JP5233556B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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本発明は、2系統の電源のいずれか一方から電力供給を受ける空気調和装置に関する。
ガスエンジンを利用して圧縮機を駆動するガスヒートポンプ式の空気調和装置(以下、GHPとする)には、発電機を内蔵しているものがあり、ガスエンジンが圧縮機を駆動する余力を利用して発電を行うものがある(特許文献1参照)。
特開2007−252033号公報
このようなGHPにおいては、商用電源と発電機からの電源(以下、発電機電源とする)とを切り換えて運転を行う場合があり、この電源切換の際に瞬間的に停電状態(以下、瞬停状態とする)になるため、室内ユニットの制御状態がリセットされ、室内ユニットが停止状態になったり、室内ユニットに備えられる電動膨張弁やルーバなどを含むアクチュエータが初期状態に戻ってから元の運転状態に戻ろうとするイニシャル動作を行ったりすることになる。このため、室内ユニットが電源の切換を行う前の運転状態になるまでの間にユーザに不快感を与えることになる。また、場合によっては室内ユニットが正常に復旧しないというような不具合が生じる可能性がある。また、このことは、商用電源に接続され発電機を内蔵するようなGHPに限らず、電気式の空気調和装置において商用電源と発電機(例えば、自家用発電機、太陽光発電設備など)とを併用している場合にも同様に言える。
本発明の課題は、2系統の電源のいずれか一方から電力供給を受けており、他方の電源に切り換える動作を行う空気調和装置において、ユーザに不快感を極力与えないように室内機の運転状態を復旧させる空気調和装置を提供することにある。
第1発明に係る空気調和装置は、室内ユニットと、室外ユニットとを備える。室外ユニットは、第1電源と、第1電源と異なる第2電源とのいずれか一方に電力供給源を切り換える電源切換を行い、電源切換の際に、電源切換が行われることの通知である切換通知を室内ユニットに送信する。
本発明では、室外ユニットが、第1電源から第2電源への電源切換、または、第2電源から第1電源への電源切換を行うことが可能な空気調和装置である。そして、室外ユニットが電源切換を行う際に、その旨を知らせる切換通知を室内ユニットへ送信する。
したがって、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換を行うことを判定することができる。このため、室内ユニットは、電源切換が行われても不具合が生じないように、電源切換に対して対策をする時間的な余裕を得ることができる。これにより、室外ユニットが電源切換を行っても、室内ユニットは、室内ユニットに生じる不具合を防ぐことができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
また、第1発明に係る空気調和装置は、室外ユニットが、電源切換を完了した直後に切換通知を室内ユニットに送信する。室内ユニットは、切換通知を受信した後に、その時の運転状態を第1状態として記憶する切換準備を行う。
本発明では、室外ユニットが電源切換を行った直後に室内ユニットへ切換通知を送信して、室内ユニットが室外ユニットから送信された切換通知を受信した後に、切換通知を受信した時の室内ユニットの運転状態を第1状態として記憶する。
したがって、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換を行った後に、切換準備が行われることにより記憶された第1状態を例えば復元することができる。このため、室外ユニットによる電源切換が行われて、室内ユニットが瞬間的に停電状態になることにより室内ユニットの運転状態がリセットされても、室内ユニットの運転状態を第1状態に維持することができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
また、第1発明に係る空気調和装置は、室内ユニット、切換準備が完了すると、切換準備が完了したことの通知である準備完了通知を室外ユニットに送信する。
本発明では、室内ユニットは、切換準備を完了すると、室外ユニットへ準備完了通知を送信する。したがって、室外ユニットは、室内ユニットが切換準備が終了したことを確認できる。
また、第1発明に係る空気調和装置は、室外ユニット、準備完了通知を受信すると、電源切換を行う。
本発明では、室外ユニットは、室内ユニットから送信された準備完了通知を受信すると、電源切換を行う。したがって、室内ユニットが切換通知を受信した時の運転状態(すなわち第1状態)を記憶した後に、電源切換を行うことができる。
また、第1発明に係る空気調和装置は、室外ユニット、電源切換を行った後に、電源切換が完了したことの通知である切換完了通知を室内ユニットへ送信する。
本発明では、室外ユニットは、電源切換が完了するとその旨を室内ユニットへ通知する。したがって、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換完了したことをすぐに認識することができる。
また、第1発明に係る空気調和装置は、室内ユニット、切換完了通知を受信した後に、第1状態に運転状態を戻す。
本発明では、室内ユニットは、室外ユニットが送信した切換完了通知を受信すると、その直後に室内ユニットの運転状態を第1状態に戻す。したがって、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換完了したことをすぐに認識し、その認識に基づいて室内ユニットの運転状態を電源切換前の第1状態に戻すことができる。このため、室外ユニットによる電源切換が行われて、室内ユニットが瞬間的に停電状態になることにより室内ユニットの運転状態がリセットされても、室内ユニットの運転状態を第1状態に維持することができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
発明に係る空気調和装置は、第明に係る空気調和装置であって、室内ユニットは、膨張機構と、室内に送風する空気の風向を変更するルーバとを有する。運転状態には、膨張機構の開度とルーバの角度とが少なくとも含まれる。
本発明では、室内ユニットが膨張機構とルーバとを有しており、室内ユニットの運転状態は、膨張機構の開度とルーバの角度とが少なくとも含まれる。すなわち、室内ユニットは、切換準備の際に、少なくとも膨張機構の開度とルーバの角度とを第1状態として記憶することになる。したがって、室内ユニットが瞬間的に停電状態になることにより室内ユニットが有する膨張機構の開度とルーバの角度とがリセットされても、それらを第1状態に維持することができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
発明に係る空気調和装置は、第発明又は第7発明に係る空気調和装置であって、運転状態には、冷房運転や暖房運転などの通常運転とは異なる特別制御中の制御状態が含まれる。
本発明では、室内ユニットの運転状態に、冷房運転や暖房運転などの通常運転とは異なる特別制御中の制御状態が含まれる。例えば、特別制御には、露付回避制御や凍結防止制御などが含まれる。露付回避制御は、冷房運転時において、室内ユニット内部で熱交換された後の空気が吹き出される吹出口や吹出口に付近に設けられるルーバに、露付きが起こることを防ぐ制御である。また、凍結防止制御は、室内ユニットの内部に設けられる熱交換器(室内熱交換器)に露付きや凍結が起こることを防ぐ制御である。そして、これらの特別制御では、タイマによりその制御時間がカウントされており、例えば特別制御中の制御状態にはタイマによるカウントが含まれる。
したがって、上述したような特別制御中に、電源切換が行われた場合に、特別制御が例えばどの程度進行していたかどうかという情報(すなわち特別制御中の制御状態)がリセットされて、再度はじめから特別制御が行われたり、特別制御が十分に行われていない状態のまま通常運転に戻ったりしてしまうという不具合が起こることを防ぐことができる。
発明に係る空気調和装置は、第1発明から第発明のいずれかに係る空気調和装置であって、室外ユニットは、圧縮機と、圧縮機を駆動するエンジンと、エンジンにより圧縮機とともに駆動される発電機と、を有する。第1電源は、商用電源である。第2電源は、発電機により発電される電源である。
本発明では、室外ユニットが圧縮機とエンジンと発電機とを有する。そして、第1電源として商用電源が利用されており、第2電源として発電機が利用されている。したがって、電源として商用電源と発電機が発電する電源とを併用している空気調和装置において、商用電源から発電機への電源切換、または、発電機から商用電源への電源切換が行われる際に、室内ユニットは、電源切換が行われても不具合が生じないように、電源切換に対して対策をする時間的な余裕を得ることができる。これにより、室外ユニットが電源切換を行っても、室内ユニットは、室内ユニットに生じる不具合を防ぐことができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
第5発明に係る空気調和装置は、室内ユニットと、室外ユニットとを備える。室外ユニットは、第1電源と、第1電源と異なる第2電源とのいずれか一方に電力供給源を切り換える電源切換を行い、電源切換の際に、電源切換が行われることの通知である切換通知を室内ユニットに送信する。
本発明では、室外ユニットが、第1電源から第2電源への電源切換、または、第2電源から第1電源への電源切換を行うことが可能な空気調和装置である。そして、室外ユニットが電源切換を行う際に、その旨を知らせる切換通知を室内ユニットへ送信する。
したがって、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換を行うことを判定することができる。このため、室内ユニットは、電源切換が行われても不具合が生じないように、電源切換に対して対策をする時間的な余裕を得ることができる。これにより、室外ユニットが電源切換を行っても、室内ユニットは、室内ユニットに生じる不具合を防ぐことができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
また、第5発明に係る空気調和装置は、室外ユニットが、電源切換を完了した直後に切換通知を室内ユニットに送信する。室内ユニットは、切換通知を受信した後に、その時の運転状態を第1状態として記憶する切換準備を行う。
本発明では、室外ユニットが電源切換を行った直後に室内ユニットへ切換通知を送信して、室内ユニットが室外ユニットから送信された切換通知を受信した後に、切換通知を受信した時の室内ユニットの運転状態を第1状態として記憶する。
したがって、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換を行った後に、切換準備が行われることにより記憶された第1状態を例えば復元することができる。このため、室外ユニットによる電源切換が行われて、室内ユニットが瞬間的に停電状態になることにより室内ユニットの運転状態がリセットされても、室内ユニットの運転状態を第1状態に維持することができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
また、第5発明に係る空気調和装置は、室内ユニットが、切換準備が完了すると、切換準備が完了したことの通知である準備完了通知を室外ユニットに送信する。
本発明では、室内ユニットは、切換準備を完了すると、室外ユニットへ準備完了通知を送信する。したがって、室外ユニットは、室内ユニットが切換準備が終了したことを確認できる。
また、第5発明に係る空気調和装置は、室内ユニットが、準備完了通知を送信してから所定時間経過後に、第1状態に運転状態を戻す。
本発明では、室内ユニットは、準備完了通知を送信後に、例えばタイマにより所定時間をカウントして所定時間経過した後に、室内ユニットの運転状態を第1状態に戻す。この場合の所定時間とは、室内ユニットが準備完了通知を室外ユニットへ送信して、室外ユニットが電源切換を完了するまでにかかる時間よりも、少なくとも長い時間とする。したがって、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換を完了した後に、所定時間をカウントすることで電源切換が完了したものと判断できる。
第6発明に係る空気調和装置は、第5発明に係る空気調和装置であって、室外ユニットは、準備完了通知を受信すると、電源切換を行う。
本発明では、室外ユニットは、室内ユニットから送信された準備完了通知を受信すると、電源切換を行う。したがって、室内ユニットが切換通知を受信した時の運転状態(すなわち第1状態)を記憶した後に、電源切換を行うことができる。
第7発明に係る空気調和装置は、第6発明に係る空気調和装置であって、室外ユニットは、電源切換を行った後に、電源切換が完了したことの通知である切換完了通知を室内ユニットへ送信する。
本発明では、室外ユニットは、電源切換が完了するとその旨を室内ユニットへ通知する。したがって、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換完了したことをすぐに認識することができる。
第8発明に係る空気調和装置は、第5発明から第7発明のいずれかに係る空気調和装置であって、室内ユニットは、膨張機構と、室内に送風する空気の風向を変更するルーバとを有する。運転状態には、膨張機構の開度とルーバの角度とが少なくとも含まれる。
本発明では、室内ユニットが膨張機構とルーバとを有しており、室内ユニットの運転状態は、膨張機構の開度とルーバの角度とが少なくとも含まれる。すなわち、室内ユニットは、切換準備の際に、少なくとも膨張機構の開度とルーバの角度とを第1状態として記憶することになる。したがって、室内ユニットが瞬間的に停電状態になることにより室内ユニットが有する膨張機構の開度とルーバの角度とがリセットされても、それらを第1状態に維持することができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
第9発明に係る空気調和装置は、第5発明から第8発明のいずれかに係る空気調和装置であって、運転状態には、冷房運転や暖房運転などの通常運転とは異なる特別制御中の制御状態が含まれる。
本発明では、室内ユニットの運転状態に、冷房運転や暖房運転などの通常運転とは異なる特別制御中の制御状態が含まれる。例えば、特別制御には、露付回避制御や凍結防止制御などが含まれる。露付回避制御は、冷房運転時において、室内ユニット内部で熱交換された後の空気が吹き出される吹出口や吹出口に付近に設けられるルーバに、露付きが起こることを防ぐ制御である。また、凍結防止制御は、室内ユニットの内部に設けられる熱交換器(室内熱交換器)に露付きや凍結が起こることを防ぐ制御である。そして、これらの特別制御では、タイマによりその制御時間がカウントされており、例えば特別制御中の制御状態にはタイマによるカウントが含まれる。
したがって、上述したような特別制御中に、電源切換が行われた場合に、特別制御が例えばどの程度進行していたかどうかという情報(すなわち特別制御中の制御状態)がリセットされて、再度はじめから特別制御が行われたり、特別制御が十分に行われていない状態のまま通常運転に戻ったりしてしまうという不具合が起こることを防ぐことができる。
第10発明に係る空気調和装置は、第5発明から第9発明のいずれかに係る空気調和装置であって、室外ユニットは、圧縮機と、圧縮機を駆動するエンジンと、エンジンにより圧縮機とともに駆動される発電機と、を有する。第1電源は、商用電源である。第2電源は、発電機により発電される電源である。
本発明では、室外ユニットが圧縮機とエンジンと発電機とを有する。そして、第1電源として商用電源が利用されており、第2電源として発電機が利用されている。したがって、電源として商用電源と発電機が発電する電源とを併用している空気調和装置において、商用電源から発電機への電源切換、または、発電機から商用電源への電源切換が行われる際に、室内ユニットは、電源切換が行われても不具合が生じないように、電源切換に対して対策をする時間的な余裕を得ることができる。これにより、室外ユニットが電源切換を行っても、室内ユニットは、室内ユニットに生じる不具合を防ぐことができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
第1発明に係る空気調和装置では、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換を行うことを判定することができる。このため、室内ユニットは、電源切換が行われても不具合が生じないように、電源切換に対して対策をする時間的な余裕を得ることができる。これにより、室外ユニットが電源切換を行っても、室内ユニットは、室内ユニットに生じる不具合を防ぐことができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
また、発明に係る空気調和装置では、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換を行った後に、切換準備が行われることにより記憶された第1状態を例えば復元することができる。このため、室外ユニットによる電源切換が行われて、室内ユニットが瞬間的に停電状態になることにより室内ユニットの運転状態がリセットされても、室内ユニットの運転状態を第1状態に維持することができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
また、発明に係る空気調和装置では、室外ユニットは、室内ユニットが切換準備が終了したことを確認できる。
また、第発明に係る空気調和装置では、室内ユニットが切換通知を受信した時の運転状態(すなわち第1状態)を記憶した後に、電源切換を行うことができる。
また、発明に係る空気調和装置では、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換完了したことをすぐに認識することができる。
そして、発明に係る空気調和装置では、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換完了したことをすぐに認識し、その認識に基づいて室内ユニットの運転状態を電源切換前の第1状態に戻すことができる。このため、室外ユニットによる電源切換が行われて、室内ユニットが瞬間的に停電状態になることにより室内ユニットの運転状態がリセットされても、室内ユニットの運転状態を第1状態に維持することができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
第5発明に係る空気調和装置では、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換を行うことを判定することができる。このため、室内ユニットは、電源切換が行われても不具合が生じないように、電源切換に対して対策をする時間的な余裕を得ることができる。これにより、室外ユニットが電源切換を行っても、室内ユニットは、室内ユニットに生じる不具合を防ぐことができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
また、第5発明に係る空気調和装置では、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換を行った後に、切換準備が行われることにより記憶された第1状態を例えば復元することができる。このため、室外ユニットによる電源切換が行われて、室内ユニットが瞬間的に停電状態になることにより室内ユニットの運転状態がリセットされても、室内ユニットの運転状態を第1状態に維持することができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
また、第5発明に係る空気調和装置では、室外ユニットは、室内ユニットが切換準備が終了したことを確認できる。
そして、第5発明に係る空気調和装置では、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換を完了した後に、所定時間をカウントすることで電源切換が完了したものと判断できる。
発明に係る空気調和装置では、室内ユニットが切換通知を受信した時の運転状態(すなわち第1状態)を記憶した後に、電源切換を行うことができる。
発明に係る空気調和装置では、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換完了したことをすぐに認識することができる。
第2発明又は第8発明に係る空気調和装置では、室内ユニットが瞬間的に停電状態になることにより室内ユニットが有する膨張機構の開度とルーバの角度とがリセットされても、それらを第1状態に維持することができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
第3発明又は第9発明に係る空気調和装置では、特別制御中に電源切換が行われた場合に、特別制御が例えばどの程度進行していたかどうかという情報(すなわち特別制御中の制御状態)がリセットされて、再度はじめから特別制御が行われたり、特別制御が十分に行われていない状態のまま通常運転に戻ったりしてしまうという不具合が起こることを防ぐことができる。
第4発明又は第10発明に係る空気調和装置では、電源として商用電源と発電機が発電する電源とを併用している空気調和装置において、商用電源から発電機への電源切換、または、発電機から商用電源への電源切換が行われる際に、室内ユニットは、電源切換が行われても不具合が生じないように、電源切換に対して対策をする時間的な余裕を得ることができる。これにより、室外ユニットが電源切換を行っても、室内ユニットは、室内ユニットに生じる不具合を防ぐことができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る空気調和装置1の実施形態について説明する。図1に、本発明の一実施形態に係る空気調和装置1の冷媒回路10の概略図を示す。
<空気調和装置の冷媒回路の構成>
空気調和装置1は、ガスエンジン22を動力源として圧縮機21(後述参照)を駆動させることで、冷凍サイクル運転を行っている。空気調和装置1は、主として、1台の熱源ユニットとしての室外ユニット2と、それに接続された利用ユニットとしての室内ユニット3,4と、室外ユニット2と室内ユニット3,4とを接続する冷媒連絡配管5とを備えている。冷媒連絡配管5は、液冷媒連絡配管5aとガス冷媒連絡配管5bとから構成される。すなわち、空気調和装置1の冷媒回路10は、室外ユニット2と室内ユニット3とが冷媒連絡配管5により接続されることによって構成されている。
(1)室外ユニット
室外ユニット2は、ビル等の室外に設置されており、冷媒連絡配管5を介して室内ユニット3,4に接続されており、冷媒回路10を構成している。
次に、室外ユニット2の構成について説明する。室外ユニット2は、主として、冷媒回路10の一部を構成する室外側冷媒回路11を有している。また、室外ユニット2は、ガスエンジン22を冷却しつつ、その廃熱を利用するための冷却水回路(図示せず)を有しているが、ここでは説明を省略する。
室外側冷媒回路11は、主として、圧縮機21と、四路切換弁V21と、熱源側熱交換器としての室外熱交換器23と、膨張機構としての室外膨張弁V22と、液側閉鎖弁V23と、ガス側閉鎖弁V24とを有している。
圧縮機21は、運転容量を可変することが可能な圧縮機であり、本実施形態において、回転数制御可能なガスエンジン22によって駆動される容積式圧縮機である。
四路切換弁V21は、室外熱交換器23を凝縮器または蒸発器として機能させるために設けられた弁である。四路切換弁V21は、室外熱交換器23と、圧縮機21の吸入側と、圧縮機21の吐出側と、ガス冷媒連絡配管5bとに接続されている。そして、室外熱交換器23を凝縮器として機能させる際には、圧縮機21の吐出側を室外熱交換器23と接続するとともに、圧縮機21の吸入側とガス冷媒連絡配管5bとを接続する(図1の実線の状態)。逆に、室外熱交換器23を蒸発器として機能させる際には、圧縮機21の吸入側を室外熱交換器23と接続するとともに、圧縮機21の吐出側とガス冷媒連絡配管5bとを接続する(図1の破線の状態)。
室外熱交換器23は、凝縮器または蒸発器として機能させることが可能な熱交換器であり、本実施形態において、空気を熱源として冷媒と熱交換するクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室外熱交換器23は、一方が四路切換弁V21に接続され、他方が室外膨張弁V22および液側閉鎖弁V23を介して液冷媒連絡配管5aに接続されている。
室外膨張弁V22は、室外側冷媒回路11内を流れる冷媒の圧力や流量等の調節を行うために、室外熱交換器23と液側閉鎖弁V23との間に接続された電動膨張弁である。
また、室外ユニット2は、ユニット内に室外空気を吸入して、室外熱交換器23において冷媒と熱交換させた後に、室外に排出するための送風ファンとしての室外ファン24を有している。この室外ファン24は、室外熱交換器23に供給する空気の風量を可変することが可能なファンであり、本実施形態において、DCファンモータからなるモータ24aによって駆動されるプロペラファン等である。
(各種センサおよび室外側制御部)
また、室外ユニット2には、各種のセンサが設けられている。具体的には、室外ユニット2には、圧縮機21の吐出圧力を検出する吐出圧力センサP21と、圧縮機21の吐出温度を検出する吐出温度センサT21とが設けられている。また、室外熱交換器23には、室外熱交換器23内を流れる冷媒の温度(すなわち、冷房運転時における凝縮温度または暖房運転時における蒸発温度に対応する冷媒温度)を検出する室外熱交温度センサT22が設けられている。室外ユニット2の室外空気の吸入口側には、ユニット内に流入する室外空気の温度(すなわち、室外温度)を検出する室外温度センサT23が設けられている。本実施形態において、吐出温度センサT21、室外熱交温度センサT22、および室外温度センサT23は、サーミスタからなる。
また、室外ユニット2は、室外ユニット2を構成する各部の動作を制御する室外側制御部25を有している。そして、室外側制御部25は、室外ユニット2の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータ、ガスエンジン22などを制御する制御回路等を有しており、後述する室内ユニット3の室内側制御部33,43との間で伝送線6aを介して制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。すなわち、室外側制御部25と室内側制御部33,43と各制御部間を接続する伝送線6aとによって、空気調和装置1全体の運転制御を行う制御部6が構成されている。そして、制御部6は、時間をカウントするタイマ61と各種センサP21,T21〜T23,T31〜T34の検出信号やタイマ61のカウント値を記憶できるメモリ62とを有している。
制御部6は、各種センサP21,T21〜T23,T31〜T34の検出信号を受けることができるように接続されるとともに、これらの検出信号等に基づいて各種機器22,24,32,42および弁V21,V22,V31,V41を制御することができるように接続されている(図2参照)。
(2)室内ユニット
室内ユニット3,4は、ビル等の室内の天井に埋め込みや吊り下げ等、または、室内の壁面に壁掛け等により設置されている。室内ユニット3,4は、冷媒連絡配管5を介して室外ユニット2に接続されており、冷媒回路10の一部を構成している。
次に、室内ユニット3,4の構成について説明する。なお、室内ユニット3と室内ユニット4とは同様の構成であるため、ここでは、室内ユニット3の構成のみ説明し、室内ユニット4の構成については、それぞれ、室内ユニット3の各部を示す30番台の符号の代わりに40番台の符号を付して(V30番台であればV40番台、T30番台であればT40番台の符号を付す)、各部の説明を省略する。
室内ユニット3は、主として、冷媒回路10の一部を構成する室内側冷媒回路13を有している。この室内側冷媒回路13は、主として、利用側熱交換器としての室内熱交換器31と、膨張機構としての室内膨張弁V31とを有している。なお、室内ユニット3が有する室内側冷媒回路13は、室内ユニット4においては室内側冷媒回路14に相当する。
室内熱交換器31は、伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であり、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。
室内膨張弁V31は、室外膨張弁V22と同様に、室内側冷媒回路13内を流れる冷媒の圧力や流量等の調節を行うために、室内熱交換器31の液側に接続された電動膨張弁である。
また、室内ユニット3は、室内空気をユニット内に吸入して、室内熱交換器31において冷媒と熱交換させた後に、供給空気として室内に供給する送風ファンとしての室内ファン32を有している。室内ファン32は、室内熱交換器31に供給する空気の風量を可変することが可能なファンであり、本実施形態において、DCファンモータからなるモータ32aによって駆動される遠心ファンや多翼ファン等である。
また、室内ユニット3は、室内ファン32により送り出される空気を吹き出す吹出口(図示せず)と、吹出口に備えられ吹き出される空気の方向を変更できるルーバ34とを有している。なお、ルーバ34は、細長い板状の部材であり、長手方向に平行な線を回転軸にすることで吹出口から吹き出される空気の方向を変更する。
また、室内ユニット3には、各種のセンサが設けられている。室内熱交換器31の液側には、冷媒の温度(すなわち、暖房運転時における凝縮温度または冷房運転時における蒸発温度に対応する冷媒温度)を検出する液側温度センサT31が設けられている。室内熱交換器31のガス側には、冷媒の温度を検出するガス側温度センサT32が設けられている。室内ユニット3の室内空気の吸入口側には、ユニット内に流入する室内空気の温度を検出する室内温度センサT33が設けられている。また、室内熱交換器31には、室内熱交換器31内を流れる冷媒の温度(すなわち、冷房運転時における蒸発温度または暖房運転時における凝縮温度に対応する冷媒温度)を検出する室内熱交温度センサT34が設けられている。本実施形態において、液側温度センサT31、ガス側温度センサT32、室内温度センサT33、および室内熱交温度センサT34は、サーミスタからなる。
また、室内ユニット3は、室内ユニット3を構成する各部の動作を制御する室内側制御部33を備えている。そして、室内側制御部33は、室内ユニット3の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、室内ユニット3を個別に操作するためのリモコン(図示せず)との間で制御信号等のやりとりや、室外ユニット2との間で伝送線6aを介して制御信号等のやりとり等を行うことができるようになっている。
(3)冷媒連絡配管
冷媒連絡配管5は、空気調和装置1をビル等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒配管であり、設置場所や室外ユニット2と室内ユニット3との組み合わせ等の設置条件に応じて種々の長さや管径を有するものが使用される。
<空気調和装置の電源系統>
空気調和装置1がその運転に利用する電源は、商用電源P1と発電機P2との2系統の電源を利用している。すなわち、空気調和装置1では、これらの電源が、室外ユニット2および室内ユニット3、4が有している各機器に、電力を供給することになる。図2に、その電源系統の概略図を示す。
室外ユニット2には、商用電源P1に接続されており、交流の商用電源P1から直流に変換するAC/DCコンバータ26と、ガスエンジン22の動力を利用して発電する発電機P2と、商用電源P1から得られる電力と発電機P2から得られる電力とを切り換える切換スイッチ27とが備えられており、それらが主に空気調和装置1の電源系統を構成している。
室内ユニット3,4には、室外ユニット2から電力が供給されており、室外ユニット2の切換スイッチ27により、室内ユニットに供給される電力が商用電源P1から得られる電力と発電機P2から得られる電力との切換(以下、電源切換とする)が行われる。なお、この電源切換は、室外ユニット2に備えられる室外側制御部25により制御され、例えば、定常的にガスエンジン22が駆動されて発電機P2による発電が見込まれる場合に、商用電源P1から発電機P2への電源の切換が行われ、省エネルギーを図ることができる。
<空気調和装置の動作>
次に、本実施形態の空気調和装置1の動作について説明する。
本実施形態の空気調和装置1の運転モードとしては、室内ユニット3,4の運転負荷に応じて、室外ユニット2および室内ユニット3,4の制御を行う通常運転モードと、室内ユニット3,4に不具合が起こることを防止する特別制御モードとがある。
以下、空気調和装置1のモードにおける動作について説明する。
(1)通常運転モード
通常運転モードには、室内熱交換器31,41を蒸発器として、かつ、室外熱交換器23を凝縮器として機能させる冷房運転と、室内熱交換器31,41を凝縮器として、かつ、室外熱交換器23を蒸発器として機能させる暖房運転とがある。
(冷房運転)
まず、冷房運転について、図1を用いて説明する。この冷房運転の説明は室内ユニット3のみを冷房状態にすることを例にして説明する。他に、室内ユニット4のみを冷房状態にする場合と、室内ユニット3,4を冷房状態にする場合とがあるが、いずれも、運転する台数が異なるか、運転する室内ユニットが異なるかの違いのみであるため、説明は省略する。冷房運転時は、室外ユニット2の室外側冷媒回路11において、四路切換弁V21が図1の実線で示される状態に切り換えられることによって、室外熱交換器23が凝縮器として機能し、かつ、室内熱交換器31が蒸発器として機能するようになっている。
この冷媒回路10の状態で、圧縮機21、室外ファン24、および室内ファン32を起動すると、低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入されて圧縮されて高圧のガス冷媒となる。高圧に圧縮されたガス冷媒は、室外熱交換器23に流入する。このとき室外熱交換器23は、凝縮器として機能し室外ファン24によって供給される室外空気に熱を放出して冷媒を冷却する。高圧のガス冷媒は、凝縮されて高圧の液冷媒になる。室外膨張弁V22は全開となり、高圧の液冷媒は、室外膨張弁V22では減圧されず、そのまま液側閉鎖弁V23および液冷媒連絡配管5aを介して室内ユニット3に送られる。
そして、室内ユニット3に送られた高圧の液冷媒は、室内膨張弁V31により高圧の状態から低圧まで減圧されて気液二相状態の冷媒となって、室内熱交換器31において室内空気と熱交換を行って蒸発して低圧のガス冷媒となる。このとき熱交換された室内空気は冷却されて室内に送り込まれる。低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡配管5bを経由して室外ユニット2に送られ、ガス側閉鎖弁V24を通じて、再び、圧縮機21に吸入される。
(暖房運転)
暖房運転の説明も冷房運転の場合と同様に、室内ユニット3のみを暖房状態にした場合を例にして説明し、他の場合についての説明は省略する。暖房運転時は、室外ユニット2の室外側冷媒回路11において、四路切換弁V21が図1の破線で示される状態に切り換えられることによって、室外熱交換器23が蒸発器として機能し、かつ、室内熱交換器31が凝縮器として機能するようになっている。
この冷媒回路10の状態で、圧縮機21、室外ファン24、および室内ファン32を起動すると、低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入されて圧縮されて高圧のガス冷媒となり、四路切換弁V21、ガス側閉鎖弁V24を経由して、ガス冷媒連絡配管5bに送られる。
そして、ガス冷媒連絡配管5bに送られた高圧のガス冷媒は、室内ユニット3に送られる。この室内ユニット3に送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器31に送られる。この冷媒は、室内熱交換器31において、室内空気と熱交換を行って冷却されて高圧の液冷媒となった後、そのまま全開になっている室内膨張弁V31を通過し、液冷媒連絡配管5aを経由して室外ユニット2に送られる。この液冷媒は、液側閉鎖弁V23を経由して、室外膨張弁V22により高圧の状態から低圧まで減圧され気液二相状態の冷媒となって、室外熱交換器23へ流入する。
この冷媒は、室外熱交換器23において外気と熱交換を行って蒸発して低圧のガス冷媒となる。低圧のガス冷媒は、四路切換弁V21を経由して、再び、圧縮機21に吸入される。
(2)特別制御モード
特別制御モードには、冷房運転時において、室内ユニット3,4内部で熱交換された後の空気が吹き出される吹出口(図示せず)や吹出口付近に設けられるルーバ34,44に、露付が起こることを防ぐ露付回避制御と、室内熱交換器31,41に露付や凍結が起こることを防ぐ凍結防止制御とがある。この特別制御モードでは、通常運転モードにおいて、常時、制御部6が室内ユニット3,4の状態を監視しており、所定の条件になると行われる制御となっている。
以下、具体的に露付回避制御と凍結防止制御とについて説明する。
(露付回避制御)
露付回避制御は、室内ユニット3のみに適用された場合について説明し、上述した冷房運転および暖房運転の場合と同様に他の場合についての説明は省略する。なお、露付回避制御は、室内ユニット3と室内ユニット4とにおいてそれぞれ独立して制御されるものである。露付回避制御は、通常運転モードの冷房運転において、露付条件を満たす場合に、開始される。具体的には、露付回避制御が開始されると、ルーバ34を水平方向に設定した状態における運転が1時間行われる。なお、ここにいう「露付条件」とは、ルーバ34が下向きに設定され、かつ、冷房運転状態が20分間続いた場合である。また、「露付条件」は、機種や能力の程度などに応じて最適化されるものであり、上記の条件に限定するものではない。露付回避制御では、通常運転モードの冷房運転において、制御部6が、ルーバ34の設定位置とタイマ61とを監視することにより、露付条件を満たすか否かを判定している。そして、露付回避制御が開始されると、制御部6は、タイマ61により1時間カウントを行う。タイマ61が1時間のカウントを終えると、露付回避制御で行われているルーバを水平方向に設定した状態における運転を終了させ、もとの運転である通常運転モードの冷房運転に戻る。このように、露付回避制御においては、吹出口やルーバ34に露付が起こりやすい条件(露付条件)となったときに、ルーバ34を水平方向に設定した状態における運転を行うことにより吹出口やルーバ34に露付が起こることを防ぐことができる。
(凍結防止制御)
凍結防止制御は、室内ユニット3のみに適用された場合について説明し、上述した冷房運転、暖房運転、および露付回避制御の場合と同様に他の場合についての説明は省略する。凍結防止制御は、通常運転モードの冷房運転において、凍結条件を満たす場合に、開始される。凍結防止制御が開始されると、圧縮機21を駆動させずに室内ファン32のみを運転させる送風運転が行われ、凍結復帰条件が満たされるともとの運転である通常運転モードの冷房運転に戻る。なお、ここにいう「凍結条件」および「凍結復帰条件」は、図4に示すように、室内熱交温度センサT34,T44が検出する室内熱交換器温度に基づいて判定される。
次に、図4に基づいて、凍結防止制御の動作について説明する。冷房運転が開始されてから8分以上経過後であって室内熱交換器温度が−1℃未満の状態(第1室内熱交状態)で、連続1分間の冷房運転が継続される場合(凍結条件)に、圧縮機の駆動が停止され送風運転(いわゆるサーモオフ運転)が行われる。
また、室内熱交換器温度が−1℃以上4℃未満の状態(第2室内熱交状態)であると、タイマ61によるカウントが行われて、タイマ61が連続40分間の冷房運転が継続される場合に(凍結条件)、サーモオフ運転が行われる。
また、室内熱交換器温度が4度以上の状態(第3室内熱交状態)で連続20分間の冷房運転が継続される場合(タイマリセット条件)に、タイマ61によるカウントが行われている場合にタイマ61によるカウントがリセットされる。
また、室内熱交換器温度が7度以上の状態(第4室内熱交状態)で連続10分間の冷房運転が継続される場合(タイマリセット条件および凍結復帰条件)であって、サーモオフ運転が行われている場合に凍結防止制御を終了してもとの運転である通常運転モードの冷房運転に戻り、また、タイマ61によるカウントがおこなわれている場合にはタイマ61によるカウントがリセットされる。
このように、凍結防止制御では、室内熱交換器の状態が第1室内熱交状態、第2室内熱交状態、第3室内熱交状態、および第4室内熱交状態と4つの状態に分類され、その4つの状態においてタイマ61によるカウントやタイマ61によるカウントリセットが行われることになる。なお、凍結防止制御における凍結条件および凍結復帰条件は、室内熱交換器温度の条件、タイマ61の条件、冷房運転の連続運転の条件などは、機種や能力の程度などに応じて最適化されるものであり、上記の条件に限定するものではない。
<電源切換時の動作>
空気調和装置1は、上述したように、商用電源P1の他に、発電機P2を備えており、室内ユニット3,4が利用する電源として2種類の電源から利用する電力の電源を選択できる。したがって、発電機P2を定常的に利用できる場合には、室内ユニット3,4が消費する電力の電源を積極的に発電機P2にすることで、商用電源P1から室内ユニット3,4へ供給する分の電力を削減できるため、省エネルギー化を図ることができるというメリットがある。しかしながら、商用電源P1から発電機P2への電源切換を行う場合に、何も準備することなく電源切換(切換スイッチ27の切換)を行うと、瞬間的に機器が停電状態となり、それまで行っている室内ユニット3,4の制御状態を失ってしまうことになる。なお、ここに言う「制御状態」とは、室内ユニット3,4のON/OFF状態(後述参照)、室内ユニット3,4の運転モード、室内膨張弁V31,V41の開度、ルーバ34,44の角度、室内ファンのON/OFF状態、特別制御モードにおけるタイマ61のカウントなどのことである。停電状態になると、室内ユニット3,4は、そのときの制御状態を失ってしまうことになり、電力が復旧した場合に、室内ユニット3,4はイニシャル動作を行うことになる。なお、ここにいう「イニシャル動作」とは、例えば、ルーバ34,44が行うイニシャル動作は開度ゼロの状態に戻ってから最適な状態に制御されるまでの動作であり、室内膨張弁V31,V41が行うイニシャル動作は全閉または全開の状態に戻ってから最適な状態に制御されるまでの動作であり、室内ファン32,42が行うイニシャル動作は停止の状態に戻ってから最適な状態に制御されるまでの動作のことである。このように、イニシャル動作が行われることになると、室内ユニット3,4がもとの最適な状態で動作するまでに時間がかかることになり、その間の室内ユニット3,4の制御状態は室内に対して最適に動作していない状態となる可能性が高いため、ユーザに不快感を与えてしまうおそれがある。したがって、空気調和装置1では、電源切換時に以下のような制御(以下、電源切換制御とする)を行い、イニシャル動作が起こらないようにし、室内ユニット3,4の制御状態が直ちに最適な状態になるようにしている。図5,6は、その電源切換制御の処理の流れを表すフローチャート図である。また、図7は、電源切換制御のタイムチャート図である。
なお、電源切換制御には、商用電源P1から発電機P2への電源切換を行う場合(図5参照)と、発電機P2から商用電源P1への電源切換を行う場合(図6参照)とがある。そして、電源切換制御は、空気調和装置1を起動すると開始され、空気調和装置1が運転状態(この場合の運転状態は、電源がONの状態のことであり、圧縮機21の駆動の有無には関わらない)にあるときに常に行われていることになる制御である。なお、電源切換制御は、これに限定されずに、空気調和装置1が運転状態にあるときに常に行われていなくとも良く、リモコン(図示せず)などの入力手段によりユーザが省エネルギーモードに切り換えたときのみに行われるようにしても良い。この場合には、ユーザが入力手段により省エネルギーモードに切り換えたときが電源切換制御の開始条件となる。
(商用電源から発電機への電源切換)
まず、ステップS1では、制御部6が目標温度(リモコンなどの入力手段によりユーザが設定する室内温度の目標設定値)、室内温度、および圧縮機の回転数に基づいて、商用電源P1から発電機P2への電源切換を行うか否かを判定する。すなわち、制御部6は、商用電源P1から発電機P2への電源切換を行うのに適した条件(第1切換条件)であるか否かを判定している。なお、ここで制御部6が判定する条件は、空気調和装置の機種や能力によって異なるが、圧縮機21が継続して運転されるような場合(例えば、室外から流入してくる熱負荷が大きい場合、室内のOA機器や人などの熱負荷が大きい場合など)における目標温度、室内温度、圧縮機の回転数などの条件である。なお、制御部6が電源切換を行うか否かを判定する条件は、室内の熱負荷が空気調和装置1の能力に対してどの程度のものか、あるいは、発電機P2の発電量がどの程度のものかを判定できればよく、目標温度、室内温度、および圧縮機の回転数に限定するものではない。ステップS1により、その時の目標温度、室内温度、および圧縮機の回転数が電源切換を行うのに適した条件であると制御部6が判定すると次のステップS2へ移行し、その時の目標温度、室内温度、および圧縮機の回転数が電源切換を行うのに適した条件でないと制御部6が判定するとステップS1へ戻る。
ステップS2では、室外ユニット2が、電源切換を行う予告を切換通知として室内ユニット3,4へ送信する。ステップS2が終了すると、ステップS3へ移行する。
ステップS3では、室内ユニット3,4は、室外ユニット2から送信された電源切換通知を受信して、室内ユニット3,4の各機器32,34,V31,42,44,V41を停止させる。このとき、室内ユニット3,4の電源は、ONのままにしておく。ステップS3が終了すると、ステップS4へ移行する。
ステップS4では、室内ユニット3,4では、室内側制御部33,43が室内ユニット3,4の各機器32,34,V31,42,44,V41を停止させたときの制御状態をメモリ62に記憶する。例えば、室内ユニット3,4の運転モード、室内膨張弁V31,V41の開度、ルーバ34,44角度などの運転データを記憶したり、室内ユニット3,4のON/OFFの状態や室内ファン32,42のON/OFFの状態を記憶したりする(図7参照)。なお、ここにいう「室内ユニット3,4のON/OFFの状態」とは、室内ユニット3または室内ユニット4を運転させているか否かの状態をさすものであり、例えば空気調和装置1を運転させていても室内ユニット3のみを運転しており室内ユニット4は停止している状態であれば、室内ユニット3はON状態で室内ユニット4はOFF状態となる。また、電源切換の場合に、室内ユニット3,4が特別制御モードの露付回避制御中であればその時のタイマ61によりカウントされた値が記憶され、室内ユニット3,4が特別制御モードの凍結防止制御中であれば第1室内熱交状態、第2室内熱交状態、第3室内熱交状態、および第4室内熱交状態の室内熱交状態とタイマ61によりカウントされた値が記憶される。ステップS4が終了すると、ステップS5へ移行する。
ステップS5では、室内ユニット3,4は、電源切換への準備(ステップS4において行われた各種制御状態の記憶)が室内ユニット3,4において完了したことを示す切換準備完了通知を室外ユニット2へ送信する。ステップS5が終了すると、ステップS6へ移行する。
ステップS6では、室外ユニット2は、室内ユニット3,4から送信された切換準備完了通知を受信して、商用電源P1から発電機P2への電源切換を行う。この電源切換は、制御部6が切換準備完了通知を室外ユニット2が受信したことを確認してから切換スイッチ27を切り換えることにより行われる。ステップS6が終了すると、ステップS7へ移行する。
ステップS7では、室外ユニット2は、電源切換が終了したことを示す切換完了通知を室内ユニット3,4へ送信する。ステップS7が終了すると、ステップS8へ移行する。
ステップS8では、室内ユニット3,4は、室外ユニット2から送信された切換完了通知を受信して、室内ユニット3,4の各機器32,34,V31,42,44,V41の制御状態を、ステップS3においてメモリ62に記憶した制御状態に復帰させる。
(発電機から商用電源への電源切換)
まず、ステップS11では、商用電源P1から発電機P2への電源切換の場合のステップS1と同様に、制御部6が目標温度、室内温度、および圧縮機の回転数に基づいて、発電機P2から商用電源P1への電源切換を行うか否かを判定する。すなわち、ステップS11において制御部6は、発電機P2から商用電源P1への電源切換を行うのに適した条件か否かを判定しており、ステップS11において行われる判定はステップS1と条件が逆の判定となる(第2切換条件)。ステップS11が終了すると、ステップS12〜ステップS18の処理へ移行するが、ステップS12〜ステップS18の処理は、ステップS2〜ステップS8の処理と同じものであるため、説明を省略する。
<特徴>
(1)
本発明の空気調和装置1では、室外ユニット2が、第1電源としての商用電源P1から第2電源としての発電機P2への電源切換、または、発電機P2から商用電源P1への電源切換を行うことが可能な空気調和装置1である。そして、室外ユニット2が電源切換を行う際に、その旨を知らせる切換通知を室内ユニットへ送信する。室外ユニットが電源切換を行った直後に室内ユニットへ切換通知を送信して、室内ユニットが室外ユニットから送信された切換通知を受信した後に、切換通知を受信した時の室内ユニットの運転状態を第1状態として記憶する。室内ユニットは、切換準備を完了すると、室外ユニットへ準備完了通知を送信する。室外ユニットは、室内ユニットから送信された準備完了通知を受信すると、電源切換を行う。室外ユニットは、電源切換が完了するとその旨を室内ユニットへ通知する。室内ユニットは、室外ユニットが送信した切換完了通知を受信すると、その直後に室内ユニットの運転状態をメモリ62に記憶した制御状態に戻す。
したがって、室内ユニット3,4は、室外ユニット2が電源切換を行うことを判定することができる。このため、室内ユニットは、電源切換が行われても不具合が生じないように、電源切換に対して対策をする時間的な余裕を得ることができる。これにより、室外ユニットが電源切換を行っても、室内ユニットは、室内ユニットに生じる不具合を防ぐことができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。室内ユニットは、室外ユニットが電源切換完了したことをすぐに認識し、その認識に基づいて室内ユニットの運転状態を電源切換前の第1状態に戻すことができる。このため、室外ユニットによる電源切換が行われて、室内ユニットが瞬間的に停電状態になることにより室内ユニットの運転状態がリセットされても、室内ユニットの運転状態を第1状態に維持することができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
(2)
本発明の空気調和装置1では、室内ユニット3,4の制御状態には、室内膨張弁V31,V41の開度とルーバ34,44の角度とが含まれており、室内ユニット3,4は、切換準備の際に、室内膨張弁V31,V41の開度とルーバ34,44の角度とを第1状態として記憶することになる。したがって、室内ユニットが瞬間的に停電状態になることにより室内ユニットが有する膨張機構の開度とルーバの角度とがリセットされても、それらを第1状態に維持することができ、ユーザに不快感を極力与えないようにすることができる。
(3)
本発明の空気調和装置1では、室内ユニット3,4の運転状態に、冷房運転や暖房運転などの通常運転とは異なる特別制御中の制御状態が含まれ、特別制御には、露付回避制御や凍結防止制御などがある。露付回避制御は、冷房運転時において、室内熱交換器31,41により熱交換された後の空気が吹き出される吹出口や吹出口に付近に設けられるルーバ34,44に、露付きが起こることを防ぐ制御である。また、凍結防止制御は、室内熱交換器31,41に露付きや凍結が起こることを防ぐ制御である。そして、これらの特別制御では、タイマ61によりその制御時間がカウントされており、例えば特別制御中の制御状態にはタイマ61によるカウントが含まれる。
したがって、上述したような特別制御中に、電源切換が行われた場合に、特別制御が例えばどの程度進行していたかどうかという情報(すなわち特別制御中の制御状態)がリセットされて、再度はじめから特別制御が行われたり、特別制御が十分に行われていない状態のまま通常運転に戻ったりしてしまうという不具合が起こることを防ぐことができる。
<変形例>
(1)
上記実施形態における空気調和装置1では、第2電源としてガスエンジンに接続された発電機P2であるが、電源はこれに限らず、例えば太陽光を利用して発電する太陽光発電装置を室外ユニットに搭載して太陽光発電装置を第2電源として利用しても構わない。なお、この場合に、上記実施形態における電源切換の開始条件の判定(ステップS1)では、開始条件を太陽からの日照量の大小や天気予報などに基づいて開始条件の判定を行うことが考えられる。また、この変形例に伴い空気調和装置1は上記実施形態では圧縮機の動力にガスエンジンを利用したGHPを採用しているが、太陽光発電装置を利用する場合には、GHPではなくとも良く圧縮機の動力としてモータを利用したEHPを採用しても構わない。
(2)
本発明では、室内ユニットは、準備完了通知を送信後に、例えばタイマ61により所定時間をカウントして所定時間経過した後に、室内ユニットの運転状態を第1状態に戻す。この場合の所定時間とは、室内ユニットが準備完了通知を室外ユニットへ送信して、室外ユニットが電源切換を完了するまでにかかる時間よりも、少なくとも長い時間とする。したがって、室内ユニットは、室外ユニットが電源切換を完了した後に、所定時間をカウントすることで電源切換が完了したものと判断できる。
本発明に係る空気調和装置は、ユーザに不快感を極力与えないように電源切換を行うことができるという効果を奏し、2系統の電源のいずれか一方から電力供給を受ける空気調和装置等として有用である。
本発明の一実施形態に係る空気調和装置の冷媒回路の概略図 空気調和装置の電源系統図 空気調和装置の制御部のブロック図 凍結防止制御の制御条件を表す図 電源切換制御の処理の流れを表すフローチャート図(商用電源から発電機への電源切換) 電源切換制御の処理の流れを表すフローチャート図(発電機から商用電源への電源切換) 電源切換制御のタイムチャート図
1 空気調和装置
2 室外ユニット
3,4 室内ユニット
21 圧縮機
22 ガスエンジン(エンジン)
34,44 ルーバ
P1 商用電源(第1電源)
P2 発電機(第2電源)
V31,V41 室内膨張弁(膨張機構)

Claims (10)

  1. 室内ユニット(3,4)と、
    第1電源(P1)と、前記第1電源と異なる第2電源(P2)とのいずれか一方に電力供給源を切り換える電源切換を行い、前記電源切換の際に、前記電源切換が行われることの通知である切換通知を前記室内ユニットに送信する室外ユニット(2)と、
    を備え
    前記室外ユニットは、前記電源切換を完了する前に前記切換通知を前記室内ユニットに送信し、
    前記室内ユニットは、前記切換通知を受信した後に、その時の運転状態を第1状態として記憶する切換準備を行い、前記切換準備が完了すると、前記切換準備が完了したことの通知である準備完了通知を前記室外ユニットに送信し、
    前記室外ユニットは、前記準備完了通知を受信すると、前記電源切換を行い、前記電源切換を行った後に、前記電源切換が完了したことの通知である切換完了通知を前記室内ユニットへ送信し、
    前記室内ユニットは、前記切換完了通知を受信した後に、前記第1状態に前記運転状態を戻す、
    空気調和装置(1)。
  2. 前記室内ユニットは、膨張機構(V31,V41)と、室内に送風する空気の風向を変更するルーバ(34,44)とを有し、
    前記運転状態には、前記膨張機構の開度と前記ルーバの角度とが少なくとも含まれる、
    請求項1に記載の空気調和装置(1)。
  3. 前記運転状態には、冷房運転や暖房運転などの通常運転とは異なる特別制御中の制御状態が含まれる、
    請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置(1)。
  4. 前記室外ユニットは、圧縮機(21)と、前記圧縮機を駆動するエンジン(22)と、前記エンジンにより前記圧縮機とともに駆動される発電機(P2)と、を有し、
    前記第1電源は、商用電源であり、
    前記第2電源は、前記発電機により発電される電源である、
    請求項1から3のいずれかに記載の空気調和装置(1)。
  5. 室内ユニット(3,4)と、
    第1電源(P1)と、前記第1電源と異なる第2電源(P2)とのいずれか一方に電力供給源を切り換える電源切換を行い、前記電源切換の際に、前記電源切換が行われることの通知である切換通知を前記室内ユニットに送信する室外ユニット(2)と、
    を備え、
    前記室外ユニットは、前記電源切換を完了する前に前記切換通知を前記室内ユニットに送信し、
    前記室内ユニットは、前記切換通知を受信した後に、その時の運転状態を第1状態として記憶する切換準備を行い、前記切換準備が完了すると、前記切換準備が完了したことの通知である準備完了通知を前記室外ユニットに送信し、前記準備完了通知を送信してから所定時間経過後に、前記第1状態に前記運転状態を戻す
    気調和装置(1)。
  6. 前記室外ユニットは、前記準備完了通知を受信すると、前記電源切換を行う、
    請求項5に記載の空気調和装置(1)。
  7. 前記室外ユニットは、前記電源切換を行った後に、前記電源切換が完了したことの通知である切換完了通知を前記室内ユニットへ送信する、
    請求項6に記載の空気調和装置(1)。
  8. 前記室内ユニットは、膨張機構(V31,V41)と、室内に送風する空気の風向を変更するルーバ(34,44)とを有し、
    前記運転状態には、前記膨張機構の開度と前記ルーバの角度とが少なくとも含まれる、
    請求項5から7のいずれかに記載の空気調和装置(1)。
  9. 前記運転状態には、冷房運転や暖房運転などの通常運転とは異なる特別制御中の制御状態が含まれる、
    請求項5から8のいずれかに記載の空気調和装置(1)。
  10. 前記室外ユニットは、圧縮機(21)と、前記圧縮機を駆動するエンジン(22)と、前記エンジンにより前記圧縮機とともに駆動される発電機(P2)と、を有し、
    前記第1電源は、商用電源であり、
    前記第2電源は、前記発電機により発電される電源である、
    請求項5から9のいずれかに記載の空気調和装置(1)。
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