JP4165281B2 - 発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置 - Google Patents

発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置として、特許文献1に開示されているように、室外機に装備された圧縮機がエンジンにより駆動されるガスエンジン駆動式空気調和装置と、上記ガスエンジンにより駆動されて交流電力を出力する発電機を備えた発電機と、を有するマルチエネルギーシステムが知られている。
【0003】
このものによれば、上記発電機は、上記発電機から出力された交流電力を直流電力に変換する第一変換器と、この第一変換器にて変換された直流電力を規定周波数の交流電力に変換して電気機器に供給する第二変換器とを有する。
【0004】
そして、ガスエンジンによりガスエンジン駆動式空気調和装置を稼働させて空気調和を実施する。そして、空気調和の際に、同一のガスエンジンで発電機を駆動させ、第一変換器および第二変換器により規定周波数の交流電力を出力させる。これにより発電機からの出力電力により、電気機器を稼働させることができる。このものによれば、夏季の電力需要のピークカットを実現できるので、電力需要の季節空間格差を緩和することができる。
【0005】
更に特許文献2によれば、電気部品が発電機及び商用電源の双方から電力供給を受け取ることが可能とされている室外機の発電システムが開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−324240号公報
【特許文献2】
特開2001−272057号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1,2に係る従来技術によれば、ガスエンジンの起動時には、ガスエンジンの出力負荷が大きくなる不具合があった。
【0008】
更に上記した特許文献1,2に係る従来技術によれば、空空気調和装置で発生させた交流電力を商用電源の送電線と系統連係させ、外部の電気機器を稼働させるものである。系統連係とは、商用電源の送電線につなぎ、空気調和装置で発生させた交流電力を使用しきれないときに、商用電源の送電線に逆送電することをいう。また商用電源に系統連係させるには、商用電源の電気方式、電圧、周波数などに同期させる同期機能や保護装置を第二変換器が備える必要があり、高価なものとなる。
【0009】
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、第1発明,第2発明は、発生した電力によりエンジン駆動式空気調和装置内の補助機器を稼働させることができ、しかも、エンジンへの起動時においてエンジンの負担を低減できるエンジン駆動式空気調和装置を提供することを課題とするにある。更に第2発明は、変換器で変換された交流電力を商用電源と系統連係せずに、補助機器の電源として用いるため、商用電源で稼働される外部電気機器に電気的影響を与えることが抑制され、更に系統連係するための電圧や周波数などに同期させる同期機能や保護装置を廃止することができるエンジン駆動式空気調和装置を提供することを課題とするにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係るエンジン駆動式空気調和装置は、
燃料により駆動されるエンジンと、
エンジンにより駆動されるコンプレッサと、
コンプレッサにより圧縮された冷媒が流れる冷媒循環通路と、
冷媒循環通路に設けられ暖房及び冷房のうちの少なくとも一方を行う熱交換器と、
エンジン、コンプレッサ、冷媒循環通路及び熱交換器のうちの少なくとも一方の機能に関する付随的機能を実行する補助機器とを有する発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置において、
エンジンにより駆動されて交流電力を出力する発電機と、発電機の出力を規定電圧及び規定周波数の交流電力に変換する変換器と、変換器と補助機器とを電気的に繋ぐと共に変換器で変換された交流電力を補助機器の電源として用いる制御部とを具備し、
暖房負荷または冷房負荷を推定するために前記エンジンの負荷を検出するエンジン負荷検出器とを具備し、
制御部は、
補助機器への電力供給において、エンジン負荷検出器が検出したエンジンの負荷が相対的に大きいときには、発電機からの電力の割合を相対的に減らし商用電源からの電力の割合を相対的に増加させるように調整し、エンジン負荷検出器が検出したエンジンの負荷が相対的に小さいときには、発電機からの電力の割合を相対的に増加させ商用電源からの電力の割合を相対的に減少させるように調整し、
エンジンの起動時には、補助機器の駆動は商用電源の電力で行い、エンジンの負荷の安定後に、補助機器の駆動は商用電源から発電機からの電力に移すように設定されていることを特徴とするものである。
【0011】
第2発明に係るエンジン駆動式空気調和装置は、
燃料により駆動されるエンジンと、
エンジンにより駆動されるコンプレッサと、
コンプレッサにより圧縮された冷媒が流れる冷媒循環通路と、
冷媒循環通路に設けられ暖房及び冷房のうちの少なくとも一方を行う熱交換器と、
エンジン、コンプレッサ、冷媒循環通路及び熱交換器のうちの少なくとも一方の機能に関する付随的機能を実行する補助機器とを有する発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置において、
エンジンにより駆動されて交流電力を出力する発電機と、発電機の出力を規定電圧及び規定周波数の交流電力に変換する変換器と、変換器と補助機器とを電気的に繋ぐと共に変換器で変換された交流電力を商用電源と系統連係せずに補助機器の電源として用いる制御部とを具備し、
暖房負荷または冷房負荷を推定するために前記エンジンの負荷を検出するエンジン負荷検出器とを具備し、
制御部は、
補助機器への電力供給において、エンジン負荷検出器が検出したエンジンの負荷が相対的に大きいときには、発電機からの電力の割合を相対的に減らし商用電源からの電力の割合を相対的に増加させるように調整し、
エンジン負荷検出器が検出したエンジンの負荷が相対的に小さいときには、発電機からの電力の割合を相対的に増加させ商用電源からの電力の割合を相対的に減少させるように調整し、
エンジンの起動時には、補助機器の駆動は商用電源の電力で行い、エンジンの負荷の安定後に、補助機器の駆動は商用電源から発電機からの電力に移すように設定されていることを特徴とするものである。
【0012】
第1発明,2発明に係るエンジン駆動式空気調和装置によれば、エンジンの駆動によりコンプレッサが駆動し、コンプレッサにより圧縮された冷媒が冷媒循環通路を循環し、熱交換器により暖房及び冷房のうちの少なくとも一方が行われる。
【0013】
エンジンにより駆動されて発電機は交流電力を出力する。変換器は、発電機の出力を規定電圧及び規定周波数の交流電力に変換する。制御部は、変換器で変換された交流電力を補助機器の電源として用いる。
【0014】
第1発明,第2発明に係るエンジン駆動式空気調和装置によれば、エンジンの起動時には、補助機器の駆動は商用電源の電力で行い、エンジンの負荷の安定後に、補助機器の駆動は商用電源から発電機からの電力に移すように設定されている。このためエンジンの起動の際には、エンジンに過大な出力負荷がかかることを抑制でき、エンジンをスムーズに起動させることができる。
【0015】
換言すれば、第1,第2発明に係るエンジン駆動式空気調和装置によれば、エンジンの起動時には、補助機器の駆動は商用電源の電力で行い、エンジンの負荷の安定後に、補助機器の駆動は商用電源から発電機からの電力に移すように設定されているため、発電出力急増によるエンジンの出力負荷の急増を抑えることができる。従って、エンジンの出力負荷の急増でエンジンがエンストしたり、補助機器(モータ等)の起動時における起動電流(例えば定格の2〜3倍)による負荷急増が生じたりすることを防止できる。
【0016】
更に第2発明によれば、変換器で変換された交流電力を補助機器の電源として用いるものの、商用電源と系統連係しないため、商用電源で稼働される外部電気機器に電気的影響を与えることが抑制され、更に商用電源の電気方式、電圧、周波数などに同期させる同期機能や保護装置を廃止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
エンジンとしては、天然ガス、都市ガス、プロパンガス等の燃料ガスで駆動するガスエンジンが例示される。またエンジンとしては、液体燃料で駆動するエンジンでも良い。液体燃料としては灯油、軽油、ガソリン等が挙げられる。
【0018】
発電機は、エンジンにより駆動されて交流電力を出力する。交流電力としては単相交流電力を得ることができる。エンジン駆動式空気調和装置によれば、一般的には、回転数制御が低コストで実現できることから、単相誘導モータが多く用いられる。更に、室内機も単相誘導モータが多く用いられる。従って発電機で生成される電力を単相交流電力に変換すれば、上記した単相誘導モータの稼働に有利である。
【0019】
補助機器は、エンジン、コンプレッサ、冷媒循環通路及び熱交換器のうちの少なくとも一方の機能に関する付随的機能を実行する機器である。補助機器としては、熱交換器(室内熱交換器及び/または室外熱交換器)に送風するファン、エンジンの冷却水通路に冷却水を供給するウォータポンプ、あるいは、その他のモータや電磁弁など、あるいは、室外機の制御基板、室内機の制御基板、室内機の風向き板のモータが例示される。
【0020】
本発明にエンジン駆動式空気調和装置によれば、補助機器の電源は、発電機及び商用電源のいずれからも得られるように設定されている。この場合、変換器の入力端子に、発電機と商用電源をそれぞれダイオード等の逆方向阻止半導体を介して接続することができる。あるいは、補助機器が切替可能に接続される切替スイッチを設けることができる。切替スイッチとしてはリレーによるスイッチを例示できる。
【0021】
また、補助機器としては複数設けることができる。この場合、複数の補助機器は、タイミングをずらして発電機からの電力を供給されるように設定されている形態を例示できる。例えば、複数の補助機器は、発電機からの電力供給のタイミングをずらして1台ずつ、商用電源の電力から発電機の電力に切替えるように設定されている形態、あるいは、発電機の電力の割合を増加させるように商用電源の電力の割合と発電機の電力の割合とを調整可能に設定されている形態が好ましい。
【0022】
また例えば、ファンが複数設けられている場合には、ファンを1台ずつタイミングをずらして、商用電源の電力から発電機からの電力に切替えるように設定されていることが好ましい。
【0023】
制御部は、複数の補助機器への電力供給を、エンジンの出力の余力に応じて、発電機から電力の割合と商用電源の割合とを調整するように設定されている形態を採用する。この場合、負荷及び効率の観点より発電機の出力を調整することが好ましい。
【0024】
前記したように複数の補助機器への電力供給を、エンジンの出力の余力に応じて、発電機から電力と商用電源で切替えるようにする切替え手段が設けられていることが好ましい。切替え手段として、エンジン負荷を検出する1つ又は複数のエンジン負荷検出器(センサ)を備え、エンジン負荷検出器の出力信号に応じて、補助機器への電力供給として、発電機から電力の割合と商用電源の割合とを調整できるように設定されていることが好ましい。
【0025】
上記したエンジン負荷検出器として、外気温度センサ、室内温度センサ、冷媒圧力センサ、エンジン回転数、スロットル弁開度等、燃料弁開度等を例示できる。外気温度や室内温度に応じて、暖房負荷や冷房負荷の程度が推定され、ひいてはエンジン負荷が推定される。冷媒圧力センサに応じて、冷媒循環通路における冷媒圧力が検出され、暖房負荷や冷房負荷の程度が推定され、ひいてはエンジン負荷が推定される。またエンジン回転数、スロットル弁開度等、燃料弁開度に応じてエンジン負荷が推定される。
【0026】
更に、発電機の自己発電に関する状態を出力する機能を備える自己発電状態表示手段を設けることができる。この場合、発電機による発電中の信号、発電機による発電量等を自己発電状態表示手段に出力して表示することができる。
【0027】
【実施例】
以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
【0028】
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1〜図4を参照しつつ説明する。本実施例に係る空調装置はガスエンジン駆動式空気調和装置である。まず、図1を参照して空気調和装置に係る冷媒循環通路1について説明する。冷媒循環通路1は室内の冷房または暖房を行うものであり、室外機10と室内機16とを有する。室外機10は、駆動部として機能するエンジンであるガスエンジン11と、ガス状の冷媒と液状の冷媒とを分離した状態で冷媒を収容するアキュームレータ12と、ガスエンジン11で駆動され駆動に伴いアキュムレータ12のガス状の冷媒を吸入して圧縮する複数のコンプレッサ13A,13Bと、空調のために冷媒の熱交換を行う熱交換器としての室外熱交換器14と、空調のために冷媒の熱交換を行う熱交換器としての室内熱交換器17とを基本要素として有する。
【0029】
冷媒循環通路1の室内機16は、空調のために冷媒の熱交換を行う熱交換器としての室内熱交換器17と、冷媒を膨張させる膨張弁18とを基本要素として有する。ガスエンジン11は、ガス弁11cから供給された燃料の燃焼により駆動される。
【0030】
コンプレッサ13A,13Bは、ガスエンジン11によりタイミングベルト等の動力伝達部材を介して連動される。故に、ガスエンジン11はコンプレッサ13A,13Bの駆動源として機能する。一方のコンプレッサ13Aは、アキュムレータ12のガス状の冷媒を圧縮室に吸い込む吸込ポート15と、圧縮室で圧縮された高圧の冷媒を吐出させる吐出ポート20とを有する。他方のコンプレッサ13Bは、アキュムレータ12のガス状の冷媒を圧縮室に吸い込む吸込ポート15と、圧縮室で圧縮された高圧のガス状の冷媒を吐出させる吐出ポート20とを有する。
【0031】
次に、室内を冷房するときにおける冷媒循環通路1の基本的経路について説明する。燃料ガスによりガスエンジン11が駆動すると、コンプレッサ13A,13Bが駆動し、アキュムレータ12のガス状の冷媒がアキュムレータ12の吸入ポート12aから通路1xを経て吸入され、コンプレッサ13A,13Bの圧縮室で圧縮される。圧縮されて高温高圧となったガス状の冷媒は、コンプレッサ13A,13Bの吐出ポート20から吐出され、通路1a、オイルセパレータ61に至る。オイルセパレータ61において冷媒からオイルが分離される。
【0032】
そしてオイルが分離された冷媒は、流路切替弁としての四方弁62の第1ポート62a、通路1bを通り、室外熱交換器14に至る。そして高温高圧の冷媒は、室外熱交換器14で冷却されて熱交換され、液化する。液化が進行した冷媒は、通路1c、更に、フィルタドライヤ63、ボールバルブ65A、通路1d、ストレーナ17nを経て膨張弁18に至り、膨張弁18において膨張されて低温となる。
【0033】
低温となった冷媒は、ストレーナ17mを経て室内熱交換器17に至り、室内熱交換器17で熱交換されて室内を冷却し、更に、通路1e、ボールバルブ65B、通路1f、四方弁62の第3ポート62c、四方弁62の第2ポート62b、二重管熱交換器67、通路1hを経て、アキュムレータ12の帰還ポート12cに帰還する。アキュムレータ12に帰還した冷媒は、アキュムレータ12で液状の冷媒とガス状の冷媒とに分離された状態で収容される。
【0034】
次に、室内を暖房するときにおける冷媒循環通路1の基本的経路について説明する。燃料ガスによりガスエンジン11が駆動すると、コンプレッサ13A,13Bが駆動し、アキュムレータ12のガス状の冷媒がアキュムレータ12の吸入ポート12aから通路1xを経て吸入され、コンプレッサ13A,13Bの圧縮室で圧縮される。圧縮されて高温高圧となった冷媒は、コンプレッサ13A,13Bの吐出ポート20から吐出され、通路1a、オイルセパレータ61に至る。前述したようにオイルセパレータ61において冷媒からオイルが分離される。そしてオイルが分離された冷媒は、四方弁62の第3ポート62cを通り、通路1f、ボールバルブ65B、通路1eを経て、室内熱交換器17に至り、室内熱交換器17で熱交換されて室内に熱を放出して室内を加熱する。
【0035】
そして、室内側熱交換器17を経た冷媒は、ストレーナ17mを経て膨張弁18に至り、膨張弁18で膨張され、ストレーナ17nを経て通路1d、ボールバルブ65A、フィルタドライヤ63’、通路1cを経て、室外熱交換器14に至り、更に四方弁62の第1ポート62a、第2ポート62b、二重管熱交換器67、通路1hを経て、アキュムレータ12の帰還ポート12cに帰還する。帰還した冷媒は、アキュムレータ12で液状の冷媒とガス状の冷媒とに分離された状態で収容される。
【0036】
本実施例によれば、補助機器として、室外側熱交換器14に向けて送風する第1ファン101が設けられている。補助機器として、室内側熱交換器17に向けて送風する第2ファン102、第3ファン103が設けられている。更に補助機器として、ガスエンジン11には、冷却水をガスエンジン11に循環させてガスエンジン11を冷却させる冷却水を循環させるためのウォータポンプ106が設けられている。
【0037】
更に、補助機器としては、前記した第1ファン101、第2ファン102、ウォータポンプ106の他に、その他のモータや電磁弁など、あるいは、室外機10の制御基板、室内機16の制御基板、室内機16の風向き板のモータが例示される。
【0038】
図2は、本実施例に係るガスエンジン駆動式空気調和装置の概念を示した要部を表す。図2に示すように、ガスエンジン11によりベルトなどの動力伝達部材を介して駆動されて交流電力を出力する発電機80と、発電機80の出力を規定電圧及び規定周波数の交流電力に変換する変換器81(AC/ACコンバータ)と、インダクタ82及びコンデンサ83と、電源切替基板84と、電源切替基板84に電気的に接続されたGHP制御基板85とを備えている。
【0039】
発電機80の出力周波数はガスエンジン11の回転数で変動するため、ガスエンジン11の負荷の影響を受ける。このため変換器81(AC/ACコンバータ)で一定周波数に変換する。
【0040】
図3は変換器81の要部付近を示す。図3に示すように、変換器81は、複数のダイオード81aを有する整流回路81bと、コンデンサ81d及びインダクタ81eを有する平滑回路と、オンオフが切り替えられるスイッチング素子81fと、放電防止用のダイオード81hと,コンデンサ81iと、インバータ81kとを備えている。コンデンサ81d、インダクタ81e、スイッチング素子81f、ダイオード81h、コンデンサ81iは昇圧回路81mを形成しており、スイッチング素子81fのオン時間とオフ時間とを調整することにより、昇圧回路81mから出力される電圧の大きさを調整することができる。ここで、発電機80の出力である交流を整流回路81bにより直流に変換した後に、その直流を昇圧回路81mで電圧調整した後に、インバータ81kにより、規定電圧及び規定周波数を有する疑似正弦波をもつ単相の交流に変換する。
【0041】
変換器81(AC/ACコンバータ)後のインダクタ82およびコンデンサ83は、ローパスフィルタを構成し、変換器81(AC/ACコンバータ)から出力された疑似正弦波をもつ単相の交流波形の高周波分を除去し、基本波の正弦波をもつ交流(単相交流:AC200V)とする。
【0042】
電源切替基板84は、各補助機器のそれぞれの電源を商用電源87側と発電機80側との間において切替えるリレー84xと、リレー84xを駆動させる駆動回路とを有する。
【0043】
図2に示すように、電源切替基板84及びGHP制御基板85は、制御部86を形成する。図2に示すように、電源切替基板84は、第1コネクタ部84a、第2コネクタ部84b、第3コネクタ部84c、第4コネクタ部84d、第5コネクタ部84e、第6コネクタ部84f、第7コネクタ部84hをもつ。
【0044】
第4コネクタ部84dは商用電源89(単相交流:AC200V)に電気的に接続されている。なお、商用電源89(単相交流,AC200V)は電力会社から給電される電源を意味する。第5コネクタ部84eは変換器81にコンデンサ83を介して電気的に接続されている。第6コネクタ部84fは、GHP制御基板85を介して第1コンプレッサ13A(C/P1)と、第2コンプレッサ13B(C/P2)と電気的に接続されている。
【0045】
電源切替基板84はガス弁11cの駆動信号を受信し、GHP制御基板85に発電電力を供給するようになっている。電源切替基板84は各補助機器への商用電源から発電機80の電力へ切替えるタイミングを設定する。
【0046】
図2に示すように、GHP制御基板85は、第1スイッチング素子85a、第2スイッチング素子85b,85c及び第3スイッチング素子85d(トライアック)をもつ。第1スイッチング素子85a,85bは、補助機器としての第1ファン101のモータ(単相負荷)に電気的に接続されており、第1ファン101のモータに対してゲートパルスにより位相制御を行ない、第1ファン101をデューティ制御により駆動させる。
【0047】
第2スイッチング素子85cは、補助機器としての第2ファン102のモータ(単相負荷)に電気的に接続されており、第2ファン102のモータに対してゲートパルスにより位相制御を行ない、第2ファン102をデューティ制御により駆動させる。
【0048】
第3スイッチング素子85dは、補助機器としてのウォータポンプ106のモータ(単相負荷)に電気的に接続されており、ウォータポンプ106のモータに対してゲートパルスにより位相制御を行ない、ウォータポンプ106をデューティ制御により駆動させる。なお図2では第3ファン103は図略されている。
【0049】
ここで、電源切替基板84は、前記したリレー84xの切替により、発電機80からでも商用電源89からでも電源を得られるように設定されており、発電機80での発電電力あるいは商用電源89のいずれかの電力をGHP制御基板85を介して補助機器(第1ファン101、第2ファン102、ウォータポンプ106等)に供給することができる。
【0050】
即ち、電源切替基板84においては、第1ファン101の電源を発電機80及び商用電源89のいずれからもリレー84xの切替により得られるように設定されている。また、第2ファン102の電源を発電機80及び商用電源89のいずれからもリレー84xの切替により得られるように設定されている。また、ウォータポンプ106の電源を発電機80及び商用電源89のいずれからもリレー84xの切替により得られるように設定されている。換言すると、電源切替基板84は、発電機80で生成された交流電力の割合と商用電源89の割合とを任意に調整できるように設定されている。
【0051】
ところでガスエンジン駆動式空気調和装置によれば、空調要請負荷の変化によってガスエンジン11の回転数が変動し、ガスエンジン11により駆動される発電機80からの出力電力の電圧及び周波数も変動する。しかし本実施例によれば、制御部86は、前述したように、発電機80で生成され変換器81で変換された交流電力を商用電源89と系統連係せずに、補助機器(第1ファン101、第2ファン102、第3ファン103、ウォータポンプ106等)の電源として用いることにしている。このため商用電源89で稼働される外部電気機器に電気的影響を与えることが抑制される。
【0052】
図4は、ガスエンジン駆動式空気調和装置の起動時において、発電機80及び商用電源89の切替えタイミングチャートの一例を示す。図4において、時刻t1→時刻t2→時刻t3→時刻t4→時刻t5→時刻t6→時刻t7……→時刻t10の順で、時間は経過する。図4に示すように、時刻t1において、ガスエンジン11に燃料ガスを供給するガス弁11cがOFFからONになり、開弁したガス弁11cからガスエンジン11に燃料ガスが供給される。そして時刻t2においてガスエンジン11が停止状態から運転状態に切替られる。制御部86は、図4に示すように、ガスエンジン11の起動前においても、補助機器(第1ファン101、ウォータポンプ106等)を、商用電源89の電力で駆動させるように設定されている。従って、ガスエンジン11の起動前においても、補助機器である第1ファン101は駆動して送風しており、ウォータポンプ106は駆動して冷却水を循環させている。
【0053】
ガスエンジン11が起動したとしても、ガスエンジン11の起動直後では、ガスエンジン11の安定性は必ずしも充分ではない。従って、ガスエンジン11の起動直後ではガスエンジン11の負荷を低減させることが好ましい。そこで制御部86は、図4に示すように、ガスエンジン11の起動直後においても、第1ファン101、ウォータポンプ106等の補助機器については、ガスエンジン11で駆動される発電機80で生成した電力ではなく、商用電源89からの電力で駆動させるように設定する。また、図4に示すように、第2ファン102、第3ファン103は、ガスエンジン11が起動してもオフ(OFF)のままである。
【0054】
ある程度時間が経過すると、起動したガスエンジン11が次第に安定してくる。このため時刻t3において、制御部86は、コンプレッサ13AをOFFからONにし、コンプレッサ13Aを起動させる。更に、時刻t4において、制御部86は、コンプレッサ13BをOFFからONにし、コンプレッサ13Bを起動させる。時刻t4は、最初に起動するコンプレッサ13Aが起動した時刻t3からΔM1(例えば5秒)経過した時刻である。このように複数のコンプレッサ13A,13Bをタイミングをずらしてガスエンジン11に接続し、タイミングをずらしてガスエンジン11で駆動させる。これにより起動直後のガスエンジンへの過剰負荷を抑えるのに有利となる。
【0055】
本実施例によれば、図4に示すように、時刻t5までウォータポンプ106は商用電源89で駆動されているが、時刻t5において、制御部86は、ウォータポンプ106の電源を商用電源89から発電機80に切替える。時刻t5は、2台のコンプレッサ13A,13Bの双方が駆動した時刻t4からΔM5(例えば5秒)経過した時刻である。
【0056】
本実施例によれば、時刻t6まで第1ファン101は商用電源89で駆動されているが、時刻t6において、制御部86は、第1ファン101の電源を商用電源89から発電機80に切替える。時刻t6は、2台のコンプレッサ13A,13Bの双方が駆動した時刻t4からΔM6(例えば8秒)経過した時刻である。
【0057】
本実施例によれば、図4に示すように、時刻t7まで、補助機器である第2ファン102はオフとされているが、時刻t7において第2ファン102は商用電源89で起動される。更に、時刻t7から所定時間経過した時刻t8において第2ファン102の電源は、商用電源89から発電機80に切替えられ、第2ファン102は発電機80の電力で駆動される。時刻t7は、2台のコンプレッサ13A,13Bの双方が駆動した時刻t4からΔM7(例えば11秒)経過した時刻である。
【0058】
また、図4に示すように、時刻t10まで、補助機器である第3ファン103はオフとされているが、時刻t10において第3ファン103は商用電源89で起動される。更に、時刻t10から所定時間経過した時刻t11において第3ファン102の電源は、商用電源89から発電機80に切替えられ、第3ファン103は発電機80の電力で駆動される。時刻t10は、2台のコンプレッサ13A,13Bの双方が駆動した時刻t4からΔM8(例えば11秒)経過した時刻である。
【0059】
上記したようにガス弁11cが開放してガスエンジン11が駆動しており、かつ、コンプレッサ13A,13Bが駆動しているという条件が満足されたとき、ガスエンジン11の駆動の安定性は向上するため、第1ファン101、第2ファン102、第3ファン103、ウォータポンプ106等の補助機器は発電機80により駆動可能となる。
【0060】
なお、ΔM1〜ΔM8に示す時間は上記したものに限定されるものではなく、適宜変更できる。また、ガスエンジン駆動式空気調和装置の起動直後において、発電機80及び商用電源89の切替えタイミングチャートは、図4に示す形態に限定されるものではない。
【0061】
上記のようにガスエンジン11の負荷が安定しないガスエンジン駆動式空気調和装置の起動直後では、第2ファン102、第3ファン103等の補助機器をオフとすると共に、第1ファン101、ウォータポンプ106等の補助機器を商用電源89で駆動させ、発電機80の電力で駆動させない。これによりエンジン11の起動直後の負荷が大きくなることを抑制することができ、ガスエンジン駆動式空気調和装置の起動直後における空調運転を良好に行うことができる。
【0062】
上記したように本実施例によれば、第1ファン101、第2ファン102、第3ファン103、ウォータポンプ106等の補助機器は、複数設けられている。そしてガスエンジン駆動式空気調和装置の起動直後においては、第1ファン101、第2ファン102、第3ファン103、ウォータポンプ106等の複数の補助機器は、発電機80からの電力供給のタイミングを時間的にずらして駆動される。このためガスエンジン11への負荷を軽減し、エンジン回転数の変動やエンストを防止することができる。ひいてはガスエンジン駆動式空気調和装置の起動直後における空調運転を良好に行うことができる。
【0063】
上記したように本実施例によれば、エンジン能力に対して空調要請負荷が大きいときには、制御部86は、補助機器(第1ファン101、第2ファン102、ウォータポンプ106等)に供給される電力として、発電機80の出力電力の割合を相対的に減らし、商用電源89の電力の割合を相対的に増加させることができる。逆に、エンジン能力に対して空調要請負荷が小さいときは、制御部86は、補助機器(第1ファン101、第2ファン102、ウォータポンプ106等)に供給される電力として、商用電源89の割合を相対的に減少させると共に、発電機80の出力電力の割合を相対的に増やすことができる。この場合、これらの操作は電源切替基板84のリレー84xの切替により行うことができる。
【0064】
このように本実施例によれば、制御部86は、複数の補助機器(第1ファン101、第2ファン102、ウォータポンプ106等)への電力供給を、ガスエンジン11の出力の余力に応じて、発電機80の電力と商用電源89とで調整することができる。このためガスエンジン11に無理な負荷を与えることが抑制されている。
【0065】
更に本実施例によれば、ガスエンジン11の負荷を検出する検出器として、図2に示すように、外気温度センサ91、室内温度センサ92、冷媒圧力センサ93、エンジン回転数センサ94、スロットル弁開度センサ95、燃料弁開度センサ96等が設けられており、これらのセンサの検出信号は制御部86のGHP制御基板25に入力される。
【0066】
即ち、外気温度や室内温度に応じて、暖房負荷や冷房負荷の程度が推定され、ひいてはガスエンジン11の負荷が制御部86により推定される。冷媒圧力センサ93に応じて、冷媒循環通路1における冷媒圧力が検出され、制御部86により暖房負荷や冷房負荷の程度が推定され、ひいてはガスエンジン11の負荷が推定される。またエンジン回転数、スロットル弁開度等、燃料弁開度に応じてガスエンジン11の負荷が制御部86により推定される。このため、外気温度センサ91、室内温度センサ92、冷媒圧力センサ93、エンジン回転数センサ94、スロットル弁開度センサ95、燃料弁開度センサ96等からの検知信号に基づいて、制御部96は、ガスエンジン11の負荷を推定する。そして、ガスエンジン11の負荷が大きいときには、つまり、空調要請負荷が大きいときには、制御部86は、補助機器(第1ファン101、第2ファン102、第3ファン103、ウォータポンプ106等)に供給される電力として、発電機80の出力電力の割合を相対的に減らし、商用電源89の割合を相対的に増加させることができる。
【0067】
逆に、ガスエンジン11の負荷が小さいときには、つまり、空調要請負荷が小さいときには、制御部86は、補助機器(第1ファン101、第2ファン102、、第3ファン103、ウォータポンプ106等)に供給される電力として、商用電源89の割合を相対的に減少させると共に発電機80の出力電力の割合を相対的に増やすことができる。このように制御部86は複数の補助機器(第1ファン101、第2ファン102、ウォータポンプ106等)への電力供給を、ガスエンジン11の出力の余力に応じて、発電機80から電力の割合と商用電源89の割合とで調整することにしている。このためガスエンジン11に無理な負荷を与えることが抑制されている。
【0068】
上記したように本実施例によれば、発電機80により単相交流が得られ、本実施例に係るガスエンジン駆動式空気調和装置の室内機16及び室外機10で必要な全ての電源に流用することが可能となる。
【0069】
更に本実施例によれば、発電機80の自己発電に関する状態を出力する機能を備える自己発電状態表示手段98を設けている。この場合、発電機80による発電中の信号、発電機80による発電量等を自己発電状態表示手段98に出力して表示することができる。
【0070】
更にまた本実施例によれば、発電機80を含む発電系統が商用電源89と切り離されており、発電機80を含む発電系統が商用電源89と系統連係されていない。このため、系統連係するための電圧や周波数などに同期させる同期機能や保護装置を廃止することができる。更に、変換器81(AC/ACコンバータ)からのスイッチングノイズや高周波ノイズが商用電源89に流入することがなく、近年問題になっているEMC対策が不要となる。
【0071】
(第2実施例)
図5及び図6は、本発明のガスエンジン駆動式空気調和装置の第2実施例の要部を示す。本実施例は前記した第1実施例と基本的には共通する構成、共通する作用効果を有する。図1に示す配管図は、本実施例においても準用されている。図4に示す切替えタイミングチャートは、本実施例においても準用されている。
【0072】
以下、相違する部分を中心として説明する。図5に示すように、ガスエンジン11により駆動されて交流電力を出力する発電機80と、発電機80の出力を規定電圧及び規定周波数の交流電力に変換する変換器81B(AC/ACコンバータ)と、変換器81に電気的に接続された制御部86とを備えている。制御部86は、第1ファン101に電気的に接続されたコネクタ部86uと、第2ファン102に電気的に接続されたコネクタ部86v、ウォータポンプ106に電気的に接続されたコネクタ部86wと、第3ファン103に電気的に接続されたコネクタ部86xとをもつ。
【0073】
ここで、変換器81Bは電源を発電機80からでも、商用電源89からでも得られるように設定されている。即ち、発電機80と変換器81Bとの間には、発電機80から変換器81Bに向かう電流を流すものの、その逆の電流流れを阻止する第1逆方向阻止手段87(整流回路)が設けられている。更に商用電源89と変換器81Bとの間には、商用電源89から変換器81Bに向かう電流を流すものの、その逆の電流流れを阻止する第2逆方向阻止手段88(整流回路)が設けられている。これにより商用電源89側の電圧VAが発電機80側の電圧VBよりも高いときには、商用電源89の電力は変換器81Bに供給されるものの、発電機80側には供給されない。逆に、発電機80側の電圧VBが商用電源89側の電圧VAよりも高いときには、発電機80の電力が変換器81Bに供給されるものの、商用電源89側には供給されない。これにより発電機80の発電系統は商用電源89に系統連係されていない。
【0074】
このように発電機80の電力が変換器81Bに供給されるものの、商用電源89側には供給されない方式が採用されており、発電機80と商用電源89との系統連係を抑止している。このため発電機80の電力が変動したときであっても、商用電源89で駆動されている一般電気機器に影響を与えることが抑えられている。
【0075】
図6は変換器81B(AC/ACコンバータ)の要部付近を示す。図6に示すように、変換器81Bは、コンデンサ81d及びインダクタ81eを有する平滑回路と、オンオフが切り替えられるスイッチング素子81fと、放電防止用のダイオード81hと,コンデンサ81iと、インバータ81kと、インダクタ82と、コンデンサ83とを備えている。コンデンサ81d、インダクタ81e、スイッチング素子81f、ダイオード81h、コンデンサ81iは昇圧回路81mを形成しており、スイッチング素子81fのオン時間とオフ時間とを調整することにより、昇圧回路81mから出力される電圧を調整することができる。ここで、発電機80の出力である交流を第1逆方向阻止手段87(整流回路)により直流に変換した後に、その直流を昇圧回路81mで電圧調整した後に、インバータ81kにより、規定電圧及び規定周波数を有する疑似正弦波をもつ単相の交流に変換する。
【0076】
変換器81B(AC/ACコンバータ)に設けられているインダクタ82およびコンデンサ83は、ローパスフィルタを構成し、インバータ81kから出力された疑似正弦波をもつ単相の交流波形の高周波分を除去し、基本波の正弦波をもつ交流(単相交流:AC200V)とする。
【0077】
本実施例によれば、前記した第1実施例と同様に、ガス弁11cが開放してガスエンジン11が駆動しており、かつ、コンプレッサ13A,13Bが駆動しているという条件が満足されたとき、ガスエンジン11の負荷は安定するため、補助機器(第1ファン101、第2ファン102、第3ファン103、ウォータポンプ106等)は発電機80により駆動可能となる。このようにエンジン11の負荷が安定しないうちは、補助機器(第1ファン101、第2ファン102、第3ファン103、ウォータポンプ106等)を商用電源89で駆動させるものの、発電機80の電力で駆動させない。これによりエンジン11の起動直後の負荷が大きくなることが抑制されており、ガスエンジン駆動式空気調和装置の起動直後における空調運転を良好に行うことができる。
【0078】
上記したように本実施例によれば、図4が準用されており、第1実施例と同様に、複数の補助機器(第1ファン101、第2ファン102、第3ファン103、ウォータポンプ106等)は、発電機80からの電力供給のタイミングをずらして駆動される。このためガスエンジン11の起動直後におけるガスエンジン11への負荷を軽減することができる。ひいてはガスエンジン駆動式空気調和装置の起動直後における空調運転を良好に行うことができる。
【0079】
本実施例によれば、ガスエンジン11に対して空調要請負荷が大きいときには、制御部86は、補助機器に供給される電力として、発電機80の出力電力の割合を相対的に減らし、商用電源89の電力の割合を相対的に増加させることができる。逆に、ガスエンジン11に対して空調要請負荷が小さいときは、制御部86は、補助機器に供給される電力として、商用電源89の割合を相対的に減少させると共に、発電機80の出力電力の割合を相対的に増やすことができる。このように制御部86は複数の補助機器(第1ファン101、第2ファン102、第3ファン103、ウォータポンプ106等)への電力供給を、ガスエンジン11の出力の余力に応じて、発電機80の電力と商用電源89とで調整することにしている。このためガスエンジン11に無理な負荷を与えることが抑制されている。
【0080】
更に本実施例によれば、ガスエンジン11の負荷を検出する検出器として、図5に示すように、外気温度センサ91、室内温度センサ92、冷媒圧力センサ93、エンジン回転数センサ94、スロットル弁開度センサ95、燃料弁開度センサ96が設けられており、これらのセンサの検出信号は制御部に入力される。即ち、外気温度や室内温度に応じて、暖房負荷や冷房負荷の程度が推定され、ひいてはガスエンジン11の負荷が推定される。冷媒圧力センサ93に応じて、冷媒循環通路1における冷媒圧力が検出され、暖房負荷や冷房負荷の程度が推定され、ひいてはガスエンジン11の負荷が推定される。またエンジン回転数、スロットル弁開度等、燃料弁開度に応じてガスエンジン11の負荷が推定される。
【0081】
このため、外気温度センサ91、室内温度センサ92、冷媒圧力センサ93、エンジン回転数センサ94、スロットル弁開度センサ95、燃料弁開度センサ96からの検知信号に基づいて、制御部86は、ガスエンジン11の負荷を推定する。そして、ガスエンジン11の負荷が大きいときには、つまり、空調要請負荷が大きいときには、制御部86は、補助機器に供給される電力として、発電機80の出力電力の割合を相対的に減らし、商用電源89の電力の割合を相対的に増加させることができる。
【0082】
逆に、ガスエンジン11の負荷が小さいときには、つまり、空調要請負荷が小さいときには、制御部86は、補助機器に供給される電力として、商用電源89の電力の割合を相対的に減少させると共に、発電機80の出力電力の割合を相対的に増やすことができる。
【0083】
このように制御部86は複数の補助機器(第1ファン101、第2ファン102、第3ファン103、ウォータポンプ106等)への電力供給を、ガスエンジン11の出力の余力に応じて、発電機80から電力と商用電源89で調整することにしている。このためガスエンジン11に無理な負荷を与えることが抑制されている。
【0084】
更に本実施例によれば、発電機80の自己発電に関する状態を出力する機能を備える自己発電状態表示手段98を設けている。この場合、発電機80による発電中の信号、発電機80による発電量等を自己発電状態表示手段98に出力して表示することができる。
【0085】
(その他)
上記した実施例によれば、コンプレッサ13A及びコンプレッサ13Bを時間をずらして起動させるが、支障がなければ、同時に起動させても良い。上記した実施例によれば、図4から理解できるように、ウォータポンプ106、第1ファン101等は、起動直後においては商用電源89で駆動されており、1台ずつ、商用電源89の電力から発電機80の電力に切替えることにしているが、これに限らず、支障がなければ、同時に、商用電源89の電力から発電機80の電力に切替えることにしても良い。
【0086】
その他、本発明は上記した実施例のみに限定されるものではなく、エンジンはガスエンジンに限定されるものではなく、液体燃料で駆動するエンジンでも良く、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。上記した記載から次の技術的思想も把握できる。
[付記項1]燃料により駆動されるエンジンと、
前記エンジンにより駆動されるコンプレッサと、
前記コンプレッサにより圧縮された冷媒が流れる冷媒循環通路と、
前記冷媒循環通路に設けられ暖房及び冷房のうちの少なくとも一方を行う熱交換器と、
前記エンジン、前記コンプレッサ、前記冷媒循環通路及び前記熱交換器のうちの少なくとも一方の機能に関する付随的機能を実行する補助機器とを有する発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置において、
前記エンジンにより駆動されて交流電力を出力する発電機と、前記発電機の出力を規定電圧及び規定周波数の交流電力に変換する変換器と、前記変換器と前記補助機器とを電気的に繋ぐと共に前記変換器で変換された交流電力を補助機器の電源として用いる制御部とを具備し、
前記エンジンの起動時には、前記補助機器の駆動は商用電源の電力で行い、前記エンジンの負荷の安定後に、前記補助機器の駆動は商用電源から発電機からの電力に移すように設定されていることを特徴とする発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置。エンジンはガスエンジンを例示できる。
[付記項2]燃料により駆動されるエンジンと、
前記エンジンにより駆動されるコンプレッサと、
前記コンプレッサにより圧縮された冷媒が流れる冷媒循環通路と、
前記冷媒循環通路に設けられ暖房及び冷房のうちの少なくとも一方を行う熱交換器と、
前記エンジン、前記コンプレッサ、前記冷媒循環通路及び前記熱交換器のうちの少なくとも一方の機能に関する付随的機能を実行する補助機器とを有する発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置において、
前記エンジンにより駆動されて交流電力を出力する発電機と、前記発電機の出力を規定電圧及び規定周波数の交流電力に変換する変換器と、前記変換器と前記補助機器とを電気的に繋ぐと共に前記変換器で変換された交流電力を商用電源と系統連係せずに補助機器の電源として用いる制御部とを具備し、
前記エンジンの起動時には、前記補助機器の駆動は商用電源の電力で行い、前記エンジンの負荷の安定後に、前記補助機器の駆動は商用電源から発電機からの電力に移すように設定されていることを特徴とする発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように第1発明,第2発明に係る発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置によれば、エンジンの起動時には、補助機器の駆動は商用電源の電力で行い、エンジンの負荷の安定後に、補助機器の駆動は商用電源から発電機からの電力に移すように設定されている。このためエンジンの起動時に過大な負荷が係ることが抑制され、起動時においてもエンスト等を回避してエンジンを良好に駆動させることができる。
【0088】
第2発明に係る発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置によれば、エンジン駆動式空気調和装置における空調要請負荷の変化によってエンジンの回転数が変動し、エンジンにより駆動される発電機からの出力電力も変動する。しかし第2発明によれば、制御部は、前述したように、変換器で変換された交流電力を商用電源と系統連係せずに、補助機器の電源として用いるため、商用電源で稼働される外部電気機器に電気的影響を与えることが抑制される。更に系統連係するための電圧や周波数などに同期させる同期機能や保護装置を廃止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係り、ガスエンジン駆動式空気調和装置の概念図である。
【図2】第1実施例に係り、ガスエンジン駆動式空気調和装置の要部の概念図である。
【図3】第1実施例に係り、ガスエンジン駆動式空気調和装置の要部の構成図である。
【図4】第1実施例に係り、ガスエンジン駆動式空気調和装置のタイミングチャートである。
【図5】第2実施例に係り、ガスエンジン駆動式空気調和装置の要部の概念図である。
【図6】第2実施例に係り、ガスエンジン駆動式空気調和装置の主要部の構成図である。
【符号の説明】
図中、1は冷媒循環通路、11はガスエンジン(エンジン)、13A,13Bはコンプレッサ、14,17は熱交換器、80は発電機、81は変換器、86は制御部、89は商用電源、91は外気温度センサ、92は室内温度センサ、93は冷媒圧力センサ、94はエンジン回転数センサ、95はスロットル弁開度センサ、96は燃料弁開示センサ、101は第1ファン(補助機器)、102は第2ファン(補助機器)、103は第3ファン(補助機器)、106はウォータポンプ(補助機器)を示す。

Claims (6)

  1. 燃料により駆動されるエンジンと、
    前記エンジンにより駆動されるコンプレッサと、
    前記コンプレッサにより圧縮された冷媒が流れる冷媒循環通路と、
    前記冷媒循環通路に設けられ暖房及び冷房のうちの少なくとも一方を行う熱交換器と、
    前記エンジン、前記コンプレッサ、前記冷媒循環通路及び前記熱交換器のうちの少なくとも一方の機能に関する付随的機能を実行する補助機器とを有する発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置において、
    前記エンジンにより駆動されて交流電力を出力する発電機と、前記発電機の出力を規定電圧及び規定周波数の交流電力に変換する変換器と、前記変換器と前記補助機器とを電気的に繋ぐと共に前記変換器で変換された交流電力を前記補助機器の電源として用いる制御部と、
    暖房負荷または冷房負荷を推定するために前記エンジンの負荷を検出するエンジン負荷検出器とを具備し、
    前記制御部は、
    前記補助機器への電力供給において、前記エンジン負荷検出器が検出した前記エンジンの負荷が相対的に大きいときには、前記発電機からの電力の割合を相対的に減らし商用電源からの電力の割合を相対的に増加させるように調整し、
    前記エンジン負荷検出器が検出した前記エンジンの負荷が相対的に小さいときには、前記発電機からの電力の割合を相対的に増加させ前記商用電源からの電力の割合を相対的に減少させるように調整し、
    前記エンジンの起動時には、前記補助機器の駆動は商用電源の電力で行い、前記エンジンの負荷の安定後に、前記補助機器の駆動は商用電源から発電機からの電力に移すように設定されていることを特徴とする発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置。
  2. 燃料により駆動されるエンジンと、
    前記エンジンにより駆動されるコンプレッサと、
    前記コンプレッサにより圧縮された冷媒が流れる冷媒循環通路と、
    前記冷媒循環通路に設けられ暖房及び冷房のうちの少なくとも一方を行う熱交換器と、
    前記エンジン、前記コンプレッサ、前記冷媒循環通路及び前記熱交換器のうちの少なくとも一方の機能に関する付随的機能を実行する補助機器とを有する発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置において、
    前記エンジンにより駆動されて交流電力を出力する発電機と、前記発電機の出力を規定電圧及び規定周波数の交流電力に変換する変換器と、前記変換器と前記補助機器とを電気的に繋ぐと共に前記変換器で変換された交流電力を商用電源と系統連係せずに前記補助機器の電源として用いる制御部と
    暖房負荷または冷房負荷を推定するために前記エンジンの負荷を検出するエンジン負荷検出器とを具備し、
    前記制御部は、
    前記補助機器への電力供給において、前記エンジン負荷検出器が検出した前記エンジンの負荷が相対的に大きいときには、前記発電機からの電力の割合を相対的に減らし前記商用電源からの電力の割合を相対的に増加させるように調整し、
    前記エンジン負荷検出器が検出した前記エンジンの負荷が相対的に小さいときには、前記発電機からの電力の割合を相対的に増加させ前記商用電源からの電力の割合を相対的に減少させるように調整し、
    前記エンジンの起動時には、前記補助機器の駆動は商用電源の電力で行い、前記エンジンの負荷の安定後に、前記補助機器の駆動は前記商用電源から前記発電機からの電力に移すように設定されていることを特徴とする発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記変換器の入力端子に、前記発電機と商用電源とをダイオードを介して接続されていることを特徴とする発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置。
  4. 請求項1請求項において、前記補助機器は複数であり、複数の前記補助機器は、タイミングをずらして前記発電機から電力供給されるように設定されていることを特徴とする発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置。
  5. 請求項4において、前記複数の補助機器は、スイッチング素子によって前記補助機器の駆動が選択されると共に、前記補助機器を駆動させるモータに対してゲートパルスにより位相制御を行い、前記選択された補助機器をデューティ制御により駆動させることを特徴とする発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置。
  6. 請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項において、前記制御部は、複数の前記補助機器への電力供給を、前記エンジン出力の余力に応じて、前記発電機からの電力と商用電源とで調整するように設定されていることを特徴とする発電機能付きのエンジン駆動式空気調和装置。
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