JP4161088B2 - 搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送装置に関し、特に、無端状の搬送ベルト上に設けたホルダの各クランプにより円筒又は円柱状の搬送物をクランプして搬送し、取出し部材により取出す動作を電気的制御を伴うことなく、機械的に行うための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の搬送方法としては、無端ベルト上に長手円柱状の搬送物を載せ、人手によって保持しつつ搬送していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の搬送方法は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。すなわち、人手によって搬送物を保持するため、重量物であるが故に極めて危険であり、搬送作業を自動化することが困難であった。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、無端状の搬送ベルト上に設けたホルダの各クランプにより円筒又は円柱状の搬送物をクランプして搬送し、取出し部材により取出す動作を電気的制御を伴うことなく、機械的に行うようにした搬送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による搬送装置は、無端状に回転移動する搬送ベルト上に設けられたホルダにより円柱状又は円筒状をなす搬送物を搬送するようにした搬送装置において、半円筒状の前記ホルダの両端に回動自在に設けられたクランプと、前記両端に回動自在に設けられその両端部に第1、第2ピンを有するピン保持体と、前記クランプを開方向に付勢するための第1ばねと、前記ピン保持体を一方向に付勢するための第2ばねと、前記クランプの側部に形成され前記第1ピンと係合する凹部と、前記クランプの内端に形成され前記搬送物と係合する突起部とを備え、前記各クランプが開状態下で前記ホルダ内に前記搬送物が挿入されると、前記各突起部が搬送物と係合して各クランプを閉状態とすると共に、前記各凹部に前記第1ピンが係合し各クランプが閉状態となって前記搬送物をクランプする構成であり、また、前記搬送ベルトは、多数の駆動セクタが連結された構成よりなり、前記ホルダは前記各駆動セクタのうちの複数個に跨がって設けられている構成であり、さらに、前記搬送ベルトの外側位置には、一対の開閉自在なアームよりなる取出し部材が設けられ、前記各アームに設けられた当接部材を有すると共に、前記各アームが開状態で前記搬送物の外周に位置した後に閉状態となると、前記各アームの当接部材が前記第2ピンに当接して前記第1ピンと凹部との係合が解除され、前記各クランプが開状態となる構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による搬送装置の好適な実施の形態について説明する。
図1において符号1で示されるものはほぼ楕円状に無端で形成された搬送ベルトであり、この搬送ベルト1は、全体形状が長手形をなし内側にテーパ部1aを有すると共に連結部2を介して互いに作動自在に連結された多数の駆動セクタ3から構成され、矢印Aに沿って双方向に移動可能に構成されている。
【0007】
前記搬送ベルト1上には、複数の駆動セクタ3を跨る状態で半円筒状のホルダ4が設けられており、このホルダ4は一対の軸支部5,6を介して各駆動セクタ3に作動自在に接続されている。
【0008】
前記ホルダ4は、前記搬送ベルト1上に所定の間隔で複数個設けられていると共に、図2から図7で示されるように構成されている。すなわち、図2に示されるように(図2は一方側のみ開示し、他方側は図示を省略している)、このホルダ4の両端4a,4bには弧状をなすクランプ10が第1軸支部11を介して実線及び二点鎖線で示される位置に矢印Bに沿って回動可能に設けられている。
【0009】
前記各クランプ10の内端10aには突起部12が形成されていると共に、この突起部12の近傍位置の外側には凹部13が形成されている。前記クランプ10の外端10b側には、第1係止部14を介して第1ばね15が接続され、この第1ばね15はホルダ4の両端4a,4bの外側に設けられた第2係止部16に接続されていることにより、前記各クランプ10は常時実線で示される位置の開状態を維持するように構成されている。
【0010】
前記ホルダ4の内端4a,4b側の外側位置には、外側突部4Aが形成されており、この外側突部4Aには第2軸支部17を介して長手形状のピン保持体18が回動自在に設けられており、このピン保持体18の一端には第1ピン19が設けられていると共に、その他端には第2ピン20が図5で示されるように上方へ向けて突出して設けられている。前記第2ピン20には、前記ホルダ4の外側にボルト21で固定された板状の第2ばね22が内側から外側へ向けてすなわち実線から二点鎖線で示される位置にピン保持体18を常時回動する方向に矢印Cに沿って付勢するように構成されている。
【0011】
図2において符号30で示されるものは、ハッチングで示されるように長手形状の円筒形又は円柱体からなる搬送物であり、この搬送物30は前記ホルダ4により直立状態で保持されつつ前記搬送ベルト1上を所定位置から所定位置まで搬送されるように構成されている。
【0012】
次に、図8で示される構成は、ホルダ4によりクランプされ搬送ベルト1によって搬送された搬送物30を受け取るために、搬送ベルト1の外側位置に設けられ一対のアーム40,41からなる取出し部材42が設けられている。前記各アーム40,41は図示しない保持台に設けられた各軸支部43,44によって開閉自在に構成されている。
【0013】
前記取出し部材42は、図示しない保持台が矢印D方向に移動するように構成され、各アーム40,41は図示しないカム等によってこの矢印Dの移動に応じて開閉するように構成されている。前記各アーム40,41の先端側には図9で示されるように、下方に垂下(搬送物30の長手方向に沿って延設される)された板ばね(板ばねに限らず棒等も可)等よりなる当接部材45が設けられ、この当接部材45は前記ピン保持体18の第2ピン20に当接するように構成されている。
【0014】
次に、動作について述べる。まず、搬送ベルト1上のホルダ4の各クランプ10を図2で示されるように開状態として搬送物30をホルダ4内に挿入すると、この搬送物30の外周とクランプ10の突起部12が当接するため、各クランプ10が実線から二点鎖線で示される位置に回動すると、図6で示されるように凹部13内に第1ピン19が係合し、各クランプ10によって搬送物30が完全にクランプされ、搬送ベルト1によって所定位置に搬送される。
【0015】
所定位置に搬送された搬送物30は、図8で示されるように、取出し部材42の各アーム40,41が開状態で前進し、各アーム40,41の先端が各クランプ10の上方に位置(図9で示す)すると共に、各アーム40,41が閉状態となる時に、前記各当接部材45が各第2ピン20と当接するため、ピン保持体18が二点鎖線から実線の位置へ回動すると同時に凹部13と第1ピン19との係合が解除される。同時に各クランプ10による搬送物に対するクランプが解除されて各アーム40,41による搬送物30のチャッキングが行われ、この各アーム40,41による取出し部材42によって搬送物30は他の所定位置に移動される。なお、前記ホルダ4の各クランプ10は開状態であるため、次の搬送物30のクランプを行うことができ、この動作が反復される。
【0016】
【発明の効果】
本発明による搬送装置は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、無端状の搬送ベルト上に設けられた各ホルダのクランプによって搬送物を直立させて搬送することができ、さらに、何らの電気的制御手段を用いることなくクランプ及びアンクランプを達成することができる。また、一対のアームからなる取出し部材により、各クランプを解除させて搬送物のチャッキングを行い、他の指定位置に移動させることまで、自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による搬送装置を示す平面図である。
【図2】図1のホルダを示す平面図である。
【図3】図2のクランプを示す平面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】図2の要部の右側面図である。
【図6】図1のクランプ状態を示す平面図である。
【図7】図6の搬送物クランプ状態の右側面図図である。
【図8】図6のクランプ状態の搬送物を取出し部材でチャッキングする状態を示す平面図である。
【図9】図8の右側面図である。
【符号の説明】
1 搬送ベルト
3 駆動セクタ
4 ホルダ
10 クランプ
10a,10b 両端部(内端、外端)
12 突起部
13 凹部
15 第1ばね
18 ピン保持体
19 第1ピン
20 第2ピン
22 第2ばね
30 搬送物
40,41 アーム
42 取出し部材
45 当接部材
Claims (3)
- 無端状に回転移動する搬送ベルト(1)上に設けられたホルダ(4)により円柱状又は円筒状をなす搬送物(30)を搬送するようにした搬送装置において、半円筒状の前記ホルダ(4)の両端に回動自在に設けられたクランプ(10)と、前記両端に回動自在に設けられその両端部(10a,10b)に第1、第2ピン(19,20)を有するピン保持体(18)と、前記クランプ(10)を開方向に付勢するための第1ばね(15)と、前記ピン保持体(18)を一方向に付勢するための第2ばね(22)と、前記クランプ(10)の側部に形成され前記第1ピン(19)と係合する凹部(13)と、前記クランプ(10)の内端に形成され前記搬送物(30)と係合する突起部(12)とを備え、前記各クランプ(10)が開状態下で前記ホルダ(4)内に前記搬送物(30)が挿入されると、前記各突起部(12)が搬送物(30)と係合して各クランプ(10)を閉状態とすると共に、前記各凹部(13)に前記第1ピン(19)が係合し各クランプ(10)が閉状態となって前記搬送物(30)をクランプする構成としたことを特徴とする搬送装置。
- 前記搬送ベルト(1)は、多数の駆動セクタ(3)が連結された構成よりなり、前記ホルダ(4)は前記各駆動セクタ(3)のうちの複数個に跨がって設けられていることを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
- 前記搬送ベルト(1)の外側位置には、一対の開閉自在なアーム(40,41)よりなる取出し部材(42)が設けられ、前記各アーム(40,41)に設けられた当接部材(45)を有すると共に、前記各アーム(40,41)が開状態で前記搬送物(30)の外周に位置した後に閉状態となると、前記各アーム(40,41)の当接部材(45)が前記第2ピン(20)に当接して前記第1ピン(19)と凹部(13)との係合が解除され、前記各クランプ(10)が開状態となる構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の搬送装置。
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-
1998
- 1998-12-08 JP JP34886398A patent/JP4161088B2/ja not_active Expired - Fee Related
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