JP4165516B2 - 内燃機関の燃焼室構造 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の燃焼室構造に関するものである。
従来より、図9に示すような従来のエンジン(内燃機関)200には、ピストン201の頂面202とシリンダヘッド203の下面204との間で燃焼室205が形成されている。
また、このエンジン200では、ピストン201が上死点近傍に位置している場合に、ピストン頂面202と燃焼室下縁部205A近傍におけるシリンダヘッド下面204との間に微細な空間(スキッシュエリア)206,207が形成されるようになっている。
これにより、ピストン201が下死点から上死点に上昇する際に、スキッシュエリア206,207から燃焼室205の中心方向へ向けて噴出する気流(スキッシュ流(図9中矢印SF参照))を生成することができるようになっている。なお、この図9中符号h206およびh207で示すのはスキッシュエリア206,207の高さである。
他方、図10に示すように、ピストン201の頂面202には、図示しない吸気バルブや排気バルブとピストン頂面202との干渉(衝突)を避けるべく、バルブリセス207が形成されている。このようなバルブリセス207が形成されている理由の1つとして、可変動弁機構(いわゆる、VVT機構;図示略)がエンジン200にそなえられていることがあげられる。つまり、このVVT機構(図示略)が、ピストン201が上死点近傍にある際に吸気バルブや排気バルブを大きく開弁させる場合があり、このような場合に、開弁状態の吸気バルブや排気バルブとピストン頂面とが衝突することを避けるべく、バルブリセス207が形成されているのである。
なお、このようなバルブリセスが形成されているピストンに関する技術の一例として、以下の特許文献1が存在する。
実公平7−36207号公報
しかしながら、図10に示すような深いバルブリセス207を形成すると、ピストン頂面202に最も近接して設けられるピストンリング(トップリング)が嵌入するリング溝(トップリング溝)208Bをピストン頂面202からピストンピン211側(図10中下方)に遠ざけて形成する必要がある。これは、バルブリセス207とトップリング溝208Bとの間で必要な肉厚(図10中符号h205参照)を確保する必要があるためである。
このように、トップリング溝208Bの位置をピストン頂面202から遠ざけると、トップリング溝208Bとピストン頂面202との間においてピストン201の側面全周に亘って形成されたランド(トップランド)209Bの厚みが大きくなってしまう。なお、図10中鎖線で示すトップリング溝208Aはバルブリセス207を形成しない場合のトップリング溝であり、符号h209Aで示すのはバルブリセス207を形成しない場合のトップランドの厚みであり、また、符号h209Bで示すのはバルブリセス207を形成した場合のトップランドの厚みである。つまり、この図10において符号h209Aで示すトップランドの厚みと、符号h209Bで示すトップランドの厚みとを比較することにより、バルブリセス207を形成したことによってトップランドの厚みを大きくせざるを得ないことが示されている。
しかしながら、トップランドの厚みを大きくすると、トップランド209とシリンダライナ(図示略)との間に形成される消炎体積(クエンチングエリア)の容積が増大してしまう。つまり、燃焼室205で発生した火炎がこのクエンチングエリアには伝播されないため、クエンチングエリアの容積が増大したことにより、エンジン200から排出される排ガスに含まれるHC(炭化水素;未燃燃料)が増大し、排ガスの性能悪化を招いてしまう。
なお、このような排ガス悪化を回避するため、例えば、図9に示すピストン頂面202の位置を、ピストンピン211側に下げる(即ち、ピストン頂面202とピストンピン211の中心C1との間の距離h211を短くする)という手法も考えられる。
しかしながら、このような手法によれば、スキッシュ高さh206,h207が必然的に高くなってしまう。このため、十分なスキッシュ流SFを生成できないこととなり、燃費が悪化する事態を招いてしまう。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、燃費の向上と排ガス性能の向上とを両立させることができる、内燃機関の燃焼室構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の内燃機関の燃焼室構造(請求項1)は、シリンダブロックに形成されたシリンダ内を摺動するピストンと、該シリンダブロックと対向して設けられ該ピストンの頂面との間で燃焼室を形成するシリンダヘッドと、該シリンダヘッドに形成され該燃焼室と連通した吸気ポートおよび排気ポートと、該燃焼室に対して該吸気ポートを開閉する吸気バルブおよび該排気ポートを開閉する排気バルブとを有する、エンジンの燃焼室構造において、該ピストンの側面外周に形成されピストンリングが嵌入するリング溝と、該ピストンの頂面に形成され該ピストンが上死点近傍にある場合に該シリンダヘッドとの間でスキッシュエリアを形成するスキッシュエリア形成部と、該スキッシュエリア形成部以外の該ピストン頂面の外縁全周に形成されたピストン外縁部と、該ピストン頂面と該リング溝との間におけるピストン側面全周に亘って形成されたランド部とを備えて構成され、該ランド部は、該スキッシュエリア形成部と該リング溝との間に形成されたスキッシュランド部と、該ピストン外縁部と該リング溝との間に形成された外縁ランド部とを有し、該外縁ランド部の厚みが該スキッシュランド部の厚みよりも小さくなるように形成され、該スキッシュエリア形成部には、該吸気バルブとの干渉を避ける吸気バルブリセスが形成されていることを特徴としている。
また、請求項2記載の本発明の内燃機関の燃焼室構造は、請求項1記載の内容において、該スキッシュエリア形成部には、該スキッシュエリア形成部以外の該ピストン頂面において高さが均一になるように形成された平坦部が形成されることを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明の内燃機関の燃焼室構造は、請求項1記載の内容において、該スキッシュエリア形成部以外の該ピストン頂面において窪み部が形成されることを特徴としている。
また、請求項4記載の本発明の内燃機関の燃焼室構造は、請求項2記載の内容において、該平坦部の外周部は該ピストン外縁部よりも高くなるように形成されていることを特徴としている。
また、請求項5記載の本発明の内燃機関の燃焼室構造は、請求項3記載の内容において、該窪み部の外周部は該ピストン外縁部よりも高くなるように形成され、該窪み部の外周部と該ピストン外縁部との間には傾斜部が形成されていることを特徴としている。
本発明の内燃機関の燃焼室構造によれば、内燃機関から排出される排ガス性能の向上と、燃焼効率の向上による燃費の向上とを両立させることができる。
また、ピストン頂面に形成されたスキッシュエリア形成部に、吸気バルブとの干渉を避けるバルブリセスが形成されている場合であっても、吸気バルブリセスとリング溝との間で必要な肉厚を確保できるので、ピストンに必要な強度を得ることができるとともに、吸気効率を向上させて内燃機関の出力を向上させることができる。(請求項1)
また、ピストン頂面に高さが均一な平坦部を形成することで、ピストンの加工を容易にし、ピストンの生産性を向上させることができる。(請求項2)
また、スキッシュエリア形成部を除いたピストン頂面において窪み部を形成することで、燃焼室内での混合気の撹拌を促進することができ、燃焼の安定性を高めることができる。(請求項3)
また、ピストン頂面に形成された平坦部の外周部をピストン外縁部よりも高くなるように形成することで、内燃機関に応じた適切な圧縮率を得ながら、排ガス性能を向上させることができる。(請求項4)
また、ピストン頂面に形成された窪み部の外周部がピストン外縁部よりも高くなるように形成することで、内燃機関に応じた適切な圧縮率を得ながら、排ガス性能を向上させることができる。(請求項5
以下、図面により、本発明の第1実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造について説明すると、図1は燃焼室とピストンとを示す模式的な側面図、図2はピストン頂面を示す模式的な平面図、図3は燃焼室上面を示す模式的な平面図である。
この図1に示すエンジン10に備えられたピストン11は、シリンダブロック(図示略)に形成されたシリンダ(図示略)内を摺動するものであって、その頂面(ピストン頂面)12とシリンダヘッド13の下面14との間で燃焼室15を形成するようになっている。なお、このシリンダヘッド13には、燃焼室15と連通した吸気ポートおよび排気ポート(いずれも図示略)と、吸気ポートを開閉する吸気バルブおよび排気ポートを開閉する排気バルブ(いずれも図示略)とが備えられている。また、このエンジン10には図示しない可変動弁機構(VVT機構)が備えられており、吸気バルブおよび排気バルブのストローク量および開閉弁時期を変更できるようになっている。
また、ピストン11には、その側面の全周に亘って、トップリング溝(リング溝)16,セカンドリング溝17,サードリング溝18が形成され、これらのリング溝16,17,18には、それぞれ、ピストンリング(図示略)が嵌入できるようになっている。
これらのうち、トップリング溝16は、後述するバルブリセス31との間の肉厚(図示略)を確保できる範囲で、ピストン頂面12に近接して形成されている。また、このトップリング溝16よりも図中下方側(ピストンピン19側)にセカンドリング溝17が形成され、さらに、このセカンドリング溝17の下方側にサードリング溝18が形成されている。
また、ピストン頂面12には、吸気側スキッシュエリア形成部(スキッシュエリア形成部)22と、排気側スキッシュエリア形成部(スキッシュエリア形成部)24と、ピストン外縁部25と、平坦部26とが形成されている。
これらのうち、吸気側スキッシュエリア形成部22は、シリンダヘッド13側に隆起した部分であって、ピストン11が上死点近傍にある場合にシリンダヘッド下面14との間で吸気側のスキッシュエリア21を形成できるようになっている。
同様に、排気側スキッシュエリア形成部24は、シリンダヘッド13側に隆起した部分であって、ピストン11が上死点近傍にある場合にシリンダヘッド下面14との間で排気側のスキッシュエリア23を形成できるようになっている。
また、この吸気側スキッシュエリア形成部22は、シリンダヘッド下面14の吸気側スキッシュ平坦部32(後述する)に対してその表面が略平行となるように平坦な形状として形成されている。同様に、排気側スキッシュエリア形成部24は、シリンダヘッド下面14の排気側スキッシュ平坦部33(後述する)に対してその表面が略平行となるように平坦な形状として形成されている。
また、ピストン外縁部25は、図2に示すように、吸気側および排気側スキッシュエリア形成部22,24を除いたピストン頂面12の外縁において形成された部分であって、その高さは均一となるように形成されている。
また、平坦部26は、ピストン頂面12において、吸気側および排気側スキッシュエリア形成部22,24が形成された部分を除いた部分であって、その高さは均一であり且つピストン外縁部25と同じ高さとなるように形成されている。
また、図1に示すように、ピストン11には、ピストン頂面12とトップリング溝16との間に形成されたトップランド(ランド部)27と、トップリング溝16とセカンドリング溝17との間に形成されたセカンドランド28と、セカンドリング溝17とサードリング溝18との間に形成されたサードランド29とが、その側面全周に亘ってそれぞれ形成されている。
さらに、このトップランド27は、吸気側のスキッシュランド部27Aと、排気側のスキッシュランド部27Bと、外縁ランド部(第2ランド部)27Cとから形成されている。
これらのうち、吸気側および排気側スキッシュランド部27A,27Bは、吸気側および排気側スキッシュエリア形成部22,24とトップリング溝16との間におけるトップランド27の一部分として形成されている。また、外縁ランド部27Cは、ピストン外縁部25とトップリング溝16との間におけるトップランド27の一部分として形成されている。
また、外縁ランド部27Cの厚みh27Cは、吸気側および排気側スキッシュランド部27A,27Bの厚みh27A,h27Bよりも小さくなる(即ち、h27A>h27C,h27B>h27Cの関係を満たす)ように形成されている。
また、図2に示すように、吸気側および排気側スキッシュエリア形成部22,24には、ピストン11が上死点近傍にある場合に開弁状態の吸気バルブ(図示略)とピストン頂面12とが衝突することを防ぐための吸気側バルブリセス(バルブリセス)31,31が形成されている。
また、図3に示すように、燃焼室15を形成するシリンダヘッド13の下面14には、吸気側スキッシュ平坦部32と、排気側スキッシュ平坦部33と、ペントルーフ部34とが形成されている。
これらのうち、吸気側スキッシュ平坦部32は、吸気側(図中右側)においてピストン頂面12の吸気側スキッシュエリア形成部22に対して平行となるように平坦に形成されており、一方、排気側スキッシュ平坦部33は、排気側(図中左)において排気側スキッシュエリア形成部24に対して平行となるように平坦に形成されている。
また、ペントルーフ部34は、図示しない吸気弁によって開閉される吸気ポートの開口35,35が形成された吸気側斜面部34Aと、図示しない排気弁によって開閉される排気ポート開口36,36が形成された排気側斜面部34Bとによって、ペントルーフ形状に形成されるようになっている。
本発明の第1実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
ピストン11のトップランド27の外縁ランド部27Cの厚みh27Cを、図10に示す従来のピストン201のトップランド209の厚みh209Bに比べて大幅に低く形成することができる。これにより、外縁ランド部27Cとシリンダライナ(図示略)との間で形成されるクエンチングエリアの容積を小さくすることが可能となる。
また、ピストン11が上死点付近まで上昇した際には、ピストン頂面12に形成された吸気側スキッシュエリア形成部22と吸気側スキッシュ平坦部32とを近接させることで吸気側スキッシュエリア21を形成することができ、同様に、排気側スキッシュエリア形成部24と排気側スキッシュ平坦部33とを近接させることで排気側スキッシュエリア23を形成することができる。
したがって、図1中矢印SFで示すように、吸気側および排気側スキッシュエリア21,23から燃焼室15の中心側へ向けてスキッシュ流を確実に生成することができる。
このように、本発明の第1実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造によれば、このように、クエンチングエリアの容積を小さくしながら、且つ、スキッシュ流を確実に生成させることで、エンジン10から排出される排ガスに含まれるHC(炭化水素;未燃燃料)を抑制することによる排ガス性能の向上と、燃焼効率の向上による燃費の向上とを両立させることができる。
また、ピストン頂面12に形成された吸気側スキッシュエリア形成部22には、吸気バルブとの干渉を避ける吸気側バルブリセス31,31が形成されているが、これらのバルブリセス31,31とトップリング溝16との間で必要な肉厚を確保できるので、ピストン11に必要な強度を得ることができる。
また、吸気側バルブリセス31,31が形成されているため、ピストン11が上死点近傍にある場合であっても吸気バルブを大きく開弁することができ、これにより、吸気効率を向上させてエンジン10の出力を向上させることができる。
また、VVT機構により、排気行程後期(つまり、ピストン11が上死点近傍にある際)において吸気バルブを開弁させることで排ガスを内部EGR(Exhaust Gas Recirculation)ガスとして吸気ポートに流入させることができるので、排ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)の量を低減させることもできる。
また、ピストン頂面12には、ピストン外縁部15と同じ高さに形成された平坦部26が形成されるようになっているので、ピストン11の加工を容易にし、ピストン11の生産性を向上させることもできる。
次に、図面により、本発明の第2実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造について説明すると、図4は燃焼室とピストンとを示す模式的な側面図、図5はピストン頂面を示す模式的な平面図である。なお、上述の第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、原則としてその説明を省略し、ここでは第1実施形態との相違点に重点を置いて説明する。また、上述の第1実施形態を説明するのに用いた図も併せて用いる。
図4に示すエンジン40に備えられたピストン41は、図示しないシリンダブロックに形成されたシリンダ(図示略)内を摺動するものであって、ピストン頂面42とシリンダヘッド13の下面14との間で燃焼室43を形成するようになっている。
また、ピストン41には、その側面の全周に亘って、トップリング溝(リング溝)46,セカンドリング溝47,サードリング溝48が形成され、これらのリング溝46,47,48には、それぞれ、ピストンリング(図示略)が嵌入できるようになっている。
これらのうち、トップリング溝46は、バルブリセス31との間の肉厚(図示略)を確保できる範囲で、ピストン頂面42に近接して形成されるようになっている。また、このトップリング溝46よりも図中下方側(ピストンピン19側)にセカンドリング溝47が形成され、さらに、このセカンドリング溝47の下方側にサードリング溝48が形成されている。
また、図5に示すように、ピストン頂面42には、吸気側スキッシュエリア形成部(スキッシュエリア形成部)49、排気側スキッシュエリア形成部(スキッシュエリア形成部)51、ピストン外縁部45、平坦部50および傾斜部52が形成されている。
これらの吸気側スキッシュエリア形成部49,排気側スキッシュエリア形成部51およびピストン外縁部45は、それぞれ、上述の第1実施形態において説明した、吸気側スキッシュエリア形成部22,排気側スキッシュエリア形成部24およびピストン外縁部25に対応するものであるので、ここではその説明を省略する。
また、平坦部50は、ピストン頂面42において、吸気側および排気側スキッシュエリア形成部49,51が形成された部分以外の部分に形成され、その高さは均一であり且つピストン外縁部45よりも高くなるように形成されている。
また、傾斜部52は、平坦部50の外周部50Aとピストン外縁部45との間に形成された斜面であって、平坦部50の外周部50Aからピストン外周部45に近接するに連れて徐々にその高さが低くなるように形成されている。
また、吸気側スキッシュエリア形成部49には、ピストン11が上死点近傍にある場合に、開弁状態にある吸気バルブ(図示略)とピストン頂面42とが衝突することを防ぐための吸気側バルブリセス(バルブリセス)56,56が形成されている。
なお、このピストン41には、図4に示すように、トップランド(ランド部)53、セカンドランド54、サードランド55が形成されているが、これらのランド53,54,55は、それぞれ、第1実施形態におけるトップランド27、セカンドランド28、サードランド29に対応している。また、吸気側のスキッシュランド部53A、排気側のスキッシュランド部53Bおよび外縁ランド部53Cも、それぞれ、上述の第1実施形態における吸気側スキッシュランド部27A、排気側スキッシュランド部27Bおよび外縁ランド部27Cに対応するため、ここではその説明を省略する。
また、シリンダヘッド13は、上述の第1実施形態におけるシリンダヘッド13、即ち、図1および図3に示すものと同一であるので、ここではその説明を省略する。
本発明の第2実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
ピストン41に形成された外縁ランド部53Cの厚みh53Cを、図10に示す従来のピストン201のトップランド209の厚みh209Bに比べて大幅に小さく形成することができる。これにより、外縁ランド部53Cと図示しないシリンダライナとの間で形成されるクエンチングエリア(図示略)の容積を小さくすることが可能となる。
また、ピストン41が上死点付近まで上昇した際には、ピストン頂面42に形成された吸気側スキッシュエリア形成部49と、シリンダヘッド13の下面14に形成された吸気側スキッシュ平坦部32とを近接させることで吸気側スキッシュエリア21を形成することができ、同様に、排気側スキッシュエリア形成部24と排気側スキッシュ平坦部33とを近接させることで排気側スキッシュエリア23を形成することができる。これにより、図4中矢印SFで示すように、吸気側および排気側スキッシュエリア21,23から燃焼室43の中心側へ向けてスキッシュ流を確実に生成することができる。
このように、本発明の第2実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造によれば、このように、クエンチングエリアの容積を小さくしながら、且つ、スキッシュ流を確実に生成させることで、エンジン40から排出される排ガスに含まれるHCを抑制することによる排ガス性能の向上と、燃焼効率の向上による燃費の向上とを両立させることができる。
また、ピストン頂面42に形成された吸気側スキッシュエリア形成部49には、吸気バルブとの干渉を避ける吸気側バルブリセス56,56が形成されているが、このような場合であっても、これらのバルブリセス56,56とトップリング溝46との間で必要な肉厚を確保でき、ピストン41に必要な強度を得ることができる。
また、吸気側バルブリセス56,56が形成されているため、ピストン41が上死点近傍にある場合であっても吸気バルブを大きく開弁することができ、これにより、吸気効率を向上させてエンジン40の出力を向上させることができる。
また、VVT機構により、排気行程後期(つまり、ピストン41が上死点近傍にある際)において吸気バルブを開弁させることで排ガスを内部EGRガスとして吸気ポートに流入させることができるので、排ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)の量を低減させることもできる。
また、ピストン頂面42に形成された平坦部50の外周部50Aをピストン外縁部45よりも高くなるように形成することで、トップランド部53の外縁ランド部53Cの厚みh53Cを小さくしたために増大した燃焼室43の容積を調整することができ、エンジン40に必要な圧縮率を得ることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造について説明すると、図6は本実施形態における燃焼室とピストンとを示す模式的な側面図、図7はピストン頂面を示す模式的な平面図である。なお、上述の第1および第2実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、原則としてその説明を省略し、ここでは第2実施形態との相違点に重点を置いて説明する。また、上述の第1および第2実施形態を説明するのに用いた図も併せて用いる。
図6に示すエンジン70に備えられたピストン71は、図示しないシリンダブロックに形成されたシリンダ(図示略)内を摺動するものであって、そのピストン頂面72とシリンダヘッド13の下面14との間で燃焼室73を形成するようになっている。
また、このピストン71には、その側面の全周に亘って、トップリング溝(リング溝)74,セカンドリング溝75,サードリング溝76が形成され、これらのリング溝74,75,76には、それぞれ、ピストンリング(図示略)が嵌入できるようになっている。
これらのうち、トップリング溝74は、バルブリセス82との間の肉厚(図示略)を確保できる範囲で、ピストン頂面72に近接して形成されるようになっている。また、このトップリング溝74よりも図中下方側(ピストンピン19側)にセカンドリング溝75が形成され、さらに、このセカンドリング溝75の下方側にサードリング溝76が形成されている。
また、ピストン頂面72には、吸気側スキッシュエリア形成部(スキッシュエリア形成部)77と、ピストン外縁部78と、平坦部79と、傾斜部81とが形成されている。
これらのうち、吸気側スキッシュエリア形成部77およびピストン外縁部78は、上述の第1実施形態において説明した吸気側スキッシュエリア形成部22およびピストン外縁
部25にそれぞれ対応するものであるので、ここではその説明を省略する。同様に、平坦部79と傾斜部81とは、上述の第2実施形態において説明した、平坦部50および傾斜部52にそれぞれ対応するものであるので、ここではその説明を省略する。
また、図7に示すように、吸気側スキッシュエリア形成部77には、ピストン71が上死点近傍にある場合に、開弁状態の吸気バルブ(図示略)とピストン頂面72とが衝突することを防ぐための吸気側バルブリセス(バルブリセス)82,82が形成されている。
また、図6に示すように、このピストン71にはトップランド(ランド部)83、セカンドランド84、サードランド85が形成されているが、これらのランド83,84,85は、それぞれ、第1実施形態におけるトップランド27、セカンドランド28、サードランド29に対応している。また、トップランド83における吸気側のスキッシュランド部83Aおよび外縁ランド部83Cも、それぞれ、上述の第1実施形態における吸気側スキッシュランド部27A、外縁ランド部27Cに対応しているため、ここではその説明を省略する。
また、シリンダヘッド13も、上述の第1実施形態におけるものと同一であるので、ここではその説明を省略する。
本発明の第3実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
ピストン71に形成された外縁ランド部83Cの厚みh83Cを、図10に示す従来のピストン201のトップランド209の厚みh209Bに比べて大幅に小さく形成することができる。これにより、外縁ランド部83Cと図示しないシリンダライナとの間で形成されるクエンチングエリア(図示略)の容積を小さくすることが可能となる。
また、ピストン71が上死点付近まで上昇した際には、ピストン頂面72に形成された吸気側スキッシュエリア形成部77と、シリンダヘッド13の下面14に形成された吸気側スキッシュ平坦部32とを近接させることで吸気側スキッシュエリア21を形成することができる。
したがって、図6中矢印SFで示すように、吸気側スキッシュエリア21から燃焼室43の中心側へ向けてスキッシュ流を確実に生成することができる。
このように、本発明の第3実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造によれば、クエンチングエリアの容積を小さくしながら、且つ、スキッシュ流を確実に生成させることで、エンジン70から排出される排ガスに含まれるHCを抑制することによる排ガス性能の向上と、燃焼効率の向上による燃費の向上とを両立させることができる。
また、ピストン頂面72に形成された吸気側スキッシュエリア形成部77には、吸気バルブとの干渉を避ける吸気側バルブリセス82,82が形成されているが、このような場合であっても、これらのバルブリセス82,82とトップリング溝74との間で必要な肉厚を確保でき、ピストン71に必要な強度を得ることができる。
また、吸気側バルブリセス82,82が形成されているため、ピストン71が上死点近傍にある場合であっても吸気バルブを大きく開弁することができ、これにより、吸気効率を向上させてエンジン70の出力を向上させることができる。
また、VVT機構により、排気行程後期(つまり、ピストン71が上死点近傍にある際)において吸気バルブを開弁させることで排ガスを内部EGRガスとして吸気ポートに流入させることができるので、排ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)の量を低減させることもできる。
また、トップランド部83の外縁ランド部83Cの厚みh83Cを小さくしたとしても、ピストン頂面72に形成された平坦部79の外周部79Aをピストン外縁部78よりも高くなるように形成することで、エンジン70に必要な圧縮率を適切に得ることができる。
以上、本発明の第1〜第3実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の第3実施形態の説明に用いた図7のB−B矢視断面を示す図8の(A)および(B)に示すような形状となるように、ピストン頂面の端部を形成してもよい。
このうち、図8(A)に示すピストン90のように、段部96を形成することによって、そのピストン外縁部91からトップリング溝92までの高さ(即ち、トップランド(ランド部)93の厚み)h93を小さくするように形成してもよい。つまり、ピストン90の頂面94に形成された平坦部95とピストン90の外縁に形成された外縁部91との間に、所定幅W96をもって形成され且つピストン外縁部91と同じ高さに形成された段部96を設けてもよい。これにより、クエンチングエリアの容積を小さくし、排ガス性能を向上させることができる。
他方、図8(B)に示すピストン100のように、ピストン100の外縁に形成されたピストン外縁部101からトップリング溝102までの高さ(即ち、トップランド(ランド部)103の厚み)h103を小さくするように形成してもよい。より具体的には、ピストン100の頂面104に窪み部105を形成し、また、この窪み部105の外周部105Aがピストン外縁部101よりも高くなるように形成する。そして、ピストン外縁部101と窪み部105の外周部105Aとの間に傾斜部(傾斜面)106を形成する。
このように、ピストン頂面104に窪み部105を形成することで、燃焼室内での混合気の撹拌を促進することができ、燃焼の安定性を高めることができる。また、窪み部105の外周部105Aがピストン外縁部101よりも高くなるように形成することで、エンジン100に必要な圧縮率を得ることができ、且つ、ランドの厚みh103を小さくすることでクエンチングエリアの容積を縮小し、排ガス性能を向上させることもできる。
また、図8(C)に示すピストン110のように、ピストン外縁部111からトップリング溝112までの高さ(即ち、トップランド(ランド部)113の厚み)h113を小さくするように形成してもよい。
より具体的には、ピストン110の頂面114にピストン外縁部111よりも高さが高くなるように形成された平坦部105と、ピストン外縁部111との間に所定幅W116をもって形成され且つピストン外縁部111と同じ高さとなるように形成された段部116とを形成する。さらに、段部116の内周部116Aと、平坦部105の外周部115Aとの間に傾斜部117を形成する。
このように、ピストン頂面114において隆起した平坦部115を形成することで、エンジン111に必要な圧縮比を適切に得ることができるとともに、トップランド113の厚みh113を小さくすることにより、クエンチングエリアの容積を小さくすることで排ガス性能を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造における燃焼室とピストンとを示す模式的な側面図である。 本発明の第1実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造におけるピストン頂面を示す模式的な平面図である。 本発明の第1実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造における燃焼室上面を示す模式的な平面図である。 本発明の第2実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造における燃焼室とピストンとを示す模式的な側面図である。 本発明の第2実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造におけるピストン頂面を示す模式的な平面図である。 本発明の第3実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造における燃焼室とピストンとを示す模式的な側面図である。 本発明の第3実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造におけるピストン頂面を示す模式的な平面図である。 (A)〜(B)は、それぞれ、本発明の第1または第2実施形態の変形例に係る内燃機関の燃焼室構造におけるピストンの端部を示す模式的な断面図である。 従来の燃焼室とピストンとを示す模式的な側面図である。 従来のピストンの端部を示す模式的な断面図である。
符号の説明
11,41,71 ピストン
12,42,72 ピストン頂面
13 シリンダヘッド
14 シリンダヘッド下面
25,43,73 燃焼室
16,46,74 トップリング溝(リング溝)
22,49,77 吸気側スキッシュエリア形成部(スキッシュエリア形成部)
24,51 排気側スキッシュエリア形成部(スキッシュエリア形成部)
25,45,78 ピストン外縁部
26,50,79 平坦部
27,53,83,93,103,113 トップランド(ランド部)
27A,53A,83A 吸気側スキッシュランド部(スキッシュランド部)
27B,53B 排気側スキッシュランド部(スキッシュランド部)
27C,53C,83C 外縁ランド部
31,56,82 吸気側バルブリセス(バルブリセス)
52,81,106,117 傾斜部
105 窪み部

Claims (5)

  1. シリンダブロックに形成されたシリンダ内を摺動するピストンと、該シリンダブロックと対向して設けられ該ピストンの頂面との間で燃焼室を形成するシリンダヘッドと、該シリンダヘッドに形成され該燃焼室と連通した吸気ポートおよび排気ポートと、該燃焼室に対して該吸気ポートを開閉する吸気バルブおよび該排気ポートを開閉する排気バルブとを有する、エンジンの燃焼室構造において、
    該ピストンの側面外周に形成されピストンリングが嵌入するリング溝と、
    該ピストンの頂面に形成され該ピストンが上死点近傍にある場合に該シリンダヘッドとの間でスキッシュエリアを形成するスキッシュエリア形成部と、
    該スキッシュエリア形成部以外の該ピストン頂面の外縁全周に形成されたピストン外縁部と、
    該ピストン頂面と該リング溝との間におけるピストン側面全周に亘って形成されたランド部とを備えて構成され、
    該ランド部は、
    該スキッシュエリア形成部と該リング溝との間に形成されたスキッシュランド部と、
    該ピストン外縁部と該リング溝との間に形成された外縁ランド部とを有し、
    該外縁ランド部の厚みが該スキッシュランド部の厚みよりも小さくなるように形成され、
    該スキッシュエリア形成部には、該吸気バルブとの干渉を避ける吸気バルブリセスが形成されている
    ことを特徴とする、内燃機関の燃焼室構造。
  2. 該スキッシュエリア形成部以外の該ピストン頂面において高さが均一になるように形成された平坦部が形成される
    ことを特徴とする、請求項1記載の内燃機関の燃焼室構造。
  3. 該スキッシュエリア形成部以外の該ピストン頂面において窪み部が形成される
    ことを特徴とする、請求項1記載の内燃機関の燃焼室構造。
  4. 該平坦部の外周部は該ピストン外縁部よりも高くなるように形成されている
    ことを特徴とする、請求項2記載の内燃機関の燃焼室構造。
  5. 該窪み部の外周部は該ピストン外縁部よりも高くなるように形成され、
    該窪み部の外周部と該ピストン外縁部との間には傾斜部が形成されている
    ことを特徴とする、請求項3記載の内燃機関の燃焼室構造
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