JP4160736B2 - チェックサム調整方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に記憶されたデータを検査プログラムによって検査するチェックサム調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ROM(Read only memory)には、データの書き換え可能な記憶デバイスであるFLASHをはじめ、さまざまな種類のものが開発・利用されている。
そして、ハードウェアシステムに搭載されたROMに記憶されているプログラムやデータは、作成日付、バージョン、チェックサム等の情報によって検査・管理されている。
【0003】
たとえば、ROMの記憶するデータについて、記憶エラーの有無を検査する場合は、検査プログラムが用いられる。
この検査プログラムは、そのROMの記憶データを順次読み出して加算した総和であるチェックサムを用いて検査を行う。
【0004】
また、ROMを有するハードウェアシステムにおいては、ROMを管理するプログラムが記憶されているが、この管理プログラムにも、データ管理用のチェックサムが記憶されている。
そして、たとえば、ROMの記憶データがマイクロコンピュータの制御プログラムデータ等である場合は、仕様の変更などにもとづき、制御プログラムデータの書き換えや修正が行われることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のROMを搭載したハードウェアシステムにおいて、このROMの管理を、ROMの全体又は一部のエリアのチェックサムにより行う場合に、一部のエリア又はデータが書き換えられたときは、チェックサムも変わってしまうため、チェックサムについても変更を要するなど、ROMの管理が複雑になっていた。
さらに、このROM内のプログラム等について書き換えが行われた場合は、制御プログラムデータのチェックサムも変わってしまう。したがって、管理用チェックサムについても変更する必要があった。
【0006】
また、直接ROM自身を書き換える手段と、書き換えの履歴をROM内に格納する手段とをもつROMの場合、通常の手段(ROMライター等)で作成したROMと、旧バージョンのROMに新しいバージョンのROM内容に書き換えたROMとでは、書き換えたときに発生する履歴情報が追加されることによって、ROM全体のチェックサムが異なっていた。
このため、同じ内容のROMであっても、ROM全体のチェックサムが異なってしまい管理不能に陥っていた。
【0007】
本発明は、かかる問題点にかんがみなされたものであり、ROMの管理対象となる部分のチェックサム計算エリア内のチェックサムを変更することなく、ROM内のデータやプログラムの書き換えや修正を行うことができるとともに、ROMの書き換え手段が多数であっても、同じ管理対象のROMとして管理することを可能とするチェックサム調整方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明の請求項1記載のチェックサム調整方法は、ハードウェアシステムのデータ格納デバイスに格納されたデータを外部入力手段により更新したときに、データのチェックサムを調整するチェックサム調整方法であって、データ格納デバイス上に、更新後のデータが書き込まれる更新データエリアを設け、データを更新したときに、この更新後のデータにもとづき更新後チェックサムを求めるとともに、更新データエリアの更新データのチェックサム変更分をチェックサム調整値として算出し、更新データエリアに、チェックサム調整値を書き込むチェックサム調整エリアを設け、データが更新されるたびに、チェックサムとして取り得る値の最小値と最大値との差分にもとづき、チェックサム調整エリアの領域サイズを決定する方法としてある。
【0009】
また、請求項2記載のチェックサム調整方法は、ハードウェアシステムのデータ格納デバイスに格納されたデータを外部入力手段により更新したときに、データのチェックサムを調整するチェックサム調整方法であって、データ格納デバイス上に、更新後のデータを書き込む更新データエリアを設け、予め、更新前のチェックサムとは異なるチェックサムを更新データエリアに与えておき、データを更新したときに、この更新後のデータにもとづき更新後チェックサムが予め与えたチェックサムに一致するように、チェックサム調整値を算出し、更新データエリアに、チェックサム調整値を書き込むチェックサム調整エリアを設け、データが更新されるたびに、チェックサムとして取り得る値の最小値と最大値との差分にもとづき、チェックサム調整エリアの領域サイズを決定する方法としてある。
【0010】
チェックサム調整方法をこれらのような方法とすると、更新エリアを含む対象デバイス上にチェックサム調整エリアを設けられることから、更新データエリアに更新要求があるたびにチェックサム調整エリアに調整値を書き込むことにより、チェックサムを予め設定した一定値に保つことができる。
【0011】
また、チェックサム調整方法をこのような方法とすると、チェックサムが予め与えられるため、チェックサム調整値を、その予め与えられたチェックサムに一致させることができる。これによって、チェックサム調整値をシステム管理者により調整できる。
【0012】
なお、本発明において、更新前のチェックサムと異なるチェックサムは、更新データエリアに与えておくこととしているが、更新データエリアに限るものではなく、他のエリア(たとえば、チェックサム調整管理エリアなど)に与えておくこともできる。
【0013】
また、更新エリアの更新時チェックサム最小値と最大値の差分にもとづき、予めチェックサム調整エリアの領域サイズが決定されるため、更新後のチェックサム調整値を書き込むことができる。したがって、書き込んだチェックサム調整値にもとづき、予め設定したチェックサムの一定値に保つことができる。
【0014】
また、請求項3記載のチェックサム調整方法は、ハードウェアシステムの有するデバイスのうち、データ格納デバイス以外のデバイスに、チェックサム調整エリアを設け、このチェックサム調整エリアにチェックサム調整値を与えた方法としてある。
【0015】
チェックサム調整方法をこのような方法とすれば、更新データエリア内にチェックサム調整エリアを設けた場合と同様の効果、すなわち、予め設定されたチェックサムを変更することなく、ROM内のデータやプログラムの書き換えを可能とする。
さらに、更新データエリアの有するメモリデバイスにチェックサム調整エリアを設ける容量が不足している場合であっても、他のデバイスを用いることで、データ等の書き換えが可能となる。
【0016】
また、請求項4記載のチェックサム調整方法は、データ格納デバイス以外のデバイス及び/又は更新データ書込エリアに設けられたチェックサム調整エリアのサイズにもとづき、チェックサムを一定値に保つことが計算上不可能であるか否かを判別し、この判別の結果、計算上不可能とされたときに、表示装置においてエラーである旨を表示する方法としてある。
【0017】
チェックサム調整方法をこのような方法とすれば、ハードウェアシステムのシステム管理者は、チェックサム調整エリアのサイズが小さいために、チェックサムを一定値に保つことの計算が不可能となっていることを知ることができる。
このため、このエラーへの対応をスムースに行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明のチェックサム調整方法及びこのチェックサム調整方法が実行されるメモリデバイスの実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
図1及び図2は、それぞれ本実施形態のメモリデバイス(ROM)及びメモリデバイス(管理用ROM)におけるエリア構成を示す構成図である。
なお、本発明において、データ格納デバイスには、メモリデバイス(ROM)及びメモリデバイス(管理用ROM)が含まれるものとする。
【0019】
図1に示すように、メモリデバイス10(ROM)には、プログラムバージョン11と、更新データエリア12と、チェックサム調整管理エリア13とが設けられる。
また、図2に示すように、メモリデバイス20(管理用ROM)には、プログラムバージョン21と、更新データエリア22と、チェックサム調整管理エリア23とが設けられる。
【0020】
ここで、プログラムバージョン11及び21は、プログラムやデータ等が書き込まれる領域である。
更新データエリア12及び22は、更新しようとするデータ(更新データ)やプログラムが書き込まれる領域である。
【0021】
また、更新データエリア12には、図3に示すように、チェックサム調整エリア12−1が設けられる。
チェックサム調整エリア12−1は、チェックサム調整値が書き込まれる領域である。
【0022】
チェックサム調整値とは、データ更新前に予め設定されチェックサム調整管理エリア13及び23に書き込まれたチェックサムを一定値とするために、更新後のデータのチェックサムを調整する値である。
なお、このチェックサム調整値の算出方法については後述する。
また、チェックサム調整エリア12−1は、図3においては、更新データエリア12に設けてあるが、更新データエリア12内に限るものではなく、たとえば、ハードウェアシステムの有する他のデバイスに設けることもできる。
【0023】
このようなチェックサム調整エリアをメモリデバイス10及び20以外のデバイスに設けることによっても、予め設定されたチェックサムを変更することなく、ROM内のデータやプログラムの書き換えを行うことができる。
また、更新データエリアの有するメモリデバイスにチェックサム調整エリアを設ける容量が不足している場合であっても、他のデバイスにチェックサム調整エリアを設けてデータ等の書き換えを行うこともできる。
【0024】
さらに、チェックサム調整エリア12−1は、更新前のチェックサムとは異なるチェックサムを、データ更新前に外部書き換え手段30から予め受けておき、チェックサム調整値を、その予め与えたチェックサムに一致させることができる。
チェックサム調整値をこのような方法で調整することとすると、チェックサムが予め与えられるため、チェックサム調整値を、その予め与えられたチェックサムに一致させることができる。これによって、システム管理者によるチェックサム調整値の調整が可能となる。
【0025】
なお、本発明において、更新前のチェックサムと異なるチェックサムは、更新データエリアに与えておくこととしているが、更新データエリアに限るものではなく、他のエリア(たとえば、チェックサム調整管理エリアなど)に与えておくこともできる。
【0026】
チェックサム調整管理エリア13及び23は、更新データエリア12及び22で更新されたデータ又はプログラムによって生じるチェックサム計算エリア14及び24におけるチェックサムの不一致を調整する領域である。
また、チェックサム調整管理エリア13及び23は、データが更新されるたびに、更新前のチェックサムの最小値と最大値との差分にもとづき、チェックサム調整エリア12−1の領域サイズを決定する。
【0027】
データの更新前に、チェックサム調整管理エリア13及び23において、チェックサム調整エリア12−1の領域サイズを決定することにより、領域の確保されたチェックサム調整エリア12−1にチェックサム調整値を書き込むことができる。
【0028】
なお、メモリデバイス10におけるプログラムバージョン11、更新データエリア12及びチェックサム調整管理エリア13をチェックサム計算エリア14とする。また、メモリデバイス20におけるプログラムバージョン21、更新データエリア22及びチェックサム調整管理エリア23をチェックサム計算エリア24とする。
【0029】
次に、メモリデバイスに記憶されたデータ等の書き換えに用いられる周辺装置について、図1、図2及び図3を参照して説明する。
図1に示すように、外部書き換え手段(外部入力手段)30は、メモリデバイス10のプログラムバージョン11に記憶されたプログラムをバージョンアップするときに用いられる装置であり、たとえば、ROMライタ等がある。
【0030】
図2に示すように、自己書き換え手段40は、ハードウェアシステム自身が、メモリデバイス20のプログラムバージョン21に記憶されたプログラムをバージョンアップするときに用いられる。
データ更新手段50は、更新データエリア12の更新データの書き換えに用いられる。また、チェックサム調整手段60は、更新データエリア12に書き込まれたチェックサム調整値を調整する。
【0031】
次に、本実施形態のチェックサム調整方法及びデータ更新方法について、図1、図2及び図3を参照して説明する。
メモリデバイス10のプログラムバージョン11及びメモリデバイス20のプログラムバージョン21には、それぞれにバージョンAのプログラムが書き込まれている。
【0032】
まず、メモリデバイス10内のプログラムバージョン11がバージョンアップされる場合は、外部書き換え手段30を用いて、バージョンアップされたプログラムがプログラムバージョン11に書き込まれる。なお、この書き込まれたプログラムのバージョンをバージョンBとする。
このとき、更新データエリア12及びチェックサム調整管理エリア13には、それぞれに初期データが書き込まれる。
【0033】
次いで、メモリデバイス20のプログラムバージョン21がバージョンアップされる場合は、自己書き換え手段40を用いてバージョンアップされたプログラムがプログラムバージョン11に書き込まれる。なお、この書き込まれたプログラムのバージョンをバージョンBとする。
【0034】
そして、メモリデバイス20内の更新の対象となるデータ又はプログラム、すなわち、更新データエリア22に書き込まれた更新データを更新する必要が生じたときは、その更新データが、データ更新手段50を用いて書き換えられる。
なお、更新データエリア22の更新データを更新する必要が生じたときの例としては、たとえば、自己更新をかけた履歴情報を追加するときなどがある。
【0035】
この更新データの書き換えの後、更新データエリア22の更新データのチェックサム変更分が、チェックサム調整値として、チェックサム調整手段60を用いて計算され、チェックサム調整エリア12−1に書き込まれる。
なお、書き込まれたチェックサム調整値は、更新データに記憶ミスがあるか否かを判断するとき等に用いられる。
【0036】
チェックサム調整方法をこのような方法とすれば、外部書き換え手段30を使用してバージョンBに書き換えたメモリデバイス10と、自己書き換え手段40を使用してバージョンBに書き換えたメモリデバイス20は、同じバージョンBとなり、自己書き換え手段40を使用して履歴情報が追加されたメモリデバイス20も、デバイス管理上のチェックサム(チェックサム計算エリア14及び24)が一致し、一つのバージョンとして管理できるようになる。
【0037】
次に、チェックサム調整値の算出方法について、図4を参照して説明する。
本発明におけるチェックサム調整値の算出は、ハードウェアシステム(たとえば、プリンタ)内部において自動的に行われる。
したがって、従来において外部操作によるチェックサム調整値の算出方法とはこの点で異なる。
【0038】
チェックサムの調整値の算出は、以下の方法で行うことができる。
図4に示すように、更新データエリア12は、「New Version」と、「New Release Date」と、「Old Version」と、「Old Release Date」と、「Reserved」と、「チェックサム調整エリア」との各エリアを有している。
【0039】
これらのうち、「New Version」及び「Old Version」は、20−7fhの文字列(ASCII文字)を格納するものであり、デフォルトは[20h]とする。
また、「New Release Date」及び「Old ReleaseDate」は、30−39hの文字列(数字)を格納するものであり、デフォルトは[30h]とする。
なお、「チェックサム調整エリア」は、00−ffhの文字列(ASCII文字)を格納可能とする。
【0040】
さらに、たとえば、現在のバージョンは、「New Version」(最大16バイト):2.00、及び、「New Release Date」(最大8バイト):20010101であるものとする。
また、バージョンアップ前は、「Old Version」(最大16バイト):1.00、及び、「Old Release Date」(最大8バイト):20001001であるものとする。
【0041】
そして、書き込み進行状況履歴(同図中の「Reserved」をこの履歴の管理エリアとして使用可能)は、8バイト(00h)とする。したがって、変動データ領域(更新データを格納可能な領域)は、56バイトとなる。
さらに、チェックサム調整エリア(16バイト)については、履歴管理エリアのチェックサムが一定値になるように調整する。
【0042】
更新データエリア12の各エリアをこれらのように設定した場合に、チェックサム調整値は、次のように算出することができる。
まず、更新データエリア12において使用し得る値の上限値及び下限値は、それぞれ次式によって算出される。
【0043】
使用し得る上限値=7f×10+39×8+7f×10+39×8=1370(16進数) ・・・(式1)
使用し得る下限値=20×10+30×8+20×10+30×8=700(16進数) ・・・(式2)
【0044】
ここで、チェックサム調整エリア12−1の取り得る値を最小=0、最大=ff0(16進数)とすると、更新データエリア及びチェックサム調整エリアを含めてチェックサムの取り得る値は、次式により得られる。
【0045】
A=更新データエリア上限値+チェックサム調整最小値(0)=1370(16進数) ・・・(式3)
B=更新データエリア下限値+チェックサム調整最大値(ff×10)=16f0(16進数) ・・・(式4)
【0046】
更新データエリアとチェックサム調整エリアのサムを、式3で得られたAと式4で得られたBとの中間値に設定すれば、更新データエリアが取り得る値すべてに対応できる。すなわち、
チェックサム調整一定値=(B−A)÷2+A=1530(16進数) ・・・(式5)
となる。
【0047】
したがって、更新データエリアのチェックサムとチェックサム調整エリアのサム値が式5で求められた値になるようチェックサム調整エリアに調整値を書き込む。
【0048】
次に、本実施形態のチェックサム調整方法を実現するハードウェアシステムの構成について、図5を参照して説明する。
同図は、プリンタに代表されるハードウェアシステムの構成を示すブロック図である。
【0049】
同図に示すように、本発明のチェックサム調整方法を実現可能なハードウェアシステム70は、入力装置71と、RAM72と、データ変換部73と、ROM(FLASH等)74と、CPU75とを有している。
入力装置71は、パーソナルコンピュータに代表される外部装置80からデータを入力する。なお、外部装置80が、図1に示した外部書き換え手段30に相当する。
【0050】
また、入力装置71は、外部装置80から入力したデータをRAM72へ書き込む。
このRAM72は図1に示したメモリデバイス10に相当するものである。したがって、入力装置71は、RAM72内の更新データエリア12に記憶されていたデータを更新するものであることから、図3に示したデータ更新手段50に相当する。
【0051】
データ変換部73は、RAM72から取り出したデータを、FLASHに代表されるROM74に書き込み可能なデータに変換する。そして、この変換したデータをROM74に書き込む。
なお、データ変換部73が図2に示した自己書き換え手段40に、ROM74が同図に示したメモリデバイス20に相当する。
【0052】
CPU75は、入力装置71における外部装置80からのデータ入力及びRAM72への書き込み処理を制御する。
またCPU75は、データ変換部73におけるRAM72からのデータ取り出し及びROM74へのデータ書き込み処理を制御する。
【0053】
さらに、CPU75は、RAM72内の更新データエリア12でデータが更新されたときに、チェックサム調整管理エリア13内のチェックサムを調整する。したがって、CPU75は、図3に示したチェックサム調整手段60に相当する。
また、CPU75は、ROM74内の更新データエリア12でデータが更新されたときに、チェックサム調整管理エリア13内のチェックサムを調整する。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、更新エリアを含む対象デバイス上にチェックサム調整エリアが設けられることから、ROMの管理対象となる部分のチェックサム計算エリア内のチェックサムを変えることなく、ROM内のデータ又はプログラムを書き換えることができる。
したがって、ROMの書き換え手段が多数であっても、同じ管理対象のROMとして管理することが可能になる。
【0055】
また、更新エリアを含む対象デバイス上にチェックサム調整エリアを設けられるため、更新エリアに更新要求があるたびにチェックサム調整エリアに調整値を書き込むことにより、チェックサムを予め設定した一定値に保つことができる。さらに、更新エリアの更新時チェックサム最小値と最大値の差分にもとづき、予めチェックサム調整エリアの領域サイズを決定することにより、更新後のチェックサム調整値をその領域内に書き込むことができる。
【0056】
また、更新前に予めチェックサムを与えておくことにより、チェックサム調整値を、その予め与えられたチェックサムに一致させることができる。
これによって、システム管理者によりチェックサム調整値を調整することができる。
【0057】
さらに、ハードウェアシステムの有するデバイスのうち、データ格納デバイス以外のデバイスに、チェックサム調整エリアを設け、このチェックサム調整エリアにチェックサム調整値を与えることによっても、予め設定されたチェックサムを変更することなく、ROM内のデータやプログラムの書き換えを可能とする。そして、更新データエリアの有するメモリデバイスにチェックサム調整エリアを設ける容量が不足している場合であっても、他のデバイスを用いることで、データ等の書き換えが可能となる。
【0058】
また、チェックサム調整エリアのサイズにもとづき、チェックサムを一定値に保つことが計算上不可能であるか否かを判別し、この判別の結果、計算上不可能とされたときに、表示装置においてエラーである旨を表示することにより、システム管理者は、そのエラーの発生を知ることができ、かつ、スムースにエラーに対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチェックサム調整方法を実行するメモリデバイス(ROM)におけるエリア構成を示す構成図である。
【図2】本発明のチェックサム調整方法を実行するメモリデバイス(管理用ROM)におけるエリア構成を示す構成図である。
【図3】図1のメモリデバイスにおける更新データエリアのエリア構成を示す構成図である。
【図4】図3に示す更新データエリアのエリア構成を示す構成図である。
【図5】本発明のチェックサム調整方法を実現するハードウェアシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 メモリデバイス
11 プログラムバージョン
12 更新データエリア
12−1 チェックサム調整エリア
13 チェックサム調整管理エリア
14 チェックサム計算エリア
20 メモリデバイス
21 プログラムバージョン
22 更新データエリア
23 チェックサム調整管理エリア
24 チェックサム計算エリア
30 外部書き換え手段
40 自己書き換え手段
50 データ更新手段
60 チェックサム調整手段
70 ハードウェアシステム
71 入力装置
72 RAM
73 データ変換部
74 ROM(FLASH等)
75 CPU
80 外部装置(PC等)

Claims (4)

  1. ハードウェアシステムのデータ格納デバイスに格納されたデータを外部入力手段により更新したときに、前記データのチェックサムを調整するチェックサム調整方法であって、
    前記データ格納デバイス上に、更新後のデータが書き込まれる更新データエリアを設け、
    前記データを更新したときに、この更新後のデータにもとづき更新後チェックサムを求めるとともに、更新データエリアの更新データのチェックサム変更分をチェックサム調整値として算出し、
    前記更新データエリアに、前記チェックサム調整値を書き込むチェックサム調整エリアを設け、
    前記データが更新されるたびに、チェックサムとして取り得る値の最小値と最大値との差分にもとづき、前記チェックサム調整エリアの領域サイズを決定する
    ことを特徴とするチェックサム調整方法。
  2. ハードウェアシステムのデータ格納デバイスに格納されたデータを外部入力手段により更新したときに、前記データのチェックサムを調整するチェックサム調整方法であって、
    前記データ格納デバイス上に、更新後のデータを書き込む更新データエリアを設け、
    予め、前記更新前のチェックサムとは異なるチェックサムを前記更新データエリアに与えておき、
    前記データを更新したときに、この更新後のデータにもとづき更新後チェックサムが前記予め与えたチェックサムに一致するように、チェックサム調整値を算出し、
    前記更新データエリアに、前記チェックサム調整値を書き込むチェックサム調整エリアを設け、
    前記データが更新されるたびに、チェックサムとして取り得る値の最小値と最大値との差分にもとづき、前記チェックサム調整エリアの領域サイズを決定する
    ことを特徴とするチェックサム調整方法。
  3. 前記ハードウェアシステムの有するデバイスのうち、前記データ格納デバイス以外のデバイスに、前記チェックサム調整エリアを設け、
    このチェックサム調整エリアに前記チェックサム調整値を与えた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のチェックサム調整方法。
  4. 前記データ格納デバイス以外のデバイス及び/又は前記更新データ書込エリアに設けられた前記チェックサム調整エリアのサイズにもとづき、前記チェックサムを一定値に保つことが計算上不可能であるか否かを判別し、
    この判別の結果、計算上不可能とされたときに、表示装置においてエラーである旨を表示する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のチェックサム調整方法。
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