JPH0299798A - 両吸込キャンドモータポンプ - Google Patents

両吸込キャンドモータポンプ

Info

Publication number
JPH0299798A
JPH0299798A JP25067288A JP25067288A JPH0299798A JP H0299798 A JPH0299798 A JP H0299798A JP 25067288 A JP25067288 A JP 25067288A JP 25067288 A JP25067288 A JP 25067288A JP H0299798 A JPH0299798 A JP H0299798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
pump
pressure
canned motor
axial thrust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25067288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2637187B2 (ja
Inventor
Mitsuhiro Tamayama
玉山 光弘
Tatsuaki Matsuoka
松岡 達昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teikoku Electric Mfg Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Electric Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teikoku Electric Mfg Co Ltd filed Critical Teikoku Electric Mfg Co Ltd
Priority to JP63250672A priority Critical patent/JP2637187B2/ja
Publication of JPH0299798A publication Critical patent/JPH0299798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2637187B2 publication Critical patent/JP2637187B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、両吸込キャンドモータポンプに係わり、両吸
込ポンプとキャンドモータとを回転軸を共通にして液密
に一体に構成した両吸込キャンドモータポンプの軸推力
を平衡させる手段に関する。
(従来の技術) 一般に、キャンドモータポンプには片吸込ポンプが用い
られており、ポンプ比速度によっては両吸込ポンプの採
用が好ましい場合も多々あるものの、キャンドモータポ
ンプ特有の軸推力成分の関係であまり実用化されていな
い。
すなわち、両吸込ポンプ自体には、両吸込インペラの両
方のシュラウドに作用する互に逆方向の軸推力成分が相
殺されて基本的に軸推力成分が生じないが、キャンドモ
ータの冷却とベアリングrIJ滑のためにキャンドモー
タ内を通過させるキャンドモータ循環流に起因するキャ
ンドモータの前部ローラ室と118ISロータ室との圧
力差によって軸推力成分が生じ、さらに縦型キャンドモ
ータポンプの場合は、ポンプ回転部の重量(正確にはポ
ンプ取扱液による浮力を差し引いた重量。以下同じ。)
は勿論であるが、これより数倍重い主11ンドモー3回
転部の重量が加わるので、この重量によって両吸込ポン
プと駆動モータとの回転軸が共通ではない一般の両吸込
モータポンプに比べては相当大きな軸推力成分が生じる
これらの軸推力成分を、従来の片吸込遠心ポンプを用い
たキャンドモータポンプにおいては、インペラに設けた
バランスホールの手段を調整して全体としての軸推力を
平衡すること(所定値にまで軽減することを含む。以下
同じ。)が行われるが、両吸込ポンプにおいてはその構
造上、バランスホールの手段が適用できず、バランスデ
ィスクやバランスドラムによる手段ら、バランスホール
に比べて構造?!雉で厳しい寸法精度が政求されるので
、特にポンプが小型になる稈高価につき、かつキャンド
モータポンプの構造上その作用は回器である。
従って、両吸込キ11ンドモータボンブにおいては、大
きな軸推力をスラストベアリングで受()なければなら
ないが、同じくキャンドモータポンプの構成上、スラス
トベアリングの寸法が制限されるため、スラストベアリ
ングが過大な負荷を受けることとなり、その摩耗が厳し
く惨めて短寿命となる。
これに鑑み、本出願人は実開昭61−144293号公
報記載の両吸込キャンドモータポンプを提案した。
これを第7図および第8図に示す2つの実施例について
説明すると、両吸込ポンプ1とキャンドモータ2とを回
転軸3を共通にして液密に一体に構成し、前記両吸込ポ
ンプ1の外側ケーシング4と内側ケーシング5との間に
形成する一対のポンプ吸込室6a、 6bのうら、反キ
ャンドモータ2mの前部ポンプ吸込室6aに仕切体7を
介して隣接する先端圧力室8を設け、回転軸3の先端部
と仕切体7またはこの仕切体7に装着した先端軸受9と
の間に狭い隙間による高流路抵抗の手段10を設け、先
端圧力室8とポンプ吐出側11とを流体通路12にて連
通したもので、この構成によると、ポンプ取扱液の一部
が、ポンプ吐出gl11から流体通路12を経て先端圧
力室8へと流入し、この先端圧力室8から回転軸3の先
端部と仕切体7または先端軸受9との間に高流路抵抗の
手段10を通って反キャンドモータ2側の前部ポンプ吸
込室6aへと微少jが流入して漏洩するので、先端圧力
室8の圧力が、ポンプ吐出1111圧力とポンプ吸込側
13圧力との中間の圧力、場合によってはポンプ吐出1
11111J、、E力にほぼ等しい圧力となり、この先
端圧力室8の圧力によって回転軸3をキャンドモータ2
側へ推す軸推力成分が生じるので、この@推力成分によ
って両吸込キャンドモータポンプ金体の軸Jtt力を平
衡させんとするものである。
なお、第7図の構成においては、ポンプ吐出口14のポ
ンプ取扱液の一部がキャンドモータ循環流として、循環
バイブ15を経てキャンドモータ後側室16に流入し、
後部ベアリング11、後部ロータ室18、キャン間隙1
9、前部ロータ亨20および前部ベアリング旧とキャン
ドモータ2内を通過して、キャンドモータ2の冷却とベ
アリング17.21の潤滑を行った後、後部ポンプ吸込
室6bへど両吸込ポンプ1へ戻って循環するので、前記
キャンドモータ循環流のキャン間隙19における圧力損
失によって後部ロータ室18に対する前部ロータi20
の圧力が低下し、第8図の構成においては、キャンドモ
−夕2内を通過するキャンドモータ循環流の方向が第7
図の構成とは逆になるので、前部ロータ室20に対して
後部ロータ室18の圧力が低下する。
(発明が解決しようとする課題) ところが、この従来発明の両吸込キャンドモータポンプ
においては、その設置姿勢とキャンドモータ循環流の流
れ方向および!@などどの関係で全体としての軸推力を
4分に平衡させられなくなることがある。
例えば、前記第7図に示ず構成の両吸込キャンドモータ
ポンプにおいては、両吸込インペラ22およびロータ2
3などの回転軸3と共に回転する回転部の重量による下
方への軸推力成分と、後部ロータ室18と前部ロータ室
20との圧力差による0 −タ23を下方へ推す軸推力
成分とを、先端圧力室8の圧力による上方への軸推力成
分、詳しくは先端圧力室8とキャンドモータ後側室16
との圧力差により回転軸3を上方へ推す軸推力成分によ
って打消して、全体としての軸杵りを平衡するものであ
るが、前記回転部の重量が大きくなる程およびポンプ吐
出圧力が低くなる程、並びにキャンドモータ2のステー
タ24の絶縁耐熱や蒸気圧が^くて気化し易い液をポン
プ取扱液どする関係でキャンドモータ2の温度上昇やこ
のキャンドモータ2内を通過するポンプ取扱液の温度上
昇を抑えるために前記キャンドモータ循環流の流山を増
す程、上方への軸推力成分が下方への’N11tt力成
分を打消すに至らなくなり、全体としての軸推力は平衡
されずに下方へ作用することとなり、またこの両吸込キ
ャンドモータポンプを倒置して謂ゆるポンプトップ型に
した場合は、両ロータ室18.20の圧力差による軸推
力成分は上方へ作用するが、前記回転部の重量による軸
推力成分と先端圧力室8による軸推力成分とが下方へ作
用するので、前記回転部の重量が大きくなる程およびポ
ンプ吐出圧りが高くなる程、並びにポンプ効率を向上さ
せるためにキャンドモータ2の温度上昇に支障のない範
囲で前記キャンドモータ循環流の流mを少なくする程、
上方への軸推力成分が下方への軸11【力成分を打消す
に至らなくなり、全体としての軸推力は平衡されずに下
方へ作用することとなる。
また、前記第8図に示す構成の両吸込キャンドモータポ
ンプにおいては、前記回転部の重量による軸1「力成分
は下方へ作用し、両ロータ室18゜20の圧力差による
軸推力成分と先端圧力室8による軸推力成分は共に上方
へ作用するので、ステータ24の絶縁耐熱や蒸気圧の高
いポンプ取扱液の関係で前記キャンドモータ循環流の流
部を増すために両ロータ室18.20の圧力差による軸
推力成分の絶対値が回転部の重量による軸推力成分の絶
対値を越える場合を除いては、仕切体7の流体通路12
開口端に着脱自在に802した小孔状オリフィス25を
流路抵抗の異なるものに取換えて先端圧力室8の圧力を
調整することにより、全体としての軸推力は平衡できる
が、この両吸込キャンドモータポンプを倒置してポンプ
トップ型にした場合には、回転部のillによる軸推力
成分、両ロータ室18゜20の圧力差による軸推力成分
および先端圧力室8による軸推力成分の全てが下方へ作
用するので、後部ベアリング17が過大な軸推力を受け
て極めて短寿命となる。
さらに、この従来発明の構成においては、前記第7図お
よび第8図にも示すように、先端圧力室8による軸推力
成分の大きさは、先端圧力全8とキャンドモータ後側室
16との圧力差および回転軸3の両端面の面積差に比例
するが、回転軸3の先端部に先端圧力室8の圧力を受け
る径大の円板を装着しても構造上、端面面積を5倍程度
にしか拡大できないので、回転部の重量による軸推力成
分に比べてそれ程大きくできす、従って先端圧力室8の
圧力を変化することによる軸推力調整範囲は狭く、同一
の両吸込キ鵞νンドモータボンブであってもポンプ仕様
点が変われば対応できなくなる問題がある。
本発明は、前記問題点を解決1“るため成されたもので
、軸推力調整範囲が拡いことは勿論、ポンプトップ型ヤ
モータトップ型または横画き型など両吸込キャンドモー
タポンプの設置姿勢に拘らず全体としての軸推力を縦断
に平衡させることができて、ベアリングの長寿命化が図
れる両吸込キヤントモータポンプを提供することを目的
とするものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の両吸込キャンドモータポンプの構成は、両吸込
ポンプとキャンドモータとを回転軸を共通にして液密に
一体に構成した両吸込キャンドモータポンプにおいて、
両吸込インペラの少なくとも片側にこの両吸込インペラ
のシュラウドとポンプケーシングとで包囲形成した圧力
室を設け、前記両吸込インペラに所望の軸推力成分を生
じさせて前記キiIンドモータボンブ全体としての軸推
力を平衡させるための、前記圧力室の圧力を調整する任
力調整手段を設けてなるものである。
また請求項2記載の発明は、両吸込インペラのシュラウ
ドとポンプケーシングとで包囲する圧力室を形成するた
めのシール部として前記シュラウドと前記ポンプケーシ
ング間に設けた吐出側オリフィス部および吸込側オリフ
ィス部を、圧力室の圧力を調整する圧力調整手段として
兼用したことを特徴とするものである。
また請求項3記載の発明は、圧力室の圧力を調整する圧
力調整手段として、少なくとも1つの圧力室をポンプ吸
込側とポンプ吐出側とのいずれかに小孔状オリフィスを
介して連通したことを特徴とするものである。
また請求項4記載の発明は、圧力室の圧力を調整する圧
力調整手段として、少なくとも1つの圧力室をポンプ吸
込側とポンプ吐出側とのいずれかに弁を介して連通した
ことを特徴とするものである。
(作用) 本発明の両吸込キトンドモータボンブは、両吸込インペ
ラの少なくともr1側にこの両吸込インペラのシュラウ
ドとポンプケーシングとで包囲形成した圧力室を設け、
この圧力室の圧力を調整して両吸込インペラに軸推力成
分を生じさせてなるため、軸推力調整範囲が拡く、かつ
両吸込インペラの両シュラウドに加わる圧力関係を逆に
設定することにより両吸込インペラに生じる軸推力成分
を前後いずれの方向にも作用させることができるので、
回転部の1吊による軸推力成分とキャンドモータ循環流
に起因する軸推力成分との和が前後いずれの方向に作用
しても両吸込キャンドモータポンプ全体としての軸推力
を十分平衡させることができる。
(実施例) 次に、本発明の実施例の構成を図面に基づき説朗する。
第1図はキャンドモータの上方に両吸込ポンプを回転軸
を共通にして液密に一体に構成したポンプ1−ツブ型の
両吸込キセンドモータボンブにおいて、両吸込インペラ
の両シュラウドとポンプケーシング間にシール部として
の0[出側オリフィス部および吸込側オリフィス部を設
けて前記インペラの両側にその両シュラウドとポンプケ
ーシングとで包囲形成する圧力室を設け、前記吐出側オ
リフィス部および吸込側オリフィス部を前記圧力室の圧
力を調整する圧力調整手段として兼用した実施例を示す
第1図において、30はキャンドモータで、フレーム3
1に挿入回着したステータ32の内周面にステータキャ
ン33を密着挿入し、その両端縁をフレーム31の両7
ランジ部31a 、 31bに液密に旧名してステータ
32をポンプ取扱液から隔離し、内周部に回転軸34を
挿入UIAsし外周面にロータキtlン35を密着被覆
したロータ36をステータキャン33とロータキャン3
5とのキャン間隙37を介してステータ32に対向配設
し、フレーム31の前部7ランジ部31aに前部ベアリ
ングハウジング38を取着し、後部フランジ部31bに
端蓋を兼ねた後部ベアリングハウジング39をガスケッ
ト40を介して液密に取着し、前部ベアリングハウジン
グ38および後部ベアリングハウジング39にスラスト
ベアリングとラジアルベアリングとを兼ねた前部ベアリ
ング41および後部ベアリング42をそれぞれ装着し、
この両ベアリング41.42にそれぞれスラストカラ4
3.43とスリーブ44.44を介して回転@34を回
転自在に支架し、前記キャンドモータ30を構成する。
そして、45はこのキャンドモータ30の上方に配設し
た両吸込ポンプで、フレーム31の前部フランジ部31
aの前端面に外側ケーシング46の一端面を前部ベアリ
ングハウジング38のフランジ部の外周および中間段部
と嵌合してガスケット47を介して液密に取着し、この
外側ケーシング46にポンプ吐出側としてのポンプ渦室
48を形成する内側ケーシング49をリブ50を介して
一体に形成配設してこの内側ケーシング49と外側ケー
シング46とからなるポンプケーシング51を構成し、
内側ケーシング49の一部を構成するn1内側ケーシン
グ52にリブ53を介して一体に形成した外側ケーシン
グ側板54を外側ケーシング46の他端面にガスケット
55を介して液密に取着し、内側ケーシング49内に配
設した両吸込インペラ56を回転軸34に罪人固定し、
この両吸込インペラ56の両シュラウド57a 、 5
7bの内径部層状突起と内側ケーシング49間にそれぞ
れシール部としての狭い隙間の吸込側オリフィス部58
a 、 58bを形成し、両シュラウド57a 、 5
7bの外径部環状突起と内側ケーシング49間にそれぞ
れシール部としての狭い隙間の吐出側オリフィス部59
a 、 59bを形成し、この各オリフィス部58a。
58b 、 59a 、 59bを介して両吸込インペ
ラ56の両側に両シュラ1クド57a 、 57bと内
側ケーシング49とで包囲形成した前部圧力室GOaお
よび後部圧力室60bを設け、内側ケーシング49の側
壁と外側ケーシング側板54の側壁問おJ、び内側クー
シング49の側壁と外側ケーシング46の側壁問にポン
プ吸込口61に連なる前部ポンプ吸込室621および1
股部ポンプ吸込室62bをそれぞれ形成し、内側ケーシ
ング49をポンプ渦室48の最大断面積部にJjで外側
ケーシング46に連続するよう形成してポンプ吐出口6
3へ連通し、前記両吸込ポンプ45を構成する。なお、
この実施例では、前述したように前記シュラウド57a
 、 57bとボンブクーシング51聞に設けたシール
部としての吸込側オリフィス部58a 、 58bおよ
び吐出側オリフィス部59a 、 5!Jbを、前記両
吸込インペラ56に所望の軸推力成分を平衡させるため
の、前記圧力室60a 、 60bの圧力を調整でるだ
めの圧力調整手段へとしている。
また、ポンプ吐出口63とキャンドモータ後側室64と
を循環バイブロ5を介して連通し、キャンドモータ循環
流としてポンプ吐出口63のポンプ取扱液の一部が、循
環バイブロ5を経てキャンドモータ後側室64に流入し
、後部ベアリング42、後部ロータ室66、キャン間隙
37、前部ロータ室67および前部ベアリング41とキ
ャンドモータ30内を通過してこのキセンドモータ30
の冷却とベアリング41.42の潤滑を行った後、後部
ポンプ吸込室G2bへと両吸込ポンプ45へ戻って循環
するキt・ンドモータ循環経路G8aに形成し、このキ
ャンドモータ循環流を適宜流量に調整する小孔状オリフ
ィス69をポンプ吐出口63の循環バイブロ5接続部に
装着する。
なお、70はスタンドである。
このように構成した実施例の両吸込キャンドモータポン
プを運転すると、ポンプ吸込口61から吸込まれたポン
プ取扱液が両ポンプ吸込162a。
62bに分流されて両吸込インペラ56の両目工部に至
り、この両吸込インペラ56にて加圧合流されてポンプ
渦室48からポンプ吐出口63へと吐出される。
また、このポンプ吐出口G3のポンプ取扱液の一部がキ
ャンドモータ循環流としてキャンドモータ循環経路68
aを流れて循環する。
また、ポンプ渦室48のポンプ取扱液の楊り一部が前部
吐出側オリフィス部59aを通って前部圧力室60aに
流入し、この前部圧力1!6oaから前部吸込側オリフ
ィス部58aを通って前部ポンプ吸込室tli2aへと
流れて漏洩し、および後部吐出側オリフィス部59bを
通って後部圧力室60bに流入し、この後部圧力室60
bから後部吸込側オリフィス部58bを通って後部ポン
プ吸込室G2bへと流れて漏洩する。
そして、この実施例においては、キャンドモータ循環流
のキャン間隙37における圧力屓失によってiIi部ロ
ータ室66に対する前部ロータ室67の圧力が低下し、
この両ロータ室66、67の圧力差によってロータ36
を上方へ推す力〔F「〕が生じ、Jjよびキャンドモー
タ後側室64と前部ポンプ吸込室62aとの圧力差によ
って回転軸34を上方へ推寸力(Fs)が生じ、すなわ
ちキャンドモータ循環流に起因して上方への軸推力成分
(Fc= Fr+ Is)が生じ、両吸込インペラ56
およびロータ36などの回転軸34と共に回転する回転
部の重量によって下方への軸推力成分(−F!II)が
生じるので、この両軸11【力成分の和(FC−FQ)
が下方へ作用する場合は、両吸込インペラ56にその大
きさがlFc−Fglにほぼ等しい上方への軸推力成分
(Fi)を生じせさせるように、吐出側オリフィス部5
9a 、 59bおよび吸込側オリフィス部58a 、
 58bのうち少なくとも1つの流路抵抗を調整して、
後部圧力室60bに対して前部圧力室60aの圧力を低
く設定することにより、両吸込キャンドモータポンプ全
体としての軸推力を平衡することができ、またキャンド
モータ循環流に起因する上方への軸推力成分(Fc)と
回転部の重量による下方への軸推力成分(−Fa)との
和(Fc−Fg)が上方へ作用する場合は、両圧力室6
0a 、 60bの圧力関係を逆に設定することにより
、全体としての軸推力と平衡させることができる。
すなわち、各吐出側オリフィス部59a 、 59bに
ついては、切削加工などにてその隙間の径方向長さを拡
大または軸方向良さを縮少して流路v1抗を減少するこ
とにより、この流路抵抗を減少した側の圧力室60aま
たはBobの圧力が上昇し、逆にケーシングリングやイ
ンペラリングを取着するなどしてその隙間の径方向長さ
を縮少または軸方向長さを拡大して流路抵抗を増大1y
ることにより、この流路抵抗を増大した側の圧力室60
aまたは60bの圧力が下降し、各吸込側オリフィス部
58a。
58bについては、その流路抵抗を減少した側の圧力q
 60aまたは60bの圧力が下降し、その流路抵抗を
増大した側の圧力’l 60aまたは60bの圧力が上
昇するので、両吸込インペラ56に所望の@111力成
分(Fi)が生じるように前記各オリフィス部58a 
、 58b 、 59a 、 59bのうち少なくとも
1つの流路抵抗を加減して両圧力室(ioa 、 60
bの圧力差を調整することにより、全体どしての軸推力
を平衡することができる。
また、この実施例の両吸込キャンドモータポンプを横置
き型にした場合は、回転部の@量による軸推力成分は発
生せず、キャンドモータ循環流に起因する軸推力成分(
Fc)がキャンドモータ30側から両吸込ポンプ45側
へ向って作用するので、前部圧力v60aに対して後部
圧力室60bの圧力を低く設定すればよい。
また、この実施例の両吸込キャンドモータポンプを倒置
してモータトップ型にした場合は、キャンドモータ循環
流に起因する軸推力成分(−Fc)として回転部の重量
による軸推力成分(−Fg)が共に下方の両吸込ポンプ
45側へ向って作用するので、横2き型の場合と同様に
前部圧力室60aに対して後部圧力室60bの圧力を低
く設定するのは勿論であるが、全体としての@推力を十
分に平衡するには両吸込インペラ56に横置き型やポン
プトップ型に比べてかなり大きい軸推力成分(Fi)を
生じさせなければならない。
この軸推力成分(Fi)については、本発明の両吸込キ
ャンドモータポンプによれば、前記第7図および第8図
に示す従来の両吸込キ1νンドモータボンブに採用した
先端圧力室8による軸推力平衡手段に比べて、軸推力を
調整するための圧力変化範囲を同等以上に設定できる上
に、この圧力変化を受けるのが回転@34の端面の慨し
て10倍以上の面積を有するシュラウド57aまたは5
7bであるので、両吸込インペラ56に生じる軸推力成
分(Fi)は十分大きく設定でき、さらにこの実施例の
ように両吸込インペラ56の両側に圧力室60a。
60bを設けた場合は、例えば前部吐出側オリフィス部
59aの流路抵抗を減少して前部圧力室60aの圧力を
上昇させるとともに後部吸込側オリフィス部58bの流
路抵抗を減少して後部圧力室GObの圧力を下降させる
など、両圧力室60a 、 60bの圧りを互に逆方向
に変化させることにより、両吸込インペラ56に生じる
軸推力成分〔「i〕の大きさが倍増するので、両吸込キ
ャンド″し一タボンブの殆んど全ての仕様に対して全体
としての軸推力を十分平衡させることができ、軸推力調
整範囲は極めて拡いものである。
次に第2図は、前記第1図に示す両吸込キャンドモータ
ポンプにおいて、キャンドモータ循環流の流れ方向を逆
にした実膿例を示し、キトンドモータ循環流としてポン
プ渦室48のポンプ取扱液の一部が、一端がポンプ渦室
48に開口して他端が外側ケーシング46のキャンドモ
ータ30側の側面に間口する通孔71と、外側ケーシン
グ46と前記ベアリングハウジング38間の空間72と
、前記ベアリングハウジング38のフランジ部を軸方向
に貫通する通孔73と、前記ベアリングハウジング38
の円筒部とステータキャン33との隙間74とを介して
、前部ロータ室67へ流入し、その一部が前部ロータ室
67から前部ベアリング41を通って後部ポンプ吸込室
62bへと戻って循環し、残りが前部ロータ室67から
キャン間隙37、後部ロータ室66、後部ベアリング4
2、キャンドモータ後側室64および循環バイブロ5を
通ってポンプ吸込口61へと戻って循環して、キャンド
モータ30の冷却とベアリング41.42の潤滑を行う
キャンドモータ循環経路68bを形成する。
この実施例においては、前部ロータ室67に対する後部
ロータ室66の圧力が低下してキャンドモータ循環流に
起因する軸推力成分(−Fc)が回転部のIIによる軸
推力成分(−FU)と同様に下方へ作用するが、前記説
明のように両吸込インペラ56にかなり大きい上方への
軸1ft力成9〔[i〕を生じさせることができるので
、全体としての軸推力を十分平衡させることができ、前
記第8図に示す従来の両吸込キャンドモータポンプを倒
置してポンプトップ型にした場合のJ:うに後部ベアリ
ング42が過大な軸推力を受けることはない。
また、この実施例の両吸込キャンドモータポンプを横置
きにした場合は、キャンドモータfirM流に起因する
軸推力成分〔[C〕が両吸込ポンプ45側からキャンド
モータ30側へ向って作用するので、後部圧力室60b
に対して前部圧力室60aの圧力を低く設定すればよく
、1愕置してモータトップ型にした場合は、キャンドモ
ータ循環流に起因する上方への軸推力成分(Fc)と回
転部の千Mによる下方への軸推力成分〔−「す〕との和
(FC−FQ)が上方へ作用すれば後部圧力室60bに
対する前部圧力室60aの圧力を低く設定し、下方へ作
用すれば、この逆に設定すればよい。
次に第3図は、前記第1図に示す両吸込キトンドモータ
ボンブにおいて、両圧力?160a 、 60bの圧力
差の調整を容易にした実施例を示し、外側ケーシング側
板54に代え、リブ75を介して回内側ケーシング52
と一体に形成した仕切体76を外側ケーシング4Gに嵌
合取着し、この仕切体76を覆う蓋体17をガスケット
18を介して外側ケーシング4Gの他端面に液密に取着
して前記蓋体77と仕切体76とで囲む空間を先端圧力
v79として形成し、仕切体76に装着した先端ベアリ
ング80にてス、リーブ81を介して回転軸34の先端
部を回転自在に支架し、前記一体に形成した回内側ケー
シング52とリブ75および仕切体76に前部圧力室6
0aと先端圧力室79とを連通する通孔82を設け、こ
の通孔82の先端圧力室79側に前記圧力室60a 、
 GObの圧力を調整する圧力y4整手段八としての小
孔状オリフィス83を着脱自在に取着する。
この実施例においては、ポンプ渦室48から前部吐出側
オリフィス部59aを通って前部圧力室60aに流入し
たポンプ取扱液は、その一部が前部吸込側オリフィス部
58aを通って前部ポンプ吸込室62aへと流れて漏洩
し、残りは通孔82とオリフィス83を通って先端圧力
室79に流入し、先端ベアリング80を通って前部ポン
プ吸込室62aへと流れて漏洩するので、前記小孔状オ
リフィス83を流路抵抗の異なるものに取り換えること
により、前部圧力室60aと先端圧力室79の圧力を変
化させて軸推力を調整することができる。
例えば、前記小孔状オリフィス83の流、路抵抗を減少
すると、前部圧力室60aの圧力が下降しで両吸込イン
ペラ56上に作用する」二方への軸推力成分が増加し、
他方、先端圧力室19の圧力が上背して先端圧力室79
とキャンドモータ後側室64との圧力差により回転軸3
4に作用する下方への軸推力成分が増加するが、回転軸
34に比べて両吸込インペラ56の受圧面積がかなり拡
いため、その和としては上方への軸推力成分が増加する
従って、この実施例によれば、構成が若干複雑になるも
のの、前記各実施例のJ:うに軸推力を調整するのに両
吸込インペラ56を取りはずし、例えばこのインペラ5
6の内径部屋状突起または外径部環状突起を切削加工し
て少なくとも1つのAリフイス部58a 、 58b 
、 59a 、 59b (7)流路抵抗を加減するな
ど、多くの時間と労力を要することなく、蓋体77を取
りはずして小孔状オリフィス83を流路抵抗の異なるも
のに取り換えるだけの容易な作業ですむ。
また同様に、前記第1図に示す実施例において、同図に
点線にて示すように、一体に形成したり1内側ケーシン
グ52とリブ53および外側ウーシング側板54に前部
圧力室608に一端が間口づる通孔84を設り、この通
孔84の他端とポンプ吸込口61問に接続した連通バイ
ブ85および通孔84の他端部とポンプ吸込口61部と
の少なくとも一方に着脱自在に取着した前記圧力調整手
段Aとしての小孔状オフリフイス86.87を介して前
部圧力室60aとポンプ吸込口61とを連通ずれば、連
通バイブ85を取りはずして小孔状オリフィス86また
は81を取り換えるだけで前部圧力室60aの圧力を変
化させて軸推力を調整することができ、前記第3図に示
す実施例よりも軸推力調整作業が一段と容易である。
さらに、前記圧力調整手段Aとして小礼状オリフィス8
6.87に代えて、またはこの小孔状オリフィス86.
87に加えて、第4図に示すように連通バイブ85の途
中に弁88を設ければ、前記小孔状オリフィス83や8
6.87によって軸推力を調整する場合のように、予め
流路抵抗の異なる数種の小孔状のオリフィス83や86
.87を用意しておき、別途手段にて全体としての軸推
力を測定した後、この全体としての軸推力が平衡される
まで外側ケーシング側板54や蓋体11およσ連通バイ
ブ85をll12者して小孔状オリフィス83や86.
87を交換するという煩雑な作業が不要となり、弁88
の開度を調整するだけの極めて容易な作業ですみ、加え
てポンプ全流量域において軸推力が平衡できる。
すなわち、両吸込インペラ56のシュラウド57a 、
 57bと内側ケーシング49間に設けた各オリフィス
部58a 、 58b 、 59a 、 59bまたは
前記小孔状オリフィス83や86.87の流路抵抗を加
減することによって圧力室60a 、 60bの圧力差
を変化して軸推力を調整する場合は、特定のポンプ仕様
点において軸推力が平衡されてもポンプ仕様点が異なれ
ば圧力室80a 、 60bの圧力差が変わって軸推力
が不平衡となり、前部ベアリング41または後部ベアリ
ング42へ過大な軸方向荷重が竹田するので、ポンプ吐
出流囚を種々に変化させて使用する用途に対してはベア
リング41.42の〒l1nlF1粍を避は得ないが、
前記弁88による場合は、各ポンプ吐出流出に対して軸
推力が平衡できる弁88の開度を予め求めておき、ポン
プ吐出流出の変化に応じて弁88の開度を手動または自
動制御にて調整することにより、ポンプ全流量域におい
て全体としてのINl推力を平衡させるこができ、ベア
リング41.42の寿命が大幅に延長できる。
なお、この第4図に示す実施例においては、弁88を介
して連通バイブ85および通孔84にてrfj部圧力室
60aとポンプ吸込口61とを連通したが、同図に点線
にて示すように弁89を介して連通バイブ90および通
孔91にて後部圧力室60bとポンプ吐出口63とを連
通して両吸込インペラ56に上方への軸推力成分〔「;
〕を作用させてもよく、さらに両方を共に採用すれば軸
推力調整範囲が倍増できる。
ところで、前記吐出側オリフィス部59a。
59bについては、前記各実施例のように両吸込インペ
ラ56のシュラウド57a 、 57bに外径部環状突
起を設けずに、第5図に示すようにシュラウド57a 
、 57bの外周縁と内側ケーシング49との間に狭い
隙間を設けて形成することもでき、また圧力室(30a
 、 60bの圧力を調整する圧力調整手段Δとしての
小孔状オリフィスも萌記各実施例のほか、第5薗に示す
ように、内側ケーシング49に後部圧力室60bと後部
ポンプ吸込室62bとを連通する細孔を穿設して、また
は図示しないがa1内側ケーシング52の側壁に前部圧
力室60aと前部ポンプ吸込室62aとを連通ずる細孔
を穿設して小孔状オリフィス92としてもよく、さらに
第5図に示すように、前部圧力室60aとポンプ吐出口
63とを微少吐出量の加圧ポンプ93を介して連通して
前部圧力室60aの圧力をポンプ吐出口63の圧力以上
に上置させることにより、両吸込インペラ5Gに上方へ
の強大な軸推力成分〔[i〕を作用させることができる
以上の各実施例においては、両吸込インペラ56の両シ
ュラウド57a 、 57bと内側ケーシング49間に
吐出側オリフィス部59a 、 59bおよび吐出側オ
リフィス部58a 、 58bを設けることによって両
吸込インペラ56の両側の圧力室60a 、 60bを
形成したが、第6図に示すように、片方のシュラウドS
7bと内側ケーシング49間に吐出側オリフィス部59
bを設けないでこの片方のシュラウド57bに加わる圧
力をポンプ渦室48とほぼ同圧力にし、または図示しな
いが片方のシュラウド57aまたは57bと内側ケーシ
ング49間に吸込側オリフィス部58aまたは58bを
設けないでこの片方のシュラウド57aまたは57bに
作用する圧力をポンプ吸込室62aまたは62bとほぼ
同圧力にし、他方のシュラウド57bまたは57a側に
設けた圧力室60bまたは60aの圧力を前記各実施例
に示す圧力調整手段Aにて変化させても同様に全体の軸
I11力を平衡することができる。
また、圧力室60a 、 60bの圧力を変化させる圧
力調整手段Aとして、吐出側オリフィス部59a。
59bまたは吸込側オリフィス部58a 、 58bの
流路抵抗を加減するのではなく、前記各小孔状Aリフイ
ス83.86.87.92や弁88.89を用いる場合
は両吸込インペラ56のシュラウド57a 、 57b
と内側ケーシング49とで包囲する圧力室60a 、 
Bobを形成するための両吸込インペラ56の外径部シ
ール手段および内径部シール手段として、吐出側Aリフ
イス部59a 、 59bおよび吸込側オリフィス部5
8a。
58bに代えて、流路抵抗を加減するのは困難であるが
両吸込ポンプ45の漏れ1(1失を低減してポンプ体積
効率を向上させるラビリンスやりブシールが採用できる
また、キャンドモータ循環流は、前記各実施例に示すよ
うにポンプ川出側のポンプ取扱液の一部をキャンドモー
タ30内を通過させてポンプ吸込側へと戻して循環させ
る自己循環方式のほか、第6図に示すように、ポンプ取
扱液またはその母液などポンプ取扱液に混入しても支障
のない液をキャンドモータ30に一体に設けた補助イン
ペラ94によりキャンドモータ30と熱交換器95間に
循環させる独立循環方式、あるいは図示しないが、ポン
プ吐出側のポンプ取扱液の一部をキャンドモータ30内
を通過させた後、吸込タンクへ戻して循環させるリバー
スサーキュレーション方式によるものでもよい。
〔発明の効果〕
本発明の両吸込キャンドモータポンプは、両吸込インペ
ラの少なくとも片側にこのインペラのシュラウドとポン
プケーシングとで包囲形成した圧力室を設け、この圧力
室の圧力を調整して両吸込インペラに軸推力成分を生じ
させてなるため、軸1((力調整範囲が拡く、かつ両吸
込インペラの両シュラウドに加わる圧力関係を逆に設定
することにより両吸込インペラに生じる軸推力成分を前
後いずれの方向にも作用させることができるので、回転
部の重量による軸推力成分とキャンドモータ循環流に起
因する軸推力成分との和が前後いずれの方向に作用して
も両吸込キャンドモータポンプ全体としての軸推力を十
分平衡させることができ、両吸込キャンドモータポンプ
をポンプトップ型またはモータトップ型あるいは横置き
型のいずれの姿勢に設置してもベアリングの負荷が大幅
に軽減でき、その長寿命化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の両吸込キャンドモータポンプの一実施
例を示す縦断面図、第2図は本発明の他の実施例を示す
縦断面図、第3図a3よび第4図はそれぞれ本発明のさ
らに他の実施例を示す一部縦断面図、第5図および第6
図はそれぞれ本発明の別の実施例を示す縦断面図、第7
図および第8図はそれぞれ従来の両吸込キセンド1−タ
ボンブの縦断面図である。 30Φφキヤンドモータ、34壷回転軸、45・・両吸
込ポンプ、51・・ポンプケーシング、56・・両吸込
インペラ、57a 、 57b ・・シュラウド、58
a ・・前部吸込側オリフィス部、58b ・・後部吸
込側オリフィス部、50a ・・前部吐出側オリフィス
部、59b ・・後部吐出側オリフィス部、60a・・
ttJ部圧力室、60b ・・後部圧力室、83.8G
。 87、92・・小孔状オリフィス、88.89・・弁、
A・圧力調整手段。 昭和63年10月4日 発 明 者 玉 山 光 弘 同 松 岡 達 昭

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)両吸込ポンプとキャンドモータとを回転軸を共通
    にして液密に一体に構成した両吸込キャンドモータポン
    プにおいて、 両吸込インペラの少なくとも片側にこの両吸込インペラ
    のシュラウドとポンプケーシングとで包囲形成した圧力
    室を設け、前記両吸込インペラに所望の軸推力成分を生
    じさせて前記キャンドモータポンプ全体としての軸推力
    を平衡させるための、前記圧力室の圧力を調整する圧力
    調整手段を設けたことを特徴とする両吸込キャンドモー
    タポンプ。
  2. (2)両吸込インペラのシュラウドとポンプケーシング
    とで包囲する圧力室を形成するためのシール部として前
    記シュラウドと前記ポンプケーシング間に設けた吐出側
    オリフィス部および吸込側オリフィス部を、圧力室の圧
    力を調整する圧力調整手段として兼用したことを特徴と
    する請求項1記載の両吸込キャンドモータポンプ。
  3. (3)圧力室の圧力を調整する圧力調整手段として、少
    なくとも1つの圧力室をポンプ吸込側とポンプ吐出側と
    のいずれかに小孔状オリフィスを介して連通したことを
    特徴とする請求項1または2記載の両吸込キャンドモー
    タポンプ。
  4. (4)圧力室の圧力を調整する圧力調整手段として、少
    なくとも1つの圧力室をポンプ吸込側とポンプ吐出側と
    のいずれかに弁を介して連通したことを特徴とする請求
    項1または2記載の両吸込キャンドモータポンプ。
JP63250672A 1988-10-04 1988-10-04 両吸込キャンドモータポンプ Expired - Lifetime JP2637187B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63250672A JP2637187B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 両吸込キャンドモータポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63250672A JP2637187B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 両吸込キャンドモータポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0299798A true JPH0299798A (ja) 1990-04-11
JP2637187B2 JP2637187B2 (ja) 1997-08-06

Family

ID=17211331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63250672A Expired - Lifetime JP2637187B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 両吸込キャンドモータポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2637187B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001114705A (ja) * 1999-10-12 2001-04-24 Nippon Shokubai Co Ltd 易重合性化合物の移送方法
JP2014194214A (ja) * 2013-02-27 2014-10-09 Kubota Corp ポンプ

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4938647A (ja) * 1972-08-11 1974-04-10
JPS4938641A (ja) * 1972-08-10 1974-04-10
JPS51101202A (ja) * 1975-03-04 1976-09-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Oobahangugatahonpu
JPS61144293U (ja) * 1985-02-27 1986-09-05
JPS6260996A (ja) * 1985-09-11 1987-03-17 Hitachi Ltd キヤンドモ−タポンプ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4938641A (ja) * 1972-08-10 1974-04-10
JPS4938647A (ja) * 1972-08-11 1974-04-10
JPS51101202A (ja) * 1975-03-04 1976-09-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Oobahangugatahonpu
JPS61144293U (ja) * 1985-02-27 1986-09-05
JPS6260996A (ja) * 1985-09-11 1987-03-17 Hitachi Ltd キヤンドモ−タポンプ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001114705A (ja) * 1999-10-12 2001-04-24 Nippon Shokubai Co Ltd 易重合性化合物の移送方法
JP2014194214A (ja) * 2013-02-27 2014-10-09 Kubota Corp ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2637187B2 (ja) 1997-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4134541B2 (ja) 流体軸受
US4465437A (en) Pump comprising a canned motor
EP2411156B1 (en) Centrifugal impeller with controlled force balance
US6884043B2 (en) Fluid circulation path for motor pump
US5591016A (en) Multistage canned motor pump having a thrust balancing disk
EP1298335B1 (en) Hydraulic bearing
US3413925A (en) Centrifugal pump having thrust balancing means
US3677659A (en) Multi-stage pump and components therefor
US3370897A (en) Thrust bearing
US5716201A (en) Variable displacement vane pump with vane tip relief
JPS626119B2 (ja)
JPH0299798A (ja) 両吸込キャンドモータポンプ
JPH01294994A (ja) 圧縮機スラスト釣合わせ装置
US3250221A (en) Turbo monobloc pump with hydrostatic-hydrodynamic thrust bearing
EP0719941A1 (en) Double-suction pump
EP3896288A1 (en) Centrifugal pump for conveying a fluid
US5005990A (en) Pump bearing system
US5324179A (en) Motor pump with a treating liquid circulation system
JP2501074B2 (ja) キャンドモ―タポンプ
JP3363085B2 (ja) キャンドモータポンプ
JPH0615873B2 (ja) 軸流ポンプの軸推力軽減装置
US3692373A (en) Slipper bearing lubrication and seal
US6769882B2 (en) Pressure compensation for localized bearing heating in pumps driven by motors with fluid filled rotors
US5863133A (en) Vertical bearing assembly lubrication
JPH0791395A (ja) ポンプの羽根車支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 12