JP2002351749A - チェックサム調整方法 - Google Patents

チェックサム調整方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定したチェックサムを変更することなく、
ROM内のデータやプログラムの書き換えや修正を行
う。 【解決手段】 メモリデバイス10の更新データエリア
12にチェックサム調整エリア12−1を設けておく。
外部書き換え手段30を用いて、プログラムバージョン
11内のプログラムがバージョンアップされ、さらに、
プログラムバージョン21内のプログラムがバージョン
アップされると、その後、必要に応じて、メモリデバイ
ス20内の更新の対象となるデータ又はプログラム、す
なわち、更新データエリア22に書き込まれた更新デー
タが、データ更新手段50を用いて書き換えられる。書
き換え後、更新データエリア22の更新データのチェッ
クサム変更分が、チェックサム調整値として、チェック
サム調整手段18を用いて計算され、チェックサム調整
エリア12−1に書き込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に記憶さ
れたデータを検査プログラムによって検査するチェック
サム調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ROM(Read only m
emory)には、データの書き換え可能な記憶デバイ
スであるFLASHをはじめ、さまざまな種類のものが
開発・利用されている。そして、ハードウェアシステム
に搭載されたROMに記憶されているプログラムやデー
タは、作成日付、バージョン、チェックサム等の情報に
よって検査・管理されている。
【0003】たとえば、ROMの記憶するデータについ
て、記憶エラーの有無を検査する場合は、検査プログラ
ムが用いられる。この検査プログラムは、そのROMの
記憶データを順次読み出して加算した総和であるチェッ
クサムを用いて検査を行う。
【0004】また、ROMを有するハードウェアシステ
ムにおいては、ROMを管理するプログラムが記憶され
ているが、この管理プログラムにも、データ管理用のチ
ェックサムが記憶されている。そして、たとえば、RO
Mの記憶データがマイクロコンピュータの制御プログラ
ムデータ等である場合は、仕様の変更などにもとづき、
制御プログラムデータの書き換えや修正が行われること
が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ROMを搭載したハードウェアシステムにおいて、この
ROMの管理を、ROMの全体又は一部のエリアのチェ
ックサムにより行う場合に、一部のエリア又はデータが
書き換えられたときは、チェックサムも変わってしまう
ため、チェックサムについても変更を要するなど、RO
Mの管理が複雑になっていた。さらに、このROM内の
プログラム等について書き換えが行われた場合は、制御
プログラムデータのチェックサムも変わってしまう。し
たがって、管理用チェックサムについても変更する必要
があった。
【0006】また、直接ROM自身を書き換える手段
と、書き換えの履歴をROM内に格納する手段とをもつ
ROMの場合、通常の手段(ROMライター等)で作成
したROMと、旧バージョンのROMに新しいバージョ
ンのROM内容に書き換えたROMとでは、書き換えた
ときに発生する履歴情報が追加されることによって、R
OM全体のチェックサムが異なっていた。このため、同
じ内容のROMであっても、ROM全体のチェックサム
が異なってしまい管理不能に陥っていた。
【0007】本発明は、かかる問題点にかんがみなされ
たものであり、ROMの管理対象となる部分のチェック
サム計算エリア内のチェックサムを変更することなく、
ROM内のデータやプログラムの書き換えや修正を行う
ことができるとともに、ROMの書き換え手段が多数で
あっても、同じ管理対象のROMとして管理することを
可能とするチェックサム調整方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のチェックサム調整方法は、
ハードウェアシステムのデータ格納デバイスに格納され
たデータを外部入力手段により更新したときに、データ
のチェックサムを調整するチェックサム調整方法であっ
て、データ格納デバイス上に、更新後のデータを書き込
む更新データエリアを設け、データを更新したときに、
この更新後のデータにもとづき更新後チェックサムを求
めるとともに、この更新後チェックサムにもとづき更新
前のチェックサムと同一の予め設定した一定値となるよ
うなチェックサム調整値を算出し、かつ、このチェック
サム調整値を更新データエリアへ書き込む方法としてあ
る。
【0009】チェックサム調整方法をこのような方法と
すると、更新エリアを含む対象デバイス上にチェックサ
ム調整エリアを設けられることから、更新データエリア
に更新要求があるたびにチェックサム調整エリアに調整
値を書き込むことにより、チェックサムを予め設定した
一定値に保つことができる。
【0010】また、請求項2記載のチェックサム調整方
法は、更新データエリアに、チェックサム調整値を書き
込むチェックサム調整エリアを設け、データが更新され
るたびに、更新前のチェックサムの最小値と最大値との
差分にもとづき、チェックサム調整エリアの領域サイズ
を決定する方法としてある。
【0011】チェックサム調整方法をこのような方法と
すれば、更新エリアの更新時チェックサム最小値と最大
値の差分にもとづき、予めチェックサム調整エリアの領
域サイズが決定されるため、更新後のチェックサム調整
値を書き込むことができる。したがって、書き込んだチ
ェックサム調整値にもとづき、予め設定したチェックサ
ムの一定値に保つことをができる。
【0012】また、請求項3記載のチェックサム調整方
法は、予め、更新前のチェックサムとは異なるチェック
サムを更新データエリアに与えておき、チェックサム調
整値を、予め与えたチェックサムに一致させる方法とし
てある。チェックサム調整方法をこのような方法とする
と、チェックサムが予め与えられるため、チェックサム
調整値を、その予め与えられたチェックサムに一致させ
ることができる。これによって、チェックサム調整値を
システム管理者により調整できる。
【0013】なお、本発明において、更新前のチェック
サムと異なるチェックサムは、更新データエリアに与え
ておくこととしているが、更新データエリアに限るもの
ではなく、他のエリア(たとえば、チェックサム調整管
理エリアなど)に与えておくこともできる。
【0014】また、請求項4記載のチェックサム調整方
法は、ハードウェアシステムの有するデバイスのうち、
データ格納デバイス以外のデバイスに、チェックサム調
整エリアを設け、このチェックサム調整エリアにチェッ
クサム調整値を与えた方法としてある。
【0015】チェックサム調整方法をこのような方法と
すれば、更新データエリア内にチェックサム調整エリア
を設けた場合と同様の効果、すなわち、予め設定された
チェックサムを変更することなく、ROM内のデータや
プログラムの書き換えを可能とする。さらに、更新デー
タエリアの有するメモリデバイスにチェックサム調整エ
リアを設ける容量が不足している場合であっても、他の
デバイスを用いることで、データ等の書き換えが可能と
なる。
【0016】また、請求項5記載のチェックサム調整方
法は、データ格納デバイス以外のデバイス及び/又は更
新データ書込エリアに設けられたチェックサム調整エリ
アのサイズにもとづき、チェックサムを一定値に保つこ
とが計算上不可能であるか否かを判別し、この判別の結
果、計算上不可能とされたときに、表示装置においてエ
ラーである旨を表示する方法としてある。
【0017】チェックサム調整方法をこのような方法と
すれば、ハードウェアシステムのシステム管理者は、チ
ェックサム調整エリアのサイズが小さいために、チェッ
クサムを一定値に保つことの計算が不可能となっている
ことを知ることができる。このため、このエラーへの対
応をスムースに行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。まず、本発明のチェック
サム調整方法及びこのチェックサム調整方法が実行され
るメモリデバイスの実施形態について、図1及び図2を
参照して説明する。図1及び図2は、それぞれ本実施形
態のメモリデバイス(ROM)及びメモリデバイス(管
理用ROM)におけるエリア構成を示す構成図である。
なお、本発明において、データ格納デバイスには、メモ
リデバイス(ROM)及びメモリデバイス(管理用RO
M)が含まれるものとする。
【0019】図1に示すように、メモリデバイス10
(ROM)には、プログラムバージョン11と、更新デ
ータエリア12と、チェックサム調整管理エリア13と
が設けられる。また、図2に示すように、メモリデバイ
ス20(管理用ROM)には、プログラムバージョン2
1と、更新データエリア22と、チェックサム調整管理
エリア23とが設けられる。
【0020】ここで、プログラムバージョン11及び2
1は、プログラムやデータ等が書き込まれる領域であ
る。更新データエリア12及び22は、更新しようとす
るデータ(更新データ)やプログラムが書き込まれる領
域である。
【0021】また、更新データエリア12には、図3に
示すように、チェックサム調整エリア12−1が設けら
れる。チェックサム調整エリア12−1は、チェックサ
ム調整値が書き込まれる領域である。
【0022】チェックサム調整値とは、データ更新前に
予め設定されチェックサム調整管理エリア13及び23
に書き込まれたチェックサムを一定値とするために、更
新後のデータのチェックサムを調整する値である。な
お、このチェックサム調整値の算出方法については後述
する。また、チェックサム調整エリア12−1は、図3
においては、更新データエリア12に設けてあるが、更
新データエリア12内に限るものではなく、たとえば、
ハードウェアシステムの有する他のデバイスに設けるこ
ともできる。
【0023】このようなチェックサム調整エリアをメモ
リデバイス10及び20以外のデバイスに設けることに
よっても、予め設定されたチェックサムを変更すること
なく、ROM内のデータやプログラムの書き換えを行う
ことができる。また、更新データエリアの有するメモリ
デバイスにチェックサム調整エリアを設ける容量が不足
している場合であっても、他のデバイスにチェックサム
調整エリアを設けてデータ等の書き換えを行うこともで
きる。
【0024】さらに、チェックサム調整エリア12−1
は、更新前のチェックサムとは異なるチェックサムを、
データ更新前に外部書き換え手段30から予め受けてお
き、チェックサム調整値を、その予め与えたチェックサ
ムに一致させることができる。チェックサム調整値をこ
のような方法で調整することとすると、チェックサムが
予め与えられるため、チェックサム調整値を、その予め
与えられたチェックサムに一致させることができる。こ
れによって、システム管理者によるチェックサム調整値
の調整が可能となる。
【0025】なお、本発明において、更新前のチェック
サムと異なるチェックサムは、更新データエリアに与え
ておくこととしているが、更新データエリアに限るもの
ではなく、他のエリア(たとえば、チェックサム調整管
理エリアなど)に与えておくこともできる。
【0026】チェックサム調整管理エリア13及び23
は、更新データエリア12及び22で更新されたデータ
又はプログラムによって生じるチェックサム計算エリア
14及び24におけるチェックサムの不一致を調整する
領域である。また、チェックサム調整管理エリア13及
び23は、データが更新されるたびに、更新前のチェッ
クサムの最小値と最大値との差分にもとづき、チェック
サム調整エリア12−1の領域サイズを決定する。
【0027】データの更新前に、チェックサム調整管理
エリア13及び23において、チェックサム調整エリア
12−1の領域サイズを決定することにより、領域の確
保されたチェックサム調整エリア12−1にチェックサ
ム調整値を書き込むことができる。
【0028】なお、メモリデバイス10におけるプログ
ラムバージョン11、更新データエリア12及びチェッ
クサム調整管理エリア13をチェックサム計算エリア1
4とする。また、メモリデバイス20におけるプログラ
ムバージョン21、更新データエリア22及びチェック
サム調整管理エリア23をチェックサム計算エリア24
とする。
【0029】次に、メモリデバイスに記憶されたデータ
等の書き換えに用いられる周辺装置について、図1、図
2及び図3を参照して説明する。図1に示すように、外
部書き換え手段(外部入力手段)30は、メモリデバイ
ス10のプログラムバージョン11に記憶されたプログ
ラムをバージョンアップするときに用いられる装置であ
り、たとえば、ROMライタ等がある。
【0030】図2に示すように、自己書き換え手段40
は、ハードウェアシステム自身が、メモリデバイス20
のプログラムバージョン21に記憶されたプログラムを
バージョンアップするときに用いられる。データ更新手
段50は、更新データエリア12の更新データの書き換
えに用いられる。また、チェックサム調整手段60は、
更新データエリア12に書き込まれたチェックサム調整
値を調整する。
【0031】次に、本実施形態のチェックサム調整方法
及びデータ更新方法について、図1、図2及び図3を参
照して説明する。メモリデバイス10のプログラムバー
ジョン11及びメモリデバイス20のプログラムバージ
ョン21には、それぞれにバージョンAのプログラムが
書き込まれている。
【0032】まず、メモリデバイス10内のプログラム
バージョン11がバージョンアップされる場合は、外部
書き換え手段30を用いて、バージョンアップされたプ
ログラムがプログラムバージョン11に書き込まれる。
なお、この書き込まれたプログラムのバージョンをバー
ジョンBとする。このとき、更新データエリア12及び
チェックサム調整管理エリア13には、それぞれに初期
データが書き込まれる。
【0033】次いで、メモリデバイス20のプログラム
バージョン21がバージョンアップされる場合は、自己
書き換え手段40を用いてバージョンアップされたプロ
グラムがプログラムバージョン11に書き込まれる。な
お、この書き込まれたプログラムのバージョンをバージ
ョンBとする。
【0034】そして、メモリデバイス20内の更新の対
象となるデータ又はプログラム、すなわち、更新データ
エリア22に書き込まれた更新データを更新する必要が
生じたときは、その更新データが、データ更新手段50
を用いて書き換えられる。なお、更新データエリア22
の更新データを更新する必要が生じたときの例として
は、たとえば、自己更新をかけた履歴情報を追加すると
きなどがある。
【0035】この更新データの書き換えの後、更新デー
タエリア22の更新データのチェックサム変更分が、チ
ェックサム調整値として、チェックサム調整手段60を
用いて計算され、チェックサム調整エリア12−1に書
き込まれる。なお、書き込まれたチェックサム調整値
は、更新データに記憶ミスがあるか否かを判断するとき
等に用いられる。
【0036】チェックサム調整方法をこのような方法と
すれば、外部書き換え手段30を使用してバージョンB
に書き換えたメモリデバイス10と、自己書き換え手段
40を使用してバージョンBに書き換えたメモリデバイ
ス20は、同じバージョンBとなり、自己書き換え手段
40を使用して履歴情報が追加されたメモリデバイス2
0も、デバイス管理上のチェックサム(チェックサム計
算エリア14及び24)が一致し、一つのバージョンと
して管理できるようになる。
【0037】次に、チェックサム調整値の算出方法につ
いて、図4を参照して説明する。本発明におけるチェッ
クサム調整値の算出は、ハードウェアシステム(たとえ
ば、プリンタ)内部において自動的に行われる。したが
って、従来において外部操作によるチェックサム調整値
の算出方法とはこの点で異なる。
【0038】チェックサムの調整値の算出は、以下の方
法で行うことができる。図4に示すように、更新データ
エリア12は、「New Version」と、「Ne
w Release Date」と、「Old Ver
sion」と、「Old Release Date」
と、「Reserved」と、「チェックサム調整エリ
ア」との各エリアを有している。
【0039】これらのうち、「New Versio
n」及び「Old Version」は、20−7fh
の文字列(ASCII文字)を格納するものであり、デ
フォルトは[20h]とする。また、「New Rel
ease Date」及び「Old ReleaseD
ate」は、30−39hの文字列(数字)を格納する
ものであり、デフォルトは[30h]とする。なお、
「チェックサム調整エリア」は、00−ffhの文字列
(ASCII文字)を格納可能とする。
【0040】さらに、たとえば、現在のバージョンは、
「New Version」(最大16バイト):2.
00、及び、「New Release Date」
(最大8バイト):20010101であるものとす
る。また、バージョンアップ前は、「Old Vers
ion」(最大16バイト):1.00、及び、「Ol
d Release Date」(最大8バイト):2
0001001であるものとする。
【0041】そして、書き込み進行状況履歴(同図中の
「Reserved」をこの履歴の管理エリアとして使
用可能)は、8バイト(00h)とする。したがって、
変動データ領域(更新データを格納可能な領域)は、5
6バイトとなる。さらに、チェックサム調整エリア(1
6バイト)については、履歴管理エリアのチェックサム
が一定値になるように調整する。
【0042】更新データエリア12の各エリアをこれら
のように設定した場合に、チェックサム調整値は、次の
ように算出することができる。まず、更新データエリア
12において使用し得る値の上限値及び下限値は、それ
ぞれ次式によって算出される。
【0043】 使用し得る上限値=7f×10+39×8+7f×10+39×8=1370 (16進数) ・・・(式1) 使用し得る下限値=20×10+30×8+20×10+30×8=700( 16進数) ・・・(式2)
【0044】ここで、チェックサム調整エリア12−1
の取り得る値を最小=0、最大=ff0(16進数)と
すると、更新データエリア及びチェックサム調整エリア
を含めてチェックサムの取り得る値は、次式により得ら
れる。
【0045】 A=更新データエリア上限値+チェックサム調整最小値(0)=1370(1 6進数) ・・・(式3) B=更新データエリア下限値+チェックサム調整最大値(ff×10)=16 f0(16進数) ・・・(式4)
【0046】更新データエリアとチェックサム調整エリ
アのサムを、式3で得られたAと式4で得られたBとの
中間値に設定すれば、更新データエリアが取り得る値す
べてに対応できる。すなわち、 チェックサム調整一定値=(B−A)÷2+A=1530(16進数) ・ ・・(式5) となる。
【0047】したがって、更新データエリアのチェック
サムとチェックサム調整エリアのサム値が式5で求めら
れた値になるようチェックサム調整エリアに調整値を書
き込む。
【0048】次に、本実施形態のチェックサム調整方法
を実現するハードウェアシステムの構成について、図5
を参照して説明する。同図は、プリンタに代表されるハ
ードウェアシステムの構成を示すブロック図である。
【0049】同図に示すように、本発明のチェックサム
調整方法を実現可能なハードウェアシステム70は、入
力装置71と、RAM72と、データ変換部73と、R
OM(FLASH等)74と、CPU75とを有してい
る。入力装置71は、パーソナルコンピュータに代表さ
れる外部装置80からデータを入力する。なお、外部装
置80が、図1に示した外部書き換え手段30に相当す
る。
【0050】また、入力装置71は、外部装置80から
入力したデータをRAM72へ書き込む。このRAM7
2は図1に示したメモリデバイス10に相当するもので
ある。したがって、入力装置71は、RAM72内の更
新データエリア12に記憶されていたデータを更新する
ものであることから、図3に示したデータ更新手段50
に相当する。
【0051】データ変換部73は、RAM72から取り
出したデータを、FLASHに代表されるROM74に
書き込み可能なデータに変換する。そして、この変換し
たデータをROM74に書き込む。なお、データ変換部
73が図2に示した自己書き換え手段40に、ROM7
4が同図に示したメモリデバイス20に相当する。
【0052】CPU75は、入力装置71における外部
装置80からのデータ入力及びRAM72への書き込み
処理を制御する。またCPU75は、データ変換部73
におけるRAM72からのデータ取り出し及びROM7
4へのデータ書き込み処理を制御する。
【0053】さらに、CPU75は、RAM72内の更
新データエリア12でデータが更新されたときに、チェ
ックサム調整管理エリア13内のチェックサムを調整す
る。したがって、CPU75は、図3に示したチェック
サム調整手段60に相当する。また、CPU75は、R
OM74内の更新データエリア12でデータが更新され
たときに、チェックサム調整管理エリア13内のチェッ
クサムを調整する。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、更新エ
リアを含む対象デバイス上にチェックサム調整エリアが
設けられることから、ROMの管理対象となる部分のチ
ェックサム計算エリア内のチェックサムを変えることな
く、ROM内のデータ又はプログラムを書き換えること
ができる。したがって、ROMの書き換え手段が多数で
あっても、同じ管理対象のROMとして管理することが
可能になる。
【0055】また、更新エリアを含む対象デバイス上に
チェックサム調整エリアを設けられるため、更新エリア
に更新要求があるたびにチェックサム調整エリアに調整
値を書き込むことにより、チェックサムを予め設定した
一定値に保つことができる。さらに、更新エリアの更新
時チェックサム最小値と最大値の差分にもとづき、予め
チェックサム調整エリアの領域サイズを決定することに
より、更新後のチェックサム調整値をその領域内に書き
込むことができる。
【0056】また、更新前に予めチェックサムを与えて
おくことにより、チェックサム調整値を、その予め与え
られたチェックサムに一致させることができる。これに
よって、システム管理者によりチェックサム調整値を調
整することができる。
【0057】さらに、ハードウェアシステムの有するデ
バイスのうち、データ格納デバイス以外のデバイスに、
チェックサム調整エリアを設け、このチェックサム調整
エリアにチェックサム調整値を与えることによっても、
予め設定されたチェックサムを変更することなく、RO
M内のデータやプログラムの書き換えを可能とする。そ
して、更新データエリアの有するメモリデバイスにチェ
ックサム調整エリアを設ける容量が不足している場合で
あっても、他のデバイスを用いることで、データ等の書
き換えが可能となる。
【0058】また、チェックサム調整エリアのサイズに
もとづき、チェックサムを一定値に保つことが計算上不
可能であるか否かを判別し、この判別の結果、計算上不
可能とされたときに、表示装置においてエラーである旨
を表示することにより、システム管理者は、そのエラー
の発生を知ることができ、かつ、スムースにエラーに対
応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチェックサム調整方法を実行するメモ
リデバイス(ROM)におけるエリア構成を示す構成図
である。
【図2】本発明のチェックサム調整方法を実行するメモ
リデバイス(管理用ROM)におけるエリア構成を示す
構成図である。
【図3】図1のメモリデバイスにおける更新データエリ
アのエリア構成を示す構成図である。
【図4】図3に示す更新データエリアのエリア構成を示
す構成図である。
【図5】本発明のチェックサム調整方法を実現するハー
ドウェアシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 メモリデバイス 11 プログラムバージョン 12 更新データエリア 12−1 チェックサム調整エリア 13 チェックサム調整管理エリア 14 チェックサム計算エリア 20 メモリデバイス 21 プログラムバージョン 22 更新データエリア 23 チェックサム調整管理エリア 24 チェックサム計算エリア 30 外部書き換え手段 40 自己書き換え手段 50 データ更新手段 60 チェックサム調整手段 70 ハードウェアシステム 71 入力装置 72 RAM 73 データ変換部 74 ROM(FLASH等) 75 CPU 80 外部装置(PC等)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 友浩 三重県度会郡玉城町野篠字又兵衛704番地 19 京セラ株式会社三重工場玉城ブロック 内 Fターム(参考) 5B001 AA14 AB01 AD00 AE02 5B018 GA01 HA13 NA06 QA15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードウェアシステムのデータ格納デバ
    イスに格納されたデータを外部入力手段により更新した
    ときに、前記データのチェックサムを調整するチェック
    サム調整方法であって、 前記データ格納デバイス上に、更新後のデータを書き込
    む更新データエリアを設け、 前記データを更新したときに、この更新後のデータにも
    とづき更新後チェックサムを求めるとともに、この更新
    後チェックサムにもとづき更新前のチェックサムと同一
    の予め設定した一定値となるようなチェックサム調整値
    を算出し、かつ、このチェックサム調整値を前記更新デ
    ータエリアへ書き込むことを特徴とするチェックサム調
    整方法。
  2. 【請求項2】 前記更新データエリアに、前記チェック
    サム調整値を書き込むチェックサム調整エリアを設け、 前記データが更新されるたびに、更新前のチェックサム
    の最小値と最大値との差分にもとづき、前記チェックサ
    ム調整エリアの領域サイズを決定することを特徴とする
    請求項1記載のチェックサム調整方法。
  3. 【請求項3】 予め、前記更新前のチェックサムとは異
    なるチェックサムを前記更新データエリアに与えてお
    き、 前記チェックサム調整値を、予め与えたチェックサムに
    一致させることを特徴とする請求項1又は2記載のチェ
    ックサム調整方法。
  4. 【請求項4】 前記ハードウェアシステムの有するデバ
    イスのうち、前記データ格納デバイス以外のデバイス
    に、前記チェックサム調整エリアを設け、 このチェックサム調整エリアに前記チェックサム調整値
    を与えたことを特徴とする請求項1,2又は3記載のチ
    ェックサム調整方法。
  5. 【請求項5】 前記データ格納デバイス以外のデバイス
    及び/又は前記更新データ書込エリアに設けられた前記
    チェックサム調整エリアのサイズにもとづき、前記チェ
    ックサムを一定値に保つことが計算上不可能であるか否
    かを判別し、 この判別の結果、計算上不可能とされたときに、表示装
    置においてエラーである旨を表示することを特徴とする
    請求項1,2,3又は4記載のチェックサム調整方法。
JP2001154979A 2001-05-24 2001-05-24 チェックサム調整方法 Expired - Fee Related JP4160736B2 (ja)

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US8474045B2 (en) 2009-04-14 2013-06-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of detecting program attacks

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