JP4165900B1 - 切断装置 - Google Patents

切断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4165900B1
JP4165900B1 JP2008024769A JP2008024769A JP4165900B1 JP 4165900 B1 JP4165900 B1 JP 4165900B1 JP 2008024769 A JP2008024769 A JP 2008024769A JP 2008024769 A JP2008024769 A JP 2008024769A JP 4165900 B1 JP4165900 B1 JP 4165900B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
blade
movement
moving
parallel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008024769A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009184047A (ja
Inventor
貴志 万殿
護 角南
Original Assignee
株式会社 英田エンジニアリング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 英田エンジニアリング filed Critical 株式会社 英田エンジニアリング
Priority to JP2008024769A priority Critical patent/JP4165900B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4165900B1 publication Critical patent/JP4165900B1/ja
Publication of JP2009184047A publication Critical patent/JP2009184047A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Shearing Machines (AREA)

Abstract

【課題】小型且つ切断品質に優れた切断装置を提供すること。
【解決手段】角筒状の材料Sを切断する切断装置1であって、前記材料Sを所定位置に固定する固定刃23と、前記材料Sを切断するための切断機構31、51とを備え、前記切断機構31,51は、前記材料Sを切断する移動刃33,53と、前記移動刃33,53を移動自在に支持する移動刃支持機構31,51と、前記移動刃33,53に対し前記材料Sの所定の一面S1,S2に対する平行移動と旋回移動とを付与する駆動手段39,59,41,61とを、備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は切断装置に係り、特に、角筒状の材料(例えば、金属材料)を切断するための切断装置に関する。
従来から、角筒状の材料を切断する装置としては、様々なものが存在していた。具体的には、水平移動により金属パイプ上部を内面側から切除する第1刃部と、第1刃部の横位置にあり垂直移動により残りの3面を切断位置の内面側から切除する第2刃部からなる移動刃14とを有する切断装置である(特許文献1参照。)当該先行技術に係る切断装置では、1枚の移動刃を用いて、水平方向移動と垂直方向移動との二段階移動によって、四角筒状のパイプを切断している。これは、常に奇麗な切断面と寸法が得られ、コンパクトに形成でき、異なったサイズの切断にも対応できる汎用性があり、長寿命で経済的な鋼製角パイプの切断装置を実現することを目的としている。
また、他の切断装置として、鋭利な先端を有した板状の切断刃を有し、切断刃の圧入角度に対して鋼製角パイプを45°の角度で保持する受け刃と、鋼製角パイプに切断刃を圧入する押圧装置とを備え、鋼製角パイプの角から切断刃を圧入して切断するものも開示されている(特許文献2参照。)。これは、鋼製角パイプの角から切断刃を挿入することによって、比較的板厚の薄い材料であっても、騒音を防止してスムーズに切断することを目的としている。
さらには、金属製の四角筒を固定刃型の四角形の開口部に挿入支持した状態で、2つの可動刃型を互いに接近する方向に移動させ、各可動刃型における先端刃を四角筒の対角部に食い込ませ、その後、四角筒の上下水平面を先端刃により切断するとともに、四角筒の左右垂直面を中間刃により切断し、先端刃と後端刃とが上下交差した時点で四角筒の切断を完了するようにしている切断装置も開示されている(特許文献3参照。)。これは、きれいな切断面を得るとともに、切断時間も短縮することを目的としている。
特開2002−178217 特開2002−113610 特開2000−225515
しかしながら、上記先行技術に係る各切断装置には、それぞれ以下のような問題点があった。すなわち、特許文献1に係る切断装置では、角筒状のパイプを切断するのに、1つの移動刃を大きく移動させるものであるため、装置自体が大型化してしまう。また、移動刃を水平方向及び垂直方向に移動させる別個のアクチュエータが装備されているが、これらは大きな力を出す必要があることから、アクチュエータ自体も大型化してしまう。
また、特許文献2に係る切断装置では、製品角部から刃物が入るので抵抗が大きく(加工硬化の為)、角部の製品形状に不良が発生する。
更に、特許文献3に係る切断装置では、向かい合う切断刃のクリアランス調整の為、高精度の部品が必要となり、コストが高くなってしまう。また長期間の使用において、切断刃支持具の磨耗により、切断刃先端部同士が接触してしまい、破損してしまう恐れがある。加えて、切断刃同士が広域に渡り干渉してしまうので、切断刃同士が接触してしまい、破損してしまう恐れもある。
本発明は、上記した各先行技術に開示された切断装置が有する不都合を回避して、小型且つ切断品質に優れた切断装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明では、角筒状の材料を切断する切断装置であって、前記材料を所定位置に固定する固定刃と、前記材料を切断するための切断機構とを備え、前記切断機構は、前記材料を切断する移動刃と、前記移動刃を移動自在に支持する移動刃支持機構と、前記移動刃に対し前記材料の所定の一面に対する平行移動と旋回移動とを付与する駆動手段とを、備えている、という構成を採っている。
また、前記移動刃は、前記平行移動により前記一面の少なくとも一部を切断する第1刃部と、前記旋回移動により前記一面と直角な他面の少なくとも一部を切断する第2刃部と、を備えている、という構成を採っている。
また、前記切断機構は、前記材料の所定の一面側および前記一面と平行な他面側にそれぞれ1組づつ設けられている、という構成を採っている。
また、前記各移動刃支持機構は、相互に平行で且つ反対方向に移動することで前記材料を切断する、という構成を採っている。
また、前記移動刃支持機構は、前記材料の所定の一面に平行に移動するベースと、このベースに固定される旋回移動軸支部と、この旋回移動軸支部に設けられた旋回軸に対して旋回自在に係合される移動刃支持部とを備えている、という構成を採っている。
また、前記ベースには旋回移動駆動手段軸支部が固定され、この旋回移動駆動手段軸支部には所定の揺動軸が設けられ、この揺動軸に旋回移動を付与する駆動手段が揺動自在に軸支され、更に前記旋回移動駆動手段が前記移動刃支持部に係合されている、という構成を採っている。
また、前記移動刃支持機構は所定のフレームに設けられたレールに係合されており、前記フレームには前記レールに沿って前記移動刃支持機構を移動させる駆動手段が固定されている、という構成を採っている。
また、前記駆動手段の少なくとも1つは油圧シリンダである、という構成を採っている。
また、上記切断装置に使用されることを特徴とする移動刃、という構成を採っている。
また、所定の移動刃を用いて角筒状の材料を切断する切断方法であって、前記移動刃を前記材料の所定の一面に対して平行移動させて前記一面の少なくとも一部を切断し、しかる後、前記移動刃を前記材料に対して旋回移動させて前記一面と直角な他面の少なくとも一部を切断する、という構成を採っている。
更に、前記移動刃は、前記材料の所定の一面側および前記一面と平行な他面側にそれぞれ1組づつ設けられている、という構成を採っている。
次に、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る切断装置について説明する。
[全体概要]
先ず、本実施形態に係る切断装置1の全体概要について説明する。図1は切断装置1の正面図であり、切断対象物である角筒状の金属材料Sが紙面の法線方向に移動する向きで示されている。本実施形態で切断する金属材料Sは、あくまでも一例ではあるが、天井の下地材等として用いられる角スタッドであるので、以下「角スタッドS」を用いて本発明の内容を説明する。但し、本発明の切断装置1で切断できるのは角スタッドSだけではなく、その他の材料も切断できることは言うまでもないことである。
切断装置1は、切断装置1の各構成要素を支持するフレーム11と、角スタッドSを固定するための固定刃23を支持する固定刃支持フレーム21と、角スタッドSに関して上方に配置される上側切断機構31と、同様に下方に配置される下側切断機構51とを備えている。各切断機構31,51は、実際に角スタッドSを切断する移動刃33,53と、この移動刃33,53を支持する移動刃支持機構35,55と、移動刃支持機構35,55を角スタッドSの所定の一面S1,S2に対して平行移動させるためのレール37,57と、レール37,57に沿って移動刃支持機構35,55を移動させる平行移動駆動手段39,59と、移動刃支持機構35,55上で移動刃33,53を旋回移動させる旋回移動駆動手段41,61とを備えている。以下に、各構成要素について詳細に説明する。
[フレーム]
フレーム11は概ね長方形を形成しており、上側フレーム11aと、下側フレーム11bと、右側フレーム11cと左側フレーム11dとからなる。尚、ここで言う上下左右は、発明内容の理解を容易にするための便宜上の位置を示すものであり、上下を入れ替えたり、左右を入れ替えたりしても、発明の本質に変更はない。
上側フレーム11aは、下面にレール37が固定されており、このレール37に上側切断機構31の移動刃支持機構35が係合されている。一方、下側フレーム11bはその上面にレール57が固定されており、このレール57に下側切断機構51の移動刃支持機構55が係合されている。また、右側フレーム11cは上側フレーム11aと下側フレーム11bの各右端に結合されており、左側フレーム11dは上側フレーム11aと下側フレーム11bの各左端に結合されている。これにより、略長方形のフレーム11が構成される。
また、右側フレーム11cと左側フレーム11dのそれぞれの中間部には、固定刃支持フレーム21が固定されている。この固定刃支持フレーム21は、切断工程の際に角スタッドSを固定する固定刃21を支持するものである。更に、左側フレーム11dには、後述する各切断機構31,51の平行移動駆動手段39,59が固定されている。
[切断機構概要]
次に、切断機構について説明する。なお、上側および下側の各切断機構31,51の構造はほぼ同一であるので、以下では主に上側切断機構31に着目して説明することとする。しかしながら、必要な場合には、下側切断機構51の各構成要素も引用しながら説明をする。
上記したように、上側切断機構31は、実際に角スタッドSを切断する移動刃33と、この移動刃33を支持する移動刃支持機構35と、移動刃支持機構35を角スタッドSの所定の一面S1に対して平行移動を実現するためのレール37と、このレール37に沿って移動刃支持機構35を移動させる平行移動駆動手段39と、移動刃支持機構35上で移動刃33を旋回移動させる旋回移動駆動手段41とを備えている。
[移動刃]
移動刃33は板状の切断刃であり、図2及び図3に示すように水平移動によって角スタッドSの一面である上面部S1を切断する第1刃部33aと、図4に示すように旋回移動によって角スタッドSの断面の右側の垂直面部S3を切断する第2刃部33bとからなる。第1刃部33aは、角スタッドSに切り込むための鋭利な先端部を有し、その先端部の上方に凹んだU字状部を備えている。これにより、先端部で角スタッドSに切り込んだ後は、U字状部で角スタッドSの上面部S1を切断できるようになっている。また、第2刃部33bは略V字状に凹んだ形状を有しており、その一方の斜面部によって角スタッドSの右側の垂直面部S3を切断するようになっている。
[移動刃支持機構]
次に、移動刃を支持する移動刃支持機構35について説明する。移動刃支持機構35は、主要部をなすベース部35aと、このベース部35aをレール37に係合するレール係合部35bと、ベース部35aから下方に突出する旋回移動軸支部35cと、この旋回移動軸支部35cに揺動自在に軸支される移動刃支持部35dと、旋回移動駆動手段41を揺動自在に支持する旋回移動駆動手段軸支部35eとを備えている。
[ベース]
ベース部35aは、レール37と平行に配置され、レール37の長手方向に沿った2箇所で、レール係合部35bによってレール37に係合されている。そして、レール係合部35bはレール37に沿ったベース35aの移動を許容するように係合されている。このため、ベース部35aに水平方向の外力が加わった場合には、その外力の方向に応じてベース部35aが水平移動することとなる。
[旋回移動軸支部及び移動刃支持部]
また、ベース部35aの右端の下面には、旋回移動軸支部35cが設けられている。旋回移動軸支部35cは逆台形状の形状をしており、その下端部近傍に旋回軸35c1が設けられている。そして、この旋回軸35c1には、移動刃支持部35dが係合されており、この移動刃支持部35dは旋回軸35c1を中心として旋回できるようになっている。移動刃支持部35dはL字形状を有しており、一方の辺に移動刃33が固定され、他方の辺の先端部が旋回軸35c1に係合されている。尚、移動刃支持部35dは移動刃33を両側から挟むようなチャック構造を備えており、ネジの着脱によって移動刃33を取り替えることができるようになっている。
[旋回移動駆動手段軸支部]
ベース部35aの上面には、図2に示すように、旋回移動駆動手段軸支部35eが設けられている。この旋回移動駆動手段軸支部35eは、逆U字状の形状を有しており、その下端部がボルトによって左右の両側でベース部35aに固定されている。また、旋回移動駆動手段軸支部35eの上端部には揺動軸35e1が設けられ、この揺動軸35e1に旋回移動駆動手段41が揺動自在に軸支されている。従って、旋回移動駆動手段41はベース部35aの移動に伴って一体として移動することとなる。
[平行移動駆動手段]
平行移動駆動手段39は、油圧シリンダからなり、図1及び2に示すように、ベース部35aの左端に係合されている。また、平行移動駆動手段39の本体部分は左側フレーム11dに固定されており、油圧シリンダの伸縮に伴って移動刃支持機構35を水平方向(上面部S1に平行な方向)に移動させることができるようになっている。なお、平行移動駆動手段39は移動刃支持機構35の左側に配置されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、右側に配置するようにしてもよい。
また、上記実施形態では平行移動駆動手段の一例として油圧シリンダを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の駆動手段を用いるようにしてもよい。すなわち、エアシリンダ(図示略)でも良いし、電動モータと長ネジを用いたもの(図示略)でもよい。電動モータと長ネジを用いるものとは、左側フレーム11dに雌ネジを固定すると共に、この雌ネジに螺合する長ネジをレール37と平行に設け、前記長ネジに電動モータの回転力を伝達するものである。そして、長ネジの先端部を移動刃支持機構35に回転を許容するように係合するのである。これにより、電動モータの回転駆動力が長ネジに伝達されると、長ネジが回転する。そして、長ネジが螺合する雌ネジは左側フレーム11dに固定されているために、結果として長ネジが回転しながら水平方向に移動する。この水平方向の移動を移動刃支持機構35に伝達することで、移動刃支持機構35に水平移動を付与するものである。上記とは逆に、長ネジは回転しないように設置し、雌ネジを回転させるようにしてもよい。
[旋回移動駆動手段]
旋回移動駆動手段41は、平行移動駆動手段39と同様に油圧シリンダから構成されている。そして、上記したように、旋回移動駆動手段軸支部35eの揺動軸35e1に係合されている。このため、図4に示すように、旋回移動駆動手段41である油圧シリンダの伸縮によって移動刃支持部35dを旋回させると共に、旋回移動駆動手段自体41も揺動できるようになっている。尚、当該旋回移動駆動手段31も油圧シリンダに限定されるものではなく、エアシリンダや上記した電動モータと長ネジを用いたものでもよい。
[下側切断機構]
下側切断機構51は上記したように上側切断装置31とほぼ同一の構造を有しているが、一部の点で異なっている。異なる点としては、各部の配置が上下左右方向で逆になっている点である。このため、下側切断機構51は左方向に移動する時に角スタッドSを切断することとなる。また、平行移動駆動手段59は、上側切断機構31と同様に左側フレーム11dに固定されている。
[固定刃支持フレーム]
固定刃支持フレーム21は、右側フレーム11cと左側フレーム11dのそれぞれの中間部に固定されている。この固定刃支持フレーム21は、切断工程の際に角スタッドSを固定する固定刃23を支持するものである。この固定刃23には、角スタッドSが貫通するための貫通穴25が形成されている。
[作用]
次に、図2〜図4に基づいて、本実施形態に係る切断装置の作用について詳述する。
[切断前]
図2は、切断前の状態を示す正面図である。切断前の状態においては、上側切断機構31の移動刃33は角スタッドSの左側に位置しており、下側切断機構51の移動刃53は角スタッドSの右側に位置している。そして、各移動刃33,53の第1刃部33aが角スタッドSの左上角部及び右下角部の近傍に位置している。
[切断開始]
切断工程が開始されると、平行移動駆動手段39、59である各油圧シリンダが作動を開始する。上側切断機構31の油圧シリンダは右方に向かって伸び始め、下側切断機構51の油圧シリンダは左方に向かって縮み始める。これに伴い、移動刃支持機構35がレール37に沿って水平方向右方及び左方にそれぞれ移動を開始する。これは、角スタッドSの上面部S1および下面部S2に対して平行移動である。これにより、第1刃部33aの先端部が角スタッドSの角部へ食い込み、切断作業が始まる。そして、一旦第1刃部33aの先端部が角スタッドSの内部に進入すると、その後は第1刃部33aのU字状部で切断が進行する。
[上面部及び下面部の切断]
平行移動による切断中は、継続して各油圧シリンダが動作し、最終的には図3に示すように、上側の移動刃33が角スタッドSの右上角部を通過し、下側の移動刃53が角スタッドSの左下角部を通過して停止する。これにより、角スタッドSの上面部S1と下面部S2が完全に切断される。各移動刃33,53の停止位置は、第2刃部33bが角スタッドの垂直面部S3,S4に対向するような位置である。
[垂直面部の切断]
図4は、垂直面部S3,S4の切断工程を示す図である。この図に示すように、垂直面部S3,S4の切断の際には、旋回移動駆動手段41、61である油圧シリンダが伸びる。これにより、移動刃支持部35dは旋回軸35c1を中心として旋回を始める。この旋回に伴って第2刃部33bが角スタッドSの垂直面部S3,S4を切断し始め、最終的には右側の垂直面部S3の下端近傍及び左側の垂直面部S4の上端近傍まで切断される。これにより、角スタッドSの断面全体が完全に切断されることとなる。
[初期位置復帰工程]
切断工程が終了すると、各油圧シリンダは元の状態に戻るように作動を始める。すなわち、旋回移動駆動手段41である各油圧シリンダは元の長さに縮み、移動刃支持部35dを水平方向に復帰させる。次に、上側切断機構31に係合された平行移動駆動手段39である油圧シリンダは縮むことで、上側切断機構31を左側の初期位置に復帰させる。一方、下側切断機構51に係合された平行移動駆動手段59である油圧シリンダは伸びることで、下側切断機構51を右側の初期位置に復帰させる。これにより、切断前の状態に戻される。この状態において、切断対象物である角スタッドSが固定刃23の貫通穴25内を移動し、次の切断位置で停止する。そして、上記した各切断工程が繰り返される。尚、本発明は角スタッドSが常に移動しているような、走行切断機に対しても適用可能である。その場合は、切断装置1を角スタッドSの移動速度に同期させた上で切断を行い、切断完了後に元の位置に復帰させるような制御が行われる。
[変形例]
以上は、移動刃33、53の水平な平行移動により角スタッドSの上下面部S1,S2を切断した後に、旋回移動により垂直面部S3,S4を切断する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、図1の切断装置1の全体を90°回転させることで、移動刃33の垂直移動により垂直面部を切断した後に、旋回移動により上下面部を切断するように変形してもよい。これは、各構成要素の設置関係を単純に変更しただけであり、発明の本質は何ら変化していないものである。
また、寸法や形状が異なる複数種類の角スタッドの切断を可能とするために、異なる寸法や形状の移動刃を用意し、必要に応じてそれらを取り替えることも考えられる。また、オートスイッチにより、上下面部S1、S2に沿った位置の制御を行うことにより、複数種の角スタッドにも対応することができる。
本発明の一実施形態に係る切断装置の正面図である。 図1に開示した切断装置において、切断前の各切断機構の状態を示す図であり、フレームは仮想線で示している。 図1に開示した切断装置において、水平移動による切断中の各切断機構の状態を示す図であり、フレームは仮想線で示している。 図1に開示した切断装置において、旋回移動による切断中の各切断機構の状態を示す図であり、フレームは仮想線で示している。
符号の説明
1 切断装置
11 フレーム
21 固定刃支持フレーム
23 固定刃
25 貫通穴
31 上側の切断機構
33 移動刃
35 移動刃支持機構
35a ベース部
35b レール係合部
35c 旋回移動軸支部
35c1 旋回軸
35d 移動刃支持部
35e 旋回移動駆動手段軸支部
35e1 揺動軸

Claims (10)

  1. 角筒状の材料を切断する切断装置であって、
    前記材料を所定位置に固定する固定刃と、
    前記材料を切断するための切断機構とを備え、
    前記切断機構は、前記材料を切断する移動刃と、前記移動刃を移動自在に支持する移動刃支持機構と、前記移動刃に対し前記材料の所定の一面に対する平行移動と旋回移動とを付与する駆動手段とを備え、
    前記移動刃は、切断時における前記平行移動の方向に関して先端部に設けられ且つ前記平行移動により前記一面の少なくとも一部を切断する第1刃部と、切断時における前記平行移動の方向に関して前記第1刃部の後方に設けられ且つ前記旋回移動により前記一面と直角な他面の少なくとも一部を切断するV字状に凹んだ第2刃部と、を備えており、
    前記第1刃部は平行移動によって前記一面を材料の内側から外側に向かって切断するような傾斜を有し、前記第2刃部は旋回移動によって前記他面を材料の内側から外側に向かって切断することを特徴とする切断装置。
  2. 前記切断機構は、前記材料の所定の一面側および前記一面と平行な他面側にそれぞれ1組づつ設けられていることを特徴とする請求項に記載の切断装置。
  3. 前記各移動刃支持機構は、相互に平行で且つ反対方向に移動することで前記材料を切断することを特徴とする請求項1又は2に記載の切断装置。
  4. 前記移動刃支持機構は、前記材料の所定の一面に平行に移動するベースと、このベースに固定される旋回移動軸支部と、この旋回移動軸支部に設けられた旋回軸に対して旋回自在に係合される移動刃支持部とを備えていることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の切断装置。
  5. 前記ベースには旋回移動駆動手段軸支部が固定され、この旋回移動駆動手段軸支部には所定の揺動軸が設けられ、この揺動軸に旋回移動を付与する駆動手段が揺動自在に軸支され、更に前記旋回移動駆動手段が前記移動刃支持部に係合されていることを特徴とする請求項に記載の切断装置。
  6. 前記移動刃支持機構は所定のフレームに設けられたレールに係合されており、前記フレームには前記レールに沿って前記移動刃支持機構を移動させる駆動手段が固定されていることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の切断装置。
  7. 前記駆動手段の少なくとも1つは油圧シリンダであることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の切断装置。
  8. 請求項1〜に記載の切断装置に使用されることを特徴とする移動刃。
  9. 所定の移動刃を用いて角筒状の材料を切断する切断方法であって、
    前記移動刃を前記材料の所定の一面に対して平行移動させて前記一面の少なくとも一部を切断し、
    しかる後、前記移動刃を前記材料に対して旋回移動させて前記一面と直角な他面の少なくとも一部を切断するものであり
    前記移動刃は、切断時における前記平行移動の方向に関して先端部に設けられ且つ前記平行移動により前記一面の少なくとも一部を切断する第1刃部と、切断時における前記平行移動の方向に関して前記第1刃部の後方に配置され且つ前記旋回移動により前記一面と直角な他面の少なくとも一部を切断するV字状に凹んだ第2刃部と、を備えており、
    前記第1刃部は平行移動によって前記一面を材料の内側から外側に向かって切断するような傾斜を有し、前記第2刃部は旋回移動によって前記他面を材料の内側から外側に向かって切断することを特徴とする切断方法。
  10. 前記移動刃は、前記材料の所定の一面側および前記一面と平行な他面側にそれぞれ1組づつ設けられていることを特徴とする請求項に記載の切断方法。
JP2008024769A 2008-02-05 2008-02-05 切断装置 Expired - Fee Related JP4165900B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008024769A JP4165900B1 (ja) 2008-02-05 2008-02-05 切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008024769A JP4165900B1 (ja) 2008-02-05 2008-02-05 切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4165900B1 true JP4165900B1 (ja) 2008-10-15
JP2009184047A JP2009184047A (ja) 2009-08-20

Family

ID=39916237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008024769A Expired - Fee Related JP4165900B1 (ja) 2008-02-05 2008-02-05 切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4165900B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8645308B2 (en) 2010-09-14 2014-02-04 Fujitsu Limited Non-transitory computer readable storage medium, sound-volume prediction apparatus, and sound-volume prediction method
CN116833475A (zh) * 2023-09-01 2023-10-03 中铁城建集团第一工程有限公司 一种钢管相贯线切割装置及其控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8645308B2 (en) 2010-09-14 2014-02-04 Fujitsu Limited Non-transitory computer readable storage medium, sound-volume prediction apparatus, and sound-volume prediction method
CN116833475A (zh) * 2023-09-01 2023-10-03 中铁城建集团第一工程有限公司 一种钢管相贯线切割装置及其控制方法
CN116833475B (zh) * 2023-09-01 2023-10-31 中铁城建集团第一工程有限公司 一种钢管相贯线切割装置及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009184047A (ja) 2009-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61177232A (ja) タイヤのグル−ビング装置
JP4165900B1 (ja) 切断装置
JP3211525U (ja) ばね製造機におけるサーボ回転型フル機能刀具モジュール
CN106132579A (zh) 用于弯边压力机的弯曲辅助装置
JP4388037B2 (ja) 切断刃傾斜機構並びに該切断刃傾斜機構を備える切断装置
JP2010017822A (ja) 切断方法とその装置
JP6688204B2 (ja) リンク式多関節ロボット
WO2006123481A1 (ja) 切断装置、及び切断装置を搭載した作業車輌
KR20090030583A (ko) 스폿 용접용 지그장치
JP5498854B2 (ja) シーム溶接装置
JP2000288853A (ja) ハイブリッド型多自由度機構
CN114700897A (zh) 一种便于操作的铁路车辆车轮加工用固定装置
JP5988392B2 (ja) ツール駆動装置
KR20110080045A (ko) 트윈 스폿용접장치
JP4166161B2 (ja) 剥離装置
KR20110136870A (ko) 굽힘 가공장치
KR20120004464A (ko) 굽힘 가공장치
JP2006525872A (ja) シート材を多形状に成形するためのロール成形装置
JP2009142971A (ja) 旋回可能な可動部を備えた工作機械
JP2007111822A (ja) 平行リンク機構、ワーク搬送装置
CN209793011U (zh) 一种可调节的工件托转装置
JP7238365B2 (ja) スプレー装置
JP2005205484A (ja) 溶接トーチの装着構造及び自動溶接方法
JP6242205B2 (ja) 工作機械
CN220413857U (zh) 一种高稳定性裁刀传动机构

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080728

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4165900

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees