bに蓋21を装着して漏斗部材11aのみを流体導入部10bに連通させ、逆に、流体導入部材11bを流体導入口11として用いる場合には、漏斗部材11aを筒体10から取り外し、筒体10の開口端に蓋20を装着して、流体導入部材11aのみを流体導入部10bに連通させる構成となっている。
【0028】
上記のように構成された漏斗部材11aの筒口は、筒体10の上面側に装着した状態で、筒体10の流体導入部10bに連通する構成となっている。
ここで、上述した区切り壁13は、図3に示すように、その筒体10の上部側の先端部が屈曲して、筒体10の開口端の周縁に結合している。
すなわち、上記漏斗部材11a、流体導入部10b及び連通部10aがそれぞれ連通していることにより、ドラム缶Bに装着された状態で、ドラム缶B外部からドラム缶B内に流体を導入する際の流体の導入路を形成している。
【0029】
また、筒体10の外周壁面には、筒体10の内部空間に配設された区切り壁13の壁面に対向する部位で、略円筒形状に形成された流体導出口12が設けられている。
この流体導出口12は、ドラム缶B内部に充填された流体をドラム缶B外部に導出するためのもので、上記流体導出部10cに連通して設けられている。
すなわち、この流体導出口12、流体導出部10c及び連通部10bがそれぞれ連通していることにより、ドラム缶Bに装着された状態で、ドラム缶B内部に充填された流体をドラム缶B外部に導出する際の流体の導出路を形成している。
【0030】
つぎに、上記のように構成された流体充填具Aを用いて重機の油タンクからドラム缶Bに廃油を充填する場合について図5を用いて説明する。
なお、以下に述べる説明においては、上記のように構成された流体充填具がA1〜A3まで合計3つ用意されており、これら流体充填具A1〜A3をそれぞれドラム管B〜Dの流体注入口B1〜D1に装着して、重機の油タンク(図示せず)内の廃油をドラム缶に充填する場合について説明する。
また、上記流体充填具A1〜A3のうち、ドラム管Bに装着される流体充填具A1のみが、図2に示す流体導入口11として漏斗部材11aを使用しており、他の流体充填具A2及びA3は、この漏斗部材11aの代わりに、図4に示す流体導入口11として流体導入部材11bを使用している。
【0031】
まず、図5に示すように、ドラム缶Bの流体注入口B1に装着された流体充填具A1の流体導出口12には、ホースEを介してドラム缶Cの流体注入口C1に装着された流体充填具A2の流体導入部材11bが接続されている。
また、上記流体充填具A2の流体導出口12には、ホースFを介してドラム缶Dの流体注入口D1に装着された流体充填具A3の流体導入部材11bに接続されている。
【0032】
つぎに、上記のようにホースE、F及び流体充填具A1〜A3を介して互いに接続されたドラム缶B〜Dに油タンク内の廃油を充填する場合について説明する。
なお、本実施形態においては、重機の油タンク(図示せず)から廃油を手動でドラム缶Bに注ぎ込む場合について説明する。
【0033】
まず、作業者は、重機の油タンクの排出口から排出された廃油が充填された容器(図示せず)から流体充填具A1の漏斗部材11aに廃油を注ぎ込む。この漏斗部材11aから注ぎ込まれた廃油は、筒体10の流体導入部10b及び連通部10aより構成される流体の導入路を経由して容器であるドラム管B内に導入される。この場合において、漏斗部材11aは漏斗形状に形成されているため、容易かつ迅速にドラム管B内に廃油を導入することができる。
また、ここで、もう一つの流体導入口11としての流体導入部材11bは、蓋21により塞がれているため、導入された廃油が流体導入部材11bの方に注ぎ込まれることもない。
【0034】
つぎに、上記のようにドラム缶B内に導入された廃油がドラム缶B内に充填され、その液面が筒体10の連通部10aに達すると、廃油は筒体10の連通部10aから流体導出部10cを経由し、この流体導出部10cに連通接続されている流体導出口12から外部に導出される。
この場合において、ドラム管Bとこのドラム缶Bの流体注入口B1に装着された流体充填具Aの筒体10との間はパッキン10eにより気密が保たれているため、ドラム缶B内に充填された廃油が筒体10の連通部10aに達すると、流体導出部10c及び流体導出口12から外部に導出される構成となっている。
【0035】
以上のように、ドラム缶B内に廃油が充填され、今度は流体充填具A1の流体導出口12から廃油が導出されると、この廃油はホースEを介して流体充填具A2の流体導入部材11b、流体導入部10b及び連通部10aにより形成される流体の導入路を経由してドラム缶C内に流入する。
このとき、上記流体充填具A2は、流体導入口11として、流体導入部材11bが用いられており、筒体10の上部側は蓋20により塞がれているため、この流体導入部材11bを介して廃油がドラム缶C内に導入される。
そして、このドラム缶C内に廃油が充填され、廃油の液面が流体充填具A2の連通部10aに達すると、今度は、流体充填具A2の連通部10b、流体導出部10c及び流体導出口12により形成される流体の導出路を経由してドラム缶C外部に導出される。
そして、ドラム缶Dにおいても、上記と同様の動作で廃油が充填され、油タンク内の廃油が全部注ぎ込まれるまで同様の動作が繰り返される。
なお、本実施形態においては、廃油が全部注ぎ込まれた状態で、ドラム缶Dを満杯にすることなく、廃油の充填が終了している。
【0036】
以上述べたように、本発明の流体充填具は、容器の流体注入口に装着された状態で、外部から流体を導入する流体の導入路を流体導入口、流体導入部及び連通部により形成することにより、容器内に流体を導入し、容器内に流体が充填した場合に流体導出口、流体導出部及び連通部により形成される流体の導出路を介して容器外部に流体を導出する。
これにより、この流体充填具を容器の流体注入口に装着するのみで、簡易に、また容器から流体が溢れるおそれがなく、流体を容器内に次々に充填することができるという効果がある。また、これにより作業者の衣服が汚れるおそれがない。
【0037】
以上、本発明の流体充填具の一実施形態について詳細に説明してきたが、本発明の流体充填具は請求の範囲の記載内において種々に変更可能であって、上記実施形態においては、手動で廃油をドラム缶内に注ぎ込んで充填する場合について説明してきたが、もちろん、ポンプにより自動で油タンク内から排出された廃油をドラム缶内に充填する構成とすることも可能である。
【0038】
この場合において、ホースの一方の端部は、重機の油タンク内の廃油を充填した容器(図示せず)内に配置され、他方の端部は上述した流体充填具A1の流体導入部材11bに接続されている。
すなわち、上記流体充填具A1は、漏斗部材11aが用いられておらず、この漏斗部材11aが装着されていた筒体10の上部側には蓋20が装着されて塞がれており、さらに流体導入口11として流体導入部材11bが使用されているため、この流体導入部材11bを介して廃油がドラム缶B内に導入される。
そして、上述した実施形態と同様に、この流体充填具A1にそれぞれホースを介して流体充填具A2、A3を接続する。
このように構成すれば、ポンプを用いた場合においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0039】
また、上記実施形態においては、連通部は一端部が開口した開口端により形成されていたが、この開口端の代わりに連通孔を設ける構成とすることも可能である。
また、区切り壁は、筒体の内部空間を流体導入部及び流体導出部に区切って流体の導入路及び導出路を形成するものであれば、どのような形状、寸法に形成しても構わず、さらに筒体内部に配設されるのであれば、どの位置に配設しても構わない。
【0040】
また、例えば、図6及び図7に示すように、本発明の流体充填具を形成することも可能である。以下に、この流体充填具について説明する。なお、以下の説明において上記実施形態と同じ構成部分については同じ符号を付して説明している。
本実施形態における流体充填具Gは、筒体10の形状を有底円筒形状に形成し、この中空の内部空間に区切り壁13を設け、その内部空間を流体導入部10b及び流体導出部10cに区切ることにより構成している。
【0041】
この場合において、上記有底筒体10の外周壁面で、有底筒体10の内部空間に配設された区切り壁13の壁面に対向する一方の部位には、略円筒形状に形成された流体導入口11が設けられている。
この流体導入口11は、ドラム缶B外部の流体の注ぎ口から流体を導入するためのもので、上記流体導入部10bに連通して設けられている。すなわち、この流体導入口11、流体導入部10b及び連通部10aがそれぞれ連通していることにより、ドラム缶Bに装着された状態で、ドラム缶B外部からドラム缶B内に流体を導入する際の導入路を形成している。
【0042】
また、有底筒体10の外周壁面で、有底筒体10の内部空間に配設された区切り壁13の壁面に対向する他方の部位には、略円筒形状に形成された流体導出口12が設けられている。
この流体導出口12は、ドラム缶B内部に充填された流体をドラム缶B外部に導出するためのもので、上記流体導出部10cに連通して設けられている。すなわち、この流体導出口12、流体導出部10c及び連通部10aがそれぞれ連通していることにより、ドラム缶Bに装着された状態で、ドラム缶B内部に充填された流体をドラム缶B外部に導出する際の導出路を形成している。
【0043】
以上のように構成すれば、上述した実施形態と同様に、流体導入路を介して流体を容器内に導入し、この容器内に流体が充填された場合に、流体導出路を介して外部に流体を導出することができる。
【0044】
さらにまた、本発明の流体充填具を、図8に示す構成とすることも可能である。
本実施形態における流体充填具Hは、その外周壁面に流体導入口11が突設された筒体10内に、略直角に屈曲した管状部材が上下方向に可動自在に嵌挿されることにより、筒体10内に流体導入部10b及び流体導出部10cが形成されている。
すなわち、この管状部材14は、筒体10の円径よりも小径の管状に形成され、筒体10の中空の内部空間内に配設された状態で、筒体10との間に所定の空間が形成される。
これにより、上記所定の空間が流体が導入される流体導入部10bとなり、さらに管状部材14の内部空間が流体が導出される流体導出部10cとなる。
【0045】
この結果、上記実施形態と同様に、この流体充填具を容器の流体注入口に装着するのみで、簡易に、また流体が容器から溢れるおそれがなく、流体を容器内に次々に充填することができるという効果がある。また、これにより、作業者の衣服が汚れるおそれがない。
また、この管状部材14を上下方向に可動させて容器内での高さ位置を調節することにより、容器内に充填する流体の充填量を調節することができるという効果がある。
なお、上記管状部材14を上下方向に可動させた場合に、筒体10及び管状部材14の気密を保つため、パッキン10fが筒体10と管状部材14の接触部位に配設されている。
【0046】
さらにまた、本発明の流体充填具を、図9に示す構成とすることも可能である。
本実施形態における流体充填具Iは、上述した図8に示す管状部材14をそれぞれ筒体10内の内部空間内に嵌挿し、流体導入路及び流体導出路を形成している。
この場合も、上記実施形態と同様に、この流体充填具を容器の流体注入口に装着するのみで、簡易に、また容器から流体が溢れるおそれがなく、流体を容器内に次々に充填することができるという効果がある。また、これにより作業者の衣服が汚れるおそれがない。
なお、上述した図6及び図7、図8、図9に示した流体充填具にあっては、流体導入部10b及び流体導出部10cを、それぞれ流体導出部10b及び流体導入部10cとすることも可能である。
【0047】
また本発明の流体充填具を図10(a)、図10(b)に示す構成とすることも可能である。
本実施形態における流体充填具Jは、同図10(a)に示すように、漏斗部材11aと筒体10が一体的に形成されているとともに、空気抜き用の管状部材14と、流体流出用の管状部材15とを備えて構成されている。
上記管状部材14は、その中程から折り曲げられてクランプ状に形成されており、図10(b)に示すように、その管状部材14の折り曲げられた下部が筒体10内に挿通されているとともに、その上部付近は漏斗部材11aに沿って配設されている。また、上記管状部材14の下端部には、鍔状に形成された鍔部材14aが形成されている。
管状部材15は、その途中に管状部材15の内部空間を開閉する開閉バルブ15aを備えて構成されており、その下端部は筒体10の外壁面に形成された孔10aと連通して構成されている。
なお、上記孔10aは、筒体10の下端から高さ寸法tの位置に形成されている。
【0048】
上記のように構成された流体充填具Jは、図11に示すようにドラム缶Bの流体注入口B1に取り付けられ、その漏斗部材11aから廃油が注ぎ込まれる。
これにより、ドラム管B内に廃油が注ぎ込まれるのと同時に、ドラム管B内の空気が流体充填具Jの管状部材14から外部に導出されるとともに、同図に示すように、ドラム缶B内に充填された廃油の液面が流体充填具Jの筒体10の下端に達するまで、ドラム缶B内に廃油を溜めることができる。
この場合において、管状部材14の下端に形成された鍔部材14aが、漏斗部材11a内に流し込まれた廃油が筒体10内で空気の導出とともに管状部材14内を逆流することを防ぐ。
【0049】
そして、ドラム缶B内に充填された廃油の液面が流体充填具Jの筒体10の下端に達すると、ドラム缶B内にそれ以上の廃油が流入せず、漏斗部材11a内に廃油が溜まる。
ここで、ドラム管B内の液面からの所定の高さ位置をhとすると、この高さ位置hは、ドラム管Bの流体充填量の最大限の容量を示している。すなわち、廃油の液面がこの高さ位置に位置するまで、ドラム缶B内に廃油を充填することができる。また、この高さ位置hまで流体を充填した場合において、ドラム缶Bの天井部との間に高さ寸法bの隙間が形成される構成となっている。
なお、この高さ位置hは、上述した筒体10に形成された孔10aの高さ位置tよりも低い位置に位置する。
【0050】
このドラム缶Bの天井部との間に形成される高さ寸法bは、廃油の膨張率等を考慮しているもので、流体が最大限充填されている状態で、この隙間が形成されていることにより、安全に流体をドラム缶B内に充填することができる。
【0051】
また、流体充填具Jの筒体10に形成された上記孔10aは、上述したように、ドラム缶Bの流体充填量の最大限容量よりも高い寸法位置tに形成されているため、このドラム缶B内に流体が最大限充填された状態で、筒体10の孔10a内に流体が流れ込むことを防いでいる。
【0052】
以上のように構成された流体充填具Jは、その開閉バルブ15を開くことで筒体10に形成された孔10aと開閉バルブ15を連通させて、ドラム缶B内の隙間hに漏斗部材11a内に残された廃油を流し込むことができる。
すなわち、流体充填具Jに充填されている廃油の量は、ドラム缶Bに形成される隙間hの充填量とほぼ同じになるように、その漏斗部材11a及び筒体10の寸法が形成されており、上述した開閉バルブ15を開くことにより、流体充填具Jの外部と筒体10に形成された孔10aを連通させ、開閉バルブ15内の空気を外部に導出することにより、漏斗部材11a内の廃油をドラム缶B内に流し込む。
【0053】
この結果、流体充填具J内に残存する廃油を、ドラム缶B内に充填することができ、ドラム缶Bが目一杯充填された状態で流体充填具Jに廃油が残り、この廃油の処理に困るという問題を無くすことができる。
【0054】
また、本発明の流体充填具を、図12に示す構成とすることも可能である。
この場合において、漏斗部材11a及び筒体10が一体的に構成されているとともに、その筒体10内に、ほぼL字形状に形成された管状部材14が挿通されて形成されている。
【0055】
上記のように構成された流体充填具Kは、上述した流体充填具Jと同様に、管状部材14を介してドラム管B内の空気を外部に導出することができるとともに、ドラム缶B内に充填した廃油を外部に導出することができるという効果がある。
【0056】
さらにまた、本発明の流体充填具を、図13に示す構成とすることも可能である。
なお、同図に示す流体充填具Lは、前述した図8に示す流体充填具Hと基本的な構成は同じであり、同じ構成部分については同じ符号を付して説明を省略するとともに、本実施形態の流体充填具Lの特徴となる部分についてのみ説明することとする。
すなわち、本実施形態における流体充填具Lは、前述した流体充填具Hと同様に、その外周壁面に流体導入口11が突設された筒体10内に、略直角に屈曲した管状部材14が上下方向に可動自在に嵌挿されて構成されている。
上記流体充填具Lは、管状部材14が筒体10から容易に着脱可能な長さで、かつ、筒体10よりも長く形成されているとともに、未使用の状態において、図示するように管状部材14の上端部の開口である流体導出口12と、筒体10の外壁面に形成された流体導入口11がホース50を介して連結されている。
【0057】
つぎに、上記のように構成された流体充填具Lの使用について説明する。
なお、以下に述べる説明においては、上記のように構成された流体充填具Lを合計3個用意してL1,L2,L3とし、これら流体充填具L1,L2,L3を使用してドラム缶内に廃油を充填する場合について説明する。
まず、図13に示すように、流体充填具L1は、その管状部材14が筒体10内に嵌挿されることによりホース50を介してこの流体充填具L1自体の流体導入口11と流体導出口である管状部材14が連結された状態で収納されている。
【0058】
そして、上記流体充填具L1の使用時には、図14に示すように、流体充填具L1の筒体10に挿通された管状部材14を筒体10から引き抜き、同様に、流体充填具L2の筒体10から管状部材14を引き抜くとともに、流体充填具L1の管状部材14を液体充填具L2の筒体10内に挿通する。
【0059】
この場合において、図15に示すように、流体充填具L2の筒体10内に流体充填具L1の管状部材14が挿通され、筒体10内に流体導入部10b及び流体導出部10cが形成される。
すなわち、上記管状部材14は、筒体10の円径よりも小径の管状に形成され、筒体10の中空の内部空間内に配設された状態で、筒体10との間に所定の空間が形成されることにより、この所定の空間が流体が導入される流体導入部10bとなり、さらに管状部材14の内部空間が流体が導出される流体導出部10cとなる。
【0060】
なお、上記管状部材14を挿通した状態において、筒体10及び管状部材14の気密を保つため、パッキン15が筒体10と管状部材14の接触部位に配設されており、筒体10のネジ10aをねじ込むことによりパッキン15を弾性変形させて、管状部材14の壁面に密着させ、管状部材14と筒体10の密封状態を保持している。
【0061】
なお、上述したように、管状部材14は、同じ流体充填具のものが使用されているため、流体充填具L1の管状部材14を流体充填具L2の筒体10内にそのまま挿通できる。
また、管状部材14を筒体10内に挿通した状態においては、長さhだけ管状部材の下端が筒体10より突き出している。
【0062】
そして、同様に、流体充填具L3の筒体10に挿通された管状部材14を筒体10から引き抜き、流体充填具L2の管状部材14を流体充填具L3の筒体10内に挿通して流体充填具L2と流体充填具L3を連結する。
【0063】
なお、流体充填具L3は、流体充填具L1,L2とは異なり、その管状部材14の流体導出口12にホース51の一端が連結されているが、このホース51の他端は筒体10の流体導入口11に連結されておらず、筒体10とは別に独立して用いることができる構成となっている。
すなわち、この流体充填具L3の管状部材14は、その筒体10から引き抜いて、ホース51の先端部に設けられた口金をドラム缶の流体注入口に挿通して使用することができる。
【0064】
これにより、図16に示すように、ドラム缶B、C、Dの流体注入口B1、C1、D1にそれぞれ取り付けられた流体充填具L1、L2、L3は、それぞれホース50を介して連結されるとともに、流体充填具L2との連結時に引き抜かれた流体充填具L3の管状部材14を流体充填具L1の筒体10内に挿通し、この管状部材14のホース51の口金をドラム缶Eの流体注入口E1内に挿通する。
【0065】
また、ドラム管Dに取り付けられた流体充填具L3の流体導入口11には、廃油汲み上げ用ポンプ(図示せず)に連結されたホース50の一端が連結されており、この廃油汲み上げ用ポンプにより送出された廃油が、流体充填具L3の流体導入口11を介してドラム缶D内に流入するとともに、ドラム缶D内の廃油が一杯になると、今度は管状部材14の流体導出口12からホース50を介してつぎのドラム缶C内に流入する。そして、同様に、ドラム缶C内の廃油が一杯になるとドラム缶B内に流入する。
この結果、それぞれタンクB、C、Dの順に廃油が充填されていき、最後にドラム缶E内に廃油が充填される。
【0066】
上記のような流体充填具L1、L2、L3によれば、以下のような効果を得ることができる。
すなわち、上記流体充填具Lによれば、使用しない状態においては、図13に示すように、筒体10内に管状部材14を挿通した状態で収納することができるため、その管状部材14の流体導出口12にホース50を連結した状態において、よりコンパクトにすることができるという効果がある。
【0067】
また、この流体充填具Lの使用時においては、図14に示すように、流体充填具L1の管状部材14を筒体10内から引き出し、この管状部材14を流体充填具L2の筒体10内に挿通する構成としているため、これら流体充填具同士を容易に連結することができるという効果がある。
【0068】
さらにまた、上述したように、管状部材14は筒体10よりも寸法hだけ長く形成されているため、各ドラム缶に廃油を充填した後、ホース50内に残った廃油を長さ寸法hの相違によりドラム缶内に形成される隙間に充填することができ、これにより、各流体充填をドラム缶から外す際にホース内の廃油がこぼれることを防ぐことができる。
【0069】
さらにまた、上記実施形態における流体充填具Lについて、ドラム缶の流体注入口に取り付けた状態で、その管状部材14の下端がドラム缶の底部に届く長さ寸法に形成することも可能である。
この場合において、上記管状部材14の下端を尖った形状に形成しておく。
【0070】
これにより、例えば、上記流体充填具Lの流体導入口11に外部から空気を送り込むコンプレッサのホースを連結し、このコンプレッサにより外部からドラム缶内に空気を送り込む。
この結果、ドラム缶内に廃油等の流体が充填している場合に、この流体を流体導入口11から送り込まれた空気の圧力により、管状部材14の尖った先端部から流体を押し込み、管状部材14の流体導出部10cを介して、流体を外部に押し出すことができる。
【0071】
また、上記のように、その管状部材14の下端がドラム缶の底部に届く長さ寸法に形成し、その下端を尖った形状に形成した流体充填具を用いて、この流体充填具にホースを介して連結されたポンプによりドラム缶内の流体を上記管状部材14の下端から吸い出す構成とすることも可能である。
【0072】
さらにまた、この場合において、その下端が尖った形状の上記流体充填具を複数個用意し、図16に示すように、互いにホース50を介して連結するとともに、ホース51の先端をポンプに連結して、各ドラム管B、C、D内に充填されている流体を、ドラム缶D、C、Bの順に外部に吸い出す構成とすることも可能である。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる流体充填具の使用状態図。
【図2】 本発明にかかる流体充填具の外観図。
【図3】 本発明にかかる流体充填具の断面図。
【図4】 本発明にかかる流体充填具の別の使用状態を示す使用状態図。
【図5】 本発明にかかる流体充填具の使用状態図。
【図6】 本発明にかかる流体充填具の別の実施形態を示す断面図。
【図7】 本発明にかかる流体充填具の別の実施形態を示す外観図。
【図8】 本発明にかかる流体充填具の別の実施形態を示す断面図。
【図9】 本発明にかかる流体充填具の別の実施形態を示す断面図。
【図10】(a)本発明にかかる流体充填具の別の実施形態を示す断面図。(b)本発明にかかる流体充填具の別の実施形態を示す断面図。
【図11】 本発明にかかる流体充填具の使用状態図。
【図12】 本発明にかかる流体充填具の別の実施形態を示す断面図。
【図13】 本発明にかかる流体充填具の別の実施形態を示す外観図。
【図14】 本発明にかかる流体充填具の使用状態図。
【図15】 本発明にかかる流体充填具の使用状態を示す断面図。
【図16】 本発明にかかる流体充填具の使用状態図。
【0074】
【符号の説明】
10 筒体
10b 流体導入部(流体導入路)
10c 流体導出部(流体導出路)
10f パッキン
11 流体導入口
12 流体導出口
14 管状部材
50 ホース
h 所定長さ
Claims (5)
- 容器の流体注入口に着脱自在に装着され、該容器の流体注入口に装着された状態で、容器外部の流体を容器内に導いて充填する流体充填具であって、
筒体と、
前記筒体の内部に上下方向に可動自在に挿嵌された管状部材とを備え、
管状部材は、上端に流体導出口を有し、下端に容器の内部に開口する開口端を有し、管状部材の内部が流体導出路を構成しており、
筒体は、外周壁面に流体導入口が突設されており、筒体の下端に容器の内部に開口する開口端を有し、筒体の内部に、流体導出路とは別個の流体導入路が形成されていて、
筒体の上部と管状部材との間に、筒体と管状部材との気密を保つためのパッキンが設けられていることを特徴とする流体充填具。 - 管状部材が、筒体に対して着脱可能に設けられているとともに、管状部材の流体導出口を筒体の流体導入口に連結するためのホースを備えていることを特徴とする請求項1記載の流体充填具。
- 管状部材が、筒体よりも長く、筒体の内部に挿嵌された状態で、筒体の下端から所定長さ突き出ていることを特徴とする請求項1または2記載の流体充填具。
- 管状部材が、筒体の下端から突き出て、流体充填具を容器に取り付けたときに、容器の底に届く長さを有しており、
流体導入口が、ホースを介してコンプレッサに接続され、流体導入口を通じて容器内に気体を供給することにより、管状部材を介して容器内部の液体を容器外部に排出するようにした構成を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の流体充填具。 - 管状部材が、筒体の下端から突き出て、流体充填具を容器に取り付けたときに、容器の底に届く長さを有しており、
流体導出口が、ホースを介してポンプに接続され、管状部材を介して容器内部の液体を容器外部に吸い出すようにした構成を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の流体充填具。
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