JP4165466B2 - 自動車およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車およびその制御方法に関し、詳しくは、内燃機関からの動力により走行可能な自動車およびその制御方法に関する。
従来、この種の自動車としては、エンジンからの動力により発電するジェネレータからの電力やバッテリからの電力をAC100V電力に変換してコンセントに供給するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、AC100Vインバータにより直流電力をAC100V電力に変換してコンセントに供給することにより、コンセントに接続されたAC100Vの電気製品に給電してこれを作動させることができる。
特開2002−374604号公報
上述の自動車では、車軸への動力伝達が遮断されて停車している状態(例えば、Pレンジの状態)でAC100V電力を使用する場合、誤操作により使用者が意図せずに車軸に動力伝達がなされることがないよう安全性を確保しておくことが望ましい。また、こうした状態では使用者が車両を離れてAC100V電力を使用する場合もあるから、車両の盗難に対する対策も必要となる。
本発明の自動車およびその制御方法は、安全性や盗難防止などのセキュリティを確保しつつ所定の交流電力を使用できるようにすることを目的の一つとする。また、本発明の自動車およびその制御方法は、車両の現在位置の検出結果を利用して所定の交流電力の使用時に地域毎に異なる出力周波数により適切に対応することを目的の一つとする。
本発明の自動車およびその制御方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の自動車は、
内燃機関からの動力により走行可能な自動車であって、
該内燃機関から車軸への動力の伝達および動力伝達の遮断が可能な動力伝達手段と、
前記内燃機関からの動力により発電可能な発電手段と、
該発電手段と電力をやり取り可能な蓄電手段と、
前記発電手段および前記蓄電手段の少なくとも一方からの電力を所定の交流電力に変換して所定の電気機器を接続可能な電力系統に供給する電力変換手段と、
所定の操作部の操作により前記車軸への動力伝達が行なわれるよう前記動力伝達手段を駆動制御する動力伝達制御手段と、
前記動力伝達手段により前記車軸への動力伝達が遮断されている最中に前記所定の交流電力の使用が要求されたとき、前記動力伝達制御手段に拘わらず前記動力伝達の遮断を維持しながら前記発電手段および前記蓄電手段の少なくとも一方から給電されるよう前記内燃機関と該発電手段とを駆動制御すると共に前記電力系統に該所定の交流電力が供給されるよう前記電力変換手段を駆動制御する交流電力供給制御手段と
を備えることを要旨とする。
この本発明の自動車では、所定の操作部の操作により車軸への動力伝達が行なわれるよう内燃機関から車軸への動力伝達および動力伝達の遮断が可能な動力伝達手段を駆動制御
し、動力伝達手段により車軸への動力伝達が遮断されている最中に所定の交流電力の使用が要求されたとき、この動力伝達の遮断を維持しながら内燃機関からの動力により発電可能な発電手段およびこの発電手段と電力をやり取り可能な蓄電手段の少なくとも一方から給電されるよう内燃機関と発電手段と駆動制御すると共に所定の電気機器を接続可能な電力系統に所定の交流電力が供給されるよう発電手段および蓄電手段の少なくとも一方からの電力を所定の交流電力に変換して電力系統に供給する電力変換手段を駆動制御する。したがって、走行可能な動力を出力する内燃機関の運転を伴う所定の交流電力の使用時に誤操作などにより内燃機関からの動力が車軸に伝達されることがないから、交流電力の使用時のセキュリティをより確実に確保することができる。
こうした本発明の自動車において、前記所定の操作部は、シフト操作部であり、前記交流電力供給制御手段は、前記シフト操作部が操作できないようシフトロックすることにより前記動力伝達の遮断を維持する手段であるものとすることもできるし、前記所定の操作部は、シフト操作部であり、前記交流電力供給制御手段は、前記シフト操作部が前記車軸への動力伝達を指示する位置に操作されたときであっても前記動力伝達制御手段による該車軸への動力伝達を禁止する手段であるものとすることもできる。こうすれば、より簡易な手法により所定の交流電力の使用時における車軸への動力伝達の遮断を維持できる。
また、本発明の自動車において、車両を走行させるために第1の起動操作により車両システムを起動する第1の起動手段と、前記所定の交流電力を使用するために前記第1の起動操作とは異なる第2の起動操作により車両システムを起動する第2の起動手段と、を備え、前記動力伝達制御手段は、前記第1の起動手段により前記車両システムが起動されたときに前記所定の操作部の操作により前記車軸への動力伝達が行なわれるよう前記動力伝達手段を駆動制御する手段であり、前記交流電力供給制御手段は、前記第2の起動手段により前記車両システムが起動されたときに前記動力伝達制御手段に拘わらず前記車軸への動力伝達の遮断を維持する手段であるものとすることもできる。「第1の起動操作」をキー操作等を必要として適正な使用者であることを確認するものとすれば、所定の交流電力の使用時における車両の盗難に対するセキュリティをより優れたものとすることができる。ここで、「第2の起動操作」については第1の起動操作とは別のキー操作等を必要として適正な使用者であることを確認するものとしてもよいし、適正な使用者であることを確認しないものとしてもよい。
さらに、本発明の自動車において、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、該検出された車両の現在位置と予め設定された地域毎の出力周波数の関係とに基づいて前記所定の交流電力の出力周波数を設定する出力周波数設定手段と、を備え、前記交流電力供給制御手段は、前記出力周波数設定手段により設定された出力周波数の交流電力が前記電力系統に供給されるよう前記電力変換手段を駆動制御する手段であるものとすることもできるし、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、該検出された車両の現在位置と予め設定された地域毎の出力周波数の関係とに基づいて前記所定の交流電力の出力周波数を設定する出力周波数設定手段と、該出力周波数設定手段により設定された出力周波数を報知する出力周波数報知手段と、操作者の操作により出力周波数を指示する出力周波数指示手段と、を備え、前記交流電力供給制御手段は、前記出力周波数指示手段により指示された出力周波数の交流電力が前記電力系統に供給されるよう前記電力変換手段を駆動制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、車両の現在位置の検出結果を利用して所定の交流電力の使用時に地域毎に異なる出力周波数により適切に対応することができる。
本発明の自動車の制御方法は、
内燃機関と、該内燃機関から車軸への動力伝達および遮断が可能な動力伝達手段と、前記内燃機関からの動力により発電可能な発電手段と、該発電手段と電力をやり取り可能な
蓄電手段と、前記発電手段および前記蓄電手段の少なくとも一方からの電力を所定の交流電力に変換して所定の電気機器を接続可能な電力系統に供給する電力変換手段と、を備える自動車の制御方法であって、
(a)所定の操作部の操作により前記車軸への動力伝達が行なわれるよう前記動力伝達手段を駆動制御し、
(b)前記動力伝達手段により前記車軸への動力伝達が遮断されている最中に前記所定の交流電力の使用が要求されたとき、前記ステップ(a)に拘わらず前記動力伝達の遮断を維持しながら前記発電手段および前記蓄電手段の少なくとも一方から給電されるよう前記内燃機関と該発電手段とを駆動制御すると共に前記電力系統に該所定の交流電力が供給されるよう前記電力変換手段を駆動制御する
ことを要旨とする。
この本発明の自動車の制御方法では、所定の操作部の操作により車軸への動力伝達が行なわれるよう内燃機関から車軸への動力伝達および動力伝達の遮断が可能な動力伝達手段を駆動制御し、動力伝達手段により車軸への動力伝達が遮断されている最中に所定の交流電力の使用が要求されたとき、この動力伝達の遮断を維持しながら内燃機関からの動力により発電可能な発電手段およびこの発電手段と電力をやり取り可能な蓄電手段の少なくとも一方から給電されるよう内燃機関と発電手段と駆動制御すると共に所定の電気機器を接続可能な電力系統に所定の交流電力が供給されるよう発電手段および蓄電手段の少なくとも一方からの電力を所定の交流電力に変換して電力系統に供給する電力変換手段を駆動制御する。したがって、走行可能な動力を出力する内燃機関の運転を伴う所定の交流電力の使用時に誤操作などにより内燃機関からの動力が車軸に伝達されることがないから、交流電力の使用時のセキュリティをより確実に確保することができる。
こうした本発明の自動車の制御方法において、前記所定の操作部は、シフト操作部であり、前記ステップ(b)は、前記シフト操作部が操作できないようシフトロックすることにより前記動力伝達の遮断を維持するステップであるものとすることもできるし、前記所定の操作部は、シフト操作部であり、前記ステップ(b)は、前記シフト操作部が前記車軸への動力伝達を指示する位置に操作されたときであっても前記ステップ(a)による該車軸への動力伝達を禁止するステップであるものとすることもできる。こうすれば、より簡易な手法により所定の交流電力の使用時における車軸への動力伝達の遮断を維持できる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、このエンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26に接続されたモータ30と、モータ30の駆動回路としてのインバータ32やAC100Vコンセント39にAC100V電力を供給するAC100Vインバータ38や図示しない補機にシステムメインリレー36を介して接続された電源としてのバッテリ34と、モータ30の回転軸に接続されると共に駆動輪44a,44bにディファレンシャルギヤ43を介して連結された駆動軸42に接続された変速機40と、ナビゲーションシステム60と、車両の駆動系全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット(以下、ハイブリッドECUという)70と、主として電源管理を司る電源用電子制御ユニット(以下、電源ECUという)50とを備える。なお、ナビゲーションシステム60は、GPS衛星から車両の現在位置に関するデータを受信する受信アンテ
ナ62や入力操作が可能なタッチパネル式のディスプレイ64,記録媒体としてのDVD66に記録された地図情報を読み込んでこの地図情報に基づいて受信アンテナ62で受信された現在位置から操作者により指定された目的地までの走行ルートを設定してディスプレイ64に表示出力するナビゲーションシステム本体68などから構成されている。
ハイブリッドECU70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、シフトレバー80の操作位置を検出するシフトポジションセンサ81からのシフトポジションSP,アクセルペダル82の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ83からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル84の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ85からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ86からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70からは、シフトレバー80をPレンジから移動できないようロックするシフトロックソレノイド88への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24や電源ECU50と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24や電源ECU50と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
電源ECU50は、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。この電源ECU50には、運転席の前面パネルに設置され車両を走行させるために車両システムの起動を指示するイグニッションスイッチ52からのイグニッション信号や同じく運転席の前面パネルに設置されイグニッションスイッチ52とは別にAC100V電力の使用のために車両システムの起動を指示するAC100V用起動スイッチ54からのAC100V起動信号、イグニッションスイッチ52により車両システムが起動されている最中にAC100V電力の使用を指示するAC100Vスイッチ56からの信号などが入力ポートを介して入力されており、電源ECU50からは、高電圧系への電源の投入や遮断を行なうシステムメインリレー36へのオンオフ信号や補機などへの給電に用いられる図示しない低電圧系への電源の投入や遮断を行なうリレーへのオンオフ信号などが出力ポートを介して出力されている。イグニッションスイッチ52は、例えば、図示しないイグニッションキーをキーシリンダに差し込んで「START」の位置に操作することによりオンし、AC100V用起動スイッチ54は、イグニッションキーとは別の専用キーを専用のキーシリンダに差し込んで「ON」の位置に操作することによりオンするようになっている。勿論、暗号キーの入力操作や押しボタンスイッチの操作など如何なる操作とするものとしてもよい。イグニッションスイッチ52やAC100V用起動スイッチ54がオンされると、電源ECU50は、高電圧系のシステムメインリレー36や低電圧系のリレーをオンして高電圧電源回路や低電圧電源回路の接続を行なう。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、AC100V電力を使用するために車両システムを起動させる際の動作について説明する。図2は、ハイブリッドECU70により実行されるAC100V用起動処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、AC100V用起動スイッチ54からのオン信号が電源ECU50を介して入力されたときに実行される。
AC100V用起動処理ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、システムをチェックする処理を行なう(ステップS100)。この処理は、例えば、エンジンECU24を介してエンジン22の状態が正常であるか否かを確認したり、モータ30やインバータ32,AC100Vインバータ38などの状態
が正常であるか否かを確認したりする処理である。通常、システムに異常はなく正常に起動可能であるから、チェックの結果は正常と判断し(ステップS110)、シフトレバー80をPレンジから移動できないようシフトロックソレノイド88を駆動して(ステップS120)、モータ30によりエンジン22をクランキングして始動すると共に(ステップS130)、エンジン22からのパワーを用いてモータ30により発電する発電制御を開始することにより(ステップS140)、車両システムを起動させる。ここで、エンジン22やモータ30による発電制御は、バッテリ34の残容量SOCなどに基づいて行なわれ、例えば、エンジン22の暖機が完了しバッテリ34の状態が良好(残容量SOCが所定値以上)であればエンジン22とモータ30による発電は不要と判断してエンジン22を停止させる。勿論、エンジン22の暖機が不要な状態でありバッテリ34の状態も良好であればシステムの起動の際にエンジン22を始動させないものとしてもよい。以下に説明する起動処理ルーチンについても同様である。
そして、ナビゲーションシステム60から車両の現在位置Pを入力して(ステップS150)、入力した車両の現在位置Pが50Hz地域か60Hz地域かのいずれの地域に属するかを調べる(ステップS160)。現在位置Pが50Hz地域に属するときにはAC100Vの出力周波数を50Hzに設定し(ステップS170)、現在位置Pが60Hz地域に属するときにはAC100Vの出力周波数を60Hzに設定し(ステップS180)、設定した出力周波数のAC100VがAC100Vコンセントに出力されるようAC100Vインバータの駆動制御を開始して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。これにより、AC100V電力がAC100Vコンセント39に供給され、このAC100Vコンセント39にAC100Vの電気製品のコンセントを接続することにより、この電気製品を作動させることができる。このとき、シフトロックが作動しているから、シフトレバー80をDレンジやRレンジなどの走行レンジに操作できなくなる。即ち、車両の走行を禁止されるから、例えばレジャー等で車両から離れてAC100V電力を使用する時の車両の盗難を防止したり、AV100V電力の使用時のシフトレバー80の誤操作に基づく車両の走行を防止することができる。なお、ステップS110でチェックの結果が正常でないと判定されたときにはAC100V電力を出力することなくそのまま本ルーチンを終了する。
次に、イグニッションスイッチ52がオンされたときに車両を走行可能状態とするために車両システムを起動する際の動作について説明する。図3は、ハイブリッドECU70により実行される起動処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、イグニッションスイッチ52からのオン信号が電源ECU50を介して入力されたときに実行される。
起動処理ルーチンが実行されると、ハイブリッドECU70のCPU72は、まず、図2のステップS100と同様にシステムをチェックする処理を行ない(ステップS200)、チェックの結果が正常であると判定されたときには(ステップS210)、AC100V出力中、即ち、AC100V用起動スイッチ54がオンされて図2のAC100V用起動処理ルーチンによりAC100V電力が使用されている最中であるか否かを判定する(ステップS220)。AC100V出力中でないと判定されたときにはエンジン22を始動し(ステップS230)、AC100V出力中であると判定されたときには既にエンジン22を始動しているから、図2のステップS120により作動させているシフトロックを解除するようシフトロックソレノイド88を駆動し(ステップS240)、車両が走行可能状態であることを運転者に知らせるためにREADY信号をON出力して図示しないインジケータを点灯させて(ステップS250)、本ルーチンを終了する。これにより、運転者によりシフトレバー80がDレンジやRレンジなどの走行可能なポジションに操作されたときにエンジン22やモータ30からの動力を駆動軸42に伝達可能な状態とするよう変速機40が駆動制御され、その後にアクセルペダル82が踏み込まれたときにア
クセルペダルポジションセンサ83からのアクセル開度Accと車速センサ86からの車速Vとから車両に要求される要求トルクを設定してこの要求トルクに基づく動力が駆動軸42に出力されるようエンジン22とモータ30と変速機40とが駆動制御されることになる。なお、ステップS210でチェックの結果が正常ではないと判定されたときには、車両システムを起動させることなくそのまま本ルーチンを終了する。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、車両を走行させるためのイグニッションスイッチ52とは別に設置されたAC100V電力を使用するためのAC100V用起動スイッチ54がオン操作されたとき、シフトレバー80がPレンジから他のレンジ(DレンジやRレンジ)に操作できないようシフトロックを作動させ、エンジン22からのパワーによりモータ30により発電された電力やバッテリ34の電力をAC100V電力に変換してAC100Vコンセント39に供給するから、車両の走行を禁止した状態でイグニッションスイッチ52を用いずにAC100V電力を使用することができる。この結果、AC100V電力の使用時における車両の盗難やシフトレバー80の誤操作に基づく車両の走行をより確実に防止することができる。
また、実施例のハイブリッド自動車20によれば、AC100V電力をAC100Vコンセント39に供給する際に車両の現在位置Pが50Hz地域か60Hz地域のいずれに属するかを調べてAC100V電力の出力周波数を50Hzか60Hzのいずれかに自動的に切り替えるから、地域毎に異なる出力周波数により適切に対応することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、AC100V用起動スイッチ54がオン操作されたときにシフトレバー80がPレンジから移動できないようシフトロックを作動させることにより車両の走行を禁止するものとしたが、シフトロックに代えてシフトレバー80がDレンジやRレンジ等の走行可能なレンジに操作されたときでもハイブリッドECU70により変速機40による駆動軸42への動力伝達の遮断を維持(動力伝達を禁止)することにより車両の走行を禁止するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、図2のAC100V用起動処理ルーチンでAC100V用起動スイッチ54がオンされて車両システムを起動させる際に変速機40による駆動軸42への動力伝達の遮断を維持して車両の走行を禁止するものとしたが、イグニッションスイッチ52により車両システムがすでに起動されており且つシフトレバー80がPレンジ等に操作されて駆動軸42への動力伝達が遮断されているときにAC100V用起動スイッチ54がオンされたときにも変速機40による駆動軸42への動力伝達の遮断を維持して車両の走行を禁止するものとしてもよい。この場合、車両の走行の禁止を解除する際には、暗号キーの入力を要求するなど適正な使用者であるか否かを確認することが好ましい。
実施例のハイブリッド自動車20では、ナビゲーションシステム60からの車両の現在位置が50Hz地域か60Hz地域かのいずれの地域に属するかを調べてAC100V電力の出力周波数を50Hzか60Hzに自動的に設定するものとしたが、車両の現在位置が50Hz地域か60Hz地域をディスプレイ64などの表示装置に表示するものとし、50Hzか60Hzかをユーザ側で手動で設定させるものとしてもよい。また、こうした50Hz地域か60Hz地域かを調べることなく50Hzか60Hzかをユーザ側で手動で設定させるものとしてもよいし、こうした出力周波数の切替自体を行なわないものとしてもよい。この場合、ナビゲーションシステム60を備えない自動車にも適用可能である。
実施例のハイブリッド自動車20では、AC100V電力をAC100Vコンセント39に供給する場合を例として説明したが、供給する電力はAC115VやAC220V,
AC230Vなどの電力をコンセントに供給するものに適用するものとしてもよい。
実施例では、エンジン22からの動力とモータ30からの動力とを駆動軸42に出力できるハイブリッド自動車に適用して説明したが、内燃機関からの動力を変速機などの動力伝達装置を介して車軸に出力可能であって内燃機関からの動力を発電機により発電可能な自動車であれば、他の如何なる自動車にも適用可能である。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 ハイブリッドECU70により実行されるAC100V用起動処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 ハイブリッドECU70により実行される起動処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 モータ、32 インバータ、34 バッテリ、36 システムメインリレー、38 AC100Vインバータ、39 AC100Vコンセント、40 変速機、42 駆動軸、43 ディファレンシャルギヤ、44a,44b 駆動輪、50 電源用電子制御ユニット(電源ECU)、52 イグニッションスイッチ、54 AC100V用起動スイッチ、56 AC100Vスイッチ、60 ナビゲーションシステム、62 受信アンテナ、64 ディスプレイ、66 DVD、68 ナビゲーションシステム本体、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(ハイブリッドECU)、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 シフトレバー、81 シフトポジションセンサ、82 アクセルペダル、83 アクセルペダルポジションセンサ、84 ブレーキペダル、85 ブレーキペダルポジションセンサ、86 車速センサ、88 シフトロックソレノイド。

Claims (9)

  1. 内燃機関からの動力により走行可能な自動車であって、
    該内燃機関から車軸への動力伝達および動力伝達の遮断が可能な動力伝達手段と、
    前記内燃機関からの動力により発電可能な発電手段と、
    該発電手段と電力をやり取り可能な蓄電手段と、
    前記発電手段および前記蓄電手段の少なくとも一方からの電力を所定の交流電力に変換して所定の電気機器を接続可能な電力系統に供給する電力変換手段と、
    所定の操作部の操作により前記内燃機関から前記車軸への動力伝達が行なわれるよう前記動力伝達手段を駆動制御する動力伝達制御手段と、
    前記動力伝達手段により前記車軸への動力伝達が遮断されている最中に前記所定の交流電力の使用が要求されたとき、前記動力伝達制御手段に拘わらず前記動力伝達の遮断を維持しながら前記発電手段および前記蓄電手段の少なくとも一方から給電されるよう前記内燃機関と該発電手段とを駆動制御すると共に前記電力系統に該所定の交流電力が供給されるよう前記電力変換手段を駆動制御する交流電力供給制御手段と
    を備える自動車。
  2. 請求項1記載の自動車であって、
    前記所定の操作部は、シフト操作部であり、
    前記交流電力供給制御手段は、前記シフト操作部が操作できないようシフトロックすることにより前記動力伝達の遮断を維持する手段である
    自動車。
  3. 請求項1記載の自動車であって、
    前記所定の操作部は、シフト操作部であり、
    前記交流電力供給制御手段は、前記シフト操作部が前記車軸への動力伝達を指示する位置に操作されたときであっても前記動力伝達制御手段による該車軸への動力伝達を禁止する手段である
    自動車。
  4. 請求項1ないし3いずれか記載の自動車であって、
    車両を走行させるために第1の起動操作により車両システムを起動する第1の起動手段と、
    前記所定の交流電力を使用するために前記第1の起動操作とは異なる第2の起動操作により車両システムを起動する第2の起動手段と、を備え、
    前記動力伝達制御手段は、前記第1の起動手段により前記車両システムが起動されたときに前記所定の操作部の操作により前記車軸への動力伝達が行なわれるよう前記動力伝達手段を駆動制御する手段であり、
    前記交流電力供給制御手段は、前記第2の起動手段により前記車両システムが起動されたときに前記動力伝達制御手段に拘わらず前記車軸への動力伝達の遮断を維持する手段である
    自動車。
  5. 請求項1ないし4いずれか記載の自動車であって、
    車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    該検出された車両の現在位置と予め設定された地域毎の出力周波数の関係とに基づいて前記所定の交流電力の出力周波数を設定する出力周波数設定手段と、を備え、
    前記交流電力供給制御手段は、前記出力周波数設定手段により設定された出力周波数の交流電力が前記電力系統に供給されるよう前記電力変換手段を駆動制御する手段である
    自動車。
  6. 請求項1ないし4いずれか記載の自動車であって、
    車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    該検出された車両の現在位置と予め設定された地域毎の出力周波数の関係とに基づいて前記所定の交流電力の出力周波数を設定する出力周波数設定手段と、
    該出力周波数設定手段により設定された出力周波数を報知する出力周波数報知手段と、
    操作者の操作により出力周波数を指示する出力周波数指示手段と、を備え、
    前記交流電力供給制御手段は、前記出力周波数指示手段により指示された出力周波数の交流電力が前記電力系統に供給されるよう前記電力変換手段を駆動制御する手段である
    自動車。
  7. 内燃機関と、該内燃機関から車軸への動力伝達および動力伝達の遮断が可能な動力伝達手段と、前記内燃機関からの動力により発電可能な発電手段と、該発電手段と電力をやり取り可能な蓄電手段と、前記発電手段および前記蓄電手段の少なくとも一方からの電力を所定の交流電力に変換して所定の電気機器を接続可能な電力系統に供給する電力変換手段と、を備える自動車の制御方法であって、
    (a)所定の操作部の操作により前記内燃機関から前記車軸への動力伝達が行なわれるよう前記動力伝達手段を駆動制御し、
    (b)前記動力伝達手段により前記車軸への動力伝達が遮断されている最中に前記所定の交流電力の使用が要求されたとき、前記ステップ(a)に拘わらず前記動力伝達の遮断を維持しながら前記発電手段および前記蓄電手段の少なくとも一方から給電されるよう前記内燃機関と該発電手段とを駆動制御すると共に前記電力系統に該所定の交流電力が供給されるよう前記電力変換手段を駆動制御する
    自動車の制御方法。
  8. 請求項7記載の自動車の制御方法であって、
    前記所定の操作部は、シフト操作部であり、
    前記ステップ(b)は、前記シフト操作部が操作できないようシフトロックすることにより前記動力伝達の遮断を維持するステップである
    自動車の制御方法。
  9. 請求項7記載の自動車の制御方法であって、
    前記所定の操作部は、シフト操作部であり、
    前記ステップ(b)は、前記シフト操作部が前記車軸への動力伝達を指示する位置に操作されたときであっても前記ステップ(a)による該車軸への動力伝達を禁止するステップである
    自動車の制御方法。
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