JP4164249B2 - ヒンジ装置及びこれを用いた折り畳み式携帯電話機 - Google Patents

ヒンジ装置及びこれを用いた折り畳み式携帯電話機 Download PDF

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    • E05F1/1223Mechanisms in the shape of hinges or pivots, operated by springs with a coil spring parallel with the pivot axis with a compression or traction spring
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯電話機の送話部と受話部とのような二つの物品を自動及び手動のいずれでも回動させることができるヒンジ装置、及びそのヒンジ装置を用いた携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のヒンジ装置としては、例えば特開2001−207721号公報に記載のものがある。このヒンジ装置は、携帯電話機の送話部と受話部とを折り畳み位置と使用位置との間において回動可能に連結するものであり、受話部が送話部に突き当たった折り畳み位置に位置しているときに押釦を押すと、回動付勢手段の付勢力により、受話部が折り畳み位置から使用位置まで自動的に回動させられる。また、このヒンジ装置では、折り畳み位置に位置している受話部に所定の大きさ以上の力を作用させることにより、使用位置側へ回動させることができる。ただし、このヒンジ装置では、受話部を折り畳み位置から使用位置側へ所定の角度(例えば20°)を越えて回動させると、その後は受話部が回動付勢手段の付勢力によって使用位置まで自動的に回動させられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のヒンジ装置においては、受話部を手動で使用位置側へ回動させた場合であっても、受話部が所定の角度を越えて通話位置側へ回動すると、その後は回動付勢手段の付勢力によって使用位置まで自動的に回動させられてしまう。このため、折り畳み位置から使用位置側への所定の角度範囲を除く折り畳み位置と使用位置との間の中間位置においては、受話部を任意の位置で停止させることができるようにすることが要望されているが、このような要望に応えることができないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するために、第1の発明は、一つの回動軸線上に並んで配置された第1及び第2ヒンジ部を備え、上記第1ヒンジ部が、上記回動軸線上に配置された第1ヒンジ部材と、上記回動軸線上に配置され、上記第1ヒンジ部材に対して第1の位置と第2の位置との間を相対回動可能とされた第2ヒンジ部材と、上記第2ヒンジ部材を上記第1ヒンジ部材に対して上記第1の位置から上記第2の位置まで回動付勢する回動付勢手段と、上記第2ヒンジ部材を上記第1の位置に係止する係止手段と、この係止手段による上記第2ヒンジ部材に対する係止状態を解除する係止解除手段とを有し、上記第2ヒンジ部が、上記回転軸線上に対向して相対回転可能に配置された第1、第2係合部材と、上記第1係合部材を上記第1の位置に所定の保持力で位置固定する第1保持手段と、上記第2係合部材を上記第2の位置に所定の保持力で位置固定する第2保持手段と、上記第1の位置と上記第2の位置との間において所定の抵抗力で上記第1及び第2係合部材の相対回動を規制する回動抵抗手段とを備え、上記第1ヒンジ部の第2ヒンジ部材と上記第2ヒンジ部の第2係合部材とが回動不能に連結され、上記第1係合部材を上記第1の位置に位置固定する上記第1保持手段の保持力が、上記回動付勢手段による上記第2ヒンジ部材に対する回動付勢力より大きく設定されていることを特徴としている。
この場合、上記回動付勢手段が、上記第2ヒンジ部材に回動不能に、かつ上記回動軸線方向へ移動可能に設けられた可動部材と、この可動部材を上記第1ヒンジ部材に向かって上記回動軸線方向に付勢する第1直動付勢部材と、この第1直動付勢部材の付勢力を、上記可動部材を上記第1の位置側から上記第2の位置側へ回動させる回動付勢力に変換する第1変換手段とを有していることが望ましい。
上記第1保持手段が、上記第2係合部材を上記第1係合部材に向かって上記回動軸線方向に付勢する第2直動付勢部材と、上記第1係合部材が上記第1の位置から上記第2の位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときに、上記第2直動付勢手段の付勢力を、上記第1係合部材を第2の位置側から第1の位置側へ回動付勢する回動付勢力に変換する第2変換手段とを有していることが望ましい。
上記第2保持手段が、上記第2係合部材を上記第1係合部材に向かって上記回動軸線方向に付勢する第3直動付勢部材と、上記第1係合部材が上記第2の位置から上記第1の位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときに、上記第3直動付勢手段の付勢力を、上記第1係合部材を第1の位置側から第2の位置側へ回動付勢する回動付勢力に変換する第3変換手段とを有していることが望ましい。
上記回動付勢手段が、上記第2ヒンジ部材に回動不能に、かつ上記回動軸線方向へ移動可能に設けられた可動部材と、この可動部材を上記第1ヒンジ部材に向かって上記回動軸線方向に付勢する第1直動付勢部材と、この第1直動付勢部材の付勢力を、上記可動部材を上記第1の位置側から上記第2の位置側へ回動させる回動付勢力に変換する第1変換手段とを有し、上記第1保持手段が、上記第2係合部材を上記第1係合部材に向かって上記回動軸線方向に付勢する第2直動付勢部材と、上記第1係合部材が上記第1の位置から上記第2の位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときに、上記第2直動付勢手段の付勢力を、上記第1係合部材を第2の位置側から第1の位置側へ回動付勢する回動付勢力に変換する第2変換手段とを有し、上記第2保持手段が、上記第2係合部材を上記第1係合部材に向かって上記回動軸線方向に付勢する第3直動付勢部材と、上記第1係合部材が上記第2の位置から上記第1の位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときに、上記第3直動付勢手段の付勢力を、上記第1係合部材を第1の位置側から第2の位置側へ回動付勢する回動付勢力に変換する第3変換手段とを有し、上記第1直動付勢部材、上記第2直動勢部材及び上記第3直動付勢部材が互いに兼用されていることが望ましい。
上記の問題を解決するために、第2の発明は、送話部と受話部とがヒンジ装置を介して折り畳み位置と使用位置との間を回動可能に連結された折り畳み式携帯電話機において、上記ヒンジ装置として請求項1〜5のいずれかに記載のヒンジ装置を用い、上記第1の位置を上記折り畳み位置と一致させ、上記第2の位置を上記使用位置と一致させ、上記第1ヒンジ部の第1ヒンジ部材を上記送話部と上記受話部とのいずれか一方に対して回動不能とし、上記第2ヒンジ部の第1係合部材を上記送話部と上記受話部とのいずれか他方に対して回動不能とし、上記第1ヒンジ部の第2ヒンジ部材及び上記第2ヒンジ部の第2係合部材を上記送話部及び上記受話部に対して回動可能としたことを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態について図1〜図14を参照して説明する。
図1は、この発明に係る携帯電話機の一実施の形態を示すものである。携帯電話機1は、送話部2と受話部3とを備えている。送話部2の前面2aには、小型のマイクロフォン及び各種のキー(いずれも図示せず)が設けられている。受話部3の前面3aには、小型のスピーカー(図示せず)及び液晶表示部3bが設けられている。
【0006】
送話部2の受話部3側の端部には、2つの連結筒部2bが設けられている。2つの連結筒部2bは、送話部2の左右方向の両端部に配置されている。受話部3の送話部2側の端部には、2つの連結筒部3cが設けられている。2つの連結筒部3cは、送話部2の連結筒部2b,2b間に配置され、隣接する連結筒部2bの内側の各端面とそれぞれほぼ接触している。各連結筒部2b,3cは、互いの軸線を回動軸線Lと一致させて配置されている。
【0007】
互いに隣接する2組の連結筒部2b,3c;2b,3cのうちの一方の組(図1において左側の組)は、この発明に係るヒンジ装置10(図2参照)により回動軸線Lを中心として回動可能に連結されている。連結筒部2b,3cの他方の組(右側の組)は、周知のヒンジ装置(図示せず)により、回動軸線Lを中心として回動可能に連結されている。これにより、送話部2と受話部3とが回動軸線Lを中心として回動可能に連結されている。なお、説明の便宜上、以下においては、受話部3が送話部2に対して回動するものとして説明を進める。
【0008】
受話部3は、送話部2に対し折り畳み位置と通話位置との間を回動可能になっている。折り畳み位置は、受話部3の前面3aが送話部2の前面2aに突き当たることによって規制されている。通話位置は、受話部3が折り畳み位置から所定角度(この実施の形態では165°)だけ回動したときに、送話部2及び受話部3にそれぞれ設けられた当接部(いずれも図示せず)が互いに突き当たることによって規制されている。したがって、受話部3は、通話位置側から折り畳み位置側へ向かう方向へは折り畳み位置を越えて回動することができず、折り畳み位置側から通話位置側へ向かう方向へは通話位置を越えて回動することができなくなっている。
【0009】
まず、上記ヒンジ装置10の作用を概略的に述べる。いま、受話部3が折り畳み位置に位置しているものとする。この状態において、ヒンジ装置10の操作ボタン252を押すと、ヒンジ装置10の回動付勢力により、受話部3が折り畳み位置から通話位置まで自動的に回動させられる。通話位置に回動させられた受話部3は、手動によりヒンジ装置10の回動付勢力に抗して折り畳み位置側へ回動させる。そして、受話部3を折り畳み位置の所定角度(この実施の形態ではほぼ10°)だけ手前まで回動させると、ヒンジ装置10の回動付勢力により、受話部3が折り畳み位置まで回動させられるのみならず、受話部3の前面3aが送話部2の前面2aに突き当たることによって折り畳み位置に維持される。
【0010】
受話部3は、折り畳み位置と通話位置との間を手動でも回動させることができる。まず、受話部3を折り畳み位置側から通話位置側へ回動させる場合について述べると、折り畳み位置から所定の角度範囲(この実施の形態では15°程度)においては、受話部3をヒンジ装置10の回動付勢力に抗して回動させる。その後、通話位置の所定角度(この実施の形態では15°程度)だけ手前までの間は、ヒンジ装置10に作用する摩擦抵抗に抗して受話部3を通話位置側へ回動させる。受話部3が通話位置の所定角度だけ手前まで回動すると、その後はヒンジ装置10の回動付勢力により受話部3が通話位置まで回動させられるのみならず、通話位置に維持される。逆に、受話部3を通話位置から折り畳み位置側へ回動させる場合において、通話位置から所定の角度(この実施の形態では15°程度)範囲では、受話部3をヒンジ装置10の回動付勢力に抗して回動させる。その後、折り畳み位置の所定角度(この実施の形態では15°程度)だけ手前までの間は、ヒンジ装置10に作用する摩擦抵抗に抗して受話部3を折り畳み位置側へ回動させる。受話部3が折り畳み位置の所定角度(この実施の形態では15°程度)だけ手前まで回動すると、その後は受話部3がヒンジ装置10の回動付勢力により折り畳み位置まで回動させられて、その位置に維持される。
【0011】
次に、上記作用をなすヒンジ装置10の具体的構成について説明する。図2〜図4に示すように、ヒンジ装置10は、受話部3を折り畳み位置から通話位置まで自動的に回動させるための第1ヒンジ部20と、受話部3を手動で回動させる際に動作する第2ヒンジ部30とを備えている。
【0012】
まず、第1ヒンジ部20について説明すると、第1ヒンジ部20は、第1ヒンジ部材21、第2ヒンジ部材22、回動付勢手段23、係止手段24及び係止解除手段25を有している。
【0013】
第1ヒンジ部材21は、図2に示すように、送話部2の連結筒部2bに挿入固定されている。したがって、第1ヒンジ部材21は、回動軸線L方向へ移動することもなければ、回動することもない(ここでは、送話部2を固定し、受話部3が回動するものと仮定している。)。一方、第2ヒンジ部材22は、受話部3の連結筒部3cに第2ヒンジ部30を介して回動不能に挿入されている。したがって、第2ヒンジ部材22は、受話部3と一緒に回動する。ただし、第2ヒンジ部材22は、第2ヒンジ部30が動作する際には、連結筒部3cに対して回動可能である。
【0014】
上記第1ヒンジ部材21と第2ヒンジ部材22とは、軸線を回動軸線Lと一致させたヒンジ軸41を介して回動可能に連結されている。ヒンジ軸41は、図3〜図5に示すように、一端部から他端部(図1〜図4における左端部から右端部;以下、左右は図1〜図4における左右を意味するものとする。)に向かって順次形成された、円板状をなす頭部41a、頭部41aより小径の大径部41b及び大径部41bより小径の小径部41cを有している。
【0015】
図3に示すように、ヒンジ軸41の大径部41bには、第1ヒンジ部材21の左端部に形成された小径孔部21aが回動可能に嵌合されている。第1ヒンジ部材21は、頭部41aに突き当たることにより、左方への抜け止めがなされている。一方、小径部41cには、筒部材42が嵌合されている。この筒部材42の左端部には、フランジ部42aが形成されており、このフランジ部42aが大径部41bと小径部41cとの間に形成された段差部41dに突き当たることにより、左方への移動が阻止されている。筒部材42から右方へ突出した小径部41cの右端部には、上記第2ヒンジ部30の第1係合部材31が回動可能に嵌合されている。この第1係合部材31は、筒部材42の右端面に突き当たるとともに、止め輪43によって右方への抜け止めがなされている。これにより、ヒンジ軸41の小径部41cに筒部材42及び第1係合部材31が回動軸線L方向へ移動不能に嵌合されている。
【0016】
筒部材42の右端部には、第2ヒンジ部30の第2係合部材32が回動可能に嵌合されている。この第2係合部材32の外周には、上記第2ヒンジ部材22の右端部内周が嵌合されている。第2ヒンジ部材22の右端部には、回動軸線Lと平行に延びる第1ガイド溝22aが形成されており、この第1ガイド溝22aには、第2係合部材32の外周に形成されたキー部32aが嵌り込んでいる。これにより、第2ヒンジ部材22が、第2係合部材32に回動不能に連結され、さらに筒部材42及びヒンジ軸41を介して第1ヒンジ部材21に回動可能に連結されている。この結果、送話部2と受話部3とが、回動軸線Lを中心として回動可能に連結されている。
【0017】
上記回動付勢手段23は、その回動付勢力により第2ヒンジ部材22を折り畳み位置から通話位置まで回動させ、ひいては受話部3を折り畳み位置から通話位置まで回動させるためのものであり、次のように構成されている。すなわち、図2〜図6に示すように、第1ヒンジ部材21の第2ヒンジ部材22と対向する右端面には、周方向に延びる一対の端面カム(第1変換手段)21b,21bが回動軸線Lを中心として点対称に形成されている。一方、第2ヒンジ部材22の第1ヒンジ部材21と対向する左端面には、図2〜図5及び図10に示すように、回動軸線Lと平行に延びる2つの第2ガイド溝22bが周方向に180°離れて形成されている。各第2ガイド溝22bには、筒部材42の外周に回動可能に嵌合された可動部材231の二つの板部231a,231aがそれぞれ摺動自在に挿入されている。したがって、可動部材231は、第2ヒンジ部材22に対して回動不能であり、回動軸線L方向へは第2ヒンジ部材22に対して移動可能になっている。可動部材231は、それと上記第2係合部材32との間に設けられた大小二つのコイルばね(第1、第2、第3直動付勢部材)43A,43Bにより回動軸線Lに沿って第1ヒンジ部材21側へ付勢されており、その付勢力によって2つの板部231a,231aの各左端面に形成された半円状をなす円弧部231b,231bが第1ヒンジ部材21の端面カム21b,21bにそれぞれ突き当てられている。端面カム21bは、可動部材231に作用するコイルばね43A,43Bの回動軸線L方向への付勢力を、可動部材231を回動させる回動付勢力に変換する。この回動付勢力により、第2ヒンジ部材22が折り畳み位置側から通話位置側へ回動付勢されている。
【0018】
ここで、図14に示すように、可動部材231の円弧部231bは、受話部3が折り畳み位置に位置しているときには、端面カム21bの上端部(右端部)に接している。端面カム21bの上端から下端までの周方向の角度は、受話部3の最大回動角度(165°)より若干小さい角度(例えば160°)に設定されており、端面カム21bの下端部(左端部)には、それに続いて凹部21cが形成されている。そして、受話部3が通話位置まで回動すると、円弧部231bが凹部21cを区画する底面のうちの中心より端面カム21b側に位置する傾斜した部分に接触し、受話部3が通話位置に達した後もこの傾斜部によって可動部材231、ひいては受話部3が折り畳み位置側から通話位置側へ向かう方向へ付勢される。したがって、凹部21cの底面のうちの端面カム21b側の部分も、端面カム21bと共に第1変換手段を構成している。
【0019】
上記係止手段24は、図2〜図3に示すように、第2ヒンジ部材22を回動付勢手段23の回動付勢力に抗して折り畳み位置に位置固定するためのものであり、係止部材241、中間部材242、及び復帰ばね243を有している。
【0020】
係止部材241は、図2〜図5及び図7に示すように、円筒状をなしており、第1ヒンジ部材21の右端部側に形成された大径孔部21dに回動可能に嵌合されている。係止部材241の右端面には、2つの係止面241aが回動軸線Lを中心として点対称に配置形成されている。この係止面241aは、回動軸線Lに対して所定の角度(この実施の形態ではほぼ30°)だけ傾斜した傾斜面241bと、この傾斜面241bの左端から回動軸線Lに沿って延びるストレート面241cとから構成されている。傾斜面241bは、受話部3が折り畳み位置に位置しているとき、可動部材231の円弧部231bに突き当たっている。したがって、係止部材241が折り畳み位置側から通話位置側へ回動しない限り、可動部材231が折り畳み位置側から通話位置側へ回動不能であり、それによって第2ヒンジ部材22及び受話部3が折り畳み位置に位置固定されている。しかも、傾斜面241bに円弧部231bが突き当たった状態においては、コイルばね43A,43Bの付勢力により、可動部材231が通話位置側から折り畳み位置側へ向かう方向へ付勢され、それによって受話部3が送話部2に突き当たった状態に維持される。なお、係止部材241は、コイルばね43A,43Bの付勢力によって回動軸線L方向左方へも付勢されており、その付勢力によって第1ヒンジ部材21の小径孔部21aと大径孔部21dとの間に形成された段差面21fに突き当てられている。
【0021】
可動部材231が係止部材241によって係止され、受話部3が折り畳み位置に位置した状態においては、上記のように可動部材231の板部231aが端面カム21bの上端部(右端部)にほぼ接触しているのであるが、第1ヒンジ部材21の端面には、端面カム21bの上端部からさらに上方(右方)へ延びる円弧部21eが形成されている。この円弧部21eは、ヒンジ装置10が携帯電話機1に組み込まれた状態では可動部材231に接触することはほとんどないが、ヒンジ装置10が携帯電話機1に組み込まれる前のユニットとして取り扱われるときには、傾斜面241bによって回動付勢される可動部材231の円弧部231bを受け止める。これによって、板部231aが端面カム21bの上端から脱落するのを防止している。
【0022】
係止部材241を折り畳み位置に位置固定するために、上記中間部材242が用いられている。中間部材242は、図2〜図5及び図9に示すように、円形のリング状をなす本体部242aを有している。この本体部242aは、ヒンジ軸41の大径部41bの外周面と係止部材241の内周面との間に回動軸線Lを中心として回動可能に、かつ回動軸線L方向へ移動可能に配置されている。本体部242aは、それと筒部材42のフランジ部42aとの間に設けられた復帰ばね243によって左方へ付勢され、第1ヒンジ部材21の小径孔部21aと大径孔部21dとの間に形成された段差面21fに突き当てられている。
【0023】
中間部材242の本体部242aの外周面には、2つの係合腕部242bが回動軸線Lを中心として点対称に配置形成されている。各係合腕部242b、係止部材241の左端面に形成された2つの係止溝241dに周方向へは移動不能に、回動軸線L方向へは移動可能に挿入されている。したがって、中間部材242は、係止部材241と一体に回動するが、回動軸線L方向へは係止部材241に対して移動可能である。係合腕部242bは、本体部242aから左方へ突出しており、第1ヒンジ部材21の段差面21fから回動軸線Lに沿って外面まで貫通した貫通孔21gに回動軸線L方向へは移動可能に、周方向へは移動不能に嵌合されている。係合腕部242bが貫通孔21gに嵌合した状態では、中間部材242及び係止部材241が回動不能になる。よって、可動部材231が回動不能になり、第2ヒンジ部材22及び受話部3が折り畳み位置に位置固定される。その一方、係合腕部242bが貫通孔21gから脱出すると、中間部材242及び係止部材241が回動可能になり、第2ヒンジ部材22及び受話部3が折り畳み位置から通話位置側へ回動可能になる。
【0024】
上記係止解除手段25は、係止手段24による可動部材231の折り畳み位置における係止状態を解除するためのものであり、押圧部材251及び操作ボタン252を有している。
【0025】
押圧部材251は、図2〜図5及び図8に示すように、リング状をなす本体部251aを有している。この本体部251aは、第1ヒンジ部材21の左端部外周面に摺動自在に嵌合されている。本体部251aの右端面には、2つの当接突起251bが形成されている。各当接突起251bは、回動軸線Lと平行に延び、周方向に180°離れて配置されている。各当接突起251bの先端部は、第1ヒンジ部材21の貫通孔21gに入り込み、中間部材242の係合腕部242bに突き当たっている。当接突起251bは、本体部251aが第1ヒンジ部材21の左端面に突き当たるまで右方へ移動させられると、その先端面が第1ヒンジ部材21の段差面21dと面一になり、係合腕部342bを第1ヒンジ部材21の貫通孔21gから押し出す。この結果、中間部材242及び係止部材241が折り畳み位置から通話位置側へ回動可能になり、可動部材231、第2ヒンジ部材22及び受話部3が回動付勢手段23の回動付勢力によって折り畳み位置から通話位置まで回動させられる。
【0026】
ここで、中間部材242及び係止部材241は、回動軸線Lに関して点対称に形成されているので、それらが折り畳み位置から180°回動すると、折り畳み位置に位置したときと同じ状態になる。つまり、中間部材242が180°回動すると、その2つの係合腕部242bが第1ヒンジ部材21の各貫通孔21gにそれぞれ嵌合する。しかるに、受話部3の折り畳み位置から通話位置までの回動角度は165°である。仮に、受話部3が折り畳み位置から通話位置まで回動したとき、中間部材242が受話部3と同一角度だけ回動するものとすると、中間部材242の係合腕部242bは、受話部3が通話位置に回動したときに貫通孔21gに嵌合することができない。しかるに、このヒンジ装置10においては、受話部3が折り畳み位置に位置しているときには可動部材231の板部231aが係止部材241の傾斜面241bに接触しているので、板部231aは、折り畳み位置から通話位置側へ向かって回動し、それに伴って端面カム21b上を滑り降りるとき、傾斜面241bの周方向の長さ(角度)の分だけ係止部材241を可動部材231より大きく回動させる。その上、図9に示すように、中間部材242の係合腕部242bの先端面(左端面)には、周方向を向く面取り部242cが形成されており、受話部3が通話位置まで回動すると、面取り部242cの先端部が第1ヒンジ部材21の貫通孔21gと対向する。この結果、係合腕部242bが貫通孔21gに入り込むことができるようになり、中間部材242が復帰ばね243によって左方へ移動させられる。このとき、中間部材242は、面取り部242cが貫通孔21gの中間部材242側の端縁上を摺動することにより、係合腕部242bが貫通孔21gに入り込むのにしたがって折り畳み位置側から通話位置側へ回動させられ、最終的には折り畳み位置から180°回動させられる。この結果、中間部材242及び係止部材241は、折り畳み位置に位置しているときと同一の状態になる。
【0027】
図2〜図5に示すように、操作ボタン252は、押圧部材251の左端部に嵌合固定されている。したがって、操作ボタン252を右方へ押すことにより、押圧部材251を右方へ移動させることができ、それによって係止手段24による係止状態を解除することができる。図2に示すように、操作ボタン252の右端部は、中間部材242の係合腕部242bが貫通孔21gに入り込んだ初期状態(受話部3が折り畳み位置に位置しているときの状態)においても、送話部2の連結筒部2bの左端部に入り込んでいる。これにより、操作ボタン252以外のヒンジ装置10の各部材が外部から目視されないようになっている。
【0028】
回動付勢手段23によって通話位置まで回動させられた受話部3を折り畳み位置まで復帰回動させる際には、手動により回動付勢手段23の付勢力に抗して回動させる。復帰回動当初は、可動部材231の円弧部231b、231bは、端面カム21b,21bに接触しているが、復帰回転途中からは係止部材241の端面の傾斜面241b,241b間にそれぞれ形成された周方向に延びる復帰傾斜面241e,241eに接触するようになる。復帰傾斜面241e,241eは、回動軸線Lを中心として点対称に形成されており、その傾斜角度は端面カム21bの傾斜角度より若干大きく設定されている。復帰傾斜面241eの下端は、端面カム21bの下端より若干低い位置に設定され、復帰傾斜面241eの上端は端面カム21bの上端より若干高い位置に設定されている。これにより、受話部3の通話位置から折り畳み位置への復帰回動途中に、円弧部231bが端面カム21bから復帰傾斜面241eに乗り変わるのである。復帰傾斜面241eは、受話部3の復帰回動当初から円弧部231bが摺動するように形成してもよい。受話部3を折り畳み位置に対して所定角度(上記のように、この実施の形態ではほぼ10°)だけ手前まで復帰回動させると、円弧部231bが傾斜面241bに接触する。この結果、コイルばね43A,43Bの付勢力が回動付勢力に変換される。そして、この回動付勢力により、可動部材231が通話位置側から折り畳み位置側へ回動付勢され、受話部3が送話部2に突き当てられる。なお、この実施の形態では、復帰傾斜面241eと傾斜面241bとの間に高さ(回動軸線L方向における位置)が一定である平面241fが形成されているが、この平面241fは必ずしも形成する必要はない。
【0029】
次に、上記第2ヒンジ部30について説明する。図2〜図5に示すように、第2ヒンジ部30は、いずれも円板状をなす第1、第2係合部材31,32を有している。第1係合部材31は、ヒンジ軸41の小径部41cの外周面に回動可能に嵌合している。第1係合部材31の外周面には、キー溝31aが形成されている。このキー溝31aに受話部3の連結筒部3cの内周面に形成されたキー部(図示せず)が嵌合することにより、受話部3に回動不能に連結されている。しかも、第1係合部材31は、止め輪43に突き当たることにより、右方への移動が阻止されている。一方、第2係合部材32は、筒部材42の右端部外周面に回動可能に嵌合するとともに、第2ヒンジ部材22の右端部内周面に嵌合している。前述したように、第2係合部材32の外周面には、キー部32aが形成されており、このキー部32aが第2ヒンジ部材22の第1ガイド溝22aに嵌り込むことにより、第2係合部材32が第2ヒンジ部材22に回動不能に、かつ回動軸線L方向へ移動可能に連結されている。第2係合部材32は、コイルばね43A,43Bによって第1係合部材31側へ付勢されている。
【0030】
図4及び図13に示すように、第1係合部材31の第2係合部材32と対向する左端面には、一対の第1係合凹部31b,31cが形成されるとともに、一対の第2係合凹部31d,31eが形成されている。各係合凹部31b〜31eは、同一の大きさの球面の一部によって区画構成されている。第1係合凹部31b,31cは、周方向に165°離れて配置されている。つまり、受話部3の折り畳み位置から通話位置までの回動角度と同一の角度だけ離れて配置されている。第1係合凹部31b,31c間の第1係合部材31の左端面には、第1係合部材31の軸線(回動軸線L)を中心として周方向に延び、第1係合凹部31b,31cを連結する第1ガイド凹部31fが形成されている。第2係合凹部31d,31eも、第1係合凹部31b,31cと同様に、周方向に165°離れて配置されている。しかも、第1係合凹部31b,31cに対して所定角度θ(この実施の形態では15度)だけ周方向に離れて配置されている。この結果、第1係合凹部31bと第2係合凹部31eとは周方向に180°離れ、第1係合凹部31cと第2係合凹部31dとは周方向に180°離れている。また、第2係合凹部31d,31eは、第1係合凹部31b,31cより若干内周側に配置されており、第2係合凹部31d,31eの斜め外側の部分が隣接する第1係合凹部31b,31cの斜め内側の部分とぞれぞれ交差している。第2係合凹部31d,31e間の第1係合部材31の左端面には、第1係合部材31の軸線(回動軸線L)を中心として周方向に延び、第2係合凹部31d,31eを連結する第2ガイド凹部31gが形成されている。
【0031】
図3、図4及び図5に示すように、第2係合部材32の第1係合部材31と対向する右端面には、装着凹部32b,32cが形成されている。装着凹部32b,32cは、第2係合部材32の周方向へ180°離れて配置されている。一方の装着凹部32bは、第1係合凹部31b,31cと同一円周上に配置されている。他方の装着凹部32cは、第2係合凹部31d,31eと同一円周上に配置されている。各装着凹部32b,32cには、球体33、34がその一部を突出させた状態でそれぞれ嵌合固定されている。球体33,34を装着凹部32b,32cに装着する代わりに、第2係合部材32の第1係合部材31との対向面に球状をなす突出部を一体に形成してもよい。
【0032】
受話部3が折り畳み位置に位置しているとき、装着凹部32bに装着された球体33は、その中心が第1係合凹部31bの曲率中心に対して周方向へ所定の角度(上記のように、この実施の形態では15°程度)だけ周方向にずれて位置しており、装着凹部32cに装着された球体34は第2係合凹部31eの曲率中心に対して同一角度だけずれて位置している。したがって、受話部3が折り畳み位置に位置しているときには、図13(D)に示すように、球体33が第1係合凹部31bを区画する底面のうちの傾斜部に接触するとともに、球体34が第2係合凹部31eの傾斜部に接触する。これにより、第2係合部材32を第1係合部材31側へ付勢するコイルばね43A,43Bの付勢力が回動付勢力に変換される。この回動付勢力により、第1係合部材31が通話位置側から折り畳み位置側へ向かって回動付勢される。この結果、受話部3が送話部2に突き当たった折り畳み位置に維持される。これから明らかなように、コイルばね43A,43B、第1、第2係合凹部31b,31e及び球体33,34によって第1保持手段35が構成されており、コイルばね43A,43Bが第2直動付勢手段を構成し、第1、第2係合凹部31b,31eの傾斜部及び球体33,34が第2変換手段36を構成している。
【0033】
なお、第1係合部材31が通話位置側から折り畳み位置側へ回動付勢される結果、その反力により第2係合部材32が逆方向へ回動付勢され、ひいては第2ヒンジ部材22が通話位置側へ回動付勢される。しかし、第2ヒンジ部材22は係止手段24によって折り畳み位置に位置固定されている。したがって、第2ヒンジ部材22が通話位置側へ回動することはない。これは、受話部3を折り畳み位置側から通話位置側へ回動させる場合、及び通話位置側から折り畳み位置側へ回動させる場合も同様である。
【0034】
また、ヒンジ装置10が携帯電話機1に組み付けられた状態においては、受話部3が折り畳み位置に位置しているとき、球体33,34の中心が第1係合凹部31b及び第2係合凹部31dの曲率中心に対してそれぞれ周方向にずれているが、ヒンジ装置10を携帯電話機1に組み付ける前のユニットとして取り扱われる際には、球体33,34の各中心が第1係合凹部31b及び第2係合凹部31dの各曲率中心と周方向において一致し、これによって第1、第2係合部材31,32が一体化されている。
【0035】
受話部3が通話位置に位置しているとき、球体33は、第1係合凹部31cに対し、受話部3が折り畳み位置に位置しているときに球体33が第1係合凹部31bに対してずれている角度と同一の角度だけずれて位置しており、球体34は第2係合凹部31dに対して同様にずれて位置している。したがって、球体33,34は、第1係合凹部31cと第2係合凹部31dの各底面の傾斜部にそれぞれ接触する。この結果、コイルばね43A,43Bの付勢力が回動付勢力に変換され、この回動付勢力によって第1係合部材31が折り畳み位置側から通話位置側へ向かって回動付勢され、受話部3が通話位置に維持される。これから明らかなように、コイルばね43A,43B、第1、第2係合凹部31c,31d及び球体33,34によって第2保持手段37が構成されており、コイルばね43A,43Bが第3直動付勢手段を構成し、第1、第2係合凹部31c,31dの傾斜部及び球体33,34が第3変換手段38を構成している。したがって、この実施の形態の携帯電話機10においては、コイルばね43A,43Bが第1、第2及び第3直動付勢部材として兼用され、球体33,34が第2、第3変換手段36,38として兼用されている。
【0036】
次に、上記構成の携帯電話機10の作用を図14を参照しながら説明するに、いま受話部3が折り畳み位置に位置しているものとする。この状態において、操作ボタン252を図1の右方へ押し、中間部材242の係合腕部242bを第1ヒンジ部材21の貫通孔21gから脱出させる。すると、係止部材241による可動部材231に対する係止状態が解除される。この結果、回動付勢手段23の回動付勢力が、可動部材231、第2ヒンジ部材22、第2係合部材32及び第1係合部材31を介して受話部3に伝達され、受話部3が通話位置側へ回動させられる。ここで、球体33,34が第1係合凹部31b及び第2係合凹部31eに嵌まり込むことによって発生する第1係合部材31と第2係合部材32との相対回動を阻止する力、つまり第1保持手段35の保持力が、回動付勢手段23の回動付勢力より大きく設定されている。したがって、第2係合部材32は、回動付勢手段23によって折り畳み位置側から通話位置側へ回動させられる際に、第1係合部材31に対して空回りすることなく、第1係合部材31と一体に回動する。よって、第1係合部材31に回動不能に連結された受話部3が通話位置側へ確実に回動させられる。受話部3は、通話位置まで回動して停止する。回動付勢手段23の回動付勢力は、受話部3が通話位置に達した後も受話部3に作用している。したがって、受話部3は、通話位置に維持される。
【0037】
受話部3の通話位置までの回動に伴って中間部材242及び係止部材241が同方向へ回動させられる。そして、中間部材242の係合腕部242bが復帰ばね243によって第1ヒンジ部材21の貫通孔21gに嵌合させられることにより、中間部材242が左方へ移動しながら回動させられる。そして、最終的には中間部材242及び係止部材241が折り畳み位置から180°回動させられる。この状態では、中間部材242及び係止部材241が第1ヒンジ部材21に対して回動不能になっている。
【0038】
回動付勢手段23によって通話位置まで回動させられた受話部3を折り畳み位置まで回動させる際には、手動で折り畳み位置側へ回動させる。受話部3を折り畳み位置側へ回動させると、その回動力が第1係合部材31を介して第2係合部材32に伝達される。このとき、第2係合部材32は、回動付勢手段23によって通話位置側へ回動付勢されている。しかるに、第1係合部材31と第2係合部材32との間に作用する連結力(第1保持手段35の保持力)が回動付勢手段23の回動付勢力より大きく設定されている。したがって、受話部3を折り畳み位置側へ回動させると、第1、第2係合部材31,32が一体に同方向へ回動し、それらとともに第2ヒンジ部材22及び可動部材231が回動付勢手段23の回動付勢力に抗して同方向へ回動する。そして、可動部材231の回動に伴ってその円弧部231bが端面カム21bから復帰傾斜面241e上を摺動する。受話部3を折り畳み位置の若干手前の位置(10°程度手前の位置)まで回動させると、可動部材231の円弧部231bが係止部241の傾斜面241bに接触する。この結果、コイルばね43A,43Bの付勢力が回動付勢力に変換され、その回動付勢力によって受話部3が折り畳み位置まで回動させられる。しかも、この回動付勢力は、受話部3が折り畳み位置に達した後も受話部3に作用している。したがって、受話部3は折り畳み位置に維持される。
【0039】
受話部3は、手動によって折り畳み位置から通話位置まで回動させることも可能である。受話部3の折り畳み位置から通話位置側への回動当初は、コイルばね43A,43Bの付勢力が球体33,34と第1係合凹部31b及び第2係合凹部31eの底面の各傾斜部とによって変換された回動付勢力(第1保持手段35の回動付勢力)に抗して、受話部3を通話位置側へ回動させる。勿論、このときには、受話部3を回動させる力が第1係合部材31を介して第2係合部材32及び第2ヒンジ部材22に作用するが、係止部材241が中間部材242を介して第1ヒンジ部材21に回動不能に連結されているので、第2係合部材32及び第2ヒンジ部材22が受話部3の通話位置側への回動に伴って同方向へ回動することはない。球体33,34が第1係合凹部31b及び第2係合凹部31deら抜け出ると、受話部3には回動付勢力が作用しなくなる。その代わりに、球体33,34が第1ガイド溝31f,31gに押し付けられることによって、それらの間に摩擦抵抗が発生する。したがって、受話部3は、この摩擦抵抗に抗して通話位置側へ回動させることになる。受話部3を通話位置に対して所定の角度(15°程度)だけ手前の位置まで回動させると、球体33,34が第1係合凹部31c及び第2係合係合凹部31dに入り込む。この結果、受話部3が第2保持手段37の回動付勢力によって折り畳み位置に回動させられるとともに、同位置に維持される。
【0040】
手動で通話位置に回動させられた受話部3を折り畳み位置に回動させる場合には、上記と逆に、まず受話部3を第2保持手段37の回動付勢力に抗して所定角度だけ回動させ、その後は折り畳み位置の所定の角度だけ手前の位置まで摩擦抵抗に抗して折り畳み位置側へ回動させる。そして、受話部3が折り畳み位置の所定角度だけ手前の位置に達すると、その後は受話部3が第1保持手段35の回動付勢力によって折り畳み位置まで回動させられるとともに、同位置に維持される。
【0041】
上記のように、このヒンジ装置10では、受話部3を折り畳み位置から通話位置へ自動的に回動させることも、手動で回動させることもできる。しかも、手動で回動させる際には、折り畳み位置と通話位置との間の所定の中間部、つまり第1、第2保持手段35,37の付勢力が及び範囲を除く中間部では、球体33,34の外周面と第1、第2ガイド凹部31f、31gの底面との間に作用する摩擦抵抗によって受話部3の回動が阻止される。したがって、同中間部では、受話部3を任意の位置で停止させることができる。これから明かなように、球体33,34及びガイド凹部31f,31gによって回動抵抗手段39が構成されている。ただし、ガイド凹部31f,31gは、必ずしも形成する必要はなく、球体33,34を第1係合部材31の第2係合部材32との対向面上を摺動させるようにしてもよい。
【0042】
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態は、この発明に係るヒンジ装置10を携帯電話機1に用いているが、ヒンジ装置10はノート側パソコン等にも採用可能である。
また、上記の実施の形態においては、第1保持手段35用に二つの係合凹部31b、31eを設け、第2保持手段37用にも二つの係合凹部31c、31dを設けているが、二つの係合凹部を第1保持手段35及び第2保持手段37に兼用することも可能である。その場合には、例えば球体33,34を第1係合部材31の軸線(回動軸線L)に関して点対称に配置するとともに、二つの係合凹部を第2係合部材32の軸線(回動軸線L)に関して点対称に配置する。しかも、二つの係合凹部については、周方向に所定の長さをもって形成する。そして、受話部が折り畳み位置に回動しているときには、球体33,34が一方の係合凹部と他方の係合凹部との周方向における一端部にそれぞれ位置し、受話部が通話位置に回動しているときには、球体33,34が他方の係合凹部と一方の係合凹部との周方向における他端部にそれぞれ位置するように構成すればよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、第1の位置から第2の位置まで自動的に回動させることも、手動で回動させることも可能であり、しかも手動で回動させる場合には、一方の物品(例えば、携帯電話機の受話部)を他方の物品(例えば、携帯電話機の送話部)に対し所定の角度範囲においては任意の位置で停止させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るヒンジ装置が用いられた携帯電話機の一実施の形態を示す図であって、図1(A)は受話部を通話位置に回動させた状態で示す側面図、図1(B)はその正面図である。
【図2】図1のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図3】この発明に係るヒンジ装置を示す図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】図3のX−X断面図である。
【図5】コイルばね及び復帰ばねを省略して示す同ヒンジ装置の分解斜視図である。
【図6】同ヒンジ装置の第1ヒンジ部材を示す図であって、図6(A)はその正面図、図6(B)、(C)、(D)はそれぞれ図6(A)のB、C、D矢視図、図6(E)は図6(C)のE−E線に沿う断面図である。
【図7】同ヒンジ装置の係止部材を示す図であって、図7(A)はその正面図、図7(B)、(C)はそれぞれ図7(A)のB、C矢視図である。
【図8】同ヒンジ装置の押圧部材を示す図であって、図8(A)はその正面図、図8(B)、(D)はそれぞれ図8(A)のB、D矢視図、図8(C)は図8(B)のC−C線に沿う断面図である。
【図9】同ヒンジ装置の中間部材を示す図であって、図9(A)はその正面図、図9(B)、(C)、(D)はそれぞれ図9(A)のB、C、D矢視図、図9(E)は図9(C)のE−E線に沿う断面図である。
【図10】同ヒンジ装置の第2ヒンジ部材を示す図であって、図10(A)はその正面図、図10(B)は図10(A)のB−B線に沿う断面図、図10(C)、(D)はそれぞれ図10(A)のC、D矢視図である。
【図11】同ヒンジ装置の可動部材を示す図であって、図11(A)はその正面図、図11(B)、(C)、(D)はそれぞれ図11(A)のB、C、D矢視図、図11(E)は図11(A)のE−E線に沿う断面図である。
【図12】同ヒンジ装置の第1係合部材を示す図であって、図12(A)はその平面図、図12(B)は図12(A)のB矢視図、図12(C)は図12(A)のC−C線に沿う断面図である。
【図13】同ヒンジ装置の第2係合部材を示す図であって、図13(A)はその正面図、図13(B)、(C)はそれぞれ図13(A)のB、C矢視図、図13(D)は図13(B)のD−D線に沿う拡大断面図である。
【図14】同ヒンジ装置における端面カム、復帰傾斜面及び傾斜面の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機
2 送話部
3 受話部
10 ヒンジ装置
20 第1ヒンジ部
21 第1ヒンジ部材
21b 端面カム(第1変換手段)
21c 凹部(第1変換手段)
22 第2ヒンジ部材
23 回動付勢手段
24 係止手段
25 係止解除手段
30 第2ヒンジ部
31 第1係合部材
31b 第1係合凹部
31c 第1係合凹部
31d 第2係合凹部
31e 第2係合凹部
31f 第1ガイド凹部
31g 第2ガイド凹部
32 第2係合部材
33 球体
34 球体
35 第1保持手段
36 第2変換手段
37 第2保持手段
38 第3変換手段
39 回動抵抗手段
43A コイルばね(第1、第2、第3直動付勢手段)
43B コイルばね(第1、第2、第3直動付勢手段)

Claims (6)

  1. 一つの回動軸線上に並んで配置された第1及び第2ヒンジ部を備え、
    上記第1ヒンジ部が、上記回動軸線上に配置された第1ヒンジ部材と、上記回動軸線上に配置され、上記第1ヒンジ部材に対して第1の位置と第2の位置との間を相対回動可能とされた第2ヒンジ部材と、上記第2ヒンジ部材を上記第1ヒンジ部材に対して上記第1の位置から上記第2の位置まで回動付勢する回動付勢手段と、上記第2ヒンジ部材を上記第1ヒンジ部材に対して上記第1の位置に回動不能に係止する係止手段と、この係止手段による上記第2ヒンジ部材に対する係止状態を解除して、上記第2ヒンジ部材が上記回動付勢手段の回動付勢力によって上記第1の位置から上記第2の位置まで回動することを許容する係止解除手段とを有し、
    上記第2ヒンジ部が、上記回転軸線上に対向して相対回転可能に配置された第1、第2係合部材と、上記第2係合部材を上記第1係合部材に対し上記第1の位置に所定の保持力で位置固定する第1保持手段と、上記第2係合部材を上記第1係合部材に対し上記第2の位置に所定の保持力で位置固定する第2保持手段と、上記第1の位置と上記第2の位置との間の所定の角度範囲において上記第2係合部材の上記第1係合部材に対する相対回動を所定の大きさの抵抗力で規制する回動抵抗手段とを備え、
    上記第1ヒンジ部の第2ヒンジ部材と上記第2ヒンジ部の第2係合部材とが回転不能に連結され、
    上記第2係合部材を上記第1係合部材に対して上記第1の位置に位置固定する上記第1保持手段の保持力が、上記第2ヒンジ部材を上記第1ヒンジ部材に対して回動させる上記回動付勢手段の回動付勢力より大きく設定されていることを特徴とするヒンジ装置。
  2. 上記回動付勢手段が、上記第2ヒンジ部材に回動不能に、かつ上記回動軸線方向へ移動可能に設けられた可動部材と、この可動部材を上記第1ヒンジ部材に向かって上記回動軸線方向に付勢する第1直動付勢部材と、この第1直動付勢部材の付勢力を、上記可動部材を上記第1の位置側から上記第2の位置側へ回動させる回動付勢力に変換する第1変換手段とを有していることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ装置。
  3. 上記第1保持手段が、上記第2係合部材を上記第1係合部材に向かって上記回動軸線方向に付勢する第2直動付勢部材と、上記第1係合部材が上記第1の位置から上記第2の位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときに、上記第2直動付勢手段の付勢力を、上記第1係合部材を第2の位置側から第1の位置側へ回動付勢する回動付勢力に変換する第2変換手段とを有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のヒンジ装置。
  4. 上記第2保持手段が、上記第2係合部材を上記第1係合部材に向かって上記回動軸線方向に付勢する第3直動付勢部材と、上記第1係合部材が上記第2の位置から上記第1の位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときに、上記第3直動付勢手段の付勢力を、上記第1係合部材を第1の位置側から第2の位置側へ回動付勢する回動付勢力に変換する第3変換手段とを有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヒンジ装置。
  5. 上記回動付勢手段が、上記第2ヒンジ部材に回動不能に、かつ上記回動軸線方向へ移動可能に設けられた可動部材と、この可動部材を上記第1ヒンジ部材に向かって上記回動軸線方向に付勢する第1直動付勢部材と、この第1直動付勢部材の付勢力を、上記可動部材を上記第1の位置側から上記第2の位置側へ回動させる回動付勢力に変換する第1変換手段とを有し、
    上記第1保持手段が、上記第2係合部材を上記第1係合部材に向かって上記回動軸線方向に付勢する第2直動付勢部材と、上記第1係合部材が上記第1の位置から上記第2の位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときに、上記第2直動付勢手段の付勢力を、上記第1係合部材を第2の位置側から第1の位置側へ回動付勢する回動付勢力に変換する第2変換手段とを有し、
    上記第2保持手段が、上記第2係合部材を上記第1係合部材に向かって上記回動軸線方向に付勢する第3直動付勢部材と、上記第1係合部材が上記第2の位置から上記第1の位置側へ向かった所定の角度範囲に位置しているときに、上記第3直動付勢手段の付勢力を、上記第1係合部材を第1の位置側から第2の位置側へ回動付勢する回動付勢力に変換する第3変換手段とを有し、
    上記第1直動付勢部材、上記第2直動勢部材及び上記第3直動付勢部材が互いに兼用されていることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ装置。
  6. 送話部と受話部とがヒンジ装置を介して折り畳み位置と使用位置との間を回動可能に連結された折り畳み式携帯電話機において、
    上記ヒンジ装置として請求項1〜5のいずれかに記載のヒンジ装置を用い、
    上記第1の位置を上記折り畳み位置と一致させ、上記第2の位置を上記使用位置と一致させ、
    上記第1ヒンジ部の第1ヒンジ部材を上記送話部と上記受話部とのいずれか一方に対して回動不能とし、上記第2ヒンジ部の第1係合部材を上記送話部と上記受話部とのいずれか他方に対して回動不能とし、上記第1ヒンジ部の第2ヒンジ部材及び上記第2ヒンジ部の第2係合部材を上記送話部及び上記受話部に対して回動可能としたことを特徴とする折り畳み式携帯電話機。
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