JP4165005B2 - インクジェット記録装置の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録装置およびインクジェットヘッドの製造方法、並びにインクジェットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パーソナルコンピュータやファクシミリ装置などから出力される画像データを記録する装置としてインクジェット方式の記録装置がある。この方式は、静粛性、各種材質の用紙に記録可能であるという点で優れている。
【0003】
インクジェットヘッドの構造の概略を図1に示す。本図は、インクジェットヘッドの一部を分解して成る分解斜視図である。インクジェットヘッドは、キャビティプレート10に圧電アクチュエータ20を重合させ、更にフレキシブルフラットケーブル30を重ねた構造をしている。本図中、符号16はキャビティ、符号19はインクをインクジェットヘッドに供給するための供給穴、符号26、27は後述する圧電変形部50に通電するための表面電極である。キャビティプレート10は更に5枚のプレートを重合させることにより構成されている。
【0004】
図2、図3は、いずれもキャビティプレート10、圧電アクチュエータ20を重合させた状態でインクジェットヘッドを長手方向に垂直に断面にしたもので、図1とは上下方向が逆になっている。まず図2(a)に示すようにキャビティプレート10は、ノズルプレート34、第1プレート36a、第2プレート36b、第3プレート36c、第4プレート36dの5枚のプレートを重合することにより形成されている。そして各プレート36a〜36dに形成された穴によりマニホールド44、絞り部46、キャビティ16、連通路48が形成されている。ノズルプレート34にはノズル穴32が形成されており、ここから連通路48内のインクが吐出される。なおマニホールド44は図示しない流路により供給孔19に連通している。インクジェットヘッド内には、キャビティ16及びノズル穴32が75個、本図とは左右対称のものが75個の計150個が本図に垂直な方向に並列されている。なおこの並列状態は、150個のノズル穴32が一直線に並ぶようにされている。また圧電アクチュエータ20には複数の圧電変形部50が設けられており、これがキャビティ16に臨んでいる。
【0005】
通常の状態においては、図2(b)のようになっている。この状態では、圧電変形部50に電圧が印加され、本図の上下方向に膨張した状態となっている。この状態から圧電変形部50への電圧印加を停止させると、図3(a)に示すように圧電変形部50が収縮し、キャビティ16内が負圧となり、マニホールド44からインクが流入する。そして再び電圧を印加すると、図3(b)の状態となる。すなわち、圧電変形部50は再び膨張し、先程流入したインクが加圧され、ノズル穴32から液滴Iとなって吐出される。以上の動作を、インクジェットヘッドの外部から供給される駆動波形にしたがって所定回数行なうことにより所望の濃度のドットを形成して行く。
【0006】
上記方式のインクジェットヘッドでは圧電変形部50が非常に重要な役割を担うわけであるが、この圧電変形部50は、特開平4−3451851号公報に記載のように、一対の電極とその間に挟まれその電極が対向する方向に分極された圧電材料とからなるものを複数積層しまたは単層で使用される。前記表面電極26、27は、各一対の電極に接続されている。製造時において、表面電極26、27にプローブを接続して上記一対の電極間に高電圧を印加することで、圧電材料を分極している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術によれば、圧電変形部50を駆動するドライバICが載ったフレキシブルフラットケーブル30を圧電アクチュエータ20にハンダ付けするときに、ハンダ付けの熱で圧電変形部50の分極が劣化してしまうことがある。
【0008】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、圧電体の分極状態が劣化することのないインクジェット記録装置およびインクジェットヘッドの製造方法、並びにインクジェットヘッドを提案することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
かかる課題を解決するためになされた本発明の請求項1に記載のインクジェット記録装置の製造方法は、インクが充填される少なくとも1つのキャビティと、該各キャビティに臨設されるものであって、対向する一対の電極間に挟まれその電極が対向する方向に分極され、分極方向に平行な電圧を印加することにより伸縮され、該伸縮により前記各キャビティの容積を変化させる圧電体と、前記各キャビティと連通する前記インクを外部へ吐出するためのノズル穴と、前記圧電体を伸縮させるための電圧を発する吐出用電源と、該吐出用電源の発する電圧を、外部からの信号に応じて前記一対の電極間に印加することにより、前記キャビティ内のインクを前記ノズル穴から吐出させる吐出制御手段とを備えたインクジェット記録装置、の製造方法において、
前記一対の電極に、前記吐出制御手段を通して前記吐出用電源とほぼ同等の第1の電源を接続するとともに、それとは別の第2の電源を前記第1の電源と直列に接続し
その一対の電極間に、前記第1の電源による電圧に前記第2の電源による電圧を加えて、前記第1の電源による電圧よりも大きい前記圧電体を分極するための電圧を生成し、その生成された前記圧電体を分極するための前記電圧を印加することを特徴とする。
【0010】
このようにすると、第1の電源と第2の電源とにより生成された電圧により分極を行なうので、圧電体にフレキシブルフラットケーブルなどをハンダ付けした後にも分極を行なうことができる。従って、請求項1に記載のインクジェット記録装置の製造方法によれば、圧電体の分極が劣化することがない。
【0011】
また請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のインクジェット記録装置の製造方法において、前記第2の電源による電圧は、前記第1の電源による電圧は逆極性の電圧であることを特徴とする。
逆極性の電圧を印加することにより、圧電体の両側の電位の絶対値を低くすることができる。これに反し、分極に必要な電圧を得るために圧電体の一方の電極の電位をゼロにしておくと、他方の電極の電位を極めて高くする必要が生じ、インクジェット記録装置の設計が困難となる。この点、請求項2に記載のインクジェット記録装置の製造方法によれば、圧電体の両側で分極用の電圧を分担するので、インクジェット記録装置の設計を容易に行なうことができる。
【0012】
請求項3に記載の本発明では、請求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装置の製造方法において、前記第1の電源による電圧の印加を開始した後、前記第2の電源による電圧の印加を開始することを特徴とする。
このように段階的に、電圧を印加することにより、分極電圧がインクジェット記録装置全体へ与える余分な影響を抑えることができる。また、吐出用電圧と同等の、第1の電源を先に印加するので、吐出制御手段への悪影響も心配する必要がない。
【0013】
請求項4に記載のインクジェット記録装置の製造方法は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のインクジェット記録装置の製造方法において、
前記第1の電源による電圧の印加を停止した後、前記第2の電源による電圧の印加を停止することを特徴とする。
【0014】
従って、請求項4に記載のインクジェット記録装置の製造方法によれば、第2の電源側から第1の電源側、ひいては吐出制御手段への電流の流入を抑えることができ、吐出制御手段の破壊を防止することができる。
請求項5に記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のインクジェット記録装置の製造方法において、
複数の前記キャビティに対応する複数の圧電体の一方の電極を共通接続した第1の導線と、前記複数の圧電体に対応する複数の前記吐出制御手段の各共通電位の部分に共通接続した第2の導線とを分離して形成し、
前記吐出制御手段を前記吐出用電源に接続する第3の導線と前記第2の導線との間に前記第1の電源による電圧を印加するとともに前記第1の導線と前記第2の導線との間に前記第2の電源による電圧を印加することを特徴とする。
【0015】
このように構成された請求項5に記載のインクジェット記録装置の製造方法によれば、前述の逆極性の電圧の印加や、電圧の印加の順序による効果を着実に奏することができる。
請求項6に記載の本発明は、請求項5に記載のインクジェット記録装置の製造方法において、前記圧電体を分極した後、前記第1の導線と前記第2の導線とを接続することを特徴とする。
【0016】
こうして第1の導線と第2の導線とを接続すると、第3の導線に吐出用電源を接続すれば、吐出用電圧を圧電体に印加することができる。従って、請求項6に記載のインクジェット記録装置の製造方法によれば、分極後、インクジェット記録装置として使う際にも、第1の導線を有効に活用することができる。
請求項7に記載の本発明は、インクが充填される複数のキャビティと、該各キャビティにそれぞれ臨設されるものであって、対向する一対の電極間に挟まれその電極が対向する方向に分極され、分極方向に平行な電圧を印加することにより伸縮され、該伸縮により前記各キャビティの容積を変化させる複数の圧電体と、前記各キャビティと連通する前記インクを外部へ吐出するためのノズル穴と、前記一対の電極間に駆動電圧を印加することにより、前記キャビティ内のインクを前記ノズル穴から吐出させる吐出制御手段と、前記複数の圧電体の一方の電極を共通接続した第1の導線と、前記複数の圧電体に対応する複数の前記吐出制御手段の各共通電位の部分に共通接続した第2の導線とを備えたインクジェットヘッド、の製造方法において、
前記第1の導線と第2の導線とを分離して形成しておき、
前記吐出制御手段により前記駆動電圧を印加すると同時に、前記第1の導線と第2の導線との間に前駆駆動電圧とは別の電圧を印加することで、前記一対の電極間に前記駆動電圧よりも大きい前記圧電体を分極するための電圧を印加することを特徴とする。
このようにすると、圧電体に第1の導線および第2の導線をハンダ付けした後にも分極を行なうことができ、圧電体の分極が劣化することがない。
請求項8に記載の本発明は、請求項7に記載のインクジェットヘッドの製造方法において、前記第1の導線および第2の導線は、フレキシブルフラットケーブル上に形成されるとともに、前記吐出制御手段は前記フレキシブルフラットケーブル上に搭載されており、その第1の導線および第2の導線の端子部分に、前記第1の導線および第2の導線を通して前記一対の電極間に印加する電圧の電源を接続することを特徴とする。このようにすると、圧電体にフレキシブルフラットケーブルをハンダ付けした後にも分極を行なうことができる。
請求項9に記載の本発明は、請求項8に記載のインクジェットヘッドの製造方法において、前記圧電体を分極するための前記電圧の印加後、前記第1の導線と第2の導線との間に前記別の電圧を印加せずこれらを接続することを特徴とする。このようにすると、分極後、第1の導線と第2の導線とを接続してインクジェットヘッドとして使用することができる。
請求項10に記載の本発明は、インクが充填される複数のキャビティと、該各キャビティにそれぞれ臨設されるものであって、対向する一対の電極間に挟まれその電極が対向する方向に分極され、分極方向に平行な電圧を印加することにより伸縮され、該伸縮により前記各キャビティの容積を変化させる複数の圧電体と、前記各キャビティと連通する前記インクを外部へ吐出するためのノズル穴と、前記一対の電極間に駆動電圧を印加することにより、前記キャビティ内のインクを前記ノズル穴から吐出させる吐出制御手段と、その吐出制御手段を搭載しかつ前記複数の圧電体および前記吐出制御手段に接続される導線および信号線が形成されたフレキシブルフラットケーブルとを備えたインクジェットヘッドにおいて、
前記フレキシブルフラットケーブルには、前記複数の圧電体の一方の電極を共通接続した第1の導線と、前記複数の圧電体に対応する複数の前記吐出制御手段の各共通電位の部分に共通接続した第2の導線とが分離して形成され、
前記第1の導線および第2の導線の端子部分は、前記第1の導線と第2の導線との間に前記駆動電圧とは別の電圧を印加するための電源と、接続可能に設けられており、
前記第1の導線および第2の導線の端子部分を前記別の電圧を印加するための前記電源に接続した状態で、前記吐出制御手段により前記駆動電圧を印加すると同時に、前記第1の導線と第2の導線との間に前駆別の電圧を印加することで、前記一対の電極間に前記駆動電圧よりも大きい前記圧電体を分極するための電圧を印加することを特徴とする。このようにすると、圧電体にフレキシブルフラットケーブルをハンダ付けした後に分極を行なうことができる。
請求項11に記載の本発明は、請求項10に記載のインクジェットヘッドにおいて、前記1の導線および第2の導線は、インクの吐出動作を行う際には、アースされる線であることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施の形態を図面と共に説明する。
まず、図4は、インクジェットヘッド55において圧電変形部PZTを駆動するための制御回路図である。本図に示すようにドライバIC57内には、シフトレジスタ58、Dフリップフロップ59、ドライバ63等が構成されている。ノズル数に対応してシフトレジスタ58は150段、Dフリップフロップ59は150個用意されている。導線VDD1、VSS1はこれらの駆動電圧を供給するための導線である。また、ドライバ63、符号C(PZT)であらわされる圧電変形部50も共に150個用意されており、これらに駆動電圧(ここでは30V)を供給するための導線がVDD2、VSS2となっている。圧電変形部PZTの、ドライバIC57とは反対側の電極を共通接続した導線VSS3と導線VSS2とが導線65で示すように接続されている。導線VSS2は、ドライバ63の共通電位の部分に共通して接続されており、通常アースされている。フレキシブルフラットケーブル30上には、ドライバIC57が搭載され、上記各導線や後述するイネーブル信号等のための信号線が形成されている。
【0018】
インクの吐出を行なう際の動作について図5(a)のタイムチャートを用いて説明する。シフトレジスタ58及びDフリップフロップ59のリセット信号がLの状態にあるとき、周知のようにイメージメモリから印字データ(吐出ありのとき0、吐出なしのとき1)がシリアルに読み出されてシフトレジスタ58に入力され、1つのインクジェットヘッドのノズル孔数に対応するパラレルデータに変換される。さらに、パラレルデータに変換された印字データは、Dフリップフロップ59にラッチされ、ストローブ信号に同期してORゲートに出力される。一方、各ORゲートには通常において、イネーブル信号がHの状態で印加されており、各ドライバ63をオンさせ、導線VDD2の電圧(30V)を圧電変形部50に印加し図2(b)の状態にしている。上記ストローブ信号に少し遅れて、イネーブル信号が一定期間だけLの状態に切り替えられる。このとき、Dフリップフロップ59にラッチされたデータが吐出なしの1ならば、そのデータに対応するドライバ63はオンを継続し、図2(b)の状態を保ち、吐出しない。Dフリップフロップ59にラッチされたデータが吐出ありの0ならば、そのデータに対応するドライバ63はオフし、前述の図3(a)の状態となり、キャビティ16内にインクが流入する。そしてイネーブル信号が前記一定時間後再び立ち上がると、ORゲート(図4参照)がHになり、ドライバ63が圧電変形部PZTへの通電を再開する。これにより図3(b)の状態となり、インクが吐出される。
【0019】
インクジェットヘッド55の製造工程において、キャビティプレート10に圧電アクチュエータ20を重合し、更に圧電アクチュエータ20の表面電極26、27にフレキシブルフラットケーブル30をハンダ付けした後、圧電アクチュエータ20の各圧電変形部50が分極される。この工程を図6に示す。分極装置70は、分極用電圧の一部を発生する回路73と、分極用電圧の残りの部分を発生するための上記吐出動作を行う電源と同等の電源72と、イネーブル信号およびリセット信号等の信号を発生する回路71からなる。その電源72、信号発生回路71は、吐出動作を行うためにプリンタ本体内に設ける公知のものと同等であるので、詳細には説明しない。
【0020】
それらの各回路71、73及び電源72は、フレキシブルフラットケーブル30上に形成された前記各導線や各信号線の端子部分に接続される。回路73は、全圧電変形部50の一方の電極を共通接続した導線VSS3と、全ドライバ63の共通電位の部分(アース側)に共通接続した導線VSS2との間に分極用電圧を印加するための回路で、負電源−VCC2、スイッチSW1とSW2、抵抗R2からなる。また、導線VDD1と導線VSS1との間、及び導線VDD2と導線VSS2との間には、上記吐出動作を行うための電源と同等の電源72が接続される。なお、このとき、導線VSS3と導線VSS2との間には、導線65は接続されていない。この状態において、圧電変形部50の分極が行われる。この分極の詳細な処理について図5(b)を用いて説明する。なお、分極をする際には、スイッチSW1をG側、スイッチSW2をG側(負電源−VCC2を導線VSS3に接続しない側)にしておく。
【0021】
この状態において、シフトレジスタ58及びDフリップフロップ59のリセット信号をHとし、シフトレジスタ58及びDフリップフロップ59の全データを吐出あり0の状態にする。そして、イネーブル信号をLをHに立ち上げると、ORゲートの出力がHとなり、全てのドライバ63が圧電変形部PZTへの通電を開始する。この時はまだスイッチSW1、SW2がG側になっているため、圧電変形部PZTにかかる電圧Vpztは30V(抵抗R2による電圧低下分をここでは無視する)となる。これは吐出時に圧電変形部PZTに掛かる電圧と同じであるため、分極はなされない。
【0022】
この状態からややあって、スイッチSW1、SW2がN側にされる。すると電源VCC2の電圧(ここでは−40V)が加わり、圧電変形部PZTの両端電圧は先の30Vに加えて合計70Vとなる。この電圧により分極が開始される。分極が完了するとイネーブル信号をLにする。Dフリップフロップ59の出力はリセット信号によりLにされているため、イネーブル信号がLになるとORゲートの出力もLになる。これによりドライバ63により圧電変形部PZTへの通電が停止され、圧電変形部PZTには電源VCC2による電圧40Vのみが掛かる。そしてここから所定時間経過後、スイッチSW2がG側に戻され、圧電変形部PZTの電圧Vpztがゼロとなる。こうして分極が完了すると、分極装置をフレキシブルフラットケーブル30から取り外し、導線65で導線VSS2と導線VSS3を結線し、インクジェットヘッド55をプリンタ本体に取り付ける。
【0023】
このような製造方法によれば、インクジェットヘッド55のフレキシブルフラットケーブル30へのハンダ付けを行なった後に分極を行なうので、分極の劣化が起きない。しかも分極に用いる電圧は、吐出用の電源電圧に対し、ドライバIC57とは逆側の電極の電位を下げることにより行なわれるので、ドライバIC57には高い電圧が掛かることはなく、従ってドライバIC57が分極中に故障するのが防がれる。
【0024】
そして電圧印加の順序が、分極電圧−VDD2印加時には、ドライバIC57の出力電圧V0がVDD2電圧(30V)であるため、電流はドライバIC57から圧電変形部PZTに流れ出る方向となり、また、分極電圧−VDD2の放電時には、ドライバIC57の出力電圧V0はゼロ(0V)であるため、電流は圧電変形部PZTからドライバIC57に流入する方向となるように行われる。
【0025】
従って、ドライバIC57の出力電圧V0は0〜VDD2の範囲の電圧のみが加えられるため、ドライバIC57が、分極中に故障する可能性が一層低くなる。
ここで、本実施の形態と本発明の構成の対応について説明する。ドライバIC57が本発明の吐出制御手段に相当し、導線VDD2に接続される吐出用電源に同等の電源が本発明の第1の電源に相当し、電源VCC2が本発明の第2の電源に相当する。また、導線VSS3、VSS2、VDD2がそれぞれ第1の導線、第2の導線、第3の導線に相当する。
【0026】
以上、本発明を適用した実施の形態について説明してきたが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく様々な態様で実施しうる。
例えば、分極時に導線VDD2、導線VSS2に接続する電源を、吐出用電源に同等の電源ではなく、吐出用電源そのものにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 インクジェットヘッドの一部を分解して成る分解斜視図である。
【図2】 インクジェットヘッドにおいて、インクが吐出される仕組みを示す断面図である。
【図3】 インクジェットヘッドにおいて、インクが吐出される様子を示す断面図である。
【図4】 本発明を適用したインクジェット記録装置の、インクジェットヘッド55の周辺を示した回路図である。
【図5】 インクジェットヘッド55でインクを吐出する際、及び圧電変形部PZTの分極をする際のタイムチャートである。
【図6】 分極の様子を説明する回路図である。
【符号の説明】
10…キャビティプレート
16…キャビティ
20…圧電アクチュエータ
30…フレキシブルフラットケーブル
32…ノズル穴
34…ノズルプレート
44…マニホールド
46…絞り部
48…連通路
50、PZT…圧電変形部
55…インクジェットヘッド
57…ドライバIC
58…シフトレジスタ
59…Dフリップフロップ
63…ドライバ
I…液滴
SW1、SW2…スイッチ
VCC2…電源
VDD1、VDD2、VSS2、VSS3…導線
Vpzt…圧電変形部の電圧
Claims (11)
- インクが充填される少なくとも1つのキャビティと、該各キャビティに臨設されるものであって、対向する一対の電極間に挟まれその電極が対向する方向に分極され、分極方向に平行な電圧を印加することにより伸縮され、該伸縮により前記各キャビティの容積を変化させる圧電体と、前記各キャビティと連通する前記インクを外部へ吐出するためのノズル穴と、前記圧電体を伸縮させるための電圧を発する吐出用電源と、該吐出用電源の発する電圧を、外部からの信号に応じて前記一対の電極間に印加することにより、前記キャビティ内のインクを前記ノズル穴から吐出させる吐出制御手段とを備えたインクジェット記録装置、の製造方法において、
前記一対の電極に、前記吐出制御手段を通して前記吐出用電源とほぼ同等の第1の電源を接続するとともに、それとは別の第2の電源を前記第1の電源と直列に接続し
その一対の電極間に、前記第1の電源による電圧に前記第2の電源による電圧を加えて、前記第1の電源による電圧よりも大きい前記圧電体を分極するための電圧を生成し、その生成された前記圧電体を分極するための前記電圧を印加する
ことを特徴とするインクジェット記録装置の製造方法。 - 請求項1に記載のインクジェット記録装置の製造方法において、
前記第2の電源による電圧は、前記第1の電源による電圧は逆極性の電圧である
ことを特徴とするインクジェット記録装置の製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装置の製造方法において、
前記第1の電源による電圧の印加を開始した後、前記第2の電源による電圧の印加を開始することを特徴とするインクジェット記録装置の製造方法。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のインクジェット記録装置の製造方法において、
前記第1の電源による電圧の印加を停止した後、前記第2の電源による電圧の印加を停止することを特徴とするインクジェット記録装置の製造方法。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のインクジェット記録装置の製造方法において、
複数の前記キャビティに対応する複数の圧電体の一方の電極を共通接続した第1の導線と、
前記複数の圧電体に対応する複数の前記吐出制御手段の各共通電位の部分に共通接続した第2の導線とを分離して形成し、
前記吐出制御手段を前記吐出用電源に接続する第3の導線と前記第2の導線との間に前記第1の電源による電圧を印加するとともに
前記第1の導線と前記第2の導線との間に前記第2の電源による電圧を印加する
ことを特徴とするインクジェット記録装置の製造方法。 - 請求項5に記載のインクジェット記録装置の製造方法において、
前記圧電体を分極した後、前記第1の導線と前記第2の導線とを接続する
ことを特徴とするインクジェット記録装置の製造方法。 - インクが充填される複数のキャビティと、該各キャビティにそれぞれ臨設されるものであって、対向する一対の電極間に挟まれその電極が対向する方向に分極され、分極方向に平行な電圧を印加することにより伸縮され、該伸縮により前記各キャビティの容積を変化させる複数の圧電体と、前記各キャビティと連通する前記インクを外部へ吐出するためのノズル穴と、前記一対の電極間に駆動電圧を印加することにより、前記キャビティ内のインクを前記ノズル穴から吐出させる吐出制御手段と、前記複数の圧電体の一方の電極を共通接続した第1の導線と、前記複数の圧電体に対応する複数の前記吐出制御手段の各共通電位の部分に共通接続した第2の導線とを備えたインクジェットヘッド、の製造方法において、
前記第1の導線と第2の導線とを分離して形成しておき、
前記吐出制御手段により前記駆動電圧を印加すると同時に、前記第1の導線と第2の導線との間に前駆駆動電圧とは別の電圧を印加することで、前記一対の電極間に前記駆動電圧よりも大きい前記圧電体を分極するための電圧を印加することを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。 - 請求項7に記載のインクジェットヘッドの製造方法において、前記第1の導線および第2の導線は、フレキシブルフラットケーブル上に形成されるとともに、前記吐出制御手段は前記フレキシブルフラットケーブル上に搭載されており、その第1の導線および第2の導線の端子部分に、前記第1の導線および第2の導線を通して前記一対の電極間に印加する電圧の電源を接続することを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
- 請求項8に記載のインクジェットヘッドの製造方法において、前記圧電体を分極するための前記電圧の印加後、前記第1の導線と第2の導線との間に前記別の電圧を印加せずこれらを接続することを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
- インクが充填される複数のキャビティと、該各キャビティにそれぞれ臨設されるものであって、対向する一対の電極間に挟まれその電極が対向する方向に分極され、分極方向に平行な電圧を印加することにより伸縮され、該伸縮により前記各キャビティの容積を変化させる複数の圧電体と、前記各キャビティと連通する前記インクを外部へ吐出するためのノズル穴と、前記一対の電極間に駆動電圧を印加することにより、前記キャビティ内のインクを前記ノズル穴から吐出させる吐出制御手段と、その吐出制御手段を搭載しかつ前記複数の圧電体および前記吐出制御手段に接続される導線および信号線が形成されたフレキシブルフラットケーブルとを備えたインクジェットヘッドにおいて、
前記フレキシブルフラットケーブルには、前記複数の圧電体の一方の電極を共通接続した第1の導線と、前記複数の圧電体に対応する複数の前記吐出制御手段の各共通電位の部分に共通接続した第2の導線とが分離して形成され、
前記第1の導線および第2の導線の端子部分は、前記第1の導線と第2の導線との間に前記駆動電圧とは別の電圧を印加するための電源と、接続可能に設けられており、
前記第1の導線および第2の導線の端子部分を前記別の電圧を印加するための前記電源に接続した状態で、前記吐出制御手段により前記駆動電圧を印加すると同時に、前記第1の導線と第2の導線との間に前駆別の電圧を印加することで、前記一対の電極間に前記駆動電圧よりも大きい前記圧電体を分極するための電圧を印加する
ことを特徴とするインクジェットヘッド。 - 請求項10に記載のインクジェットヘッドにおいて、前記1の導線および第2の導線は、インクの吐出動作を行う際には、アースされる線であることを特徴とするインクジェットヘッド。
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