JP4161651B2 - 流体軸受 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、流体軸受、例えば工作機械の主軸等に用いられる流体軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12は、従来の技術における工作機械の主軸等の回転軸を支承する流体軸受の内周面の展開図を示す。流体軸受の軸受面には、図12(A)及び(C)に示すような四辺形又は図12(B)に示すようなU字形の静圧ポケット21が、適宜の間隔をあけて軸の回転方向に並んで形成されている。そして、静圧ポケット21の底面には、油供給孔23が開口している。また、静圧ポケット21以外の軸受面域は、動圧発生用ランド7となっている。
【0003】
流体軸受には、図12(A)及び(B)に示す非分離型と図12(C)に示す分離型とがある。このような流体軸受では、油供給孔23を通って静圧ポケット21に供給された潤滑油は、回転軸を静圧的に支持する。この油は動圧発生用ランドと回転軸との間に供給されるので、回転軸が回転すると、回転軸は動圧により支持される。
【0004】
非分離型の流体軸受は、動圧発生用ランドの面積が大きく、発生する動圧も大きいため、剛性及び減衰性が高い。しかし、回転軸の回転速度が高速であると、動圧発生用ランド7において流体摩擦により潤滑油に大量の発熱が生じる。この発熱により軸受が熱膨張して軸受隙間が縮小する。その結果、動圧発生用ランド7における潤滑油の発熱量はさらに増大し、軸受の熱膨張がさらに増大するという悪循環が生じる。
【0005】
一方、分離型の流体軸受は、非分離型で問題となる発熱を抑制するために、動圧発生用ランドの回転方向に潤滑油を回収する分離溝22を形成している。しかしながら、分離型の流体軸受は、非分離型に比べて動圧発生用ランド7が小さく分割されているため、軸受負荷能力が低下、即ち剛性が低下する。そして、回転軸の回転速度が高速になるほど、動圧支持剛性を高めたいという要求と、動圧発生用ランド7での発熱問題とは、二律背反となる。
【0006】
そこで出願人は、特願2000−289889号にて、軸受剛性の向上と動圧発生用ランド7における発熱の抑制という二つの課題を合わせて解決する流体軸受を提案した。この発明の流体軸受は、一端側が動圧発生用ランド7に開口するとともに、他端側が排出手段に連通する排出孔を設けている。この流体軸受によれば、動圧発生用ランド7が比較的大きいため静剛性が非分離型の流体軸受に近く、排出孔により潤滑油が回収されるため温度上昇が分離型の流体軸受に近い特性が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記流体軸受では、動圧発生用ランド7が大気と連通している。そのため、研削抵抗等の荷重負荷により軸受に対して回転軸が偏心させられた場合、軸受内の一部に負圧領域が発生するおそれがある。このとき、負圧領域の動圧発生用ランド7には、排出孔を通って外部から大気が吸い込まれてしまう。このような動圧発生用ランド7での負圧領域の発生は、特に高速回転になるほど小さな偏心量でも発生する。
【0008】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、軸受剛性の向上と動圧発生用ランドにおける発熱の抑制という二つの課題を合わせて解決しつつ、荷重負荷により回転軸が偏心した場合でも排出孔からの大気の吸い込みを防止することができる流体軸受を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の静圧流体軸受は、軸部材を回転可能に軸承する軸受部材と、この軸受部材に形成され且つ軸荷重を支持する軸受面とを有する流体軸受において、軸受部材の内周面には円周方向に適宜の間隔をあけて複数の静圧ポケットが列設され、該内周面の静圧ポケット以外の区域に動圧発生用ランドが設けられ、軸受部材には給油孔及び排油孔が形成され、給油孔は一端側が外部の給油手段に連通されるとともに他端側が静圧ポケットに開口し、排油孔は一端側が動圧発生用ランドに適宜数開口するとともに他端側が大気の吸引を防止するように制御装置によって制御される電磁制御弁が設けられた排油経路に接続され、前記制御装置は、前記軸部材の回転速度とこの軸部材の偏心量とから流体軸受内の圧力分布を推定し、圧力がしきい値まで下がった動圧発生用ランドに開口する排油孔に接続された排油経路に設けられた電磁制御弁を閉じるように制御することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
この発明の第1実施形態における静圧流体軸受(以下、単に流体軸受と言うこともある)について図面に従って説明する。
【0016】
流体軸受は、例えば図1に示すように研削盤の砥石軸に用いられる。図1において、2は例えば研削盤の砥石台を構成する軸受ハウジングであり、環状の流体軸受1は、砥石軸等の回転軸19を支持している。回転軸19は、その一端に砥石車Gが固定され、その他端にベルト(図略)を介してモータM1が接続され、このモータM1により回転する。一端にフランジ部が形成された軸受1は、軸受ハウジング2の円筒内孔の両端にそれぞれ密嵌合され、そのフランジ部を軸受ハウジング2の端面にボルトにて固定している。流体軸受1は、図2に示すように、軸受メタルとしての環状のインナスリーブ1aと、このインナスリーブ12が密嵌合にて固着された軸受ケース1bとから構成される。
【0017】
インナスリーブ1aの内周面に形成された軸受面には、等角度間隔で複数の静圧ポケット21が形成されている。静圧ポケット21の形状は、例えば、図3(A)に示す四辺形や、図3(B)に示すU字状や、図3(C)に示す中央にランド部7が形成された環状の四辺形などがある。静圧ポケット21以外の軸受面域は、動圧を発生するランド部(動圧発生用ランド)7となっている。また、静圧ポケット21のそれぞれの中央には、図略の絞りを持つ油供給孔23の一端が開口している。油供給孔23の他端には、インナスリーブ1aの外周面と軸受ケース1bの内周面との間に形成された環状の油供給路が接続されている。この油供給路にはモータ駆動ポンプ(図略)が接続されている。
【0018】
また、インナスリーブ1aの内周面には、複数の排出孔4が形成されている。図2に示すように、排出孔4のそれぞれの一端はランド部7に開口し、それぞれの他端は排油経路12及び6を介してタンクに接続されている。排出孔4は、例えば、図3に示すような静圧ポケット21のそれぞれの間に配置された1つの排出孔4であったり、図4に示すような静圧ポケット21のそれぞれの間に配置された2つの排出孔4であったりする。図3(C)及び図4(C)に示す環状の静圧ポケット21を持つ流体軸受の場合、環状の静圧ポケット21に囲まれたランド部7の中央に排出孔4を設けてもよい。これらの排出孔4と排油経路12及び6との間には、大気の吸引を防止する吸引防止機構である逆流防止機構3が設けられている。
【0019】
図5に第1実施形態の特徴部分を示す。流体軸受1の複数のランド部7それぞれには、円周上等間隔に放射状に設けられた排油孔4a1及び4a2が開口している。排油孔4a1及び4a2は、流体軸受1に設けられた排油経路12及び逆流防止機構3を介して排油経路6に接続されている。逆流防止機構3は、例えば、ケース8、バネ9及び弁10により構成される逆止弁であり、流体軸受1に圧力がかかっていないときはバネ9に付勢された弁10により開放孔5を塞いでいる。
【0020】
流体軸受1の静圧ポケット21に油が供給されると、静圧ポケット21に圧力(静圧)が発生し、この圧力により回転軸19が流体軸受1に支承される。そして、静圧ポケット21に満たされた油は、ランド部7と回転軸19の外周面との間に流入する。回転軸19が流体軸受1に対して回転すると、ランド部7と回転軸19の外周面との間にある油にはくさび効果により動圧が発生する。この高圧の油は、ランド部7と回転軸19の外周面との隙間から漏れ、排油経路6を通って外部(タンク)に排出される。さらに、この高圧の油は、排出孔4a1及び4a2、排油経路12を通過して弁10を押し上げ開放孔5を開くため、開放孔5からも排油経路6を通って外部(タンク)に排出される。
【0021】
ところで、図6に示すように、円筒工作物Wを回転軸19に支持された砥石車Gで研削加工するとき、研削抵抗などにより回転軸19には矢印方向の荷重負荷が作用する。この荷重負荷は、流体軸受1に対して回転軸19を偏心させる。このときの作用を図7及び図8をもとに説明する。なお、図6及び図7において、逆流防止機構3は省略されている。
【0022】
図7に示すように、回転軸19に排出孔4eの後方から荷重負荷が作用すると、回転軸19が偏心してランド部7eと回転軸19との間の軸受隙間が広くなる。このとき、回転軸19が反時計回りに回転すると、油の流れる方向に対して軸受隙間が狭くなるランド部7a及び7bではくさび効果が増大する。その結果、図8に示すように、ランド部7a及び7bに流入する油が増大するため、排出孔4a及び4bから排出される油も増大する。逆に、油の流れる方向に対して軸受隙間が広くなるランド部7c及び7dではくさび効果が減少する。その結果、図8に示すように、ランド部7c及び7dに流入する油が減少するため、排出孔4c及び4dから排出される油も減少する。特に、ランド部7a及び7dでは、回転軸19の外周面とのなす角が大きいため、図7に示すように、偏心量の増大に対する排出流量の変化が大きい。なお、ランド部7eでは、回転軸19との間の軸受隙間が広がるため、偏心量が大きくなるにしたがい徐々にくさび効果が減少していく。
【0023】
回転軸19の偏心量が大きくなると、ランド部7dに負圧領域が発生する。ここで、図5に示す逆流防止機構3がないと、図8の破線に示すように、排出孔4dから大気を吸引することとなる。ところが、排出孔4dに接続された逆流防止機構3は、回転軸19の偏心によりランド部7dの圧力が下がるにしたがい、弁10がバネ9により押し戻され、弁10と開放孔5との隙間が徐々に狭くなっていく。そして、ランド部7dの圧力がバネ9の荷重以下に下がると、開放孔5が弁10により完全に塞がれる。このため、更なる回転軸19の偏心または回転速度の増加によりランド部7dの圧力が負圧になった場合でも、外部から大気を吸込むことがなくなる。従って、大気を吸い込むことにより発生する剥離キャビテーションが防止される。なお、図5では流体軸受1に逆流防止機構3を設けて説明しているが、逆流防止機構3は排油経路6及び12中のどこに設けても良い。
【0024】
本発明の第2実施形態を図9に示す。第2実施形態における逆流防止機構3は、第1実施形態のそれとまったく同じであるので、その説明は省略する。
【0025】
流体軸受1には、ランド部7と回転軸19との間が負圧または低圧となったときに、大気の吸引を防止する逆流防止機構3に加え、外部より油を取り込む油導入機構13が設けられている。油導入機構13は、流体軸受1のランド部7に形成された排出孔4a1及び4a2に接続される排油経路12と軸受ハウジング2に形成された油導入路16との間に配置される。油導入機構13は、例えば、逆流防止機構3を上下さかさまにしたもので、ケース内で荷重P2のバネに付勢された弁14により構成される逆止弁であり、通常は弁14により開放孔15を塞いでいる。
【0026】
また、軸受ハウジング2の内周には、らせん状の冷却油溝11が形成されている。冷却油溝11は、一端で油導入路16と接続するとともに、他端でタンクにつながる排出油路17に接続している。油導入路16からは圧力P1の油が導入され、この油は、らせん状の冷却油溝11を通って流体軸受1を冷却し、排出油路17からタンクへ回収される。
【0027】
油導入路16から導入される油の圧力P1は、油導入機構13のバネ圧P2より高く、逆流防止機構3が開いているときの排出油圧P0より低く設定されている。従って、通常は、ランド部7から排出孔4a1及び4a2に導かれた油の圧力により弁10が押され、隙間より排出油は排油管路6を通って外部に開放される。このとき、バネ圧P2と排出油圧P0により弁14が押されて開放孔15は塞がれている。そのため、油導入路16と排出孔4a1及び4a2とは完全に遮断され、油導入路16から導入される油は、流体軸受1の外周面を囲むように軸受ハウジング2の内周に形成された冷却油溝11を通り、流体軸受1の外周を冷却してタンクに戻る。
【0028】
一方、排出孔4a1及び4a2から排出される油圧が下がって逆流防止機構3が開放孔5を塞いだ場合、油導入路16から導入される油は、バネ圧P2よりも高い油圧P1により弁14を押し開放孔15を開く。そして、その油が排出孔4a1及び4a2を通ってランド部7に導かれる。
【0029】
これにより、第2実施形態の流体軸受1では、ランド部7が負圧になった場合、外部から大気の吸込みを防止することができ、大気を吸い込むことにより発生する剥離キャビテーションが防止される。また、油導入路16から油を導入することにより、油の排出作用がなく局所的に高温状態になっているランド部7を冷却することができる。この油の導入により、油中に溶解している気体が分離析出する気体性キャビテーションや、飽和蒸気圧に達した潤滑油に蒸気泡が発生する蒸気性キャビテーションが防止される。さらに、冷却油溝11により常に流体軸受1が冷却される。
【0030】
本発明の第3実施形態を図10に示す。第3実施形態の流体軸受1は、第1及び第2実施形態のものに各種センサを追加したものである。回転軸19の回転速度を検出するエンコーダ32が回転軸19の一端に設けられている。また、流体軸受1内の油圧を検出する圧力センサ33がランド部7の適宜個所に設けられている。さらに、軸受隙間(流体軸受1に対する回転軸19の偏心量)を検出する変位センサ34が流体軸受1の内周面に設けられている。そして、これらのセンサ32〜34の出力値は、制御装置31に入力されるようになっている。この制御装置31は、排油経路42中に設けられた電磁制御弁41(逆流防止機構)を開閉すべく接続されている。なお、これらのセンサ32〜34は全てが必要と言うわけではなく、これらのうちの一部を備えるのみでも良い。
【0031】
このように構成された流体軸受1では、圧力センサ33の出力値がしきい値(大気圧程度)まで下がったとき、制御装置31が電磁制御弁41を閉じるように制御する。あるいは、回転軸19の回転速度と流体軸受1に対する回転軸19の偏心量との関係から流体軸受1内の圧力分布を推定することができるので、この関係を制御装置31にあらかじめ記憶しておき、エンコーダ32及び変位センサ34の出力値をもとに電磁制御弁41を開閉制御する。なお、電磁制御弁41の開閉制御は、単なるON/OFF制御でも良いし、連続的に絞り開度が変化するような制御でも良い。
【0032】
このように電磁制御弁41を制御することにより、流体軸受1内に大気を吸い込むことが未然に防止され、大気を吸い込むことにより発生する剥離キャビテーションが防止される。なお、図10では砥石車Gから遠い側の流体軸受1にのみセンサ32〜34を配置して電磁制御弁41を制御しているが、この構成を砥石車Gから近い側の流体軸受1にのみに設けても良いし、両方の流体軸受1に設けても良い。
【0033】
本発明の第4実施形態を図11に示す。流体軸受1は、軸受ハウジング2の内周面に密嵌合されている。軸受ハウジング2の内周面の一部には、環状に油溜り溝18が形成されている。流体軸受1の排出孔4a〜4eは、放射状に流体軸受1を貫通し、一端がランド部7に、他端が油溜り溝18にそれぞれ開口している。油溜り溝18には油が満たされていて、軸受ハウジング2の鉛直上方に貫通する排油経路17を介してタンクに接続されている。なお、環状の油溜り溝18は、流体軸受1の外周面に形成しても良い。
【0034】
このような構成により、油溜り溝18は、ランド部7(流体軸受1内)へ大気を吸引することを防止する吸引防止機構として機能する。つまり、通常はランド部7に流入した油は、排出孔4a〜4eを通って油溜り18に排出されるが、ランド部7に負圧が生じた場合、油溜り溝18に満たされた油が排出孔4a〜4eを通ってランド部7に流入する。このため、流体軸受1内に大気を吸込むことが防止され、大気を吸い込むことにより発生する剥離キャビテーションが防止される。
【0035】
以上、各実施形態に示した流体軸受を研削盤に用いる場合、図6乃至図8に示すように、荷重負荷の方向が一方向に限定され、負圧が発生するランド部(排出孔)が特定されるので、その排出孔にのみ吸引防止機構を設けるようにしても良い。
【0036】
【発明の効果】
この発明の流体軸受においては、動圧発生用ランド非分離型に近い高い静剛性の維持と、動圧発生用ランド分離型に近い優れた温度上昇抑制という二つの性能が発揮されつつ、電磁制御弁により外部から大気を吸い込むことを防止することができる。従って、大気を吸い込むことにより発生する剥離キャビテーションが防止される。さらに、軸部材の回転数及び偏心量から流体軸受内の圧力分布を推定し、電磁制御弁を開閉制御するので、流体軸受内に大気を吸い込むことが未然に防止され、より細かな制御をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における流体軸受を適用した砥石軸の断面概略図である。
【図2】第1実施形態における流体軸受の断面斜視図である。
【図3】第1実施形態における流体軸受の内周面展開図である。
【図4】第1実施形態における流体軸受の内周面展開図である。
【図5】第1実施形態の特徴部分の断面概略図である。
【図6】研削加工の概略説明図である。
【図7】研削加工による荷重負荷による回転軸の偏心を表す図である。
【図8】回転軸が偏心したときの流体軸受から排出する油の流量を示すグラフである。
【図9】第2実施形態の特徴部分の断面概略図である。
【図10】第3実施形態における流体軸受を適用した砥石軸の断面概略図である。
【図11】第4実施形態の特徴部分の断面概略図である。
【図12】従来技術における流体軸受の内周面展開図である。
【符号の説明】
1 流体軸受(1a インナスリーブ、1b 軸受ケース)
2 軸受ハウジング
3 逆流防止機構
4 排出孔
5 開放孔
6 排油経路
7 動圧発生用ランド(ランド部)
8 ケース
9 バネ
10 弁
11 冷却油溝
12 排油経路
13 油導入機構
14 弁
15 開放孔
16 油導入路
17 排油経路
18 油溜り溝
19 回転軸
21 静圧ポケット
22 分離溝
23 供給口
31 制御装置
32 エンコーダ
33 圧力センサ
34変位センサ
41 電磁制御弁
42 排油経路
Claims (1)
- 軸部材を回転可能に軸承する軸受部材と、
この軸受部材に形成され且つ軸荷重を支持する軸受面とを有する流体軸受において、
軸受部材の内周面には円周方向に適宜の間隔をあけて複数の静圧ポケットが列設され、
該内周面の静圧ポケット以外の区域に動圧発生用ランドが設けられ、
軸受部材には給油孔及び排油孔が形成され、
給油孔は一端側が外部の給油手段に連通されるとともに他端側が静圧ポケットに開口し、
排油孔は一端側が動圧発生用ランドに適宜数開口するとともに他端側が大気の吸引を防止するように制御装置によって制御される電磁制御弁が設けられた排油経路に接続され、
前記制御装置は、前記軸部材の回転速度とこの軸部材の偏心量とから流体軸受内の圧力分布を推定し、
圧力がしきい値まで下がった動圧発生用ランドに開口する排油孔に接続された排油経路に設けられた電磁制御弁を閉じるように制御することを特徴とする流体軸受。
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