JP2005315166A - 内燃機関用ピストン - Google Patents

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義幸 干場
Katsuhiko Miyamoto
勝彦 宮本
Kiyotaka Hosono
清隆 細野
Hideki Miyamoto
秀樹 宮本
Tomo Yokoyama
友 横山
Tomoharu Sakai
知治 酒井
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Abstract

【課題】 混合気を良好に攪拌し燃焼効率を向上させることができるようにする。
【解決手段】ピストン1の上面に形成された凹部2と、シリンダヘッド下面20との間でスキッシュ流を生成するべくピストン1の上面に形成されたスキッシュテーパ部4,5と、スキッシュテーパ部4,5において、2つの吸気バルブ13,13に対応する部位に形成された2つの吸気バルブリセス6,6と、2つの排気バルブ14,14に対応する部位に形成された2つの排気バルブリセス7,7とを備え、スキッシュテーパ部4,5が、2つの吸気バルブリセス6,6の間および2つの排気バルブリセス7,7の間のうち少なくとも一方からピストン中心C1に向けて凹部2にまで延びて形成された延長部4b,5bを有しているように構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関の内燃機関用ピストンに関するものである。
従来より、内燃機関の燃焼室内において、点火の際に混合気を攪拌することによって乱流を発生させ、燃焼速度を促進して燃焼効率を向上させる技術が知られている。
つまり、燃焼室内で混合気を攪拌することによって、エンジンの圧縮比を高くした場合であってもノッキングが発生しにくくできるとともに、低負荷でエンジンを運転している場合(いわゆる、低負荷運転時)や、EGRガスを含んだ混合気を導入してエンジンを運転している場合(いわゆる、EGR導入運転時)であっても、燃焼効率を向上させて燃費を向上させることができる。
なお、燃焼室内で混合気を攪拌するための技術の一例として、例えば、以下の特許文献1の技術が挙げられる。この特許文献1においては、燃焼室の周縁全周に亘って、シリンダヘッド下面とピストン上面との間に狭い隙間(スキッシュエリア)を形成し、このスキッシュエリアから混合気をスキッシュ流として押し出すことで燃焼室内の混合気を攪拌する旨が開示されている。
特開2001−59422号公報
ところで、燃費を向上させるためには混合気に含まれるEGRガスの割合を増大させることが効果的であることが知られているが、EGRガスを過剰に燃焼室へ供給すると、燃焼効率が低下し、むしろ燃費を悪化させてしまう。
また、特許文献1の技術によって生成されるスキッシュ流では、点火プラグ近傍における混合気の乱れを強化することができず、燃焼期間を十分に短縮することができないという課題がある。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、混合気を良好に攪拌し燃焼効率を向上させることができる内燃機関用ピストンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の内燃機関の内燃機関用ピストン(請求項1)は、シリンダヘッドの下面とピストンの上面とで上下を区画される燃焼室と、該燃焼室の上面の一側に配設された2つの吸気バルブと、該燃焼室の上面の他側に配設された2つの排気バルブとをそなえ、該燃焼室の上面を形成する該シリンダヘッド下面が、該一側に形成された第1の傾斜下面と該他側に形成された第2の傾斜下面とからなるペントルーフ形状に形成された内燃機関に適用されるピストンであって、該ピストンの上面に形成された凹部と、該シリンダヘッド下面との間でスキッシュ流を生成するべく該ピストン上面に形成されたスキッシュテーパ部と、該2つの吸気バルブ及び該2つの排気バルブにそれぞれ対応する該スキッシュテーパ部に形成された2つの吸気バルブリセス及び2つの排気バルブリセスと、該2つの吸気バルブリセスの間または該2つの排気バルブリセスの間の該スキッシュテーパ部の一部を該ピストン中心に向けて該凹部まで延ばした延長部とからなることを特徴としている。
また、請求項2記載の本発明の内燃機関の内燃機関用ピストンは、請求項1記載の内容において、該延長部が、該2つの吸気バルブリセスの間と該2つの排気バルブリセスの間との両方に形成されていることを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明の内燃機関の内燃機関用ピストンは、請求項1または2記載の内容において、該2つの吸気バルブリセスの間に形成された該延長部の先端が、平面視における該吸気バルブの中心位置よりもピストン中心側に位置するように形成され、該2つの排気バルブリセスの間に形成された該延長部の先端が、平面視における該排気バルブの中心位置よりもピストン中心側に位置するように形成されていることを特徴としている。
本発明の内燃機関の内燃機関用ピストンによれば、スキッシュテーパ部によって燃焼室内にスキッシュ流が生成されるとともに、このスキッシュ流が、延長部によって、ピストン中心(即ち、燃焼室の中心部)へ向けて案内されるので、燃焼室内で混合気が良好に攪拌され、燃焼効率を向上させることができる。(請求項1)
また、延長部が、吸気バルブリセスの間と排気バルブリセスの間との両方に形成されているので、吸気バルブリセス間の延長部によって生成されたスキッシュ流と、排気バルブリセス間の延長部によって生成されたスキッシュ流とを、燃焼室の中心部で衝突して混じり合わせることで、燃焼効率の更なる向上を図ることができる。(請求項2)
また、延長部の先端が、平面視において、吸気弁又は排気弁の中心位置よりもピストン中心側に位置するように形成されているので、スキッシュ流を燃焼室の中心部まで確実に到達させて、燃焼効率の更なる向上を図ることができる。(請求項3)
以下、図1から図10に基づき、本発明の一実施形態に係る内燃機関用ピストンについて説明する。
図1に示すピストン1は、4バルブ・ガソリンエンジン(以下、単に「エンジン」という)に適用されるものであって、外形が円形で、その上面には凹部2,テーパ部3,第1スキッシュテーパ部(スキッシュテーパ部)4,第2スキッシュテーパ部(スキッシュテーパ部)5,排気バルブリセス6,6,吸気バルブリセス7,7が形成されている。
また、このピストン1が適用されるエンジンの燃焼室10は、図3および図4に示すように、シリンダヘッド8の下面20とピストン9の上面とで上下を区画されることによって形成されている。
また、このシリンダヘッド8の下面20は、上述のように、一側11に傾斜して形成された第1下面20aと、他側12に傾斜して形成された第2下面20bとから成るペントルーフ形状に形成されている。また、このシリンダヘッド8の下面の中心近傍(即ち、燃焼室10の中央)にはスパークプラグ15が配設されている。
そして、この燃焼室10の上面を形成するシリンダヘッド8の下面20の一方20aには2つの吸気バルブ13が配設され吸気ポート18を開閉できるようになっており、シリンダヘッド下面20の他方20bには2つの排気バルブ14が配設され排気ポート19が開閉できるようになっている。
この吸気バルブ13は、図6〜図9に示すように、軸部13aとかさ部13bから形成されたポペット弁であり、同様に、排気バルブ14も軸部14aとかさ部14bとから形成されたポペット弁である。なお、吸気バルブ13のかさ部13bの方が排気バルブ14のかさ部14bよりも大きくなるように形成されている。
また、図4に示すように、シリンダヘッド8が載置されたシリンダブロック16内には円筒状のシリンダ17が形成され、このシリンダ17内には上述のピストン1が摺動自在に配設されている。
そして、このピストン1のテーパ部3は、図1および図4に示すように、ピストン1の外周縁から所定幅(図1中符号W1参照)をもって形成され、外周縁から中心C1へ近づくにつれて徐々にシリンダヘッド8側へ隆起するように形成されている。
また、このテーパ部3の内縁3aよりも中心C1側には凹部2が形成され、この凹部2はテーパ部3の内縁3aから緩やかな円弧状に窪み、また、その底部2aが略水平となるように形成されている。
また、図1に示すように、排気バルブ14側のピストン1の上面に形成された第1スキッシュテーパ部4は、第1テーパ本体部4aと第1テーパ延長部(延長部)4bとから構成される第1スキッシュテーパ部4が形成され、また、吸気バルブ13側のピストン1の上面に形成された第2スキッシュテーパ部5には、第2テーパ本体部5aと第2テーパ延長部(延長部)5bとから構成されている。
第1スキッシュテーパ部4の第1テーパ本体部4aおよび第2スキッシュテーパ部5の第2テーパ本体部5aは、その高さがピストン1の外縁から中心C1側へ近づくにつれて徐々にシリンダヘッド8側へ隆起するように形成され、これにより、ピストン1が上死点近傍まで上昇すると、第1スキッシュテーパ部4の第1テーパ本体部4aおよび第2スキッシュテーパ部5の第2テーパ本体部5aとシリンダヘッド8の下面8a,8bとの間に局所的なスキッシュエリアが形成されて、燃焼室10内にスキッシュ流が生成されるようになっている。なお、この第1スキッシュテーパ部4の第1テーパ延長部4bおよび第2スキッシュテーパ部5の第2テーパ延長部5bについては後述する。
排気バルブリセス6,6は、ピストン1が上死点近傍まで上昇した際に排気バルブ13,13が開弁した場合であっても、第1スキッシュテーパ部4の上面と排気バルブと13,13が干渉しないようにするために形成された切欠きであって、2つの排気バルブ13,13に対応する第1スキッシュテーパ部4の部位に2つ形成されている。
同様に、吸気バルブリセス7,7は、ピストン1が上死点近傍まで上昇した際に、開弁した吸気バルブ13,13と第2スキッシュテーパ部5の上面とが干渉しないようにするための切欠きであって、2つの吸気バルブ14,14に対応する第2スキッシュテーパ部5の部位に2つ形成されている。
そして、図5中網掛線で示されるように、燃焼室10の内周面Xにおいて、ピストン1の上面と、このピストン1の上面と対向するシリンダヘッド8の下面20との間の隙間は、2つの吸気バルブ13,13の間の中央C2において図中符号SMINで示すように、最も小さくなるように形成されている。
また、2つの吸気バルブ13,13の間の中心C2から燃焼室10の外周側へ近づくにつれて、ピストン1の上面とシリンダヘッド下面との間の隙間は徐々に大きくなり、シリンダヘッド8の下面20のペントルーフ形状の頂辺Gの近傍において隙間が最大(図中符号SMAX参照)となるように燃焼室10が形成されている。
なお、図5では図示を省略するが、排気バルブ14,14側も吸気バルブ13,13側と同様に、燃焼室10の内周面Xにおいて、排気バルブ14,14間の中央でピストン1の上面とシリンダヘッド8の下面との間の隙間が最も小さく、また、排気バルブ14,14間の中心から燃焼室10の両側へ離れるにつれて、ピストン1の上面とシリンダヘッド8の下面20との間の隙間は徐々に大きくなり、シリンダヘッド8の下面20のペントルーフ形状の頂辺Gの近傍でその隙間が最大となるように燃焼室10が成されている。
ところで、上記の第1スキッシュテーパ部4は、2つの排気バルブリセス6,6の間からピストン中心C1に向けて凹部2にまで延在して形成された第1テーパ延長部4bを有し、また、第2スキッシュテーパ部5も、2つの吸気バルブリセス7,7の間からピストン中心C1に向けて凹部2にまで延在して形成された第2テーパ延長部5bを有している。
このうち、第1テーパ延長部4bは、図2および図4に示すように、その先端が、平面視において、閉弁状態の排気バルブ14の中心位置C3よりもピストン中心C1側(即ち、図2中下方側)に位置するように形成されている。なお、ここで、排気バルブ14,14の中心位置C3とは、排気バルブ14,14の軸部14a,14aの軸線(図示略)とかさ部14b,14bの下面とが交差する位置をいう。
また、第2テーパ延長部5bは、図2に示す平面視において、その先端が、閉弁状態の吸気バルブ13,13の中心位置C4よりもピストン中心C1側に位置するように形成されている。なお、ここで、吸気バルブ13,13の中心位置C4とは、吸気バルブ14,14の軸部14b,14bの軸線とかさ部14a,14aの下面とが交差する位置をいう。
また、図8および図9の斜視図に示すように、第1テーパ延長部4bは、その上端から凹部2の底部2aに亘ってなだらかに下方へ傾斜して形成された斜面4cを有している。同様に、第2テーパ延長部5bも、その上端から凹部2の底部2aに亘ってなだらかに下方へ傾斜して形成された斜面5cを有して形成されている。
本実施形態に係る内燃機関用ピストンは上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
まず、吸気行程において、吸気バルブ13,13が開弁し吸気ポート18から混合気が燃焼室10内に吸入される。
続いて、図10に示すように、圧縮行程においてピストン1が上死点まで上昇すると(図10中一点鎖線参照)、排気バルブ14,14の間から燃焼室10の周縁に沿って燃焼室10の上端(即ち、ペントルーフ形状の頂辺G近傍)へ向けて噴出する混合気流(スキッシュ流;図10中矢印F1,F1参照)と、排気バルブ14,14の間から燃焼室10の内周に沿って燃焼室10の上端へ向けて流れる混合気流(スキッシュ流;図10中矢印F2,F2参照)とが燃焼室10の中央で互いに衝突し、これにより、燃焼室10内の混合気が良好に撹搾される。
これは、図5を用いて上述したように、シリンダヘッド8の下面20がペントルーフ形状に形成されるとともに、ピストン1の上面に第1スキッシュテーパ部4および第2スキッシュテーパ部5が形成されることで、燃焼室10の周縁におけるシリンダヘッド8の下面20とピストン1の上面との隙間が、吸気バルブ13,13の間および排気バルブ14,14の間で小さく(図5中符号SMIN参照)、また、燃焼室10の上端(即ち、ペントルーフ形状の頂辺G)において最大(図5中符合SMAX参照)となるように燃焼室10が形成されていることによるものである。
そして、このピストン1は、これらのスキッシュ流F1,F2のみならず、排気バルブ14,14の間から第1テーパ延長部4bを伝って燃焼室10の中心C1へ向けて流れるスキッシュ流(図10中矢印F3参照)や、吸気バルブ13,13の間から第2テーパ延長部5bを伝って燃焼室10の中心C1へ向けて流れるスキッシュ流(図10中矢印F4参照)をも生じさせることが可能となる。これにより、燃焼室10内の混合気の攪拌をさらに促進することができる。
特に、ピストン1が上死点近傍まで上昇した際の燃焼室10の中央にはスパークプラグ15が配設されており、第1テーパ延長部4bおよび第2テーパ延長部5bによって生成されたスキッシュ流F3,F4をスパークプラグ15の近傍で互いに衝突させて確実に乱流を発生させることができる。
これにより、スパークプラグ15が着火した後に混合気が燃焼を完了するまでの期間(即ち、燃焼期間)を短くすることが可能となり、エンジンの圧縮比を高く設定したような場合であっても確実にノッキングの発生を抑制することが可能となる。
また、排気ガスを多く再循環させた場合(つまり、混合気中のEGRガスの割合を増量した場合)、一般的には燃焼期間が長くなり、燃焼変動が生じて燃焼効率が低下する傾向にあるが、これに対して、本実施形態のピストンによれば燃焼期間を短縮することができるため、燃焼変動の発生を抑制し、燃焼効率を大幅に高めることが可能である。したがって、混合気中のEGRガスの割合を従来よりも増量することも可能であり、これにより、さらなる燃費向上に寄与することも可能である。
このように、本発明に係る内燃機関用ピストンによれば、第1スキッシュテーパ部4の第1テーパ延長部4bおよび第2スキッシュテーパ部5の第2テーパ延長部5bによって、吸気バルブリセス7,7の間または排気バルブリセス6,6の間からピストン中心C1(即ち、燃焼室10の中心)側へ向けたスキッシュ流F3,F4を生成することができるので、燃焼室10内の混合気を良好に攪拌し燃焼効率を向上させることができる。
また、テーパ延長部4b,5bが、吸気バルブリセス7,7の間と排気バルブリセス6,6の間との両方に形成されているので、吸気バルブリセス7,7間のテーパ延長部5aによって生成されたスキッシュ流F4と、排気バルブリセス6,6間のテーパ延長部4bによって生成されたスキッシュ流F3とが、燃焼室10の中心部で衝突して混じり合うことで、燃焼効率の更なる向上を図ることができる。
また、テーパ延長部4b,5bの先端が、平面視において、閉弁状態の吸気バルブ13,13の中心位置C4よりもピストン1の中心C1側となるように形成されるとともに、閉弁状態の排気バルブ14,14の中心位置C3よりもピストン1の中心C1側となるように形成されているので、スキッシュ流F3,F4を燃焼室10の中心部まで確実に到達させて、燃焼効率の更なる向上を図ることができる。
また、燃焼室10の中央にはスパークプラグ15が配設されており、テーパ延長部4b,5bによって生成されたスキッシュ流F3,F4をこのスパークプラグ15の近傍に集中させ、スパークプラグ15の周囲で乱流を生じさせることで燃焼期間の短縮を図り、燃焼効率を高めて燃費を向上させることができる。
また、燃焼期間を短縮することによって燃焼変動の発生を抑制することで、混合気中のEGRガスの割合を従来よりも増量することも可能となり、これにより、さらなる燃費向上に寄与することも可能である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上述の実施形態においては、吸気バルブ13,13が2つであり、また、排気バルブ14,14が2つである場合を例にとって説明したが、例えば、3つ以上の吸気バルブや、3つ以上の排気バルブがそなえられたエンジンにおいて、これら複数の吸気バルブや排気バルブに対応した複数の吸気バルブリセスまたは複数の排気バルブリセス間にテーパ延長部を形成するような構成にしてもよい。
本発明の一実施形態に係る内燃機関用ピストンの上面形状を示す模式的な平面図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関用ピストンの模式的な平面図であって、図1に吸気バルブおよび排気バルブを含めて示す図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関用ピストンの模式的な断面図であって、図2のA−A矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関用ピストンの模式的な断面図であって、図2のB−B矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関用ピストンの模式的な側面図であって、図2のC矢視図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関用ピストンの模式的な斜視図であって、吸気バルブ側から見た場合を示す図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関用ピストンの模式的な斜視図であって、図6のD矢視図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関用ピストンの模式的な斜視図であって、図7において排気バルブを省略した図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関用ピストンの模式的な斜視図であって、図7において一方の吸気バルブと一方の排気バルブを示した図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関用ピストンの模式的な斜視図であって、燃焼室内のスキッシュ流を示す図である。
符号の説明
1 ピストン
2 凹部
4 第1スキッシュテーパ部(スキッシュテーパ部)
4b 第1テーパ延長部(延長部)
5 第2スキッシュテーパ部(スキッシュテーパ部)
5b 第2テーパ延長部(延長部)
6 吸気バルブリセス
7 排気バルブリセス
10 燃焼室
13 吸気バルブ
14 排気バルブ
20 シリンダヘッド下面
20a 第1下面
20b 第2下面
1 ピストンの中心
3 排気バルブの中心位置
4 吸気バルブの中心位置
1,F2,F3,F4 スキッシュ流




Claims (3)

  1. シリンダヘッドの下面とピストンの上面とで上下を区画される燃焼室と、該燃焼室の上面の一側に配設された2つの吸気バルブと、該燃焼室の上面の他側に配設された2つの排気バルブとをそなえ、該燃焼室の上面を形成する該シリンダヘッド下面が、該一側に形成された第1の傾斜下面と該他側に形成された第2の傾斜下面とからなるペントルーフ形状に形成された内燃機関に適用されるピストンであって、
    該ピストンの上面に形成された凹部と、
    該シリンダヘッド下面との間でスキッシュ流を生成するべく該ピストン上面に形成されたスキッシュテーパ部と、
    該2つの吸気バルブ及び該2つの排気バルブにそれぞれ対応する該スキッシュテーパ部に形成された2つの吸気バルブリセス及び2つの排気バルブリセスと、
    該2つの吸気バルブリセスの間または該2つの排気バルブリセスの間の該スキッシュテーパ部の一部を該ピストン中心に向けて該凹部まで延ばした延長部とからなる
    ことを特徴とする、内燃機関用ピストン。
  2. 該延長部が、該2つの吸気バルブリセスの間と該2つの排気バルブリセスの間との両方に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の内燃機関用ピストン。
  3. 該2つの吸気バルブリセスの間に形成された該延長部の先端が、平面視における該吸気バルブの中心位置よりもピストン中心側に位置するように形成され、
    該2つの排気バルブリセスの間に形成された該延長部の先端が、平面視における該排気バルブの中心位置よりもピストン中心側に位置するように形成されている
    ことを特徴とする、請求項2記載の内燃機関用ピストン。
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